JP2009134668A - フォーキャスト管理システム - Google Patents

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欣弘 庄司
Hideo Onishi
秀雄 大西
Kazuhiro Koike
和宏 小池
Kazuo Kirihara
和夫 桐原
Naohiro Watanabe
直博 渡辺
Kazuyoshi Ueki
一善 植木
Koichiro Haro
浩一郎 波呂
Yoshio Hanawa
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Abstract

【課題】本発明の課題は、部品取引先ヘフォーキャスト情報を開示することにより、発注リードタイムを短縮することが可能なフォーキャスト管理システムを提供することにある。
【解決手段】上記課題を達成するために、本発明のフォーキャスト管理システムは、完成製品の要求納期等を基準に部品レベルに展開した部品個々の必要期限を含む未発注の部品情報を提示する未発注情報提示手段10、20、30、50と、実注文手配済みの部品レベルに展開した部品の必要期限を含む部品情報を提示する実注文情報提示手段10、40、50と、未発注情報提示手段の部品情報および実注文情報提示手段の部品情報を公開する公開手段10、60、70、80、81とを具備している。
【選択図】図1

Description

本発明は、生産管理における部品納期管理に対するフォーキャスト管理システムに関する。
従来、フォーキャスト及び部品の調達方法として、特許文献1、2、3がある。
特許文献1では、必要部品の注文後に変更された生産計画に部品調達を容易に追従する方法として予約注文の発行とその後に確定注文を発行する。また、引当てられなかった数量の予約注文を設定して追加発行するシステムで対応している。
特許文献2では、フォーキャスト情報と過去の手配情報とに基づいて、調達数を算出する。
特許文献3では、必要部品を受注情報と顧客仕様に基づく生産方式を意識した一括配膳、すなわち部品を形式単位に纏めて購入している。
特開2002−63440号公報(請求項1〜13、図1等) 特開2002−140110号公報(段落0015、図1等) 特開2004−178137号公報(段落0008〜0010、図1等)
ところで、上述の特許文献1においては、調達の注文書が2倍以上になり複雑であり、部品取引先も2倍以上の手間がかかる。
また、特許文献2においては、多品種少量生産の場合、過去の手配情報(基準残庫方式)では、決定できないという問題がある。
また、特許文献3においては、必要部品を受注情報と顧客仕様に基づく生産方式を意識し、部品を形式単位にまとめて購入する方式であり、多品種少量生産には不適合である。
これらの従来の方法では、顧客が要求する製品リードタイムと比べ、製品を構成する部品のリードタイムが大きい場合、過去の使用実績により、部品の使用時期が明確になる前に発注手配を行っている。
そのため、実際の必要数と発注手配数との偏差が発生してしまい、必要数<発注手配数の場合には、過剰在庫が発生する。逆に、必要数>発注手配数の場合には、部品不足による発注リードタイム割れ発注が発生する。
従って、部品取引先や内部関係部署での日程再調整などの管理工数が増加している。
このように、従来、顧客の要求するリードタイムに対して、発注リードタイムが大きく、顧客使用が個別に発生するような生産体系においては、一般に部品在庫や過去の使用実績による発注により顧客要求リードタイムに応えている。しかしながら、経営の観点からは部品在庫の縮減が必要であり、発注リードタイムの短縮が求められている。
本発明は上記実状に鑑み、部品取引先ヘフォーキャスト情報を開示することにより、発注リードタイムを短縮することが可能なフォーキャスト管理システムの提供を目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明のフォーキャスト管理システムは、完成製品の要求納期等を基準に部品レベルに展開した部品個々の必要期限を含む未発注の部品情報を提示する未発注情報提示手段と、実注文手配済みの部品レベルに展開した部品の必要期限を含む部品情報を提示する実注文情報提示手段と、未発注情報提示手段の部品情報および実注文情報提示手段の部品情報を公開する公開手段とを具備している。
なお、請求項1の「完成製品の要求納期等を基準に部品レベルに展開し」は、例えば、図9、図10等が相当する。また、請求項1の「部品個々の必要期限を含む未発注の部品情報を提示する」は、例えば、図18、図31の「物量確定」の欄の表示および「公開のみ」の欄の表示が相当し、請求項1の「実注文手配済みの前記部品レベルに展開した部品の必要期限を提示する」は、例えば、図18、図31の「発注」の欄の表示が相当する。
本発明によれば、部品取引先ヘフォーキャスト情報を開示することにより、発注リードタイムを短縮することが可能なフォーキャスト管理システムを実現できる。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。
<<フォーキャスト管理システム>>
本発明に係る実施形態のフォーキャスト管理システムは、プリント基板等の製品使用予定数の予告に基づき、製品に含まれる部品のIC(Integrated Circuit)、コンデンサ等の購入予定数量を需要公開、需要予測、すなわちフォーキャストして、部品発注先の部品取引先へ公開し、多品種少量生産においても、使用する部品の適正発注、適正在庫を可能とするものである。
フォーキャスト管理システムにおけるフォーキャスト管理装置10を、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明に係わる実施形態のフォーキャスト管理システムのフォーキャスト管理装置10を含む全体構成を示すブロック図である。
図1に示すように、部品の発注先の部品取引先へ使用部品のフォーキャストを行うフォーキャスト管理装置10は、LAN(Local Area Network)等の通信ネットワーク70を介して、各製品を使用部品に展開する部品展開装置20、在庫部品の入出庫を管理する在庫管理装置30、発注する部品を管理する購入品管理装置40、後記の各種データファイルが格納される情報記録部50、および、フォーキャストの数を確認するため等に使用される入出力端末60に接続されている。
ここで、部品展開装置20、在庫管理装置30、購入品管理装置40は、各装置20、30、40に対応するサーバ(図示せず)のハードディスク等の補助記憶装置に格納され、CPU(Central Processing Unit)がそれぞれ対応するプログラムを実行することにより、実現される。
なお、部品展開装置20、在庫管理装置30、購入品管理装置40は、それぞれ別のサーバの補助記憶装置に格納されていてもよいし、同一のサーバの補助記憶装置に格納されていてもよいし、また、複数の装置が同一のサーバの補助記憶装置に格納されていてもよく、各装置20、30、40が格納される形態は、特に、限定されるものではない。
また、フォーキャスト管理装置10は、部品メーカの入出力端末81とデータ通信が可能なように、インターネット等の通信ネットワーク80を介して、部品メーカの入出力端末81と接続されている。
ここで、入出力端末60、入出力端末81は、1つの端末として示しているが、任意の複数あってもよいことは勿論である。
<<フォーキャスト管理装置10>>
次に、フォーキャスト管理装置10の構成について詳述する。
フォーキャスト管理装置10は、CPUがフォーキャスト管理プログラムを実行することにより実現されるものであり、図1に示すように、マスター情報管理部11、手配情報管理部12、フォーキャスト数量管理部13、およびフォーキャスト提示部14が、それぞれ対応するプログラム等として実装されている。
フォーキャスト管理装置10は、例えば、サーバ(図示せず)のハードディスク等の補助記憶装置に格納され、実装されたフォーキャスト管理プログラムが、CPUにより実行されることにより、マスター情報管理部11、手配情報管理部12、フォーキャスト数量管理部13およびフォーキャスト提示部14等の各機能を実現する。
ここで、フォーキャスト管理プログラムは、各管理部毎に、別のサーバに格納されてもよいし、複数の管理部をまとめて、一つのサーバに格納されてもいてもよいことは勿論である。
また、前記の部品展開装置20、在庫管理装置30、購入品管理装置40のそれぞれのプログラムは、フォーキャスト管理プログラムの各部と、別のサーバに格納されてもよいし、複数または全ての管理部11、12、13およびフォーキャスト提示部14とまとめて、同一のサーバに格納されてもいてもよい。
