JP2009124261A - 映像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】入力映像が2:2プルダウン映像であるか否かを確実に判定する。
【解決手段】フィールドペア相関取得部110は、時系列に連続する6つ以上のフィールドに対して、互いに隣接する2つの同一属性のフィールドからなるフィールドペア毎に相関を求める。第1の判断部120は、片方の属性の各フィールドペアの相関が時間方向に沿って変化するパターンと、他方の属性の各フィールドペアの相関が時間方向に沿って変化するパターンとが一致することを判定条件として、入力映像を2:2プルダウン映像として判定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、映像処理技術、具体的には、入力映像が2:2プルダウン映像であるか否かを判定する技術に関する。
一般に、映画のようなフィルムソースは、1秒当たりに24個のプログロシッブフレームからなる。NTSC(National Television System Committee)方式TV信号の場合、1秒当たりに60個のインターレースされたフィールドからなり、PAL(Phase Alternating Line)方式のTV信号の場合、1秒あたりに50個のインターレースされたフィールドからなる。そのため、フィルムソースをTVで放映するためには、1秒当たりに24個のプログレッシブフレームを1秒当たりに60個または50個のインターレースされたフィールドに変換しなければならない。かかる変換手法として用いられるのは、NTSC方式のTV信号に変換する場合には3:2プルダウン手法であり、PAL方式のTV信号に変換する場合には2:2プルダウン手法である。
また、アニメーションやCG(Computer Graphic)など元からプログレッシブ画像として作成して取り込まれた映像は毎秒30コマであり、NTSC方式のTV信号に変換する際にも2:2プルダウン手法が用いられる。
以下、インターレースされたフィールドにより構成された映像をインターレース映像といい、プログレッシブ映像を元に、3:2プルダウン手法により得られたインターレース映像を3:2プルダウン映像といい、2:2プルダウン手法により得られたインターレース映像を2:2プルダウン映像という。
インターレース映像を、液晶テレビなどのプログレッシブ方式の出力機器で再生する場合には、再生側において、IPC(Interlace to Progressive Conversion)変換を行う必要がある。その際、このインターレース映像が元からインターレース映像なのか、プルダウン手法により得られたインターレース映像なのかを判定し、プルダウン手法により得られたインターレース映像に対して画質の良い再生を図ることができる。
例えば、3:2プルダウン手法は、2枚の24Hzフレームを5枚の60Hzフィールドに変換する手法であり、具体的には、フィルムソースの連続した2フレームのうちの最初のフレームを3フィールドで読出し、次のフレームを2枚のフィールドで読み出すというような操作を繰り返す。すなわち、3:2プルダウン手法は、最初のフレームに対して、奇数ラインで構成されたトップフィールドおよび偶数ラインで構成されたボトムフィールドで読出し、再度トップフィールドで読み出す。その後、次のフレームをボトムフィールドおよびトップフィールドで読み出す。
そのため、NTSC方式などの60Hzフィールド映像をプログレッシブ方式で再生する場合には、再生側において、入力映像が3:2プルダウン映像であることが分かれば、インターレースされたフィールドからの2フィールドの組み合わせにより3:2プルダウンされる前の完全なプログレッシブフレームを得ることができ、プルダウンされる前の映像と同じ画質の映像を再構築することができる(特許文献1)。
また、2:2プルダウン手法は、1枚のフレームを2枚のフィールドで読み出す手法であり、具体的には、図18に示すように、プログレッシブ映像の各フレームに対して、まず奇数ラインで構成されたトップフィールドで読出し、次に偶数ラインで構成されたボトムフィールドで読み出す。図中陰影部分は、読み出す際に省かれた部分である。
そのため、インターレース映像をプログレッシブ方式で再生する場合には、再生側において、入力映像が2:2プルダウン映像であることが分かれば、図18の下部に示すように、トップフィールドとボトムフィールドを組み合わせることによって、元のプログレッシブ映像と全く同様の映像を再構築することができ、再生品質を高めることができる。
入力映像が2:2プルダウン映像であるか否かの判定について様々な手法が提案されている。
例えば、2:2プルダウン映像ではないPAL方式のTV映像の場合、フィールド間に20msの時間差がある。そのため、図19に示すように、時間的に隣接する2つのフィールド間に相関が低い。一方、図20に示すように、2:2プルダウン映像において、同じフレームから生成された2つのフィールド(トップフィールドとボトムフィールド)間の相関が、この2つのフィールドと、別のフレームから生成されたフィールドとの間の相関より高いことを利用して、時間的に相隣するフィールド間の相関を求め、「高、低、高、低、・・・」となる相関パターンを繰り返す入力映像を2:2プルダウン映像として判定することが行われている。
また、特許文献2には、フィールドを複数のブロックに分割し、動き補償を行うことにより、各ブロックについて連続する同一属性の2つのフィールド間における信頼度が最も高い動きベクトルを検出すると共に、連続する奇数フィールドと偶数フィールドの動きベクトルを比較することにより2:2プルダウン映像の検出を行う手法が開示されている。ここで、「属性」は、当該フィールドがトップフィールドであるかボトムフィールドであるかを意味し、奇数フィールドは同じ属性を有し、偶数フィールドは同じ属性を有する。
