JP2009113555A - ワイパ制御装置 - Google Patents

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健 池田
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Abstract

【課題】操作スイッチのオン操作時において絶対位置検出手段の検出値にばらつきが生じるのを無くし、ワイパ装置の初期動作に要する時間を一定にする。
【解決手段】制御部51に、ワイパスイッチ44のオフ操作後に、絶対位置信号を検出するまでワイパモータ13を復動作させるとともに、ワイパモータ13を逆方向に回転させて新たな絶対位置信号を検出するまで往動作させ、その後、ワイパモータ13を停止させる停止位置補正部59を設けた。これにより、第2ホールセンサ40のヒステリシス領域を避けた位置でウォームホイール35を停止させることができ、制御部51の起動時における第2ホールセンサ40の検出値にばらつきが無くなって、ワイパ装置の初期動作に要する時間を一定にすることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、モータを正逆方向に回転させることによりワイパアームをウィンドシールド上の所定範囲で往復動作させるワイパ制御装置に関する。
従来、自動車等の車両には、ウィンドシールドに付着した雨や雪、前車の飛沫等の付着物を払拭して運転者の視界を確保するためにワイパ装置が設けられている。ワイパ装置としては、車室内等に設けられる操作スイッチにより一方向に回転されるモータと、モータの回転運動を揺動運動に変換するリンク機構と、リンク機構により揺動されるワイパアームと、ワイパアームの先端側に設けられるワイパブレードとを備えたものが一般的に用いられている。そして、操作スイッチをオン操作することによりモータが一方向へ回転し、このモータの回転がリンク機構およびワイパアームを介してワイパブレードに伝達されて、ワイパブレードがウィンドシールド上の所定範囲を揺動するようになっている。
このワイパ装置は、モータの一方向への回転によりワイパアームを揺動させるため、リンク機構の可動スペースが広くなる傾向にあり、したがって、エンジンルーム内等におけるワイパ装置の装着スペースの狭小化には限界がある。そこで、ワイパ装置の装着スペースの狭小化に対応すべく、リンク機構の可動スペースを狭くすることができるワイパ装置の開発がなされている。
装着スペースの狭小化に対応し得るワイパ装置としては、例えば、特許文献1に記載されたワイパ装置が知られており、この特許文献1に記載されたワイパ装置は、モータを正逆方向に回転させることにより、ワイパアームを揺動するようにしている。つまり、モータを一方向に回転させてリンク機構により揺動させるのではなく、所定の角度範囲で正転および逆転を繰り返すようモータを制御して揺動させるようにしており、したがって、リンク機構の可動スペースを、例えば半分以下に縮小させることが可能となり、ワイパ装置の装着スペースの狭小化に対応することができる。
このような所謂リバーシングワイパ装置は、モータの回転状態(相対位置)とワイパアームの位置状態(絶対位置)とを、それぞれ相対位置検出センサおよび絶対位置検出センサにより検出し、当該各検出センサの検出値に基づいて、制御装置がワイパアームの往復動作制御と停止制御とを行うようにしている。各検出センサとしては、複数の極性(N極,S極・・・)を有する永久磁石と、この永久磁石に近接して対向配置されたホールセンサとを組み合わせたものを用いており、ホールセンサからは極性変化に応じて電圧信号(Low信号およびHigh信号よりなる矩形パルス)が出力されるようになっている。
相対位置検出センサは、ワイパアームの揺動角度を検出してモータを正逆方向に回転させるために用いられ、モータを構成する回転軸の軸方向所定箇所に装着されて周方向に多極(例えば6極)を有する多極マグネットと、当該多極マグネットの極性変化を検出する一対のホールセンサとで構成される。制御装置は、各ホールセンサから異なるタイミングで出力される矩形パルスを順次カウントしていくことによりワイパアームの揺動角度を算出し、この算出したカウント値に基づいてモータを正逆方向に回転させるようにしている。
また、絶対位置検出センサは、ワイパアームの停止位置等を検出するために用いられ、ワイパアームを動作させる出力軸を備えたウォームホイールに装着されて周方向に2極を有するリングマグネットと、当該リングマグネットの極性変化を検出する一のホールセンサとで構成される。制御装置は、このホールセンサからの出力を検出することにより、ワイパアームを所定位置で停止させたり往復動作開始位置(原点位置)に移動させたりし、また、相対位置検出センサによるカウント値をリセットしてワイパアームの揺動角度を補正するようにしている。
国際公開第2007/052503号パンフレット
ところで、ホールセンサにはその特性上ヒステリシスがある。つまり、一方向からの極性変化検出位置としてのスイッチングポイント(動作点)と他方向からの極性変化検出位置としてのスイッチングポイント(復帰点)とにずれが生じるようになっている。図13はホールセンサのヒステリシスを説明する説明図であり、縦軸はホールセンサがS極を検出した場合のLow信号(0)と、N極を検出した場合のHigh信号(1)の出力を示し、横軸はワイパアームの絶対位置、つまり、絶対位置検出センサを備えたウォームホイールの回転位置を示している。
