JP2006087579A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 機械的に動作する回転リールを備えるとともに、この回転リールと重ならない近くで、種々の演出を可能とする大きな画像を表示することができ、より遊技者を引き付ける演出をすることが可能な遊技機を提供すること。
【解決手段】 複数の図柄からなる図柄列がその周面に描かれ、機械的に動作する複数の回転リールと、所定の表示領域を有し、画面画像を表示可能な表示手段とを備えた遊技機であって、表示手段は、複数の回転リールの近傍に配置され、かつ、複数の回転リールよりも大型の表示領域を有することを特徴とする遊技機。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、パチスロ遊技装置、パチンコ遊技装置、スロットマシン等の遊技機に関する。
一般に、パチスロ遊技装置では、筐体の上半部中央に表示窓が配設され、その後部に、複数の図柄からなる図柄列が外周面に描かれた機械式の複数の回転リールが表示窓を通して視認可能に配置されている。遊技者は、スタート操作によりこの回転リールを回転させて図柄列の変動表示を開始させ、一定時間経過後、自動的又は遊技者の停止操作により、各回転リールの回転を順次停止させる。このとき、表示窓内に現れた各リールの図柄が特定の組合せ(入賞図柄)になった場合には、コイン、メダル等の遊技媒体を払い出すことにより、遊技者に利益を付与する。
このようなパチスロ遊技装置においては、法的な規制として、このような機械式の回転リールを備え、上記回転リールを停止させた際の図柄の組合せにより入賞か否かを決定することが必要条件とされるものが多い。この場合、回転リール自体がモータ等により機械的に駆動させるものであるため、回転リールに描かれた図柄を大きくしたり、変形させたり、色彩を変えたりすることは困難である。
そこで、近年、パチスロ遊技装置において、このような機械的の回転リールを納めた部分の前面の表示窓に透明な表示手段(透明液晶表示パネル、透明エレクトロルミネッセンス(EL)パネル等)を設け、上記回転リールの図柄と表示手段で表示された画像とを重ねて表示し、上記図柄の装飾等を行うという演出手法がとられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−166899号公報
しかしながら、このような構成のパチスロ遊技装置では、例えば、透明液晶装置自体が大型のものであり、表示される画像が鮮明である場合には、背後の回転リールに描かれた図柄が見えにくくなり、法的にも製造が許可されないおそれがある。
従って、製造が不許可となることを避けようとすれば、表示手段で表示する画像を常時視認可能になる程度の鮮明度でしか表示することができず、表示状態の調整が非常に困難となるという問題あった。例えば、確実に視認可能に表示させようとすると明るいホールに設置された場合、その表示が見えにくいといった問題も発生する。
さらに、このようなパチスロ遊技装置での表示の基本は、回転リールの図柄に表示手段による画像を前後で重ねて物理的に合成表示するものであるから、図柄自体を大きくしたり図柄を段々変形していき、他の図柄に変化させたりするといった、ダイナミックに図柄を表示変更することができないといった問題があった。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、必要条件である機械的に動作する回転リールを備えるとともに、この回転リールと重ならない近くで、種々の演出を可能とする大きな画像を表示することができ、より遊技者を引き付ける演出をすることが可能な遊技機を提供することにある。
以上のような目的を達成するために、本発明は、以下のようなものを提供する。
(1) 複数の図柄からなる図柄列がその周面に描かれ、機械的に動作する複数の回転リールと、所定の表示領域を有し、画面画像を表示可能な表示手段とを備えた遊技機であって、
上記表示手段は、上記複数の回転リールの近傍に配置され、かつ、
上記複数の回転リールよりも大型の表示領域を有することを特徴とする遊技機。
(1)の発明によれば、必要条件である機械的に動作する複数のリールを備えており、このリールにより入賞か否かを決定することができ、一方、該複数のリールの近傍には、上記複数のリールより大きな表示領域を有する大型の表示手段が配置されており、この大型の表示手段により、例えば、回転リールによる変動表示と同様の変動表示を行ったり、図柄自体が多様な変形・変動を伴う演出を行ったりすることができ、より遊技者を引き付ける演出を行うことが可能となる。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(2) 上記(1)記載の遊技機において、
さらに、上記表示手段で表示される画像データを記憶する記憶手段と、
上記記憶手段に記憶された上記画像データのなかから一の画像データを選択して表示する表示制御手段とを備えた遊技機であって、
上記記憶手段は、上記複数の回転リールに描かれた図柄列の変動表示と同期して変動表示する画像データ、上記複数の回転リールに描かれた図柄列の変動表示態様と図柄列の変動表示方向、変動表示速度が異なる複数の画像データ、及び、上記複数の回転リールに描かれた図柄列が変動表示される際の上記図柄列を構成する図柄の形状、模様、色彩又はこれらの結合が異なる複数の画像データを記憶しており、
上記表示制御手段は、所定の条件を満たさない場合には、上記複数の回転リールに描かれた図柄列の変動表示と同期して変動表示される画像データを選択して表示し、
一方、所定の条件を満たした場合には、上記複数の回転リールに描かれた図柄列の変動表示態様と図柄列の変動表示方向、変動表示速度が異なる複数の画像データ、及び、上記上記複数の回転リールに描かれた図柄列が変動表示される際の上記図柄列を構成する図柄の形状、模様、色彩又はこれらの結合が異なる複数の画像データのなかから所定の条件に応じた一の画像データを選択して表示することを特徴とする遊技機。
(2)の発明によれば、内部当選役に当選しない場合等、所定の条件を満たさない場合には、大型の表示手段で、機械的に動作する回転リールと同期するように図柄を変動表示させ、小さなリールの変動表示を見やすくし、一方、所定の内部当選役に当選した場合等、所定の条件を満たした場合には、例えば、図柄が上から下へと移動するリール回転を表す画像、リールが逆回転する画像、リールがスローモーションで回転する画像、リール回転が歪んだように見える画像、リール回転にモザイクがかかったように見える画像等の画像データのなかから、内部当選役の種類等、所定の条件に応じた一の画像データを選択して表示することができ、所定の内部当選役に当選したことを報知(又は暗示)するとともに、その内部当選役を予想させて期待感を高めることができ、より遊技者を引き付ける演出をすることが可能となる。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(3) 上記(1)記載の遊技機において、
上記記憶手段は、上記複数の回転リールに描かれた図柄列の変動表示と同期して変動表示される画像データ、上記複数の回転リールに描かれた図柄列の変動表示態様と図柄列の変動表示方向、変動表示速度が異なる複数の画像データ、上記複数の回転リールに描かれた図柄列が変動表示される際の上記図柄列を構成する図柄の形状、模様、色彩又はこれらの結合が異なる複数の画像データ、及び、上記複数の回転リールに描かれた図柄列の変動表示態様を含まない複数の画像データを記憶しており、
上記表示制御手段は、所定の条件を満たさない場合には、上記複数の回転リールに描かれた図柄列の変動表示と同期して変動表示される画像データ、上記複数の回転リールに描かれた図柄列の変動表示態様と図柄列の変動表示方向、変動表示速度が異なる複数の画像データ、上記複数の回転リールに描かれた図柄列が変動表示される際の上記図柄列を構成する図柄の形状、模様、色彩又はこれらの結合が異なる複数の画像データのなかから一の画像データを選択して表示し、
一方、所定の条件を満たした場合には、上記複数の回転リールに描かれた図柄列の変動表示態様を含まない複数の画像データのなかから一の画像データを選択して表示することを特徴とする遊技機。
(3)の発明によれば、BBゲーム中ではない場合等、所定の条件を満たさない場合には、大型の表示手段で、機械的に駆動する回転リールと同期するように図柄を変動表示させて小さなリールの変動表示を見やすくしたり、図柄が上から下へと移動するリール回転を表す画像、リールが逆回転する画像、リールがスローモーションで回転する画像、リール回転が歪んだように見える画像、リール回転にモザイクがかかったように見える画像等の画像データのなかから、内部当選役の種類等、所定の条件に応じた一の画像データを選択して表示させて所定の内部当選役に当選したことを報知(又は暗示)することができ、一方、BBゲーム中である場合等、所定の条件を満たす場合には、リール回転の画像を含まない画像を表示させることにより、全画面を有効に使用して演出を行うことができ、より遊技者を引き付ける演出をすることが可能となる。