特開2004−40815号公報 特開2007−129400号公報
ところで、時間的に隣接するフィールド間の相関のパターンを求めて入力映像が2:2プルダウン映像であるか否かを判定する手法は、同じフレームから生成された2つのフィールド間の相関が、この2つのフィールドと、別のフレームから生成されたフィールドとの間の相関より高いことに基づく。しかし、トップフィールドは奇数ラインで構成され、ボトムフィールドが偶数ラインで構成されるため、例え同じフレームから生成された2つのフィールドであっても、必ずしも相関が高いとは限らない。特に垂直方向に変化がある絵柄やエッジの部分で動きがある映像の場合には、同じフレームから生成された2つのフィールド間の相関が低くなってしまう。例えば、図18に示す文字「A」のフレームから生成された2つのフィールドでは、文字「A」の横線は、ボトムフィールドにしかないので、この2つのフィールド間の相関が低くなる。このような場合には、2:2プルダウン映像の検出率が低くなるという問題がある。
また、プログレッシブ映像の1つのフレームの中に、異なる部位が異なる動きをする場合がある。それに対して、特許文献2に開示された手法は、フレームの一部であるブロックの動きベクトルに基づくものであるので、フレームの中に、互いに異なる動きをするブロックが多く含まれた場合には、2:2プルダウン映像の判定が困難である。また、この手法は、動き補償をする必要があり、演算が複雑である。
本発明の一つの態様は、入力映像が2:2プルダウン映像であるか否かを判定する映像処理装置である。この映像処理装置は、フィールドペア相関取得部と、第1の判定部を備える。
フィールドペア相関取得部は、入力映像においてタイミングtのフィールドFt、および該フィールドFtと時系列に連続する5個以上のフィールドF(t−i)(i=1〜m,m≧5)からなるフィールドグループGtに対して、隣接する2つの同一の属性のフィールドからなるフィールドペアPj(j=t〜「t−m+2」)毎に相関を求める。
第1お判定部は、片方の属性の各前記フィールドペアの相関が時間方向に沿って変化するパターンと、他方の属性の各前記フィールドペアの相関が時間方向に沿って変化するパターンとが一致することを判定条件として、入力映像を2:2プルダウン映像として判定する。
なお、上記装置を方法やシステム、並びにコンピュータを上記装置として動作させるプログラムに置き換えて表現したものも、本発明の態様としては有効である。
本発明にかかる技術によれば、入力映像が2:2プルダウン映像であるか否かを確実に判定できる。
本発明の実施の形態を説明する前に、本発明にかかる技術の原理について説明する。
図1は、本発明にかかる技術による映像処理装置100の模式図である。映像処理装置100は、フィールドペア相関取得部110と、第1の判定部120を備える。
フィールドペア相関取得部110は、インターレース映像である入力映像の連続する6つ以上のフィールドに対して、隣接する同一属性の2つのフィールドからなるフィールドペア毎に相関を求める。
インターレース映像のフィールドは、トップフィールドとボトムフィールドの2種類の属性があり、2種類の属性のフィールドが交互に入力される。そのため、タイミングtのフィールドFtと該フィールドFtの2つ前のフィールドF(t−2)や、フィールドFtと該フィールドFtの2つ後のフィールドF(t+2)は、隣接する同一属性の2つのフィールドとなる。以下の説明において、「フィールドペア」を、「隣接する同一属性の2つのフィールド」と同じ意味で使用し、フィールドペアを構成する2つのフィールドの属性を該フィールドペアの属性とする。
図2は、2:2プルダウン映像における連続した6つのフィールドF1〜F6の例を示している。この例は、物体が画面左から右に移動するシーンに対してエッジ周辺を拡大したものである。図示のように、2:2プルダウン映像におけるトップフィールドF1とボトムフィールドF2は、元のプログレッシブ映像の同じフレームの奇数ライン同士と偶数ライン同士でそれぞれ構成されたものであり、トップフィールドF3とボトムフィールドF4、トップフィールドF5とボトムフィールドF6についても同じである。
図2に示す6つのフィールドにおいて、F1とF3、F2とF4、F3とF5、F4とF6の4つのフィールドペアP3〜P6が存在し、P3とP5はトップフィールドから構成されたトップフィールドペアであり、P4とP6はボトムフィールドから構成されたボトムフィールドペアである。
このような4つのフィールドペアP3〜P6に対して、フィールドペア相関取得部110は、フィールドペアを構成する2つのフィールド間の相関を求めフィールドペア毎の相関を得る。
図2に示すように、フィールドF1とF2は、同じフレームにおける奇数ライン同士と偶数ライン同士でそれぞれ構成される、フィールドF3とF4は、次のフレームにおける奇数ライン同士と偶数ライン同士でそれぞれ構成されるため、物体の移動に起因するフィールドF1からフィールドF3への変化は、フィールドF2からフィールドF4への変化と一致する。同様に、フィールドF3からフィールドF5への変化も、フィールドF4からフィールドF6への変化と一致する。
すなわち、フィールドF1−F3−F5の変化パターンは、フィールドF2−F4−F6の変化パターンと一致する。
