JP5896642B2 - 映像処理装置、映像処理方法、及びプログラム - Google Patents

映像処理装置、映像処理方法、及びプログラム Download PDF

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本発明は、映像処理装置、映像処理方法、及びプログラムに関し、特に、空間分割された映像信号を合成するために用いて好適なものである。
近年、LCDやPDPに代表される表示パネルの高解像度化が進み、現在普及しているFHD(1920×1080)を超える4k2k(3840×2160)の解像度を持つ高解像度表示パネルが製品化されている。このような高解像度表示パネルへの映像信号の入力は、FHDの映像信号を伝送することが可能な映像入力インタフェイスを複数本用いて実現されている。このような映像入力インタフェイスの代表的なものとしては、HD-SDI(High Definition Serial Digital Interface)やDVI(Digital Visual Interface)がある。各映像入力インタフェイスは、空間分割された映像領域の1領域の映像伝送を担っている。このように複数本の映像入力インタフェイスを用いて高解像度映像を伝送する場合、映像入力インタフェイスごとに遅延時間が異なる場合がある。このように高解像度表示パネルへ映像信号を伝送する際に伝送路の遅延時間が異なっても、空間分割された映像が正しく合成され出力される技術が開示されている。特許文献1によると、入力映像にフレーム番号を付与し、合成時に同じフレーム番号の映像を合成して表示パネルに出力する技術が開示されている。
特開2003−299046号公報
しかしながら、空間分割された映像に付与されたフレーム番号を基に映像を合成する場合、送信側にフレーム番号を入れる機能が必須となる。したがって、フレーム番号を挿入する機能を持たない映像送信装置を用いると、各映像入力インタフェイスの遅延時間が大きい場合、空間分割されたフレームを、当該フレームと合成すべきフレームとは異なる(空間分割された)フレームと合成してしまう虞がある。そうすると、出力される映像が乱れる。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、汎用的な映像送信装置を用いても、映像送信装置からの空間分割された映像を正しく合成できるようにすることを目的とする。
本発明の映像処理装置は、数の映像信号を入力する入力手段と、前記複数の映像信号のそれぞれについて、前記映像信号に対応する映像を構成する映像フレームの複数の領域のそれぞれの輝度値と、当該映像フレームに時間的に隣接する映像フレームの複数の領域のそれぞれの輝度値との比較を行なう比較手段と、前記複数の映像信号のうち第1映像信号の第1映像フレームの前記複数の領域のそれぞれの輝度値と、前記第1映像信号において前記第1映像フレームに時間的に隣接する第2映像フレームの前記複数の領域のそれぞれの輝度値との差の合計が閾値以上であり、且つ、前記複数の映像信号のうち第2映像信号の第3映像フレームであって、前記第2映像信号の映像フレームのうち、前記第1映像フレームの入力タイミングに対応するタイミングに入力された映像フレームから所定フレーム内に入力された前記第3映像フレームの前記複数の領域のそれぞれの輝度値と、前記第2映像信号において前記第3映像フレームに時間的に隣接する第4映像フレームの前記複数の領域のそれぞれの輝度値との差の合計が前記閾値以上である場合、前記第1映像信号の第映像フレームと前記第2映像信号の第4映像フレームとが同期して表示されるように前記第2映像フレームと共に表示させる前記第2映像信号の第映像フレームを、前記比較手段による比較の結果に基づいて決定する決定手段と、前記決定手段により決定された前記第2映像信号の前記第映像フレームを、前記第1映像信号の前記第映像フレームと共に表示させる表示制御手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、汎用的な映像送信装置を用いても、映像送信装置からの空間分割された映像を正しく合成することができる。
映像処理装置の構成を示す図である。 映像信号の入出力のタイミングを示す図である。 映像信号に基づく映像を示す図である。 映像同期判定部の処理手順を説明するフローチャートである。 映像信号の統計量を示す図である。
以下に、図面を参照しながら、本発明の一実施形態を説明する。
図1は、映像処理装置100の構成の一例を示す図である。
