JP2009115807A - 流量計 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザが操作を誤ってメンテナンスモードに移行する可能性を従来よりも低減することのできる流量計を提供する。
【解決手段】流量計1は、状態キー51、下キー52、上キー53、及び入力キー54を有する操作部4bと、状態キー51、下キー52、上キー53、及び入力キー54のうち少なくとも2つのキーが、所定時間以上、例えば3秒以上同時に操作されたときに、メンテナンスモードへ移行するCPU31と、を備える。
【選択図】図7

Description

本発明に係るいくつかの態様は、例えば気体・液体等の被測定流体を検出する流量計に関する。
従来、この種の流量計は、流量計のユーザが操作するためのモード(以下、「通常モード」ということがある)と、流量計のメーカによって認定されたメンテナンス担当者が操作するためのメンテナンスモードとを備えており、ユーザには知らされていない所定の操作により、通常モードからメンテナンスモードへと移行するようになっていた。しかし、ユーザが操作を誤り、意図せずに又は偶然に、通常モードからメンテナンスモードへと移行してしまうという問題があった。また、かかる場合に、メンテナンスモードへ移行したことがユーザに知らされないため、本来変更されるべきではない機能やパラメータ等の情報が設定されるおそれもあった。
この問題を解決するために、通常モードとメンテナンスモードとの切り換えを行う切換ボタンを備えるリモコンにおいて、切換ボタンを一定時間例えば3秒間長押しすることによりメンテナンスモードに移行し、ユーザが操作を誤ってメンテナンスモードに移行する可能性を低減できるようにした空気調和器が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−249327号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたようなものでは、メンテナンスモードへの移行が1つのキーに対する操作により行われるので、そのキーに触れる等、ユーザが操作を誤ってメンテナンスモードに移行する可能性を十分に低減することができなかった。
本発明のいくつかの態様は前述の問題に鑑みてなされたものであり、ユーザが操作を誤ってメンテナンスモードに移行する可能性を従来よりも低減することのできる流量計を提供することを目的の1つとする。
本発明に係る流量計は、複数の操作手段と、複数の操作手段のうち少なくとも2つの操作手段が、所定時間以上同時に操作されたときに、メンテナンスモードへ移行する移行手段と、を備える。
かかる構成によれば、複数の操作手段のうち少なくとも2つの操作手段が、所定時間以上同時に操作されたときに、流量計がメンテナンスモードへ移行する。ここで、1つの操作手段に対して誤って所定時間以上操作する可能性と比較して、2つ以上の操作手段に対して誤って所定時間以上同時に操作する可能性は格段に低い。また、所定時間を十分長く設定することで、また同時に操作する操作する操作手段の数をより多く設定することで、その可能性は更に低くなる。従って、ユーザが操作を誤って流量計がメンテナンスモードへ移行する可能性を従来よりも低減することができる。
また、前述の流量計において、移行手段によりメンテナンスモードへ移行したときに、メンテナンスモードへ移行したことを示す情報を表示する表示手段を備えるようにしてもよい。
かかる構成によれば、移行手段によりメンテナンスモードへ移行したときに、メンテナンスモードへ移行したことを示す情報が表示手段に表示されるので、メンテナンスモードに移行したことをユーザに報知することができる。これにより、ユーザが操作を誤ってメンテナンスモードに移行した場合でも、メンテナンスモードにおける各種機能や各種パラメータ等の情報が誤って設定される等の更なる誤操作の可能性を低減することができる。