本発明の遊技機によれば、必要条件である機械的に動作する複数のリールを備えるとともに、該複数のリールの近傍には、上記複数のリールより大きな表示領域を有する大型の表示手段が配置されており、この大型の表示手段により、例えば、回転リールによる変動表示と同様の変動表示を行ったり、図柄自体を大きくしたり図柄を段々変形していき、他の図柄に変化させたりするといった、種々の演出を行うことができ、より遊技者を引き付ける演出を行うことが可能となる。
本実施形態について図面を用いて説明する。以下においては、本発明の好適な実施形態として、本発明をパチスロ遊技装置に適用した場合について説明することとする。
図1は、本実施形態に係るパチスロ遊技装置の一例を模式的に示す斜視図である。
このパチスロ遊技装置1は、コイン、メダル又はトークン等の他、遊技者に付与されたか、若しくは、付与される遊技価値の情報を記憶したカード等の遊技媒体を用いて遊技を行うことが可能な遊技機であるが、以下においては、メダルを用いるものとして説明することとする。
パチスロ遊技装置1の全体を形成している筐体2の正面には、表示手段としての液晶表示装置5が設置されている。この液晶表示装置5は、液晶ディスプレイパネル34(図示せず)を備えており、この液晶ディスプレイパネル34は、遊技に関する演出画像や後述する演出図柄画像等の画面画像を表示することができる。
演出図柄画像とは、後述する回転リール画像のリールに描かれた図柄列を含む回転リール画像をいい、演出画像とは、演出図柄画像を除いた演出に関する画像をいう。
液晶表示装置5が表示可能な演出図柄画像としては、例えば、回転リール3に描かれた図柄列と同期して回転するリール画像、リールが逆回転する画像、回転リールがスローモーションで回転する画像、回転リールにモザイクがかかったように見える画像、回転リールが歪んで見えるように表示される画像等がある。
つまり、最終的に演出図柄画像と演出画像が合成されて一の画面画像として表示されることになる。なお、所定の条件が満たされた場合には、演出図柄画像は選択されず所定の条件に基づいた演出画像のみが表示される。
液晶表示装置5の下方には、水平面を有する台座部10が形成されており、台座部10の右側には、メダル投入口22が設けられ、台座部10の左側には、1−BETスイッチ11及び最大BETスイッチ13が設けられている。また、台座部10の中央部には、液晶表示装置5に比して表示部が小型の回転リール部70が設けられている。
回転リール部70には、モータ等で機械的に駆動させる3個の回転リール3L、3C、3Rが設けられている。3個の回転リール3L、3C、3Rは、それぞれその外周面に複数の図柄等の識別情報が表示されており、回転可能に横一列に設けられている。本実施形態においては、回転リール部70は液晶表示装置5の下方に設けられているとしたが、これに限らず、液晶表示装置5の近傍であれば、横又は上等に設けられていてもよい。
台座部10の前面部の左寄りには、遊技者が遊技で獲得したメダルのクレジット/払い出しを押し操作により切り替える貯留メダル精算スイッチ14が設けられている。
この貯留メダル精算スイッチ14の切り替えにより「払い出し」が選択された場合には、正面下部のメダル払出口15からメダルが払い出され、払い出されたメダルはメダル受部16に溜められる。一方、「クレジット」が選択された場合には、パチスロ遊技装置1が備えるメモリ(例えば、後述するRAM43等)にメダル数がクレジットとして記憶される。
貯留メダル精算スイッチ14の右側には、遊技者の操作により回転リール3L、3C、3Rを回転させるためのスタートレバー6が所定の角度範囲で回動自在に取り付けられている。台座部10の前面部中央には、3個の回転リール3L、3R、3Cの回転をそれぞれ停止させるための3個の停止ボタン7L、7C、7Rが設けられている。
台座部10の前面部の右寄りには、決定ボタン26及び取消ボタン27が設けられている。この決定ボタン26及び取消ボタン27を操作することにより、液晶表示装置5の表示画面の切替や指示の入力等を行うことができる。
台座部10の前面部の右寄りには、さらに、ドア開閉及び打ち止め解除装置29が設けられており、このドア開閉及び打ち止め解除装置29は、所定の鍵を用いて、右に回すことにより前面ドアの開閉を行い、左に回すことにより打ち止め解除を行う。
筐体2の上方の左右には、スピーカ21L、21Rが設けられ、その2台のスピーカ21L、21Rの間には、入賞図柄の組合せ及びメダルの配当枚数等を示す配当表パネル23が設けられている。
図2〜図6は、図1に示したパチスロ遊技装置が備える液晶表示装置及びその近傍を示す拡大正面図である。
図2(a)に示すように、液晶表示装置5の下方には、回転リール部70が設けられていて、各々の外周面に複数の識別情報である図柄が描かれた3個の回転リール3(3L、3C、3R)が回転可能に横一列に設けられている。
液晶表示装置5は、正面パネル31と、正面パネル31の裏面に設けられた液晶ディスプレイパネル34(図示せず)とを備えている。正面パネル31は、絵柄が描かれた絵柄形成領域31a、31b、及び、透明な表示窓31cとからなり、正面パネル31の裏面に設けられた液晶ディスプレイパネル34に表示される画面画像は、正面パネル31の表示窓31cを介して視認可能である。
液晶ディスプレイパネル34には、図2(a)に示すように、回転リール画像300(300L、300C、300R)が、回転リール3の回転動作と同期した画像を表示しながら変動表示される。例えば、回転中の回転リール3L上の図柄“ベル”が回転リール上部から可視領域に現れるとき、回転リール画像300L上の図柄“ベル”は同タイミングで液晶ディスプレイパネル34に表示される回転リール画像300Lの上部に現れる。また、例えば、回転中の回転リール3C上の図柄“スイカ”が回転リール上部から可視領域に現れるとき、回転リール画像300C上の図柄“スイカ”は同タイミングで液晶ディスプレイパネル34に表示される回転リール画像300Cの上部に現れる。
遊技者が左リールの停止操作を行うと、例えば、回転リール3Lが“チェリー”で停止表示されると共に回転リール画像300Lは、“チェリー”で停止表示される(図2(b))。続いて、遊技者が中リールの停止操作を行うと、例えば、回転リール3Cが“7”で停止表示されると共に回転リール画像300Cは、“7”で停止表示される(図3(a))。さらに、遊技者が右リールの停止操作を行うと、例えば、回転リール3Rが“チェリー”で停止表示されると共に回転リール画像300Rは、“チェリー”で停止表示される(図3(b))。
このように、例えば、BB(ビッグボーナス)に内部当選していない等、所定の条件を満たさない場合には、回転リール部70に設けられた回転リール3と液晶ディスプレイパネル34に表示される回転リール画像300は、同期して表示される。
また、図3(b)に示す液晶ディスプレイパネル34には、演出画像として、花火の背景画像画像や豚を表すキャラクタ画像が表示されている。なお、図示していないが、図2〜図5においても演出画像は表示されているものとする。
図4〜図5は、遊技者のスタート操作により行われた内部抽選結果がBB(ビッグボーナス)成立であるときの液晶表示装置近傍を示す拡大正面図である。
図4(a)において、遊技者のスタート操作により回転リール部70の回転リール3は上から下へと回転するように変動表示されるのに対して、液晶ディスプレイパネル34では、回転リール画像300は下から上へと回転する態様で変動表示されている。
また、図4(b)においては、遊技者のスタート操作により回転リール部70の回転リール3は上から下へと回転するように変動表示されるのに対して、液晶ディスプレイパネル34では、回転リール画像300の変動表示は、図柄にモザイクがかかった態様で変動表示されている。
また、図5においては、回転リール部70の回転リール3は上から下へと回転するように変動表示されるのに対して、液晶ディスプレイパネル34では、回転リール画像300の変動表示は、リールが歪んだ態様で変動表示されている。
このように、例えば、BB(ビッグボーナス)に内部当選した等、所定の条件を満たした場合、液晶ディスプレイパネル34には、回転リール画像300が逆回転する態様で表示されたり(図4(a))、図柄にモザイクがかかったように見える態様で表示されたり(図4(b))、リールや図柄が歪んだように見える態様で表示される(図5)等、種々の演出図柄画像が表示される。これらのBB成立に基づく演出図柄画像は、BB成立時に、複数ある演出図柄画像のなかから抽選によって選択され、一の演出図柄画像が表示されることになる。
