JP2009124897A - チャージポンプ回路 - Google Patents

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建治 海下
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Abstract

【課題】寄生トランジスタの動作を抑制することにより効率を向上できるチャージポンプ回路を実現する。
【解決手段】このチャージポンプ回路は、NチャネルMOSトランジスタQ12〜Q16のバックゲートをP型半導体基板20から分離していることにより、P型半導体基板20の電位をインピーダンスの低い接地電位(GND)とすることができる。また、電源電圧Vinの極性を反転した電圧を出力端子Poutに出力するためのNチャネルMOSトランジスタQ14のバックゲートの切り替えスイッチをなすMOSトランジスタQ15,Q16を備えることにより、トランジスタQ14の隣り合うP型半導体とN型半導体の電位差をダイオード順方向降下電圧以下になり、効率を下げる恐れのある寄生NPNトランジスタの動作を抑制できる。
【選択図】図1

Description

この発明は、入力電圧の極性を反転した電圧を出力するチャージポンプ回路に関し、特に寄生トランジスタによるリーク電流を抑制する電圧反転チャージポンプ回路に関する。
従来、負電圧を供給するための装置としては、図7に示す回路が提案されている(特許文献1(特開2005−237103号公報)参照)。負電圧は、液晶ディスプレイに応用されているTFT(薄膜トランジスタ)やCCD(チャージ・カップルド・デバイス)イメージセンサを駆動させるために必要となる。
この図7に示す回路は、入力電圧の極性を反転させるチャージポンプ回路であり、電源電圧VHの電圧の極性を反転した電圧を出力する回路である。
図7に示すチャージポンプ回路では、ソースが接地された第1の電荷転送用Pチャンネル型MOSトランジスタTR11と、この第1の電荷転送用のMOSトランジスタTR11のドレインにノードN11を介してドレインが接続され出力端子にノードN12を介してソースが接続された第2の電荷転送用Nチャンネル型MOSトランジスタTR12とを有する。また、このチャージポンプ回路は、ソースに電源電圧VHが供給された第1の駆動用Pチャンネル型MOSトランジスタTR13と、ノードN13を介してソースが上記第1の駆動用MOSトランジスタTR13のドレインに接続されドレインが接地された第2の駆動用Pチャンネル型MOSトランジスタTR14とを有する。
また、このチャージポンプ回路は、上記第1および第2の電荷転送用MOSトランジスタTR11,TR12の接続点に一方の端子がノードN11を介して接続され上記第1および第2の駆動用MOSトランジスタTR13,TR14の接続点にノードN13を介して他方の端子が接続された容量素子110と、上記第1,第2の電荷転送用MOSトランジスタTR11,TR12並びに上記第1,第2の駆動用MOSトランジスタTR13,TR14のオンオフを制御するタイミング制御回路130とを備える。
このチャージポンプ回路における各MOSトランジスタのデバイス構造を図8に示す。各MOSトランジスタTR11〜TR14はすべて同一のP型半導体基板に形成されている。Pチャンネル型MOSトランジスタTR11,TR13およびTR14は上記P型半導体基板150上のそれぞれ別のNウエル151,158,162内に形成される。トランジスタTR11のNウエル151はソース153と接続されて接地され、トランジスタTR13のNウエル158はソース160に接続されて電源電圧VHと同電位になり、トランジスタTR14のNウエル162はソース164に接続されてノードN13と同電位となる。P型半導体基板150はトランジスタTR12のソース156に接続され、出力端子120と接続される。
このチャージポンプ回路は、スイッチングによる動作状態が2つ存在する。
先ず、1つ目の動作状態は、トランジスタTR12とTR14をオフ状態にし、トランジスタTR13をオン状態にした後にトランジスタTR11をオン状態にすることによって、容量素子110を充電する状態である。この状態により、容量素子110は電源電圧VHに向けて充電される。
