JP2009125483A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技を繰り返し長時間行っても、遊技者が飽きにくい遊技機を提供すること。
【解決手段】画像表示手段と、外部の記憶媒体が配置されたことを検出する検出手段と、ポイント付与手段により付与されたポイントを記憶媒体に記憶するポイント記憶手段と、検出手段により記憶媒体の配置を検出した場合、通常演出データとは異なる特別演出データの選択を促す演出選択画像を画像表示手段に表示する演出選択画像表示手段と、記憶媒体に記憶されているポイントと引き換えに特別演出データを選択する旨の入力を受理する演出選択受付手段と、通常演出データと、選択された特別演出データとの中から遊技状態に応じて一の演出データを決定する演出決定手段と、演出決定手段により決定された演出データに基づいて、画像表示手段に演出画像を表示する演出実行手段とを備えることを特徴とする遊技機。
【選択図】図1

Description

本発明はパチスロ遊技装置やスロットマシン等の遊技機に関する。
従来から、遊技者にポイントを付与し、ポイントに応じた利益を遊技者に付与するパチスロ遊技装置等の遊技機が存在する(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。これらの遊技機では、ポイントは、遊技回数、遊技結果等により遊技者に付与される。そして、獲得したポイントに応じて、景品との交換等のサービスが提供される。
特開2005−6896号公報 特開2007−29219号公報
特許文献1及び特許文献2に記載の遊技機は、ポイントを付与し、ポイントに応じてサービスを提供し、遊技者に対して、コイン等の遊技媒体の獲得に加えたさらなる楽しみを与え、より遊技者に長く遊技を行わせようとするものである。
しかしながら、これらの遊技機において実行される演出は、遊技状態に応じて予め設定されているため、遊技を繰り返し行うと、遊技者は同じ演出を繰り返し見ることとなる。そのため、遊技者は、当該演出にすぐに飽きてしまうこととなり、長く遊技を楽しんでもらうことができないといった問題があった。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、遊技を繰り返し長時間行っても、遊技者が飽きにくい遊技機を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明は、以下のようなものを提供する。
(1) 画像の表示が可能な画像表示手段と、
外部の記憶媒体に記憶されている情報を読み取る記憶媒体読取手段と、
上記記憶媒体に記憶されている情報を上記記憶媒体読取手段により読み取ることが可能な位置に上記記憶媒体が配置されたことを検出する検出手段と、
ポイントを付与するポイント付与手段と、
上記ポイント付与手段により付与された上記ポイントを上記記憶媒体に記憶するポイント記憶手段と、
通常演出データと、上記通常演出データとは異なる特別演出データとを記憶する演出データ記憶手段と、
上記検出手段により上記記憶媒体が配置されたことが検出された場合、上記特別演出データの選択を促す演出選択画像を上記画像表示手段に表示する演出選択画像表示手段と、
上記記憶媒体に記憶されている上記ポイントと引き換えに上記特別演出データを選択する旨の入力を受理する演出選択受付手段と、
上記演出データ記憶手段により記憶されている通常演出データと、上記演出選択受付手段により受理された入力において選択された上記特別演出データとの中から遊技状態に応じて一の上記演出データを決定する演出決定手段と、
上記演出決定手段により決定された上記演出データに基づいて、上記画像表示手段に演出画像を表示する演出実行手段と
を備えることを特徴とする遊技機。
(1)の発明によれば、ポイントが付与され、付与されたポイントは、外部の記憶媒体に記憶される。記憶媒体に記憶されている情報を読み取ることが可能な位置に記憶媒体が配置されると、通常演出データとは異なる特別演出データの選択を促す演出選択画像を画像表示手段に表示する。遊技者は、記憶媒体に記憶されているポイントと引き換えに、特別演出データを選択する。そして、通常演出データと、遊技者により選択された特別演出データとの中から遊技状態に応じて一の演出データが決定され、決定された演出データに基づいて、画像表示手段に演出画像を表示する。
従って、遊技者は、ポイントと引き換えに、通常演出データとは異なる特別演出データを選択することができる。特別演出データを選択すると、特別演出データに基づく演出画像が画像表示手段に表示されることとなる。すなわち、遊技者は、ポイントと引き換えに特別演出データを選択することにより、通常時とは異なる演出画像を見ることができる。そのため、遊技を繰り返し長時間行っても、遊技者に飽きを感じさせずに遊技を行なわせることができる。
また、遊技者は、ポイントを集めることにより、通常時には表示されない演出画像を画像表示手段に表示させることができる。従って、未だ見たことのない演出を画像表示手段に表示させたいと遊技者に思わせることにより、繰り返し遊技を行なわせることができる。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(2) 上記(1)に記載の遊技機であって、
ポイントが付与され得るミニゲームを実行するミニゲーム実行手段を備え、
上記ポイント付与手段は、ミニゲームのゲーム結果に応じてポイントを付与することを特徴とする。
(2)の発明によれば、ミニゲームを実行する。そして、ミニゲームのゲーム結果に応じてポイントを付与する。従って、遊技者は、通常の遊技とは異なるミニゲームを行なうことができる。そのため、遊技者は、変化に富んだ遊技を楽しむことができる。
また、ミニゲームのゲーム結果によりポイントが付与されるため、ミニゲームを実行することにより、ポイントの存在を遊技者に印象づけることができる。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(3) 上記(1)又は(2)に記載の遊技機であって、
上記演出データ記憶手段は、複数存在する遊技状態に対応付けて上記特別演出データを記憶することを特徴とする。
(3)の発明によれば、複数存在する遊技状態ごとに特別演出データが存在する。従って、ポイントと引き換えに、複数の特別演出データを選択することにより、様々な遊技状態において特別演出データに基づく演出画像が画像表示手段に表示される。そのため、遊技者は、遊技機を自分の好みにあった演出を行なうように設定できるため、遊技機に対して愛着を抱かせることができる。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(4) 上記(1)〜(3)のいずれか1に記載の遊技機であって、
内部当籤役を決定する役決定手段と、
上記役決定手段により決定された内部当籤役が特定の役である場合に、通常の遊技状態と比較して遊技者にとって有利な遊技状態である特別遊技状態を発生させる特別遊技発生手段と
を備え、
上記演出決定手段は、上記演出選択受付手段により上記特別遊技状態に対応付けられた上記特別演出データを選択する旨の入力が受理されており、かつ、遊技状態が上記特別遊技状態である場合、上記特別遊技状態に対応付けられた上記特別演出データを決定することを特徴とする。
(4)の発明によれば、内部当籤役が特定の役である場合に、通常の遊技状態と比較して遊技者にとって有利な遊技状態である特別遊技状態を発生させる。特別遊技状態に対応付けられた特別演出データがポイントと引き換えに選択されている場合、特別遊技状態においては、選択されている該特別演出データに基づく演出画像が画像表示手段に表示される。従って、遊技者により選択された特別遊技状態用の演出画像を画像表示手段に表示することにより、特別遊技状態であることを遊技者に容易に認識させることができるとともに、遊技者を興奮させることができる。また、自ら選択した演出画像を画像表示手段に再度表示させようと遊技者に思わせることとなり、遊技を長時間行なわせることができる。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(5) 上記(1)〜(4)のいずれか1に記載の遊技機であって、
内部当籤役を決定する役決定手段を備え、
上記演出決定手段は、上記役決定手段により決定された内部当籤役が所定の遊技価値が付与される小役の入賞を示す内部当籤役であり、かつ、上記演出選択受付手段により上記小役に対応付けられた上記特別演出データを選択する旨の入力が受理されている場合、一の上記演出データとして上記小役に対応付けられた上記特別演出データを選択するか否かを決定することを特徴とする。
(5)の発明によれば、小役に対応付けられた特別演出データが選択されている場合に該小役に内部当籤すると、一の演出データとして、選択されている特別演出データを選択するか否かを決定する。従って、小役に対応付けられた特別演出データが選択されている場合に、当該小役に内部当籤しても、選択されている特別演出データに基づく演出画像が画像表示手段に表示されるとは限らない。そのため、自ら選択した演出画像がいつ表示されるかと遊技者に期待感を抱かせながら遊技を行なわせることができる。
また、小役に内部当籤したときに、自ら選択した演出画像が表示された場合、通常の演出画像が表示された場合と比較して、より大きな喜びを遊技者に与えることができる。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(6) 上記(1)〜(5)のいずれか1に記載の遊技機であって、
上記記憶媒体は、さらに、当該記憶媒体固有の識別情報である記憶媒体IDを記憶することが可能な記憶媒体であり、
上記記憶媒体IDを記憶するID記憶手段と、
上記検出手段により上記記憶媒体が配置されたことが検出された際、配置された上記記憶媒体の上記記憶媒体IDを上記記憶媒体読取手段により読み取り、上記ID記憶手段に記憶し、その後所定のタイミングで上記記憶媒体読取手段により読み取られた上記記憶媒体IDと、上記ID記憶手段に記憶された上記記憶媒体IDとが一致するか否かを判断するID判定手段と、
上記ID判定手段により上記記憶媒体IDが一致しないと判断した場合、上記演出選択受付手段により受理された入力を無効にする初期化手段と
を備えることを特徴とする。
(6)の発明によれば、記憶媒体は、当該記憶媒体固有の識別情報である記憶媒体IDを記憶する。記憶媒体が所定の位置に配置されたことが検出された際に読み取られた記憶媒体IDと、その後所定のタイミングで読み取られた記憶媒体IDとが一致するか否かを判断する。記憶媒体IDが一致しないと判断した場合、特別演出データを選択する旨の入力を無効にする。従って、特別演出データが選択された後に、遊技者が変更されると、前の遊技者により行なわれた特別演出データの選択は、無効となる。従って、自分が使用したポイントにより、他の遊技者にも特典が付与されることを防止することができる。
本発明によれば、遊技を繰り返し長時間行っても、遊技者が飽きにくい遊技機を提供することができる。
本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。以下においては、本発明の好適な実施形態として、本発明をパチスロ遊技装置に適用した場合について説明することとする。
図1は、本発明に係るパチスロ遊技装置の一例を模式的に示す斜視図である。
