JP2007097674A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 飽きが来ることがなく、臨場感があり面白みのある遊技機を提供すること。
【解決手段】 遊技の進行を制御する制御手段と、演出画像を表示可能な表示手段と、遊技者に対して、視覚又は聴覚以外による刺激を与えるための所定の動作を実行可能な体感手段と、遊技の進行に応じて、上記表示手段への演出画像の表示と上記体感手段の動作とを同期して実行させる演出実行手段とを備えたことを特徴とする遊技機。
【選択図】 図10

Description

本発明は、例えば、パチスロ遊技装置等の遊技機に関する。
従来のパチスロ遊技装置は、正面の表示窓内に複数の図柄を表示する機械的回転リールを複数配列して構成した変動表示装置、又は、リール上の図柄を画面に表示する電気的変動表示装置を有する。遊技者のスタート操作に応じて、制御手段が変動表示装置を駆動して各リールを回転させることにより、図柄を変動表示させ、一定時間後自動的に或いは遊技者の停止操作により、各リールの回転を順次停止させる。このとき、表示窓内に現れた各リールの図柄が所定の組合せ(入賞図柄)になった場合にコイン、メダル等の遊技媒体を払出すことで遊技者に利益を付与するものである。
現在主流の機種においては、スタート操作が行われると、内部的な抽籤処理(以下、「内部抽籤」ともいう)が実行され、各リールが停止する前に当籤役が決定される。そして、この抽籤処理によって入賞が決定されると、前面パネルに設けられた告知ランプ等の表示器が点灯し、内部抽籤によって入賞が発生したことが遊技者に報知される。その後、遊技者の停止ボタン操作に応じて各リールの回転が停止制御され、決定された図柄の組合せが入賞ライン上に停止表示されると、入賞が発生する。
このような従来の遊技機では、内部抽籤によって入賞が発生したことが遊技者に報知されるが、報知の方法が単に告知ランプを点灯するのみであり、何ら工夫が加えられているものではなかった。
従来、停止ボタンが操作時に振動する体感式ボタンからなり、リールの回転が停止ボタンにより停止操作される際に、予め定められた態様で振動する遊技機が存在する(例えば、特許文献1参照)。また、操作部近傍に送風装置を具備し、抽籤処理の結果に基づいて、遊技者の手に向けて送風する遊技機が存在する(例えば、特許文献2参照)。特許文献1又は2の遊技機であれば、風や振動を遊技者に体感させることにより、告知ランプの点灯以外の方法で入賞を遊技者に報知することができる。
特開2000−140198号公報 特開2003−117085号公報
しかしながら、特許文献1に記載の遊技機では、所定のタイミングで送風が行われるだけであり、また、特許文献2に記載の遊技機では、停止ボタンが予め定められた態様で振動するだけである。すなわち、所定のタイミングや予め定められた態様で入賞が報知されるだけであり、その報知方法が意外であることによって一時的に面白みを与えることが可能であるだけである。そのため、このような報知方法が認識されてしまうと、面白みがなく飽きが来てしまうという問題があった。
また、特許文献1、2の遊技機では、液晶表示装置等に表示される演出とは無関係に送風や振動が行われるため、これらを関連付けることにより、面白みを加えることができるという点で未だ改善の余地があった。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、飽きが来ることがなく、臨場感があり面白みのある遊技機を提供することにある。
以上のような目的を達成するために、本発明は、以下のようなものを提供する。
(1) 遊技の進行を制御する制御手段と、
演出画像を表示可能な表示手段と、
遊技者に対して、視覚又は聴覚以外による刺激を与えるための所定の動作を実行可能な体感手段と、
遊技の進行に応じて、上記表示手段への演出画像の表示と上記体感手段の動作とを同期して実行させる演出実行手段と
を備えたことを特徴とする遊技機。
(1)の発明によれば、表示手段(例えば、液晶表示装置)への演出画像の表示と体感手段(例えば、送風装置や振動可能なスタートレバーや停止ボタン)の動作とが同期して実行される。従って、例えば、花火が爆発する演出画像を表示してそのタイミングで体感手段としてのスタートレバーや停止ボタンを振動させたり、車が表示手段の前を通過する演出画像を表示してそのタイミングで体感手段としての送風装置に送風を行わせたりすることができる。
このように、(1)の発明によれば、表示手段に表示される演出画像と体感手段に実行させる動作とを同期させるため、表示手段に表示される演出画像に応じて異なる態様で体感手段を動作させることができる。従って、表示手段に表示される演出画像が異なると、体感手段の動作も異なり、その動作の態様が予測不能となり、すぐに飽きが来ることを防止することができる。また、表示手段に表示される演出画像と体感手段に実行させる動作とを同期させるため、演出画像と関連のある動作が体感手段により実行されることにより、臨場感があり面白みのある演出を実行することが可能となる。
また、遊技者に対して、視覚又は聴覚以外による刺激を与えるため、過激な演出による耳や目への負担を軽減することができる。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(2) 上記(1)の遊技機であって、
遊技者による操作に応じて遊技開始指令信号を出力する遊技開始指令手段と、
上記遊技開始指令手段から出力された上記遊技開始指令信号を検出したことに基づいて当籤役を決定する当籤役決定手段と、
上記表示手段に演出画像を表示させて当籤役を予告するための予告演出パターンデータと、上記表示手段に演出画像を表示させるとともに上記体感手段に所定の動作を実行させて当籤役を予告する体感予告演出パターンデータとを記憶する記憶手段と、
上記当籤役決定手段により決定された当籤役に基づいて、上記記憶手段から予告演出パターンデータ又は体感予告演出パターンデータを所定の確率で選択する選択手段と、
上記当籤役決定手段により決定された当籤役がハズレの場合とハズレ以外の場合とで、上記選択手段により予告演出パターンデータ又は体感演出パターンデータが選択される確率を異ならせる確率変更手段と
を備え、
上記演出実行手段は、上記選択手段により選択された演出パターンデータに基づいて、上記表示手段への演出画像の表示及び/又は上記体感手段の動作を実行させることを特徴とする。
(2)の発明によれば、予告演出パターンデータ又は体感予告演出パターンデータを所定の確率で選択する。従って、同一の当籤役であっても、予告演出パターンデータに基づいて予告演出を実行する、又は、体感予告演出パターンデータに基づいて予告演出を実行するといったように、演出の種類にバリエーションをもたせることができる。
また、当籤役がハズレの場合に体感演出パターンデータが選択される確率と、当籤役がハズレ以外の場合に体感演出パターンデータが選択される確率とが異なるため、演出画像の表示のみによる当籤役の予告か、演出画像の表示と体感手段の動作とによる当籤役の予告かにより、当該予告の信頼度を異ならせることができる。従って、予告の信頼度の違いにより、信頼度が高い予告がなされた場合には、期待感が高まり、また、信頼度が低い場合に当籤した場合には、喜びが大きくなるといったように、様々な心理状態を作り出すことができ、遊技をより楽しませることが可能になる。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(3) 上記(2)の遊技機であって、
上記確率変更手段は、上記当籤役決定手段により決定された当籤役がハズレ以外の場合には、当籤役がハズレの場合に比して、上記選択手段により体感演出パターンデータが選択される確率を高く設定することを特徴とする。
(3)の発明によれば、当籤役がハズレ以外の場合には、当籤役がハズレの場合に比して、上記選択手段により体感演出パターンデータが選択される確率が高くなるため、体感演出パターンデータに基づく予告演出が実行されることにより、当籤役に対する期待感を高めることができる。
本発明によれば、飽きが来ることがなく、臨場感があり面白みのある遊技機を提供することが可能になる。
本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。以下においては、本発明の好適な実施形態として、本発明をパチスロ遊技装置に適用した場合について説明することとする。
図1は、パチスロ遊技装置の一例を模式的に示す斜視図である。
