JP2009022475A - 遊技機、サーバ、及び、遊技システム - Google Patents

遊技機、サーバ、及び、遊技システム Download PDF

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Abstract

【課題】遊技を一旦終了した場合に、当該時点における演出状態を後に再開させることが可能な遊技機を提供すること。
【解決手段】マイクロホンから出力される電気信号に基づいて、入力音からデータが生成される。そして、生成されたデータに基づいて、入力音の波形に特定の波形パターンが含まれるか否かが判断される。入力音の波形に特定の波形パターンが含まれると判断された場合、複数の演出用データを所定の順序で用いることにより行われる一連の演出(連続演出)が、生成されたデータに基づいて特定される演出用データから順に実行される。
【選択図】図10

Description

本発明は、パチスロ遊技装置やスロットマシン等の遊技機、及び、遊技機とサーバとを備える遊技システムに関する。
従来、パチスロ遊技装置やパチンコ遊技装置等の遊技機が設置された遊技場(所謂パチンコホール)においては、遊技機でBB(ビッグボーナス)や大当たり等が発生すると、例えば、店内アナウンスで報知したり、店内のBGMを変化させたりするというように、BBや大当たりの興奮をさらに高揚させるようなサービスを提供することが行われている。
近年では、このような遊技者の気持ちを高揚させるサービスとして、遊技状態に伴って様々な演出が実行される遊技機が登場し、人気を集めている。
例えば、一般に、パチスロ遊技装置やスロットマシン等の遊技機においては、演出画像を表示する表示装置を備え、この表示装置により内部当籤役に応じた演出を行うように構成されている。このような遊技機によれば、決定された内部当籤役を遊技者に対して報知することが可能である。
また、例えば、このような演出を行う遊技機としては、一連のストーリーが展開される演出画像が表示され、当該物語の内容や結末等によって、BBやRB(所謂ボーナスゲーム)の発生に係る内部当籤役が決定されたか否かを報知するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
近年では、遊技機で表示される演出画像や、遊技機で再生される音楽は、映像技術や情報処理技術の発展に伴って、単に遊技機における演出としてだけではなく、海外で高い芸術的評価を得ているアニメやヒットチャートに登場する音楽等に匹敵するものとなりつつある。それに伴い、遊技機で行われる演出は、遊技機の魅力を構成する重要な要素となっており、各遊技機メーカは魅力的な演出が行われる遊技機を開発する一方、遊技者も、演出を楽しむことを目的に遊技場に赴く傾向が出現しつつある。
特開2001−286600号公報
上述した一連のストーリーが展開される演出のように、演出が開始されてから終了するまでに一定の時間を要する演出(連続演出)が行われる場合、遊技場や遊技者の事情により、演出の途中で遊技をやめなければならないことがある。
しかしながら、従来の遊技機では、そのような事態が生じた場合、遊技者は、演出の続きを楽しむことを諦めざるを得なかった。
例えば、演出の途中で遊技場の営業時間の終了時刻となってしまった場合、遊技者は、遊技機で行われている演出を満喫していたとしても、遊技をやめなくてはならないため、気分を害してしまうという問題があった。また、遊技を強引に続けようとする遊技者と遊技場の従業員とのトラブルの原因ともなっていた。
また、遊技者に用事があり、予め比較的短時間で遊技を終了しなければならないことが分かっているような場合には、遊技者は、演出の途中で遊技を引き上げなければならないことも分かっているため、このような場合、最初から遊技を行わないというケースも多い。すなわち、連続演出が行われる遊技機は、短時間しか遊技を行う予定がない遊技者を、客として取り込むことが困難であるという問題があった。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、遊技を一旦終了した場合にも、当該時点における演出状態を後に再開させることが可能な遊技機、サーバ、及び、遊技システムを提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明は、以下のような遊技機を提供する。
(1) 入力音を電気信号に変換するマイクロホンと、
上記マイクロホンから出力される電気信号に基づいて、入力音をデータ化するデータ化手段と、
上記データ化手段により生成されたデータに基づいて、入力音の波形に特定の波形パターンが含まれるか否かを判断する波形判断手段と、
所定期間に亘る演出を実行するための演出用データを複数記憶する記憶手段と、
所定の読出順序に基づいて、上記記憶手段から順に演出用データを読み出し、該演出用データに基づく演出を実行することにより、一連の演出を実行する演出実行手段と
を備え、
上記演出実行手段は、上記波形判断手段により入力音の波形に特定の波形パターンが含まれると判断された場合に、上記データ化手段により生成されたデータに基づいて特定される演出用データから順に上記一連の演出を実行することを特徴とする遊技機。
(1)の発明によれば、マイクロホンから出力される電気信号に基づいて、入力音からデータが生成される。そして、生成されたデータに基づいて、入力音の波形に特定の波形パターンが含まれるか否かが判断される。入力音の波形に特定の波形パターンが含まれると判断された場合、複数の演出用データを所定の順序で用いることにより行われる一連の演出(連続演出)が、生成されたデータに基づいて特定される演出用データから順に実行される。
このように、(1)の発明では、特定の波形パターンに属する波形を示す音が、マイクロホンを介して遊技機に入力されたとき、連続演出は、所定の演出(生成されたデータに基づいて特定される演出用データに基づく演出)から開始される。従って、一旦演出が中断した場合であっても、遊技者は、当該音を遊技機に対して入力することにより、連続演出を当該演出用データに基づく演出から再開させることができる。
さらに、本発明は、以下のような遊技機を提供する。
(2) 上記(1)の遊技機であって、
上記演出実行手段は、上記データ化手段により生成されたデータに基づいて特定される演出用データに基づく演出を実行する場合、上記データ化手段により生成されたデータに基づいて、該演出用データに基づく演出の開始時点を特定し、該演出用データに基づいて、その開始時点からの演出を実行することを特徴とする。
(2)の発明によれば、生成されたデータに基づいて特定される演出用データに基づく演出が実行される場合、生成されたデータに基づいて、該演出用データに基づく演出の開始時点が特定され、該演出用データに基づいて、その開始時点からの演出が実行される。
このように(2)の発明では、演出の開始に係る演出用データのみならず、演出の開始時点までもが、生成されたデータに基づいて、特定される。
従って、中断時点における演出をより忠実に再開させることができる。
さらに、本発明は、以下のような遊技機を提供する。
(3) 上記(1)又は(2)の遊技機であって、
画像を表示可能な表示装置と、
特定のタイミングで、上記特定の波形パターンに属する波形を示す音を再生するための音再生用データを含む1次元又は2次元コードを、上記表示装置に表示する表示制御手段と
を備え、
上記音再生用データは、実行中の演出に係る演出用データに割り当てられた識別データを含むことを特徴とする。
(3)の発明によれば、特定のタイミングで(例えば、遊技場の閉店時刻や遊技者が遊技を終了する旨の操作をしたとき)、1次元又は2次元コード(例えば、QRコード等)が表示装置に表示される。1次元又は2次元コードは、特定の波形パターンに属する波形を示す音を再生するための音再生用データを含むものである。
遊技者は、表示された1次元又は2次元コードを、携帯端末機(携帯電話機等)が備えるCCDカメラ等により撮像し、得られた画像データに基づいて、音再生用データを取得することができる。そして、該音再生用データに基づく音を携帯端末機の備えるスピーカにより出力することにより、当該音を遊技機の備えるマイクロホンから入力させることができる。これにより、遊技者は、中断された連続演出を再開させることができる。
さらに、本発明は、以下のようなサーバを提供する。
(4) 上記(1)又は(2)の遊技機が備えるマイクロホンに対する入力音を再生可能な携帯端末機との通信が可能なサーバであって、
上記サーバは、上記携帯端末機に対して、上記入力音を再生するための音再生用データをダウンロードするダウンロード手段を備えており、
上記音再生用データは、上記特定の波形パターンに属する波形を示す音を再生するためのデータであり、演出用データに割り当てられた識別データを含むことを特徴とする。
(4)の発明によれば、サーバは、携帯端末機(例えば、所定の携帯電話機)に対して、特定の波形パターンに属する波形を示す音を再生するための音再生用データをダウンロードすることができる。そして、携帯端末機は、該音再生用データに基づいて、遊技機の備えるマイクロホンに対する入力音を再生することが可能である。該音がマイクロホンにより入力されると、遊技機では、生成されたデータと演出用データに割り当てられた識別データとに基づいて特定される演出用データに基づく演出から、連続演出が開始される。
このように、(4)の発明によれば、所定の携帯電話機に対してのみ、音再生用データがダウンロードされるように構成することが可能である。所定の携帯電話機としては、例えば、遊技場や遊技機メーカの会員として登録された遊技者の所有する携帯電話機等が挙げられる。従って、遊技場や遊技機メーカの会員だけが、連続演出を再開させることができるため、係る会員登録等を促進させることができる。
さらに、本発明は、以下のような遊技システムを提供する。
(5) 画像を表示可能な表示装置を備える上記(1)又は(2)の遊技機と、上記遊技機が備える表示装置に表示される1次元又は2次元コードを読取可能な携帯端末機との通信が可能なサーバとを備えた遊技システムであって、
上記遊技機は、更に、
特定のタイミングで、上記サーバにアクセスするためのアドレス情報を含む1次元又は2次元コードを上記表示装置に表示する表示制御手段を備え、
上記サーバは、
上記アドレス情報に基づく上記携帯端末機からのアクセスを受けた場合に、上記携帯端末機に対して、上記特定の波形パターンに属する波形を示す音を再生するための音再生用データをダウンロードするダウンロード手段を備え、
上記アドレス情報は、遊技機において実行中の演出に係る演出用データに割り当てられた識別データを含むものであり、
上記音再生用データは、上記識別データを含むことを特徴とする。
(5)の発明によれば、特定のタイミングで(例えば、遊技場の閉店時刻や遊技者が遊技を終了する旨の操作をしたとき)、1次元又は2次元コード(例えば、QRコード等)が表示装置に表示される。1次元又は2次元コードは、サーバにアクセスするためのアドレス情報を含むものである。
遊技者は、表示された1次元又は2次元コードを、携帯端末機(携帯電話機等)が備えるCCDカメラ等により撮像し、得られた画像データに基づいて生成されるアドレス情報に基づいて、サーバにアクセスすることができる。サーバは、当該アクセスを受けた場合に、携帯端末機に対して、特定の波形パターンに属する波形を示す音を再生するための音再生用データをダウンロードする。
携帯端末機は、該音再生用データに基づいて、遊技機の備えるマイクロホンに対する入力音を再生することが可能である。遊技者は、携帯端末機を用いて、当該音を再生させることにより、中断された連続演出を再開させることができる。
本発明によれば、遊技を一旦終了した場合にも、当該時点における演出状態を後に再開させることができる。
図1は、本実施形態に係る遊技システムの一例を示すネットワーク構成図である。
遊技システム500は、パチスロ遊技装置1と、CCDカメラ308(図示せず、図17参照)を備えた携帯電話機300と、携帯電話機300とインターネットを介して無線によりデータの送受信を行うことが可能なサーバ200とを備えている。
パチスロ遊技装置1では、一連のストーリーが展開される演出(連続演出)が行われている途中で遊技場の閉店時刻になった場合、当該時点における演出の状態を示す演出状態識別データ(図16参照)がコード化された2次元コード92が表示される(図3参照)。この演出状態識別データが表示されたことを契機として、遊技者は、所定の操作を行うことにより、次回遊技場を訪れた際に、中断された時点から当該演出を再開させることができる。
すなわち、遊技者は、まず、携帯電話機300が備えるCCDカメラ308により、2次元コード92を撮像する。携帯電話機300は、CCDカメラ308が2次元コード92を撮像した際に得られる画像データから2次元コードを認識し、この認識した2次元コードから、演出状態識別データを生成する。そして、演出状態識別データをサーバ200に送信する。
