JP2009113634A - トノボード装置 - Google Patents

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幹宏 鬼頭
Hiromoto Kato
宏基 加藤
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Abstract

【課題】スペース上の制約を受けることなくトノボードの高さ調整操作が可能であり、かつ高さ調整操作を簡単に実施できるトノボード装置を提供することを目的とする。
【解決手段】車両の荷室10に配置可能なトノボード本体30と、前記荷室の幅方向の両側に配置され、前記トノボード本体30を前記荷室10内にて上下移動可能に支持する一対のボード支持装置40R、40Lと、前記ボード支持装置40R、40Lにより上下移動可能に支持されたトノボード本体30を、前記荷室内の異なる複数の高さ位置にて移動不能な状態にロックするロック装置(ロック孔57、ロック片97A、97B)と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、トノボード装置に関する。
従来から、積載された荷物を隠したり、或いは上面を物置として使用するなどを目的として、荷室内にトノボードを設置した車両がある。下記特許文献1には、係るトノボードの設置高さを調整できるようにしたものが開示されている。
このものでは、荷室の左右両壁面に水平方向に延びるスライドレールを対向させつつ、複数段設けており、次の手順に従って操作を行うことで、トノボードの設置高さを調整できる。例えば、トノボートの設置高さをレール一段分上側に変更する場合であれば、まず、スライドレールから、トノボードの全体を、車両後方側に一旦引き抜く操作を行う。その後、引き抜いたトノボードを一段高い位置にあるスライドレールに押し入れる。これにより、トノボードの設置高さがレール一段分上側の位置に変更されることとなる。
特開2003−25920公報
上記文献のものでは、トノボード全体を、車両後方の車外に、引き抜く操作を行わないと、トノボードの設置高さを調整出来ない。このような引き抜き操作は手間がかかり、また車両後方に相応のスペースが必要となる。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、スペース上の制約を受けることなくトノボードの高さ調整操作が可能であり、かつ高さ調整操作を簡単に実施できるトノボード装置を提供することを目的とする。
本発明は、車両の荷室に配置可能なトノボード本体と、前記荷室の幅方向の両側に配置され、前記トノボード本体を前記荷室内にて上下移動可能に支持する一対のボード支持装置と、前記ボード支持装置により上下移動可能に支持されたトノボード本体を、前記荷室内の異なる複数の高さ位置にてロックするロック装置と、を備えるところに特徴を有する。
この発明の実施態様として以下の構成とすることが好ましい。
・前記一対のボード支持装置は、前記荷室の幅方向の両側においてレール長手方向を上下に向けて設置された一対の案内レールと、前記案内レールに沿って上下移動可能とされ、かつ前記トノボード本体の幅方向の両側部を下支えする一対のボード支持部材と、を備えてなると共に、前記ロック装置は、上下移動可能とされた前記各ボード支持部材を上下方向の複数位置にて前記案内レールにロックさせることにより、前記トノボード本体を前記荷室内の異なる複数の高さ位置にロックする構成とする。このようにしておけば、トノボード装置を比較的簡単に構成できる。
・前記ボード支持部材を、前記トノボード本体の側部前側を支え、かつ前記案内レールに対して上下移動可能に嵌合する第一アームと、前記第一アームに対して車両の前後方向に相対移動可能に装着され、かつ前記トノボード本体の側部後側を支える第二アームとから分割構成すると共に、前記ロック装置を、前記案内レール上において上下方向の複数位置に設けられる少なくとも2以上のロック受け部と、前記ボード支持部材の第二アームに設けられ前記ロック受け部に対して車両後方側から係止可能とされたロック部材とから構成し、前記第二アームを前記第一アームに対して車両前側に前進変位させることで前記ロック受け部に前記ロック部材がロックし、前記第二アームを前記第一アームに対して車両後側に後退変位させることで前記ロックが解除される構成としておく。このようにしておけば、ロック装置をそれ専用に設ける必要がなく装置を簡素化できる。
・前記案内レールに前記ロック受け部を上下方向に一定間隔で複数個形成し、前記複数個のロック受け部に前記ロック部材を選択的に係止可能な構成とする。このようにしておけば、荷室内においてトノボード本体の高さ位置を多段階に調整でき、荷物の大きさに応じたトノボードの高さを容易に変更可能となり、使い勝手がよく商品性が高い。
