JP2009112610A - 画像表示装置、遊技機、画像表示方法、画像表示プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

画像表示装置、遊技機、画像表示方法、画像表示プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Shinichi Tsukagoshi
真一 塚越
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Abstract

【課題】簡易な構成で、背景画像の一部に画像を表示させる場合において背景画像を変える際に数フレームの静止画像を表示する画像表示装置。
【解決手段】画像表示装置500は表示手段40とCGROM42とGPU43とスケーラ45とフレームバッファ46と制御手段510とを備え、制御手段510は背景画像転送部511とウィンドウ表示画像転送部512とフレームバッファ制御部513と表示制御部514とを備える。フレームバッファ制御部513は背景画像を更新しないときはフレームバッファの2つのバッファに対し交互に書き込み、読み出しをするとともに、背景画像を更新するときは、前記2つのバッファを交互に各々読み出し専用、書き込み専用として、背景画像とウィンドウ画像とを書き込んで合成画像を生成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像表示装置、遊技機、画像表示方法、画像表示プログラムおよび記録媒体
に関する。特に、静止画像と動画像の合成画像を表示する表示装置に関する。
従来、パチンコ機等の遊技機において、所定の演出パターンの画像を表示する画像表示
装置を備えた構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の画像表示装置は、画像を表示する表示手段と、表示用の画像データ
を記憶するCGROM(Character Generator Read Only Memory)と、CGROMに記憶さ
れた画像データに基づく画像を生成するVDP(Video Display Processor)と、VDPで
生成された画像が仮想的に描画される表示バッファを備えている。そして、VDPは、表
示バッファに描画された画像に基づく画像信号を表示手段に出力し、表示手段は、この画
像信号に基づく画像を表示する。
画像を表示する際、表示バッファに描画された画像の解像度と表示手段における表示領
域の解像度とが異なる場合には、VDPから出力される画像信号をスケーラと呼ばれる解
像度を調整するデバイスに入力する。このスケーラは、VDPから出力される画像信号に
係る画像の解像度を、表示手段における表示領域の解像度と同一の解像度に調整し、解像
度の調整された画像に基づく画像信号を表示手段に出力する。
特開2006−167092号公報
画像表示装置において、表示手段における表示領域の一部分に画像をウィンドウ表示す
る表示方法が知られている。このような場合には、前述したスケーラは、ウィンドウ表示
画像の周囲を単色の画像として、この画像に基づく画像信号を表示手段に出力する。
しかしながら、ウィンドウ表示画像の周囲を単色の画像とすると、単調であって表示さ
れる画像による演出効果が弱められ、魅力的な演出パターンの画像を表示手段に表示する
ことができないという問題がある。このため、ウィンドウ表示画像の周囲に任意の背景画
像(主に静止画像)を表示したいという要求があった。
そこで、本発明の目的は、動画像を効率よく表示できるように複数画面分のバッファを
有してそれぞれ読み出しと書き込みのポートを独立に有しかつ画像をそれぞれ独立に記憶
できるフレームバッファが従来から用いられ、この複数画面分のバッファを交互に書き込
み読み出しをすることによって、能率よく動画の表示が行われている点に注目し、画面モ
ードがウィンドウ表示モードあるいは全画面表示モードから額縁表示モードに遷移するな
ど背景となる静止画像を更新する際に、特に追加のハードウェアを必要とせずに、製造コ
ストを増加することなく、より自然で多彩な演出が可能となり表示の魅力が向上する画面
表示装置を提供するものである。この画面表示装置は、たとえば、遊技機などに好適であ
る。さらに、画面表示装置にとどまらず、画像表示方法、画像表示プログラム、および記
録媒体を提供するものである。
本発明の画像表示装置は、
画像を表示する表示手段(液晶パネル)と、画像データに基づく画像を生成する画像形
成手段(GPU)と、読み出しと書き込みのポートを有しかつ前記画像形成手段で生成され
る画像を記憶できる複数のバッファを有する描画用記憶部(フレームバッファ(VRAM))
と、前記画像形成手段の制御と前記描画用記憶部の書き込み及び読み出しの制御をする制
御手段(CPU+ROM+RAM)と、を備えた画像表示装置であって、
前記画像データには、背景画像を表示するための背景画像データと、ウィンドウ表示画
像を表示するためのウィンドウ表示画像データとがあり、
前記制御手段(CPU+ROM+RAM)は、
前記背景画像を前記画像形成手段(GPU)に生成させるとともに前記描画用記憶部に転
送させる背景画像転送部と、
前記ウィンドウ表示画像を前記画像形成手段(GPU)に生成させるとともに前記描画用
記憶部に転送させるウィンドウ表示画像転送部と、
前記背景画像を更新するときは、前記複数のバッファのうちいずれか一を読み出し専用
としかつ他のバッファを書き込み専用として前記他のバッファに前記背景画像と前記ウィ
ンドウ画像を合成して合成画像を生成し、当該合成画像の生成が終了すると、前記他のバ
ッファを読み出し専用としかつ前記一のバッファを書き込み専用として前記一のバッファ
に前記背景画像と前記ウィンドウ画像を合成して合成画像を生成するとともに、
前記背景画像を更新しないときは、前記複数のバッファに対し、前記ウィンドウ画像を
交互に書き込み、前記合成画像を交互に読み出しを行う描画用記憶部制御部と
前記描画用記憶部から読み出された画像を前記表示手段に表示させる表示制御部と、
を備えることを特徴とする。
このような構成によれば、制御手段は、背景画像転送部と、ウィンドウ表示画像転送部
と、表示制御部とを備えるので、背景画像に基づく画像信号と、ウィンドウ表示画像に基
づく画像信号とを解像度変換手段に出力させることができる。そして、背景画像転送部お
よびウィンドウ表示画像転送部から転送された背景画像およびウィンドウ表示画像は、解