フィールドF1−F3−F5の変化パターンは、フィールドペアP3、P5の相関の変化パターンで表すことができ、フィールドF2−F4−F6の変化パターンは、フィールドペアP4、P6の相関の変化パターンで表すことができる。そのため、2:2プルダウン映像の場合、2種類の属性のフィールドペアのうちの片方の属性のフィールドペアの相関が時間方向に沿って変化するパターンは、他方の属性のフィールドペアの相関が時間方向に沿って変化パターンするパターンと一致する。
PAL方式など、2:2プルダウン映像ではないインターレース映像(以下非2:2プルダウン映像という)の場合について考える。比較しやすいように、図2に示すシーンを例にする。
図3は、図2に示すシーンを表す非2:2プルダウン映像の6つの連続したフィールドF1〜F6を示す。図示のように、この場合、物体の移動に起因するフィールドF1からフィールドF3への変化は、フィールドF2からフィールドF4への変化と関連性が無い。同様に、フィールドF3からフィールドF5への変化も、フィールドF4からフィールドF6への変化と関連性がない。
そのため、非2:2プルダウン映像の場合、2種類の属性のフィールドペアのうちの片方の属性のフィールドペアの相関が時間方向に沿って変化するパターンと、他方の属性のフィールドペアの相関が時間方向に沿って変化パターンするパターン間は、互いに関連性がない。
映像処理装置100における第1の判定部120は、このことを利用して、フィールドペア相関取得部110により取得したフィールドペア毎の相関に基づき、トップフィールドペア(図2と図3におけるフィールドペアP3、P5)の相関の変化パターンと、ボトムフィールドペア(図2と図3におけるフィールドペアP4、P6)の相関の変化パターンとが一致することを条件に、入力映像を2:2プルダウン映像として判定する。
なお、ここで連続した6つのフィールドを例に説明したが、6つ以上の任意の数のフィールドを用いてもよく、また、フィールドの数が多いほど判定の精度を高めることができる。
映像処理装置100は、隣接する同一の属性のフィールドペア間で相関を求め、異なる属性間でフィールドペアの相関の変化パターンを比較する。そのため、垂直の線がある絵柄などの場合でも2:2プルダウン映像を検出できる。また、フィールド全体で相関を求めるので、フィールド中において互いに異なる動きをする部位が含まれた場合にも2:2プルダウン映像を検出できる。
本願発明者は、上記技術を元に、トップフィールドのフィールドペアの相関の変化パターンと、ボトムフィールドのフィールドペアの相関の変化パターンとが一致することを、2:2プルダウン映像の特徴として捉え、2:2プルダウン映像の検出精度を高めるべく、上記技術にさらに改良を加えた。
図4は、図1に示す映像処理装置100を改良して得た映像処理装置200の模式図である。映像処理装置200は、フィールドペア相関取得部210と、第1の判定部220と、計数部230と、第2の判定部240を備える。
フィールドペア相関取得部210は、入力映像の連続する6つ以上のフィールドに対して、フィールドペア毎に、画素位置毎に相関の有無を示す相関情報を求める。
図5には、図2に示す例と同じシーンを表す2:2プルダウン映像の連続した6つのフィールドF1〜F6における4つのフィールドペアP3〜P6毎に、画素位置毎に求めた該画素位置における相関の有無を示す相関情報D3〜D6が示されている。例えば、相関情報D3は、各画素位置について、フィールドペアP3を構成する2つのフィールドF1とF3間の相関の有無を示すものであり、相関情報D4は、各画素位置について、フィールドペアP4を構成する2つのフィールドF2とF4間の相関の有無を示すものである。
ここで、ライン3(図中Line3)を注目ラインとして、フィールドペアP3から求められた相関情報D3におけるライン3の各画素位置の相関情報LD3(Line3)、フィールドペアP4から求められた相関情報D3におけるライン3の上隣ラインの各画素位置の相関情報LD4(Line2)、フィールドペアP5から求められた相関情報D5における注目ライン3の各画素位置の相関情報LD5(Line3)、フィールドペアP6から求められた相関情報D6におけるライン3の上隣ラインの各画素位置の相関情報LD6(Line2)を、X方向における同じ画素位置について比較してみる。
「相関なし」と「相関あり」の相関情報をそれぞれ相関値「1」と「0」で表すと、X方向における同じ画素位置について、LD3(Line3)、LD4(Line2)、LD5(Line3)、LD6(Line2)に亘って、相関値の配列パターンは「0000」、「1100」、「0011」の3種類がある。また、図示していないが、動きが激しい画素位置において、この配列パターンは「1111」に成り得る。なお、配列パターン「0000」は、該画素位置において動きがないことを意味する。
X方向における位置が同一である画素位置のうちの、全てのフィールドペアについて求められた相関値が同値である画素位置(上述した配列パターンが「0000」または「1111」となる画素位置に該当する)以外の画素位置に注目してみると、LD3(Line3)とLD4(Line2)は、X方向における同じ画素位置について相関値が同一であり、LD5(Line3)とLD6(Line2)は、X方向における同じ画素位置について相関値が同一であることが分かる。また、このことは、X方向における同じ画素位置についてLD6(Line2)、LD4(Line2)の相関値の配列パターンと、LD5(Line3)、LD3(Line3)の相関値の配列パターンと一致することと実質的に同じ意味である。
このような結果は、LD3(Line3)、LD4(Line4)、LD5(Line3)、LD6(Line4)についても同様である。
