JP2009130525A - 画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】情報発信を可能としながらも不適切な情報発信を抑制する画像処理装置を提供することを課題とする。
【解決手段】本発明に係る画像処理装置1は、付加情報を読み込む付加情報読込手段302と、印刷媒体に付加されることが禁止されている付加情報か否かを判断するサーバ314に、付加情報読込手段302により読み込まれた付加情報を送信する送信手段309と、送信手段309により送信された付加情報が、印刷媒体に付加されることが禁止されている付加情報か否かをサーバから受信する受信手段309と、禁止されていないとされた加情報を原稿をスキャンして得られたスキャン画像データに付加した印刷データを印刷媒体に印刷する印刷手段とを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像処理装置の分野に関する。
原稿のコピーを行う場合に、余白等に広告を出力してコピーを行い、利用者のコピー料金を割引するといったシステムが提案されている。特許文献1においては、ネットワークから配信された広告情報を印刷する場合に、原稿の余白のサイズによって広告画像を変倍して印刷を行い、その広告画像のサイズによって利用者への割引及び広告主への広告掲載代金を決定するシステムが開示されている。
さらに、これに関連して、特許文献2では広告主がコンビニエンスストアなどの店頭で特定のフォームを用いてコピー紙の余白に印刷したい広告情報を登録することのできる情報処理装置が提案されている。広告主が店頭で広告情報を登録する方法は、その地域に密着した情報を手軽に発信する手段として効果的である。コンビニエンスストア単位で異なる地域の情報を発信できることから、ターゲットユーザを近隣に限定して広告を行うことができる。
特開2002−281282号公報 特開2003−173448号公報
しかしながら、広告として大量の種類のコンテンツが登録されるようになると公序良俗に反する内容を持つ広告が発信されることがある。あるいは、悪意のある広告主でなくとも意図せずして法的に問題のあるコンテンツを発信することも考えられる。特許文献1、2の発明は、効果的な広告配信方法である一方、公序良俗に反するような不適切な広告であってもコピー紙の余白等に印刷されてしまい、これを防止することができない。
本発明は、上記のような問題に鑑みて、情報発信を可能としながらも不適切な情報発信を抑制する画像処理装置を提供することを目的とする。
そこで上記課題を解決するため、本発明に係る画像処理装置は、画像データに付加情報を付加して印刷媒体に印刷する画像処理装置において、前記付加情報を取得する付加情報取得手段と、印刷媒体に付加されることが禁止されている付加情報か否かを判断するサーバに、前記付加情報取得手段により取得された前記付加情報を送信する送信手段と、前記送信手段により送信された前記付加情報が、印刷媒体に付加されることが禁止されている付加情報か否かを前記サーバから受信する受信手段と、禁止されていないとされた前記付加情報を前記画像データに付加した印刷データを、前記印刷媒体に印刷する印刷手段とを有することを特徴とする。
また上記課題を解決するため、本発明に係る画像処理装置は、画像データに付加情報を付加して印刷媒体に印刷する画像処理装置において、前記付加情報を取得する付加情報取得手段と、印刷媒体に付加されることが禁止されている付加情報か否かを判断する判断手段と、禁止されていないとされた前記付加情報を前記画像データに付加した印刷データを、前記印刷媒体に印刷する印刷手段と、を有することを特徴とする。
なお、本発明の構成要素、表現または構成要素の任意の組合せを、方法、装置、システム、コンピュータプログラム、記録媒体、などに適用したものも本発明の態様として有効である。
本発明によれば、情報発信を可能としながらも不適切な情報発信を抑制する画像処理装置を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面を用いて説明する。
(本発明に係る画像処理装置の概要及び構成)
まず、具体的な発明の内容を説明する前に、本発明の実施形態に係る画像処理装置について図1を用いて説明を行う。図1は、画像処理装置の外観斜視図の一例を示したものである。画像処理装置1は、コピー機能、ファクシミリ(FAX)機能、プリント機能、スキャナ機能及び入力画像を配信する機能等を複合したいわゆるMFP(Multi Function Peripheral)と称されるデジタルカラー複合機である。
