JP2009110702A - 無電極放電灯及び照明器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】ランプ部の発光効率と誘導コイル部の回路効率をともに向上させる。
【解決手段】放電ガスが封入された球状のバルブ1内に、コア8とこれに巻かれたコイル9から成る誘導コイル部が設けられ、この誘導コイル部により高周波電磁界を発生させて上記放電ガスを励起し発光させる無電極放電灯において、誘導コイル部のコイル9を第1巻回部9aと第2巻回部9bとに分割し、第1巻回部9aをバルブの最大径部となるバルブセンターC1で、第2巻回部9bをコア8の長さ方向の中心となるコアセンターC2でそれぞれコア8に巻回した。
【選択図】図1

Description

本発明は放電ガスが封入されたバルブ内に高周波電磁界を発生させて放電ガスを励起し発光させる無電極放電灯、及び同放電灯を備えた照明器具に関するものである。
無電極放電灯は、周知のように放電ガスが封入された透光性の気密容器である球状のバルブの内部に、フェライト製のコアとこれに巻かれた誘導コイルとから成る誘導コイル部を配置し、この誘導コイル部(誘導コイル)に高周波電源からの高周波電流を流すことにより高周波電磁界(誘導電界)を発生させる。
そして、この高周波電磁界を放電ガスに作用させてプラズマを発生させ、水銀原子から発生する紫外線をバルブ内周の蛍光皮膜で可視光に変換して外部に放出させることで点灯する。
従来の無電極放電灯装置の具体的構成例を図4に示す。ここでは、説明を分かり易くするために原理構成のみを図示、説明する。
この無電極放電灯Aは、発光体であるランプ部A1と、高周波電磁界発生手段であるカプラ部A2とによって構成される。
ランプ部A1は、放電ガスが封入されたガラス球状のバルブ1と、このバルブ1の基端側に装着された口金2(通常は合成樹脂製)とによって構成される。なお、図4において、バルブ1の断面を太線で表している。
バルブ1には、内周面に保護膜と蛍光皮膜(図示省略)が二重膜状に設けられるとともに、中心部に、下方(図示のようにバルブ1を上向きとした場合の下方。以下にいう上下の方向性について同じ)が開口する円筒状のキャビティ3と、このキャビティ3の中心部においてキャビティ上面から下方に延びる排気細管4とが一体に設けられている。
カプラ部A2は、円筒状のシリンダ5を有し、このシリンダ5の上部外周に、フェライト製のコア6とこのコア6の外周に巻かれた誘導コイル7とから成る誘導コイル部(符号は付していない)が設けられ、この誘導コイル部がランプ部A1におけるキャビティ3の上部に位置するようにシリンダ5が口金2を通してキャビティ3内に下から挿入される。
なお、カプラ部A2は、詳しくは、シリンダ5の外周に柔軟性樹脂を介してコア6が設けられ、このコア6のさらに外周に樹脂製のボビンを介してコイル7が巻装された構成となっている。
以上の構成は特許文献1に示されている。また、同放電灯において、誘導コイル部のコイル7をコイル長さ方向に分割したものが特許文献2に示されている。
特開2006−12641号 特開平9−35691号
このような無電極放電灯において、ランプ部A1の発光効率を上げるためには、プラズマをバルブ1内の中央部に発生させるのが望ましい。そこで従来は、図示のようにコイル7をバルブ1の最大径部であるバルブセンターC1に配置している。
ところが、このバルブセンターC1は、コア6の長さ方向の中心であるコアセンターC2よりもかなり上に位置するため、誘導コイル部のインダクタンス値が低くなる。
このインダクタンス値が小さくなると、インダクタンス成分に流れる電流が増え、それだけ供給電力のうちプラズマ生成に消費される電力が少なくなって回路効率が悪くなる(この点は本発明の実施形態の説明の項で詳述する)という弊害が生じていた。
ここで、バルブセンターC1とコアセンターC2を一致させ、この一致したセンター上にコイル7を配置することによって発光効率と回路効率(インダクタンス値の増加)を両立させることは理論上可能である。しかし、放電灯ではキャビティ3の上下方向スペースに制約があるため、これは現実には不可能であった。
なお、特許文献2には、コイル7を長さ方向に分割してコア6に巻いた技術が開示されているが、この技術は、プラズマをバルブ内の広い範囲に分布させてコイル7の高温化を抑えるだけのものであるため、上記課題は解決されない。
そこで本発明は、発光効率と回路効率を両立させることができる無電極放電灯及び照明器具を提供するものである。
請求項1の発明(無電極放電灯)は、放電ガスが封入された球状のバルブ内に、コアとこれに巻かれたコイルとから成る誘導コイル部が設けられ、この誘導コイル部により高周波電磁界を発生させて上記放電ガスを励起し発光させる無電極放電灯において、上記誘導コイル部のコイルをコイル長さ方向に第1巻回部と第2巻回部とに分割し、第1巻回部を上記バルブの最大径部となるバルブセンターで、第2巻回部を上記コアの長さ方向の中心となるコアセンターでそれぞれ上記コアに巻回したものである。
請求項2の発明は、請求項1の構成において、上記第1巻回部の巻数をn1、上記第2巻回部の巻数をn2として、n1<n2に設定したものである。
請求項3の発明(照明器具)は、請求項1または2記載の無電極放電灯を備えたものである。
本発明によると、誘導コイル部のコイルを第1及び第2両巻回部に分割し、これらをバルブセンターとコアセンターとに分けて巻回しているため、第1巻回部によって発光効率を上げ、第2巻回部によってインダクタンス値を増加させることができる。
つまり、発光効率と回路効率をともに良くすることができる。