・荷室幅方向の一方側に配置されるボード支持部材の第二アームと荷室幅方向の他方側に配置されるボード支持部材の第二アームの双方の第二アームを相互に連結する連結部材を、前記トノボード本体の後端部に、前記トノボード本体に対して前後移動可能に設置し、前記連結部材を車両後方に引き操作すると、前記両第二アームがロック解除方向に同時に移動して、荷室幅方向に配置される各案内レールに対する各ボード支持部材のロックが同時解除する構成とする。このようにしておけば、連結部材を車両後方に引き込むだけでロックを解除できるので、操作性がよい。
本発明によれば、ロック装置を解除すれば、トノボード本体を荷室内で上下移動でき、移動後ロック装置を再ロックすれば、その位置でトノボード本体は保持される。このように、本発明のものは、トノボード本体の高さ調整作業が荷室内にて完結しているから、荷室外への引き出し作業を必須とする従来構成のものに比べて、トノボード本体の高さ調整作業を簡単に実施できる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図8によって説明する。図1は荷室を後方側から見た斜視図である。尚、以下の説明において前後とは車両の前後方向を指すものとし、左右とは車両幅方向の両側を指すものとする。
本車両は、図1に示すように、室内空間が後席5によって前後に区画されており、後席5よりも後方の領域が荷室10となっている。そして、荷室10内には、左右の両壁面を渡すようにトノボード本体30が設置されている。トノボード本体30は合成樹脂製であって荷室10の幅方向に長い平板状をなしており、荷室上部の側面に設けられるウインド8の下方に設置されている。
また、図2には車両後部の断面図が示されている。同図に示すように、荷室10に対応する車両後部の各サイドボディ21R、21Lは、ボディ外壁を形成するアウタパネル22R、22Lと、ボディ内壁を形成するインナパネル23R、23Lの二枚の金属板から構成されている。
そして、ボディ内壁を構成するインナパネル23R、23Lの車両内側にはパネル23R、23Lに対して一定距離を空けて、サイドデッキトリム25R、25Lがそれぞれ配置されている。これら両サイドデッキトリム25R、25Lは合成樹脂製であって、サイドボディ21R、21Lの室内側全体を被覆可能な大きさとされている。
本実施形態のものは、上記した右側のインナパネル23Rと右側のサイドデッキトリム25Rとの間にボード支持装置40Rを内蔵させ、左側のインナパネル23Lと左側のサイドデッキトリム25Lとの間にボード支持装置40Lを内蔵させている。これら両ボード支持装置40R、40Lは上記トノボード本体30を荷室10内にて支えるものであり、更にトノボード本体30の高さ位置を段階的に調整可能とする調整機能を備えている。尚、ボード支持装置40R、ボード支持装置40Lは同一構造であるので、以下の説明では右側のボード支持装置40Rを代表させて説明を行うものとする。
図3に示すように、ボード支持装置40Rは、案内レール50Rとボード支持部材70Rとを主体に構成されている。案内レール50Rは金属製の板材より形成され、一方向に長い形状をなしている。
案内レール50Rは図4に示すように、水平方向の断面がC字型をなすようにレール端部52、53を内向きに折り返している。折り返したレール端部52、53の内壁はレール溝55を形成しており、そこには次に説明するボード支持部材70Rの嵌合片85が嵌合される構成となっている。また、案内レール50Rの外周壁にはロック孔57が形成されている。ロック孔57はレールの長手方向(図4では上下方向)に沿って一定間隔で複数個形成されている。
上記案内レール50Rは、長手方向の両端部に取り付け部59を設けており、ボディ内壁を構成するインナパネル23Rの壁面に縦向き(長手方向を上下に向けた状態)に固定されている(図3参照)。
図3、図4に示すようにボード支持部材70Rは、第一アーム80と第二アーム90の二本のアームにより分割構成されている。両アーム80、90は共に金属製の板材より構成され、車両の前後方向に長い形状をなしている。第一アーム80のうち車両の後方側にあたる後半分は、前半分に比べて板幅が広く形成されている。係る第一アーム80の後半分は一定幅とされており、そこはガイド部83となっている。
その一方、第二アーム90の前部領域においては、アーム上端側とアーム下端側がそれぞれ所定長に渡ってコの字状に折り曲げられている。これら両折り曲げ部92、93は上下に向かい合っており、上記ガイド部83に対するガイド受け95を構成している。