サーバ200は、携帯電話機300から受信した演出状態識別データに基づいて、音再生用データを生成する。そして、生成した音再生用データを携帯電話機300に送信する。
このように、遊技システム500によれば、遊技者は、液晶表示装置5に表示される2次元コード92を、携帯電話機300が備えるCCDカメラ308により撮像することにより、携帯電話機300によって演出状態識別データを取得することができ、その演出状態識別データをサーバ200に送信することにより、演出状態識別データに対応した音再生用データをサーバ200から取得することができる。
そして、取得した音再生用データに基づいて、携帯電話機300が備えるスピーカ314から音(以下、特定音ともいう)を出力し、該音をマイクロホン44(図2参照)を介してパチスロ遊技装置1に入力させる。
特定音が入力されると、パチスロ遊技装置1では、マイクロホン44から出力される電気信号に基づいて、入力音からデータが生成される。そして、生成されたデータに基づいて、中断時点における演出の状態が特定される。
これにより、遊技者は、連続演出を再開させることができるのである。
遊技システム500におけるパチスロ遊技装置1は、本発明の遊技機に相当するものである。本発明の遊技機は、この例に限定されず、例えば、パチンコ遊技装置、スロットマシン等を挙げることができる。
本実施形態では、2次元コードが表示される場合について説明するが、本発明においては、1次元コード(バーコード)が表示されることとしてもよい。また、本実施形態では、2次元コードとしてQRコード(登録商標)を用いる場合について説明するが、本発明はこの例に限定されるものではない。
携帯電話機300は、本発明の携帯端末機に相当するものである。なお、本発明の携帯端末機は、1次元又は2次元コードを撮像するための撮像手段を備え、かつ、サーバと通信回線を介してデータの送受信を行うことが可能であれば、特に限定されるものではなく、例えば、パーソナル・ディジタル・アシスタンツ、上記遊技システムの専用の携帯端末機等を挙げることができる。
また、本実施形態においては、携帯電話機300とサーバ200とが無線によりデータの送受信を行う場合について説明するが、本発明は、この例に限定されず、有線により送受信を行うこととしてもよい。すなわち、本発明における通信回線には、有線と、無線による伝送路とが含まれる。
図2は、パチスロ遊技装置の一例を模式的に示す斜視図である。
このパチスロ遊技装置1は、コイン、メダル又はトークン等の他、遊技者に付与されたか、若しくは、付与される遊技価値の情報を記憶したカード等の遊技媒体を用いて遊技を行うことが可能な遊技機であるが、以下においては、メダルを用いるものとして説明することとする。
パチスロ遊技装置1の全体を形成している筐体2の正面には、液晶表示装置5が設置されている。この液晶表示装置5は、透明液晶パネル34(図示せず)を備えており、この透明液晶パネル34は、その一部又は全部を透明/非透明の状態に切り替えることが可能であるとともに、遊技に関する演出画像を表示可能である。
また、透明液晶パネル34は、2次元コード92を表示することが可能である。液晶表示装置5は、本発明における表示装置に相当する。
本実施形態においては、表示装置としての液晶表示装置5が、回転リール3の前面に設けられている場合について説明するが、本発明において、表示装置が設けられる位置は、特に限定されるものではない。また、本実施形態においては、表示装置としての液晶表示装置5に、演出画像等が表示される場合について説明するが、本発明においては、演出画像等が表示される表示装置と、1次元又は2次元コードが表示される表示装置とが個別に設けられることとしてもよい。
また、液晶表示装置5の背面側には、3個の回転リール3L、3C、3Rが設けられている。3個の回転リール3L、3C、3Rは、それぞれその外周面に複数の図柄等の識別情報が表示されており、回転可能に横一列に設けられている。
液晶表示装置5の下方には、水平面を有する台座部10が形成されており、台座部10の右側には、メダル投入口22が設けられ、台座部10の左側には、1−BETスイッチ11及び最大BETスイッチ13が設けられている。
台座部10の前面部の左寄りには、遊技者が遊技で獲得したメダルのクレジット/払い出しを押し操作により切り替える貯留メダル精算スイッチ14が設けられている。
この貯留メダル精算スイッチ14の切り替えにより「払い出し」が選択された場合には、正面下部のメダル払出口15からメダルが払い出され、払い出されたメダルはメダル受部16に溜められる。一方、「クレジット」が選択された場合には、パチスロ遊技装置1が備えるメモリ(例えば、後述するRAM43等)にメダル数がクレジットとして記憶される。
貯留メダル精算スイッチ14の右側には、遊技者の操作により回転リール3L、3C、3Rを回転させるためのスタートレバー6が所定の角度範囲で回動自在に取り付けられている。台座部10の前面部中央には、3個の回転リール3L、3R、3Cの回転をそれぞれ停止させるための3個の停止ボタン7L、7C、7Rが設けられている。
台座部10の前面部の右寄りには、決定ボタン26及び取消ボタン27が設けられている。この決定ボタン26及び取消ボタン27を操作することにより、液晶表示装置5の表示画面の切替に関する指示等の入力を行うことができる。
台座部10の前面部の右寄りには、さらに、ドア開閉及び打ち止め解除装置29が設けられており、所定の鍵をこのドア開閉及び打ち止め解除装置29の鍵穴に差し込み、右に回すことにより前面ドアの開閉を行い、左に回すことにより打ち止め解除を行う。
筐体2の上方の左右には、スピーカ21L、21Rが設けられ、その2台のスピーカ21L、21Rの間には、入賞図柄の組合せ及びメダルの配当枚数等を示す配当表パネル23が設けられている。また、筐体2の正面左右には、マイクロホン44が設けられている。
図3は、図2に示したパチスロ遊技装置が備える液晶表示装置近傍を示す拡大正面図である。
図3に示すように、液晶表示装置5の背面側には、各々の外周面に複数の識別情報である図柄が描かれた3個の回転リール3(3L、3C、3R)が回転可能に横一列に設けられている。
液晶表示装置5は、正面パネル31と、正面パネル31の裏面に設けられた透明液晶パネル34(図示せず)とを備えている。正面パネル31は、透明な表示窓31aと、絵柄が描かれた絵柄形成領域31bとからなり、正面パネル31の裏面に設けられた透明液晶パネル34に表示される画面画像は、正面パネル31の表示窓31aを介して視認可能である。
図3に示す透明液晶パネル34の中央下側には、2次元コード92が表示され、さらに、その下側には“カメラで撮影して下さい。”という、遊技者に対して携帯電話機300のCCDカメラ308で2次元コード92を撮像するように促す画像が表示されている。
液晶表示装置5の左側の背面側には、遊技開始表示ランプ25、WINランプ17、メダル投入ランプ24、最大BETランプ9c、2−BETランプ9b及び1−BETランプ9aの各種ランプと、払出枚数表示部18、メダル貯留枚数表示部19及び役物作動回数表示部20の各種表示部とが設けられている。なお、正面パネル31の絵柄形成領域31bは、上述した各種ランプと各種表示部との前方部分が透明であり、各種ランプと各種表示部とを視認可能となっている。
1−BETランプ9a、2−BETランプ9b、最大BETランプ9cは、一のゲームを行うために賭けられたメダルの数(以下、BET数ともいう)に応じて点灯する。一のゲームは、全ての回転リールが停止したとき、又は、メダルの払い出しが行われる場合には、メダルが払い出されたときに終了する。
WINランプ17は、BB(ビッグボーナス)又はRB(レギュラーボーナス)に内部当選した場合に所定確率で点灯し、また、BB又はRBの入賞が成立した場合にも点灯する。遊技メダル投入ランプ24は、メダルの投入が受け付け可能であるときに点滅する。遊技開始表示ランプ25は、少なくとも1本のラインが有効化されたときに点灯する。
払出枚数表示部18は、入賞成立時のメダルの払出枚数を表示するものであり、メダル貯留枚数表示部19は、貯留されているメダルの枚数を表示するものであり、役物作動回数表示部20は、RBゲーム可能回数及びRBゲーム入賞可能回数等を表示する。これらの表示部は、7セグメント表示器からなるものである。
図4は、図2に示したパチスロ遊技装置が備える液晶表示装置の概略構成を示す斜視図である。図5は、図4に示した液晶表示装置の一部の構成の展開図である。
液晶表示装置5は、保護ガラス32と表示板33とからなる正面パネル31、透明液晶パネル34、導光板35、反射フィルム36、所謂白色光源である蛍光ランプ37a、37b、38a、38b、ランプホルダ39a〜39h、及び、透明液晶パネル駆動用のICを搭載したテーブルキャリアパッケージ(TCP)からなり、TCPは、透明液晶パネル34の端子部に接続したフレキシブル基板(図示せず)等により構成される。
この液晶表示装置5は、回転リール3L、3C、3Rにより手前側に設けられている。また、この回転リール3L、3C、3Rと液晶表示装置5とは、所定の間隔をあけて設けられている。
保護ガラス32及び表示板33は、透明な部材で構成されている。表示板33には、BETランプ9a〜9cに対応する位置等に絵柄等が形成されている。すなわち、表示板33の絵柄等が形成されている領域が、正面パネル31における絵柄形成領域31bであり、表示板33の絵柄等が形成されていない領域が、正面パネル31における表示窓31aである(図4参照)。なお、正面パネル31に絵柄形成領域31bを形成せず、正面パネル31の全面を表示窓31aとしてもよい。この場合、表示板33に絵柄を形成しないか、又は、表示板33を省略すればよい。
なお、表示板33の裏面側に配置される各種ランプ及び各種表示部を動作させる電気回路等は図示していない。
透明液晶パネル34は、薄膜トランジスタ層が形成されたガラス板等の透明な基板と、これに対向する透明な基板との間隙部に液晶が封入されて形成されている。
この透明液晶パネル34の表示モードは、ノーマリーホワイトに設定されている。ノーマリーホワイトとは、液晶を駆動していない状態で白表示(表示面側に透過した光が外部より視認可能である)となる構成である。ノーマリーホワイトに構成された透明液晶パネル34を採用することにより、液晶を駆動することができない事態が生じた場合であっても、回転リール3L、3C、3Rに表示された図柄等の識別情報の可変表示及び停止表示を視認することができ、遊技を継続することができる。すなわち、そのような事態が発生した場合でも、回転リール3L、3C、3Rに表示された識別情報の変動表示態様及び停止表示態様を中心とした遊技を行うことができる。
導光板35は、蛍光ランプ37a、37bからの光を透明液晶パネル34へ導き出す(透明液晶パネル34を照明する)ためのものであり、透明液晶パネル34の裏側に設けられ、例えば、2cm程度の厚さを有するアクリル系樹脂等の透明部材(導光機能を有する)で構成されている。
反射フィルム36は、例えば、白色のポリエステルフィルムやアルミ薄膜に銀蒸着膜を形成したものが用いられ、導光板35に導入された光を導光板35の正面側へ向けて反射させる。この反射フィルム36は、反射領域36A及び非反射領域(透過領域)36Bにより構成されている。
蛍光ランプ37a、37bは、導光板35の上端部及び下端部に沿って配置され、両端はランプホルダ39(図4参照)により支持されている。この蛍光ランプ37a、37bから照射される光は、反射フィルム36の反射領域36Aで反射して透明液晶パネル34を照明する。
蛍光ランプ38a、38bは、反射フィルム36の裏側の上方位置及び下方位置に回転リール3L、3C、3Rに向かって配置されている。この蛍光ランプ38a、38bから出て回転リール3L、3C、3Rの表面で反射して非反射領域36Bへ入射した光は、透明液晶パネル34を照明する。
このように、液晶表示装置5においては、蛍光ランプ37a、37bから照射され、反射フィルム36の反射領域36Aで反射した光と、蛍光ランプ38a、38bから照射され、回転リール3L、3C、3Rの表面で反射して非反射領域36Bへ入射した光とが、透明液晶パネル34を照明するのである。
従って、反射フィルム36の非反射領域36Bに対応する液晶表示装置5の領域は、液晶を駆動しているか否かによって、透明/非透明の状態に切り替わる領域であり、反射フィルム36の反射領域36Aに対応する液晶表示装置の領域は、液晶を駆動しているか否かに拘わらず非透明状態となる。
パチスロ遊技装置1では、液晶表示装置の一部の領域のみが、透明/非透明の状態に切り替わる領域であるが、本発明の遊技機において、液晶表示装置の表示画面は、その全領域が透明/非透明の状態に切り替わる領域であってもよい。この場合、パチスロ遊技装置1において、液晶表示装置5の全領域を透過状態又は非透過状態に切り替わる領域とする場合、反射フィルム36を全て非反射領域36Bとするか、反射フィルム36を省略すればよい。