このパチスロ遊技装置1は、コイン、メダル又はトークン等の他、遊技者に付与されたか、若しくは、付与される遊技価値の情報を記憶したカード等の遊技媒体を用いて遊技を行うことが可能な遊技機であるが、以下においては、メダルを用いるものとして説明することとする。
パチスロ遊技装置1の全体を形成している筐体2の正面には、表示手段としての液晶表示装置5が設置されている。この液晶表示装置5は、透明液晶パネル34(図示せず)を備えており、この透明液晶パネル34は、その一部又は全部を透明/非透明の状態に切り替えることが可能であるとともに、遊技に関する演出画像を表示可能である。
また、液晶表示装置5の背面側には、3個の回転リール3L、3C、3Rが設けられている。3個の回転リール3L、3C、3Rは、それぞれその外周面に複数の図柄等の識別情報が表示されており、回転可能に横一列に設けられている。
液晶表示装置5の下方には、水平面を有する台座部10が形成されており、台座部10の右側には、メダル投入口22が設けられ、台座部10の左側には、1−BETスイッチ11及び最大BETスイッチ13が設けられている。
台座部10の前面部の左寄りには、遊技者が遊技で獲得したメダルのクレジット/払い出しを押し操作により切り替える貯留メダル精算スイッチ14が設けられている。
この貯留メダル精算スイッチ14の切り替えにより「払い出し」が選択された場合には、正面下部のメダル払出口15からメダルが払い出され、払い出されたメダルはメダル受部16に溜められる。一方、「クレジット」が選択された場合には、パチスロ遊技装置1が備えるメモリ(例えば、後述するRAM43等)にメダル数がクレジットとして記憶される。
貯留メダル精算スイッチ14の右側には、遊技者の操作により回転リール3L、3C、3Rを回転させるためのスタートレバー6が所定の角度範囲で回動自在に取り付けられている。台座部10の前面部中央には、3個の回転リール3L、3R、3Cの回転をそれぞれ停止させるための3個の停止ボタン7L、7C、7Rが設けられている。
遊技開始指令手段としてのスタートレバー6には、振動発生器6a(図7参照)が取り付けられており、液晶表示装置5に表示される演出画像等と同期して振動を発生させる。なお、振動するスタートレバーや停止ボタンについては、従来公知の技術(例えば、特開2002−248208号公報)を採用することが可能である。従って、ここでの詳細な説明については省略することにする。
また、停止ボタン7L、7C、7Rには、送風孔101(図2参照)が設けられており、液晶表示装置5に表示される演出画像等と同期して空気が吹き出される。
台座部10の前面部の右寄りには、決定ボタン26及び取消ボタン27が設けられている。この決定ボタン26及び取消ボタン27を操作することにより、液晶表示装置5の表示画面の切替に関する指示等の入力を行うことができる。
台座部10の前面部の右寄りには、さらに、ドア開閉及び打ち止め解除装置29が設けられており、所定の鍵をこのドア開閉及び打ち止め解除装置29の鍵穴に差し込み、右に回すことにより前面ドアの開閉を行い、左に回すことにより打ち止め解除を行う。
筐体2の上方の左右には、スピーカ21L、21Rが設けられ、その2台のスピーカ21L、21Rの間には、入賞図柄の組合せ及びメダルの配当枚数等を示す配当表パネル23が設けられている。
図2は、停止ボタンの構造を説明するための図である。
図2(a)は、停止ボタンスイッチユニットを示す斜視図である。
図2(a)に示すように、停止ボタンスイッチユニット100は、前面カバー100aと前面カバー100aにより前端が閉鎖された筒体100bとを備えている。前面カバー100aに形成された3個の開口には、停止ボタン7L、7C、7Rが遊動可能に挿通されている。各停止ボタン7L、7C、7Rには、送風孔101が複数個設けられており、所定の条件が満たされた場合に、送風孔101から空気が吹き出される。
なお、本実施形態においては、各停止ボタン7L、7C、7Rに送風孔101が複数個設けられている場合について説明するが、各停止ボタンに1つずつであってもよく、送風孔が設けられていない停止ボタンがあってもよい。
図2(b)は、停止ボタン近傍の断面図である。
停止ボタン7の頭部は、その表面が略平坦である円盤形状をしており、表面から裏面に貫通した送風孔101が設けられている。停止ボタン7の裏面には、圧縮空気が誘導される誘導筒108が密着するように設けられている。誘導筒108の停止ボタン7との接面には、開口が設けられており、誘導筒108の内部空間を流れてきた空気がこの開口から送風孔101を介して外部に吹き出される。
誘導筒108の他端側には、シリコンチューブ等の移送管109が接続されており、移送管109の他端には、電磁弁7a(図7参照)、コンプレッサが順に接続されている。圧縮空気は、電磁弁7(図7参照)が開作動することによりコンプレッサから送り出され、移送管109を経由し、誘導筒108に流入する。
停止ボタンスイッチユニット100内には、停止ボタン7に対向して電気接点が配設されており、停止ボタン7と誘導筒108と電気接点とにより、それぞれ押しボタンスイッチが構成されている。誘導筒108は、圧縮空気の通過経路として機能するとともに、押しボタンスイッチを構成する部材としても機能している。
停止ボタン7の裏面側側方には、円筒形状の内筒部102が一体的に形成されている。内筒部102は、停止ボタン7の頭部よりも若干直径が小さく、これにより段差部110が形成されている。
また内筒部102の周縁数カ所には、中心軸方向に向けて弾性的に閉じることが可能な係止片が形成されおり、係止片の先端には、楔状突起103が形成されている。
停止ボタン7は、内筒部102がシリンダ部105に押し込まれ、係止片先端の楔状突起103がシリンダ部105の切り欠き部104に係止されている。
停止ボタンスイッチユニット100の底部数カ所には、バネ受け107が形成されている。バネ106は、円筒形状のコイルバネであり、その一端側がバネ受け107に当接している。そして、バネ106の他端側が停止ボタン7の裏面に当接するとにより、停止ボタン7が前面カバー100aの外側に向けて付勢されている。
図3(a)、(b)は、図1に示したパチスロ遊技装置が備える液晶表示装置近傍を示す拡大正面図である。
図3(a)に示すように、液晶表示装置5の背面側には、各々の外周面に複数の識別情報である図柄が描かれた3個の回転リール3(3L、3C、3R)が回転可能に横一列に設けられている。
液晶表示装置5は、正面パネル31と、正面パネル31の裏面に設けられた透明液晶パネル34(図示せず)とを備えている。正面パネル31は、透明な表示窓31aと、絵柄が描かれた絵柄形成領域31bとからなり、正面パネル31の裏面に設けられた透明液晶パネル34に表示される画面画像は、正面パネル31の表示窓31aを介して視認可能である。
図3(a)に示す透明液晶パネル34には、花火を表す演出画像が表示されている。この花火の演出画像は、遊技者がスタートレバー6を操作した直後に表示される画像であり、内部抽籤役がBB(ビッグボーナス)である場合に表示される画像である。パチスロ遊技装置1では、この花火の演出画像を表示すると同時に振動発生器6a(図7参照)を作動し、スタートレバー6を振動させる。
また、図3(b)に示す透明液晶パネル34には、桜を表す演出画像が表示されている。この桜の演出画像は、遊技者がスタートレバー6を操作した後、所定期間経過(例えば、2秒)後に表示される画像であり、内部抽籤役がRB(レギュラーボーナス)である場合に表示される画像である。パチスロ遊技装置1では、この桜の演出画像を表示すると同時に電磁弁7a(7La、7Ca、7Ra)を作動し、停止ボタン7に設けられた送風孔101から空気を吹き出させる。このように、演出画像の内容に同期して振動や送風が行われるため、臨場感のある演出を行うことができるのである。
液晶表示装置5の左側の背面側には、遊技開始表示ランプ25、WINランプ17、メダル投入ランプ24、最大BETランプ9c、2−BETランプ9b及び1−BETランプ9aの各種ランプと、払出枚数表示部18、メダル貯留枚数表示部19及び役物作動回数表示部20の各種表示部とが設けられている。なお、正面パネル31の絵柄形成領域31bは、上述した各種ランプと各種表示部との前方部分が透明であり、各種ランプと各種表示部とを視認可能となっている。
1−BETランプ9a、2−BETランプ9b、最大BETランプ9cは、一のゲームを行うために賭けられたメダルの数(以下、BET数ともいう)に応じて点灯する。一のゲームは、全ての回転リールが停止したとき、又は、メダルの払い出しが行われる場合には、メダルが払い出されたときに終了する。