次に、2つ目の動作状態は、トランジスタTR11とTR13をオフ状態にし、トランジスタTR14をオン状態にした後にトランジスタTR12をオン状態とすることで容量素子110の充電電圧の極性を反転した電圧V12を出力端子120に得る動作である。
上記2つの動作状態を繰り返すことによって出力電圧V12は電源電圧VHの極性を反転した電圧になる。
ところで、上記従来の電圧反転チャージポンプ回路では、図8に示すようにP型半導体基板150はトランジスタTR12のソース156と出力端子120とに接続されているので、トランジスタTR12のスイッチング毎および出力負荷変動によりP型半導体基板150の電位が変動する恐れがある。
また、トランジスタTR11とTR12とTR13をオフにした状態でトランジスタTR14をオンにした状態で、ノードN11には電源電圧VHの極性を反転した電圧が印加される。ここで、起動時や負荷変動が発生したことに起因して、上記ノードN11の電位よりも出力端子120の電位が、ダイオード順方向降下電圧以上高くなった場合、P型半導体157を介して出力端子120に接続されるP型半導体基板150の電位が、ノードN11に接続されたN型半導体155の電位に対して、ダイオード順方向降下電圧以上高くなる。これにより、P型半導体基板150からノードN11に接続されたN型半導体155へダイオード順方向電流が流れる。
これにより、電源電圧VHが印加されるトランジスタTR13のNウエル158のN型半導体がコレクタ、P型半導体基板150がベース、ノードN11に接続されるトランジスタTR12のドレインをなすN型半導体155がエミッタとなる寄生NPNトランジスタが形成される。これにより、トランジスタTR13のNウエル158に接続される電源(電源電圧VH)からトランジスタTR12のドレインをなすN型半導体155に接続されたノードN11へリーク電流が発生する。これにより、ノードN11に得られた電圧−VHの絶対値が電源からの電流により減少し、トランジスタTR12をオン状態にした時に出力端子20に得られる出力電圧V12が、電源電圧VHの極性を反転した電圧−VHの絶対値が減少する恐れがある。
特開2005−237103号公報
そこで、この発明の課題は、寄生トランジスタの動作を抑制でき、効率よく安定出力が得られるチャージポンプ回路を提供することになる。
上記課題を解決するため、この発明のチャージポンプ回路は、容量素子と、
上記容量素子の一方の端子と電源との間に接続された第1導電型MOSトランジスタと、
上記容量素子の一方の端子とグランドとの間に接続された第1の第2導電型MOSトランジスタと、
上記容量素子の他方の端子とグランドとの間に接続された第2の第2導電型MOSトランジスタと、
上記容量素子の他方の端子と出力端子との間に接続された第3の第2導電型MOSトランジスタと、
上記容量素子の他方の端子と上記第3の第2導電型MOSトランジスタのバックゲートとの間に接続された第4の第2導電型MOSトランジスタと、
上記出力端子と上記第3の第2導電型MOSトランジスタのバックゲートとの間に接続された第5の第2導電型MOSトランジスタと、
上記第1導電型MOSトランジスタおよび上記第1から第5の第2導電型MOSトランジスタの動作を制御する制御回路とを備えることを特徴としている。
この発明のチャージポンプ回路によれば、上記容量素子の充電期間の後に、上記制御回路によって、上記第4の第2導電型MOSトランジスタをオン状態にすると共に、上記第5の第2導電型MOSトランジスタをオフ状態にすることによって、上記第3の第2導電型MOSトランジスタのバックゲートを、第4の第2導電型MOSトランジスタを介して、上記容量素子の他方の端子に接続できる。これにより、上記容量素子の充電期間の後に、上記第1の第2導電型MOSトランジスタをオン状態にして、容量素子の他方の端子を接地電位に引き下げるときに、上記第3,第4のMOSトランジスタのバックゲートの電位と上記第3,第4のMOSトランジスタのソース/ドレインの電位との電位差がダイオード順方向降下電圧以上になることを回避できる。よって、上記第3と第4のMOSトランジスタの間の寄生トランジスタが動作することを抑制でき、上記容量素子からの電流リークを抑制できる。