映像処理装置100は、第1および第2の映像信号入力部101、102と、第1および第2のシーンチェンジ検出部103、104と、データ蓄積部105と、第1および第2の同期映像読み出し部106、107と、第1および第2の映像信号出力部108、109と、映像同期判定部110と、を備えて構成される。また、映像処理装置100は、第1および第2の映像信号出力部108、109を介して映像表示部120に接続される。映像表示部120は、映像処理装置100から出力された映像を表示する。
第1および第2の映像信号入力部101、102は、ビデオ入力インタフェイスであり、外部から映像信号を入力する。第1および第2の映像信号入力部101、102は、例えば、HDMI(登録商標)やDVI等のデジタルビデオ信号規格のインタフェイスで構成され、各種の映像コンテンツを入力する。本実施形態では、空間分割された2つの映像信号が、それぞれ第1、第2の映像信号入力部101、102に入力されるものとする。
第1および第2のシーンチェンジ検出部103、104は、第1および第2の映像信号入力部101、102から入力された映像信号のシーンの変化の有無を検出する。本実施形態では、第1、第2のシーンチェンジ検出部103、104は、それぞれ第1、第2の映像信号入力部101、102から入力された映像信号の統計量を算出する。そして、第1および第2のシーンチェンジ検出部103、104は、連続する2つのフレームの統計量の差分が閾値以上になった場合に、シーンの変化があることを検出する。ただし、シーンの変化を検出する方法は、このような方法に限定されるものではない。例えば、次のようにしてもよい。まず、連続する2つのフレームの動きベクトルの検出を行う。そして、その動きベクトルの検出結果に基づいて、連続する2つのフレームの相関(例えば、相関の程度を表す指標である相関値)を算出し、算出した相関と閾値とを比較した結果に基づいて、シーンの変化の有無を検出する。
データ蓄積部105は、第1および第2の映像信号入力部101、102から入力された映像信号を蓄積する。データ蓄積部105は、例えば、SDRAMなどのメモリで構成されるフレームメモリである。
第1および第2の同期映像読み出し部106、107は、後述する映像同期判定部110から指定されたフレームの映像信号を、データ蓄積部105から読み出す。第1、第2の同期映像読み出し部106、107は、読み出した映像信号を、第1、第2の映像信号出力部108、109に出力する。第1および第2の同期映像読み出し部106、107は、例えば、映像同期判定部110から指定されたアドレスのデータの読み出しを行うDMAコントローラである。
映像同期判定部110は、第1および第2のシーンチェンジ検出部103、104におけるシーンの変化の有無の検出結果に基づいて、第1および第2の同期映像読み出し部106、107に対して、読み出すフレームを指定する。
第1、第2の映像信号出力部108、109は、それぞれ第1、第2の同期映像読み出し部106、107によって読み出された映像信号を表示パネルに出力するインタフェイスである。第1および第2の映像信号出力部108、109は、例えば、LVDS(Low Voltage Differential Signaling)に代表される表示パネルへの標準画像インタフェイスである。
映像表示部120は、空間分割された映像信号をそれぞれの表示領域に出力して映像を表示する。映像表示部120は、例えば、LCD(液晶ディスプレイ)やPDP(プラズマディスプレイパネル)等に代表される表示パネルである。
図2は、映像処理装置100に入力される映像信号と、映像処理装置100から出力される映像信号の入出力タイミングの一例を示す図である。具体的に図2(a)は、正しく合成される場合の各映像信号の入出力のタイミングの一例を示す図であり、図2(b)は、誤って合成される場合の各映像信号の入出力のタイミングの一例を示す図である。また、図3は、映像処理装置100で入出力される映像信号に基づく映像の一例を示す図である。具体的に図3(a)は、映像処理装置100に入力される第1のフレーム〜第3のフレームの映像信号の一例を示す図であり、図3(b)は、映像処理装置100から出力される第1のフレーム〜第3のフレームの映像信号の一例を示す図である。
本実施形態では、2つの領域に空間分割された映像信号が映像処理装置100に入力される。ただし、空間分割される領域の個数に限定はなく3つ以上の領域に空間分割された映像信号が映像処理装置100に入力されてもよい。この場合、各処理部(映像信号入力部、シーンチェンジ検出部、同期映像読出し部、および映像信号出力部)を、空間分割される領域の数と同数、映像処理装置100に設けるようにするのが好ましい。ただし、必ずしもこのようにする必要はない。例えば、空間分割される領域の数が、処理部の数を超える場合には、当該処理部が、時分割で処理を行うことにより、各領域の映像信号を処理してもよい。
