JP2009129221A - 画像のぼけ量測定装置、ぼけ量測定方法、および、ぼけ量測定プログラム - Google Patents

画像のぼけ量測定装置、ぼけ量測定方法、および、ぼけ量測定プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2009129221A
JP2009129221A JP2007304009A JP2007304009A JP2009129221A JP 2009129221 A JP2009129221 A JP 2009129221A JP 2007304009 A JP2007304009 A JP 2007304009A JP 2007304009 A JP2007304009 A JP 2007304009A JP 2009129221 A JP2009129221 A JP 2009129221A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
blur
values
averaging
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007304009A
Other languages
English (en)
Inventor
Itaru Furukawa
至 古川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd filed Critical Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2007304009A priority Critical patent/JP2009129221A/ja
Publication of JP2009129221A publication Critical patent/JP2009129221A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

【課題】ノイズが多く、コントラストが低い場合でも、画像のぼけ量を正しく測定する。
【解決手段】線状ぼかし処理部11は、入力画像Xに対して特定の方向に並んだ画素の値を平均化する線状ぼかし処理を複数の方向について行い、複数のぼかし画像を求める。指標値算出部12は、各ぼかし画像について、ぼけの程度を表す指標値を求める。指標値選択部14は、複数の指標値の中から最大値を選択し、入力画像Xのぼけ量Yとして出力する。線状ぼかし処理により、特定の方向のエッジをぼけさせずに入力画像Xからノイズを除去し、指標値の最大値を選択することにより、入力画像Xに含まれるエッジの方向にかかわらず、ぼけ量Yを正しく測定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理に関し、特に、画像のぼけ量を測定するぼけ量測定装置、ぼけ量測定方法、および、ぼけ量測定プログラムに関する。
近年、画像処理は多くの分野で利用されている。画像処理の好適な利用例として、半導体パターン検査装置が挙げられる。半導体パターン検査装置は、半導体の回路パターンを撮影した入力画像に対して画像処理を行い、回路パターン上の欠陥を検知したり、検知した欠陥を分類したりする。
画像処理を行うときに画像のぼけ量を測定できれば、測定したぼけ量をその後の処理に利用できるので、有用である。例えば半導体パターン検査装置では、入力画像に基づき回路パターン上の欠陥を分類するときに、測定したぼけ量に基づき不適切な画像(ぼけた画像)を予め除外しておくことにより、分類精度を向上させることができる。また、測定したぼけ量をフォーカス制御にフィードバックすれば、フォーカス精度を向上させることもできる。なお、ぼけ量は鮮鋭度(シャープネス)と相互に変換可能であり、ぼけ量を測定することは鮮鋭度を測定することと同義である。
画像のぼけ量の測定に関しては、FFT(Fast Fourier Transform:高速フーリエ変換)を用いて画像の周波数成分を求め、その高周波成分の変化に基づきぼけ量を測定する方法が、従来から知られている。ところが、この方法には、画像に含まれる高周波成分の大小によって測定精度が大きく変化し、測定したぼけ量がノイズの影響を受けやすい(ノイズの大半は高周波成分になるから)という問題がある。
そこで、ぼけ量の測定精度を向上させるために、画像のエッジ部分を検出してぼけ量を測定する方法も考案されている。例えば特許文献1には、画像のエッジ領域を検出し、エッジ領域の面積で正規化した高周波成分に基づき画像を鮮鋭化することが記載されている。また、特許文献2には、画像に含まれる線状またはエッジ状の陰影の方向と強さを検出し、検出した方向と強さに応じた指向性を有する空間フィルタを画像に施すことが記載されている。
特許2692531号公報 特開2001−111835号公報
しかしながら、ぼけ量の測定対象となる画像において、被写体のコントラストが低く、これに比べてノイズが強いことがある。例えば半導体パターン検査装置の入力画像は、上記の特性を有する。このような画像に対してエッジ部分を検出してぼけ量を測定する方法を適用した場合、エッジ部分を正しく検出できないので、ぼけ量を正しく測定できない。このように従来の方法には、画像に含まれるノイズが多く、被写体のコントラストが低い場合には、ぼけ量を正しく測定できないという問題がある。
それ故に、本発明は、画像に含まれるノイズが多く、被写体のコントラストが低い場合でもぼけ量を正しく測定できる、画像のぼけ量測定装置、ぼけ量測定方法、および、ぼけ量測定プログラムを提供することを目的とする。
第1の発明は、画像のぼけ量を測定する装置であって、
