JP2009135706A - 無線通信装置、無線通信方法、無線通信システム - Google Patents

無線通信装置、無線通信方法、無線通信システム Download PDF

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Abstract

【課題】無線通信装置に搭載されるバッテリーの残量を考慮して通信方式を切り替えて消費電力を抑制する無線通信装置、無線通信方法、無線通信システムを提供する。
【解決手段】無線通信装置には、複数の無線通信方式を備え、無線データ通信を開始する前に通信環境における各通信方式の実効速度を把握し、各通信方式でデータ通信するのに必要な電力量、無線通信を完了しておくべき時間の関係を管理して、通信を完了しておかないといけない時間内でバッテリーの消費が最も少なくなるように通信方式を選択し、無線通信装置のバッテリー残量を把握し、データ通信に必要な電力量と比較することで通信の可否を判断する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、無線通信装置の消費電力の抑制に係り、特に、複数の通信方式を設ける無線通信装置の消費電力を抑制する技術に関する。
従来、携帯電話などの無線装置や、自動車などに搭載される無線装置は、バッテリーを搭載している。例えば自動車の場合、停車して無線通信するときは、消費電力を極力抑える必要がある。その為には、バッテリーの本来の目的であるエンジン始動の妨げにならないように常に、バッテリー残量を考慮した通信が必要である。
つまり、自動車のバッテリーのように本来の目的であるエンジンの始動ができなくなるほど(バッテリー上がり)、無線通信により電力を消費することを避けなければならず、バッテリー残量を考慮した通信が必要となる。そこで、高速通信と低速通信の複数の方式を併用して通信を行ない消費電力を抑制する提案がされている。
また、無線通信では、通信環境によって1ビットあたりの消費電力が変化する。よって、低消費電力化を行なうには、通信環境を加味した通信方式を選択する必要がある。
特許文献1では、高速のUWB(Ultra Wide Band)伝送チャンネルと低速のUWB伝送チャンネルの2つのチャンネルを有する構成を持ち、必要に応じて方式を使い分けて消費電力を抑制する提案がされている。また、制御情報として、通信時間予約要求情報を受けたとき、この情報に基づきデータ送信する。このように構成することにより、無線通信の待ち受け状態での低消費電力化、および他通信装置との通信衝突回避を行うことができる。
特許文献2では、移動電話網に接続可能な車載移動電話通信機と、IP網に接続可能な車載無線LAN通信機と、を備える車載無線LANシステムを用いる。車外のデータ端末から車載無線LAN通信機へIP網を介して無線LAN起動要求信号を送る。ここで、初めて無線LAN装置が起動、要求データをIP網を介して車外のデータ端末へデータ送信する。待ち受けはスリープで、低消費状態。車外から要求があった時のみ無線LANが起動するので、消費電力は抑制される。特に、駐車した状態では有効である。
特許文献3では、送信側で低速パケット通信モードか高速モードかのどちらかで送信し、受信側は両者モードを受信できる装置を備えて受信をする。同期検波して、どちらのモードかを判断・選択する。このように変調方式を変えることで、通信速度を変えて効率的なパケット通信をする提案がされている。
しかしながら、特許文献1〜3では、無線通信を行う際に電力消費量を極力抑えるように無線通信方式を切り替えているが、バッテリーの残量を考慮して通信方式を切り替えていない。そのため、実際にバッテリーの残量が少なくなっても無線通信方式を切り替えて通信をしてしまうという問題がある。
特開2006−20289号公報 特開2006−129019号公報 特開平10−164157号公報
本発明は上記のような実情に鑑みてなされたものであり、バッテリーの残量を考慮して無線通信の消費電力を抑制した通信を実行する無線通信装置、無線通信方法、無線通信システムを提供することを目的とする。
本発明の態様のひとつである異なる変復調方式の第1の無線部と第2の無線部を備え、バッテリーにより動作する無線通信装置であって、制御部は、予め決められたサンプルデータを前記第1の無線部から送信先の無線通信装置に送信するとともに、前記サンプルデータの送信時刻と送信側のバッテリー残量を記録する。また、送信した前記サンプルデータを前記送信先の無線通信装置で受信したときの受信時刻と送信先のバッテリー残量を前記送信先の無線通信装置から取得する。前記サンプルデータのデータ量と前記送信時刻と前記受信時刻から前記第1の無線部と前記第2の無線部の通信スループットを算出し、前記送信側のバッテリー残量と前記送信先のバッテリー残量の少ないバッテリー残量を選択する。前記通信スループットから算出した前記第1の無線部と第2の無線部の消費電力量が該バッテリー残量より小さくなる前記第1の無線部の第1の通信時間と前記第2無線部の第2の通信時間を算出する。
送信データを送信するとき、前記第1の無線部で前記第1の通信時間送信したのち、前記第2の無線部に切り替えて前記第2の通信時間送信データの残りを送信する切替信号を出力する。
