JP2009135684A - 表示装置及び異常検出方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】正常に表示できない異常状態から容易に復帰する。
【解決手段】テレビジョン受像機は、テスト画像データと正常輝度実測値とを記憶するROMと、テスト画像データに対して所定の補正を施し、補正テスト画像データを生成する画像補正部と、正常輝度実測値と補正テスト画像データの補正輝度値とを比較するCPUとを設け、比較の結果、正常輝度実測値と補正輝度値とが異なる場合に、画像補正部を再起動するようにしたことにより、ユーザに対して手間をかけることなく、正常輝度実測値と補正輝度値とが異なることに応じ、画像補正部が異常状態であることを判別して、当該画像補正部を再起動することができ、かくして、正常な表示ができない異常状態から容易に復帰することができる。
【選択図】図5
【解決手段】テレビジョン受像機は、テスト画像データと正常輝度実測値とを記憶するROMと、テスト画像データに対して所定の補正を施し、補正テスト画像データを生成する画像補正部と、正常輝度実測値と補正テスト画像データの補正輝度値とを比較するCPUとを設け、比較の結果、正常輝度実測値と補正輝度値とが異なる場合に、画像補正部を再起動するようにしたことにより、ユーザに対して手間をかけることなく、正常輝度実測値と補正輝度値とが異なることに応じ、画像補正部が異常状態であることを判別して、当該画像補正部を再起動することができ、かくして、正常な表示ができない異常状態から容易に復帰することができる。
【選択図】図5
Description
本発明は表示装置及び異常検出方法に関し、例えば、映像を表示する表示装置に適用して好適なものである。
従来、時間的に連続した複数のフレーム画像により形成された映像をスクリーンの背面側から投影し、この映像をスクリーンの正面側のユーザに見せるようになされたリアプロジェクション型のテレビジョン受像機がある(例えば特許文献1参照)。
このようなテレビジョン受像機は、テレビジョン放送波から抽出した映像信号の、時間的に連続した複数のフレーム画像データのそれぞれに所定の補正を施すため、例えばLSI(Large Scale Integration)でなる画像処理部を有している。
この画像処理部には、テレビジョン受像機の起動時に、例えば、映像信号の個々のフレーム画像データに基づくフレーム画像の輝度を正常な輝度に補正してスクリーンに投影するための輝度補正値が、メモリから読み出されて設定されるようになされている。
そして、テレビジョン受像機は、テレビジョン放送波から映像信号を抽出すると、画像処理部により、映像信号の個々のフレーム画像データをメモリに展開するとともに、このフレーム画像データに対して輝度補正値に応じた補正を施すことで補正フレーム画像データを順次生成し、この補正フレーム画像データに基づく補正フレーム画像をスクリーンに順次投影することで、正常な輝度の映像を表示するようになされている。
特開2007−183301公報
ところで、テレビジョン受像機では、起動時、各回路に供給する電流が安定するまでの僅かな間に、必要以上の電流(すなわち過電流)が流れる場合がある。
またテレビジョン受像機では、起動時、メモリから読み出した輝度補正値を画像処理部に設定するまでの間に過電流が流れると、極めて稀にではあるが、過電流の影響により輝度補正値が変化する場合がある。
その結果、テレビジョン受像機では、画像処理部に対し、過電流により変化した、正常ではない輝度補正値(以下、これを異常輝度補正値と呼ぶ)が設定されることになる。
このように、画像処理部に対して異常輝度補正値が設定されると、テレビジョン受像機は、各フレーム画像データに対して正常な補正を施すことができなくなり、例えば、極端に明るい(或いは暗い)輝度の画像をスクリーンに表示したり、画像自体を表示できなくなったりしていた(以下、このように正常な表示ができない状態を異常状態と呼ぶ)。
その結果、ユーザは、テレビジョン受像機が異常状態になると、この異常状態を目視で認識した上で、例えば、テレビジョン受像機を再起動する操作を行うことにより、異常状態から、スクリーンに対して正常な表示ができる状態(以下、これを正常状態と呼ぶ)に復帰させていた。
すなわち、従来のテレビジョン受像機は、異常状態になると、この異常状態の検出と、異常状態から正常状態への復帰とをユーザに強いることになり、容易には復帰できないという問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、正常な表示ができない異常状態から容易に復帰し得る表示装置を実現する。
かかる課題を解決するため本発明においては、画像データに対して所定の補正を施して補正画像データを生成し、当該補正画像データに基づく画像を表示する表示装置において、補正画像データに基づく画像を表示部に表示する際の異常を検出するためのテスト画像データと、予め当該テスト画像データを正常に補正したときに得られる正常補正テスト画像データとを記憶する記憶部と、記憶部からテスト画像データを読み出して所定の補正を施し、補正テスト画像データを生成する画像補正部と、記憶部に記憶されている正常補正テスト画像データと、画像補正部により生成された補正テスト画像データとを比較する比較部と、比較部による比較の結果に基づいて画像補正部が異常状態であるかを判別し、異常状態であると判別した場合には、画像補正部を再起動する制御部とを設けるようにした。
