JP2009127295A - 旋回駆動制御装置及びこれを含む建設機械 - Google Patents

旋回駆動制御装置及びこれを含む建設機械 Download PDF

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    • E02F9/2075Control of propulsion units of the hybrid type

Abstract

【課題】電力消費効率の向上及び電動発電機やインバータの小型化を可能とする旋回駆動制御装置及びこれを含む建設機械を提供することを課題とする。
【解決手段】建設機械の上部旋回体は旋回用電動機21によって旋回駆動される。旋回駆動用電動発電機21の駆動制御を行う旋回駆動制御装置40は、駆動指令生成部50及び主制御部60を含む。駆動指令生成部50のトルク制限部53でトルク電流指令を制限するための許容値は、主制御部60によって決定される。主制御部60は、旋回用電動機21の力行運転時に高回転速度で運転を行う場合(回転方向を問わず回転速度の絶対値が大きい領域で運転を行う場合)と、回生運転時に低回転速度で運転を行う場合(回転方向を問わず回転速度の絶対値が小さい領域で運転を行う場合)において旋回用電動機21の消費電力を低減するように、トルク電流指令の許容値を演算する。
【選択図】図3

Description

本発明は、建設機械の旋回機構の駆動制御を行う旋回駆動制御装置及びこれを含む建設機械に関する。
従来より、上部旋回体を旋回させるための旋回機構の動力源として電動機を備える建設機械が提案されている。このような建設機械では、電動機の力行運転で旋回機構を加速(駆動)するとともに、旋回機構を減速(制動)する際に回生運転を行い、発電される電力をバッテリに充電している(例えば、特許文献1参照)。また、この特許文献1に記載された建設機械は、旋回機構以外の駆動機構を油圧で駆動するために油圧ポンプを備えるが、この油圧ポンプを駆動するためのエンジンに増速機を介して発電機を接続し、発電で得る電力をバッテリの充電と旋回機構の電動機の駆動に用いている。
特開平2004−036303号公報
ところで、電動機を加速させる場合に、回転速度が低いときは、加速性を良くするために大きな駆動トルクが必要となるが、回転速度がある程度上昇すると、回転速度が低い場合よりも小さい駆動トルクで足りる。
また、電動機を減速させる場合に、回転速度が高いときは、減速性を良くするために大きな駆動トルク(回転方向とは逆方向の駆動トルク)が必要となるが、回転速度がある程度低下すると、回転速度が高い場合よりも小さい駆動トルクで足りる。
しかしながら、従来の建設機械では、旋回用の電動機の回転速度によらず、加減速時の駆動トルクを一定にしているため、回転速度がある程度上昇した状態において加速を行う場合に電力の消費効率が低下するという課題があった。また、回転速度がある程度低下した場合に、制動トルクが大きいため、スムーズに停止が困難で乗り心地が低下するという課題があった。
また、回転速度が高い状態においても、回転速度が低い場合と同一の駆動トルクを供給することになるため、電動機やインバータには高回転速度かつ高トルクの状態に対応できるだけの定格諸元が必要となり、電動機やインバータの大型化を招いていた。
そこで、本発明は、電力消費効率の向上及び電動機やインバータの小型化を可能とする旋回駆動制御装置及びこれを含む建設機械を提供することを目的とする。
本発明の一局面の旋回駆動制御装置は、電動機で旋回駆動される建設機械の旋回機構を駆動制御する旋回駆動制御装置であって、建設機械の操作手段を介して入力される操作量に基づき、前記電動機を駆動するための駆動指令を生成する駆動指令生成手段と、前記電動機の回転速度を検出する回転速度検出手段とを含み、前記駆動指令生成手段は、前記回転速度検出手段で検出される回転速度に応じて前記駆動指令による前記電動機の出力を制限する出力制限手段であって、前記電動機の力行運転時は、回転速度が絶対値で最高速度よりも低い第1回転数以上となると、前記電動機の出力を最高出力の第1割合以下に制限し、前記電動機の回生運転時は、回転速度が絶対値で最高速度よりも低い第2回転数以下となると、前記電動機の出力を最高出力の第2割合以下に制限する、出力制限手段を有する。
また、前記出力制限手段は、前記電動機の駆動トルクを制限することによって出力を制限するように構成されており、前記電動機の力行運転時は、前記回転速度が絶対値で最高速度よりも低い第1回転数以上となると、前記電動機の駆動トルクが絶対値で最大トルクよりも低い第1トルク以下になるように出力を制限し、前記電動機の回生運転時は、前記回転速度が絶対値で最高速度よりも低い第2回転数以下となると、前記電動機の制動トルクが絶対値で最大トルクよりも低い第2トルク以下になるように出力を制限してもよい。