WINランプ17は、BB(ビッグボーナス)又はRB(レギュラーボーナス)に内部当籤した場合に所定確率で点灯し、また、BB又はRBの入賞が成立した場合にも点灯する。遊技メダル投入ランプ24は、メダルの投入が受け付け可能であるときに点滅する。遊技開始表示ランプ25は、少なくとも1本のラインが有効化されたときに点灯する。
払出枚数表示部18は、入賞成立時のメダルの払出枚数を表示するものであり、メダル貯留枚数表示部19は、貯留されているメダルの枚数を表示するものであり、役物作動回数表示部20は、RBゲーム可能回数及びRBゲーム入賞可能回数等を表示する。これらの表示部は、7セグメント表示器からなるものである。
図4は、図1に示したパチスロ遊技装置が備える液晶表示装置の概略構成を示す斜視図である。図5は、図4に示した液晶表示装置の一部の構成の展開図である。
液晶表示装置5は、保護ガラス32と表示板33とからなる正面パネル31、透明液晶パネル34、導光板35、反射フィルム36、所謂白色光源である蛍光ランプ37a、37b、38a、38b、ランプホルダ39a〜39h、及び、透明液晶パネル駆動用のICを搭載したテーブルキャリアパッケージ(TCP)からなり、TCPは、透明液晶パネル34の端子部に接続したフレキシブル基板(図示せず)等により構成される。
この液晶表示装置5は、回転リール3L、3C、3Rにより手前側に設けられている。また、この回転リール3L、3C、3Rと液晶表示装置5とは、所定の間隔をあけて設けられている。
保護ガラス32及び表示板33は、透明な部材で構成されている。表示板33には、BETランプ9a〜9cに対応する位置等に絵柄等が形成されている。すなわち、表示板33の絵柄等が形成されている領域が、正面パネル31における絵柄形成領域31bであり、表示板33の絵柄等が形成されていない領域が、正面パネル31における表示窓31aである(図3参照)。なお、正面パネル31に絵柄形成領域31bを形成せず、正面パネル31の全面を表示窓31aとしてもよい。この場合、表示板33に絵柄を形成しないか、又は、表示板33を省略すればよい。
なお、表示板33の裏面側に配置される各種ランプ及び各種表示部を動作させる電気回路等は図示していない。
透明液晶パネル34は、薄膜トランジスタ層が形成されたガラス板等の透明な基板と、これに対向する透明な基板との間隙部に液晶が封入されて形成されている。
この透明液晶パネル34の表示モードは、ノーマリーホワイトに設定されている。ノーマリーホワイトとは、液晶を駆動していない状態で白表示(表示面側に透過した光が外部より視認可能である)となる構成である。ノーマリーホワイトに構成された透明液晶パネル34を採用することにより、液晶を駆動することができない事態が生じた場合であっても、回転リール3L、3C、3Rに表示された図柄等の識別情報の可変表示及び停止表示を視認することができ、遊技を継続することができる。すなわち、そのような事態が発生した場合でも、回転リール3L、3C、3Rに表示された識別情報の変動表示態様及び停止表示態様を中心とした遊技を行うことができる。
導光板35は、蛍光ランプ37a、37bからの光を透明液晶パネル34へ導き出す(透明液晶パネル34を照明する)ためのものであり、透明液晶パネル34の裏側に設けられ、例えば、2cm程度の厚さを有するアクリル系樹脂等の透明部材(導光機能を有する)で構成されている。
反射フィルム36は、例えば、白色のポリエステルフィルムやアルミ薄膜に銀蒸着膜を形成したものが用いられ、導光板35に導入された光を導光板35の正面側へ向けて反射させる。この反射フィルム36は、反射領域36A及び非反射領域(透過領域)36Bにより構成されている。
蛍光ランプ37a、37bは、導光板35の上端部及び下端部に沿って配置され、両端はランプホルダ39(図4参照)により支持されている。この蛍光ランプ37a、37bから照射される光は、反射フィルム36の反射領域36Aで反射して透明液晶パネル34を照明する。
蛍光ランプ38a、38bは、反射フィルム36の裏側の上方位置及び下方位置に回転リール3L、3C、3Rに向かって配置されている。この蛍光ランプ38a、38bから出て回転リール3L、3C、3Rの表面で反射して非反射領域36Bへ入射した光は、透明液晶パネル34を照明する。
このように、液晶表示装置5においては、蛍光ランプ37a、37bから照射され、反射フィルム36の反射領域36Aで反射した光と、蛍光ランプ38a、38bから照射され、回転リール3L、3C、3Rの表面で反射して非反射領域36Bへ入射した光とが、透明液晶パネル34を照明するのである。
従って、反射フィルム36の非反射領域36Bに対応する液晶表示装置5の領域は、液晶を駆動しているか否かによって、透明/非透明の状態に切り替わる領域であり、反射フィルム36の反射領域36Aに対応する液晶表示装置の領域は、液晶を駆動しているか否かに拘わらず非透明状態となる。
パチスロ遊技装置1では、液晶表示装置の一部の領域のみが、透明/非透明の状態に切り替わる領域であるが、本発明の遊技機において、液晶表示装置の表示画面は、その全領域が透明/非透明の状態に切り替わる領域であってもよい。この場合、パチスロ遊技装置1において、液晶表示装置5の全領域を透過状態又は非透過状態に切り替わる領域とする場合、反射フィルム36を全て非反射領域36Bとするか、反射フィルム36を省略すればよい。
図6は、図1に示したパチスロ遊技装置の内部構成を示すブロック図である。
主制御回路81は、回路基板上に配置されたマイクロコンピュータ40を主たる構成要素とするものである。マイクロコンピュータ40は、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPU41と、ROM42及びRAM43とを含む。CPU41には、基準クロックパルスを設定するクロックパルス発生回路144及び分周器145と、サンプリングされる乱数を発生する乱数発生器146及びサンプリング回路147とが接続されている。なお、乱数サンプリングのための手段として、CPU41の動作プログラム上で乱数のサンプリングを実行するように構成してもよい。
ROM42には、副制御回路82へ送信するための各種制御指令(コマンド)等が格納されている。当該コマンドとしては、例えば、液晶表示装置5に対する表示制御に関するコマンド等が格納されている。
液晶表示装置5に対する表示制御に関するコマンドとしては、例えば、演出開始コマンド、終了演出コマンド等を挙げることができる。
演出開始コマンドは、3つの回転リール3の回転開始時に液晶表示装置5に演出画像を表示させるためのコマンドである。また、演出開始コマンドは、内部当籤役に関するデータを含んでおり、この演出開始コマンドにより内部当籤役が副制御回路82に通知される。終了演出コマンドは、3つの回転リール3が全て停止した際に液晶表示装置5に演出画像を表示させるためのコマンドである。
また、RB、BBの設定又は解除に関するコマンドも、ROM42に格納されており、当該コマンドによってRB又はBBの設定又は解除が副制御回路82に通知される。なお、RB、BBの設定又は解除に関するコマンドにかえて、液晶表示装置5に対する表示制御に関する各種のコマンドに、RB又はBBの実行中であることを示すデータを含めることとしてもよい。
上述したような各種のコマンドは、所定条件の成立を契機としてCPU41によってROM42から呼び出されてRAM43にセットされる。そして、RAM43にセットされたコマンドは所定のタイミングで副制御回路82に供給される。副制御回路82は、供給されたコマンドに基づいて各種の処理を実行する。なお、副制御回路82が主制御回路81へコマンド等が入力されることはなく、主制御回路81から副制御回路82への一方向で通信が行われる。
また、ROM42には、回転リール3L、3C、3Rの回転位置と回転リール外周面上に描かれた図柄とを対応付けるために、図柄テーブルが格納されており、また、入賞となる図柄の組合せと、入賞のメダル配当枚数と、その入賞を表す入賞判定コードとが対応付けられた入賞図柄組合せテーブルや、内部当籤役を決定する抽籤を行うために必要な抽籤確率テーブル等が格納される。
RAM43には、上述したコマンド以外に、例えば、メダルの数に相当するクレジット数、設定値等、遊技進行に係る変数やフラグ等が格納される。
