JP2009132720A - アルキレンジアミン−n,n,n’,n’−四酢酸−(メタ)アクリルアミドに基づく歯科材料 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】少なくとも1種のアルキレンジアミン−N,N,N’,N’−四酢酸−(メタ)アクリルアミドを含有する重合性組成物を提供する。アルキレンジアミン−N,N,N’,N’−四酢酸−(メタ)アクリルアミドは、カルシウムイオンに対して特に高い親和性を有し、カルシウムイオンと錯体形成して対応する塩を形成し得る。カルシウムイオンに対する高い親和性に起因して、アルキレンジアミン−N,N,N’,N’−四酢酸−(メタ)アクリルアミドは、歯のエナメル質およびぞうげ質への接着を促進し得る。
【選択図】なし
Description
Xは、各場合において独立して、O、または好ましくは、NR6を表し、
R1、R2およびR3は、互いに独立して水素または
Yは、各場合において独立して、直鎖または分枝鎖のC1〜C15アルキレン基を表し、このアルキレン基には、1個以上のOまたはSが介在し得、
R4は、各場合において独立して、水素またはC1〜C10アルキル基を表し、
R5は、各場合において独立して、水素またはC1〜C8アルキル基を表し、
R6は、各場合において独立して、水素またはC1〜C6アルキル基を表し、そして
pは、2〜10である。
(項目1)
式(I)
Xは、各場合において独立して、OまたはNR6を表し、
R1、R2、R3は、互いに独立して水素または
Yは、各場合において独立して、直鎖または分枝鎖のC1〜C15アルキレン基を表し、該アルキレン基には、1個以上のOまたはSが介在し得、
R4は、各場合において独立して、水素またはC1〜C10アルキル基を表し、
R5は、各場合において独立して、水素またはC1〜C8アルキル基を表し、
R6は、各場合において独立して、水素またはC1〜C6アルキル基を表し、そして
pは、2〜10である、
アルキレンジアミン−N,N,N’,N’−四酢酸−(メタ)アクリルアミド。
(項目2)
Yは、各場合において独立して、直鎖または分枝鎖のC1〜C10アルキレン基であり、該アルキレン基には、1個以上のOまたはSが介在し得、
R4は、各場合において独立して、水素またはC1〜C8アルキル基を表し、
R5は、各場合において独立して、水素またはC1〜C6アルキル基を表し、
R6は、各場合において独立して、水素またはC1〜C4アルキル基を表し、そして
pは、2〜6である、
項目1に記載のアルキレンジアミン−N,N,N’,N’−四酢酸−(メタ)アクリルアミド。
(項目3)
少なくとも1種の項目1または2に記載のアルキレンジアミン−N,N,N’,N’−四酢酸−(メタ)アクリルアミドを含有することを特徴とする、重合性組成物。
(項目4)
アルキレンジアミン−N,N,N’,N’−四酢酸−(メタ)アクリルアミドに加えて、少なくとも1種のさらなるラジカル重合性モノマーを含有することを特徴とする、項目3に記載の組成物。
(項目5)
ラジカル重合の開始剤を含有することを特徴とする、項目3または4に記載の組成物。
(項目6)
2個以上の重合性基を有する少なくとも1種のモノマー、および/または1個以上の酸性基を有する少なくとも1種のモノマーを含有することを特徴とする、項目4または5に記載の組成物。
(項目7)
光重合の開始剤を含有することを特徴とする、項目5または6に記載の組成物。
(項目8)
充填材を含有することを特徴とする、項目3〜7のいずれか1項に記載の組成物。
(項目9)
前記充填材が、1nm〜10μmの平均粒径を有する粒子性充填材であることを特徴とする、項目8に記載の組成物。
(項目10)
a)0.5重量%〜50重量%の式(I)によるアルキレンジアミン−N,N,N’,N’−四酢酸−(メタ)アクリルアミド、
b)0.01重量%〜15重量%のラジカル重合の開始剤、
c)0重量%〜80重量%のさらなる重合性モノマー、
d)0重量%〜95重量%の溶媒、
e)0重量%〜75重量%の充填材、
を含有することを特徴とする、項目3〜9のいずれか1項に記載の組成物。