また、前記出力制限手段は、前記電動機の力行運転時において、回転速度が絶対値で前記第1回転数以上になると、前記電動機の出力を一定に制限してもよい。
本発明の一局面の建設機械は、前記いずれかに記載の旋回駆動制御装置を含む。
本発明によれば、電動機の出力制限を行うことにより、電力消費効率の向上及び電動機やインバータの小型化を可能とする旋回駆動制御装置及びこれを含む建設機械を提供できるという特有の効果が得られる。
以下、本発明の旋回駆動制御装置及びこれを含む建設機械を適用した実施の形態について説明する。
図1は、本実施の形態の旋回駆動制御装置を含む建設機械を示す側面図である。
この建設機械の下部走行体1には、旋回機構2を介して上部旋回体3が搭載されている。また、上部旋回体3には、ブーム4、アーム5、及びバケット6と、これらを油圧駆動するためのブームシリンダ7、アームシリンダ8、及びバケットシリンダ9に加えて、キャビン10及び動力源が搭載される。
「全体構成」
図2は、本実施の形態の旋回駆動制御装置を含む建設機械の構成を表すブロック図である。この図2では、機械的動力系を二重線、高圧油圧ラインを実線、パイロットラインを破線、電気駆動・制御系を一点鎖線でそれぞれ示す。
機械式駆動部としてのエンジン11と、アシスト駆動部としての電動発電機12は、ともに増力機としての減速機13の入力軸に接続されている。また、この減速機13の出力軸には、メインポンプ14及びパイロットポンプ15が接続されている。メインポンプ14には、高圧油圧ライン16を介してコントロールバルブ17が接続されている。
コントロールバルブ17は、本実施の形態の建設機械における油圧系の制御を行う制御装置であり、このコントロールバルブ17には、下部走行体1用の油圧モータ1A(右用)及び1B(左用)、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、及びバケットシリンダ9が高圧油圧ラインを介して接続される。
また、電動発電機12には、インバータ18を介してバッテリ19が接続されており、また、バッテリ19には、インバータ20を介して旋回用電動機21が接続されている。
旋回用電動機21の回転軸21aには、レゾルバ22、メカニカルブレーキ23、及び旋回減速機24が接続される。また、パイロットポンプ15には、パイロットライン25を介して操作装置26が接続される。
操作装置26には、油圧ライン27及び28を介して、コントロールバルブ17及び圧力センサ29がそれぞれ接続される。この圧力センサ29には、本実施の形態の建設機械の電気系の駆動制御を行うコントローラ30が接続されている。
このような本実施の形態の建設機械は、エンジン11、電動発電機12、及び旋回用電動機21を動力源とするハイブリッド型の建設機械である。これらの動力源は、図1に示す上部旋回体3に搭載される。以下、各部について説明する。
「各部の構成」
エンジン11は、例えば、ディーゼルエンジンで構成される内燃機関であり、その出力軸は減速機13の一方の入力軸に接続される。このエンジン11は、建設機械の運転中は常時運転される。
電動発電機12は、力行運転及び回生運転の双方が可能な電動機であればよい。ここでは、電動発電機12として、インバータ18によって交流駆動される電動発電機を示す。この電動発電機12は、例えば、磁石がロータ内部に埋め込まれたIPM(Interior Permanent Magnetic)モータで構成することができる。電動発電機12の回転軸は減速機13の他方の入力軸に接続される。
減速機13は、2つの入力軸と1つの出力軸を有する。2つの入力軸の各々には、エンジン11の駆動軸と電動発電機12の駆動軸が接続される。また、出力軸にはメインポンプ14の駆動軸が接続される。エンジン11の負荷が大きい場合には、電動発電機12が力行運転を行い、電動発電機12の駆動力が減速機13の出力軸を経てメインポンプ14に伝達される。これによりエンジン11の駆動がアシストされる。一方、エンジン11の負荷が小さい場合は、エンジン11の駆動力が減速機13を経て電動発電機12に伝達されることにより、電動発電機12が回生運転による発電を行う。電動発電機12の力行運転と回生運転の切り替えは、コントローラ30により、エンジン11の負荷等に応じて行われる。
メインポンプ14は、コントロールバルブ17に供給するための油圧を発生するポンプである。この油圧は、コントロールバルブ17を介して油圧モータ1A、1B、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、及びバケットシリンダ9の各々を駆動するために供給される。