図6は、図2に示したパチスロ遊技装置の内部構成を示すブロック図である。
主制御回路81は、回路基板上に配置されたマイクロコンピュータ40を主たる構成要素とするものである。マイクロコンピュータ40は、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPU41と、ROM42及びRAM43とを含む。CPU41には、基準クロックパルスを設定するクロックパルス発生回路144及び分周器145と、サンプリングされる乱数を発生する乱数発生器146及びサンプリング回路147とが接続されている。なお、乱数サンプリングのための手段として、CPU41の動作プログラム上で乱数のサンプリングを実行するように構成してもよい。
ROM42には、副制御回路82へ送信するための各種制御指令(コマンド)等が格納されている。当該コマンドとしては、例えば、液晶表示装置5に対する表示制御に関するコマンドやスピーカ21に対する音声出力制御に関するコマンド等が格納されている。
液晶表示装置5やスピーカ21に対する制御に関するコマンドとしては、例えば、演出開始コマンド、終了演出コマンド等を挙げることができる。
演出開始コマンドは、3つの回転リール3の回転開始時に液晶表示装置5に演出画像を表示させ、スピーカ21に当該演出に関する音声を出力させるためのコマンドである。終了演出コマンドは、3つの回転リール3が全て停止した際に液晶表示装置5に演出画像を表示させ、スピーカ21に当該終了演出に関する音声を出力させるためのコマンドである。
また、RB、BBの設定又は解除に関するコマンドも、ROM42に格納されており、当該コマンドによってRB又はBBの設定又は解除が副制御回路82に通知される。なお、RB、BBの設定又は解除に関するコマンドにかえて、液晶表示装置5に対する表示制御に関する各種のコマンドに、RB又はBBの実行中であることを示すデータを含めることとしてもよい。
上述したような各種のコマンドは、特定の条件の成立を契機としてCPU41によってROM42から呼び出されてRAM43にセットされる。そして、RAM43にセットされたコマンドは所定のタイミングで副制御回路82に供給される。副制御回路82は、供給されたコマンドに基づいて各種の処理を実行する。なお、副制御回路82が主制御回路81へコマンド等が入力されることはなく、主制御回路81から副制御回路82への一方向で通信が行われる。
また、ROM42には、回転リール3L、3C、3Rの回転位置と回転リール外周面上に描かれた図柄とを対応付けるために、図柄テーブルが格納されており、また、入賞となる図柄の組合せと、入賞のメダル配当枚数と、その入賞を表す入賞判定コードとが対応付けられた入賞図柄組合せテーブルや、内部当選役を決定する抽選を行うために必要な抽選確率テーブル等が格納される。
RAM43には、上述したコマンド以外に、例えば、メダルの数に相当するクレジット数、設定値等、遊技進行に係る変数やフラグ等が格納される。
マイクロコンピュータ40からの制御信号により動作が制御される主要な周辺装置(アクチュエータ)としては、各種ランプ(1−BETランプ9a、2−BETランプ9b、最大BETランプ9c、WINランプ17、遊技メダル投入ランプ24、遊技開始表示ランプ25、装飾ランプ93)と、各種表示部(払出枚数表示部18、メダル貯留枚数表示部19、役物作動回数表示部20)と、メダルを収納し、ホッパー駆動回路51の命令により所定枚数のメダルの払い出しを行うホッパー(払い出しのための駆動部を含む)50と、回転リール3L、3C、3Rを回転駆動するステッピングモータ59L、59C、59Rとがある。
さらに、ステッピングモータ59L、59C、59Rを駆動制御するモータ駆動回路49、ホッパー50を駆動制御するホッパー駆動回路51、各種ランプを駆動制御するランプ駆動回路55、及び、各種表示部を駆動制御する表示部駆動回路58が、I/Oポート48を介してCPU41の出力部に接続されている。これらの駆動回路は、それぞれCPU41から出力される駆動指令等の制御信号を受けて、各アクチュエータの動作を制御する。
また、マイクロコンピュータ40が制御指令を発生するために必要な入力信号を発生させる主な入力信号発生装置としては、スタートスイッチ6S、1−BETスイッチ11、最大BETスイッチ13、貯留メダル精算スイッチ14、投入メダルセンサ22S、リセットスイッチ62、設定用鍵型スイッチ63、リール停止信号回路56、リール位置検出回路60、払い出し完了信号回路61がある。これらもI/Oポート48を介してCPU41に接続されている。設定用鍵型スイッチ63は、所定の鍵をこの鍵穴に差し込み、左右に回すことにより設定値の変更を可能とするものである。
スタートスイッチ6Sは、スタートレバー6の操作を検出する。投入メダルセンサ22Sは、メダル投入口22に投入されたメダルを検出する。リール停止信号回路56は、各停止ボタン7L、7C、7Rの操作に応じて停止信号を発生する。決定ボタン26及び取消ボタン27は、これらの操作により、液晶表示装置5の表示画面の切替や指示の入力等を行うことができる。
リール位置検出回路60は、リール回転センサからのパルス信号を受けて各回転リール3L、3C、3Rの位置を検出するための信号をCPU41に送信する。
払出完了信号回路61は、メダル検出部50Sの計数値(ホッパー50から払い出されたメダルの枚数)が指定された枚数に達したとき、メダル払出完了信号を発生する。CPU41がこのメダル払出完了信号を受信すると、ホッパー駆動回路51を介してホッパー50の駆動を停止し、メダルの払出を完了させる。このメダル検出部50Sは、ホッパー50から払い出されるメダルを検出するための物理センサ等からなるメダルセンサを備えており、このメダルセンサにより払い出されるメダルの枚数の計数を行うことができる。
図6に示した回路において、乱数発生器146は、一定の数値範囲に属する乱数を発生し、サンプリング回路147は、スタートレバー6が操作された後の適宜のタイミングで1個の乱数をサンプリングする。こうしてサンプリングされた乱数及びROM42内に格納されている確率抽選テーブルに基づいて、内部当選役が決定される。内部当選役が決定された後、「停止制御テーブル」を選択するために再び乱数のサンプリングが行われる。
回転リール3L、3C、3Rの回転が開始された後、ステッピングモータ59L、59C、59Rの各々に供給される駆動パルスの数が計数され、その計数値はRAM43の所定エリアに書き込まれる。回転リール3L、3C、3Rからは一回転毎にリセットパルスが得られ、これらのパルスはリール位置検出回路60を介してCPU41に入力される。こうして得られたリセットパルスにより、RAM43で計数されている駆動パルスの計数値が“0”にクリアされる。これにより、RAM43内には、各回転リール3L、3C、3Rについて一回転の範囲内における回転位置に対応した計数値が格納される。
上記のような回転リール3L、3C、3Rの回転位置と回転リール外周面上に描かれた図柄とを対応づけるために、図柄テーブルが、ROM42内に格納されている。この図柄テーブルでは、前述したリセットパルスが発生する回転位置を基準として、各回転リール3L、3C、3Rの一定の回転ピッチ毎に順次付与されるコードナンバーと、それぞれのコードナンバー毎に対応して設けられた図柄を示す図柄コードとが対応づけられている。
更に、ROM42内には、入賞図柄組合せテーブルが格納されている。この入賞図柄組合せテーブルでは、入賞となる図柄の組合せと、入賞のメダル配当枚数と、その入賞を表す入賞判定コードとが対応づけられている。上記の入賞図柄組合せテーブルは、左の回転リール3L、中央の回転リール3C、右の回転リール3Rの停止制御時、及び全リール停止後の入賞確認を行うときに参照される。
上記乱数サンプリングに基づく抽選処理(確率抽選処理)により内部当選した場合には、CPU41は、遊技者が停止ボタン7L、7C、7Rを操作したタイミングでリール停止信号回路56から送られる操作信号、及び、選択された「停止制御テーブル」に基づいて、回転リール3L、3C、3Rを停止制御する信号をモータ駆動回路49に送る。
内部当選した役の入賞成立を示す停止態様となった場合、貯留メダル精算スイッチ14の切り替えにより「払い出し」が選択されているときには、CPU41は、払い出し指令信号をホッパー駆動回路51に供給してホッパー50から所定個数のメダルの払い出しを行う。その際、メダル検出部50Sは、ホッパー50から払い出されるメダルの枚数を計数し、その計数値が指定された数に達したときに、メダル払い出し完了信号がCPU41に入力される。これにより、CPU41は、ホッパー駆動回路51を介してホッパー50の駆動を停止し、「メダルの払い出し処理」を終了する。
一方、貯留メダル精算スイッチ14の切り替えにより「クレジット」が選択されているときには、払い出されるべきメダルの数がクレジットとしてRAM43に記憶されることになる。
CPU41を備えた主制御回路81には、副制御回路82が接続されている。
副制御回路82は、主制御回路81からの制御指令(コマンド)に基づいて、液晶表示装置5の表示制御及びスピーカ21L、21Rからの音の出力制御を行う。
図7は、図6に示した副制御回路の構成を示すブロック図である。
尚、本実施形態においては、主制御回路81から副制御回路82に対してコマンドを供給するとともに、副制御回路82から主制御回路81に対して信号を供給できないように構成したが、これに限らず、副制御回路82から主制御回路81に対して信号を送信できるように構成してもよい。
副制御回路82は、サブCPU206、プログラムROM208及びワークRAM210を備えている。また、副制御回路82には、インターフェイス回路240を介して、決定ボタン26及び取消ボタン27が接続されている。
また、副制御回路82は、液晶表示装置5における表示制御を行う表示制御回路250と、スピーカ21から発生させる音に関する制御を行う音声制御回路230とを備えている。
サブCPU206は、プログラムROM208に記憶されたプログラムに従って、演出に係る処理等の各種の処理を実行する機能を有し、CPU41から供給される各種のコマンドに従って、副制御回路82の制御を行う。
プログラムROM208には、サブCPU206により、液晶表示装置5やスピーカ21における遊技演出を制御するためのプログラムが記憶されており、その他には、演出に関する決定を行うためのテーブル等の各種のテーブルも記憶されている。
また、プログラムROM208には、液晶表示装置5に表示される画面画像及びスピーカ21から出力される音に対応した複数種類の演出パターンデータと、全てのリール3が停止した際に表示される画面画像及び出力される声に対応した複数種類の終了演出パターンデータとが記憶されている。
本実施形態において、演出パターンデータは、通常演出パターンデータと連続演出パターンデータとからなる。連続演出パターンデータは、連続演出を行うためのデータである。
連続演出とは、1回の遊技において完結することなく、複数回数の遊技に亘って連続性をもって行われる演出である。ここで、図8を用いて連続演出について説明することとする。
図8(a)〜(d)は、連続演出の一例を示す図である。
連続演出においては、液晶表示装置5上で、所定のストーリーが展開される。具体的に、図8に示す連続演出では、豚の男の子が、遠くで打ち上げられる花火を見て、花火大会が開催されることを思い出し(図8(a)参照)、花火大会の会場まで走っていき、その結果、無事に花火大会に辿り着く(図8(b)参照)。一方、豚の女の子が、遠くで打ち上げられる花火を見て、豚の男の子と花火大会で待ち合わせをしていることを思い出し(図8(c)参照)、花火大会の会場まで走っていき、その結果、無事に花火大会で豚の男の子と出会う(図8(d)参照)。本実施形態では、係るストーリーが複数回数の遊技に亘って展開されるのである。
また、本実施形態において、このような連続演出は、遊技状態がアシストタイム(AT)であるときに行われる。本実施形態において、ATは複数種類(本実施形態では、3種類)存在する。ATにおいては、小役を入賞させるために必要な情報が遊技者に対して報知されるが、本実施形態では、係る情報の信頼性が各ATによって異なるように設定されているのである。以下、情報の信頼性の高い順に、ATモードA、ATモードB、ATモードCとも呼ぶこととする。
そして、本実施形態における連続演出も、3種類のATに対応付けられて、3種類存在する。以下では、遊技状態がATモードAであるときに行われる連続演出を、連続演出モードAともいう。遊技状態がATモードBであるときに行われる連続演出を、連続演出モードBともいう。遊技状態がATモードCであるときに行われる連続演出を、連続演出モードCともいう。
また、連続演出パターンデータは、連続演出のモードごとに、夫々、複数存在する。そして、各連続演出は、複数の連続演出パターンデータのなかから、所定の順序で連続演出パターンデータを読み出し、読み出された連続演出パターンデータに基づく演出を順々に実行することにより、構成されるものである。