(項目11)
a)5重量%〜40重量%の式(I)によるアルキレンジアミン−N,N,N’,N’−四酢酸−(メタ)アクリルアミド、
b)0.1重量%〜5重量%のラジカル重合の開始剤、
c)0重量%〜60重量%のさらなる重合性モノマー、
d)0重量%〜80重量%の溶媒、
e)0重量%〜60重量%の充填材、
を含有することを特徴とする、項目10に記載の組成物。
(項目12)
SiO2、ZrO2、Al2O3、AlO(OH)またはこれらの混合酸化物に基づく単分散ナノ粒子性充填材を含有することを特徴とする、項目11に記載の組成物。
(項目13)
前記充填材が、5nm〜200nmの平均粒径を有することを特徴とする、項目11または12に記載の組成物。
(項目14)
a)5重量%〜40重量%の式(I)によるアルキレンジアミン−N,N,N’,N’−四酢酸−(メタ)アクリルアミド、
b)0.1重量%〜5重量%のラジカル重合の開始剤、
c)0重量%〜60重量%のさらなる重合性モノマー、
d)1重量%〜75重量%の充填材、
を含有することを特徴とする、項目10に記載の組成物。
(項目15)
石英、セラミック、ガラスセラミックまたはガラス粉末に基づく極微小充填材を含有することを特徴とする、項目14に記載の組成物。
(項目16)
前記充填材が、0.01μm〜5μmの平均粒径を有することを特徴とする、項目14または15に記載の組成物。
(項目17)
成分(c)が、前記組成物の全体の質量に対して1重量%〜50重量%の1個以上の酸性基を有するモノマーを含有することを特徴とする、項目10〜16のいずれか1項に記載の組成物。
(項目18)
成分(c)が、前記組成物の全体の質量に対して1重量%〜45重量%の2個以上の重合性基を有するモノマーを含有することを特徴とする、項目10〜17のいずれか1項に記載の組成物。
(項目19)
歯科材料としての、項目3〜18のいずれか1項に記載の組成物の使用。
(項目20)
接着剤またはセメントとしての、項目19に記載の使用。
(項目21)
歯科材料の調製のための、項目1または2に記載の1種以上のアルキレンジアミン−N,N,N’,N’−四酢酸−(メタ)アクリルアミドの使用。
(項目22)
接着剤またはセメントの調製のための、項目21に記載の使用。
本発明は、式(I)のアルキレンジアミン−N,N,N’,N’−四酢酸−(メタ)アクリルアミド
Yは、各場合において独立して、直鎖または分枝鎖のC1〜C10アルキレン基であり、該アルキレン基には、1個以上のOまたはSが介在し得、
R4は、各場合において独立して、水素またはC1〜C8アルキル基を表し、
R5は、各場合において独立して、水素またはC1〜C6アルキル基を表し、
R6は、各場合において独立して、水素またはC1〜C4アルキル基を表し、そして
pは、2〜6である
ことを特徴とする。
a)0.5重量%〜50重量%、好ましくは5重量%〜40重量%、そして特に好ましくは5重量%〜30重量%の、式(I)によるアルキレンジアミン−N,N,N’,N’−四酢酸−(メタ)アクリルアミド、
b)0.01重量%〜15重量%、好ましくは0.1重量%〜5.0重量%、特に好ましくは0.3重量%〜3.0重量%のラジカル重合の開始剤、
c)0重量%〜80重量%、好ましくは0重量%〜60重量%、そして特に好ましくは10重量%〜50重量%のさらなる重合性モノマー、
d)0重量%〜95重量%、好ましくは0重量%〜80重量%、そして特に好ましくは10重量%〜60重量%の溶媒(好ましくは、水)、
e)0重量%〜75重量%の充填材。
a)0.5重量%〜50重量%、好ましくは5重量%〜40重量%、そして特に好ましくは5重量%〜30重量%の、式(I)によるアルキレンジアミン−N,N,N’,N’−四酢酸−(メタ)アクリルアミド、
b)0.01重量%〜15重量%、好ましくは0.1重量%〜5.0重量%、特に好ましくは0.3重量%〜3.0重量%のラジカル重合の開始剤、
c)0重量%〜80重量%、好ましくは0重量%〜60重量%、そして特に好ましくは10重量%〜50重量%のさらなる重合性モノマー、