パイロットポンプ15は、油圧操作系に必要なパイロット圧を発生するポンプである。この油圧操作系の構成については後述する。
コントロールバルブ17は、高圧油圧ラインを介して接続される下部走行体1用の油圧モータ1A、1B、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、及びバケットシリンダ9の各々に供給する油圧を運転者の操作入力に応じて制御することにより、これらを油圧駆動制御する油圧制御装置である。
インバータ18は、電動発電機12の力行運転に必要な電力をバッテリ19から電動発電機12に供給するとともに、電動発電機12の回生運転によって発電された電力をバッテリ19に充電するために電動発電機12とバッテリ19との間に設けられたインバータである。
バッテリ19は、インバータ18とインバータ20との間に配設されている。これにより、電動発電機12と旋回用電動機21の少なくともどちらか一方が力行運転を行っている際には、力行運転に必要な電力を供給するとともに、また、少なくともどちらか一方が回生運転を行っている際には、回生運転によって発生した回生電力を電気エネルギーとして蓄積するための電源である。
インバータ20は、上述の如く旋回用電動機21とバッテリ19との間に設けられ、コントローラ30からの指令に基づき、旋回用電動機21に対して運転制御を行う。これにより、インバータが旋回用電動機21の力業を運転制御している際には、必要な電力をバッテリ19から旋回用電動機21に供給する。また、旋回用電動機21が回生運転をしている際には、旋回用電動機21により発電された電力をバッテリ19へ充電する。
旋回用電動機21は、力行運転及び回生運転の双方が可能な電動機であればよく、上部旋回体3の旋回機構2を駆動するために設けられている。力行運転の際には、旋回用電動機21の回転駆動力の回転力が減速機24にて増幅され、上部旋回体3が加減速制御され回転運動を行う。また、上部旋回体3の慣性回転により、減速機24にて回転数が増加されて旋回用電動機21に伝達され、回生電力を発生させることができる。ここでは、旋回用電動機21として、PWM(Pulse Width Modulation)制御信号によりインバータ20によって交流駆動される電動機を示す。この旋回用電動機21は、例えば、磁石埋込型のIPMモータで構成することができる。これにより、より大きな誘導起電力を発生させることができるので、回生時に旋回用電動機21にて発電される電力を増大させることができる。
なお、バッテリ19の充放電制御は、バッテリ19の充電状態、電動発電機12の運転状態(力行運転又は回生運転)、旋回用電動機21の運転状態(力行運転又は回生運転)に基づき、コントローラ30によって行われる。
レゾルバ22は、旋回用電動機21の回転軸21Aの回転位置及び回転角度を検出するセンサであり、旋回用電動機21と機械的に連結することで旋回用電動機21の回転前の回転軸21Aの回転位置と、左回転又は右回転した後の回転位置との差を検出することにより、回転軸21Aの回転角度及び回転方向を検出するように構成されている。旋回用電動機21の回転軸21Aの回転角度を検出することにより、旋回機構2の回転角度及び回転方向が導出される。
メカニカルブレーキ23は、機械的な制動力を発生させる制動装置であり、旋回用電動機21の回転軸21aを機械的に停止させる。このメカニカルブレーキ23は、電磁式スイッチにより制動(オン)/解除(オフ)が切り替えられる。
旋回減速機24は、旋回用電動機21の回転軸21aの回転速度を減速して旋回機構2に機械的に伝達する減速機である。
旋回機構2は、旋回用電動機21のメカニカルブレーキ23が解除された状態で旋回可能となり、この状態において、上部旋回体3が左方向又は右方向に旋回される。
操作装置26は、旋回用電動機21、下部走行体1、ブーム4、アーム5、及びバケット6を操作するための操作装置であり、レバー26A及び26Bとペダル26Cを含む。レバー26Aは、旋回用電動機21及びアーム5を操作するためのレバーであり、上部旋回体3の運転席近傍に設けられる。レバー26Bは、ブーム4及びバケット6を操作するためのレバーであり、運転席近傍に設けられる。また、ペダル26Cは、下部走行体1を操作するための一対のペダルであり、運転席の足下に設けられる。
この操作装置26は、パイロットライン25を通じて供給される油圧(1次側の油圧)を運転者の操作量に応じた油圧(2次側の油圧)に変換して出力する。操作装置26から出力される2次側の油圧は、油圧ライン27を通じてコントロールバルブ17に供給されるとともに、圧力センサ29によって検出される。