像度変換手段の描画用記憶部(フレームバッファ)に合成されて記憶される。このため、
この画像表示装置は、1つの画像形成手段(GPU)および1系統の入力を有する解像度変
換手段(スケーラ)を備えた簡易な構成でウィンドウ表示画像の周囲に任意の背景画像が
配された合成画面を表示することができる。
さらに、制御手段は、描画用記憶部制御部を備えるので、読み出しポートと書き込みポ
ートを有しかつ前記画像形成手段で生成される画像を記憶できる複数のバッファを有する
描画用記憶部(フレームバッファ)に対し、額縁表示モードに切り替わるなど背景画像を
更新する際は、一のバッファを読み出し専用とし他のバッファを書き込み専用とするので
、表示装置には、一のバッファにストアされている画像データ(すなわち、背景画像を切
り替える際の最後の画像データ)が静止画像として表示され続ける。そして、その間に、
他のバッファは、背景画像が一画面の場合は一画面分の時間、また、分割された背景画像
の場合は数画面分の時間、書き込みアドレスを変えながら背景画像を生成し、さらにその
上にウィンドウ画像を上書きすることにより他のバッファの合成画面の生成を完了する。
その後、他のバッファを読み出し専用とし一のバッファを書き込み専用とするので、表
示装置には、他のバッファにストアされている画像データ(すなわち、背景画像とウィン
ドウ画像が合成された画像データ)が静止画像として表示され続ける。そして、その間に
、一のバッファは、背景画像が一画面の場合は一画面分の時間、また、分割された背景画
像の場合は数画面分の時間、書き込みアドレスを変えながら背景画像を生成し、その上に
ウィンドウ画像を上書きすることにより一のバッファの合成画面の生成を完了する。そう
すると、たとえば、ウィンドウ表示モードから額縁表示モードになる際は、数画面分の静
止画像が表示された後、額縁部分に背景画像(静止画像)が表示され、ウィンドウ部分に
ウィンドウ画像(多くの場合動画)が表示される額縁表示モードに遷移することになる。
これは、同じ額縁表示モードであって、背景画像を変える際も同様である。
ここで、ウィンドウ表示モードとは、ディスプレイパネルの一部分に画像を表示するモ
ードをいう。また、額縁表示モードとは、背景に静止画像をおいてその一部にウィンドウ
画像を表示するモードのことをいう。
このようにして、制御手段は、複数のバッファに合成画像の書き込みが完了すると、通
常の複数のバッファを交互に読み出し書き込みするように復帰する。すなわち、背景画像
を更新しない場合の処理では、前記複数のバッファに対し、交互に書き込み及び読み出し
を行う。たとえば、すでに背景画像の書き込みがある一のバッファにウィンドウ画像を書
き込み、一方その間、他のバッファの合成画像を読み出し、次のフレームで、他のバッフ
ァにウィンドウ画像を書き込み、一方その間、一のバッファの合成画像を読み出す。これ
を、交互に繰返して、合成画像を表示装置に表示する。
このような構成によれば、従来は、額縁表示モード切り替えの際または額縁表示モード
の背景画像を切り替える際は、切り替えの間、単色画面を表示装置に表示していたが、静
止画を表示することができるので、切り替えに違和感が生じにくくなり、画面制作上の自
由度を向上させることができる。
また、本発明では、背景画像転送部は、画像形成手段(GPU)に背景画像が分割された
分割背景画像を生成させるとともに、当該分割背景画像を描画用記憶部に転送させること
が好ましい。
ここで、画像形成手段に分割背景画像を生成させるには、たとえば、画像データ記憶手
段(CGROM)に複数の部分に分割された分割背景画像データを予め記憶させておき、この
分割背景画像データに基づく分割背景画像を生成させてもよい。また、たとえば、画像形
成手段が画像データ記憶手段に記憶された背景画像データを複数の部分に分割して取り込
むことで、分割背景画像を生成させてもよい。
このような構成によれば、たとえば、画像データ記憶手段に複数の部分に分割された分
割背景画像データを予め記憶させておくようにすれば、分割されていない大きな背景画像
データを記憶させている場合と比較して、画像データ記憶手段の記憶領域を有効に利用す
ることができる。すなわち、大きな背景画像データを画像データ記憶手段の記憶領域に記
憶する場合には、連続した大きな記憶領域が必要となるが、分割された画像データを記憶
する場合には、連続した記憶領域は小さくてよいので、画像データ記憶手段の記憶領域を
有効に利用することができる。
さらに、たとえば、画像形成手段(GPU)が画像データ記憶手段に記憶された背景画像
データを複数の部分に分割して取り込むことで、分割背景画像を生成させるようにすれば
、画像形成手段は、表示バッファに確保する記憶領域を小さくすることができる。具体的
に、画像形成手段は、生成する画像の解像度に応じた記憶領域を表示バッファに確保し、
確保した記憶領域に生成した画像を仮想的に描画する。
この場合、画像形成手段は、確保した記憶領域に応じて背景画像データを複数の部分に
分割して取り込むことで分割背景画像を生成すれば、確保した記憶領域に分割背景画像を
仮想的に描画することができる。したがって、画像形成手段は、表示バッファに確保する
記憶領域を小さくすることができ、表示バッファの記憶領域を有効に利用することができ
る。
そして、このように背景画像データが複数に分割される場合は、描画用記憶部制御部
は、フレームバッファを書き換えている間、静止画が表示されるので、単色画面を表示す
ることに比べて興趣を殺ぐことはなく、したがって、制作上の制約もないという利点を有
している。特に、背景画像の分割数が多い場合は、単色画面が長くなるので、この利点は
大きいといえる。
また、本発明の遊技機は、前述した画像表示装置を備えることを特徴とする。
このような構成によれば、前述した画像表示装置と同様の作用効果を奏することができ
る。特に、遊技機の場合、数画面分の静止画面が挿入されることは、遊技演出上まったく
といってよいほど制約とはならないため、単色画面が挿入されることと比べると、画面制
作上の自由度は大きく、本発明の利点は大きい。
また、本発明の画像表示方法は、
画像を表示する表示手段(液晶パネル)と、画像データに基づく画像を生成する画像形
成手段(GPU)と、読み出しと書き込みのポートを有しかつ前記画像形成手段で生成され
る画像を記憶できる複数のバッファを有する描画用記憶部(フレームバッファ)と、前記
