JP2009124011A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】LSIのメモリマクロ部におけるMISFETの特性ばらつきを抑制する。
【解決手段】メモリセル部110を構成するMISFETのゲート長は、ロジック部200を構成するMISFETのゲート長より長く、センスアンプ部120を構成するMISFETのゲート長はメモリセル部110を構成するMISFETのゲート長より長くなるように調整されている。ここで、メモリセル部110を構成するMISFETは、ロジック部200を構成するMISFETのポケット注入領域7aに対して、不純物濃度が薄く、かつ広く分布したポケット注入領域7bを有している。一方、センスアンプ部120を構成するMISFETはポケット注入領域を有していない。
【選択図】図13

Description

本発明は、半導体装置に関し、特に、LSI(Large Scale Integration)に適用して有効な技術に関するものである。
LSIは、特性の異なる複数のMISFET(Metal Insulator Semiconductor Field Effect Transistor)から構成されている。複数のMISFETには、例えば、コア部となるロジック部、メモリマクロ部などに形成されるMISFETや、I/O部(入力/出力部)に形成されるMISFETなどが含まれている。
MISFETのソース・ドレイン領域、およびそれらのエクステンション領域といった拡散層(半導体領域)の形成には、イオン注入とアニール処理(熱処理)とを組み合わせた方法が用いられている。また、ショートチャネル効果を抑制する対策としてソース・ドレインのエクステンション層の端部にポケット(pocket)注入領域と呼ばれる拡散層(半導体領域)が用いられている。微細化によりゲート長が短くなるとソース・ドレインに広がる空乏層がソース・ドレイン間で分離できなくなり(パンチスルー)、常に電流が流れてしまうが、ポケット注入領域を形成することでこれを防止することができる。このポケット領域の形成には、斜めイオン注入法などを用いてリン(P)またはホウ素(B)などの不純物イオンを基板に注入し、その後不活性ガス雰囲気中で基板をアニールする方法が用いられている。
このようなMISFETを構成するソース・ドレイン領域、エクステンション領域およびポケット注入領域などの拡散層(半導体領域)は、イオン注入とアニール処理とを組み合わせた方法の条件などによって、MISFETを特性が異ならせるものとして形成される。
なお、本発明者は、発明した結果に基づき、同一プロセスで形成された複数のMISFETにおいて、ポケット注入領域の濃度が異なるMISFETが混在する半導体装置という観点で先行技術調査を行った。その結果、複数のMISFETのそれぞれのポケット注入領域を異ならせる観点では、特開2000−150885号公報(特許文献1)が抽出された。特許文献1は、全体として複数のMISFETのしきい値をそれぞれ異ならせるためにポケット領域(ハロー層)への不純物イオンの注入量を異ならせることが記載されている。
特開2000−150885号公報
本発明者が検討したLSIでは、ロジック部を構成するMISFETや、メモリマクロ部を構成するMISFETなどでゲート絶縁膜の膜厚、拡散層の不純物濃度などのデバイス構造を共通としている。ここで、デバイス構造はLSIの高速性を確保するため、ロジック部を構成するMISFETの性能を優先した構造となっている。
90nm世代以降において、MISFETの特性ばらつきが急速に問題化している。特に、メモリマクロ部におけるメモリセルの動作マージンの減少や、センスアンプの動作アンバランスの問題が顕著化してきた。さらに、45nm世代に入ってからは、本発明者が検討したデバイス構造では、特性歩留まりを保証できないという現象が顕在化しはじめてきた。このため、32nm世代、22nm世代では、メモリセルの動作保障は不可能であるとも予測される。
このように世代(微細化)が進むにつれてMISFETの特性ばらつきが増大してしまう。ロジック部を構成するMISFETを、その世代のプロセス技術で可能な限界性能(高速性)を得るデザイン(最小加工寸法)としているため、ロジック部を構成するMISFETより高速性を必要としないMISFETを用いるメモリセル部においては動作マージンの圧迫や、センスアンプ部においては動作アンバランスの問題が顕在化してしまうのである。
このように、メモリマクロ部におけるMISFETには、特性ばらつきを低減したデバイス構造が必要とされるようになってきている。また、32nm世代、22nm世代のLSIを実現するためにも、メモリマクロ部のMISFETに特性ばらつきを低減したデバイス構造が必要になると考えられる。
本発明の目的は、半導体装置の信頼性を向上することのできる技術を提供することにある。
本発明の他の目的は、LSIのメモリマクロ部におけるMISFETの特性ばらつきを抑制することのできる技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本発明の一実施の形態では、メモリセル部を構成するMISFETのポケット注入領域は、ロジック部を構成するポケット注入領域に対して、不純物濃度が薄く、かつ広く分布している。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
