JP2009109789A - 光線路の監視切り換え装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ノイズが生じることなく、切り換えスイッチが不要でコスト低減化が図れる光線路の監視切り換え装置を提供する。
【解決手段】複数の光線路51,52,53・・を予め定めた第1配列間隔P1で第1方向L1に平行に配列して保持する光線路保持部50と、第1切り換え光線路91と第2切り換え光線路92とを第2配列間隔P3をおいて保持して、複数の光線路の第1方向L1と直交する第2方向L2に沿って移動することで、第1切り換え光線路91の端部91Bと第2切り換え光線路92の端部92Bを、複数の光線路の端部に対して隙間Tをおいて選択的に切り換えるための移動切り換え部80とを備え、第1切り換え光線路と第2切り換え光線路の第2配列間隔P3と第1配列間隔P1とは異なる設定である。
【選択図】図2

Description

本発明は、光線路の監視切り換え装置に関し、特に光通信を行う複数の光線路を監視する際に光線路の切り換えを行うための光線路の監視切り換え装置に関する。
近年、アクセス系光ファイバ網の構築方法として、HFC(Hybrid Fiber/Coax)方式が注目されている。映像伝送などの大容量の双方向光通信は、光幹線系を用いたHFCにより実現しようとしている。
一方、FTTH(Fiber To The Home)の実現に向けて、光ファイバ網の複数の光ファイバ心線に試験光を通して破断や損傷を検出して、その結果を受光することで、各光ファイバ心線を監視する必要がある。例えば試験光が、光通信を行う局側と加入者との間に敷設されている光ファイバ心線に送られると、その試験光を受光することで、各光ファイバ心線の監視と保守管理を行う。
図6は、一般的な光線路の監視装置の切り換え装置を示している。局100側に配置された複数の発光部101―1,101−2,101−3は、それぞれ光ファイバ心線102―1,102−2,102−3・・・に接続されている。受光する側110の複数の光ファイバ心線111―1,111−2は1つの受光部112に接続されている。発光部101―1は例えば1.31μmの試験光を発生し、発光部101−2は発光部101―1とは異なる波長の試験光、例えば1.55μmの試験光を発生する。
発光部101―1,101−2が発生したそれぞれ異なる波長の試験光が、光ファイバ心線102―1,102−2と光ファイバ心線111―1,111−2を通じて、受光部112側で受光されることで、光ファイバ心線102―1,102−2の破断や損傷などの監視を行う。そして、受光する側110のユニットが、局100側のユニットに対してR方向に所定のピッチPずつ移動することで、次の光ファイバ心線102―3,・・・の破断や損傷などの監視を行う。
また、図7は、別の一般的な光線路の監視装置の切り換え装置を示している。局200側に配置された複数の発光部201―1,201−2,201−3は、それぞれ光ファイバ202―1,202−2,202−3・・・に接続されている。発光部201―1は例えば1.31μmの試験光を発生し,発光部201−2は発光部201―1とは異なる波長の試験光、例えば1.55μmの光を発生する。受光する側210の複数の光ファイバ211―1,211−2は1つの受光部212に対して、機械式の切り換えスイッチ230を用いて切り換えることで接続される。
発光部201―1,201−2が発生した試験光は、光ファイバ心線202―1,202−2と光ファイバ心線211―1,211−2を通じて受光部212側で受光することで、光ファイバ心線202―1,202−2の破断や損傷などの監視を行う。そして、受光する側210のユニットが、局200側のユニットに対してR方向に所定のピッチPずる移動することで、次の光ファイバ心線202―3,・・・の破断や損傷などの監視を行う。
光線路の切り換えスイッチに関する関連技術としては、特許文献1があり、この特許文献1では、光線路の接続に伴う損傷がなく高速で切り換えることができることが開示されている。
特開平8―286129号公報
