JP2007082850A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 演出画像等の大きさを確保してダイナミックな演出を行いつつ、画像の表示によって多種の情報を遊技者に伝達し得る遊技機を提供すること。
【解決手段】 複数の識別情報の変動表示を行う変動表示手段と、画面画像の表示が可能な画像表示手段と、遊技状況に応じて、上記画像表示手段の輝度を調整する輝度調整手段とを備えたことを特徴とする遊技機。
【選択図】 図6

Description

本発明は、例えば、パチスロ遊技装置、スロットマシン、パチンコ遊技装置等の遊技機に関する。
従来の遊技機としては、例えば、演出画像等を表示可能な液晶表示装置と、遊技者による操作によって入力された指示に応じて液晶表示装置の輝度を調整する手段とを備えた遊技機が存在する(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の遊技機によれば、遊技者は自分が見易いように液晶表示装置の輝度を調整することができる。
特開平10−108940号公報
ところで、従来から、遊技機では、例えば、図柄の変動表示や停止表示に応じて液晶表示装置に演出画像を表示したり、停止表示された図柄の組合せに応じて液晶表示装置に演出画像を表示したりするというように、遊技状況に応じて演出画像を表示することが行われている。また、液晶表示装置に遊技履歴に関する各種の情報を表示することも行われている。このように、液晶表示装置に表示される画像によって遊技者に伝えられる情報量は増加する傾向にある。しかし、液晶表示装置の画面を広くするにも限界があるため、演出画像等の大きさを確保してダイナミックな演出を行いつつ、液晶表示装置による画像の表示によって多種の情報を遊技者に伝達することは困難であった。また、例えば、遊技者の操作により入力された指示に応じて、演出画像の表示と、遊技履歴等の情報の表示とを切り替えるというように、時間を分けて各種の画像を表示することも可能であるが、このようにした場合、遊技者に余計な操作を強いることになるという問題があった。また、適切なタイミングで情報を表示することが難しいという問題があった。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、演出画像等の大きさを確保してダイナミックな演出を行いつつ、画像の表示によって多種の情報を遊技者に伝達し得る遊技機を提供することにある。
以上のような目的を達成するために、本発明は、以下のようなものを提供する。
(1) 複数の識別情報の変動表示を行う変動表示手段と、
画面画像の表示が可能な画像表示手段と、
遊技状況に応じて、上記画像表示手段の輝度を調整する輝度調整手段と
を備えたことを特徴とする遊技機。
(1)の発明によれば、遊技状況に応じて、画像表示手段(例えば液晶表示装置)の輝度が調整されるため、画像表示手段に表示される画像によって遊技者に情報を伝達しつつ、画像の輝度によって他の情報を遊技者に伝達することができる。従って、画像表示手段に表示される演出画像等の大きさを確保してダイナミックな演出を行いつつ、画像の表示によって各種の情報を遊技者に伝達することが可能になる。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(2) 上記(1)の遊技機であって、
上記輝度調整手段は、上記変動表示手段による識別情報の停止表示態様が所定の入賞態様となったことに応じて、上記画像表示手段の輝度を調整することを特徴とする。
(2)の発明によれば、識別情報の停止表示態様が所定の入賞態様となったことに応じて画像表示手段の輝度が変化するため、画像表示手段の輝度によって入賞態様を報知することができるため、演出画像を変化させなくても画像の表示によって入賞態様の報知が可能になる。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(3) 上記(1)の遊技機であって、
上記輝度調整手段は、遊技の履歴に応じて、上記画像表示手段の輝度を調整することを特徴とする。
(3)の発明によれば、遊技の履歴に応じて、画像表示手段の輝度が変化するため、画像の表示内容によらなくても輝度の変化によって、遊技の履歴を遊技者に伝達することができる。従って、遊技の履歴を表示することによって演出画像の表示スペースが少なくなったり、遊技の履歴の表示と演出画像の表示とを切り替える操作を遊技者に強いたりすることもなく、遊技者は遊技を行いながら遊技に集中しつつ、遊技の履歴を確認することができる。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(4) 上記(3)の遊技機であって、
上記変動表示手段による識別情報の停止表示態様が特別の入賞態様になったとき、遊技者にとって有利な特別遊技を実行する特別遊技実行手段
を備え、
上記輝度調整手段は、前回の上記特別遊技が終了してから行われた遊技の回数に応じて、上記画像表示手段の輝度を調整することを特徴とする。
(4)の発明によれば、前回の特別遊技が終了してから行われた遊技の回数に応じて、画像表示手段の輝度が変化するため、画像の表示内容によらなくても輝度の変化によって、前回の特別遊技が終了してから行われた遊技の回数を遊技者に伝達することができる。従って、演出画像の表示スペースが少なくなったり、表示の切り替えを遊技者に強いたりすることもなく、遊技者は遊技を行いながら遊技に集中しつつ、前回の特別遊技が終了してから行われた遊技の回数を把握することができる。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(5) 上記(1)〜(4)のいずれか1の遊技機であって、
遊技者の操作によって入力された指示に基づいて、上記画像表示手段の輝度の変化パターンを設定する設定手段
を備え、
上記輝度調整手段は、上記設定手段により設定された変化パターンに基づいて、上記画像表示手段の輝度を調整することを特徴とする。
(5)の発明によれば、遊技者の操作によって入力された指示に基づいて画像表示手段の輝度の変化パターンが設定され、その変化パターンに基づいて、画像表示手段の輝度が変化する。従って、遊技者は自分で画像表示手段の輝度の変化パターンを決めることが可能であり、例えば、自分が理解し易い変化パターンや、他人に理解され難い変化パターンを設定したりすることが可能であり、利便性に優れる。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(6) 上記(1)〜(5)のいずれか1の遊技機であって、
上記画像表示手段は、上記変動表示手段の前方に設けられ、上記変動表示手段が表示する複数の識別情報を前方から透視し得る状態で画面画像を表示可能であることを特徴とする。
(6)の発明によれば、遊技者によって最も注目される変動表示手段の前方に画像表示手段が設けられ、その画像表示手段の輝度が変化するため、輝度の変化によって情報を確実に伝達することができる。
本発明によれば、遊技状況の変化に応じて画像表示手段の輝度が変化するため、演出画像等の大きさを確保してダイナミックな演出を行いつつ、画像の表示によって多種の情報を遊技者に伝達することができる。
本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。以下においては、本発明の好適な実施形態として、本発明をパチスロ遊技装置に適用した場合について説明することとする。
図1は、パチスロ遊技装置の一例を模式的に示す斜視図である。
このパチスロ遊技装置1は、コイン、メダル又はトークン等の他、遊技者に付与されたか、若しくは、付与される遊技価値の情報を記憶したカード等の遊技媒体を用いて遊技を行うことが可能な遊技機であるが、以下においては、メダルを用いるものとして説明することとする。
パチスロ遊技装置1の全体を形成している筐体2の正面には、画像表示手段としての液晶表示装置5が設置されている。この液晶表示装置5は、透明液晶パネル34(図示せず)を備えており、この透明液晶パネル34は、その一部又は全部を透明/非透明の状態に切り替えることが可能であるとともに、遊技に関する演出画像を表示可能である。液晶表示装置5には、液晶表示装置5の輝度を変化させる条件や該条件が成立したときの液晶表示装置5の輝度の変化パターン等を設定するための輝度設定画像(図10参照)が表示される。また、液晶表示装置5の表面には、透明なタッチパネル32(図示せず)が設置されている。遊技者は、液晶表示装置5に輝度設定画像が表示されているとき、タッチパネル32に触れることにより、液晶表示装置5の輝度の調整に関する各種の指示を入力することができる。