入力画像に対して特定の方向に並んだ画素の値を平均化する処理を複数の方向について行い、複数のぼかし画像を求める線状ぼかし処理部と、
前記ぼかし画像のそれぞれについて、ぼけの程度を表す指標値を求める指標値算出部と、
前記入力画像のぼけ量として前記指標値の最大値を選択する指標値選択部とを備える。
第2の発明は、第1の発明において、
前記線状ぼかし処理部は、特定の方向に並んだ画素の値を平均化する処理を、前記入力画像に含まれるエッジが向き得る方向のすべてについて行うことを特徴とする。
第3の発明は、第2の発明において、
前記線状ぼかし処理部は、特定の方向に並んだ画素の値を平均化する処理を、前記エッジが取り得る傾き誤差の最大値に応じた個数の画素について行うことを特徴とする。
第4の発明は、第2の発明において、
前記線状ぼかし処理部は、縦方向に並んだ画素の値を平均化する処理と横方向に並んだ画素の値を平均化する処理のうち、少なくとも一方を行うことを特徴とする。
第5の発明は、第4の発明において、
前記線状ぼかし処理部は、縦方向に並んだ画素の値を平均化する処理と横方向に並んだ画素の値を平均化する処理の両方を行うことを特徴とする。
第6の発明は、第5の発明において、
前記線状ぼかし処理部は、斜め方向に並んだ画素の値を平均化する処理を行うことを特徴とする。
第7の発明は、第1の発明において、
前記指標値算出部は、
前記ぼかし画像について、コントラスト変化の程度を表す重み係数値を画素ごとに求める重み係数値算出部と、
前記ぼかし画像について、高周波成分を画素ごとに求める高周波成分算出部と、
前記重み係数値と前記高周波成分を画素ごとに乗算する乗算部と、
乗算結果の統計量を求めて前記指標値を出力する統計量算出部とを含むことを特徴とする。
第8の発明は、第7の発明において、
前記重み係数値算出部は、有効な重み係数値の個数を一定にする処理を行うことを特徴とする。
第9の発明は、第7の発明において、
前記統計量算出部は、前記指標値として乗算結果の平均値または合計値を求めることを特徴とする。
第10の発明は、画像のぼけ量を測定する方法であって、
入力画像に対して特定の方向に並んだ画素の値を平均化する処理を複数の方向について行い、複数のぼかし画像を求めるステップと、
前記ぼかし画像のそれぞれについて、ぼけの程度を表す指標値を求めるステップと、
前記入力画像のぼけ量として前記指標値の最大値を選択するステップとを備える。
第11の発明は、画像のぼけ量を測定するためのプログラムであって、コンピュータに、
入力画像に対して特定の方向に並んだ画素の値を平均化する処理を複数の方向について行い、複数のぼかし画像を求めるステップと、
前記ぼかし画像のそれぞれについて、ぼけの程度を表す指標値を求めるステップと、
前記入力画像のぼけ量として前記指標値の最大値を選択するステップとを実行させる。
第12の発明は、第11の発明において、
前記ぼかし画像を求めるステップは、特定の方向に並んだ画素の値を平均化する処理を、前記入力画像に含まれるエッジが向き得る方向のすべてについて行うことを特徴とする。
第13の発明は、第12の発明において、
前記ぼかし画像を求めるステップは、特定の方向に並んだ画素の値を平均化する処理を、前記エッジが取り得る傾き誤差の最大値に応じた個数の画素について行うことを特徴とする。
第14の発明は、第12の発明において、
前記ぼかし画像を求めるステップは、縦方向に並んだ画素の値を平均化する処理と横方向に並んだ画素の値を平均化する処理のうち、少なくとも一方を行うことを特徴とする。
第15の発明は、第14の発明において、
前記ぼかし画像を求めるステップは、縦方向に並んだ画素の値を平均化する処理と横方向に並んだ画素の値を平均化する処理の両方を行うことを特徴とする。
第16の発明は、第15の発明において、
前記ぼかし画像を求めるステップは、斜め方向に並んだ画素の値を平均化する処理を行うことを特徴とする。
第17の発明は、第11の発明において、
前記指標値を求めるステップは、
前記ぼかし画像について、コントラスト変化の程度を表す重み係数値を画素ごとに求めるステップと、
前記ぼかし画像について、高周波成分を画素ごとに求めるステップと、
前記重み係数値と前記高周波成分を画素ごとに乗算するステップと、
乗算結果の統計量を求めて前記指標値を出力するステップとを含むことを特徴とする。
第18の発明は、第17の発明において、
前記重み係数値を求めるステップは、有効な重み係数値の個数を一定にする処理を行うことを特徴とする。
第19の発明は、第17の発明において、
前記統計量を求めるステップは、前記指標値として乗算結果の平均値または合計値を求めることを特徴とする。
上記第1、第10または第11の発明によれば、特定の方向に並んだ画素の値を平均化する処理を行うことにより、当該方向のエッジをぼけさせずに、入力画像に含まれるノイズを除去することができる。また、ぼかし画像の指標値の最大値を選択することにより、ぼかし画像に多く含まれるエッジに基づき入力画像のぼけ量を測定することができる。したがって、画像に含まれるノイズが多く、被写体のコントラストが低い場合でも、画像のぼけ量を正しく測定することができる。また、複数の方向についてぼかし画像を求めるので、入力画像に応じてぼかし処理の内容を切り替える必要がない。したがって、人手を介入させることなく、自動的に簡単な手順で入力画像のぼけ量を測定することができる。
上記第2または第12の発明によれば、入力画像に含まれるエッジが向き得る方向のすべてについてぼかし画像を求めることにより、入力画像に含まれるエッジの方向にかかわらず、いずれかのぼかし画像に含まれるエッジに基づき入力画像のぼけ量を測定することができる。