図2に示す例では、2つの領域に空間分割された映像の映像信号を、それぞれ第1の映像入力信号、第2の映像入力信号として示す。また、図2に示す例では、第1および第2の映像入力信号として、それぞれ3フレーム分の映像信号が映像処理装置100で受信されていることを示す。
図2において、211、212、213は、それぞれ第1の映像入力信号の第1、第2、第3のフレームである。また、221、222、223は、それぞれ第2の映像入力信号の第1、第2、第3のフレームである。また、215、225は、それぞれ第1、第2の映像入力信号に対する垂直同期信号を示す。
一方、231、232、233は、それぞれ第1の映像出力信号の第1、第2、第3のフレームである。また、241、242、243は、それぞれ第2の映像出力信号の第1、第2、第3のフレームである。また、235、245は、それぞれ第1、第2の映像出力信号に対する垂直同期信号を示す。
図3(a)において、300、310、320は、それぞれ第1、第2、第3のフレームの内容を示す映像である。映像の中央で空間分割された2つの領域のうち、図に向かって左側の領域の映像信号が、第1の映像入力信号として第1の映像信号入力部101に入力され、右側の領域の映像信号が、第2の映像入力信号として第2の映像信号入力部102に入力される。また、図3(a)に示す第2のフレームと第3のフレームで、シーンの変化が発生している。
また、図2に示すように、第1の映像入力信号と第2の映像入力信号は、外部の映像信号伝送路等の影響により、映像信号入力スキュー(skew)Tの期間を持って映像処理装置100に入力される。映像信号入力スキューTは、第1、第2の映像信号入力部101、102が、第1、第2の映像入力信号を入力するタイミングの時間差に対応するものである。
この映像入力スキューTが、1フレームの垂直同期信号の期間の半分を超えていないとする。この場合、垂直同期信号が近いフレームを同期させて出力すると、図2(a)に示すように、入力時に空間分割されたフレームと同じフレームが同期して出力される。このため、図3(a)に示す映像300のように、各領域の映像が正しく合成され、映像が乱れずに表示される。
一方、この映像信号入力スキューTが、1フレームの垂直同期信号の期間の半分を超えてしまったとする。この場合、図2(b)に示すように、第2の映像入力信号の第1のフレーム221と、第1の映像入力信号の第2のフレーム212の垂直同期信号が接近する。このような場合に垂直同期信号が近い複数のフレームを同期させて出力すると、入力時に空間分割されたフレームとは異なったフレームが同期して出力される。このため、図3(b)に示す映像350のように、各領域の画像が誤って合成され、映像が乱れて表示されてしまう場合がある(図2(b)の破線内のフレーム232、241を参照)。
本実施形態では、映像処理装置100は、空間分割されたフレームのそれぞれにおいてシーンの変化の有無を検出する。そして、映像処理装置100は、空間分割されたフレームのそれぞれにおいてシーンの変化を検出すると、シーンの変化のあった直後のフレーム(変化したシーンの最初のフレーム)を空間分割されたフレームのそれぞれについて選択する。そして、映像処理装置100は、選択したフレームの映像を同期して映像表示部120に出力させる。そのため、前述のような場合においても、図3(a)に示す映像320のように、同一の映像入力信号のフレームから空間分割されたフレームを読み出し、それらを同期して表示することができる。このようにするための処理手順の一例を以下に詳細に示す。
図4は、映像同期判定部110の処理手順の一例を説明するフローチャートである。また、図5は、映像信号の統計量の一例を示す図である。具体的に図5(a)は、第1のフレームの映像300と、第1のフレームの映像入力信号の統計量の一例を示す図である。図5(b)は、第2のフレームの映像310と、第2のフレームの映像入力信号の統計量の一例を示す図である。図5(c)は、第3のフレームの映像320と、第3のフレームの映像入力信号の統計量の一例を示す図である。