レバー26A及び26Bとペダル26Cの各々が操作されると、油圧ライン27を通じてコントロールバルブ17が駆動され、これにより、油圧モータ1A、1B、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、及びバケットシリンダ9内の油圧が制御されることによって、下部走行体1、ブーム4、アーム5、及びバケット6が駆動される。
また、メカニカルブレーキ23は、レバー26A、26B、又はペダル26Cのいずれかが操作されると、コントローラ30によって解除されるように構成される。
なお、油圧ライン27は、油圧モータ1A及び1B、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、及びバケットシリンダの駆動に必要な油圧をコントロールバルブに供給する。
圧力センサ29では、レバー26Aの操作による、油圧ライン28内の油圧の変化が圧力センサ29で検出される。圧力センサ29は、油圧ライン28内の油圧を表す電気信号を出力する。この電気信号は、コントローラ30に入力される。
「コントローラ30」
コントローラ30は、本実施の形態の建設機械の駆動制御を行う制御装置であり、速度指令変換部31、駆動制御装置32、及び旋回駆動制御装置40を含む。このコントローラ30は、CPU(Central Processing Unit)及び内部メモリを含む演算処理装置で構成され、速度指令変換部31、駆動制御装置32、及び旋回駆動制御装置40は、コントローラ30のCPUが内部メモリに格納される駆動制御用のプログラムを実行することによって実現される装置である。
速度指令変換部31は、圧力センサ29から入力される信号を速度指令に変換する演算処理部である。これにより、レバー26Aの操作量は、旋回用電動機21を回転駆動させるための速度指令(rad/s)に変換される。この速度指令は、駆動制御装置32及び旋回駆動制御装置40に入力される。
駆動制御装置32は、電動発電機12の運転制御(力行運転又は回生運転の切り替え)、及び、バッテリ19の充放電制御を行うための制御装置である。この駆動制御装置32は、エンジン11の負荷の状態とバッテリ19の充電状態に応じて、電動発電機12の力行運転と回生運転を切り替える。駆動制御装置32は、電動発電機12の力行運転と回生運転を切り替えることにより、インバータ18を介してバッテリ19の充放電制御を行う。
ここで、本実施の形態の建設機械の制御系では、旋回用電動機21の回転軸21aが反時計回りに回転する回転方向を「正転」と称し、正転方向の駆動を表す制御量に正の符号を付す。一方、旋回用電動機21の回転軸21aが時計回りに回転する回転方向を「逆転」と称し、逆転方向の駆動を表す制御量に負の符号を付す。正転は、上部旋回体3の右方向への旋回に対応し、逆転は、上部旋回体の左方向への旋回に対応する。
「旋回駆動制御装置40」
図3は、本実施の形態の旋回駆動制御装置40の構成を示す制御ブロック図である。
旋回駆動制御装置40は、インバータ20を介して旋回用電動機21の駆動制御を行うための制御装置であり、旋回用電動機21を駆動するための駆動指令を生成する駆動指令生成部50、及び主制御部60を含む。
駆動指令生成部50には、レバー26Aの操作量に応じて速度指令変換部31から出力される速度指令が入力され、この駆動指令生成部50は速度指令に基づき駆動指令を生成する。駆動指令生成部50から出力される駆動指令はインバータ20に入力され、このインバータ20によって旋回用電動機21がPWM制御信号により交流駆動される。
主制御部60は、駆動指令生成部50の制御処理に必要な周辺処理を行う制御部である。具体的な処理内容については、関連箇所においてその都度説明する。
なお、旋回駆動制御装置40は、操作レバー26Aの操作量に応じて、旋回用電動機21を駆動制御する際に、力行運転と回生運転の切り替え制御を行うと共に、インバータ20を介してバッテリ19の充放電制御を行う。
「駆動指令生成部50」
駆動指令生成部50は、減算器51、PI(Proportional Integral)制御部52、トルク制限部53、トルク制限部54、減算器55、PI制御部56、電流変換部57、及び旋回動作検出部58を含む。この駆動指令生成部50の減算器51には、レバー26Aの操作量に応じた旋回駆動用の速度指令(rad/s)が入力される。
減算器51は、レバー26Aの操作量に応じた速度指令の値(以下、速度指令値)から、旋回動作検出部58によって検出される旋回用電動機21の回転速度(rad/s)を減算して偏差を出力する。この偏差は、後述するPI制御部52において、旋回用電動機21の回転速度を速度指令値(目標値)に近づけるためのPI制御に用いられる。