上記第3または第13の発明によれば、入力画像に含まれるエッジが取り得る傾き誤差の最大値に応じて平均化する画素の個数を決定することにより、入力画像が傾いているときでも好適なぼかし画像を求め、ぼけ量の測定精度を向上させることができる。
上記第4または第14の発明によれば、縦方向と横方向の少なくとも一方のエッジを含む入力画像のぼけ量を正しく測定することができる。
上記第5または第15の発明によれば、縦方向と横方向の両方のエッジを含む入力画像のぼけ量を正しく測定することができる。
上記第6または第16の発明によれば、縦方向と横方向に加えて、斜め方向のエッジを含む入力画像のぼけ量を正しく測定することができる。
上記第7または第17の発明によれば、重み係数値と高周波成分の乗算結果の統計量に基づき、ぼけの程度を表す指標値を求めることができる。求めた指標値の最大値を選択することにより、画像のぼけ量を正しく測定することができる。
上記第8または第18の発明によれば、有効な重み係数値の個数を一定にすることにより、正規化された指標値を求めることができる。この指標値の最大値を選択することにより、ぼけ量の測定精度を向上させることができる。
上記第9または第19の発明によれば、ぼけの程度を表す指標値として、重み係数値と高周波成分の乗算結果の平均値または合計値を求めることができる。求めた指標値の最大値を選択することにより、画像のぼけ量を正しく測定することができる。
図1は、本発明の実施形態に係るぼけ量測定装置の構成を示すブロック図である。図1に示すぼけ量測定装置10は、線状ぼかし処理部11、指標値算出部12、指標値記憶部13、および、指標値選択部14を備えている。指標値算出部12は、重み係数値算出部21、高周波成分算出部22、乗算部23、および、統計量算出部24を含んでいる。
ぼけ量測定装置10は、概ね以下のように動作する。ぼけ量測定装置10には、ある被写体を撮影した、ぼけ量が未知の画像Xが入力される。線状ぼかし処理部11は、入力画像Xに対して各種の線状ぼかし処理(詳細は後述)を行い、複数のぼかし画像を求める。指標値算出部12は、ぼかし画像のそれぞれについて、ぼけの程度を表す指標値(詳細は後述)を求める。指標値記憶部13は、指標値算出部12で求めた指標値を複数個記憶する。指標値選択部14は、指標値記憶部13に記憶された複数の指標値の中から最大値を選択し、入力画像Xのぼけ量Yとして出力する。
本実施形態では、入力画像Xは、半導体の回路パターンを撮影した画像であるとする。図2Aと図2Bは、入力画像Xの例を示す図である。図2Aに示す画像(以下、画像Aという)と、図2Bに示す画像(以下、画像Bという)にはノイズが含まれている。ぼけ量測定装置10には、画像Aのようなぼけの少ないシャープな画像が入力され場合と、画像Bのようなぼけた画像が入力される場合とがある。ぼけ量測定装置10は、シャープな画像が入力されたときには小さな値のぼけ量Yを出力し、ぼけた画像が入力されたときには大きな値のぼけ量Yを出力する。
以下、線状ぼかし処理部11と指標値算出部12の詳細を説明する。上述したように、線状ぼかし処理部11は、入力画像Xに対して各種の線状ぼかし処理を行う。ここで線状ぼかし処理とは、特定の方向(あるいは、特定の形状)に並んだ画素の値を平均化する処理をいう。図2Aと図2Bに示すように、入力画像Xには縦方向、横方向および斜め方向のエッジが含まれていることがある。線状ぼかし処理部11は、入力画像Xに含まれるエッジが向き得る方向のすべてについて線状ぼかし処理を行う。具体的には、線状ぼかし処理部11は、縦方向線状ぼかし処理、横方向線状ぼかし処理、右上方向線状ぼかし処理、および、左上方向線状ぼかし処理を行う。
図3は、線状ぼかし処理の詳細を説明するための図である。図3において、斜線を付した矩形は注目画素を表し、点状模様を付した矩形は注目画素以外の平均化対象画素を表す。縦方向線状ぼかし処理では、注目画素を中心として縦方向に並んだn個(nは3以上の整数)の画素が平均化対象画素となり、平均化対象画素の値の平均値が注目画素に設定される。横方向線状ぼかし処理では、注目画素を中心として横方向に並んだn個の画素が平均化対象画素となり、右上方向線状ぼかし処理では、注目画素を中心として左下から右上に向かう方向に並んだn個の画素が平均化対象画素となり、左上方向線状ぼかし処理では、注目画素を中心として左上から右下に向かう方向に並んだn個の画素が平均化対象画素となる。これら3つの処理でも、平均化対象画素の値の平均値が注目画素に設定される。
画像A(図2A)と画像B(図2B)に対して縦方向線状ぼかし処理を行うと、図4Aと図4Bに示す画像が得られる。これら2枚の画像では、値の平均化によりノイズは除去されているが、縦方向のエッジはぼけていない。また、画像Aと画像Bに対して横方向線状ぼかし処理を行うと、図5Aと図5Bに示す画像が得られる。これら2枚の画像では、ノイズは除去されているが、横方向のエッジはぼけていない。同様に、右上方向線状ぼかし処理を行った場合には右上方向のエッジはぼけず(図6Aと図6Bを参照)、左上方向線状ぼかし処理を行った場合には左上方向のエッジはぼけない(図7Aと図7Bを参照)。このように、入力画像Xに対してある方向の線状ぼかし処理を行うことにより、当該方向のエッジをぼけさせずに、入力画像Xに含まれるノイズを除去することができる。
線状ぼかし処理における平均化対象画素の個数(上記n)は、ノイズ除去の効果を高めるためには、できるだけ大きいことが好ましい。ところが、入力画像Xが傾いている場合もあるので、個数nをあまり大きくすることも適切ではない。そこで、被写体の状況や、被写体の位置決めをする装置の精度(水平/垂直度の精度)などに基づき、個数nを予め好適に決定しておく必要がある。
