JP2009108927A - 電磁クラッチ - Google Patents

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勇 白井
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岳 荒澤
Takao Shimoyama
孝男 下山
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Abstract

【課題】大幅なコスト増加を招くことなく、摩擦面同士の圧着力を高めて、同じサイズでより大きなトルク伝達が可能な電磁クラッチの構造を提供する。
【解決手段】ロータとアーマチュアのそれぞれに、軸方向に貫通し周方向に円弧状に延びる磁束遮断用のスリットを複数設け、ロータの反アーマチュア側に挿入されたコイルの励磁による磁束を、ロータの非スリット部からアーマチュアの非スリット部へ、アーマチュアの非スリット部からロータの非スリット部へと通過させることにより磁気吸着力を発生させて両摩擦面を圧着し、コイルの消磁により両摩擦面を離反させる電磁クラッチであって、ロータとアーマチュアの少なくとも一方のスリットを、スリット幅が反摩擦面側よりも摩擦面側の方が小さくなるようにテーパ状に変化するスリットに形成したことを特徴とする電磁クラッチ。
【選択図】図7

Description

本発明は、電磁クラッチに関し、とくに、摩擦面を有し磁束遮断用のスリットが形成されたロータとアーマチュアを備えた電磁クラッチに関する。
摩擦面を軸方向に圧着、離反可能に対向配置したロータとアーマチュアのそれぞれに、軸方向に貫通し周方向に円弧状に延びる磁束遮断用のスリットを複数設け、ロータの反アーマチュア側に挿入されたコイルの励磁による磁束を、ロータの非スリット部からアーマチュアの非スリット部へ、アーマチュアの非スリット部からロータの非スリット部へと通過させることにより磁気吸着力を発生させて両摩擦面を圧着し、コイルの消磁により両摩擦面を離反させるようにした電磁クラッチが知られている(例えば、特許文献1)。このような電磁クラッチは、例えば車両用空調装置の冷凍回路における冷媒圧縮用の圧縮機の回転駆動力入力部に取り付けられ、エンジン等の駆動源からの駆動力のオン/オフを制御できるように設けられる。
例えば図1、図2に、上記のような圧縮機に取り付けられる電磁クラッチ100の例を示す(電磁クラッチの全体基本構成は、後述の本発明に関しても同じである)。駆動源側からの駆動力が伝達される、プーリ構成を有するロータ1の摩擦面1aと、ロータ1に対向配置されたアーマチュア2の摩擦面2aとが、ロータ1の円環状空間部3に挿入されたコイル4の励磁、消磁により、圧着、離反される。図示例では、摩擦面同士の圧着により伝達されてきた回転駆動力は、トルクリミッタ機構5を介して、中央部のボス部6から圧縮機の回転軸7へと伝達されるようになっている。ロータ1には、図3にも示すように、軸方向にストレート状に貫通し周方向に円弧状に延びる磁束遮断用のスリット8が複数設けられており、アーマチュア2には、図4にも示すように、軸方向に貫通し周方向に円弧状に延びる磁束遮断用のスリット9が複数設けられている。コイル4が励磁された際には、ロータ1の非スリット部(スリットの存在しない部分)からアーマチュア2の非スリット部へ、アーマチュア2の非スリット部からロータ1の非スリット部へと磁束が通過されることにより(図示例では、さらにロータ1の非スリット部からアーマチュア2の非スリット部へ、アーマチュア2の非スリット部からロータ1の非スリット部へと磁束が通過される)、摩擦面同士が圧着される。
