JP2009118874A - 電気ポット - Google Patents
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Abstract
【課題】加熱沸騰時間の短縮または水温が降下した湯水の定温加熱をすることが出来る。
【解決手段】円板の円周表面部周方向に流水通路を設けた円板状加熱板部材を円筒状有底内容器の筒底とし、流水通路の始点位置に入水孔、終点位置に出水孔を設け、出水孔から給湯配管と連通する。内容器中の湯水を加熱する時は、湯水を加熱板部材の表面部により直接加熱させるとともに、加熱された加熱板付近の水と周囲の水とを共に内容器筒底の入水孔に流入させて流水通路の終点の出水孔に連通した給湯配管から循環配管を利用して内容器中に回流させる際に、湯水を同一の加熱板部材内部の流水通路内壁により加熱する二重加熱を行う。
【選択図】図3
【解決手段】円板の円周表面部周方向に流水通路を設けた円板状加熱板部材を円筒状有底内容器の筒底とし、流水通路の始点位置に入水孔、終点位置に出水孔を設け、出水孔から給湯配管と連通する。内容器中の湯水を加熱する時は、湯水を加熱板部材の表面部により直接加熱させるとともに、加熱された加熱板付近の水と周囲の水とを共に内容器筒底の入水孔に流入させて流水通路の終点の出水孔に連通した給湯配管から循環配管を利用して内容器中に回流させる際に、湯水を同一の加熱板部材内部の流水通路内壁により加熱する二重加熱を行う。
【選択図】図3
Description
本発明は、電気ポットに関する。
電気ポットの揚水管の中の温度が下がった湯水は、給湯配管に電磁弁を介して連通させた循環配管を通り内容器中に流入し、エアーポンプ手動給湯するときは、別の経路の配管を通って給湯する。また、内容器の下に設けられた加熱循環管路、または内容器の底面部に設けられた加熱カバーの加熱部材により加熱沸騰させる。
しかしながら、給電状態のときは循環配管を通って湯水が内容器中に戻れるが、エアーポンプ手動給湯するときは湯水の循環が不能になる。また加熱循環管路で加熱するのは、内容器の局部的な循環加熱となる欠点があり、加熱部材に接する面だけで加熱しても、給湯配管に入る湯水が、加熱された水だけではなく、加熱されていない周囲の水と混ざりながら給湯配管から出湯することになる。
特開2003−259977
実開平7−039717
特開2001−269270
循環水のかたちで加熱することにより加熱沸騰時間の短縮ができるとともに、水温が下がった湯水をあらかじめ設定した温度に加熱することが出来る。
円板の円周表面部周方向に流水通路を設けた円板状加熱板部材を円筒状有底内容器の筒底とし、流水通路の始点位置に入水孔、終点位置に出水孔を設け、さらに給湯配管上部の湯水注出口手前の略水平方向の給湯配管に手動の流路切換コックを間設し、流路切換コックは常時揚水管側と循環管側とを連通させ、内容器中に溜まった湯水を加熱する時は加熱板部材の表面部により湯水を直接加熱させるとともに、加熱板付近の水と周囲の水とを共に内容器筒底の入水孔に流入させ、流水通路の内壁により加熱しながら、流水通路の終点の出水孔に連通した給湯配管から循環管を通り内容器中に循環するかたちで循環加熱し、出湯する時はあらかじめ定められた温度に達したときに電気ヒータを停止させ、電気ポットの上面部に設けた流路切換コックの操作ツマミを回して流路切換コックを湯水注出口側に切換え、出湯する。
電気ヒータの加熱板部材を内容器の筒底とするとともに、循環管を通って内容器中に湯水を回流させ、循環水のかたちで加熱することにより、湯水の加熱沸騰時間を短縮させることができるだけでなく、あらかじめ定められた温度に達したときに電気ヒータを停止させ、定温加熱することができる。温度が下がった揚水管中の湯水が内容器への回流することができ、また循環管を使うことにより、内容器の循環水の洗浄とユーザの好みに合わせた湯水の任意温度の加熱にも使うことができる。
図を参照しつつ説明する。
図1は電気ヒータBの加熱板部材Aの上面正面図である。円筒状有底内容器Dの円筒状部の内径と同じ直径の円形板状の加熱板部材Aが内容器Dの筒底部材となる。円板状加熱板部材Aの側面の周方向に加熱板部材Aの平面上方視略C字型の溝状部を設け、溝の開口部を覆い被せて管状となる流水通路A−cを設ける(図を参照)。流水通路A−cの断面積は給湯配管の断面積と等しくする。流水通路A−cの一端を起点として設けた入水孔A−aは内容器Dの内側底面に貫通させ、流水通路A−cの終点に給湯配管Fと連通させるための出水孔A−bを内容器Dの筒底の下面まで貫通させる。また入水孔A−aと出水孔A−bの直径がそれぞれ給湯配管Fの直径と同じ寸法にすることで、給湯配管Fに対し湯水の流れる量を最大限にできる。