また、前述の流量計において、移行手段は、複数の操作手段のうち少なくとも1つの操作手段に対する操作に基づいて、表示モード及び設定モードのうち何れか一方のモードへ移行するように構成してもよい。
かかる構成によれば、複数の操作手段のうち少なくとも1つの操作手段に対する操作に基づいて、表示モード及び設定モードのうち何れか一方のモードへ移行するので、ユーザが任意の操作手段を操作することにより、表示モード又は設定モードの所望のモードへ移行することが可能となる。
また、前述の流量計において、移行手段によりメンテナンスモードへ移行したときに、複数の操作手段のうち少なくとも1つの操作手段に対する操作に基づいて、所定の処理を実行する実行手段を備えるようにしてもよい。
かかる構成によれば、移行手段によりメンテナンスモードへ移行したときに、複数の操作手段のうち少なくとも1つの操作手段に対する操作に基づいて、所定の処理が実行されるので、例えば他のモードでは実行できない処理をメンテナンスモードのみで実行させることが可能となる。これにより、メンテナンス担当者のみがメンテナンスモード固有の処理を実行することができる。
また、前述の前記流量計において、所定の処理は、表示モード又は設定モードのときに実行される処理と異なるように構成してもよい。
かかる構成によれば、所定の処理が、表示モード又は設定モードのときに実行される処理と異なるので、ユーザが同じ操作をした場合でも、メンテナンスモードと、表示モード又は設定モードとで異なる処理を実行することができる。
また、前述の前記流量計において、実行手段は、移行手段により設定モードへ移行したときに、複数の操作手段のうち少なくとも1つの操作手段に対する操作に基づく情報を設定するように構成してもよい。
かかる構成によれば、移行手段により設定モードへ移行したときに、複数の操作手段のうち少なくとも1つの操作手段に対する操作に基づく情報が設定されるので、ユーザが任意の操作手段を操作することにより、各種機能や各種パラメータ等の所望の情報を設定することが可能となる。
また、前述の流量計において、所定流路を流れる被測定流体の流量を検出する流量検出手段を備え、実行手段は、移行手段により表示モードへ移行したときに、流量検出手段により検出された流量に関する情報を表示手段に表示させるように構成してもよい。
かかる構成によれば、移行手段により表示モードへ移行したときに、流量検出手段により検出された流量に関する情報が表示手段に表示されるので、検出された流量に関する情報をユーザに報知することができる。
また、前述の流量計において、移行手段は、メンテナンスモードと、表示モードと、設定モードとの間で相互に移行可能であるように構成してもよい。
かかる構成によれば、メンテナンスモードと、表示モードと、設定モードとの間で相互に移行可能であるので、何れのモードからでも所望のモードへ移行することができる。
本発明によれば、ユーザが操作を誤ってメンテナンスモードに移行する可能性を従来よりも低減することができる。これにより、メンテナンスモードにおける各種機能や各種パラメータ等の情報が誤って設定される可能性を低減することができる。
以下に本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号で表している。但し、図面は模式的なものである。したがって、具体的な寸法等は以下の説明を照らし合わせて判断するべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
本実施形態における流量計は、例えば被測定流体であるガスの瞬時流量を検出するとともに、検出した瞬時流量を積算してガスの使用量を算出する積算流量計である。
図1乃至図4に示すように、流量計1は、ガスが流通する配管Pの一部に取り付けられて流路を形成する流量計ボディ部2と、流量計ボディ部2に接続され、流れセンサ12や制御部30等を有する計測部3と、を主たる構成として備える。