このパチスロ遊技装置1は、コイン、メダル又はトークン等の他、遊技者に付与されたか、若しくは、付与される遊技価値の情報を記憶したカード等の遊技媒体を用いて遊技を行うことが可能な遊技機であるが、以下においては、メダルを用いるものとして説明することとする。
パチスロ遊技装置1の全体を形成している筐体2の正面には、液晶表示装置5が設置されており、遊技に関する画像を表示することができる。
液晶表示装置5は、本発明における画像表示手段に相当するものである。
液晶表示装置5の下方には、水平面を有する台座部10が形成されており、台座部10の中央には、その内部に3個の回転リール3L、3C、3Rが設けられたリール装置19が設けられている。3個の回転リール3L、3C、3Rは、それぞれその外周面に複数の図柄等の識別情報が表示されており、回転可能に横一列に設けられている。
また、台座部10の右側には、メダル投入口22が設けられ、台座部10の左側には、1−BETスイッチ11及び最大BETスイッチ13が設けられている。
台座部10の前面部の左寄りには、遊技者が遊技で獲得したメダルのクレジット/払い出しを押し操作により切り替える貯留メダル精算スイッチ14が設けられている。
この貯留メダル精算スイッチ14の切り替えにより「払い出し」が選択された場合には、正面下部のメダル払出口15からメダルが払い出され、払い出されたメダルはメダル受部16に溜められる。一方、「クレジット」が選択された場合には、パチスロ遊技装置1が備えるメモリ(例えば、後述するRAM43等)にメダル数がクレジットとして記憶される。
貯留メダル精算スイッチ14の右側には、遊技者の操作により回転リール3L、3C、3Rを回転させるためのスタートレバー6が取り付けられている。スタートレバー6は、遊技者の操作によって、回転リール3L、3C、3Rを回転させることができる。台座部10の前面部中央には、3個の回転リール3L、3R、3Cの回転をそれぞれ停止させるための3個の停止ボタン7L、7C、7Rが設けられている。
台座部10の前面部の右寄りには、ドア開閉及び打ち止め解除装置29が設けられており、所定の鍵をこのドア開閉及び打ち止め解除装置29の鍵穴に差し込み、右に回すことにより前面ドアの開閉を行い、左に回すことにより打ち止め解除を行う。
リール装置19の左側には、決定ボタン26及び取消ボタン27が設けられている。この決定ボタン26及び取消ボタン27を操作することにより、液晶表示装置5の表示画面の切替に関する指示等の入力を行うことができる。
決定ボタン26の上側には、カードリーダ/ライタ67が設けられている。このカードリーダ/ライタ67は、スマートカードからのデータの読み取り及びスマートカードへのデータの書き込みを行うものである。スマートカードは、遊技者が所持するカードであり、遊技者が獲得したポイントに関する情報、当該スマートカード固有の識別情報である記憶媒体ID、遊技者を識別するためのデータ、遊技者が行った遊技の履歴に関するデータ等が記憶される。スマートカードには、コイン、紙幣又はクレジットに相当するデータが記憶されることとしてもよい。
リール装置19の右側には、選択ボタン68及びカーソル移動ボタン69が設けられている。この選択ボタン68及びカーソル移動ボタン69を操作することにより、遊技者は、特別演出データを選択する。
台座部10の下側には、腰部パネル25が設けられている。腰部パネル25には、透明なアクリル板が用いられており、腰部パネル25の裏面には、シルクスクリーン印刷やオフセット印刷等によって、パチスロ遊技装置1の名称やキャラクタ等が描かれている。
筐体2の上方の左右には、スピーカー21L、21Rが設けられ、その2台のスピーカー21L、21Rの間には、入賞図柄の組合せ及びメダルの配当枚数等を示す配当表パネル23が設けられている。
液晶表示装置5の左右には、装飾ランプ9a、液晶表示装置5の下側左右には、装飾ランプ9bが設けられている。また、腰部パネル25の左右には、装飾ランプ9c、腰部パネル25の上側左右には、装飾ランプ9dが設けられている。これらの装飾ランプ9(装飾ランプ9a、装飾ランプ9b、装飾ランプ9c、及び、装飾ランプ9d)は、遊技の進行に応じて、所定の色を有する光を発することができる。
図2は、図1に示したパチスロ遊技装置が備える液晶表示装置近傍を示す拡大正面図である。
図2に示すように、液晶表示装置5の左下には、クレジット数画像18が表示されており、右上には、トータルメダル数画像19が表示されており、右下には、払出数画像20が表示されている。クレジット数画像18は、貯留されているメダルの枚数を表示するものであり、トータルメダル数画像19は、これまでに払い出されたメダルの枚数を表示するものであり、払出数画像20は、入賞成立時のメダルの払出枚数を表示するものである。
なお、図示しないが、液晶表示装置5には、その他、遊技の進行に応じた演出画像が表示される。
図3は、図1に示したパチスロ遊技装置が備える液晶表示装置に演出選択画像が表示されている様子を模式的に示す正面図である。
液晶表示装置5には、5つの演出選択画像201(演出選択画像201a、演出選択画像201b、演出選択画像201c、演出選択画像201d、演出選択画像201e)が表示されている。演出選択画像201は、遊技者に特別演出データを選択させるための画像である。液晶表示装置5の右下には、遊技者が所持しているポイント数を表示する所持ポイント表示画像202が表示されており、所持ポイントが521ポイントであることを示している。
演出選択画像201aは、後述する小役の一つであるリプレイ用の特別演出データに対応付けられており、リプレイ用の特別演出データを選択する旨の入力を遊技者にさせるための画像である。この画像には、リプレイ用の特別演出データを選択するために必要なポイント数である必要ポイントが表示されており、リプレイ用の特別演出データを選択するためには、ポイントが50ポイント必要であることを示している。
演出選択画像201bは、後述する小役の一つであるスイカ用の特別演出データに対応付けられており、スイカ用の特別演出データを選択する旨の入力を遊技者にさせるための画像である。演出選択画像201cは、後述する小役の一つであるベル用の特別演出データに対応付けられており、ベル用の特別演出データを選択する旨の入力を遊技者にさせるための画像である。演出選択画像201dは、後述する特別遊技状態の一つであるRB用の特別演出データに対応付けられており、RB用の特別演出データを選択する旨の入力を遊技者にさせるための画像である。演出選択画像201eは、後述する特別遊技状態の一つであるBB用の特別演出データに対応付けられており、BB用の特別演出データを選択する旨の入力を遊技者にさせるための画像である。
また、演出選択画像201b〜201eは、スイカ用及びベル用の特別演出データを選択するためには、ポイントが50ポイント必要であり、RB用の特別演出データを選択するためには、ポイントが100ポイント必要であり、BB用の特別演出データを選択するためには、ポイントが200ポイント必要であることを示している。
演出選択画像201aは、他の演出選択画像201b〜201eと、異なる色で表示されている。図3に示す状態で、遊技者により選択ボタン68が押下されると、リプレイ用の特別演出データを選択する旨の入力がなされる。
一方、図3に示す状態で、遊技者によりカーソル移動ボタン69が押下されると、演出選択画像201aは、他の演出選択画像201c〜201eと同じ色で表示され、演出選択画像201bが異なる色で表示される。カーソル移動ボタン69が押下されることにより、異なる色で表示される演出選択画像201が順次入れ替わる。そして、遊技者により選択ボタン68が押下されると、異なる色で表示されている演出選択画像201に対応付けられている特別演出データを選択する旨の入力がなされる。
図4は、ミニゲームであるポーカーを実行する際に図1に示したパチスロ遊技装置が備える液晶表示装置に表示される画像の一例を模式的に示す正面図である。
図4に示すように、液晶表示装置5の上側には、ポーカーが行われることを示す「POKER」という文字画像300が表示されている。文字画像300の下側には、5枚のトランプカードを示す5つのカード画像301が表示されている。さらに、カード画像301の下側には、ホールドを選択する旨の入力を行なうためのホールド画像302と、チェンジを選択する旨の入力を行なうためのチェンジ画像303とが設けられている。なお、ホールドとは、表示されたカードを変えずに残すことであり、チェンジとは、表示されたカードを別のカードに変えることである。チェンジの入力が行われたカードは、別のカードに変更される。遊技者は、ホールドしたいカードを、カーソル移動ボタン69及び選択ボタン68を操作することによって選択し、カーソル移動ボタン69及び選択ボタン68を操作してホールド画像302を選択することによってカードをホールドすることができる。同様に、チェンジしたいカードを、カーソル移動ボタン69及び選択ボタン68を操作することによって選択し、カーソル移動ボタン69及び選択ボタン68を操作してチェンジ画像303を選択することによってカードをチェンジすることができる。
図5は、図1に示したパチスロ遊技装置の内部構成を示すブロック図である。
主制御回路81は、回路基板上に配置されたマイクロコンピュータ40を主たる構成要素とするものである。マイクロコンピュータ40は、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPU41と、ROM42及びRAM43とを含む。CPU41には、基準クロックパルスを設定するクロックパルス発生回路144及び分周器145と、サンプリングされる乱数を発生する乱数発生器146及びサンプリング回路147とが接続されている。なお、乱数サンプリングのための手段として、CPU41の動作プログラム上で乱数のサンプリングを実行するように構成してもよい。
ROM42には、副制御回路82へ送信するための各種制御指令(コマンド)等が格納されている。当該コマンドとしては、例えば、液晶表示装置5に対する表示制御に関するコマンドやスピーカー21に対する音声出力制御に関するコマンド等が格納されている。
液晶表示装置5やスピーカー21に対する制御に関するコマンド(以下、演出に関するコマンドともいう)としては、例えば、演出開始コマンド、終了演出コマンド等を挙げることができる。
演出開始コマンドは、3つの回転リール3の回転開始時に液晶表示装置5に演出画像を表示させ、スピーカー21に当該演出に関する音声を出力させるためのコマンドである。終了演出コマンドは、3つの回転リール3が全て停止した際に液晶表示装置5に演出画像を表示させ、スピーカー21に当該終了演出に関する音声を出力させるためのコマンドである。また、RB、BBの設定又は解除に関するコマンドも、ROM42に格納されており、当該コマンドによってRB又はBBの設定又は解除が副制御回路82に通知される。なお、RB、BBの設定又は解除に関するコマンドにかえて、液晶表示装置5に対する表示制御に関する各種のコマンドに、RB又はBBの実行中であることを示すデータを含めることとしてもよい。
上述したような各種のコマンドは、所定条件の成立を契機としてCPU41によってROM42から呼び出されてRAM43にセットされる。そして、RAM43にセットされたコマンドは所定のタイミングで副制御回路82に供給される。副制御回路82は、供給されたコマンドに基づいて各種の処理を実行する。なお、副制御回路82から主制御回路81へコマンド等が入力されることはなく、主制御回路81から副制御回路82への一方向で通信が行われる。