画像処理装置1は、転写紙などの媒体に画像を形成する画像形成手段である印刷装置7の上部に、原稿から画像を読み取る画像読取手段である画像読取装置8を配設した構成である。また、画像読取装置8の装置外面には、オペレータに対する表示とオペレータからの機能設定等の各種の入力を許容する操作パネルPが設けられている。さらに、操作パネルPの下部には、記憶媒体Mに記憶されているプログラムコードや画像データ等を読み取ったり、記憶媒体Mに対してプログラムコードや画像データ等を書き込む装置である外部メディア入出力装置9が、記憶媒体Mの挿入を許容する挿入口を外部に露出させて設けられている。
図2は、画像処理装置1のブロック図である。画像処理装置1は、画像処理ユニット部Aと情報処理ユニット部Bとに大別されており、印刷装置7及び画像読取装置8は画像処理ユニット部Aに属し、操作パネルP及び外部メディア入出力装置9は情報処理ユニット部Bに属している。
画像処理ユニット部Aについて説明する。印刷装置7及び画像読取装置8を備える画像処理ユニット部Aは、画像処理ユニット部Aにおける画像処理全般の制御を行う画像処理制御ユニット10を備えており、この画像処理制御ユニット10には、印刷装置7を制御する印刷制御ユニット11と、画像読取装置8を制御する画像読取制御ユニット12とが接続されている。印刷制御ユニット11は、画像処理制御ユニット10の制御に従って印刷装置7に対して画像データを含む印刷指示を出力し、印刷装置7に転写紙などの媒体に画像を形成して出力させる。画像読取制御ユニット12は、画像処理制御ユニット10の制御により画像読取装置8を駆動し、原稿の表面に対するランプ照射の反射光をミラー及びレンズにより受光素子(例えば、CCD(Charge Coupled Device))に集光して読み取り、A/D変換してRGB各8bitのデジタル画像データを生成する。 このような画像処理制御ユニット10は、メインプロセッサであるCPU(Central Processing Unit)13と、画像読取装置8から読み込んだ画像データを印刷装置7による作像に供すべく一旦格納しておくメモリデバイス(例えば、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)等)14と、制御プログラム等を記憶したROM(Read Only Memory)15と、システムログ/システム設定/ログ情報等を記録しておく電源OFF時にもデータの保持が可能なNVRAM16とをバス接続した構成である。また、画像処理制御ユニット10には、多量の画像データの蓄積やジョブ履歴等の記憶装置となるHDD(Hard Disk Drive)17、装置内部に設けられた集線装置であるHUB19を介して画像処理ユニット部AをLAN2に接続するためのLAN制御部18、FAX制御を行うFAX制御ユニット20が接続されている。このFAX制御ユニット20は、公衆電話網に通じる構内交換器(PBX)22に接続されており、画像処理装置1は、遠隔のファクシミリと交信することができる。また、画像処理制御ユニット10には、表示制御ユニット23及び操作入力制御ユニット24が接続されている。表示制御ユニット23は、画像処理制御ユニット10のコントロールによって制御パネルI/F25に接続された通信ケーブル26を介して情報処理ユニット部Bに対して画像表示制御信号を出力し、情報処理ユニット部Bの操作パネルPに対して画像表示の制御を行う。操作入力制御ユニット24は、情報処理ユニット部Bの操作パネルPからのオペレータによる機能設定や入力操作に応じた入力制御信号を、画像処理制御ユニット10のコントロールによって制御パネルI/F25に接続された通信ケーブル26を介して入力する。即ち、画像処理ユニット部Aは、情報処理ユニット部Bの操作パネルPを通信ケーブル26を介して直接モニタすることができる構成になっている。したがって、画像処理ユニット部Aは、従来の画像処理装置が備える画像処理ユニットに対して通信ケーブル26を接続し、情報処理ユニット部Bの操作パネルPを利用するようにしたものである。即ち、画像処理ユニット部Aの表示制御ユニット23及び操作入力制御ユニット24は、操作パネルPに接続されているものとして動作している。このような構成により、画像処理ユニット部Aは、外部(サーバコンピュータ、クライアントコンピュータ、ファクシミリ等)からの画像情報である印刷データ及びプリント指示するコマンドを解析し、印刷データを出力画像データとして印刷できる状態にビットマップ展開し、印刷モードをコマンドから解析し動作を決定している。その印刷データ及びコマンドをLAN制御部18あるいはFAX制御ユニット20を通じて受信し動作する。また、画像処理ユニット部Aは、SDRAM14やHDD17に記憶されている印刷データ、原稿読取りデータ、これらを出力用に処理した出力画像データ、および、それらを圧縮した圧縮データを外部に転送することができる。
