JP2009114684A - マンホール蓋用錠前 - Google Patents
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Abstract
【課題】作業員が不注意により塵埃や塵土が錠前の上向き鉤穴に入り込んだ場合であっても、錠前の上方から洗浄水をかけることにより、錠前内の塵埃や塵土を錠前の外へと洗い流すこと。
【解決手段】マンホール蓋3に垂直状態に固定される外筒11と、この外筒に嵌挿された垂直回転軸21と、この垂直回転軸及び外筒に亘って内装された施・解錠手段31と、垂直回転軸の下端部に固定された錠止用カム22とから成るマンホール蓋用錠前に於いて、少なくとも垂直回転軸の主軸部分21aに設けられた鍔状タンブラー案内部分21bに第1吸水口25を形成し、一方、前記施・解錠手段31を構成する固定筒35に上・下のタンブラー用の付勢バネを収納すると共に前記第1吸水口25に連通する垂直収納部35aの下端部に第1排水口36を形成し、この第1排水口36から塵埃や塵土を流し出すことを特徴とするマンホール蓋用錠前。
【選択図】図4
【解決手段】マンホール蓋3に垂直状態に固定される外筒11と、この外筒に嵌挿された垂直回転軸21と、この垂直回転軸及び外筒に亘って内装された施・解錠手段31と、垂直回転軸の下端部に固定された錠止用カム22とから成るマンホール蓋用錠前に於いて、少なくとも垂直回転軸の主軸部分21aに設けられた鍔状タンブラー案内部分21bに第1吸水口25を形成し、一方、前記施・解錠手段31を構成する固定筒35に上・下のタンブラー用の付勢バネを収納すると共に前記第1吸水口25に連通する垂直収納部35aの下端部に第1排水口36を形成し、この第1排水口36から塵埃や塵土を流し出すことを特徴とするマンホール蓋用錠前。
【選択図】図4
Description
本発明は、マンホール蓋用錠前に関する。
まず、特許文献1は、出願人が提案したものであるが、該特許文献1には、「マンホール蓋2の凹所内にシリンダ錠1を固定し、また、該シリンダ錠1の前面(上面)にマンホール蓋の上面の水平ラインを基準にして上下に位置変位可能なカバー体7を所定長さの垂直螺杆15を介して設け、前記カバー体がシリンダ錠1の係合部(例えば係合ピン)5に係合している係合状態では、該カバー体はシリンダ錠1の前面(鉤穴を有する上面)を覆うマンホール蓋用錠前の構造」が記載されている(符号は特許文献1のもの)。
したがって、特許文献1に記載のマンホール蓋用錠前は、カバー体7がシリンダ錠1の鉤穴を有する上面を覆っている限り、鍵孔への塵埃や雨水の侵入を完全に防止することができるという利点がある。
特許文献1のように、施錠時、カバー体にシリンダ錠の前面を覆わせ、一方、解錠時、シリンダ錠の前面を露呈させるという着想(構成)は、確かに上記利点を得ることができる。
しかしながら、合鍵をシリンダ錠1の鉤穴に差し込んで、マンホール蓋のカムの錠止状態を解く場合には、必ず、カバー体7を何度も所定方向に回してシリンダ錠1の前面を露呈させる作業が必要であるといった面倒くささが存在する。
ところで、マンホール蓋2を開けて地下共同作業溝に入る場合には、カバー体7の前記係合状態を解く必要があるが、(a)作業員がマンホール蓋の上面を綺麗に清掃し、かつカバー体7の上面に残っている塵埃や塵土をきちんと洗い流してから、(b)かつカバー体7をマンホール蓋の上面の水平ラインの下部からその上部位置まで浮き上がるように位置変位するまでゆっくりと回しても、不注意により、カバー体7の上面やマンホール蓋2に付着している塵埃や塵土がシリンダ錠1の上向き鉤穴に入り込んでしまう場合もある。
