JP2009129120A - 情報通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】直感的な操作によって情報機器間でのデータのやり取りを行うことが可能な情報通信システムを提供する。
【解決手段】複合機2でスキャンされた文書のデータを取得して、この文書データの文書IDを算出するとともに、文書IDと文書データとの関連情報を保持するアクセスポイントサーバ1Aと、文書データを格納する文書サーバ1Bと、アクセスポイントサーバ1Aから直接的又は間接的に文書IDを取得した携帯電話3から、文書IDを取得して、アクセスポイントサーバ1Aに対して、文書IDに基づく文書データの送信要求を行う会議システム8と、を備えており、アクセスポイントサーバ1Aは、文書IDと文書データを関連付けた関連情報に基づいて、文書サーバ1Bから文書データを取得し、会議システム8に対して文書データを送信することを特徴としている。
【選択図】図1

Description

本発明は情報通信システムに関し、特にネットワークに接続された複数の情報機器間でデータのやり取りを行う情報通信システムに関する。
従来、パーソナルコンピュータ(PC)などから、外部の情報機器に対して文書等のデータを転送する方法として、例えば、特許文献1〜4に記載の技術が提案されている。
例えば、特許文献1に記載の技術は、転送先となる外部機器のアドレスと、転送する文書ファイルを携帯電話上で指示することにより、文書サーバ(PC)が外部機器に対してファイルを転送するというものである。
また、特許文献2、3に記載の技術は、携帯電話上からの指示により、ファイヤウォール内のPC内のデータを取り出し、各種オフィスアプライアンスに接続された別のファイヤウォール内のアプライアンスサーバにデータを送信するというものである。
また、特許文献4に記載の技術は、情報端末上からサーバに文書を送信して一時記憶させ、その記憶場所を示すURLを情報端末上で取得するとともに、当該URLを印刷装置に認識させることによりURLに対応した文書をサーバから取得して印刷するというものである。
特開2004−234291号公報 特開2002−328869号公報 特開2004−351790号公報 特開2004−110679号公報
最近においては、日常業務を行うオフィス環境には、プロジェクタ、電子ホワイトボード、プリンタ、ファクシミリなどの様々な情報機器が存在している。これらの情報機器では、様々な情報が様々な態様(印刷された状態、ホワイトボード上に書き込まれた状態、スクリーン上に投影された状態など)で取り扱われている。最近の情報化社会においては、これら様々な情報を異種の情報機器間で共有できるようにすることが望まれている。
しかしながら、これら異種の情報機器で情報を共有する場合、従来は、PC等を介在させてファイル交換等を行う必要があった。上述した特許文献1〜3に記載の各技術についても、PCと外部の情報機器との間の文書交換を可能にするのみであり、異種の情報機器間でのファイル交換を可能にするものとはなっていない。
また、特許文献4に記載の技術では、情報端末と印刷装置との間において情報(URL)のやりとりを行うために、例えば、情報端末を印刷装置の近傍に持って行き、その状態で情報のやりとりを行うことなどが想定される(特許文献4の段落(0027)、(0028)等参照)。しかし、この文献で記載されている方法は、予め登録しておいた文書の印刷先となる印刷装置を、当該利用者の近傍に存在する印刷装置として指定するものであり、他の情報機器を用いてスキャンし、格納した文書や他の情報機器で画面上に表示されていた文書を、他の印刷装置で印刷するなどといった、異種の情報機器間でのファイル交換を可能にするものとはなっていない。
このため、最近では、これらオフィス内に設置(固定)されるような異種の情報機器間で、一方の情報機器からデータを受け取り、持ち運んで、他方の情報機器に受け渡すというような直感的な操作(ドラック&ドロップのような操作)によってファイル交換を行うことが可能な技術の出現が望まれている。