これにより表示装置は、ユーザに対し、異常状態を認識させた上で異常状態から復帰する処理を実行させるような手間をかけることなく、正常補正テスト画像データと補正テスト画像データとの比較結果に基づき、画像補正部が異常状態であることを判別して、当該画像補正部を再起動することができる。
本発明によれば、画像データに対して所定の補正を施して補正画像データを生成し、当該補正画像データに基づく画像を表示する表示装置において、補正画像データに基づく画像を表示部に表示する際の異常を検出するためのテスト画像データと、予め当該テスト画像データを正常に補正したときに得られる正常補正テスト画像データとを記憶する記憶部と、記憶部からテスト画像データを読み出して所定の補正を施し、補正テスト画像データを生成する画像補正部と、記憶部に記憶されている正常補正テスト画像データと、画像補正部により生成された補正テスト画像データとを比較する比較部と、比較部による比較の結果に基づいて画像補正部が異常状態であるかを判別し、異常状態であると判別した場合には、画像補正部を再起動する制御部とを設けるようにしたことにより、ユーザに対し、異常状態を認識させた上で異常状態から復帰する処理を実行させるような手間をかけることなく、正常補正テスト画像データと補正テスト画像データとの比較結果に基づき、画像補正部が異常状態であることを判別して、当該画像補正部を再起動することができ、かくして、正常な表示ができない異常状態から容易に復帰し得る表示装置を実現できる。
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)テレビジョン受像機の構成
図1において1は、全体として本実施の形態によるテレビジョン受像機を示す。かかるテレビジョン受像機1は、制御部2により全体を統括制御するようになされている。
図1において1は、全体として本実施の形態によるテレビジョン受像機を示す。かかるテレビジョン受像機1は、制御部2により全体を統括制御するようになされている。
制御部2は、CPU(Central Processing Unit)3を中心に構成されており、ROM(Read Only Memory)4から基本プログラムやアプリケーションプログラムなどの各種プログラムを読み出し、これをバス5を介してRAM(Random Access Memory)6に展開して実行することにより、所定の演算処理や、操作部7から与えられる命令などに応じて各部を制御するようになされている。
具体的に言うと、テレビジョン受像機1のCPU3は、例えば、ユーザにより操作部7を介して、テレビジョン放送局が指定されると、アンテナ8を介して受信しているテレビジョン放送波を、チューナを有する受信部9に取り込む。
受信部9は、テレビジョン放送波を取り込むと、そのテレビジョン放送波の中から、指定されたテレビジョン放送波に対応する周波数帯域のテレビジョン放送信号を抽出して復調し、所定の処理等を施した後に、アナログ音声信号とアナログ映像信号とに分離する。
そして受信部9は、指定されたチャンネルのアナログ音声信号を音声処理部10に送出する。また受信部9は、指定されたチャンネルのアナログ映像信号をアナログデジタル変換部11に送出する。
音声処理部10は、アナログ音声信号に対してイコライジング等の音声信号処理を施して、アナログ音声信号に基づく音声をスピーカ12から放音させるようになされている。
このようにしてテレビジョン受像機1は、ユーザに指定されたテレビジョン放送局の音声をユーザに聴取させるようになされている。
一方、アナログデジタル変換部11は、受信部9からアナログ映像信号が与えられると、このアナログ映像信号をアナログデジタル変換してデジタル映像信号を生成し、画像処理部13に送出する。
ここで、デジタル映像信号に基づく映像は、時間的に連続な複数のフレーム画像によって構成されている。そしてデジタル映像信号は、これら時間的に連続する複数のフレーム画像のフレーム画像データが順に並べられて(すなわち一本化されて)形成されている。
また制御部2のROM4には、例えば、デジタル映像信号の個々のフレーム画像データに基づくフレーム画像を正常な輝度で表示するように補正するための輝度補正値が予め記憶されており、CPU3は、テレビジョン受像機1の起動時にROM4から輝度補正値を読み出して画像処理部13に設定するようになされている。
この画像処理部13は、デジタル映像信号の個々のフレーム画像データを展開するための画像展開メモリ13Aを有しており、アナログデジタル変換部11からデジタル映像信号が与えられると、デジタル映像信号の個々のフレーム画像データを、画像展開メモリ13Aに対して順次展開する。