例えば、入力画像Xが傾いたときに入力画像Xの両端で最大数画素の位置ずれが発生する場合には、個数nを入力画像Xのサイズ(ある方向の画素数)の1/10程度に決定すればよい。また、装置の水平/垂直度の傾き誤差が0.7度の場合に個数nを80に決定すると、80×Tan(0.7度)≒1より、平均化対象画素の中にエッジに隣接する画素(平均化すべきでない画素)が混入する。この隣接画素の混入を防止するためには、個数nを、例えば80の半分の40と決定すればよい。このように個数nは、入力画像Xに含まれるエッジが取り得る傾き誤差の最大値に応じて決定することが好ましい。
なお、入力画像Xが特定の方向のエッジを含まないことが予め分かっている場合には、線状ぼかし処理部11は上記4種類の線状ぼかし処理のすべてを行う必要はない。また、入力画像Xが他の方向(あるいは、他の形状)のエッジを含むことが予め分かっている場合には、線状ぼかし処理部11は、上記4種類の線状ぼかし処理に加えて、他の線状ぼかし処理(例えば、円環状に並んだ画素の値を平均化する処理)を行ってもよい。線状ぼかし処理部11が行う複数の線状ぼかし処理の中に、入力画像Xに対する効果が少ないものが含まれていても、その後の処理で指標値の最大値がぼけ量として選択されるので、ぼけ量の測定精度に特に問題はない。
重み係数値算出部21は、図8に示す処理を行うことにより、線状ぼかし処理部11で求めたぼかし画像について、コントラスト変化の程度を表す重み係数値を画素ごとに求める。図8に示すように、重み係数値算出部21は、まず、ぼかし画像に対して所定サイズ(例えば、3×3画素)のメディアンフィルタを適用する(ステップS1)。メディアンフィルタの適用により、フィルタ領域内の画素の値の中央値(メディアン)がフィルタ領域の中央の画素に設定される。これにより、ぼかし画像に含まれるノイズが除去される。
次に、重み係数値算出部21は、ノイズ除去後のぼかし画像に対して所定サイズ(例えば、3×3画素)の最大値フィルタを適用し(ステップS2)、これとは別に同じサイズの最小値フィルタを適用する(ステップS3)。最大値フィルタの適用により、フィルタ領域内の画素の値の最大値がフィルタ領域の中央の画素に設定され、明るい領域を拡張した画像が得られる。一方、最小値フィルタの適用により、フィルタ領域内の画素の値の最小値がフィルタ領域の中央の画素に設定され、暗い領域を拡張した画像が得られる。
次に、重み係数値算出部21は、最大値フィルタ適用後の画像と最小値フィルタ適用後の画像との差を求め(ステップS4)、差画像のヒストグラムを作成する(ステップS5)。この差画像は、コントラスト変化の程度を表す。ステップS5では、例えば図9に示すヒストグラムが作成される。
重み係数値算出部21では、差画像のヒストグラムに関係する2個の比率P1、P2(ただし、0≦P2<P1<1)が予め決定されている。重み係数値算出部21は、ステップS5で作成したヒストグラムから、差画像の画素値のうちで大きいほうから全体の(100×P1)%の位置にある値(以下、閾値S1という)と、(100×P2)%の位置にある値(以下、閾値S2という)とを求める(ステップS6)。例えば、図9に示すヒストグラムにおいてP1=0.05、P2=0.02である場合には、差画像の画素値のうちで大きいほうから全体の5%の位置にある値が閾値S1となり、大きいほうから全体の2%の位置にある値が閾値S2となる。なお、比率P1、P2は、入力画像Xの特性やこれまでのぼけ量測定結果などに基づき決定される。
次に、重み係数値算出部21は、閾値S1、S2に基づきルックアップテーブルを作成し(ステップS7)、これを用いて差画像を階調変換する(ステップS8)。図10は、ステップS8で行われる階調変換の特性を示す図である。図10に示すように、S1未満の値は最小値0に変換され、S2以上の値は最大値Rmaxに変換され、S1以上S2未満の値RはRmax×(R−S1)/(S2−S1)に変換される。
最後に、重み係数値算出部21は、階調変換後の差画像を重み係数値として出力する(ステップS9)。以降の処理では、非ゼロの重み係数値だけが有効となる。重み係数値算出部21は、ステップS6〜S8において有効な重み係数値の個数を一定にする処理を行い、正規化された重み係数値を求める。また、比率P1、P2を調整することにより、正規化の程度を調整することができる。
高周波成分算出部22は、線状ぼかし処理部11で求めたぼかし画像について、高周波成分を画素ごとに求める。高周波成分算出部22は、高周波成分を求めるために、ぼかし画像に対して所定サイズ(例えば、3×3画素)のラプラシアンフィルタを適用する。高周波成分算出部22は、ぼかし画像に対してより大きなサイズ(例えば、7×7画素)のラプラシアンフィルタを適用してもよく、ラプラシアンフィルタ以外のハイパスフィルタを適用してもよい。
例えば、図4Aと図4Bに示すぼかし画像(縦方向線状ぼかし処理後の画像)に対して重み係数値算出処理を行うと、図11Aと図11Bに示す結果が得られる。また、同じぼかし画像について高周波成分を求めると、図12Aと図12Bに示す結果が得られる。
乗算部23は、重み係数値算出部21で求めた重み係数値と、高周波成分算出部22で求めた高周波成分を画素ごとに乗算する。統計量算出部24は、乗算部23で求めた乗算結果の合計値を求め、ぼかし画像の指標値として出力する。指標値算出部12で求めた指標値は指標値記憶部13に記憶され、指標値の最大値が入力画像Xのぼけ量Yとして出力される。なお、統計量算出部24は、乗算結果の合計値に代えて乗算結果の平均値を求めてもよい。あるいは、統計量算出部24は、乗算結果の統計量を求め、求めた統計量に基づく指標値を出力してもよい。