図13に示すように、ウォームホイールをある位置(図中左側)から矢印に示すように往動作させ、ホールセンサがS極からN極を検出するとその動作点はP1となる。一方、これとは逆にウォームホイールをある位置(図中右側)から矢印に示すように復動作させ、ホールセンサがN極からS極を検出するとその復帰点はP2となる。
このように、ホールセンサの動作点P1と復帰点P2との間にはヒステリシス(図中破線の領域)があり、上述した特許文献1に記載された技術によれば、操作スイッチをオフ操作してモータを復動作させ、ワイパアームを所定位置に停止させた場合に、その停止位置がヒステリシスの領域内となる場合がある。この場合には、イグニッションスイッチをオフ操作する等して制御装置をスリープ状態(非通電状態)にした後、イグニッションスイッチをオン操作する等して制御装置をウェイクアップ状態(通電状態)にした際に、制御装置のウェイクアップ時におけるホールセンサの極性の検出が、N極とすべき場合であるにも関わらずS極となる場合があり、極性の検出にばらつきが生じるという問題がある。
極性の検出にばらつきが生じた場合には、ワイパアームを原点位置(相対位置検出センサによるカウント開始位置)に位置させるために行う初期動作が、S極検出の場合とN極検出の場合とで異なりその動作時間に差が生じる。その結果、操作スイッチをオン操作する度に往復動作開始までの時間が異なる場合があり、操作者に違和感を与え易いという問題が生じ得る。
本発明の目的は、操作スイッチのオン操作時において絶対位置検出手段の検出値にばらつきが生じるのを無くし、ワイパ装置の初期動作に要する時間を一定にすることができるワイパ制御装置を提供することにある。
本発明のワイパ制御装置は、モータを正逆方向に回転させることによりワイパアームをウィンドシールド上の所定範囲で往復動作させるワイパ制御装置であって、前記モータをオン操作またはオフ操作する操作スイッチと、前記モータの回転状態を検出して相対位置信号を出力する相対位置検出手段と、前記ワイパアームの位置状態を検出して絶対位置信号を出力する絶対位置検出手段と、前記操作スイッチ、前記相対位置検出手段および前記絶対位置検出手段のそれぞれが接続され、前記操作スイッチのオン操作時に、前記各位置信号に応じて前記ワイパアームを往復動作させ、前記操作スイッチのオフ操作時に、前記各位置信号に応じて前記ワイパアームを所定位置で停止させる制御手段とを備え、前記制御手段は、前記操作スイッチのオフ操作後に、前記絶対位置信号を検出するまで前記モータを復動作させ、前記絶対位置信号を検出したら、前記モータを逆方向に回転させて新たな前記絶対位置信号を検出するまで往動作させ、新たな前記絶対位置信号を検出したら、前記モータを停止させる制御を行う停止位置補正部を有することを特徴とする。
本発明のワイパ制御装置は、前記停止位置補正部は、前記モータを往動作させて新たな前記絶対位置信号を検出した後に、前記相対位置信号の検出値が所定の条件を満たすまで往動作を継続させ、その後、前記モータを停止させる停止動作遅延部を有することを特徴とする。
本発明によれば、制御手段に、操作スイッチのオフ操作後に、絶対位置信号を検出するまでモータを復動作させるとともに、モータを逆方向に回転させて新たな絶対位置信号を検出するまで往動作させ、その後、モータを停止させる停止位置補正部を設けるので、絶対位置検出手段のヒステリシス領域を避けた位置でワイパアームを停止させることができる。したがって、制御装置のウェイクアップ時における絶対位置検出手段の検出値にばらつきが無くなり、ワイパ装置の初期動作に要する時間を一定にすることができる。
本発明によれば、停止位置補正部に、モータを往動作させて新たな絶対位置信号を検出した後に、相対位置信号の検出値が所定の条件を満たすまで往動作を継続させ、その後、モータを停止させる停止動作遅延部を設けるので、相対位置信号の検出値が所定の条件を満たすまでの間、操作スイッチのオフ操作後におけるモータの往動作時間を長くすることができる。したがって、絶対位置検出手段のヒステリシス領域からより遠ざけた位置でワイパアームを停止させることができ、絶対位置検出手段の検出値のばらつきをより確実に無くすことができる。
以下、本発明におけるワイパ制御装置の一実施の形態について、図面に基づき詳細に説明する。図1は車両に搭載されたワイパ装置を説明する説明図を、図2は図1のワイパ装置におけるワイパモータを説明する説明図を、図3は本発明に係るワイパ制御装置を示すブロック図をそれぞれ表している。
図1に示すように、車両10には、ウィンドシールドとしてのフロントガラス11に付着した雨や雪、前車の飛沫等の付着物を払拭して、運転者の視界を確保するためにワイパ装置12が搭載されている。このワイパ装置12は、図示しない車室内等に設けられるワイパスイッチ(操作スイッチ)を操作することにより回転駆動されるワイパモータ(モータ)13と、車両10に回動自在に設けられる一対のワイパ軸14と、各ワイパ軸14に基端側が固定され、先端側がフロントガラス11上を揺動運動する一対のワイパアーム15と、ワイパモータ13の回転運動を各ワイパアーム15に伝達する動力伝達機構16とを有している。