次に、操作パネルPを備える情報処理ユニット部Bについて説明する。情報処理ユニット部Bは、一般にパーソナルコンピュータといわれるような情報処理装置に用いられる汎用のOS(Operating System)によって制御される。情報処理ユニット部Bは、メインプロセッサであるCPU31を有しており、このCPU31には、CPU31の作業用領域となるRAMや起動プログラムなどを記憶した読出し専用メモリであるROMで構成されるメモリユニット32と、OS(Operating System)やアプリケーションプログラムを記憶するHDD等の記憶装置34に対するデータの入出力を制御する記憶装置制御ユニット35とが、バス接続されている。また、CPU31には、情報処理ユニット部BをHUB19を介してLAN2に接続するためのLAN制御部33が接続されている。このLAN制御部33に割り当てられるネットワークアドレスであるIPアドレスは、前述した画像処理ユニット部AのLAN制御部18に割り当てられるIPアドレスとは異なるものである。すなわち、本実施の形態の画像処理装置1には、2つのIPアドレスが割り当てられていることになる。つまり、画像処理ユニット部Aと情報処理ユニット部BとはLAN2に接続されていることになり、画像処理ユニット部Aと情報処理ユニット部Bとの間においてはデータ交換が可能な構成になっている。さらに、CPU31には、操作パネルPを制御する表示制御ユニット36及び操作入力制御ユニット37が接続されている。入出力デバイス制御ユニット42は、記憶媒体Mやその他のメディアを読み込む外部メディア入出力装置9及び各種インターフェース43からの入出力を制御する。
(画像処理装置の機能構成)
図3は、サーバ314とネットワーク313を介して接続された画像処理装置1が、広告データ(付加情報に相当)を受け付けてから、広告内容のフィルタリング、広告の印刷までの処理に必要な機能を示したブロック図である。
はじめに、広告データの登録時のデータフローについてブロック図を用いて説明する。広告データ入力部302は広告主からの広告データを受け付ける機能部位で、スキャナ部からの入力データファイルの引き取りまたは可換記憶媒体からの各種ファイルの引き取りを行う。可換記憶媒体には、フラッシュメモリとして広く使用されているUSBメモリ、SDカード、コンパクトフラッシュ(登録商標)などがある。広告データ入力部から入力されたファイルは広告管理部303へと転送される。
広告管理部303は、広告の登録と広告入りコピー画像の作成と印刷を制御する。広告管理部303は入力されたファイルフォーマットに応じて処理を振り分ける。例えば、入力データが可換記憶媒体から持ち込まれたテキストを含むファイル形式の場合は、既に文字列がテキストとして抽出可能であることから、内容のテキストをフィルタリング制御部310へ出力する。一方、入力データがスキャナ部からの入力データファイルまたは可換記憶媒体からの画像ファイルである場合は、画像から文字列を抽出するため画像処理部308へと進む。画像処理部308は画像データを文字の特徴量や輪郭のエッジの強さなどを利用して、文字を含む文字領域とそれ以外の領域に分割する。文字領域と判定された領域は、OCR処理部311にてOCR(Optical Character Recognition)処理にてテキストデータに変換される。また文字領域以外の領域から、バーコードやQRコード(登録商標)といったコード情報を抽出しコードデコード部312へ入力されテキストデータに変換する。テキストデータに変換された広告データは、フィルタリング制御部310に出力される。フィルタリング制御部310は、Webクライアント309を経由して入力データを外部のサーバ314へとデータを送信する。