ところが、図6に示す光線路の監視装置の切り換え装置では、発光部101―1,101−2が互いに異なる波長の試験光を発生するが、これらの互いに異なる波長の試験光は、光ファイバ心線111―1,111−2を通じて受光部112に入ってしまう。このため、異なる波長の試験光が同時に受光部112に対して入射されるので、受光部112が発生する受光信号では信号ノイズが含まれてしまうため、正確に破断や損傷などの監視を行うことができない。
また、図7に示す光線路の監視装置の切り換え装置では、機械式の切り換えスイッチ230が必要であり、製造コストが高くなってしまう。
そこで、本発明は上記課題を解消するために、ノイズが生じることなく、切り換えスイッチが不要でコスト低減化が図れる光線路の監視切り換え装置を提供することを目的とする。
上記課題を解消するために、本発明の光線路の監視切り換え装置は、複数の光線路を予め定めた第1配列間隔で第1方向に平行に配列して保持する光線路保持部と、
第1切り換え光線路と第2切り換え光線路とを前記第1配列間隔とは異なる第2配列間隔にて保持して、前記複数の光線路の前記第1方向と直交する第2方向に沿って移動することで、前記第1切り換え光線路の端部または前記第2切り換え光線路の端部を、前記複数の光線路の端部に対して隙間をおいて選択的に切り換えるための移動切り換え部と、を備え、
前記第1切り換え光線路と前記第2切り換え光線路の前記第2配列間隔は、前記複数の光線路の端部の前記第1配列間隔とは異なる設定であることを特徴とする。
本発明の光線路の監視切り換え装置は、好ましくは前記光線路保持部は、
前記複数の光線路をそれぞれ前記第1配列間隔で前記第1方向に沿って位置決めして保持するための複数の断面V字型溝を有する第1位置決め基板を備えることを特徴とする。
本発明の光線路の監視切り換え装置は、好ましくは前記光線路保持部は、
さらに、前記第1位置決め基板の前記V字型溝にそれぞれ保持された前記光線路を固定する第1固定部材を備えることを特徴とする。
本発明の光線路の監視切り換え装置は、好ましくは前記移動切り換え部は、
前記第1切り換え光線路と前記第2切り換え光線路を前記第2配列間隔で位置決めして保持する複数の断面V字型溝を有する第2位置決め基板と、
前記第2位置決め基板の各前記V字型溝に保持された前記第1切り換え光線路と前記第2切り換え光線路を固定する第2固定部材と、から構成されていることを特徴とする。
本発明の光線路の監視切り換え装置は、好ましくは前記第1位置決め基板は、配列されている前記複数の前記断面V字型溝の中間位置に、前記断面V字型溝に平行なダミーの断面V字型溝を有し、
前記ダミーの断面V字型溝には、前記第1切り換え光線路または前記第2切り換え光線路が位置決めされることを特徴とする。
本発明の光線路の監視切り換え装置は、好ましくは前記複数の光線路と前記第1切り換え光線路の端部と前記第2切り換え光線路の端部の間には、光学的に屈折率を調整するマッチングオイルが配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、ノイズが生じることなく、切り換えスイッチが不要でコスト低減化が図れる。
以下、図面を参照して、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の光線路の監視切り換え装置の好ましい実施形態を有する光通信システムの例を示すシステム図である。
図1に示す光通信システム1は、対向局―反対局通信線路の監視に用いられる光線路の監視切り換え装置40を含む。この光通信システム1では、映像伝送などの情報を送り出す対向局側10の光カプラ35と、反対側11の機器と、を結ぶ光ファイバケーブル20が配置されている。対向局側10は、複数の受光部30―1,30−2・・・30−nを有しており、各受光部30―1,30−2・・・30−nは光カプラ35に接続されている。
光線路の監視切り換え装置40は、光カプラ35に接続されており、この光線路の監視切り換え装置40から得られる監視信号の処理と、光線路の監視切り換え装置40の動作の制御は、制御端末51を管理者が操作することにより行える。
図2と図3を参照して、光線路の監視切り換え装置40の構造について説明する。
図2は、光線路の監視切り換え装置の好ましい構造例を示す斜視図であり、図3は、図2の光線路の監視切り換え装置の好ましい構造例を示す平面図である。