画像形成手段の制御と前記描画用記憶部の書き込み及び読み出しの制御をする制御手段(
CPU+ROM+RAM)と、を備えた画像表示装置に用いられる画像表示方法であって、
前記制御手段(CPU+ROM+RAM)が、
前記画像データのうち背景画像データに基づく背景画像を前記画像形成手段(GPU)に
生成させるとともに前記描画用記憶部に転送させる背景画像転送ステップと、
前記画像データのうちウィンドウ表示画像データに基づくウィンドウ表示画像を前記画
像形成手段(GPU)に生成させるとともに前記描画用記憶部に転送させるウィンドウ表示
画像転送ステップと、
前記背景画像を更新するときは、前記複数のバッファのうちいずれか一を読み出し専用
としかつ他のバッファを書き込み専用として前記他のバッファに前記背景画像と前記ウィ
ンドウ画像を合成して合成画像を生成し、当該合成画像の生成が終了すると、前記他のバ
ッファを読み出し専用としかつ前記一のバッファを書き込み専用として前記一のバッファ
に前記背景画像と前記ウィンドウ画像を合成して合成画像を生成するとともに、
前記背景画像を更新しないときは、前記複数のバッファに対し、前記ウィンドウ画像を
交互に書き込み、前記合成画像を交互に読み出しを行う描画用記憶部制御ステップと、
前記描画用記憶部から読みだされた画像を前記表示手段に表示させる表示制御ステップ
と、
を備えることを特徴とする。
このような構成によれば、本発明の画像表示方法は、前述した画像表示装置と同様の作
用効果を奏することができる。
本発明の画像表示プログラムは、
画像を表示する表示手段(液晶パネル)と、画像データに基づく画像を生成する画像形
成手段(GPU)と、読み出しと書き込みのポートを有しかつ前記画像形成手段で生成され
る画像を記憶できる複数のバッファを有する描画用記憶部(フレームバッファ)と、前記
画像形成手段の制御と前記描画用記憶部の書き込み及び読み出しの制御をするコンピュー
タによる制御手段(CPU+ROM+RAM)と、を備えた画像表示装置の前記制御手段に実行させ
る画像表示プログラムであって、
前述した画像表示方法を前記制御手段に実行させることを特徴とする。
本発明の記録媒体は、前述した画像表示プログラムがコンピュータに読取可能に記録さ
れていることを特徴とするので、このような構成によれば、前述した画像表示装置と同様
の作用効果を奏することができる。
以下、添付した図面を参照して本発明の実施形態の一例を説明する。本例では、画像表
示手段として液晶ディスプレイを備えた遊技機(パチンコ機)を例に挙げて説明する。す
なわち、本例のパチンコ機1は、遊技状態に応じて、液晶ディスプレイ(表示手段)40
に表示される画像を遷移させるとともに、その遷移に同期して、演出機器の作動を適時に
制御することにより、電飾的な装飾演出を行う。
図1は画像表示装置および遊技機のシステム構成図であり、図に示すように、遊技機構
31は、遊技盤32と、球打ち出し機構33と、払出装置34とを備える。
遊技盤32は、図示は省略するが、遊技面(遊技者側の面)に遊技球を導く複数の釘お
よび風車等が配設されるとともに、遊技球が入賞すると主制御装置30に抽選処理を実行
させるスタートチャッカー321や、主制御装置30の抽選処理に当選した場合に開放さ
れる大入賞口(アタッカー)322等の入賞口が所定位置に設けられている。なお、遊技
面には開口が形成され、この開口から画像表示装置500を構成する後述の表示手段40
における表示領域が露出している。
球打ち出し機構33は、遊技盤32上に遊技球を打ち出すものであり、例えば、回動操
作可能なハンドルと、このハンドルの回動角度に応じた力で遊技盤32上に遊技球を打ち
出すモータ等で構成される。
払出装置34は、スタートチャッカー321や、大入賞口322等の入賞口に遊技球が
入賞した際に所定数の遊技球を払い出す。
主制御装置30は、CPU(Central Processing Unit)等を含んで構成され、前述し
た抽選処理を実施する他、パチンコ機1全体を制御する。また、主制御装置30は、抽選
処理の結果に応じた制御コマンドを画像表示装置500に出力し、画像表示装置500に
抽選処理の結果に応じた演出パターンのアニメーション等を表示させる。この際、所定の
制御コマンドを画像表示装置500に出力することで、演出パターンのアニメーション等
の表示をウィンドウ表示画像とし、このウィンドウ表示画像の周囲に任意の背景画像を表
示する画像表示処理を実施させることができる。なお、画像表示処理については、画像表
示装置500の制御手段510の説明として、後述する。
画像表示装置500は、主制御装置30からの制御コマンドに応じて、所定の演出パタ
ーンのアニメーション等を表示するものであり、表示手段40と、CGROM(Characte
r Generator Read Only Memory)42と、GPU(Graphics Processing Unit)43と、
と、スケーラ45と、フレームバッファ46と、制御手段510とを備える。
表示手段40は、液晶パネルおよびバックライトを備えて構成され、スケーラ45から
出力される画像信号に基づく画像を所定の表示領域に表示する。また、表示手段40は、
遊技盤32の遊技面における開口から露出しているので、パチンコ機1の遊技者は、表示
手段40に表示される画像を遊技盤32の開口を介して見ることができる。なお、本実施
形態では、表示手段40の解像度は、1280×960(水平1280ピクセル×垂直9
60ライン)である。
また、表示手段40は、液晶パネルおよびバックライトを備える構成に限らず、他の構
成、たとえば、有機EL(Electro Luminescence)素子等自ら発光する構成を採用しても
よい。
画像データ記憶手段としてのCGROM42は、表示用の画像データを記憶するもので
あり、表示手段40における表示領域全体の解像度と同じ解像度の全体背景画像を表示す
るための全体背景画像データと、表示手段40における表示領域の一部分に画像を表示す
るためのウィンドウ表示画像データとが記憶されている。なお、ウィンドウ表示画像デー
タは、例えば、文字や絵柄等のキャラクタ画像データや、これらのキャラクタ画像データ
と合成する静止画像データの場合もあり、動画像から構成されている画像データの場合も
ある。
画像形成手段としてのGPU43は、CGROM42に記憶された画像データに基づく