<<情報記録部50>>
情報記録部50は、メモリ、ハードディスク等の記憶装置である。
図2は、図1に示す情報記録部50の構成を示す概念的構成図である。
図2に示すように、情報記録部50には、製品予告データファイル501、製品部品表データファイル502、製品製作情報データファイル503、部品情報データファイル504、予告部品データファイル505、製品手配データファイル506、手配部品データファイル507、総必要部品データファイル508、在庫データファイル509、発注情報データファイル510、部品不足数量データファイル511、部品取引先情報データファイル512、週割部品不足数量データファイル513、発注ロット計算用データファイル514、フォーキャスト詳細情報データファイル515、フォーキャスト情報データファイル516、および引取責任データファイル517が格納されている。
以下、これらのデータファイル501〜517について、順を追って説明する。
<<製品予告データファイル501>>
図3は、図2の情報記録部50に格納される製品予告データファイル501の構成を示す図である。
製品予告データファイル501は、要求される製品の予告をするものである。
図3に示すように、製品予告データファイル501には、製品の予告データを識別するための予告番号、製品を識別するための製品コード、該予告番号により予告された製品コードの製品の数量である製品予告数量、および該製品予告数量の要求納期である製品予告要期が関連付けられている。
ここでは、予告番号として、「Y001」、「Y002」、…等のコードが用いられており、製品コードとして、「S001」、「S002」、…等のコードが用いられている。
例えば、予告番号「Y001」は、製品コード「S001」の製品を2007年6月1日に10個要求され、製品コード「S002」の製品を2007年6月1日に20個要求されていることを予告している。
<<製品部品表データファイル502>>
図4は、図2の情報記録部50に格納される製品部品表データファイル502の構成を示す図である。
製品部品表データファイル502は、製品についての部品展開技術を用いて作成されるものであり、各製品がどんな部品を用いているかを示している。
図4に示すように、製品部品表データファイル502には、製品コード、該製品コードの製品を製作するのに必要な部品を識別する部品コード、該部品コードの部品の数量が関連付けられている。ここでは、部品コードとして、「B001」、「B002」、…等のコードが用いられている。
例えば、製品コード「S001」の製品は、部品コード「B001」の部品を1個、部品コード「B002」の部品を1個、部品コード「B003」の部品を2個必要とすることを示している。
但し、ここで例示した関係は、製品コードと部品コードの関係が1階層の簡単な事例であり、一般的なn階層(nは正の整数)の展開は周知の技術で定義されるデータファイルを備えることにより、製品コードから部品コードヘの展開が実現できる。
<<製品製作情報データファイル503>>
図5は、図2の情報記録部50に格納される製品製作情報データファイル503の構成を示す図である。
製品製作情報データファイル503は、各製品が部品が揃っている場合に何日で製作できるかを示している。この製作日数を製作リードタイムと呼称する。
製品リードタイムとは、製品を製作するのに必要な部品が揃っている状態で、製品の製作作業着手から完成までにかかる期間であり、日数を表す数字が用いられる。
図5に示すように、製品製作情報データファイル503には、製品コード、該製品コードの製品の製作リードタイムが関連付けられている。
<<部品情報データファイル504>>
図6は、図2の情報記録部50に格納される部品情報データファイル504の構成を示す図である。
部品情報データファイル504は、各部品の下記の属性を示している。
図6に示すように、部品情報データファイル504には、部品コード、該部品コードの部品名、部品取引先への部品発注数量の最低単位である発注ロット、発注日から納品日までの日数を表す発注リードタイム、フォーキャストを公開した日を起点として部品の引取責任が発生する期間を日数で表す物量確定リードタイム、部品の引取猶予期間を表す引取延期可能期間、部品の発注日のサイクルを表す発注周期、部品の納品日から該部品の検査等にかかる日数を表す受入試験日数、該部品の取引先を識別する部品取引先コード、フォーキャスト対象部品の場合に「Yes」が入るフォーキャスト対象部品フラグが関連付けられている。
発注リードタイム、物量確定リードタイム、および引取延期可能期間は、フォーキャスト運用における部品取引先との契約であり、日数で表している。
要求納期により、日別の各部品の需要予測数量、すなわち、山積みされたフォーキャスト数量が、フォーキャストを公開した日から物量確定リードタイムの間にあると、期間内に公開したフォーキャスト数量は、引取責任が発生する。なお、引取責任とは、発注側がフォーキャストした部品を引取る責任のことをいう。何故なら、発注側が部品をフォーキャストすると、部品取引先側は、フォーキャストされた部品を予め準備することになるため、引取責任を定めている。
引取責任発生時点で、部品の要求納期から発注リードタイムを引いた日付を発注予定日と定義し、フォーキャスト数量および要求納期に変動がなければ、発注予定日に部品取引先へ発注、すなわち注文書を発行する。
引取責任発生により、フォーキャスト数量が減少し発注の必要が無くなった場合でも、引取責任により、発注予定日から部品の引取猶予期間である引取延期可能期間が経過する日までに発注を行わなければならない。
例えば、発注リードタイム「5日」、物量確定リードタイム「10日」、引取延期可能期間「15日」、の部品を1月1日にフォーキャスト公開したとすると、部品の要求納期が1月11日までの期間にあるフォーキャスト数量については、引取責任が発生する。仮に要求納期が1月10日とすれば、引取責任が発生したフォーキャスト数量は、発注リードタイム「5日」であることから、5日前の1月5日を発注予定日と定義し、遅くとも1月20日までに発注しなければならない。
発注周期は、部品取引先へ部品発注を行う間隔、すなわち部品取引先へ部品発注のサイクルを日数で表す。例えば、週に1度の発注を行う場合、発注間隔は「7日」となる。
発注周期の利用目的は、発注予定日の何日前に発注するかを決めるためである。毎日発注する運用の場合は、発注予定日通りに発注できるため不要な項目であるが、仮に「7日」が発注周期の場合には、発注予定日が発注日から6日以内のものを発注する必要がある。そうしなければ、7日後の発注は、次回の7日を経た発注日まで発注を行わないので、最悪、プラス7日遅れの発注となり、発注予定日を過ぎたものとなってしまうからである。
受入試験日数は、部品が受注メーカに着荷してから受入れ検査等の工程を経て製作に使用できるまでの日数である。部品取引先コードは、部品コード毎に定義した部品取引先であり、各部品の取引先を示しており、フォーキャスト公開を行う部品取引先である。
フォーキャスト対象部品フラグは、引取責任を前提とするフォーキャスト運用を実施するかどうかを表すフラグであり、「Yes」の場合は、前述した契約に従い引取責任が発生するが、「No」の場合は、部品の要求納期の山積みを公開するだけで、引取責任は発生しない。
例えば、部品コード「B001」は部品名「AAA」であり、発注の最小単位数量である発注ロットは「10」、発注日から納品日までの期間の発注リードタイムは「30日」、フォーキャスト公開してから引取責任が発生する期間を表す物量確定リードタイムは「60日」、部品の引取猶予期間である引取延期可能期間は「30日」、発注サイクルである発注周期は「7日」、部品の着荷から受入れ検査等の工程を経て製作に使用可能な製作受入試験日数は「0日」、部品引取先コードは「M001」、フォーキャスト対象部品フラグが「Yes」であることからフォーキャスト対象部品であることを示している。
<<予告部品データファイル505>>
図7は、図2の情報記録部50に格納される予告部品データファイル505の構成を示す図である。
予告部品データファイル505は、図3の製品予告データファイル501に示す各予告番号毎の製品を部品に展開した結果を表している。
図7に示すように、予告部品データファイル505には、前記の予告番号、この予告番号に含まれる製品の製品コード、この予告された製品コード毎に割振られる一貫NOの予告技番、該製品を構成する部品の部品コード、該部品コードの部品の部品予告数量、該部品の部品予告要期が関連付けられている。
