JP2009122766A - 操作支援装置および方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】幅広いユーザに対して、適切な操作支援を提供すること。
【解決手段】所定の機能を実行するための操作手順を検出する操作手順検出手段としての操作部10と、前記検出された操作手順に基づいて、ユーザの操作手順に要する操作回数より少ない操作回数で、前記所定の機能を実行できる他の操作手順が存在するか否かを判断する操作支援判断部24と、前記他の操作手順が存在する場合に、前記他の操作手順を教示する操作支援手段26と、を有する操作支援装置。
【選択図】 図1
【解決手段】所定の機能を実行するための操作手順を検出する操作手順検出手段としての操作部10と、前記検出された操作手順に基づいて、ユーザの操作手順に要する操作回数より少ない操作回数で、前記所定の機能を実行できる他の操作手順が存在するか否かを判断する操作支援判断部24と、前記他の操作手順が存在する場合に、前記他の操作手順を教示する操作支援手段26と、を有する操作支援装置。
【選択図】 図1
Description
本発明は、操作支援装置および方法に関するものである。
車両用のナビゲーション装置などに適用される操作アドバイスの提供手法において、複数の操作方法が存在する場合に、ユーザが行う操作履歴から、ユーザのシステムに対する理解度や操作方法の難易度を考慮して、そのユーザの習熟度にあわせたアドバイスを行う技術が知られている(特許文献1)。
しかしながら、従来の操作アドバイスの提供手法では、ユーザのシステムに対する理解度や習熟度を判定することは困難であり、そのため、適切な操作アドバイスを提供することができないという問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、幅広いユーザに対して、適切な操作支援を提供することである。
本発明は、以下の解決手段によって上記課題を解決する。
すなわち本発明は、所定の機能を実行するために、ユーザが行った操作手順に要する操作回数よりも少ない操作回数で、前記所定の機能を実行できる他の操作手順が存在する場合に、前記他の操作手順を教示することを特徴とする。
本発明によれば、幅広いユーザに対して、適切な操作支援を提供することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係る運転支援装置を車両用ナビゲーション装置1に適用した一例を示すブロック図である。
本実施形態に係る車両用ナビゲーション装置1は、操作部10、操作支援装置20、機能実行部30、表示部40および音声出力部50を備えてなる。また、本実施形態に係る操作支援装置20は、制御部21、機能格納部22、操作履歴記録部23、操作支援判断部24、ユーザ施行回数記録部25および支援情報出力部26を有する。
操作部10は、ユーザが所定の情報の提供を受けたい場合に、車両用ナビゲーション装置1に対して、操作を行うためのものであり、ユーザが操作部10を操作することで、ユーザ操作情報が、この操作部10から本実施形態の操作支援装置20を構成する制御部21に送られる。なお、操作部10は、表示部40などに設けられたタッチパネルスイッチやハードスイッチ、音声認識装置などから構成させることができる。
制御部21は、中央演算処理装置などの機器を動作させる制御を行う装置から構成される。制御部21は、操作部10からのユーザ操作情報信号を検出し、これを取り込み、操作支援装置20を構成する機能格納部22、操作履歴記録部23、操作支援判断部24、ユーザ施行回数記録部25、支援情報出力部26、および機能実行部30と協働して、車両用ナビゲーション装置1に搭載された各機能の実行および操作支援を可能とするものである。
機能格納部22は、制御部21により送信されたユーザ操作情報信号に対応する機能を格納するとともに、各機能を実行するための適切な操作手順、および該操作手順に要する操作回数の情報を格納するものである。機能格納部22は、制御部21からユーザ操作情報信号を受信し、受信したユーザ操作情報信号に対応する機能に関する情報を内容とする機能情報信号を制御部21に送信する。なお、「各機能を実行するための適切な操作手順」としては、特に限定されないが、本実施形態では、同一の機能を実行するための操作手順において、最も操作回数の少ない操作手順が挙げられる。