また、液晶表示装置5の背面側には、変動表示手段として3個の回転リール3L、3C、3Rが設けられている。3個の回転リール3L、3C、3Rは、それぞれその外周面に複数の図柄等の識別情報が表示されており、回転可能に横一列に設けられている。各回転リール3L、3C、3Rの識別情報は、透明液晶パネル34が透明状態となった際に視認可能となる。液晶表示装置5の下方には、水平面を有する台座部10が形成されており、台座部10の右側には、メダル投入口22が設けられ、台座部10の左側には、1−BETスイッチ11及び最大BETスイッチ13が設けられている。
台座部10の前面部の左寄りには、遊技者が遊技で獲得したメダルのクレジット/払い出しを押し操作により切り替える貯留メダル精算スイッチ14が設けられている。
この貯留メダル精算スイッチ14の切り替えにより「払い出し」が選択された場合には、正面下部のメダル払出口15からメダルが払い出され、払い出されたメダルはメダル受部16に溜められる。一方、「クレジット」が選択された場合には、パチスロ遊技装置1が備えるメモリ(例えば、後述するRAM43等)にメダル数がクレジットとして記憶される。
貯留メダル精算スイッチ14の右側には、遊技者の操作により回転リール3L、3C、3Rを回転させるためのスタートレバー6が所定の角度範囲で回動自在に取り付けられている。台座部10の前面部中央には、3個の回転リール3L、3R、3Cの回転をそれぞれ停止させるための3個の停止ボタン7L、7C、7Rが設けられている。
台座部10の前面部の右寄りには、決定ボタン26及び選択ボタン27が設けられている。この決定ボタン26及び選択ボタン27を操作することにより、各種の指示等を入力することができる。台座部10の前面部の右寄りには、さらに、ドア開閉及び打ち止め解除装置29が設けられており、所定の鍵をこのドア開閉及び打ち止め解除装置29の鍵穴に差し込み、右に回すことにより前面ドアの開閉を行い、左に回すことにより打ち止め解除を行う。
筐体2の上方の左右には、スピーカ21L、21Rが設けられ、その2台のスピーカ21L、21Rの間には、各入賞態様に対応したメダルの払出枚数等を示す配当表パネル23が設けられている。
図2は、図1に示したパチスロ遊技装置が備える液晶表示装置近傍を示す拡大正面図である。
図2に示すように、液晶表示装置5の背面側には、各々の外周面に複数の識別情報である図柄が描かれた3個の回転リール3(3L、3C、3R)が回転可能に横一列に設けられている。
液晶表示装置5は、正面パネル31と、正面パネル31の裏面に設けられた透明液晶パネル34(図示せず)とを備えている。正面パネル31は、透明な表示窓31aと、絵柄が描かれた絵柄形成領域31bとからなり、正面パネル31の裏面に設けられた透明液晶パネル34に表示される画面画像は、正面パネル31の表示窓31aを介して視認可能である。
また、液晶パネル34の3個の回転リール3の前方部分が透明状態であるときには、3個の回転リール3に表示された図柄を、表示窓31aを介して視認することができる。
液晶表示装置5の左側の背面側には、遊技開始表示ランプ25、WINランプ17、メダル投入ランプ24、最大BETランプ9c、2−BETランプ9b及び1−BETランプ9aの各種ランプと、払出枚数表示部18、メダル貯留枚数表示部19及び役物作動回数表示部20の各種表示部とが設けられている。なお、正面パネル31の絵柄形成領域31bは、上述した各種ランプと各種表示部との前方部分が透明であり、各種ランプと各種表示部とを視認可能となっている。
1−BETランプ9a、2−BETランプ9b、最大BETランプ9cは、一のゲームを行うために賭けられたメダルの数(以下、BET数ともいう)に応じて点灯する。一のゲームは、全ての回転リールが停止したとき、又は、メダルの払い出しが行われる場合には、メダルが払い出されたときに終了する。
WINランプ17は、BB(ビッグボーナス)又はRB(レギュラーボーナス)に内部当籤した場合に所定確率で点灯し、また、BB又はRBの入賞が成立した場合にも点灯する。遊技メダル投入ランプ24は、メダルの投入が受け付け可能であるときに点滅する。遊技開始表示ランプ25は、少なくとも1本のラインが有効化されたときに点灯する。
払出枚数表示部18は、入賞成立時のメダルの払出枚数を表示するものであり、メダル貯留枚数表示部19は、貯留されているメダルの枚数を表示するものであり、役物作動回数表示部20は、RBゲーム可能回数及びRBゲーム入賞可能回数等を表示する。これらの表示部は、7セグメント表示器からなるものである。
図3は、図1に示したパチスロ遊技装置が備える液晶表示装置の概略構成を示す斜視図である。図4は、図2に示した液晶表示装置の一部の構成の展開図である。
液晶表示装置5は、タッチパネル32と表示板33とからなる正面パネル31、透明液晶パネル34、導光板35、反射フィルム36、所謂白色光源であるバックライト37a、37b、38a、38b、ランプホルダ39a〜39h、及び、透明液晶パネル駆動用のICを搭載したテーブルキャリアパッケージ(TCP)からなり、TCPは、透明液晶パネル34の端子部に接続したフレキシブル基板(図示せず)等により構成される。
この液晶表示装置5は、回転リール3L、3C、3Rにより手前側に設けられている。また、この回転リール3L、3C、3Rと液晶表示装置5とは、所定の間隔をあけて設けられている。
タッチパネル32及び表示板33は、透明な部材で構成されている。表示板33には、BETランプ9a〜9cに対応する位置等に絵柄等が形成されている。すなわち、表示板33の絵柄等が形成されている領域が、正面パネル31における絵柄形成領域31bであり、表示板33の絵柄等が形成されていない領域が、正面パネル31における表示窓31aである(図2参照)。なお、正面パネル31に絵柄形成領域31bを形成せず、正面パネル31の全面を表示窓31aとしてもよい。この場合、表示板33に絵柄を形成しないか、又は、表示板33を省略すればよい。なお、表示板33の裏面側に配置される各種ランプ及び各種表示部を動作させる電気回路や、タッチパネル32から導出される配線等は図示していない。
透明液晶パネル34は、薄膜トランジスタ層が形成されたガラス板等の透明な基板と、これに対向する透明な基板との間隙部に液晶が封入されて形成されている。
この透明液晶パネル34の表示モードは、ノーマリーホワイトに設定されている。ノーマリーホワイトとは、液晶を駆動していない状態で白表示(表示面側に透過した光が外部より視認可能である)となる構成である。ノーマリーホワイトに構成された透明液晶パネル34を採用することにより、液晶を駆動することができない事態が生じた場合であっても、回転リール3L、3C、3Rに表示された図柄等の識別情報の可変表示及び停止表示を視認することができ、遊技を継続することができる。すなわち、そのような事態が発生した場合でも、回転リール3L、3C、3Rに表示された識別情報の変動表示態様及び停止表示態様を中心とした遊技を行うことができる。
導光板35は、バックライト37a、37bからの光を透明液晶パネル34へ導き出す(透明液晶パネル34を照明する)ためのものであり、透明液晶パネル34の裏側に設けられ、例えば、2cm程度の厚さを有するアクリル系樹脂等の透明部材(導光機能を有する)で構成されている。
反射フィルム36は、例えば、白色のポリエステルフィルムやアルミ薄膜に銀蒸着膜を形成したものが用いられ、導光板35に導入された光を導光板35の正面側へ向けて反射させる。この反射フィルム36は、反射領域36A及び非反射領域(透過領域)36Bにより構成されている。
バックライト37a、37bは、導光板35の上端部及び下端部に沿って配置され、両端はランプホルダ39(図3参照)により支持されている。このバックライト37a、37bから照射される光は、反射フィルム36の反射領域36Aで反射して透明液晶パネル34を照明する。
バックライト38a、38bは、反射フィルム36の裏側の上方位置及び下方位置に回転リール3L、3C、3Rに向かって配置されている。このバックライト38a、38bから出て回転リール3L、3C、3Rの表面で反射して非反射領域36Bへ入射した光は、透明液晶パネル34を照明する。
このように、液晶表示装置5においては、バックライト37a、37bから照射され、反射フィルム36の反射領域36Aで反射した光と、バックライト38a、38bから照射され、回転リール3L、3C、3Rの表面で反射して非反射領域36Bへ入射した光とが、透明液晶パネル34を照明するのである。バックライト37、38の明るさは、印加電圧によって変化し、これにより、液晶表示装置5の輝度が調整される。
反射フィルム36の非反射領域36Bに対応する液晶表示装置5の領域は、液晶を駆動しているか否かによって、透明/非透明の状態に切り替わる領域であり、反射フィルム36の反射領域36Aに対応する液晶表示装置の領域は、液晶を駆動しているか否かに拘わらず非透明状態となる。