図6は、物体が右に移動し続けた場合の、ボトムフィールドF6の次のフィールドとなるフィールドF7(トップフィールド)を加えて示している。フィールドペアP4から求められた相関情報D4におけるライン2の各画素位置の相関情報LD4(Line2)、フィールドペアP5から求められた相関情報D5におけるライン1の相関情報LD5(Line1)、フィールドペアP6から求められた相関情報D6におけるライン2の相関情報LD6(Line2)、フィールドペアP7から求められた相関情報D7におけるライン1の相関情報LD7(Line1)を、X方向における同じ画素位置について比較してみる。
図6から分かるように、この場合、X方向の同じ画素位置について、LD4(Line2)、LD5(Line1)、LD6(Line2)、LD7(Line1)に亘って、相関値の配列パターンは「0000」、「1000」、「0110」、「0001」などになり、「0011」、「1100」の配列パターンはほとんど無い。
すなわち、配列パターンが「0000」または「1111」となる画素位置以外の画素位置に注目してみると、LD4(Line2)とLD5(Line1)は、X方向における同じ画素位置について相関値が異なり、LD6(Line2)とLD7(Line1)は、X方向における同じ画素位置について相関値が異なる。このことは、X方向における同じ画素位置について、LD7(Line1)、LD5(Line1)の相関値の配列パターンと、LD6(Line2)、LD4(Line2)の相関値の配列パターンと一致しないことと実質的に同じ意味である。
このような結果は、LD4(Line2)、LD5(Line3)、LD6(Line2)、LD7(Line3)についても同様である。
非2:2プルダウン映像についても同様に相関値の配列パターンを見てみる。図7は、図5と同じシーンを表す非2:2プルダウン映像の6つの連続したフィールドF1〜F6における4つのフィールドペアP3〜P6毎に、画素位置毎に求めた相関情報D3〜D6を示している。これらの相関情報を用いて、X方向の同じ画素位置について、LD3(Line3)、LD4(Line2)、LD5(Line3)、LD6(Line2)に亘って、相関値の配列パターンを求めた結果、静止の「0000」と、動きが激しいときの図示しない「1111」以外に、「1000」、「1100」、「0110」、「0011」など、様々な配列パターンがあることが分かる。
X方向における位置が同一である画素位置のうちの、配列パターンが「0000」または「1111」となる画素位置以外の画素位置に注目してみると、LD3(Line3)とLD4(Line2)間、およびLD5(Line3)、LD6(Line2)間、相関値が同一である画素位置と、相関値が異なる画素位置は、ランダムに存在する。
このような結果は、LD3(Line3)、LD4(Line4)、LD5(Line3)、LD6(Line4)についても同様である。
さらに、このような結果は、物体が右に移動し続けた場合の、ボトムフィールドF6の次のフィールドとなるフィールドF7(トップフィールド)を加えたときに、LD4(Line2)、LD5(Line1)、LD6(Line2)、LD7(Line1)についても同様であると言える。
各種の上述した配列パターンに応じて画素位置の種類を図8に示すように分類する。具体的には、配列パターンが「0000」である画素位置を、該画素位置において動きが無いとして「静止」画素位置に分類し、配列パターンが「1111」である画素位置を、該画素位置において動きが激しいとして「動きが激しい」画素位置に分類する。また、配列パターンが「1100」または「0011」である画素位置を、「2:2プルダウン映像画像の特徴」を有する特徴位置に分類する。なお、「0000」、「1111」、「0011」、「1100」以外の「その他」配列パターンの画素位置を、上記3種類のいずれにも該当しない「その他」画素位置に分類する。
すなわち、動きが激しい画素位置と静止画素位置以外の画素位置を注目画素位置とすると、特徴位置は、配列パターンを構成する4つの相関値(A,B,C,D)のうちの、AとBが同値であり、またはCとDが同値である注目画素位置となる。なお、「AとBが同値であり、またはCとDが同値である」ことは、配列「A,C」と配列「B,D」とが一致することと実質的には同じ意味である。
ここで、連続した6つのフィールド(F6、F5、・・・F1)をフィールドグループG6とし、フィールドグループG6に対して求められた特徴位置の総数(特徴位置総数)S6と、フィールドグループG6の次のフィールドグループG7(F7、F6、・・・F2)に対して求められた特徴位置総数S7を比較する。2:2プルダウン映像の場合には特徴総数S6がS7より大きく、かつ両者の差が大きい一方、非2:2プルダウン映像の場合には特徴総数S6とS7とはほぼ同じであることが分かる。
また、フィールドグループG7(F7、F6、・・・F2)における特徴位置総数S7と、フィールドグループG8(F8、F7、・・・F3)における特徴位置総数S8を比較すると、2:2プルダウン映像の場合には特徴総数S7がS8より小さく、かつ両者の差が大きい一方、非2:2プルダウン映像の場合には特徴総数S7とS8とはほぼ同じになる。
すなわち、フィールドグループG6とG7、またはフィールドグループG7とG8のような、連続した2つのフィールドグループのみを用いる場合、該2つのフィールドグループに対してそれぞれ求められた特徴位置総数間の差分の絶対値、または2つの特徴位置総数の比が所定の閾値以上であれば、入力映像を2:2プルダウン映像として判定することができる。なお、この閾値は、2:2プルダウン映像と非プルダウン映像の差を反映することができるように、シミュレーションなどによって予め求めればよいし、映像の動きに応じてダイナミックに制御してもよい。この判定手法を、以下手法Aという。