操作履歴記録部23は、操作部10から制御部21に送信されたユーザ操作情報信号および機能格納部22から制御部21に送信された機能情報信号を、制御部21から受信する。そして、操作履歴記録部23は、所定の機能を実行するためにユーザが行った操作手順、該操作手順に要する操作回数に関する情報であるユーザ操作履歴情報を記録するとともに、記録したユーザ操作履歴情報を内容とするユーザ操作履歴情報信号を制御部21に送信する。
操作支援判断部24は、機能格納部22から制御部21に送信された機能情報信号、および操作履歴記録部23から制御部21に送信されたユーザ操作履歴情報信号を、制御部21から受信し、これらの信号に基づき、操作支援を行うか否かを判断する。そして、操作支援を行う場合には、各機能に応じた操作支援情報を内容とする操作支援情報信号を送信する。
具体的には、ユーザにより実行された機能および当該機能を実行させるためにユーザが行った操作手順の情報と、機能格納部22に格納されている、ユーザが実行した機能と同じ機能を実行するための適切な操作手順の情報とを比較し、それらが異なるものであるかを判断する。そして、それらが異なる場合には、ユーザが行った操作手順に要する操作回数と、機能格納部22に格納されている操作手順に要する操作回数とを比較し、これらが同じ回数である場合、またはユーザが行った操作手順に要する操作回数の方が少ない場合には、操作支援を行わない旨の判断をする。
一方、機能格納部22に格納されている操作手順に要する操作回数の方が少ない場合に、操作支援を行う旨の判断をする。すなわち、所定の機能を実行させるためにユーザが行った操作手順に要した操作回数が、機能格納部22に格納されている操作手順に要する操作回数よりも多い場合に、操作支援を行う旨の判断をする。
なお、本実施形態では、ユーザが行った操作手順に要した操作回数が、機能格納部22に格納されている操作手順に要する操作回数よりも多い場合に、直ちに操作支援を行うという構成を採用しても良いが(このような形態については後述する。)、そのような操作手順(すなわち、機能格納部22に格納されている操作手順に要する操作回数よりも、操作回数の多い操作手順)を、所定の回数(後述する閾値Tに相当)以上行った場合においてのみ、操作支援を行うような構成とすることができる。なお、このような操作手順をユーザが行った回数としては、後述するユーザ施行回数記録部25に記録されたユーザ施行回数iを用いることができる。また、所定の回数としては、機能格納部22に格納されている、各機能に応じた操作支援の必要性を判断するための閾値Tを用いることができる。
ユーザ施行回数記録部25は、制御部21から機能情報信号およびユーザ操作履歴情報信号を受信し、ユーザが所定の機能を実行した回数であって、かつ、機能格納部22に記録されている当該機能を実行するために適した操作手順に要する操作回数よりも、操作回数が多い操作手順を行った回数であるユーザ施行回数iを記録し、ユーザ施行回数iを制御部21に送信する。
支援情報出力部26は、操作支援判断部24から制御部21に送信された操作支援情報信号を、制御部21から受信する。そして、受信した操作支援情報の内容に基づき、操作支援情報信号を表示部40または音声出力部50、あるいは、表示部40および音声出力部50の両方に、操作支援情報信号を送信する。
機能実行部30は、機能格納部22から制御部21に送信された機能情報信号を受信し、機能情報信号の内容に基づき、表示部40または音声出力部50、あるいは、表示部40および音声出力部50の両方に、所定の機能を実行させるための機能実行信号を送信する。
表示部40は、たとえば、タッチパネルディスプレイから構成される。表示部40は、機能実行部30から送信された機能実行信号に基づき、各機能に応じた表示を行う他、支援情報出力部26から送信された操作支援情報信号に基づき、操作支援情報の表示を行う。なお、表示部40がタッチパネルディスプレイから構成される場合には、表示部40は、操作部10の機能をも兼ねることとなる。
音声出力部50は、たとえば、スピーカから構成される。機能実行部30から送信された機能実行信号に基づき、各機能に応じたビープ音や音声を出力する他、支援情報出力部26から送信された操作支援情報信号に基づき、操作支援情報を音声により出力する。
なお、本実施形態において、操作部10は本発明のユーザ操作手順検出手段に、操作支援判断部24は操作支援判断手段に、支援情報出力部26は操作支援手段に、それぞれ相当する。