本実施形態では、空間分割された各領域の映像入力信号を複数の領域にさらに分割する。そして、分割された複数の領域の輝度の平均値を0〜9の値に量子化する。本実施形態では、分割された複数の領域の輝度の平均値を0〜9の値に量子化した値が、映像信号の統計量である場合を例に挙げて説明する。以後の説明では、「分割された複数の領域ごとの輝度の平均値を0〜9の値に量子化した値」を必要に応じて「統計量」と称する。本実施形態では、この統計量のフレーム間の差分の絶対値を取り、その差分の絶対値の総和に基づいて、シーンの変化の有無を検出する。ただし、シーンの変化の有無を検出する方法は、このような方法に限定されるものではない。シーンの変化を検出し、検出した結果に基づいて、同期して表示させるフレームを特定する方法であれば、どのような方法でシーンの変化の有無を検出してもよい。
図4のフローチャートと、図5の映像信号の統計量とを用いて、空間分割された2つの領域の映像(フレーム)を同期させて表示するための方法の一例を説明する。
図4のステップS401において、映像同期判定部110は、第1および第2のシーンチェンジ検出部103、104による検出結果に基づいて、シーンの変化が検出されたか否かを確認する。第1、第2のシーンチェンジ検出部103、104は、それぞれ第1、第2の映像信号入力部101、102から入力された映像信号について、シーンの変化の発生の有無を検出する。図2(a)に示す時刻t1においては、第1の映像信号入力部101から、第1の映像入力信号の第1のフレーム211と第2のフレーム212とが入力されている。図5を用いて、時刻t1における第1および第2のシーンチェンジ検出部103、104のシーンチェンジ検出処理の一例を詳細に説明する。
第1のシーンチェンジ検出部103は、第1の映像信号入力部101から入力された「第1の映像入力信号の第1のフレーム211」の統計量511を算出する。同様に、第1のシーンチェンジ検出部103は、第1の映像入力信号の第2のフレーム212の統計量512を算出する。映像入力信号の「連続した2つのフレーム」の統計量には相関がある。そのため、第1のシーンチェンジ検出部103は、これらの統計量511、512の差分の絶対値の総和を演算する。統計量511、512の差分は、フレームの相互に対応する画素における統計量の差分である。
そして、第1のシーンチェンジ検出部103は、統計量511、512の差分の絶対値の総和が閾値未満であれば、フレーム間に相関があるため、シーンの変化は発生していないと判断する。一方、第1のシーンチェンジ検出部103は、統計量511、512の差分の絶対値の総和が閾値以上であれば、フレーム間に相関がないため、シーンの変化が発生していると判断する。本実施形態では、この閾値を100とする。すなわち、第1および第2のシーンチェンジ検出部103、104は、統計量の差分の総和が100以上であれば、シーンの変化の発生を検出する。図5(a)及び図5(b)に示す統計量511、512の差分の絶対値の総和は35となる。よって、第1のシーンチェンジ検出部103によりシーンの変化は検出されない。また、図2(a)に示す時刻t1においては、第2の映像信号入力部101から2フレーム分の映像入力信号が入力されていない。このため、第2のシーンチェンジ検出部104によりシーンの変化は検出されない。
次に、ステップS402において、映像同期判定部110は、ステップS401における確認の結果に基づいて、空間分割された2つの映像入力信号の何れかで、シーンの変化があるか否かを判断する。図2(a)に示す時刻t1では、シーンの変化が発生していない。このため、ステップS401に遷移する。
次に、ステップS401において、映像同期判定部110は、第1および第2のシーンチェンジ検出部103、104による検出結果に基づいて、シーンの変化が検出されたか否かを再び確認する。
図2(a)の時刻t2においては、第1のシーンチェンジ検出部103は、第1の映像信号入力部101から、第1の映像入力信号の第3のフレーム213を入力している。そのため、第1のシーンチェンジ検出部103は、第1の映像入力信号の第2のフレーム212の統計量512と、第1の映像入力信号の第3のフレーム213の統計量513との差分の絶対値の総和を演算する。第1の映像入力信号の第2のフレーム212の統計量512と、第1の映像入力信号の第3のフレーム213の統計量513との差分の絶対値の総和は157であり、閾値である100以上の大きさの値である。よって、第1のシーンチェンジ検出部103は、シーンの変化を検出する。映像同期判定部110は、第1のシーンチェンジ検出部103から、シーンの変化が発生したフレーム番号を取得する。ここでは、映像同期判定部110は、第1の映像入力信号の第3のフレーム213のフレーム番号を取得する。