そして、ガイド受け95にガイド部83を嵌合させることにより、両アーム80、90を板厚方向に重ねて組み付けることが出来、また組み付け後には、ガイド部83とガイド受け95の案内作用により、両アーム80、90はアームの長手方向(車両の前後方向)に相対スライド可能となる。
また、図4に示すように、第一アーム80の後端部は車両外方にL字状に折り曲げられている。この折り曲げられた部分は嵌合片85とされ、インナパネル23Rに固定された案内レール50Rのレール溝55に対して、レール摺動に必要な最小のクリアランスをもって、がたつきなく嵌合される構成となっている。これにより、嵌合片85とレール溝55による嵌合作用により、ボード支持部材70Rは案内レール50Rに沿って上下移動可能となる(図3参照)。
尚、ボード支持部材70Rを構成する第二アーム90については、案内レール50R側から何ら拘束を受けておらず、ボード支持部材70Rを案内レール50Rに対して組み付けた際にも、前後方向に移動できる。このように、本第二アーム90は組み付け後においても、前後方向に移動可能な可動アームとなっている。
そして、図4に示すように、上記第二アーム90におけるガイド受け95の後方位置には、アーム上縁側とアーム下縁側の双方箇所に、ロック片97A、97Bが一体的に形成されている。両ロック片97A、97Bは板面に直交しつつ、案内レール50R側にまっすぐ延びている。ロック片97A、97Bはアームの長手方向(前後方向)において同じ位置にあって、両片97A、97B間のピッチが、ロック孔57の溝ピッチに等しくなっている。
これら両ロック片97A、97Bは案内レール50Rに形成されるロック孔57の相手となるものであり、ロック孔57に対して車両後方側より係止可能となっている。
また、図4に示すように、第一アーム80のガイド部83には板面の一部を切り起こして第一引っ掛け部86が設けられ、第二アーム90の前端部にもアーム先端を同方向に折り曲げて第二引っ掛け部96が形成されている。これら両引っ掛け部86、96には取り付け穴が開口しており、そこに、ばね端部を掛止させつつロックスプリング100が掛けられている。
そのため、可動側となる第二アーム90には上記ロックスプリング100を介して車両前方方向(ロック方向)への付勢力が常に作用した状態となる。
以上のことから、第二アーム90のロック片97A、97Bが、案内レール50Rのロック孔57に車両後方側から係止する結果、ボード支持部材70Rは案内レール50Rにロックされる。しかも、案内レール50Rの外壁にはロック孔57が上下方向に一定間隔で複数形成されている。そのため、両ロック片97A、97Bをこれらロック孔57に対して選択的に係止させることで、案内レール50R上におけるボード支持部材70Rのロック位置を段階的に変更できる構成となっている。
尚、上記構成により、本発明の「前記第二アームを前記第一アームに対して車両前側に前進変位させることで前記ロック受け部に前記ロック部材がロックし、前記第二アームを前記第一アームに対して車両後側に後退変位させることで前記ロックが解除される構成としてある」が実現されている。
そして、上記ボード支持部材70Rの前後両端にはそれぞれ支持片81R、91Rが形成されている。より具体的に説明すると、ボード支持部材70Rを構成する第一アーム80の前端部にはアーム先端を室内方向に折り曲げて前側支持片81Rが形成され、ボード支持部材70Rを構成する第二アーム90の後端にはアーム先端を室内方向に折り曲げて後側支持片91Rが形成されている。
その一方、図1、図3に示すように、サイドデッキトリム25Rには、上下に延びる逃がし孔26R、27Rが前後に形成されている。これら前後の逃がし孔26R、27Rは、前後の支持片81R、91Rにそれぞれ対応しており、各支持片81R、91Rをそれぞれ挿通させる構成となっている。
以上のことから、図3に示すように、サイドデッキトリム25Rの両逃がし孔26、27を貫通してボード支持部材70Rの両支持片81R、91Rが荷室10内に突出され、またボード支持部材70L側においても、サイドデッキトリム25Lの両逃がし孔26L、27Lを貫通して両支持片81L、91Lが荷室10内に突出される構成となっている。そして、荷室10内に突出する全4つの支持片81R、81L、91R、91Lにより、トノボード本体30の下面4隅を下支えしてトノボード本体30を水平な姿勢に保持する構成となっている。
具体的に説明すると、図3に示すように、トノボード本体30の前部下面には、U字型をなして下向きに開放する取り付け凹部33が形成されている。係る取り付け凹部33はトノボード本体30の全幅に渡って形成されており、幅方向に貫通している。そして、係る取り付け凹部33に対して、先端に保護キャップ102を装着した前側支持片81R、81Lが、幅方向の両側から隙間無く嵌め込まれている。これにより、左右の前側支持片81によりトノボード本体30の下面前側を支えることができる。