次に、本実施形態に係る操作支援装置の動作を説明する。図2は、本実施形態に係る操作支援装置の動作を示すフローチャートである。なお、ここにおいては、ユーザにより機能「A」という機能を実行させるための操作が行われた場合を例示して説明する。
ステップS1では、操作部10により車両用ナビゲーション装置1に、機能「A」を実行するための操作が入力され、入力された情報がユーザ操作情報信号として、制御部21に送信される。
ステップS2では、制御部21が、ユーザ操作情報信号を機能格納部22に送信する。そして、機能格納部22は、受信したユーザ操作情報信号に対応する機能に関する情報を検索し、受信したユーザ操作情報信号に対応する機能に関する情報を内容とする機能情報信号を制御部21に送信し、制御部21は、受信した機能情報信号を機能実行部30に送信する。なお、ユーザにより機能「A」を実行するための操作が行われた場合には、機能「A」に関する情報が機能実行部30に送信されることとなる。
次いで、機能実行部30は、受信した機能情報信号に基づき、表示部40または音声出力部50、あるいは、表示部40および音声出力部50の両方に、機能実行信号を送信することにより、表示部40および/または音声出力部50を介して、操作部10により入力された操作に応じた機能が実行される。なお、ユーザにより機能「A」を実行するための操作が行われた場合には、機能「A」が、表示部40および/または音声出力部50を介して、実行されることとなる。
ステップS3では、制御部21が、ユーザ操作情報信号および機能情報信号を、操作履歴記録部23に送信し、操作履歴記録部23は、受信したユーザ操作情報信号および機能情報信号に基づき、ユーザによる入力操作の情報、具体的には、所定の機能を実行するためにユーザが行った操作手順、該操作手順に要する操作回数を内容とするユーザ操作履歴情報を記録する。ユーザにより機能「A」を実行するための操作が行われた場合には、機能「A」を実行するためにユーザが行った操作手順および該操作手順に要した操作回数を記録する。そして、操作履歴記録部23は、制御部21にユーザ操作履歴情報信号を送信する。
ステップS4では、制御部21が、機能格納部22から受信した機能情報信号、および操作履歴記録部23から受信したユーザ操作履歴情報信号を、操作支援判断部24に送信する。そして、操作支援判断部24は、機能情報信号、およびユーザ操作履歴情報信号に基づき、機能格納部に記録されている当該機能を実行するために適した操作手順と、ユーザが行った操作手順と、を比較する。そして、これらが相違する場合には、ステップS5に進む。一方、これらが同じ場合には、操作支援の必要性がないため、ステップS1に戻る。
なお、ユーザにより機能「A」を実行するための操作が行われた場合には、機能格納部22に記録されている機能「A」を実行するために適した操作手順と、機能「A」を実行するためにユーザが行った操作手順と、を比較する。たとえば、機能格納部22に記録されている機能「A」を実行するために適した操作手順が、操作「A1」→操作「A2」からなるものであり、機能「A」を実行するためにユーザが行った操作手順が、操作「A3」→操作「A4」→操作「A5」からなるものである場合には、これらは相違することとなるため、ステップS5に進むことになる。一方、機能「A」を実行するためにユーザが行った操作手順が、操作「A1」→操作「A2」である場合には、これらは同じとなるため、操作支援を行うことなく、ステップS1に戻ることとなる。
ステップS5では、操作支援判断部24が、機能格納部22から受信した機能情報信号、および操作履歴記録部23から受信したユーザ操作履歴情報信号に基づき、機能格納部に記録されている当該機能を実施するための操作手順に要する操作回数と、ユーザが行った操作手順に要する操作回数と、を比較する。そして、機能格納部に記録されている操作手順に要する操作回数が、ユーザが行った操作手順に要する操作回数より少ない場合、つまり、ユーザが行った操作手順に要する操作回数が多い場合には、ステップS6に進む。一方、機能格納部に記録されている操作手順に要する操作回数と、ユーザが行った操作手順に要する操作回数とが同じか、ユーザが行った操作手順に要する操作回数が少ない場合には、操作支援の必要性がないため、操作支援を行うことなく、ステップS1に戻る。