図2乃至図4に示すように、流量計ボディ部2は、略直方体形状を呈する筐体であり、ガスが流通する断面円形の管路7、管路7の途中に形成された絞り機構8、管路7の上側(計測部3が接続される側)に形成された流路であって、絞り機構8を挟んで上流側及び下流側の位置に形成され、管路7と外部とを連通させる分岐流路9、10等を有する。管路7の上流側及び下流側には、配管Pが捩じ込み接続される。絞り機構8は、管路7の内径よりも小さい内径を有しており、上流側の配管Pから下流側の配管Pへと流通するガスに絞り機構8の前後で差圧を発生させるように機能する。
図2及び図4に示すように、流量計ボディ部2の上面には、平面視略円形状で所定深さの凹部2aが形成されており、この凹部2aには、計測部3のバイパス流路形成部3b(後述)が嵌め込まれる。絞り機構8よりも上流側に配置された分岐流路9は、流量計ボディ部2内部側の小径部と流量計ボディ部2外部側の大径部とから構成されており、計測部3のバイパス流路形成部3bのバイパス流路3c(後述)に連通接続される。絞り機構8よりも下流側に配置された分岐流路10も、同様に流量計ボディ部2内部側の小径部と流量計ボディ部2外部側の大径部とから構成され、バイパス流路3cに連通接続される。
図1乃至図4に示すように、計測部3は、略直方体形状を呈する筐体を有しており、この筐体の上側(流量計ボディ部2と反対側)には、表示部4a及び操作部4bを有する表示操作パネル4が設けられている。図7に示すように、表示部4aは、各種情報を最大5桁の数字又は英字で表示する7セグメントディスプレイ41と、7セグメントディスプレイ41に表示する情報の種類を示し、積算流量表示灯42及び瞬時流量表示灯43から構成される表示灯と、メンテナンスモードへ移行したことを示す警報表示灯44とを有する。7セグメントディスプレイ41は、ガスの瞬時流量(L/min)や瞬時流量の積算値(L)等の検出されたガスの流量に関する情報をリアルタイムで表示する。操作部4bは、モードを移行するための状態キー51と、各種情報を指定するための下キー52及び上キー53と、入力キー54とを有する。それぞれのキーが本発明の「操作手段」に対応している。
図1乃至図4に示すように、計測部3を構成する筐体の側面には、給電用及び各種信号送受信用のケーブルCを接続させるためのケーブル接続部5が設けられている。また、計測部3を構成する筐体の下側(流量計ボディ部2が接続される側)には、板状部3aが固定されている。図2及び図4に示すように、計測部3の板状部3aと、流量計ボディ部2に形成され相互に重ねられたネジ孔とにネジ6が螺入されることにより、計測部3が流量計ボディ部2に固定される。
図4に示すように、計測部3の板状部3aと流量計ボディ部2との間には、バイパス流路形成部3bが配置される。バイパス流路形成部3bは、流量計ボディ部2の凹部2aに嵌め込まれるような平面視略円形状の薄型の部材であり、その下面には、流量計ボディ部2の分岐流路9、10に連通接続されるバイパス流路3cが形成されている。流量計ボディ部2の上流側の管路7を流通するガスは、絞り機構8の前後の差圧によりその一部が上流側の分岐流路9を経由して計測部3のバイパス流路3cに流入し、その後、流量計ボディ部2の下流側の分岐流路10を経由して下流側の管路7にバイパスされるようになっている。主流路である管路7に流れる流量とバイパス流路3cに流れる流量との比率(分流比)は、計算あるいは実測によって予め特定しておく必要がある。なお、流量計ボディ部2の凹部2a内であってバイパス流路形成部3bの周囲には、図2及び図4に示すようなパッキン11が嵌め込まれ、このパッキン11により、計測部3の板状部3aと流量計ボディ部2の凹部2aとから形成される空間の気密性が確保される。
計測部3の底面に固定された板状部3aの中央部には、流れセンサ12が設けられている。流れセンサ12は、バイパス流路3cを流通するガスの流速又は流量(瞬時流量)を検出する。流れセンサ12としては、種々の構成を採用することができ、本実施形態においては、ダイヤフラムを有する熱式流量センサを採用している。