また、図2(a)の時刻t2においては、第2のシーンチェンジ検出部103は、第2の映像信号入力部102から、第2の映像入力信号の第1のフレーム221と第2のフレーム222を入力している。そのため、第2のシーンチェンジ検出部104は、第2の映像入力信号の第1のフレーム221の統計量521と、第2の映像入力信号の第2のフレーム222の統計量522との差分の絶対値の総和を演算する。第2の映像入力信号の第1のフレーム221の統計量521と、第2の映像入力信号の第2のフレーム222の統計量522との差分の絶対値の総和は23であり、閾値である100未満の大きさの値である。よって、第2のシーンチェンジ検出部104は、シーンの変化を検出しない。
次に、ステップS402において、映像同期判定部110は、ステップS401における確認の結果に基づいて、空間分割された2つの映像入力信号の何れかで、シーンの変化があるか否かを再び判断する。図2(a)に示す時刻t2において、第1のシーンチェンジ検出部103がシーンの変化を検出している。すなわち、図3(b)に示す映像350、360のように、第1の映像出力信号の第2のフレーム232と第3のフレーム233とでシーンが変化している。このため、ステップS403に遷移する。
次に、ステップS403において、映像同期判定部110は、第1および第2のシーンチェンジ検出部103、104による検出結果に基づいて、次の処理を行う。すなわち、映像同期判定部110は、シーンの変化を検出したシーンチェンジ検出部以外のシーンチェンジ検出部でもシーンの変化が検出されたか否かを確認する。図2(a)に示す時刻t2では、第2のシーンチェンジ検出部104でシーンの変化が検出されていない。
次に、ステップS404において、映像同期判定部110は、ステップS403における確認の結果に基づいて、シーンの変化を検出したシーンチェンジ検出部以外のシーンチェンジ検出部でもシーンの変化が検出されたか否かを判断する。図2(a)に示す時刻t2では、第2のシーンチェンジ検出部104でシーンの変化が検出されていない。このため、ステップS407に遷移する。
ステップS407に遷移すると、映像同期判定部110は、何れかの映像入力信号でシーンの変化が検出されてから、他の映像入力信号におけるシーンの変化の有無の検出を、所定の回数(所定のフレーム数)だけ行ったか否かを判断する。
ここで、本実施形態では、所定のフレーム数を3とする。ただし、所定のフレーム数は3に限定されず、1でも複数でもよい。所定のフレーム数は、例えば、映像処理装置100が有するバッファメモリの容量に応じて決めることができる。また、何れかの映像入力信号でのシーンの変化が誤検出であると見なせるフレーム数を所定のフレーム数とすることもできる。また、ステップS404において、シーンの変化を検出したシーンチェンジ検出部以外のシーンチェンジ検出部でシーンの変化が検出されていない場合には、ステップS407の処理を行わずに、ステップS403の処理に遷移してもよい。すなわち、図4のフローチャートにおけるステップS407の処理を必ずしも行う必要はない。
何れかの映像入力信号でシーンの変化が検出されてから、他の映像入力信号におけるシーンの変化の有無の検出を、所定の回数(所定のフレーム数)だけ行った場合には、ステップS401に進む。そして、ステップS401以降の処理を再び行う。
一方、何れかの映像入力信号でシーンの変化が検出されてから、他の映像入力信号におけるシーンの変化の有無の検出を、所定の回数(所定のフレーム数)だけ行っていない場合には、ステップS403に遷移する。この場合、空間分割される前の映像入力信号のシーンの変化が発生している可能性があるため、同期処理を行わずに、他の映像入力信号でのシーンの変化の検出を再び待つ。図2(a)に示す時刻t2では、第1の映像入力信号のシーンの変化があってから、第2の映像入力信号のシーンの変化の有無の検出を1回も行っていない。よって、ステップS403に遷移する。
ステップS403に遷移すると、映像同期判定部110は、第2のシーンチェンジ検出部104による検出結果に基づいて、第2のシーンチェンジ検出部104でシーンの変化が検出されたか否かを確認する。図2(a)に示す時刻t3において、第2のシーンチェンジ検出部103は、第2の映像信号入力部102から、第2の映像入力信号の第3のフレーム223を入力している。そのため、第2のシーンチェンジ検出部104は、第2の映像入力信号の第2のフレーム22の統計量522と、第2の映像入力信号の第3のフレーム223の統計量523の差分の絶対値の総和を演算する。第2の映像入力信号の第2のフレーム22の統計量522と、第2の映像入力信号の第3のフレーム223の統計量523の差分の絶対値の総和は154であり、閾値である100以上の大きさの値である。よって、第2のシーンチェンジ検出部104は、シーンの変化を検出する。映像同期判定部110は、第2のシーンチェンジ検出部104から、シーンの変化が発生したフレーム番号を取得する。ここでは、映像同期判定部110は、第2の映像入力信号の第3のフレーム223のフレーム番号を取得する。