マイクロコンピュータ40からの制御信号により動作が制御される主要な周辺装置(アクチュエータ)としては、各種ランプ(1−BETランプ9a、2−BETランプ9b、最大BETランプ9c、WINランプ17、遊技メダル投入ランプ24、遊技開始表示ランプ25)と、各種表示部(払出枚数表示部18、メダル貯留枚数表示部19、役物作動回数表示部20)と、メダルを収納し、ホッパー駆動回路51の命令により所定枚数のメダルの払い出しを行うホッパー(払い出しのための駆動部を含む)50と、回転リール3L、3C、3Rを回転駆動するステッピングモータ59L、59C、59Rとがある。
さらに、ステッピングモータ59L、59C、59Rを駆動制御するモータ駆動回路49、ホッパー50を駆動制御するホッパー駆動回路51、各種ランプを駆動制御するランプ駆動回路55、及び、各種表示部を駆動制御する表示部駆動回路58が、I/Oポート48を介してCPU41の出力部に接続されている。これらの駆動回路は、それぞれCPU41から出力される駆動指令等の制御信号を受けて、各アクチュエータの動作を制御する。
また、マイクロコンピュータ40が制御指令を発生するために必要な入力信号を発生させる主な入力信号発生装置としては、スタートスイッチ6S、1−BETスイッチ11、最大BETスイッチ13、貯留メダル精算スイッチ14、投入メダルセンサ22S、リセットスイッチ62、設定用鍵型スイッチ63、リール停止信号回路56、リール位置検出回路60、払い出し完了信号回路61がある。これらもI/Oポート48を介してCPU41に接続されている。
スタートスイッチ6Sは、スタートレバー6の操作を検出する。投入メダルセンサ22Sは、メダル投入口22に投入されたメダルを検出する。リール停止信号回路56は、各停止ボタン7L、7C、7Rの操作に応じて停止信号を発生する。
リール位置検出回路60は、リール回転センサからのパルス信号を受けて各回転リール3L、3C、3Rの位置を検出するための信号をCPU41に送信する。
払出完了信号回路61は、メダル検出部50Sの計数値(ホッパー50から払い出されたメダルの枚数)が指定された枚数に達したとき、メダル払出完了信号を発生する。CPU41がこのメダル払出完了信号を受信すると、ホッパー駆動回路51を介してホッパー50の駆動を停止し、メダルの払出を完了させる。このメダル検出部50Sは、ホッパー50から払い出されるメダルを検出するための物理センサ等からなるメダルセンサを備えており、このメダルセンサにより払い出されるメダルの枚数の計数を行うことができる。
図6に示した回路において、乱数発生器146は、一定の数値範囲に属する乱数を発生し、サンプリング回路147は、スタートレバー6が操作された後の適宜のタイミングで1個の乱数をサンプリングする。こうしてサンプリングされた乱数及びROM42内に格納されている確率抽籤テーブルに基づいて、内部当籤役が決定される。内部当籤役が決定された後、「停止制御テーブル」を選択するために再び乱数のサンプリングが行われる。
回転リール3L、3C、3Rの回転が開始された後、ステッピングモータ59L、59C、59Rの各々に供給される駆動パルスの数が計数され、その計数値はRAM43の所定エリアに書き込まれる。回転リール3L、3C、3Rからは一回転毎にリセットパルスが得られ、これらのパルスはリール位置検出回路60を介してCPU41に入力される。こうして得られたリセットパルスにより、RAM43で計数されている駆動パルスの計数値が“0”にクリアされる。これにより、RAM43内には、各回転リール3L、3C、3Rについて一回転の範囲内における回転位置に対応した計数値が格納される。
上記のような回転リール3L、3C、3Rの回転位置と回転リール外周面上に描かれた図柄とを対応づけるために、図柄テーブルが、ROM42内に格納されている。この図柄テーブルでは、前述したリセットパルスが発生する回転位置を基準として、各回転リール3L、3C、3Rの一定の回転ピッチ毎に順次付与されるコードナンバーと、それぞれのコードナンバー毎に対応して設けられた図柄を示す図柄コードとが対応づけられている。
更に、ROM42内には、入賞図柄組合せテーブルが格納されている。この入賞図柄組合せテーブルでは、入賞となる図柄の組合せと、入賞のメダル配当枚数と、その入賞を表す入賞判定コードとが対応づけられている。上記の入賞図柄組合せテーブルは、左の回転リール3L、中央の回転リール3C、右の回転リール3Rの停止制御時、及び全リール停止後の入賞確認を行うときに参照される。
上記乱数サンプリングに基づく抽籤処理(確率抽籤処理)により内部当籤した場合には、CPU41は、遊技者が停止ボタン7L、7C、7Rを操作したタイミングでリール停止信号回路56から送られる操作信号、及び、選択された「停止制御テーブル」に基づいて、回転リール3L、3C、3Rを停止制御する信号をモータ駆動回路49に送る。
内部当籤した役の入賞成立を示す停止態様となった場合、貯留メダル精算スイッチ14の切り替えにより「払い出し」が選択されているときには、CPU41は、払い出し指令信号をホッパー駆動回路51に供給してホッパー50から所定個数のメダルの払い出しを行う。その際、メダル検出部50Sは、ホッパー50から払い出されるメダルの枚数を計数し、その計数値が指定された数に達したときに、メダル払い出し完了信号がCPU41に入力される。これにより、CPU41は、ホッパー駆動回路51を介してホッパー50の駆動を停止し、「メダルの払い出し処理」を終了する。
一方、貯留メダル精算スイッチ14の切り替えにより「クレジット」が選択されているときには、払い出されるべきメダルの数がクレジットとしてRAM43に記憶されることになる。
CPU41を備えた主制御回路81には、副制御回路82が接続されている。
副制御回路82は、主制御回路81からの制御指令(コマンド)に基づいて、液晶表示装置5の表示制御及びスピーカ21L、21Rからの音の出力制御を行う。
図7は、図6に示した副制御回路の構成を示すブロック図である。
尚、本実施形態においては、主制御回路81から副制御回路82に対してコマンドを供給するとともに、副制御回路82から主制御回路81に対して信号を供給できないように構成したが、これに限らず、副制御回路82から主制御回路81に対して信号を送信できるように構成してもよい。
副制御回路82は、サブCPU206、プログラムROM208及びワークRAM210を備えている。また、副制御回路82には、インターフェイス回路240を介して、決定ボタン26及び取消ボタン27が接続されている。決定ボタン26及び取消ボタン27は、これらの操作により、液晶表示装置5の表示画面の切替や指示の入力等を行うことができる。
また、副制御回路82は、液晶表示装置5における表示制御を行う表示制御回路250と、スピーカ21から発生させる音に関する制御を行う音声制御回路230とを備えている。
また、副制御回路82は、スタートレバー6を振動させるための動作を行う振動発生器6aと、コンプレッサ(図示せず)から送られてくる圧縮空気を停止ボタン7の送風孔101から吹き出し又は停止させるために、空気の通過経路を開閉させる電磁弁7aとを備えている。スタートレバー6、電磁弁7aは、遊技者に対して、視覚又は聴覚以外による刺激を与えるための所定の動作を実行可能体感手段として機能するものである。
なお、本実施形態では、コンプレッサ(図示せず)と電磁弁により空気の吹き出しを制御する場合について説明するが、ファンを備えており、ファンを回転させることにより風を発生させることとしてもよい。
サブCPU206は、プログラムROM208に記憶されたプログラムに従って、各種の処理を実行する機能を有し、CPU41から供給される各種のコマンドに従って、副制御回路82の制御を行う。特に、サブCPU206は、表示制御回路250に対する表示制御や、体感手段としての振動発生器6aや電磁弁7aの動作制御を行う。
プログラムROM208には、サブCPU206により、液晶表示装置5における遊技演出を制御するためのプログラムが記憶されており、その他には、演出に関する決定を行うためのテーブル等の各種のテーブルも記憶されている。
また、プログラムROM208には、液晶表示装置5に表示される画面画像に対応した複数種類の演出パターンデータと、全てのリール3が停止した際に液晶表示装置5に表示される画面画像に対応した複数種類の終了演出パターンデータとが記憶されている。
演出パターンデータとしては、通常の演出パターンデータと予告演出パターンデータと体感予告演出パターンデータとが記憶されている。通常の演出パターンデータは、当籤役の予告を含まない演出パターンデータである。予告演出パターンデータは、所定の演出画像を液晶表示装置5に表示させて当籤役を予告するための演出パターンデータである。体感予告演出パターンデータは、所定の演出画像を液晶表示装置5に表示させるとともにスタートレバー6を振動させたり、停止ボタン7から送風を行ったりして当籤役を予告するための演出パターンデータである。