そこで本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、直感的な操作によって情報機器間でのデータのやり取りを行うことが可能な情報通信システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の情報通信システムは、ネットワークに接続された複数の情報機器間でデータのやり取りを行うものであり、前記複数の情報機器のうちの1つである配信情報機器に入力されたデータを取得して、前記データの識別情報を算出する算出手段と、前記算出手段によって算出された前記データの識別情報と前記データとの関連情報を保持する保持手段と、前記データを格納する格納手段と、前記保持手段から直接的又は間接的に前記データの識別情報を取得した携帯情報端末から、前記データの識別情報を取得して、前記保持手段に対して、前記データの識別情報に基づくデータ送信要求を行う、前記配信情報機器以外の情報機器である受信情報機器と、を備え、前記データ送信要求を受けた保持手段は、前記データの識別情報と前記関連情報とに基づいて、前記格納手段から前記データを取得し、前記受信情報機器に対して前記データを送信することを特徴としている。
これによれば、ユーザは、携帯情報端末を用いて、保持手段から直接的又は間接的にデータの識別情報を受け取って、その識別情報を受信情報機器に供給するという直感的な操作(ドラック・アンド・ドロップのような操作)を行うのみで、送信情報機器に入力されたデータを、受信情報機器において取得することが可能となる。また、携帯情報端末に、データ自体を保存したりすることが無いので、携帯情報端末に内蔵される記憶媒体の記憶容量が小さくても良く、また、データ自体を持ち運ぶ必要が無いので、セキュリティの向上を図ることも可能である。
この場合において、前記携帯情報端末は、前記保持手段から前記配信情報機器に送信された前記データの識別情報を、取得することができる。
この場合において、前記携帯情報端末は、識別標識を有しており、該携帯情報端末は、前記識別標識を用いて、前記配信情報機器から前記データの識別情報を取得することができる。かかる場合には、識別標識(ICタグ(RFIDタグ)など)を配信情報機器にかざす操作を行うのみで、保持手段から、間接的にデータの識別情報を取得することが可能となる。
また、この場合において、前記受信情報機器は、前記携帯情報端末の識別標識から、前記データの識別情報を取得することもできる。かかる場合には、識別標識を配信情報機器にかざす操作を行うのみで、受信情報機器にデータの識別情報を供給することが可能となる。
また、本発明では、前記携帯情報端末は、前記保持手段から、前記データの識別情報を、通信にて取得することもできる。かかる場合には、データを入力した送信情報端末の近傍に存在しないユーザであっても、携帯情報端末と保持手段との間で通信することにより、データの識別情報を取得することが可能となる。
この場合において、前記携帯情報端末は、前記保持手段から、前記格納手段に格納されている複数のデータに関する情報を取得するとともに、当該複数の情報の中から選択された情報に基づいて、前記データの識別情報を取得することができる。かかる場合には、格納手段に格納されている複数のデータの中から必要なデータを選択して、そのデータの識別情報を取得することが可能となる。
この場合において、前記携帯情報端末は、識別標識を有しており、前記受信情報機器は、前記携帯情報端末の識別標識から、前記データの識別情報を取得することができる。かかる場合には、識別標識を配信情報機器にかざす操作を行うのみで、受信情報機器にデータの識別情報を供給することが可能となる。
本発明では、前記保持手段は、前記データの識別情報を、前記データの情報とハッシュ関数とを用いて算出することができる。
本発明によれば、直感的な操作によって情報機器間でのデータのやり取りを行うことが可能な情報通信システムを提供することができる。
《第1の実施形態》
以下、本発明の情報通信システム及び情報通信方法の実施に好適な情報処理システムの第1の実施形態について、図1〜図7に基づいて詳細に説明する。