なお、ユーザにより機能「A」を実行するための操作が行われた場合には、機能格納部22に記録されている機能「A」を実行するために適した操作手順に要する操作回数と、機能「A」を実行するためにユーザが行った操作手順に要する操作回数と、を比較する。たとえば、機能格納部22に記録されている機能「A」を実行するために適した操作手順が、操作「A1」→操作「A2」からなるものであり、機能「A」を実行するためにユーザが行った操作手順が、操作「A3」→操作「A4」→操作「A5」からなるものである場合には、機能格納部22に記録されている操作手順の方が、操作回数が少ないため、ステップS6に進むこととなる。一方、ユーザが行った操作手順が、操作「A6」→操作「A7」からなるものである場合には、操作手順は異なるものの、操作回数は同じとなるため、操作支援を行うことなく、ステップS1に戻ることとなる。
ステップS6では、制御部21が、機能格納部22から操作支援の必要性を判断するための閾値Tと、ユーザ施行回数記録部25からユーザ施行回数iと、を読み込む。そして、これら閾値Tおよびユーザ施行回数iは、操作支援判断部24に送信される。ここで、閾値Tは、操作支援の必要性を判断するための閾値であり、ステップS7において、ユーザ施行回数iが閾値T以上となった場合に、操作支援が必要である旨の判断をするために用いられる値である。たとえば、ユーザ施行回数iが5回以上となった場合に、操作支援を行うものとする場合には、閾値Tは5に設定される。ユーザ施行回数iの初期値は0とされる。
なお、ユーザにより機能「A」を実行するための操作が行われた場合には、機能「A」についての閾値TAと、ユーザが機能「A」を実行した回数であって、かつ、機能「A」を実行するために行った操作手順における操作回数が、機能格納部22に記録されている機能「A」を実行するために適した操作手順に要する操作回数よりも多い操作手順を用いて機能「A」を実行した回数iAとが読み込まれる。
ステップS7では、操作支援判断部24が、閾値Tとユーザ施行回数iとを比較する。その結果、ユーザ施行回数iが閾値T以上である場合には、ステップS8に進む。一方、ユーザ施行回数iが閾値T未満の場合には、ステップS9に進む。なお、ステップS9ではユーザ施行回数iを1加算して、それをユーザ施行回数記録部25に記録した後に操作支援をすることなく、ステップS1に戻る。ユーザにより機能「A」を実行するための操作が行われた場合においては、閾値TAとユーザ施行回数iAとを比較し、ユーザ施行回数iAが閾値TA以上であるときには、ステップS8に進み、ユーザ施行回数iAが閾値TA未満であるときには、ユーザ施行回数iAが1回増えて、ステップS1に戻る。
ステップS8では、操作支援判断部24が、制御部21に操作支援情報信号を送信し、さらに、支援情報出力部26が、受信した操作支援情報信号を支援情報出力部26に送信する。そして、支援情報出力部26は、受信した操作支援情報の内容に基づき、操作支援情報信号を表示部40または音声出力部50、あるいは、表示部40および音声出力部50の両方に、操作支援情報信号を送信し、表示部40および/または音声出力部50を介して操作支援を行う。操作支援の方法としては、特に限定されないが、表示部40および/または音声出力部50を介して、機能格納部に記録されている操作手順を、ユーザに教示する方法等が挙げられる。
なお、ステップS8において、操作支援を行った場合には、必要に応じて、ユーザ施行回数iの値を初期値である0に戻し、これをユーザ施行回数記録部25に記録する構成としてもよい。このような構成を採用することにより、過度に操作支援が行われてしまうという状況を解消することができる。
また、上述した図3に示す例においては、入力操作に基づいて所定の機能を実行(ステップS2)した後に、操作支援を実行する(ステップS8)態様を例示したが、所定の機能を実行する前に、操作支援を行う構成としても良い。
具体的には、既にユーザによりある機能(たとえば、機能「A’」とする。)が実行されている場合に、その機能「A’」を実行するために行われる特定の操作(たとえば、操作「A’1」とする。)と、機能「A’」についての操作支援と、を関連付けておく。なお、この場合における操作「A’1」は、既にユーザにより機能「A’」を実行する際に行われた操作手順のうちの途中の操作であり、この操作「A’1」を経る操作手順により機能「A’」を実行しようとすると、機能格納部に格納された機能「A’」の操作手順よりも操作回数が多くなるという関係を有するものである。
