JP2009107035A - 脚式移動体の操縦方法及び脚式移動体 - Google Patents

脚式移動体の操縦方法及び脚式移動体 Download PDF

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Abstract

【課題】脚式移動体に動作をティーチングしたり実際に運用するのに当たって、脚式移動体を操縦する必要がある場合に、感覚的かつ容易に脚式移動体を操縦すること。
【解決手段】本体3と移動用走行輪5とを接続する走行輪アーム7のアーム部71,73を、ロータリアクチュエータ75の回転により適宜個別に屈伸させることで、本体3の姿勢を変化させる脚式ロボット1において、本体3の上面3aに、マトリクス状に配置した複数の力センサU1〜U9を取り付け、接触操作に伴う外力を検出した力センサU1〜U9からの出力信号に基づいて、本体3の姿勢の変化方向を決定し、その方向に本体3の姿勢を変更するためのロータリアクチュエータ75,77の回転方向を決定して、その回転方向にロータリアクチュエータ75,77を回転させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、本体と本体に連結されて移動面に接地される複数の可動脚ユニットとを有する脚式移動体に係り、特に、各可動脚ユニットの本体に対する連結角度をアクチュエータにより変化させて本体の姿勢を三次元方向に変化させるように操縦するための技術に関するものである。
従来より、無人の監視区域等において監視作業を行う自立走行型の産業用ロボット(移動体)が知られている。この種のロボットは、例えば、GPS(全地球測位システム)により得た自らの位置を地図情報と照らし合わせながら、目的に応じたパターンで監視区域の移動面上における自立走行を行う。その際、地図情報に存在しない不測の障害物が移動面に存在した場合には、ロボットに搭載されたレーザスキャナ等の外界センサにより障害物を検出し、これとの干渉を避けるようにロボットを走行させる必要がある。
そこで、この種のロボットの中には、移動面に接地される可動脚ユニットを本体に複数連結してその連結角度をアクチュエータにより変化させることのできる脚式ロボットがある。この脚式ロボットでは、各可動脚ユニットの本体に対する連結角度を適宜個別に変化させることで、本体の姿勢を三次元方向に変化させることができる。よって、障害物が移動面に存在する場合は、外界センサにより検出したその位置に応じて本体の姿勢を三次元方向に変化させることで、障害物との干渉を避けて移動面上を移動することができる。
このような脚式ロボットには、アクチュエータにより連結角度を変化させることのできる所謂関節部が多数存在する。そのため、移動面上の障害物を回避できる姿勢を本体に取らせるためには、複数の関節部のアクチュエータを連携して動作させなければならない。よって、関節部のアクチュエータの制御内容は極めて複雑になる。
そこで、一般的には、本体が取るべき姿勢を何パターンが予め定めておき、外界センサにより検出した障害物の位置や大きさ等によって、どのパターンの姿勢を本体に取らせるべきかを判定するようにしている。このようにすることで、各関節部のアクチュエータの制御内容を定型化して、制御上の負担を軽減することができる。
そして、本体が取るべき姿勢のパターンは、ロボットティーチングによってロボットに教示、入力されるのが一般的である。このロボットティーチングは、例えば、ティーチングマンの各部の動作をモーションキャプチャ方式で取得して脚式ロボットのコントローラに入力することで実施することができる(例えば特許文献1,2)。
特開2004−58165号公報 特開2005−279834号公報
しかしながら、ティーチングマンによるロボットティーチングは、人間の動作をベースにするものであることから、人間の動作とは異なる動作を行う上述のような脚式ロボットのティーチングには不向きである。しかも、仮にそのような問題がないとしても、人間の動作とは異なる動作を人間が想定し再現してティーチングするのは、動作をイメージしづらく直感的に作業を行えないことから現実的ではない。よって、脚式ロボットに対するティーチングマンによるロボットティーチングは、作業に時間を要したり、作業のミスを生む原因ともなりかねない。
そこで、各関節部のアクチュエータのサーボロックを解除して人間が脚式ロボットを所望の姿勢に動かし、その姿勢における各関節部のアクチュエータの動作状態(位置)を取得して、ロボットティーチングを行うことも考えられる。しかし、人間が自ら脚式ロボットを所望の姿勢に動かすには、自ずと脚式ロボットの大きさや重量に対する制約があり、よほど限られた条件の下でしか行うことができない。
このような問題は、上述した脚式ロボットのような、運用時に自律動作する脚式移動体に所望の姿勢をティーチングする場合に限って起こるものではない。即ち、運用時に操縦されるタイプの移動体を操縦する際にも、人間の動作と異なる動作を移動体に行わせるのに、操縦者が上述したロボットティーチングにおけるティーチングマンと同様の問題に直面する可能性がある。