そして画像処理部13は、画像展開メモリ13Aに展開した個々のフレーム画像データの輝度に対して輝度補正値に応じた補正を行うことで、補正フレーム画像データをそれぞれ生成し、生成した補正フレーム画像データを順に並べる(すなわち一本化する)ことで、補正デジタル映像信号を得るようになされている。
このようにして画像処理部13は、デジタル映像信号の個々のフレーム画像データの輝度を輝度補正値に応じて補正し、補正デジタル映像信号を生成する。そして画像処理部13は、補正デジタル映像信号を生成すると、これを映像出力部14に送出する。
ここで映像出力部14は、表示パネル15と、表示制御部16と、ランプ17と、冷却ファン18とから構成されている。
表示パネル15は、例えば、液晶を用いた複数の表示素子が透明基板上に形成されて成り、この透明基板を透過する光の量を赤緑青ごとの表示素子で制御することにより、画像の表示を行うようになされている。
表示制御部16は、補正デジタル映像信号の個々の補正フレーム画像データに基づく補正フレーム画像を表示するように、表示パネル15の各表示素子を制御することにより、表示パネル15に対し、時間的に連続する複数の補正フレーム画像を映像として表示するようになされている。
ランプ17は、表示パネル15に対し、この表示パネル15の背面から正面に透過するように光を照射するようになされている。また冷却ファン18は、ランプ17に対して冷却風を送風し、光の照射によって発熱するランプ17を冷却するようになされている。
そして映像出力部14は、画像処理部13から補正デジタル映像信号が与えられると、表示制御部16により、この補正デジタル映像信号の個々の補正フレーム画像データを表示パネル15に送出し、時間的に連続する複数の補正フレーム画像データに基づく補正フレーム画像を映像として表示パネル15に表示させる。
このとき映像出力部14では、ランプ17を発光させて表示パネル15に光を照射しており、表示パネル15を透過した光は、図示しない光学系を介して拡大されることにより、図示しないスクリーンの背面側に投影されるようになされている。その結果、スクリーンには、ユーザが正面側から見たときに見えるように、表示パネル15に表示された映像が拡大表示される。
このようにしてテレビジョン受像機1は、スクリーンの正面側のユーザに対し、このユーザが指定したテレビジョン放送局の放送波から取得した映像(すなわち、テレビジョン番組)を見せるようになされている。以下、このように、テレビジョン番組をユーザに表示する処理をテレビジョン番組表示処理と呼ぶ。
(2)異常検出処理及び復帰処理
ところで、テレビジョン受像機1では、このテレビジョン受像機1が起動される際、各回路に供給する電流が安定するまでの僅かな間に、必要以上の電流(すなわち過電流)が流れる場合がある。
ところで、テレビジョン受像機1では、このテレビジョン受像機1が起動される際、各回路に供給する電流が安定するまでの僅かな間に、必要以上の電流(すなわち過電流)が流れる場合がある。
またテレビジョン受像機1では、過電流が流れると、極めて稀にではあるが、例えば、過電流の影響により、画像処理部13に設定する(或いは、画像処理部13に設定した)輝度補正値の数値が変化したり、この画像処理部13における補正の処理に異常が生じたりする場合がある。
このような場合、テレビジョン受像機1は、映像信号の個々のフレーム画像データに対して正常な補正を施すことができなくなり、例えば、極端に明るい(或いは暗い)輝度の画像をスクリーンに表示したり、画像自体をスクリーンに表示できなくなったりしていた(すなわち、異常状態になっていた)。
そこで、テレビジョン受像機1は、異常状態になったことを検出する処理(以下、これを異常検出処理と呼ぶ)を実行するようになされている。以下、この異常検出処理について詳述する。
(2−1)異常検出処理
テレビジョン受像機1のROM4には、異常状態の検出に用いるためのテスト画像データが記憶されている。
テレビジョン受像機1のROM4には、異常状態の検出に用いるためのテスト画像データが記憶されている。
図2(A)に示すように、テスト画像データTDは、例えば、一様な輝度値が設定された複数の画素データが正方形状に配列されて成り(すなわち、テスト画像データTDは、輝度データの集まりとして形成されている)、画像展開メモリ13Aに展開されるようになされている。また、図2(B)に示すように、このテスト画像データTDは、フレーム画像データFDに比して小さく形成されている。
さらにテスト画像データTDには、出荷前に、画像処理部13において、このテスト画像データTDが輝度補正値に応じて予め正常に補正されたときに実測された輝度値(以下、これを正常輝度実測値と呼ぶ)が付加されている。
一方、図3に示すように、画像処理部13の画像展開メモリ13Aには、長方形状のフレーム画像展開領域RAが形成されている。このフレーム画像展開領域RAは、デジタル映像信号の個々のフレーム画像データFDを展開するための領域である。
また、画像展開メモリ13Aにおいてフレーム画像展開領域RAの周囲には、このフレーム画像展開領域RAを取り囲むようにして、テスト画像展開領域RBが形成されている。このテスト画像展開領域RBは、テスト画像データTDを展開するための領域である。