次に、特許文献2も出願人が提案したものであるが、これは本発明を適用する場合に相応しい。また、特許文献3は他社の出願であるが、これも本発明を適用する場合に相応しい。なお、特許文献4は、本願発明の錠前と同様な構成のシリンダ錠が記載されているが、水抜きする事項は記載されていない。
特開2005−344364号公報
特開2004−68594号公報(特許第3585918号)
特開2000−1868号公報
実開平6−67747号公報
本発明の所期の目的は、特許文献1の問題点に鑑み、作業員が不注意により塵埃や塵土が錠前の上向き鉤穴(錠前の上面開口部)に入り込んだ場合(いわゆる目詰まりした場合)であっても、錠前の上方から洗浄水をかけることにより、錠前内に入り込んだ塵埃や塵土を錠前の上端部側から外へと洗い流すことである。第2の目的は、錠前の施・解錠手段31を構成する固定筒に対して加工を施さなくても済むことである。第3の目的は、錠前に複数の種類の吸水口を形成して、洗浄効果を高めることである。第4の目的は、特許文献1のようなカバー体をシリンダ錠の前面(鉤穴を有する上面)に付加する必要がないことである。
本発明のマンホール蓋用錠前は、マンホール蓋3に垂直状態に固定される外筒11と、この外筒に嵌挿された垂直回転軸21と、この垂直回転軸及び外筒に亘って内装された施・解錠手段31と、垂直回転軸の下端部に固定された錠止用カム22とから成るマンホール蓋用錠前に於いて、前記垂直回転軸21の上端部側に吸水口を形成し、該吸水口から入り込んだ塵埃や塵土を前記外筒11の上端部側に形成した排水口から排出することを特徴とする。
上記構成に於いて、垂直回転軸21の上端部側の吸水口は、主軸部分21aに形成された係合切欠26に連続する吸水口27、又は/及び鍔状タンブラー案内部分21bに案内される上タンブラー付近に形成された吸水口29であることを特徴とする。さらに、施・解錠手段31は、鍔状タンブラー案内部分21bのタンブラー用貫通孔25に設けられかつ垂直回転軸の軸方向に移動する上・下のタンブラーと、下タンブラーを介して上タンブラーを外筒の上端部の内面に押し付ける付勢バネ34と、外筒に嵌挿した状態で前記付勢バネを垂直収納部35aに収納すると共に、垂直回転軸の下端部側に外嵌合する固定筒35とから成ることを特徴とする。
(a)作業員が不注意により塵埃や塵土が錠前の上向き鉤穴15に入り込んだ場合(いわゆる目詰まりした場合)であっても、錠前の上方から洗浄水をかけることにより、錠前内の塵埃や塵土を錠前の上端部側から外へと洗い流すことができる。付言すると、本発明では、錠前の施・解錠手段31を構成する固定筒に対して加工を施さなくても済む。
(b)錠前に複数の種類の吸水口を形成している実施例の場合には、洗浄効果が大である。特に、吸水口が滑り台状に形成されている実施例の場合は、スムースに流れ出る。
(c)特許文献1のようなカバー体をシリンダ錠の前面(鉤穴を有する上面)に付加する必要がない。
(b)錠前に複数の種類の吸水口を形成している実施例の場合には、洗浄効果が大である。特に、吸水口が滑り台状に形成されている実施例の場合は、スムースに流れ出る。
(c)特許文献1のようなカバー体をシリンダ錠の前面(鉤穴を有する上面)に付加する必要がない。
以下、図1乃至図10に示す本発明を実施するための最良の形態により説明する。
(1)発明の実施の環境
図1は正面図、図2は底面図、図3は平面視からの説明図、図4は図3の4−4線概略断面説明図である。図4は発明の実施の環境を示す概略説明図でもある。
図1は正面図、図2は底面図、図3は平面視からの説明図、図4は図3の4−4線概略断面説明図である。図4は発明の実施の環境を示す概略説明図でもある。