以下、図13に示すフローチャートを参照して、ぼけ量測定装置10における処理を説明する。図13に示すように、ぼけ量測定装置10には、まず、ぼけ量の測定対象となる画像が入力される(ステップS11)。次に、線状ぼかし処理部11は、入力画像に対して各種の線状ぼかし処理を行い、複数のぼかし画像を求める(ステップS12)。次に、ぼけ量測定装置10では、ステップS12で求めたぼかし画像の中から、未処理のぼかし画像が選択される(ステップS13)。
次に、重み係数値算出部21は、図8に示す処理を行うことにより、ステップS13で選択されたぼかし画像について重み係数値を画素ごとに求める(ステップS14)。次に、高周波成分算出部22は、ステップS13で選択されたぼかし画像について、高周波成分を画素ごとに求める(ステップS15)。次に、乗算部23は、ステップS13で求めた重み係数値とステップS14で求めた高周波成分を画素ごとに乗算する(ステップS16)。次に、統計量算出部24は、ステップS16で求めた乗算結果の合計値を求める(ステップS17)。次に、指標値記憶部13は、ステップS17で求めた合計値をステップS13で選択されたぼかし画像の指標値として記憶する(ステップS18)。
次に、ぼけ量測定装置10では、ステップS12で求めたぼかし画像をすべて処理したか否かが判断される(ステップS19)。ぼけ量測定装置10の制御は、すべて処理済みの場合にはステップS20へ進み、それ以外の場合にはステップS13へ進む。前者の場合(ステップS19でYESの場合)、指標値選択部14は、指標値記憶部13に記憶された複数の指標値の中から最大値を選択し(ステップS20)、選択した指標値を入力画像のぼけ量として出力する(ステップS21)。
ぼけ量測定装置10は、図14に示すように、コンピュータと、コンピュータによって実行されるぼけ量測定プログラムとを用いて構成することもできる。図14に示すコンピュータは、CPU31、メモリ32、記憶装置33、入力部34、表示部35および通信部36をバス接続した構成を有する。記憶装置33は、通信部36や外部記録媒体(図示せず)を経由して入力された、ぼけ量測定プログラム41と測定対象画像42を予め記憶している。ぼけ量測定プログラム41は、図8や図13に示す処理をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
図14に示すコンピュータをぼけ量測定装置として機能させるときには、記憶装置33に記憶されたぼけ量測定プログラム41と測定対象画像42がメモリ32に転送される。CPU31は、メモリ32上のぼけ量測定プログラム41を実行することにより、測定対象画像42のぼけ量を測定する。測定されたぼけ量は、表示部35に表示されてもよく、ぼけ量測定プログラム41以外のプログラムで利用されてもよく、通信部36を経由して他の装置(ぼけ量に基づき画像処理を行う装置など)に転送されてもよい。
このように本実施形態に係るぼけ量測定装置10は、入力画像に各種の線状ぼかし処理を行って複数のぼかし画像を求め、各ぼかし画像についてぼけの程度を表す指標値を求め、指標値の最大値を入力画像のぼけ量として出力する。以下、複数のぼかし画像を求めずにぼけ量を測定する方法(以下、従来の方法という)と対比して、本実施形態に係るぼけ量測定装置10の効果を説明する。
画像A(図2A)と画像B(図2B)に対して従来のノイズ除去フィルタを適用すると、図15Aと図15Bに示すノイズのない画像が得られる。ところが、シャープな画像Aにノイズ除去フィルタを適用した場合(図15A)と、ぼけた画像Bにノイズ除去フィルタを適用した場合(図15B)とでは、ぼけ量が同じレベルになる。このため、ノイズ除去後の画像に対して以後の処理を行っても、ぼけ量の違いを検知できない。
また、従来の方法で画像Aと画像Bについてエッジ検出を行うと、図16Aと図16Bに示す結果が得られる。シャープな画像Aからはエッジを検出できるが(図16A)、ぼけた画像Bからはノイズに埋もれてエッジを検出できない(図16B)。このため、検出したエッジに基づき画像のぼけ量を測定した場合、ぼけ量の測定精度は著しく低下する。
また、従来の方法で画像Aと画像Bについて高周波成分を求めると、図17Aと図17Bに示す結果が得られる。シャープな画像Aの高周波成分(図17A)とぼけた画像Bの高周波成分を比較しても、ノイズに埋もれてエッジ部分のぼけ量の違いが分からない。このため、求めた高周波成分に基づき画像のぼけ量を測定した場合、ぼけ量の測定精度は著しく低下する。このように従来の方法では、ノイズを含む画像Aや画像Bのぼけ量を正しく測定することができない。
これに対して、本実施形態に係るぼけ量測定装置10は、画像Aに対して各種の線状ぼかし処理を行って、図4A、図5A、図6Aおよび図7Aに示すぼかし画像を求め、画像Bに対して各種の線状ぼかし処理を行って、図4B、図5B、図6Bおよび図7Bに示すぼかし画像を求める。これらのぼかし画像では、特定の方向のエッジをぼけさせずに、ノイズが除去されている。
ぼけ量測定装置10は、図4Aと図4Bに示すぼかし画像(縦方向線状ぼかし処理後の画像)に対して重み係数値算出処理(図8)を行って、図11Aと図11Bに示す重み係数値を求め、同じぼかし画像に対してラプラシアンフィルタなどを適用して、図12Aと図12Bに示す高周波成分を求める。
シャープな画像Aの重み係数値(図11A)では、縦方向のエッジがほぼ完全に検出されている。ぼけた画像Bの重み係数値(図11B)でも、縦方向のエッジが不完全ではあるが検出されている。図11Aと図16A、あるいは、図11Bと図16Bを対比すれば分かるように、ぼけ量測定装置10では従来の方法よりも正確に縦方向のエッジを検出することができる。