この一実施の形態によれば、半導体装置の信頼性を向上することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する場合がある。また、以下の実施の形態を説明する図面においては、構成を分かり易くするために平面図であってもハッチングを付す場合がある。
(実施の形態1)
本実施の形態における半導体装置は、SRAM(Static Random Access Memory)を備えたLSIである。図1は本実施の形態における半導体装置を示すブロック図、図2は図1で示すメモリマクロ部を示す回路図、図3は図1で示すロジック部を構成する素子の回路図である。
本実施の形態における半導体装置は、図1に示すように、それぞれ特有の機能を有する独立した1つの回路として機能するメモリマクロ部100と、データの加工等を行うロジック部200と、外部回路との間で伝送信号の授受を行うI/O部300とを1つの半導体チップ1Cに有している。例えば、ロジック部200からメモリマクロ部100にアクセスされて、その結果がI/O部300を介して外部に出力される。なお、I/O部300を構成するMISFETは、ロジック部200およびメモリマクロ部100を構成するMISFETより高耐圧のものが用いられる。
図2に示すように、メモリマクロ部100は、複数のメモリセルMCで構成されているメモリセル部110と、センスアンプ部120と、イコライズ回路部130a、130bと、Y選択スイッチ部140とを有しており、nチャネル型MISFETおよびpチャネル型MISFETにより構成されている。
SRAMを構成するメモリセルMCは、一対の相補性データ線(データ線DT、データ線DN)とワード線WDとの交差部に配置された一対の駆動用MISFETQd1、Qd2、一対の負荷用MISFETQp1、Qp2および一対の転送用MISFETQt1、Qt2により構成されている。駆動用MISFETQd1、Qd2および転送用MISFETQt1、Qt2はnチャネル型MISFETで構成され、負荷用MISFETQp1、Qp2はpチャネル型MISFETで構成されている。
SRAMのメモリセルMCを構成する前記6個のMISFETのうち、駆動用MISFETQd1および負荷用MISFETQp1はCMISインバータを構成し、同様に、駆動用MISFETQd2および負荷用MISFETQp2はCMISインバータを構成している。これら2つのCMISインバータの相互の入出力端子(蓄積ノードA、B)は、1ビットの情報を記憶する情報蓄積部としてのフリップフロップ回路を構成している。このフリップフロップ回路の一方の入出力端子(蓄積ノードA)は、転送用MISFETQt1のソース領域と電気的に接続され、他方の入出力端子(蓄積ノードB)は、転送用MISFETQt2のソース領域と電気的に接続されている。
転送用MISFETQt1のドレイン領域はデータ線DTに接続され、転送用MISFETQt2のドレイン領域はデータ線DNに接続されている。また、フリップフロップ回路の一端(負荷用MISFETQp1、Qp2の各ソース領域)は電源電圧(Vcc)に接続され、他端(駆動用MISFETQd1、Qd2の各ソース領域)は基準電圧(Vss)に接続されている。
また、本実施の形態では、図2に示すように、センスアンプ部120、イコライズ回路部130a、130bおよびY選択スイッチ部140もMISFETから構成されている。
ロジック部200は、図3に示すように、ロジック回路であるNAND回路、INV回路およびNOR回路を有しており、nチャネル型MISFETおよびpチャネル型MISFETにより構成されている。なお、図示は省略するが、LSIを構成するI/O部300も、nチャネル型MISFETおよびpチャネル型MISFETにより構成されている。
次に、本実施の形態における半導体装置の製造方法の一例を図4〜図13を参照して工程順に説明する。図4〜図13は、製造工程中の半導体装置の断面を示す模式図である。これらの図において、左側の領域はロジック部200の一部、中央の領域はメモリセル部110の一部、右側の領域はセンスアンプ部120の一部を示しており、それぞれnチャネル型MISFETが形成される。なお、ロジック部200、メモリセル部110およびセンスアンプ部120の他部においてはpチャネル型MISFETも形成されるが、その工程は以下に示すnチャネル型MISFETの工程と同様で、導電型を逆にすることで形成することができるのでpチャネル型MISFETの説明は省略する。
まず、図4に示すように、例えばp型の単結晶シリコンからなる半導体基板1Sの主面に素子分離溝2を形成した後、半導体基板1Sの一部にp型不純物(例えばホウ素)を、注入量および注入エネルギーを調整したイオン注入してp型ウエル(図示しない)を形成する。素子分離溝2は、素子分離領域の半導体基板1Sをエッチングして溝を形成した後、半導体基板1S上にCVD(Chemical Vapor Deposition)法で酸化シリコン膜を堆積し、この酸化シリコン膜をCMP(Chemical Mechanical Polishing)法で平坦化して前記溝の内部のみに残すことにより形成される。