このような構成においては、上記のような摩擦面間にわたる経路で通過する磁束が大きいほど、摩擦面同士の圧着力は大きくなり、より大きなトルクを伝達できる。しかし、従来の構造においては、ロータ1やアーマチュア2に設けられるスリット8、9は、プレス抜きにより加工されており、非スリット部の摩擦面を大きく形成することが困難であるため、磁束が通過しにくくなって、伝達トルクを大きく設定することが難しいという問題がある。また、単にスリット幅を小さくして摩擦面における非スリット部の面積を大きくする方法では、スリット内を通しての磁束漏れが大きくなり、結局伝達トルクを大きくできない。また、摩擦面に特殊な摩擦ライナーを設ける方法もあるが、電磁クラッチ全体のコストの大幅な増加を招く。
特開平9−32869号公報
そこで本発明の課題は、大幅なコスト増加を招くことなく、摩擦面同士の圧着力を高めて、同じサイズでより大きなトルク伝達が可能な電磁クラッチの構造を提供することにある。換言すれば、要求伝達トルクが同じであれば、電磁コイルについて省電力化が可能となり、さらに電磁クラッチ全体について小型化、軽量化が可能となる電磁クラッチの構造を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る電磁クラッチは、摩擦面を軸方向に圧着、離反可能に対向配置したロータとアーマチュアのそれぞれに、軸方向に貫通し周方向に円弧状に延びる磁束遮断用のスリットを複数設け、ロータの反アーマチュア側に挿入されたコイルの励磁による磁束を、ロータの非スリット部からアーマチュアの非スリット部へ、アーマチュアの非スリット部からロータの非スリット部へと通過させることにより磁気吸着力を発生させて両摩擦面を圧着し、コイルの消磁により両摩擦面を離反させる電磁クラッチにおいて、ロータとアーマチュアの少なくとも一方のスリットを、スリット幅が反摩擦面側よりも摩擦面側の方が小さくなるようにテーパ状に変化するスリットに形成したことを特徴とするものからなる。
このようなスリット幅が変化するスリットとすることにより、例えば平均スリット幅を現状と同等にしつつ、摩擦面側のスリット幅を小さくすることが可能になる。平均スリット幅を現状と同等にすることにより、スリット内を通しての磁束漏れの増大を防止しつつ、摩擦面側のスリット幅を小さくすることにより、圧着する両摩擦面の非スリット部間に流れる磁束を大きくすることができる。その結果、非スリット部間に流れる磁束による摩擦面同士の圧着力を増加させることができる。また、同じ圧着力を実現するためには、コイルについて省電力化が可能となり、また、ロータやアーマチュアのサイズが小さくても同じ面積の非スリット部を形成可能となることから、電磁クラッチ全体について小型化、軽量化が可能となる。
上記本発明に係る電磁クラッチにおいては、上記スリット幅がテーパ状に変化するスリットは、従来のプレス抜き加工ではなく、例えば、レーザー、電子ビーム、プラズマ、ウォータージェットのいずれかを用いた加工によって形成できる。レーザーや電子ビーム、プラズマ、ウォータージェットを三次元に移動させながら切断加工することにより、所望のスリット幅がテーパ状に変化する形状のスリットを容易に加工できる。また、これらレーザー、電子ビーム、プラズマ、ウォータージェットのいずれかを用いた加工では、バリが発生しないので、反摩擦面側、摩擦面側の何れの方向からも加工でき、バリ取り等の後加工も不要である。とくにウォータージェットによる切断加工では、研磨材の入った高圧水を金属に当てるので、酸化は無く熱変形は皆無である。したがって、切断後のスパッター取りも必要とせず、熱変形しないので品質が安定する。さらに、従来のプレス抜き加工では、ロータやアーマチュアの板厚に対し、プレス抜き加工のためのパンチの実用幅(大量生産する場合に、ある個数以上の加工に耐えられるだけの耐久性を確保できるパンチ幅)に実質的に下限値が存在し、スリット幅をそれほど小さくできなかったが、レーザーや電子ビーム、プラズマ、ウォータージェットによる切断加工では、このような下限値は存在せず、したがってスリット幅を任意に所望の幅に設定することが可能になる。