図2は図1に示した加熱板部材Aの側面正面図である。流水通路A−cの一端に給湯配管Fと同じ直径の入水孔A−aを流水通路A−cの始点位置として円板状加熱板部材Aの上面に向け連通させるよう設け、流水通路A−cの他端に出水孔A−bを流水通路A−cの終点位置として給湯配管Fとを連通するよう円板状加熱板部材Aの下面に設ける。
図2または図1に示した流水通路A−cは、湯水を加熱するときに筒底となる加熱板部材Aの上面による直接加熱と同時に、加熱板付近の水と周囲の冷水とを共に筒底の入水孔A−aに流入させ、湯水が流水通路A−cの終点の出水孔A−bから給湯配管Fに流れさせることで加熱板部材Aの内部の流水通路A−cの内壁により加熱する。流水通路A−cの長さが円板状加熱板部材Aの外周部のほぼ一周に相当するため、湯水の加熱効率を最大限にできる。
図3は電気ポットの筒底側面断面図である。加熱板部材Aの直径を内容器Dの円筒状部の内径と同じにすることで、電気ヒータBの加熱板部材Aによる加熱面積が最大になる。加熱手段は加熱板部材Aの上表面部による加熱だけでなく、出湯用モーターCを利用することにより加熱板部材Aの内部の流水通路A−c中を流れる際の内壁による加熱、さらに湯水を給湯配管Fと循環配管Jを通じた循環加熱により、加熱沸騰の時間の短縮することができる。
湯水を前記循環加熱する方式により、内容器D中の温度が下がった湯水を加熱する際に加熱温度を設定し、水温が所定温度に到達した時点で電気ヒータBを停止させ、定温加熱することもできる。また内容器Dの水量が多い場合でも加熱沸騰時間を短縮することができ、湯水を短時間に所定温度まで加熱することができるため、低い保温温度に設定することで、省エネを図ることができる。
図4は電気ポットの給湯配管側面断面図である。給湯配管の揚水管Fから湯水注出口G手前の略水平方向の給湯配管に流路切換できる流路切換コックHを設け、流路切換コックHの切換作動により、揚水管Fからの湯水が湯水注出口Gへ流れるか、または循環配管Jを通って内容器D中に回流するかを選択することができる。
流路切換コックHは手動で操作できるように、切換用の操作ツマミEを電気ポット上面部に設ける。切換用の操作ツマミEと流路切換コックHの間に連結部材で連結し、切換用の操作ツマミEの旋回作動により流路切換コックHを調節することが出来る。
流路切換コックHに連通した循環管Jを内容器Dの内面まで連通させる。循環管Jの内容器Dの内面の出水口は、内容器Dの満水ラインより若干上に設け、湯水が内容器D中に回流するとき、内容器D内の水量に影響されないようにする。循環管J全体はやや内容器D側に傾斜し、使用しないときでも循環管J内の湯水が溜まらないようにする。
図5は給湯配管の上面正面図である。流路切換コックHの入水口の揚水管F側と出水口の湯水注出口G側とは一直線上に設ける。流路切換コックHの出水口の循環管J側は、流路切換コックHの揚水管F側入水口から90度の円周位置に内容器D側に向くように設ける。流路切換コックHを回流側に調節することにより、湯水が流路切換コックHから循環配管Jを通り、内容器D中に回流することができる。流路切換コックHと電気ポット上面部の電気部材などの位置を調整することが好ましい。
図6は略円柱状の流路切換コックHの横断面図である。流路切換コックHは、湯水注出口G側の給湯配管に連通した出水口と揚水管F側の給湯配管に連通した入水口を略円柱状の流路切換コックHの円周の対向に設け、略円柱状の流路切換コックHの円心から90度の円周位置に循環管J側に連通した出水口を設ける。略円柱状の流路切換コックHの弁部材の通水路バルプH−aは、略円柱状通水路バルプH−aの円周から円心を通り円周の対向に通水口を設けた直管状通水路に、二本の通水管路をK字型の形に連通させ、直管状通水路と二本の通水管路の間を連通させ通水路バルプH−aの通水路の両端とも略漏斗形にしたものである(図を参照)。