また、例えば、BB(ビッグボーナス)に内部当選した場合には、回転リール画像300が逆回転する態様で表示され、RB(レギュラーボーナス)に内部当選した場合には、図柄にモザイクがかかったように見える態様で表示され、所定の小役に内部当選した場合には、リールや図柄が歪んだように見える態様で表示される等、各当選役により演出が異なるようにし、演出画像の種類により内部当選役を予想又は暗示するようにしてもよい。
さらに、所定の当選役に内部当選した際には、当選役やその当選役を含む近傍にモザイクをかけたり、図柄を歪ませ、内部当選役を予想させてもよい。
図6(a)、図6(b)は、BB(ビッグボーナス)ゲーム中に液晶ディスプレイパネル34に表示される液晶表示装置近傍を示す拡大正面図である。
遊技状態がBB(ビッグボーナス)ゲーム中である場合、図6(a)に示すように、液晶ディスプレイパネル34には、例えば、画面領域全域を、豚を表すキャラクタがスキップするとともに流れ星が流れる全画面表示画像が表示される。この全画面表示画像は画面全体に表示されており、回転リール画像300は表示されない。
また、遊技状態がBB(ビッグボーナス)ゲーム中である場合、図6(b)に示すように、液晶ディスプレイパネル34には、例えば、画面領域全域を、豚を表すキャラクタがバンザイして移動するとともに風船が舞う全画面表示画像が表示される。この全画面表示画像は画面全体に表示されており、回転リール画像300は表示されない。
このように、例えば、BB(ビッグボーナス)ゲーム中である等、所定の条件を満たした場合、液晶ディスプレイパネル34には、演出図柄画像は表示されず、全画面で演出画像のみが表示される。これらのBB(ビッグボーナス)ゲーム中に表示される演出画像は、BB入賞時に、複数ある演出画像のなかから抽選によって選択され、一の演出画像が表示されることになる。
液晶表示装置5の左側の背面側には、遊技開始表示ランプ25、WINランプ17、メダル投入ランプ24、最大BETランプ9c、2−BETランプ9b及び1−BETランプ9aの各種ランプと、払出枚数表示部18、メダル貯留枚数表示部19及び役物作動回数表示部20の各種表示部とが設けられている。なお、正面パネル31の絵柄形成領域31bは、上述した各種ランプと各種表示部との前方部分が透明であり、各種ランプと各種表示部とを視認可能となっている。
1−BETランプ9a、2−BETランプ9b、最大BETランプ9cは、一のゲームを行うために賭けられたメダルの数(以下、BET数ともいう)に応じて点灯する。一のゲームは、全ての回転リールが停止したとき、又は、メダルの払い出しが行われる場合には、メダルが払い出されたときに終了する。
WINランプ17は、BB(ビッグボーナス)又はRB(レギュラーボーナス)に内部当選した場合に所定確率で点灯し、また、BB又はRBの入賞が成立した場合にも点灯する。遊技メダル投入ランプ24は、メダルの投入が受け付け可能であるときに点滅する。遊技開始表示ランプ25は、少なくとも1本のラインが有効化されたときに点灯する。
払出枚数表示部18は、入賞成立時のメダルの払出枚数を表示するものであり、メダル貯留枚数表示部19は、貯留されているメダルの枚数を表示するものであり、役物作動回数表示部20は、RBゲーム可能回数及びRBゲーム入賞可能回数等を表示する。これらの表示部は、7セグメント表示器からなるものである。
図7は、図1に示したパチスロ遊技装置の内部構成を示すブロック図である。
主制御回路81は、回路基板上に配置されたマイクロコンピュータ40を主たる構成要素とするものである。マイクロコンピュータ40は、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPU41と、ROM42及びRAM43とを含む。CPU41には、基準クロックパルスを設定するクロックパルス発生回路144及び分周器145と、サンプリングされる乱数を発生する乱数発生器146及びサンプリング回路147とが接続されている。なお、乱数サンプリングのための手段として、CPU41の動作プログラム上で乱数のサンプリングを実行するように構成してもよい。
ROM42には、副制御回路82へ送信するための各種制御指令(コマンド)等が格納されている。当該コマンドとしては、例えば、液晶表示装置5に対する表示制御に関するコマンド等が格納されている。
液晶表示装置5に対する表示制御に関するコマンドとしては、例えば、演出開始コマンド、演出変更コマンド、終了演出コマンド、コードコマンド等を挙げることができる。
演出開始コマンドは、3つの回転リール3の回転開始時に液晶表示装置5に演出画像を表示させるためのコマンドである。演出変更コマンドは、3つの回転リール3のいずれかが停止した際に液晶表示装置5に表示される演出画像を変更するためのコマンドである。終了演出コマンドは、3つの回転リール3が全て停止した際に液晶表示装置5に演出画像を表示させるためのコマンドである。コードコマンドは、回転リール3の表示内容と液晶表示装置5に表示される回転リール画像300の表示内容とを同期させるためのコマンドであり、後述するコードナンバーに基づいたコマンドである。また、コードコマンドには、回転リール3のスタート操作がなされた旨を含む開始コードコマンド、停止操作がなされた旨を含む停止コードコマンドがある。
また、RB、BBの設定又は解除に関するコマンドも、ROM42に格納されており、当該コマンドによってRB又はBBの設定又は解除が副制御回路82に通知される。なお、RB、BBの設定又は解除に関するコマンドにかえて、液晶表示装置5に対する表示制御に関する各種のコマンドに、RB又はBBの実行中であることを示すデータを含めることとしてもよい。
上述したような各種のコマンドは、所定条件の成立を契機としてCPU41によってROM42から呼び出されてRAM43にセットされる。そして、RAM43にセットされたコマンドは所定のタイミングで副制御回路82に供給される。副制御回路82は、供給されたコマンドに基づいて各種の処理を実行する。
なお、副制御回路82が主制御回路81へコマンド等が入力されることはなく、主制御回路81から副制御回路82への一方向で通信が行われる。また、ROM42には、回転リール3L、3C、3Rの回転位置と回転リール外周面上に描かれた図柄とを対応付けるために、図柄テーブルが格納されており、また、入賞となる図柄の組合せと、入賞のメダル配当枚数と、その入賞を表す入賞判定コードとが対応付けられた入賞図柄組合せテーブルや、内部当選役を決定する抽選を行うために必要な抽選確率テーブル等が格納される。
RAM43には、上述したコマンド以外に、例えば、メダルの数に相当するクレジット数等、遊技進行に係る変数やフラグ等が格納される。
マイクロコンピュータ40からの制御信号により動作が制御される主要な周辺装置(アクチュエータ)としては、各種ランプ(1−BETランプ9a、2−BETランプ9b、最大BETランプ9c、WINランプ17、遊技メダル投入ランプ24、遊技開始表示ランプ25)と、各種表示部(払出枚数表示部18、メダル貯留枚数表示部19、役物作動回数表示部20)と、メダルを収納し、ホッパー駆動回路51の命令により所定枚数のメダルの払い出しを行うホッパー(払い出しのための駆動部を含む)50と、回転リール3L、3C、3Rを回転駆動するステッピングモータ59L、59C、59Rとがある。
さらに、ステッピングモータ59L、59C、59Rを駆動制御するモータ駆動回路49、ホッパー50を駆動制御するホッパー駆動回路51、各種ランプを駆動制御するランプ駆動回路55、及び、各種表示部を駆動制御する表示部駆動回路58が、I/Oポート48を介してCPU41の出力部に接続されている。これらの駆動回路は、それぞれCPU41から出力される駆動指令等の制御信号を受けて、各アクチュエータの動作を制御する。
また、マイクロコンピュータ40が制御指令を発生するために必要な入力信号を発生させる主な入力信号発生装置としては、スタートスイッチ6S、1−BETスイッチ11、最大BETスイッチ13、貯留メダル精算スイッチ14、投入メダルセンサ22S、リセットスイッチ62、設定用鍵型スイッチ63、リール停止信号回路56、リール位置検出回路60、払い出し完了信号回路61がある。これらもI/Oポート48を介してCPU41に接続されている。
スタートスイッチ6Sは、スタートレバー6の操作を検出する。投入メダルセンサ22Sは、メダル投入口22に投入されたメダルを検出する。リール停止信号回路56は、各停止ボタン7L、7C、7Rの操作に応じて停止信号を発生する。決定ボタン26及び取消ボタン27は、これらの操作により、液晶表示装置5の表示画面の切替や指示の入力等を行うことができる。
リール位置検出回路60は、リール回転センサからのパルス信号を受けて各回転リール3L、3C、3Rの位置を検出するための信号をCPU41に送信する。