各ワイパアーム15の先端側には、それぞれワイパブレード17が設けられており、各ワイパブレード17は、各ワイパアーム15の内側に設けられたスプリング(図示せず)によってフロントガラス11に対して弾圧的に接触するようになっている。そして、各ワイパブレード17は、ワイパモータ13を正逆方向に回転させることにより、フロントガラス11上の図中二点鎖線で示す各所定範囲18を、各ワイパアーム15の往復動作に従い払拭動作するようになっている。
図2に示すように、ワイパモータ13は、モータ部20とこれに接続されるギヤ部30とを有している。モータ部20は、磁性材料よりなる鋼板をプレス加工することにより有底筒状に形成されたヨーク21を備え、このヨーク21の内側には一対の永久磁石22が装着されている。各永久磁石22の内側には、所定の隙間を介してアーマチュア23が回動自在に設けられており、このアーマチュア23にはコイル24が巻装されている。
アーマチュア23の回転中心にはアーマチュア軸25が固定されており、このアーマチュア軸25の一端側(図中左側)は、ラジアル軸受26を介してヨーク21の底部に回動自在に支持されている。また、アーマチュア軸25の他端側(図中右側)は、図示しないもう一つのラジアル軸受に支持されてギヤ部30のケース31内に延出されている。
アーマチュア軸25の他端側にはウォーム27が一体に形成されており、このウォーム27はウォームホイール35の歯部35aに噛み合わされている。ここで、ウォーム27およびウォームホイール35は減速機構を構成しており、この減速機構は、アーマチュア軸25の回転を減速して高トルク化するとともに、高トルク化された回転をウォームホイール35から動力伝達機構16に向けて出力するようになっている。
アーマチュア軸25のアーマチュア23に近接する位置には、整流子28が一体に設けられており、この整流子28は導電性を有する複数の整流子片28aをモールド成形することにより形成されている。各整流子片28aにはコイル24の端部が電気的に接続されており、整流子28を介してコイル24に駆動電流を供給することでアーマチュア23には電磁力が発生し、これによりアーマチュア軸25が正方向または逆方向に回転するようになっている。
また、アーマチュア軸25のウォーム27と整流子28との間には、多極マグネット29が装着されており、この多極マグネット29は、周方向に等間隔でN極,S極・・・と交互に着磁(例えば6極)することにより形成されている。
ギヤ部30は有底状のケース31を備え、このケース31は、溶融したアルミ材料等を鋳造成形することにより形成されている。ケース31のヨーク21側には、プラスチック等の合成樹脂材料よりなるブラシホルダ32が装着されており、このブラシホルダ32には一対のブラシ33が径方向に移動自在に設けられている。各ブラシ33は、整流子28に駆動電流を供給するために、各スプリング34の弾性力により整流子28に摺接するようになっている。
ケース31には、ウォームホイール35が回転自在に設けられており、このウォームホイール35の歯部35aにはアーマチュア軸25のウォーム27が噛み合わされて、ウォーム27の回転が伝達されるようになっている。ウォームホイール35の回転中心には出力軸36が一体に設けられており、この出力軸36の一端側は、ケース31の図示しないボスを介して外部に延出されて動力伝達機構16(図1参照)に連結されている。
ウォームホイール35における出力軸36の周囲には、リングマグネット37が装着されており、このリングマグネット37は周方向に2極(N極およびS極)を有するよう着磁して形成されている。なお、S極に着磁された部分は周方向に向けて略3/4を占めており、残りの略1/4はN極に着磁されている。
ケース31には、当該ケース31の開口部分を閉塞するカバー(図示せず)が装着され、このカバーの内側のウォームホイール35と対向する位置には、回路基板38(図中二点鎖線)が装着されている。回路基板38には、トランジスタや抵抗等の複数の電子部品(図示せず)が装着されるとともに、多極マグネット29と対向する位置およびリングマグネット37と対向する位置には、それぞれ一対の第1ホールセンサ39a,39bおよび第2ホールセンサ40が設けられている。ここで、本発明における相対位置検出手段は、各第1ホールセンサ39a,39bと多極マグネット29とから構成され、絶対位置検出手段は、第2ホールセンサ40とリングマグネット37とから構成されている。
回路基板38に装着された各電子部品は、配線41を介して制御装置(コントローラ)50に電気的に接続されている。制御装置50には、配線42a,42bを介して車載バッテリ等の電源43およびワイパスイッチ44が電気的に接続されており、制御装置50は、ワイパスイッチ44のオン操作に伴い電源43からワイパモータ13に駆動電流を供給し、また、アーマチュア軸25の回転状態やウォームホイール35の回転位置、つまり、ワイパアーム15の位置状態を、各ホールセンサ39a,39bおよび40により検出するようになっている。ここで、本発明におけるワイパ制御装置は、ワイパスイッチ44と制御装置50とから構成されている。
図3に示すように、制御装置50の内部には、制御手段としての制御部51が設けられており、この制御部51には、演算処理部52,相対位置検出部53および絶対位置検出部54が設けられるとともに、ワイパスイッチ44,各ホールセンサ39a,39bおよび40が電気的に接続されている。