また、フィールドグループG6、G7、G8のような3つ以上の連続したフィールドグループGj(j=t〜「t+n」,n≧2)に対して求められたn個の特徴位置総数Sj全てについて、SjとS(j+1)の大小関係と、S(j+1)とS(j+2)の大小関係とが逆転するようになっていれば、入力映像を2:2プルダウン映像として判定することができる。なお、入力映像が非2:2プルダウン映像である場合には、このような規則性が無い。この判定手法を、以下手法Bという。
手法Bは、判定に必要なフィールドグループの数が手法Aより多いが、閾値を設定する必要がない。そのため、閾値の設定が不適切な場合に、判定精度が影響されるなどの問題はない。
なお、1つのフィールドグループが連続した6つのフィールドにより構成されることを例に説明したが、フィールドグループに含まれるフィールドの数は、6つ以上の任意の数であってもよく、また、フィールドの数が多いほど判定の精度を高めることができる。
図4に戻って映像処理装置200を説明する。
第1の判定部220は、フィールドペア相関取得部210が求めた各フィールドペアの相関情報を用いて、フィールドグループ毎に、各画素位置が、図8に示す「静止」画素位置、「動きが激しい」画素位置、「特徴位置」、「その他」画素位置のいずれであるかを判定する。
計数部230は、フィールドグループ毎に、第1の判定部220により「特徴位置」として判定された画素位置の総数を求めて、特徴位置総数として第2の判定部240に出力する。
第2の判定部240は、連続した複数のフィールドグループの特徴位置総数の大小関係を比較することにより、入力映像が2:2プルダウン映像であるか否かを判定する。なお、判定に際して、上述した手法Aまたは手法Bのいずれかを用いる。
映像処理装置200は、映像処理装置100に対して改良を加えたものであり、映像処理装置100の各効果を得ることができる。
また、映像処理装置200は、画素位置毎にフィールドペア間で相関情報を求めるため、静止画素位置や、動きの激しい画素位置を除外することができ、静止している細かい背景などがある場合にも、精度良く判定を行うことができる。
また、特許文献2の手法に用いられた動き補償を必要とせず、演算が簡単である。
なお、本発明にかかる技術において、画素位置毎に相関情報を求める手法は、既知のいかなる手法を用いてもよく、例えば、フィールドペア毎に、画素位置毎に動き検出を行い、動きの有無を示す動きパラメータを該画素位置の相関情報として取得するようにすればよい。
また、動き検出についても、既知のいかなる手法を用いてもよく、例えば、フィールドペア毎に、該フィールドペアを構成する2つのフィールドの差分を求め、該差分の絶対値が所定の閾値以上である画素位置については動きが「あり」とし、該差分の絶対値が閾値未満である画素位置については動きが「なし」として各画素位置の動きパラメータを取得すればよい。
以上の説明を踏まえ、上述した原理を具現化した実施例について説明する。
図9は、本発明の実施例にかかる映像処理装置300を示す。映像処理装置300は、フィールド遅延部310と、フィールド遅延部320と、フィールドペア相関取得部330と、ログ処理部340と、ログバッファ350と、第1の判定部390と、カウンタ392と、第2の判定部394を備える。
インターレース映像の各フィールドは、フィールド遅延部310と、フィールドペア相関取得部330に順次入力される。また、映像処理装置300には、図示しない制御部を有し、この制御部は、現在入力されるフィールドがトップフィールドとボトムフィールドのいずれであるかを示すフィールド属性情報をログバッファ350に入力する。
フィールド遅延部310は、入力されたフィールドを1フィールド間隔分遅延させてフィールド遅延部320に入力する。
フィールド遅延部320は、フィールド遅延部310からのフィールドを1フィールド間隔分遅延させてフィールドペア相関取得部330に出力する。
すなわち、タイミングtにおいて、フィールドペア相関取得部330に、フィールドFtと、該フィールドFtの2つ前のフィールドF(t−2)が入力される。この2つのフィールドは、同じ属性を有し、共にトップフィールドまたはボトムフィールドである。以下、フィールドFtとフィールドF(t−2)をフィールドペアPtといい、トップフィールドから構成されたフィールドペア、ボトムフィールドから構成されたフィールドペアをそれぞれ「トップフィールドペア」、「ボトムフィールドペア」という。
フィールドペア相関取得部330は、入力されたフィールドペアPtに対して、画素位置毎に相関の有無を示す相関情報を求める。図10は、フィールドペア相関取得部330を示す。
図10に示すように、フィールドペア相関取得部330は、減算器332と、絶対値取得部334と、動き判定部336を備える。
減算器332は、フィールドFtとフィールドF(t−2)に対して画素位置毎に差分を求めて、絶対値取得部334に出力する。
絶対値取得部334は、減算器332からの画素位置毎の差分の絶対値をとって、動き判定部336に出力する。
動き判定部336は、絶対値取得部334からの各差分の絶対値を、動きの有無を判別するための閾値と比較し、差分の絶対値が閾値以上である場合には、該画素位置において動きが「あり」と判定し、差分の絶対値が閾値未満である場合には、該画素位置において動きが「なし」と判定する。この動きの「あり」、「なし」は、当該画素位置の動きパラメータDという。