そして、操作「A’1」が行われたというユーザ操作情報信号が、操作部10から制御部21を介して、操作支援判断部24に送信された場合(ステップS1に相当)に、操作支援判断部24は、機能格納部に格納された操作手順よりも操作回数の多い操作手順が行われるものと判断して(ステップS4、S5に相当)、直ちに操作支援を行うこととなる(ステップS8に相当)。そして、ユーザに機能格納部に格納された操作手順を教示し、機能格納部に格納されている操作手順により機能「A’」の実行操作が行われるようにする。なお、この場合においては、ステップS2、S3、S6、S7、S9に相当する各ステップについては行われないこととなる。
このような構成を採用することにより、所定の機能を実行するために必要となる操作手順を全て行う前、すなわち、操作の途中で操作支援をすることができ、これにより、ユーザは、操作途中において、より操作回数の少ない操作手順を知ることができる。
さらに、別の例として、操作「A’ ’1」という操作が行われた場合には、機能「A’ ’」を実行するための操作が行われるということが一義的に決まる場合において、機能「A’ ’」が実行されることを先読みして、操作支援を行うような構成とすることもできる。
すなわち、操作「A’ ’1」という操作が行われたというユーザ操作情報信号が、操作部10から制御部21を介して、機能格納部22に送信された場合(ステップS1に相当)に、機能格納部22は、操作「A’ ’1」に至るまでに要する操作回数、および操作「A’ ’1」から機能「A’ ’」を実行するまでに必要となる操作回数を検索する。そして、機能格納部は検索結果を、制御部21を介して、操作支援判断部24に送信し、操作支援判断部24は、操作「A’ ’1」を経る操作手順における機能「A’ ’」を実行するための操作手順に要する操作回数と、機能格納部に格納されている機能「A’ ’」を実行するための操作手順に要する操作回数と、を比較する(ステップS4、S5に相当)。その結果、操作支援判断部24が、機能格納部に格納された操作手順よりも操作回数の多い操作手順が行われるものと判断した場合には、直ちに操作支援を行うこととなる(ステップS8)。そして、ユーザに機能格納部に格納された操作手順を教示し、機能格納部に格納されている操作手順により機能「A’ ’」の実行操作が行われるようにする。なお、この場合においても、ステップS2、S3、S6、S7、S9に相当する各ステップについては行われないこととなる。
このような構成を採用することにより、たとえば、初めて機能「A’ ’」を実行する際において、ユーザは、予め操作回数の少ない操作手順を知ることができる。
次いで、本実施形態に係る操作支援装置を適用した具体例について、図3〜図6を用いて説明する。図3は本実施形態に係る車両用ナビゲーション装置1の概略図、図4、図5は本実施形態に係る操作支援装置が適用される一場面例を説明するための図、図6は本実施形態に係る操作支援装置による操作支援方法の一例を示す図である。
図3に示すように、本実施形態に係る車両用ナビゲーション装置1は、タッチパネルディスプレイ100と、コントロールスイッチ200と、を備える。
タッチパネルディスプレイ100は、画面上に地図情報やメニュー画面などの車両用ナビゲーション装置1の有する各機能に対応した情報を表示するものであるとともに、タッチパネルスイッチ機能をも備えるものである。
また、コントロールスイッチ200は、ダイヤルスイッチ210と、ボタンスイッチ220と、決定ボタン230と、方向キー240と、を有する。ダイヤルスイッチ210は、右方向または左方向に回転させることによりディスプレイ100に表示されたカーソルの操作やディスプレイ100に表示されたマップの縮尺の変更操作を行うものである。ボタンスイッチ220は、設定メニューを開くための「設定ボタン」、現在地の情報を表示するための「現在地ボタン」等の各操作が割り付けられてなるものである。決定ボタン230は、画面上にマップ情報が表示されている場合にマップメニューを開く操作や、設定メニューが開いている場合に設定メニュー上のコマンドを選択する操作を行うために用いられる。方向キー240は、ダイヤルスイッチ210の内側に配置され、たとえば、画面上に表示された地図情報を上下左右に移動させる場合等に用いられる。