また、ROM42には、回転リール3L、3C、3Rの回転位置と回転リール外周面上に描かれた図柄とを対応付けるために、図柄テーブルが格納されており、また、入賞となる図柄の組合せと、入賞のメダル配当枚数と、その入賞を表す入賞判定コードとが対応付けられた入賞図柄組合せテーブル、内部当籤役を決定する抽籤を行うために必要な抽籤確率テーブル、特別演出の実行可否を決定する抽籤を行うために必要な特別演出実行確率テーブル等が格納される。
また、ROM42には、演出選択画像表示フラグ、特別演出データ選択済フラグ、特別演出実行フラグ等が格納されている。
RAM43には、上述したコマンド以外に、例えば、メダルの数に相当するクレジット数、各内部当籤役に当籤する確率を定めた設定値等、遊技進行に係る変数やフラグ等が格納される。
設定値とは、例えば、設定値が1である場合にはBBに当籤する確率が1/270であり、設定値が6である場合にはBBに当籤する確率が1/200であるといったように、内部当籤役に当籤する確率を段階的に示す値をいう。設定値と各内部当籤役に当籤する確率との関係については、後で図8を用いて詳述する。なお、本実施形態では、設定値が1〜6の6段階からなる場合について説明するが、本発明においてはこの例に限定されるものではない。
マイクロコンピュータ40からの制御信号により動作が制御される主要な周辺装置(アクチュエータ)としては、装飾ランプ9と、メダルを収納し、ホッパー駆動回路51の命令により所定枚数のメダルの払い出しを行うホッパー(払い出しのための駆動部を含む)50と、回転リール3L、3C、3Rを回転駆動するステッピングモータ59L、59C、59Rと、スマートカードからのデータの読み取り及びスマートカードへのデータの書き込みを行うカードリーダ/ライタ67がある。
さらに、ステッピングモータ59L、59C、59Rを駆動制御するモータ駆動回路49、ホッパー50を駆動制御するホッパー駆動回路51、装飾ランプ9を駆動制御するランプ駆動回路55、及び、カードリーダ/ライタ67を駆動制御するカードリーダ/ライタ駆動回路66が、I/Oポート48を介してCPU41の出力部に接続されている。これらの駆動回路は、それぞれCPU41から出力される駆動指令等の制御信号を受けて、各アクチュエータの動作を制御する。
また、マイクロコンピュータ40が制御指令を発生するために必要な入力信号を発生させる主な入力信号発生装置としては、スタートスイッチ6S、1−BETスイッチ11、最大BETスイッチ13、貯留メダル精算スイッチ14、投入メダルセンサ22S、リセットスイッチ62、設定用鍵型スイッチ63、設定変更スイッチ64、電源スイッチ65、選択ボタン68、カーソル移動ボタン69、リール停止信号回路56、リール位置検出回路60、払い出し完了信号回路61がある。これらもI/Oポート48を介してCPU41に接続されている。
設定用鍵型スイッチ63は、所定の鍵をこの鍵穴に差し込み右に回すことにより、設定値の変更を可能とするものである。また、設定変更スイッチ64は、設定用鍵型スイッチ63によって設定値の変更が可能な状態となっているときに押下されると、設定値が変化する。設定用鍵型スイッチ63及び設定変更スイッチ64は、内部当籤役に当籤する確率を段階的に設定するための設定手段として機能するものである。なお、変更された設定値は、RAM43に記憶される。
スタートスイッチ6Sは、スタートレバー6の操作を検出する。投入メダルセンサ22Sは、メダル投入口22に投入されたメダルを検出する。リール停止信号回路56は、各停止ボタン7L、7C、7Rの操作に応じて停止信号を発生する。決定ボタン26及び取消ボタン27は、これらの操作により、液晶表示装置5の表示画面の切替や指示の入力等を行うことができる。選択ボタン68及びカーソル移動ボタン69は、これらの操作により、液晶表示装置5に表示されている画像の選択やカーソルの移動等を行うことができる。
リール位置検出回路60は、リール回転センサからのパルス信号を受けて各回転リール3L、3C、3Rの位置を検出するための信号をCPU41に送信する。
払出完了信号回路61は、メダル検出部50Sの計数値(ホッパー50から払い出されたメダルの枚数)が指定された枚数に達したとき、メダル払出完了信号を発生する。CPU41がこのメダル払出完了信号を受信すると、ホッパー駆動回路51を介してホッパー50の駆動を停止し、メダルの払出を完了させる。このメダル検出部50Sは、ホッパー50から払い出されるメダルを検出するための物理センサ等からなるメダルセンサを備えており、このメダルセンサにより払い出されるメダルの枚数の計数を行うことができる。
乱数発生器146は、一定の数値範囲に属する乱数を発生し、サンプリング回路147は、スタートレバー6が操作された後の適宜のタイミングで1個の乱数をサンプリングする。こうしてサンプリングされた乱数及びROM42内に格納されている抽籤テーブルに基づいて、CPU41は内部当籤役を決定する。
さらに、適宜のタイミングで、特別演出の実行可否を決定する抽籤を行うために再び乱数のサンプリングが行われる。
回転リール3L、3C、3Rの回転が開始された後、ステッピングモータ59L、59C、59Rの各々に供給される駆動パルスの数が計数され、その計数値はRAM43の所定エリアに書き込まれる。回転リール3L、3C、3Rからは一回転毎にリセットパルスが得られ、これらのパルスはリール位置検出回路60を介してCPU41に入力される。こうして得られたリセットパルスにより、RAM43で計数されている駆動パルスの計数値が“0”にクリアされる。これにより、RAM43内には、各回転リール3L、3C、3Rについて一回転の範囲内における回転位置に対応した計数値が格納される。
上記のような回転リール3L、3C、3Rの回転位置と回転リール外周面上に描かれた図柄とを対応づけるために、図柄テーブルが、ROM42内に格納されている。この図柄テーブルでは、前述したリセットパルスが発生する回転位置を基準として、各回転リール3L、3C、3Rの一定の回転ピッチ毎に順次付与されるコードナンバーと、それぞれのコードナンバー毎に対応して設けられた図柄を示す図柄コードとが対応づけられている。
更に、ROM42内には、入賞図柄組合せテーブルが格納されている。この入賞図柄組合せテーブルでは、入賞となる図柄の組合せと、入賞のメダル配当枚数と、その入賞を表す入賞判定コードとが対応づけられている。上記の入賞図柄組合せテーブルは、左の回転リール3L、中央の回転リール3C、右の回転リール3Rの停止制御時、及び全リール停止後の入賞確認を行うときに参照される。
上記乱数サンプリングに基づく抽籤処理(内部当籤役決定処理)により当籤役に内部当籤した場合には、CPU41は、遊技者が停止ボタン7L、7C、7Rを操作したタイミングでリール停止信号回路56から送られる操作信号、及び、選択された「停止制御テーブル」に基づいて、回転リール3L、3C、3Rを停止制御する信号をモータ駆動回路49に送る。
内部当籤した役の入賞成立を示す停止態様となった場合、貯留メダル精算スイッチ14の切り替えにより「払い出し」が選択されているときには、CPU41は、払い出し指令信号をホッパー駆動回路51に供給してホッパー50から所定個数のメダルの払い出しを行う。その際、メダル検出部50Sは、ホッパー50から払い出されるメダルの枚数を計数し、その計数値が指定された数に達したときに、メダル払い出し完了信号がCPU41に入力される。これにより、CPU41は、ホッパー駆動回路51を介してホッパー50の駆動を停止し、「メダルの払い出し処理」を終了する。
一方、貯留メダル精算スイッチ14の切り替えにより「クレジット」が選択されているときには、払い出されるべきメダルの数がクレジットとしてRAM43に記憶されることになる。
CPU41を備えた主制御回路81には、副制御回路82が接続されている。副制御回路82は、主制御回路81からの制御指令(コマンド)に基づいて、液晶表示装置5の表示制御及びスピーカー21L、21Rからの音の出力制御を行う。
図6は、図5に示した副制御回路の構成を示すブロック図である。
尚、本実施形態においては、主制御回路81から副制御回路82に対してコマンドを供給するとともに、副制御回路82から主制御回路81に対して信号を供給できないように構成したが、これに限らず、副制御回路82から主制御回路81に対して信号を送信できるように構成してもよい。
副制御回路82は、サブCPU206、プログラムROM208及びワークRAM210を備えている。また、副制御回路82には、インターフェイス回路240を介して、決定ボタン26及び取消ボタン27が接続されている。
また、副制御回路82は、液晶表示装置5における表示制御を行う表示制御回路250と、スピーカー21から発生させる音に関する制御を行う音声制御回路230とを備えている。
サブCPU206は、プログラムROM208に記憶されたプログラムに従って、演出に係る処理等の各種の処理を実行する機能を有し、CPU41から供給される各種のコマンドに従って、副制御回路82の制御を行う。
プログラムROM208には、サブCPU206により、液晶表示装置5やスピーカー21における遊技演出を制御するためのプログラムが記憶されており、その他には、演出に関する決定を行うためのテーブル等の各種のテーブルも記憶されている。
また、プログラムROM208には、液晶表示装置5に表示される画面画像及びスピーカー21から出力される音に対応した複数の通常演出データ及び複数の特別演出データと、全てのリール3が停止した際に表示される画面画像及び出力される音に対応した複数の終了時の通常演出データ及び複数の終了時の特別演出データとが記憶されている。
複数の特別演出データは、複数存在する遊技状態に対応付けて記憶されている。本発明における遊技状態としては、大きく分けて通常の遊技状態と、通常の遊技状態と比較して遊技者にとって有利な遊技状態である特別遊技状態とが存在する。通常の遊技状態としては、ハズレの遊技状態、リプレイの小役の遊技状態、スイカの小役の遊技状態、ベルの小役の遊技状態の各遊技状態が存在する。特別遊技状態としては、RB遊技状態、BB遊技状態の各遊技状態が存在する。特別演出データは、これら各遊技状態に対応付けて記憶されている。
プログラムROM208は、本発明における演出データ記憶手段に相当するものである。
なお、本実施形態においては、プログラム、テーブル等を記憶する記憶媒体としてプログラムROM208を用いるように構成したが、これに限らず、CPU等を備えたコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体であれば別態様であってもよく、例えば、ハードディスク装置、CD−ROM及びDVD−ROM、ROMカートリッジ等の記憶媒体に記録されていてもよい。もちろん、プログラムROM208に記憶されるものをROM42に記憶することとしてもよい。また、これらのプログラムは、予め記録されているものでなくとも、電源投入後にこれらのプログラムをダウンロードし、ワークRAM210等に記録されるものでもよい。更にまた、プログラムの各々が別々の記憶媒体に記録されていてもよい。