相対位置検出部53には、一対の第1ホールセンサ39a,39bが電気的に接続され、この相対位置検出部53は、各第1ホールセンサ39a,39bから出力される多極マグネット29の極性変化に応じた相対位置信号(矩形パルス)を受けて、その相対位置信号を演算処理部52に出力するようになっている。また、絶対位置検出部54には、第2ホールセンサ40が電気的に接続され、この絶対位置検出部54は、第2ホールセンサ40から出力されるリングマグネット37の極性変化に応じた絶対位置信号(矩形パルス)を受けて、その絶対位置信号を演算処理部52に出力するようになっている。
演算処理部52は、図示しないレギュレータを介して、電源43から供給される駆動電流により作動するようになっている。演算処理部52は、相対位置検出部53および絶対位置検出部54からの相対位置信号および絶対位置信号を受けて、各位置信号に応じてワイパモータ13を回転する駆動信号を所定の演算処理により求めるようになっている。そして、演算処理部52により求めた駆動信号は、その下流側に電気的に接続されたプリドライバ56を介してブリッジ回路57に入力され、ブリッジ回路57は、入力された駆動信号に応じて電源43からの駆動電流を調整してワイパモータ13に供給するようになっている。
なお、図中符号58は分圧回路を示しており、当該分圧回路58は、電源43から供給されるバッテリ電圧を分圧するようになっている。分圧されたバッテリ電圧はA/D変換部55によりアナログ値からデジタル値へと変換され、演算処理部52を構成する図示しないバッテリ電圧監視部に入力される事で、バッテリ電圧の低下を監視するようにしている。
演算処理部52には、ワイパスイッチ44のオフ操作後に、ワイパモータ13を所定方向に回転(復動作)することにより、ワイパアーム15を移動させてワイパブレード17を車両10の所定位置に停止させる停止位置補正部59を有している。この停止位置補正部59は、第2ホールセンサ40からの絶対位置信号に基づいてワイパブレード17の停止位置を補正制御し、その制御内容は、第2ホールセンサ40のヒステリシスを考慮したものとなっている。
また、停止位置補正部59には停止動作遅延部59aが設けられ、この停止動作遅延部59aは、ワイパスイッチ44のオフ操作後に、各第1ホールセンサ39a,39bからの相対位置信号が、所定の条件を満たすまでワイパモータ13の停止動作(復動作)を継続させるようになっている。つまり、ワイパブレード17の車両10に対する停止動作を遅らせるようワイパモータ13を回転するようになっている。
次に、以上のように構成した制御装置50の動作について、図4〜図12を用いて詳細に説明する。図4は本発明に係るワイパ制御装置の動作内容を示すメインフローチャートを表している。
図4に示すように、ステップS1において図示しないイグニッションスイッチをオン操作する等して制御装置50が起動(ウェイクアップ)すると、続くステップS2においてEEPROM等(図示せず)の初期化処理(イニシャライズ)を実行する。次いで、ワイパモータ13の停止処理(ステップS3)を経てステップS4に進む。ステップS4では、ワイパスイッチ44の操作状態を検出し、ワイパスイッチ44がオフ操作状態のままであると判定(no)した場合には、ステップS3に戻ってステップS3およびステップS4の動作を繰り返して実行し、ワイパスイッチ44がオン操作されてステップS4でyesと判定するとステップS5に進む。
ステップS5では、第2ホールセンサ40からの絶対位置信号を入力し、当該第2ホールセンサ40からの絶対位置信号がHigh信号(N極)またはLow信号(S極)の何れであるかを判定する。つまり、ステップS5ではワイパブレード17の停止位置における第2ホールセンサ40によるリングマグネット37の極性を検出する。ステップS5において、第2ホールセンサ40の検出がN極(High信号)であると判定(yes)した場合にはステップS6に進み、ステップS5において、第2ホールセンサ40の検出がS極(Low信号)であると判定(no)した場合にはステップS7に進む。
ステップS6では、ワイパブレード17の格納位置(停止位置)が、ワイパブレード17の往復払拭動作時における基準位置となる原点位置よりも上側にあるとして、後述する第1初期動作(図5参照)を実行し、その後ステップS8に進む。一方、ステップS7では、ワイパブレード17の格納位置が上記原点位置よりも下側にあるとして、後述する第2初期動作(図8参照)を実行し、その後ステップS8に進む。
ステップS8では、原点位置を基準としてワイパブレード17を往復払拭動作させるとともに、各第1ホールセンサ39a,39bからのHigh信号(N極)およびLow信号(S極)を図示しないカウンタ部でカウント(加減算)する。そして、当該カウント値が所定値に達したらワイパブレード17が所定位置(上下反転位置)に到達したとしてワイパモータ13の回転方向を切り替える。このようにステップS8では、原点位置を基準(カウント値0)として、各第1ホールセンサ39a,39bからの相対位置信号に基づいてワイパブレード17の動作位置を検出し、当該ワイパブレード17の動作位置に応じてワイパモータ13の回転を制御するようになっている。