PI制御部52は、減算器51から入力される偏差に基づき、旋回用電動機21の回転速度を速度指令値(目標値)に近づけるように(すなわち、この偏差を小さくするように)PI制御を行い、そのために必要なトルク電流指令を演算する。生成されたトルク電流指令は、トルク制限部53に入力される。
トルク制限部53は、レバー26Aの操作量に応じてトルク電流指令の値(以下、トルク電流指令値)を制限する処理を行う。この制限処理は、レバー26Aの操作量に応じてトルク電流指令値の許容値が緩やかに増大する制限特性に基づいて行われる。このようなトルク電流指令値の制限は、PI制御部52によって演算されるトルク電流指令値が急激に増大すると制御性が悪化するため、これを抑制するために行われる。
この制限特性は、レバー26Aの操作量の増大に伴ってトルク電流指令値の許容値(の絶対値)を緩やかに増大させる特性を有し、上部旋回体3の左方向及び右方向の双方向を制限するための特性を有するものである。制限特性を表すデータは、主制御部60の内部メモリに格納されており、主制御部60のCPUによって読み出され、トルク制限部53に入力される。
トルク制限部54は、トルク制限部53から入力されるトルク電流指令によって生じるトルクが旋回用電動機21の最大許容トルク値以下となるように、トルク制限部53から入力されるトルク電流指令値を制限する。このトルク電流指令値の制限は、トルク制限部53と同様に、上部旋回体3の左方向及び右方向の双方向の回転に対して行われる。
なお、トルク制限部54においてトルク電流指令値を制限するための上限値(右旋回用の最大値)及び下限値(左旋回用の最小値)は、このトルク制限部54によってトルク電流指令値の制限が行われても、建設機械が作業を行うために十分な駆動トルクを発生できるような値に設定されている。
減算器55は、トルク制限部54から入力されるトルク電流指令値から、電流変換部57の出力値を減算して得る偏差を出力する。この偏差は、後述するPI制御部56及び電流変換部57を含むフィードバックループにおいて、電流変換部57から出力される旋回用電動機21の駆動トルクを、トルク制限部54を介して入力されるトルク電流指令値(目標値)によって表されるトルクに近づけるためのPI制御に用いられる。
PI制御部56は、減算器55から入力される偏差に基づき、この偏差を小さくするようにPI制御を行い、インバータ20に送る最終的な駆動指令となるトルク電流指令を生成する。インバータ20は、PI制御部56から入力されるトルク電流指令に基づき、旋回用電動機21をPWM駆動する。
電流変換部57は、旋回用電動機21のモータ電流を検出し、これをトルク電流指令に相当する値に変換し、減算器55に入力する。
旋回動作検出部58は、レゾルバ22によって検出される旋回用電動機21の回転位置の変化(すなわち上部旋回体3の旋回)を検出するとともに、回転位置の時間的な変化から旋回用電動機21の回転速度を微分演算によって導出する。導出された回転速度を表すデータは、減算器51及び主制御部60に入力される。
このような構成の駆動指令生成部50において、速度指令変換部31から入力される速度指令に基づき、旋回用電動機21を駆動するためのトルク電流指令が生成され、上部旋回体3が所望の位置まで旋回される。
本実施の形態の旋回駆動制御装置及びこれを用いた建設機械では、以下で詳細に説明する主制御部60で演算されるトルク電流指令の許容値がトルク制限部53に伝達され、トルク電流指令が制限される。
図4は、本実施の形態の旋回駆動制御装置のトルク制限部54で用いるトルク制限特性を示す図である。このトルク制限特性は、旋回用電動機21の回転速度に応じて駆動トルクを制限するためのトルク電流指令の許容値を主制御部60が演算するために用いる特性である。このトルク制限特性を表すデータは、主制御部60の内部メモリに格納されている。主制御部60は、図4に示すトルク制限特性を用いて、回転速度に基づいてトルク電流指令の許容値を演算し、これをトルク制限部54に入力することにより、力行運転時及び回生運転時における旋回用電動機21の出力が許容値以下に制限される。
なお、旋回用電動機21は、回生運転時には発電を行うことにより制動トルクを発生し、駆動トルクを発生する力行運転時とはエネルギーの収支が逆になるが、本実施の形態では、回生運転時の回転速度と制動トルクの積分値を出力として取り扱う。回生運転時の出力の宣言は、出力を絶対値で旋回用電動機21の最高出力の所定度合以下に制限することによって行う。
図4に示すように、トルク制限特性は、回転速度(rad/s)を横軸、トルク(Nm)を縦軸とする座標で表される。この座標では、横軸は原点より右側を正、左側を負とし、縦軸は原点より上側を正、下側を負とする。横軸の正の値は正転方向の回転速度(rad/s)を表し、負の値は逆転方向の回転速度を表す。縦軸の正の値は、正転方向の駆動トルク(Nm)を表し、負の値は逆転方向の駆動トルク(Nm)を表す。