上記構成により、無線通信装置に搭載されるバッテリーの残量を考慮して通信方式を切り替えて消費電力を抑制する。
また、送信側の前記無線通信装置であるとき、前記切替信号に従い送信データを送信する前記第1の無線部と第2の無線部を切り替える。
また、前記送信先の無線通信装置であるとき、前記送信側の無線通信装置からの前記切替信号に従い前記第1の無線部と第2の無線部を切り替える。
また、前記送信先の無線通信装置であるとき、前記送信側の無線通信装置に前記受信時刻と前記送信先のバッテリー残量を送信する。
また、前記無線通信装置を備えた無線システムである。
本発明によれば、無線通信装置に搭載されるバッテリーの残量を考慮して通信方式を切り替えて消費電力を抑制することができる。
本発明は、無線通信装置間で行なう無線データ通信にあって、無線通信装置には、通信にかかる消費電力と通信速度が異なる複数の無線通信方式を備えている。無線データ通信を開始する前に通信環境における各通信方式の実効速度を把握し、各通信方式でデータ通信するのに必要な電力量、無線通信を完了しておくべき時間の関係を管理して、通信を完了しておかないといけない時間内でバッテリーの消費が最も少なくなるように通信方式を選択する。また、無線通信装置のバッテリー残量を把握し、データ通信に必要な電力量と比較することで通信の可否を判断する。
以下図面に基づいて、本発明の実施形態について詳細を説明する。
(実施例1)
(構成)
図1に示す無線装置1A、1Bは、アンテナ2a、アンテナ2b、無線部3(第1の無線部)、無線部4(第2の無線部)、制御部5、メモリ6、無線切替部7、装置制御部8、バッテリー9から構成されている。
アンテナ2aは無線部3に備えられている変復調器の無線通信方式に対応したアンテナである。アンテナ2bは無線部4に備えられている変復調器の無線通信方式に対応したアンテナである。
無線部3は、無線部4と異なる通信方式の変復調器を備えている。また、無線切替部7から転送される切替信号によって無線部4との切り替えを行い、無線通信方式を切り替える。
無線部4は、無線部3と異なる通信方式の変復調器を備えている。また、無線切替部7から転送される切替信号によって無線部3との切り替えを行い、無線通信方式を切り替える。
ここで、本例では無線部3は無線部4に比べ低消費電力で通信速度が遅い方式である。
制御部5は、マイコン(CPU)、プログラマブルデバイスなどを用い無線装置1A、1Bの制御を行う。また、通信制御テーブルとバッテリー9の残量に基づいて演算をし、無線切替部7に演算結果を転送する。
メモリ6には後述する通信制御テーブルを保存するとともに、無線通信を行うためのプログラムや、設定値、データなどが保存されている。
無線切替部7は、制御部5の指示により無線部3、無線部4の切り替えを行うための切替信号を生成する。
装置制御部8は無線通信の制御と利用者の操作に対しての制御などをする。また、制御部5に対し送信データを転送し、無線部3または無線部4で受信した受信データを制御部5から取得する。
バッテリー9は各部に電力を供給する(図1には電力線は示していない)。また、バッテリーには、バッテリー残量を検出するために制御部5に接続されている。
(送信時の動作説明)
図2は無線通信装置1A、1Bの送信時の動作について示したフロー図である。
ステップS1では送信要求信号(RTS:request to send)の送信を行う。通常、装置制御部8はデータ量Dtを示すデータ量情報と、送信完了期限tnを示す送信期限情報を生成する。
送信要求時は、例えば、制御部5では送信要求信号のデータフォーマットに従い、送信側無線通信装置1Aの送信局IDと受信側の受信局ID、送信要求用のサンプルデータDrtsをセットする。その後、サンプルデータDrtsを無線部3または無線部4に転送して、無線通信装置1Aから送信要求信号を送信先の無線通信装置1Bに送信する。
また、送信側無線通信装置1Aは、送信時の送信時刻t1である送信時刻情報と送信側のバッテリー残量Bm(送信側のバッテリー残量)を制御部5のメモリまたはメモリ6などに記録する。
なお、サンプルデータは、例えばCDなどのサイズや、収録されている曲名などを用いてもよいし、送信データの先頭データや一部を用いてもよい。
ステップS2では受信側無線通信装置から送信される受信準備完了信号(CTS:clear to send)を受信をする。例えば、ステップS1で送信要求信号を送信した送信対象の無線通信装置1Bから受信準備完了信号が返信されるまで待ち受け状態になり、受信を確認後ステップS3に移行する。ここで、受信準備完了信号にはバッテリー9の残量Bn(送信先のバッテリー残量)を示す残量情報と受信時刻t2を示す受信時刻情報が含まれている。そして、残量情報と受信時刻情報は制御部5により制御部5のメモリまたはメモリ6などに記録される。
ステップS3では、送信可否判断と各無線部の送信時間を決定する。
無線通信装置の制御部5は、送信時刻情報と受信時刻情報とデータ量情報から現在使用している無線部(無線部3または無線部4)の通信スループットを算出する。式1に計算式を示す。