なお、各第1ホールセンサ39a,39bからの相対位置信号にずれが生じ、ワイパブレード17の動作位置がずれた場合には、所定のタイミングで上記ずれを無くすための補正制御(図示せず)が実行される。つまり、この補正制御は、例えば、所定時間t毎に第2ホールセンサ40の絶対位置信号に基づく原点位置の検出を行い、当該原点位置の検出時に相対位置信号のカウント値をリセットすることにより実行される。
ステップS9では、ワイパスイッチ44のオフ操作がなされたか否か、つまり、ワイパブレード17を格納位置に格納する指示があったか否かを判定する。ステップS9でワイパスイッチ44のオフ操作が無いと判定(no)した場合には、ステップS8に戻りワイパブレード17の往復払拭動作を継続して行うようワイパモータ13の回転を継続させる。一方、ステップS9でワイパスイッチ44のオフ操作があると判定(yes)した場合には、ステップS10に進み、別に定義された本発明の特徴部分である格納動作サブルーチン(図11参照)を実行する。そして、格納動作サブルーチンを実行した後、ステップS11に進んでワイパブレード17による往復払拭動作が停止される。
次に、図4のステップS6における第1初期動作の処理内容(サブルーチン)について図面を用いて説明する。図5は第1初期動作の処理内容を示すサブフローチャートを、図6は図5のサブフローチャートによるワイパブレードの動作(一方側)を説明する動作説明図を、図7(a),(b)は図5のサブフローチャートによるウォームホイールの動作を説明する説明図をそれぞれ表している。
図5に示すように、ステップS20において「格納位置>原点位置」である場合の第1初期動作が開始されてステップS21に進む。ステップS21では、図6に示すようにワイパブレード17を格納領域内の格納位置1(PP1)から原点位置(OP)に移動させるようワイパモータ13を復動作させ、ワイパブレード17を図6中矢印(1)に示す方向に移動させる。このとき、ウォームホイール35は図7(a)に示すように動作する。つまり、アーマチュア軸25が図中矢印方向に回転し、これに伴いウォームホイール35が図中矢印(1)方向(時計方向)に回転する。すると、リングマグネット37のS極とN極との境界Eが、第2ホールセンサ40(原点位置(OP))に近接していく。
ステップS22では、第2ホールセンサ40からのLow信号(S極)を検出し、Low信号が未だ検出されないと判定(no)した場合には、その上流側のステップS21に戻り、図6および図7に示す矢印(1)方向への動作を継続させる。一方、ステップS22で第2ホールセンサ40からのLow信号を検出したと判定(yes)した場合には、ワイパブレード17が原点位置(OP)に到達(境界Eが原点位置(OP)に到達)したとしてステップS23に進み、ワイパモータ13の復動作を停止させる。その後、図5に示す第1初期動作を終了(ステップS24)して図4のステップS8に進む。
第1初期動作を終えた後のステップS8では、図7(b)の矢印に示すようにアーマチュア軸25を逆方向に回転させてウォームホイール35を図中矢印(2)方向(反時計方向)に回転させる。これにより、図6中矢印(2)に示すようにワイパブレード17が格納領域からフロントガラス11上の払拭領域に出て行く。その後、図6および図7に示すように、ワイパブレード17を上反転位置(URP)側へ移動させる往動作とワイパブレード17を下反転位置(LRP)側へ移動させる復動作とを繰り返すようワイパモータ13が回転され、これによりフロントガラス11の往復払拭動作が行われる。ここで、第1初期動作に要する時間を計測したところ約0.12secであり、違和感無く極短時間で往復払拭動作に移行できることが確認できた。
次に、図4のステップS7における第2初期動作の処理内容(サブルーチン)について図面を用いて説明する。図8は第2初期動作の処理内容を示すサブフローチャートを、図9は図8のサブフローチャートによるワイパブレードの動作(一方側)を説明する動作説明図を、図10(a)〜(d)は図8のサブフローチャートによるウォームホイールの動作を説明する説明図をそれぞれ表している。
図8に示すように、ステップS30において「格納位置<原点位置」である場合の第2初期動作が開始されてステップS31に進む。ステップS31では、図9に示すようにワイパブレード17を格納領域内の格納位置2(PP2)から最下端となる下限位置(LLP)に移動させるようワイパモータ13を復動作させ、ワイパブレード17を図9中矢印(1)に示す方向に移動させる。すると、動力伝達機構16が図示しないブラケット等に当接して物理的に移動不可能となる下限位置(LLP)に近接していく。このとき、ウォームホイール35は図10(a)に示すように動作する。つまり、アーマチュア軸25が図中矢印に示す方向に回転し、これに伴いウォームホイール35が図中矢印(1)方向(時計方向)に回転する。
ステップS32では、各第1ホールセンサ39a,39bからの相対位置信号が途絶えたことを検出、つまり、ワイパブレード17が下限位置(LLP)に到達してワイパモータ13が非回転状態(ロック状態)となったか否かを検出する。未だロック状態が検出されないと判定(no)した場合には、その上流側のステップS31に戻り、図9および図10に示す矢印(1)方向への動作を継続させる。一方、ステップS32でロック状態を検出したと判定(yes)した場合には、ワイパブレード17が下限位置(LLP)に到達したとしてステップS33に進み、ワイパモータ13の復動作を停止させる。