このような座標系を有するトルク制限特性において、第1象限にある領域Aは、右旋回(正転)時の加速(力行)運転を表し、第2象限の領域Bは、左旋回(逆転)時の減速(回生)運転を表す。また、第3象限の領域Cは、左旋回(逆転)時の加速(力行)運転を表し、第4象限の領域Dは、右旋回(正転)時の減速(回生)運転を表す。
ここで、回転速度ω1は、旋回用電動機21の正転方向の最高回転速度を表し、ω2=0.6・ω1、ω3=0.4・ω1である。これは、逆転方向の"−ω1"、"−ω2"及び"−ω3"の関係においても同様である。
また、トルクT1は、旋回用電動機21の正転方向の最大トルクを表し、T2=0.6・T1である。これは、逆転方向の"−T1"及び"−T2"の関係においても同様である。
なお、図4では、縦軸をトルク(Nm)で示すが、主制御部60は、図4のトルク制限特性で制限されるトルク(Nm)をトルク電流指令の許容値に換算してトルク制限部54に入力する。
領域Aは、第1象限内において、回転速度がω1以下、かつ、トルクがT1以下であって、点(ω2,T1)と点(ω1,T2)を結ぶ定出力曲線aよりも原点側に存在する領域である。上述のように、ω2=0.6・ω1、T2=0.6・T1であるため、この定出力曲線aは、旋回用電動機21が正転方向の力行運転(右旋回加速運転)を行う場合の高回転速度領域における出力を最大出力の60%以下に制限するための特性となる。定出力曲線aよりもトルクが高い領域を除外してあるのは、右旋回加速をする場合において、回転速度がある程度上昇したときは、回転速度が低い場合ほど大きなトルクは必要ないため、トルクの大きさを制限することにより、旋回用電動機21の消費電力を低減するためである。
領域Bは、第2象限内において、回転速度が−ω1以上、かつ、トルクがT1以下であって、点(−ω3,T1)と点(0,T2)を結ぶ曲線bよりもトルクの値が高い領域を除いた領域である。上述のように、−ω3=0.4・(−ω1)であり、この曲線bは、旋回用電動機21が逆転方向の回生運転(左旋回減速運転)を行う場合の低回転速度領域(回転速度の絶対値が小さい領域)における出力を制限するための特性である。曲線bよりもトルクが高い領域を除外してあるのは、左旋回時に減速をする場合において、逆転方向の回転速度がある程度低下したときは、逆転方向の回転速度が高い場合ほど大きなトルクは必要ないため、制動トルクの大きさを制限することにより、スムーズな停止を可能とし、乗り心地を改善するためである。
領域Cは、第3象限内において、回転速度が−ω1以上、かつ、トルクが−T1以上であって、点(−ω2,−T1)と点(−ω1,−T2)を結ぶ定出力曲線cよりも原点側に存在する領域である。この定出力曲線cは、定出力曲線aと同様に、旋回用電動機21が逆転方向の力行運転(左旋回加速運転)を行う場合の高回転速度領域(回転速度の絶対値が大きい領域)における出力を最大出力の60%以下に制限する特性となる。定出力曲線cよりもトルクが逆転方向に大きい領域を除外してあるのは、左旋回加速をする場合において、逆転方向の回転速度がある程度上昇したときは、逆転方向の回転速度が低い場合ほど大きなトルクは必要ないため、トルクの大きさを制限することにより、旋回用電動機21の消費電力を低減するためである。
領域Dは、第4象限内において、回転速度がω1以下、かつ、トルクが−T1以上であって、点(ω3,−T1)と点(0,−T2)を結ぶ曲線dよりもトルクの値が低い領域を除いた領域である。上述のように、ω3=0.4・ω1であり、この曲線dは、旋回用電動機21が正転方向の回生運転(右旋回減速運転)を行う場合の低回転速度領域における出力を制限する特性である。曲線dよりも逆転方向のトルクが大きい領域を除外してあるのは、右旋回時に減速をする場合において、回転速度がある程度低下したときは、回転速度が高い場合ほど大きなトルクは必要ないため、制動トルクの大きさを制限することにより、スムーズな停止を可能とし、乗り心地を改善するためである。
ところで、従来の建設機械では、旋回用の電動発電機の回転速度によらず、加減速時の駆動トルクを一定にしているため、図4対応する特性は、定出力曲線a及びcと曲線b及びdが存在せず、回転速度が−ω1〜ω1、かつ、トルクが−T1〜T1で定まる四角形で表される領域を有する。このため、力行運転を行う場合の高回転速度領域(回転速度の絶対値が大きい領域)においても高トルクを出力し、また、回生運転を行う場合の低回転速度領域(回転速度の絶対値が小さい領域)においても高トルクを出力していた。