そして画像処理部13では、画像展開メモリ13Aのフレーム画像展開領域RAに展開された画像データ(すなわちフレーム画像データFD)のみを映像出力部14の表示パネル15に表示するようになされているため、テスト画像展開領域RBに展開された画像データ(テスト画像データTD)を映像出力部14の表示パネル15に表示しないようになされている。
また画像処理部13では、フレーム画像展開領域RAにおいてデジタル映像信号の個々のフレーム画像データFDを展開する処理(すなわちテレビジョン番組表示処理)と、テスト画像展開領域RBにおいてテスト画像データTDを展開する処理(すなわち異常検出処理)とを時分割に処理できるようになされている。
ちなみに、通常、画像処理部13において画像展開メモリ13Aのフレーム画像展開領域RAの周囲には、画像データを展開可能でありながらも、映像出力部14には表示されない余白的な領域(以下、これを余白領域と呼ぶ)が存在しており、テスト画像展開領域RBは、この余白領域を流用している。その結果、テレビジョン受像機1の画像処理部13は、画像展開メモリ13Aに対し、テスト画像展開領域RBを形成する領域を確保しなくて良い分だけ、簡易に構成されている。
テレビジョン受像機1のCPU3は、起動時、ROM4から輝度補正値を読み出して画像処理部13に設定すると、画像処理部13が異常状態であるか否かを検出する異常検出処理を実行する。
CPU3は、異常検出処理において、ROM4からテスト画像データTDを読み出して画像処理部13に送出する。また、このときCPU3は、テスト画像データTDに付加されている正常輝度実測値を取得する。
図4(A)に示すように、画像処理部13は、CPU3からテスト画像データTDが与えられると、画像展開メモリ13Aのテスト画像展開領域RBの中の所定位置(この場合、例えば右上)を指定し、このテスト画像データTDを展開する。このとき画像処理部13は、テレビジョン番組表示処理を時分割に行っており、フレーム画像データFDを画像展開メモリ13Aの画像展開領域RAに同時並行に展開している。
そして画像処理部13は、図4(B)に示すように、上述したテレビジョン番組表示処理において、輝度補正値に応じ、画像展開領域RAに展開しているフレーム画像データFDの輝度値を補正して、補正フレーム画像データHFDを生成する。また画像処理部13は、異常検出処理において、輝度補正値に応じ、テスト画像展開領域RBに展開しているテスト画像データTDの輝度値を補正して、補正テスト画像データHTDを生成する。
この後、画像処理部13は、上述したように、画像展開領域RAの補正フレーム画像データHFDを補正デジタル映像信号として映像出力部14に送出する。
一方で、画像処理部13は、画像展開メモリ13Aから、テスト画像展開領域RBに展開している補正テスト画像データHTDの輝度値(以下、これを補正輝度値と呼ぶ)を取得する。
そして画像処理部13は、画像展開メモリ13Aから取得した補正輝度値を、CPU3に送出する。
CPU3は、画像処理部13から補正輝度値が与えられると、テレビジョン受像機1が異常状態になっているかを確認するため、この補正輝度値と、ROM4からテスト画像データTDを読み出したときにこのテスト画像データTDから取得しておいた正常輝度実測値とを比較する。
CPU3は、補正輝度値と正常輝度実測値とを比較した結果、補正輝度値と正常輝度実測値とが一致した場合には、画像処理部13において正常な補正が行われていると判別する。
これに対し、CPU3は、補正輝度値と正常輝度実測値とを比較した結果、補正輝度値と正常輝度実測値とが異なる場合には、画像処理部13において正常な補正が行われていない(すなわち、画像処理部13において異常な補正が行われている)と判別する(すなわち、異常状態を検出する)。
このようにしてCPU3は、異常検出処理において、テスト画像データTDに予め付加されていた正常輝度実測値と、このテスト画像データTDに実際に補正を施した結果得られた補正輝度値とを比較することで、画像処理部13において正常な補正が行われているか否か(すなわち、異常状態であるか否か)を判別するようになされている。
その結果、テレビジョン受像機1は、ユーザに対し、異常状態を認識させた上で異常状態から復帰する処理を実行させるような手間をかけることなく、この異常状態から復帰する処理(以下、これを復帰処理と呼び、後述する)を自動で実行することができる。
またテレビジョン受像機1は、フレーム画像展開領域RAにおいてデジタル映像信号の個々のフレーム画像データFDを展開して補正する処理(すなわちテレビジョン番組表示処理)と、テスト画像展開領域RBにおいてテスト画像データTDを展開して補正する処理(すなわち異常検出処理)とを同時並行に処理しているため、テレビジョン番組表示処理を妨げずに異常検出処理を行うことができ、その結果、異常検出処理を行いつつも、ユーザに対して通常通りにテレビジョン番組を視聴させることができる。