例えば、連続演出モードAは、連続演出パターンデータA−I、連続演出パターンデータA−II、連続演出パターンデータA−III・・・の順に連続演出パターンデータが実行されることにより、一連の演出が展開されるものである。また、連続演出モードBは、連続演出パターンデータB−I、連続演出パターンデータB−II、連続演出パターンデータB−III・・・の順に連続演出パターンデータが実行されることにより、一連の演出が展開されるものである。同様に、連続演出モードCは、連続演出パターンデータC−I、連続演出パターンデータC−II、連続演出パターンデータC−III・・・の順に連続演出パターンデータが実行されることにより、一連の演出が展開されるものである。
各連続演出パターンデータは、各連続演出が実行される際に、所定のタイミングで、サブCPU206から表示制御回路250及び音声制御回路230に供給される。
連続演出モードA、連続演出モードB、及び、連続演出モードCは、本発明における所定期間に亘る演出に相当する。また、連続演出パターンデータA−I、連続演出パターンデータA−II、連続演出パターンデータA−III・・・、連続演出パターンデータB−I、連続演出パターンデータB−II、連続演出パターンデータB−III・・・、及び、連続演出パターンデータC−I、連続演出パターンデータC−II、連続演出パターンデータC−III・・・は、所定期間に亘る演出を実行するための演出用データに相当する。連続演出パターンデータの種類は、各連続演出パターンデータに割り当てられた識別データによって識別される。
本実施形態では、識別データに連続演出モードの種類に関する情報も含まれることとしているが、本発明においては、識別データに連続演出モードの種類に関する情報は含まれていなくてもよい。
また、プログラムROM208は、演出用データを複数記憶する記憶手段として機能するものである。もっとも、本発明における演出用データを複数記憶する記憶手段は、この例に限定されない。例えば、演出用データは、演出画像データや演出音データによって構成されることとし、演出画像データを記憶する画像データROMと、演出音データを記憶する音声データROMとが協働して記憶手段として機能するように構成されていてもよい。
また、プログラムROM208には、マイクロホン44から出力される音信号が示す波形との比較対象となる比較波形データが記憶されている。比較波形データが示す波形のパターン(波形パターン)は、本発明における特定の波形パターンに相当する。
サブCPU206は、マイクロホン44により入力された入力音が示す波形と、比較波形データが示す波形パターンとを比較する。そして、サブCPU206は、特定の周波数帯域における波形に、所定のピーク(図11(d)参照)があるか否かを判断することにより、入力音の波形に特定の波形パターンが含まれるか否かを判断する。
入力音に特定の波形パターンが含まれると判断された場合、該入力音の波形から、連続演出の状態(ストーリーがどの時点まで展開されているか)が特定され、当該演出状態から演出が開始されるのである。
また、プログラムROM208には、連続演出モードの種類、連続演出パターンデータの種類、及び、時間情報と、演出状態識別データとが対応付けられた演出状態識別データテーブル(図16参照)が格納されている。遊技場の閉店時刻になると、当該時点における連続演出の状態を示す演出状態識別データがコード化された2次元コード92が表示される。連続演出の状態は、連続演出モードの種類、連続演出パターンデータの種類、及び、時間情報によって特定される。
連続演出モードの種類、及び、連続演出パターンデータの種類については、上述した通りである。時間情報とは、連続演出パターンデータに基づく演出が開始されてからの時間を示す情報である。連続演出パターンデータには、演出開始位置情報が所定の時間間隔で書き込まれている。演出開始位置情報は、1の連続演出パターンデータにおいて、演出を開始することができる位置を示した情報である。以下では、演出開始位置情報が書き込まれた位置(時間)を示す情報を、T、T、T・・・とも呼ぶ。
また、副制御回路82は、信号処理回路44aを介して、外部からの入力音を音信号に変換して出力するマイクロホン44が接続されている。信号処理回路44aは、AGC回路やA/D変換回路等の各種の回路を含み、マイクロホン44から出力された音信号を出力波形データに変換するための種々の処理を行う回路である。AGC回路は、入力された音信号の大きさが変動しても、一定出力が得られるように、その内部に設けられた増幅器の増幅率を自動的に制御するものである。
信号処理回路44aは、本発明におけるデータ化手段に相当する。
なお、本実施形態においては、プログラム、テーブル等を記憶する記憶媒体としてプログラムROM208を用いるように構成したが、これに限らず、CPU等を備えたコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体であれば別態様であってもよく、例えば、ハードディスク装置、CD−ROM及びDVD−ROM、ROMカートリッジ等の記憶媒体に記録されていてもよい。もちろん、プログラムROM208に記憶されるものをROM42に記憶することとしてもよい。また、これらのプログラムは、予め記録されているものでなくとも、電源投入後にこれらのプログラムをダウンロードし、ワークRAM210等に記録されるものでもよい。更にまた、プログラムの各々が別々の記憶媒体に記録されていてもよい。
また、本実施形態において、CPU41及びROM42を含む主制御回路81と、サブCPU206及びプログラムROM208を含む副制御回路82と、を別々に構成したが、これに限らず、CPU41及びROM42を含む主制御回路81のみで構成してもよく、この場合には、上述したプログラムROM208に記憶されているプログラムをROM42に記憶させ、CPU41により実行されるように構成してもよい。もちろん、サブCPU206及びプログラムROM208を含む副制御回路82のみで構成するようにしてもよく、この場合には、上述したROM42に記憶されているプログラムをプログラムROM208に記憶させ、サブCPU206により実行されるように構成してもよい。
ワークRAM210は、サブCPU206の一時記憶領域として種々のフラグや変数の値を記憶する機能を有する。尚、本実施形態においては、サブCPU206の一時記憶領域としてワークRAM210を用いているが、これに限らず、読み書き可能な記憶媒体であればよい。
また、音声制御回路230は、音声に関する制御を行う音源IC232、各種の音データを記憶する音声データROM234、音信号を増幅するための増幅器236(以下、AMPと称する。)から構成されている。
音源IC232は、サブCPU206、音声データROM234、及び、AMP236と接続されている。音声データROM234には、演出パターンデータ又は終了演出パターンデータに基づいて抽出される演出音データ等の音に関するデータが記憶されている。
音源IC232は、演出パターンデータ又は終了演出パターンデータの供給を受けると、このデータに応じた演出音データを音声データROM234から読み出す。
また、音源IC232は、読み出した演出音データを所定の音信号に変換し、その音信号をAMP236に供給する。AMP236は、音信号を増幅させ、スピーカ21(21L及び21R)から音を出力する。
表示制御回路250は、CPU41により決定された遊技結果、又は、各種ボタン26、27により入力された指示に応じて、画面画像を生成し、液晶表示装置5に上記画面画像を表示する制御を行うものであり、画像データプロセッサ(以下、VDPという。)212、各種の画像データを記憶する画像データROM216、画像データを画像信号として変換するD/Aコンバータ218から構成されている。VDP212は、サブCPU206、画像データが記憶されている画像データROM216、画像データを画像信号に変換するD/Aコンバータ218と接続されている。
このVDP212は、いわゆるスプライト回路、スクリーン回路、及びパレット回路等の各種の回路を含み、液晶表示装置5に画面画像を表示させるための種々の処理を行うことができる装置である。つまり、VDP212は、液晶表示装置5に対する表示制御を行う。また、VDP212には、液晶表示装置5の透明液晶パネル34に画面画像を表示するためのバッファとしての記憶媒体(例えば、ビデオRAM)を備えている。この記憶媒体の所定の記憶領域に画像データを記憶することによって、所定のタイミングで液晶表示装置5の透明液晶パネル34に画面画像が表示されることとなる。
画像データROM216には、複数種類の演出画像データが記憶されている。演出画像データには、例えば、背景画像を構成する背景画像データ、キャラクタを示すキャラクタ画像データ等が含まれる。
VDP212は、サブCPU206から供給される画像表示命令(コマンド)に応じて、画像データROM216から、演出画像を抽出する。
VDP212は、画像データROM216から抽出した各種画像を、後方に位置する画像から順に、例えば、背景画像、キャラクタ画像の順に、重ね合わせてバッファ(例えば、ビデオRAM等)に記憶することにより画面画像を合成し、所定のタイミングでD/Aコンバータ218に供給する。D/Aコンバータ218は、この画面画像を画像信号として変換し、この画像信号を液晶表示装置5に供給する。
以下においては、パチスロ遊技装置1は起動しており、CPU41において用いられる変数は所定の値に初期化されるとともに、設定値、各種タイマ等も所定の値に設定された状態で定常動作しているものとする。
図9は、主制御回路において行われる処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
このサブルーチンは、予め実行されているメインルーチンから所定のタイミングで呼び出されて実行されるものである。
まず、CPU41は、メダルの自動投入の要求があるか否かを判断する(ステップS120)。なお、自動投入の要求がある場合とは、先の遊技において再遊技(リプレイ)の入賞が成立した場合である。メダルの自動投入の要求があるときには、投入要求分のメダルを自動投入し(ステップS122)、副制御回路82にメダル投入コマンドを送信する(ステップS123)。
一方、ステップS120において、メダルの自動投入の要求がないと判断した場合、CPU41は、メダルが投入されたか否かを判断する(ステップS121)。すなわち、CPU41は、メダル投入口22にメダルが投入されたことを検知した投入メダルセンサ22Sにより発せられる検知信号を受信したか否か、又は、BETスイッチ(1−BETスイッチ11又は最大BETスイッチ13)により発せられる検知信号を受信したか否かを判断することにより、メダルが投入されたか否かを判断する。なお、BETスイッチ(1−BETスイッチ11又は最大BETスイッチ13)により発せられる検出信号を受信したと判断した場合、CPU41は、RAM43に記憶されたクレジット数から、BETされたメダルの数に相当するクレジット数を減算する処理を行う。
ステップS121において、メダルが投入されていないと判断した場合、CPU41は、処理をステップS120に戻す。
また、ステップS121において、メダルが投入されたと判断した場合、又は、ステップS123の処理が実行された場合には、CPU41は、スタートレバー6が操作されたか否かを判断する(ステップS124)。すなわち、CPU41は、スタートスイッチ6Sからの入力信号を受信したか否かを判断するのである。
ステップS124において、スタートレバー6が操作されていないと判断した場合、CPU41は、処理をステップS120に戻す。一方、ステップS124において、スタートレバー6が操作されたと判断した場合、CPU41は、各種設定に係る処理を行う(ステップS125)。この各種設定処理では、スタートレバー6が操作されたタイミングで、乱数発生器146から乱数のサンプリングを行い、当該サンプリングされた乱数値と、RAM43に設定されている抽選確率テーブルとに基づいて内部当選役(当選フラグ)を生成する抽選処理が行われる。また、この各種設定処理では、例えば、WINランプ点灯抽選処理、回転リールを停止させるための停止制御テーブルの選択に係る処理、リール回転用に初期化する処理等を行い、回転リール3(3L、3C、3R)の回転を開始させる。
回転リール3L、3C、3Rの回転が開始された後、ステッピングモータ59L、59C、59Rの各々に送信される駆動パルスの数が計数され、その計数値はRAM43に記憶される。回転リール3L、3C、3Rから一回転ごとにリセットパルスが得られ、これらのパルスはリール位置検出回路60を介してCPU41に入力される。こうして得られたリセットパルスにより、RAM43で計数されている駆動パルスに計数値が「0」にクリアされる。このようにすることにより、RAM43内には、各回転リール3L、3C、3Rについての一回転の範囲内における回転位置に対応した計数値が格納される。