また、本発明に係る電磁クラッチにおいては、上記スリット幅が変化するスリットの少なくとも一つが軸方向に対して傾斜されている構造を採ることができる。つまり、磁束が通過する非スリット部の面積が大きくなる方向にスリットを傾斜させるのである。これによって、より効果的に磁束を大きくすることが可能になる。このようなスリット傾斜構造は、レーザーまたは電子ビームを所定の傾斜角を持たせた状態で三次元に移動させながら切断加工することにより、比較的容易に実現できる。
上記ロータ側に関してこのような傾斜スリットを設ける場合、ロータが、スリット幅が変化し、かつ、軸方向に対し反摩擦面側から摩擦面側に向けてより大径側に位置するように傾斜されたスリットを有し、該スリットのロータ摩擦面側の開口が、コイル挿入部を形成するロータの円環状空間部の円環外径よりも大きい径部分を有する構造とすることが好ましい。この構造では、ロータ摩擦面側のスリット開口がより径方向外側に位置することになるので、そのスリット開口の内側に存在する非スリット部の面積が拡大されることになり、その分この非スリット部を通過する磁束が大きくなり、圧着力が増加される。
また、上記の方向に傾斜されたスリットとともに、あるいは上記スリットとは別に、ロータ側に関して上記の方向とは反対側の方向に傾斜されたスリットを設けることもできる。すなわち、ロータが、スリット幅が変化し、かつ、軸方向に対し反摩擦面側から摩擦面側に向けてより小径側に位置するように傾斜されたスリットを有し、該スリットのロータ摩擦面側の開口が、コイル挿入部を形成するロータの円環状空間部の円環内径よりも小さい径部分を有する構造とすることもできる。この構造では、ロータ摩擦面側のスリット開口がより径方向内側に位置することになるので、そのスリット開口の外側に存在する非スリット部の面積が拡大されることになり、その分この非スリット部を通過する磁束が大きくなり、圧着力が増加される。
このような本発明に係る電磁クラッチは、例えば、圧縮機の回転駆動力入力部に設けられて好適なものである。中でも、圧縮機が車両用空調装置等に用いられるものからなる場合に好適なものである。このような圧縮機においては、熱負荷等に応じて圧縮機の駆動トルクが頻繁に変動し、それに対応して駆動源から伝達される圧縮機駆動のためのトルクも変動することとなるが、上記の如く通過磁束が増加されることにより、極大伝達トルクにも十分に耐えられるようになり、かつ、トルク伝達部の不要な滑りを防止してトルク伝達部に十分な耐久性を付与することが可能になる。
本発明に係る電磁クラッチによれば、従来のストレート状のスリットを、スリット幅が反摩擦面側よりも摩擦面側の方が小さくなるようにテーパ状に変化するスリットに形成するだけの簡単な改良で、大幅なコスト増加を招くことなく、摩擦面同士の圧着力を高めて、同じクラッチサイズであれば、より大きなトルク伝達が可能になり、かつトルク伝達部の耐久性を向上することも可能になる。また、要求伝達トルクが同じであれば、電磁コイルについて省電力化が可能となり、また、電磁クラッチ全体について小型化、軽量化も可能になる。
以下に、本発明の望ましい実施の形態を、従来構造と比較しながら図面を参照して説明する。
図5は、前述の従来の電磁クラッチの部分縦断面を模式的に示したものであり、図6はさらにその部分縦断面を模式的に示したものである。図6に示すように、コイル4の励磁による磁束10は、ロータ1の非スリット部からアーマチュア2の上下方向の一方の非スリット部へ、アーマチュア2の該非スリット部からロータ1の中央部の非スリット部へと磁束が通過され、さらにロータ1の中央部の非スリット部からアーマチュア2の他方の非スリット部へ、アーマチュア2の該非スリット部からロータ1の他方の非スリット部へと通過され、摩擦面1a、2a同士が圧着されることになる。前述したように、これら非スリット部の摩擦面1a、2aにおける面積はあまり大きくはとれないため、伝達できるトルクには限界があった。