本発明は前記事情に鑑みなされたもので、本発明の目的は、上述した脚式移動体に動作をティーチングしたり実際に運用するのに当たって、脚式移動体を操縦する必要がある場合に、感覚的かつ容易に脚式移動体を操縦することができる脚式移動体の操縦方法と脚式移動体を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載した本発明の脚式移動体の操縦方法は、本体に連結されて移動面に接地される複数の可動脚ユニットの前記本体に対する連結角度をアクチュエータにより変化させることで、前記本体の三次元方向における姿勢が変化する脚式移動体を操縦する方法であって、前記本体に加わった三次元方向の外力の向きを電気的に検出し、前記電気的に検出した外力の向きに基づいて、その電気的に検出した外力の向きに応じた向きで前記本体の三次元方向の姿勢を変化させるための、前記各可動脚ユニットの前記本体に対する連結角度の変化量をそれぞれ割り出し、前記割り出したそれぞれの変化量で、前記各可動脚ユニットの前記本体に対する連結角度をそれぞれ前記アクチュエータにより変化させるようにしたことを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、請求項4に記載した本発明の脚式移動体は、本体に連結されて移動面に接地される複数の可動脚ユニットの前記本体に対する連結角度をアクチュエータにより変化させることで、前記本体の三次元方向における姿勢が変化する脚式移動体であって、前記各可動脚ユニットの前記本体に対する連結角度をそれぞれ検出する複数の連結角度検出手段と、前記本体の表面に配設され、該表面に加わった三次元方向の外力の向きに応じた電気信号を出力する力センサと、前記力センサからの前記電気信号によって示される、前記本体の表面に加わった三次元方向の外力の向きと、前記各連結角度検出手段がそれぞれ検出する前記各可動脚ユニットの前記本体に対する連結角度とに基づいて、前記本体の表面に加わった外力の向きに応じた向きで前記本体の三次元方向の姿勢を変化させるための、前記各可動脚ユニットの前記本体に対する連結角度の変化量をそれぞれ割り出す連結角度変化量割出手段とを備え、前記連結角度変化量割出手段が割り出したそれぞれの変化量で、前記各可動脚ユニットの前記本体に対する連結角度をそれぞれ変化させることを特徴とする。
請求項1に記載した本発明の脚式移動体の操縦方法と、請求項4に記載した本発明の脚式移動体とによれば、本体に三次元方向の外力が加わると、その外力の向きが電気的に検出され、その検出結果に基づいて割り出された変化量だけ、複数の可動脚ユニットの本体に対する連結角度がアクチュエータにより変化し、これにより、本体に加わった外力の向きに応じた向きで本体の三次元方向の姿勢が変化することになる。
このため、操縦者が、本体の現在の姿勢をどのような姿勢に変化させるかを想定し、その変化後の本体の姿勢に向けて本体に外力を加えると共に、本体に加える外力の大きさを、本体の変化前後の姿勢の違いの度合い(距離)に応じた大きさとすることで、本体を所望の姿勢にすることができる。
よって、脚式移動体をティーチングや運用のために操縦する際に、各可動脚ユニットの本体に対する連結角度の変化量を直接計算したり想定しなくても、本体に対して外力を加えてその向きに応じた向きで本体の姿勢を変化させ、あるいは、その操作を複合的に行うことで、脚式移動体を感覚的かつ容易に操縦することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は本発明による操縦方法を適用した脚式移動体の第1実施形態に係る脚式ロボットを示す概略構成図である。
そして、図1中引用符号Aで示す移動面上を移動する第1実施形態の脚式ロボット1(請求項中の脚式移動体に相当)は、直方体状の本体3と、この本体3の下部に前後左右の走行輪アーム7(請求項中の可動脚ユニットに相当)を介してそれぞれ接続された、4つの移動用走行輪5と、本体3上に設置された雲台9,11と、雲台9上に設置された外界センサ13及び内界センサ15と、雲台11上に設置された監視用カメラ17と、本体3に搭載された各種制御用のコントローラユニット19とを有している。
前記各移動用走行輪5は、例えばアウタロータ式のインホイールモータ51(図6参照)を内蔵している。各移動用走行輪5のインホイールモータ51は、後述するコントローラユニット19により個別に駆動制御される。
前記各走行輪アーム7は、第1実施形態では2つのアーム部71,73をロータリアクチュエータ75により相互に連結して構成されており、一方のアーム部71は移動用走行輪5に枢着され、他方のアーム部73はロータリアクチュエータ77を介して本体3に連結されている。
そして、各ロータリアクチュエータ75,77(請求項中のアクチュエータに相当)は、例えばDCサーボモータ等の高トルク型モータによって構成されており、回転角度量を示すエンコーダ信号を出力するロータリエンコーダ75a,77a(請求項中の連結角度検出手段に相当、図6参照)を内蔵している。各ロータリアクチュエータ75,77は、図1に示すホームポジションにおける屈伸形状を含む、目標とする脚式ロボット1(乃至本体3)の姿勢に合わせた形状に走行輪アーム7が屈伸するように、後述するコントローラユニット19により個別に駆動制御される。