また、シャープな画像Aの高周波成分(図12A)には、縦方向のエッジの存在位置に有効な値(白い部分)が含まれている。一方、ぼけた画像Bの高周波成分(図12B)には、有効な値がほとんど含まれていない。図12Aと図12Bを対比すれば分かるように、ぼけ量測定装置10では、ぼけ量に応じて高周波成分に含まれる有効な値の個数が異なる。このため、ぼけ量測定装置10では、縦方向線状ぼかし処理後の画像の重み係数値と高周波成分の乗算結果の合計値を求めることにより、入力画像Xに含まれる縦方向のエッジに基づくぼけ量を求めることができる。
また、ぼけ量測定装置10は、横方向線状ぼかし処理後の画像(図5Aと図5B)と右上方向線状ぼかし処理後の画像(図6Aと図6B)と左上方向線状ぼかし処理後の画像(図7Aと図7B)に対して同じ処理を行い、横方向のエッジに基づくぼけ量と右上方向のエッジに基づくぼけ量と左上方向のエッジに基づくぼけ量を求める。その後、ぼけ量測定装置10は、これら4方向のエッジに基づくぼけ量の中から最大値を選択して、入力画像Xのぼけ量Yとして出力する。
このように本実施形態に係るぼけ量測定装置10によれば、特定の方向に並んだ画素の値を平均化する処理を行うことにより、当該方向のエッジをぼけさせずに、入力画像Xに含まれるノイズを除去することができる。また、ぼかし画像の指標値の最大値を選択することにより、ぼかし画像に多く含まれるエッジに基づき入力画像Xのぼけ量を測定することができる。したがって、画像に含まれるノイズが多く、被写体のコントラストが低い場合でも、画像のぼけ量を正しく測定することができる。また、複数の方向についてぼかし画像を求めるので、入力画像Xに応じてぼかし処理の内容を切り替える必要がない。したがって、人手を介入させることなく、自動的に簡単な手順で入力画像Xのぼけ量Yを測定することができる。
また、線状ぼかし処理部11が入力画像Xに含まれるエッジが向き得る方向のすべてについて線状ぼかし処理を行うことにより、入力画像Xに含まれるエッジの方向にかかわらず、いずれかのぼかし画像に含まれるエッジに基づき入力画像Xのぼけ量を測定することができる。また、線状ぼかし処理部11が入力画像Xに含まれるエッジが取り得る傾き誤差の最大値に応じた個数の画素の値を平均化する処理を行うことにより、入力画像が傾いているときでも好適なぼかし画像を求め、ぼけ量の測定精度を向上させることができる。また、線状ぼかし処理部11が縦方向、横方向、右上方向および左上方向の線状ぼかし処理を行うことにより、縦方向、横方向および斜め方向のエッジを含む入力画像のぼけ量を正しく測定することができる。
また、指標値算出部12が重み係数値と高周波成分の乗算結果の合計値を求めることにより、ぼけの程度を表す指標値を求めることができる。求めた指標値の最大値を選択することにより、画像のぼけ量を正しく測定することができる。指標値算出部12が乗算結果の平均値を指標値として出力する場合や、乗算結果の統計量に基づく指標値を出力する場合も、同じ効果が得られる。
また、重み係数値算出部21が有効な重み係数値の個数を一定にする処理を行うことにより、正規化された指標値を求めることができる。この指標値の最大値を選択することにより、ぼけ量の測定精度を向上させることができる。
以上に示すように、本実施形態に係るぼけ量測定装置によれば、画像に含まれるノイズが多く、被写体のコントラストが低い場合でもぼけ量を正しく測定することができる。したがって、このぼけ量測定装置を半導体パターン検査装置に用いることにより、欠陥の分類精度を向上させたり、フォーカス精度を向上させたりすることができる。
本発明の実施形態に係るぼけ量測定装置の構成を示すブロック図である。 図1に示す装置の入力画像の例(画像A)を示す図である。 図1に示す装置の入力画像の例(画像B)を示す図である。 図1に示す装置における線状ぼかし処理の詳細を説明するための図である。 画像Aに縦方向線状ぼかし処理を行った結果を示す図である。 画像Bに縦方向線状ぼかし処理を行った結果を示す図である。 画像Aに横方向線状ぼかし処理を行った結果を示す図である。 画像Bに横方向線状ぼかし処理を行った結果を示す図である。 画像Aに右上方向線状ぼかし処理を行った結果を示す図である。 画像Bに右上方向線状ぼかし処理を行った結果を示す図である。 画像Aに左上方向線状ぼかし処理を行った結果を示す図である。 画像Bに左上方向線状ぼかし処理を行った結果を示す図である。 図1に示す装置の重み係数値算出処理を示すフローチャートである。 図8に示すステップS5で作成されるヒストグラムの例を示す図である。 図8に示すステップS8で行われる階調変換の特性の例を示す図である。 図4Aに示す画像から求めた重み係数値を示す図である。 図4Bに示す画像から求めた重み係数値を示す図である。 図4Aに示す画像から求めた高周波成分を示す図である。 図4Bに示す画像から求めた高周波成分を示す図である。 図1に示す装置における処理を示すフローチャートである。 図1に示す装置をコンピュータで構成した場合のブロック図である。 画像Aに従来のノイズ除去フィルタを適用した結果を示す図である。 画像Bに従来のノイズ除去フィルタを適用した結果を示す図である。 従来の方法で画像Aについてエッジ検出を行った結果を示す図である。 従来の方法で画像Bについてエッジ検出を行った結果を示す図である。 従来の方法で画像Aについて高周波成分を求めた結果を示す図である。 従来の方法で画像Bについて高周波成分を求めた結果を示す図である。
符号の説明
10…ぼけ量測定装置
11…線状ぼかし処理部
12…指標値算出部
13…指標値記憶部
14…指標値選択部
21…重み係数値算出部
22…高周波成分算出部
23…乗算部
24…統計量算出部
31…CPU
32…メモリ
33…記憶装置
34…入力部
35…表示部
36…通信部
41…ぼけ量測定プログラム
42…測定対象画像

Claims (19)