なお、予告枝番は、「01」、「02」、…等のコードが用いられている。例えば、予告番号「Y001」で予告した製品コード「S001」には、製品コード「S001」が1番目であることから予告技番「01」が割振られており、予告番号「Y002」で予告した製品の製品コード「S001」には、製品コード「S001」が2番目であることから予告枝番「02」が割振られている。
部品予告数量は、予告番号で予告した製品コードの製品を製作するのに必要な部品数量であり、図3の製品予告データファイル501の製品予告数量と図4の製品部品表データファイル502の各製品に用いられる部品の数量との積により、部品表展開した計算値である。
製品部品表データファイル502(図4参照)に関する説明で前述したように、製品の一般的なn階層の部品への展開は、周知の技術で部品展開を行い図7に示す予告部品データファイル505を作成するものとする。
部品予告要期は、予告番号で予告した製品コードの製品を製作するのに必要な部品の要求納期である。この部品予告要期は、図3の製品予告データファイル501の製品予告要期から図5の製品製作情報データファイル503の製作リードタイムを工場稼働日で遡り、さらに図6に示す部品情報データファイル504の受入試験日数を遡った日付である。
ここで、データファイル間の関係は、製品予告データファイル501(図3参照)の製品コードで製品製作情報データファイル503(図5参照)の製品コードを参照し製作リードタイムを求め、予告部品データファイル505(図7参照)の部品コードで部品情報データファイル504(図6参照)の部品コードを参照し受入試験日数を求めるものである。
例えば、図7に示すように、予告番号「Y001」の製品コード「S001」を製作するためには部品コード「B001」が2007年5月25日に10個必要であることを示している。
<<製品手配データファイル506>>
図8は、図2の情報記録部50に格納される製品手配データファイル506の構成を示す図である。
製品手配データファイル506は、手配を表す手配番号で手配する製品の数量、納期等の詳細を示している。
図8に示すように、製品手配データファイル506には、製品の手配データを識別する手配番号、製品コード、当該手配番号により手配される製品コードの製品の数量を表す製品手配数量、該手配数量の要求納期である製品手配要期が関連付けられている。
手配番号は、「T001」、「T002」、…等のコードが用いられている。例えば、図8の手配番号「T001」は、製品コード「S001」の製品を、製品手配要期の2007年5月21日に10個手配する必要があることを示している。
<<手配部品データファイル507>>
図9は、図2の情報記録部50に格納される手配部品データファイル507の構成を示す図である。
手配部品データファイル507は、上記の手配の製品を部品レベルに展開したものである。
図9に示すように、手配部品データファイル507には、前記の手配番号(図8参照)、手配番号で手配した製品の製品コード、手配された製品コード毎に割振られる一貫NOの手配枝番、該製品に含まれる部品の部品コード、該部品の部品手配数量、部品が必要とされる納期である部品手配要期が関連付けられている。なお、手配枝番は、「AI」、「A2」、…等のコードが用いられている。
例えば、手配番号「T002」で手配した製品コード「S002」には、「S002」が1番目に現れる手配番号であることから、手配枝番「A1」が割振られており、手配番号「T003」で手配した製品コード「S002」には、「S002」が2番目に現れる手配番号であることから、手配枝番「A2」が割振られている。
部品手配数量は、手配番号で手配した製品コードの製品を製作するのに必要な手配する部品数量であり、図8の製品手配データファイル506の製品手配数量と図4の製品部品表データファイル502の各製品に用いられる部品の数量とを積算して、部品表展開した計算値である。
部品手配要期は、手配番号で手配した製品コードの製品を製作するのに必要な部品の要求納期である。この部品手配要期は、図8の製品手配データファイル506の製品手配要期から図5の製品製作情報データファイル503の製作リードタイムを工場稼働日で遡り、さらに図6の部品情報データファイル504の受入試験日数を遡った日付である。
ここで、データファイル間の関係は、図8の製品手配データファイル506の製品コードで図5の製品製作情報データファイル503の製品コードを参照し製作リードタイムを求め、図9の手配部品データファイル507の部品コードで図6の部品情報データファイル504の部品コードを参照し受入試験日数を求めるものとする。
例えば、図9に示すように、手配番号「T001」の製品コード「S001」を製作するためには、部品コード「B001」の部品が、部品手配要期の2007年5月14日に10個必要であることを示している。
<<総必要部品データファイル508>>
図10は、図2の情報記録部50に格納される総必要部品データファイル508の構成を示す図である。
総必要部品データファイル508は、図7の予告部品データファイル505および図9の手配部品データファイル507を合わせて作成されるものである。
総必要部品データファイル508は、手配番号または予告番号毎に、部品コード、部品要期単位に管理する。
図10に示すように、総必要部品データファイル508には、手配番号または予告番号の手配・予告番号、前記の製品コード、枝番、該枝番に含まれる部品の部品コード、該部品の部品数量、該部品の部品要期が関連付けられている。
手配・予告番号は予告部品データファイル505(図7参照)の予告番号または手配部品データファイル507(図9参照)の手配番号である。枝番は予告部品データファイル505(図7参照)の予告枝番または手配部品データファイル507(図9参照)の手配枝番である。部品数量は、予告部品データファイル505(図7参照)の部品予告数量または手配部品データファイル507(図9参照)の部品手配数量である。部品要期は、予告部品データファイル505(図7参照)の部品予告要期または手配部品データファイル507(図9参照)の部品手配要期である。
<<在庫データファイル509>>
図11は、図2の情報記録部50に格納される在庫データファイル509の構成を示す図である。
在庫データファイル509は、部品コードの部品が倉庫に幾つあるかを示している。
図11に示すように、在庫データファイル509には、部品を表す部品コード、該部品コードの部品の在庫数量が関連付けられている。なお、在庫数量は、前記の在庫管理装置30(図1参照)により、周知の技術により部品の入出庫が管理され最新の在庫数量が登録されている。
例えば、部品コード「B001」の在庫数量は12個であることを示している。
<<発注情報データファイル510>>
図12は、図2の情報記録部50に格納される発注情報データファイル510の構成を示す図である。
発注情報データファイル510は、発注した部品の詳細情報を、発注番号毎に示したものである。
図12に示すように、発注情報データファイル510には、発注の単位である発注番号、該発注番号で発注した部品の部品コード、該発注番号で発注したときの発注数量、発注数量から着荷した数量を減じた発注残数量、部品取引先へ発注を行った日である発注日、発注日から納品日までの日数の発注リードタイム、部品取引先へ要求した期限の要求納期、下記の要期年週、要求納期と発注日の差日数である発注期間、該発注番号に対して部品取引先が回答した納入可能な日付の回答納期が関連付けられている。なお、回答納期より前の日に、部品が部品取引先から納品される場合がある。
ここで、発注リードタイムは、図6の部品情報データファイル504を部品コードで参照し求めた発注リードタイムである。要期年週は、毎年1月1日を含む週を第1週とし、翌年の1月1日を含む週の前週まで年毎に一貫NOで定義する。例えば、2007年1月1日は07年1週であり、2007年1月8日は07年2週である。
発注期間は、要求納期と発注日の差日数であり、後述の処理にて発注リードタイムを確保した発注か発注リードタイムを確保していない短納期発注かを区別するための項目である。つまり、発注期間が、発注日から納品日までの期間である既定の発注リードタイムより短いときは短納期発注となり、後にリードタイム割れと表現する。
この発注情報データファイル510(図12参照)は、下記の図13の部品不足数量データファイル511の発注予定数量から作成する場合と、任意のタイミングで発注担当者が部品コード、発注数量、要求納期を指定し作成する場合がある。
<<部品不足数量データファイル511>>
図13は、図2の情報記録部50に格納される部品不足数量データファイル511の構成を示す図である。
部品不足数量データファイル511は、必要な部品毎に、該部品の必要納期である部品要期毎の詳細情報を示したものである。