画像を生成し、生成した画像に基づく画像信号をスケーラ45に出力する。具体的には、
GPU43は、制御手段510による制御の下、CGROM42に記憶された画像データ
に基づいて1フレーム分の画像を生成し、生成した画像を表示バッファ44に仮想的に描
画することで記憶させる。表示バッファ44は、GPU43で生成された画像を一時的に
記憶するものであり、GPU43は、この表示バッファ44に記憶された画像に基づく画
像信号をスケーラ45に出力する。
また、GPU43は、図示しない水晶振動子を備え、この水晶振動子の出力に基づくド
ットクロックに応じて画像信号を出力する。なお、本実施形態では、GPU43のドット
クロックは37MHzである。そして、GPU43から出力される画像信号に係る画像の
リフレッシュレートは、このドットクロックと、画像信号の水平周期および垂直周期とに
より定まる。
ここで、水平周期は、水平方向の画素1ライン分の画像データに基づく画像信号の出力
期間と、画像を描画する際に同期をとるための水平同期信号などが含まれる水平ブランキ
ング期間とを加算した周期であり、ピクセル数を単位として表したものである。また、垂
直周期は、垂直方向の画素1フレーム分の画像データに基づく画像信号の出力期間と、画
像を描画する際に同期をとるための垂直同期信号などが含まれる垂直ブランキング期間と
を加算した周期であり、ライン数を単位として表したものである。
なお、GPU43における水平周期、垂直周期および画像の解像度は、後述する制御手
段510により設定される。
たとえば、水平周期を998ピクセル、垂直周期を618ラインとして指定すると、G
PU43のドットクロックは、37MHzであるので、GPU43から出力される画像信
号に係る画像のリフレッシュレートは、60Hzとなる。この場合には、GPU43で生
成される画像の解像度を800×600に指定することができる。液晶パネル40は、ち
らつきなどが発生せずに表示できるリフレッシュレートが決まっていて、一般的には60
Hz(その前後も含む)となっているので、画像データを送る際に、リフレッシュレート
を60Hz(またはその近傍)にあわせる必要がある。
一方、水平周期を1408ピクセル、垂直周期を989ラインとして指定すると、GP
U43のドットクロックは、37MHzであるので、GPU43から出力される画像信号
に係る画像のリフレッシュレートは、26.6Hzとなる。この場合には、GPU43で
生成される画像の解像度を1280×960に指定することができる。
すなわち、GPU43のドットクロックが同じ場合には、GPU43から出力される画
像信号に係る画像のリフレッシュレートは、GPU43で生成される画像の解像度が大き
くなるに従って遅くなる。
解像度変換手段としてのスケーラ45は、入力される画像信号に係る画像の解像度を調
整して表示手段40に出力する。具体的には、スケーラ45は、制御手段510による制
御の下、GPU43から出力される画像信号に係る画像をフレームバッファ46に仮想的
に描画することで記憶させる。すなわち、描画用記憶部としてのフレームバッファ46は
、GPU43で生成される画像をスケーラ45を介して仮想的に描画して記憶する。そし
て、スケーラ45は、フレームバッファ46に記憶された画像の解像度を調整し、解像度
の調整された画像に基づく画像信号を生成して表示手段40に出力する。
また、スケーラ45は、GPU43と同様に、図示しない水晶振動子を備え、この水晶
振動子の出力に基づくドットクロックに応じて画像信号を出力する。なお、本実施形態で
は、スケーラ45のドットクロックは83.25MHzである。そして、スケーラ45か
ら出力される画像信号に係る画像のリフレッシュレートは、このドットクロックと、画像
信号の水平周期および垂直周期とにより定まる。
たとえば、前述したように、GPU43から出力される画像信号の水平周期を998ピ
クセル、垂直周期を618ラインとして指定し、画像の解像度を800×600に指定す
ると、スケーラ45は、GPU43のドットクロックと、GPU43から出力される画像
信号に含まれる水平同期信号および垂直同期信号とに同期して解像度が800×600の
画像をフレームバッファ46に仮想的に描画することで記憶させる。そして、フレームバ
ッファ46に記憶された画像の解像度を、表示手段40における表示領域の解像度と同じ
解像度、すなわち、1280×960の解像度に調整し、解像度の調整された画像に基づ
く画像信号を生成して表示手段40に出力する。
ここで、たとえば、水平周期を1408ピクセル、垂直周期を989ラインとして指定
すると、スケーラ45にて出力される画像信号に係る画像のリフレッシュレートは、60
Hzとなる。この場合には、スケーラ45で調整される画像の解像度を、表示手段40に
おける表示領域の解像度と同じ1280×960に指定することができる。
なお、スケーラ45における水平周期、垂直周期、および画像の解像度は、後述する制
御手段510により設定される。本実施形態では、制御手段510は、前述のようにスケ
ーラ45から出力される画像信号の水平周期を1408ピクセル、垂直周期を989ライ
ンとして指定し、スケーラ45にて調整される画像の解像度を1280×960に指定す
る。
制御手段510は、ハードウェアとしては、CPU515、ワーク用RAM516およ
びプログラムROM517を含んで構成され、GPU43およびスケーラ45を制御する
他、画像表示装置500全体を制御するものであり、背景画像転送部511と、ウィンド
ウ表示画像転送部512と、描画用記憶部制御部513と、表示制御部514とを備える
。なお、プログラムROM517には、画像表示装置500に、後述する画像表示処理を
実行させる画像表示プログラムが記憶されている。
背景画像転送部511は、背景画像が分割される場合は、CGROM42に記憶された
分割背景画像データに基づく分割背景画像をGPU43に生成させるとともに、この分割
背景画像をスケーラ45に転送させる。また、背景画像は分割されずに全体背景画像とし
て生成され、スケーラに全体背景画像として送られることもある。
分割されない場合は、具体的には、背景画像転送部511は、GPU43から出力され
る画像信号の水平周期を1408ピクセル、垂直周期を989ラインとして指定し、GP
U43にて生成される画像の解像度を1280×960に指定する。そして、背景画像転
送部511は、GPU43に、表示手段40における表示領域全体の解像度である128