一方、上記容量素子の充電電圧の極性を反転した電圧を出力する期間において、第1の第2導電型MOSトランジスタをオフ状態にする前に、上記制御回路によって、上記第4の第2導電型MOSトランジスタをオフ状態にすると共に、上記第5の第2導電型MOSトランジスタをオン状態にできる。これにより、電圧出力期間において、第1の第2導電型MOSトランジスタをオフ状態にする前に、第3の第2導電型MOSトランジスタのバックゲートを、第5の第2導電型MOSトランジスタを介して、上記出力端子に接続できる。これにより、電圧出力期間において、上記第3,第4のMOSトランジスタのバックゲートの電位と上記第3,第4のMOSトランジスタのソース/ドレインの電位との電位差がダイオード順方向降下電圧以上になることを回避できる。よって、上記第3と第4のMOSトランジスタの間の寄生トランジスタが動作することを抑制でき、上記容量素子からの電流リークを抑制できる。
また、一実施形態のチャージポンプ回路では、上記制御回路は、
上記容量素子の充電期間の後に、上記第4の第2導電型MOSトランジスタをオン状態にすると共に、上記第5の第2導電型MOSトランジスタをオフ状態にして、上記第3の第2導電型MOSトランジスタのバックゲートを上記容量素子の他方の端子に接続してから、上記第1の第2導電型MOSトランジスタをオン状態にする。
また、一実施形態のチャージポンプ回路では、上記容量素子の充電電圧の極性を反転した電圧を出力する期間において、上記第4の第2導電型MOSトランジスタをオフ状態にすると共に、上記第5の第2導電型MOSトランジスタをオン状態にして、上記第3の第2導電型MOSトランジスタのバックゲートを上記出力端子に接続してから、上記第1の第2導電型MOSトランジスタをオフ状態にする。
また、一実施形態のチャージポンプ回路では、上記第3、第4、第5の第2導電型MOSトランジスタは、
上記第1導電型MOSトランジスタが形成されている第2導電型ウエルおよび上記第1、第2の第2導電型MOSトランジスタが形成されている第1導電型ウエルとは別個の第1導電型ウエルに形成されている。
この実施形態のチャージポンプ回路によれば、上記第3〜第5の第2導電型MOSトランジスタのバックゲート電位を安定させ、寄生トランジスタが動作するのを回避して、容量素子の電流リークを回避し、安定した出力が得られる。
また、一実施形態のチャージポンプ回路では、上記第3、第4、第5の第2導電型MOSトランジスタは、それぞれ、別個の第1導電型ウエルに形成されている。
この実施形態のチャージポンプ回路によれば、第3〜第5の各第2導電型MOSトランジスタのバックゲート電位を安定させ、寄生トランジスタが動作するのを回避して、容量素子の電流リークを回避し、安定した出力が得られる。
この発明に係るチャージポンプ回路によれば、制御回路によって、充電期間後に容量素子の他方の端子を接地電位に引き下げる前に、第4の第2導電型MOSトランジスタをオン状態にして第5の第2導電型MOSトランジスタをオフ状態にする一方、上記接地電位に引き下げた後に、第4の第2導電型MOSトランジスタをオフ状態にして第5の第2導電型MOSトランジスタをオン状態にする。これにより、容量素子からのリーク電流を抑えることができ、出力の低下を抑制でき、チャージポンプ動作時の効率を向上できる。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
この実施形態のチャージポンプ回路は、電源電圧Vinの極性を反転する動作を行う電圧反転チャージポンプ回路である。このチャージポンプ回路は、小型の電子機器等において電源電圧Vinの電圧の極性を反転して使用する場合に好適である。
図1に示すように、この実施形態の電圧反転チャージポンプ回路は、容量素子の一例としてのコンデンサC11と、上記コンデンサC11の一方の端子に接続されたノードAにドレインが接続されていると共に電源にソースが接続された第1導電型MOSトランジスタとしてのPチャネル型MOSトランジスタQ11を備える。また、この電圧反転チャージポンプ回路は、上記ノードAにドレインが接続され、グランドにソースが接続された第1の第2導電型MOSトランジスタとしての第1のNチャネル型MOSトランジスタQ12を備える。
また、このチャージポンプ回路は、上記コンデンサC11の他方の端子に接続されたノードBにソースが接続されていると共にグランドにドレインが接続された第2の第2導電型MOSトランジスタとしての第2のNチャネル型MOSトランジスタQ13を備える。また、このチャージポンプ回路は、上記ノードBにソースが接続され、出力端子Poutにドレインが接続された第3の第2導電型MOSトランジスタとしての第3のNチャネルMOSトランジスタQ14を備える。