まず、図4を参照にして、実施の環境を簡単に説明する。1はマンホールの胴体枠で、この胴体枠1の内周壁には横向き凹所状、突起腕状等の被錠止部2が形成されている。一方、3は円盤状のマンホール蓋で、周知のように、マンホール蓋3は、その一端部(基端部)側が枢着され、他端部側3aから開くことができる開閉体である。4は前記他端部側3aに形成され、かつ、内壁底面に嵌合孔5を有する取付け凹所で、この取付け凹所4には、本発明のマンホール蓋用錠前Xが垂直状態に嵌着されている。
次に、図5は垂直回転軸21の概略説明図である。また、図6は、外筒又は垂直回転軸の上面を一部断面で示した説明図である。また、図7は図6のA−A線概略断面説明図である。さらに、図8は棒状操作キーYの下端部の適宜箇所を縦断面で示したものである。
棒状操作キーYは、図9の底面図で示すように、下端面の中心部に下向き嵌合凹所6を有し、この嵌合凹所6には、後述の錠前Xの垂直回転軸21の主軸部分21aの上端部が嵌合する。また、棒状操作キーYは、嵌合凹所6を形成する環状部分7に下向きに延在する複数個の挿入突起或いは切欠状の凹所(実施例では凹所)8を有し、これらの切欠状の凹所8は、周方向に所定間隔を有して設けられている。さらに、前記環状部分7には、半径内方向と半径外方向にそれぞれ突出する合鍵の位置決め係合ピン9が設けられ、この係合ピン9は、図5で示す主軸部分21aの上端部に縦方向に形成した係合切欠26に係合する。以下、本発明の特定要件について順次説明するが、細部的な事項の符号は割愛する。
(2)錠前Xの外筒11
11はマンホール蓋3の取付け凹所4に垂直状態に固定される外筒で、この外筒11のフランジ状上端部11aには、キャップ状の上蓋12が嵌着或いは螺着により取り外し可能に設けられる。フランジ状上端部11aは、嵌合孔5の周縁部に支持されることから、外筒11を取付け凹所4にぶら下げる係止部の機能を有している。
11はマンホール蓋3の取付け凹所4に垂直状態に固定される外筒で、この外筒11のフランジ状上端部11aには、キャップ状の上蓋12が嵌着或いは螺着により取り外し可能に設けられる。フランジ状上端部11aは、嵌合孔5の周縁部に支持されることから、外筒11を取付け凹所4にぶら下げる係止部の機能を有している。
また、フランジ状上端部11aの上面13は、図3で示すように円形の環状部分となっており、この環状上面13の内周縁の一部には、合鍵位置決め用の切欠14が半径外方向に所定量形成されている。そして、環状上面13の内側は環状あるいは円形状に鍵穴開口15しており、この鍵穴開口15からは、後述する垂直回転軸21の主軸部分21aの上面及び複数種類の吸水口25、27、29が見える。
また、外筒11のフランジ状上端部11aには、長筒状の胴体部分11bが下方へと連設しており、該胴体部分11bの適宜箇所には、複数種類の排水口16、16Aが横方向に形成されている(図10、図7参照)。
さらに、前記胴体部分11bの下部側の適宜箇所には、固着具17用の貫通孔18が形成されており、該貫通孔18は、後述の施・解錠手段を構成する固定筒の螺合穴と符合する。なお、外筒11の環状上面13の鍵穴開口15の半径は、外筒11の上端部の内部空間のそれよりも小さい。
(3)錠前Xの垂直回転軸21
21は外筒11に嵌挿された垂直回転軸で、この垂直回転軸21の軸線aに位置する柱状の主軸部分21aの上端面は、外筒11の環状上面13と略面一である。一方、主軸部分21aの下端面は外筒11の環状下端面19から段差状に突出し、該突出下端部には、長板状の錠止用カム(シリンダカム)22が固定手段23を介して一体的に取付けられている。したがって、垂直回転軸21が合鍵としての棒状操作キーYの操作力により軸線a廻りに所定量回転すると、錠止用カム22の端部が前述した胴体枠1の被錠止部2に対して係合(ロック)又は係合解除の状態となる。