この場合、請求項2の発明によると、バルブセンター側の第1巻回部の巻数n1と、コアセンター側の第2巻回部の巻数n2をn1<n2に設定したから、回路効率を重視する場合に有利となる。
本発明の実施形態を図1〜図3によって説明する。
実施形態において、次の基本構成は図4に示す従来の無電極放電灯と同じである。
(i) 放電灯Bは、発光体であるランプ部B1と、高周波電磁界発生手段であるカプラ部B2とによって構成される点。
(ii) ランプ部B1は、放電ガスが封入されたガラス球状のバルブ1と、このバルブ1の基端側に装着された口金2(通常は合成樹脂製)とによって構成される点。
(iii) バルブ1には、内周面に保護膜と蛍光皮膜が二重膜状に設けられるとともに、中心部に、下方が開口する円筒状のキャビティ3と、このキャビティ3の中心部においてキャビティ上面から下方に延びる排気細管4とが一体に設けられる点。
(iv) カプラ部B2は、円筒状のシリンダ5を有し、このシリンダ5の上部外周に、フェライト製のコア8と同コア8の外周に巻かれた誘導コイル9とから成る誘導コイル部が設けられ、この誘導コイル部がランプ部B1におけるキャビティ3の上部に位置するようにシリンダ5が口金2を通してキャビティ3内に下から挿入される点。
上記構成を前提として、この実施形態にかかる放電灯のコイル9は、図1,2に示すように第1巻回部9aと第2巻回部9bとに分割され、第1巻回部9aがバルブセンターC1に、第2巻回部9bがコアセンターC2にそれぞれ位置する状態でコア8に巻回されている。
この両巻回部9a,9bは、それぞれの巻き端同士が接続された状態で図示しない高周波電源に接続され、高周波電流が流されることによってそれぞれバルブ1内にプラズマを発生させる。
ここで、第1巻回部9aをバルブセンターC1に配置することにより、プラズマがバルブ1内の中央部に発生するため、ランプ部B1の発光効率を上げることができる。
一方、第2巻回部9bをコアセンターC2に配置することにより、誘導コイル部のインダクタンス値を増加させ、回路効率を上げることができる。
つまり、放電灯Bの発光効率と回路効率を両立させることが可能となる。
第2巻回部9bによってインダクタンス値が増加し、これによって回路効率が上がる点について説明する。
この無電極放電灯Bは、コイル9の巻数をnターン、バルブ1の内部に生成されるプラズマを1ターンとしたトランスモデルとして考えることができる。
このトランスモデルをさらに等価回路で表し、この等価回路に流れる電流をI、コイル9のインダクタンス成分K2Lに流れる電流をIL、抵抗成分n2Rpに流れる電流をIRとする。Kはコイル9である一次巻線とプラズマである二次巻線の結合係数である。
ここで、回路効率を高くするには、放電灯Bに入力される電力のうち、バルブ1内のプラズマとして消費される電力が大きいほどよい。つまり、等価回路において、ILよりIRの割合を大きくし、抵抗成分n2Rpに多くの電流を流せばよい。
これを実現するためには、インダクタンスLを大きくすることによってILを小さくする手段が考えられる。
そこで実施形態のように、コイル9の第1巻回部9aをバルブセンターC1に配置して発光効率を保ちつつ、第2巻回部9bをコアセンターC2に配置することにより、インダクタンス値を上げて回路効率を高くし、無電極放電灯Bの高効率化を実現することができる。
図4に示す従来の無電極放電灯Aと、図1に示す実施形態の無電極放電灯Bのコイル構成以外の構成を同じとしたときのインダクタンス値と発光効率を比較したものを次の表1に示す。
Figure 2009110702
上表の通り、インダクタンス値は8%増加し、発光効率は4%増加した。
ここで、実施形態では第1巻回部9aの巻数n1と第2巻回部9bの巻数n2の関係がn1<n2に設定されている。具体的には、表中に示すようにたとえば総巻数が33.5ターンの場合に、n1=10.5ターン、n2=23ターンに設定されている。
こうすれば、回路効率の改善効果が高くなり、これを重視する場合に有利となる。
但し、本発明においては、両巻回部9a,9bの具体的な巻数と巻数比は、放電灯に望まれる特性等に応じて適宜変更することができる。
図3は上記無電極放電灯Bを用いた照明器具の一例を示す。図中、10は放電灯Bが点灯装置や高周波電源とともに収容された器具ケーシング、11はアクリル等から成る透光パネルである。
本発明の実施形態にかかる無電極放電灯の断面図である。 図1の一部の拡大図である。 実施形態の無電極放電灯を用いた照明器具の半部断面正面図である。 従来の無電極放電灯の断面図である。
符号の説明
B 無電極放電灯
B1 ランプ部
1 ランプ部を構成するバルブ
B2 カプラ部
8 誘導コイル部を構成するコア
9 同、コイル
9a コイルの第1巻回部
9b コイルの第2巻回部
C1 バルブセンター
C2 コアセンター

Claims (3)

  1. 放電ガスが封入された球状のバルブ内に、コアとこれに巻かれたコイルとから成る誘導コイル部が設けられ、この誘導コイル部により高周波電磁界を発生させて上記放電ガスを励起し発光させる無電極放電灯において、上記誘導コイル部のコイルをコイル長さ方向に第1巻回部と第2巻回部とに分割し、第1巻回部を上記バルブの最大径部となるバルブセンターで、第2巻回部を上記コアの長さ方向の中心となるコアセンターでそれぞれ上記コアに巻回したことを特徴とする無電極放電灯。
  2. 上記第1巻回部の巻数をn1、上記第2巻回部の巻数をn2として、n1<n2に設定したことを特徴とする請求項1記載の無電極放電灯。
  3. 請求項1または2記載の無電極放電灯を備えたことを特徴とする照明器具。
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