プログラムROM208は、予告演出パターンデータと、体感予告演出パターンデータとを記憶する記憶手段として機能するものである。
体感予告演出パターンデータは、演出画像の表示と振動発生器6aや電磁弁7a(体感手段)の動作とが同期して実行するようにプログラムされている。例えば、BB(ビッグボーナス)に係る体感予告演出パターンデータの場合には、演出開始コマンドを受信直後(例えば、0.1秒後)に花火の演出画像を表示する(図3(a)参照)とともに振動発生器6aを動作させるようプログラムされており、RB(レギュラーボーナス)に係る体感予告演出パターンデータの場合には、演出開始コマンドを受信し、所定期間経過(例えば、2秒)後に桜の演出画像を表示する(図3(b)参照)とともに電磁弁7aを動作させるようプログラムされている。
また、プログラムROM208には、演出パターンデータを選択するための予告演出選択テーブルが記憶されている。予告演出選択テーブルには、予告演出パターンデータ又は体感予告演出パターンデータが選択される確率が記憶されている。
図8は、予告演出選択テーブルについて説明するための図である。
図8(a)は、内部当籤役がハズレである場合に参照されるハズレ用予告演出選択テーブルを示す図であり、(b)は、内部当籤役がハズレ以外(BB、RB、小役等)である場合に参照されるあたり用予告演出選択テーブルを示す図である。
予告演出選択テーブルでは、所定の数値範囲(例えば、0〜65535)に含まれる数値が使用されており、各数値には、演出パターンデータが対応付けられている。なお、図中では、演出パターンデータに対する選択率を示している。
図8(a)に示すハズレ用予告演出選択テーブルに基づいて、演出パターンデータが選択されると、以下のようになる。
50%の確率で、予告演出パターンデータが選択され、5%の確率で体感予告演出パターンデータが選択される。また、45%の確率で、予告演出パターンデータが、選択されず、通常の演出パターンデータが選択される。
図8(b)に示すあたり用予告演出選択テーブルに基づいて、演出パターンデータが選択されると、以下のようになる。
50%の確率で、予告演出パターンデータが選択され、45%の確率で体感予告演出パターンデータが選択される。また、5%の確率で、予告演出パターンデータが、選択されず、通常の演出パターンデータが選択される。
このように、当籤役がハズレ以外の場合には、当籤役がハズレの場合に比して、体感演出パターンデータが選択される確率が高く設定されている。
なお、本実施形態においては、プログラム、テーブル等を記憶する記憶媒体としてプログラムROM208を用いるように構成したが、これに限らず、CPU等を備えたコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体であれば別態様であってもよく、例えば、ハードディスク装置、CD−ROM及びDVD−ROM、ROMカートリッジ等の記憶媒体に記録されていてもよい。もちろん、プログラムROM208に記憶されるものをROM42に記憶することとしてもよい。また、これらのプログラムは、予め記録されているものでなくとも、電源投入後にこれらのプログラムをダウンロードし、ワークRAM210等に記録されるものでもよい。更にまた、プログラムの各々が別々の記憶媒体に記録されていてもよい。
また、本実施形態において、CPU41及びROM42を含む主制御回路81と、サブCPU206及びプログラムROM208を含む副制御回路82と、を別々に構成したが、これに限らず、CPU41及びROM42を含む主制御回路81のみで構成してもよく、この場合には、上述したプログラムROM208に記憶されているプログラムをROM42に記憶させ、CPU41により実行されるように構成してもよい。もちろん、サブCPU206及びプログラムROM208を含む副制御回路82のみで構成するようにしてもよく、この場合には、上述したROM42に記憶されているプログラムをプログラムROM208に記憶させ、サブCPU206により実行されるように構成してもよい。
ワークRAM210は、サブCPU206の一時記憶領域として種々のフラグや変数の値を記憶する機能を有する。尚、本実施形態においては、サブCPU206の一時記憶領域としてワークRAM210を用いているが、これに限らず、読み書き可能な記憶媒体であればよい。
また、音声制御回路230は、音声に関する制御を行う音源IC232、各種の音声データを記憶する音声データROM234、音声信号を増幅するための増幅器236(以下、AMPと称する。)から構成されている。
この音源IC232は、サブCPU206、音声データROM234、AMP236と接続されている。この音源IC232は、スピーカ21から発生させる音声の制御を行う。
サブCPU206は、CPU41から供給されるコマンドに基づいて、音声データROM234に記憶されている複数の音声データから一つの音声データを選択する。その後、サブCPU206は、選択された音声データを音声データROM234から読み出し、音源IC232に供給する。音声データを受け取った音源IC232は、その音声データを所定の音声信号に変換し、その音声信号をAMP236に供給する。AMP236は、音声信号を増幅させ、スピーカ21(21L及び21R)から音声を発生させる。
表示制御回路250は、CPU41により決定された遊技結果、又は、各種ボタン26、27により入力された指示に応じて、画面画像を生成し、液晶表示装置5に上記画面画像を表示する制御を行うものであり、画像データプロセッサ(以下、VDPという。)212、各種の画像データを記憶する画像データROM216、画像データを画像信号として変換するD/Aコンバータ218から構成されている。VDP212は、サブCPU206、画像データが記憶されている画像データROM216、画像データを画像信号に変換するD/Aコンバータ218と接続されている。
このVDP212は、いわゆるスプライト回路、スクリーン回路、及びパレット回路等の各種の回路を含み、液晶表示装置5に画面画像を表示させるための種々の処理を行うことができる装置である。つまり、VDP212は、液晶表示装置5に対する表示制御を行う。また、VDP212には、液晶表示装置5の透明液晶パネル34に画面画像を表示するためのバッファとしての記憶媒体(例えば、ビデオRAM)を備えている。この記憶媒体の所定の記憶領域に画像データを記憶することによって、所定のタイミングで液晶表示装置5の透明液晶パネル34に画面画像が表示されることとなる。
画像データROM216には、複数種類の演出画像データが記憶されている。演出画像データには、例えば、背景画像を構成する背景画像データ、キャラクタを示すキャラクタ画像データ等が含まれる。
VDP212は、サブCPU206から供給される画像表示命令(コマンド)に応じて、画像データROM216から、演出画像を抽出する。
VDP212は、画像データROM216から抽出した各種画像を、後方に位置する画像から順に、例えば、背景画像、キャラクタ画像の順に、重ね合わせてバッファ(例えば、ビデオRAM等)に記憶することにより画面画像を合成し、所定のタイミングでD/Aコンバータ218に供給する。D/Aコンバータ218は、この画面画像を画像信号として変換し、この画像信号を液晶表示装置5に供給する。
以下においては、パチスロ遊技装置1は起動しており、CPU41において用いられる変数は所定の値に初期化されるとともに、設定値も所定の値に設定された状態で定常動作しているものとする。
図9は、主制御回路において行われる処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
このサブルーチンは、予め実行されているメインルーチンから所定のタイミングで呼び出されて実行されるものである。
まず、CPU41は、メダルの自動投入の要求があるか否かを判断する(ステップS120)。なお、自動投入の要求がある場合とは、先の遊技において再遊技(リプレイ)の入賞が成立した場合である。メダルの自動投入の要求があるときには、投入要求分のメダルを自動投入し(ステップS122)、副制御回路82にメダル投入コマンドを送信する(ステップS123)。