21は外筒11に嵌挿された垂直回転軸で、この垂直回転軸21の軸線aに位置する柱状の主軸部分21aの上端面は、外筒11の環状上面13と略面一である。一方、主軸部分21aの下端面は外筒11の環状下端面19から段差状に突出し、該突出下端部には、長板状の錠止用カム(シリンダカム)22が固定手段23を介して一体的に取付けられている。したがって、垂直回転軸21が合鍵としての棒状操作キーYの操作力により軸線a廻りに所定量回転すると、錠止用カム22の端部が前述した胴体枠1の被錠止部2に対して係合(ロック)又は係合解除の状態となる。
ところ、垂直回転軸21の主軸部分21aの上端部に半径方向に連設する鍔状タンブラー案内部分21bには、周方向に所定間隔を有して第1吸水口25が形成されている(図5参照)。これらの第1吸水口25には、図7及び図10で示すように、可動障害子としての上タンブラー25が垂直状態に係合している。
また、垂直回転軸21の主軸部分21aを含む上端部側には、合鍵用位置決め機能を有する係合切欠26が形成され、該係合切欠26は鍔状タンブラー案内部分21bに滑り台のように形成された別個の吸水口27に連続している。
付言すると、別個の吸水口27は、図4で示すように、垂直回転軸21の上部側の係合切欠26に続いて弧状に形成され、かつ外筒11の胴体部分11bの別個の排水口16に連通していることから、係合切欠(ここでは、便宜上「第2吸水口」ともいう。)26から入り込んだ塵埃や塵土を前記別個の排水口(ここでは、便宜上「第2排水口」ともいう。)16から錠前Xの外へと流し出すことができる。
なお、合鍵用位置決め機能を有する係合切欠26は、図3で示すように外筒側の合鍵位置決め用の切欠14と符合したときは、係合ピン9が係入することから、図10で示すように棒状操作キーYが挿入可能と成る。
(4)施・解錠手段31
31は垂直回転軸21及び外筒11に亘って内装された施・解錠手段で、この施・解錠手段31は、垂直回転軸21の軸方向に移動する上・下のタンブラー32、33と、下タンブラー33を介して上タンブラー32を外筒の上端部(フランジ状上端部11a)の内面(上タンブラー用溝の受面)に押し付ける付勢バネ34と、外筒11に嵌挿した状態で前記付勢バネ34を垂直収納部35aに収納すると共に、垂直回転軸21の主軸部分21aの下端部側に外嵌合する固定筒35とから成る。
31は垂直回転軸21及び外筒11に亘って内装された施・解錠手段で、この施・解錠手段31は、垂直回転軸21の軸方向に移動する上・下のタンブラー32、33と、下タンブラー33を介して上タンブラー32を外筒の上端部(フランジ状上端部11a)の内面(上タンブラー用溝の受面)に押し付ける付勢バネ34と、外筒11に嵌挿した状態で前記付勢バネ34を垂直収納部35aに収納すると共に、垂直回転軸21の主軸部分21aの下端部側に外嵌合する固定筒35とから成る。
しかして、前記固定筒35の上端面が、いわゆるシアーラインLであり、前述した第2排水口16及び後述する第3排水口16Aは、このシアーラインLよりも上位の部位か又は上位の部位を含んでシアーラインLに跨っている(本実施例)。
ここで、可動障害子としての上・下のタンブラー32、33が軸線a方向に揃って配列されているので、錠前Xの構成と作用について簡単に説明する。