データの入力を受けて、サーバ314内のフィルタリング部315は、その入力データが公序良俗に反していないか等、所定の情報に該当するか否かをチェックする。入力文字列からNGキーワードを検出するためのキーワードリスト316と、入力された画像データが著作権等に反する違法画像に該当する等など、所定の画像を検出するための画像検出エンジン317、入力された文字データがURLであった場合に違法な内容または不適切な内容等の含まれるURLとして登録されていないかを判定するURLフィルタ318を利用して、入力データをチェックする。なお、これらのキーワードリスト316、画像検出エンジン317、URLフィルタ318は最新の情報を維持するために定期的に更新される。
サーバ314によるチェック結果は、Webクライアント309での受信を経由して画像処理装置1のフィルタリング制御部310に戻される。その結果を受けた広告管理部303は広告データとして登録の可否を判断し、広告として適用可能な場合には広告データ記憶部304にデータを保存する。
次に、ユーザが画像処理装置1のコピー機能を使用する際のデータフローについて説明する。画像読み取り制御ユニットからコピー原稿を受け取ったコピーアプリケーション301は、広告管理部303に対して広告データを要求する。広告管理部303は、掲載順序管理された複数の広告データから適切なデータを選択する。この際に広告データにURLのリンクが含まれている場合、前述のフィルタリング制御部310を通して、URLのリンク先に問題がないか否かのフィルタリングが行われる。問題がない場合、画像処理部308にて広告データを印刷可能なデータ型式に変換する。コピー原稿は設定に応じて、余白を作成するための縮小処理を施された後、前記変換された広告データと共にフォーム合成部305に入力されて合成され、印刷制御部306にて出力される。
なお、図3に示した各部は、ソフトウェアによって実現されてもよい。
以上、画像処理装置1の機能構成について簡単に説明したが、次に本発明に係る具体的な内容について説明する。
(広告データの登録)
図4は、広告主から広告データ(付加情報)が持ち込まれ、画像処理装置1にその広告データが登録されるまでの処理の流れを示したフローチャートである。これを用いて広告データの登録について説明する。
広告主から広告原稿として広告データが持ち込まれる場合、広告データ(広告原稿)は紙原稿もしくは電子ファイルにて持ち込まれる。ステップS401において、広告データが紙原稿である場合は、紙原稿は画像処理装置1によりスキャンされ、画像データとして読み取られる。一方、広告データが電子ファイルである場合には、ステップS402において上述したような可換記憶媒体から電子ファイルが読み出される。なお、フローチャート上での図示は省略するが、広告データが電子ファイルの場合はネットワーク経由でファイルを取得してもよい。その場合、ステップS402に含めることができる。
ここで、図5、6を用いて、持ち込まれる広告データについて説明する。図5は、持ち込まれた紙原稿を表す図の一例である。501は、広告主の会社ロゴや商品を表すマーク等の画像である。502は、ユーザにお知らせする広告本文である。503は、コード情報であり、この例ではQRコード(登録商標)が付されている。ユーザは携帯電話等でコード情報を読み込んでコード情報からWebサイトのURL等を取得、広告主のWebサイト等に簡単にアクセスできる。図6は、601が画像ではなくURLが記載されている広告データの例である。このURLのリンク先には画像が貼られており、このように画像に代わってURLを記載しても、画像処理装置1により実際のリンク先の画像に置き換えられる。これについては後に説明する。図5、6の例では、紙原稿であるから、ステップS401でスキャンされ、画像データとして画像処理装置1に取り込まれる。ステップS402でファイルとして持ち込まれる場合でも、図5、6のようなイメージファイルであれば、そのまま画像データとして取り込まれる。また、502、601といったような部分はテキストとして表現されていれば、その部分はそのままテキストとして読み込まれる。
ステップS404では、読み込まれた広告データが、画像データか否かが判定される。画像データである場合には、ステップS405において、上述した画像処理部308によって画像から文字列を抽出する文字画像分離処理が行われる。この処理により画像データを文字の特徴量や輪郭のエッジの強さなどを利用して、文字を含む文字領域とそれ以外の領域に分割する。
