JP2009115493A - 鋼板のアレスト特性評価方法およびアレスト特性評価用鋼板 - Google Patents
鋼板のアレスト特性評価方法およびアレスト特性評価用鋼板 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009115493A JP2009115493A JP2007286115A JP2007286115A JP2009115493A JP 2009115493 A JP2009115493 A JP 2009115493A JP 2007286115 A JP2007286115 A JP 2007286115A JP 2007286115 A JP2007286115 A JP 2007286115A JP 2009115493 A JP2009115493 A JP 2009115493A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- less
- plate
- steel
- steel plate
- embrittled
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)
- Heat Treatment Of Steel (AREA)
Abstract
【課題手段】 評価対象鋼板の表面および裏面に脆化板および下部板を接合したものを試験片として、鋼板の厚さ方向についてのアレスト特性を評価する方法であって、脆化板が、質量%で、C:0.10〜0.22%、Si:0.03〜0.5%、Mn:0.4〜2%、P:0.004〜0.05%、S:0.002〜0.020%、Al:0.002〜0.05%およびN:0.01%以下を含有し、残部がFeおよび不純物からなり、下記(1)式で表されるCeqが0.35〜0.50であり、かつYSが350〜550MPa、TSが450〜700MPa、vTrsが10〜30℃を満たし、評価対象鋼板の厚さ方向がき裂進展方向に一致するように配置され、高密度エネルギー溶接、拡散接合または摩擦攪拌接合により接合されたものであることを特徴とする鋼板のアレスト特性評価方法。
Ceq=C+Si/24+Mn/6+Ni/40
+Cr/5+Mo/4+V/14・・・・(1)
ただし、(1)式中の元素記号は、鋼中の元素記号の含有量(質量%)を意味する。
【選択図】なし
Description
船体構造用高張力鋼の評価に際し、脆化板として靭性レベルの近い鋼板を使用しても、脆化板中を安定して脆性き裂を伝播させることは難しい。これは、試験片に負荷する応力が高すぎると、脆性き裂が評価対象鋼板を貫通し、一方、負荷応力が低すぎると、脆化板中で脆性き裂が停止し、評価対象鋼板中で脆性き裂が停止する条件を求めるのが困難だからである。サイドグルーブを設けて脆化板中の応力を高めて、安定したき裂伝播を図ることも考えられたが、脆化板中で停止するか、屈曲してしまう例が多かった。
通常のアーク溶接による接合では、残留応力による影響が大きいため、正しい評価ができない。そこで、接合には残留応力が小さい接合方法が好ましいと考えた。特に、電子ビーム溶接、レーザ溶接などの高密度エネルギー溶接を用いて脆化板および評価対象鋼板を溶接したところ、溶接金属部には確実に脆性き裂が伝播し、かつ残留応力の影響も小さいことが判明した。
Ceq=C+Si/24+Mn/6+Ni/40
+Cr/5+Mo/4+V/14・・・・(1)
ただし、(1)式中の元素記号は、鋼中の元素記号の含有量(質量%)を意味する。
Ceq=C+Si/24+Mn/6+Ni/40
+Cr/5+Mo/4+V/14・・・・(1)
ただし、(1)式中の元素記号は、鋼中の元素記号の含有量(質量%)を意味する。
Ceq=C+Si/24+Mn/6+Ni/40
+Cr/5+Mo/4+V/14・・・・(1)
ただし、(1)式中の元素記号は、鋼中の元素記号の含有量(質量%)を意味する。
Ceq=C+Si/24+Mn/6+Ni/40
+Cr/5+Mo/4+V/14・・・・(1)
ただし、(1)式中の元素記号は、鋼中の元素記号の含有量(質量%)を意味する。
C:0.10〜0.22%
Cは、強度確保に必要な元素である。通常より多量に含有させれば、靭性レベルを低くすることができる。脆化板として適した靭性および実用上必要な強度を得るためには、その含有量を0.10%以上とする必要がある。一方、その含有量が0.22%を超えると、強度が高くなり、490MPa級の評価対象鋼板に適した負荷応力下おいて、き裂先端の塑性歪量が適切に大きくならない。従って、Cの含有量は、0.10〜0.22%とした。強度および靭性のバランスの観点からは、下限は0.14%とするのが望ましく、上限は0.20%とするのが望ましい。