また、回転リール3L、3C、3Rの回転位置と回転リール外周面上に描かれた図柄とを対応付けるためにROM42に格納された図柄テーブルでは、上述したリセットパルスが発生する回転位置を基準として、各回転リール3L、3C、3Rの一定の回転ピッチごとに順次付与されるコードナンバーと、それぞれのコードナンバーごとに対応して設けられた図柄を示す図柄コードとが対応付けられている。また、ROM42に格納された入賞図柄組合せテーブルは、各回転リール3L、3C、3Rの停止制御時、及び、全回転リール停止後の入賞確認を行うときに参照される。
ステップS125の処理を実行した後、CPU41は、処理をステップS126に移す。
ステップS126において、CPU41は、RAM43に演出開始コマンドをセットする。この演出開始コマンドは、液晶表示装置5への所定の演出画像の表示を開始させ、スピーカ21に所定の音声の出力を開始させるためのコマンドであり、上記抽選処理により決定された内部当選役に関するデータを含んでいる。演出開始コマンドは、所定のタイミングで副制御回路82に供給される。
ステップS126の処理を実行した後、CPU41は、処理をステップS128に移す。
ステップS128において、CPU41は、リール停止信号回路56からの入力信号の有無により、停止ボタン7(7L、7C、7R)が「オン」であるか否かを判断する(ステップS128)。停止ボタン7が「オン」ではないと判断した場合、CPU41は、自動停止タイマの値が「0」であるか否かを判断し(ステップS129)、「0」ではないと判断した場合には、処理をステップS128に戻す。
一方、ステップS128において、停止ボタン7が「オン」であると判断した場合、又は、ステップS129において、自動停止タイマの値が「0」であると判断した場合、CPU41は、停止ボタン7に対応した回転リール3の回転を停止させるのであるが、その際、当選要求(内部当選役のこと)、図柄位置(操作時における回転リール3の回転位置)、選択されている停止制御テーブル等から滑りコマ数を決定する(ステップS130)。
次に、CPU41は、ステップS130において決定された滑りコマ数分、回転リール3を回転させて停止させる処理を行い(ステップS131)、一の回転リール3についての停止要求をセットする(ステップS132)。
次に、CPU41は、3つの回転リール3(3L、3C、3R)の全てが停止したか否かを判断する(ステップS135)。全ての回転リール3が停止していないと判断した場合、処理をステップS128に戻す。一方、全ての回転リール3が停止したと判断した場合、CPU41は入賞検索を行う(ステップS136)。このとき、ROM42に格納された入賞図柄組合せテーブル等が参照されることになる。また、入賞フラグが正常であるか否かを判断し、正常でない場合には、イリーガルエラーの表示を行って処理を中断することとしてもよい。
次に、CPU41は、RAM43に終了演出コマンドをセットする(ステップS137)。この終了演出コマンドは、遊技結果に応じた遊技終了時の演出画像の表示及び音声の出力を行うためのコマンドであり、ステップS136における入賞検索の結果に関するデータを含む。終了演出コマンドは、所定のタイミングで副制御回路82に供給される。
次に、CPU41は、メダルの払出があるか否か、すなわち、入賞枚数の有無を判断する(ステップS138)。
メダルの払出があると判断した場合、CPU41は、遊技状態及び入賞役に応じた枚数のメダルの貯留又は払出を行う(ステップS139)。メダルの貯留を行う場合には、CPU41は、RAM43に記憶されたクレジット数を加算する処理を行う。一方、メダルの払出を行う場合には、CPU41は、払出指令信号をホッパー駆動回路51に送信してホッパー50から所定枚数のメダルの払出を行う。その際、メダル検出部50Sは、ホッパー50から払い出されるメダルの枚数を計数し、その計数値が指定された数に達したときに、メダル払出完了信号がCPU41に入力される。これにより、CPU41は、ホッパー駆動回路51を介してホッパー50の駆動を停止し、メダルの払出処理を終了する。
ステップS138においてメダルの払出がないと判断した場合、又は、ステップS139の処理を実行した後、CPU41は、RBに入賞したか否かを判断する(ステップS140)。RBに入賞したと判断すると、CPU41は、RB設定に係る処理を行う(ステップS141)。このステップS141において、CPU41は、RB用の抽選確率テーブルや、RB用の入賞図柄組合せテーブルの設定に係る処理を行う。また、このステップS141において、CPU41は、RBゲーム入賞回数等の計数を開始し、その計数値を役物作動回数表示部20に表示させる処理を開始する。ステップS141の処理を実行した後、CPU41は、処理をステップS142に移す。
ステップS142において、CPU41は、RAM43にRB設定コマンドをセットする。RB設定コマンドは、画面画像としてのRB用の演出画像を液晶表示装置5に表示させ、RBに係る音声をスピーカ21から出力させるためのコマンドであり、所定のタイミングで副制御回路82に供給される。
ステップS140においてRBに入賞していないと判断された場合、又は、ステップS142の処理が実行された場合、CPU41は、BBに入賞したか否かを判断する(ステップS143)。BBに入賞したと判断すると、CPU41は、BB設定に係る処理を行う(ステップS144)。このステップS144において、CPU41は、BB用の抽選確率テーブルや、BB用の入賞図柄組合せテーブル等の設定に係る処理を行う。また、このステップS144において、CPU41は、BBゲーム消化回数等の計数や、その計数値の役物動作回数表示部20への表示や、払い出されたメダルの計数等を開始する。その後、CPU41は、処理をステップS145へ移す。
ステップS145において、CPU41は、RAM43にBB設定コマンドをセットする。BB設定コマンドは、画面画像としてのBB用の演出画像を液晶表示装置5に表示させ、BBに係る音声をスピーカ21から出力させるためのコマンドであり、所定のタイミングで副制御回路82に供給される。
ステップS143において、BBに入賞していないと判断された場合、又は、ステップS145の処理を実行した場合、CPU41は、RBが終了したか否かを判断する(ステップS146)。RBが終了したと判断すると、次に、CPU41は、RB設定解除に係る処理を行う(ステップS147)。ステップS148において、CPU41は、ステップS141の処理で設定したRB用の抽選確率テーブルや、RB用の入賞図柄組合せテーブル等から、通常の遊技状態(RB又はBB以外)に用いられる抽選確率テーブルへの設定変更に係る処理を行う。その後、CPU41は、処理をステップS148へ移す。
ステップS148において、CPU41は、RAM43にRB解除コマンドをセットする。RB解除コマンドは、所定のタイミングで副制御回路82に供給される。
ステップS146において、RBが終了したと判断されなかった場合、又は、ステップS148の処理を実行した場合、CPU41は、BBが終了したか否かを判断する(ステップS149)。BBが終了したと判断すると、次に、CPU41は、BB設定解除に係る処理を行う(ステップS150)。ステップS150において、CPU41は、ステップS144の処理で設定したBB用の抽選テーブルや、BB用の入賞図柄組合せテーブル等から、通常の遊技状態(RB又はBB以外)に用いられる抽選確率テーブルへの設定変更に係る処理を行う。その後、CPU41は、処理をステップS151へ移す。
ステップS151において、CPU41は、RAM43にBB解除コマンドをセットする。BB解除コマンドは、所定のタイミングで副制御回路82に供給される。
ステップS149において、RBが終了していないと判断した場合、又は、ステップS151の処理を実行した場合、CPU41は、処理をステップS152に移す。
ステップS152において、CPU41は、ATに入賞したか否かを判断する。ATに入賞したと判断すると、CPU41は、ATコマンドをセットする(ステップS153)。ATコマンドには、ATの種類を示す情報が含まれる。ステップS152において、ATに入賞していないと判断した場合、又は、ステップS153の処理を実行した場合、本サブルーチンを終了する。
図10は、副制御回路において行われる音認識処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
まず、ステップS180において、サブCPU206は、マイクロホン44から入力された入力音に基づいて生成された出力波形データを信号処理回路44aから受信する。
次に、サブCPU206は、プログラムROM208に記憶されている比較波形データを参照し(ステップS181)、入力音の波形に特定の波形パターンが含まれるか否かを判断する(ステップS182)。
ここで、図11を用いて、ステップS182でサブCPU206が実行する処理(波形判断処理)について説明することとする。
図11は、波形判断処理について説明するための図である。
図11(a)、(b)は、比較波形データが示す波形の一例を示す模式図である。
図11(a)が示す波形は、周波数f、f、ft1を中心とする波形である。図11(b)が示す波形は、周波数f、fiii、ft2を中心とする波形である。これらの波形は、周囲に音がない状況で、携帯端末機300から音再生用データに基づく音が出力され、該音がマイクロホン44に入力されたときに、該音が示す波形である。
図11(c)が示す波形は、携帯端末機300から音再生用データに基づく音が出力されていない状況において、マイクロホン44に入力される入力音(遊技場内の音)が示す波形である。
図11(a)に示される音と図11(c)に示される音とが並存する状況においては、入力音が示す波形は、図11(d)のようになる。
また、比較波形データが示す波形は、演出状態を示す情報を含んでいる。例えば、図11(a)が示す波形は、“連続演出モードA、連続演出パターンデータA−I、時間情報T”という演出状態を示すものである。また、図11(b)が示す波形は、“連続演出モードB、連続演出パターンデータB−III、時間情報T”という演出状態を示すものである。
ステップS182において、サブCPU206は、特定の周波数帯域における波形に、所定のピーク(図11(d)参照)があるか否かを判断することにより、入力音の波形に特定の波形パターンが含まれるか否かを判断する。特定の周波数とは、比較波形データが示す波形の中心周波数であり、本実施形態では、f、f、f、f、fii、fiii・・・、ft1、ft2、ft3・・・である。
ステップS182の処理を実行するとき、サブCPU206は、本発明における波形判断手段として機能する。
本発明においては、連続演出モードの種類、連続演出パターンデータ種類、及び、時間情報を示す周波数を、夫々、所定の周波数帯域に属するように構成し、波形判断手段は、該周波数帯域に所定のピークが存在するか否かを判断することにより、入力音の波形に特定の波形パターンが含まれるか否かを判断することとしてもよい。
また、本実施形態では、入力音に特定音が含まれるか否かを判断するために、入力音を図10に示したような波形を示す出力波形データに変換する場合について説明するが、本発明においては、必ずしも入力音を波形データに変換することを要しない。例えば、入力音の波形を数値化する等、所定の方法で定量化することにより、データ化することとしてもよい。
また、本実施形態では、予め定められたサンプリングレート(例えば、1秒間に3回)に基づいてサンプリング(標本化)を行い、1回のサンプリングで得られた出力波形データが示す波形に比較波形データが示す特定の波形パターンが含まれるか否かが判断される場合について説明する。しかし、本発明においては、一定期間にわたるサンプリングで得られた全ての出力波形データが示す波形に、夫々、比較波形データが示す特定の波形パターンが含まれるか否かが判断されることとしてもよい。
さらに、一定期間のサンプリングで得られた出力波形データが示す波形が、所定の規則に従って変化しているか否かが判断されることとしてもよい。この場合、例えば、特定音が所定のメロディであるような構成を採用することができる。
また、本実施形態では、サブCPU206が、出力波形データが示す波形に特定の波形パターンが含まれるか否かを判断する処理(以下、波形判断処理ともいう)を実行する場合について説明する。しかし、本発明においては、上記波形判断処理機能を有する装置を別に設け、サブCPUの制御により、当該装置によって上記波形判断処理を行うこととしてもよい。
また、本発明における遊技機は、CPUの制御に基づいて、マイクロホンから出力された音信号を波形データに変換する処理(サンプリング処理)と、波形データが示す波形に特定の波形パターンが含まれるか否かを判断する処理(波形判断処理)とを実行する入力音処理装置を備えることとしてもよい。