0×960と同じ解像度の全体背景画像を生成させるとともに、この全体背景画像をスケ
ーラ45に転送させる。すなわち、背景画像転送部511は、GPU43に、表示手段4
0における表示領域全体の解像度に応じた解像度の全体背景画像を生成させる。なお、こ
の場合において、GPU43から出力される画像信号に係る画像のリフレッシュレートは
、前述したように26.6Hzとなる。
背景画像が分割されて生成されて転送される場合は、具体的には、CGROM42には
、表示手段40における表示領域全体の解像度と同じ解像度の全体背景画像を表示するた
めの全体背景画像データを4分割した分割背景画像データと、表示手段40における表示
領域の一部分に画像をウィンドウ表示するためのウィンドウ表示画像データとが記憶され
ている。すなわち、分割背景画像データは、表示手段40における表示領域の解像度であ
る1280×960の背景画像データを4分割した640×480の解像度の画像データ
である。
背景画像転送部511は、CGROM42に記憶された分割背景画像データに基づく分
割背景画像をGPU43に生成させるとともに、この分割背景画像をスケーラ45に順次
転送させる。具体的には、背景画像転送部511は、GPU43から出力される画像信号
の水平周期を998ピクセル、垂直周期を618ラインとしたままで、GPU43で生成
される画像の解像度を640×480に指定する。そして、背景画像転送部511は、G
PU43に、表示手段40における表示領域の解像度である1280×960の全体背景
画像を4分割した640×480の解像度の分割背景画像を生成させるとともに、これら
の分割背景画像をスケーラ45に順次転送させる。なお、この場合において、GPU43
から出力される画像信号に係る画像のリフレッシュレートは60Hzとなる。
スケーラ45は、入力される画像信号に係る画像の解像度を調整して表示手段40に出
力する。具体的には、GPU43から全体背景画像を4分割した分割背景画像が順次転送
されるので、スケーラ45は、これらの分割背景画像を順次フレームバッファ46に仮想
的に描画することで記憶させる。この際、640×480の解像度の分割背景画像は、フ
レームバッファ46上で合成される。すなわち、スケーラ45は、4分割される前の12
80×960の全体背景画像をフレームバッファ46に仮想的に描画することで記憶させ
る。そして、スケーラ45は、フレームバッファ46に記憶された画像の解像度を調整し
、解像度の調整された画像に基づく画像信号を生成して表示手段40に出力する。
ウィンドウ表示画像転送部512は、CGROM42に記憶されたウィンドウ表示画像
データに基づくウィンドウ表示画像をGPU43に生成させるとともに、このウィンドウ
表示画像をスケーラ45に転送させる。具体的には、ウィンドウ表示画像転送部512は
、GPU43から出力される画像信号の水平周期を998ピクセル、垂直周期を618ラ
インとして指定し、GPU43で生成される画像の解像度を800×600に指定する。
そして、ウィンドウ表示画像転送部512は、表示手段40における表示領域の解像度で
ある1280×960よりも小さい800×600の解像度のウィンドウ表示画像をGP
U43に生成させるとともに、生成されたウィンドウ表示画像をスケーラ45に転送させ
る。なお、この場合において、GPU43から出力される画像信号に係る画像のリフレッ
シュレートは、前述したように60Hzとなる。
描画用記憶部制御部513は、スケーラ45によるフレームバッファ46の書き込みお
よび読み出しを制御する。
具体的には、フレームバッファ46は、第1バッファ461と第2バッファ462の2
つのバッファを有し、これらのバッファはそれぞれ書き込みおよび読み出しのポートを有
する。そして、各バッファはそれぞれ表示画面1画面分の画像データを記憶できる。この
ため、通常、すなわち、背景画像を更新しない場合は、第1バッファ461に画像データ
を書き込んでいる間に第2バッファ462の画像データを読み出し、第1バッファの画像
データを読み出している間に第2バッファ462に画像データを書き込むように制御を行
う。そして、この際は、制御手段510が適当なアドレスから書き込みおよび読み出しが
できるように第1バッファの書き込みアドレス0および読み出しアドレス0および第2バ
ッファの書き込みアドレス1および読み出しアドレス1を指定する。
しかし、本発明では、ウィンドウ表示モードあるいは全画面表示モードから額縁表示モ
ードに遷移する際など背景画像を更新する際は、後述するように、第1バッファ461お
よび第2バッファ462のそれぞれの読み出し及び書き込みアドレスを変更する。
なお、全画面表示モードとは、ディスプレイ全面に画像を表示するモードをいう。
表示制御部514は、スケーラ45によるフレームバッファ46に記憶された画像の出
力を制御する。
具体的には、背景画像転送部511による制御の下、GPU43からスケーラ45に全
体背景画像が転送されている場合には、表示制御部514は、スケーラ45に、フレーム
バッファ46に記憶された画像のうち読み出し可能なバッファの画像出力をさせる。この
場合には、常に、静止画像が表示されることになる。
また、ウィンドウ表示画像転送部512による制御の下、GPU43からスケーラ45
にウィンドウ表示画像が転送されている場合には、表示制御部514は、フレームバッフ
ァ46に記憶された画像のうち読み出し可能なバッファの画像出力をスケーラ45に開始
させる。
そして、表示制御部514による制御の下、スケーラ45から表示手段40に画像信号
が出力されると、表示手段40は、スケーラ45から出力される画像信号に基づく画像を
所定の表示領域に表示する。
以上が、画像表示装置500の説明である。
次に、パチンコ機1の画像表示装置500による画像表示方法について図2〜図6を参
照して説明する。図2〜5は、フレームバッファ46に仮想的に描画される画像のイメー
ジと実際の画像のイメージ(R40〜R45)を示す図である。図6は、画像表示装置5
00による画像表示処理を示すフローチャートである。なお、説明をわかりやすくするた
め、背景画像は、4分割されているものとする。
画像表示装置500は、主制御装置30から出力された所定の制御コマンドが入力され
ると、制御手段510のプログラムROMに記憶された画像表示プログラムに従って、ウ