また、本実施形態において、CPU41及びROM42を含む主制御回路81と、サブCPU206及びプログラムROM208を含む副制御回路82と、を別々に構成したが、これに限らず、CPU41及びROM42を含む主制御回路81のみで構成してもよく、この場合には、上述したプログラムROM208に記憶されているプログラムをROM42に記憶させ、CPU41により実行されるように構成してもよい。もちろん、サブCPU206及びプログラムROM208を含む副制御回路82のみで構成するようにしてもよく、この場合には、上述したROM42に記憶されているプログラムをプログラムROM208に記憶させ、サブCPU206により実行されるように構成してもよい。
ワークRAM210は、サブCPU206の一時記憶領域として種々のフラグや変数の値を記憶する機能を有する。尚、本実施形態においては、サブCPU206の一時記憶領域としてワークRAM210を用いているが、これに限らず、読み書き可能な記憶媒体であればよい。
また、音声制御回路230は、音声に関する制御を行う音源IC232、各種の音データを記憶する音声データROM234、音信号を増幅するための増幅器236(以下、AMPと称する。)から構成されている。
音源IC232は、サブCPU206、音声データROM234、AMP236と接続されている。この音源IC232は、スピーカー21から発生させる音声の制御を行う。
サブCPU206は、CPU41から供給されるコマンドに基づいて、音声データROM234に記憶されている複数の音声データから一つの音声データを選択する。その後、サブCPU206は、選択された音声データを音声データROM234から読み出し、音源IC232に供給する。音声データを受け取った音源IC232は、その音声データを所定の音声信号に変換し、その音声信号をAMP236に供給する。AMP236は、音声信号を増幅させ、スピーカー21(21L及び21R)から音声を発生させる。
表示制御回路250は、CPU41により決定された遊技結果、又は、各種ボタン26、27により入力された指示に応じて、画面画像を生成し、液晶表示装置5に上記画面画像を表示する制御を行うものであり、画像データプロセッサ(以下、VDPという。)212、各種の画像データを記憶する画像データROM216、画像データを画像信号として変換するD/Aコンバータ218から構成されている。VDP212は、サブCPU206、画像データが記憶されている画像データROM216、画像データを画像信号に変換するD/Aコンバータ218と接続されている。
このVDP212は、いわゆるスプライト回路、スクリーン回路、及びパレット回路等の各種の回路を含み、液晶表示装置5に画面画像を表示させるための種々の処理を行うことができる装置である。つまり、VDP212は、液晶表示装置5に対する表示制御を行う。また、VDP212は、液晶表示装置5の透明液晶パネル34に画面画像を表示するためのバッファとしての記憶媒体(例えば、ビデオRAM)を備えている。この記憶媒体の所定の記憶領域に画像データを記憶することによって、所定のタイミングで液晶表示装置5の透明液晶パネル34に画面画像が表示されることとなる。
画像データROM216は、例えば、背景画像、キャラクタ画像、演出選択画像201、カード画像301、ホールド画像302、チェンジ画像303等の画像データを記憶する。
VDP212は、サブCPU206から供給される画像表示命令(コマンド)に応じて、画像データROM216から、演出画像を抽出する。
VDP212は、画像データROM216から抽出した各種画像を、後方に位置する画像から順に、例えば、背景画像、キャラクタ画像の順に、重ね合わせてバッファ(例えば、ビデオRAM等)に記憶することにより画面画像を合成し、所定のタイミングでD/Aコンバータ218に供給する。D/Aコンバータ218は、この画面画像を画像信号として変換し、この画像信号を液晶表示装置5に供給する。
図7は、リール上に配列された図柄の例を示す図である。
各リール3L、3C、3Rには、複数種類の図柄が21個配列された図柄列が示されている。各図柄には“00”〜“20”のコードナンバーが付され、ROM42に格納(記憶)されている。プログラム各リール3L、3C、3R上には、“白7(図柄91)”、“赤7(図柄92)”、“ベル(図柄93)”、“スイカ(図柄94)”、“リプレイ(図柄95)”、“上チリ(図柄96)”及び“下チリ(図柄97)”の図柄で構成される図柄列が表わされている。各リール3L、3C、3Rは、図柄列が図10の矢印方向に移動するように回転駆動される。
本実施例においては、BB、RB、リプレイ、スイカの小役、ベルの小役、及びJACの小役(以下、内部当籤役ともいう)が設けられている。
BB、RBは、本発明における特定の役に相当するものである。
リプレイ、スイカの小役、ベルの小役は、本発明における小役の入賞を示す内部当籤役に相当するものである。
BBへの当籤は、“白7−白7−白7”が有効ラインに沿って並ぶことにより実現する。BBに当籤すると、メダルが15枚払い出され、BB遊技状態に移行する。
BB遊技状態は、本発明における特別遊技状態に相当するものである。
RBへの当籤は、“赤7−赤7−赤7”が有効ラインに沿って並ぶことにより実現する。RBに当籤すると、メダルが15枚払い出され、RB遊技状態に移行する。
RB遊技状態は、本発明における特別遊技状態に相当するものである。
リプレイへの当籤は、“リプレイ−リプレイ−リプレイ”が有効ラインに沿って並ぶことにより実現する。リプレイに当籤すると、投入したメダルの枚数と同数のメダルが自動投入されるので、遊技者はメダルを消費することなく次のゲームを行うことができる。すなわち、リプレイは、当籤することにより遊技媒体の投入をすることによらずに遊技を行うことができる役である。ただし、BB遊技状態においてリプレイに当籤すると、RB遊技状態に移行する。
スイカへの当籤は、“スイカ−スイカ−スイカ”が有効ラインに沿って並ぶことにより実現する。スイカに当籤すると、メダルが6枚払い出される。また、ベルへの当籤は、“ベル−ベル−ベル”が有効ラインに沿って並ぶことにより実現する。ベルに当籤すると、メダルが10枚払い出される。さらに、ベルに当籤すると、ミニゲームが開始される。
JACの小役への当籤は、RB遊技状態中に“ベル−リプレイ−ベル”が並ぶことにより実現する。
一般遊技状態において、JACの小役が入賞する場合はない。また、BB遊技状態中において、BB、RB及びJACの小役が入賞する場合はない。また、RB遊技状態においてJACの小役以外の役が入賞することはない。
図8は、抽籤テーブルを示す図である。
上述したように、設定用鍵型スイッチ63及び設定変更スイッチ64の操作により、設定値を6段階に設定することができる。図8は、設定値が“6”であるときに用いられる抽籤テーブルである。図示しないが、設定値が1〜5のいずれかであるときに用いられる抽籤テーブルも夫々の設定値に対して存在する。図8に示すように、設定値ごとに、一般遊技状態、BB遊技状態、及び、RB遊技状態の各遊技状態における抽籤テーブルが存在する。上記各抽籤テーブルはROM42に記憶されている。
上述したように、内部当籤役は、乱数発生器146が発生させた乱数のなかからサンプリング回路147がサンプリングした乱数と、抽籤テーブルとに基づいて決定される。図8に示すように、各遊技状態における各内部当籤役には乱数範囲が対応付けて記憶されている。乱数発生器146が発生させる乱数の乱数抽出範囲は0〜16383であり、このなかからサンプリング回路147が取得した乱数の値と対応付けられる内部当籤役が、内部当籤役として決定される。例えば、設定値が“6”である場合に、一般遊技状態においてサンプリング回路147がサンプリングした乱数の値が“1000”である場合には、“リプレイ”が内部当籤役として決定される。上記乱数範囲の広さによって、各内部当籤役への当籤確率が決定される。
図9は、主制御回路において行われる外部記憶媒体読み取り処理を示すフローチャートである。
まず、CPU41は、外部記憶媒体を検出したか否かを判断する(ステップS500)。この処理では、CPU41は、カードリーダ/ライタ駆動回路66からの信号を受信することにより、カードリーダ/ライタ67により読み取り可能な外部記憶媒体であるスマートカードが、カードリーダ/ライタ67に挿入されたか否かを判断する。
ステップS500の処理を実行するとき、CPU41は、検出手段として機能する。
ステップS500において、外部記憶媒体を検出していないと判断した場合、CPU41は、本サブルーチンを終了する。一方、ステップS500において、外部記憶媒体を検出したと判断した場合、CPU41は、演出選択画像表示フラグをセットする(ステップS501)。さらに、CPU41は、副制御回路82に対しても演出選択画像表示フラグをセットする。
演出選択画像表示フラグは、液晶表示装置5に演出選択画像201が表示されると、クリアされるフラグである。
次に、CPU41は、特別演出データ選択受付処理を実行する(ステップS502)。特別演出データ選択受付処理については、後で図10を用いて説明する。この特別演出データ選択受付処理では、外部記憶媒体に記憶されているポイントと引き換えに、特別演出データの選択入力を受け付け、遊技者により特別演出データの選択入力がされた場合には、該特別演出データに対応する特別演出データ選択済フラグをセットする。
次に、CPU41は、カードリーダ/ライタ67に挿入されているスマートカードの当該記憶媒体固有の識別情報である記憶媒体IDを読み取り(ステップS503)、読み取った記憶媒体IDをRAM43に記憶する(ステップS504)。
ステップS503の処理を実行するとき、CPU41は、記憶媒体読取手段として機能する。
RAM43は、本発明におけるID記憶手段に相当するものである。
次に、CPU41は、カードリーダ/ライタ67に挿入されているスマートカードの記憶媒体IDを読み取り(ステップS505)、読み取った記憶媒体IDと、ステップS504によりRAM43に記憶された記憶媒体IDとが一致するか否かを判断する(ステップS506)。
ステップS505の処理を実行するとき、CPU41は、記憶媒体読取手段として機能する。
ステップS500〜ステップS506の処理を実行するとき、CPU41は、ID判定手段として機能する。
ステップS506において、記憶媒体IDが一致すると判断した場合、CPU41は、処理をステップS505に戻す。一方、ステップS506において、記憶媒体IDが一致しないと判断した場合、CPU41は、すべての特別演出データ選択済フラグをクリアする(ステップS507)。
ステップS507の処理を実行するとき、CPU41は、初期化手段として機能する。
図10は、主制御回路において行われる特別演出データ選択受付処理を示すフローチャートである。
特別演出データ選択受付処理は、図9に示した外部記憶媒体読み取り処理のステップS502において呼び出されて実行される処理である。
まず、CPU41は、カードリーダ/ライタ67に挿入されているスマートカードのポイント情報を読み取り、RAM43に記憶する(ステップS600)。
ステップS600の処理を実行するとき、CPU41は、記憶媒体読取手段として機能する。
次に、CPU41は、特別演出データの選択入力があるか否かを判断する(ステップS601)。この処理では、CPU41は、選択ボタン68からの入力信号があるか否かを判断する。
ステップS601において、特別演出データの選択入力がないと判断した場合、CPU41は、処理をステップS601に戻す。一方、ステップS601において、特別演出データの選択入力があると判断した場合、CPU41は、処理をステップS602に移す。