払出完了信号回路61は、メダル検出部50Sの計数値(ホッパー50から払い出されたメダルの枚数)が指定された枚数に達したとき、メダル払出完了信号を発生する。CPU41がこのメダル払出完了信号を受信すると、ホッパー駆動回路51を介してホッパー50の駆動を停止し、メダルの払出を完了させる。このメダル検出部50Sは、ホッパー50から払い出されるメダルを検出するための物理センサ等からなるメダルセンサを備えており、このメダルセンサにより払い出されるメダルの枚数の計数を行うことができる。
図7に示した回路において、乱数発生器46は、一定の数値範囲に属する乱数を発生し、サンプリング回路47は、スタートレバー6が操作された後の適宜のタイミングで1個の乱数をサンプリングする。こうしてサンプリングされた乱数及びROM42内に格納されている確率抽選テーブルに基づいて、内部当選役が決定される。内部当選役が決定された後、「停止制御テーブル」を選択するために再び乱数のサンプリングが行われる。
リール3L、3C、3Rの回転が開始された後、ステッピングモータ59L、59C、59Rの各々に供給される駆動パルスの数が計数され、その計数値はRAM43の所定エリアに書き込まれる。リール3L、3C、3Rからは一回転毎にリセットパルスが得られ、これらのパルスはリール位置検出回路60を介してCPU41に入力される。こうして得られたリセットパルスにより、RAM43で計数されている駆動パルスの計数値が“0”にクリアされる。これにより、RAM43内には、各リール3L、3C、3Rについて一回転の範囲内における回転位置に対応した計数値が格納される。
上記のようなリール3L、3C、3Rの回転位置とリール外周面上に描かれた図柄とを対応づけるために、図柄テーブルが、ROM42内に格納されている。この図柄テーブルでは、前述したリセットパルスが発生する回転位置を基準として、各リール3L、3C、3Rの一定の回転ピッチ毎に順次付与されるコードナンバーと、それぞれのコードナンバー毎に対応して設けられた図柄を示す図柄コードとが対応づけられている。
更に、ROM42内には、入賞図柄組合せテーブルが格納されている。この入賞図柄組合せテーブルでは、入賞となる図柄の組合せと、入賞のメダル配当枚数と、その入賞を表す入賞判定コードとが対応づけられている。上記の入賞図柄組合せテーブルは、左のリール3L、中央のリール3C、右のリール3Rの停止制御時、及び全リール停止後の入賞確認を行うときに参照される。
上記乱数サンプリングに基づく抽選処理(確率抽選処理)により内部当選した場合には、CPU41は、遊技者が停止ボタン7L、7C、7Rを操作したタイミングでリール停止信号回路56から送られる操作信号、及び、選択された「停止制御テーブル」に基づいて、リール3L、3C、3Rを停止制御する信号をモータ駆動回路49に送る。
内部当選した役の入賞成立を示す停止態様となった場合、貯留メダル精算スイッチ14の切り替えにより「払い出し」が選択されているときには、CPU41は、払い出し指令信号をホッパー駆動回路51に供給してホッパー50から所定個数のメダルの払い出しを行う。その際、メダル検出部50Sは、ホッパー50から払い出されるメダルの枚数を計数し、その計数値が指定された数に達したときに、メダル払い出し完了信号がCPU41に入力される。これにより、CPU41は、ホッパー駆動回路51を介してホッパー50の駆動を停止し、「メダルの払い出し処理」を終了する。
一方、貯留メダル精算スイッチ14の切り替えにより「クレジット」が選択されているときには、払い出されるべきメダルの数がクレジットとしてRAM43に記憶されることになる。
CPU41を備えた主制御回路81には、副制御回路82が接続されている。
副制御回路82は、主制御回路81からの制御指令(コマンド)に基づいて、液晶表示装置5の表示制御及びスピーカ21L、21Rからの音の出力制御を行う。
図8は、図7に示した副制御回路の構成を示すブロック図である。
尚、本実施形態においては、主制御回路81から副制御回路82に対してコマンドを供給するとともに、副制御回路82から主制御回路81に対して信号を供給できないように構成したが、これに限らず、副制御回路82から主制御回路81に対して信号を送信できるように構成してもよい。
副制御回路82は、サブCPU206、プログラムROM208及びワークRAM210を備えている。また、副制御回路82には、インターフェイス回路240を介して、決定ボタン26及び取消ボタン27が接続されている。
また、副制御回路82は、液晶表示装置5における表示制御を行う表示制御回路250と、スピーカ21から発生させる音に関する制御を行う音声制御回路230とを備えている。
サブCPU206には、プログラムROM208に記憶されたプログラムに従って、各種の処理を実行する機能を有し、CPU41から供給される各種のコマンドに従って、副制御回路82の制御を行う。特に、サブCPU206は、表示制御回路250に対する表示制御を行う。サブCPU206は、後述するプログラムROM208に記憶された複数の演出画像データ又は複数の演出図柄画像データのなかから、一の画像データを選択する。
選択された画像データは、後述するワークRAM210にセットされ、所定のタイミングで表示制御回路250に供給される。
プログラムROM208には、サブCPU206により、液晶表示装置5における遊技演出を制御するためのプログラムが記憶されており、その他には、演出に関する決定を行うためのテーブル等の各種のテーブルも記憶されている。
また、プログラムROM208には、液晶表示装置5に表示される演出画像に対応した複数種類の演出パターンと、停止ボタン7が操作された際に液晶表示装置5に表示される演出画像に対応した複数種類の演出変更パターンと、全てのリール3が停止した際に液晶表示装置5に表示される演出画像に対応した複数種類の終了演出パターンとが記憶されている。
また、プログラムROM208には、液晶表示装置5に表示される演出図柄画像に対応した複数種類の演出図柄パターンと、停止ボタン7が操作された際に液晶表示装置5に表示される演出図柄画像に対応した複数種類の演出図柄パターンとが記憶されている。
なお、本実施形態においては、プログラム、テーブル等を記憶する記憶媒体としてプログラムROM208を用いるように構成したが、これに限らず、CPU等を備えたコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体であれば別態様であってもよく、例えば、ハードディスク装置、CD−ROM及びDVD−ROM、ROMカートリッジ等の記憶媒体に記録されていてもよい。もちろん、プログラムROM208に記憶されるものをROM42に記憶することとしてもよい。また、これらのプログラムは、予め記録されているものでなくとも、電源投入後にこれらのプログラムをダウンロードし、ワークRAM210等に記録されるものでもよい。更にまた、プログラムの各々が別々の記憶媒体に記録されていてもよい。
また、本実施形態において、CPU41及びROM42を含む主制御回路81と、サブCPU206及びプログラムROM208を含む副制御回路82と、を別々に構成したが、これに限らず、CPU41及びROM42を含む主制御回路81のみで構成してもよく、この場合には、上述したプログラムROM208に記憶されているプログラムをROM42に記憶させ、CPU41により実行されるように構成してもよい。もちろん、サブCPU206及びプログラムROM208を含む副制御回路82のみで構成するようにしてもよく、この場合には、上述したROM42に記憶されているプログラムをプログラムROM208に記憶させ、サブCPU206により実行されるように構成してもよい。
ワークRAM210は、サブCPU206の一時記憶領域として種々のフラグや変数の値を記憶する機能を有する。尚、本実施形態においては、サブCPU206の一時記憶領域としてワークRAM210を用いているが、これに限らず、読み書き可能な記憶媒体であればよい。
また、音声制御回路230は、音声に関する制御を行う音源IC232、各種の音声データを記憶する音声データROM234、音声信号を増幅するための増幅器236(以下、AMPと称する。)から構成されている。
この音源IC232は、サブCPU206、音声データROM234、AMP236と接続されている。この音源IC232は、スピーカ21から発生させる音声の制御を行う。
サブCPU206は、CPU41から供給されるコマンドに基づいて、音声データROM234に記憶されている複数の音声データから一つの音声データを選択する。その後、サブCPU206は、選択された音声データを音声データROM234から読み出し、音源IC232に供給する。音声データを受け取った音源IC232は、その音声データを所定の音声信号に変換し、その音声信号をAMP236に供給する。AMP236は、音声信号を増幅させ、スピーカ21(21L及び21R)から音声を発生させる。