前記雲台9は、脚式ロボット1の進行方向Fにおける本体3の前方上部に固定して配置されており、この雲台9上に設置された外界センサ13は、内部のポリゴンミラーによりレーザ光源からの測定光を脚式ロボット1の左右方向に走査させて脚式ロボット1の前方に出力する。
外界センサ13が測定信号を出力している間、図1に示す脚式ロボット1の本体3は、ロータリアクチュエータ75,77の駆動による各走行輪アーム7の屈伸によって、脚式ロボット1の本体3の上面が移動面Aに対して平行に位置する図1のホームポジションを中心として、チルト方向の上下に揺動される。
したがって、脚式ロボット1の本体3がチルト方向下方に揺動することで、脚式ロボット1の左右方向に走査されて外界センサ13から出力される測定光は、脚式ロボット1の上下方向に走査されることになる。このため、外界センサ13が出力する測定信号は結局、測定光の照射対象の三次元形状に応じたものとなる。
外界センサ13から出力された測定光が照射された照射対象からの反射光は、外界センサ13のポリゴンミラーによってフォトダイオードに向けて反射され、フォトダイオードにより受光される。
そして、フォトダイオードの出力信号から得られる測距値とポリゴンミラーの角度値に、そのタイミングにおける脚式ロボット1の左右方向における測定光の走査角度データを関連づけた内容の信号が、外界センサ13から測定信号として出力される。
この測定信号は、コントローラ19に入力されて解析され、この解析結果により、移動面A上の障害物が検出される。コントローラ19は、脚式ロボット1が検出した障害物の付近を移動する際、その障害物と衝突しない姿勢を本体3に取らせるために、各走行輪アーム7のロータリアクチュエータ75,77を適宜駆動制御する。
そのときの本体3の姿勢や外界センサ13の傾き具合を検出するのが雲台9上の前記内界センサ15である。この内界センサ15は具体的には、例えばジャイロスコープや加速度センサで構成され、内界センサ15による検出結果は、コントローラ19において各種の制御に利用される。
図1に示す前記雲台11は、不図示の伸縮用モータにより伸縮可能に構成されており、かつ、前記監視用カメラ17をパン、チルト可能に支持するものである。前記監視用カメラ17は、昼夜間を通して対応できるように、通常のカメラと赤外線カメラとをユニット化して構成されている。監視用カメラ17で撮影された画像は、コントローラ19から遠隔地の集中監視センタに送信され、そこでの遠隔監視作業に供される。
このように構成された脚式ロボット1の姿勢を人間がロボットティーチングする等のために、第1実施形態では、本体3の表面にシート状の多数の力センサが取り付けられている。詳しくは、本体3の上面3aには、図2に平面図で示すように、3×3のマトリクス状に9個の力センサU1〜U9が取り付けられている。また、本体3の側面3b,3cにも、図3に側面図で示すように、3×3のマトリクス状に9個の力センサS1〜S9,S10〜S18が取り付けられている。
さらに、本体3の前後面3d,3eには、図4に正面図(背面図)で示すように、中央付近に1個の力センサF1,B1が取り付けられている。本体3の底面3fには、図5に底面図で示すように、前後方向のほぼ中央に、左右2個の力センサD1,D2が取り付けられている。
また、第1実施形態の脚式ロボット1では、各走行輪アーム7にも、図3に示すように、各アーム部71,73の前後方向の両側面にそれぞれ1つずつ、計4個の力センサL1〜L4が取り付けられている。
尚、これらの力センサU1〜U9,S1〜S18,F1,B1,D1,D2,L1〜L4は、加わった外力に対する感度を有するものであれば、歪ゲージであっても、静電容量型のセンサであってもよく、あるいは、圧電効果素子を利用したものであってもよい。
前記コントローラユニット19は、図6に脚式ロボット1の電気的な概略構成のブロック図で示すように、CPU19a、RAM19b、ROM19c、及び、不揮発性メモリNVMを内蔵する本体19Aと、キーボード19B及びモニタ19Cとを有している。
前記キーボード19Bは、コントローラユニット19で実行させる処理のメニューを選択する場合等に操作されるもので、前記モニタ19Cは、キーボード19Bの操作による処理メニューの選択時等に、それに必要な画面やキーボード19Bによる入力、選択内容を表示するためのものである。
また、前記本体19AのCPU19aには、RAM19b及びROM19cや、キーボード19B及びモニタ19C、不揮発性メモリNVMの他、各移動用走行輪5のインホイールモータ51のドライバ51aやロータリエンコーダ51b、各走行輪アーム7のロータリアクチュエータ75,77のドライバ75a,77aやロータリエンコーダ75b,77b、及び、力センサU1〜U9,S1〜S18,F1,B1,D1,D2,L1〜L4が接続されている。