d)0重量%〜95重量%、好ましくは0重量%〜80重量%、そして特に好ましくは10重量%〜60重量%の溶媒(好ましくは、水)、
e)0重量%〜60重量%、好ましくは0重量%〜50重量%、そして特に好ましくは0重量%〜20重量%の充填材(特に、SiO2、ZrO2、Al2O3、AlO(OH)またはこれらの混合酸化物に基づく単分散ナノ粒子性充填材であり、好ましくは、5nm〜200nm、特に好ましくは10nm〜100nm、非常に特に好ましくは10nm〜50nmの平均粒径を有する)。
a)0.5重量%〜50重量%、好ましくは5重量%〜40重量%、そして特に好ましくは5重量%〜30重量%の、式(I)によるアルキレンジアミン−N,N,N’,N’−四酢酸−(メタ)アクリルアミド、
b)0.01重量%〜15重量%、好ましくは0.1重量%〜5.0重量%、特に好ましくは0.3重量%〜3.0重量%のラジカル重合の開始剤、
c)0重量%〜80重量%、好ましくは0重量%〜60重量%、そして特に好ましくは10重量%〜50重量%のさらなる重合性モノマー、
d)1重量%〜75重量%、好ましくは20重量%〜75重量%、そして特に好ましくは40重量%〜65重量%の充填材(特に、石英、セラミック、ガラスセラミックまたはガラス粉末に基づく極微小充填材であり、好ましくは、0.01μm〜5μm、特に0.3μm〜5μm、特に好ましくは0.4μm〜3μm、そして非常に特に好ましくは0.4μm〜1μmの平均粒径を有する)。
(EDTA−ジ(5−メタクリルアミドペンチル)エステルMAM−EDTAの調製)
(EDTA−ジ(2−メタクリロイルオキシエチル)エステルMA−EDTA(参照物質)の調製)
(実施例1から得られたMAM−EDTAおよび実施例2から得られた参照物質MA−EDTAの、加水分解に対する抵抗性の試験)
モノマーMAM−EDTAおよびMA−EDTAのそれぞれの加水分解安定性を試験するために、各場合において、DMSO−d6/D2O(1:1)中20%の溶液を、37℃で保存した。特定の間隔において、これらの溶液の1H−NMRスペクトルを記録した。HEMA置換された参照物質であるMA−EDTAの場合、第二の二重結合信号が、その1H−NMRスペクトルにおいて即座に観察されることが示された。これは、メタクリル酸の脱離を伴うメタクリル酸エステル基の加水分解により引き起こされる。37℃で119日間の保存後、約50%のメタクリル酸エステル基が加水分解された。逆に、本発明によるモノマーであるMAM−EDTAは、明らかに、加水分解抵抗性がより高かった。調査の開始の時点で、加水分解生成物は、MAM−EDTAの1H−NMRスペクトルにおいて全く認識され得なかった。37℃で119日後でさえも、さらなる二重結合の信号は、その1H−NMRスペクトルにおいて検出され得なかった。
(MAM−EDTAおよび参照物質であるMA−EDTAにそれぞれ基づく歯科用接着剤の調製)
ウシの歯のぞうげ質に対するぞうげ質接着を調査するために、以下の組成(重量%で与えられる)の2つの接着剤を調製した。これらの接着剤は、MAM−EDTAまたはMA−EDTA(比較例)のいずれかを含有する:
2)ビスGMA=メタクリル酸とビスフェノールA−ジグリシジルエーテルとの付加生成物。
3)ショウノウキノン(0.2重量%)と4−(N,N−ジメチルアミノ)安息香酸エチルエステル(2.5重量%)との混合物。
Claims (22)
- 式(I)
Xは、各場合において独立して、OまたはNR6を表し、
R1、R2、R3は、互いに独立して水素または
Yは、各場合において独立して、直鎖または分枝鎖のC1〜C15アルキレン基を表し、該アルキレン基には、1個以上のOまたはSが介在し得、
R4は、各場合において独立して、水素またはC1〜C10アルキル基を表し、
R5は、各場合において独立して、水素またはC1〜C8アルキル基を表し、
R6は、各場合において独立して、水素またはC1〜C6アルキル基を表し、そして
pは、2〜10である、
アルキレンジアミン−N,N,N’,N’−四酢酸−(メタ)アクリルアミド。 - Yは、各場合において独立して、直鎖または分枝鎖のC1〜C10アルキレン基であり、該アルキレン基には、1個以上のOまたはSが介在し得、