続いて、図5に示すように、フォトリソグラフィ技術により半導体基板1S上にレジスト膜を形成した後、ロジック部200の半導体基板1Sの表面を露出するように前記レジスト膜がパターニングされたマスクPM1を形成する。続いて、半導体基板1Sにp型不純物(例えばホウ素)を、注入量および注入エネルギーを調整したイオン注入することによって、露出した半導体基板1Sの主面にチャネル注入領域3aを形成する。このチャネル注入領域3aはロジック部200を構成するMISFETのしきい値電圧を制御するために設けられている。その後、マスクPM1は除去される。
続いて、図6に示すように、フォトリソグラフィ技術により半導体基板1S上にレジスト膜を形成した後、メモリセル部110およびセンスアンプ部120の半導体基板1Sの表面を露出するように前記レジスト膜がパターニングされたマスクPM2を形成する。続いて、半導体基板1Sにp型不純物(例えばホウ素)を、注入量および注入エネルギーを調整したイオン注入することによって、露出した半導体基板1Sの主面にチャネル注入領域3b、3cを形成する。このチャネル注入領域3b、3cはメモリセル部110およびセンスアンプ部120を構成するMISFETのしきい値電圧を制御するために設けられる。その後、マスクPM2は除去される。なお、本実施の形態では、メモリセル部110およびセンスアンプ部120を構成するMISFETのチャネル注入領域3a、3cは同一工程で形成したが、別工程でそれぞれ注入量および注入エネルギーを調整したイオン注入によって形成しても良い。
続いて、図7に示すように、半導体基板1S上にロジック部200を構成するMISFETのゲート電極5aを、ゲート絶縁膜4aを介して形成する。また、半導体基板1S上にメモリセル部110を構成するMISFETのゲート電極5bを、ゲート絶縁膜4bを介して形成する。また、半導体基板1S上にセンスアンプ部120を構成するMISFETのゲート電極5cを、ゲート絶縁膜4cを介して形成する。
ゲート絶縁膜4a〜4cは、半導体基板1Sを熱処理することにより、活性領域の表面に形成された酸化シリコン膜から構成されている。したがって、ゲート絶縁膜4a〜4cの全てが同じ膜厚となり、同じゲート耐圧を有することとなる。また、ゲート電極5a〜5cは、例えばCVD法で堆積した多結晶シリコン膜で構成される。なお、前記多結晶シリコン膜には、n型不純物(例えばヒ素)がドープされている。
ここで、ロジック部200、メモリセル部110およびセンスアンプ部120それぞれのMISFETのゲート電極5a〜5cの幅(図の左右方向の寸法)は異なるように形成され、本実施の形態では、ゲート電極5bの幅はゲート電極5aの幅より大きく、ゲート電極5cの幅はゲート電極5bの幅より大きくなるようにしている。具体的には、前記酸化シリコン膜上に前記多結晶シリコン膜を形成した後、フォトリソグラフィ技術により前記多結晶シリコン膜上にレジスト膜を形成し、ゲート電極5a〜5cの幅となるように前記レジスト膜がパターニングされたマスクを形成し、その後、エッチング技術により前記マスクが形成されていない前記多結晶シリコン膜および前記酸化シリコン膜を除去する。これにより、ロジック部200、メモリセル部110およびセンスアンプ部120のMISFETのゲート電極5a〜5cが、それぞれの幅で形成される。
続いて、図8に示すように、半導体基板1Sにn型不純物(例えば砒素)を、注入量および注入エネルギーを調整したイオン注入し、拡散することにより、ロジック部200、メモリセル部110およびセンスアンプ部120それぞれのMISFETの一対のエクステンション領域6a〜6cを同時に形成する。このエクステンション領域6a〜6cは、n型半導体領域から構成される。
ここで、ロジック部200、メモリセル部110およびセンスアンプ部120それぞれのMISFETの一対のエクステンション領域6a〜6cは同時に形成されるため、ゲート電極5a〜5c下に潜り込むエクステンション領域6a〜6cの先端部の大きさも同一とみなすことができる。よって、ロジック部200、メモリセル部110およびセンスアンプ部120それぞれのMISFETのチャネル長は、それぞれのエクステンション領域6a〜6c間の寸法となるが、本実施の形態ではロジック部200、メモリセル部110およびセンスアンプ部120それぞれのMISFETのゲート電極5a〜5cの幅をそれぞれゲート長とみなしている。
このため、本実施の形態では、メモリセル部110を構成するMISFETのゲート長は、ロジック部200を構成するMISFETのゲート長より長く、センスアンプ部120を構成するMISFETのゲート長はメモリセル部110を構成するMISFETのゲート長より長くなるように調整されていることとなる。
続いて、図9に示すように、フォトリソグラフィ技術により半導体基板1S上にレジスト膜を形成した後、ロジック部200の半導体基板1Sの表面を露出するように前記レジスト膜がパターニングされたマスクPM3を形成する。次いで、半導体基板1Sを回転させてp型不純物(例えばホウ素)を、注入角、注入量および注入エネルギーを調整した斜めイオン注入することによって、露出した半導体基板1Sの主面にポケット注入領域7aを形成する。このポケット注入領域7aはロジック部200を構成するMISFETのショートチャネル効果を抑制するために設けられる。その後、マスクPM3は除去される。
続いて、図10に示すように、フォトリソグラフィ技術により半導体基板1S上にレジスト膜を形成した後、メモリセル部110の半導体基板1Sの表面を露出するように前記レジスト膜がパターニングされたマスクPM4を形成する。次いで、半導体基板1Sを回転させてp型不純物(例えばホウ素)を、注入角、注入量および注入エネルギーを調整した斜めイオン注入することによって、露出した半導体基板1Sの主面にポケット注入領域7bを形成する。このポケット注入領域7bはメモリセル部110を構成するMISFETのショートチャネル効果を抑制するために設けられる。その後、マスクPM4は除去される。
続いて、図11に示すように、半導体基板1S上にCVD法で酸化シリコン膜を堆積した後、前記酸化シリコン膜をエッチングすることによってゲート電極5a〜5cの側壁にサイドウォール8を形成する。
続いて、図12に示すように、半導体基板1Sにn型不純物(例えば砒素)を、注入量および注入エネルギーを調整したイオン注入し、拡散することにより、ロジック部200、メモリセル部110およびセンスアンプ部120それぞれのMISFETの一対のソース・ドレイン領域9a〜9cを同時に形成する。このソース・ドレイン領域9a〜9cはn型半導体領域から構成され、サイドウォール8によって、それぞれゲート電極5a〜5cからエクステンション領域6a〜6cより離れて設けられている。
続いて、図13に示すように、半導体基板1S上に例えばCVD法で金属膜を堆積し、半導体基板1Sに熱処理を行った後、シリコンと未反応の前記金属膜を除去することにより、ロジック部200、メモリセル部110およびセンスアンプ部120のMISFETのゲート電極5a〜5c、ソース・ドレイン領域9a〜9cの表面にシリサイド膜10を形成する。すなわち、露出しているシリコンが前記金属膜と反応する。前記金属膜は、高融点金属であり、例えばニッケル、コバルト、チタンなどがあり、これによりシリサイド膜10はニッケルシリサイド膜、コバルトシリサイド膜、チタンシリサイド膜となる。
その後、半導体基板1S上に、例えばロジック部200、メモリセル部110およびセンスアンプ部120のMISFETを電気的に接続する多層配線層、および表面を保護するパッシベーション膜を形成して、半導体装置が完成する。
このように、本実施の形態における半導体装置は、半導体基板1Sの主面に設けられているロジック部200を構成するMISFET(第1MISFET)、メモリセル部110を構成するMISFET(第2MISFET)およびセンスアンプ部120を構成するMISFET(第3MISFET)を備えている。
ロジック部200を構成するMISFETは、半導体基板1S上にゲート絶縁膜4aを介して設けられているゲート電極5aと、ゲート電極5aの両側壁側下の半導体基板1Sに設けられているn型の一対のエクステンション領域6aおよびゲート電極5aからエクステンション領域6aより離れているn型の一対のソース・ドレイン領域9aとを有している。さらに、ロジック部200を構成するMISFETは、ゲート電極5aの両側壁側下の半導体基板1Sに設けられ、エクステンション領域6aを覆うようにソース・ドレイン領域9aに接しているp型の一対のポケット注入領域7aを有している。
また、メモリセル部110を構成するMISFETは、半導体基板1S上にゲート絶縁膜4aと同じ膜厚のゲート絶縁膜4bを介して設けられているゲート電極5bと、ゲート電極5bの両側壁側下の半導体基板1Sに設けられているn型の一対のエクステンション領域6bと、ゲート電極5bの両側壁側下の半導体基板1Sに設けられ、ゲート電極5bからエクステンション領域6bより離れているn型の一対のソース・ドレイン領域9bとを有している。さらに、メモリセル部110を構成するMISFETは、ゲート電極5bの両側壁側下の半導体基板1Sに設けられ、エクステンション領域6bを覆うようにソース・ドレイン領域9bに接しているp型の一対のポケット注入領域7bを有している。
また、センスアンプ部120を構成するMISFETは、半導体基板1S上にゲート絶縁膜4aと同じ膜厚のゲート絶縁膜4cを介して設けられているゲート電極5cと、ゲート電極5cの両側壁側下の半導体基板1Sに設けられているn型の一対のエクステンション領域6cと、ゲート電極5cの両側壁側下の半導体基板1Sに設けられ、ゲート電極5cからエクステンション領域6cより離れているn型の一対のソース・ドレイン領域9cとを有している。
以下に、MISFETの特性についてポケット注入領域との関係を中心にして説明する。なお、本実施の形態では、ロジック部200を構成するMISFETではポケット注入領域7a、メモリセル部110を構成するMISFETではポケット注入領域7bを有するが、センスアンプ部120を構成するMISFETではポケット注入領域を有していない。
微細化プロセスを用いたMISFETでは、ポケット注入領域はMISFETの基本特性を決定する重要な要因の一つである。ポケット注入領域はショートチャネル効果の抑制を重視して、不純物濃度が濃く、かつ、濃度分布が急峻となるにデザインされる。このようなデザインはショートチャネル効果を抑制し、ゲート長の短いMISFETの形成を可能とするため、高速性に優れたLSIを製造可能となる。その一方で、微細化によりMISFET構造は、ポケット注入領域とエクステンション領域が、わずか数nmの空間で、互いに打ち消しあうように接しているため、その位置の揺らぎや、不純物濃度の揺らぎによってMISFETの特性ばらつきが大きくなる問題が生じてしまう。
そこで、本実施の形態では、LSIを構成するMISFETにおいて、ロジック部200、メモリセル部110およびセンスアンプ部120を構成するそれぞれのMISFETの基本構造を作り分けている。具体的にはショートチャネル効果を抑制するためのポケット注入領域の作り分けを行い、ロジック部200を構成するMISFETに対しては高速性を優先させた構造を、メモリセル部110およびセンスアンプ部120のMISFETに対しては、特性ばらつきを低減した構造を採用する。これによって、特性ばらつきを低減することによる半導体装置の信頼性向上と、高速性の両方の特性要求を満たすことができる。
図14はゲート電極下で形成されるエクステンション領域およびポケット注入領域の模式図である。図15および図16はエクステンション領域およびポケット注入領域の不純物濃度分布の一例を示す説明図であり、これら図中の横軸の長さXは、図14に示すX方向(ゲート長方向)におけるゲート電極の側壁からの長さである。すなわち、長さXが長いほど、不純物濃度分布が広く分布しているといえる。
本実施の形態では、ロジック部200を構成するMISFETのエクステンション領域6a、ポケット注入領域7aの不純物濃度分布が、図15の不純物濃度分布に対応するように調整されている。また、メモリセル部110を構成するMISFETのエクステンション領域6b、ポケット注入領域7bの不純物濃度分布が、図16の不純物濃度分布に対応するように調整されている。
前述したように、エクステンション領域6aとエクステンション領域6bは同一工程で形成される(図8の説明箇所を参照)ため、それぞれの不純物濃度およびその分布は同じあるいは同程度であるといえる。その一方、ポケット注入領域7aとポケット注入領域7bは別工程で形成される(図9および図10の説明箇所を参照)ので、ポケット注入領域7bは、ポケット注入領域7aに対して、不純物濃度が薄く、かつ広く分布している。なお、センスアンプ部120を構成するMISFETでは、そのエクステンション領域6cもエクステンション領域6a、6bと同一工程で形成されるが、ポケット注入領域は形成されていない。
ポケット注入領域の不純物分布を広く薄くすることによって、不純物濃度の揺らぎの影響を軽減できることが本発明者によって見出された。つまり、ロジック部200を構成するMISFETでは、図15に示すように、エクステンション領域とポケット注入領域が、狭い範囲で重なっているため、不純物の位置による特性変動を受け易い。その一方、メモリセル部110を構成するMISFETでは、図16に示すように、エクステンション領域とポケット注入領域が広い範囲かつ低濃度で重なるため、不純物の位置の揺らぎや、不純物濃度の揺らぎによる特性変動が受けにくくなる。
図17は、本実施の形態におけるロジック部200、メモリセル部110およびセンスアンプ部120のそれぞれを構成するMISFETのしきい値電圧のゲート長依存性を示す説明図である。前述したように、これらのMISFETにおいてはゲート長以外それぞれポケット注入領域のみが異なることから、図17はポケット注入領域をパラメータとしたMISFETのしきい値電圧のゲート長依存性とみなすこともでき、ロジック部200では濃いポケット注入あり、メモリセル部110では薄いポケット注入あり、センスアンプ部120ではポケット注入領域なし、の場合として考察することができる。
図17に示すように、どのMISFETにおいても、ゲート長が短くなるとしきい値電圧が低下するショートチャネル効果が現れており、ポケット注入なしから濃くなるに従い、ゲート長が短い場合のしきい値電圧の落ち込みが急峻となり、その変曲点はゲート長が短い方向にずれるようになっている。
本実施の形態では、図17中のA点、B点、C点が示すゲート長を、それぞれロジック部200、メモリセル部110およびセンスアンプ部120を構成するMISFETのゲート長としている。これからもわかるように、本実施の形態では、メモリセル部110を構成するMISFETのゲート長は、ロジック部200を構成するMISFETのゲート長より長く、センスアンプ部120を構成するMISFETのゲート長はメモリセル部110を構成するMISFETのゲート長より長くなるように調整されている。
ゲート長を長くすることにより、ゲート長の加工寸法変動が減少する。このため本実施の形態では、例えば最小加工寸法をロジック部200のMISFETのゲート長に適用し、メモリセル部110およびセンスアンプ部120のMISFETのゲート長では最小加工寸法よりも長くし、余裕を持たせている。
このように、本実施の形態では、ロジック部200を構成するMISFETでは高速性を優先させるために、メモリセル部110を構成するMISFETに対して、ゲート長を短くし、かつポケット注入領域7aの不純物濃度を濃く、狭くしている。また、メモリセル部110を構成するMISFETでは特性ばらつきの低減を優先させるために、ロジック部200を構成するMISFETに対して、ゲート長を長くし、かつポケット注入領域7bの不純物濃度を薄く、広くしている。この結果、特性ばらつきを低減することによる半導体装置の信頼性向上と、高速性の両方の特性要求を満たすことができる。
また、センスアンプ部120を構成するMISFETはポケット注入領域を有していない。図17に示したように、ゲート長が短くなるに従い、緩やかにしきい値電圧が低下するが、ゲート長がある程度長ければ、特性ばらつきの少ないMISFETとして適用することができる。ポケット注入による不純物の位置揺らぎや分布数揺らぎの影響がないためである。また、チャネル注入の深さや注入量調整して、さらなる特性ばらつきの低減化ができる。チャネル注入を深くすることによって、ゲート電極下のゲート絶縁膜から遠い位置に不純物が分布することになり、不純物濃度分布の揺らぎの影響が緩和される効果が得られる。
なお、センスアンプ部120を構成するMISFET全てにおいて、それぞれのゲート長を同じとして、センスアンプ部120の初段などに前述したポケット注入領域がないMISFETを適用し、センスアンプ部120の後段に図15で示した不純物濃度分布のポケット注入領域を有するMISFETを適用することもできる。また、センスアンプ部120の初段などにも、例えば図16で示す不純物濃度分布より薄く、広いポケット注入領域を有するMISFETを適用しても良い。
(実施の形態2)
前記実施の形態1のメモリセル部およびセンスアンプ部を構成するMISFETでは、それぞれしきい値電圧調整としてチャネル注入工程によるチャネル注入領域を有する場合について説明した。本実施の形態では、チャネル注入工程を適用せずにメモリセル部およびセンスアンプ部を構成するMISFETについて説明する。なお、その他の構造、製造方法について前記実施の形態1と同様である。
本実施の形態におけるロジック部200を構成するMISFETは、前記実施の形態1(図13参照)と同様に、半導体基板1S上にゲート絶縁膜4aを介して設けられているゲート電極5aと、ゲート電極5aの両側壁側下の半導体基板1Sに設けられているn型の一対のエクステンション領域6aおよびゲート電極5aからエクステンション領域6aより離れているn型の一対のソース・ドレイン領域9aとを有している。また、ロジック部200を構成するMISFETは、ゲート電極5aの両側壁側下の半導体基板1Sに設けられ、エクステンション領域6aを覆うようにソース・ドレイン領域9aに接しているp型の一対のポケット注入領域7aを有している。さらに、一対のエクステンション領域6aの間であってゲート電極5a下の半導体基板1Sに設けられているp型のチャネル注入領域を有している。
図18は本実施の形態におけるメモリセル部110を構成するMISFETの断面を示す模式図である。メモリセル部110を構成するMISFETは、半導体基板1S上にゲート絶縁膜4aと同じ膜厚のゲート絶縁膜4bを介して設けられているゲート電極5bと、ゲート電極5bの両側壁側下の半導体基板1Sに設けられているn型の一対のエクステンション領域6bと、ゲート電極5bの両側壁側下の半導体基板1Sに設けられ、ゲート電極5bからエクステンション領域6bより離れているn型の一対のソース・ドレイン領域9bとを有している。また、メモリセル部110を構成するMISFETは、ゲート電極5bの両側壁側下の半導体基板1Sに設けられ、エクステンション領域6bを覆うようにソース・ドレイン領域9bに接しているp型の一対のポケット注入領域7bを有している。なお、図13で示したようなチャネル注入領域3bは有していない。
ゲート電極5b下の半導体基板1Sにはp型の一対のポケット注入領域7bの一部が互いに重なって設けられている。前記実施の形態1では、しきい値電圧調整用としてチャネル注入領域3bを有していた(図13参照)が、本実施の形態では、ゲート電極5b下でポケット注入領域7bを重ねることで、しきい電圧を調整している。
図19は本実施の形態におけるセンスアンプ部120を構成するMISFETの断面を示す模式図である。センスアンプ部120を構成するMISFETは、半導体基板1S上にゲート絶縁膜4aと同じ膜厚のゲート絶縁膜4cを介して設けられているゲート電極5cと、ゲート電極5cの両側壁側下の半導体基板1Sに設けられているn型の一対のエクステンション領域6cと、ゲート電極5cの両側壁側下の半導体基板1Sに設けられ、ゲート電極5cからエクステンション領域6cより離れているn型の一対のソース・ドレイン領域9cとを有している。また、センスアンプ部120を構成するMISFETは、ゲート電極5cの両側壁側下の半導体基板1Sに設けられ、エクステンション領域6cを覆うようにソース・ドレイン領域9cに接しているp型の一対のポケット注入領域7cを有している。なお、図13で示したようなチャネル注入領域3cは有していない。
本実施の形態における半導体装置の製造方法は、前記実施の形態1で図6を参照して説明したチャネル注入領域工程を省略し、また、図10を参照して説明したイオン注入工程において、メモリセル部110の他にセンスアンプ部120にもポケット注入領域を形成するためのイオン注入を同時に行う工程が前記実施の形態1と異なる工程となる。このポケット注入領域形成工程のため、本実施の形態では、ポケット注入領域7cの不純物濃度および半導体基板1Sの主面(表面)からの深さは、それぞれポケット注入領域7bの不純物濃度および半導体基板1Sの主面(表面)からの深さと同じとなる。
図20は本実施の形態におけるメモリセル部110およびセンスアンプ部120を構成するMISFETのエクステンション領域およびポケット注入領域の不純物濃度分布の一例を示す説明図であり、これら図中の横軸の長さXは、図14に示すX方向(ゲート長方向)におけるゲート電極の側壁からの長さである。
図20に示すポケット注入では、前記実施の形態1で示した図15、図16のポケット注入より、不純物濃度が薄く、かつ広く分布している。すなわち、図20に示す不純物濃度分布でMISFETを構成すれば、図15、図16に示す不純物濃度分布で構成したMISFETよりエクステンション領域とポケット注入領域が広い範囲かつ低濃度で重なるため、不純物の位置の揺らぎや、不純物濃度の揺らぎによる特性変動が受けにくくなる。
図21は、図20で示す不純物濃度分布で構成したMISFETのしきい値電圧のゲート長依存性を示す説明図である。ゲート長が短くなるとしきい値電圧が低下するショートチャネル効果が現れている。また、図21では、しきい値電圧が低下する前に、ゲート長が短くなるに従い、しきい値電圧が上昇する現象を観察することができる。これはゲート電極の両側壁側から拡散して形成されるポケット注入領域が、ゲート電極下で重なり、不純物濃度が濃い状態となるからと考えられる。
そこで、本実施の形態では、図21中のA点、B点が示すゲート長をそれぞれメモリセル部110およびセンスアンプ部120のMISFETのゲート長としている。これからもわかるように、本実施の形態では、センスアンプ部120を構成するMISFETのゲート長はメモリセル部110を構成するMISFETのゲート長より長くなるように調整されている。なお、前記実施の形態1と同様に、メモリセル部110を構成するMISFETのゲート長は、ロジック部200を構成するMISFETのゲート長より長くなるように調整されている。
ゲート長を長くすることにより、ゲート長の加工寸法変動が減少する。このため本実施の形態では、例えば最小加工寸法をロジック部200のMISFETのゲート長に適用し、メモリセル部110およびセンスアンプ部120のMISFETのゲート長では最小加工寸法よりも長くし、余裕を持たせている。
本実施の形態では、ロジック部200を構成するMISFETでは高速性を優先させるために、メモリセル部110を構成するMISFETに対して、ゲート長を短くし、かつポケット注入領域7aの不純物濃度を濃く、狭くしている。また、メモリセル部110を構成するMISFETでは、特性ばらつきの低減を優先させるために、ロジック部200を構成するMISFETに対して、ゲート長を長くし、かつポケット注入領域7bの不純物濃度を薄く、広くしている。この結果、特性ばらつきを低減することによる半導体装置の信頼性向上と、高速性の両方の特性要求を満たすことができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、前記実施の形態におけるMISFETを構成するエクステンション領域、ポケット注入領域およびチャネル注入領域などの拡散層(半導体領域)を形成するための注入角、注入量、注入エネルギーの条件は適宜変更することができる。
本発明は、半導体装置、特に、LSIの製造業に幅広く利用されるものである。
本発明の一実施の形態における半導体装置を示すブロック図である。 図1で示すメモリマクロ部を示す回路図である。 図1で示すロジック部を構成する素子の回路図である。 本発明の一実施の形態における製造工程中の半導体装置の断面を示す模式図である。 図4に続く製造工程中の半導体装置の断面を示す模式図である。 図5に続く製造工程中の半導体装置の断面を示す模式図である。 図6に続く製造工程中の半導体装置の断面を示す模式図である。 図7に続く製造工程中の半導体装置の断面を示す模式図である。 図8に続く製造工程中の半導体装置の断面を示す模式図である。 図9に続く製造工程中の半導体装置の断面を示す模式図である。 図10に続く製造工程中の半導体装置の断面を示す模式図である。 図11に続く製造工程中の半導体装置の断面を示す模式図である。 図12に続く製造工程中の半導体装置の断面を示す模式図である。 本発明の一実施の形態におけるゲート電極下で形成されるエクステンション領域およびポケット注入領域の模式図である。 本発明の一実施の形態におけるエクステンション領域およびポケット注入領域の不純物濃度分布の一例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態におけるエクステンション領域およびポケット注入領域の不純物濃度分布の他の一例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態におけるロジック部、メモリセル部およびセンスアンプ部のそれぞれを構成するMISFETのしきい値電圧のゲート長依存性を示す説明図である。 本発明の他の実施の形態におけるMISFETの断面を示す模式図である。 本発明の他の実施の形態におけるMISFETの断面を示す模式図である。 本発明の他の実施の形態におけるエクステンション領域およびポケット注入領域の不純物濃度分布の一例を示す説明図である。 本発明の他の実施の形態におけるMISFETのしきい値電圧のゲート長依存性を示す説明図である。
符号の説明
1C 半導体チップ
1S 半導体基板
2 素子分離溝
3a、3b、3c チャネル注入領域
4a、4b、4c ゲート絶縁膜
5a、5b、5c ゲート電極
6a、6b、6c エクステンション領域
7a、7b、7c ポケット注入領域
8 サイドウォール
9a、9b、9c ソース・ドレイン領域
10 シリサイド膜
100 メモリマクロ部
110 メモリセル部
120 センスアンプ部
130a、130b イコライズ回路部
140 Y選択スイッチ部
200 ロジック部
300 I/O部
MC メモリセル
PM1、PM2、PM3、PM4 マスク

Claims (7)

  1. 半導体基板の主面に設けられている第1MISFETおよび第2MISFETを備えた半導体装置であって、
    前記第1MISFETは、
    前記半導体基板上に第1ゲート絶縁膜を介して設けられている第1ゲート電極と、
    前記第1ゲート電極の両側壁側下の前記半導体基板に設けられている第1導電型の一対の第1エクステンション領域と、
    前記第1ゲート電極の両側壁側下の前記半導体基板に設けられ、前記第1ゲート電極から前記第1エクステンション領域より離れている前記第1導電型の一対の第1ソース・ドレイン領域と、
    前記第1ゲート電極の両側壁側下の前記半導体基板に設けられ、前記第1エクステンション領域を覆うように前記第1ソース・ドレイン領域に接している前記第1導電型とは逆の第2導電型の一対の第1ポケット注入領域とを有し、
    前記第2MISFETは、
    前記半導体基板上に前記第1ゲート絶縁膜と同じ膜厚の第2ゲート絶縁膜を介して設けられている第2ゲート電極と、
    前記第2ゲート電極の両側壁側下の前記半導体基板に設けられている前記第1導電型の一対の第2エクステンション領域と、
    前記第2ゲート電極の両側壁側下の前記半導体基板に設けられ、前記第2ゲート電極から前記第2エクステンション領域より離れている前記第1導電型の一対の第2ソース・ドレイン領域と、
    前記第2ゲート電極の両側壁側下の前記半導体基板に設けられ、前記第2エクステンション領域を覆うように前記第2ソース・ドレイン領域に接している前記第2導電型の一対の第2ポケット注入領域とを有し、
    前記第2ポケット注入領域は、前記第1ポケット注入領域に対して、不純物濃度が薄く、かつ広く分布していることを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項1記載の半導体装置において、
    前記第2MISFETのゲート長が、前記第1MISFETのゲート長より長いことを特徴とする半導体装置。
  3. 請求項1記載の半導体装置において、
    前記第1MISFETは、ロジック回路を構成し、
    前記第2MISFETは、メモリセルを構成することを特徴とする半導体装置。
  4. 請求項1記載の半導体装置において、
    前記半導体基板上に前記第1ゲート絶縁膜と同じ膜厚の第3ゲート絶縁膜を介して設けられている第3ゲート電極と、
    前記第3ゲート電極の両側壁側下の前記半導体基板に設けられている前記第1導電型の一対の第3エクステンション領域と、
    前記第3ゲート電極の両側壁側下の前記半導体基板に設けられ、前記第3ゲート電極から前記第3エクステンション領域より離れている前記第1導電型の一対の第3ソース・ドレイン領域とを有する第3MISFETを備え、
    前記第3MISFETのゲート長が、前記第2MISFETのゲート長より長いことを特徴とする半導体装置。
  5. 請求項4記載の半導体装置において、
    前記第1MISFETは、ロジック回路を構成し、
    前記第2MISFETは、メモリマクロのメモリセルを構成し、
    前記第3MISFETは、前記メモリマクロのセンスアンプを構成することを特徴とする半導体装置。
  6. 請求項4記載の半導体装置において、
    前記第3MISFETは、前記第3ゲート電極の両側壁側下の前記半導体基板に設けられ、前記第3エクステンション領域を覆うように前記第3ソース・ドレイン領域に接している前記第2導電型の一対の第3ポケット注入領域を有し、
    前記第1MISFETは、前記一対の第1エクステンション領域の間であって前記第1ゲート電極下の前記半導体基板に設けられている前記第2導電型のチャネル注入領域を有し、
    前記第3ポケット注入領域の不純物濃度および前記半導体基板の主面からの深さは、それぞれ前記第2ポケット注入領域の不純物濃度および前記半導体基板の主面からの深さと同じであり、
    前記第2ゲート電極下の前記半導体基板には前記一対の第2ポケット注入領域の一部が互いに重なって設けられていることを特徴とする半導体装置。
  7. 請求項6記載の半導体装置において、
    前記第1MISFETは、ロジック回路を構成し、
    前記第2MISFETは、メモリマクロのメモリセルを構成し、
    前記第3MISFETは、前記メモリマクロのセンスアンプを構成することを特徴とする半導体装置。
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