なお、所定時間を経過しても特別演出データの選択入力がない場合には、本サブルーチンを終了する。
CPU41は、選択ボタン68から受信した入力信号に基づいて、選択された演出選択画像201を特定し、該演出選択画像201に対応付けられている特別演出データを選択するのに必要なポイント数よりも、ステップS600においてRAM43に記憶されたポイント数の方が大きいか否かを判断する(ステップS602)。
ステップS602において、RAM43に記憶されたポイント数の方が大きくないと判断した場合、CPU41は、処理をステップS601に戻す。一方、ステップS602において、RAM43に記憶されたポイント数の方が大きいと判断した場合、CPU41は、処理をステップS603に移す。
次に、CPU41は、カードリーダ/ライタ67に挿入されているスマートカードのポイント情報を更新する(ステップS603)。この処理において、CPU41は、ステップS600においてRAM43に記憶されたポイント数から特別演出データを選択するのに必要なポイント数を減算したポイント数を新たなポイント数として、カードリーダ/ライタ67に挿入されているスマートカードに記憶する。
次に、CPU41は、選択された特別演出データに対応する特別演出データ選択済フラグをセットする(ステップS604)。
ステップS601〜ステップS603の処理を実行するとき、CPU41は、演出選択受付手段として機能する。
図11は、主制御回路において行われる遊技実行処理を示すフローチャートである。
まず、CPU41は、メダルの自動投入の要求があるか否かを判断する(ステップS120)。なお、自動投入の要求がある場合とは、先の遊技において再遊技(リプレイ)の入賞が成立した場合である。メダルの自動投入の要求があるときには、投入要求分のメダルを自動投入し(ステップS122)、副制御回路82にメダル投入コマンドを送信する(ステップS123)。
一方、ステップS120において、メダルの自動投入の要求がないと判断した場合、CPU41は、メダルが投入されたか否かを判断する(ステップS121)。すなわち、CPU41は、メダル投入口22にメダルが投入されたことを検知した投入メダルセンサ22Sにより発せられる検知信号を受信したか否か、又は、BETスイッチ(1−BETスイッチ11又は最大BETスイッチ13)により発せられる検知信号を受信したか否かを判断することにより、メダルが投入されたか否かを判断する。なお、BETスイッチ(1−BETスイッチ11又は最大BETスイッチ13)により発せられる検出信号を受信したと判断した場合、CPU41は、RAM43に記憶されたクレジット数から、BETされたメダルの数に相当するクレジット数を減算する処理を行う。
ステップS121において、メダルが投入されていないと判断した場合、CPU41は、処理をステップS120に戻す。
また、ステップS121において、メダルが投入されたと判断した場合、又は、ステップS123の処理が実行された場合には、CPU41は、スタートレバー6が操作されたか否かを判断する(ステップS124)。すなわち、CPU41は、スタートスイッチ6Sからの入力信号を受信したか否かを判断するのである。
ステップS124において、スタートレバー6が操作されていないと判断した場合、CPU41は、処理をステップS120に戻す。一方、ステップS124において、スタートレバー6が操作されたと判断した場合、CPU41は、各種設定に係る処理を行う(ステップS125)。各種設定処理については、後で図12を用いて説明する。
ステップS125の処理を実行した後、CPU41は、処理をステップS126に移す。
ステップS126において、CPU41は、RAM43に演出開始コマンドをセットする。この演出開始コマンドは、液晶表示装置5への所定の演出画像の表示を開始させるためのコマンドであり、上記抽籤処理により決定された内部当籤役に関するデータを含んでいる。演出開始コマンドは、所定のタイミングで副制御回路82に供給される。
ステップS126の処理を実行した後、CPU41は、処理をステップS128に移す。
ステップS128において、CPU41は、リール停止信号回路56からの入力信号の有無により、停止ボタン7(7L、7C、7R)が「オン」であるか否かを判断する(ステップS128)。停止ボタン7が「オン」ではないと判断した場合、CPU41は、自動停止タイマの値が「0」であるか否かを判断し(ステップS129)、「0」ではないと判断した場合には、処理をステップS128に戻す。
一方、ステップS128において、停止ボタン7が「オン」であると判断した場合、又は、ステップS129において、自動停止タイマの値が「0」であると判断した場合、CPU41は、停止ボタン7に対応した回転リール3の回転を停止させるのであるが、その際、当籤要求(内部当籤役のこと)、図柄位置(操作時における回転リール3の回転位置)、選択されている停止制御テーブル等から滑りコマ数を決定する(ステップS130)。
次に、CPU41は、ステップS130において決定された滑りコマ数分、回転リール3を回転させて停止させる処理を行い(ステップS131)、一の回転リール3についての停止要求をセットする(ステップS132)。
次に、CPU41は、3つの回転リール3(3L、3C、3R)の全てが停止したか否かを判断する(ステップS135)。全ての回転リール3が停止していないと判断した場合、処理をステップS128に戻す。一方、全ての回転リール3が停止したと判断した場合、CPU41は入賞検索を行う(ステップS136)。このとき、ROM42に格納された入賞図柄組合せテーブル等が参照されることになる。また、入賞フラグが正常であるか否かを判断し、正常でない場合には、イリーガルエラーの表示を行って処理を中断することとしてもよい。
次に、CPU41は、RAM43に終了演出コマンドをセットする(ステップS137)。この終了演出コマンドは、遊技結果に応じた遊技終了時の演出画像を表示させるためのコマンドであり、ステップS136における入賞検索の結果に関するデータを含む。終了演出コマンドは、所定のタイミングで副制御回路82に供給される。
次に、CPU41は、メダルの払出があるか否か、すなわち、入賞枚数の有無を判断する(ステップS138)。
メダルの払出があると判断した場合、CPU41は、遊技状態及び入賞役に応じた枚数のメダルの貯留又は払出を行う(ステップS139)。メダルの貯留を行う場合には、CPU41は、RAM43に記憶されたクレジット数を加算する処理を行う。一方、メダルの払出を行う場合には、CPU41は、払出指令信号をホッパー駆動回路51に送信してホッパー50から所定枚数のメダルの払出を行う。その際、メダル検出部50Sは、ホッパー50から払い出されるメダルの枚数を計数し、その計数値が指定された数に達したときに、メダル払出完了信号がCPU41に入力される。これにより、CPU41は、ホッパー駆動回路51を介してホッパー50の駆動を停止し、メダルの払出処理を終了する。
次に、CPU41は、RBに入賞したか否かを判断する(ステップS140)。RBに入賞したと判断すると、CPU41は、RB設定に係る処理を行う(ステップS141)。このステップS141において、CPU41は、RB用の抽籤確率テーブルや、RB用の入賞図柄組合せテーブルの設定に係る処理を行う。また、このステップS141において、CPU41は、RBゲーム入賞回数等の計数を開始し、その計数値を役物作動回数表示部20に表示させる処理を開始する。ステップS141の処理を実行した後、CPU41は、処理をステップS142に移す。
ステップS142において、CPU41は、RAM43にRB設定コマンドをセットする。RB設定コマンドは、画面画像としてのRB用の演出画像を液晶表示装置5に表示させるためのコマンドであり、所定のタイミングで副制御回路82に供給される。
ステップS141〜ステップS142の処理を実行するとき、CPU41は、特別遊技発生手段として機能する。
ステップS140においてRBに入賞していないと判断された場合、又は、ステップS142の処理が実行された場合、CPU41は、BBに入賞したか否かを判断する(ステップS143)。BBに入賞したと判断すると、CPU41は、BB設定に係る処理を行う(ステップS144)。このステップS144において、CPU41は、BB用の抽籤確率テーブルや、BB用の入賞図柄組合せテーブル等の設定に係る処理を行う。また、このステップS144において、CPU41は、BBゲーム消化回数等の計数や、その計数値の役物動作回数表示部20への表示や、払い出されたメダルの計数等を開始する。
その後、CPU41は、処理をステップS145へ移す。
ステップS145において、CPU41は、RAM43にBB設定コマンドをセットする。BB設定コマンドは、画面画像としてのBB用の演出画像を液晶表示装置5に表示させるためのコマンドであり、所定のタイミングで副制御回路82に供給される。
ステップS144〜ステップS145の処理を実行するとき、CPU41は、特別遊技発生手段として機能する。
ステップS143において、BBに入賞していないと判断された場合、又は、ステップS145の処理を実行した場合、CPU41は、RBが終了したか否かを判断する(ステップS146)。RBが終了したと判断すると、次に、CPU41は、RB設定解除に係る処理を行う(ステップS147)。ステップS147において、CPU41は、ステップS141の処理で設定したRB用の抽籤確率テーブルや、RB用の入賞図柄組合せテーブル等から、通常の遊技状態(RB又はBB以外)に用いられる抽籤確率テーブルへの設定変更に係る処理を行う。その後、CPU41は、処理をステップS148へ移す。
ステップS148において、CPU41は、RAM43にRB解除コマンドをセットする。RB解除コマンドは、画面画像としてのRB用の演出画像の表示を停止し、通常(RB又はBB以外)の演出画像を液晶表示装置5に表示させるためのコマンドである。RB解除コマンドは、所定のタイミングで副制御回路82に供給される。
ステップS146において、RBが終了したと判断されなかった場合、又は、ステップS148の処理を実行した場合、CPU41は、BBが終了したか否かを判断する(ステップS149)。BBが終了したと判断すると、次に、CPU41は、BB設定解除に係る処理を行う(ステップS150)。ステップS150において、CPU41は、ステップS144の処理で設定したBB用の抽籤テーブルや、BB用の入賞図柄組合せテーブル等から、通常の遊技状態(RB又はBB以外)に用いられる抽籤確率テーブルへの設定変更に係る処理を行う。
その後、CPU41は、処理をステップS151へ移す。
ステップS151において、CPU41は、RAM43にBB解除コマンドをセットする。BB解除コマンドは、画面画像としてのBB用の演出画像の表示を停止し、通常(RB又はBB以外)の演出画像を液晶表示装置5に表示させるためのコマンドである。BB解除コマンドは、所定のタイミングで副制御回路82に供給される。
ステップS149において、BBが終了していないと判断した場合、又は、ステップS151の処理を実行した場合、CPU41は、処理をステップS152に移す。
CPU41は、ミニゲームトリガーが成立したか否かを判断する(ステップS152)。この処理では、CPU41は、ベルに当籤したか否かを判断する。ステップS152において、ミニゲームトリガーが成立したと判断した場合、CPU41は、ミニゲーム実行処理を行う(ステップS153)。ミニゲーム実行処理については、後で図15を用いて説明する。