続くステップS34では、ワイパモータ13を逆方向に回転させて、図9に示すようにワイパブレード17を格納領域内の下限位置(LLP)から払拭領域の方向に20°進角させた位置(20AP)に移動させるようワイパモータ13を往動作させ、ワイパブレード17を図9中矢印(2)に示す方向に移動させる。このとき、ウォームホイール35は図10(b)に示すように動作する。つまり、アーマチュア軸25が図中矢印方向に回転し、これに伴いウォームホイール35が図中矢印(2)方向(反時計方向)に回転する。すると、リングマグネット37の境界Eが、第2ホールセンサ40に近接していき、やがて原点位置(OP)を越えていく。
ステップS35では、各第1ホールセンサ39a,39bからの相対位置信号に基づき、ワイパモータ13が下限位置(LLP)から20°進角位置(20AP)に到達したか否かを判定し、未だ20°進角位置(20AP)に到達していないと判定(no)した場合には、その上流側のステップS34に戻り、図9および図10に示す矢印(2)方向への動作を継続させる。一方、ステップS35で20°進角位置(20AP)に到達したと判定(yes)した場合にはステップS36に進み、ワイパモータ13の往動作を停止させる。
続くステップS37では、再びワイパモータ13を逆方向に回転させて、図9に示すようにワイパブレード17を格納領域内の20°進角位置(20AP)から原点位置(OP)に移動させるようワイパモータ13を復動作させ、ワイパブレード17を図9中矢印(3)に示す方向に移動させる。このとき、ウォームホイール35は図10(c)に示すように動作する。つまり、アーマチュア軸25が図中矢印方向に回転し、これに伴いウォームホイール35が図中矢印(3)方向(時計方向)に回転する。すると、リングマグネット37の境界Eが、第2ホールセンサ40に近接していく。
ステップS38では、第2ホールセンサ40からのLow信号(S極)を検出し、Low信号が未だ検出されないと判定(no)した場合には、その上流側のステップS37に戻り、図9および図10に示す矢印(3)方向への動作を継続させる。一方、ステップS38で第2ホールセンサ40からのLow信号を検出したと判定(yes)した場合には、ワイパブレード17が原点位置(OP)に到達(境界Eが原点位置(OP)に到達)したとしてステップS39に進み、ワイパモータ13の復動作を停止させる。その後、図8に示す第2初期動作を終了(ステップS40)して図4のステップS8に進む。
第2初期動作を終えた後のステップS8では、図10(d)の矢印に示すようにアーマチュア軸25を逆方向に回転させてウォームホイール35を図中矢印(4)方向(反時計方向)に回転させる。これにより、図9中矢印(4)に示すようにワイパブレード17が格納領域からフロントガラス11上の払拭領域に出て行く。その後、図9および図10に示すように、ワイパブレード17を上反転位置(URP)側へ移動させる往動作とワイパブレード17を下反転位置(LRP)側へ移動させる復動作とを繰り返すようワイパモータ13が回転され、これによりフロントガラス11の往復払拭動作が行われる。ここで、第2初期動作に要する時間を計測したところ、第1初期動作に要する時間よりも長い約2.60secであった。
このように、第1初期動作(図5参照)および第2初期動作(図8参照)においては、原点位置(OP)を検出する際に、それぞれウォームホイール35を時計方向に回転させてリングマグネット37の境界Eを第2ホールセンサ40に近接させ、これにより、第2ホールセンサ40からのLow信号を検出して原点位置(OP)を検出するようにしている。これは、第2ホールセンサ40のヒステリシスの影響によって原点位置(OP)の検出に誤差が生じないようにするために実行されるものである。このようにすることで、ワイパ装置12の初期動作時における原点位置(OP)を常に一定の位置にすることができ、ひいては、ワイパブレード17によって常に一定の払拭範囲を払拭させることが可能となる。
ここで、図7および図10に示す符号(ULP)は、ワイパブレード17の上限位置を示しており、この上限位置(ULP)にワイパブレード17が到達した場合においても、動力伝達機構16がブラケット等に当接してワイパモータ13が非回転状態(ロック状態)となる。これにより、ワイパブレード17がオーバーランして車両10のピラー(図示せず)に衝突することを回避できるようにしている。
次に、図4のステップS10における格納動作の処理内容(サブルーチン)について図面を用いて説明する。図11は格納動作の処理内容を示すサブフローチャートを、図12はホールセンサの矩形パルスの変化を示すタイムチャートをそれぞれ表している。
図11に示す格納動作サブルーチンは、図4のステップS9においてyesと判定した後、つまり、ワイパスイッチ44がオン操作状態からオフ操作された後に実行されるものであり、停止位置補正部59(図3参照)の処理内容を示している。