尚、スペースの都合により、図6中では、インホイールモータ51のドライバ51aやロータリエンコーダ51bを、1つの移動用走行輪5の分だけ代表して記載しており、CPU19aに接続されている他の移動用走行輪5のインホイールモータ51のドライバ51aやロータリエンコーダ51bは、図6中での記載を省略している。
同様の理由で、図6中では、ロータリアクチュエータ75,77のドライバ75a,77aやロータリエンコーダ75b,77bを、1つの走行輪アーム7の分だけ代表して記載しており、CPU19aに接続されている他の走行輪アーム7のロータリアクチュエータ75,77のドライバ75a,77aやロータリエンコーダ75b,77bは、図6中での記載を省略している。
また、第1実施形態の脚式ロボット1では、各走行輪アーム7の各アーム部71,73の力センサL1〜L4を除く他の力センサU1〜U9,S1〜S18,F1,B1,D1,D2が、請求項中の力センサに相当している。
前記RAM19bは、各種データ記憶用のデータエリア及び各種処理作業に用いるワークエリアを有しており、前記ROM19cには、CPU19aに各種処理動作を行わせるための制御プログラムが格納されている。
前記不揮発性メモリNVMには、本体3に取り付けられる各力センサU1〜U9,S1〜S18,F1,B1,D1,D2において外力を検出した場合に、本体3の姿勢を変化させる方向を規定したテーブルが格納されている。このテーブルで方向を規定するのに用いる本体3の姿勢の変化方向としては、図2に示すヨー方向α、図3に示すピッチ方向β、図4に示すロール方向γと、脚式ロボット1の前後方向X、左右方向Y、及び、上下方向Zがある。
また、不揮発性メモリNVMには、各走行輪アーム7に取り付けられる各力センサL1〜L4において外力を検出した場合に、各アーム部71,73の姿勢を変化させる方向を規定したテーブルが格納されている。このテーブルでは、アーム部71の姿勢の変化方向として、アーム部71,73の連結部分に設けたロータリアクチュエータ75の回転方向が用いられる。また、アーム部73の姿勢の変化方向として、アーム部73と本体3との連結部分に設けたロータリアクチュエータ77の回転方向が用いられる。これらの回転方向はいずれも、正転方向CW(図3中時計回り方向)と反転方向CCW(図3中反時計回り方向)とで定義される。
そして、本体3の上面3aに取り付けられた力センサU1〜U9に関するテーブルには、図7の説明図に示すように、各力センサU1〜U9が単独で外力を検出した場合の本体3の姿勢の変化方向と、2つの力センサU1〜U9が同時に外力を検出した場合の本体3の姿勢の変化方向(この場合は、各力センサU1〜U9にそれぞれ対応付けられた本体3の姿勢の変化方向をプラスした内容)とが、規定されている。
また、本体3の側面3b,3cに取り付けられた力センサS1〜S9,S10〜S18に関するテーブルには、図8の説明図に示すように、各力センサS1〜S9,S10〜S18が単独で外力を検出した場合の本体3の姿勢の変化方向が、規定されている。尚、力センサS5による外力の検出に対しては、脚式ロボット1の左右方向Yへの姿勢変化が規定されているが、第1実施形態の脚式ロボット1は左右方向Yに直進する移動手段を持たないため、実際には非動作扱いとなる。
さらに、本体3の前後面3d,3eに取り付けられた力センサF1,B1に関するテーブルには、図9の説明図に示すように、各力センサF1,B1が外力を検出した場合の本体3の姿勢の変化方向が、規定されている。
また、本体3の底面3fに取り付けられた力センサD1,D2に関するテーブルには、図10の説明図に示すように、各力センサD1,D2が外力を検出した場合の本体3の姿勢の変化方向が、規定されている。
さらに、各走行輪アーム7の各アーム部71,73に取り付けられた力センサL1〜L4に関するテーブルには、図11の説明図に示すように、各力センサL1〜L4が外力を検出した場合のロータリアクチュエータ75,77の回転方向が、規定されている。
そして、第1実施形態のコントローラ19のCPU19aは、ROM19cに格納された制御プログラムに従い処理を実行することで、各走行輪アーム7のロータリアクチュエータ75,77のロータリエンコーダ75b,77bから入力されるエンコーダ信号に基づいて、ロータリアクチュエータ75,77の現在の回転位置、ひいては、本体3に対するアーム部71の連結角度やアーム部71に対するアーム部73の連結角度を把握するように構成されている。
次に、ROM19cに格納された制御プログラムに従いCPU19aが、脚式ロボット1の操縦に関する処理において行う、本体3や各走行輪アーム7のアーム部71,73に取り付けられる各力センサU1〜U9,S1〜S18,F1,B1,D1,D2,L1〜L4による外力の検出に応じた、本体3や各走行輪アーム7のアーム部71,73の姿勢制御動作に関する処理を、図12のフローチャートを参照して説明する。