ステップS152において、ミニゲームトリガーが成立していないと判断した場合、又は、ステップS153の処理を実行した場合、CPU41は、本サブルーチンを終了する。
図12は、各種設定処理を示すフローチャートである。
各種設定処理は、図11に示した遊技実行処理のステップS125において呼び出されて実行される処理である。
まず、CPU41は、ステップS170において、乱数発生器146から乱数のサンプリングを行い、0〜16383のなかから1の乱数値を取得する。CPU41は、設定された設定値に対応する抽籤テーブルを参照し、ステップS170において取得した乱数値に対応する内部当籤役を決定する(ステップS171)。ステップS170及びステップS171の処理を実行するとき、CPU41は、役決定手段として機能する。
次に、CPU41は、ステップS172において、演出決定処理を実行する。演出決定処理については、後で図13を用いて説明する。演出決定処理では、特別演出データに基づいた演出を実行するか否かを決定する。
次に、CPU41は、ステップS173において、その他の処理を実行する。ここでCPU41は、回転リールを停止させるための停止制御テーブルの選択に係る処理、リール回転用に初期化する処理を行い、回転リール3(3L、3C、3R)の回転を開始させる。
回転リール3L、3C、3Rの回転が開始された後、ステッピングモータ59L、59C、59Rの各々に送信される駆動パルスの数が計数され、その計数値はRAM43に記憶される。回転リール3L、3C、3Rから一回転ごとにリセットパルスが得られ、これらのパルスはリール位置検出回路60を介してCPU41に入力される。こうして得られたリセットパルスにより、RAM43で計数されている駆動パルスに計数値が「0」にクリアされる。このようにすることにより、RAM43内には、各回転リール3L、3C、3Rについての一回転の範囲内における回転位置に対応した計数値が格納される。
また、回転リール3L、3C、3Rの回転位置と回転リール外周面上に描かれた図柄とを対応付けるためにROM42に格納された図柄テーブルでは、上述したリセットパルスが発生する回転位置を基準として、各回転リール3L、3C、3Rの一定の回転ピッチごとに順次付与されるコードナンバーと、それぞれのコードナンバーごとに対応して設けられた図柄を示す図柄コードとが対応付けられている。また、ROM42に格納された入賞図柄組合せテーブルは、各回転リール3L、3C、3Rの停止制御時、及び、全回転リール停止後の入賞確認を行うときに参照される。
ステップS173の処理を実行した場合、本サブルーチンを終了する。
図13は、演出決定処理を示すフローチャートである。
演出決定処理は、図12に示した各種設定処理のステップS172において呼び出されて実行される処理である。
まず、CPU41は、ステップS700において、内部当籤役がRBであるか否かを判断する。内部当籤役がRBであると判断した場合、処理をステップS701に移す。
ステップS701において、CPU41は、RB用の特別演出データが選択済みであるか否かを判断する。この処理では、CPU41は、RB用の特別演出データに対応する特別演出データ選択済フラグがセットされているか否かを判断する。RB用の特別演出データが選択済みであると判断した場合、CPU41は、RB用特別演出実行フラグをセットする(ステップS702)。
RB用特別演出実行フラグは、RB遊技状態終了時にクリアされるフラグである。
ステップS700において、内部当籤役がRBでないと判断した場合、CPU41は、内部当籤役がBBであるか否かを判断する(ステップS703)。内部当籤役がBBであると判断した場合、処理をステップS704に移す。
ステップS704において、CPU41は、BB用の特別演出データが選択済みであるか否かを判断する。この処理では、CPU41は、BB用の特別演出データに対応する特別演出データ選択済フラグがセットされているか否かを判断する。BB用の特別演出データが選択済みであると判断した場合、CPU41は、BB用特別演出実行フラグをセットする(ステップS702)。
BB用特別演出実行フラグは、BB遊技状態終了時にクリアされるフラグである。
ステップS703において、内部当籤役がBBでないと判断した場合、CPU41は、内部当籤役がリプレイであるか否かを判断する(ステップS706)。内部当籤役がリプレイであると判断した場合、処理をステップS707に移す。
ステップS707において、CPU41は、リプレイ用の特別演出データが選択済みであるか否かを判断する。この処理では、CPU41は、リプレイ用の特別演出データに対応する特別演出データ選択済フラグがセットされているか否かを判断する。リプレイ用の特別演出データが選択済みであると判断した場合、CPU41は、処理をステップS708に移す。
CPU41は、ステップS708において、乱数発生器146から乱数のサンプリングを行い、0〜16383のなかから1の乱数値を取得する。CPU41は、リプレイ用の特別演出実行確率テーブルを参照し、ステップS708において取得した乱数値に基づいてリプレイ用特別演出の実行可否を決定する(ステップS709)。
特別演出実行確率テーブルについては、後で図14を用いて説明する。特別演出実行確率テーブルでは、実行可及び実行否に、それぞれ乱数範囲が対応付けて記憶されている。乱数発生器146が発生させる乱数の乱数抽出範囲は0〜16383であり、このなかからサンプリング回路147が取得した乱数の値に基づいて特別演出の実行の可否が決定される。
次に、CPU41は、リプレイ用特別演出を実行するか否かを判断する(ステップS710)。この処理では、CPU41は、ステップS709において、リプレイ用特別演出が実行可と決定されたか否かを判断する。ステップS710において、リプレイ用特別演出を実行すると判断した場合、CPU41は、リプレイ用特別演出実行フラグをセットする(ステップS711)。
リプレイ用特別演出実行フラグは、新たな内部当籤役が決定されるとクリアされるフラグである。
ステップS706において、内部当籤役がリプレイでないと判断した場合、CPU41は、内部当籤役がスイカであるか否かを判断する(ステップS712)。内部当籤役がスイカであると判断した場合、処理をステップS713に移す。
ステップS713において、CPU41は、スイカ用の特別演出データが選択済みであるか否かを判断する。この処理では、CPU41は、スイカ用の特別演出データに対応する特別演出データ選択済フラグがセットされているか否かを判断する。スイカ用の特別演出データが選択済みであると判断した場合、CPU41は、処理をステップS714に移す。
CPU41は、ステップS714において、乱数発生器146から乱数のサンプリングを行い、0〜16383のなかから1の乱数値を取得する。CPU41は、スイカ用の特別演出実行確率テーブルを参照し、ステップS714において取得した乱数値に基づいてスイカ用特別演出の実行可否を決定する(ステップS715)。
次に、CPU41は、スイカ用特別演出を実行するか否かを判断する(ステップS716)。この処理では、CPU41は、ステップS715において、スイカ用特別演出が実行可と決定されたか否かを判断する。ステップS716において、スイカ用特別演出を実行すると判断した場合、CPU41は、スイカ用特別演出実行フラグをセットする(ステップS717)。
スイカ用特別演出実行フラグは、新たな内部当籤役が決定されるとクリアされるフラグである。
ステップS712において、内部当籤役がスイカでないと判断した場合、CPU41は、内部当籤役がベルであるか否かを判断する(ステップS718)。内部当籤役がベルであると判断した場合、処理をステップS719に移す。
ステップS719において、CPU41は、ベル用の特別演出データが選択済みであるか否かを判断する。この処理では、CPU41は、ベル用の特別演出データに対応する特別演出データ選択済フラグがセットされているか否かを判断する。ベル用の特別演出データが選択済みであると判断した場合、CPU41は、処理をステップS720に移す。
CPU41は、ステップS720において、乱数発生器146から乱数のサンプリングを行い、0〜16383のなかから1の乱数値を取得する。CPU41は、ベル用の特別演出実行確率テーブルを参照し、ステップS720において取得した乱数値に基づいてベル用特別演出の実行可否を決定する(ステップS721)。
次に、CPU41は、ベル用特別演出を実行するか否かを判断する(ステップS722)。この処理では、CPU41は、ステップS721において、ベル用特別演出が実行可と決定されたか否かを判断する。ステップS722において、ベル用特別演出を実行すると判断した場合、CPU41は、ベル用特別演出実行フラグをセットする(ステップS723)。
ベル用特別演出実行フラグは、新たな内部当籤役が決定されるとクリアされるフラグである。
図14は、特別演出実行確率テーブルを示す図である。
図14に示すように、リプレイ、スイカ、及び、ベルの各小役に対する特別演出実行確率テーブルが存在する。上記各特別演出実行確率テーブルはROM42に記憶されている。
上述したように、リプレイ、スイカ、及び、ベル用の特別演出の実行の可否は、乱数発生器146が発生させた乱数のなかからサンプリング回路147がサンプリングした乱数と、特別演出実行確率テーブルとに基づいて決定される。図14に示すように、特別演出実行確率テーブルでは、実行可及び実行否に、それぞれ乱数範囲が対応付けて記憶されている。乱数発生器146が発生させる乱数の乱数抽出範囲は0〜16383であり、このなかからサンプリング回路147が取得した乱数の値に基づいて特別演出の実行の可否が決定される。例えば、内部当籤役がリプレイである場合に、サンプリング回路147がサンプリングした乱数の値が1000である場合には、リプレイ用特別演出が実行可と決定される。上記乱数範囲の広さによって、各特別演出を実行する確率が決定される。
図15は、ミニゲーム実行処理を示すフローチャートである。
ミニゲーム実行処理は、図11に示した遊技実行処理のステップS153において呼び出されて実行される処理である。
本実施形態では、ミニゲームとしてポーカーが行われる。本実施形態におけるポーカーでは、遊技者に5枚のカードを配布し、各カードについてホールド又はチェンジの選択を受け付け、選択に基づいてカードを交換し、交換後の5枚のカードによって成立したハンドに応じてポイント値を付与する。
まず、ステップS801において、CPU41は、配布する5枚のカードを、1組のトランプカードのなかから乱数を用いて決定する。
次に、ステップS802において、CPU41は、ステップS801において決定された5枚のカードを示すカード画像を、液晶表示装置5に表示する(図4参照)。
次に、ステップS803において、CPU41は、選択ボタン68からの、ホールド及びチェンジの入力を検出する。
次に、ステップS804において、CPU41は、ステップS803における検出結果に基づいて、カードの更新を行う。すなわち、ホールドの選択が行われたカードはそのまま表示し、チェンジの選択が行われたカードは、別のカードに交換する。
次に、ステップS805において、CPU41は、カード交換後に成立したハンドの判定を行う。