さらにテレビジョン受像機1は、異常状態の検出用に専用のテスト画像データTDを用意し、このテスト画像データTDを、専用のテスト画像展開領域RBに展開するようにしたことにより、テレビジョン番組表示処理と異常検出処理とを同時並行に行う際、テレビジョン番組表示処理におけるフレーム画像データFDの影響を受けてテスト画像データTDが変化してしまうようなことがなく、毎回同じテスト画像データTDと正常輝度実測値とを用いて異常検出処理を行うことができる。その結果、テレビジョン受像機1は、確実に異常検出処理を実行できる。
(2−2)復帰処理
次いで、テレビジョン受像機1のCPU3は、異常状態であることを検出した場合に、異常状態から正常状態に復帰させる復帰処理を実行する。
次いで、テレビジョン受像機1のCPU3は、異常状態であることを検出した場合に、異常状態から正常状態に復帰させる復帰処理を実行する。
CPU3は、復帰処理において、この画像処理部13を再起動する。そしてCPU3は、例えば、ROM4から輝度補正値を再度読み出し、画像処理部13に既に設定されている輝度補正値に対して上書きする。すなわちCPU3は、テレビジョン受像機1の起動時に画像処理部13に設定する輝度補正値を、再起動により再設定する。
このようにしてテレビジョン受像機1は、復帰処理として、画像処理部13を再起動するようになされている。
そしてテレビジョン受像機1は、復帰処理を行った後に、上述した異常検出処理を再度行うことで、このテレビジョン受像機1が復帰したか否かを確認し、正常状態に復帰するまで、これら異常検出処理と復帰処理とを繰り返すようになされている。
このようにしてテレビジョン受像機1は、異常状態であるか否かを判別し、異常状態であることを検出した場合に復帰処理を実行するようになされており、その結果、ユーザに対し、異常状態を認識させた上で異常状態から復帰する処理を実行させるような手間をかけることなく、全て自動で正常状態に復帰するようになされている。
(3)異常検出及び復帰処理手順
ここで、上述したテレビジョン受像機1において、CPU3が異常検出処理及び復帰処理を行うときの手順(以下、これを異常検出及び復帰処理手順と呼ぶ)RT1について、図5に示すフローチャートを用いて詳しく説明する。
ここで、上述したテレビジョン受像機1において、CPU3が異常検出処理及び復帰処理を行うときの手順(以下、これを異常検出及び復帰処理手順と呼ぶ)RT1について、図5に示すフローチャートを用いて詳しく説明する。
テレビジョン受像機1のCPU3は、ユーザにより起動され、ROM4から輝度補正値を読み出して画像処理部13に設定すると、異常検出及び復帰処理手順RT1を開始して、ステップSP1(図5)に移る。ステップSP1においてCPU3は、ROM4からテスト画像データTDを読み出し、画像展開メモリ13Aのテスト画像展開領域RBの中の所定位置(この場合、例えば右上)を指定して、このテスト画像データTDを展開し、次のステップSP2に移る。
ステップSP2においてテレビジョン受像機1のCPU3は、画像処理部13により、輝度補正値に応じ、画像展開メモリ13Aのテスト画像展開領域RBに展開しているテスト画像データTDの輝度値を補正して、補正テスト画像データHTDを生成し、次のステップSP3に移る。
ステップSP3においてテレビジョン受像機1のCPU3は、画像展開メモリ13Aのテスト画像展開領域RBにおいて、このテスト画像展開領域RBに展開している補正テスト画像データHTDを指定して、補正テスト画像データHTDの補正輝度値を取得し、次のステップSP4に移る。
ステップSP4においてテレビジョン受像機1のCPU3は、補正輝度値と、テスト画像データTDに付加されている正常輝度実測値とを比較し、補正輝度値と正常輝度実測値とが一致するか否かを判別する。
このステップSP4において肯定結果が得られると、このことは、画像処理部13において正常な補正が行われていることを示している。従って、このときCPU3は、ステップSP5に移る。
ステップSP5においてテレビジョン受像機1のCPU3は、画像展開メモリ13Aのテスト画像展開領域RBに展開している補正テスト画像データHTDを削除し、この異常検出及び復帰処理手順RT1を終了する。
これに対し、ステップSP4において否定結果が得られると、このことは、画像処理部13において正常な補正が行われていないことを示している。従って、このときCPU3は、ステップSP6に移る。
ステップSP6においてテレビジョン受像機1のCPU3は、画像展開メモリ13Aのテスト画像展開領域RBに展開している補正テスト画像データHTDを削除し、次のステップSP7に移る。
ステップSP7においてテレビジョン受像機1のCPU3は、画像処理部13を再起動し、ROM4から輝度補正値を再度読み出して、画像処理部13に既に設定されている輝度補正値に対して上書きし、ステップSP1に戻る。
そしてテレビジョン受像機1のCPU3は、ステップSP4において肯定結果を得るまで、上述したステップSP1乃至ステップSP7の処理を繰り返す。
このような異常検出及び復帰処理手順RT1にしたがい、テレビジョン受像機1のCPU3は、異常状態を検出し、異常状態であった場合に、異常状態から正常状態に復帰するようになされている。