サンプリング処理及び波形判断処理を入力音処理装置で実行する構成とする場合、上述した実施形態に示したように、サンプリング処理及び波形判断処理を、夫々別の装置が実行することとしてもよい。
また、本実施形態では、特定の周波数帯域における波形に、所定のピークがあるか否かが判断されることとしている。しかし、本発明においては、特定の周波数帯域における波形に、所定の期間において、ピークが所定の時間間隔で存在するか否かが判断されることとしてもよい。
入力音の波形に特定の波形パターンが含まれないと判断した場合、サブCPU206は、
本サブルーチンを終了する。
一方、入力音の波形に特定の波形パターンが含まれると判断された場合、サブCPU206は、入力音の波形に基づいて、連続演出モードと、連続演出パターンデータの種類を示す識別データと、時間情報とを決定し(ステップS183)、ワークRAM210に記憶する(ステップS184)。図13を用いて説明するように、ここでワークRAM210に記憶された連続演出モード、識別データ、及び、時間情報によって特定される演出状態から、演出が実行されることとなる。
次に、サブCPU206は、特定音検出フラグをセットする(ステップS185)。特定音検出フラグは、特定音を検出したことを示すフラグであり、セットされた後、所定の期間が経過するとクリアされるフラグである。ステップS185の処理を実行した後、サブCPU206は、本サブルーチンを終了する。
図12は、副制御回路において行われるコマンド受信処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
まず、ステップS200において、サブCPU206は、演出開始コマンドを受信したか否かを判断する。演出開始コマンドを受信していないと判断した場合、処理をステップS210に移す。一方、演出開始コマンドを受信したと判断した場合、サブCPU206は、処理をステップS201に移す。
ステップS201において、サブCPU206は、演出パターン選択処理を実行する。
ここで、演出パターン選択処理について説明する。
図13は、演出パターン選択処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
まず、サブCPU206は、特定音検出フラグがセットされているか否かを判断する(ステップS280)。特定音検出フラグがセットされていないと判断した場合、サブCPU206は、ATフラグがセットされているか否かを判断する(ステップS281)。そして、ATフラグがセットされていないと判断した場合には、通常演出パターンを選択し(ステップS282)、ATフラグがセットされていると判断した場合には、連続演出パターンを選択する(ステップS283)。
この処理において、サブCPU206は、ATの種類がATモードAであるとき、連続演出モードAの演出を行うための連続演出パターンを選択する。また、ATの種類がATモードBであるとき、サブCPU206は、連続演出モードBの演出を行うための連続演出パターンを選択する。また、ATの種類がATモードCであるとき、サブCPU206は、連続演出モードCの演出を行うための連続演出パターンを選択する。
ステップS280において、特定音検出フラグがセットされていると判断した場合、サブCPU206は、図10のステップS184でワークRAM210に記憶された連続演出モード及び識別データに基づいて、連続演出パターンを選択する(ステップS284)。そして、サブCPU206は、特定音検出フラグをクリアする(ステップS285)。
ステップS282、ステップS283、又は、ステップS285の処理を実行した後、サブCPU206は、選択された演出パターンを示す演出パターンデータを表示制御回路250へ供給する(ステップS286)。
この処理において、サブCPU206は、ステップS284において連続演出パターンを選択した場合には、図10のステップS184でワークRAM210に記憶された時間情報も合わせて、表示制御回路250へ供給する。
その結果、ステップS284において連続演出パターンを選択した場合には、中断されていた連続演出が、再開されることになる。図14に、演出が再開されたことを示す図を示している。(a)は、遊技者が前回遊技を行った際に中断された時点における画像を示している。(b)は、今回の遊技において表示される画像を示すものであり、図8を用いて説明した連続演出が再開されていることが分かる。
サブCPU206がステップS283又はステップS284で連続演出パターンを選択し、ステップS286で該連続演出パターンを示す連続演出パターンデータを表示制御回路250に供給し、表示制御回路250が該連続演出パターンデータに基づく連続演出を示す画像を液晶表示装置5に表示させる処理を実行するとき(図18参照)、サブCPU206と表示制御回路250とは、協働して本発明における演出実行手段として機能する。
次に、サブCPU206は、時間計測を開始する(ステップS287)。この時間計測は、演出状態識別データを示すQRコードを表示する際に、該QRコードに含まれる時間情報を決定するために計測されるものであり、計測開始から所定時間に亘って計測されるものである。ステップS287の処理を実行した後、サブCPU206は、本サブルーチンを終了する。
以上、図13を用いて、図12のステップS201の処理について説明した。
ステップS201の処理を実行した後、又は、ステップS200において演出開始コマンドを受信していないと判断した場合、サブCPU206は、ステップS210に処理を移す。
ステップS210において、サブCPU206は、終了演出コマンドを受信したか否かを判断する。終了演出コマンドを受信していないと判断した場合、処理をステップS220に移す。
一方、終了演出コマンドを受信したと判断した場合、ステップS211において、サブCPU206は、プログラムROM208に記憶された複数種類の終了演出パターンのなかから、当該コマンドに対応した終了演出パターンを選択する。この処理において、サブCPU206は、ステップS283又はステップS284で連続演出パターンを選択した場合には、該連続演出パターンに基づいて、終了演出パターンを選択する。
次に、ステップS212において、終了演出パターンデータを表示制御回路250に供給する。ステップS210の処理を実行した後、処理をステップS220に移す。
ステップS220において、サブCPU206は、RB設定コマンドを受信したか否かを判断する。RB設定コマンドを受信していないと判断した場合、処理をステップS230に移す。一方、RB設定コマンドを受信したと判断した場合、サブCPU206は、ステップS221において、RBフラグをセットする。ステップS221の処理を実行した後、処理をステップS230に移す。なお、RBフラグは、RB開始時にセットされ、RB終了時にクリアされるフラグである。
ステップS230において、サブCPU206は、BB設定コマンドを受信したか否かを判断する。BB設定コマンドを受信していないと判断した場合、処理をステップS240に移す。一方、BB設定コマンドを受信したと判断した場合、サブCPU206は、ステップS231において、BBフラグをセットする。BBフラグは、BB開始時にセットされ、BB終了時にクリアされるフラグである。ステップS231の処理を実行した後、ステップS240に処理を移す。
ステップS230において、BB設定コマンドを受信していないと判断した場合、又は、ステップS231の処理を実行した場合、サブCPU206は、RB解除コマンドを受信したか否かを判断する(ステップS240)。RB解除コマンドを受信したと判断した場合、RBフラグをクリアする(ステップS241)。
ステップS240において、RB解除コマンドを受信していないと判断した場合、又は、ステップS241の処理を実行した場合、サブCPU206は、BB解除コマンドを受信したか否かを判断する(ステップS250)。BB解除コマンドを受信したと判断した場合、サブCPU206は、BBフラグをクリアする(ステップS251)。
ステップS250において、BB解除コマンドを受信していないと判断した場合、又は、ステップS251の処理を実行した場合、サブCPU206は、ATコマンドを受信したか否かを判断する(ステップS260)。ATコマンドを受信したと判断した場合、サブCPU206は、ATフラグをセットする(ステップS261)。ATフラグは、AT開始時にセットされ、AT遊技回数が所定回数(本実施形態では、30回)に達した場合、又は、AT払出数が所定数(本実施形態では、200枚)に達した場合にクリアされるフラグである。また、サブCPU206は、ATの種類をワークRAM210に記憶する。
ステップS260において、ATコマンドを受信していないと判断した場合、又は、ステップS261の処理を実行した場合、本サブルーチンを終了する。
図15は、副制御回路において行われる閉店時処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
このサブルーチンは、予め設定されている時刻(遊技場の閉店時刻)になると呼び出されて実行される割込処理である。
まず、ステップS350において、サブCPU206は、AT中であるか否かを判断する。AT中ではないと判断した場合、サブCPU206は、本サブルーチンを終了する。
一方、AT中であると判断した場合、サブCPU206は、演出状態識別データをプログラムROM208から抽出し、後述するエンコード処理を行い、演出状態識別データを2次元コードにコード化する(ステップS351)。
ここで、演出状態識別データについて説明する。
図16は、演出状態識別データテーブルの一例を示す図である。
演出状態識別データテーブルにおいては、連続演出モード、連続演出パターンデータ、及び、時間情報に対応する演出状態識別データとしてのURLが記憶されている。連続演出モード、連続演出パターンデータ、及び、時間情報は、閉店時刻における連続演出の状態を特定するための情報である。
ステップS351において、サブCPU206は、ステップS283で選択した連続演出パターン、及び、ステップS287で計測を開始した時間に基づいて、連続演出モード、連続演出パターンデータ、及び、時間情報を決定し、それらの情報と、プログラムROM208に記憶されている演出状態識別データテーブルとに基づいて、演出状態識別データとしてのURLを抽出し、当該URLを2次元コードにコード化するのである。
次に、ステップS352において、サブCPU206は、ステップS351において生成された2次元コードをワークRAM210に記憶させる。続いて、サブCPU206は、プログラムROM208から2次元コード表示パターンデータを読み出して表示制御回路250に供給する(ステップS353)。2次元コード表示パターンには、例えば、2次元コードを表示する位置や期間等、2次元コードを表示するための各種のデータが含まれる。後述するように、2次元コード表示パターンを受信したVDP212は、当該2次元コード表示パターンに基づいて、ワークRAM210から2次元コードを読み出して液晶表示装置5に表示させる処理を行う。その後、サブCPU206は、ATフラグをクリアし(ステップS354)、本サブルーチンを終了する。
図17は、図15に示したサブルーチンのステップS351において呼び出されて実行されるエンコード処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
まず、サブCPU206は、プログラムROM208に記憶された演出状態識別データとしてのURL(図16参照)をワークRAM210にセットする(ステップS400)。
図中では、演出状態識別データとしてのURLの一例としてhttp://***.***/.011.htmを示している。
次に、サブCPU206は、ワークRAM210に、演出状態識別データの文字種(例えば、数字、英数字、漢字等)に応じたモード識別子を作成する(ステップS401)。
次に、サブCPU206は、ワークRAM210に、演出状態識別データの文字数に応じた文字数識別子を作成する(ステップS402)。
次に、サブCPU206は、演出状態識別データを2進化する処理を行う(ステップS403)。次に、サブCPU206は、ステップS401〜S403により得られたデータに終端パターンを付加する処理を行う(ステップS404)。
次に、サブCPU206は、ステップS404により得られたデータのコード語変換を行い(ステップS405)、さらに、ステップS405により得られたデータに基づいてエラー訂正コード語を作成し、ステップS405により得られたデータに付加する(ステップS406)。次に、サブCPU206は、ステップS406により得られたデータを2進化し、マトリックス状に配置する処理を行う(ステップS407)。
次に、サブCPU206は、ステップS407により得られたデータに対して所定パターンのマスクをかける処理を行う(ステップS408)。次に、エラー訂正レベルとマスク識別子とを含む形式情報を付加する処理を行い(ステップS409)、2次元コードを生成する(ステップS410)。生成された2次元コードは、ワークRAM210に記憶される。