図11に示すように、ステップS50において格納動作が開始されてステップS51に進み、ステップS51ではワイパモータ13を復動作させる。このとき、ワイパモータ13はワイパブレード17による往復払拭動作を終えた後であり、第2ホールセンサ40はリングマグネット37のN極に対向している(図12中左側)。したがって、第2ホールセンサ40からは図12に示すようにHigh信号が出力された状態にあり、ステップS51でワイパモータ13の復動作を継続して行うことで、その後、図12の左向き矢印に示すようにLow信号の検出ポイントPLに近付いていく。
続くステップS52では、第2ホールセンサ40の絶対位置信号がLow信号(S極)となったか否かを検出する。そして、未だ第2ホールセンサ40からの絶対位置信号がHigh信号(N極)であると判定(no)した場合には、その上流側のステップS51に進み、ワイパモータ13の復動作を継続して行う。一方、第2ホールセンサ40からの絶対位置信号がLow信号であると判定(yes)した場合には、ステップS53に進み、ワイパモータ13の復動作を停止する。すると、図12に示すように第2ホールセンサ40がS極と対向し、当該第2ホールセンサ40のヒステリシス領域を避けた停止位置Aにおいて、ウォームホイール35が停止する。
ステップS54では、ワイパモータ13を逆方向に回転させて往動作させる。すると、図12の右向き矢印に示すようにHigh信号の検出ポイントPHに近付いていく。続くステップS55では、ワイパモータ13を往動作させた後に、第2ホールセンサ40からの絶対位置信号がHigh信号(N極)となったか否かを検出し、未だHigh信号ではないと判定(no)した場合には、その上流側のステップS54に進み、ワイパモータ13の往動作を継続して行う。一方、第2ホールセンサ40からの絶対位置信号がHigh信号であると判定(yes)した場合には、ステップS56に進み、各第1ホールセンサ39a,39bの相対位置信号が所定の条件を満たしたか否かを判定する。ここで、ステップS56において実行される処理は、停止動作遅延部59a(図3参照)の処理内容を示しており、ステップS56の処理を実行することでワイパモータ13の往動作を長く(ワイパモータ13の停止を遅延)できるようにしている。
ステップS56では、ワイパモータ13を往動作して新たな絶対位置信号を検出、つまり、検出ポイントPHでのHigh信号を検出した後、各第1ホールセンサ39a,39bの相対位置信号が、図12に示すようにそれぞれ2回変化したことを検出して、これを条件としてyesの判定をするようになっている。つまり、第1ホールセンサ39aの立ち上がりポイントPA1および、その後の立ち下がりポイントPA2を検出するとともに、第1ホールセンサ39bの立ち上がりポイントPB1および、その後の立ち下がりポイントPB2を検出してyesと判定する。そして、ステップS56でyesと判定した場合にはステップS57に進み、ステップS56における相対位置信号の条件を満たしていないと判定(no)した場合には、yesと判定されるまでその上流側のステップS54に戻ってワイパモータ13の往動作を継続する。
ステップS57ではワイパモータ13の往動作を停止し、これにより、図12に示すように第2ホールセンサ40がN極と対向し、当該第2ホールセンサ40のヒステリシス領域を避けた停止位置Bでウォームホイール35が停止する。その後、ステップS58に進み、図11に示す格納動作を終了して図4のステップS11に進む。
以上詳述したように、本実施の形態に係るワイパ制御装置によれば、制御部51に、ワイパスイッチ44のオフ操作後に、絶対位置信号(検出ポイントPL)を検出するまでワイパモータ13を復動作させるとともに、ワイパモータ13を逆方向に回転させて新たな絶対位置信号(検出ポイントPH)を検出するまで往動作させ、その後、ワイパモータ13を停止させる停止位置補正部59を設けたので、第2ホールセンサ40のヒステリシス領域を避けた位置でウォームホイール35(ワイパアーム15)を停止させることができる。したがって、制御部51の起動時における第2ホールセンサ40の検出値にばらつきが無くなり、ワイパ装置12の初期動作に要する時間を一定にすることができる。
ここで、上述した従前の技術においては、制御装置の起動時に、第1初期動作(約0.12sec)を実行したり第2初期動作(約2.60sec)を実行したりする場合があるため、操作者に違和感を与える虞があった。本発明においては、制御部51の起動時には第1初期動作のみを実行するので、操作者に違和感を与えること無く、速やかにワイパ装置12を払拭動作させることができる。なお、本実施の形態においては、第2初期動作を実行可能に構成しているが、これは、制御部51が非通電状態となって停止した状態(スリープ状態)で、積雪等によりワイパアーム15に比較的大きな外力が加わり、ワイパアーム15の格納位置(停止位置)にずれが生じた場合に対応するためであり、本実施の形態においては、第2初期動作は殆ど実行されることが無い。
また、本実施の形態に係るワイパ制御装置によれば、停止位置補正部59に、ワイパモータ13を往動作させて新たな絶対位置信号(検出ポイントPH)を検出した後に、相対位置信号の検出値が所定の条件(2パルス検出)を満たすまで往動作を継続させ、その後、ワイパモータ13を停止させる停止動作遅延部59aを設けたので、相対位置信号の検出値が所定の条件を満たすまでの間、ワイパスイッチ44のオフ操作後におけるワイパモータ13の往動作時間を長くすることができる。したがって、第2ホールセンサ40のヒステリシス領域からより遠ざけた停止位置Bでウォームホイール35(ワイパアーム15)を停止させることができ、第2ホールセンサ40の検出値のばらつきをより確実に無くすことができる。