次に、ステップS806において、CPU41は、ステップS805において判定したハンドに応じて、付与するポイント数を決定する。具体的には、ロイヤルフラッシュが成立した場合には上限の50ポイントを付与し、ストレートフラッシュが成立した場合には45ポイントを付与し、フォーカードが成立した場合には40ポイントを付与し、フルハウスが成立した場合には30ポイントを付与し、フラッシュが成立した場合には20ポイントを付与し、それ以外のハンドが成立した場合には、10ポイントを付与すると決定する。
ステップS806の処理を実行するとき、CPU41は、ポイント付与手段として機能する。
次に、ステップS807において、CPU41は、ステップS806において決定したポイント数を、カードリーダ/ライタ67に挿入されているスマートカードのポイント数に加算して、加算したポイント数をスマートカードに記憶する。
ステップS807の処理を実行するとき、CPU41は、ポイント記憶手段として機能する。
次に、ステップS808において、CPU41は、ミニゲームの結果を液晶表示装置5に表示する。具体的には、成立したハンドの名前と、付与されるポイント数とを示す画像を、液晶表示装置5に表示する。
ステップS808の処理を実行した後、本サブルーチンを終了する。
ステップS801〜ステップS808の処理を実行するとき、CPU41は、ミニゲーム実行手段として機能する。
図16は、副制御回路において行われるコマンド受信処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
まず、ステップS200において、サブCPU206は、演出開始コマンドを受信したか否かを判断する。演出開始コマンドを受信していないと判断した場合、処理をステップS210に移す。一方、演出開始コマンドを受信したと判断した場合、処理をステップS201に移す。
ステップS201において、サブCPU206は、特別演出実行フラグがセットされているか否かを判断する。特別演出実行フラグがセットされていると判断した場合、サブCPU206は、特別演出データのなかから、特別演出実行フラグに対応した特別演出データを選択する(ステップS202)。
一方、特別演出実行フラグがセットされていないと判断した場合、サブCPU206は、通常演出データのなかから、当該コマンドに対応した通常演出データを選択する(ステップS203)。サブCPU206は、RBフラグがセットされている場合には、RB用の通常演出データを選択する。また、BBフラグがセットされている場合には、BB用の通常演出データを選択する。
ステップS201〜ステップS203の処理を実行するとき、CPU41は、演出決定手段として機能する。
次に、ステップS204において、演出データを表示制御回路250に供給する。ステップS204の処理を実行した後、ステップS210に処理を移す。
ステップS210において、サブCPU206は、終了演出コマンドを受信したか否かを判断する。終了演出コマンドを受信していないと判断した場合、処理をステップS220に移す。一方、終了演出コマンドを受信したと判断した場合、処理をステップS211に移す。
ステップS211において、サブCPU206は、特別演出実行フラグがセットされているか否かを判断する。特別演出実行フラグがセットされていると判断した場合、サブCPU206は、終了特別演出データのなかから、特別演出実行フラグに対応した終了特別演出データを選択する(ステップS202)。
一方、特別演出実行フラグがセットされていないと判断した場合、サブCPU206は、終了通常演出データのなかから、当該コマンドに対応した終了通常演出データを選択する(ステップS213)。サブCPU206は、RBフラグがセットされている場合には、RB用の終了通常演出データを選択する。また、BBフラグがセットされている場合には、BB用の終了通常演出データを選択する。
ステップS211〜ステップS213の処理を実行するとき、CPU41は、演出決定手段として機能する。
次に、ステップS214において、終了演出データを表示制御回路250に供給する。ステップS214の処理を実行した後、処理をステップS220に移す。
ステップS220において、サブCPU206は、RB設定コマンドを受信したか否かを判断する。RB設定コマンドを受信していないと判断した場合、処理をステップS230に移す。一方、RB設定コマンドを受信したと判断した場合、サブCPU206は、ステップS221において、RBフラグをセットする。ステップS221の処理を実行した後、処理をステップS230に移す。なお、RBフラグは、RB開始時にセットされ、RB終了時にクリアされるフラグである。
ステップS230において、サブCPU206は、BB設定コマンドを受信したか否かを判断する。BB設定コマンドを受信していないと判断した場合、処理をステップS240に移す。一方、BB設定コマンドを受信したと判断した場合、サブCPU206は、ステップS231において、BBフラグをセットする。ステップS231の処理を実行した後、処理をステップS240に移す。なお、BBフラグは、BB開始時にセットされ、BB終了時にクリアされるフラグである。
ステップS230において、BB設定コマンドを受信していないと判断した場合、又は、ステップS231の処理を実行した場合、サブCPU206は、RB解除コマンドを受信したか否かを判断する(ステップS240)。RB解除コマンドを受信したと判断した場合、RBフラグをクリアする(ステップS241)。
ステップS240において、RB解除コマンドを受信していないと判断した場合、又は、ステップS241の処理を実行した場合、サブCPU206は、BB解除コマンドを受信したか否かを判断する(ステップS250)。BB解除コマンドを受信していないと判断した場合、本サブルーチンを終了する。一方、BB解除コマンドを受信したと判断した場合、サブCPU206は、BBフラグをクリアし(ステップS251)、本サブルーチンを終了する。
図17は、副制御回路において行われる表示制御処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
まず、サブCPU206は、演出選択画像表示フラグがセットされているか否かを判断する(ステップS312)。演出選択画像表示フラグがセットされていると判断した場合、サブCPU206は、VDP212を制御することにより、画像データROM216から演出選択画像201を抽出し、VDP212が備えるバッファに記憶する(ステップS313)。
ステップS312において、演出選択画像表示フラグがセットされていないと判断した場合、サブCPU206は、演出データを表示制御回路250へ供給したか否かを判断する(ステップS300)。演出データを表示制御回路250へ供給していないと判断した場合、サブCPU206は、VDP212を制御することにより、画像データROM216からデモ画像を抽出し、VDP212が備えるバッファに記憶する(ステップS301)。一方、ステップS300において、演出データを表示制御回路250へ供給していると判断した場合、サブCPU206は、処理をステップS302に移す。
ステップS302において、サブCPU206は、特別演出データを表示制御回路250へ供給したか否かを判断する。特別演出データを表示制御回路250へ供給していないと判断した場合、サブCPU206は、処理をステップS303に移す。
ステップS303において、サブCPU206は、終了演出データを表示制御回路250へ供給したか否かを判断する。終了演出データを表示制御回路250へ供給していないと判断した場合、サブCPU206は、VDP212を制御することにより、画像データROM216から通常演出画像を抽出し、VDP212が備えるバッファに記憶する(ステップS304)。一方、終了演出データを表示制御回路250へ供給していると判断した場合、サブCPU206は、VDP212を制御することにより、画像データROM216から終了時の通常演出画像を抽出し、VDP212が備えるバッファに記憶する(ステップS305)。
ステップS302において、特別演出データを表示制御回路250へ供給していると判断した場合、サブCPU206は、処理をステップS306に移す。
ステップS306において、サブCPU206は、終了演出データを表示制御回路250へ供給したか否かを判断する。終了演出データを表示制御回路250へ供給していないと判断した場合、サブCPU206は、VDP212を制御することにより、画像データROM216から特別演出画像を抽出し、VDP212が備えるバッファに記憶する(ステップS307)。一方、終了演出データを表示制御回路250へ供給していると判断した場合、サブCPU206は、VDP212を制御することにより、画像データROM216から終了時の特別演出画像を抽出し、VDP212が備えるバッファに記憶する(ステップS308)。
ステップS301、S304、S305、S307、S308又はS313の処理を実行した後、サブCPU206は、VDP212を制御することにより、所定のタイミング毎(例えば、1/30秒毎)に、画面画像を液晶表示装置5に出力する(ステップS309)。
ステップS309の処理を実行するとき、CPU41は、演出選択画像表示手段又は演出実行手段として機能する。
その後、演出が終了していない場合には(ステップS310:NO)、処理をステップS312に戻す。一方、演出が終了した場合には(ステップS310:YES)、演出データをクリアして(ステップS311)、処理をステップS312に戻す。
以上、本実施形態に係るパチスロ遊技装置1によれば、カードリーダ/ライタ67にスマートカードが挿入されると、通常演出データとは異なる特別演出データの選択を促す演出選択画像201を液晶表示装置5に表示する。遊技者は、スマートカードに記憶されているポイントと引き換えに、特別演出データを選択する。そして、通常演出データと、遊技者により選択された特別演出データとの中から遊技状態に応じて一の演出データが決定され、決定された演出データに基づいて、液晶表示装置5に演出画像を表示する。
従って、遊技者は、ポイントと引き換えに特別演出データを選択することにより、通常時とは異なる演出画像を見ることができる。そのため、遊技を繰り返し長時間行っても、遊技者に飽きを感じさせずに遊技を行なわせることができる。
また、遊技者は、ポイントを集めることにより、通常時には表示されない演出画像を液晶表示装置5に表示させることができる。従って、未だ見たことのない演出を液晶表示装置5に表示させたいと遊技者に思わせることにより、繰り返し遊技を行なわせることができる。
また、特別演出データは、複数存在する遊技状態ごとに存在する。従って、ポイントと引き換えに、複数の特別演出データを選択することにより、様々な遊技状態において特別演出データに基づく演出画像が液晶表示装置5に表示される。そのため、遊技者は、遊技機を自分の好みにあった演出を行なうように設定できるため、遊技機に対して愛着を抱かせることができる。
本実施形態では、一の遊技状態に対して一の特別演出データが対応付けられている場合について説明したが、本発明においては、一の遊技状態に対して複数の特別演出データが対応付けられていることとしてもよい。このような構成とした場合には、遊技者による特別演出データの選択の幅が広がり、遊技者に繰り返し遊技を行なわせることができる。
本実施形態では、小役に対応付けられた特別演出データを選択する旨の入力が受理されている場合、実行する一の演出データとして小役に対応付けられた特別演出データを選択するか否かを抽選により決定する場合について説明したが、本発明においては、実行する一の演出データとして小役に対応付けられた特別演出データを選択するか否かを小役への当籤回数ごとに予め定めていてもよい。例えば、実行する一の演出データとして、小役への当籤回数が偶数回の場合にのみ小役に対応付けられた特別演出データを選択することとしてもよい。