図7は、本発明の一実施態様に係る電磁クラッチ200の部分縦断面を模式的に示している。電磁クラッチ200は、ロータ11とアーマチュア12を備えており、ロータの反アーマチュア側の円環状空間部13に挿入されたコイル14の励磁、消磁により、対向配置されたロータ11の摩擦面11aとアーマチュア12の摩擦面12aが軸方向に圧着、離反される。ロータ11とアーマチュア12のそれぞれには、軸方向に貫通し周方向に円弧状に延びる磁束遮断用のスリット15、16および17が図3、図4に示したような配置で複数設けられている。本実施態様では、スリット15、16、17のすべてが、スリット幅が反摩擦面側よりも摩擦面側の方が小さくなるようにテーパ状に変化するスリットに形成されている。
また、本実施態様では、ロータ11側に設けられたスリット15、16は、軸方向に対して傾斜されたスリットに形成されている。このうち、スリット15は、スリット幅が変化し、かつ、軸方向に対し反摩擦面側から摩擦面11a側に向けてより大径側に(径方向の外側に)位置するように傾斜されたスリットからなり、かつ、このスリット15のロータ摩擦面11a側の開口15aが、コイル挿入部を形成するロータ11の円環状空間部13の円環外径よりも大きい径部分を有する構造とされている。また、スリット16は、スリット幅が変化し、かつ、軸方向に対し反摩擦面側から摩擦面11a側に向けてより小径側に(径方向の内側に)位置するように傾斜されたスリットからなり、かつ、このスリット16のロータ摩擦面11a側の開口16aが、円環状空間部13の円環内径よりも小さい径部分を有する構造とされている。また、アーマチュア12側に設けられたスリット17は、スリット幅が変化し、かつ、軸方向に延びるスリットに形成されている。
このようなスリット幅が変化するスリット15、16、17が設けられた構造においては、スリット17の幅変化構造によりアーマチュア12の摩擦面12aにおける非スリット部の面積が拡大され、スリット15、16の幅変化構造および傾斜構造により、ロータ11の摩擦面11aにおける非スリット部の面積、とくにスリット15の開口15aよりも内側の非スリット部およびスリット16の開口16aよりも外側の非スリット部の面積が拡大される。その結果、これら非スリット部を通過する磁束18が大きくなり、その分摩擦面同士の圧着力が増大される。この圧着力の増大は、後述の如く、幅が変化するスリット15、16、17の平均スリット幅を従来のストレート状のスリットの幅と同等に設定しておくことにより、スリットの磁束遮断機能を損なうことなく、つまり、スリットを通しての磁束漏れを増大させることなく、達成することができる。
このように、本実施態様では、摩擦面同士の圧着力を高めることができ、同じクラッチサイズであれば、より大きなトルク伝達が可能になり、かつ伝達トルクが変動する場合にあっても摩擦面間の滑りを防止可能であるので、トルク伝達部の耐久性を向上することも可能になる。また、要求伝達トルクが同じであれば、電磁コイル200に印加する電流あるいは電圧が小さくて済むので省電力化が可能となり、また、電磁クラッチ200全体について小型化、軽量化も可能である。
上記のような本発明におけるスリット構造に関しては、種々のバリエーションが可能である。いくつかについて以下に例示するが、それらに限定されるものではない。図8に例示する電磁クラッチ300においては、ロータ21に設けられたスリット25、26は摩擦面21a側に向けて幅が狭くなるように形成されるが、傾斜されてはおらず、軸方向に延びている。アーマチュア22側に設けられたスリット27は、スリット幅が変化し、かつ、軸方向に延びるスリットに形成されている。このような構造においても、摩擦面21a、22aにおける非スリット部の面積が拡大され、非スリット部を通過する磁束が大きくなり、その分摩擦面同士の圧着力が増大される。
図9に例示する電磁クラッチ400においては、ロータ31に設けられたスリット35、36は摩擦面31a側に向けて幅が狭くなるとともに軸方向に対し傾斜されたスリットに形成され、アーマチュア32側に設けられたスリット37は、スリット幅が変化しないで軸方向にストレート状に延びるスリットに形成されている。このような構造においては、摩擦面32aにおける非スリット部の面積は拡大されないが、摩擦面31a、32aの合わせ面、つまり磁束通過面の面積は確実に拡大され、通過磁束が大きくなり、その分摩擦面同士の圧着力が増大される。