図1には、本第1の実施形態の情報処理システム100の構成を概略的に示す。この図1に示すように、本第1の実施形態の情報処理システム100は、アクセスポイントサーバ1A(算出手段、保持手段)と、文書サーバ1B(格納手段)と、複合機2(送信情報機器)と、会議システム8(受信情報機器)と、を備えており、これら各装置は、イントラネット6に接続されている。また、イントラネット6は、SSL−VPN(Secure Socket Layer Virtual Private Network)装置15を介して、インターネットに接続されている。このインターネットには、携帯電話回線網も設けられている。
アクセスポイントサーバ1Aは、文書サーバ1Bと、複合機2及び会議システム8それぞれとの間におけるアクセスを仲介するためのサーバである。文書サーバ1Bは、複合機2でスキャンされた紙文書の画像イメージ(文書データ)を保管するサーバである。
複合機2は、紙文書をスキャンする機能や、コピー機能、印刷機能などを有するものである。この複合機2においてスキャンされた紙文書の文書ファイルは、アクセスポイントサーバ1Aを介して、文書サーバ1Bに保存される。また、この複合機2には、ユーザが保有する携帯電話3(識別標識(ICタグ(RFIDタグ)など)が内蔵されている)との間で情報通信を行うための識別標識読取書込機7が設けられている。
会議システム8は、例えば、ディスプレイ4と、このディスプレイ4に接続された識別標識読取書込機5とを備えている。識別標識読取書込機5には、操作指示等を表示するための画面5Aが設けられている。ユーザは、会議資料などをディスプレイ4上に表示した状態で会議等を行うことができる。
SSL−VPN装置15は、暗号化にSSLを利用し、インターネットなどの公衆回線網に暗号化された仮想回線を構築して、企業の拠点間などを安全に結ぶための装置である。
次に、本第1の実施形態の情報処理システム100が処理するデータの構造について説明する。図2(a)〜図2(d)は、携帯電話3、文書サーバ1B、アクセスポイントサーバ1A、複合機2(及び会議システム8)におけるデータ構造を示す。
携帯電話3は、図2(a)に示すように、文書ID履歴データ21と、識別標識データ23と、を保持している。このうち、文書ID履歴データ21は、文書ID及び操作日時を含み、識別標識データ23は、送信データ及び受信データを含む。
文書サーバ1Bは、図2(b)に示すように、文書データ24を保持している。文書データ24は、文書URL(文書サーバ1Bのどこに格納されているかを示すURL)及びコンテンツ(文書データ自体)を含む。
アクセスポイントサーバ1Aは、図2(c)に示すように一時保存文書データ25を保持している。一時保存文書データ25は、文書サーバ1Bに格納されている文書データの文書ID及び保存コンテンツを含む。また、アクセスポイントサーバ1Aは、文書IDと文書データとを関連付けた関連情報を保持しているものとする。
複合機2(及び会議システム8)は、識別標識読取書込機のデータ27を保持している。識別標識読取書込機のデータ27は、送信データ及び受信データを含む。
次に、本第1の実施形態の情報処理システム100における、複合機2と会議システム8との間の文書データのやりとりについて、図3のフロー、及び図4〜図7に基づいて説明する。なお、以下の説明で用いる括弧付き数字は、図3の処理番号と対応している。
この図3の処理の前提として、携帯電話3を保有するユーザが複合機2を操作可能な状態にあり、当該ユーザは、複合機2においてスキャンするための文書(紙文書)を所持しているものとする。
(1)まず、複合機2では、画面(タッチパネル)上にユーザIDの入力を促すメッセージを表示することにより、ユーザからユーザIDが入力されるまで待機する。この画面上において、ユーザによりユーザIDが入力されると、複合機2は、文書のスキャンを促すメッセージを表示して、ユーザによる文書のスキャン開始指示が出されるまで待機する。
(2)この状態で、ユーザにより、文書(紙文書)が複合機2にセットされ、スタートボタンが押されると、複合機2は、文書のスキャンを開始する。
(3)次いで、複合機2は、スキャンされた文書データ(スキャンイメージ)をアクセスポイントサーバ1Aに向けて送信する。