図5及び図6に示すように、流れセンサ12は、キャビティ26が設けられた基板20、基板20上にキャビティ26を覆うように配置された絶縁膜25、絶縁膜25に設けられたヒータ21、ヒータ21より上流側に設けられた上流側測温抵抗素子22、ヒータ21より下流側に設けられた下流側測温抵抗素子23、上流側測温抵抗素子22より上流側に設けられた周囲温度センサ24等を有する。
絶縁膜25のキャビティ26を覆う部分は、熱容量が小さく、基板20に対して断熱性を有するダイヤフラムを構成している。周囲温度センサ24は、バイパス流路3cに流入してきた流体の温度を測定する。ヒータ21は、キャビティ26を覆う絶縁膜25の中心に配置されており、周囲温度センサ24が計測した流体の温度よりも一定温度、例えば10℃高くなるように加熱される。上流側測温抵抗素子22はヒータ21より上流側の温度を検出するために用いられ、下流側測温抵抗素子23はヒータ21より下流側の温度を検出するために用いられる。
ここで、図4に示すバイパス流路3c中の流体が静止している場合、図5及び図6に示すヒータ21で加えられた熱は、上流方向と下流方向へ対称的に拡散する。従って、上流側測温抵抗素子22及び下流側測温抵抗素子23の温度は等しくなり、上流側測温抵抗素子22及び下流側測温抵抗素子23の電気抵抗は等しくなる。これに対し、バイパス流路3c中の流体が上流から下流に流れている場合、ヒータ21で加えられた熱は、下流方向に運ばれる。従って、上流側測温抵抗素子22の温度よりも、下流側測温抵抗素子23の温度が高くなる。そのため、上流側測温抵抗素子22の電気抵抗と下流側測温抵抗素子23の電気抵抗との間に差が生じる。下流側測温抵抗素子23の電気抵抗と上流側測温抵抗素子22の電気抵抗の差は、バイパス流路3c中の流体の速度や流量と相関関係がある。そのため、下流側測温抵抗素子23の電気抵抗と上流側測温抵抗素子22の電気抵抗の差から、バイパス流路3cを流れる流体の速度や流量が算出される。なお、バイパス流路3cを流れる流体の速度に、バイパス流路3cの断面積を乗じることにより、瞬時流量(L/min)が算出され、さらに分流比に基づいて主流路である管路7の瞬時流量(L/min)が算出される。
図5及び図6に示す基板20の材料としては、シリコン(Si)等が使用可能である。絶縁膜25の材料としては、酸化ケイ素(SiO2)等が使用可能である。キャビティ26は、異方性エッチング等により形成される。またヒータ21、上流側測温抵抗素子22、下流側測温抵抗素子23及び周囲温度センサ24の各材料には白金(Pt)等が使用可能であり、リソグラフィ法等により形成可能である。
また、図7に示すように、計測部3は、各種電子機器を統合制御する制御部30を有する。制御部30は、中央演算処理装置(以下、「CPU」という)31、設定操作や演算処理のためのアルゴリズムのほか、各種制御プログラムや各種情報が予め書き込まれているROM32、情報をバックアップのために記憶するEEPROM33、流れセンサ12で検出された瞬時流量に関する情報のほか、タイマ37で計測した経過時間に関する情報を記憶するRAM34、流量計1の外部との間で制御信号等の入出力を行う入出力インターフェース35、流量計1の外部との間で情報の送受信を行う通信部36、任意の基準時からの経過時間を計測するタイマ37等を有する。EEPROM33は、RAM34と同様に、流れセンサ12で検出した瞬時流量に関する情報やタイマ37で計測した経過時間に関する情報をバックアップとして記憶し、EEPROM33に記憶した情報は、外部の装置によって読み込まれるようにしてもよい。また、EEPROM33は、流量計1に対して取り外し可能に装着されるようにしてもよい。
CPU31は、ROM32内の各種制御プログラムを読み込んで、種々の情報処理や機器の制御を行う。具体的には、ユーザによる操作部4bの操作に基づいて、複数のモード間を移行し、各モードに応じた処理を実行したりする。