これに対して、本実施の形態の旋回駆動制御装置で図4に示すトルク制限特性を用いてトルク電流指令を制限することにより、次のように消費電力を低減することができる。
「旋回動作」
駆動指令生成部50で駆動指令が生成されて旋回用電動機21が駆動され、旋回動作検出部58によって検出される回転速度が主制御部60に入力されると、主制御部60は、図4に示すトルク制限特性を用いて、回転速度に応じたトルク電流指令の許容値を演算し、これをトルク制限部54に入力する。
トルク制限部54は、PI制御部52から入力されるトルク電流指令値が許容値よりも高い場合は、PI制御部52から入力されるトルク電流指令値を許容値に制限してトルク制限部54に入力する。制限されたトルク電流指令値は、トルク制限部54に入力される。これにより、回転速度に応じた旋回用電動機21の駆動トルクの制限が実現される。
一方、PI制御部52から入力されるトルク電流指令値が許容値以下である場合は、トルク制限部54は、PI制御部52から入力されるトルク電流指令値をそのままトルク制限部54に入力する。
トルク制限部54は、トルク制限部54から入力されるトルク電流指令値が旋回用電動機21の最大許容トルクを表すトルク電流指令値を超えている場合は、トルク制限部54から入力されるトルク電流指令値を旋回用電動機21の最大許容トルクを表すトルク電流指令値以下に制限し、制限されたトルク電流指令値が減算器55に入力される。なお、トルク制限部54から入力されるトルク電流指令値が旋回用電動機21の最大許容トルクを表すトルク電流指令値を超えていない場合は、トルク制限部54は、トルク制限部54から入力されるトルク電流指令値をそのまま減算器55に入力する。
減算器55では、トルク制限部54から入力されるトルク電流指令値と電流変換部から入力されるトルク電流指令値の偏差が演算される。演算された偏差は、PI制御部56に入力され、このPI制御部56では、トルク制限部54から出力されるトルク電流指令値を目標値とするPI制御が行われ、この偏差を小さくするためのトルク電流指令値が最終的な駆動指令として演算される。この最終的な駆動指令により、旋回用電動機21は、インバータ20を介して駆動制御される。
このように、本実施の形態の旋回駆動制御装置を用いた建設機械では、旋回用電動機21を駆動するためのトルク電流指令値を演算する過程において、図4に示すトルク制限特性を用いてトルク電流指令値を制限する。このため、以下のように消費電力が低減される。
正転方向の力行運転(右旋回加速運転)を行っている場合に、回転速度とトルクの積分値で与えられる出力が最大出力の60%を超えると、そのときの回転速度に応じたトルク電流指令の許容値が定出力曲線aを用いて主制御部60によって演算され、トルク電流指令値が制限される。これにより、旋回用電動機21の出力が最大出力の60%以下になるように駆動制御が行われ、従来の建設機械よりも、消費電力の低減を図ることができる。
同様に、逆転方向の力行運転(左旋回加速運転)を行っている場合に、回転速度とトルクの積分値で与えられる出力が最大出力の60%を超えると、そのときの回転速度に応じたトルク電流指令の許容値が定出力曲線cを用いて主制御部60によって演算され、トルク電流指令値が制限される。これにより、旋回用電動機21の出力が最大出力の60%以下になるように駆動制御が行われ、従来の建設機械よりも、消費電力の低減を図ることができる。
また、逆転方向の回生運転(左旋回減速運転)を行っている場合に、逆転方向の回転速度が−ω3以上になると(回転速度の絶対値がω3以下の低回転速度領域になると)、そのときの回転速度に応じたトルク電流指令の許容値が曲線bを用いて主制御部60によって演算され、トルク電流指令値が制限される。これにより、左旋回減速時においてスムーズに停止することができ、乗り心地も改善される。
同様に、正転方向の回生運転(右旋回減速運転)を行っている場合に、正転方向の回転速度がω3以下の低回転速度領域になると、そのときの回転速度に応じたトルク電流指令の許容値が曲線dを用いて主制御部60によって演算され、トルク電流指令値が制限される。これにより、右旋回減速時における消費電力を従来の建設機械よりも低減することができる。
また、本実施の形態の旋回駆動制御装置を用いた建設機械では、上述のように消費電力の低減を図ることができるため、従来の建設機械よりも旋回用電動機21やインバータ20の容量を小型化することができる。これにより、従来よりも低コストで建設機械を提供することができる。
以上では、正転方向と逆転方向における回転速度の絶対値が大きい領域においてトルク電流指令値を制限するために定出力曲線a及びcを用いたが、回転速度の絶対値が大きい領域においてトルク電流指令値を制限できるのであれば、定出力曲線以外の特性であってもよい。