ィンドウ表示モードあるいは全画面表示モードから額縁表示モードへの切り替え処理を行
う。額縁表示モードとは、演出パターンのアニメーション等の表示画像の周囲に任意の背
景画像を表示するモードである。また、額縁表示モードへの切り替えのみならず、同じ額
縁表示モードではあるもののその背景画像を更新する場合も同じ処理を行う。
額縁表示モードへ切り替わると、まず、フレームバッファ46の第1バッファ461お
よび第2バッファ462には、それまでの各モードの画像データが残っており、仮に、そ
れがウィンドウ表示モードであったとする。そうすると、図2(1)に示すようなイメー
ジのデータがそれぞれのバッファに残っている。このとき、最後に、第1バッファの画像
データを読み出していたとすると、次は、第2バッファの画像データを読み出すのである
が、第2バッファの読み出しアドレス1を、第1バッファの読み出しアドレス0と同じア
ドレスに設定する(S20)。これは、フレームバッファ46が読み出しおよび書き込み
アドレスをそれぞれ2つずつ有することから可能になるものである。すなわち、通常は、
第1バッファ461に書き込みアドレス0および読み出しアドレス0が設定され、第2バ
ッファ46に書き込みアドレス1および読み出しアドレス1が設定されており、各バッフ
ァに交互に書き込みおよび読み出しを行っているのであるが、この設定により、読み出し
はすべて第1バッファ461側となり、第1バッファ461のウィンドウ画像のみが読み
出されることとなる。したがって、実際の表示は、第1バッファのウィンドウ画像が静止
画像として表示される(R40)。
次のフレームでは、図2(2)に示すように、読み出しアドレス0および読み出しアド
レス1をそのままにしておき、背景左上を書き込むために、第1バッファの書き込みアド
レス0と第2バッファの書き込みアドレス1を全画面の場合の左上のアドレスに設定する
(S21)。これが可能なのは、上記説明のとおりである。そうすると、この設定により
、書き込みは、すべて第2バッファ462側となり、4分割された背景画像の左上の画像
は、第2バッファの全画面イメージの左上に書き込まれることになる。このときも、読み
出しアドレスはそのままであるので、やはり、第1バッファ461に書き込まれているウ
ィンドウ画像が静止画像として表示される(R41)。
次のフレームでは、図2(2)に示すように、書き込みアドレス0と書き込みアドレス
1を全画面の中央上のアドレスに設定する(S22)。そうすると、同様にこの設定によ
り、書き込みは、すべて第2バッファ462側となり、4分割された背景画像の右上の画
像は、第2バッファの全画面イメージの右上に書き込まれることになる。このときも、読
み出しアドレスはそのままであるので、やはり、第1バッファ461に書き込まれている
ウィンドウ画像が静止画像として表示される(R41)。
次のフレームでは、図2(2)に示すように、書き込みアドレス0と書き込みアドレス
1を全画面の左中段のアドレスに設定する(S23)。そうすると、同様にこの設定によ
り、書き込みは、すべて第2バッファ462側となり、4分割された背景画像の左下の画
像は、第2バッファの全画面イメージの左下に書き込まれることになる。このときも、読
み出しアドレスはそのままであるので、やはり、第1バッファ461に書き込まれている
ウィンドウ画像が静止画像として表示される(R41)。
次のフレームでは、図2(2)に示すように、書き込みアドレス0と書き込みアドレス
1を全画面の中央中段のアドレスに設定する(S24)。そうすると、同様にこの設定に
より、書き込みは、すべて第2バッファ462側となり、4分割された背景画像の右下の
画像は、第2バッファの全画面イメージの右下に書き込まれることになる。このときも、
読み出しアドレスはそのままであるので、やはり、第1バッファ461に書き込まれてい
るウィンドウ画像が静止画像として表示される(R41)。また、図2(2)に示すよう
に、この書き込みで第2バッファ462の背景画像は完成した。
次のフレームでは、図3(3)に示すように、書き込みアドレス0と書き込みアドレス
1をウィンドウ画面が上書きされるイメージの左上のアドレスに設定する(S25)。そ
うすると、同様にこの設定により、書き込みは、すべて第2バッファ462側となり、ウ
ィンドウ画像は、第2バッファの全画面イメージのウィンドウ貼り付け部分に書き込まれ
ることになる。このときも、読み出しアドレスはそのままであるので、やはり、第1バッ
ファ461に書き込まれているウィンドウ画像が静止画像として表示される(R42)。
また、図3(3)に示すように、第2バッファ462の背景画像およびウィンドウ画像か
らなる合成画像は完成した。次は、第1バッファ側の処理である。
次のフレームでは、図3(4)に示すように、読み出しアドレス0と読み出しアドレス
1を第2バッファ462の額縁画像(ウィンドウ画像と背景画像の合成画像)の左上に設
定する(S26)。そうすると、この設定により、読み出しは、すべて第2バッファ46
2側となり、第2バッファ461に書き込まれている額縁画像がそれまでのウィンドウ画
像に代わって静止画像として表示される(R43)。このとき、書き込みアドレス0と書
き込みアドレス1は第1バッファ側のウィンドウ画像の左上に設定される。
次のフレームでは、図4(5)に示すように、書き込みアドレス0と書き込みアドレス
1を第1バッファの全画面のイメージの左上のアドレスに設定する(S27)。そうする
と、この設定により、書き込みは、すべて第1バッファ461側となり、4分割された背
景画像の左上の画像は、第1バッファの全画面イメージの左上に書き込まれることになる
。このときも、読み出しアドレスはそのままであるので、やはり、第2バッファ462に
書き込まれている額縁画像が静止画像として表示される(R44)。
次のフレームでは、図4(5)に示すように、書き込みアドレス0と書き込みアドレス
1を第1バッファの全画面のイメージの中央上のアドレスに設定する(S28)。そうす
ると、この設定により、書き込みは、すべて第1バッファ461側となり、4分割された
背景画像の右上の画像は、第1バッファの全画面イメージの右上に書き込まれることにな
る。このときも、読み出しアドレスはそのままであるので、やはり、第2バッファ462
に書き込まれている額縁画像が静止画像として表示される(R44)。
次のフレームでは、図4(5)に示すように、書き込みアドレス0と書き込みアドレス