本発明の実施形態では、光線路として光ファイバ心線を用いるが、これに限定されない。光ファイバ心線は、裸光ファイバと、この裸光ファイバの外周に形成されている樹脂の被腹膜とで構成されている。光ファイバ心線は、双方向通信用であっても一方向通信用であっても良い。
図2と図3に示すように、光線路の監視切り換え装置40は、光線路保持部50と、移動切り換え部80とを備えている。
光線路保持部50は、複数の光線路51,52,53,54,55を予め定めた第1配列間隔P1をおいて、第1方向L1に平行になるように配列して固定する。この光線路保持部50は、第1位置決め基板60と、第1固定部材70と、から構成されている。
第1位置決め基板60と第1固定部材70は、例えばプラスチックやセラミックスで作られた長方形状の板部材である。第1位置決め基板60の第1方向L1の長さは、第1固定部材70の第1方向L1の長さよりも大きいが、第1位置決め基板60の第2方向L2の長さは、第1固定部材70の第2方向L2の長さと同じである。第2方向L2は、第1方向L1と直交する方向である。
第1位置決め基板60の一方の面51Bは、複数の断面V字型溝61,62,63,64,65を有する。複数の断面V字型溝61,62,63,64,65は、予め定めた第1配列間隔P1をおいて、第1方向L1に対して平行になるように形成されている。この第1配列間隔P1は、例えば250μmである。
さらに、第1位置決め基板60の一方の面51Bは、複数のダミーの追加断面V字型溝61D,62D,63D,64Dを有する。これらのダミーの追加断面V字型溝61D,62D,63D,64Dは、隣接する断面V字型溝61,62,63,64,65の中間位置において、第1方向L1に沿って平行になるようにダミー配列間隔P1/2で配列されており、配列間隔P1/2は、125μmである。
図2と図3に示すように、複数の光線路51,52,53,54,55は、それぞれ複数の断面V字型溝61,62,63,64,65内にはめ込んで位置決めされており、第1固定部材70は、複数の光線路51,52,53,54,55を挟むようにして、第1位置決め基板60の一方の面51Bに対して接着剤を用いて接着することで、複数の光線路51,52,53,54,55が固定されている。
これにより、複数の光線路51,52,53,54,55の端面51B,52B,53B,54B,55Bが、第1固定部材70により覆われないようにして、断面V字型溝61,62,63,64,65内において露出されている。
次に、図2と図3を参照して、移動切り換え部80について説明する。
移動切り換え部80は、第2位置決め基板81と、第2固定部材82から構成されている。第2位置決め基板81と第2固定部材82は、例えばプラスチックやセラミックスで作られた長方形状の板部材である。第2位置決め基板81の第1方向L1の長さは第2固定部材82の第1方向L1の長さよりも大きいが、第2位置決め基板81の第2方向L2の長さは第2固定部材82の第2方向L2の長さと同じである。
第2位置決め基板81は、第1切り換え光線路91と第2切り換え光線路92をそれぞれ位置決めして保持する断面V字型溝83,84を有する。断面V字型溝83,84は、第1方向L1に平行であり、第2配列間隔P3をおいて形成されている。
これらの断面V字型溝83,84の第2配列間隔P3は、第1配列間隔P1に対して、式1の関係を有する。
第2配列間隔P3=第1配列間隔P1×整数倍(0,1,2・・・)+配列間隔P1/2・・・(式1)
実施例では前記整数倍を1倍として、つまり、第1切り換え光線路91と第2切り換え光線路92の第2配列間隔P3は、複数の光線路51,52,53,54,55の端部の第1配列間隔P1の1.5倍に設定されている。
第1切り換え光線路91と第2切り換え光線路92は、それぞれ断面V字型溝83,84内に位置決めされており、第2固定部材82は、第1切り換え光線路91と第2切り換え光線路92を挟むようにして、第2位置決め基板81の一方の面81Bに対して接着剤を用いて接着することで、第1切り換え光線路91と第2切り換え光線路92が固定されている。
図2と図3に示すように、移動切り換え部80は、移動位置決め操作部93により第2方向L2に沿って配列間隔P1/2ずつ、あるいは配列間隔P1/2の整数倍ずつ移動して位置決め可能である。