(4)これに対し、アクセスポイントサーバ1Aでは、文書データ(スキャンイメージ)を受信して、アクセスポイントサーバ1A内のメモリに記憶する。
(5)次いで、アクセスポイントサーバ1Aでは、文書データの文書IDを計算する。ここでは、アクセスポイントサーバ1A内において、文書データの画像イメージをキーとするハッシュ値が文書IDとして計算される。なお、ハッシュ値の計算には、例えば、SHA−256等の衝突確率が極めて少ないハッシュ関数を用いることが可能である。
(6)次いで、アクセスポイントサーバ1Aでは、(5)において計算された文書IDを複合機2に対して返信する。
(7)複合機2では、アクセスポイントサーバ1Aから送信されてきた文書IDを受信すると、複合機2の画面上に、図4に示すようなメッセージ「スキャン文書の文書IDを読み取ってください(携帯電話を識別標識読取書込機にかざしてください)」を表示する。
(8)そして、複合機2は、図4のメッセージを表示した状態で待機する。(9)その後、ユーザにより、携帯電話3の識別標識が識別標識読取書込機7にかざされると、(10)複合機2は、文書IDを識別標識読取書込機7から携帯電話3に向けて送信する。
(11)これに対し、携帯電話3は、複合機2から送信された文書IDを受信した段階で、図5(a)に示すように、取得した文書IDを画面上に表示する。
(12)次いで、図5(a)の画面上において、ユーザにより、「保存先指定」ボタンが押されると、携帯電話3は、図5(b)に示すように、携帯電話3のメモリ内に設定されているフォルダ(例えば、図5(b)では、「提案書一式フォルダ」、「見積書一式フォルダ」、「参考資料一式フォルダ」、「○○会社フォルダ」が設定されている)を表示する。その後、ユーザにより、フォルダの1つが選択(指定)されると、(13)携帯電話3は、アクセスポイントサーバ1Aに対して、文書IDとともに、格納依頼メッセージを送信する。
(14)アクセスポイントサーバ1Aは、格納依頼メッセージを受信すると、(15)文書データを文書サーバ1Bに対して送信し、(16)文書サーバ1Bでは、受信した文書データを、所定の記憶領域に保存する。
以上のような処理を行うことにより、携帯電話3には、文書IDが格納され、文書サーバ1Bには、文書データが格納され、アクセスポイントサーバ1Aには、文書IDと文書データとを関連付けた関連情報が格納されている。
次に、文書IDが格納された携帯電話3を保有するユーザが会議システム8の設置された場所(例えば会議室など)に移動し、文書データを会議システム8のディスプレイ4に表示するまでの処理について説明する。
(17)携帯電話3の画面上に、図6(a)のようなメニューが表示された状態で、ユーザにより「登録ID一覧」の項目が選択されると、携帯電話3は、画面上に、図6(b)に示すように携帯電話3のメモリ内に設定されているフォルダの一覧を表示する。そして、これらの中から必要とする文書データの入っているフォルダがユーザによって選択されると、携帯電話3は、画面上に、図6(c)に示すような、フォルダ内に格納されている文書IDの一覧を表示する。その後、ユーザによって文書IDの一覧の中から、必要とする文書IDが選択されると、携帯電話3は、図6(d)に示すように、選択された文書IDを画面上に表示する。
(18)一方、会議システム8において、電源が投入され、携帯電話3からの情報の受入れが可能な状態となると、会議システム8は、識別標識読取書込機5に設けられた画面5A上に、図7に示すようなメッセージ「スキャン文書の文書IDを読み取り可能です(携帯電話を識別標識読取書込機にかざしてください)を表示し、文書ID読み取り可能な状態で待機する。その後、携帯電話3(画面上に図6(d)に示すメッセージが表示されているものとする)が、ユーザによって識別標識読取書込機5にかざされると、識別標識読取書込機5は、携帯電話3の識別標識から、選択された文書IDの受信を行う。なお、識別標識読取書込機5において、文書IDの受信が開始された段階で、識別標識読取書込機5の画面5Aの表示(図7参照)は消去されるようになっている。