本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例えば、上記実施の形態においては、停止位置補正部59に停止動作遅延部59aを設け、図11のステップS56に示す処理を実行させ、停止位置Bでウォームホイール35を停止するようにしたものを示したが、本発明はこれに限らず、停止動作遅延部59aを省略することもできる。この場合、図12の二点鎖線で示す停止位置Cでウォームホイール35を停止させることができ、ひいては、ワイパブレード17の格納領域を狭めることが可能となってワイパ装置12の狭小化に有効である。
また、上記実施の形態においては、絶対位置検出手段として、第2ホールセンサ40とリングマグネット37とから構成したものを示したが、本発明はこれに限らず、ヒステリシスを特性上有する他の形式の検出手段(センサ)に用いて有効である。
さらに、上記実施の形態においては、ワイパ制御装置を、車両10のフロントガラス11を払拭するワイパ装置12の制御に適用したものを示したが、本発明はこれに限らず、ウィンシールドとしてのリヤガラスを払拭するワイパ装置の制御にも適用することができる。
車両に搭載されたワイパ装置を説明する説明図である。 図1のワイパ装置におけるワイパモータを説明する説明図である。 本発明に係るワイパ制御装置を示すブロック図である。 本発明に係るワイパ制御装置の動作内容を示すメインフローチャートである。 第1初期動作の処理内容を示すサブフローチャートである。 図5のサブフローチャートによるワイパブレードの動作(一方側)を説明する動作説明図である。 (a),(b)は、図5のサブフローチャートによるウォームホイールの動作を説明する説明図である。 第2初期動作の処理内容を示すサブフローチャートである。 図8のサブフローチャートによるワイパブレードの動作(一方側)を説明する動作説明図である。 (a)〜(d)は、図8のサブフローチャートによるウォームホイールの動作を説明する説明図である。 格納動作の処理内容を示すサブフローチャートである。 ホールセンサの矩形パルスの変化を示すタイムチャートである。 ホールセンサのヒステリシスを説明する説明図である。
符号の説明
10 車両
11 フロントガラス(ウィンドシールド)
12 ワイパ装置
13 ワイパモータ(モータ)
14 ワイパ軸
15 ワイパアーム
16 動力伝達機構
17 ワイパブレード
18 所定範囲
20 モータ部
21 ヨーク
22 永久磁石
23 アーマチュア
24 コイル
25 アーマチュア軸
26 ラジアル軸受
27 ウォーム
28 整流子
28a 整流子片
29 多極マグネット(相対位置検出手段)
30 ギヤ部
31 ケース
32 ブラシホルダ
33 ブラシ
34 スプリング
35 ウォームホイール
35a 歯部
36 出力軸
37 リングマグネット(絶対位置検出手段)
38 回路基板
39a,39b 第1ホールセンサ(相対位置検出手段)
40 第2ホールセンサ(絶対位置検出手段)
41 配線
42a,42b 配線
43 電源
44 ワイパスイッチ(操作スイッチ,ワイパ制御装置)
50 制御装置(ワイパ制御装置)
51 制御部(制御手段)
52 演算処理部
53 相対位置検出部
54 絶対位置検出部
55 A/D変換部
56 プリドライバ
57 ブリッジ回路
58 分圧回路
59 停止位置補正部
59a 停止動作遅延部

Claims (2)

  1. モータを正逆方向に回転させることによりワイパアームをウィンドシールド上の所定範囲で往復動作させるワイパ制御装置であって、
    前記モータをオン操作またはオフ操作する操作スイッチと、
    前記モータの回転状態を検出して相対位置信号を出力する相対位置検出手段と、
    前記ワイパアームの位置状態を検出して絶対位置信号を出力する絶対位置検出手段と、
    前記操作スイッチ、前記相対位置検出手段および前記絶対位置検出手段のそれぞれが接続され、前記操作スイッチのオン操作時に、前記各位置信号に応じて前記ワイパアームを往復動作させ、前記操作スイッチのオフ操作時に、前記各位置信号に応じて前記ワイパアームを所定位置で停止させる制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記操作スイッチのオフ操作後に、前記絶対位置信号を検出するまで前記モータを復動作させ、前記絶対位置信号を検出したら、前記モータを逆方向に回転させて新たな前記絶対位置信号を検出するまで往動作させ、新たな前記絶対位置信号を検出したら、前記モータを停止させる制御を行う停止位置補正部を有することを特徴とするワイパ制御装置。
  2. 請求項1記載のワイパ制御装置において、前記停止位置補正部は、前記モータを往動作させて新たな前記絶対位置信号を検出した後に、前記相対位置信号の検出値が所定の条件を満たすまで往動作を継続させ、その後、前記モータを停止させる停止動作遅延部を有することを特徴とするワイパ制御装置。
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