通信スループットRA=データ量Drts/(受信時刻t2−送信時刻t1) 式1

式1で算出する通信スループットRA(第1の通信スループット)は無線部3の通信スループットである。次に、無線部4の通信スループットRB(第2の通信スループット)を算出する。通信スループットRBは、式1と同様に無線部4を用いてサンプルデータDrtsを送信して求めることもできるが、通信スループットRAに対応した通信スループットRBを予め計算や実測により求めておきメモリ6に用意しておいてもよい。
通信スループットRA、RBを算出した後、RA、RBに基づいて無線部3、4の単位ビットあたりの消費電力である伝送効率を式2により算出する。ここで、伝送効率を通信環境ごとに連続して算出する。連続的に無線部3と無線部4の伝送効率を算出することにより、通信環境によりどちらの無線部を使用したほうがより伝送効率のよい通信であるかを選択することができる。
式2に従い、各無線部3、4の伝送効率を算出する(式3、4)。

伝送効率=消費電力/通信スループット 式2
無線部3の伝送効率=無線部3の消費電力WA/通信スループットRA 式3
無線部4の伝送効率=無線部4の消費電力WB/通信スループットRB 式4

図3(A)に通信スループットRA、RBと伝送効率の関係をグラフに示す。消費電力WAが67.65(mW)、WBが2200(mW)であり、通信データの条件が、データ量が400(Mbit)、送信完了期限tnが1800(秒)の場合である。
図3(A)は縦軸に通信スループット、横軸に伝送効率を示している。無線部3は、図3(A)ではAと示し実線で示されている。無線部4は、図3(A)ではBと示し破線で示されている。また、図3(A)に示した算出点1〜12(通信環境)は、対応関係にある無線部3の通信スループットRAと無線部4の通信スループットRBの計測点(または、算出点)を示している。
図3(A)のグラフをみると、算出点1〜5では無線部4(破線)の方が消費電力が小さくなる。
つまり、図3(B)に示した各算出点における通信スループットと伝送効率のグラフのように、算出点6で無線部3と無線部4の伝送効率が逆転する。
図3(B)は、通信スループットと算出点との関係を示しているとともに、伝送効率と算出点との関係も示している。縦軸に、通信スループットと伝送効率を示し、横軸に算出点を示している。
次に、式5〜7の条件を満たす無線部3、4の通信時間SA、SBを算出する(無線部3、4それぞれの送信時間)。ここで、バッテリー残量BmとBnを比べて残量が少ないほうを選択して式7に用いる。

RA×SA+RB×SB=データ量情報Dt 式5
SA+SB=通信時間Tn≦送信完了期限情報tn 式6
WA×SA+WB×SB=bn≦バッテリー残量BnまたはBm 式7

図3(A)(B)の例では、算出点1〜6までは無線部4だけで通信をし、算出点7では無線部3だけで通信する。算出点8〜12では無線部3と無線部4を併用する。式8と式9により無線部3と無線部4の通信時間を算出する。