その後、本サブルーチンを終了する。
本実施形態においては、演出状態識別データとしてのURLのみを2次元コードにエンコード(コード化)する場合について説明したが、本発明においては、演出状態識別データと他のデータとをエンコードすることとしてもよい。当該他のデータとしては、特に限定されるものではなく、例えば、遊技機の機種を示すデータ、遊技機自体を識別するための当該遊技機の固有の識別データ等を挙げることができる。
また、音再生用データを一度しか再生できないように制限するコードを付加することとしてもよい。このようにすることで、閉店により中断された演出を再開させることができるのも、一度だけとなるため、無制限に再開させることを許容することに伴う弊害(例えば、演出の希少価値の低下)を防止することができる。
図18は、表示制御回路において行われる表示制御処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
表示制御処理は、サブCPU206からの指示に基づいてVDP212が実行する処理である。VDP212は、サブCPU206から供給される各種のデータに対応した画面画像を生成する。
VDP212は、サブCPU206から演出パターンデータの供給を受けていない場合には(ステップS300:NO)、画像データROM216からデモ画像を抽出し、バッファに記憶する(ステップS301)。
VDP212は、サブCPU206から演出パターンデータの供給を受けており(ステップS300:YES)、終了演出パターンデータの供給を受けていない場合には(ステップS304:NO)、画像データROM216から演出画像を抽出し、バッファに記憶する(ステップS305)。
VDP212は、サブCPU206から演出パターンデータの供給を受け(ステップS300:YES)、終了演出パターンデータの供給を受けている場合(ステップS304:YES)、画像データROM216から、終了時の演出画像を抽出し、バッファに記憶する(ステップS306)。
ステップS301、S305又はS306の処理を実行した後、VDP212は、2次元コード表示パターンデータの供給を受けた場合には(ステップS320:YES)、ワークRAM210から2次元コードを抽出し、バッファに記憶する(ステップS321)。
このとき、ステップS310、S305又はS306において抽出されてバッファに記憶された演出画像に重ね合わせて2次元コードを記憶する。
その後、2次元コードの表示を終了するタイミングであれば(ステップS323:YES)、2次元コード表示パターンデータをクリアする(ステップS324)。
次に、所定のタイミング毎(例えば、1/30秒毎)に(ステップS307:YES)、画面画像を液晶表示装置5に出力する(ステップS308)。その結果、液晶表示装置5には、図3に示すように、2次元コード92が表示されることになる。
ステップS320〜ステップS323、ステップS307、及び、ステップS308の処理を実行することにより、2次元コード92を液晶表示装置5に表示させるとき、表示制御回路250は、本発明における表示制御手段として機能する。
一方、所定のタイミングではない場合には(ステップS307:NO)、処理をステップS307に戻す。
その後、演出が終了していない場合には(ステップS310:NO)、ステップS300に処理を戻す。一方、演出が終了した場合には(ステップS310:YES)、処理をステップS300に戻す。
図19は、図1に示した携帯電話機の内部構成を示すブロック図である。
なお、携帯電話機300は、本発明における携帯端末機に相当する。
携帯端末機300は、操作部304、液晶パネル306、撮像手段としてのCCDカメラ308、無線部310、音声回路312、スピーカ314、マイク316、送受信アンテナ318、不揮発性メモリ320、マイクロコンピュータ322及び二次電池324を備えている。
無線部310は、マイクロコンピュータ322により制御されて、送受信アンテナ318を通じて電波を媒体として基地局に対して送受信する。音声回路312は、無線部310からマイクロコンピュータ322を通じて出力された受信信号をスピーカ314に出力するとともに、マイク316から出力された音声信号を送信信号としてマイクロコンピュータ322を通じて無線部310に出力する。
スピーカ314は、音声回路312から出力された受信信号を受信音声に変換して出力し、マイク316は、操作者から発せられた送信音声を音声信号に変換して音声回路312に出力する。
CCDカメラ308は、パチスロ遊技装置1の液晶表示装置5に表示される2次元コード92を撮像可能であり、撮像して得られた画像データは不揮発性メモリ320に記憶される。本実施形態では、2次元コード92を撮像するための手段(撮像手段)としてCCDカメラを用いる場合について説明するが、本発明において、撮像手段は特に限定されるものではなく、例えば、CMOSセンサカメラ等を挙げることができる。
不揮発性メモリ320は、例えば、CCDカメラ308が2次元コード92を撮像して得られた画像データ、待受画像用の画像データ、着メロ用の音楽データ等の各種データや各種プログラムを不揮発的に記憶する。
二次電池324は、各回路に電力を供給する。マイクロコンピュータ322は、CPU、ROM及びRAMから構成されたもので、例えば、電話の発着信処理、電子メールの作成送受信処理、インターネット処理等を行う。なお、電子メールの送受信及びインターネットによるデータの送受信は、マイクロコンピュータ322が無線部310及び送受信アンテナ318を介して行う。
マイクロコンピュータ322は、操作部304を介して入力された所定の指示に基づいて、インターネットを介してサーバ200から所定のプログラムをダウンロードし、不揮発性メモリ320に格納する。そして、マイクロコンピュータ322は、上記プログラムを不揮発性メモリ320から読み出して実行することにより、下記(A)〜(B)のように機能する。
(A)マイクロコンピュータ322は、CCDカメラ308が2次元コード92を撮像した際に得られる画像データから2次元コードを認識し、この認識した2次元コードから演出状態識別データを生成する。
(B)マイクロコンピュータ322は、上記(A)において生成された演出状態識別データを、無線部310及び送受信アンテナ318により、インターネットを介して、サーバ200に送信する。演出状態識別データは、本発明におけるアドレス情報に相当する。
本実施形態では、携帯端末機300がサーバ200からプログラムをダウンロードする場合について説明するが、予め携帯端末機300の不揮発性メモリ322に記憶される(プレインストールされる)こととしてもよい。
図20は、図1に示したサーバの内部構成を示すブロック図である。
サーバ200は、演算処理装置としてのCPU201と、ROM202と、RAM203と、携帯電話機300とインターネットを介して通信するための通信用インターフェイス回路204と、ハードディスクドライブ205とを備えている。
ハードディスクドライブ205には、演出状態識別データに対応した音再生用データが記憶されている。
携帯電話機300から演出状態識別データとしてのURLと携帯電話機300のIDデータとを受信すると、CPU201は、ハードディスクドライブ205から、演出状態識別データに対応した音再生用データを読み出し、通信用インターフェイス回路204により、インターネットを介して、携帯電話機300に送信する。その結果、演出状態識別データに対応した音再生用データを取得することができる。
また、ハードディスクドライブ205は、携帯電話機300にダウンロードさせるためのプログラムを記憶している。CPU201は、プログラムのダウンロードを要求する旨の信号を携帯電話機300から受信した際に、ハードディスクドライブ205からプログラムを読み出し、上記プログラムを通信用インターフェイス回路204からインターネットを介して携帯電話機300に送信する。
図21は、携帯電話機とサーバとにおいて行われる処理を示すフローチャートである。
まず、携帯電話機300が備えるマイクロコンピュータ322は、操作部304を介して入力された指示に基づいて、CCDカメラ308を駆動させ、CCDカメラ308は、パチスロ遊技装置1の液晶表示装置5に表示された画面画像に含まれる2次元コード92を撮像する(ステップS500)。
その後、マイクロコンピュータ322は、ステップS500において得られた画像データを不揮発性メモリ320に記憶させる(ステップS501)。
次に、マイクロコンピュータ322は、2次元コード認識処理を行い(ステップS502)、ステップS500において得られた画像データから2次元コードを認識し、この認識した2次元コードから演出状態識別データを生成する。2次元コード認識処理については、後で詳述することにする。
次に、マイクロコンピュータ322は、ステップS502における2次元コード認識処理により得られた演出状態識別データを、携帯電話機300のIDデータとともに、無線部310及び送受信アンテナ318により、インターネットを介してサーバ200に送信する(ステップS503)。
サーバ200が備えるCPU201は、携帯電話機300からインターネットを介して、演出状態識別データ(URL)と携帯電話機300のIDデータとを受信すると、上記演出状態識別データ(URL)及びIDデータをハードディスクドライブ205に記憶させる(ステップS601)。
次に、CPU201は、演出状態識別データに対応した音再生用データを、ハードディスクドライブ205から抽出する(ステップS602)。
そして、CPU201は、音再生用データを、携帯電話機300に送信する(ステップS603)。
このとき、サーバ200は、携帯端末機に対して、音再生用データをダウンロードするダウンロード手段として機能する。
本実施形態では、演出状態識別データに対応した音再生用データは、予めハードディスクドライブ205に記憶されていることとした。しかし、本発明においては、サーバが所定のプログラムを用いることにより、演出状態識別データから音再生用データを生成することとしてもよい。
携帯電話機300のマイクロコンピュータ322は、サーバ200から送信された音再生用データを不揮発性メモリ320に記憶させる(ステップS504)。遊技者は、操作部304を操作して所定の指示を入力することにより、音再生用データに基づく音をスピーカ314から出力させることができる。
図22は、図21に示した処理のステップS502において呼び出されて実行される2次元コード認識処理を示すフローチャートである。
まず、マイクロコンピュータ322は、不揮発性メモリ320に記憶された画像データに対して画像変換処理を行う(ステップS700)。画像変換処理は、撮像されて得られた画像データから、2次元コードが表示されている領域の画像データを抜き出し、傾きや歪みを補正し、所定の閾値によりモノクロ画像に変換し、正面視した2次元コードを含む画像データを得る処理である。
次に、マイクロコンピュータ322は、ステップS700において得られた画像データから2次元コードを抽出し、ノイズ除去等の補正を行う(ステップS701)。
次に、マイクロコンピュータ322は、ステップS701において得られた2次元コードの2値化処理を行い、2次元コードを構成する各ドットを“0”又は“1”に置き換え(ステップS702)、2値化マトリックスデータを生成する(ステップS703)。
次に、マイクロコンピュータ322は、2値化マトリックスデータをデコードし(ステップS704)、演出状態識別データを生成する(ステップS705)。その後、本サブルーチンを終了し、図21に示したフローチャートのステップS503に処理を移すのである。
本実施形態では、携帯電話機300が、2次元コード認識処理を実行することとしている。しかし、本発明においては、サーバ200が2次元コード認識処理を実行するように構成されていてもよい。図23を用いてこの場合について説明することとする。
図23は、他の実施形態に係る遊技システムを構成する携帯電話機300とサーバ200とにおいて行われる処理を示すフローチャートである。
まず、携帯電話機300が備えるマイクロコンピュータ322は、操作部304を介して入力された指示に基づいて、CCDカメラ308を駆動させ、CCDカメラ308は、パチスロ遊技装置1の液晶表示装置5に表示された画面画像に含まれる2次元コード92を撮像する(ステップS510)。
その後、マイクロコンピュータ322は、操作部304を介して入力された指示、又は、予めサーバ200から送信されたアドレスを示すデータに基づいて、サーバ200内の携帯電話機300のIDデータとともに、CCDカメラ308が2次元コード92を撮像した際に得られる画像データを、従来公知の通信規約(例えばFTP等)に基づいて、無線部310及び送受信アンテナ318により、インターネットを介してサーバ200に送信する(ステップS511)。