例えば、流量計1が起動していて、ガスの瞬時流量を検出していない状態(以下、「初期モード」という)において、ユーザが操作部4bの状態キー51を短い時間、たとえば1秒未満押すと、CPU31は、表示モードへ移行し、表示モードにおける情報処理を実行する。すなわち、CPU31は、タイマ37を作動させて、ユーザによる操作入力があった時点(任意の基準時)からの経過時間の計測を開始させるとともに、流れセンサ12によるガスの瞬時流量の検出を開始させる。CPU31は、図8に示すように、所定の検出間隔ごとに流れセンサ12においてガスの瞬時流量(Q1、Q2、……、QN-1、QN)を検出させ、検出された瞬時流量(Q1、Q2、……、QN-1、QN)をRAM34に記憶する。なお、CPU31は、流れセンサ12における検出値(バイパス流路3cを流通するガスの瞬時流量)を、所定の変換式を用いて、管路7を流通するガスの瞬時流量に変換し、この変換値をRAM34に記憶している。また、流れセンサ12における瞬時流量の検出間隔(サンプリング周期)は、流量計1の仕様や使用状況等に応じて適宜変更するようにしてもよい。以下の説明において、特に明示する場合を除き、CPU31によって変換された管路7を流通するガスの瞬時流量を、「検出された瞬時流量」とする。
また、後述する設定モードにおいて瞬時流量表示が設定された場合に、図9(A)に示すように、CPU31は、表示部4aの瞬時流量表示灯43を点灯させ、検出された瞬時流量(248[L/min])を7セグメントディスプレイ41にリアルタイムで表示させる。一方、後述する設定モードにおいて積算流量表示が設定された場合に、図9(B)に示すように、CPU31は、表示部4aの積算流量表示灯42を点灯させ、検出された瞬時流量の積算値(7590[L])を7セグメントディスプレイ41に表示する。なお、瞬時流量の積算値が6桁以上となる場合には、CPU31は、6桁以上の上桁と5桁以下の下桁とを分けて所定時間毎に交互に7セグメントディスプレイ41に表示させるようにする。
CPU31は、ユーザが操作部4bの状態キー51を再度押すまで、以上に説明した瞬時流量を検出する処理を実行する。なお、ユーザが操作部4bの状態キー51を再度押したときに、CPU31は、例えば図8に示したように、RAM34に記憶されたガスの瞬時流量(Q1、Q2、……、QN-1、QN)に基づいて、検出期間(0〜TN)における最大値QMAX、最小値QMIN、及び平均値QAVE等を算出してRAM34に記憶し、記憶された最大値QMAX、最小値QMIN、及び平均値QAVE等を7セグメントディスプレイ41に表示するようにしてもよい。
また、初期モードにおいて、ユーザが操作部4bの状態キー51を長い時間、たとえば3秒以上押すと、CPU31は、設定モードへ移行し、ユーザによる操作部4bの操作に基づいて、設定モードにおける情報処理を実行する。すなわち、CPU31は、流量計1のユーザが設定することを目的とした各種機能や各種パラメータ等の情報を設定する。例えば、CPU31は、操作部4bの下キー52又は上キー53に対する操作により、図9(A)に示したように、表示部4aの瞬時流量表示灯43を点灯させ、7セグメントディスプレイ41に瞬時流量をリアルタイムで表示させる、瞬時流量表示の情報を設定したり、図9(B)に示したように、表示部4aの積算流量表示灯42を点灯させ、7セグメントディスプレイ41に積算流量をリアルタイムで表示させる、積算流量表示の情報を設定したりする。
さらに、初期モードにおいて、ユーザが操作部4bの状態キー51及び下キー52を同時に長い時間、たとえば3秒以上押すと、CPU31は、メンテナンスモードへ移行し、ユーザによる操作部4bの操作に基づいて、メンテナンスモードにおける情報処理を実行する。すなわち、CPU31は、流量計1のメーカが認定したメンテンス担当者が設定することを目的とした各種機能や各種パラメータ等の情報を設定する。メンテナンスモードにおいて設定可能な情報は、設定モードにおいて設定可能な情報とは異なる。また、CPU31は、メンテナンスモードへ移行したときに、図10に示すように、表示部4aの警報表示灯44を点灯させる。なお、CPU31は、警報表示灯44の点灯に代えて、面点ナンスモードへ移行したことを示すメッセージを7セグメントディスプレイ41に表示させるようにしてもよい。また、メンテナンスモードへの移行は、2つのキーを所定時間以上同時に押す場合に限定されず、3つ以上のキー、例えばユーザが操作部4bの状態キー51、下キー52、及び入力キーを同時に長い時間、たとえば5秒以上押すことにより、CPU31は、メンテナンスモードへ移行するようにしてもよい。