ステップS406は、テキスト化処理を行うステップである。テキスト化処理は、画像化されている文字を、テキストに変換する処理である。まず、文字領域と判定された領域が、JPEG、PNG、TIFF、PDFといったOCR処理可能な画像形式かどうかを判定する。OCR処理可能な画像形式であれば、文字領域と判定された領域に対してOCR処理を行う。OCR処理により得られたテキストデータは保存される。また、文字領域以外の領域から、バーコードやQRコード(登録商標)といったコード情報を検出する。検出した場合は、コードデコード部312によりテキストデータが取得される。コード情報から取得されたテキストデータも同様に保存される。
ステップS407において、ステップS404で画像データでないと判定されたデータ、即ちテキストデータと、ステップS406で取得されたテキストデータに対して、テキスト分析処理が行われる。テキスト分析処理においては、テキストの文字列からURL部分の抽出やOCR処理の誤認識による文字化け部分の排除、修正が行われる。
次に、ステップS408は、広告データの広告としての採用可否を判断するために、対象データに対してフィルタリングが行われる。これまでの処理で、入力された広告データは、URL部分、テキスト部分(URL部分除く)、画像部分(ステップS405における文字を含まない領域に相当)に分けられている。これらのデータはフィルタリングの対象として、サーバ314に送信される。なお、このフィルタリングについては後に詳しく説明を行う。
ステップS409では、サーバ314からフィルタリング結果を受けて、広告への採用可否を判定される。例えば、広告データに含まれるURL部分、テキスト部分(URL部分除く)、画像部分のいずれもがサーバ314のフィルタリング部315によるチェックを問題なく通過したという結果を得た場合に、当該広告データを広告として採用可との判定を行う。
広告への適用が可とされた場合は、ステップS411で広告主に印刷レイアウト(広告掲載枠)を表示し、ステップS412で広告掲載枚数などの広告掲載に係る諸設定を行った後、ステップ413で広告として採用可能な広告データとして登録がされる。この広告データは、広告データ記憶部304に保存される。一方、ステップS409でサーバ314からのフィルタリング結果を受けて、広告への適用不可と判定された場合には、ステップS410で広告主へ登録不可メッセージを表示の上、登録処理を終了する。
なお、図4では、広告主から持ち込まれる広告データは、紙原稿もしくは電子ファイルにて持ち込まれるとしたが、画像処理装置1の操作入力装置41等から広告主が設定してもよい。広告主はパネルで広告内容を作成する。この場合には、図4のフローチャートではステップS404から進めばよい。
(広告データのフィルタリング)
図7は、フィルタリング制御部310が実施するフィルタリングのフローチャートである。図4においては、S408に係るものである。ステップS701及びステップS721でサーバ314に接続し、サーバ314の有するフィルタリング機能の使用許可を取得する。ステップS702で、対象の広告データにテキストデータ(URL部分除く)が含まれている場合、Webクライアント309は、ステップS703でサーバ314へテキストデータの送信を行う。また、ステップS704では、対象の広告データに画像データが含まれている場合、ステップS705で、Webクライアント309は、サーバ314へ画像データを送信する。ステップS722及びステップS723で受信したテキストデータ、画像データに対して、ステップS724で、サーバ314のフィルタリング部315は、画像/文字列のフィルタリング処理を行う。送信されたテキストデータにおいてキーワードリスト316に登録されたNGキーワードが含まれていないか、また画像検索エンジン317によるWeb上の画像の検索によって著作権等で保護された画像データが含まれていないか等の判定がなされる。ステップS725でフィルタリング結果(判定結果)がサーバ314によって送信され、ステップS706で、Webクライアント309は、フィルタリング結果を受信する。
ステップS707で、フィルタリング結果を受けて、テキストデータ及び画像データについて異常なしと判定された場合、ステップS708に進む。一方、ステップS707で異常ありと判定された場合は、広告への適用を除外すると判定してフィルタリング処理を終了する。