Siは、精錬段階での脱酸に必要な元素であるとともに、強度上昇に寄与する元素である。これらの効果を得るためには、0.03%以上含有させる必要がある。しかし、Siの含有量が0.5%を超えると、特に溶接熱影響部における島状マルテンサイトの生成を助長して熱影響部の靭性が劣化する。このような熱影響部の靭性劣化が生じると、脆性き裂が評価対象鋼板に突入する際に、脆化板および評価対象鋼板を分離させる方向にき裂が進展し、評価が困難になる場合がある。従って、Siの含有量は、0.03〜0.5%とした。より良好な特性を得るためには、その上限を0.3%とするのが望ましい。
Mnは、強度確保のための基本的な元素である。安価であるため、経済性を考慮した場合に特に有用である。しかし、その含有量が0.4%未満ではこれらの効果を得ることができない。一方、2%を超えると溶接熱影響部の靭性が大幅に劣化する。従って、Mnの含有量は、0.4〜2%とした。より良好な特性を得るためには、その下限は0.6%とするのが望ましく、その上限は1.6%とするのが望ましい。
Pは、不純物として存在し、溶接熱影響部における粒界割れの原因となる。その含有量が0.05%を超えると、溶接熱影響部における粒界割れの発生が著しくなる。一方、脆化板の靭性を適度に低下させるためには、Pの含有量は0.004%以上とする必要がある。従って、Pの含有量は、0.004〜0.05%とした。
Sも、P同様、不純物として存在し、脆性破壊の基点となるMnSを形成させる元素である。適度に靭性を低下させるため、その含有量は0.002%以上とする。ただしSの含有量が0.020%を超えると、アレスト特性が顕著に劣化する。従って、Sの含有量は、0.002〜0.020%とした。より望ましい上限は0.008%であり、更に望ましい上限は0.006%である。
Alは、鋼の脱酸に有効な元素であり、0.002%以上含有させることが必要である。しかし、その含有量が0.05%を超えると、析出物が増加し、アレスト特性の劣化が著しくなる。従って、Alの含有量は、0.002〜0.05%とした。望ましい上限は0.04%である。
Nは、不純物元素であり、析出物を形成して靭性劣化をもたらすので、低温靭性確保のためにはその含有量は低いのがよい。特に、その含有量が0.01%を超えると、アレスト特性が劣化する。従って、Nの含有量は、0.01%以下とする。望ましい上限は0.008%である。
Cuは、強度上昇に寄与する元素であるので、必要に応じて添加することができる。靭性を劣化させずに強度を上昇させるためにはその含有量を0.03%以上とするのが望ましい。しかし、その含有量が2%を超えると、却って析出物増加によりアレスト特性の劣化を招き、更に、熱間加工の際、表面に微小な割れを発生させてしまうおそれがある。従って、Cuを含有させる場合には、その含有量を2%以下とするのが望ましい。より望ましい上限は1%である。
Niは、強度上昇に寄与する元素であるので、必要に応じて添加することができる。0.03%以上含有させると、鋼そのもの(地鉄)のアレスト性を顕著に向上させるとともに強度を上昇させる効果が顕著となる。一方、高価な元素であり、過剰な添加は経済性を著しく損ねる。従って、Niを含有させる場合には、その含有量を1%以下とするのが望ましい。より望ましい上限は0.6%である。
Crは、強度上昇に寄与する元素であるので、必要に応じて添加することができる。0.05%以上含有させると、強度を上昇させる効果が顕著となる。しかし、その含有量が1%を超えると、却って靭性の劣化をきたし、更に、溶接熱影響部に硬化した組織を形成し靭性を劣化させるおそれがある。従って、Crを含有させる場合には、その含有量を1%以下とするのが望ましい。より望ましい上限は0.6%である。
Moは、強度上昇に寄与する元素であるので、必要に応じて添加することができる。0.02%以上含有させると、焼入れ性を高め、強度の上昇に有効である。しかし、その含有量が0.5%を超えると、経済性を損ねるほか、却って溶接熱影響部の靭性を劣化させるおそれがある。従って、Moを含有させる場合には、その含有量を0.5%以下とするのが望ましい。より望ましい上限は、0.3%である。
Vは、強度上昇に寄与する元素であるので、必要に応じて添加することができる。0.003%以上含有させると、焼入れ性の向上及び析出硬化による強度上昇の効果が顕著となる。しかし、その含有量が0.1%を超えると、却って靭性の著しい劣化をもたらすおそれがある。従って、Vを含有させる場合には、その含有量を0.1%以下とするのが望ましい。より望ましい上限は0.06%である。