コントローラユニット19が起動しプログラムがスタートすると、CPU19aは、各力センサU1〜U9,S1〜S18,F1,B1,D1,D2,L1〜L4からの出力信号の有無、つまり、外力の検出に伴う信号レベルの変化の有無をスキャンし(ステップS1)、全ての力センサU1〜U9,S1〜S18,F1,B1,D1,D2,L1〜L4からの出力信号がない場合は(ステップS1でN)、ステップS1をリピートする。
これに対して、いずれかの力センサU1〜U9,S1〜S18,F1,B1,D1,D2,L1〜L4からの出力信号がある場合は(ステップS1でY)、その出力信号が、本体3に取り付けられた力センサU1〜U9,S1〜S18,F1,B1,D1,D2からのものであるか否かを確認する(ステップS3)。
本体3に取り付けられた力センサU1〜U9,S1〜S18,F1,B1,D1,D2からの出力信号である場合は(ステップS3でY)、出力信号の出力元の力センサU1〜U9,S1〜S18,F1,B1,D1,D2に対応して不揮発性メモリNVMの図7乃至図10のいずれかのテーブルに規定されている方向に、本体3の姿勢を所定ピッチ変化させるための、各走行輪アーム7のロータリアクチュエータ75,77の回転方向及び回転量を、個別に決定する(ステップS5)。
この回転方向及び回転量の決定は、先に説明したように、各走行輪アーム7のロータリアクチュエータ75,77のロータリエンコーダ75b,77bから入力されるエンコーダ信号に基づいてCPU19aが把握している、ロータリアクチュエータ75,77の現在の回転位置、つまり、本体3に対するアーム部71の連結角度やアーム部71に対するアーム部73の連結角度を参照した上で、例えば逆運動学の理論に基づく既知のアルゴリズムを用いて行われる。
そして、決定した回転方向及び回転量で、各走行輪アーム7のロータリアクチュエータ75,77を個別に回転させ(ステップS7)、その後、ステップS1にリターンする。
また、出力信号が、本体3に取り付けられた力センサU1〜U9,S1〜S18,F1,B1,D1,D2からの出力信号でない場合は(ステップS3でN)、出力信号の出力元の力センサL1〜L4に対応して不揮発性メモリNVMの図11のテーブルに規定されている方向に、予め定められた回転量だけ、力センサL1〜L4の取り付け先の走行輪アーム7のロータリアクチュエータ75,77を回転させ(ステップS9)、その後、ステップS1にリターンする。
尚、本体3の力センサU1〜U9,S1〜S18,F1,B1,D1,D2からの出力信号の検出は、各面(上面3a、側面3b、側面3c、前面3d、後面3e、底面3f)の力センサU1〜U9,S1〜S18,F1,B1,D1,D2単位で行われる。そして、出力信号の検出は、(1)上面3aの力センサU1〜U9、(2)側面3b,3cの力センサS1〜S18、(3)前後面3d,3eの力センサF1,B1、(4)底面3fの力センサD1,D2の優先順位で行われる。
したがって、本体3の複数の面3a〜3fの力センサU1〜U9,S1〜S18,F1,B1,D1,D2からの出力信号が同時に発生した場合は、出力信号の検出の優先順位が高い面3a〜3fの力センサU1〜U9,S1〜S18,F1,B1,D1,D2からの出力信号の検出内容に応じた動作が、優先して実行される。
以上の説明からも明らかなように、第1実施形態においては、図12のフローチャートにおけるステップS5が、請求項中の連結角度変化量割出手段に対応する処理となっている。
尚、コントローラユニット19は、ROMに格納された制御プログラムをCPUが実行することで上記の処理の全てを行うものであってもよく、一部の処理をDSP(Digital Signal Processor)により実行するものであってもよい。
上述のように構成された第1実施形態の脚式ロボット1では、本体3に取らせる姿勢のパターンをロボットティーチングによりコントローラユニット19に教示、入力するのに当たって、ティーチングマン(図示せず)が本体3の力センサU1〜U9,S1〜S18,F1,B1,D1,D2を適宜接触操作すると、接触操作された力センサU1〜U9,S1〜S18,F1,B1,D1,D2からの出力信号が、先に説明した優先順位でコントローラ19により検出される。
そして、コントローラ19により出力信号が検出された力センサU1〜U9,S1〜SS18,F1,B1,D1,D2に対応して、不揮発性メモリNVMのテーブルで規定されている、本体3の姿勢を変化させる方向と、ロータリアクチュエータ75,77の現在の回転位置、つまり、本体3に対するアーム部71の連結角度やアーム部71に対するアーム部73の連結角度とに基づき、逆運動学の理論に基づく既知のアルゴリズムを用いて、各走行輪アーム7のロータリアクチュエータ75,77の回転方向が決定され、その回転方向に、予め定められたピッチで各走行輪アーム7のロータリアクチュエータ75,77が回転される。
これにより、本体3の姿勢が、ティーチングマンが接触操作した本体3の力センサU1〜U9,S1〜S18,F1,B1,D1,D2の位置に応じた方向に変化する。