  1. 画像のぼけ量を測定する装置であって、
    入力画像に対して特定の方向に並んだ画素の値を平均化する処理を複数の方向について行い、複数のぼかし画像を求める線状ぼかし処理部と、
    前記ぼかし画像のそれぞれについて、ぼけの程度を表す指標値を求める指標値算出部と、
    前記入力画像のぼけ量として前記指標値の最大値を選択する指標値選択部とを備えた、画像のぼけ量測定装置。
  2. 前記線状ぼかし処理部は、特定方向に並んだ画素の値を平均化する処理を、前記入力画像に含まれるエッジが向き得る方向のすべてについて行うことを特徴とする、請求項1に記載のぼけ量測定装置。
  3. 前記線状ぼかし処理部は、特定の方向に並んだ画素の値を平均化する処理を、前記エッジが取り得る傾き誤差の最大値に応じた個数の画素について行うことを特徴とする、請求項2に記載のぼけ量測定装置。
  4. 前記線状ぼかし処理部は、縦方向に並んだ画素の値を平均化する処理と横方向に並んだ画素の値を平均化する処理のうち、少なくとも一方を行うことを特徴とする、請求項2に記載のぼけ量測定装置。
  5. 前記線状ぼかし処理部は、縦方向に並んだ画素の値を平均化する処理と横方向に並んだ画素の値を平均化する処理の両方を行うことを特徴とする、請求項4に記載のぼけ量測定装置。
  6. 前記線状ぼかし処理部は、斜め方向に並んだ画素の値を平均化する処理を行うことを特徴とする、請求項5に記載のぼけ量測定装置。
  7. 前記指標値算出部は、
    前記ぼかし画像について、コントラスト変化の程度を表す重み係数値を画素ごとに求める重み係数値算出部と、
    前記ぼかし画像について、高周波成分を画素ごとに求める高周波成分算出部と、
    前記重み係数値と前記高周波成分を画素ごとに乗算する乗算部と、
    乗算結果の統計量を求めて前記指標値を出力する統計量算出部とを含むことを特徴とする、請求項1に記載のぼけ量測定装置。
  8. 前記重み係数値算出部は、有効な重み係数値の個数を一定にする処理を行うことを特徴とする、請求項7に記載のぼけ量測定装置。
  9. 前記統計量算出部は、前記指標値として乗算結果の平均値または合計値を求めることを特徴とする、請求項7に記載のぼけ量測定装置。
  10. 画像のぼけ量を測定する方法であって、
    入力画像に対して特定の方向に並んだ画素の値を平均化する処理を複数の方向について行い、複数のぼかし画像を求めるステップと、
    前記ぼかし画像のそれぞれについて、ぼけの程度を表す指標値を求めるステップと、
    前記入力画像のぼけ量として前記指標値の最大値を選択するステップとを備えた、画像のぼけ量測定方法。
  11. 画像のぼけ量を測定するためのプログラムであって、コンピュータに、
    入力画像に対して特定の方向に並んだ画素の値を平均化する処理を複数の方向について行い、複数のぼかし画像を求めるステップと、
    前記ぼかし画像のそれぞれについて、ぼけの程度を表す指標値を求めるステップと、
    前記入力画像のぼけ量として前記指標値の最大値を選択するステップとを実行させるためのプログラム。
  12. 前記ぼかし画像を求めるステップは、特定の方向に並んだ画素の値を平均化する処理を、前記入力画像に含まれるエッジが向き得る方向のすべてについて行うことを特徴とする、請求項11に記載のプログラム。
  13. 前記ぼかし画像を求めるステップは、特定の方向に並んだ画素の値を平均化する処理を、前記エッジが取り得る傾き誤差の最大値に応じた個数の画素について行うことを特徴とする、請求項12に記載のプログラム。
  14. 前記ぼかし画像を求めるステップは、縦方向に並んだ画素の値を平均化する処理と横方向に並んだ画素の値を平均化する処理のうち、少なくとも一方を行うことを特徴とする、請求項12に記載のプログラム。
  15. 前記ぼかし画像を求めるステップは、縦方向に並んだ画素の値を平均化する処理と横方向に並んだ画素の値を平均化する処理の両方を行うことを特徴とする、請求項14に記載のプログラム。
  16. 前記ぼかし画像を求めるステップは、斜め方向に並んだ画素の値を平均化する処理を行うことを特徴とする、請求項15に記載のプログラム。
  17. 前記指標値を求めるステップは、
    前記ぼかし画像について、コントラスト変化の程度を表す重み係数値を画素ごとに求めるステップと、
    前記ぼかし画像について、高周波成分を画素ごとに求めるステップと、
    前記重み係数値と前記高周波成分を画素ごとに乗算するステップと、
    乗算結果の統計量を求めて前記指標値を出力するステップとを含むことを特徴とする、請求項11に記載のプログラム。
  18. 前記重み係数値を求めるステップは、有効な重み係数値の個数を一定にする処理を行うことを特徴とする、請求項17に記載のプログラム。
  19. 前記統計量を求めるステップは、前記指標値として乗算結果の平均値または合計値を求めることを特徴とする、請求項17に記載のプログラム。
JP2007304009A 2007-11-26 2007-11-26 画像のぼけ量測定装置、ぼけ量測定方法、および、ぼけ量測定プログラム Pending JP2009129221A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007304009A JP2009129221A (ja) 2007-11-26 2007-11-26 画像のぼけ量測定装置、ぼけ量測定方法、および、ぼけ量測定プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007304009A JP2009129221A (ja) 2007-11-26 2007-11-26 画像のぼけ量測定装置、ぼけ量測定方法、および、ぼけ量測定プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009129221A true JP2009129221A (ja) 2009-06-11