Nbは、組織の微細化、焼入れ性の向上および析出硬化によって鋼の強度を上昇させるのに有効な元素であるので、必要に応じて添加することができる。特に、未再結晶域の拡大効果が大きいことから、TMCPプロセスにおいては、必須の元素である。上記の効果は、その含有量が0.003%以上の場合に顕著となる。一方、その含有量が0.1%を超えると、析出物の増加により却って靭性の劣化をもたらすおそれがある。従って、Nbを含有させる場合には、その含有量を0.1%以下とするのが望ましい。より望ましい上限は0.04%である。
Tiは、酸化物粒子の構成元素として鋼中に存在し、高温延性を高めて連続鋳造で製造される鋼塊のひび割れを防止するなど、製造品質を向上させる働きのある元素であるので、必要に応じて添加することができる。上記の効果は、0.003%以上含有させた場合に顕著となる。一方、0.1%を超えると、TiCを増やし、靭性を低下させるおそれがある。従って、Tiを含有させる場合には、その含有量を0.1%以下とするのが望ましい。より望ましい上限は、0.04%である。
Bは、オーステナイト粒界からのフェライト変態を抑制して焼入れ性を向上させ、強度を高める作用があるので、必要に応じて添加することができる。ただし、添加に際しては、1/2t部のフェライト量を確保することが必要であるので、炭素等量で示される焼き入れ性とのバランスを十分考慮することが重要である。強度向上の効果は、Bが0.0003%以上含まれる場合に顕著となる。しかし、その含有量が0.005%を超えると、靭性が劣化するおそれがある。従って、Bを含有させる場合には、0.005%以下の含有量とするのが望ましい。より望ましい上限は、0.0015%である。
Caは、靭性を改善する効果を有し、更に、介在物の形態制御効果を有し、アレスト特性の向上に寄与するので、必要に応じて添加することができる。その効果は、0.0003%以上含有させると顕著となる。しかし、その含有量が0.004%を超えると、鋼の清浄度が大きく低下するおそれがある。従って、Caを含有させる場合には、その含有量を0.004%以下とするのが望ましい。より望ましい上限は0.002%である。
Mgは、靭性を改善する効果を有するとともに、Alなどの添加に先だって添加すれば、微細酸化物の分散密度を増す効果を有するので、必要に応じて添加することができる。その効果は、0.0002%以上含有させると顕著となる。しかし、その含有量が0.002%を超えると、微細酸化物が得られず、鋼の清浄度も大きく低下するおそれがある。従って、Mgを含有させる場合には、その含有量を0.002%以下とするのが望ましい。
REMは、靭性を改善する効果を有するとともに、Alなどの添加に先だって添加すれば、微細酸化物の分散密度を増す効果を有する。また、過剰なSを硫化物として固定する効果も有する。従って、REMを必要に応じて添加することができる。しかし、その含有量が0.002%を超えると、微細酸化物が得られないし、鋼の清浄度も大きく低下するおそれがある。従って、REMを含有させる場合には、その含有量を0.002%以下とするのが望ましい。なお、REM、例えばそれが混合した状態(所謂「ミッシュメタル」)で添加しても良いし、Ce、Ndなどの分離したものを添加してもよい。また、REM(希土類元素)とは、ランタノイドの15元素にYおよびScを合わせた17元素を意味する。
脆化板の強度は、評価対象鋼板である490MPa級高張力鋼と同程度である必要がある。このため、鋼の化学組成は、各元素の限定範囲を満足するだけでなく、適切な焼き入れ性を有していることが必要である。焼入れ性は、下記の(1)式で表される炭素当量Ceqで評価することができる。この炭素等量Ceqが0.35%よりも低い場合には十分な強度が確保されず、0.50%よりも高い場合には、強度が高くなりすぎる。従って、Ceqは0.35〜0.50%とした。望ましい上限は0.42%である。
Ceq=C+Si/24+Mn/6+Ni/40
+Cr/5+Mo/4+V/14・・・・(1)
ただし、(1)式中の元素記号は、鋼中の元素記号の含有量(質量%)を意味する。
脆化板は、脆化板に顕著な集合組織を生じさせない条件で製造する必要があるが、これには化学成分および強度の調整をするだけでは不十分であり、靭性を所定範囲に制限する必要がある。即ち、脆化板のvTrsが10℃未満の場合、靭性が良すぎて、試験板の評価温度の下で安定した脆性き裂伝ぱが期待できないという問題が生じ、30℃を超える場合、靭性が悪すぎて脆性き裂が分岐してしまう可能性が生じるという問題が生じる。従って、vTrsは10〜30℃とした。