このような本発明におけるスリット構造による効果をさらに明示するために、従来構造を示した図10と、図7の本発明の一実施態様に係る構造を示した図11とを比較参照しながら説明する。電磁クラッチが同じ外形寸法であっても、単に幅が変化せずストレート状に延びるスリット8、9の場合には、非スリット部同士の合わせ面として形成される磁束通過面は、図10のa、bの寸法に対応する面積しかないが、幅が変化しかつ傾斜されたスリット15、16、17とした場合には、磁束通過面は、図11のc、dの寸法に対応する面積まで拡大されることになる。
スリット幅がテーパ状に変化することに関して、磁束との関係で電磁クラッチの性能を考察してみるに、例えば、一般的に電磁クラッチのロータの板厚を5mmとして、従来のストレート状のスリットの幅を変化させると、磁束は図12に示すように変化し、スリット幅2mmで極大値を呈する。図12の領域Aでは、スリット幅が小さくなるのでスリット内を通過する磁束漏れが大きくなり、結果的に磁束が低下する。領域Bでは、図10に示した摩擦面の寸法a、bが小さくなり、磁束が通過しにくくなって、磁束が低下する。その結果、ロータの板厚5mmの場合、一般的にはスリット幅2mmで非スリット部の通過磁束は極大値を呈することとなっている。なお、非スリット部の通過磁束については、伝達トルクが非スリット部の通過磁束とトルク算出のための半径と摩擦面同士の摩擦係数の積に比例する値として把握できることから、トルク算出のための半径と摩擦面同士の摩擦係数が一手の条件下では、単に伝達トルクを測定するだけで、その変化を測定することが可能である。
上記に対し、ロータの板厚を同じ5mmとして、図13に示すように、平均スリット幅を2mmとし、ロータ41の摩擦面41a側の開口部におけるスリット幅が1mm、反摩擦面側のスリット幅が3mmとなるようにロータ41のスリット42の幅をテーパ状に変化させた場合には、図14に示すように、磁束が極大値を呈するスリット幅(平均スリット幅)の位置は変わらず、得られる通過磁束の値だけが大きくなるようにほぼ平行移動した特性が得られる。すなわち、テーパスリットとした場合にも、平均スリット幅の変化に対応して磁束が変化するが、磁束自体は大きくなり、その分、伝達トルクが増大されることになる。その結果、電磁クラッチの外形サイズが同じなら、テーパスリットとすることにより伝達トルクの増大を図ることができ、要求伝達トルクを同じとする場合には、コイルに対する省電力化、電磁クラッチ全体の小型化、軽量化を図ることができる。
本発明におけるテーパ状のスリットは、例えば、レーザー、電子ビーム、プラズマ、ウォータージェットのいずれかを用いて加工できる。例えば図15に示すように、スリット加工被対象物51に対し、レーザーや電子ビーム、プラズマ、ウォータージェットの照射手段としての照射ヘッド52からレーザー、電子ビーム、プラズマまたはウォータージェット53を照射し、レーザー、電子ビーム、プラズマまたはウォータージェット53が円弧状スリット54の形状外周線および内周線に沿って照射されるように(あるいは、照射角を照射ヘッド52を回転させることによって変化させながら照射ヘッド52の位置が円弧状スリット54の形状外周線および内周線に沿って照射されるように)照射ヘッド52を三次元に移動させることにより、目標とする形状のスリット54が加工される。三次元移動は、例えば、三次元ロボット付きヘッドを用いることによって行うことができる。このような加工により、幅がテーパ状に変化するスリットが確実に加工され、そのスリットが電磁クラッチ軸方向に対して傾斜される場合にも、所望の形状に確実に加工される。レーザー、電子ビーム、プラズマまたはウォータージェット53による切断加工であるから、プレス抜き加工の場合のようなバリは発生せず、バリ取りのための後加工は不要であり、かつ、パンチ打ち込み方向等の制限もない。また、パンチ等の工具が不要であるから、工具耐久性等に起因する工具寸法の制限もなく、任意の形状のスリットを自由にかつ精度良く形成可能である。