図13に示すように、部品不足数量データファイル511には、発注した部品の部品コード、該部品の発注日から納品日までの既定の発注リードタイム、発注周期、部品の納品日から検査等を経て使用可能となる期間を表す受入試験日数、最低発注数である発注ロット、部品納期である部品要期、本日から部品要期までの日数、該部品要期の部品数量、在庫部品を引当てた在庫引当数量、部品数量から在庫引当数量を減じた在庫引当後残数量、下記の発注残引当数量、在庫引当後残数量から発注残引当数量を減算した発注残引当後残数量、下記の不足数量(ロット計算前)の発注予定数量、下記の不足数量(ロット計算前)のフォーキャスト予定数量が関連付けられている。
部品コード、部品要期および部品数量は、図10の総必要部品データファイル508を参照し求めたものである。発注リードタイム、発注周期、受入試験日数および発注ロットは、図6の部品情報データファイル504を部品コードで参照し求めたものである。
「要期までの日数」は、部品要期と部品不足数量データファイル511(図13参照)の作成日、すなわちフォーキャストデータ作成日との差日数である。
在庫引当数量は、図11の在庫データファイル509を部品コードで参照した在庫数量が0になるまで、図13の部品不足数量データファイル511の部品要期の早い順に部品数量へ引当てた結果の数量である。
発注残引当数量は、図12の発注情報データファイル510を部品コードで参照して発注残数量の合計値を算出し、図13の部品不足数量データファイル511の部品要期の早い順に在庫引当後残数量へ引当てた結果の数量である。
不足数量(ロット計算前)の発注予定数量は、「要期までの日数」と「発注リードタイム十発注周期十受入試験日数」を比較し、「要期までの日数」が「発注リードタイム十発注周期十受入試験日数」と同じか、「発注リードタイム十発注周期十受入試験日数」よりも小さい場合に、「発注残引当後残数量」を設定する。
不足数量(ロット計算前)のフォーキャスト予定数量は、「要期までの日数」と「発注リードタイム十発注周期十受入試験日数」を比較し、「要期までの日数」が「発注リードタイム十発注周期十受入試験日数」より大きい場合に、「発注残引当後残数量」を設定する。
<<部品取引先情報データファイル512>>
図14は、図2の情報記録部50に格納される部品取引先情報データファイル512の構成を示す図である。
部品取引先情報データファイル512は、部品の取引先がフォーキャスト契約締結日で表されるフォーキャスト公開を開始した日を示している。
図14に示すように、部品取引先情報データファイル512には、部品取引先を識別する部品取引先コード、該コードの部品取引先名、フォーキャスト公開日であるフォーキャスト契約締結日と関連付けられている。
フォーキャスト契約締結日は、部品取引先に対して引取責任を前提とするフォーキャスト公開を開始した日である。
例えば、部品取引先コード「M001」の部品取引先名は「A社」であり、フォーキャスト契約締結日、すなわち、部品取引先に対して引取責任を前提とするフォーキャスト公開を開始した日は2007年2月22日であることを示している。
<<週割部品不足数量データファイル513>>
図15は、図2の情報記録部50に格納される週割部品不足数量データファイル513の構成を示す図である。
週割部品不足数量データファイル513は、図13に示す部品不足数量データファイル511のフォーキャストの有るもの、すなわち、不足数量(ロット計算前)のフォーキャスト予定数量が有るもののみを抜き出したものである。
図15に示すように、週割部品不足数量データファイル513には、フォーキャストを行う部品の部品コード、該部品の部品要期、毎年1月1日を含む週を第1週として翌年の1月1日を含む週の前週まで年毎に一貫NOで定義したフォーキャスト公開したフォーキャスト公開年週、下記のフォーキャスト公開週、フォーキャスト予定数量と関連付けられている。
フォーキャスト公開週は、フォーキャスト公開期間を週毎に区切り、図15の例では、日曜日から始まり土曜日で終わりの週毎で区切り、フォーキャスト公開日を+1週として以降週毎に一貫NOを設定したものである。
このように、図15の週割部品不足数量データファイル513は、図13の部品不足数量データファイル511のデータのうち、不足数量(ロット計算前)のフォーキャスト予定数量が1以上のデータを抽出したものを示している。
<<発注ロット計算用データファイル514>>
図16は、図2の情報記録部50に格納される発注ロット計算用データファイル514の構成を示す図である。
図16に示すように、発注ロット計算用データファイル514には、前記のフォーキャスト公開週およびフォーキャスト公開した部品コード毎に、発注ロット、前記のフォーキャスト予定数量、下記の前回提示物量確定数量、下記の今回発注数量考慮数量、下記のロット数考慮前数量、フォーキャスト数量が関連付けられている。
発注ロットは、図6の部品情報データファイル504を部品コードで参照したものであり、前記したように、発注する部品の最小単位の数量である。
フォーキャスト予定数量は、図15の週割部品不足数量データファイル514を部品コードで参照しフォーキャスト公開週毎にフォーキャスト予定数量を集計した合計数量である。
前回提示物量確定数量は、前回の更新時に作成した、発注ロット計算用データファイル514(図15参照)のフォーキャスト数量のうち物量確定していた数量、すなわち引取責任が発生した数量である。
今回発注数量考慮数量は、前回提示物量確定数量を日付の古い順に前回フォーキャスト更新日以降の発注数量合計数量で減算した数量である。この発注数量合計数量は、図12の発注情報データファイル510を部品コードおよび前回フォーキャスト更新日以降の発注日で参照した発注数量の合計値である。
ロット数考慮前数量、すなわち、今回(今週)、フォーキャストを行うロット数を考慮しない部品の数量の算出は、まず、第n週までのフォーキャスト予定数量累計数をΣA(n)、第n週までの今回発注数量考慮数量をΣB(n)、第n週までのロット数考慮前数量をΣC(n)と定義する。第n週のロット数考慮前数量C(n)は、ΣA(n)とΣB(n)の大きい方の数量から、ΣC(n−1)を減算した数量である。
例えば、今週のロット数考慮前数量、すなわち今回(今週)フォーキャストを行うロット数を考慮しない部品の数量は、今週までのフォーキャスト予定数量累計数と今週までのロット数考慮前数量との大きい方の数量から、前週までのロット数考慮前数量を減算した数量である。このように、今週までのフォーキャスト予定数量累計数と取引責任が発生した部品の累計数量との大きい方の数量から、前週までのフォーキャスト予定数量累計数を減算して、今週のフォーキャスト予定数量を算出することにより、2重に重複し部品を余分に購入することがないように構成している。
フォーキャスト数量の算出は、第n週までのロット数考慮前数量をΣC(n)とした場合、第n週のフォーキャスト数量D(n)は、発注ロットの倍数であって、ΣC(n)−ΣC(n−1)以上の数量で最小の数である。
また、図16に示すように、部品コード、および今週を基点に以後の年週毎に「発注」、「物量確定」および「公開のみ」の範囲を定義する。例えば、来週は、+1週、再来週は、+2週、…となる。
「発注」と「物量確定」の範囲は、部品情報データファイル504(図6参照)を部品コードで参照し、フォーキャスト対象フラグが「Yes」のとき、かつ、フォーキャスト契約データファイル512(図14参照)のフォーキャスト契約締結日が設定済のときのみ定義される。フォーキャスト対象フラグが「No」(図6参照)およびフォーキャスト契約締結日(図14参照)が空欄の条件を満たさない部品コードは、全ての公開範囲が「公開のみ」と定義される。「物量確定」の範囲は、定義されず、「発注」と「公開のみ」の範囲だけが定義される。
フォーキャスト対象フラグ(図6参照)およびフォーキャスト契約締結日(図14参照)の条件を満たしている場合、「発注」は、まず、日単位で「発注」の範囲を求め、日単位の「発注」の範囲より週単位の「発注」の範囲を求める。日単位の「発注」の範囲は、フォーキャスト公開日を起点として、図6の部品情報データファイルを部品コードで参照した発注日から納品日までの期間である発注リードタイムを加算した日までの期間である。
週単位の「発注」の範囲は、各フォーキャスト公開週に含まれる全ての日付が日単位の「発注」の範囲に含まれている場合、そのフォーキャスト公開週は「発注」の範囲とみなす。例えば、日曜日始まり土曜日終わりの週割で、水曜日が日単位の「発注」の範囲とすれば、フォーキャスト公開週に含まれる全ての日付が日単位の「発注」の範囲に含まれる場合であるため、前週までが週単位の「発注」の範囲である。