SA=(Dt―(tn×RB))/(RA−RB) 式8
SB=(tn−RA) 式9

また、上記式7の左辺bnが最小になるSA、SBを決定し、式7が成り立たない場合通信不可になりステップS1に移行する。成り立っている場合にはステップS4に移行する。このとき制御部5から装置制御部8に送信指示を行う。
なお、上記通信時間SA、SBは計算により求めたが、予め演算結果をテーブルに記録し、そのテーブルを用いて計算をしてもよい。
ステップS4では、ステップS3で算出した通信時間に基づいて、無線部から送信データを対象の無線通信装置に送信する。例えば、無線部3で送信する場合は通信時間SA通信を行う。また、無線部4で送信する場合は通信時間SB通信を行う。その後、通信時間経過後ステップS5に移行する。
ステップS5では、無線部3または無線部4の切り替えを行うための要求を送信する。例えば、無線部3で送信データをSA時間通信した後、ステップS4で送信データを送信した無線通信装置に無線部切替要求信号を送信する。
ステップS6では、対象の無線通信装置からのACK(Acknowledgement)信号を受信する。
ステップS7では、ACK信号を受信後、送受信側の無線通信装置の無線部の切り替えを無線切替部7により行う。例えば、無線部3により通信をしていた場合は無線部4に切り替える。
ステップS8では、無線部の切り替え完了後、切り替えた無線部からデータ送信を行う。例えば、無線部3から無線部4に切り替えが行われた場合、無線部4から送信データが通信時間SB間送信される。
ステップS9では、無線部の切り替えを行うための要求を送信する。例えば、無線部4で送信データをSB時間通信した後、ステップS8で送信データを送信した無線通信装置に無線部切替要求信号を送信する。
ステップS10では、対象の無線通信装置からのACK(Acknowledgement)信号を受信する。
ステップS11では、ACK信号を受信後、送受信側の無線通信装置の無線部の切り替えを無線切替部7により行う。例えば、無線部4により通信をしていた場合は無線部3に切り替える。ここで、S9、S11ではデフォルトの無線部を選択するために無線部の切り替えをしているが、必ずしも切り替えをしなくてもよい。
(受信時の動作説明)
図4は無線通信装置の受信時の動作について示したフロー図である。
ステップS41では送信要求信号(RTS:request to send)の受信を行う。即ち、データ量Drtsが無線部3または無線部4に送信される。その際、受信時刻t2を受信時刻情報として制御部5のメモリまたはメモリ6などに記録する。
ステップS42では受信準備完了信号(CTS:clear to send)を送信をする。ステップS41で送信要求信号を送信した無線通信装置に受信準備完了信号を送信する。送信後ステップS43に移行する。ここで、受信準備完了信号にはバッテリーの残量Bnを示す残量情報と受信時刻t2を示す受信時刻情報を制御部5によりセットする。
ステップS43では、送信側の無線通信装置から送信された送信データを受信する。例えば、無線部3で通信時間SA間送信データを受信する。または、無線部4で通信時間SB間送信データを受信する。その後、通信時間経過後ステップS44に移行する。
ステップS44では、無線部3または無線部4の切り替えを行うための要求を受信する。例えば、無線部3で送信データをSA時間受信した後、送信データを送信した無線通信装置から無線部切替要求信号を受信する。
ステップS45では、送信側の無線通信装置にACK(Acknowledgement)信号を送信する。
ステップS46では、ACK信号を送信後、送受信側の無線通信装置の無線部の切り替えを無線切替部7により行う。例えば、無線部3により通信をしていた場合は無線部4に切り替える。