また、このチャージポンプ回路は、上記ノードBにドレインが接続され、上記第3のNチャネルMOSトランジスタQ14のバックゲートにソースが接続された第4の第2導電型MOSトランジスタとしての第4のNチャネルMOSトランジスタQ15を備える。また、このチャージポンプ回路は、上記出力端子Poutにドレインが接続され、上記第3のNチャネルMOSトランジスタQ14のバックゲートにソースが接続された第5の第2導電型MOSトランジスタとしての第5のNチャネルMOSトランジスタQ16を備える。
また、このチャージポンプ回路は、上記PチャネルMOSトランジスタQ11のゲートに接続されていると共に上記PチャネルMOSトランジスタQ11のオン,オフの状態を制御する駆動回路11と、上記第1のNチャネルMOSトランジスタQ12のゲートに接続されていると共に上記第1のNチャネルMOSトランジスタQ12のオン,オフの状態を制御する駆動回路12を有する。
また、このチャージポンプ回路は、上記第2,第3,第4,第5のNチャネルMOSトランジスタQ13,Q14,Q15,Q16のゲートに接続されて、上記第2,第3,第4,第5のNチャネルMOSトランジスタQ13,Q14,Q15,Q16のオン,オフの状態を制御する駆動回路13,14,15,16を有する。この駆動回路11〜16が制御回路を構成している。この駆動回路11〜16には、それぞれ、半導体制御信号S11〜S16が入力される。
上記駆動回路11は、図2に示すように、半導体制御信号S11の駆動能力を向上させるバッファ回路11aで構成されている。この駆動回路11は、外部からのクロック信号による制御信号S11の駆動能力を向上させて半導体スイッチとしてのPチャネルMOSトランジスタQ11のゲートに入力し、PチャネルMOSトランジスタQ11を電源電圧Vinと接地電圧との間で駆動する。また、駆動回路12も、駆動回路11のバッファ回路11aと同様のバッファ回路で構成されている。
一方、駆動回路13は、図3に示すように、半導体制御信号S13の駆動能力を向上させるバッファ回路13aで構成されている。この駆動回路13は、外部からのクロック信号による制御信号S13の駆動能力を向上させて半導体スイッチとしてのNチャネルMOSトランジスタQ13のゲートに入力し、NチャネルMOSトランジスタQ13を電源電圧Vinと出力電圧Voutとの間で駆動する。また、駆動回路14〜16も、駆動回路13のバッファ回路13aと同様のバッファ回路で構成されている。
次に、図5を参照して、この実施形態のデバイス構成を説明する。上記MOSトランジスタQ11〜Q16は、P型半導体基板20上に形成されている。PチャネルMOSトランジスタQ11は、P型半導体基板20上に形成された第1のNウエル17内に形成され、第1のNウエル17内に形成されたN+層21を介して電源(電源電圧Vin)に接続され、第1のNウエル17は電源電圧Vinと同電位となる。
上記第1〜第5のNチャネルMOSトランジスタQ12〜Q16は、P型半導体基板20上に形成された第2のNウエル18内に形成され、第2のNウエル18内に形成されたN+層41を介して電源(電源電圧Vin)に接続され、第2のNウエル18は電源電圧Vinと同電位となる。
上記第1のNチャネルMOSトランジスタQ12は、上記第2のNウエル18内に形成されたPウエル23内に形成され、このPウエル23内に形成されたP+層24を介して接地される。
また、上記第2のNチャネルMOSトランジスタQ13は、上記第2のNウエル18内に形成されたPウエル25内に形成され、このPウエル25内に形成されたP+層26を介して上記ノードBに接続され、Pウエル25はノードBと同電位になる。
また、上記第3のNチャネルMOSトランジスタQ14は、上記第2のNウエル18内に形成されたPウエル27内に形成されている。この第3のNチャネルMOSトランジスタQ14は、Pウエル27内に形成されたP+層28を介して第4のNチャネルMOSトランジスタQ15のソースをなすN+層42に接続されている。また、この第3のNチャネルMOSトランジスタQ14は、Pウエル27内に形成されたP+層29を介して、第5のNチャネルMOSトランジスタQ16のソースをなすN+層22に接続されている。