移動位置決め操作部93は、回転駆動型の電動モータ94と、送りネジ95と、そしてガイド部材96を有する。電動モータ94が制御部97の指令により作動すると、送りネジ95が正転あるいは逆転することにより、移動切り換え部80がガイド部材96にガイドされながら第1方向L1に沿って、配列間隔P1/2ずつ、あるいは配列間隔P1/2の整数倍ずつ移動して位置決め可能である。
図2と図3に示す状態の一例では、第1切り換え光線路91は断面V字型溝61内に位置決めされており、第2切り換え光線路92は断面V字型溝61から3つ目のダミーの断面V字型溝62D内に位置決めされている。第1切り換え光線路91の端面91Bと光線路51の端面51Bとの間には、両端面が直接接触しないようにして切り換えが容易にかつ確実に行えるようにするために、第1方向L1に関して隙間Tが形成されている。
第1切り換え光線路91の端面91Bと第2切り換え光線路92の端面92Bの一方が、光線路52の端面52B、光線路53の端面53B、光線路54の端面54B、光線路55の端面55Bに対面する際にも、同様にして隙間Tが形成される。
これらの隙間Tには、光線路51,52,53,54,55と第1切り換え光線路91と第2切り換え光線路92との光学的な整合を取るために、好ましくはマッチングオイルが配置されている。これにより、第1切り換え光線路91と第2切り換え光線路92が、光線路51,52,53,54,55に対して第2方向L2に移動しても、光線路51,52,53,54,55と、第1切り換え光線路91または第2切り換え光線路92と、の光学的な整合は、マッチングオイルを介して確実に得ることができる。
光線路51,52,53,54,55には、それぞれ発光部30−1,30−2,30−3,30−4,30−5が接続されており、発光部30−1,30−2,30−3,30−4,30−5は例えばレーザダイオードである。一例として、発光部30−1,30−3,30−5は例えば1.31μmmの波長のパルス状の試験光H1を発生し、発光部30−2,30−4は例えば1.55μmのパルス状の試験光H2を発生する。
第1切り換え光線路91と第2切り換え光線路92には、フィルタFを介してOTDR(Optical Time Domain Reflectometry)300が接続されている。このOTDR300は、フィルタ301,302と、カプラ303,304,305と、レーザダイオード(LD)310,311,アバランシェフォトダイオード(APD)312を有している。
フィルタ301は測定波長λ1のみを通過させ、フィルタ302は測定波長λ2のみを通過させる。測定波長λ1は試験光H1の波長であり、測定波長λ2は試験光H2の波長である。カプラ303,304,305は、フィルタ301,302をレーザダイオード310,311,アバランシェフォトダイオード312に接続している。このような構造を有するOTDR300は、低コスト化のためにアバランシェフォトダイオード312を共有している。
本発明の実施形態では、上述した光線路の監視切り換え装置40とOTDR300を組み合わせて使用すれば、測定対象となる異なる光線路とOTDR300の測定対象波長と異なる測定ポートの接続がされないために、言い換えればこの接続が切れるために、ノイズの影響を受けずにOTDR300による測定が可能である。逆に言えば、本発明の実施形態とは異なり、測定対象となる異なる光線路とOTDR300の測定対象波長と異なる測定ポートの接続が切れない場合には、OTDRの測定ポートに波長λ1の試験光または現用光が入ってくると、それらの光入射がノイズとなり、正常なOTDR測定ができない場合がある。
次に、上述した光線路の監視切り換え装置40を用いた光線路の監視方法例を説明する。
図2と図3に示す移動切り換え部80の位置の状態では、光線路51の端面51Bは、隙間Tを離して第1切り換え光線路91の端面91Bに対面することで光接続されている。しかし、第2切り換え光線路92は、ダミーの追加断面V字型溝62D内に保持されているので、他の光線路52,53,54,55の各端面52B,53B,54B,55Bは、第2切り換え光線路92の端面92Bに対面していない。