脆化板の製造条件には、上記の条件を満足する脆化板を製造できるのであれば、特に制限はない。特に、製造の容易性、経済性などの観点からは、下記の条件を満たすことが好ましい。
下部板は、本発明の鋼板のアレスト特性評価方法において試験片を補強するためのものである。したがって、特にその組成などは問わない。しかしながら、評価対象鋼板の裏面に接合するため、接合が容易であることが好ましい。
脆化板は、評価対象鋼板と評価対象鋼板の厚さ方向がき裂進展方向に一致するように配置され、接合される。このとき、接合により試料片を作成した際の残留応力が試料片中に残ると、評価対象鋼板に進展した脆化板からのき裂が、評価対象鋼板の厚さ方向に進展しなくなり、アレスト特性を正確に評価することができなくなる。炭酸ガス溶接(CO2溶接)をはじめとするアーク溶接では残留応力が大きくなるため、評価対象鋼板の厚さ方向にき裂進展がせず、好ましくない。
(1) 脆化板内でシアリップは殆ど認められず、脆化板内を脆性き裂が直進し、評価対象鋼板へ突入しており、正当な評価が可能。
(2) 脆化板内でき裂が停止し、評価困難。
(3) 接合ビード内で載荷方向にき裂が進展し、評価困難。
(4) 脆化板内でき裂が分岐。評価鋼板に突入しているものもあるが、評価困難。
Claims (6)
- 評価対象鋼板の表面および裏面に脆化板および下部板を接合したものを試験片として、鋼板の厚さ方向についてのアレスト特性を評価する方法であって、
脆化板が、質量%で、C:0.10〜0.22%、Si:0.03〜0.5%、Mn:0.4〜2%、P:0.004〜0.05%、S:0.002〜0.020%、Al:0.002〜0.05%およびN:0.01%以下を含有し、残部がFeおよび不純物からなり、下記(1)式で表されるCeqが0.35〜0.50であり、かつYSが350〜550MPa、TSが450〜700MPa、vTrsが10〜30℃を満たし、
評価対象鋼板の厚さ方向がき裂進展方向に一致するように配置され、高密度エネルギー溶接により接合されたものであることを特徴とする鋼板のアレスト特性評価方法。
Ceq=C+Si/24+Mn/6+Ni/40
+Cr/5+Mo/4+V/14・・・・(1)
ただし、(1)式中の元素記号は、鋼中の元素記号の含有量(質量%)を意味する。 - 評価対象鋼板の表面および裏面に脆化板および下部板を接合したものを試験片として、鋼板の厚さ方向についてのアレスト特性を評価する方法であって、
脆化板が、質量%で、C:0.10〜0.22%、Si:0.03〜0.5%、Mn:0.4〜2%、P:0.004〜0.05%、S:0.002〜0.020%、Al:0.002〜0.05%およびN:0.01%以下を含有し、残部がFeおよび不純物からなり、下記(1)式で表されるCeqが0.35〜0.50であり、かつYSが350〜550MPa、TSが450〜700MPa、vTrsが10〜30℃を満たし、
評価対象鋼板の厚さ方向がき裂進展方向に一致するように配置され、拡散接合により接合されたものであることを特徴とする鋼板のアレスト特性評価方法。
Ceq=C+Si/24+Mn/6+Ni/40
+Cr/5+Mo/4+V/14・・・・(1)
ただし、(1)式中の元素記号は、鋼中の元素記号の含有量(質量%)を意味する。 - 評価対象鋼板の表面および裏面に脆化板および下部板を接合したものを試験片として、鋼板の厚さ方向についてのアレスト特性を評価する方法であって、
脆化板が、質量%で、C:0.10〜0.22%、Si:0.03〜0.5%、Mn:0.4〜2%、P:0.004〜0.05%、S:0.002〜0.020%、Al:0.002〜0.05%およびN:0.01%以下を含有し、残部がFeおよび不純物からなり、下記(1)式で表されるCeqが0.35〜0.50であり、かつYSが350〜550MPa、TSが450〜700MPa、vTrsが10〜30℃を満たし、
評価対象鋼板の厚さ方向がき裂進展方向に一致するように配置され、摩擦攪拌接合により接合されたものであることを特徴とする鋼板のアレスト特性評価方法。
Ceq=C+Si/24+Mn/6+Ni/40
+Cr/5+Mo/4+V/14・・・・(1)
ただし、(1)式中の元素記号は、鋼中の元素記号の含有量(質量%)を意味する。 - 脆化板が、さらに、質量%で、Cu:2%以下、Ni:1%以下、Cr:1%以下、Mo:0.5%以下、V:0.1%以下、Nb:0.1%以下、Ti:0.1%以下、B:0.005%以下、Ca:0.004%以下、Mg:0.002%以下、REM:0.002%以下を含有することを特徴とする請求項1〜3に記載の鋼板のアレスト特性評価方法。