この種の錠前Xは、「ブラマーの錠」或いは「八万ロック」と称されている。このブラマーの錠は、複雑な構造をもっており、特別なシリンダ錠とも称されている。シリンダの構成は、錠本体(例えば本実施例ではマンホール錠のマンホール蓋)3に固定される外筒11と、その中で回転する内筒(本実施例では垂直回転軸)21と、そして、施・解錠手段31を構成する上・下のタンブラー32、33と、これらのタンブラー32、33を前記内筒21の回転阻止の状態に押し付けるスプリング34で構成されている。
本実施例では、固定筒35が固着具17を介して外筒11の下端部側に固定されているので、内筒21と共に施・解錠手段31の上タンブラー32が軸線a廻りに回転可能である。
すなわち、シリンダの作用は、図10で示すように、合鍵Yの挿入部8を鉤穴開口15に挿入すると、上・下のタンブラー32、33はある位置(シアーライン)Lに整列して内筒21阻止の状態を解く。この点、半径方向にタンブラーが移動してある位置に整列する普通一般のピンシリンダ錠と同様である。図10では、合鍵Yの挿入により、上・下のタンブラー32、33が固定筒35の上端面のある位置(シアーライン)Lに整列した旨を示している。
(5)吸水口25、26、28
本実施例の吸水口は錠前Xの上部側に複数種類形成されているので、ここで特別に説明する。
本実施例の吸水口は錠前Xの上部側に複数種類形成されているので、ここで特別に説明する。
まず、第1吸水口25に相当するものは、垂直回転軸21の主軸部分21aに設けられた鍔状タンブラー案内部分21bに周方向に所定間隔を有して形成されている。これらの第1吸水口25には、前述したように、上タンブラー32が係合している。したがって、第1吸水口25は上タンブラー32の収納孔でもある。このように、本実施例では、垂直回転軸21の主軸部分21aの上端部側に鍔状に周設されたタンブラー案内部分21bに少なくとも一つの第1吸水口25を形成し、一方、施・解錠手段31を構成する固定筒35に上・下のタンブラー用の付勢バネを収納すると共に、前記第1吸水口25に連通する垂直収納部35aの下端部に少なくとも一つの第1排水口36を形成し、この第1排水口36から塵埃や塵土を流し出す。
次に、第2吸水口に相当するものは、垂直回転軸21の主軸部分21aから続いて鍔状タンブラー案内部分21bに流路状に形成された第1吸水口25とは別個の吸水口27である。この別個の吸水口27は、外筒11の第2排出口16に連通している。
そして、第3吸水口に相当するものは、図6に示すように、鍔状タンブラー案内部分21bに案内される上タンブラー近傍或いは周方向の上タンブラー間に形成された第1吸水口25とは別個の吸水口29である。別個の吸水口29は、本実施例では周方向に位置する複数個の上のタンブラー32間にそれぞれ形成され、かつ外筒11の胴体部分11bの上部に形成した第2排出口16とは別個の排水口16Aにそれぞれ連通している。なお、前記別個の吸水口29は、例えば合計4個形成されているが、これらの数は限定するのではない。
したがって、本実施例では、別個の吸水口は、主軸部分21aに形成された係合切欠26に連続する吸水口27か、又は、鍔状タンブラー案内部分21bに案内される上タンブラー間に形成された吸水口29かのいずれか一方である(一つの実施例)。
或いは、別個の吸水口は、主軸部分21aに形成された係合切欠26に連続する吸水口27及び鍔状タンブラー案内部分21bに案内される上タンブラー間に形成された吸水口29の両方である(他の実施例)。
発明の実施の形態で示した実施例に於いて、本実施例の錠前Xは、複数種類の吸水口及び排水口が有しているが、錠前の施・解錠手段31を構成する固定筒35に対して加工を施さなくても済むという発明の目的との関係では、実施例如何を問わず、垂直回転軸21の上端部側に吸水口を形成し、該吸水口から入り込んだ塵埃や塵土を前記外筒11の上端部側に形成した排水口から排出することが、発明の本質的事項である。ここで「外筒11の上端部側」の基準になる部材は、固定筒35の上端面或いはシアーラインLである。