(4)動作及び効果
以上の構成において、テレビジョン受像機1は、起動時、ROM4から補正値を読み出して画像処理部13に設定すると、ROM4からテスト画像データTDを読み出して画像処理部13に送出する。また、このときテレビジョン受像機1は、テスト画像データTDに付加されている正常輝度実測値を取得する。
以上の構成において、テレビジョン受像機1は、起動時、ROM4から補正値を読み出して画像処理部13に設定すると、ROM4からテスト画像データTDを読み出して画像処理部13に送出する。また、このときテレビジョン受像機1は、テスト画像データTDに付加されている正常輝度実測値を取得する。
さらにテレビジョン受像機1は、画像展開メモリ13Aのテスト画像展開領域RBの中の所定位置(この場合、例えば右上)を指定し、このテスト画像データTDを展開する。
さらにテレビジョン受像機1は、補正値に応じて、テスト画像展開領域RBに展開しているテスト画像データTDの輝度値を補正し、補正テスト画像データHTDを生成する。
さらにテレビジョン受像機1は、画像展開メモリ13Aから、テスト画像展開領域RBに展開している補正テスト画像データHTDの補正輝度値を取得し、テスト画像データTDから取得しておいた正常輝度実測値と比較する。
そしてテレビジョン受像機1は、補正輝度値と正常輝度実測値とを比較した結果、補正輝度値と正常輝度実測値とが異なる場合には、画像処理部13において正常な補正が行われていないと判別(すなわち、異常状態を検出)し、画像処理部13を再起動して自動で復帰するようにした。
その結果、テレビジョン受像機1は、ユーザに対し、異常状態を認識させた上で異常状態から復帰する処理を実行させるような手間をかけることなく、正常輝度実測値と補正輝度値とが異なることに応じ、画像補正部13が異常状態であることを判別して、当該画像補正部13を再起動することができる。
またテレビジョン受像機1は、画像展開メモリ13Aに対し、フレーム画像データFDを展開するためのフレーム画像展開領域RAと、テスト画像データTDを展開するためのテスト画像展開領域RBとを区別して形成した。
そしてテレビジョン受像機1は、画像処理部13により、フレーム画像展開領域RAにおいてデジタル映像信号の個々のフレーム画像データFDを展開する処理(すなわちテレビジョン番組表示処理)と、テスト画像展開領域RBにおいてテスト画像データTDを展開する処理(すなわち異常検出処理)とを時分割に処理するようにした。
これによりテレビジョン受像機1は、テレビジョン番組表示処理を妨げずに異常検出処理を行うことができ、その結果、異常検出処理を行いつつも、ユーザに対して通常通りにテレビジョン番組を視聴させることができる。
さらにこの場合、テレビジョン受像機1は、異常状態の検出用に専用のテスト画像データTDを用意し、このテスト画像データTDを、専用のテスト画像展開領域RBに展開するようにしたことにより、テレビジョン番組表示処理と異常検出処理とを同時並行に行う際、テレビジョン番組表示処理におけるフレーム画像データFDの影響を受けてテスト画像データTDが変化してしまうようなことがなく、毎回同じテスト画像データTDと正常輝度実測値とを用いて異常検出処理を行うことができる。その結果、テレビジョン受像機1は、確実に異常検出処理を実行できる。
以上の構成によれば、テレビジョン受像機1は、フレーム画像データFDを補正した結果得られる補正フレーム画像データHFDに基づく画像をスクリーンに表示する際の異常を検出するためのテスト画像データTDと、当該テスト画像データTDが予め正常に補正されたときに実測された正常輝度実測値とを記憶するROM4と、テスト画像データTDに対して所定の補正を施し、補正テスト画像データHTDを生成する画像補正部13と、ROM4に記憶されている正常輝度実測値と、画像補正部13により生成された補正テスト画像データHTDの補正輝度値とを比較するCPU3とを設け、比較の結果、正常輝度実測値と補正輝度値とが異なる場合に、画像補正部13が異常状態であると判別して当該画像補正部13を再起動するようにしたことにより、ユーザに対し、異常状態を認識させた上で異常状態から復帰する処理を実行させるような手間をかけることなく、正常輝度実測値と補正輝度値とが異なることに応じ、画像補正部13が異常状態であることを判別して、当該画像補正部13を再起動することができ、かくして、正常な表示ができない異常状態から容易に復帰することができる。
(5)他の実施の形態
なお、上述した実施の形態では、異常検出処理及び復帰処理を、テレビジョン受像機1が起動された際に実行するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、常時、或いは所定時間ごとに異常検出処理を繰り返して、異常状態であると判別した場合には、その時点で復帰処理を実行するようにしても良い。
なお、上述した実施の形態では、異常検出処理及び復帰処理を、テレビジョン受像機1が起動された際に実行するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、常時、或いは所定時間ごとに異常検出処理を繰り返して、異常状態であると判別した場合には、その時点で復帰処理を実行するようにしても良い。