本実施形態では、一度ポイントと引き換えに特別演出データを選択していても、次回の遊技時には反映されない場合について説明したが、本発明では、特別演出データを一度選択した場合、次回以降の遊技時においても該特別演出データを選択したことが反映されることとしてもよい。
具体的には、特別演出データが選択された場合、CPU41は、カードリーダ/ライタ67に挿入されているスマートカードのポイント情報を更新するとともに、特別演出データが選択されたことを示す選択情報をスマートカードに記憶する。そして、次回の遊技時に、スマートカードがカードリーダ/ライタ67に挿入されたことを検出した場合、CPU41は、カードリーダ/ライタ67に挿入されているスマートカードに記憶されている選択情報を読み取り、該選択情報に対応する特別演出データの選択済フラグをセットする。
このような構成にすると、ポイントと引き換えに特別演出データを選択することにより、次回以降の遊技時においても特別演出データに基づく演出画像が液晶表示装置5に表示される。そのため、遊技者にまた遊技を行ないたいと思わせることができる。
なお、一度選択した特別演出データが次回以降の遊技時においても永続的に反映されることとしてもよいし、反映される遊技の回数を限定してもよい。
なお、本段落における一遊技とは、スマートカードをカードリーダ/ライタ67に挿入してから、該スマートカードをカードリーダ/ライタ67から取り出すまでを意味する。
本実施形態では、スマートカードがカードリーダ/ライタ67に挿入されたことを検出した場合にのみ演出選択画像を表示する場合について説明したが、本発明においては、記憶媒体が配置されたことを検出した場合に加えて、遊技者の入力操作により任意のタイミングで演出選択画像を表示することとしてもよい。
このような構成にすると、特別演出データを選択するために必要なポイントを獲得後、すぐに特別演出データを選択したい場合であっても、遊技者は、スマートカードを抜き差しするという煩わしい行為を行なうことなく、ボタンを押下することにより、演出選択画像が表示される。そのため、遊技者に快適に遊技を行なわせることができる。
本実施形態では、外部の記憶媒体が接触式のスマートカードである場合について説明したが、本発明においては、外部の記憶媒体は、特に限定されない。外部の記憶媒体として、例えば、接触式の磁気ストライプカード、フラッシュメモリ等を採用してもよい。さらに、外部の記憶媒体として、非接触式のスマートカード等を採用してもよい。
本実施形態では、ベルに当選した場合に、ミニゲームを実行する場合について説明したが、本発明においては、ミニゲームを実行するタイミングは、特に限定されない。例えば、遊技回数が所定の遊技回数となった場合、遊技時間が所定の遊技時間となった場合、時刻が所定の時刻となった場合、ベル以外の所定の小役へ当籤した場合に、ミニゲームを実行することとしてもよい。
本実施形態では、ミニゲームを実行させる契機となる当選役が1つである場合について説明したが、本発明においては、ミニゲームを実行させる契機となる当選役が複数であってもよい。例えば、ベル、リプレイ、スイカの各小役への当籤をミニゲームトリガーとしてもよい。
本実施形態では、ミニゲームがポーカーである場合について説明したが、本発明においては、ミニゲームの種類は、当該ミニゲームにおいてポイントが付与され得るのであれば、特に限定されない。例えば、ミニゲームがバカラ、ビンゴ、ルーレット等であってもよい。
本実施形態では、一種類のミニゲームを実行する場合について説明したが、本発明においては、複数種類のミニゲームを実行することとしてもよい。
具体的には、各小役への当籤と各ミニゲームの実行とが対応付けられており、当籤した小役の種類に応じたミニゲームが実行される。
本実施形態では、ミニゲームのゲーム結果に応じてポイントを付与する場合について説明したが、本発明においては、例えば、所定の内部当籤役に当籤した場合、遊技回数が所定の遊技回数となった場合、遊技時間が所定の遊技時間となった場合、時刻が所定の時刻となった場合にポイントを付与することとしてもよい。
本実施形態では、選択ボタン68及びカーソル移動ボタン69を介して、特別演出データを選択する場合について説明したが、本発明においては、画像表示手段としてタッチパネルを採用し、タッチパネルを介して特別演出データを選択することとしてもよい。
本実施形態においては、本発明をパチスロ遊技装置に適用した場合について説明したが、本発明を他の遊技機(例えば、パチンコ遊技装置、スロットマシン等)に適用することも可能である。
以上、本発明の実施形態を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、各手段等の具体的構成は、適宜設計変更可能である。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
本発明に係るパチスロ遊技装置の一例を模式的に示す斜視図である。 図1に示したパチスロ遊技装置が備える液晶表示装置近傍を示す拡大正面図である。 図1に示したパチスロ遊技装置が備える液晶表示装置に演出選択画像が表示されている様子を模式的に示す正面図である。 ミニゲームであるポーカーを実行する際に図1に示したパチスロ遊技装置が備える液晶表示装置に表示される画像の一例を模式的に示す正面図である。 図1に示したパチスロ遊技装置の内部構成を示すブロック図である。 図5に示した副制御回路の構成を示すブロック図である。 リール上に配列された図柄の例を示す図である。 (a)〜(c)は、抽籤テーブルを示す図である。 主制御回路において行われる外部記憶媒体読み取り処理を示すフローチャートである。 主制御回路において行われる特別演出データ選択受付処理を示すフローチャートである。 主制御回路において行われる遊技実行処理を示すフローチャートである。 各種設定処理を示すフローチャートである。 演出決定処理を示すフローチャートである。 (a)〜(c)は、特別演出実行確率テーブルを示す図である。 ミニゲーム実行処理を示すフローチャートである。 副制御回路において行われるコマンド受信処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 副制御回路において行われる表示制御処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
符号の説明
1 パチスロ遊技装置
2 筐体
3(3L、3C、3R) 回転リール
5 液晶表示装置
21(21L、21R) スピーカー
41 CPU
42 ROM
43 RAM
67 カードリーダ/ライタ
68 選択ボタン
69 カーソル移動ボタン
82 副制御回路
201(201a、201b、201c、201d、201e) 演出選択画像
202 所持ポイント表示画像
206 サブCPU
208 プログラムROM
210 ワークRAM
212 VDP
250 表示制御回路
301 カード画像
302 ホールド画像
303 チェンジ画像

Claims (6)

  1. 画像の表示が可能な画像表示手段と、
    外部の記憶媒体に記憶されている情報を読み取る記憶媒体読取手段と、
    前記記憶媒体に記憶されている情報を前記記憶媒体読取手段により読み取ることが可能な位置に前記記憶媒体が配置されたことを検出する検出手段と、
    ポイントを付与するポイント付与手段と、
    前記ポイント付与手段により付与された前記ポイントを前記記憶媒体に記憶するポイント記憶手段と、
    通常演出データと、前記通常演出データとは異なる特別演出データとを記憶する演出データ記憶手段と、
    前記検出手段により前記記憶媒体が配置されたことが検出された場合、前記特別演出データの選択を促す演出選択画像を前記画像表示手段に表示する演出選択画像表示手段と、
    前記記憶媒体に記憶されている前記ポイントと引き換えに前記特別演出データを選択する旨の入力を受理する演出選択受付手段と、
    前記演出データ記憶手段により記憶されている通常演出データと、前記演出選択受付手段により受理された入力において選択された前記特別演出データとの中から遊技状態に応じて一の前記演出データを決定する演出決定手段と、
    前記演出決定手段により決定された前記演出データに基づいて、前記画像表示手段に演出画像を表示する演出実行手段と
    を備えることを特徴とする遊技機。
  2. ポイントが付与され得るミニゲームを実行するミニゲーム実行手段を備え、
    前記ポイント付与手段は、ミニゲームのゲーム結果に応じてポイントを付与することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記演出データ記憶手段は、複数存在する遊技状態に対応付けて前記特別演出データを記憶することを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 内部当籤役を決定する役決定手段と、
    前記役決定手段により決定された内部当籤役が特定の役である場合に、通常の遊技状態と比較して遊技者にとって有利な遊技状態である特別遊技状態を発生させる特別遊技発生手段と
    を備え、
    前記演出決定手段は、前記演出選択受付手段により前記特別遊技状態に対応付けられた前記特別演出データを選択する旨の入力が受理されており、かつ、遊技状態が前記特別遊技状態である場合、前記特別遊技状態に対応付けられた前記特別演出データを決定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1に記載の遊技機。
  5. 内部当籤役を決定する役決定手段を備え、
    前記演出決定手段は、前記役決定手段により決定された内部当籤役が所定の遊技価値が付与される小役の入賞を示す内部当籤役であり、かつ、前記演出選択受付手段により前記小役に対応付けられた前記特別演出データを選択する旨の入力が受理されている場合、一の前記演出データとして前記小役に対応付けられた前記特別演出データを選択するか否かを決定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1に記載の遊技機。
  6. 前記記憶媒体は、さらに、当該記憶媒体固有の識別情報である記憶媒体IDを記憶することが可能な記憶媒体であり、
    前記記憶媒体IDを記憶するID記憶手段と、
    前記検出手段により前記記憶媒体が配置されたことが検出された際、配置された前記記憶媒体の前記記憶媒体IDを前記記憶媒体読取手段により読み取り、前記ID記憶手段に記憶し、その後所定のタイミングで前記記憶媒体読取手段により読み取られた前記記憶媒体IDと、前記ID記憶手段に記憶された前記記憶媒体IDとが一致するか否かを判断するID判定手段と、
    前記ID判定手段により前記記憶媒体IDが一致しないと判断した場合、前記演出選択受付手段により受理された入力を無効にする初期化手段と
    を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1に記載の遊技機。
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