動き判定部336は、フィールドペアPtに対して画素位置毎に求められた動きパラメータDtを相関情報としてログ処理部340に出力する。
ログ処理部340を説明する前に、まず、ログバッファ350を説明する。図11に示すように、ログバッファ350は、セレクタ352と、トップフィールドログバッファ354と、ボトムフィールドログバッファ356と、セレクタ362と、セレクタ364と、フィールド属性情報を反転してセレクタ362に入力するインバータ366と、ライン遅延部370と、同期処理部380を備える。
セレクタ352の詳細、およびログ処理部340からセレクタ352に入力される更新ログについて、後にログ処理部340を説明するときに説明する。
トップフィールドログバッファ354は、過去3つのトップフィールドペアの動きパラメータDを格納している。図12は、トップフィールドログバッファ354に格納されたデータの態様を示す。なお、例として、奇数フィールドをトップフィールドとする。従って、トップフィールドログバッファ354には、奇数フィールドペアの動きパラメータが格納されることになる。
トップフィールドにおいて、奇数ラインにのみ画素が存在するため、トップフィールドログバッファ354は、各トップフィールドペアについて、奇数ラインの動きパラメータを格納している。以下の説明において、同じラインについて、動きパラメータの時間方向に沿った配列を、ラインログという。図12に示すように、トップフィールドログバッファ354は、トップフィールドペアの奇数ラインのラインログ(LD(line1)、LD(line3)、LD(line5)、・・・)を格納している。
図13は、ボトムフィールドログバッファ356に格納されたデータの態様を示す。図示のように、ボトムフィールドログバッファ356は、過去の4つのボトムフィールドペアの偶数ラインのラインログ(LD(line2)、LD(line4)、LD(line6)、・・・)を格納している。
図11に戻って説明する。映像処理装置300にフィールドFtのline(n)が入力されたとき、セレクタ364は、図示しない制御部からの、フィールドFtがトップフィールドであるかボトムフィールドであるかを示すフィールド属性情報に応じて、トップフィールドログバッファ354またはボトムフィールドログバッファ356から、過去の動きパラメータにおけるline(n)のラインログを選択して同期処理部380に出力する。具体的には、フィールドFtがトップフィールドであれば、line(n)が奇数ラインであり、セレクタ364は、トップフィールドログバッファ354におけるラインログLD(line(n))を同期処理部380に出力する。逆に、フィールドFtがボトムフィールドであれば、line(n)が偶数ラインであり、セレクタ364はボトムフィールドログバッファ356におけるラインログLD(line(n))を同期処理部380に出力する。
セレクタ362は、フィールドFtの属性情報がインバータ366により反転されて入力されるため、フィールドFtがトップフィールドであれば、ボトムフィールドログバッファ356からラインログを同期処理部360とライン遅延部370に出力し、フィールドFtがボトムフィールドであれば、トップフィールドログバッファ354からラインログを同期処理部360とライン遅延部370に出力する。なお、ラインログを出力する際に、line(n)の下隣のラインline(n+1)のラインログを出力する。
ライン遅延部370は、セレクタ362からのラインログを遅延させ同期処理部380に出力する。
すなわち、映像処理装置300にフィールドFtのline(n)が入力されたとき、フィールドFtと同じ属性の過去のフィールドペアから求められたラインline(n)の各画素位置の動きパラメータから構成されたラインログLD(line(n))、フィールドFtと異なる属性の過去のフィールドペアから求められたline(n)の上隣および下隣のラインのラインログLD(line(n−1))、LD(line(n+1))の3つのラインログが、ログバッファ350における同期処理部380に入力される。
同期処理部380は、この3つのラインログを同期させて、ログ履歴としてログ処理部340に出力する。
ログ処理部340を説明する。図14に示すように、ログ処理部340は、分離部342と、更新部344と、同期処理部346を備える。
分離部342は、ログバッファ350からのログ履歴を3つのラインログに分離し、ラインログLD(line(n))を更新部344に、ラインログLD(line(n−1))とLD(line(n+1))を同期処理部346に出力する。
更新部344は、ラインログLD(line(n))と、フィールドFtのline(n)の動きパラメータを結合し、新しいラインログすなわち新ラインログLD(line(n))を得て同期処理部346とログバッファ350に出力する。
同期処理部346は、更新部344からの新ラインログLD(line(n))と、分離部342からの2つのラインログと同期させて、ログ配列として第1の判定部390にし出力する。
また、ログバッファ350において、セレクタ352は、トップフィールドログバッファ354とボトムフィールドログバッファ356のうちの、フィールドFtと同じ属性のほうに新ラインログLD(line(n))を格納して、line(n)のラインログを更新する。