発光部30−1が1.31μmmの波長の試験光H1を発生し、隣の発光部30−2が1.55μmの試験光H2を発生している。上述したように、第1切り換え光線路91と第2切り換え光線路92の第2配列間隔P3は、複数の光線路51,52,53,54,55の端部の第1配列間隔P1の1.5倍に設定されている。これにより、光線路51の端面51Bが第1切り換え光線路91の端面91Bに対面して光接続されているが、他の光線路52,53,54,55の各端面52B,53B,54B,55Bは、第2切り換え光線路92の端面92Bに対面しておらず、第2切り換え光線路92の端面92Bはダミーの追加断面V字型溝62D内に保持されている。
このことから、異なる波長の試験光H1,H2が同時にOTDR300に受光されることを確実に防いで、受光部98が出力する監視信号中にノイズが含まれてしまうことを確実に防ぐことができる。
これにより、本発明の光線路の監視切り換え装置は、受光側では監視信号にノイズが生じることがない。しかも従来必要であった機械的な切り換えスイッチが不要となるので、光線路の監視切り換え装置の製造コストを低減できる。
図4は、図3に示す移動切り換え部80の位置は、図2と図3に示す移動切り換え部80の位置から第2方向L2に沿って、配列間隔P1/2だけ移動している。すなわち、図2に示すモータ94を作動させて送りネジ95を回転することで、図4に示すように移動切り換え部80は第2方向L2に沿って配列間隔P1/2だけ移動している。
従って、図4に示すように、光線路53の端面53Bは、隙間Tを離して第2切り換え光線路92の端面92Bに対面することで光接続されている。しかし、第1切り換え光線路91は、ダミーの追加断面V字型溝61D内に保持されているので、他の光線路51,52,54,55の各端面51B,52B,54B,55Bは、第1切り換え光線路91の端面91Bに対面していない。
発光部30−3が1.31μmmの波長の試験光H1を発生し、隣の発光部30−2が1.55μmの試験光H2を発生している。第1切り換え光線路91と第2切り換え光線路92の第2配列間隔P3は、複数の光線路51,52,53,54,55の端部の第1配列間隔P1の1.5倍に設定されている。これにより、光線路53の端面53Bが第2切り換え光線路92の端面92Bに対面して光接続されているが、光線路51,52,54,55の端面51B,52B,54B,55Bは第1切り換え光線路91の端面91Bに対面しておらず、第1切り換え光線路91の端面91Bはダミーの追加断面V字型溝61D内に保持されている。
このことから、異なる波長の試験光H1,H2が同時に受光部98に受光されることを確実に防いで、受光部98が出力する監視信号中にノイズが含まれてしまうことを確実に防ぐことができる。
なお、図5に示す実施形態では、カプラCとフォトダイオードのような受光部98に代えて、図3に示すようなOTDR300を用いることも勿論できる。
これにより、本発明の光線路の監視切り換え装置は、受光側では監視信号にノイズが生じることがない。しかも従来必要であった機械的な切り換えスイッチが不要となるので、光線路の監視切り換え装置の製造コストを低減できる。
移動切り換え部80が図4の位置からさらにL1方向に移動したとしても、上述したのと同様の作用効果を生じる。
図5は、本発明の光線路の監視切り換え装置の別の実施形態を示す平面図である。
図5に示す光線路の監視切り換え装置40Bが、図2〜図4に示す光線路の監視切り換え装置40と同様の箇所には同じ符号を記してその説明を用いる。
図5に示す光線路の監視切り換え装置40Bが、図2〜図4に示す光線路の監視切り換え装置40と異なるのは、次に示す通りである。
光線路保持部50では、隣接する断面V字型溝61,62,63の間に、2本のダミーの追加断面V字型溝が形成されていることである。すなわち、断面V字型溝61,62の間には、2本のダミーの追加断面V字型溝61D―1、61D―2が平行に形成されており、同様にして断面V字型溝62,63の間には、2本のダミーの追加断面V字型溝62D―1、62D―2が平行に形成されている。断面V字型溝61,62,63には、それぞれ光線路51,52,53が位置決めして固定されている。第1切り換え光線路91と第2切り換え光線路92には、フィルタFとカプラCを介してそれぞれフォトダイオードのような受光部98が接続されている。
これに対して、移動切り換え部80は、第1切り換え光線路91,第2切り換え光線路92,そして第3切り換え光線路92―1を有している。