ステップS708において、広告データにURLを表す情報が含まれる場合には、ステップS709で、URLを表す情報をサーバ314に送信する。ステップS724、S727において、サーバ314はURLを表す情報を受信し、フィルタリング部315はURLフィルタリングを行う。URLフィルタリングは、URLのリンク先であるコンテンツが違法サイト、公序良俗等に反するサイト等であるか否かを判別する。なお、このようなURLフィルタリングは、Web閲覧時のセキュリティ機能として多くのベンダーで既に商品化されているため、詳細な処理内容についてここでは省略する。ステップS728で、フィルタリング結果が送信され、ステップS710で、Webクライアント309は、フィルタリング結果を受信する。
ステップS711で、URLフィルタリングの結果、異常なしと判定された場合には、ステップS712で広告適用を許可して、フィルタリングを終了する。ステップS710で異常ありと判定された場合は、広告への適用を除外すると判定してフィルタリングを終了する。
なお、テキストデータ、画像データ、URLを表す情報に対してのフィルタリングを行う順序は、本実施例の順序に制限されることなく、変更されてもよい。
また、本実施例では広告データのフィルタリングは外部のサーバ314において行う構成を説明したが、画像処理装置1において広告のフィルタリング処理を行う構成としてもよい。この場合は、図3で説明したフィルタリング部315、キーワードリスト316、画像検索エンジン317、URLフィルタ318といったサーバ314が有する機能を画像処理装置1が有する構成となる。この場合には、図7におけるステップS724、S727等のステップは、画像処理装置1で行われるものである。また、画像処理装置1は、最新のフィルタのルールを維持するためフィルタのリストの更新を一定の間隔で行うための機能も有する。
(広告データの付加)
図8は、原稿のコピー時に広告を付加して印刷媒体に出力する場合のフローチャートである。広告データは上述した広告データの登録処理によって画像処理装置1の記憶装置に記憶されている。ユーザは紙原稿をコピーするため、画像処理装置1のスキャン機能を利用して原稿の読取を行い、読み取られた原稿は画像データ(以下、スキャン画像データという)として画像処理装置1に取り込まれる。なお、ユーザは記憶媒体等で持ち込んで、ファイルや画像データといった電子データを印刷したい場合もある。この場合は、スキャンでなく、電子形式で画像処理装置1に取り込まれる。本実施例では、ユーザは原稿を持参しスキャンして画像データを読み取る構成で説明を行うものとする。記憶媒体等で持ち込まれて電子形式で読み取られたデータもスキャン画像データと以下、同様に扱えばよい。以下、図8を用いて説明を行う。
ステップS801においては、スキャン画像データを印刷媒体に印刷するにあたって、原稿を縮小するための変倍処理を行うか否かの判定が行われる。広告を挿入・付加するための余白スペースを設けるためである。ステップS802では、変倍処理を行うと判定された場合に所定のコピーレイアウト枠に広告を挿入できる大きさにスキャン画像データの縮小を行う。縮小は全体に対して均一に行い、例えば変倍率を90%として変倍処理を行う。一方、広告を付加する余白スペースがある場合には変倍処理は行われない。
ステップS803はコピーレイアウトの作成で、あらかじめプリセットされた定型フォームによってスキャン画像データと広告データの配置を決定する。ステップS804は、複数の広告が配信の登録がされている場合、挿入・付加する広告データの選定である。選定ルールは多々考えられる。例えば、広告の登録順に選定したり、広告料金に応じて選定の優先度をつける。また、広告主は広告登録の設定の際、広告を配信したい時間帯を指定しておくことで、時間帯に応じて広告の選定をしてもよい。例えば、昼の時間帯には主婦層向けの広告、夜の時間帯には若者向けの広告を選定する。本実施例では、広告の選定は登録順に選定が行われるものとする。ステップS805は、選択可能な広告データの有無の判定である。有効な広告データがある場合には、次のステップへ進む。一方、有効な広告データを保持していない場合は、広告データを付加してのコピーを提供できないため、通常のコピーを実施する。