図15は、ログ処理部340から第1の判定部390に出力したログ配列を示す。図示のように、フィールドFtと同じ属性のフィールドペアから求められたline(n)の動きパラメータDt、D(t−2)、D(t−4)、D(t−6)と、フィールドFtと異なる属性のフィールドペアから求められた、line(n)の上隣ラインであるline(n−1)の動きパラメータD(t−1)、D(t−3)、D(t−5)と、フィールドFtと異なる属性のフィールドペアから求められた、line(n)の下隣ラインであるline(n+1)の動きパラメータD'(t−1)、D'(t−3)、D'(t−5)とが、第1の判定部390に入力される。
第1の判定部390は、フィールドグループ毎に、それぞれの画素位置において、2:2プルダウン映像の特徴があるか否か、すなわち当該画素位置が特徴位置であるか否かを判定する。なお、本実施の形態において、第1の判定部390は、8つの連続するフィールドにより構成されたフィールドグループ毎にこの判定を行う。
第1の判定部390は、まず、フィールドF(t−1)〜F(t−8)から構成されたフィールドグループG(t−1)について判定を行う。このとき、図16に示すように、ログ処理部340からのログ配列における動きパラメータDt以外の動きパラメータが用いられる。
第1の判定部390は、これらの動きパラメータのすべてが「0」である「静止」画素位置と、すべてが「1」である「動きが激しい」画素位置以外の画素位置に注目し、注目画素位置について、図16に示す動きパラメータD(t−1)、D(t−3)、D(t−5)の配列パターンと、D(t−2)、D(t−4)、(D−6)の配列パターンと、D'(t−1)、D'(t−3)、D'(t−5)の配列パターンが一致する注目画素位置を特徴位置として判定する。第1の判定部390は、フィールドグループG(t−1)における全ての注目画素位置について判定をし、注目画素位置が特徴位置である判定結果を得る度に、その旨を示す信号をカウンタ392に出力する。なお、第1の判定部390は、フィールドグループG(t−1)における全ての注目画素について判定を完了したときに、完了信号をカウンタ392に出力する。
カウンタ392は、特徴位置の数をカウントする。そして、第1の判定部390から完了信号を受信すると、特徴位置総数となるカウント数を第2の判定部394に出力すると共に、リセットする。
第1の判定部390は、フィールドグループG(t−1)についての判定を完了すると、次のフィールドグループGt(F(t)〜F(t−7))について判定を行う。このとき、図17に示すように、ログ処理部340からのログ配列における動きパラメータD(t−6)以外の動きパラメータが用いられる。
第1の判定部390は、図17に示す動きパラメータD(t−1)、D(t−3)、D(t−5)の配列パターンと、Dt、D(t−2)、D(t−4)の配列パターンと、D'(t−1)、D'(t−3)、D'(t−5)の配列パターンが一致する注目画素位置を特徴位置として判定する。その他の処理については、フィールドグループG(t−1)のときと同じであるので、説明を省略する。
第1の判定部390は、このようにして、フィールドグループGtと連続したフィールドグループG(t+1)、G(t+2)、・・・についても同様な処理を行う。
第2の判定部394は、これらの連続したフィールドグループについて求められた特徴位置総数Sj全てについて、SjとS(j+1)の大小関係と、S(j+1)とS(j+2)の大小関係とが逆転するようになっていれば、入力映像を2:2プルダウン映像として判定すること。例えば、「フィールドグループG(t−1)とGtの特徴位置総数S(t−1)とStの大小関係」、「フィールドグループGtとG(t+1)の特徴位置総数StとS(t+1)の大小関係」、「S(t+1)とS(t+2)の大小関係」、「S(t+2)とS(t+3)の大小関係」が、「大、小」、「小、大」、「大、小」、「小、大」または「小、大」、「大、小」、「小、大」、「大、小」になっている場合は、入力映像を2:2プルダウン映像として判定する。
一方、連続したフィールドグループについて求められた特徴位置総数Sj全てがほぼ同じ値である場合には、入力映像を2:2プルダウン映像ではない通常のインターレース映像として判定する。
以上、実施の形態をもとに本発明を説明した。実施の形態は例示であり、本発明の主旨から逸脱しない限り、さまざまな変更、増減を加えてもよい。これらの変更、増減が加えられた変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
例えば、映像処理装置300において、第1の判定部390は、図16と図17に示すように、3ラインのラインログを用いるが、フィールドFtと同じ属性のフィールドペアから求められたline(n)の動きパラメータDt、D(t−2)、D(t−4)、D(t−6)と、フィールドFtと異なる属性のフィールドペアから求められた、line(n)の上隣ラインであるline(n−1)の動きパラメータD(t−1)、D(t−3)、D(t−5)のみ、または、動きパラメータDt、D(t−2)、D(t−4)、D(t−6)と、フィールドFtと異なる属性のフィールドペアから求められた、line(n)の下隣ラインであるline(n+1)の動きパラメータD'(t−1)、D'(t−3)、D'(t−5)のみを用いてもよい。