- 質量%で、C:0.10〜0.22%、Si:0.03〜0.5%、Mn:0.4〜2%、P:0.004〜0.05%、S:0.002〜0.020%、Al:0.002〜0.05%およびN:0.01%以下を含有し、残部がFeおよび不純物からなり、下記(1)式で表されるCeqが0.35〜0.50であり、かつYSが350〜550MPa、TSが450〜700MPa、vTrsが10〜30℃であることを特徴とするアレスト特性評価用鋼板。
Ceq=C+Si/24+Mn/6+Ni/40
+Cr/5+Mo/4+V/14・・・・(1)
ただし、(1)式中の元素記号は、鋼中の元素記号の含有量(質量%)を意味する。 - さらに、質量%で、Cu:2%以下、Ni:1%以下、Cr:1%以下、Mo:0.5%以下、V:0.1%以下、Nb:0.1%以下、Ti:0.1%以下、B:0.005%以下、Ca:0.004%以下、Mg:0.002%以下、REM:0.002%以下を含有することを特徴とする請求項5に記載のアレスト特性評価用鋼板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007286115A JP5060246B2 (ja) | 2007-11-02 | 2007-11-02 | 鋼板のアレスト特性評価方法およびアレスト特性評価用鋼板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007286115A JP5060246B2 (ja) | 2007-11-02 | 2007-11-02 | 鋼板のアレスト特性評価方法およびアレスト特性評価用鋼板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009115493A true JP2009115493A (ja) | 2009-05-28 |
JP5060246B2 JP5060246B2 (ja) | 2012-10-31 |
Family
ID=40782804
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007286115A Expired - Fee Related JP5060246B2 (ja) | 2007-11-02 | 2007-11-02 | 鋼板のアレスト特性評価方法およびアレスト特性評価用鋼板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5060246B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010236930A (ja) * | 2009-03-30 | 2010-10-21 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 脆性き裂伝播停止特性評価方法 |
CN113574195A (zh) * | 2019-03-12 | 2021-10-29 | 国立大学法人大阪大学 | 固相接合用耐候性钢、固相接合用耐候性钢材、固相接合结构物和固相接合方法 |
US20220162723A1 (en) * | 2019-03-27 | 2022-05-26 | Osaka University | Surface-modifying method for steel material and steel structure |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63304135A (ja) * | 1987-06-05 | 1988-12-12 | Nippon Steel Corp | 混成essoおよび混成二重引張試験用脆性破壊試験片 |
JPH07150240A (ja) * | 1993-12-01 | 1995-06-13 | Nkk Corp | 鋼板の製造方法 |
JPH1161249A (ja) * | 1997-08-27 | 1999-03-05 | Nkk Corp | 靭性に優れた引張り強さ780N/mm▲2▼級鋼の製造方法 |
JPH11140584A (ja) * | 1997-11-13 | 1999-05-25 | Nippon Steel Corp | 低温靱性・破壊靱性及び疲労特性に優れた溶接用構造用鋼とその製造方法 |