一方、ステップS120において、メダルの自動投入の要求がないと判断した場合、CPU41は、メダルが投入されたか否かを判断する(ステップS121)。すなわち、CPU41は、メダル投入口22にメダルが投入されたことを検知した投入メダルセンサ22Sにより発せられる検知信号を受信したか否か、又は、BETスイッチ(1−BETスイッチ11又は最大BETスイッチ13)により発せられる検知信号を受信したか否かを判断することにより、メダルが投入されたか否かを判断する。なお、BETスイッチ(1−BETスイッチ11又は最大BETスイッチ13)により発せられる検出信号を受信したと判断した場合、CPU41は、RAM43に記憶されたクレジット数から、BETされたメダルの数に相当するクレジット数を減算する処理を行う。
ステップS121において、メダルが投入されていないと判断した場合、CPU41は、処理をステップS120に戻す。
また、ステップS121において、メダルが投入されたと判断した場合、又は、ステップS123の処理が実行された場合には、CPU41は、スタートレバー6が操作されたか否かを判断する(ステップS124)。すなわち、CPU41は、スタートスイッチ6Sからの入力信号を受信したか否かを判断するのである。
ステップS124において、スタートレバー6が操作されていないと判断した場合、CPU41は、処理をステップS120に戻す。一方、ステップS124において、スタートレバー6が操作されたと判断した場合、CPU41は、各種設定に係る処理を行う(ステップS125)。この各種設定処理では、スタートレバー6が操作されたタイミングで、乱数発生器146から乱数のサンプリングを行い、当該サンプリングされた乱数値と、RAM43に設定されている抽籤確率テーブルとに基づいて内部当籤役(当籤フラグ)を生成する抽籤処理が行われる。この処理において、CPU41は、当籤役を決定する当籤役決定手段として機能する。また、この各種設定処理では、例えば、WINランプ点灯抽籤処理、回転リールを停止させるための停止制御テーブルの選択に係る処理、リール回転用に初期化する処理等を行い、回転リール3(3L、3C、3R)の回転を開始させる。
回転リール3L、3C、3Rの回転が開始された後、ステッピングモータ59L、59C、59Rの各々に送信される駆動パルスの数が計数され、その計数値はRAM43に記憶される。回転リール3L、3C、3Rから一回転ごとにリセットパルスが得られ、これらのパルスはリール位置検出回路60を介してCPU41に入力される。こうして得られたリセットパルスにより、RAM43で計数されている駆動パルスに計数値が「0」にクリアされる。このようにすることにより、RAM43内には、各回転リール3L、3C、3Rについての一回転の範囲内における回転位置に対応した計数値が格納される。
また、回転リール3L、3C、3Rの回転位置と回転リール外周面上に描かれた図柄とを対応付けるためにROM42に格納された図柄テーブルでは、上述したリセットパルスが発生する回転位置を基準として、各回転リール3L、3C、3Rの一定の回転ピッチごとに順次付与されるコードナンバーと、それぞれのコードナンバーごとに対応して設けられた図柄を示す図柄コードとが対応付けられている。また、ROM42に格納された入賞図柄組合せテーブルは、各回転リール3L、3C、3Rの停止制御時、及び、全回転リール停止後の入賞確認を行うときに参照される。
ステップS125の処理を実行した後、CPU41は、処理をステップS126に移す。
ステップS126において、CPU41は、RAM43に演出開始コマンドをセットする。この演出開始コマンドは、液晶表示装置5への所定の演出画像の表示を開始させるためのコマンドであり、上記抽籤処理により決定された内部当籤役に関するデータを含んでいる。演出開始コマンドは、所定のタイミングで副制御回路82に供給される。
ステップS126の処理を実行した後、CPU41は、処理をステップS128に移す。
ステップS128において、CPU41は、リール停止信号回路56からの入力信号の有無により、停止ボタン7(7L、7C、7R)が「オン」であるか否かを判断する。停止ボタン7が「オン」ではないと判断した場合、CPU41は、自動停止タイマの値が「0」であるか否かを判断し(ステップS129)、「0」ではないと判断した場合には、処理をステップS128に戻す。
一方、ステップS128において、停止ボタン7が「オン」であると判断した場合、又は、ステップS129において、自動停止タイマの値が「0」であると判断した場合、CPU41は、停止ボタン7に対応した回転リール3の回転を停止させるのであるが、その際、当籤要求(内部当籤役のこと)、図柄位置(操作時における回転リール3の回転位置)、選択されている停止制御テーブル等から滑りコマ数を決定する(ステップS130)。
次に、CPU41は、ステップS130において決定された滑りコマ数分、回転リール3を回転させて停止させる処理を行い(ステップS131)、一の回転リール3についての停止要求をセットする(ステップS132)。
次に、CPU41は、3つの回転リール3(3L、3C、3R)の全てが停止したか否かを判断する(ステップS135)。全ての回転リール3が停止していないと判断した場合、処理をステップS128に戻す。一方、全ての回転リール3が停止したと判断した場合、CPU41は入賞検索を行う(ステップS136)。このとき、ROM42に格納された入賞図柄組合せテーブル等が参照されることになる。また、入賞フラグが正常であるか否かを判断し、正常でない場合には、イリーガルエラーの表示を行って処理を中断することとしてもよい。
次に、CPU41は、RAM43に終了演出コマンドをセットする(ステップS137)。この終了演出コマンドは、遊技結果に応じた遊技終了時の演出画像を表示させるためのコマンドであり、ステップS136における入賞検索の結果に関するデータを含む。終了演出コマンドは、所定のタイミングで副制御回路82に供給される。
次に、CPU41は、メダルの払出があるか否か、すなわち、入賞枚数の有無を判断する(ステップS138)。
メダルの払出があると判断した場合、CPU41は、遊技状態及び入賞役に応じた枚数のメダルの貯留又は払出を行う(ステップS139)。メダルの貯留を行う場合には、CPU41は、RAM43に記憶されたクレジット数を加算する処理を行う。一方、メダルの払出を行う場合には、CPU41は、払出指令信号をホッパー駆動回路51に送信してホッパー50から所定枚数のメダルの払出を行う。その際、メダル検出部50Sは、ホッパー50から払い出されるメダルの枚数を計数し、その計数値が指定された数に達したときに、メダル払出完了信号がCPU41に入力される。これにより、CPU41は、ホッパー駆動回路51を介してホッパー50の駆動を停止し、メダルの払出処理を終了する。
次に、CPU41は、RBに入賞したか否かを判断する(ステップS140)。RBに入賞したと判断すると、CPU41は、RB設定に係る処理を行う(ステップS141)。このステップS141において、CPU41は、RB用の抽籤確率テーブルや、RB用の入賞図柄組合せテーブルの設定に係る処理を行う。また、このステップS141において、CPU41は、RBゲーム入賞回数等の計数を開始し、その計数値を役物作動回数表示部20に表示させる処理を開始する。ステップS141の処理を実行した後、CPU41は、処理をステップS142に移す。
ステップS142において、CPU41は、RAM43にRB設定コマンドをセットする。RB設定コマンドは、画面画像としてのRB用の演出画像を液晶表示装置5に表示させるためのコマンドであり、所定のタイミングで副制御回路82に供給される。
ステップS140においてRBに入賞していないと判断された場合、又は、ステップS142の処理が実行された場合、CPU41は、BBに入賞したか否かを判断する(ステップS143)。BBに入賞したと判断すると、CPU41は、BB設定に係る処理を行う(ステップS144)。このステップS144において、CPU41は、BB用の抽籤確率テーブルや、BB用の入賞図柄組合せテーブル等の設定に係る処理を行う。また、このステップS144において、CPU41は、BBゲーム消化回数等の計数や、その計数値の役物動作回数表示部20への表示や、払い出されたメダルの計数等を開始する。その後、CPU41は、処理をステップS145へ移す。
ステップS145において、CPU41は、RAM43にBB設定コマンドをセットする。BB設定コマンドは、画面画像としてのBB用の演出画像を液晶表示装置5に表示させるためのコマンドであり、所定のタイミングで副制御回路82に供給される。