また、例えば、日曜日始まり土曜日終わりの週割で、土曜日が日単位の「発注」の範囲とすれば、フォーキャスト公開週に含まれる全ての日付が日単位の「発注」の範囲に含まれるため、当週までが週単位の「発注」の範囲である。
「物量確定」は、まず、日単位で「物量確定」の範囲を求め、日単位の「物量確定」の範囲より週単位の「物量確定」の範囲を求める。日単位の「物量確定」の範囲は、フォーキャスト公開日を起点として、図6の部品情報データファイルを部品コードで参照した引取責任が発生する期間の物量確定リードタイムを加算した日までの期間である。なお、週単位の「物量確定」の範囲は、各フォーキャスト公開週に含まれる全ての日付が日単位の「物量確定」の範囲に含まれている場合、そのフォーキャスト公開週は「物量確定」の範囲とみなす。
「公開のみ」は、「発注」および「物量確定」の範囲以外の範囲の期間が該当する。
最後に、物量確定の範囲が存在する部品コードについては、「発注」の範囲にあるフォーキャスト数量の合計を、物量確定エリアの最左にある週のフォーキャスト数量に加算し、「発注」の範囲のフォーキャスト数量を0にする。
これは、引取責任が発生した数量の、引取延期可能期間による発注延期は、「発注」の範囲ではなく、「物量確定」の範囲で表示することを示している。
<<フォーキャスト詳細情報データファイル515>>
図17は、図2の情報記録部50に格納されるフォーキャスト詳細情報データファイル515の構成を示す図である。
フォーキャスト詳細情報データファイル515は、前回のフォーキャストと今回、すなわち今週のフォーキャストとの詳細情報を示している。
フォーキャスト詳細情報データファイル515は、部品コード毎に、着荷済(発注して納品済)、発注済みだが納品してない注残、未発注であり発注予定の数量を示す。
図17に示すように、フォーキャスト詳細情報データファイル515は、前記のフォーキャスト公開週およびフォーキャストされた部品コード毎に、前回注残(通常発注;発注リードタイムを守れたものを示す)、前回注残(リードタイム割れ;発注リードタイム割れの短納期を示す)、前回発注予定、今回注残(通常発注)、今回注残(リードタイム割れ)、今回発注予定が関連付けられている。
前回注残(通常発注)は、前回更新時のフォーキャスト詳細情報データファイル515の同一要期年週の今回注残(通常発注)を設定する。
前回注残(リードタイム割れ)は、前回更新時のフォーキャスト詳細情報データファイル515の同一要期年週の今回注残(リードタイム割れ)を設定する。
前回発注予定は、前回更新時のフォーキャスト詳細情報データファイル515の同一要期年週の今回発注予定を設定する。
今回注残(通常発注)は、発注情報データファイル510(図12参照)を部品コードで参照し、要期年週毎に発注期間が発注リードタイム以上のデータの発注残数量を合計した数量である。
今回注残(リードタイム割れ)は、発注情報データファイル510(図12参照)を部品コードで参照し、要期年週毎に発注期間が発注リードタイム未満の発注残数量を合計した数量である。
今回発注予定は、発注ロット計算用データファイル514(図16参照)のフォーキャスト数量を参照した、同一部品コードおよび同一要期年週の数量である。
図17に示すように、例えば、物量確定の注残(通常発注)前回の+7週の20個は、今回、1週経ているので、今回の+6週の20個になる。なお、今回の+7週の20個は、新規発注のものである。
また、物量確定の注残(リードタイム割れ)前回の+7週の20個は、今回、1週経ているので、今回+6週の20個になる。なお、製品の引き合いの関係から部品取引先との契約により、今回の+6週の20個とせずに、今回の+7週の20個(図17中に括弧で示す)とすることも可能である。この場合、今回+6週は空欄となる。
また、前回発注予定の公開のみの期間の+9週の40個は、1週間経ているので、今回発注予定の物量確定の+8週の40個となる。なお、製品の引き合いの関係から部品取引先との契約により、この前回発注予定の公開のみの期間の+9週の40個は、今回発注予定の物量確定の+8週の30個(図17中に括弧で示す)と、公開のみの期間の+9週の10個(図17中に括弧で示す)とに別れることにしてもよい。すなわち、この40個の部品を使用する製品の引き合い先の1顧客は、製品(30個の部品を使用する)の出荷が計画通り進んでいるが、製品の引き合い先の他の顧客は、製品(10個の部品を使用する)の計画が1週間遅れの場合等である。
また、前回発注予定の公開のみの期間の+11週の50個は、1週間経ているので、今回発注予定の公開のみの期間の+10週の50個となる。なお、製品の引き合いの関係から部品取引先との契約により、前回発注予定の公開のみの期間の+11週の50個を、1週間経ているが、今回発注予定の公開のみの期間の+11週の50個(図17中に括弧で示す)としてもよい。すなわち、この50個の部品を使用する製品の引き合い先の顧客の計画が、1週間送れの場合等である。この場合、今回+10週は空欄となる。
なお、図17のフォーキャスト詳細情報データファイル515において、着荷済みの部品数量の今回更新内容と前回更新内容との違いを検索できるようにしてもよい。
<<フォーキャスト情報データファイル516>>
図18は、図2の情報記録部50に格納されるフォーキャスト情報データファイル516の構成を示す図である。
フォーキャスト情報データファイル516は、取引先に公開する主な画面であり、部品取引先毎に部品毎の情報、および、今週、来週の+1週、再来週の+2週、…、+15週の発注期間・物量確定期間・公開のみの期間を示している。
図18に示すように、フォーキャスト情報データファイル516は、部品取引先コード毎の部品コード毎に、発注リードタイム、引取責任が発生する期間の物量確定リードタイム、引取猶予期間の引取延期可能期間が関連付けられ、さらに、フォーキャスト詳細情報データファイル515(図17参照)の注残(通常発注)、注残(リードタイム割れ)、発注予定を部品コードおよび公開週単位に合計した数量を示している。
部品取引先コード、発注リードタイム、物量確定リードタイムおよび引取延期可能期間は、部品情報データファイル504(図6参照)を部品コードで参照し取得した値である。
<<フォーキャスト引取責任データファイル517>>
図19は、図2の情報記録部50に格納されるフォーキャスト引取責任データファイル517の構成を示す図である。
フォーキャスト引取責任データファイル517は、引取責任が発生した物量確定リードタイムに入った部品を管理するものであり、引取責任が発生した部品を何個買わねばならないか、引取期限等を見るためのものである。
図19に示すように、フォーキャスト引取責任データファイル517には、部品を識別する部品コード、該部品コードの部品の引取責任発生日、該部品コードの部品の引取責任が発生する物量確定リードタイム、該部品コードの部品の引取延期可能期間、該部品コードの部品の引取責任発生数量、該部品コードの部品の発注期限が関連付けられている。
引取責任発生日は、部品の引取責任が発生した日であり、フォーキャスト引取責任データファイル517への登録日である。
物量確定リードタイムは、図6の部品情報データファイル504を部品コードで参照した値である。引取延期可能期間は図6の部品情報データファイル504を部品コードで参照した値である。
引取責任発生数量は、図17のフォーキャスト詳細情報データファイル515を部品コードで参照し、物量確定の範囲にある発注予定(今回)の合計数量を算出し、算出した数量から、前回の引取責任データファイル517の引取責任発生数量の合計数量を減算した数量である。
発注期限は、引取責任発生日に物量確定リードタイムと引取延期期間を加算した日付である。部品コード毎に引取責任発生数量を計算し、0より大きい場合にフォーキャスト引取責任データファイル517へ登録する。
さらに、図12の発注情報データファイル510を部品コード毎に発注日が前回更新日より大きいという条件で参照し、発注数量合計を算出し、図19のフォーキャスト引取責任データファイル517を部品コードで参照した引取責任発生数量を、引取責任発生日が小さいものから発注するので、引取責任発生日が小さい順に、算出した発注数量合計で相殺する。引取責任発生数量が0になるか、或いは、引取責任発生日が遅く発注日が後日でよい場合に発生する発注数量合計が0になるまで相殺する。
次に、各管理部の各種動作について説明していくが、ここでは、まず、マスター情報
管理部11における処理に関して説明する。
<<マスター情報管理部11における製品製作情報登録処理>>
次に、マスター情報管理部11における製品製作情報登録処理について、図20を用いて説明する。なお、図20は、製品製作情報データファイル(図5参照)に登録するための製品製作情報の登録処理に関する手順を示す図である。