ここで、図7乃至図10の各テーブルにおいて規定されている本体3の姿勢の変化方向は、テーブルの内容から明らかなように、ティーチングマンの接触操作により外力を検出した力センサU1〜U9,S1〜S18,F1,B1,D1,D2の位置との間に、関連性を持っている。
つまり、本体3の上面3aと側面3b,3cについては、図7及び図8の各テーブルに示すように、それぞれの面3a〜3cの中央に位置する力センサU5,S5,S14に対応付けて、対向する面(底面3f、側面3c,3b)に向かう方向が規定されている。また、それぞれの面3a〜3cの中央から外れた位置の力センサU1〜U4、U6〜U9,S1〜S4、S6〜S9,S10〜S13、S15〜S18には、それぞれの面3a〜3cの中央を支点とし、外力を検出した力センサの位置を作用点とする回転モーメント方向が、それぞれ対応して規定されている。
本体3の前後面3d,3eについては、図9のテーブルに示すように、各面前後面3d,3eの中央付近に位置する力センサF1,B1に対応付けて、対向する面(後面3e、前面3d)に向かう方向が規定されている。本体3の底面3fについては、図10のテーブルに示すように、前後方向のほぼ中央に位置する左右の各力センサD1,D2には、底面3fの中央を支点とし、外力を検出した力センサの位置を作用点とする回転モーメント方向が、それぞれ対応して規定されている。
尚、2つの力センサU1〜U9による外力の同時検出を受け付ける本体3の上面3aについては、図7のテーブルに示すように、各力センサU1〜U9にそれぞれ対応付けられた本体3の姿勢の変化方向をプラスした内容が、規定されている。
また、図8のテーブルのヨー方向αの移動に際しては、第1実施形態の脚式ロボット1が移動手段を有していない左右方向Yへの直進成分を含んでいることから、例外的に、左右の移動用走行輪5の差動による旋回動作が実行される。
このような構成による第1実施形態の脚式ロボット1によれば、ティーチングマンが、目標とする変化後の本体3の姿勢に向けて現在の本体3の姿勢をどのような向きに変更すればよいかを想定し、その想定した方向に自ら本体3を動かす場合に本体3のどの場所に力を加えるかを想定して、その想定した場所にある力センサU1〜U9,S1〜S18,F1,B1,D1,D2に接触操作するだけで、感覚的かつ容易に本体3の姿勢を所望の方向に変化させることができる。
ちなみに、第1実施形態の脚式ロボット1では、各走行輪アーム7の各アーム部71,73の前後方向の両側面に取り付けた力センサL1〜L4を適宜接触操作すると、接触操作された力センサL1〜L4からの出力信号が、コントローラ19により検出される。
そして、コントローラ19により出力信号が検出された力センサL1〜L4に対応して、不揮発性メモリNVMのテーブルで規定されている、ロータリアクチュエータ75,77の回転方向と、ロータリアクチュエータ75,77の現在の回転位置、つまり、本体3に対するアーム部71の連結角度やアーム部71に対するアーム部73の連結角度とに基づいて、各走行輪アーム7のロータリアクチュエータ75,77の回転方向及び回転量が決定され、その回転方向及び回転量で各走行輪アーム7のロータリアクチュエータ75,77が回転される。
上述した各走行輪アーム7の力センサL1〜L4の接触操作によるロータリアクチュエータ75,77の回転動作は、本体3の力センサU1〜U9,S1〜S18,F1,B1,D1,D2への接触操作による本体3の姿勢の変化動作を微調整する際に行うと、特に有効である。
以上に説明した第1実施形態の脚式ロボット1では、本体3の各面3a〜3fに力センサU1〜U9,S1〜S18,F1,B1,D1,D2それぞれ分散して取り付ける構成とした。しかし、本体3の特定箇所に取り付けた単一の力センサに加わる外力よって、本体3の姿勢の変化方向を決定してその方向に本体3の姿勢を変化させる構成とすることもできる。
そのように構成したのが、図13に正面図で示す、本発明の第2実施形態に係る脚式ロボット1Aである。
第2実施形態の脚式ロボット1Aは、本体3の前面3dの中央付近に、第1実施形態の脚式ロボット1における力センサF1に代えて、突起型の力センサF11を取り付けた点と、前面3d以外の本体3の各面3a〜3c,3e,3fの力センサU1〜U9,S1〜S18,B1,D1,D2を全てなくした点において、第1実施形態の脚式ロボット1と内容が異なっている。
また、第2実施形態の脚式ロボット1Aは、コントローラユニット19の本体19AのROM19bに格納された制御プログラムの内容が、第1実施形態の脚式ロボット1と異なっており、かつ、不揮発性メモリNVMに格納されているテーブルの内容が、第1実施形態の脚式ロボット1と異なっている。
そして、第1実施形態の脚式ロボット1では、本体3の力センサU1〜U9,S1〜S18,F1,B1,D1,D2が、接触操作されるものであったが、第2実施形態の脚式ロボット1Aでは、本体3の力センサF11が、直接接触(押圧)操作されるだけでなく、力センサF11に結合した引き綱Lにより引っ張り操作されることもあるものとなっている。
そのため、前記力センサF11は、脚式ロボット1Aの前後方向X、左右方向Y、上下方向Zの三方向のそれぞれについて、押圧、引っ張りの両外力に対する感度を有している。この力センサF11が外力を検出した場合は、前後方向X、左右方向Y、上下方向Zの三方向の成分別に信号が出力される。この出力信号は、前後方向Xの成分については、力センサF11が検出した外力が押圧力ならば−(マイナス)の値、引張力ならば+(プラス)の値となる。左右方向Yの成分については、押圧力であるか引張力であるかを問わず、力センサF11が検出した外力が図13中左方向であれば−(マイナス)の値、右方向であれば+(プラス)の値となる。上下方向Zの成分については、押圧力であるか引張力であるかを問わず、力センサF11が検出した外力が図13中下方向であれば−(マイナス)の値、上方向であれば+(プラス)の値となる。
この力センサF11には、第1実施形態の脚式ロボット1における力センサU1〜U9,S1〜S18,F1,B1,D1,D2,L1〜L4と同様に、歪ゲージや静電容量型のセンサ、圧電効果素子を利用したセンサ等を利用することができる。
また、第2実施形態の脚式ロボット1Aでは、力センサF11が外力を検出した場合に、本体3の姿勢を変化させる方向を規定したテーブルが、コントロールユニット19の不揮発性メモリNVMに格納されている。このテーブルには、図14の説明図に示すように、それぞれの方向成分ついて、本体3の姿勢の変化方向が規定されている。これは、力センサF11が先に説明したとおり、外力の検出時に前後方向X、左右方向Y、及び、上下方向Zの3方向成分別に信号を出力することに起因している。力センサF11が検出した外力に2つ以上の方向成分が含まれている場合は、力センサ11の出力信号もそれに応じた内容となる。
そして、第2実施形態の脚式ロボット1Aにおいて、コントロールユニット19のCPU19aが、ROM19bに格納された制御プログラムに従って行う、脚式ロボット1Aの操縦時の本体3や各走行輪アーム7のアーム部71,73の姿勢制御動作に関する処理の内容は、図12のフローチャートに示す第1実施形態の脚式ロボット1のコントロールユニット19のCPU19aが行う処理と、基本的には同じである。
即ち、図12のステップS1やステップS3の各処理において出力信号の有無を確認する力センサの対象を、力センサU1〜U9,S1〜S18,F1,B1,D1,D2から力センサF11に変えると共に、図12のステップS5において、各走行輪アーム7のロータリアクチュエータ75,77の回転方向及び回転量を、不揮発性メモリNVMの図7乃至図10のいずれかのテーブルではなく、図14のテーブルに規定されている方向に基づいて決定するように変更する。
それ以外は、第2実施形態の脚式ロボット1Aのコントロールユニット19のCPU19aにおいても、図12のフローチャートに示す第1実施形態の脚式ロボット1のコントロールユニット19のCPU19aが行う処理と同様の処理が行われる。
尚、第2実施形態の脚式ロボット1Aでは、本体3の前面3dの力センサF11が、請求項中の力センサに相当している。
このような構成による第2実施形態の脚式ロボット1Aでは、力センサF11を直接接触(押圧)操作することで、力センサF11に、最大で前後方向X、左右方向Y、及び、上下方向Zの3方向成分を含む押圧力が外力として加わり、また、引き綱を引くことで本体3の前面3dの力センサF11に、最大で前後方向X、左右方向Y、及び、上下方向Zの3方向成分を含む引張力が外力として加わることになる。
そして、ティーチングマンが、目標とする変化後の本体3の姿勢に向けて現在の本体3の姿勢をどのような向きに変更すればよいかを想定し、その想定した方向に自ら本体3を動かす場合に本体3の前面3dに対してどの方向に力を加えるかを想定して、その想定した方向への外力を、押圧力又は引張力として力センサF11に加えるだけで、感覚的かつ容易に本体3の姿勢を所望の方向に変化させることができる。
ちなみに、第2実施形態の脚式ロボット1Aにおいても、各走行輪アーム7の各アーム部71,73の前後方向の両側面に取り付けた力センサL1〜L4の接触操作と、それに伴い接触操作された力センサL1〜L4からの出力信号に基づいて、コントローラ19の制御により各走行輪アーム7のロータリアクチュエータ75,77が回転される点は、第1実施形態の脚式ロボット1と同様である。
尚、上述した第1及び第2実施形態では、各力センサU1〜U9,S1〜S18,F1,B1,D1,D2,L1〜L4,F11によって検出するのが、外力の有無のみであり、検出した外力に応じて本体3の姿勢を変化させる際、つまり、本体3に対するアーム部71の連結角度やアーム部71に対するアーム部73の連結角度を変化させる際の、各走行輪アーム7のロータリアクチュエータ75,77の回転量は、予め定められたピッチである場合について説明した。
しかし、各力センサU1〜U9,S1〜S18,F1,B1,D1,D2,L1〜L4,F11が、外力の大きさに応じた出力信号を生成するものとし、その出力信号の大きさに応じて、本体3の姿勢の変化量、つまり、本体3に対するアーム部71の連結角度やアーム部71に対するアーム部73の連結角度の変化量が決定され、その決定された変化量の分だけ、各走行輪アーム7のロータリアクチュエータ75,77が回転されるように構成してもよい。