表示制御回路250は、CPU41により決定された遊技結果に応じて、画面画像を生成し、液晶表示装置5に上記画面画像を表示する制御を行うものであり、画像データプロセッサ(以下、VDPと称する。)212、各種の画像データを記憶する画像データROM216、画像データを画像信号として変換するD/Aコンバータ218から構成されている。VDP212は、サブCPU206、画像データが記憶されている画像データROM216、画像データを画像信号に変換するD/Aコンバータ218と接続されている。
このVDP212は、いわゆるスプライト回路、スクリーン回路、及びパレット回路等の各種の回路を含み、液晶表示装置5に画面画像を表示させるための種々の処理を行うことができる装置である。つまり、VDP212は、液晶表示装置5に対する表示制御を行う。また、VDP212には、液晶表示装置5の液晶ディスプレイパネル34に画面画像を表示するためのバッファとしての記憶媒体(例えば、ビデオRAM)を備えている。この記憶媒体の所定の記憶領域に画像データを記憶することによって、所定のタイミングで液晶表示装置5の液晶ディスプレイパネル34に画面画像が表示されることとなる。
画像データROM216は、演出画像及び演出図柄画像を記憶する記憶手段として機能するものである。演出画像には、例えば、背景画像、キャラクタを表すキャラクタ画像、種々の全画面表示画像等が含まれる。演出図柄画像には、例えば、回転リール3に描かれた図柄列と同期して回転するリール画像、リールが逆回転する逆回転リール画像、回転リールがスローモーションで回転するスローモーション画像、回転リールにモザイクがかかったように見えるモザイク画像、回転リールが歪んで見えるように表示される歪み画像等の回転リール画像がある。
VDP212は、サブCPU206から供給される画像表示命令(コマンド)に応じて、記憶手段としての画像データROM216から、演出画像及び/又は演出図柄画像を抽出する。このとき、VDP212は、遊技状況に応じて、記憶手段としての画像データROM216から演出画像又は演出図柄画像を抽出する抽出手段として機能する。
VDP212は、画像データROM216から抽出した各種画像を、後方に位置する画像から順に、例えば、背景画像、キャラクタ画像、回転リール画像の順に、重ね合わせてバッファ(例えば、ビデオRAM等)に記憶することにより画面画像を合成し、所定のタイミングでD/Aコンバータ218に供給する。D/Aコンバータ218は、この画面画像を画像信号として変換し、この画像信号を液晶表示装置5に供給する。その結果、液晶表示装置5に、演出画像と演出図柄画像とを含む画面画像が表示される(図2〜図6参照)。このとき、VDP212は、演出画像と演出図柄画像とから画面画像を合成し、当該画面画像を表示手段(液晶表示装置5)に表示する制御を行う表示制御手段として機能する。
また、副制御回路82には、通信用インターフェイス回路44が接続され、通信用インターフェイス回路44には、配線128を介して情報管理装置(所謂ホールサーバ)100が接続されている。副制御回路82から情報管理装置100には、このパチスロ遊技装置1における各種の遊技履歴データ等が供給される。
以下においては、パチスロ遊技装置1は起動しており、CPU41において用いられる変数は所定の値に初期化されるとともに、設定値も所定の値に設定された状態で定常動作しているものとする。
図9は、主制御回路において行われる処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
このサブルーチンは、予め実行されているメインルーチンから所定のタイミングで呼び出されて実行されるものである。
まず、CPU41は、メダルの自動投入の要求があるか否かを判断する(ステップS120)。なお、自動投入の要求がある場合とは、先の遊技において再遊技(リプレイ)の入賞が成立した場合である。メダルの自動投入の要求があるときには、投入要求分のメダルを自動投入し(ステップS122)、副制御回路82にメダル投入コマンドを送信する(ステップS123)。
一方、ステップS120において、メダルの自動投入の要求がないと判断した場合、CPU41は、メダルが投入されたか否かを判断する(ステップS121)。すなわち、CPU41は、メダル投入口22にメダルが投入されたことを検知した投入メダルセンサ22Sにより発せられる検知信号を受信したか否か、又は、BETスイッチ(1−BETスイッチ11又は最大BETスイッチ13)により発せられる検知信号を受信したか否かを判断することにより、メダルが投入されたか否かを判断する。なお、BETスイッチ(1−BETスイッチ11又は最大BETスイッチ13)により発せられる検出信号を受信したと判断した場合、CPU41は、RAM43に記憶されたクレジット数から、BETされたメダルの数に相当するクレジット数を減算する処理を行う。
ステップS121において、メダルが投入されていないと判断した場合、CPU41は、処理をステップS120に戻す。
また、ステップS121において、メダルが投入されたと判断した場合、又は、ステップS123の処理が実行された場合には、CPU41は、スタートレバー6が操作されたか否かを判断する(ステップS124)。すなわち、CPU41は、スタートスイッチ6Sからの入力信号を受信したか否かを判断するのである。
ステップS124において、スタートレバー6が操作されていないと判断した場合、CPU41は、処理をステップS120に戻す。一方、ステップS124において、スタートレバー6が操作されたと判断した場合、CPU41は、各種設定に係る処理を行う(ステップS125)。この各種設定処理では、スタートレバー6が操作されたタイミングで、乱数発生器146から乱数のサンプリングを行い、当該サンプリングされた乱数値と、RAM43に設定されている抽選確率テーブルとに基づいて内部当選役(当選フラグ)を生成する抽選処理が行われる。また、この各種設定処理では、例えば、WINランプ点灯抽選処理、回転リールを停止させるための停止制御テーブルの選択に係る処理、リール回転用に初期化する処理等を行い、回転リール3(3L、3C、3R)の回転を開始させる。
回転リール3L、3C、3Rの回転が開始された後、ステッピングモータ59L、59C、59Rの各々に送信される駆動パルスの数が計数され、その計数値はRAM43に記憶される。回転リール3L、3C、3Rから一回転ごとにリセットパルスが得られ、これらのパルスはリール位置検出回路60を介してCPU41に入力される。こうして得られたリセットパルスにより、RAM43で計数されている駆動パルスに計数値が「0」にクリアされる。このようにすることにより、RAM43内には、各回転リール3L、3C、3Rについての一回転の範囲内における回転位置に対応した計数値が格納される。
また、回転リール3L、3C、3Rの回転位置と回転リール外周面上に描かれた図柄とを対応付けるためにROM42に格納された図柄テーブルでは、上述したリセットパルスが発生する回転位置を基準として、各回転リール3L、3C、3Rの一定の回転ピッチごとに順次付与されるコードナンバーと、それぞれのコードナンバーごとに対応して設けられた図柄を示す図柄コードとが対応付けられている。また、ROM42に格納された入賞図柄組合せテーブルは、各回転リール3L、3C、3Rの停止制御時、及び、全回転リール停止後の入賞確認を行うときに参照される。
ステップS125の処理を実行した後、CPU41は、処理をステップS126に移す。
ステップS126において、CPU41は、RAM43に開始コードコマンドをセットする。この開始コードコマンドは、回転リール3のスタート操作がなされた旨を含んだコードコマンドである。開始コードコマンドは、所定のタイミングで副制御回路82に供給される。コードコマンドは、開始コードコマンドが副制御回路82に供給された以降、コードナンバーが更新される毎にRAM43にセットされ所定のタイミングで副制御回路82に供給されることとなるが、これに限らず、例えば、コードナンバーが3回更新される毎にセットされることとしてもよい。そして、副制御回路82は、受信したコードコマンドに基づいた所定のタイミングで液晶表示装置5に回転リール画像300を表示させることになり、液晶表示装置5で表示させる回転リール画像300を回転リール3と同期させることができるようになる。
ステップS126の処理を実行した後、CPU41は、処理をステップS127に移す。
ステップS127において、CPU41は、RAM43に演出開始コマンドをセットする。この演出開始コマンドは、液晶表示装置5への所定の演出画像の表示を開始させるためのコマンドであり、上記抽選処理により決定された内部当選役に関するデータを含んでいる。演出開始コマンドは、所定のタイミングで副制御回路82に供給される。
ステップS127の処理を実行した後、CPU41は、処理をステップS128に移す。
ステップS128において、CPU41は、リール停止信号回路56からの入力信号の有無により、停止ボタン7(7L、7C、7R)が「オン」であるか否かを判断する(ステップS128)。停止ボタン7が「オン」ではないと判断した場合、CPU41は、自動停止タイマの値が「0」であるか否かを判断し(ステップS129)、「0」ではないと判断した場合には、処理をステップS128に戻す。
一方、ステップS128において、停止ボタン7が「オン」であると判断した場合、又は、ステップS129において、自動停止タイマの値が「0」であると判断した場合、CPU41は、停止ボタン7に対応した回転リール3の回転を停止させるのであるが、その際、当選要求(内部当選役のこと)、図柄位置(操作時における回転リール3の回転位置)、選択されている停止制御テーブル等から滑りコマ数を決定する(ステップS130)。
次に、CPU41は、RAM43に停止コードコマンドをセットする(ステップS134)。この停止コードコマンドは、一の回転リール3の停止操作がなされた旨とステップS130において決定された滑りコマ数の情報とを含んだコードコマンドである。停止コードコマンドは、所定のタイミングで副制御回路82に供給される。
そして、副制御回路82は、受信した停止コードコマンドに含まれている回転リール3の滑りコマ数の情報に基づいて変動表示中の回転リール画像300を滑りコマ数だけ変動させた後、停止表示させることになり、液晶表示装置5で表示させる回転リール画像300を回転リール3と同じ図柄で停止表示させることができるようになる。
次に、CPU41は、ステップS130において決定された滑りコマ数分、回転リール3を回転させて停止させる処理を行い(ステップS131)、一の回転リール3についての停止要求をセットする(ステップS132)。
次に、CPU41は、RAM43に演出変更コマンドをセットする(ステップS133)。この演出変更コマンドは、一の回転リール3の停止に伴って演出画像を変更させるためのコマンドであり、所定のタイミングで副制御回路82に供給される。
次に、CPU41は、3つの回転リール3(3L、3C、3R)の全てが停止したか否かを判断する(ステップS135)。全ての回転リール3が停止していないと判断した場合、処理をステップS128に戻す。一方、全ての回転リール3が停止したと判断した場合、CPU41は入賞検索を行う(ステップS136)。このとき、ROM42に格納された入賞図柄組合せテーブル等が参照されることになる。また、入賞フラグが正常であるか否かを判断し、正常でない場合には、イリーガルエラーの表示を行って処理を中断することとしてもよい。
次に、CPU41は、RAM43に終了演出コマンドをセットする(ステップS137)。この終了演出コマンドは、遊技結果に応じた遊技終了時の演出画像を表示させるためのコマンドであり、ステップS136における入賞検索の結果に関するデータを含む。終了演出コマンドは、所定のタイミングで副制御回路82に供給される。
次に、CPU41は、メダルの払出があるか否か、すなわち、入賞枚数の有無を判断する(ステップS138)。メダルの払出があると判断した場合、CPU41は、遊技状態及び入賞役に応じた枚数のメダルの貯留又は払出を行う(ステップS139)。メダルの貯留を行う場合には、CPU41は、RAM43に記憶されたクレジット数を加算する処理を行う。一方、メダルの払出を行う場合には、CPU41は、払出指令信号をホッパー駆動回路51に送信してホッパー50から所定枚数のメダルの払出を行う。その際、メダル検出部50Sは、ホッパー50から払い出されるメダルの枚数を計数し、その計数値が指定された数に達したときに、メダル払出完了信号がCPU41に入力される。これにより、CPU41は、ホッパー駆動回路51を介してホッパー50の駆動を停止し、メダルの払出処理を終了する。
次に、CPU41は、RBに入賞したか否かを判断する(ステップS140)。RBに入賞したと判断すると、CPU41は、RB設定に係る処理を行う(ステップS141)。このステップS141において、CPU41は、RB用の抽選確率テーブルや、RB用の入賞図柄組合せテーブルの設定に係る処理を行う。また、このステップS141において、CPU41は、RBゲーム入賞回数等の計数を開始し、その計数値を役物作動回数表示部20に表示させる処理を開始する。ステップS141の処理を実行した後、CPU41は、処理をステップS142に移す。
ステップS142において、CPU41は、RAM43にRB設定コマンドをセットする。RB設定コマンドは、画面画像としてのRB用の演出画像を液晶表示装置5に表示させるためのコマンドであり、所定のタイミングで副制御回路82に供給される。
ステップS140においてRBに入賞していないと判断された場合、又は、ステップS142の処理が実行された場合、CPU41は、BBに入賞したか否かを判断する(ステップS143)。BBに入賞したと判断すると、CPU41は、BB設定に係る処理を行う(ステップS144)。このステップS144において、CPU41は、BB用の抽選確率テーブルや、BB用の入賞図柄組合せテーブル等の設定に係る処理を行う。また、このステップS146において、CPU41は、BBゲーム消化回数等の計数や、その計数値の役物動作回数表示部20への表示や、払い出されたメダルの計数等を開始する。その後、CPU41は、処理をステップS145へ移す。
ステップS145において、CPU41は、RAM43にBB設定コマンドをセットする。BB設定コマンドは、画面画像としてのBB用の演出画像を液晶表示装置5に表示させるためのコマンドであり、所定のタイミングで副制御回路82に供給される。
ステップS143において、BBに入賞していないと判断された場合、又は、ステップS145の処理を実行した場合、CPU41は、RBが終了したか否かを判断する(ステップS146)。RBが終了したと判断すると、次に、CPU41は、RB設定解除に係る処理を行う(ステップS147)。ステップS148において、CPU41は、ステップS141の処理で設定したRB用の抽選確率テーブルや、RB用の入賞図柄組合せテーブル等から、通常の遊技状態(RB又はBB以外)に用いられる抽選確率テーブルへの設定変更に係る処理を行う。その後、CPU41は、処理をステップS148へ移す。
ステップS148において、CPU41は、RAM43にRB解除コマンドをセットする。RB解除コマンドは、画面画像としてのRB用の演出画像の表示を停止し、通常(RB又はBB以外)の演出画像を液晶表示装置5に表示させるためのコマンドである。RB解除コマンドは、所定のタイミングで副制御回路82に供給される。
ステップS146において、RBが終了したと判断されなかった場合、又は、ステップS148の処理を実行した場合、CPU41は、BBが終了したか否かを判断する(ステップS149)。BBが終了したと判断すると、次に、CPU41は、BB設定解除に係る処理を行う(ステップS150)。ステップS150において、CPU41は、ステップS144の処理で設定したBB用の抽選テーブルや、BB用の入賞図柄組合せテーブル等から、通常の遊技状態(RB又はBB以外)に用いられる抽選確率テーブルへの設定変更に係る処理を行う。その後、CPU41は、処理をステップS151へ移す。
ステップS151において、CPU41は、RAM43にBB解除コマンドをセットする。BB解除コマンドは、画面画像としてのBB用の演出画像の表示を停止し、通常(RB又はBB以外)の演出画像を液晶表示装置5に表示させるためのコマンドである。BB解除コマンドは、所定のタイミングで副制御回路82に供給される。
ステップS149において、RBが終了していないと判断した場合、又は、ステップS151の処理を実行した場合、本サブルーチンを終了する。
図10は、副制御回路において行われるコマンド受信処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
まず、ステップS200において、サブCPU206は、演出開始コマンドを受信したか否かを判断する。演出開始コマンドを受信していないと判断した場合、処理をステップS205に移す。一方、演出開始コマンドを受信したと判断した場合、処理をステップS240に移す。
ステップS240において、サブCPU206は、BBフラグがセットされているか判断する。BBフラグがセットされていないと判断した場合、処理をステップS242に移す。一方、BBフラグがセットされていると判断した場合、サブCPU206は、プログラムROM208に記憶された複数種類の演出パターンのなかから、一のBB用演出パターンを選択する(ステップS241)。BB用演出パターンとは、演出図柄画像(回転リール画像300)は表示させず、全画面で演出画像を表示させる演出パターンのことである。BB用演出パターンが選択されると、後述する表示制御処理により図6(a)、図6(b)に示すように、演出図柄画像は表示されず、全画面で演出画像が表示されるようになり、また、この演出画像により、BBフラグがセットされていることが暗示される。
ステップS241の処理を実行した後、ステップS202に処理を移す。
ステップS242において、サブCPU206は、RBフラグがセットされているか否かを判断する。RBフラグがセットされていないと判断した場合、サブCPU206は、プログラムROM208に記憶された複数種類の演出パターンのなかから、通常演出パターンを選択する(ステップS244)。
一方、RBフラグがセットされていると判断した場合、サブCPU206は、プログラムROM208に記憶された複数種類の演出パターンのなかから、一のRB用演出パターンを選択する(ステップS243)。RB用演出パターン及び通常演出パターンとは、回転リール画像300の近傍で表示される演出画像に係る演出パターンのことである。RB用演出パターン又は通常演出パターンが選択されると、後述する表示制御処理により図2〜図5に示すように、演出図柄画像と演出画像が合成されて一の画面画像として表示されることになる。ステップS241、ステップS243又はステップS244の処理を実行した後、ステップS202において、選択された演出パターンを示すデータである演出パターンデータを表示制御回路250に供給する。ステップS202の処理を実行した後、ステップS205に処理を移す。
ステップS205において、サブCPU206は、演出変更コマンドを受信したか否かを判断する。演出変更コマンドを受信していないと判断した場合、処理をステップS210に移す。
一方、演出変更コマンドを受信したと判断した場合、ステップS206において、サブCPU206は、プログラムROM208に記憶された複数種類の演出変更パターンのなかから、当該コマンドに対応した演出変更パターンを選択する。
次に、ステップS207において、演出変更パターンデータを表示制御回路250に供給する。ステップS207の処理を実行した後、ステップS210に処理を移す。
ステップS210において、サブCPU206は、終了演出コマンドを受信したか否かを判断する。終了演出コマンドを受信していないと判断した場合、処理をステップS213に移す。
一方、終了演出コマンドを受信したと判断した場合、ステップS211において、サブCPU206は、プログラムROM208に記憶された複数種類の終了演出パターンのなかから、当該コマンドに対応した終了演出パターンを選択する。
次に、ステップS212において、終了演出パターンデータを表示制御回路250に供給する。ステップS210の処理を実行した後、処理をステップS213に移す。
ステップS213において、サブCPU206は、RB設定コマンドを受信したか否かを判断する。RB設定コマンドを受信していないと判断した場合、処理をステップS215に移す。一方、RB設定コマンドを受信したと判断した場合、サブCPU206は、ステップS214において、RBフラグをセットする。ステップS214の処理を実行した後、処理をステップS215に移す。なお、RBフラグは、RB開始時にセットされ、RB終了時にクリアされるフラグである。
ステップS215において、サブCPU206は、BB設定コマンドを受信したか否かを判断する。BB設定コマンドを受信していないと判断した場合、処理をステップS217に移す。一方、BB設定コマンドを受信したと判断した場合、サブCPU206は、ステップS216において、BBフラグをセットする。BBフラグは、BB開始時にセットされ、BB終了時にクリアされるフラグである。ステップS216の処理を実行した後、処理をステップS217に移す。
ステップS217において、サブCPU206は、RB解除コマンドを受信したか否かを判断する。RB解除コマンドを受信していないと判断した場合、処理をステップS219に移す。
一方、RB解除コマンドを受信したと判断した場合、サブCPU206は、ステップS218において、RBフラグをクリアする。ステップS218の処理を実行した後、処理をステップS219に移す。
ステップS219において、サブCPU206は、BB解除コマンドを受信したか否かを判断する。BB解除コマンドを受信していないと判断した場合、本サブルーチンを終了する。
一方、BB解除コマンドを受信したと判断した場合、サブCPU206は、ステップS220において、BBフラグをクリアする。ステップS220の処理を実行した後、本サブルーチンを終了する。
図11は、副制御回路において実行されるコードコマンド受信処理のサブルーチンを示すフローチャートである。このサブルーチンは、図10に示したサブルーチンとは別に所定のタイミングで呼び出されて実行されるサブルーチンである。
まず、ステップS250において、サブCPU206は、BBフラグがセットされているか否かを判断する。BBフラグがセットされていると判断した場合、本サブルーチンを終了する。一方、BBフラグがセットされていないと判断した場合、処理をステップS251に移す。
ステップS251において、サブCPU206は、開始コードコマンドを受信したか否かを判断する。開始コードコマンドを受信しなかったと判断した場合、処理ステップS256に移す。
一方、開始コードコマンドを受信したと判断した場合、サブCPU206は、内部抽選結果がBB成立(BBに内部当選)であるか否かを判断する(ステップS252)。BB成立であると判断した場合、サブCPU206は、BB成立に基づく演出図柄パターンを選択し(ステップS254)、BB成立ではないと判断した場合、回転リールに同期した演出図柄パターンを選択する(ステップS253)。
BB成立に基づく演出図柄パターンが選択されると、後述する表示制御処理により図4〜図5に示すような多様な変動を伴う演出図柄画像が表示され、一方、回転リールに同期した演出図柄パターンが選択されると、図2〜図3に示すような、回転リールに同期した演出図柄画像が表示されるようになるのである。
ステップS253又はステップS254の処理を実行した後、ステップS255において、選択した演出図柄パターンを示すデータである演出図柄パターンデータを表示制御回路250に供給する。ステップS255の処理を実行した後、ステップS256に処理を移す。
ステップS256において、サブCPU206は、停止コードコマンドを受信したか否かを判断する。停止コードコマンドを受信してないと判断した場合、本サブルーチンを終了する。
一方、停止コードコマンドを受信したと判断した場合、サブCPU206は、停止演出図柄パターンを選択する(ステップS257)。
開始コードコマンド受信後に選択した演出図柄パターンが、回転リール3に同期した演出図柄パターンである場合には、受信した停止コードコマンドに含まれている回転リール3の滑りコマ数の情報に基づいて、変動表示中の回転リール画像300を滑りコマ数だけ変動させた後停止表示させ回転リール3と同じ図柄で停止表示させる停止演出図柄パターンを選択する。また、開始コードコマンド受信後に選択した演出図柄パターンが、BB成立に基づく演出図柄パターンである場合には、滑りコマ数の情報に基づいて回転リール3が停止する図柄を判断し、停止コードコマンドを受信した後、次に回転リール3と同じ図柄となる図柄が表示されるタイミングで停止表示させる停止演出図柄パターンを選択する。
ステップS257の処理を実行した後、本サブルーチンを終了する。
図12は、表示制御回路において行われる表示制御処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
VDP212は、サブCPU206から供給される各種のデータに対応した画面画像を生成する。
VDP212は、サブCPU206から演出パターンデータの供給を受けていない場合には(ステップS300:NO)、画像データROM216からデモ画像を抽出し、バッファに記憶する(ステップS301)。
VDP212は、サブCPU206から演出パターンデータの供給を受けており(ステップS300:YES)、演出変更パターンデータの供給を受けていない場合には(ステップS302:NO)、画像データROM216から演出画像を抽出し、バッファに記憶する(ステップS303)。
VDP212は、サブCPU206から演出パターンデータの供給を受け(ステップS300:YES)、演出変更パターンデータの供給を受け(ステップS302:YES)、終了演出パターンデータの供給を受けていない場合には(ステップS304:NO)、画像データROM216から、変更後の演出画像を抽出し、バッファに記憶する(ステップS305)。
VDP212は、サブCPU206から演出パターンデータの供給を受け(ステップS300:YES)、演出変更パターンデータの供給を受け(ステップS302:YES)、終了演出パターンデータの供給を受けている場合には(ステップS304:YES)、画像データROM216から、終了時の演出画像を抽出し、バッファに記憶する(ステップS306)。