登録者が、図1に示す入出力端末60を用いて、フォーキャスト管理装置10のマスター情報管理部11(図1参照)にログインすると、図21に示す入力画面の製品製作情報登録画面G1が入出力端末60に表示される。なお、図21は、入出力端末に表示される入力画面の製品製作情報登録画面G1を示す図である。
図21の製品製作情報登録画面G1には、製品コード、製作リードタイムの入力欄がある。
まず、登録者は入出力端末60(図1参照)を用いて、図21の製品製作情報登録画面G1の製品コード欄に、製品コードの例えば、「S001」等を入力した後、検索ボタンをクリックする。
そうすると、製品コードのデータが送信され(図20のS11)、フォーキャスト管理装置10は、登録者によって入力された製品コードで情報記録部50(図1参照)に格納される図5の製品製作情報データファイル503を参照し(図20のS12)、製作リードタイムを取得し(図20のS13)、入出力端末60に送信し製作リードタイムの入力欄へ表示する(図20のS14)。
製品製作情報データファイル503(図5参照)を参照した結果、該当する製品コードが存在しない場合は、図21の製品製作情報登録画面G1の製作リードタイムの入力欄は、「空白」とする。なお、図21では、「空白」でなく「5」が表示された場合を示している。
次に、登録者は、図21に示すように、製作リードタイムの入力欄に、「5」を入力し(図20のS15)、登録ボタンをクリックする。
そうすると、製作リードタイムのデータが送信され(図20のS16)、フォーキャスト管理装置10(図1参照)は、登録者によって入力された製品予告情報を情報記録部50の製品製作情報データファイル503(図5参照)に登録する(図20のS17)。
<<マスター情報管理部11における部品情報登録処理>>
次に、マスター情報管理部11における部品情報登録処理について、図22を用いて説明する。なお、図22は、部品情報データファイルに登録するための部品情報の登録処理に関する手順を示す図である。
登録者が図1の入出力端末60を用いて、フォーキャスト管理装置10(図1参照)のマスター情報管理部11にログインすると、図23に示す入力画面の部品情報登録画面G2が入出力端末60に表示される。なお、図23は、入力画面の部品情報登録画面G2を示す図である。
図23の部品情報登録画面G2には、部品コードの入力欄、および部品名、発注ロット、発注リードタイム、物量確定リ一ドタイム、引取延期可能期間、発注周期、受入試験日数、部品取引先コード、フォーキャスト対象部品フラグの入力欄がある。
まず、登録者は入出力端末60を用いて、図23の部品情報登録画面の部品コード欄に、部品コードの「B001」等を入力(図22のS21)した後、検索ボタンをクリックする。
そうすると、部品コードのデータが送信され(図22のS22)、フォーキャスト管理装置10(図1参照)は、登録者によって入力された部品コードで情報記録部50の図6の部品情報データファイル504を参照し(図22のS23)、部品名、発注ロット、発注リードタイム、物量確定リードタイム、引取延期可能期間、発注周期、受入試験日数、部品取引先コード、フォーキャスト対象部品フラグを取得し(図22のS24)、入出力端末60に送信し表示する(図22のS25)。
部品情報データファイル504を参照した結果、該当する製品コードが存在しない場合は、図23のフォーキャスト情報登録画面G2の入力欄は「空白」とする。なお、図23では、各入力欄に表示された場合を示している。
次に、登録者は、図23に示すように、部品名、発注ロット、発注リードタイム、物量確定リードタイム、引取延期可能期間、発注周期、受入試験日数、部品取引先コード、フォーキャスト対象部品フラグを入力し(図22のS26)、登録ボタンをクリックする。
そうすると、入力された部品情報が送信され(図22のS27)、フォーキャスト管理装置10は、登録者によって入力された部品情報を部品情報データファイル504(図6参照)に登録する(図22のS28)。
<<マスター情報管理部11における部品取引先情報登録処理>>
次に、マスター情報管理部11(図1参照)における部品取引先情報登録処理について、図24を用いて説明する。なお、図24は、部品取引先情報データファイル(図14参照)に登録するための部品取引先情報登録処理に関する手順を示す図である。
登録者が、入出力端末60(図1参照)を用いて、フォーキャスト管理装置10マスター情報管理部11(図1参照)にログインすると、図25に示す入力画面の部品取引先情報登録画面G3が入出力端末60に表示される。なお、図25は、部品取引先情報登録処理において図1の入出力端末60に表示される部品取引先情報登録画面G3を示す図である。
図25の部品取引先情報登録画面G3には、部品取引先コードの入力欄、および部品取引先名、フォーキャスト契約締結日の入力欄がある。
まず、登録者は、図1の入出力端末60を用いて、図25の部品取引先情報登録画面G3の部品取引先コード欄に、部品取引先コードの「M001」等を入力(図24のS31)した後、検索ボタンをクリックする。
そうすると、部品取引先コードのデータが送信され(図24のS32)、フォーキャスト管理装置10は、登録者によって入力された部品取引先コードで情報記録部50(図1参照)の図14の部品取引先情報データファイル512を参照し(図24のS33)、部品取引先名、フォーキャスト契約締結日を取得し(図24のS34)、入出力端末60に送信し表示する(図24のS35)。
図14の部品取引先情報データファイル512を参照した結果、該当する部品取引先コードが存在しない場合は、図25の部品取引先情報登録画面G3の入力欄は空白とする。なお、図25では、入力欄に表示された場合を示している。
次に、登録者は、図25に示すように、部品取引先名、フォーキャスト契約締結日を入力し(図24のS36)、登録ボタンをクリックする。
そうすると、入力された部品取引先情報が送信され(図24のS37)、フォーキャスト管理装置10(図1参照)は、登録者によって入力された部品取引先情報を情報記録部50(図1、図2参照)の部品取引先情報データファイル512(図14参照)に登録する(図24のS38)。
<<手配情報管理部12における予告手配処理>>
次に、手配情報管理部12(図1参照)における製品予告に関する予告手配処理について、図26を用いて説明する。なお、図26は、製品予告データファイル501(図3参照)に登録するための予告手配処理に関する手順を示す図である。
ここでは、予告者が今後の生産計画に基づく製品の予告情報を算出したことを前提にして説明する。
例えば、予告者が、図1の入出力端末60を用いて、フォーキャスト管理装置10の手配情報管理部12(図1参照)にログインすると、図27に示す入力画面の製品予告画面G4が入出力端末60に表示される。なお、図27は、予告手配処理において図1の入出力端末60に表示される入力画面の製品予告画面G4を示す図である。
図27の製品予告画面G4には、予告番号の入力欄、および製品コード、製品予告数量、製品予告要期の入力欄がある。
まず、登録者は、図1の入出力端末60を用いて、図27の製品予告画面G4の予告番号欄に、予告番号の「Y001」等を入力(図27のS41)した後、検索ボタンをクリックする。
そうすると、入力された予告番号が送信され(図27のS42)、フォーキャスト管理装置10(図1参照)は、登録者によって入力された予告番号で情報記録部50(図1参照)の製品予告データファイル501(図3参照)を参照し(図27のS43)、製品コード、製品予告数量、製品予告要期を取得し(図27のS44)、入出力端末60に送信し表示する(図27のS45)。
図3の製品予告データファイル501を参照した結果、該当する製品コードが存在しない場合は、図27の製品予告画面G4の入力欄は空白とする。なお、図27では、各入力欄に表示された場合を示している
次に、予告者は、図27に示すように、製品コード、製品予告数量、製品予告要期を入力し(図27のS46)、登録ボタンをクリックする。
そうすると、入力された製品予告情報が送信され(図27のS47)、フォーキャスト管理装置10(図1参照)は、予告者によって入力された製品予告情報を、情報記録部50(図1参照)の製品予告データファイル501(図3参照)に登録する(図27のS48)。
製品予告データファイル501への登録は、登録しようとしている予告番号が既に存在しているかどうかをチェックし(図27のS49)、登録済の場合は(図27のS49でYes)、製品予告データファイル501(図3参照)、予告部品データファイル505(図7参照)および総必要部品データファイル508(図10参照)を予告番号で参照し、該当するレコードを削除(図27のS49a)した後に、製品予告画面G4から入力した製品予告情報を登録する(図27のS49b)。