一方、トノボード本体30の後部下面は平坦な形状となっている。そして、先端に保護キャップ103を装着した左右の両後側支持片91R、91Lがトノボード本体30の下面後側をそれぞれ支える構成となっている。かくして、トノボード本体30の4隅が均等に支えられ、トノボード本体30は荷室10内にて左右のサイドデッキトリム25R、25Lを水平に渡した状態に保持されることとなる。
また、図3に示す符号35は端部カバーである。端部カバー35は合成樹脂製であって、トノボード本体30の全幅に渡る横長な形状をなしており、トノボード本体30の後端部において、トノボード本体30に対して前後移動可能に取り付けられている。端部カバー35は図3、図5にて示すように断面がコの字状をなしており、トノボード本体30の後端部と共に、左右のボード支持部材70の後側支持片91を上下に挟み込んでいる。
そして、係る端部カバー35の下部壁36の先端には、図示上方に起立する起立壁37が設けられている。係る起立壁37は後側支持片91の前側にあって、後側支持片91に対して板面を重ねるように対面している。
このような構成とすることで、ロックスプリング100の付勢力に抗して端部カバー35を車両後方に向かって引き操作すると、左右の両ボード支持部材70R、70Lの第二アーム90が、端部カバー35の起立壁37によって車両後方(ロック解除方向)に同時に引き込まれる。これにより、ロック孔57からロック片97A、97Bが外れて、各ボード支持部材70R、70Lのロックが同時解除される(ロック解除操作)。尚、いわゆる、端部カバー35は本発明の連結部材に相当するものである。
また、以下の構成としておけば上記ロック解除操作を円滑に実施出来より好ましい。トノボード本体30に車両の前後に延びる直線状の案内突部を設ける一方、端部カバー35に案内突部に嵌合する直線溝を形成しておく。このようにしておけば、端部カバー35の移動が案内突部と直線溝により案内されるからロック解除操作を円滑に実施できる。
また、図3中にもあるように、本実施形態のものは、サイドデッキトリム25Rの前後に逃がし孔を形成しているが、前側の逃がし孔26に比べて、後側の逃がし孔27は孔幅を、広くしてある。このような構成としてあるのは、上記ロック解除操作を行うと、第二アーム90の後側支持片91が車両後方に変位するから、それに溝壁が干渉しないように、支持片91の移動量分、逃がし孔27の孔幅を広く設定しているからである。
次に、上記トノボード本体30の高さ位置を調整する調整作業の手順を説明する。尚、ここでは、トノボード本体30が図5に示す高さ位置に予めロックされていたものとして説明を行う。
トノボード本体30の高さ位置を調整するには、まず、図5に示すように車両のバックドアBDを開けて荷室10の後部を開放させてやる。
そして、荷室後部を開放させたら、あとは、図6に示すように、トノボード本体30の端部カバー35を車両後方に引き込んでやればよい。この操作を行うと、端部カバー35の引き込みに伴って、右側のボード支持部材70Rの第二アーム90、左側のボード支持部材70Lの第二アーム90の双方がロック解除方向(車両後方)に引き込まれる。
その結果、図7の(a)のA部にて示すようにロック孔57に係止した状態にあったロック片97A、97Bが、図7の(b)のB部にて示すようにロック孔57から外れる。これにより、各案内レール50R、50Lに対する各ボード支持部材70R、70Lのロックが解かれる。
一旦ロックが解除されると、図8に示すように各ボード支持部材70R、70Lを案内レール50に沿って上下にスライドさせることが可能となるから、トノボード本体30それ自体を上下方向に任意移動出来る。
移動中、ボード支持部材70R、70Lのロック片97A、97Bは、案内レール50R、50Lの外面壁56に乗り上げた状態となるが、ロック解除後、トノボード本体30の移動量が一段分(ロック孔57の孔ピッチ)に達すると、当該ロック片97A、97Bはロックスプリング100の付勢作用により、次段のロック孔57に自動的に係止する。これにより、ロックが自動的にかかり、トノボード本体30は当初の高さ位置から一段分移動したところに保持されることとなる。従って、上記操作を繰り返し行うことで、トノボード本体30の高さ位置を段階的に調整できる。
また、上下移動中、端部カバー35を引き続けた状態にしておけば、第二アーム90がロック解除方向に引かれた状態が維持され、その間はロック片97A、97Bがロック孔57に係止しない。よって、一度の操作で、トノボード本体30の高さを、数段分飛ばして調整することも無論可能である。
次に、本実施形態の効果について説明する。