本発明にかかる技術を説明するための映像処理装置の模式図である。 図1に示す映像処理装置の原理を説明するための図である(その1)。 図1に示す映像処理装置の原理を説明するための図である(その2)。 本発明にかかる技術を説明するための別の映像処理装置の模式図である。 図4に示す映像処理装置の原理を説明するための図である(その1)。 図4に示す映像処理装置の原理を説明するための図である(その2)。 図4に示す映像処理装置の原理を説明するための図である(その3)。 画素位置の特徴と相関値の配列パターンの関係を示す図である。 本発明の実施の形態にかかる映像処理装置を示す図である。 図9に示す映像処理装置におけるフィールドペア相関取得部を示す図である。 図9に示す映像処理装置におけるログバッファを示す図である。 図11に示すログバッファにおけるトップフィールドログバッファに格納されたデータの態様を示す図である。 図11に示すログバッファにおけるボトムフィールドログバッファに格納されたデータの態様を示す図である。 図9に示す映像処理装置におけるログ処理部を示す図である。 図14に示すログ処理部から出力されるログ配列を示す図である。 図9に示す映像処理装置における第1の判定部の処理を説明するための図である(その1)。 図9に示す映像処理装置における第2の判定部の処理を説明するための図である(その2) 2:2プルダウン映像を検出する必要性を説明するための図である。 従来技術を説明するための図である(その1) 従来技術を説明するための図である(その2)。
符号の説明
100 映像処理装置 110 フィールドペア相関取得部
120 第1の判定部 200 映像処理装置
210 フィールドペア相関取得部 220 第1の判定部
230 計数部 240 第2の判定部
300 映像処理装置 310 フィールド遅延部
320 フィールド遅延部 330 フィールドペア相関取得部
332 減算器 334 絶対値取得部
336 動き判定部 340 ログ処理部
342 分離部 344 更新部
346 同期処理部 350 ログバッファ
352 セレクタ 354 トップフィールドログバッファ
356 ボトムフィールドログバッファ 360 同期処理部
362 セレクタ 364 セレクタ
366 インバータ 370 ライン遅延部
380 同期処理部 390 第1の判定部
392 カウンタ 394 第2の判定部

Claims (6)

  1. 入力映像においてタイミングtのフィールドFt、および該フィールドFtと時系列に連続する5個以上のフィールドF(t−i)(i=1〜m,m≧5)からなるフィールドグループGtに対して、隣接する2つの同一の属性のフィールドからなるフィールドペアPj(j=t〜「t−m+2」)毎に相関を求めるフィールドペア相関取得部と、
    片方の属性の各前記フィールドペアの相関が時間方向に沿って変化するパターンと、他方の属性の各前記フィールドペアの相関が時間方向に沿って変化するパターンとが一致することを判定条件として、前記入力映像を2:2プルダウン映像として判定する第1の判定部とを備えることを特徴とする映像処理装置。
  2. 前記フィールドペア相関取得部は、前記フィールドペア毎に、画素位置毎に相関の有無を示す相関情報を求め、
    前記第1の判定部は、フィールドグループGtに含まれるすべてのフィールドペアについて求められた相関情報が同値である画素位置以外の各画素位置をそれぞれ注目画素位置とし、フィールドペアPtと同じ属性の各フィールドペアの注目画素位置の相関情報の時間方向に沿った配列パターンと、フィールドペアPtと異なる属性の各フィールドペアの、前記注目画素位置の上隣および/または下隣の画素位置の相関情報の時間方向に沿った配列パターンとが一致することを判定条件として、該注目画素位置を2:2プルダウン映像の特徴がある特徴位置として判定し、
    フィールドグループGtに対して前記特徴位置に判定された注目画素位置の総数を特徴位置総数Stとして求める計数部と、
    連続する2つのフィールドグループGt(t=「m+1」〜「m+2」)に対してそれぞれ求められた2つの前記特徴位置総数Stの差または比が所定の閾値以上である前記入力映像を2:2プルダウン映像として判定することを特徴とする第2の判定部とをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の映像処理装置。
  3. 前記第2の判定部は、連続する3つ以上のフィールドグループGt(t=「m+1」〜「m+n」,n≧3)に対して求められたn個の前記特徴位置総数Stについて、StとS(t+1)の大小関係と、S(t+1)とS(t+2)の大小関係とが逆転する前記入力映像を2:2プルダウン映像として判定することを特徴とする請求項2に記載の映像処理装置。
  4. 前記第1の判定部は、フィールドグループGtに対して、フィールドペアPk(k=t−「2×L」,L:0からの整数)とP(k−1)の相関情報が同一である前記注目画素位置を、前記判定条件を満たす特徴位置として判定することを特徴とする請求項2または3に記載の映像処理装置。
  5. 前記フィールドペア相関取得部は、前記フィールドペアPj毎に、画素位置毎に動き検出を行い、動きの有無を示す動きパラメータを該画素位置の前記相関情報として取得することを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の映像処理装置。
  6. 前記フィールドペア相関取得部は、
    前記フィールドペアPj毎に、該フィールドペアPjを構成する2つのフィールドの差分を求める差分算出部と、
    該差分算出部が算出した前記差分の絶対値が所定の閾値以上である画素位置については動きが「あり」とし、前記差分の絶対値が前記閾値未満である画素位置については動きが「なし」として各画素位置の前記動きパラメータを取得する動き判定部とを備えることを特徴とする請求項5に記載の映像処理装置。
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