1を第1バッファの全画面のイメージの左中段のアドレスに設定する(S29)。そうす
ると、この設定により、書き込みは、すべて第1バッファ461側となり、4分割された
背景画像の左下の画像は、第1バッファの全画面イメージの左下に書き込まれることにな
る。このときも、読み出しアドレスはそのままであるので、やはり、第2バッファ462
に書き込まれている額縁画像が静止画像として表示される(R44)。
次のフレームでは、図4(5)に示すように、書き込みアドレス0と書き込みアドレス
1を第1バッファの全画面のイメージの中央中段のアドレスに設定する(S30)。そう
すると、この設定により、書き込みは、すべて第1バッファ461側となり、4分割され
た背景画像の右下の画像は、第1バッファの全画面イメージの右下に書き込まれることに
なる。このときも、読み出しアドレスはそのままであるので、やはり、第2バッファ46
2に書き込まれている額縁画像が静止画像として表示される(R44)。また、図4(5
)に示すように、この書き込みで第1バッファ462の背景画像は完成した。
次のフレームでは、図4(6)に示すように、書き込みアドレス0と書き込みアドレス
1を第1バッファ461のウィンドウ画面が上書きされるイメージの左上のアドレスに設
定する(S31)。そうすると、この設定により、書き込みは、すべて第1バッファ46
1側となり、ウィンドウ画像は、第1バッファの全画面イメージのウィンドウ貼り付け部
分に書き込まれることになる。このときも、読み出しアドレスはそのままであるので、や
はり、第2バッファ462に書き込まれている額縁画像が静止画像として表示される(R
45)。また、図4(6)に示すように、第1バッファ461の背景画像およびウィンド
ウ画像からなる額縁画像(合成画像)は完成した。
次のフレームでは、図5(7)に示すように、読み出しアドレス0を第1バッファの全
画面イメージの左上にするとともに、書き込みアドレス1を第2バッファのウィンドウ画
面イメージの左上にする(S32)。そうすると、前のフレームで、書き込みアドレス0
を貼り付けたウィンドウ画面イメージの左上にするとともに読み出しアドレス1を貼り付
けた全画面イメージの左上に設定したのだから、この設定により、読み出しアドレス0と
書き込みアドレス0は、すべて第1バッファ461側となり、読み出しアドレス1と書き
込みアドレス1は、すべて第2バッファ462側となり、通常の処理に戻ったことになる
。これ以降は、2つのバッファに対し、読み出しと書き込みは交互に行われ、それぞれの
バッファの額縁画像が交互に表示される(図示なし)。
これで、額縁表示モードのへの切り替えは終了する。
以上のようなステップS1〜S32により、画像表示装置500は、額縁表示モードに
切り替わる際に、画面を消去したり単色画像を表示することなく、それぞれのモードの終
了画像及び開始画像を静止画像として数フレーム表示するだけで、切り替えが可能になる

上記の処理をするには、14フレーム(約233mS)であり、その期間だけは、画面
は静止画像を表示することになるが、この程度の時間では、通常、それほど違和感のない
画面表示ができる。特に遊技機の表示においては、上記の処理時間の静止画像の表示はま
ったく問題にならない。
本実施形態に係る画像処理装置を用いたパチンコ機1によれば、次のような効果がある

(1)制御手段510は、背景画像転送部511と、ウィンドウ表示画像転送部512と
、描画用記憶部制御部513と、表示制御部514とを備えるので、額縁表示モードに切
り替わる際に、それぞれのモードの終了画像及び開始画像を静止画像として数フレーム表
示するだけで、切り替えが可能になる。したがって、画像表示装置500は、1つのGP
U43および1系統の入力を有するスケーラ45を備えた安価な構成で画面表示モードに
切り替わる際、単色画像を表示することなく、静止画像を10数フレーム表示するだけで
、切り替えが可能になる。
(2)フレームバッファ46に同一の画像が長時間記憶されていると、静電ノイズなどの
影響により、記憶されている画像に係るデータが壊れてしまう恐れがあるため、フレーム
バッファ46に記憶された画像は、適宜更新されることが望ましい。本実施形態によれば
、制御手段510は、額縁表示モードに移行するなど背景画像を更新する際に、ステップ
S21〜S24およびS27〜S30を実行するので、フレームバッファ46に記憶され
た画像を適宜更新することができる。
〔実施形態の変形〕
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範
囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
前記実施形態では、CGROM42には、表示手段40における表示領域全体の解像
度と同じ解像度の全体背景画像を表示するための全体背景画像データを4分割した分割背
景画像データが記憶されていたが、たとえば、16分割した分割背景画像データが記憶さ
れていてもよい。要するに、背景画像データが任意の複数の部分に分割された分割背景画
像データを画像データ記憶手段に予め記憶させておけばよい。
前記実施形態では、背景画像転送部511は、GPU43に、CGROM42に記憶さ
れた分割背景画像データに基づく分割背景画像を生成させるとともに、これらの分割背景
画像をスケーラ45に順次転送させていた。これに対して、例えば、画像形成手段が画像
データ記憶手段に記憶された背景画像データを複数の部分に分割して取り込むことで、分
割背景画像を生成させてもよい。
前記実施形態では、液晶パネル40のピクセル数と同じピクセル数の背景画像を作成し
ているが、背景画像のピクセル数は限定されない。液晶パネル40のピクセル数より少な
いピクセル数(たとえば、1024×768や1000×750等)の背景画像を用いて
、液晶パネル40に出力する際にスケーラ45の解像度変換機能を用いて解像度調整をし
て全画面に表示してもよいし、ウィンドウ表示を同じ要領で等倍出力して外周を塗りつぶ
してもよい。もちろん、解像度調整で全画面までは拡大せずやや小さめにして外周を塗り
つぶす設定でもよい。
前記実施形態では、画像表示装置500は、パチンコ機1に用いられるとしたが、パチ
スロ機などの他の遊技機に用いてもよく、さらには、携帯機器や、オーディオ機器などの
電気機器、精密機器に用いてもよい。また、液晶テレビ等の画像表示装置に本発明を適用
してもよい。