Family

ID=40820066

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007304009A Pending JP2009129221A (ja) 2007-11-26 2007-11-26 画像のぼけ量測定装置、ぼけ量測定方法、および、ぼけ量測定プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009129221A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012090670A1 (ja) 2010-12-27 2012-07-05 株式会社 日立ハイテクノロジーズ 荷電粒子線装置及び試料作製方法
JP2019015702A (ja) * 2017-07-11 2019-01-31 アークレイ株式会社 分析装置及び焦点合わせ方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012090670A1 (ja) 2010-12-27 2012-07-05 株式会社 日立ハイテクノロジーズ 荷電粒子線装置及び試料作製方法
JP2019015702A (ja) * 2017-07-11 2019-01-31 アークレイ株式会社 分析装置及び焦点合わせ方法
JP6997549B2 (ja) 2017-07-11 2022-01-17 アークレイ株式会社 分析装置及び焦点合わせ方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5576812B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム、及び、撮像装置
JP5389903B2 (ja) 最適映像選択
US7792384B2 (en) Image processing apparatus, image processing method, program, and recording medium therefor
JP5314271B2 (ja) 映像の鮮明度向上のための装置および方法
US20170289472A1 (en) Image processing apparatus, image processing method, and storage medium
US9754375B2 (en) Image processing apparatus, image processing method, and non-transitory storage medium storing image processing program
JP6598850B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム
CN112085682A (zh) 图像降噪方法、装置、电子设备及存储介质
US20200118250A1 (en) Image processing apparatus, image processing method, and non-transitory computer-readable storage medium
US11205272B2 (en) Information processing apparatus, robot system, information processing method and program
Beghdadi et al. A critical look to some contrast enhancement evaluation measures
JP2004139600A (ja) 画像処理方法、該方法を実行するプロセッサ及びコンピュータプログラムコード手段
JP2009129221A (ja) 画像のぼけ量測定装置、ぼけ量測定方法、および、ぼけ量測定プログラム
JP6603709B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム
JP2017085570A (ja) 画像補正方法及び画像補正装置
JP7075773B2 (ja) 画像処理装置、顕微鏡システム、画像処理方法および画像処理プログラム
US20180150966A1 (en) System and method for estimating object size
CN114820418A (zh) 图像异常处理方法、装置、终端设备和可读存储介质
JP2004282593A (ja) 輪郭補正装置
JP4930638B2 (ja) 画像補正装置および画像補正方法
US11748863B2 (en) Image matching apparatus, image matching method, and program
JP5506623B2 (ja) 映像処理装置及び映像処理方法
JP2020025224A (ja) カメラ評価値測定装置およびカメラ評価値測定方法
JP2010079815A (ja) 画像補正装置
US11138702B2 (en) Information processing apparatus, information processing method and non-transitory computer readable storage medium