光線路51,52,53の第1配列間隔P11に対して、第1切り換え光線路91,第2切り換え光線路92,そして第3切り換え光線路92―1の第2配列間隔は、P11/3
である。このようにダミーの追加断面V字型溝の本数を増やすことで、切り換え光線路の数を増やすことができ、より選択機能を拡充することができる。
なお、図5の実施形態では、光線路保持部50は、第1位置決め基板60を備えているが、第1固定部材は用いられておらず、光線路51,52,53は第1位置決め基板60に対して固定されている。
このように、光線路51,52,53間のダミーの追加断面V字型溝の本数は、1本、2本、あるいは3本以上であっても良い。
本発明の実施形態の光線路の監視切り換え装置40は、複数の光線路51,52,53・・を予め定めた第1配列間隔P1で第1方向L1に平行に配列して保持する光線路保持部50と、第1切り換え光線路91と第2切り換え光線路92とを第2配列間隔P3をおいて保持して、複数の光線路の第1方向L1と直交する第2方向L2に沿って移動することで、第1切り換え光線路91の端部91Bと第2切り換え光線路92の端部92Bを、複数の光線路の端部に対して隙間Tをおいて選択的に切り換えための移動切り換え部80とを備える。そして、第1切り換え光線路と第2切り換え光線路の第2配列間隔P3は、第1配列間隔P1とは異なる設定である。
これにより、受光側では異なる波長の試験光が同時には入射しないのでノイズが生じることがない。しかも、従来必要であった機械的な切り換えスイッチが不要となるので、光線路の監視切り換え装置の製造コストを低減できる。
また、光線路保持部は、複数の光線路をそれぞれ位置決めして保持する複数の断面V字型溝61,62,・・・を有する第1位置決め基板60を有しており、光線路保持部は、さらに好ましくは第1位置決め基板60のV字型溝にそれぞれ位置決めされた光線路を固定する第1固定部材70を有している。
これにより、簡単な構造ながら、複数の光線路は第1配列間隔P1で第1方向L1に平行に配列して保持することができる。
移動切り換え部80は、第1切り換え光線路91と第2切り換え光線路92をそれぞれ位置決めして保持する複数の断面V字型溝83,84を有する第2位置決め基板81と、第2位置決め基板81の各V字型溝に位置決めされた第1切り換え光線路91と第2切り換え光線路92を固定する第2固定部材82と、から構成されている。
これにより、簡単な構造ながら、第1切り換え光線路91と第2切り換え光線路92を確実に配列して保持することができる。
第1位置決め基板60は、配列されている複数の前記断面V字型溝61,62,・・・の中間位置に、断面V字型溝に平行なダミーの断面V字型溝61D、62D、・・・を有し、ダミーの断面V字型溝には、第1切り換え光線路91または第2切り換え光線路92が位置決めされる。
これにより、第1切り換え光線路91または第2切り換え光線路92は、光線路51,52,・・・とはずれた位置に確実に保持することができる。
複数の光線路と第1切り換え光線路の端部と第2切り換え光線路の端部の間には、光学的に屈折率を調整するマッチングオイルが配置されている。これにより、第1切り換え光線路91と第2切り換え光線路92が光線路51,52,53,54,55に対して第2方向L2に移動しても、光線路51,52,53,54,55と、第1切り換え光線路91または第2切り換え光線路92と、の光学的な整合を取ることができる。
移動切り換え部80はマスター側であり、光線路保持部50はスレーブ側である。移動切り換え部80は例えば80本の光線路を配置する場合には、光線路保持部50は例えば7本または8本の切り換え光線路を設けることができる。
ところで、本発明は、上記実施形態に限定されず種々の変形例を採用できる。
例えば、図2と図3に示す移動位置決め操作部93は、送りネジとこの送りネジを回転する回転駆動型のモータを備えているが、リニアモータなどの他の形式のものを採用しても良い。
図示例の光線路の監視切り換え装置40における光線路、断面V字型溝、ダミーの断面V字型溝の数は、一例であり、特に限定されない。