以下、図3に示すナビゲーション装置1を用いて、車両用ナビゲーション装置1に搭載されている一機能の例としての機能「現在地登録」を実行する場合を例示し、図4、図5、図6を参照して、本実施形態に係る操作支援装置の適用例を説明する。
図4は、ボタンスイッチ220に割り付けられた「設定ボタン」を用いて、設定メニューから機能「現在地登録」を行う場合における操作手順を示す図であり、図5は、決定ボタン230を押すことにより、マップメニューを開き、機能「現在地登録」を行う場合における操作手順を示す図である。
図4に示すように、設定メニューから機能「現在地登録」を行う場合においては、まず、操作C1「“設定ボタン”を押す」を行うことにより、タッチパネルディスプレイ100の画面上に設定メニューを起動させ、設定メニュー上で、操作C2「“ナビゲーションを”を選択」、操作C3「“ナビ登録地”を選択」、操作C4「“登録地”を選択」、操作C5「“(未登録)新規登録”を選択」および操作C6「“地図から”を選択」の各操作を行い、操作C7「“決定ボタン”を押す」を行うことにより、機能「現在地登録」を実行させるものである。すなわち、この図4に示す操作手順においては、合計で6回の操作が必要となる。
一方、図5に示すように、マップメニューから機能「現在地登録」を実行する場合においては、まず、操作D1「“決定ボタン”を押す」を行うことにより、タッチパネルディスプレイ100の画面上にマップメニューを起動させ、マップメニュー上で、操作D2「“ここを登録”を選択」を行うことにより、機能「現在地登録」を実行させるものである。すなわち、この図5に示す操作手順においては、合計2回の操作で、機能「現在地登録」を実行させることができる。
そのため、機能「現在地登録」を実行させるための適切な操作手順として、図1に示す機能格納部22に、図5に示すマップメニューから機能「現在地登録」を実行させる方法を格納しておくことにより、たとえば、ユーザが、図4に示す設定メニューから機能「現在地登録」を実行させる方法を、所定の回数行い、ユーザ施行回数記録部25に記録された施行回数iが、機能「現在地登録」についての閾値Tに達した場合には、操作支援装置20が操作支援を行うこととなる。具体的には、図6に示すように、タッチパネルディスプレイ100の画面上に、機能「現在地登録」を行う際には、図5に示すマップメニューから機能「現在地登録」を実行させる方法でも行うことが可能である旨を表示させることにより、操作支援することができる。なお、この際に、タッチパネルディスプレイ100の画面上で操作支援を行う事に加えて、図1に示す音声出力部50から音声により、上記内容を出力させ、タッチパネルディスプレイ100および音声出力部50の両方により操作支援を行うこともできる。
また、本実施形態の操作支援装置20は、図4、図5に示す場合以外にも、たとえば、図7〜図12に示す場合において、同様に操作支援を行うことができる。図7〜図12は本実施形態に係る操作支援装置が適用される一場面例を説明するための図である。
すなわち、図7、図8は、車両用ナビゲーション装置1に搭載されている一機能の例としての機能「広域・詳細」を実行する場面例を説明するための図である。なお、機能「広域・詳細」は、タッチパネルディスプレイ100の画面上のマップの縮尺を変更するための機能である。
図7は、タッチパネルディスプレイ100のタッチパネル機能を用いて、機能「広域・詳細」を実行させるものであり、具体的には、まず、タッチパネルディスプレイ100上において、操作E1「画面上の“縮尺アイコン”を押す」を行い、次いで、操作E2「画面上の“広域・詳細”スイッチを押す」を行うことにより、機能「広域・詳細」を実行させるものである。この図7に示す操作手順においては、合計で2回の操作が必要となる。
一方、図8は、ダイヤルスイッチ210を用いて、機能「広域・詳細」を実行させるものであり、具体的には、操作F1「ダイヤルによる操作」のみで、機能「広域・詳細」を実行させることができる。すなわち、この図8に示す操作手順においては、1回の操作で、機能「広域・詳細」を実行させることができる。
そのため、機能「広域・詳細」を実行させるための適切な操作手順として、機能格納部22に、図8に示すダイヤルスイッチ210を用いて機能「広域・詳細」を実行させる方法を格納しておくことにより、ユーザが、図7に示す操作手順により機能「広域・詳細」を、所定回数実行させた場合に、操作支援を行うこととすることができる。