ステップS47では、無線部の切り替え完了後、切り替えた無線部により送信データを受信する。例えば、無線部3から無線部4に切り替えが行われた場合、無線部4により送信データを通信時間SB間受信する。
ステップS48では、無線部の切り替えを行うための要求を受信する。例えば、無線部4で送信データをSB時間受信した後、送信データを送信した無線通信装置から無線部切替要求信号を受信する。
ステップS49では、対象の無線通信装置へACK(Acknowledgement)信号を送信する。
ステップS410では、ACK信号送信後、送受信側の無線通信装置の無線部の切り替えを無線切替部7により行う。例えば、無線部4により通信をしていた場合は無線部3に切り替える。ここで、S48、S410ではデフォルトの無線部を選択するために無線部の切り替えをしているが、必ずしも切り替えをしなくてもよい。
図5に送信要求データ(RTS)、受信準備完了データ(CTS)、確認応答データ(ACK)、データのフレームフォーマットを示す。
送信要求データ(RTS)は、送信局ID、受信局ID、サンプルデータ(Drts)をセットするフィールドを有する。
受信準備完了データ(CTS)は、受信局ID、バッテリー残量Bn、受信時刻t2をセットするフィールドを有する。
確認応答データ(ACK)は、受信局IDをセットするフィールドを有する。
データは、送信局ID、受信局ID、送信データをセットするフィールドを有する。
なお、各方式によりプリアンブルフィールドやフレーム制御フィールド、デュレーションフィールドを用いてもよいし、フレームチェックなどをしてもよい。
(無線通信システムの動作説明)
図6に無線通信装置61(図1に示した無線通信装置1Aまたは1B)と無線通信装置62(図1に示した無線通信装置1Aまたは1B)の通信時の無線部切り替えのフロー図を示す。図6では無線通信装置62側から無線通信装置61側に対してデータを送信する場合について説明する。
図6の期間Aでは、通信を開始する前に無線通信装置62の無線部A(無線部3または無線部4)から通信要求および一定量のサンプルデータDrtsを無線通信装置61に送信する。
無線通信装置62の装置制御部8から通信要求が制御部5に転送される。制御部5ではRTS信号を生成して無線部Aに転送し、変調したRTSを無線通信装置62へ送信する。このとき送信時刻t1およびバッテリー9の残量Bmを記録する。
無線通信装置61に送信されたRTSを、無線通信装置62の無線部Aにより復調し、制御部5に転送する。このとき受信時刻t2を記録する。次に、制御部5はバッテリー9の残量Bnを確認する。バッテリー残量Bnと受信時刻t2をCTS信号にセットして無線通信装置62に送信する。
無線通信装置62でCTS信号を受信すると無線部Aが復調し、データを制御部5に転送し、送信可否の判断と、無線部A(無線部3)、無線部B(無線部4)を決定する。
送信可否の判断と通信時間の算出は図7と図8に示す通信制御テーブルを用いて判定をする。なお、上記送信時の動作説明のステップS3に示したように演算してもよい。
図7と図8では、無線部Aの消費電力WAが67.7(mW)、無線部Bの消費電力WBが2200であり、データ量Dtが50MBで送信完了期限tnが30分以内である場合について説明する。
例えば、無線部Aを使用している場合、無線通信装置62の無線部Aから送信について通信スループットRAを上記式1により算出する。次に、無線部Aを使用しているので図7(A)の通信制御テーブルAを選択する。式1の算出結果である通信スループットRAが0.110〜0.150(Mbps)である場合、図7(A)に示す通信制御テーブルAの「算出点」に「10」に相当する。その場合、算出点「10」は無線部Aと無線部Bを併用して用いるため、算出点「10」に対応する通信時間SA、SBを選択する。つまり、SAとして「1721.21」、SBとして「78.79」を選択される。