また、図4では、説明の便宜上、錠前Xを取付け凹所4の嵌合孔5に直接取付けたものであるが、もちろん、特許文献2の実施例のように、垂直固定筒を介して間接的に取付けても良い。後者の場合、後述する垂直回転軸の下端部に固定された錠止用カムは、他の部材を介して間接的に前記被錠止部2に係脱する。
本発明は、主に土木業界で利用される。
図1乃至図10は本発明の最良の実施例を示す各説明図。
正面図。
底面図。
平面視からの説明図。
図3の4−4線概略断面説明図(発明の実施の環境を示す概略説明図)。
垂直回転軸の概略説明図。
外筒又は垂直回転軸の上面を一部断面で示した説明図。
図6のA−A線概略断面説明図。
操作キーYの下端部の適宜箇所の縦断面説明図。
操作キーYの底面図。
操作キーYを挿入した状態の説明図。
X…マンホール蓋用錠前、Y…操作キー(合鍵)、1…胴体枠、2…被錠止部、3…マンホール蓋、4…取付け凹所、5…嵌合孔、6…下向き嵌合凹所、7…環状部分、8…合鍵の挿入部(突起、凹所、溝等)、9…係合ピン、11…外筒、11a…上端部、11b…胴体部分、12…上蓋、13…環状上面、14…合鍵位置決め用の切欠、15…鍵穴開口、16…第2排水口、16A…第3排水口、17…固着具、18…貫通孔、19…環状下端面、21…垂直回転軸、21a…主軸部分、21b…タンブラー案内部分、a…軸線、22…錠止用カム(シリンダカム)、23…固定手段、25…第1吸水口、26…係合切欠(第2吸水口の一部)、27…第3吸水口、29…第3吸水口、31…施・解錠手段、32…上タンブラー、33…下タンブラー、34…付勢バネ、35…固定筒、35a…垂直収納部(その下端部が第1排水口)、L…シアーライン、36…第1排水口(水抜き孔)。
Claims (4)
- マンホール蓋3に垂直状態に固定される外筒11と、この外筒に嵌挿された垂直回転軸21と、この垂直回転軸及び外筒に亘って内装された施・解錠手段31と、垂直回転軸の下端部に固定された錠止用カム22とから成るマンホール蓋用錠前に於いて、前記垂直回転軸21の上端部側に吸水口を形成し、該吸水口から入り込んだ塵埃や塵土を前記外筒11の上端部側に形成した排水口から排出することを特徴とするマンホール蓋用錠前。
- 請求項1に於いて、垂直回転軸21の上端部側の吸水口は、主軸部分21aに形成された係合切欠26に連続する吸水口27か、又は、鍔状タンブラー案内部分21bに案内される上タンブラー付近に形成された吸水口29かのいずれか一方であることを特徴とするマンホール蓋用錠前。
- 請求項1に於いて、垂直回転軸21の上端部側の吸水口は、主軸部分21aに形成された係合切欠26に連続する吸水口27及び鍔状タンブラー案内部分21bに案内される上タンブラー間に形成された吸水口29の両方であることを特徴とするマンホール蓋用錠前。
- 請求項1に於いて、施・解錠手段31は、鍔状タンブラー案内部分21bのタンブラー用貫通孔25に設けられかつ垂直回転軸の軸方向に移動する上・下のタンブラーと、下タンブラーを介して上タンブラーを外筒の上端部の内面に押し付ける付勢バネ34と、外筒に嵌挿した状態で前記付勢バネを垂直収納部35aに収納すると共に、垂直回転軸の下端部側に外嵌合する固定筒35とから成ることを特徴とするマンホール蓋用錠前。
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