同様に、図9、図10は、車両用ナビゲーション装置1に搭載されている一機能の例としての機能「地図ビュー切り替え」を実行する場面例を説明するための図である。
図9は、設定メニューから機能「地図ビュー切り替え」を実行させるものであり、具体的には、まず、操作G1「“設定ボタン”を押す」を行い、設定メニューを起動させ、設定メニュー上で、操作G2「“ナビゲーション”を選択」、操作G3「“地図ビュー切替”を選択」、操作G4「“ビュー切替”を選択」、操作G5「“地図表示”を選択」することにより、機能「地図ビュー切り替え」を実行させるものである。この図9に示す操作手順においては、合計で5回の操作が必要となる。
一方、図10は、マップメニューから機能「地図ビュー切り替え」を実行させるものであり、具体的には、まず、操作H1「“決定ボタン”を押す」を行うことにより、マップメニューを起動させ、マップメニュー上で、操作H2「“地図ビュー切替”を選択」、操作H3「“ビュー切替”を選択」、操作H4「“地図表示”を選択」することにより、機能「地図ビュー切り替え」を実行させることができる。すなわち、この図10に示す操作手順においては、合計4回の操作で、機能「地図ビュー切り替え」を実行させることができる。
そのため、機能「地図ビュー切り替え」を実行させるための適切な操作手順として、機能格納部22に、図10に示すマップメニューから機能「地図ビュー切り替え」を実行させる方法を格納しておくことにより、ユーザが、図9に示す操作手順により機能「地図ビュー切り替え」を、所定回数実行させた場合に、操作支援を行うこととすることができる。
さらに、図11、図12は、車両用ナビゲーション装置1に搭載されている一機能の例としての機能「地図方向切り替え」を実行する場面例を説明するための図である。
図11は、設定メニューから機能「地図方向切り替え」を実行させるものであり、具体的には、まず、操作I1「“設定ボタン”を押す」を行い、設定メニューを起動させ、設定メニュー上で、操作I2「“ナビゲーション”を選択」、操作I3「“地図ビュー切替”を選択」、操作I4「“地図設定”を選択」、操作I5「“地図方向”を選択」することにより、機能「地図方向切り替え」を実行させるものである。この図11に示す操作手順においては、合計で5回の操作が必要となる。
一方、図12は、タッチパネルディスプレイ100のタッチパネル機能を用いて、
機能「地図方向切り替え」を実行させるものであり、具体的には、タッチパネルディスプレイ100上で、操作J1「“方向切り替えアイコン”を押す」を行うことにより、機能「地図方向切り替え」を実行させるものである。すなわち、この図12に示す操作手順においては、1回の操作で、機能「地図方向切り替え」を実行させることができる。
機能「地図方向切り替え」を実行させるものであり、具体的には、タッチパネルディスプレイ100上で、操作J1「“方向切り替えアイコン”を押す」を行うことにより、機能「地図方向切り替え」を実行させるものである。すなわち、この図12に示す操作手順においては、1回の操作で、機能「地図方向切り替え」を実行させることができる。
そのため、機能「地図方向切り替え」を実行させるための適切な操作手順として、機能格納部22に、図12に示すタッチパネルディスプレイ100のタッチパネル機能を用いて、機能「地図方向切り替え」を実行させる方法を格納しておくことにより、ユーザが、図9に示す操作手順により機能「地図ビュー切り替え」を、所定回数実行させた場合に、操作支援を行うこととすることができる。
以上のように、本実施形態に係る操作支援装置によれば、幅広いユーザに対して、適切な操作支援を提供することができる。
また、ユーザが、機能格納部22に記録されている操作手順に要する操作回数よりも、操作回数の多い操作手順を行った回数であるユーザ施行回数iと、閾値Tとを比較し、ユーザ施行回数iが閾値T以上となった場合に、操作支援を行う構成とすることにより、適切なタイミングで操作支援を提供することができる。
なお、上述した実施形態では操作支援装置20を車両用ナビゲーション装置1に適用した例を説明したが、車両用ナビゲーション装置1以外にパーソナルコンピュータの各種ソフトウェアなどにも適用することができる。
1…車両用ナビゲーション装置
10…操作部
20…操作支援装置
21…制御部