本実施形態では、初期モードから表示モード、設定モード、又はメンテナンスモードへ移行する実施例を説明したが、これに限定されず、CPU31は、表示モード又は設定モードからメンテナンスモードへ移行するようにしてもよい。また、CPU31は、初期モードと、表示モードと、設定モードと、メンテナンスモードとの間で相互に移行するようにしてもよい。
また、ディスプレイを一組だけ用いた実施例を説明したが、これに限定されず、コストが許せば二組のディスプレイを用いるとよい。一方のディスプレイに経過時間の情報を表示し、他方のディスプレイに対応する流量に関する情報を表示すれば視認性が向上する。あるいは、一方のディスプレイに表示項目を文字表示し、他方のディスプレイに数値を表示すれば視認性が向上する。さらに、液晶ディスプレイやドットマトリックス型ディスプレイ等、複数の項目の表示が可能なディスプレイを用いて認識性を向上させることも可能である。
また、CPU31は、RAM34に記憶させた各種情報(瞬時流量に関する情報やこの瞬時流量に対応する経過時間に関する情報等)を、通信部36を介して、無線通信方式や有線通信方式により、流量計1の外部の装置、例えば流量計1に対する各種機能の設定や流量積算値の自動検針を行うための携帯式端末装置等に転送するようにしてもよい。
このように、本実施形態における流量計1によれば、操作部4bの少なくとも2つのキーが、所定時間以上同時に操作されたときに、流量計1がメンテナンスモードへ移行する。ここで、1つのキーに対して誤って所定時間以上操作する可能性と比較して、2つ以上のキーに対して誤って所定時間以上同時に操作する可能性は格段に低い。また、所定時間を十分長く設定することで、また同時に操作する操作する操作手段の数をより多く設定することで、その可能性は更に低くなる。従って、ユーザが操作を誤って流量計1がメンテナンスモードへ移行する可能性を従来よりも低減することができる。これにより、メンテナンスモードにおける各種機能や各種パラメータ等の情報が誤って設定される可能性を低減することができる。
また、本実施形態における流量計1によれば、CPU31によりメンテナンスモードへ移行したときに、表示部4aの、メンテナンスモードへ移行したことを示す警報表示灯44が点灯されるので、メンテナンスモードに移行したことをユーザに報知することができる。これにより、ユーザが操作を誤ってメンテナンスモードに移行した場合でも、メンテナンスモードにおける各種機能や各種パラメータ等の情報が誤って設定される等の更なる誤操作の可能性を低減することができる。
また、本実施形態における流量計1によれば、操作部4bの少なくとも1つのキーに対する操作に基づいて、表示モード及び設定モードのうち何れか一方のモードへ移行するので、ユーザが任意の操作手段を操作することにより、表示モード又は設定モードの所望のモードへ移行することが可能となる。
また、本実施形態における流量計1によれば、CPU31によりメンテナンスモードへ移行したときに、操作部4bの少なくとも1つのキーに対する操作に基づいて、所定の処理が実行されるので、例えば他のモードでは実行できない処理をメンテナンスモードのみで実行させることが可能となる。これにより、メンテナンス担当者のみがメンテナンスモード固有の処理を実行することができる。
また、本実施形態における流量計1によれば、所定の処理が、表示モード又は設定モードのときに実行される処理と異なるので、ユーザが同じ操作をした場合でも、メンテナンスモードと、表示モード又は設定モードとで異なる処理を実行することができる。