本実施形態によれば、トノボード本体30の高さ位置の調整作業が荷室10内にて完結しており、調整にあたりトノボード本体30をわざわざ車外に引き出す必要がない。従って、従前の構成のもの(従来技術のもの)に比べ、調整作業を手間無く行うことが出来、使い勝手がよい。また、車両後方のスペースが狭い状況下であっても、支障なく調整作業を実施できる。
また、本実施形態のものは、支持装置40R、40Lを左右一対設けてトノボード本体30を両持ち支持しているので、トノボード本体30を安定的に支持できる。しかも、両支持装置40R、40Lには、それぞれ案内レール50に対してボード支持部材70をロックさせるロック機能をもたせてあるが、本実施形態のものはトノボード本体30の端部カバー35を車両後方に引っ張るだけで、これら左右の両ロックを同時解除でき、操作性もよい。
また、本実施形態のものは、トノボード本体30を支えるボード支持部材70R、70Lを、固定側となる第一アーム80と、可動側となる第二アーム90とから分割構成している。しかも第二アーム90にロック片97A、97Bを形成しており、これを案内レール50R、50Lのロック孔57に係止させることでボード支持部材70R、70Lを案内レール50R、50Lにロックさせる構成としている。
このように本実施形態では、トノボード本体30を支えるためのボード支持部材70R、70Lにロック機能を兼用させている。そのため、ロック装置をそれ専用に設ける場合に比べて、部品点数が削減でき、また装置の構成をシンプルにまとめることが可能である。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図9、図10によって説明する。実施形態1の構成では、ボード支持部材70の上下移動を1本の案内レール50を用いて案内する構成を採用したが、実施形態2のものはボード支持部材200の上下移動を2本の案内レール130、140を用いて案内する構成としたものである。
具体的に説明すると、実施形態2のものは、図9に示すようにトノボード本体30の前部に対応して前側案内レール130を設け、トノボード本体30の後部に対応して後側案内レール140を設けている。これら両案内レール130、140はインナパネル25に対して長手方向を上下に向けつつ縦向きに固定されている。
両案内レール130、140はいずれも、レールの長手方向に延びるレール溝135、145を備えており、そこに、次に説明するボード支持部材200の前側嵌合片215、後側嵌合片225がそれぞれ嵌合される構成となっている。
尚、前側案内レール130は案内専用のレールであり、外周壁にロック孔を形成していないのに対して、後側案内レール140は実施形態1の案内レール50と同様に、ロック機能も兼用しており、外周壁に一定間隔でロック孔57を形成している。
ボード支持部材200は、実施形態1のボード支持部材70と類似構造をなしており、第一アーム210と第二アーム220の二本のアームにより分割構成され、両アーム210、220を板厚方向に重ねて組み付けることが出来る。
また、図10に示すように、第一アーム210の前端寄りの位置には前側嵌合片215が設けられ、後端寄りの位置には後側嵌合片225が設けられている。そして、第一アーム210の前側嵌合片215が前側案内レール130のレール溝135に嵌合し、第一アーム210の後側嵌合片225が後側案内レール140のレール溝145に嵌合する構成となっている。
以上のことから、第一アーム210、引いてはボード支持部材200の上下移動が、前後2本の案内レール130、140により案内されることとなる。このような構成であれば、ボード支持部材200、ひいてはトノボード本体30を荷室10内において安定的に上下動させることが可能となる。
また、前後両端部が前後の両案内レール130、140によりそれぞれガイドされるから、ボード支持部材200は回転方向(図9のR方向)に傾ぎ難くなる。このように、ボード支持部材200の傾ぎを抑えることができれば、ロック時においてもボード支持部材200の傾ぎが、当然小さくなるので、トノボード本体30を安定的に支持することが可能となる。
尚、ボード支持部材200を案内レール140にロックさせるロック構造については、実施形態1のロック構造と同一であるので、ロック関連部位については実施形態1と同一の符号を付し、説明を割愛する。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)実施形態1、2の構成ではいずれも、案内レールにロック孔を一定間隔で複数個形成したが、ロック孔は必ずしも一定間隔で設ける必要はなく、また個数についても2以上であればよい。
(2)実施形態1、2の構成ではいずれも、案内レールにロック孔を形成する一方、ボード支持部材を構成する第二アームにロック片を設けて、第二アームのロック片を案内レールのロック孔に係止させることでボード支持部材を案内レールにロックさせた。ロックの構成は、上記例に限らず、例えばボード支持部材に別部品よりなるロック部材を専用に設け、これを案内レールのロック孔に係止させる構成としてもよい。