ここで、無線部Aだけの選択、無線部Bだけの選択、無線部AとBを併用するかは、予め計算または実測して決められている。
無線部Bを使用していれば図7(B)の通信制御テーブルBを選択する。また、無線部Aをデフォルトで使用する場合には通信制御テーブルBは必要ない。
次に、図8(A)に示す通信制御テーブルCを用いて、「算出点」対応する電力量を選択する。算出点「10」の場合には、「289.8」を選択する。そして、バッテリー残量BmまたはBnの残量の少ない方と比較する。その結果、バッテリー残量より消費電力量が小さければ通信を許可する。
無線部Bを使用していれば図8(B)の通信制御テーブルDを選択する。また、無線部Aをデフォルトで使用する場合には通信制御テーブルDは必要ない。
図6の期間Bでは、無線通信装置62から無線通信装置61へ送信データを送信する。無線通信装置62の装置制御部8から送信データが制御部5に転送される。その後、無線部Aに送信データが転送される。その後、通信時間SA変調された送信データが無線通信装置61に送信される。
無線通信装置61では、無線部Aで送信データを受信して、データを復調して制御部5に転送する。制御部5でデータを制御して装置制御部8に転送する。
送信データを送信後、無線部の切り替えが必要な場合には無線切替要求を、無線通信装置62から無線通信装置61に送信する。
データの受信が完了すると、無線通信装置61の装置制御部8からACKを制御部5と無線部Aを介して無線通信装置62に転送する。
無線通信装置62の制御部5がACKを認識すると無線切替部7に切替信号を送信して切り替えを行う。無線切替要求があった場合には無線部の切り替えを行う。例えば、無線部Aだけを使用する場合、無線部Bへの切り替えは不要である。また、無線部Bだけを使用する場合、無線部Aへの切り替えは不要である。
続いて期間Cでは、無線部Aと無線部Bを併用しているときは、送信データの残りを無線部Bにより通信時間SB無線通信装置61に転送する。
無線通信装置61では、無線部Bで送信データを受信して、データを復調して制御部5に転送する。制御部5でデータを制御して装置制御部8に転送する。
送信データを送信後、無線部の切り替えが必要な場合には無線切替要求を、無線通信装置62から無線通信装置61に送信する。ただし、デフォルトで無線部3を使用しないときは切り替えを行わない。
データの受信が完了すると、無線通信装置61の装置制御部8からACKを制御部5と無線部Aを介して無線通信装置62に転送する。
無線通信装置62の制御部5がACKを認識すると無線切替部7に切替信号を送信して切り替えを行う。無線切替要求があった場合には無線部の切り替えを行う。例えば、無線部Aだけを使用する場合、無線部Bへの切り替えは不要である。また、無線部Bだけを使用する場合、無線部Aへの切り替えは不要である。
また、本発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変更が可能である。
本発明の無線通信装置の構成を示すブロック図である。 送信時の動作を示すフロー図である。 (A)通信スループットと単位データあたりの消費電力の関係を示すグラフである。(B)算出点と通信スループットと伝送効率の関係を示すグラフである。 受信時の動作を示すフロー図である。 データフォーマットを示す図である。 無線システムの送受信の関係を示す図である。 (A)無線部3の通信スループットと通信時間の通信制御テーブルを示す図である。(B)無線部4の通信スループットと通信時間の通信制御テーブルを示す図である。 (A)無線部3の通信スループットと電力量の通信制御テーブルを示す図である。(B)無線部4の通信スループットと電力量の通信制御テーブルを示す図である。
符号の説明
1 無線通信装置、2 アンテナ、3 無線部、4 無線部、5 制御部、
6 メモリ、7 無線切替部、8 装置制御部、9 バッテリー