ステップS301、S303、S305又はS306の処理を実行した後、VDP212は、演出図柄パターンデータの供給を受けていない場合は(ステップS320:NO)処理をステップS307に移す。一方、演出図柄パターンデータの供給を受けている場合は(ステップS320:YES)、画像データROM216から演出図柄画像を抽出し、バッファに記憶し(ステップS303)する。このとき、ステップS301、S303、S305又はS306において抽出されてバッファに記憶された演出画像に重ね合わせて演出図柄画像を記憶する。その結果、図2〜図6に示すような画面画像が生成されることになる。その後、処理をステップS307に移す。
次に、所定のタイミング毎(例えば、1/30秒毎)に(ステップS307:YES)、画面画像を液晶表示装置5に出力する(ステップS308)。その結果、液晶表示装置5には、図2〜図5に示すように、演出画像と演出図柄画像とを含む画面画像が表示されたり、図6に示すように、演出画像のみからなる画面画像が表示されたりすることになる。
一方、所定のタイミングではない場合には(ステップS307:NO)、処理をステップS307に戻す。
ステップS310において、演出が終了していない場合には(ステップS310:NO)、処理をステップS300に戻す。一方、演出が終了した場合には(ステップS310:YES)、パターンデータをクリアし(ステップS311)、処理をステップS300に戻す。
以上、本実施形態に係るパチスロ遊技装置1によれば、必要条件である機械的に動作する回転リール3を備えており、このリールにより入賞か否かを決定することができ、一方、回転リール3の近傍には、回転リール3より大きな表示領域を有する大型の液晶表示装置5が配置されており、この大型の液晶表示装置5により、例えば、回転リールによる変動表示と同様の変動表示を行ったり、図柄自体が多様な変形・変動を伴う演出を行ったりすることができ、より遊技者を引き付ける演出を行うことが可能となる。
また、本実施形態に係るパチスロ遊技装置1によれば、BB(ビッグボーナス)に内部当選していない等、所定の条件を満たさない場合には、大型の液晶表示装置5で、機械的に動作する回転リール3と同期するように図柄を変動表示させ、小さなリールの変動表示を見やすくし、一方、BB(ビッグボーナス)に内部当選した等、所定の条件を満たした場合には、例えば、図柄が上から下へと移動するリール回転を表す画像、リールが逆回転する画像、リールがスローモーションで回転する画像、リール回転が歪んだように見える画像、リール回転にモザイクがかかったように見える画像等の画像データのなかから、内部当選役の種類等、所定の条件に応じた一の画像データを選択して表示することができ、所定の内部当選役に当選したことを報知(又は暗示)するとともに、その内部当選役を予想させて期待感を高めることができ、より遊技者を引き付ける演出をすることが可能となる。
また、本実施形態に係るパチスロ遊技装置1によれば、BBゲーム中ではない場合等、所定の条件を満たさない場合には、大型の表示手段で、機械的に駆動する回転リールと同期するように図柄を変動表示させて小さなリールの変動表示を見やすくしたり、図柄が上から下へと移動するリール回転を表す画像、リールが逆回転する画像、リールがスローモーションで回転する画像、リール回転が歪んだように見える画像、リール回転にモザイクがかかったように見える画像等の画像データのなかから、内部当選役の種類等、所定の条件に応じた一の画像データを選択して表示させて所定の内部当選役に当選したことを報知(又は暗示)することができ、一方、BBゲーム中である場合等、所定の条件を満たす場合には、リール回転の画像を含まない画像を表示させることにより、全画面を有効に使用して演出を行うことができ、より遊技者を引き付ける演出をすることが可能となる。
上述した実施形態においては、本発明をパチスロ遊技装置に適用した場合について説明したが、本発明を他の遊技機(例えば、パチンコ遊技装置、スロットマシン等)に適用することも可能である。
以上、本発明の実施形態を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、各手段等の具体的構成は、適宜設計変更可能である。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
本実施形態に係るパチスロ遊技装置の一例を模式的に示す斜視図である。 図1に示したパチスロ遊技装置が備える液晶表示装置近傍を示す拡大正面図である。 図1に示したパチスロ遊技装置が備える液晶表示装置近傍を示す拡大正面図である。 図1に示したパチスロ遊技装置が備える液晶表示装置近傍を示す拡大正面図である。 図1に示したパチスロ遊技装置が備える液晶表示装置近傍を示す拡大正面図である。 図1に示したパチスロ遊技装置が備える液晶表示装置近傍を示す拡大正面図である。 図1に示したパチスロ遊技装置の内部構成を示すブロック図である。 図7に示した副制御回路の構成を示すブロック図である。 主制御回路において行われる遊技実行処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 副制御回路において行われるコマンド受信処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 副制御回路において行われるコードコマンド受信処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 表示制御回路において行われる表示制御処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
符号の説明
1 パチスロ遊技装置
2 筐体
3(3L、3C、3R) 回転リール
5 液晶表示装置
34 液晶ディスプレイパネル
41 CPU
42 ROM
43 RAM
70 回転リール部
82 副制御回路
300(300L、300C、300R) 回転リール画像

Claims (3)

  1. 複数の図柄からなる図柄列がその周面に描かれ、機械的に動作する複数の回転リールと、
    所定の表示領域を有し、画面画像を表示可能な表示手段と
    を備えた遊技機であって、
    前記表示手段は、前記複数の回転リールの近傍に配置され、かつ、
    前記複数の回転リールよりも大型の表示領域を有することを特徴とする遊技機。
  2. 前記表示手段で表示される画像データを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記画像データのなかから一の画像データを選択して表示する表示制御手段と
    を備えた遊技機であって、
    前記記憶手段は、前記複数の回転リールに描かれた図柄列の変動表示と同期して変動表示する画像データ、前記複数の回転リールに描かれた図柄列の変動表示態様と図柄列の変動表示方向、変動表示速度が異なる複数の画像データ、及び、前記複数の回転リールに描かれた図柄列が変動表示される際の前記図柄列を構成する図柄の形状、模様、色彩又はこれらの結合が異なる複数の画像データを記憶しており、
    前記表示制御手段は、所定の条件を満たさない場合には、前記複数の回転リールに描かれた図柄列の変動表示と同期して変動表示される画像データを選択して表示し、
    一方、所定の条件を満たした場合には、前記複数の回転リールに描かれた図柄列の変動表示態様と図柄列の変動表示方向、変動表示速度が異なる複数の画像データ、及び、前記前記複数の回転リールに描かれた図柄列が変動表示される際の前記図柄列を構成する図柄の形状、模様、色彩又はこれらの結合が異なる複数の画像データのなかから所定の条件に応じた一の画像データを選択して表示する請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記記憶手段は、前記複数の回転リールに描かれた図柄列の変動表示と同期して変動表示される画像データ、前記複数の回転リールに描かれた図柄列の変動表示態様と図柄列の変動表示方向、変動表示速度が異なる複数の画像データ、前記複数の回転リールに描かれた図柄列が変動表示される際の前記図柄列を構成する図柄の形状、模様、色彩又はこれらの結合が異なる複数の画像データ、及び、前記複数の回転リールに描かれた図柄列の変動表示態様を含まない複数の画像データを記憶しており、
    前記表示制御手段は、所定の条件を満たさない場合には、前記複数の回転リールに描かれた図柄列の変動表示と同期して変動表示される画像データ、前記複数の回転リールに描かれた図柄列の変動表示態様と図柄列の変動表示方向、変動表示速度が異なる複数の画像データ、前記複数の回転リールに描かれた図柄列が変動表示される際の前記図柄列を構成する図柄の形状、模様、色彩又はこれらの結合が異なる複数の画像データのなかから一の画像データを選択して表示し、
    一方、所定の条件を満たした場合には、前記複数の回転リールに描かれた図柄列の変動表示態様を含まない複数の画像データのなかから一の画像データを選択して表示する請求項1に記載の遊技機。
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