実施形態1において、荷室を後方側から見た斜視図 車両後部の断面図 トノボード本体の支持構造を示す斜視図 案内レール及び、ボード支持部材の斜視図 車両後部の側面図 トノボード本体及びその周辺構造部の平面図 ロック孔に対するロック片のロック/ロック解除動作を示す断面図 トノボード本体の上下動作を示す側面図 実施形態2において、トノボード本体の支持構造を示す斜視図 案内レール及び、ボード支持部材の斜視図
符号の説明
30…トノボード本体
35…端部カバー(本発明の「連結部材」に相当)
40R、40L…ボード支持装置
50R、50L…案内レール
55…レール溝
57…ロック孔(本発明の「ロック受け部」に相当)
70R、70L…ボード支持部材
80…第一アーム
85…嵌合片
90…第二アーム
97A、97B…ロック片(本発明の「ロック部材」に相当)

Claims (5)

  1. 車両の荷室に配置可能なトノボード本体と、
    前記荷室の幅方向の両側に配置され、前記トノボード本体を前記荷室内にて上下移動可能に支持する一対のボード支持装置と、
    前記ボード支持装置により上下移動可能に支持されたトノボード本体を、前記荷室内の異なる複数の高さ位置にてロックするロック装置と、を備えることを特徴とするトノボード装置。
  2. 前記一対のボード支持装置は、
    前記荷室の幅方向の両側においてレール長手方向を上下に向けて設置された一対の案内レールと、
    前記案内レールに沿って上下移動可能とされ、かつ前記トノボード本体の幅方向の両側部を下支えする一対のボード支持部材と、を備えてなると共に、
    前記ロック装置は、上下移動可能とされた前記ボード支持部材を、上下方向の複数位置にて前記案内レールにロックさせることにより、前記トノボード本体を前記荷室内の異なる複数の高さ位置にロックすることを特徴とする請求項1に記載のトノボード装置。
  3. 前記ボード支持部材を、
    前記トノボード本体の側部前側を支え、かつ前記案内レールに対して上下移動可能に嵌合する第一アームと、
    前記第一アームに対して車両の前後方向に相対移動可能に装着され、かつ前記トノボード本体の側部後側を支える第二アームとから分割構成すると共に、
    前記ロック装置を、前記案内レール上において上下方向の複数位置に設けられる少なくとも2以上のロック受け部と、前記ボード支持部材の第二アームに設けられ前記ロック受け部に対して車両後方側から係止可能とされたロック部材とから構成し、
    前記第二アームを前記第一アームに対して車両前側に前進変位させることで前記ロック受け部に前記ロック部材がロックし、
    前記第二アームを前記第一アームに対して車両後側に後退変位させることで前記ロックが解除される構成としてあることを特徴とする請求項2に記載のトノボード装置。
  4. 前記案内レールに前記ロック受け部を上下方向に一定間隔で複数個形成し、前記複数個のロック受け部に前記ロック部材を選択的に係止させることにより、前記荷室内における前記トノボード本体の高さ位置を多段階に調整できるようにしたことを特徴とする請求項3に記載のトノボード装置。
  5. 荷室幅方向の一方側に配置されるボード支持部材の第二アームと荷室幅方向の他方側に配置されるボード支持部材の第二アームの双方の第二アームを相互に連結する連結部材を、前記トノボード本体の後端部に、前記トノボード本体に対して前後移動可能に設置し、
    前記連結部材を車両後方に引き操作すると、前記両第二アームがロック解除方向に同時に移動して、荷室幅方向に配置される各案内レールに対する各ボード支持部材のロックが同時解除する構成としてあることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のトノボード装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013025893A (ja) * 2011-07-15 2013-02-04 Nec Corp 蓄電装置
CN110682870A (zh) * 2019-11-04 2020-01-14 徐州富沃电动车有限公司 一种电动车可调节后备箱
US10988084B2 (en) 2019-06-13 2021-04-27 Ford Global Technologies, Llc Height adjustable cargo storage assembly

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