JPH11181546A (ja) * | 1997-12-22 | 1999-07-06 | Nippon Steel Corp | 低温靱性・破壊靱性及び疲労特性に優れた溶接用構造用鋼とその製造方法 |
JPH11302773A (ja) * | 1998-04-24 | 1999-11-02 | Nippon Steel Corp | 母材及びそれを使用した溶接部材の靱性が優れた鋼 |
JP2001064745A (ja) * | 1999-08-26 | 2001-03-13 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 経済性および靱性に優れた高張力鋼材 |
JP2001131679A (ja) * | 1999-11-09 | 2001-05-15 | Nippon Steel Corp | 超細粒鋼からなる継手及び構造体 |
-
2007
- 2007-11-02 JP JP2007286115A patent/JP5060246B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63304135A (ja) * | 1987-06-05 | 1988-12-12 | Nippon Steel Corp | 混成essoおよび混成二重引張試験用脆性破壊試験片 |
JPH07150240A (ja) * | 1993-12-01 | 1995-06-13 | Nkk Corp | 鋼板の製造方法 |
JPH1161249A (ja) * | 1997-08-27 | 1999-03-05 | Nkk Corp | 靭性に優れた引張り強さ780N/mm▲2▼級鋼の製造方法 |
JPH11140584A (ja) * | 1997-11-13 | 1999-05-25 | Nippon Steel Corp | 低温靱性・破壊靱性及び疲労特性に優れた溶接用構造用鋼とその製造方法 |
JPH11181546A (ja) * | 1997-12-22 | 1999-07-06 | Nippon Steel Corp | 低温靱性・破壊靱性及び疲労特性に優れた溶接用構造用鋼とその製造方法 |
JPH11302773A (ja) * | 1998-04-24 | 1999-11-02 | Nippon Steel Corp | 母材及びそれを使用した溶接部材の靱性が優れた鋼 |
JP2001064745A (ja) * | 1999-08-26 | 2001-03-13 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 経済性および靱性に優れた高張力鋼材 |
JP2001131679A (ja) * | 1999-11-09 | 2001-05-15 | Nippon Steel Corp | 超細粒鋼からなる継手及び構造体 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010236930A (ja) * | 2009-03-30 | 2010-10-21 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 脆性き裂伝播停止特性評価方法 |
CN113574195A (zh) * | 2019-03-12 | 2021-10-29 | 国立大学法人大阪大学 | 固相接合用耐候性钢、固相接合用耐候性钢材、固相接合结构物和固相接合方法 |
US20220162723A1 (en) * | 2019-03-27 | 2022-05-26 | Osaka University | Surface-modifying method for steel material and steel structure |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5060246B2 (ja) | 2012-10-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101584235B1 (ko) | 장대 취성 균열 전파 정지 특성이 우수한 판 두께 50㎜ 이상의 후강판 및 그의 제조 방법 그리고 장대 취성 균열 전파 정지 성능을 평가하는 방법 및 시험 장치 | |
JP5817832B2 (ja) | 溶接熱影響部の低温靭性に優れた高張力鋼板およびその製造方法 | |
JP5773098B1 (ja) | フェライト−マルテンサイト2相ステンレス鋼およびその製造方法 | |