ステップS806で、選定した広告データがURLを表す情報を含んでいる場合には、さらにステップS807のURLフィルタリングに進む。この処理は上述した図におけるステップS709〜S710までの処理と同様であるため説明は省略する。ステップS808で、フィルタリングの結果、異常がなければ次に進む。一方、ステップS808でリンク先が異常ありと判定された場合は、ステップS812で当該の広告を不適切広告として選定対象から除外し、ステップS813で広告主に対し除外の旨のメールを送信して、再度ステップS804で広告の選定を実施する。メールの他に、ログ等にあわせて書き込
む。なお、広告データの登録処理において既に行われているURLフィルタリングを再度行う意味は、広告データの登録以後に、URLのリンク先のコンテンツが変更される可能性があることによる。これにより、URL自体は同一であっても例えばURLリンク先のWebサイトのコンテンツが公序良俗に反するような内容等に書き換わった場合にも対応することができる。なお、URLを表す情報の有無は広告データの登録の際に、広告の属性として登録されているため再度文字列を新たに分析する必要はない。
URLフィルタリングの結果、ステップS808で異常なしと判定された場合、ステップS809〜S811は、登録時に広告主が画像情報に代わって、リンク先に画像を持つURLを設定している場合には、URLのリンク先から画像をダウンロードする。図6の601の例がこれに相当する。これにより、登録時に実際の画像を添付する手間を省くことができるだけでなく、例えばシーズン物の画像といったように、一定期間ごとにリンク先の画像を変更したい場合にも柔軟に対応することができる。広告が印刷されるたびに、異なる画像を付加できる。なお、ステップS807による再度のURLフィルタリングにより、問題のある画像は排除されている。
ステップS814は、スキャン画像データに広告データをレイアウトに従って付加し、印刷用データを作成するステップである。ダウンロードされたURLのリンク先の画像もここで広告データに挿入される。ステップS815で、作成された印刷用データはメモリに格納され印刷媒体に印刷される。図9の例に示すように、ユーザは広告付きのコピーを得る。
印刷用データの保存の際には、ユーザのコピー原稿の部分(スキャン画像データ部分)は内容が特定されないようにマスク処理が施された後保存される。これにより、画像処理装置1に残された印刷用データについて、ユーザのコピー原稿の内容を保護する。広告主等が印刷用データを視認して広告効果を確認する場合などでも、ユーザのコピー原稿の内容を保護することができる。図10は、コピー原稿の部分1001がマスク処理を施された印刷用データの一例である。
なお、ステップS801において、広告を挿入・付加する余白スペースの有無を判断し変倍処理を行うか否かの構成とした。この他に、ユーザが操作入力装置41から変倍率を指定・選択させ、選択した変倍率に応じて(広告スペースの範囲に応じて)、コピー料金を変動させてもよい。90%の縮小率を選択した場合コピー料金が1割引に、80%の縮小率を選択した場合コピー料金が2割引に、といった具合である。
また、スキャン画像データ(上述した通りユーザが記憶媒体等で持ち込んだ電子データも含む)に含まれる情報に基づいて、広告データのフィルタリングを行ってもよい。即ち、スキャン画像データに対して上述した方法でテキスト部分、画像部分、URL部分(まとめてテキスト部分等という)に分け、サーバ314(もしくはフィルタリング機能を持つ画像形成装置1)は、このテキスト部分等に基づいてフィルタリング処理を行う。この処理は、テキスト部分等と、登録時等に取得した広告データのテキスト部分等が、相対的な禁止関係が記録された所定のテーブルを基に、不適切な組み合わせであるか否かの判定を行うフィルタリング処理である。例えば、スキャン画像データのテキスト部分に「B会社」というテキストが含まれていたとする。ある広告データの広告主が「A会社」であり、かつA会社、B会社が競合関係にある場合、このスキャン画像データに、「A会社」のPRや商品広告を付加情報として付加するのは不適切である。この場合、前記テーブルには「A会社」と「B会社」の組み合わせが記載されている。「A会社」の広告である広告データは、「B会社」のテキストを含むスキャン画像データに付加するのは不適切であるのでフィルタリングによりフィルタされ、当該スキャン画像データには、登録されている他の広告データが付されることになる。
このように、スキャン画像データの内容に応じても、不適切な広告データをフィルタリングすることにより、より不適切な広告ひいては不適切な情報発信を抑制する画像処理装置を提供することができる。