(19)そして、会議システム8では、受信した文書IDに対応する文書データを送信するよう、アクセスポイントサーバ1Aに要求し、(20)アクセスポイント1Aは、文書IDと文書データの関連情報に基づいて、文書サーバ1Bに対して文書データの送信要求を行う。
(21)これに対して、文書サーバ1Bは、アクセスポイントサーバ1Aから要求された文書データをアクセスポイントサーバ1Aに送信し、(22)アクセスポイントサーバ1Aでは、この文書データを会議システム8に送信する。
(23)その後、文書データを受信した会議システム8は、ディスプレイ4上に当該文書データを表示する。
このようにして、ユーザは、複合機2でスキャンした文書データを、会議システム8のディスプレイ4上に表示することができるので、ユーザらは、このディスプレイ4上に表示された文書データを参照しながら、会議等を行うことが可能となっている。
以上説明したように、本第1の実施形態によると、ユーザは、携帯電話3を用いて、アクセスポイントサーバ1Aで計算された文書IDを複合機2の識別標識読取書込機7から受け取って、その文書IDを会議システム8の識別標識読取書込機に供給するという直感的な操作(ドラック・アンド・ドロップのような操作)を行うのみで、複合機3でスキャンされた文書(文書データ)を、会議システム8において取得することができる。
また、本第1の実施形態によると、携帯電話3に、文書データ自体を保存したりすることが無いので、携帯電話3に内蔵されるメモリ容量が小さくても良く、また、文書データ自体を携帯電話3に入れて持ち運ぶ必要が無いので、セキュリティの向上を図ることが可能である。
《第2の実施形態》
次に、本発明の第2の実施形態について、図8〜図9(c)に基づいて説明する。なお、本第2の実施形態は、図3の(1)〜(16)で説明した、文書をスキャンして文書データを文書サーバ1Bに格納するまでの処理は第1の実施形態と同様であるが、それ以降の処理が異なっている。より具体的には、本第2の実施形態では、図3の(1)〜(16)の処理の中で用いた携帯電話3とは異なる携帯電話3’を用いて、会議システム8において文書データを表示させる処理が行われる。
したがって、以下においては、この点につき詳細に説明する。
図8は、文書サーバ1Bに、文書データが格納され、アクセスポイントサーバ1Aに、文書IDと文書データとを関連付けた関連情報が格納された状態から開始される処理フローを示す。以下、図8の括弧付きの番号を用いて説明するものとする。
(17)まず、携帯電話3’において、ユーザから文書一覧を要求する操作(すなわち、図9(a)に示すように、携帯電話3’のメニュー画面から、「文書一覧」の項目が選択される操作)がなされると、携帯電話3’は、アクセスポイントサーバ1Aに対して文書一覧の送信要求を行う。
(18)これに対し、アクセスポイントサーバ1Aでは、文書サーバ1Bから提供される、文書一覧及び文書をダウンロード/アップロードするためのWebサービスインタフェース(例えば、getDocuList()、upload(doc,path)、download(path)といった名称のWebサービスメソッド)のうちの、文書一覧取得用メソッドgetDocuList()を用いて、文書一覧を要求する。そして、(19)文書サーバ1Bから文書一覧が返信されると、(20)アクセスポイントサーバ1Aは、その文書一覧を受信し、(21)その受信した文書一覧を、携帯電話3’の画面で表示可能なHTML文書に変換した後、その変換後のデータを携帯電話3’に送信する。
(22)上記のようにしてアクセスポイントサーバ1Aから送信された文書一覧のデータが携帯電話3’において受信されると、(23)携帯電話3’では、その画面上に、図9(b)に示すような文書一覧を表示する。
(24)その後、ユーザによって、携帯電話3’の画面上に表示された文書一覧から、一の文書が選択されると、携帯電話3’では、その画面上に、図9(c)に示すような表示を行うとともに、アクセスポイントサーバ1Aに対して、その文書IDの取得要求を送信する。