22…機能格納部
23…操作履歴格納部
24…操作支援判断部
25…ユーザ施行回数記録部
26…支援情報出力部
30…機能実行部
40…表示部
50…音声出力部
10…操作部
20…操作支援装置
21…制御部
22…機能格納部
23…操作履歴格納部
24…操作支援判断部
25…ユーザ施行回数記録部
26…支援情報出力部
30…機能実行部
40…表示部
50…音声出力部
Claims (5)
- 所定の機能を実行するための操作手順を検出する操作手順検出手段と、
前記検出された操作手順に基づいて、ユーザの操作手順に要する操作回数より少ない操作回数で、前記所定の機能を実行できる他の操作手順が存在するか否かを判断する操作支援判断手段と、
前記他の操作手順が存在する場合に、前記他の操作手順を教示する操作支援手段と、を有する操作支援装置。 - 請求項1に記載の操作支援装置において、
前記ユーザの操作は、タッチパネルスイッチによる操作および/またはハードスイッチによる操作で行われる操作支援装置。 - 請求項1または2に記載の操作支援装置において、
前記所定の機能を実行できる他の操作手順が存在すると判断された前記ユーザによる操作手順の施行回数を記録するユーザ施行回数記録手段をさらに有し、
前記操作支援手段は、前記ユーザ施行回数記録手段により記録された前記施行回数が、所定の回数以上となった場合に、前記他の操作手順を教示する操作支援装置。 - 請求項1〜3のいずれかに記載の操作支援装置において、前記所定の機能は、車両用ナビゲーション装置の機能である操作支援装置。
- 所定の機能を実行するために、ユーザが行った操作手順に要する操作回数よりも少ない操作回数で、前記所定の機能を実行できる他の操作手順が存在する場合に、前記他の操作手順を教示する操作支援方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007293496A JP2009122766A (ja) | 2007-11-12 | 2007-11-12 | 操作支援装置および方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007293496A JP2009122766A (ja) | 2007-11-12 | 2007-11-12 | 操作支援装置および方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009122766A true JP2009122766A (ja) | 2009-06-04 |
Family
ID=40814881
Family Applications (1)
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JP2007293496A Pending JP2009122766A (ja) | 2007-11-12 | 2007-11-12 | 操作支援装置および方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009122766A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017504895A (ja) * | 2014-01-15 | 2017-02-09 | マイクロソフト テクノロジー ライセンシング,エルエルシー | チュートリアルを伴う運転後の総括 |
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2007
- 2007-11-12 JP JP2007293496A patent/JP2009122766A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017504895A (ja) * | 2014-01-15 | 2017-02-09 | マイクロソフト テクノロジー ライセンシング,エルエルシー | チュートリアルを伴う運転後の総括 |
JP2019179570A (ja) * | 2014-01-15 | 2019-10-17 | マイクロソフト テクノロジー ライセンシング,エルエルシー | チュートリアルを伴う運転後の総括 |
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