そして、ステップS404において、映像同期判定部110は、ステップS403における確認の結果に基づいて、シーンの変化を検出したシーンチェンジ検出部以外のシーンチェンジ検出部でもシーンの変化が検出されたか否かを再び判断する。図2(a)に示す時刻t3では、第2のシーンチェンジ検出部104でシーンの変化が検出される。すなわち、図3(b)に示す映像360、370のように、第2の映像出力信号の第2のフレーム242と第3のフレーム243とでシーンが変化している。よって、ステップS405に遷移する。
ステップS405に遷移すると、映像同期判定部110は、シーンの変化のあった直後のフレームのフレーム番号を選択する。前述したように、図2(a)に示す例では、第1および第2のシーンチェンジ検出部103、104でシーンの変化が検出された直後のフレームは、第3のフレーム213、223である。よって、映像同期判定部110は、これらの第3のフレーム213、223のフレーム番号を選択する。
次に、ステップS406において、映像同期判定部110は、ステップS405で選択したフレーム番号を、第1、第2の同期映像読み出し部106、107に通知する。ここでは、映像同期判定部110は、第1の同期映像読み出し部106に対して、第1の映像信号の第3のフレーム213のフレーム番号を通知することにより、第1の映像信号の第3のフレーム213を読み出すことを通知する。また、映像同期判定部110は、第2の同期映像読み出し部107に対して、第2の映像信号の第3のフレーム223のフレーム番号を通知することにより、第2の映像信号の第3のフレーム223を読み出すことを通知する。第1、第2同期映像信号読み出し部106、107は、それぞれ第1の映像入力信号の第3のフレーム213、第2の映像入力信号の第3のフレーム223をデータ蓄積部105から読み出す。
第1、第2同期映像信号読み出し部106、107が読み出した映像入力信号は、それぞれ第1、第2の映像信号出力部108、109を介して映像表示部120に出力される。すなわち、図2(a)に示す時刻t4において、第1の映像出力信号の第3のフレーム233と、第2の映像出力信号の第3のフレーム243とが出力される。その結果、映像表示部120は、図3(b)に示す映像370を表示する。このようにして、空間分割前の映像入力信号におけるシーンの変化に対応して、映像出力信号を正しく合成することができる。
次に、再びステップS401に遷移し、映像同期判定部110は、シーンの変化が検出されたか否かを確認する。
以上のように本実施形態では、空間分割された複数の映像入力信号のそれぞれにおいて、シーンの変化の有無を検出する。映像入力信号においてシーンの変化があることが検出された後、シーンの変化の有無の検出が所定の回数だけ行われる前に全ての映像入力信号でシーンの変化があることが検出されると、シーンの変化があることが検出された直後のフレームを同期して出力する。したがって、空間分割された映像入力信号を正しく合成して出力することができる。これにより、空間分割された映像入力信号にフレーム番号を付与するなどの特殊な機能を持たない映像送信装置によって送信された映像入力信号であっても、映像入力信号を正しく合成することが可能となる。よって、汎用的な映像送信装置を用いても、映像送信装置からの空間分割された映像入力信号を正しく合成し、高解像度の映像を提供することができる。
映像信号入力スキューTが安定していれば、合成対象となるフレームを特定する際に、シーンの変化の検出を毎フレーム行わなくても良い。例えば、第1および第2同期映像読み出し部106、107は、映像同期判定部110により特定された合成対象のフレームのフレーム番号を記録する。そして、第1および第2同期映像読み出し部106、107は、そのフレーム番号のフレームを読み出した後、記録したフレーム番号をインクリメントする。そして、第1および第2同期映像読み出し部106、107は、インクリメントしたフレーム番号のフレームを読み出し、記録したフレーム番号をインクリメントすることを繰り返し行う。このようにすれば、シーンの変化を検出して合成対象のフレームを特定する処理の回数を1回にすることができる。
尚、前述した実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
(その他の実施例)