本発明の画像表示装置および遊技機のシステム構成図。 本発明のフレームバッファの書き込み読み出しのイメージ画面と実際の画面表示。 図2に続く、本発明のフレームバッファの書き込み読み出しのイメージ画面と実際の画面表示。 図3に続く、本発明のフレームバッファの書き込み読み出しのイメージ画面と実際の画面表示。 図4に続く、本発明のフレームバッファの書き込み読み出しのイメージ画面と実際の画面表示。 本発明の額縁表示モードに切り替わる際のフローチャート。
符号の説明
1…パチンコ機(遊技機)、
30…主制御装置、31…遊技機構、32…遊技盤、321…スタートチャッカー、32
2…大入賞口、33…球打ち出し機構、34…払出装置
40…表示手段(液晶パネル)、41…表示バッファ、42…CGROM(画像データ記
憶手段)、43…GPU(画像形成手段)、45…スケーラ(解像度変換手段)、46…
フレームバッファ(描画用記憶部)、461…バッファ1、462…バッファ2、500
…画像表示装置、510…制御手段、511…背景画像転送部(背景画像分割転送部)、
512…ウィンドウ表示画像転送部、513…描画用記憶部制御部、514…表示制御部
、515…制御手段CPU、516…制御手段RAM、517…制御手段ROM、

Claims (6)

  1. 画像を表示する表示手段と、画像データに基づく画像を生成する画像形成手段と、読み
    出しと書き込みのポートを有しかつ前記画像形成手段で生成される画像を記憶できる複数
    のバッファを有する描画用記憶部と、前記画像形成手段の制御と前記描画用記憶部の書き
    込み及び読み出しの制御をする制御手段と、を備えた画像表示装置であって、
    前記画像データには、背景画像を表示するための背景画像データと、ウィンドウ表示画
    像を表示するためのウィンドウ表示画像データとがあり、
    前記制御手段は、
    前記背景画像を前記画像形成手段に生成させるとともに前記描画用記憶部に転送させる
    背景画像転送部と、
    前記ウィンドウ表示画像を前記画像形成手段に生成させるとともに前記描画用記憶部に
    転送させるウィンドウ表示画像転送部と、
    前記背景画像を更新するときは、前記複数のバッファのうちいずれか一を読み出し専用
    としかつ他のバッファを書き込み専用として前記他のバッファに前記背景画像と前記ウィ
    ンドウ画像を合成して合成画像を生成し、当該合成画像の生成が終了すると、前記他のバ
    ッファを読み出し専用としかつ前記一のバッファを書き込み専用として前記一のバッファ
    に前記背景画像と前記ウィンドウ画像を合成して合成画像を生成するとともに、
    前記背景画像を更新しないときは、前記複数のバッファに対し、前記ウィンドウ表示画
    像を交互に書き込み、前記合成画像を交互に読み出しを行う描画用記憶部制御部と、
    前記描画用記憶部から読み出された画像を前記表示手段に表示させる表示制御部と、
    を備えることを特徴とする画像表示装置。
  2. 請求項1に記載の画像表示装置において、
    前記背景画像転送部は、前記背景画像が分割された分割背景画像を前記画像形成手段に
    生成させるとともに、当該分割背景画像を前記描画用記憶部に転送させることを特徴とす
    る画像表示装置。
  3. 請求項1から請求項2のいずれかに記載の画像表示装置を備えることを特徴とする遊技
    機。
  4. 画像を表示する表示手段と、画像データに基づく画像を生成する画像形成手段と、読み
    出しと書き込みのポートを有しかつ前記画像形成手段で生成される画像を記憶できる複数
    のバッファを有する描画用記憶部と、前記画像形成手段の制御と前記描画用記憶部の書き
    込み及び読み出しの制御をする制御手段と、を備えた画像表示装置に用いられる画像表示
    方法であって、
    前記制御手段が、
    前記画像データのうち背景画像データに基づく背景画像を前記画像形成手段に生成させ
    るとともに前記描画用記憶部に転送させる背景画像転送ステップと、
    前記画像データのうちウィンドウ表示画像データに基づくウィンドウ表示画像を前記画
    像形成手段に生成させるとともに前記描画用記憶部に転送させるウィンドウ表示画像転送
    ステップと、
    前記背景画像を更新するときは、前記複数のバッファのうちいずれか一を読み出し専用
    としかつ他のバッファを書き込み専用として前記他のバッファに前記背景画像と前記ウィ
    ンドウ画像を合成して合成画像を生成し、当該合成画像の生成が終了すると、前記他のバ
    ッファを読み出し専用としかつ前記一のバッファを書き込み専用として前記一のバッファ
    に前記背景画像と前記ウィンドウ画像を合成して合成画像を生成するとともに、
    前記背景画像を更新しないときは、前記複数のバッファに対し、前記ウィンドウ画像を
    交互に書き込み、前記合成画像を交互に読み出しを行う描画用記憶部制御ステップと、
    前記描画用記憶部から読みだされた画像を前記表示手段に表示させる表示制御ステップ
    と、
    を備えることを特徴とする画像表示方法。
  5. 画像を表示する表示手段と、画像データに基づく画像を生成する画像形成手段と、読
    み出しと書き込みのポートを有しかつ前記画像形成手段で生成される画像を記憶できる複
    数のバッファを有する描画用記憶部と、前記画像形成手段の制御と前記描画用記憶部の書
    き込み及び読み出しの制御をするコンピュータによる制御手段と、を備えた画像表示装置
    の前記制御手段に実行させるプログラムであって、
    請求項4に記載の画像表示方法を前記制御手段に実行させることを特徴とする画像表示
    プログラム。
  6. 請求項5に記載の画像表示プログラムがコンピュータに読取可能に記録されていること
    を特徴とする記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012231818A (ja) * 2011-04-28 2012-11-29 Fujishoji Co Ltd 遊技機
JP2021129924A (ja) * 2020-02-21 2021-09-09 株式会社三共 遊技機

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