また、上述した実施の形態では、テレビジョン受像機1(画像処理部13)が過電流により異常状態になった場合に異常検出処理を実行するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、必要以上の過電圧が供給される場合や、必要な電流や電圧が供給されない電流不足、電圧不足が原因となって異常状態が引き起こされた場合にも、同様に異常検出処理を実行するようにしても良い。
さらに、上述した実施の形態では、異常検出処理において、画像展開メモリ13Aにフレーム画像展開領域RAとテスト画像展開領域RBとを形成し、フレーム画像展開領域RAに展開したフレーム画像データFD(すなわち、補正フレーム画像データHFD)に基づく画像をスクリーンに表示すると共に、テスト画像展開領域RBに展開したテスト画像データTD(すなわち、補正テスト画像データHTD)に基づく画像をスクリーンに表示しないようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、異常検出処理が終了するまでは、スクリーンに対してどちらの画像も表示しないようにしても良く、その場合、画像展開メモリ13Aに対し、フレーム画像展開領域RAとテスト画像展開領域RBとを区別して形成しないで済むため、この画像展開メモリ13Aの構成を簡略化できる。
またこの場合、テスト画像データTD(すなわち、補正テスト画像データHTD)に基づく画像をスクリーンに表示しても良いのであれば、フレーム画像データFDとテスト画像データTDとを区別せずに画像展開メモリ13Aに展開するようにしても良く、その場合も、画像展開メモリ13Aに対し、フレーム画像展開領域RAとテスト画像展開領域RBとを区別して形成しないで済むため、この画像展開メモリ13Aの構成を簡略化できる。
さらに上述した実施の形態では、復帰処理において画像処理部13を再起動した際、ROM4から輝度補正値を再度読み出し、画像処理部13に既に設定されている輝度補正値に対して上書きするようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば、画像処理部13の図示しないメモリに輝度補正値が記憶されている場合には、テレビジョン受像機1の起動時にこのメモリから読み出した輝度補正値を画像処理部13に設定するようにしても良い。また、再起動するのは、画像処理部13だけでなく、テレビジョン受像機1全体であってもよく、つまりは、画像処理部13において正常な補正ができるように、この画像処理部13を再起動するのであれば、その方法は何でも良い。
さらに上述した実施の形態では、異常状態の検出のために、補正輝度値と正常輝度実測値とを比較するようにした場合、すなわち輝度値を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、コントラストを示すコントラスト値や、色彩の違いを表す色度値を適用しても良い。また、補正を施すのに補正値を用いるのではなく、例えば、所定の補正を施すための補正関数であってもよい。つまりは、画像処理部13においてテスト画像データTDの補正を行い、その補正によって変化したデータ(この場合、輝度値やコントラスト値、色度値)と、その値を推定して予めテスト画像データTDに付加されていたデータとを比較できるのであれば、補正する値や、補正の方法については特に限定しない。
さらに上述した実施の形態では、テスト画像データTDに正常輝度実測値を付加するようにしてROM4に記憶するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、テスト画像データTDと正常輝度実測値とをそれぞれROM4に記憶するようにしてもよい。
さらに上述した実施の形態では、テスト画像データTDの正常輝度実測値と補正テスト画像データHTDの補正輝度値とを比較するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば、テスト画像データTDを正常に補正したときの正常補正テスト画像データをテスト画像データTDに付加しておき、テスト画像データTDに付加されている正常補正テスト画像データと補正テスト画像データHTDとを比較するようにしてもよい。また、テスト画像データTDを正常に補正したときの正常補正テスト画像データをテスト画像データTDと共にROM4に記憶しておいてもよい。
さらに上述した実施の形態では、テスト画像データTDは、画像展開メモリ13Aに展開されたときに、一様な輝度値で正方形状になるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、円形状や三角形状、長方形状などのように、他の形状であっても良い。また、テスト画像データTDは一様な輝度値でなくても良い。