この第3のNチャネルMOSトランジスタQ14は、第4のNチャネルMOSトランジスタQ15がオン状態かつ第5のNチャネルMOSトランジスタQ16がオフ状態の時は、ノードBと同電位となる。一方、上記第4のNチャネルMOSトランジスタQ15がオフ状態かつ第5のNチャネルMOSトランジスタQ16がオン状態の時は、この第3のNチャネルMOSトランジスタQ14は、出力端子Poutと同電位になる。
また、上記第4のNチャネルMOSトランジスタQ15は、上記第2のNウエル18内に形成されたPウエル30内に形成され、このPウエル30内に形成されたP+層31はソースをなすN+層42に接続されている。この第4のNチャネルMOSトランジスタQ15がオン状態かつ上記第5のNチャネルMOSトランジスタQ16がオフ状態の時は、この第4のNチャネルMOSトランジスタQ15は、ノードBと同電位になる。一方、上記第4のNチャネルMOSトランジスタQ15がオフ状態かつ上記第5のNチャネルMOSトランジスタQ16がオン状態の時は、この第4のNチャネルMOSトランジスタQ15は、出力端子Poutと同電位となる。
また、上記第5のNチャネルMOSトランジスタQ16は、上記第2のNウエル18内に形成されたPウエル33内に形成され、このPウエル33内に形成されたP+層35はソースをなすN+層22に接続されている。そして、上記第4のNチャネルMOSトランジスタQ15がオン状態かつ第5のNチャネルMOSトランジスタQ16がオフ状態の時は、この第5のNチャネルMOSトランジスタQ16は、ノードBと同電位となる。一方、上記第4のNチャネルMOSトランジスタQ15がオフ状態かつ上記第5のNチャネルMOSトランジスタQ16がオン状態の時は、この第5のNチャネルMOSトランジスタQ16は、出力端子Poutと同電位となる。
上記P型半導体基板20は、P+層44を介してグランドに接続されている。P型半導体基板20をグランドに接続することで、P型半導体基板20の電位を安定させることができる。また、この実施形態では、図5に示すように、第3,第4,第5のNチャネルMOSトランジスタQ14,Q15,Q16は、それぞれ、別個のPウエル27,30,33に形成されているので、各トランジスタQ14〜Q16の電位を安定させ、寄生トランジスタが動作することを回避できる。
次に、図4に示すタイミングチャートを参照しながら、この実施形態のチャージポンプ回路の動作例を説明する。このタイミングチャートでは、各駆動回路11〜16に入力される各制御信号S11〜S16の信号波形と、各MOSトランジスタQ11〜Q16のオン,オフ状態が示されている。また、このタイミングチャートでは、ノードA,Bの電位を示している。なお、図6には、図4のタイミングチャートにおける期間(1)〜(10)を3サイクル分示すタイミングチャートであり、第3のNチャネルMOSトランジスタQ14のバックゲートに接続されたノードCの電位、および、出力端子Poutへの出力電圧Voutの波形を合わせて示している。
まず、コンデンサC11を電源電圧Vinまで充電する動作を説明する。この充電動作は、図4の期間(1)で行われる。この期間(1)では、第4のNチャネルMOSトランジスタQ15をオフ状態にする一方、第5のNチャネルMOSトランジスタQ16をオン状態にする。また、第1のNチャネルMOSトランジスタQ12および第3のNチャネルMOSトランジスタQ14をオフ状態にする一方、第2のNチャネルMOSトランジスタQ13をオン状態にした後にPチャネルMOSトランジスタQ11をオン状態にする。これにより、コンデンサC11を電源電圧Vinまで充電する。
次に、コンデンサC11の充電電圧Vinの極性を反転した電圧−VHを出力するための動作を説明する。
前述のコンデンサC11を電源電圧Vinまで充電する期間(1)に続いて、期間(2)では、PチャネルMOSトランジスタQ11のみをスイッチングさせてPチャネルMOSトランジスタQ11をオフ状態にする。この期間(2)に続いて、期間(3)では、第2のNチャネルMOSトランジスタQ13のみをスイッチングさせてオフ状態にする。
さらに、この期間(3)に続いて、期間(4)では、第3のNチャネルMOSトランジスタQ14のみをスイッチングさせてオン状態にする。この期間(4)に続く期間(5)では、第4のNチャネルMOSトランジスタQ15をオン状態にする一方、第5のNチャネルMOSトランジスタQ16をオフ状態にする。これにより、第3のNチャネルMOSトランジスタQ14のバックゲートを、第5のNチャネルMOSトランジスタQ16を経由する出力端子Poutへの接続から、第4のNチャネルMOSトランジスタQ15を経由するノードBへの接続へ切り替える。