一方、図27のS49において、製品予告データファイル501に予告番号が既に存在していないと判断された場合は(図27のS49でNo)、図27のS49bに移行する。
製品予告データファイル501(図3参照)に登録されたレコードは、図1の部品展開装置20の部品表展開結果を利用し、図7の予告部品データファイル505に登録される。
さらに、予告部品データファイル505に登録されたレコードは、後述する処理にて製品手配時に作成される図9の手配部品データファイル507と結合され、図10の総必要部品データファイル508に登録される。
<<手配情報管理部12における製品手配処理>>
次に、製品手配データファイル506(図8参照)に登録するための手配情報管理部12(図1参照)における製品手配処理について、図28を用いて説明する。なお、図28は、製品手配データファイル506(図8参照)に登録するための予告手配処理に関する手順を示す図である。
例えば、手配者が、図1の入出力端末60を用いて、フォーキャスト管理装置10の手配情報管理部12(図1参照)にログインすると、図29に示す入力画面の製品手配画面G5が入出力端末60に表示される。なお、図29は、予告手配処理において図1の入出力端末に表示される入力画面の製品手配画面G5を示す図である。
図29の製品手配画面G5には、予告番号の入力欄、手配番号の入力欄、および製品コード、製品手配数量、製品手配要期の入力欄がある。
まず、手配者は、図1の入出力端末60を用いて、図27の製品手配画面G5の予告番号欄に前もって予告していた予告番号の「Y001」等を入力(図28のS51)した後、検索ボタンをクリックする。
そうすると、入力された予告番号が送信され(図28のS52)、図1のフォーキャスト管理装置10は、登録者によって入力された予告番号で情報記録部50(図1、図2参照)の図3の製品予告データファイル501を参照し(図28のS53)、製品コード、製品予告数量、製品予告要期を取得し(図28のS54)、入出力端末60に送信し製品手配画面G5の製品コード、製品手配数量、製品手配要期欄へ表示する(図28のS55)。
図3の製品予告データファイル501を参照した結果、該当する製品コードが存在しない場合は、図29の製品手配画面G5の入力欄は空白とする。なお、図29では、各入力欄に表示された場合を示している。
次に、手配者は、表示された製品コード、製品手配数量、製品手配要期を確認し、変更がある場合、図29に示すように、各項目を修正する。さらに、製品手配画面の手配番号欄に、手配番号の「T001」等を入力(図28のS56)した後、検索ボタンをクリックする。
そうすると、入力された製品手配情報が送信され(図28のS57)、図1のフォーキャスト管理装置10は、手配者によって入力された製品手配情報を情報記録部50(図1、図2参照)の製品手配データファイル506(図8参照)に登録する(図28のS58)。
さらに、図3の製品予告データファイル501を予告番号で参照し登録済みか否かチェックし(図28のS59)、予告番号が既に存在していれば(図28のS59でYes)、製品予告データファイル501、予告部品データファイル505(図7参照)および総必要部品データファイル508(図10参照)を予告番号で参照し、該当するレコードを削除する(図28のS59a)。
図8の製品手配データファイル506に登録されたレコードは、部品展開装置20(図1参照)の部品表展開結果を利用し、図9の手配部品データファイル507に登録される。
さらに、手配部品データファイル507に登録されたレコードは、前記した予告部品データファイル505(図7参照)と結合され、総必要部品データファイル508(図10参照)に登録される(図28のS59b)。
一方、図28のS59において、予告番号が既に存在していない場合 (図28のS59でNo)、図28のS59bに移行する。
<<フォーキャスト数量管理部13における発注処理>>
次に、フォーキャスト数量管理部13(図1参照)における発注処理について説明する。
発注処理を行う場合、まず、発注必要数の算出が行われる。以下の発注処理は、フォーキャスト数量管理部13のプログラムが実行されて、処理が行われる。
発注処理は、例えば、毎日、スケジュールにより定めた時間に行うものとする。発注必要数は、図13の部品不足数量データファイル511を作成し、部品不足数量データファイル511の不足数量(ロット計算前)発注予定数量が設定されたレコードを抽出することにより求めることができる。
抽出したレコードは、図6の部品情報データファイル504で定義した発注周期に基づき、周知の技術により部品取引先へ発注し、発注したレコードは、図12の発注情報データファイル510へ登録する。
また、発注した部品コードでフォーキャストの図19の引取責任データファイル17を参照し、引取責任があるレコードが存在する場合は、相殺処理を行う。
<<フォーキャスト数量管理部13におけるフォーキャスト数算出処理>>
次に、フォーキャスト数量算出を行う。フォーキャスト数量算出処理は、例えば、毎週、スケジュールにより定めた曜日の時間に行うものとする。フォーキャスト数算出処理は、フォーキャスト数量管理部13の該当プログラムを実行して行われる。
フォーキャスト数算出処理は、まず、前記した部品不足数量データファイル511(図13参照)を作成する。次に、図15の週割部品不足数量データファイル513、図16の発注ロット計算用データファイル514、図17のフォーキャスト詳細情報データファイル515および図18のフォーキャスト情報データファイル516を作成する。
また、図19の前記した引取責任ファイル517の登録を行う。
<<フォーキャスト提示部14における部品取引先向けフォーキャスト提示>>
次に、フォーキャスト提示部14(図1参照)における部品取引先向けフォーキャスト提示について説明する。以下の部品取引先向けフォーキャスト提示の処理は、フォーキャスト提示部14に対応するプログラムが実行されることにより行われる。
例えば、部品取引先が、図1の入出力端末81を用いて、フォーキャスト管理装置10のフォーキャスト提示部14(図1参照)にログインすると、図30に示す入力画面のフォーキャスト公開画面G6が入出力端末81に表示される。なお、図30は、図1の部品取引先の入出力端末81に表示され、フォーキャストを参照するフォーキャスト公開画面G6を示す図である。
図30のフォーキャスト公開画面G6には、部品取引先コード、部品コード、発注リードタイム、物量確定リードタイム、引取延期可能期間、公開週の表示項目がある。
公開するデータは、図18のフォーキャスト情報データファイル516のうち、ログインしたログインユーザの所属する取引先メーカコードのみとする。
ここで、ログインできるユーザには、IDとパスを付与し、該IDとパスに対して情報公開すべく、セキュリティー管理手段が具備されている。
また、図30のフォーキャスト公開画面G6に表示されている部品取引先コードの各欄をクリックする等して選択することで、図31のフォーキャスト詳細公開画面G7が表示される。なお、図31は、部品取引先の入出力端末81(図1参照)に表示され、フォーキャスト詳細を参照するフォーキャスト詳細公開画面G7を示す図である。
フォーキャスト詳細公開画面G7で公開するデータは、選択したフォーキャスト数量の部品コードで図17のフォーキャスト詳細情報データファイル515を参照したものとする。
また、フォーキャスト公開画面G8は、図32に示すように、月単位で取引を行いたい取引先またはメーカのために、8週先、16週先、24週先までの3通りの表示機能を持つことを特徴としている。
なお、図32は、図1の部品取引先の入出力端末81に表示され、フォーキャストを参照するフォーキャスト公開画面G8の種類を示す図である。
<<まとめ>>
フォーキャスト管理システムは、予算情報をベースとして、受注情報、設計予告の仕様決定情報とをリアルタイムに情報収集し、それらをリアルタイムに公開し、引取責任契約、すなわち物量確定リードタイムを用いて各部品取引先への情報発信を行っている
そして、部品取引先に対しての情報提示方法として、イ.今週〜8週、ロ.今週〜16週、ハ.今週〜4週単位に24週、ニ.これらの全パターン(イ、ロ、ハ)と4種の形態を有し、部品取引先が、業務形態にあわせ自由に選択でき、また、そのデータを出力できる特徴がある。そのため、管理業務の円滑化が図れる。
また、フォーキャスト検索結果の全ての数値が、0(ゼロ)のアイテムに限り、非表示とする機能を持たせ、管理データの厳選化を図っており、必要なデータのみを検索する。
そして、前回更新日との数値変動を「識別表示」し、アラーム管理のビジュアル化を実施し、更に詳細な内容を別画面にて検索可能とすることで、情報精度向上を図っている。