(25)次いで、アクセスポイントサーバ1Aは、Webサービスインタフェースのダウンロード用のメソッド(download(path))を用いて、文書の取得要求の送信を行うことにより、(26)携帯電話3’にて選択された文書を文書サーバ1Bからダウンロードする。
(27)そして、アクセスポイントサーバ1Aは、ダウンロードした文書からハッシュ関数を用いて、文書IDを計算した後、(28)文書を保存して、(29)文書IDを携帯電話3’に送信する。
(30)その後、アクセスポイントサーバ1Aから送信された文書IDを受信した携帯電話3’は、その文書IDを識別標識に書き込む。
(31)次いで、携帯電話3’を保有するユーザにより、携帯電話3’の識別標識が会議システム8の識別標識読取書込機5にかざされると、識別標識読取書込機5において、携帯電話3’の識別標識に書き込まれている文書IDの読み取りが行われる。
(32)そして、会議システム8では、アクセスポイントサーバ1Aに対して、文書IDに対応する文書の送信を要求する。
(33)アクセスポイントサーバ1Aでは、この送信要求に応じて、文書IDに対応する文書(上述した(28)の処理で、アクセスポイントサーバ1Aに保存された文書)を会議システム8に送信し、(34)その後、文書データを受信した会議システム8は、ディスプレイ4上に当該文書データを表示する。
このようにして、ユーザは、複合機2でスキャンされた文書データを、会議システム8のディスプレイ4上に表示することができるので、ユーザらは、このディスプレイ4上に表示された文書データを参照しながら、会議等を行うことが可能となっている。
以上説明したように、本第2の実施形態によると、文書IDを複合機2から取得していない携帯電話3’であっても、文書IDをアクセスポイントサーバ1Aから直接取得可能であるので、携帯電話3’により取得された文書IDを用いて会議システム8のディスプレイ4に文書IDに対応した文書データをダウンロードして、表示することができる。
また、本第2の実施形態では、例えば、あるオフィス内でユーザによりスキャンされた文書の文書IDを、そのオフィスから離れた場所に存在する別のユーザが取得(利用)することも可能である。
また、上記第1の実施形態と、第2の実施形態とを組み合わせることにより、携帯電話に蓄積される文書IDを、遠隔地に存在するユーザの携帯電話との間で、リアルタイムに共有することも可能である。これにより、両携帯電話間で通話をしているユーザ同士が、同一の文書を共有することができるので、遠隔地間の会議(電話会議など)をスムーズに進行することが可能となる。
なお、上記第2の実施形態では、特に説明を行わなかったが、文書IDを取得可能な携帯電話を制限したり、文書IDの取得の際に、ユーザに対して、パスワードやユーザID等を入力させたりすることによって、文書IDの取得制限を設けることとしても良い。
また、上記第2の実施形態では、携帯電話3’が電子メールにより、アクセスポイントサーバ1Aから文書IDを取得することとしても良い。
なお、上記各実施形態では、文書IDに加えて、アプリケーションにおける文書の利用状況(例えば、表示中のページ番号や実行モードなど)に関する情報を交換可能とすることとしても良い。このようにすることで、例えば一の会議システムで表示している資料を、他の会議システムにて表示する際に、一の会議システムで表示していたページと同一のページが他の会議システムに表示されるようにすることができ、ページ指定などの手間を省くことができる。
なお、上記各実施形態では、携帯電話同士で通話している間に、一方の携帯電話内に記憶されている文書IDの中から1つの文書IDを選択した状態にしたり、アクセスポイントサーバ1Aから直接文書IDを取得した状態にすることにより、その文書IDを他方の携帯電話に送信することが可能である。この場合、送信する文書IDを、音声信号にデジタイズさせ、電話回線上を流れるデジタル音声信号に重畳させることにより、携帯電話間で文書IDのやり取りを行うことが可能である。この場合、他方の携帯電話では、上記信号が複合化された状態で、携帯電話の識別標識に対して書き込みが行われる。したがって、他方の携帯電話を保有するユーザは、ユーザの近傍に設けられたオフィス機器が有する識別標識読取書込機に携帯電話の識別標識をかざすことにより、文書を表示等することができるので、携帯電話で通話するユーザ間で、同一の文書を閲覧しながら通話を行うことが可能である。