また、正転方向と逆転方向における回転速度の絶対値が小さい領域においてトルク電流指令値を制限するために曲線b及びdを用いたが、回転速度の絶対値が小さい領域においてトルク電流指令値を制限できるのであれば、曲線b及びd以外の特性であってもよい。
以上では、旋回用電動機21がインバータ20によってPWM駆動される交流モータであり、その回転速度を検出するために、レゾルバ22及び旋回動作検出部58を用いる形態について説明したが、旋回用電動機21は直流モータであってもよい。この場合は、インバータ20、レゾルバ22及び旋回動作検出部58が不要となり、回転速度としては直流モータのタコジェネレータで検出される値を用いればよい。
また、以上では、トルク電流指令の演算にPI制御を用いる形態について説明したが、これに代えて、ロバスト制御、適応制御、比例制御、積分制御等を用いてもよい。
また、以上では、ハイブリッド型の建設機械を用いて説明したが、旋回機構が電動化されている建設機械であれば、本実施の形態の旋回駆動装置の適用対象は、バイブリッド型に限定されるものではない。
以上、本発明の例示的な実施の形態の旋回駆動制御装置及びこれを用いた建設機械について説明したが、本発明は、具体的に開示された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
本実施の形態の旋回駆動制御装置を含む建設機械を示す側面図である。 本実施の形態の旋回駆動制御装置を含む建設機械の構成を表すブロック図である。 本実施の形態の旋回駆動制御装置の構成を表す制御ブロック図である。 本実施の形態の旋回駆動制御装置のトルク制限部53で用いるトルク制限特性を示す図である。
符号の説明
1 下部走行体
1A、1B 走行機構
2 旋回機構
3 上部旋回体
4 ブーム
5 アーム
6 バケット
7 ブームシリンダ
8 アームシリンダ
9 バケットシリンダ
10 キャビン
11 エンジン
12 電動発電機
13 減速機
14 メインポンプ
15 パイロットポンプ
16 高圧油圧ライン
17 コントロールバルブ
18 インバータ
19 バッテリ
20 インバータ
21 旋回用電動機
23 メカニカルブレーキ
24 旋回減速機
25 パイロットライン
26 操作装置
26A、26B レバー
26C ペダル
27 油圧ライン
28 油圧ライン
29 圧力センサ
30 コントローラ
31 速度指令変換部
32 駆動制御装置
40 旋回駆動制御装置
50 駆動指令生成部
51 減算器
52 PI制御部
53 トルク制限部
54 トルク制限部
55 減算器
56 PI制御部
57 電流変換部
58 旋回動作検出部
60 主制御部

Claims (4)

  1. 電動機で旋回駆動される建設機械の旋回機構を駆動制御する旋回駆動制御装置であって、
    建設機械の操作手段を介して入力される操作量に基づき、前記電動機を駆動するための駆動指令を生成する駆動指令生成手段と、
    前記電動機の回転速度を検出する回転速度検出手段と
    を含み、
    前記駆動指令生成手段は、前記回転速度検出手段で検出される回転速度に応じて前記駆動指令による前記電動機の出力を制限する出力制限手段であって、前記電動機の力行運転時は、回転速度が絶対値で最高速度よりも低い第1回転数以上となると、前記電動機の出力を最高出力の第1割合以下に制限し、前記電動機の回生運転時は、回転速度が絶対値で最高速度よりも低い第2回転数以下となると、前記電動機の出力を最高出力の第2割合以下に制限する、出力制限手段を有する、旋回駆動制御装置。
  2. 前記出力制限手段は、前記電動機の駆動トルクを制限することによって出力を制限するように構成されており、
    前記電動機の力行運転時は、前記回転速度が絶対値で最高速度よりも低い第1回転数以上となると、前記電動機の駆動トルクが絶対値で最大トルクよりも低い第1トルク以下になるように出力を制限し、前記電動機の回生運転時は、前記回転速度が絶対値で最高速度よりも低い第2回転数以下となると、前記電動機の制動トルクが絶対値で最大トルクよりも低い第2トルク以下になるように出力を制限する、請求項1に記載の旋回駆動制御手段。
  3. 前記出力制限手段は、前記電動機の力行運転時において、回転速度が絶対値で前記第1回転数以上になると、前記電動機の出力を一定に制限する、請求項1又は2に記載の旋回駆動制御装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の旋回駆動制御装置を含む建設機械。
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