ステップS143において、BBに入賞していないと判断された場合、又は、ステップS145の処理を実行した場合、CPU41は、RBが終了したか否かを判断する(ステップS146)。RBが終了したと判断すると、次に、CPU41は、RB設定解除に係る処理を行う(ステップS147)。ステップS148において、CPU41は、ステップS141の処理で設定したRB用の抽籤確率テーブルや、RB用の入賞図柄組合せテーブル等から、通常の遊技状態(RB又はBB以外)に用いられる抽籤確率テーブルへの設定変更に係る処理を行う。その後、CPU41は、処理をステップS148へ移す。
ステップS148において、CPU41は、RAM43にRB解除コマンドをセットする。RB解除コマンドは、画面画像としてのRB用の演出画像の表示を停止し、通常(RB又はBB以外)の演出画像を液晶表示装置5に表示させるためのコマンドである。RB解除コマンドは、所定のタイミングで副制御回路82に供給される。
ステップS146において、RBが終了したと判断されなかった場合、又は、ステップS148の処理を実行した場合、CPU41は、BBが終了したか否かを判断する(ステップS149)。BBが終了したと判断すると、次に、CPU41は、BB設定解除に係る処理を行う(ステップS150)。ステップS150において、CPU41は、ステップS144の処理で設定したBB用の抽籤テーブルや、BB用の入賞図柄組合せテーブル等から、通常の遊技状態(RB又はBB以外)に用いられる抽籤確率テーブルへの設定変更に係る処理を行う。その後、CPU41は、処理をステップS151へ移す。
ステップS151において、CPU41は、RAM43にBB解除コマンドをセットする。BB解除コマンドは、画面画像としてのBB用の演出画像の表示を停止し、通常(RB又はBB以外)の演出画像を液晶表示装置5に表示させるためのコマンドである。BB解除コマンドは、所定のタイミングで副制御回路82に供給される。
ステップS149において、RBが終了していないと判断した場合、又は、ステップS151の処理を実行した場合、本サブルーチンを終了する。図9に示した処理(ステップS120〜ステップS151)において、CPU41は、遊技の進行を制御する遊技制御手段として機能する。
図10は、副制御回路において行われるコマンド受信処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
まず、ステップS200において、サブCPU206は、演出開始コマンドを受信したか否かを判断する。演出開始コマンドを受信していないと判断した場合、処理をステップS210に移す。
一方、演出開始コマンドを受信したと判断した場合、ステップS201において、内部当籤役がハズレであるか否かを判断する。この処理において、サブCPU206は、演出開始コマンドに含まれる内部当籤役に関するデータに基づいて内部当籤役がハズレであるか否かを判断する。内部当籤役がハズレであると判断した場合、ハズレ用予告演出選択テーブルを選択する(ステップS202)一方、内部当籤役がハズレではない(内部当籤役がBB、RB、小役等である)と判断した場合、あたり用予告演出選択テーブルを選択する(ステップS203)。ステップS201の処理において、サブCPU206は、当籤役がハズレの場合とハズレ以外の場合とで、予告演出パターンデータ又は体感演出パターンデータが選択される確率を異ならせる確率変更手段として機能する。
ステップS202において、サブCPU206は、ハズレ用予告演出選択テーブルに基づいて演出パターンデータを選択し、処理をステップS204に移す。
ステップS203において、サブCPU206は、あたり用予告演出選択テーブルに基づいて演出パターンデータを選択し、処理をステップS204に移す。
ステップS202又はステップS203の処理を実行するとき、サブCPU206は、予告演出パターンデータ又は体感予告演出パターンデータを所定の確率で選択する選択手段として機能する。
ステップS204において、サブCPU206は、演出パターンデータを表示制御回路250に供給する。次に、ステップS205において、サブCPU206は、選択した演出パターンデータが体感予告演出パターンデータであるか否かを判断する。体感予告演出パターンデータであると判断した場合、サブCPU206は、予告演出パターンデータに基づいて電磁弁7a及び/又は振動発生器6aに所定の動作を実行させる(ステップS206)。一方、体感予告演出パターンデータではないと判断した場合、処理をステップS210に移す。
ステップS204及びステップS206の処理を実行するとき、サブCPU206は、液晶表示装置5への演出画像の表示と、スタートレバー6、電磁弁7a(体感手段)の動作とを同期して実行させる演出実行手段として機能する。
ステップS210において、サブCPU206は、終了演出コマンドを受信したか否かを判断する。終了演出コマンドを受信していないと判断した場合、処理をステップS220に移す。
一方、終了演出コマンドを受信したと判断した場合、ステップS211において、サブCPU206は、プログラムROM208に記憶された複数種類の終了演出パターンのなかから、当該コマンドに対応した終了演出パターンを選択する。
次に、ステップS212において、終了演出パターンデータを表示制御回路250に供給する。ステップS210の処理を実行した後、処理をステップS220に移す。
ステップS220において、サブCPU206は、RB設定コマンドを受信したか否かを判断する。RB設定コマンドを受信していないと判断した場合、処理をステップS230に移す。一方、RB設定コマンドを受信したと判断した場合、サブCPU206は、ステップS221において、RBフラグをセットする。ステップS221の処理を実行した後、処理をステップS230に移す。なお、RBフラグは、RB開始時にセットされ、RB終了時にクリアされるフラグである。
ステップS230において、サブCPU206は、BB設定コマンドを受信したか否かを判断する。BB設定コマンドを受信していないと判断した場合、処理をステップS240に移す。一方、BB設定コマンドを受信したと判断した場合、サブCPU206は、ステップS231において、BBフラグをセットする。ステップS231の処理を実行した後、処理をステップS240に移す。なお、BBフラグは、BB開始時にセットされ、BB終了時にクリアされるフラグである。
ステップS230において、BB設定コマンドを受信していないと判断した場合、又は、ステップS231の処理を実行した場合、サブCPU206は、RB解除コマンドを受信したか否かを判断する(ステップS240)。RB解除コマンドを受信したと判断した場合、RBフラグをクリアする(ステップS241)。
ステップS240において、RB解除コマンドを受信していないと判断した場合、又は、ステップS241の処理を実行した場合、サブCPU206は、BB解除コマンドを受信したか否かを判断する(ステップS250)。
BB解除コマンドを受信していないと判断した場合、本サブルーチンを終了する。一方、BB解除コマンドを受信したと判断した場合、サブCPU206は、BBフラグをクリアし(ステップS251)、本サブルーチンを終了する。
図11は、表示制御回路において行われる表示制御処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
VDP212は、サブCPU206から供給される各種のデータに対応した画面画像を生成する。
VDP212は、サブCPU206から演出パターンデータの供給を受けていない場合には(ステップS300:NO)、画像データROM216からデモ画像を抽出し、バッファに記憶する(ステップS301)。
VDP212は、サブCPU206から演出パターンデータの供給を受けており(ステップS300:YES)、終了演出パターンデータの供給を受けていない場合には(ステップS304:NO)、画像データROM216から演出画像を抽出し、バッファに記憶する(ステップS305)。
VDP212は、サブCPU206から演出パターンデータの供給を受け(ステップS300:YES)、終了演出パターンデータの供給を受けている場合(ステップS304:YES)、画像データROM216から、終了時の演出画像を抽出し、バッファに記憶する(ステップS306)。
ステップS301、S305又はS306の処理を実行した後、VDP212は、所定のタイミング毎(例えば、1/30秒毎)に(ステップS307:YES)、画面画像を液晶表示装置5に出力する(ステップS308)。
一方、所定のタイミングではない場合には(ステップS307:NO)、処理をステップS307に戻す。