また、文書IDに対して処理内容(ジョブ情報)を対応付けておき、文書IDが他の機器において認識された際に、当該対応付けられていた処理が自動的に起動するようにすることとしても良い。例えば、ユーザが複合機上で「スキャン→表示」の項目を選択して、文書をスキャンした場合には、その文書の文書IDにジョブ情報として「表示」が対応付けられる。これにより、例えばユーザが会議システム8の識別標識読取書込機5に携帯電話をかざすことにより、会議システム8に文書が取り込まれたときには、会議システム8のディスプレイ4上に文書を即座に表示することが可能となる。
なお、上記各実施形態では、文書データを、文書サーバ1Bに格納する場合について説明したが、これに限らず、文書データを自席PCなどに格納するようにしても良い。
なお、上記各実施形態では、複数の文書を連続してスキャンした際には、各文書の文書IDをそれぞれ生成するとともに、各文書の文書ID集合を連結した値をキーとするハッシュ値を文書集合IDとして生成することとしても良い。なお、文書集合IDと文書IDとの区別は無く、アクセスポイントサーバ1A上でのみ識別が可能であるものとする。この場合において、携帯電話から文書集合IDの取得要求が送信された場合には、アクセスポイントサーバ1Aは、当該文書集合IDに対応する複数の文書それぞれの文書IDを、携帯電話に送信するようにすることが可能である。
なお、上記各実施形態では、文書の入力に用いる配信情報機器として、複合機(スキャン機能)を採用したが、これに限らず、例えば、通信機能を有するスキャナや、ファックスなどを配信情報機器として採用することとしても良い。また、ホワイトボード上に書き込まれた書き込み情報をデータ化することが可能な電子ホワイトボード装置を、配信情報機器として採用することとしても良い。また、上記各実施形態では、文書の出力に用いる受信情報機器として、会議システム(ディスプレイ)を採用することとしたが、これに限らず、例えば、プロジェクタなどの別の表示装置を採用することも可能である。また、表示装置に限らず、パーソナルコンピュータ(PC)や、文書を紙媒体に印刷して出力する複合機(印刷機能)などを採用することも可能である。これら各種装置を適宜採用することにより、例えば、複数のプロジェクタが設置された会議室で複数の資料を投影しながら会議を行うような場合において、あるプロジェクタで表示されている文書を別のプロジェクタに切り替えて表示するようにすることもできる。また、電子ホワイトボードに書き込んだ内容を文書サーバ1Bに保存しておき、会議終了後にプリンタから印刷するようにすることもできる。また、例えば、会議システム8を用いて、会議中に使用した会議資料一式を、会議終了時に、文書サーバ1Bに格納しておき、自室に戻ったときに、自席のPC上で取り出して閲覧することも可能である。更に、会議システム8を用いた会議が途中で終了した場合に、会議資料一式を文書サーバ1Bに格納しておき、次の会議の開催時に、文書サーバ1Bからその会議資料を取り出して、会議の続きを行うようにすることもできる。
なお、上記各実施形態では、識別標識を有する携帯電話を使用した例について説明したが、これに限られるものではなく、識別標識を有する携帯電話以外の携帯情報端末(PDAなど)を使用することとしても良い。また、これら携帯情報端末に限らず、識別標識を有する別の機器を使用することも可能である。例えば、携帯端末は、選択された文書IDを識別標識に書き込む代わりに、携帯端末の表示画面上に、文書IDに対応した画像コード情報(QRコード等)を表示し、各種情報機器側に接続されたカメラにより、画像コード情報を認識することにより、携帯端末から各種情報機器への文書IDの送信を行うようにしても良い。また、各種情報機器側にも、画像コード情報を表示することが可能な表示画面を設けておき、当該表示画面に表示された画像コード情報を、携帯電話のカメラ機能によって認識することにより、各種情報機器から携帯端末への文書IDの送信を行うようにしても良い。