Claims (6)

  1. 異なる変復調方式の第1の無線部と第2の無線部を備え、バッテリーにより動作する無線通信装置であって、
    予め決められたサンプルデータを前記第1の無線部から送信先の無線通信装置に送信するとともに、前記サンプルデータの送信時刻と送信側のバッテリー残量を記録し、
    送信した前記サンプルデータを前記送信先の無線通信装置で受信したときの受信時刻と送信先のバッテリー残量を前記送信先の無線通信装置から取得し、
    前記サンプルデータのデータ量と前記送信時刻と前記受信時刻から前記第1の無線部と前記第2の無線部の通信スループットを算出し、前記送信側のバッテリー残量と前記送信先のバッテリー残量の少ないバッテリー残量を選択し、
    前記通信スループットから算出した前記第1の無線部と第2の無線部の消費電力量が該バッテリー残量より小さくなる前記第1の無線部の第1の通信時間と前記第2無線部の第2の通信時間を算出し、
    送信データを送信するとき、前記第1の無線部で前記第1の通信時間送信したのち、前記第2の無線部に切り替えて前記第2の通信時間送信データの残りを送信する切替信号を出力する制御部を具備することを特徴とする無線通信装置。
  2. 送信側の前記無線通信装置であるとき、前記切替信号に従い送信データを送信する前記第1の無線部と第2の無線部を切り替えることを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記送信先の無線通信装置であるとき、前記送信側の無線通信装置からの前記切替信号に従い前記第1の無線部と第2の無線部を切り替えることを特徴とする請求項2に記載の無線通信装置。
  4. 前記送信先の無線通信装置であるとき、前記送信側の無線通信装置に前記受信時刻と前記送信先のバッテリー残量を送信することを特徴とする請求項3に記載の無線通信装置。
  5. 前記請求項1〜4に記載の無線通信装置を備えた無線通信システム。
  6. 異なる変復調方式の第1の無線部と第2の無線部を備え、バッテリーにより動作する無線通信装置の無線通信方法であって、
    予め決められたサンプルデータを前記第1の無線部から送信先の無線通信装置に送信するとともに、前記サンプルデータの送信時刻と送信側のバッテリー残量を記録し、
    送信した前記サンプルデータを前記送信先の無線通信装置で受信したときの受信時刻と送信先のバッテリー残量を前記送信先の無線通信装置から取得し、
    前記サンプルデータのデータ量と前記送信時刻と前記受信時刻から前記第1の無線部と前記第2の無線部の通信スループットを算出し、前記送信側のバッテリー残量と前記送信先のバッテリー残量の少ないバッテリー残量を選択し、
    前記通信スループットから算出した前記第1の無線部と第2の無線部の消費電力量が該バッテリー残量より小さくなる前記第1の無線部の第1の通信時間と前記第2無線部の第2の通信時間を算出し、
    送信データを送信するとき、前記第1の無線部で前記第1の通信時間送信したのち、前記第2の無線部に切り替えて前記第2の通信時間送信データの残りを送信する切替信号を出力する、
    ことを特徴とする無線通信方法。
JP2007309380A 2007-11-29 2007-11-29 無線通信装置、無線通信方法、無線通信システム Withdrawn JP2009135706A (ja)

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