図1に示す例では、光通信システム1は、局―局通信線路の監視に用いられる光線路の監視切り換え装置40を含んでいる。対局側に監視用の光源をおいて、反対局側では受光する。図1に示すように実際に用いている光線路に対して光線路の監視切り換え装置40を用いて監視を行っても良いし、使用していない光ケーブルに直接光源をつないで、代表光ファイバ心線監視をするようにしても良い。
また、光通信システムの光線路の監視切り換え装置は、局―需要者間の通信線路の監視に用いることもできる。
図2〜図4に示す実施形態では、光線路保持部50は、第1位置決め基板60と、光線路を固定する第1固定部材70を有している。しかし、これに限らず第1固定部材70は用いずに第1位置決め基板60に対して各光線路を固定するようにしても良い。これにより、部品点数を削減して光線路の監視切り換え装置の小型化が図れる。
本発明の光線路の監視切り換え装置の好ましい実施形態を有する光通信システムの例を示す図である。 光線路の監視切り換え装置の好ましい構造例を示す斜視図である。 光線路の監視切り換え装置の好ましい構造例を示す平面図である。 移動切り換え部が図3の状態からL1方向に移動した例を示す平面図である。 本発明の別の実施形態を示す図である。 従来例を示す図である。 別の従来例を示す図である。
符号の説明
1 光通信システム1
40 光線路の監視切り換え装置
50 光線路保持部
51,52,53,54,55 光線路
60 第1位置決め基板
61、62、63、64、65 断面V字型溝
61D、62D、63D、64D ダミーの断面V字型溝
70 第2固定部材
80 移動切り換え部
81 第2位置決め基板
82 第2固定部材
91 第1切り換え光線路
92 第2切り換え光線路
T 隙間
P1 第1配列間隔
P3 第2配列間隔
L1 第1方向
L2 第2方向

Claims (6)

  1. 複数の光線路を予め定めた第1配列間隔で第1方向に平行に配列して保持する光線路保持部と、
    第1切り換え光線路と第2切り換え光線路とを前記第1配列間隔とは異なる第2配列間隔にて保持して、前記複数の光線路の前記第1方向と直交する第2方向に沿って移動することで、前記第1切り換え光線路の端部または前記第2切り換え光線路の端部を、前記複数の光線路の端部に対して隙間をおいて選択的に切り換えるための移動切り換え部と、を備え、
    前記第1切り換え光線路と前記第2切り換え光線路の前記第2配列間隔は、前記複数の光線路の端部の前記第1配列間隔とは異なる設定であることを特徴とする光線路の監視切り換え装置。
  2. 前記光線路保持部は、
    前記複数の光線路をそれぞれ前記第1配列間隔で前記第1方向に沿って位置決めして保持するための複数の断面V字型溝を有する第1位置決め基板を備えることを特徴とする請求項1に記載の光線路の監視切り換え装置。
  3. 前記光線路保持部は、
    さらに、前記第1位置決め基板の前記V字型溝にそれぞれ保持された前記光線路を固定する第1固定部材を備えることを特徴とする請求項2に記載の光線路の監視切り換え装置。
  4. 前記移動切り換え部は、
    前記第1切り換え光線路と前記第2切り換え光線路を前記第2配列間隔で位置決めして保持する複数の断面V字型溝を有する第2位置決め基板と、
    前記第2位置決め基板の各前記V字型溝に保持された前記第1切り換え光線路と前記第2切り換え光線路を固定する第2固定部材と、から構成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つの項に記載の光線路の監視切り換え装置。
  5. 前記第1位置決め基板は、配列されている前記複数の前記断面V字型溝の中間位置に、前記断面V字型溝に平行なダミーの断面V字型溝を有し、
    前記ダミーの断面V字型溝には、前記第1切り換え光線路または前記第2切り換え光線路が位置決めされることを特徴とする請求項4に記載の光線路の監視切り換え装置。
  6. 前記複数の光線路と前記第1切り換え光線路の端部と前記第2切り換え光線路の端部の間には、光学的に屈折率を調整するマッチングオイルが配置されていることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の光線路の監視切り換え装置。
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