上述の期間(5)で、上記第3のNチャネルMOSトランジスタQ14のバックゲートを出力端子Poutへの接続からノードBへの接続へ切り替えた後、期間(6)では、第1のNチャネルMOSトランジスタQ12のみをスイッチングさせてオン状態にする。これにより、ノードAをGND(グランド)電位に引き下げて、電源電圧Vinまで充電されたコンデンサC11の電圧の極性を反転した電圧を出力端子Poutに向けて出力する。
上述の期間(6)に続いて、期間(7)では、第4のNチャネルMOSトランジスタQ15をオフ状態にする一方、第5のNチャネルMOSトランジスタQ16をオン状態にする。これにより、第3のNチャネルMOSトランジスタQ14のバックゲートを、第4のNチャネルMOSトランジスタQ15を経由するノードBへの接続から、第5のNチャネルMOSトランジスタQ16を経由する出力端子Poutへの接続に切り替える。
上述の期間(7)で、上記第3のNチャネルMOSトランジスタQ14のバックゲートをノードBへの接続から出力端子Poutへの接続へ切り替えた後、期間(8)では、第1のNチャネルMOSトランジスタQ12のみをスイッチングさせてオフ状態にする。
上述の期間(8)に続いて、期間(9)では、第3のNチャネルMOSトランジスタQ14のみをスイッチングさせてオフ状態にする。この期間(9)に続いて、期間(10)では、第2のNチャネルMOSトランジスタQ13のみをスイッチングさせてオン状態にしてノードBをGND(接地)電位にする。
そして、図6に示すように、上述の期間(1)〜(10)を繰り返すことにより、コンデンサC11を電源電圧Vinまで充電する動作と電源電圧Vinまで充電されたコンデンサC11の電圧の極性を反転した電圧までコンデンサC12を充電する動作を繰り返して、電源電圧Vinの電圧の極性を反転した電圧を出力端子Poutに出力する。
この実施形態によれば、上述の期間(1)〜(10)のうち、第1のNチャネルMOSトランジスタQ12をオン状態にする期間(6)の前に、期間(4)で第3のNチャネルMOSトランジスタQ14をオン状態とし、期間(5)において、上記制御回路15,16によって、上記第4のNチャネルMOSトランジスタQ15をオン状態にすると共に、上記第5のNチャネルMOSトランジスタQ16をオフ状態にする。このことによって、上記第3のNチャネルMOSトランジスタQ14のバックゲートを、第4のNチャネルMOSトランジスタQ15を介して、上記ノードBに接続する。
これにより、期間(6)において、第1のNチャネルMOSトランジスタQ12をオン状態にして、ノードBの電位が−Vinになる時に、ノードBに接続されている第3のNチャネルMOSトランジスタQ14のソース(N+層36),第4のNチャネルMOSトランジスタQ15のドレイン(N+層35)の電位に対するPウエル27,30の電位は、ダイオード順方向降下電圧以上になることはない。よって、寄生トランジスタが動作することを抑制でき、コンデンサC11からの電流リークを抑制できる。
また、この実施形態によれば、上述の期間(1)〜(10)のうち、第1のNチャネルMOSトランジスタQ12をオフ状態にする期間(8)の前に、期間(7)で第4のNチャネルMOSトランジスタQ15をオフ状態にすると共に、第5のNチャネルMOSトランジスタQ16をオン状態にする。このことによって、第3のNチャネルMOSトランジスタQ14のバックゲートを、第5のNチャネルMOSトランジスタQ16を介して、出力端子Poutに接続する。
これにより、期間(8)において、第1のNチャネルMOSトランジスタQ12をオフ状態にして、ノードBがフローティング状態になる前に、第3,第4,第5のNチャネルMOSトランジスタQ14,Q15,Q16のPウエル27,30,33は出力端子Poutに接続される。これにより、ノードBに接続される第3,第4のNチャネルMOSトランジスタQ14,Q15のN+層36,35の電位に対するPウエル27,30の電位は、ダイオード順方向降下電圧以上になることはない。よって、寄生トランジスタが動作することを抑制でき、コンデンサC11からの電流リークを抑制できる。