R4は、各場合において独立して、水素またはC1〜C8アルキル基を表し、
R5は、各場合において独立して、水素またはC1〜C6アルキル基を表し、
R6は、各場合において独立して、水素またはC1〜C4アルキル基を表し、そして
pは、2〜6である、
請求項1に記載のアルキレンジアミン−N,N,N’,N’−四酢酸−(メタ)アクリルアミド。 - 少なくとも1種の請求項1または2に記載のアルキレンジアミン−N,N,N’,N’−四酢酸−(メタ)アクリルアミドを含有することを特徴とする、重合性組成物。
- アルキレンジアミン−N,N,N’,N’−四酢酸−(メタ)アクリルアミドに加えて、少なくとも1種のさらなるラジカル重合性モノマーを含有することを特徴とする、請求項3に記載の組成物。
- ラジカル重合の開始剤を含有することを特徴とする、請求項3または4に記載の組成物。
- 2個以上の重合性基を有する少なくとも1種のモノマー、および/または1個以上の酸性基を有する少なくとも1種のモノマーを含有することを特徴とする、請求項4または5に記載の組成物。
- 光重合の開始剤を含有することを特徴とする、請求項5または6に記載の組成物。
- 充填材を含有することを特徴とする、請求項3〜7のいずれか1項に記載の組成物。
- 前記充填材が、1nm〜10μmの平均粒径を有する粒子性充填材であることを特徴とする、請求項8に記載の組成物。
- a)0.5重量%〜50重量%の式(I)によるアルキレンジアミン−N,N,N’,N’−四酢酸−(メタ)アクリルアミド、
b)0.01重量%〜15重量%のラジカル重合の開始剤、
c)0重量%〜80重量%のさらなる重合性モノマー、
d)0重量%〜95重量%の溶媒、
e)0重量%〜75重量%の充填材、
を含有することを特徴とする、請求項3〜9のいずれか1項に記載の組成物。 - a)5重量%〜40重量%の式(I)によるアルキレンジアミン−N,N,N’,N’−四酢酸−(メタ)アクリルアミド、
b)0.1重量%〜5重量%のラジカル重合の開始剤、
c)0重量%〜60重量%のさらなる重合性モノマー、
d)0重量%〜80重量%の溶媒、
e)0重量%〜60重量%の充填材、
を含有することを特徴とする、請求項10に記載の組成物。 - SiO2、ZrO2、Al2O3、AlO(OH)またはこれらの混合酸化物に基づく単分散ナノ粒子性充填材を含有することを特徴とする、請求項11に記載の組成物。
- 前記充填材が、5nm〜200nmの平均粒径を有することを特徴とする、請求項11または12に記載の組成物。
- a)5重量%〜40重量%の式(I)によるアルキレンジアミン−N,N,N’,N’−四酢酸−(メタ)アクリルアミド、
b)0.1重量%〜5重量%のラジカル重合の開始剤、
c)0重量%〜60重量%のさらなる重合性モノマー、
d)1重量%〜75重量%の充填材、
を含有することを特徴とする、請求項10に記載の組成物。 - 石英、セラミック、ガラスセラミックまたはガラス粉末に基づく極微小充填材を含有することを特徴とする、請求項14に記載の組成物。
- 前記充填材が、0.01μm〜5μmの平均粒径を有することを特徴とする、請求項14または15に記載の組成物。
- 成分(c)が、前記組成物の全体の質量に対して1重量%〜50重量%の1個以上の酸性基を有するモノマーを含有することを特徴とする、請求項10〜16のいずれか1項に記載の組成物。
- 成分(c)が、前記組成物の全体の質量に対して1重量%〜45重量%の2個以上の重合性基を有するモノマーを含有することを特徴とする、請求項10〜17のいずれか1項に記載の組成物。
- 歯科材料としての、請求項3〜18のいずれか1項に記載の組成物の使用。
- 接着剤またはセメントとしての、請求項19に記載の使用。
- 歯科材料の調製のための、請求項1または2に記載の1種以上のアルキレンジアミン−N,N,N’,N’−四酢酸−(メタ)アクリルアミドの使用。
- 接着剤またはセメントの調製のための、請求項21に記載の使用。
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