パチスロ遊技装置1では、液晶表示装置の一部の領域のみが、透明/非透明の状態に切り替わる領域であるが、本発明の遊技機において、液晶表示装置の表示画面は、その全領域が透明/非透明の状態に切り替わる領域であってもよい。この場合、パチスロ遊技装置1において、液晶表示装置5の全領域を透過状態又は非透過状態に切り替わる領域とする場合、反射フィルム36を全て非反射領域36Bとするか、反射フィルム36を省略すればよい。
図5は、図1に示したパチスロ遊技装置の内部構成を示すブロック図である。
主制御回路81は、回路基板上に配置されたマイクロコンピュータ40を主たる構成要素とするものである。マイクロコンピュータ40は、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPU41と、ROM42及びRAM43とを含む。CPU41には、基準クロックパルスを設定するクロックパルス発生回路144及び分周器145と、サンプリングされる乱数を発生する乱数発生器146及びサンプリング回路147とが接続されている。なお、乱数サンプリングのための手段として、CPU41の動作プログラム上で乱数のサンプリングを実行するように構成してもよい。
ROM42には、副制御回路82へ送信するための各種制御指令(コマンド)等が格納されている。当該コマンドとしては、例えば、液晶表示装置5に対する表示制御に関するコマンド等が格納されている。
液晶表示装置5に対する表示制御に関するコマンドとしては、例えば、演出開始コマンド、終了演出コマンド等を挙げることができる。
演出開始コマンドは、3つの回転リール3の回転開始時に液晶表示装置5に演出画像を表示させるためのコマンドである。終了演出コマンドは、3つの回転リール3が全て停止した際に液晶表示装置5に演出画像を表示させるためのコマンドである。
また、RB、BBの設定又は解除に関するコマンドも、ROM42に格納されており、当該コマンドによってRB又はBBの設定又は解除が副制御回路82に通知される。なお、RB、BBの設定又は解除に関するコマンドにかえて、液晶表示装置5に対する表示制御に関する各種のコマンドに、RB又はBBの実行中であることを示すデータを含めることとしてもよい。
上述したような各種のコマンドは、所定条件の成立を契機としてCPU41によってROM42から呼び出されてRAM43にセットされる。そして、RAM43にセットされたコマンドは所定のタイミングで副制御回路82に供給される。副制御回路82は、供給されたコマンドに基づいて各種の処理を実行する。
なお、副制御回路82が主制御回路81へコマンド等が入力されることはなく、主制御回路81から副制御回路82への一方向で通信が行われる。また、ROM42には、回転リール3L、3C、3Rの回転位置と回転リール外周面上に描かれた図柄とを対応付けるために、図柄テーブルが格納されている。ROM42は、各内部当籤役(入賞態様)に対する当籤確率が定められた抽籤確率テーブルや、各入賞態様に対するメダルの払出枚数が定められた配当テーブル等を記憶している。RAM43には、上述したコマンド以外に、例えば、メダルの数に相当するクレジット数のように、遊技進行に係る変数やフラグ等が記憶される。
マイクロコンピュータ40からの制御信号により動作が制御される主要な周辺装置(アクチュエータ)としては、各種ランプ(1−BETランプ9a、2−BETランプ9b、最大BETランプ9c、WINランプ17、遊技メダル投入ランプ24、遊技開始表示ランプ25)と、各種表示部(払出枚数表示部18、メダル貯留枚数表示部19、役物作動回数表示部20)と、メダルを収納し、ホッパー駆動回路51の命令により所定枚数のメダルの払い出しを行うホッパー(払い出しのための駆動部を含む)50と、回転リール3L、3C、3Rを回転駆動するステッピングモータ59L、59C、59Rとがある。
さらに、ステッピングモータ59L、59C、59Rを駆動制御するモータ駆動回路49、ホッパー50を駆動制御するホッパー駆動回路51、各種ランプを駆動制御するランプ駆動回路55、及び、各種表示部を駆動制御する表示部駆動回路58が、I/Oポート48を介してCPU41の出力部に接続されている。これらの駆動回路は、それぞれCPU41から出力される駆動指令等の制御信号を受けて、各アクチュエータの動作を制御する。
また、マイクロコンピュータ40が制御指令を発生するために必要な入力信号を発生させる主な入力信号発生装置としては、スタートスイッチ6S、1−BETスイッチ11、最大BETスイッチ13、貯留メダル精算スイッチ14、投入メダルセンサ22S、リセットスイッチ62、設定用鍵型スイッチ63、決定ボタン26、選択ボタン27、リール停止信号回路56、リール位置検出回路60、払い出し完了信号回路61がある。これらもI/Oポート48を介してCPU41に接続されている。
スタートスイッチ6Sは、スタートレバー6の操作を検出する。投入メダルセンサ22Sは、メダル投入口22に投入されたメダルを検出する。リール停止信号回路56は、各停止ボタン7L、7C、7Rの操作に応じて停止信号を発生する。決定ボタン26及び選択ボタン27は、これらの操作により、各種の指示の入力等を行うことができる。
リール位置検出回路60は、リール回転センサからのパルス信号を受けて各回転リール3L、3C、3Rの位置を検出するための信号をCPU41に送信する。
払出完了信号回路61は、メダル検出部50Sの計数値(ホッパー50から払い出されたメダルの枚数)が指定された枚数に達したとき、メダル払出完了信号を発生する。CPU41がこのメダル払出完了信号を受信すると、ホッパー駆動回路51を介して、払出手段としてのホッパー50の駆動を停止し、メダルの払出を完了させる。このメダル検出部50Sは、ホッパー50から払い出されるメダルを検出するための物理センサ等からなるメダルセンサを備えており、このメダルセンサにより払い出されるメダルの枚数の計数を行うことができる。
図5に示した回路において、乱数発生器146は、一定の数値範囲に属する乱数を発生し、サンプリング回路147は、スタートレバー6が操作された後の適宜のタイミングで1個の乱数をサンプリングする。こうしてサンプリングされた乱数及びROM42内に格納されている確率テーブルに基づいて、内部当籤役(入賞態様)が決定される。内部当籤役(入賞態様)が決定された後、「停止制御テーブル」を選択するために再び乱数のサンプリングが行われる。
リール3L、3C、3Rの回転が開始された後、ステッピングモータ59L、59C、59Rの各々に供給される駆動パルスの数が計数され、その計数値はRAM43の所定エリアに書き込まれる。リール3L、3C、3Rからは一回転毎にリセットパルスが得られ、これらのパルスはリール位置検出回路60を介してCPU41に入力される。こうして得られたリセットパルスにより、RAM43で計数されている駆動パルスの計数値が“0”にクリアされる。これにより、RAM43内には、各リール3L、3C、3Rについて一回転の範囲内における回転位置に対応した計数値が格納される。
上記のようなリール3L、3C、3Rの回転位置とリール外周面上に描かれた図柄とを対応づけるために、図柄テーブルが、ROM42内に格納されている。この図柄テーブルでは、前述したリセットパルスが発生する回転位置を基準として、各リール3L、3C、3Rの一定の回転ピッチ毎に順次付与されるコードナンバーと、それぞれのコードナンバー毎に対応して設けられた図柄を示す図柄コードとが対応づけられている。
更に、ROM42内には、配当テーブルが格納されている。この配当テーブルは、入賞態様と、メダル払出枚数と、その入賞を表す入賞判定コードとが対応付けられている。
上記の配当テーブルは、左のリール3L、中央のリール3C、右のリール3Rの停止制御時、及び全リール停止後の入賞確認を行うときに参照される。
上記乱数サンプリングに基づく抽籤処理(確率抽籤処理)により内部当籤した場合には、CPU41は、遊技者が停止ボタン7L、7C、7Rを操作したタイミングでリール停止信号回路56から送られる操作信号、及び、選択された「停止制御テーブル」に基づいて、リール3L、3C、3Rを停止制御する信号をモータ駆動回路49に送る。
内部当籤した役の入賞成立を示す停止態様となった場合、貯留メダル精算スイッチ14の切り替えにより「払い出し」が選択されているときには、CPU41は、払い出し指令信号をホッパー駆動回路51に供給してホッパー50から所定個数のメダルの払い出しを行う。その際、メダル検出部50Sは、ホッパー50から払い出されるメダルの枚数を計数し、その計数値が指定された数に達したときに、メダル払い出し完了信号がCPU41に入力される。これにより、CPU41は、ホッパー駆動回路51を介してホッパー50の駆動を停止し、「メダルの払い出し処理」を終了する。一方、貯留メダル精算スイッチ14の切り替えにより「クレジット」が選択されているときには、払い出されるべきメダルの数がクレジットとしてRAM43に記憶されることになる。
CPU41を備えた主制御回路81には、副制御回路82が接続されている。