JP5278188B2 (ja) | 耐水素誘起割れ性および脆性亀裂伝播停止特性に優れた厚鋼板 | |
JP4226626B2 (ja) | 音響異方性が小さく溶接性に優れる、板厚中心部も含めて降伏応力450MPa以上かつ引張強さ570MPa以上の高張力鋼板およびその製造方法 | |
JP2010077492A (ja) | ラインパイプ用鋼管及びその製造方法 | |
WO2020262638A1 (ja) | 鋼材及びその製造方法 | |
JP2008212992A (ja) | 耐脆性破壊亀裂伝播停止特性に優れたt型溶接継手構造 | |
JP6584912B2 (ja) | 耐水素誘起割れ性に優れた鋼板およびラインパイプ用鋼管 | |
JP2012207237A (ja) | 多層盛溶接部の靭性に優れた降伏強さ500MPa級厚鋼板およびその製造方法 | |
JP2006322019A (ja) | 熱加工制御型590MPa級H形鋼及びその製造方法 | |
JP2015132014A (ja) | 耐サワー性、haz靭性及びhaz硬さに優れた鋼板およびラインパイプ用鋼管 | |
JP2009068078A (ja) | 靭性および疲労亀裂発生抑制特性に優れた溶接継手 | |
JP2006063351A (ja) | 耐水素誘起割れ性に優れた高強度鋼板および製造方法、並びにラインパイプ用鋼管 | |
KR20130064799A (ko) | 내파괴 특성 및 내hic 특성이 뛰어난 고강도 강판 | |
JP2008248330A (ja) | 低降伏比高強度高靱性鋼管およびその製造方法 | |
JPWO2011148754A1 (ja) | 厚鋼板の製造方法 | |
JP5825224B2 (ja) | 表層のアレスト性に優れた高張力鋼板およびその製造方法 | |
JP2019023323A (ja) | 鋼板および鋼板の製造方法 | |
JP2010229453A (ja) | 1層大入熱溶接熱影響部の靭性に優れた高強度厚鋼板およびその製造方法 | |
JP4772486B2 (ja) | 低温用高強度鋼管 | |
US10240226B2 (en) | Steel plate for thick-walled steel pipe, method for manufacturing the same, and thick-walled high-strength steel pipe | |
JP4998708B2 (ja) | 材質異方性が小さく、耐疲労亀裂伝播特性に優れた鋼材およびその製造方法 | |
JP5060246B2 (ja) | 鋼板のアレスト特性評価方法およびアレスト特性評価用鋼板 | |
JP6241434B2 (ja) | ラインパイプ用鋼板、ラインパイプ用鋼管、およびその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100909 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20110317 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20110317 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120130 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120221 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120416 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120731 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120803 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150810 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 5060246 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150810 Year of fee payment: 3 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150810 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |