JP2009135858A - スピーカ - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、歪みを低減させる構造のスピーカにおいて中高音域の周波数特性の乱れを低減させることを目的とする。
【解決手段】この目的を達成するために本発明は、第二のエッジ17の磁気回路体10側の面とサスペンションホルダ18とボイスコイル体12外周面と磁気回路体10とフレーム9とで囲まれた第一の空間20をスピーカ外部の大気に対し気密状態とし、少なくとも第一の空間20をエアサスペンションとして機能させ、ボイスコイル体12を第一のエッジ16と第二のエッジ17に加え、第一の空間20内の気体のバネ性を利用して支持する構成としたので、第一のエッジ16と第二のエッジ17のヤング率を同等かつ低く設定することができる。この結果、音声再生時において第一のエッジ16に接続された振動板15の変形を低減させることができ、中高音域の周波数特性の乱れを低減させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、スピーカに関するものである。
近年、スピーカの音声再生時に生じる歪みを低減させることを目的とし、数多くの構造が提案されている。
例えば、図3に示される従来のスピーカは、磁気回路体1が形成する磁気ギャップ2にコイル部分が可動可能に配置されたボイスコイル体3と、このボイスコイル体3のボイスコイルボビンの外周面に接続されるとともに第一のエッジ4を介してフレーム5と接続された振動板6と、この振動板6よりも磁気回路体1側に設けられ、ボイスコイル体3の側面に接続されるとともに第二のエッジ7を介してフレーム5と接続されたダンパー8とを備え、第一のエッジ4と第二のエッジ7の突出方向を逆方向に設けた構造とすることで、振動板6の上下方向の振幅に対称性を持たせ、スピーカにおける歪みを低減させていた。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、特許文献1が挙げられる。
特開2007−88674号公報
上記スピーカにおいて、音声再生時に生じる歪みを低減させるためには、振動板6の上下方向の振幅に対称性を持たせることが重要であり、第一のエッジ4のヤング率とダンパー8及び第二のエッジ7で形成する複合体のヤング率を略同等とすることが好ましい。
ここで、第一のエッジ4と、ダンパー8及び第二のエッジ7で形成する複合体は、ボイスコイル体3を支持するために十分な剛性が必要であり、高いヤング率を有するものであるため、第一のエッジ4はボイスコイル体3の上下方向への振幅を追従して変形することが難しいものであった。この結果、音声再生時において、第一のエッジ4に接続された振動板6が変形し、中高音域における周波数特性の乱れが生じてしまうという課題があった。
この課題に対し、第一のエッジ4のヤング率を小さくすることで対応を図ると、前述したように第一のエッジ4のヤング率とダンパー8及び第二のエッジ7で形成する複合体のヤング率を略同等とすることが好ましいため、ダンパー8及び第二のエッジ7で形成する複合体のヤング率も小さくする必要がある。しかしながら、このようにヤング率を小さくした第一のエッジ4と、ダンパー8及び第二のエッジ7で形成する複合体とではボイスコイル体3を十分に支持することは不可能であった。
そこで、本発明は、音声再生時の歪みを低減させる構造のスピーカにおいて、第一のエッジと第二のエッジのヤング率を小さくした状態においてもボイスコイル体を支持することを可能とし、中高音域の周波数特性の乱れを低減させることを目的とする。
そして、この目的を達成するために本発明は、フレームと、このフレームに支持された磁気回路体と、この磁気回路体が形成する磁気ギャップ内にそのコイル部分が可動自在に配置されたボイスコイル体と、このボイスコイル体のボイスコイルボビンの開口部を塞ぐように設けられたダストキャップと、前記ボイスコイル体のボイスコイルボビン外周面にその内周部が接続された振動板と、この振動板の外周部にその内周端側が接続されるとともに、その外周端側が前記フレームに接続された第一のエッジと、前記振動板よりも前記磁気回路体側に設けられ、前記ボイスコイル体のボイスコイルボビン外周面にサスペンションホルダを介してその内周端側が接続されるとともにその外周端側が前記フレームに接続された第二のエッジとを備え、この第二のエッジの前記磁気回路体側の面と前記サスペンションホルダと前記ボイスコイル体外周面と前記磁気回路体と前記フレームとで囲まれた第一の空間をスピーカ外部の大気に対し気密状態とし、少なくとも前記第一の空間をエアサスペンションとして機能させたスピーカとしたものである。
本発明によると、歪みを低減させる構造のスピーカにおいて中高音域の周波数特性の乱れを低減させることができる。
これは、この第二のエッジの磁気回路体側の面とサスペンションホルダとボイスコイル体外周面と磁気回路体とフレームとで囲まれた空間をスピーカ外部の大気に対し気密状態とし、この空間をエアサスペンションとして機能させたことによる。
すなわち、本発明では、第一のエッジと第二のエッジに加え、第二のエッジの磁気回路体側の面とサスペンションホルダとボイスコイル体外周面と磁気回路体とフレームとで囲まれた空間内の気体のバネ性を利用してボイスコイル体を支持する構成としており、従来のスピーカに比べ、ボイスコイル体を支持するために第一のエッジと第二のエッジにかかる負荷を軽減することができる。したがって、第一のエッジと第二のエッジを低いヤング率にて略同等に設定した場合においてもボイスコイル体を支持することが可能となる。
この結果、音声再生時において、第一のエッジに接続された振動板の変形を低減させることができ、中高音域における周波数特性の乱れを低減させることができるのである。
以下、本発明の実施の形態1におけるスピーカの構成について図面を用いて説明する。
図1において示すように、本実施形態におけるスピーカのフレーム9は、有底円筒状のフレーム下部9aと、このフレーム下部9aよりも大径であり有底皿状のフレーム上部9bとを重ね合わせた形状をなしており、フレーム上部9bには、外気へと通ずる複数の開口部9cが設けられている。
磁気回路体10は、フレーム下部9aの底部中央に配置されており、円板状のプレート10a、円板状のマグネット10b、及び円筒状のヨーク10cを組み合わせて接着することにより形成されている。また、この磁気回路体10は、プレート10aの外周側面からヨーク10cの内周側面に向けて円筒状の磁気ギャップ11を形成している。
ボイスコイル体12は、円筒状のボイスコイルボビン12aとこのボイスコイルボビン12aの外周面に巻き付けられたコイル12bとで構成されており、コイル12bが磁気ギャップ11に対して可動自在に配置されている。このボイスコイル体12上方には、ボイスコイルボビン12aの上部開口部を覆うように半球状のダストキャップ13を振動板15と接続させて配置しており、粉塵や水分等がボイスコイル体12の上部開口部を通って磁気ギャップ11に侵入することを防止している。なお、コイル12bの金糸線14は、ボイスコイル体12の上部から、フレーム9の外部へと引き出されている。
振動板15は、コーン形状をなしており、その内周部がボイスコイル体12の外周面に接続されている。この振動板15は、スピーカの音声再生時に上下方向に振動することで音を発生する部分であり、高い剛性と内部損失を両立したパルプおよび樹脂を主な材料としたものである。
第一のエッジ16の内周端側は、振動板15の外周部に接続されており、音声再生時に振動板15に可動負荷を与えないように、第一のエッジ16は発泡ウレタン樹脂、発泡ゴム、SBRゴムなどの材料で形成されている。さらに、この第一のエッジ16は、外周端側をフレーム上部9bの内周面上端付近に接続されており、フレーム9にて支持された構成となっている。
第二のエッジ17は、振動板15よりも磁気回路体10側に配置されている。この第二のエッジ17の内周端側は、ボイスコイルボビン12aの外周面とサスペンションホルダ18を介して接続されており、さらに第二のエッジ17の外周端側はフレーム9に接続されている。
また、これら第一のエッジ16と第二のエッジ17の形状は、図1に示すがごとく、互いに対称相似形状となっている。すなわち、第一のエッジ16が上方に突出した断面半円形状となっていることに対し、第二のエッジ17はその反対側である磁気回路体10方向に突出した断面半円形状となっている。なお、これら第一のエッジ16及び第二のエッジ17のヤング率は略同等の値としている。
このように、第一のエッジ16と第二のエッジ17の形状をそれぞれ逆方向に突出する形状とするとともにヤング率を略同等の値としたことにより、第一のエッジ16と第二のエッジ17とがボイスコイル体12から受ける上下方向への可動負荷が近似することになる。
したがって、本実施形態のスピーカにおいては、振動板15の上、下方向への可動に対称性を持たせることができ、その結果、再生される音声に含まれる歪みを低減することができる。
なお、ダンパーの可動負荷の非直線性や非対称性は、スピーカの音声再生時に含まれる歪みの発生の一因となるため、本実施形態のスピーカではダンパーを排除した構成としている。
ここで、第一のエッジ16、振動板15、ボイスコイル体12、サスペンションホルダ18の上面、第二のエッジ17の上面、及びフレーム上部9bとで囲まれた連通空間19と、第二のエッジ17の磁気回路体10側の面、サスペンションホルダ18の下面、ボイスコイル体12の外周面、磁気回路体10の一部であるヨーク10c、フレーム下部9aとで囲まれた第一の空間20に関して述べる。
まず、連通空間19は、第一のエッジ16、振動板15、ボイスコイル体12、サスペンションホルダ18の上面、第二のエッジ17の上面、及びフレーム上部9bにて形成されるものであるが、前述したようにフレーム上部9bには複数の開口部9cが設けられているため、連通空間19は外気と連通した状態となっている。
一方、第一の空間20は、フレーム下部9aには開口部を設けておらず、外気と連通した状態とはなっていない。すなわち、第一の空間20からフレーム9外部への空気漏洩はなく、第一の空間20はスピーカ外部の大気に対し気密状態となっている。
なお、磁気ギャップ11部分の拡大図である図2に示すように、本実施形態におけるスピーカは、ボイスコイル体12をプレート10aとヨーク10cに接触しないように挿入しているため、プレート10aとヨーク10cとの間に僅かな隙間21が存在している。この隙間21を介して図2の矢印で示すように、第一の空間20内の気体が、ダストキャップ13、ボイスコイル体12、磁気回路体10の一部であるプレート10a、振動板15にて形成された第二の空間22へと出入りすることが考えられるが、第一の空間20と同様にこの第二の空間22を外気と連通させるための開口部は設けられていないため、第二の空間22からスピーカ外部への空気漏洩はない。
したがって、第一の空間20から第二の空間22への気体の行き来はありうるが、第一の空間20及び第二の空間22ともにフレーム9外部への空気漏洩はなく、これら第一の空間20及び第二の空間22を合わせた空間23は密閉された状態となっており、スピーカ外部の大気に対し気密状態となっている。
以下、本発明の実施の形態1におけるスピーカの動作及び効果について説明する。
前述のように構成されたスピーカのボイスコイル体12に、音声信号を付加した交流電流を流すと、磁気回路体10が形成する磁気ギャップ11と反応し、ボイスコイル体12には駆動力が発生する。この駆動方向はフレミングの左手の法則に従い、ボイスコイル体12は上下方向に変動する。そして、このボイスコイル体12の変動により、ボイスコイル体12に接続された振動板15が振動し、空気を動かすことでスピーカから音声が発生する仕組みとなっている。
ここで、第一のエッジ16及び第二のエッジ17はボイスコイル体12を支持する構成となっているため、本来、第一のエッジ16及び第二のエッジ17のヤング率を高く設定し、第一のエッジ16及び第二のエッジ17の剛性を高くすることが望ましかった。
しかしながら、第一のエッジ16のヤング率を高く設定すると、第一のエッジ16はボイスコイル体12の上下方向への振幅を追従して十分に変形することができず、この結果、第一のエッジ16に接続された振動板15に変形が生じ、中高音域における周波数特性の乱れを引き起こしてしまうという課題が発生していた。
そこで、本実施形態では、第二のエッジ17の磁気回路体10側の面とサスペンションホルダ18とボイスコイル体12外周面と磁気回路体10とフレーム9とで囲まれた第一の空間20をスピーカ外部の大気に対して気密状態としたのである。
すなわち、前述したように第一の空間20及び第二の空間22を合わせた空間23を密閉空間とし、第一の空間20をスピーカ外部の大気に対して気密状態とすると、第一の空間20内部の気体がバネとしての機能を発揮し、第一の空間20はエアサスペンションとして機能する。この結果、ボイスコイル体12は、第一のエッジ16と第二のエッジ17に加え、第一の空間20のバネ性を利用して支持されることとなり、第一のエッジ16及び第二のエッジ17にかかる負荷が軽減される。
したがって、第一のエッジ16及び第二のエッジ17のヤング率を略同等かつ低い値にて設定することが可能となる。このようにヤング率を低く設定した第一のエッジ16は、ボイスコイル体12の上下方向の振幅を追従して好適に変形するため、第一のエッジに接続された振動板15の変形は低減される。この結果、中高音域における周波数特性の乱れを低減させることができるのである。
また、本実施形態では、隙間21を介して第一の空間20と第二の空間22とが連通した状態となっており、さらに第二の空間22も第一の空間20と同様にスピーカ外部の大気に対して気密状態となっている。このように、第一の空間20と連通した空間をスピーカ外部の大気に対して気密状態とすることにより、第一の空間20、及び第一の空間20と連通した空間とをエアサスペンションとして機能させることができる。すなわち、本実施形態においては、第二の空間22を大気に対して気密状態とし、第一の空間20と第二の空間22を合わせた空間(空間23)を密閉状態とすることにより、第一の空間20に加え、第二の空間22もエアサスペンションとして機能させている。
なお、本実施形態ではダストキャップ13の外周端を振動板15に接続させた構成としたが、これ以外にもダストキャップ13の外周端をボイスコイルボビン12aの上端部に接続させ、第二の空間22をダストキャップ13、ボイスコイル体12、磁気回路体10の一部であるプレート10aにて構成しても同様の効果が得られる。
また、第二のエッジ17を振動板15と反対方向に突出する形状とし、第一のエッジ16を第二のエッジ17に対して反対方向に突出する形状とすることが望ましい。
このように、第一のエッジ16と第二のエッジ17の突出方向を互いに逆方向となるように設けた場合、振動板15の上下方向の変動は、突出方向を互いに同じ方向となるように設けた場合に比べ、上下どちらか一方に変動しやすくなるということがなくなり、対称性を持つことになる。この結果、音声再生時における歪みの発生を低減させることができる。
さらに、第一のエッジ16と第二のエッジ17の形状を対称相似形状とすれば、振動板15の上下方向の変動の対称性が向上し、音声再生時における歪みの発生をより低減できるものとなる。
また、第一の空間20を形成する部材同士の接着には変成シリコーンを含む接着剤を用いることが望ましい。
ここで、第一の空間20は、フレーム9、第二のエッジ17、サスペンションホルダ18、ボイスコイル体12の各部材同士を接着剤により接着させることで形成されるのだが、この第一の空間20をエアサスペンションとして十分に機能させるためには接着部からスピーカ外部への空気漏れを極力抑える必要がある。
このため、乾燥後の体積変化が殆んど無い変成シリコーンを主成分とした接着剤を用いると、接着剤乾燥後における空気孔の発生を低減させることができ、部材同士の接着部からスピーカ外部への空気漏れの可能性を低減させることができるのである。
また、第一の空間20の部材同士の接着に加え、第二の空間22を形成する部材同士の接着にも変成シリコーンを含む接着剤を用いることが望ましい。
すなわち、本発明において第二の空間22を形成するダストキャップ13、振動板15、ボイスコイル体12の各部材同士の接着にも変成シリコーンを主成分とした接着剤を用いれば、接着部からスピーカ外部への空気漏れの可能性を低減させることができ、第一の空間20と第二の空間22にて形成される空間23の密閉性を高めることができる。この結果、空間23内部の気体のバネ性を高めることができるのである。
また、第一のエッジ16と第二のエッジ17の間のフレーム上部9bにおいて、開口部9cが設けられていることが望ましい。
すなわち、本実施形態のスピーカでは第一の空間20を密閉した構造としているが、この状態においてさらに連通空間19を密閉した場合、振動板15とフレーム9にて囲まれる全ての空間は密閉された構造となってしまう。この結果、振動板15とフレーム9にて囲まれる空間のバネ性によって、音声再生時の振動板15の上下方向への振動を抑制してしまうことになる。
このように振動板15の上下方向への振動を抑制してしまうと、スピーカからの低音域出力を低減させるため、本実施形態ではフレーム上部9bにおいて開口部9cを設け、連通空間19を密閉せずに外気と連通した状態としているのである。
なお、本実施形態では、スピーカの音声再生時に含まれる歪みを低減するためにダンパーを排除した構成としたが、第二のエッジの内周端側がダンパーを介してボイスコイル体と接続された構成のスピーカにおいても、ダンパーを気体が通らない材料で構成すれば、第二のエッジの磁気回路体側の面とダンパーとボイスコイル体外周面と磁気回路体とフレームとで囲まれた空間をスピーカ外部の大気に対して気密状態とすることができ、本実施形態と同様の効果を得ることが可能である。
本発明は、再生時の歪みを低減する構造のスピーカにおいて、気体のバネ性を利用することにより、ボイスコイル体を支持する第一のエッジと第二のエッジのヤング率を同等かつ低く設定することが可能となる。
この結果、音声再生時の歪みを低減させることができるとともに、中高音域の周波数特性の乱れを低減させることができ、各種音響機器に有用なものとなる。
本発明の実施形態におけるスピーカの断面図 本発明の実施形態におけるスピーカの磁気ギャップ部分の拡大図 従来のスピーカの断面図
符号の説明
9 フレーム
9a フレーム下部
9b フレーム上部
9c 開口部
10 磁気回路体
10a プレート
10b マグネット
10c ヨーク
11 磁気ギャップ
12 ボイスコイル体
12a ボイスコイルボビン
12b コイル
13 ダストキャップ
14 金糸線
15 振動板
16 第一のエッジ
17 第二のエッジ
18 サスペンションホルダ
19 連通空間
20 第一の空間
21 隙間
22 第二の空間
23 空間

Claims (8)

  1. フレームと、
    このフレームに支持された磁気回路体と、
    この磁気回路体が形成する磁気ギャップ内にそのコイル部分が可動自在に配置されたボイスコイル体と、
    このボイスコイル体のボイスコイルボビンの開口部を塞ぐように設けられたダストキャップと、
    前記ボイスコイル体のボイスコイルボビン外周面にその内周部が接続された振動板と、
    この振動板の外周部にその内周端側が接続されるとともに、その外周端側が前記フレームに接続された第一のエッジと、
    前記振動板よりも前記磁気回路体側に設けられ、前記ボイスコイル体のボイスコイルボビン外周面にサスペンションホルダを介してその内周端側が接続されるとともにその外周端側が前記フレームに接続された第二のエッジとを備え、
    この第二のエッジの前記磁気回路体側の面と前記サスペンションホルダと前記ボイスコイル体外周面と前記磁気回路体と前記フレームとで囲まれた第一の空間をスピーカ外部の大気に対し気密状態とし、少なくとも前記第一の空間をエアサスペンションとして機能させたスピーカ。
  2. 前記第一の空間と連通した第二の空間をスピーカ外部の大気に対し気密状態とし、前記第一の空間及び前記第二の空間をエアサスペンションとして機能させた請求項1に記載のスピーカ。
  3. 前記第二の空間は、前記ダストキャップと前記ボイスコイル体内周面と前記磁気回路体とで囲まれた空間である請求項2に記載のスピーカ。
  4. 前記第二のエッジを振動板と反対方向に突出する形状とし、前記第一のエッジを前記第二のエッジとは反対方向に突出する形状とした請求項1に記載のスピーカ。
  5. 前記第一のエッジと前記第二のエッジの形状を対称相似形状とした請求項1に記載のスピーカ。
  6. 前記第一の空間を形成する部材同士は変成シリコーンを含む接着剤にて接着されている請求項1に記載のスピーカ。
  7. 前記第一の空間及び前記第二の空間を形成する部材同士は変成シリコーンを含む接着剤にて接着されている請求項2に記載のスピーカ。
  8. 前記フレームの、前記第一のエッジと前記第二のエッジの間の部分に開口部を設けた請求項1に記載のスピーカ。
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