本発明に係る電磁クラッチは、あらゆる用途に用いられる電磁クラッチに適用可能であり、とくに圧縮機の駆動力入力部、中でも車両用空調装置に用いられる圧縮機の駆動力入力部に設けられる電磁クラッチとして好適なものである。
従来の電磁クラッチの縦断面図である。 図1の電磁クラッチの正面図である。 図1の電磁クラッチのロータの平面図である。 図1の電磁クラッチのアーマチュアの平面図である。 比較のための従来の電磁クラッチの部分縦断面図である。 図5の電磁クラッチの部分縦断面図である。 本発明の一実施態様に係る電磁クラッチの部分縦断面図である。 本発明の別の実施態様に係る電磁クラッチの部分縦断面図である。 本発明のさらに別の実施態様に係る電磁クラッチの部分縦断面図である。 比較のための従来の電磁クラッチの部分縦断面図である。 図7の電磁クラッチの部分縦断面図である。 従来の電磁クラッチにおけるスリット幅と磁束との関係図である。 本発明におけるスリット形状例を示す概略構成図である。 ストレートスリットとテーパスリットを比較して示したスリット幅と磁束との関係図である。 テーパスリット加工の一例を示す概略構成図である。
符号の説明
11、21、31、41 ロータ
11a、21a、31a、41a ロータの摩擦面
12、22、32 アーマチュア
12a、22a、32a アーマチュアの摩擦面
13 円環状空間部
14 コイル
15、16、17、25、26、27、35、36、37、42、54 スリット
15a、16a スリットのロータ摩擦面側開口
18 磁束
51 スリット加工被対象物
52 照射ヘッド
53 レーザー、電子ビーム、プラズマまたはウォータージェット
200、300、400 電磁クラッチ

Claims (7)

  1. 摩擦面を軸方向に圧着、離反可能に対向配置したロータとアーマチュアのそれぞれに、軸方向に貫通し周方向に円弧状に延びる磁束遮断用のスリットを複数設け、ロータの反アーマチュア側に挿入されたコイルの励磁による磁束を、ロータの非スリット部からアーマチュアの非スリット部へ、アーマチュアの非スリット部からロータの非スリット部へと通過させることにより磁気吸着力を発生させて両摩擦面を圧着し、コイルの消磁により両摩擦面を離反させる電磁クラッチにおいて、ロータとアーマチュアの少なくとも一方のスリットを、スリット幅が反摩擦面側よりも摩擦面側の方が小さくなるようにテーパ状に変化するスリットに形成したことを特徴とする電磁クラッチ。
  2. 前記スリット幅が変化するスリットが、レーザー、電子ビーム、プラズマ、ウォータージェットのいずれかを用いて形成されている、請求項1に記載の電磁クラッチ。
  3. 前記スリット幅が変化するスリットの少なくとも一つが軸方向に対して傾斜されている、請求項1または2に記載の電磁クラッチ。
  4. 前記ロータが、スリット幅が変化し、かつ、軸方向に対し反摩擦面側から摩擦面側に向けてより大径側に位置するように傾斜されたスリットを有し、該スリットのロータ摩擦面側の開口が、コイル挿入部を形成するロータの円環状空間部の円環外径よりも大きい径部分を有する、請求項1〜3のいずれかに記載の電磁クラッチ。
  5. 前記ロータが、スリット幅が変化し、かつ、軸方向に対し反摩擦面側から摩擦面側に向けてより小径側に位置するように傾斜されたスリットを有し、該スリットのロータ摩擦面側の開口が、コイル挿入部を形成するロータの円環状空間部の円環内径よりも小さい径部分を有する、請求項1〜4のいずれかに記載の電磁クラッチ。
  6. 圧縮機の回転駆動力入力部に設けられる、請求項1〜5のいずれかに記載の電磁クラッチ。
  7. 前記圧縮機が車両用空調装置に用いられるものからなる、請求項6に記載の電磁クラッチ。
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