上述した実施例は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
第1の実施形態にかかる情報通信システムを示す概略図である。 情報通信システムを構成する各部の処理するデータ構造を示す図である。 第1の実施形態にかかる情報通信システムの処理を示すフローである。 複合機の画面(操作パネル)の表示例を示す図である。 携帯電話の画面における表示例を示す図(その1)である。 携帯電話の画面における表示例を示す図(その2)である。 会議システムを構成する識別標識読取書込機の画面の表示例を示す図である。 第2の実施形態にかかる情報通信システムの処理を示すフローである。 携帯電話の画面における表示例を示す図(その3)である。
符号の説明
1A アクセスポイントサーバ(算出手段、保持手段)
1B 文書サーバ(格納手段)
2 複合機(送信情報機器)
3 携帯電話(携帯情報端末)
4 ディスプレイ(受信情報機器)
6 ネットワーク

Claims (9)

  1. ネットワークに接続された複数の情報機器間でデータのやり取りを行う情報通信システムであって、
    前記複数の情報機器のうちの1つである配信情報機器に入力されたデータを取得して、前記データの識別情報を算出する算出手段と、
    前記算出手段によって算出された前記データの識別情報と前記データとの関連情報を保持する保持手段と、
    前記データを格納する格納手段と、
    前記保持手段から直接的又は間接的に前記データの識別情報を取得した携帯情報端末から、前記データの識別情報を取得して、前記保持手段に対して、前記データの識別情報に基づくデータ送信要求を行う、前記配信情報機器以外の情報機器である受信情報機器と、を備え、
    前記データ送信要求を受けた保持手段は、前記データの識別情報と前記関連情報とに基づいて、前記格納手段から前記データを取得し、前記受信情報機器に対して前記データを送信することを特徴とする情報通信システム。
  2. 前記携帯情報端末は、前記保持手段から前記配信情報機器に送信された前記データの識別情報を、取得することを特徴とする請求項1に記載の情報通信システム。
  3. 前記携帯情報端末は、識別標識を有しており、
    該携帯情報端末は、前記識別標識を用いて、前記配信情報機器から前記データの識別情報を取得することを特徴とする請求項2に記載の情報通信システム。
  4. 前記受信情報機器は、前記携帯情報端末の識別標識から、前記データの識別情報を取得することを特徴とする請求項3に記載の情報通信システム。
  5. 前記携帯情報端末は、前記保持手段から、前記データの識別情報を、通信にて取得することを特徴とする請求項1に記載の情報通信システム。
  6. 前記携帯情報端末は、前記保持手段から、前記格納手段に格納されている複数のデータに関する情報を取得するとともに、当該複数の情報の中から選択された情報に基づいて、前記データの識別情報を取得することを特徴とする請求項5に記載の情報通信システム。
  7. 前記携帯情報端末は、識別標識を有しており、
    前記受信情報機器は、前記携帯情報端末の識別標識から、前記データの識別情報を取得することを特徴とする請求項5又は6に記載の情報通信システム。
  8. 前記保持手段は、前記データの識別情報を、前記データの情報とハッシュ関数とを用いて算出することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の情報通信システム。
  9. 前記携帯情報端末は、携帯電話機であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の情報通信システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015187861A (ja) * 2014-03-14 2015-10-29 国立大学法人 東京大学 ドキュメント提供システム、提供側装置、表示側装置、及びプログラム

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