以上、説明した画像処理装置は、コピー紙に付加する付加情報(広告)の内容の適否を判断することで、不適切な付加情報を排除することがきる。なお、印刷媒体に広告データを付加して印刷を行う実施例について説明したが、付加する情報は広告に限られるものではなく、様々な情報にも応用可能である。
本発明の実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
本実施形態に係る画像処理装置の外観斜視図である。 本実施形態に係る画像処理装置のハードウェア構成図である。 本実施形態に係る画像処理装置の機能構成図である。 広告データの登録処理に係るフローチャートである。 広告原稿の一例を表す図である。 広告原稿の一例を表す図である。 フィルタリング処理に係るフローチャートである。 広告データの付加処理に係るフローチャートである。 広告を付したコピーの一例を表す図である。 マスク処理を施した印刷用データを表す図の一例である。
符号の説明
1 画像処理装置
301 コピーアプリケーション
302 広告データ入力部
303 広告管理部
305 フォーム合成部
306 印刷制御部
308 画像処理部
309 Webクライアント
310 フィルタリング制御部
311 OCR処理部
312 コードデコード部
313 ネットワーク
314 サーバ
315 フィルタリング部
316 キーワードリスト
317 画像検索エンジン
318 URLフィルタ
501 ロゴ画像
502 広告本文
503 コード
1001 マスク処理済みスキャン画像データ部

Claims (6)

  1. 画像データに付加情報を付加して印刷媒体に印刷する画像処理装置において、
    前記付加情報を取得する付加情報取得手段と、
    印刷媒体に付加されることが禁止されている付加情報か否かを判断するサーバに、前記付加情報取得手段により取得された前記付加情報を送信する送信手段と、
    前記送信手段により送信された前記付加情報が、印刷媒体に付加されることが禁止されている付加情報か否かの情報を前記サーバから受信する受信手段と、
    禁止されていないとされた前記付加情報を前記画像データに付加した印刷データを、前記印刷媒体に印刷する印刷手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 画像データに付加情報を付加して印刷媒体に印刷する画像処理装置において、
    前記付加情報を取得する付加情報取得手段と、
    印刷媒体に付加されることが禁止されている付加情報か否かを判断する判断手段と、
    禁止されていないとされた前記付加情報を前記画像データに付加した印刷データを、前記印刷媒体に印刷する印刷手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  3. 前記付加情報取得手段は、原稿のスキャン、電子ファイルの記憶媒体からの読み取り、又は、ネットワークを介しての電子ファイルの読み取りによって、前記付加情報を取得すること、
    を特徴とする請求項1又は2記載の画像処理装置
  4. 前記付加情報取得手段は、前記付加データに含まれる光学的読取符号を復号すること、
    を特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  5. 前記付加情報がURLを表す情報を有する場合、
    前記URLのリンク先から画像を取得する画像取得手段を有し、
    前記印刷手段は、前記画像取得手段により取得された前記画像を前記URLを表す情報の部分に置き換えた前記付加情報を印刷すること、
    を特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  6. 前記印刷データにおいて、前記画像データの部分にマスク処理を行うマスク処理手段と、
    前記マスク処理手段によりマスク処理された前記印刷データを記憶する記憶手段と、
    を有することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載の画像処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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