JP2009121810A - 貯湯タンク - Google Patents
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Abstract
【解決手段】湯沸し機構の出湯管を直結して送り込まれる湯を蓄える貯湯タンク30において、一方の開放端41を当該貯湯タンク30内の上部の所定位置に設け、中間部43を当該貯湯タンク30の内または外で、一方の開放端を含む当該貯湯タンク30の上部の略平面上を周回し、当該貯湯タンク30の底面33に向かって垂下して配管し、他方の開放端42を当該貯湯タンク30の底面から外部に露出させた通気パイプ40を備えた。
【選択図】図1
Description
図1はこの発明の実施の形態1による貯湯タンクを適用した電気湯沸し装置の外観構造を示す一部切り欠け斜視図である。図2は実施の形態1に係る貯湯タンクの傾斜時の動作を説明するための説明図である。
図において、10は金属で形成された円筒状の湯沸しタンク(湯沸し機構)で、内部に、例えばU字状からなる電気ヒータを備えている。湯沸しタンク10の円筒体の一端に設けられた注水口には注水管14が取り付けられている。また、円筒体の他端に設けられた出湯口には加熱された湯を送り出す出湯管15の一端が取り付けられている。ここで、注水管14と出湯管15の上下位置関係は、注水管14が円筒体の下部に位置し、出湯管15が円筒体の上部に位置するように設定されている。このことにより、湯沸しタンク10を水平に配置して使用する際、注水管14から注入された水が下から円筒体内部に満たされるようになっている。満水後、長手方向に延びた電気ヒータにより加熱され、温度が最も高い状態の湯が出湯管15から取り出される。
一方、貯湯タンク30が傾斜して通気パイプ40の開放端41が水没した状態で、貯湯タンク30が順次注水された場合、やがて通気パイプ40を介して開放端42から湯が外部へ流出することが考えられる。しかし、この実施の形態1では、開放端41が水没した場合、水位センサ60が水位を検出し、その検出出力によって、湯沸しタンク10からの出湯を停止させるように制御する。また、貯湯タンク30が正常な姿勢にある場合においても、満水時には湯沸しタンク10側から湯が送り込まれないようにすることができる。
また、貯湯タンクは、形状を直方体として説明したが、設置時に所定の面積の上面を持つ形状、例えば円筒体や逆円錐としてもよいし、さらに、貯湯タンクの上面の平面でなくても、貯湯タンクとして使用でき、かつ通気パイプが周回できる略平面のスペースを持つことが可能なものであれば、同様な動作が期待できる。
さらに、通気パイプは、貯湯タンクの上部を周回する部分を、出発点から終点に行くに従って下または上に若干傾斜するように配管すれば、貯湯タンクが正常な姿勢に置かれたとき、浸入した湯を外部または内部に容易に導くこともできる。
図3はこの発明の実施の形態2による貯湯タンクの概略構造を示す説明図で、図1および図2と同一部分には同一符号を付して示す。この実施の形態2は、上記実施の形態1で説明した構成に追加したものであるが、実施の形態1ですでに説明した部分については、説明を簡略化するために省略しているものとする。
貯湯タンク30の中心を上下に通る垂線を立て、その垂線上の所定の間隔に位置する複数の点A,B,Cを想定する。これらの点A,B,Cそれぞれの点を含む水平断面上にあり、各点A,B,Cに関して対称となる一対の側面31,31上に水検知センサをそれぞれ設ける。具体的には、図3で、A点に関して対称な水検知センサa1,a2が、B点に関して対称な水検知センサb1,b2が、またC点に関して対称な水検知センサc1,c2が側面31,31上にそれぞれ設けられている。
貯湯タンク30が傾いた状態で、内部の湯量が水位W1にあった場合、水検知センサa2,b1,b2,c1,c2が水を検知し、a1だけが検知しない状態となる。この状態は殆ど満水なので、水検知センサの検出出力数が5の場合、図示してない判定回路により満水として判定し、湯沸し機構からの送湯を制限するよう制御する。次に、水位W2の場合、水検知センサb2,c2が水を検知し、他は検知しない状態となる。この状態は湯量が減っているが未だ電気ヒータ50をカバーしているので、水検知センサの検出出力数が2以上の場合、安全状態として判定する。また、水位W3の場合、水検知センサc2だけが水を検知し、他は検知しない状態となる。この状態は湯量がかなり減り、電気ヒータ50が水面上に露出しているので、ヒータ断線のおそれが生じている。すなわち、水検知センサの検出出力数が1の場合、異常状態(渇水)と判定し、電気ヒータ50への通電を停止するよう制御する。
なお、貯湯タンク30内に取り付ける水検知センサの数は、上記数に限定されず、タンクの容量や使用用途に応じて定めればよく、その判定方法の検出出力数も適切なものを選択すればよい。
Claims (5)
- 湯沸し機構の出湯管から送り込まれる湯を蓄える貯湯タンクにおいて、一方の開放端を当該貯湯タンク内の上部の所定位置に設け、中間部を当該貯湯タンクの内または外で、一方の開放端を含む当該貯湯タンクの上部の略平面上を周回し、当該貯湯タンクの底面に向かって垂下して配管し、他方の開放端を当該貯湯タンクの底面から外部に露出させた通気パイプを備えたことを特徴とする貯湯タンク。
- 貯湯タンクの底面にくぼみ部を有し、蓄えられた湯を保温する電気ヒータを当該くぼみ部に設けたことを特徴とする請求項1記載の貯湯タンク。
- 貯湯タンクの形状が直方体であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の貯湯タンク。
- 通気パイプの一方の開放端の付近に設けられた水位センサを備え、当該水位センサが水位を検出した場合に、その検出出力によって湯沸し機構からの注水を停止させるようにしたことを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の貯湯タンク。
- 貯湯タンクの中心を上下に通る垂線上の所定の間隔で位置する複数の点のそれぞれの点を含む水平断面上で、それぞれの点に関して対称な当該貯湯タンクの一対の側面に水検知センサをそれぞれ設け、当該水検知センサの検出出力数によって当該貯湯タンク内の水量の状態を判定するようにしたことを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載の貯湯タンク。
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JPS6447324A (en) * | 1987-08-12 | 1989-02-21 | Kanatsu Giken Kogyo Kk | Recycling of culture liquid and apparatus therefor |
JP2000095041A (ja) * | 1998-07-22 | 2000-04-04 | Akiyoshi Umemura | 車載用貯湯給湯装置 |
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