さらに上述した実施の形態では、補正輝度値と正常輝度実測値とが異なっていた場合には、異常状態であると判別して復帰処理を実行するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば、補正輝度値と正常輝度実測値との許容誤差(例えば5%)を予め設定しておき、この許容誤差以内であれば、異常状態では無いと判別し、復帰処理を実行しないようにしても良い。
さらに上述した実施の形態では、スクリーンの背面側から映像を投影し、スクリーンの正面側のユーザに映像を見せるテレビジョン受像機1(すなわち、リアプロジェクション型のテレビジョン受像機1)に本発明を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、映像信号に補正を施す画像処理部13を有するのであれば、液晶型やプラズマ型、有機EL(Electro Luminescence)型、LED(Light Emitted Diode)型など、他のテレビジョン受像機に適用するようにしても良い。また、放送波の受信機能を有さず、外部から与えられる映像信号や、自身に記憶している映像データに基づく映像を、自身や外部の表示部に表示する表示装置に本発明を適用するようにしても良い。具体的には、表示装置には、据置型パーソナルコンピュータのモニタや、ノート型パーソナルコンピュータ、表示部を有するデジタルビデオカメラ、表示部を有するデジタルカメラ、表示部を有する携帯型のオーディオプレイヤ、表示部を有する据置型のオーディオプレイヤ、表示部を有する携帯型のゲーム装置、据置型のゲーム装置、表示部を有する携帯電話など、この他種々の装置を適用することができる。
さらに、本発明は、上述した実施の形態及びここまで説明した他の実施の形態に限定されるものではなく、この実施の形態及びここまで説明した他の実施の形態の一部または全部を任意に組み合わせた形態、もしくは一部を抽出した形態にもその適用範囲が及ぶものである。
本発明は、時間的に連続した複数のフレーム画像により形成された映像を表示する装置に利用することができる。
1……テレビジョン受像機、2……制御部、3……CPU、4……ROM、13・・・・・・画像処理部、13A……画像展開メモリ、14……映像出力部、FD……フレーム画像データ、HFD……補正フレーム画像データ、HTD……補正テスト画像データHTD……テスト画像データ、RA……フレーム画像展開領域、RB……テスト画像展開領域、RT1……異常検出及び復帰処理手順。
Claims (5)
- 画像データに対して所定の補正を施して補正画像データを生成し、当該補正画像データに基づく画像を表示する表示装置において、
上記補正画像データに基づく画像を上記表示部に表示する際の異常を検出するためのテスト画像データと、予め当該テスト画像データを正常に補正したときに得られる正常補正テスト画像データとを記憶する記憶部と、
上記記憶部から上記テスト画像データを読み出して所定の補正を施し、補正テスト画像データを生成する画像補正部と、
上記記憶部に記憶されている上記正常補正テスト画像データと、上記画像補正部により生成された上記補正テスト画像データとを比較する比較部と、
上記比較部による比較の結果に基づいて上記画像補正部が異常状態であるかを判別し、異常状態であると判別した場合には、上記画像補正部を再起動する制御部と
を具えることを特徴とする表示装置。 - 上記画像補正部には、
起動時に、画像データに対して所定の補正を施すための補正値が設定されるようになされ、
上記制御部は、
上記比較部による比較の結果に基づいて異常状態であると判別した場合には、上記画像補正部を再起動して上記補正値を再設定する
ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。 - 上記画像補正部は、
上記画像データに対して所定の補正を施して補正画像データを生成する処理と、上記テスト画像データに対して所定の補正を施して補正テスト画像データを生成する処理とを時分割に行う
ことを特徴とする請求項2に記載の表示装置。 - 上記テスト画像データは輝度データであり、
上記画像補正部は、上記輝度データの輝度を補正する
ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。 - 画像データに対して所定の補正を施して補正画像データを生成し、当該補正画像データに基づく画像を表示する表示装置の異常検出方法において、
上記補正画像データに基づく画像を上記表示部に表示する際の異常を検出するためのテスト画像データと、予め当該テスト画像データを正常に補正したときに得られる正常補正テスト画像データとを記憶する記憶部から、当該テスト画像データを読み出して所定の補正を施し、補正テスト画像データを生成する画像補正ステップと、
上記記憶部に記憶されている上記正常補正テスト画像データと上記補正テスト画像データとを比較する比較ステップと、
上記比較部による比較の結果に基づいて異常状態であるかを判別し、異常状態であると判別した場合には再起動する制御ステップと
を具えることを特徴とする異常検出方法。
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