また、本実施形態における流量計1によれば、CPU31により設定モードへ移行したときに、操作部4bの少なくとも1つのキーに対する操作に基づく情報が設定されるので、ユーザが任意の操作手段を操作することにより、各種機能や各種パラメータ等の所望の情報を設定することが可能となる。
また、本実施形態における流量計1によれば、CPU31により表示モードへ移行したときに、流れセンサ12により検出された流量に関する情報が7セグメントディスプレイ41に表示されるので、検出された流量に関する情報をユーザに報知することができる。
また、本実施形態における流量計1によれば、メンテナンスモードと、表示モードと、設定モードとの間で相互に移行可能であるので、何れのモードからでも所望のモードへ移行することができる。
なお、本発明の構成は、前述の実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加えてもよい。
本発明の実施形態に係る流量計の斜視図である。 図1の流量計の計測部を流量計ボディ部から分離させた状態を示す斜視図である。 (A)は図1の流量計の正面図であり、(B)は図1の流量計の側面図((A)の矢印B方向から見た図)であり、(C)は図1の流量計の平面図((A)の矢印C方向から見た図)である。 図3(B)の流量計のIV−IV部分における断面図である。 図1の流量計の計測部に設けられた流れセンサを示す斜視図である。 図5の流れセンサをVI−VI方向から見た場合の端面図である。 図1の流量計の計測部に設けられた制御部の機能的構成を示すブロック図である。 図1の流量計によって検出された流量を示すマップである。 図1の流量計の表示部及びこの表示部に表示された情報を示すものであって、(A)は瞬時流量を示す図、(B)は瞬時流量の積算値を示す図である。 図1の流量計の表示部及びこの表示部に表示された情報を示すものであって、メンテナンスモードへ移行したことを示す図である。
符号の説明
1…流量計
3c…バイパス流路
4a…表示部
4b…操作部
7…管路
12…流れセンサ
31…CPU
41…7セグメントディスプレイ
44…警報表示灯
51…状態キー
52…下キー
53…上キー
54…入力キー

Claims (8)

  1. 複数の操作手段と、
    前記複数の操作手段のうち少なくとも2つの操作手段が、所定時間以上同時に操作されたときに、メンテナンスモードへ移行する移行手段と、を備える
    流量計。
  2. 前記移行手段により前記メンテナンスモードへ移行したときに、前記メンテナンスモードに移行したことを示す情報を表示する表示手段を備える
    請求項1に記載の流量計。
  3. 前記移行手段は、前記複数の操作手段のうち少なくとも1つの操作手段に対する操作に基づいて、表示モード及び設定モードのうち何れか一方のモードへ移行する
    請求項2に記載の流量計。
  4. 前記移行手段により前記メンテナンスモードへ移行したときに、前記複数の操作手段のうち少なくとも1つの操作手段に対する操作に基づいて、所定の処理を実行する実行手段を備える
    請求項3に記載の流量計。
  5. 前記所定の処理は、前記表示モード又は前記設定モードのときに実行される処理と異なる
    請求項4に記載の流量計。
  6. 前記実行手段は、前記移行手段により前記設定モードへ移行したときに、前記複数の操作手段のうち少なくとも1つの操作手段に対する操作に基づく情報を設定する
    請求項4又は5に記載の流量計。
  7. 所定流路を流れる被測定流体の流量を検出する流量検出手段を備え、
    前記実行手段は、前記移行手段により前記表示モードへ移行したときに、流量検出手段により検出された流量に関する情報を前記表示手段に表示させる
    請求項3乃至6の何れか一項に記載の流量計。
  8. 前記移行手段は、前記メンテナンスモードと、前記表示モードと、前記設定モードとの間で相互に移行可能である
    請求項3乃至7の何れか一項に記載の流量計。
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