副制御回路82は、主制御回路81からの制御指令(コマンド)に基づいて、液晶表示装置5の表示制御及びスピーカ21L、21Rからの音の出力制御を行う。
図6は、図5に示した副制御回路の構成を示すブロック図である。
尚、本実施形態においては、主制御回路81から副制御回路82に対してコマンドを供給するとともに、副制御回路82から主制御回路81に対して信号を供給できないように構成したが、これに限らず、副制御回路82から主制御回路81に対して信号を送信することができるように構成してもよい。
副制御回路82は、サブCPU206、プログラムROM208及びワークRAM210を備えている。また、副制御回路82には、インターフェイス回路240を介して、決定ボタン26、選択ボタン27及びタッチパネル32が接続されている。また、副制御回路82は、液晶表示装置5における表示制御を行う表示制御回路250と、スピーカ21から発生させる音に関する制御を行う音声制御回路230とを備えている。
サブCPU206は、プログラムROM208に記憶されたプログラムに従って、各種の処理を実行する機能を有し、CPU41から供給される各種のコマンドに従って、副制御回路82の制御を行う。特に、サブCPU206は、表示制御回路250に対する表示制御を行う。プログラムROM208には、サブCPU206により、液晶表示装置5における遊技演出を制御するためのプログラムが記憶されており、その他には、演出に関する決定を行うためのテーブル等の各種のテーブルも記憶されている。
また、プログラムROM208には、液晶表示装置5に表示される画面画像に対応した複数種類の演出パターンと、全てのリール3が停止した際に液晶表示装置5に表示される画面画像に対応した複数種類の終了演出パターンとが記憶されている。
また、プログラムROM208には、液晶表示装置5の輝度を設定するためのプログラムが記憶され、さらに、輝度設定画像(図10参照)を表示するための輝度設定画像表示パターンが複数種類記憶されている。
なお、本実施形態においては、プログラム、テーブル等を記憶する記憶媒体としてプログラムROM208を用いるように構成したが、これに限らず、CPU等を備えたコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体であれば別態様であってもよく、例えば、ハードディスク装置、CD−ROM及びDVD−ROM、ROMカートリッジ等の記憶媒体に記録されていてもよい。もちろん、プログラムROM208に記憶されるものをROM42に記憶することとしてもよい。また、これらのプログラムは、予め記録されているものでなくとも、電源投入後にこれらのプログラムをダウンロードし、ワークRAM210等に記録されるものでもよい。更にまた、プログラムの各々が別々の記憶媒体に記録されていてもよい。
また、本実施形態において、CPU41及びROM42を含む主制御回路81と、サブCPU206及びプログラムROM208を含む副制御回路82と、を別々に構成したが、これに限らず、CPU41及びROM42を含む主制御回路81のみで構成してもよく、この場合には、上述したプログラムROM208に記憶されているプログラムをROM42に記憶させ、CPU41により実行されるように構成してもよい。もちろん、サブCPU206及びプログラムROM208を含む副制御回路82のみで構成するようにしてもよく、この場合には、上述したROM42に記憶されているプログラムをプログラムROM208に記憶させ、サブCPU206により実行されるように構成してもよい。
ワークRAM210は、サブCPU206の一時記憶領域として種々のフラグや変数の値を記憶する機能を有する。なお、本実施形態においては、サブCPU206の一時記憶領域としてワークRAM210を用いているが、これに限らず、読み書き可能な記憶媒体であればよい。
ワークRAM210には、BBが終了してからの遊技回数が記憶される。すなわち、サブCPU206は、遊技が行われるごとに、ワークRAM210に記憶された遊技回数を読み出し、その遊技回数に1加算してワークRAM210に記憶させる。また、サブCPU206は、BBに入賞したときには、ワークRAM210に記憶された遊技回数をリセットして0に戻す。なお、サブCPU206は、BBが行われているとき、又は、リプレイ(再遊技)に入賞したときには、遊技回数の加算を行わない。
また、ワークRAM210には、遊技者によって入力された液晶表示装置5の輝度の設定内容をデータとして記憶する。液晶表示装置5の輝度の設定内容については後述する。
音声制御回路230は、音声に関する制御を行う音源IC232、各種の音声データを記憶する音声データROM234、音声信号を増幅するための増幅器236(以下、AMPと称する。)から構成されている。この音源IC232は、サブCPU206、音声データROM234、AMP236と接続されている。この音源IC232は、スピーカ21から発生させる音声の制御を行う。
サブCPU206は、CPU41から供給されるコマンドに基づいて、音声データROM234に記憶されている複数の音声データから一つの音声データを選択する。その後、サブCPU206は、選択された音声データを音声データROM234から読み出し、音源IC232に供給する。音声データを受け取った音源IC232は、その音声データを所定の音声信号に変換し、その音声信号をAMP236に供給する。AMP236は、音声信号を増幅させ、スピーカ21(21L及び21R)から音声を発生させる。
表示制御回路250は、CPU41により決定された遊技結果に応じて、画面画像を生成し、液晶表示装置5に上記画面画像を表示する制御を行うものである。表示制御回路250は、画像データプロセッサ(以下、VDPという。)212、各種の画像データを記憶する画像データROM216、画像データを画像信号として変換するD/Aコンバータ218を備えている。また、表示制御回路250は、輝度調整回路220を備えている。輝度調整回路220は、液晶表示装置5のバックライト32に印加する電圧を調整する可変抵抗器と、サブCPU206から供給される液晶表示装置5の輝度変化パターンを記憶するメモリと、メモリに記憶された輝度変化パターンに基づいて可変抵抗器を制御するマイコンとを備えている。
VDP212は、サブCPU206、画像データが記憶されている画像データROM216、画像データを画像信号に変換するD/Aコンバータ218と接続されていて、D/Aコンバータ218には、透明液晶パネル34が接続されている。このVDP212は、いわゆるスプライト回路、スクリーン回路、及びパレット回路等の各種の回路を含み、液晶表示装置5に画面画像を表示させるための種々の処理を行うことができる装置である。つまり、VDP212は、液晶表示装置5の透明液晶パネル34に対する表示制御を行う。また、VDP212には、液晶表示装置5の透明液晶パネル34に画面画像を表示するためのバッファとしての記憶媒体(例えば、ビデオRAM)を備えている。この記憶媒体の所定の記憶領域に画像データを記憶することによって、所定のタイミングで液晶表示装置5の透明液晶パネル34に画面画像が表示されることとなる。
画像データROM216には、複数種類の演出画像データが記憶されている。演出画像データには、例えば、背景画像を構成する背景画像データ、キャラクタを示すキャラクタ画像データ等が含まれる。また、画像データROM216は、輝度設定画像(図10参照)を表示するための各種の画像データが記憶されている。
VDP212は、サブCPU206から供給される画像表示命令に応じて、画像データROM216から、演出画像データを抽出する。また、VDP212は、サブCPU206から、輝度設定画像表示パターンデータを受信している場合には、その輝度設定画像表示パターンデータに基づいて、輝度設定画像の表示に必要な各種の画像データを、画像データROM216から抽出する。VDP212は、画像データROM216から読み出した各種の画像データを、後方に位置する画像データから順に、例えば、背景画像データ、キャラクタ画像データ、輝度設定画像データの順に重ね合わせてバッファに記憶し、所定のタイミングでD/Aコンバータ218に供給する。D/Aコンバータ218は、この画面画像データを画像信号として変換し、この画像信号を液晶表示装置5に供給することにより、液晶表示装置5に、輝度設定画像や演出画像(図示せず)を含む画面画像を表示する(図10参照)。
以下においては、パチスロ遊技装置1は起動しており、CPU41において用いられる変数は所定の値に初期化されるとともに、設定値も所定の値に設定された状態で定常動作しているものとする。
図7は、主制御回路において行われる処理のサブルーチンを示すフローチャートである。このサブルーチンは、予め実行されているメインルーチンから所定のタイミングで呼び出されて実行されるものである。
まず、CPU41は、メダルの自動投入の要求があるか否かを判断する(ステップS120)。なお、自動投入の要求がある場合とは、先の遊技において再遊技(リプレイ)の入賞が成立した場合である。メダルの自動投入の要求があるときには、投入要求分のメダルを自動投入し(ステップS122)、副制御回路82にメダル投入コマンドを送信する(ステップS123)。
一方、ステップS120において、メダルの自動投入の要求がないと判断した場合、CPU41は、メダルが投入されたか否かを判断する(ステップS121)。すなわち、CPU41は、メダル投入口22にメダルが投入されたことを検知した投入メダルセンサ22Sにより発せられる検知信号を受信したか否か、又は、BETスイッチ(1−BETスイッチ11又は最大BETスイッチ13)により発せられる検知信号を受信したか否かを判断することにより、メダルが投入されたか否かを判断する。なお、BETスイッチ(1−BETスイッチ11又は最大BETスイッチ13)により発せられる検出信号を受信したと判断した場合、CPU41は、RAM43に記憶されたクレジット数から、BETされたメダルの数に相当するクレジット数を減算する処理を行う。
ステップS121において、メダルが投入されていないと判断した場合、CPU41は、処理をステップS120に戻す。
また、ステップS121において、メダルが投入されたと判断した場合、又は、ステップS123の処理が実行された場合には、CPU41は、スタートレバー6が操作されたか否かを判断する(ステップS124)。すなわち、CPU41は、スタートスイッチ6Sからの入力信号を受信したか否かを判断するのである。
ステップS124において、スタートレバー6が操作されていないと判断した場合、CPU41は、処理をステップS120に戻す。一方、ステップS124において、スタートレバー6が操作されたと判断した場合、CPU41は、入賞判定を行う(ステップS125)。この処理において、CPU41は、スタートレバー6が操作されたタイミングで、乱数発生器146から乱数のサンプリングを行う。次に、サンプリングされた乱数値と、RAM43に記憶されている確率テーブルとに基づいて、内部当籤役(入賞態様)を決定する。続いて、CPU41は、各種設定処理を行う(ステップS126)。この各種設定処理では、例えば゛WINランプ点灯抽籤処理、回転リールを停止させるための停止制御テーブルの選択に係る処理、リール回転用に初期化する処理等を行い、回転リール3(3L、3C、3R)の回転を開始させる。
回転リール3L、3C、3Rの回転が開始された後、ステッピングモータ59L、59C、59Rの各々に送信される駆動パルスの数が計数され、その計数値はRAM43に記憶される。回転リール3L、3C、3Rから一回転ごとにリセットパルスが得られ、これらのパルスはリール位置検出回路60を介してCPU41に入力される。こうして得られたリセットパルスにより、RAM43で計数されている駆動パルスに計数値が「0」にクリアされる。このようにすることにより、RAM43内には、各回転リール3L、3C、3Rについての一回転の範囲内における回転位置に対応した計数値が格納される。
また、回転リール3L、3C、3Rの回転位置と回転リール外周面上に描かれた図柄とを対応付けるためにROM42に格納された図柄テーブルでは、上述したリセットパルスが発生する回転位置を基準として、各回転リール3L、3C、3Rの一定の回転ピッチごとに順次付与されるコードナンバーと、それぞれのコードナンバーごとに対応して設けられた図柄を示す図柄コードとが対応付けられている。また、ROM42に格納された配当テーブルは、各回転リール3L、3C、3Rの停止制御時、及び、全回転リール停止後の入賞確認を行うときに参照される。
ステップS125の処理を実行した後、CPU41は、処理をステップS126に移す。
ステップS126において、CPU41は、RAM43に演出開始コマンドをセットする。この演出開始コマンドは、液晶表示装置5への所定の演出画像の表示を開始させるためのコマンドであり、上記抽籤処理により決定された内部当籤役に関するデータを含んでいる。演出開始コマンドは、所定のタイミングで副制御回路82に供給される。
ステップS126の処理を実行した後、CPU41は、処理をステップS128に移す。
ステップS128において、CPU41は、リール停止信号回路56からの入力信号の有無により、停止ボタン7(7L、7C、7R)が「オン」であるか否かを判断する。停止ボタン7が「オン」ではないと判断した場合、CPU41は、自動停止タイマの値が「0」であるか否かを判断し(ステップS129)、「0」ではないと判断した場合には、処理をステップS128に戻す。
一方、ステップS128において、停止ボタン7が「オン」であると判断した場合、又は、ステップS129において、自動停止タイマの値が「0」であると判断した場合、CPU41は、停止ボタン7に対応した回転リール3の回転を停止させるのであるが、その際、当籤要求(内部当籤役のこと)、図柄位置(操作時における回転リール3の回転位置)、選択されている停止制御テーブル等から滑りコマ数を決定する(ステップS130)。
次に、CPU41は、ステップS130において決定された滑りコマ数分、回転リール3を回転させて停止させる処理を行い(ステップS131)、一の回転リール3についての停止要求をセットする(ステップS132)。
次に、CPU41は、3つの回転リール3(3L、3C、3R)の全てが停止したか否かを判断する(ステップS134)。全ての回転リール3が停止していないと判断した場合、処理をステップS128に戻す。一方、全ての回転リール3が停止したと判断した場合、CPU41は入賞検索を行う(ステップS135)。この処理において、CPU41は、ROM42に格納された配当テーブル等を参照し、複数の識別情報の停止表示態様が、ステップS125において決定された入賞態様であるか否かを判断する。また、入賞フラグが正常であるか否かを判断し、正常でない場合には、イリーガルエラーの表示を行って処理を中断することとしてもよい。
次に、CPU41は、RAM43に終了演出コマンドをセットする(ステップS136)。この終了演出コマンドは、遊技結果に応じた遊技終了時の演出画像を表示させるためのコマンドであり、ステップS136における入賞検索の結果に関するデータを含む。終了演出コマンドは、所定のタイミングで副制御回路82に供給される。
次に、CPU41は、メダルの払出があるか否か、すなわち、入賞枚数の有無を判断する(ステップS138)。メダルの払出があると判断した場合、CPU41は、入賞態様に応じた枚数のメダルの貯留又は払出を行う(ステップS139)。メダルの貯留を行う場合には、CPU41は、RAM43に記憶されたクレジット数を加算する処理を行う。一方、メダルの払出を行う場合には、CPU41は、払出指令信号をホッパー駆動回路51に送信してホッパー50から所定枚数のメダルの払出を行う。その際、メダル検出部50Sは、ホッパー50から払い出されるメダルの枚数を計数し、その計数値が、決定された払出枚数に達したときに、メダル払出完了信号がCPU41に入力される。これにより、CPU41は、ホッパー駆動回路51を介してホッパー50の駆動を停止し、メダルの払出処理を終了する。
次に、CPU41は、RBに入賞したか否かを判断する(ステップS140)。RBに入賞したと判断すると、CPU41は、RB設定に係る処理を行う(ステップS141)。このステップS141において、CPU41は、RB用の確率テーブルや、RB用の配当テーブルの設定に係る処理を行う。また、このステップS141において、CPU41は、RBゲーム入賞回数等の計数を開始し、その計数値を役物作動回数表示部20に表示させる処理を開始する。ステップS141の処理を実行した後、CPU41は、処理をステップS142に移す。
ステップS142において、CPU41は、RAM43にRB設定コマンドをセットする。RB設定コマンドは、画面画像としてのRB用の演出画像を液晶表示装置5に表示させるためのコマンドであり、所定のタイミングで副制御回路82に供給される。
ステップS140においてRBに入賞していないと判断された場合、又は、ステップS142の処理が実行された場合、CPU41は、BBに入賞したか否かを判断する(ステップS143)。BBに入賞したと判断すると、CPU41は、BB設定に係る処理を行う(ステップS144)。このステップS144において、CPU41は、BB用の確率テーブルや、BB用の配当テーブル等の設定に係る処理を行う。また、このステップS146において、CPU41は、BBゲーム消化回数等の計数や、その計数値の役物動作回数表示部20への表示や、払い出されたメダルの計数等を開始する。その後、CPU41は、処理をステップS145へ移す。
このとき、CPU41は、変動表示手段による識別情報の停止表示態様が特別の入賞態様になったとき、遊技者にとって有利なBB(特別遊技)を実行する特別遊技実行手段として機能する。
ステップS145において、CPU41は、RAM43にBB設定コマンドをセットする。BB設定コマンドは、画面画像としてのBB用の演出画像を液晶表示装置5に表示させるためのコマンドであり、所定のタイミングで副制御回路82に供給される。
ステップS143において、BBに入賞していないと判断された場合、又は、ステップS145の処理を実行した場合、CPU41は、RBが終了したか否かを判断する(ステップS146)。RBが終了したと判断すると、次に、CPU41は、RB設定解除に係る処理を行う(ステップS147)。ステップS148において、CPU41は、ステップS141の処理で設定したRB用の抽籤確率テーブルや、RB用の入賞図柄組合せテーブル等から、通常の遊技状態(RB又はBB以外)に用いられる抽籤確率テーブルへの設定変更に係る処理を行う。その後、CPU41は、処理をステップS148へ移す。
ステップS148において、CPU41は、RAM43にRB解除コマンドをセットする。RB解除コマンドは、画面画像としてのRB用の演出画像の表示を停止し、通常(RB又はBB以外)の演出画像を液晶表示装置5に表示させるためのコマンドである。RB解除コマンドは、所定のタイミングで副制御回路82に供給される。
ステップS146において、RBが終了したと判断されなかった場合、又は、ステップS148の処理を実行した場合、CPU41は、BBが終了したか否かを判断する(ステップS149)。BBが終了したと判断すると、次に、CPU41は、BB設定解除に係る処理を行う(ステップS150)。ステップS150において、CPU41は、ステップS144の処理で設定したBB用の確率テーブルや、BB用の配当テーブル等から、通常の遊技状態(RB又はBB以外)に用いられる確率テーブルや配当テーブルへの設定変更に係る処理を行う。その後、CPU41は、処理をステップS151へ移す。
ステップS151において、CPU41は、RAM43にBB解除コマンドをセットする。BB解除コマンドは、画面画像としてのBB用の演出画像の表示を停止し、通常(RB又はBB以外)の演出画像を液晶表示装置5に表示させるためのコマンドである。BB解除コマンドは、所定のタイミングで副制御回路82に供給される。
ステップS149において、RBが終了していないと判断した場合、又は、ステップS151の処理を実行した場合、本サブルーチンを終了する。
図8は、副制御回路において行われるコマンド受信処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
まず、ステップS200において、サブCPU206は、演出開始コマンドを受信したか否かを判断する。演出開始コマンドを受信していないと判断した場合、処理をステップS210に移す。
一方、演出開始コマンドを受信したと判断した場合、ステップS201において、サブCPU206は、プログラムROM208に記憶された複数種類の演出パターンのなかから、当該コマンドに対応した演出パターンを選択する。
サブCPU206は、RBフラグがセットされている場合には、RB用の演出パターンを選択する。また、BBフラグがセットされている場合には、BB用の演出パターンを選択する。次に、ステップS202において、演出パターンを示すデータである演出パターンデータを表示制御回路250に供給する。
ステップS202の処理を実行した後、ステップS210に処理を移す。
ステップS210において、サブCPU206は、終了演出コマンドを受信したか否かを判断する。終了演出コマンドを受信していないと判断した場合、処理をステップS220に移す。
一方、終了演出コマンドを受信したと判断した場合、ステップS211において、サブCPU206は、プログラムROM208に記憶された複数種類の終了演出パターンのなかから、当該コマンドに対応した終了演出パターンを選択する。
次に、ステップS212において、終了演出パターンデータを表示制御回路250に供給する。次に、ステップS213において、サブCPU206は、ワークRAM210に記憶された遊技回数を読み出し、その遊技回数に1加算してワークRAM210に記憶する。なお、BBに入賞しているとき、又は、リプレイ(再遊技)に入賞したときには、遊技回数の加算は行わない。ステップS213の処理を実行した後、処理をステップS220に移す。
ステップS220において、サブCPU206は、RB設定コマンドを受信したか否かを判断する。RB設定コマンドを受信していないと判断した場合、処理をステップS230に移す。一方、RB設定コマンドを受信したと判断した場合、サブCPU206は、ステップS221において、RBフラグをセットする。ステップS214の処理を実行した後、処理をステップS230に移す。なお、RBフラグは、RB開始時にセットされ、RB終了時にクリアされるフラグである。
ステップS230において、サブCPU206は、BB設定コマンドを受信したか否かを判断する。BB設定コマンドを受信していないと判断した場合、処理をステップS240に移す。一方、BB設定コマンドを受信したと判断した場合、サブCPU206は、ステップS231において、BBフラグをセットする。BBフラグは、BB開始時にセットされ、BB終了時にクリアされるフラグである。
次に、ステップS232において、サブCPU206は、ワークRAM210に記憶された遊技回数をリセットして0に戻す。その後、処理をステップS240に移す。
ステップS240において、サブCPU206は、RB解除コマンドを受信したか否かを判断する。RB解除コマンドを受信していないと判断した場合、処理をステップS250に移す。
一方、RB解除コマンドを受信したと判断した場合、サブCPU206は、ステップS241において、RBフラグをクリアする。ステップS241の処理を実行した後、処理をステップS250に移す。
ステップS250において、サブCPU206は、BB解除コマンドを受信したか否かを判断する。BB解除コマンドを受信していないと判断した場合、ステップS260に処理を移す。一方、BB解除コマンドを受信したと判断した場合、サブCPU206は、ステップS251において、BBフラグをクリアする。ステップS251の処理を実行した後、ステップS260に処理を移す。
ステップS260において、サブCPU206は、輝度設定画像を表示させる旨の指示が入力されたか否かを判断する。この指示は、タッチパネル32又は決定ボタン26を介して入力される指示である。
ステップS260において、輝度設定画像を表示させる旨の指示が入力されていないと判断した場合、ステップS270に処理を移す。一方、ステップS260において、輝度設定画像を表示させる旨の指示が入力されたと判断した場合、その指示に応じた輝度設定画像を表示させるための輝度設定画像表示パターンデータを、プログラムROM208に記憶された複数種類の輝度設定画像表示パターンデータの中から抽出し、表示制御回路250へ供給する(ステップS261)。ステップS261の処理を終了した後、ステップS270に処理を移す。
ステップS270において、サブCPU206は、輝度を設定する指示が入力されたか否かを判断する(ステップS270)。輝度を設定する指示は、後述する輝度設定画像(図10参照)が表示されているときに、タッチパネル32を介して入力される指示である。
ステップS270において、輝度を設定する指示が入力されていないと判断したときには、本サブルーチンを終了する。一方、輝度を設定する指示が入力されたと判断したときには、その指示に応じた設定内容をデータとしてワークRAM210に記憶する。その後、本サブルーチンを終了する。なお、設定内容については後述することにする。
ステップS260、S261、S270及びS271の処理を実行するとき、サブCPU206は、遊技者の操作によって入力された指示に基づいて、液晶表示装置5(画像表示手段)の輝度の変化パターンを設定する設定手段として機能する。
図9は、表示制御回路において行われる表示制御処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
VDP212は、サブCPU206から供給される各種のデータに対応した画面画像を生成する。
VDP212は、サブCPU206から演出パターンデータの供給を受けていない場合には(ステップS300:NO)、画像データROM216からデモ画像を抽出し、バッファに記憶する(ステップS301)。
VDP212は、サブCPU206から演出画パターンデータの供給を受けていて(ステップS300:YES)、演出終了パターンデータの供給を受けていない場合には(ステップS302:NO)、画像データROM216から演出画像を抽出し、バッファに記憶する(ステップS303)。
VDP212は、サブCPU206から演出パターンデータの供給を受け(ステップS300:YES)、終了演出パターンデータの供給を受けている場合には(ステップS302:YES)、画像データROM216から、終了時の演出画像を抽出し、バッファに記憶する(ステップS304)。
ステップS301、S303又はS304の処理を実行した後、VDP212は、サブCPU206から輝度設定画像表示パターンデータの供給を受けている場合には(ステップS305:YES)、画像データROM216から、輝度設定画像表示パターンデータに基づいて、輝度設定画像を抽出し、バッファに記憶する(ステップS306)。
その後、VDP212は、バッファに記憶された画面画像を液晶表示装置5に出力する(ステップS307)。その結果、液晶表示装置5には、例えば、輝度設定画像(図10参照)が表示される。続いて、演出が終了していない場合には(ステップS308:NO)、ステップS300に処理を戻す。一方、演出が終了した場合には(ステップS308:YES)、パターンデータをクリアし(ステップS309)、ステップS300に処理を戻す。
図10(a)、(b)は、液晶表示装置5に表示される輝度設定画像の一例を示す図である。
決定ボタン26又はタッチパネル32を介して、輝度を設定する旨の指示が入力されると、先ず、液晶表示装置5には、例えば、図10(a)に示すような輝度設定画像が表示される。
リール3(3L、3C、3R)の下側には、「輝度を変化させる条件を選んで下さい。」という、遊技者に対する指示を示す画像が表示されている。また、その画像の下側には、「BIG入賞」、「REG入賞」、「BIG後200ゲーム」、「BIG後300ゲーム」、「BIG後500ゲーム」という、輝度を変化させる条件を示す画像が表示されていて、さらに「OK」という選択肢を示す画像が表示されている。
図10(a)に示す画像が表示されているとき、遊技者は、「BIG入賞」、「REG入賞」、「BIG後200ゲーム」、「BIG後300ゲーム」又は「BIG後500ゲーム」を示す画像に、タッチパネル32を介して触れることにより、その画像によって示される条件を選択することができる。選択された条件を示す画像は、色彩が変化する。また、一旦、選択された条件を示す画像に、タッチパネル32を介して触れることにより、その選択を取り消すことができる。選択を取り消された条件を示す画像は、色彩が元に戻る。
そして、「OK」を示す画像に、タッチパネル32を介して触れることにより、色彩が変化した画像によって示される条件を、輝度を変化させる条件として設定することができる。
このとき、2以上の条件を同時に設定することも可能である。
ここで、輝度を変更させる条件について説明する。
図11は、輝度変更条件と開始条件及び終了条件との関係を示す図である。
図11に示すように、輝度変更条件には、夫々異なる開始条件と、終了条件とが対応付けられている。
輝度変更条件「BIG入賞」には、開始条件として「BB入賞」が対応付けられ、終了条件として「BB終了」が対応付けられている。従って、輝度変更条件「BIG入賞」が設定されている場合、BBに入賞したときに、液晶表示装置5の輝度が変化し、BBが終了したときに、その変化が終了して液晶表示装置5の輝度が元に戻る。
輝度変更条件「REG入賞」には、開始条件として「RB入賞」が対応付けられ、終了条件として「RB終了」が対応付けられている。従って、輝度変更条件「REG入賞」が設定されている場合、RBに入賞したときに、液晶表示装置5の輝度が変化し、RBが終了したときに、その変化が終了して液晶表示装置5の輝度が元に戻る。
輝度変更条件「BIG後200ゲーム」には、開始条件として「BB終了後の遊技回数=200」が対応付けられ、終了条件として「BB入賞」が対応付けられている。従って、輝度変更条件「BIG後200ゲーム」が設定されている場合、BB終了後の遊技回数(ワークRAM210に記憶される遊技回数)が200に達すると、液晶表示装置5の輝度が変化し、BBに入賞したときに、その変化が終了して液晶表示装置5の輝度が元に戻る。輝度変更条件「BIG後300ゲーム」、「BIG後500ゲーム」にも、夫々、開始条件と終了条件とが対応付けられている。
液晶表示装置5に、図10(a)に示した輝度設定画像が表示されているときに、輝度を変化させる条件を設定すると、次に、液晶表示装置5には、例えば、図10(b)に示すような輝度設定画像が表示される。
リール3の下側には、「輝度の変化パターンを選んで下さい。」という、遊技者に対する指示を示す画像が表示されている。また、その画像の下側には、A、B、Cという3つの選択肢を示す画像が表示されている。また、選択肢を示す画像には、具体的な輝度の変化パターンを示す画像が含まれている。
なお、この画像では、縦軸に液晶表示装置5の輝度が設定され、横軸に経過時間が設定されたグラフによって変化パターンが示されている。
すなわち、Aの変化パターンは、輝度が高くなってから低くなる過程を繰り返す変化パターンである。Bの変化パターンは、輝度が一気に高くなって、その後に輝度が一定に保たれる変化パターンである。Cの変化パターンは、輝度が次第に高くなって、その後に輝度が一定に保たれる変化パターンである。
図10(b)に示す画像が表示されているとき、遊技者は、3つの選択肢を示す画像の中から、いずれか1の画像に、タッチパネル32を介して触れることにより、その画像によって示される変化パターンを、輝度の変化パターンとして設定することができる。なお、図10(a)に示した画像が表示されているときに、輝度を変化する条件を複数設定した場合には、図10(b)に示した画像が表示されているときに、各条件に対して、異なる輝度の変化パターンを設定することができる。上述した輝度変更条件及び変化パターンが設定されると、その設定内容を示すデータがワークRAM210に記憶される。
次に、液晶表示装置5の輝度の変化パターンについて説明することにする。
図12は、液晶表示装置5の輝度の変化パターンの一例を示す図である。
図12に示すグラフでは、縦軸に液晶表示装置5の輝度が設定され、横軸に経過時間が設定されている。なお、縦軸の横軸との交点は、輝度の初期値を示していて、液晶表示装置5は、上方へ行くほど明るくなり、下方へ行くほど暗くなる。
開始条件が成立するまで、液晶表示装置5の輝度は、初期値で保たれる。その後、開始条件が成立すると、液晶表示装置5の輝度が高くなり、所定時間が経過するまで輝度が一定に保たれる。その後、液晶表示装置5の輝度が低くなり、所定時間が経過するまで輝度が一定に保たれる。その後、同様にして輝度の高低を繰り返し、終了条件が成立すると、液晶表示装置5の輝度は、初期値に戻る。
この変化パターンは、バックライト37、38に印加される電圧と、経過時間と関係と同じである。すなわち、開始条件が成立するまで、バックライト37、38に対する印加電圧は所定値に保たれる。その後、開始条件が成立すると、バックライト37、38に対する印加電圧は高くなり、所定時間が経過するまで電圧は一定に保たれる。その後、バックライト37、38に対する印加電圧は低くなり、所定時間が経過するまで電圧は一定に保たれる。その後、同様にして輝度の高低を繰り返し、終了条件が成立すると、バックライト37、38に対する印加電圧は、所定値に戻る。
プログラムROM208には、複数種類の変化パターンがデータとして記憶されている。この変化パターンは、バックライト37、38に対する印加電圧と経過時間との関係を示すものである。
サブCPU206は、ワークRAM210に記憶された設定内容を示すデータと、プログラムROM208に記憶された変化パターンとに基づいて、以下に示す処理を行う。
図13は、副制御回路において行われる輝度調整制御処理のサブルーチンを示すフローチャートである。この処理は、所定のタイミングで呼び出されて実行される処理である。
まず、サブCPU206は、ワークRAM210に記憶された設定内容に基づいて、開始条件(図11参照)の成否を判定する(ステップS320)。次に、サブCPU206は、ステップS320における判定結果に基づいて、開始条件が成立したか否かを判断する(ステップS321)。
開始条件が成立したと判断したときには、サブCPU206は、ワークRAM210に記憶された設定内容に基づいて、輝度変化条件に対応付けて設定された変化パターンを示すデータをプログラムROM208から読み出し、輝度調整回路220に送信する(ステップS322)。
輝度調整回路220は、上述したように、変化パターンデータに基づいて、バックライト37、38に対する印加電圧を調整することにより、液晶表示装置5の輝度を調整する。
その結果、液晶表示装置5の輝度が変化パターンに応じて変化することになる。
このとき、サブCPU206、輝度調整回路220及びバックライト37、38は、遊技状況に応じて、液晶表示装置5の輝度を調整する輝度調整手段として機能し、設定手段としてのサブCPU206により設定された変化パターンに基づいて、液晶表示装置5(画像表示手段)の輝度を調整しているのである。
輝度変更条件「BIG入賞」又は「REG入賞」が設定されていて、該輝度変更条件が成立したとき、輝度調整手段は、変動表示手段による識別情報の停止表示態様が所定の入賞態様となったことに応じて、画像表示手段(液晶表示装置5)の輝度を調整する。
輝度変更条件「BIG後200ゲーム」、「BIG後300ゲーム」又は「BIG後500ゲーム」が設定されていて、該輝度変更条件が成立したとき、輝度調整手段は、遊技の履歴に応じて、画像表示手段(液晶表示装置5)の輝度を調整する。このとき、輝度調整手段は、前回の特別遊技(BB)が終了してから行われた遊技の回数に応じて、画像表示手段(液晶表示装置5)の輝度を調整している。
ステップS321において開始条件が成立していないと判断した場合、又は、ステップS322の処理を実行した場合、サブCPU206は、ワークRAM210に記憶された設定内容に基づいて、終了条件(図11参照)の成否を判定する(ステップS323)。次に、サブCPU206は、ステップS323における判定結果に基づいて、終了条件が成立したか否かを判断する(ステップS324)。
終了条件が成立したと判断したときには、サブCPU206は、終了指令信号を輝度調整回路220に送信する(ステップS325)。
輝度調整回路220は、終了指令信号を受信すると、変化パターンデータに基づく液晶表示装置5の輝度の調整を終了し、バックライト37、38に対する印加電圧を所定値に戻す。ステップS324において終了条件が成立していないと判断した場合、又は、ステップS325の処理を実行した場合、本サブルーチンを終了する。
以上、パチスロ遊技装置1によれば、遊技状況に応じて、液晶表示装置5の輝度が調整されるため、液晶表示装置5に表示される画像によって遊技者に情報を伝達しつつ、画像の輝度によって他の情報を遊技者に伝達することができる。従って、液晶表示装置5に表示される演出画像等の大きさを確保してダイナミックな演出を行いつつ、画像の表示によって各種の情報を遊技者に伝達することが可能になる。
本実施形態では、識別情報の停止表示態様がBB又はRBの入賞態様になったことに応じて、液晶表示装置5の輝度を調整する場合について説明した。ただし、本発明において、輝度を調整する契機となる識別情報の入賞態様としては、特に限定されるものではなく、
えば、識別情報の停止表示態様が小役の入賞態様になったことに応じて、液晶表示装置5の輝度を調整することとしてもよい。
本実施形態では、前回のBBが終了してからの遊技回数に応じて、液晶表示装置5の輝度を調整する場合について説明した。ただし、本発明において、輝度を調整する契機となる遊技の履歴は、特に限定されるものではない。そのような遊技の履歴としては、例えば、総遊技回数、総払出数、総投入数、遊技経過時間、払出率、BB時における総払出数等を挙げることができる。
本実施形態では、識別情報の停止表示態様が所定の入賞態様であった場合、又は、前回のBBが終了してからの遊技回数が所定数(200、300又は500)に達した場合、液晶表示装置5の輝度を調整する場合について説明した。ただし、本発明においては、遊技状況に応じて輝度を調整するものであれば、この例に限定されるものではない。
また、本発明では、予め定められた複数種類の変化パターンの中から、遊技者が、変化パターンを選択する場合について説明したが、本発明は、この例に限定されるものではなく、例えば、遊技者の操作に応じて、変化パターンを編集する手段を備えることとしてもよい。このようにする場合、液晶表示装置の輝度(バックライトに印加する電圧の値)と経過時間との関係を、タッチパネル等を介して入力可能とし、入力された液晶表示装置の輝度と経過時間との関係をデータとして記憶することとすればよい。
本実施形態においては、本発明をパチスロ遊技装置に適用した場合について説明したが、本発明を他の遊技機(例えば、パチンコ遊技装置、スロットマシン等)に適用することも可能である。
また、上述した実施形態では、透明液晶パネルは、その一部又は全部を透明/非透明の状態に切り替えることが可能であり、かつ、各種の画像を表示することが可能である場合について説明したが、本発明では、上記透明液晶パネルとして、その一部又は全部を透明/非透明の状態に切り替えることのみが可能な所謂液晶シャッタを採用することも可能である。また、透明液晶パネルに換えて、例えば、EL透明表示パネルを採用することも可能である。この場合、表示パネルに光を照射するための光源として、エレクトロ・ルミネセンス(EL)が採用される。
以上、本発明の実施形態を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、各手段等の具体的構成は、適宜設計変更可能である。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
本実施形態に係るパチスロ遊技装置の一例を模式的に示す斜視図である。 図1に示したパチスロ遊技装置が備える液晶表示装置近傍を示す拡大正面図である。 図1に示したパチスロ遊技装置が備える液晶表示装置の概略構成を示す斜視図である。 図2に示した液晶表示装置の一部の構成の展開図である。 図1に示したパチスロ遊技装置の内部構成を示すブロック図である。 図5に示した副制御回路の構成を示すブロック図である。 主制御回路において行われる遊技実行処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 副制御回路において行われるコマンド受信処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 表示制御回路において行われる表示制御処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 (a)、(b)は、液晶表示装置に表示される輝度設定画像の一例を示す図である。 輝度変更条件と開始条件及び終了条件との関係を示す図である。 液晶表示装置の輝度の変化パターンの一例を示す図である。 副制御回路において行われる輝度調整制御処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
符号の説明
1 パチスロ遊技装置
2 筐体
3(3L、3C、3R) 回転リール
5 液晶表示装置
34 透明液晶パネル
36 反射フィルム
41 CPU
42 ROM
43 RAM
44 通信用インターフェイス回路
82 副制御回路

Claims (6)

  1. 複数の識別情報の変動表示を行う変動表示手段と、
    画面画像の表示が可能な画像表示手段と、
    遊技状況に応じて、前記画像表示手段の輝度を調整する輝度調整手段と
    を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記輝度調整手段は、前記変動表示手段による識別情報の停止表示態様が所定の入賞態様となったことに応じて、前記画像表示手段の輝度を調整することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記輝度調整手段は、遊技の履歴に応じて、前記画像表示手段の輝度を調整することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  4. 前記変動表示手段による識別情報の停止表示態様が特別の入賞態様になったとき、遊技者にとって有利な特別遊技を実行する特別遊技実行手段
    を備え、
    前記輝度調整手段は、前回の前記特別遊技が終了してから行われた遊技の回数に応じて、前記画像表示手段の輝度を調整することを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
  5. 遊技者の操作によって入力された指示に基づいて、前記画像表示手段の輝度の変化パターンを設定する設定手段
    を備え、
    前記輝度調整手段は、前記設定手段により設定された変化パターンに基づいて、前記画像表示手段の輝度を調整することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1に記載の遊技機。
  6. 前記画像表示手段は、前記変動表示手段の前方に設けられ、前記変動表示手段が表示する複数の識別情報を前方から透視し得る状態で画面画像を表示可能であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1に記載の遊技機。
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JP2021191460A (ja) * 2019-10-16 2021-12-16 株式会社三洋物産 遊技機
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