また、表示数値は全て部品取引先との契約済みミニマムロット、すなわち最低購入数の倍数で表示しており、各部品取引先が問題無く取り込める数値で表示することにより、管理工数を削減している。
また、検索画面の背景を、図17、図18、図31に示すように、「要期(納期)に対する遅延=ピンク」(図示せず)、「発注=黄色」、「物量確定=水色」、「公開のみ=白」と色分けしてビジュアル化し、視的管理を容易にできるように構成している。このように、フォーキャストに表示して色分けすることにより、発注周期に則った発注リードタイム(注文発行)の1回の発注となるため発注書が簡素化される。
上記構成によれば、正式注文を手配する以前に引取責任が発生する期間を定めた物量確定リードタイムという期間を設定し、それを内示とし、正式注文は最短の発注リードタイムをもってミニマム数で手配することを、ルール化し、その情報は通信ネットワーク80を介して行うことができる。
それ故、受注者は引取責任が発生する期間の物量確定リードタイムの期限を基に、発注者の必要数のみ生産に着手が出来るようになり、発注リードタイムの確保及び過剰生産のリスクを回避することが可能である。
よって、発注者は、引取責任が発生する物量確定リードタイムの期限を内示しているため、正式注文は、最短の発注リードタイムで発注が可能である。すなわち、実質的な調達リードタイムを短縮する事ができ、部品在庫を低減できる。
この構成により、納入時期は、生産日に限りなく近い日時に決定することが出来る。
従って、部品不足による発注リードタイム割れから発生する部品取引先や内部関係部署との日程再調整などの管理工数増加を大幅削減することができ、納期遵守率が向上する。
顧客仕様が個別に発生するような生産体系において、顧客が要求する製品リードタイムと比べ製品を構成する部品の発注リードタイムが大きい場合には、発注リードタイムの短縮が不可欠であり、その手段として部品取引先へ対しフォーキャストの提示が必要である。
しかしながら、その部品の発注リードタイムを短縮し、部品購入を含めた製品製作リードタイムを短縮するのは、部品取引先頼みになってしまうという問題点がある。この問題点を解決するために、本発明に係わるビジネスモデルを適用する可能性がある。
本発明に係わる実施形態のフォーキャスト管理システムのフォーキャスト管理装置を含む全体構成を示すブロック図である。 実施形態の情報記録部の構成を示す概念的構成図である。 実施形態の製品予告データファイルの構成を示す図である。 実施形態の製品部品表データファイルの構成を示す図である。 実施形態の製品製作情報データファイルの構成を示す図である。 実施形態の部品情報データファイルの構成を示す図である。 実施形態の予告部品データファイルの構成を示す図である。 実施形態の製品手配データファイルの構成を示す図である。 実施形態の手配部品データファイルの構成を示す図である。 実施形態の総必要部品データファイルの構成を示す図である。 実施形態の在庫データファイルの構成を示す図である。 実施形態の発注情報データファイルの構成を示す図である。 実施形態の部品不足数量データファイルの構成を示す図である。 実施形態の部品取引先情報データファイルの構成を示す図である。 実施形態の週割部品不足数量データファイルの構成を示す図である。 実施形態の発注ロット計算用データファイルの構成を示す図である。 実施形態の図2のフォーキャスト詳細情報データファイルの構成を示す図である。 実施形態のフォーキャスト情報データファイルの構成を示す図である。 実施形態の引取責任データファイルの構成を示す図である。 製品製作情報データファイルに登録するための製品製作情報の登録処理に関する手順を示す図である。 製品製作情報の登録処理において入出力端末に表示される入力画面の製品製作情報登録画面を示す図である。 部品情報データファイルに登録するための部品情報の登録処理に関する処理手順を示す図である。 部品情報の登録処理において入出力端末に表示される入力画面の部品情報登録画面を示す図である。 部品取引先情報データファイルに登録するための部品取引先情報登録処理に関する手順を示す図である。 部品取引先情報登録処理において図1の入出力端末に表示される部品取引先情報登録画面を示す図である。 製品予告データファイルに登録するための予告手配処理に関する手順を示す図である。 予告手配処理において入出力端末に表示される製品予告画面を示す図である。 製品予告データファイルに登録するための予告手配処理に関する手順を示す図である。 予告手配処理において入出力端末に表示される入力画面の製品手配画面を示す図である。 部品取引先の入出力端末に表示され、フォーキャストを参照するフォーキャスト公開画面を示す図である。 部品取引先の入出力端末に表示され、フォーキャスト詳細を参照するフォーキャスト詳細公開画面を示す図である。 部品取引先の入出力端末に表示され、フォーキャストを参照するフォーキャスト公開画面の種類を示す図である。
符号の説明
10…フォーキャスト管理装置(未発注情報提示手段、実注文情報提示手段、公開手段)、
14…フォーキャスト提示部(セキュリティー管理手段)、
20…部品展開装置(未発注情報提示手段)、
30…在庫管理装置(未発注情報提示手段、実注文情報提示手段)、
40…購入品管理装置(実注文情報提示手段)、
50…情報記録部(未発注情報提示手段、実注文情報提示手段)、
60…入出力端末(公開手段)、
70…通信ネットワーク(公開手段)、
80…通信ネットワーク(公開手段)、
81…部品取引先入出力端末(公開手段)

Claims (9)

  1. 完成製品の要求納期等を基準に部品レベルに展開した部品個々の必要期限を含む未発注の部品情報を提示する未発注情報提示手段と、
    実注文手配済みの前記部品レベルに展開した部品の必要期限を含む部品情報を提示する実注文情報提示手段と、
    前記未発注情報提示手段の部品情報および前記実注文情報提示手段の部品情報を公開する公開手段とを
    具備することを特徴とするフォーキャスト管理システム。
  2. 前記未発注情報提示手段および前記実注文情報提示手段は、複数の前記完成製品が用いる部品に共通部品が有る場合、それぞれの共通部品数量を合計し、前記公開手段によって、前記共通部品毎に部品取引先に公開する
    ことを特徴とする請求項1に記載のフォーキャスト管理システム。
  3. 前記公開手段が各利用者に付与されたIDとパスに対して情報公開するためのセキュリティー管理手段を具備する
    ことを特徴とする請求項1に記載のフォーキャスト管理システム。
  4. 前記公開手段は、前記未発注情報提示手段の部品情報および前記実注文情報提示手段の部品情報を部品取扱先毎に公開する
    ことを特徴とする請求項1に記載のフォーキャスト管理システム。
  5. 発注日から納品日までの期間である発注リードタイムおよび引取責任が発生する期間である物量確定リードタイムおよび引取猶予期間である引取延期可能期間を有し、前記未発注情報提示手段および前記実注文情報提示手段は、これらの3つの期間を識別し、前記公開手段によって公開する
    ことを特徴とする請求項1に記載のフォーキャスト管理システム。
  6. 前記未発注情報提示手段および前記実注文情報提示手段は、前記各部品の数量を、8週間先まで又は16週間先まで又は24週間先まで、或いは、これらの全ての期間を同時に検索し、前記公開手段によって公開する
    ことを特徴とする請求項1に記載のフォーキャスト管理システム。
  7. 前記未発注情報提示手段および前記実注文情報提示手段は、公開する部品の数量情報が前回更新内容と変動がある場合、該変動がある週毎に判定して識別し、前記公開手段によって表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載のフォーキャスト管理システム。
  8. 前記実注文情報提示手段は、発注リードタイムを満たして発注した未着荷の部品数量である通常注残および前記発注リードタイム割れで発注した未着荷の部品数量である発注リードタイム割れ注残のそれぞれの今回更新内容と前回更新内容との違いを検索し、
    前記未発注情報提示手段は、発注予定の部品数量のそれぞれの今回更新内容と前回更新内容との違いを検索する
    ことを特徴とする請求項1に記載のフォーキャスト管理システム。
  9. 前記実注文情報提示手段は、着荷済みの部品数量の今回更新内容と前回更新内容との違いを検索する
    ことを特徴とする請求項8に記載のフォーキャスト管理システム。
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