尚、上記実施形態では、正の電圧から負の電圧を生成する回路について説明したが、逆に負の電圧から正の電圧を生成することもできる。この場合には、P型半導体基板の替わりにN型半導体基板を用い、ウエルとMOSトランジスタの導電型を反転すればよい。
この発明は、電圧反転チャージポンプ回路の寄生のバイポーラトランジスタが動作することを抑制し電源電圧の極性を反転した電圧の絶対値を減少させるリーク電流を抑制することができるので、TFTやCCDイメージセンサを駆動させるような用途に適用できる。
この発明に係る電圧反転チャージポンプ回路の一実施形態を示すブロック図である。 上記実施形態が有する駆動回路11の構成例を示すブロック図である。 上記実施形態が有する駆動回路13の構成例を示すブロック図である。 上記実施形態のタイミングチャートである。 上記実施形態のデバイス構造図である。 図4のタイミングチャートよりも長い期間のタイミングチャートである。 従来の逆極性電圧発生回路を示すブロック図である。 上記従来の逆極性電圧発生回路のデバイス構造図である。
符号の説明
11〜16 駆動回路
A、B、C ノード
C11 コンデンサ
Q11 PチャネルMOSトランジスタ
Q12〜Q16 第1〜第5のNチャネルMOSトランジスタ
Pout 出力端子
Vin 電源電圧
Vout 出力電圧
S11〜S16 制御信号
17 第1のNウエル層
18 第2のNウエル層
21、22、35、36、41、42、43 N+層
23、25、27、30、33 Pウエル
24、26、29、31、35 P+層

Claims (5)

  1. 容量素子と、
    上記容量素子の一方の端子と電源との間に接続された第1導電型MOSトランジスタと、
    上記容量素子の一方の端子とグランドとの間に接続された第1の第2導電型MOSトランジスタと、
    上記容量素子の他方の端子とグランドとの間に接続された第2の第2導電型MOSトランジスタと、
    上記容量素子の他方の端子と出力端子との間に接続された第3の第2導電型MOSトランジスタと、
    上記容量素子の他方の端子と上記第3の第2導電型MOSトランジスタのバックゲートとの間に接続された第4の第2導電型MOSトランジスタと、
    上記出力端子と上記第3の第2導電型MOSトランジスタのバックゲートとの間に接続された第5の第2導電型MOSトランジスタと、
    上記第1導電型MOSトランジスタおよび上記第1から第5の第2導電型MOSトランジスタの動作を制御する制御回路とを備えることを特徴とするチャージポンプ回路。
  2. 請求項1に記載のチャージポンプ回路において、
    上記制御回路は、
    上記容量素子の充電期間の後に、上記第4の第2導電型MOSトランジスタをオン状態にすると共に、上記第5の第2導電型MOSトランジスタをオフ状態にして、上記第3の第2導電型MOSトランジスタのバックゲートを上記容量素子の他方の端子に接続してから、上記第1の第2導電型MOSトランジスタをオン状態にすることを特徴とするチャージポンプ回路。
  3. 請求項1または2に記載のチャージポンプ回路において、
    上記容量素子の充電電圧の極性を反転した電圧を出力する期間において、上記第4の第2導電型MOSトランジスタをオフ状態にすると共に、上記第5の第2導電型MOSトランジスタをオン状態にして、上記第3の第2導電型MOSトランジスタのバックゲートを上記出力端子に接続してから、上記第1の第2導電型MOSトランジスタをオフ状態にすることを特徴とするチャージポンプ回路。
  4. 請求項1から3のいずれか1つに記載のチャージポンプ回路において、
    上記第3、第4、第5の第2導電型MOSトランジスタは、
    上記第1導電型MOSトランジスタが形成されている第2導電型ウエルおよび上記第1、第2の第2導電型MOSトランジスタが形成されている第1導電型ウエルとは別個の第1導電型ウエルに形成されていることを特徴とするチャージポンプ回路。
  5. 請求項1から3のいずれか1つに記載のチャージポンプ回路において、
    上記第3、第4、第5の第2導電型MOSトランジスタは、それぞれ、別個の第1導電型ウエルに形成されていることを特徴とするチャージポンプ回路。
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