サーバ200が備えるCPU201は、携帯電話機300からインターネットを介して、画像データと携帯電話機300のIDデータとを受信すると、上記画像データ及びIDデータをハードディスクドライブ205に記憶させる(ステップS610)。
次に、CPU201は、2次元コード認識処理を行い(ステップS611)、携帯電話機300のCCDカメラ308が2次元コードを撮像した際に得られる画像データから2次元コードを認識し、この認識した2次元コードから演出状態識別データを生成する。2次元コード認識処理については、既に図22を用いて説明済であるから、ここでの説明は省略する。
次に、CPU201は、ステップS611の2次元コード認識処理により得られた演出状態識別データを、携帯電話機300のIDデータと対応付けてハードディスクドライブ205に記憶させる(ステップS612)。
次に、CPU201は、ステップS611の2次元コード認識処理により得られた演出状態識別データに対応した音再生用データを、ハードディスクドライブ205から抽出する(ステップS613)。
そして、CPU201は、音再生用データを、携帯電話機300に送信する(ステップS614)。このときサーバ200は、本発明におけるダウンロード手段として機能する。
携帯電話機300のマイクロコンピュータ322は、サーバ200から送信されたデータを不揮発性メモリ320に記憶させる(ステップS512)。遊技者は、操作部304を操作して所定の指示を入力することにより、音再生用データに基づく音をスピーカ314から出力させることができる。
以上、本実施形態に係るパチスロ遊技装置1及び遊技システム500によれば、遊技場の閉店時刻になると、2次元コード92が表示される。
遊技者は、表示された2次元コード92を、携帯電話機300が備えるCCDカメラ308により撮像し、得られた画像データに基づいて生成される演出状態識別データとしてのURLに基づいて、サーバ200にアクセスすることができる。サーバは、当該アクセスを受けた場合に、携帯電話機300に対して、特定の波形パターンに属する波形を示す音を再生するための音再生用データをダウンロードする。
携帯電話機300は、該音再生用データに基づいて、パチスロ遊技装置1の備えるマイクロホン44に対する入力音を再生することが可能である。遊技者は、携帯電話機300を用いて、当該音を再生させることにより、中断された時点における連続演出を再開させることができる。
このように、本実施形態によれば、遊技場の閉店時刻となったため連続演出が途中で中断されたとしても、次回の遊技において、中断された時点から当該演出を再開させることができる。従って、演出の途中で遊技をやめなくてはならないとしても、そのことを理由に遊技者が気分を害してしまうことがない。また、演出の続きを見たいがために遊技を強引に続けようとする遊技者と、遊技場の従業員とのトラブルも解消することができる。
本実施形態では、遊技場の閉店時刻になったときに、演出状態識別データがコード化された2次元コード92が表示されることとした。遊技場の閉店時刻になったときは、本発明における特定のタイミングに相当する。
もっとも、本発明における特定のタイミングは、この例に限定されない。本発明における特定のタイミングとしては、例えば、遊技者が遊技を終了する旨の操作を行ったとき、を挙げることができる。特定のタイミングとしてこのような例を採用することにより、遊技者が用事により、連続演出の途中で遊技を終了しなければならない場合であっても、次回の遊技において、中断された時点から当該演出を再開させることができる。従って、係る遊技者に対して、一定の満足感を提供させることができる。
さらに、予め比較的短時間で遊技を終了しなければならないことが分かっているような遊技者に対しても、遊技を行おうという気持ちを抱かせることができるため、短時間しか遊技を行う予定がない遊技者を、客として取り込むことも可能となる。
また、本実施形態によれば、連続演出を再開させる方法として、特定音をパチスロ遊技装置1に入力させるという方法を採用している。係る方法を採用することにより、物理的なインターフェイスを用いる場合(例えば、カード類等の記録媒体を用いる場合)と比較して、不正が行われるおそれを低く抑えつつ、演出を再開させるというサービスを提供することができる。
本発明においては、コード化されるデータに時限情報を含ませることが可能である。すなわち、演出状態識別データとその時点の日時を示すデータとをコード化した2次元コードを遊技機が表示し、サーバは、2次元コードに基づく演出状態識別データとその時点の日時を示すデータとを受信又は生成した際、これらのデータを受信又は生成した日時と、演出状態識別データを2次元コードにコード化した日時とに基づいて所定期間(例えば、1日、1週間等)が経過しているか否かを判断し、所定期間が経過していると判断した場合には、音再生用データを携帯端末機に送信せず、期限切れである旨を表す画像を携帯端末機に表示させるためのデータを、携帯端末機に送信することが可能である。
本実施形態では、携帯電話機300が音再生用データを取得するために、サーバにアクセスすることとした。しかし、本発明においては、サーバにアクセスすることなく、音再生用データが取得されることとしてもよい。この場合、例えば、QRコードには、音符に関する情報が含まれることとし、所定のプログラムを用いることにより、携帯電話機が音再生用データを取得するように構成されていてもよい。
本実施形態では、携帯電話機300が音再生用データを取得するために、まず、音再生用データを含む2次元コード92が表示されることとした。しかし、本発明においては、1次元又は2次元コードが表示されないこととしてもよい。この場合、例えば、所定の条件を満たす携帯電話機(例えば、遊技場や遊技機メーカの会員として登録された遊技者の所有する携帯電話機)に対して、サーバから音再生用データがダウンロードされるように構成することが可能である。携帯電話機は、該音再生用データに基づいて、遊技機の備えるマイクロホンに対する入力音を再生することが可能である。これにより、遊技者は、携帯電話機を用いて、当該音を再生させることにより、遊技機に対して、連続演出の途中から演出を実行させることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、各手段等の具体的構成は、適宜設計変更可能である。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
本実施形態に係る遊技システムの一例を示すネットワーク構成図である。 図1に示したパチスロ遊技装置の一例を模式的に示す斜視図である。 図2に示したパチスロ遊技装置が備える液晶表示装置近傍を示す拡大正面図である。 図2に示したパチスロ遊技装置が備える液晶表示装置の概略構成を示す斜視図である。 図4に示した液晶表示装置の一部の構成の展開図である。 図2に示したパチスロ遊技装置の内部構成を示すブロック図である。 図6に示した副制御回路の構成を示すブロック図である。 (a)〜(d)は、連続演出の一例を示す図である。 主制御回路において行われる処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 副制御回路において行われる音認識処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 (a)〜(d)は、波形判断処理について説明するための図である。 副制御回路において行われるコマンド受信処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 演出パターン選択処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 演出が再開されたことを示す図である。 副制御回路において行われる閉店時処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 演出状態識別データテーブルの一例を示す図である。 図15に示したサブルーチンのステップS351において呼び出されて実行されるエンコード処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 表示制御回路において行われる表示制御処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 図1に示した携帯電話機の内部構成を示すブロック図である。 図1に示したサーバの内部構成を示すブロック図である。 携帯電話機とサーバとにおいて行われる処理を示すフローチャートである。 図21に示した処理のステップS502において呼び出されて実行される2次元コード認識処理を示すフローチャートである。 他の実施形態に係る遊技システムを構成する携帯電話機300とサーバ200とにおいて行われる処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 パチスロ遊技装置
2 筐体
3(3L、3C、3R) 回転リール
5 液晶表示装置
21(21L、21R) スピーカ
34 透明液晶パネル
36 反射フィルム
41 CPU
42 ROM
43 RAM
44 マイクロホン
44a 信号処理回路
82 副制御回路
91 演出画像
92 2次元コード
200 サーバ
201 CPU
206 サブCPU
208 プログラムROM
210 ワークRAM
230 音声制御回路
234 音声データROM
300 携帯電話機
308 CCDカメラ
320 不揮発性メモリ
322 マイクロコンピュータ
500 遊技システム

Claims (5)

  1. 入力音を電気信号に変換するマイクロホンと、
    前記マイクロホンから出力される電気信号に基づいて、入力音をデータ化するデータ化手段と、
    前記データ化手段により生成されたデータに基づいて、入力音の波形に特定の波形パターンが含まれるか否かを判断する波形判断手段と、
    所定期間に亘る演出を実行するための演出用データを複数記憶する記憶手段と、
    所定の読出順序に基づいて、前記記憶手段から順に演出用データを読み出し、該演出用データに基づく演出を実行することにより、一連の演出を実行する演出実行手段と
    を備え、
    前記演出実行手段は、前記波形判断手段により入力音の波形に特定の波形パターンが含まれると判断された場合に、前記データ化手段により生成されたデータに基づいて特定される演出用データから順に前記一連の演出を実行することを特徴とする遊技機。
  2. 前記演出実行手段は、前記データ化手段により生成されたデータに基づいて特定される演出用データに基づく演出を実行する場合、前記データ化手段により生成されたデータに基づいて、該演出用データに基づく演出の開始時点を特定し、該演出用データに基づいて、その開始時点からの演出を実行することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 画像を表示可能な表示装置と、
    特定のタイミングで、前記特定の波形パターンに属する波形を示す音を再生するための音再生用データを含む1次元又は2次元コードを、前記表示装置に表示する表示制御手段と
    を備え、
    前記音再生用データは、実行中の演出に係る演出用データに割り当てられた識別データを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 請求項1又は2に記載の遊技機が備えるマイクロホンに対する入力音を再生可能な携帯端末機との通信が可能なサーバであって、
    前記サーバは、前記携帯端末機に対して、前記入力音を再生するための音再生用データをダウンロードするダウンロード手段を備えており、
    前記音再生用データは、前記特定の波形パターンに属する波形を示す音を再生するためのデータであり、演出用データに割り当てられた識別データを含むことを特徴とするサーバ。
  5. 画像を表示可能な表示装置を備える請求項1又は2に記載の遊技機と、前記遊技機が備える表示装置に表示される1次元又は2次元コードを読取可能な携帯端末機との通信が可能なサーバとを備えた遊技システムであって、
    前記遊技機は、更に、
    特定のタイミングで、前記サーバにアクセスするためのアドレス情報を含む1次元又は2次元コードを前記表示装置に表示する表示制御手段を備え、
    前記サーバは、
    前記アドレス情報に基づく前記携帯端末機からのアクセスを受けた場合に、前記携帯端末機に対して、前記特定の波形パターンに属する波形を示す音を再生するための音再生用データをダウンロードするダウンロード手段を備え、
    前記アドレス情報は、遊技機において実行中の演出に係る演出用データに割り当てられた識別データを含むものであり、
    前記音再生用データは、前記識別データを含むことを特徴とする遊技システム。
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