その後、演出が終了していない場合には(ステップS310:NO)、ステップS300に処理を戻す。一方、演出が終了した場合には(ステップS310:YES)、パターンデータをクリアして(ステップS311)、処理をステップS300に戻す。
以上、パチスロ遊技装置1によれば、液晶表示装置5への演出画像の表示とスタートレバー6や電磁弁7aの動作とが同期して実行される。従って、花火が爆発する演出画像を表示してそのタイミングでスタートレバー6を振動させたり、桜が舞う演出画像を表示してそのタイミングで電磁弁7aを動作させ送風孔101から空気の吹き出しを行わせたりすることができる。
このように、液晶表示装置5に表示される演出画像とスタートレバー6や電磁弁7a(体感手段)に実行させる動作とを同期させるため、液晶表示装置5に表示される演出画像に応じて異なる態様でスタートレバー6や電磁弁7aを動作させることができる。従って、液晶表示装置5に表示される演出画像が異なると、スタートレバー6や電磁弁7aの動作も異なり、その動作の態様が予測不能となり、すぐに飽きが来ることを防止することができる。また、液晶表示装置5に表示される演出画像とスタートレバー6や電磁弁7aに実行させる動作とを同期させるため、演出画像と関連のある動作がスタートレバー6や電磁弁7aにより実行されることにより、臨場感があり面白みのある演出を実行することが可能となる。
また、遊技者に対して、視覚又は聴覚以外による刺激を与えるため、過激な演出による耳や目への負担を軽減することができる。
また、パチスロ遊技装置1によれば、予告演出パターンデータ又は体感予告演出パターンデータを所定の確率で選択する。従って、同一の当籤役であっても、予告演出パターンデータに基づいて予告演出を実行する、又は、体感予告演出パターンデータに基づいて予告演出を実行するといったように、演出の種類にバリエーションをもたせることができる。
また、当籤役がハズレの場合に体感演出パターンデータが選択される確率と、当籤役がハズレ以外の場合に体感演出パターンデータが選択される確率とが異なるため、演出画像の表示のみによる当籤役の予告か、演出画像の表示と体感手段の動作とによる当籤役の予告かにより、当該予告の信頼度を異ならせることができる。従って、予告の信頼度の違いにより、信頼度が高い予告がなされた場合には、期待感が高まり、また、信頼度が低い場合に当籤した場合には、喜びが大きくなるといったように、様々な心理状態を作り出すことができ、遊技をより楽しませることが可能になる。
また、パチスロ遊技装置2によれば、当籤役がハズレ以外の場合には、当籤役がハズレの場合に比して、サブCPU206(選択手段)により体感演出パターンデータが選択される確率が高くなるため、体感演出パターンデータに基づく予告演出が実行されることにより、当籤役に対する期待感を高めることができる。
本実施形態では、所定のタイミングで振動発生器6aや電磁弁7aが動作する場合について説明したが、本発明において、体感手段の動作態様はこの例に限定されず、例えば、予め動作した状態にあり、所定のタイミングで当該動作が停止する等であってもよく、液晶表示装置5(表示手段)に表示される演出画像の内容に応じて動作すればよい。
また、本実施形態では、予告演出選択テーブルを複数用いて演出パターンデータの選択率を変更する場合について説明したが、本発明において選択率の変更は、この例に限定されず、例えば、予告演出選択テーブルは1つであり、演出パターンデータ(予告演出パターンデータ、体感予告演出パターンデータ)に対応する乱数値を異ならせることとしてもよい。
また、本実施形態では、スタートレバー6の操作に応じて液晶表示装置5への演出画像の表示と振動発生器6aや電磁弁7aの動作とを同期して実行させる場合について説明したが、例えば、停止ボタン、BETボタン、決定ボタン、取消ボタン等の操作に応じて演出画像の表示と体感手段の動作とを同期して実行させてもよく、遊技者に対して、視覚又は聴覚以外による刺激を与えるための動作を実行可能であればこの例に限定されない。
以上、本発明の実施形態を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、各手段等の具体的構成は、適宜設計変更可能である。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
本実施形態に係るパチスロ遊技装置の一例を模式的に示す斜視図である。 (a)は、図1に示したパチスロ遊技装置が備える停止ボタンスイッチユニットを示す斜視図であり、(b)は、停止ボタン近傍の断面図である。 液晶表示装置に表示される画像の一例を模式的に示す図である。 図1に示したパチスロ遊技装置が備える液晶表示装置の概略構成を示す斜視図である。 図4に示した液晶表示装置の一部の構成の展開図である。 図1に示したパチスロ遊技装置の内部構成を示すブロック図である。 図6に示した副制御回路の構成を示すブロック図である。 予告演出選択テーブルについて説明するための図である。 主制御回路において行われる遊技実行処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 副制御回路において行われるコマンド受信処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 表示制御回路において行われる表示制御処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
符号の説明
1 パチスロ遊技装置
2 筐体
3(3L、3C、3R) 回転リール
5 液晶表示装置
6 スタートレバー
6a 振動発生器
7(7L、7C、7R) 停止ボタン
7a(7La、7Ca、7Ra) 電磁弁
41 CPU
42 ROM
43 RAM
82 副制御回路
100 停止ボタンスイッチユニット
100a 前面カバー
100b 筒体
101 送風孔
206 サブCPU
208 プログラムROM
210 ワークRAM

Claims (3)

  1. 遊技の進行を制御する遊技制御手段と、
    演出画像を表示可能な表示手段と、
    遊技者に対して、視覚又は聴覚以外による刺激を与えるための所定の動作を実行可能な体感手段と、
    遊技の進行に応じて、前記表示手段への演出画像の表示と前記体感手段の動作とを同期して実行させる演出実行手段と
    を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 遊技者による操作に応じて遊技開始指令信号を出力する遊技開始指令手段と、
    前記遊技開始指令手段から出力された前記遊技開始指令信号を検出したことに基づいて当籤役を決定する当籤役決定手段と、
    前記表示手段に演出画像を表示させて当籤役を予告するための予告演出パターンデータと、前記表示手段に演出画像を表示させるとともに前記体感手段に所定の動作を実行させて当籤役を予告する体感予告演出パターンデータとを記憶する記憶手段と、
    前記当籤役決定手段により決定された当籤役に基づいて、前記記憶手段から予告演出パターンデータ又は体感予告演出パターンデータを所定の確率で選択する選択手段と、
    前記当籤役決定手段により決定された当籤役がハズレの場合とハズレ以外の場合とで、前記選択手段により予告演出パターンデータ又は体感演出パターンデータが選択される確率を異ならせる確率変更手段と
    を備え、
    前記演出実行手段は、前記選択手段により選択された演出パターンデータに基づいて、前記表示手段への演出画像の表示及び/又は前記体感手段の動作を実行させることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記確率変更手段は、前記当籤役決定手段により決定された当籤役がハズレ以外の場合には、当籤役がハズレの場合に比して、前記選択手段により体感演出パターンデータが選択される確率を高く設定することを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014140478A (ja) * 2013-01-23 2014-08-07 Sammy Corp 操作演出装置
JP2014144087A (ja) * 2013-01-28 2014-08-14 Taito Corp ゲーム装置、操作デバイス
JP2017140214A (ja) * 2016-02-10 2017-08-17 株式会社カプコン 遊技機

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