図6は出湯時の流路切換コックHの図である。揚水管F側入水口から入った湯水が通水路バルプH−aの通水路の一端の略漏斗形通水口から入り、湯水注出口G側出水口へ流出する。この時流路切換コックHの循環管J側出水口は、通水路バルプH−aの他端の略漏斗形通水口が内壁により塞がれるため、通水不能になる(図を参照)。
図7は回流時の流路切換コックHの図である。前記流路切換コックHの弁部材の通水路バルプH−aの通水路を切換えた状態である。揚水管F側入水口から入った湯水が通水路バルプH−aの通水路の一端略漏斗形通水口に流れ、他端の略漏斗形の通水口を通り循環管J側出水口に流出する。この時流路切換コックHの湯水注出口G側出水口へは通水不能になる(図を参照)。
略円柱状通水路バルプH−aの通水路は、給湯配管の揚水管と常に連通しているとともに、略水平方向の給湯配管は揚水管F側に傾斜した状態にすることにより、使用しないときでも流路切換コックHの中に湯水が溜まらない。
図8は電気ポット上面図であり、操作ツマミEを示した図である。図9は電気ボッド側面正面図である。ユーザの長期使用や、または洗浄の不徹底などによるスケールなどの生成による電磁バルプ使用時の不具合をなくすため、ユーザの好みに合わせ手動の流路切換コックHを切換え、手の感覚で不具合などのトラブルを防ぐことができる。また給湯配管周りの従来の部材の位置を調整することが好ましい。
操作ツマミEはバネにより常に循環側に位置させる。内容器Dの中に溜まった湯水を加熱するときは、温度を設定してからスイッチを押す。湯水が内容器Dの筒底部の入水孔A−aに流入し、加熱板部材Aの内部の流水通路A−cの中に流れ、出湯用モーターCの回転により、揚水管Fと循環管Jを通って内容器Dの中へ循環させながら加熱する。操作ツマミEをバネにより流路切換コックHを常に循環側に位置することにより、出湯時の予期せぬ出湯または本体が倒れて湯水が流出するなどのトラブルを防ぐ効果もある。
出湯するときは、電磁石により操作ツマミEを出湯位置に止め、出湯スイッチを押し出湯する。出湯を終えた後、操作ツマミEはバネの作用により循環位置に戻る。操作ツマミEは、出湯位置から循環位置、または循環位置から出湯位置への切換操作をするとき、出湯用モーターCが停止状態になるようにする。また加熱板部材Aの流水通路A−c中の湯水の過熱を防ぐため、出湯用モーターCを停止することにより湯水を循環不能にすると同時に、電気ヒータBも停止させる。
A 加熱板部材
A−a 入水孔
A−b 出水孔
A−c 流水通路
B 電気ヒータ
C モーター
D 内容器
E 流路切換用操作ツマミ
F 揚水管
G 湯水注出口
H 流路切換コック
H−a 通水路バルプ
J 循環管
A−a 入水孔
A−b 出水孔
A−c 流水通路
B 電気ヒータ
C モーター
D 内容器
E 流路切換用操作ツマミ
F 揚水管
G 湯水注出口
H 流路切換コック
H−a 通水路バルプ
J 循環管
Claims (3)
- 湯水を収容する有底略円筒状の内容器の内径と同じ直径の円板状の電気ヒータの加熱板部材は、円板の円周表面部周方向に沿って円板平面上方視略C字型の溝を設け、溝の開口部を覆い被せて管状の流水通路とし、流水通路の一端に流水通路の始点位置として加熱板部材の片側平面を上の面に貫通する入水孔を設け、流水通路他端に流水通路の終点位置として給湯配管と連通させるための出水孔を加熱板部材の下面に設け、前記円板状の加熱板部材が内容器の筒底となり、流水通路の断面積を給湯配管の断面積と同じにし、また入水孔と出水孔の直径がそれぞれ給湯配管の直径と同じ寸法になった電気ポット。
- 給湯配管の揚水管部と湯水注出口との間の略水平方向の配管に、揚水管側入水口と湯水注出口側出水口および循環管側出水口が有する流路切換コックを間設し、電気ポットの上面部に設けた流路切換コックの操作ツマミを回すことにより、流路切換コックの揚水管側入水口から入った湯水が湯水注出口側の出湯または循環管側の内容器への回流を切換えることが出来る請求項1に記載の電気ポット。
- 内容器中の水を加熱するとき、加熱板部材となる筒底の上面により直接加熱すると同時に、出湯用モーターを利用して加熱板付近の水と周囲の水とを共に筒底の入水孔に流入させ、加熱板部材の内部の流水通路の内壁により加熱しながら、湯水を流水通路の終点の出水孔と連通した給湯配管から循環配管を経由して内容器中へ循環させながら加熱することを特徴とする請求項1または2に記載の電気ポット。
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