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、まず、以上の実施形態の機能を実現するソフトウェア(コンピュータプログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給する。そして、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)が当該コンピュータプログラムを読み出して実行する。
100 映像処理装置、103、104 シーンチェンジ検出部、110 映像同期判定部

Claims (7)

  1. 数の映像信号を入力する入力手段と、
    前記複数の映像信号のそれぞれについて、前記映像信号に対応する映像を構成する映像フレームの複数の領域のそれぞれの輝度値と、当該映像フレームに時間的に隣接する映像フレームの複数の領域のそれぞれの輝度値との比較を行なう比較手段と、
    前記複数の映像信号のうち第1映像信号の第1映像フレームの前記複数の領域のそれぞれの輝度値と、前記第1映像信号において前記第1映像フレームに時間的に隣接する第2映像フレームの前記複数の領域のそれぞれの輝度値との差の合計が閾値以上であり、且つ、前記複数の映像信号のうち第2映像信号の第3映像フレームであって、前記第2映像信号の映像フレームのうち、前記第1映像フレームの入力タイミングに対応するタイミングに入力された映像フレームから所定フレーム内に入力された前記第3映像フレームの前記複数の領域のそれぞれの輝度値と、前記第2映像信号において前記第3映像フレームに時間的に隣接する第4映像フレームの前記複数の領域のそれぞれの輝度値との差の合計が前記閾値以上である場合、前記第1映像信号の第映像フレームと前記第2映像信号の第4映像フレームとが同期して表示されるように前記第2映像フレームと共に表示させる前記第2映像信号の第映像フレームを、前記比較手段による比較の結果に基づいて決定する決定手段と、
    前記決定手段により決定された前記第2映像信号の前記第映像フレームを、前記第1映像信号の前記第映像フレームと共に表示させる表示制御手段とを有することを特徴とする映像処理装置。
  2. 前記比較手段が比較する輝度値は、量子化済みの輝度値であることを特徴とする請求項に記載の映像処理装置。
  3. 前記比較手段が比較する輝度値は、前記複数の領域のそれぞれの領域内の画素の輝度の平均値であることを特徴とする請求項1に記載の映像処理装置。
  4. 映像処理装置が行なう映像処理方法であって、
    数の映像信号を入力する入力工程と、
    前記複数の映像信号のそれぞれについて、前記映像信号に対応する映像を構成する映像フレームの複数の領域のそれぞれの輝度値と、当該映像フレームに時間的に隣接する映像フレームの複数の領域のそれぞれの輝度値との比較を行なう比較工程と、
    前記複数の映像信号のうち第1映像信号の第1映像フレームの前記複数の領域のそれぞれの輝度値と、前記第1映像信号において前記第1映像フレームに時間的に隣接する第2映像フレームの前記複数の領域のそれぞれの輝度値との差の合計が閾値以上であり、且つ、前記複数の映像信号のうち第2映像信号の第3映像フレームであって、前記第2映像信号の映像フレームのうち、前記第1映像フレームの入力タイミングに対応するタイミングに入力された映像フレームから所定フレーム内に入力された前記第3映像フレームの前記複数の領域のそれぞれの輝度値と、前記第2映像信号において前記第3映像フレームに時間的に隣接する第4映像フレームの前記複数の領域のそれぞれの輝度値との差の合計が前記閾値以上である場合、前記第1映像信号の第2映像フレームと前記第2映像信号の第4映像フレームとが同期して表示されるように前記第2映像フレームと共に表示させる前記第2映像信号の第4映像フレームを、前記比較工程による比較の結果に基づいて決定する決定工程と、
    前記決定工程により決定された前記第2映像信号の前記第映像フレームを、前記第1映像信号の前記第映像フレームと共に表示させる表示制御工程とを有することを特徴とする映像処理方法。
  5. 前記比較工程が比較する輝度値は、量子化済みの輝度値であることを特徴とする請求項に記載の映像処理方法。
  6. 前記比較工程が比較する輝度値は、前記複数の領域のそれぞれの領域内の画素の輝度の平均値であることを特徴とする請求項4に記載の映像処理方法。
  7. コンピュータを請求項1乃至の何れか1項に記載の映像処理装置の各手段として機能させることを特徴とするプログラム。
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