また、第1及び第2実施形態の脚式ロボット1,1Aでは、各走行輪アーム7の各アーム部71,73の前後方向の両側面に力センサL1〜L4を取り付けて、それらの力センサL1〜L4に加わる外力に応じてロータリアクチュエータ75,77を回転させる構成としたが、この構成は省略してもよい。
そして、本発明は、第1及び第2実施形態で説明した走行輪により移動する移動体に限らず、例えば、可動脚ユニットの本体に対する連結角度の変更により可動脚ユニットが所謂歩行運動を行って移動する脚式移動体にも適用可能である。また、可動脚ユニットは第1及び第2実施形態の脚式ロボット1,1Aのように前後左右の四脚に限らず、それ以上又はそれ以下の脚数であってもよいことは言うまでもない。
本発明による操縦方法を適用した脚式移動体の第1実施形態に係る脚式ロボットを示す概略構成図である。 図1に示す本体の平面図である。 図1に示す本体の側面図である。 図1に示す本体の正面図(背面図)である。 図1に示す本体の底面図である。 図1の脚式ロボットの電気的な概略構成を示すブロック図である。 図1に示す本体の上面の力センサによる外力検出に対応する本体の姿勢変化方向を規定した、図6の不揮発性メモリに格納されるテーブルの説明図である。 図1に示す本体の側面の力センサによる外力検出に対応する本体の姿勢変化方向を規定した、図6の不揮発性メモリに格納されるテーブルの説明図である。 図1に示す本体の前後面の力センサによる外力検出に対応する本体の姿勢変化方向を規定した、図6の不揮発性メモリに格納されるテーブルの説明図である。 図1に示す本体の底面の力センサによる外力検出に対応する本体の姿勢変化方向を規定した、図6の不揮発性メモリに格納されるテーブルの説明図である。 図1に示す各走行輪アームの各アーム部の力センサによる外力検出に対応するロータリアクチュエータの回転方向を規定した、図6の不揮発性メモリに格納されるテーブルの説明図である。 図6のコントロールユニットのCPUがROMに格納された制御プログラムにしたがって実行する、本体や各走行輪アームのアーム部の姿勢制御動作に関する処理のフローチャートである。 本発明による操縦方法を適用した脚式移動体の第2実施形態に係る脚式ロボットの本体の部分を示す正面図である。 図13に示す本体の前面の力センサによる外力検出に対応する本体の姿勢変化方向を規定した、不揮発性メモリに格納されるテーブルの説明図である。
符号の説明
1 脚式ロボット(脚式移動体)
3 本体
3a 本体上面(表面)
3b,3c 本体側面(表面)
3d 本体前面(表面、特定箇所)
3e 本体後面(表面)
3f 本体底面(表面)
7 走行輪アーム(可動脚ユニット)
75,77 ロータリアクチュエータ(アクチュエータ)
75a,77a ロータリエンコーダ(連結角度検出手段)
19 コントロールユニット(連結角度変化量割出手段)
A 移動面
B1,D1,D2,F1,F11,U1〜U9,S1〜S18 力センサ
X 前後方向
Y 左右方向
Z 上下方向

Claims (6)

  1. 本体に連結されて移動面に接地される複数の可動脚ユニットの前記本体に対する連結角度をアクチュエータにより変化させることで、前記本体の三次元方向における姿勢が変化する脚式移動体を操縦する方法であって、
    前記本体に加わった三次元方向の外力の向きを電気的に検出し、
    前記電気的に検出した外力の向きに基づいて、その電気的に検出した外力の向きに応じた向きで前記本体の三次元方向の姿勢を変化させるための、前記各可動脚ユニットの前記本体に対する連結角度の変化量をそれぞれ割り出し、
    前記割り出したそれぞれの変化量で、前記各可動脚ユニットの前記本体に対する連結角度をそれぞれ前記アクチュエータにより変化させるようにした、
    ことを特徴とする脚式移動体の操縦方法。
  2. 前記本体の表面における外力が加わった位置を検出することで、前記本体に加わった三次元方向の外力の向きを電気的に検出するようにした請求項1記載の脚式移動体の操縦方法。
  3. 前記本体の特定箇所に対して該本体の外部から加わった引っ張り方向の外力の向きを検出することで、前記本体に加わった三次元方向の外力の向きを電気的に検出するようにした請求項1記載の脚式移動体の操縦方法。
  4. 本体に連結されて移動面に接地される複数の可動脚ユニットの前記本体に対する連結角度をアクチュエータにより変化させることで、前記本体の三次元方向における姿勢が変化する脚式移動体であって、
    前記各可動脚ユニットの前記本体に対する連結角度をそれぞれ検出する複数の連結角度検出手段と、
    前記本体の表面に配設され、該表面に加わった三次元方向の外力の向きに応じた電気信号を出力する力センサと、
    前記力センサからの前記電気信号によって示される、前記本体の表面に加わった三次元方向の外力の向きと、前記各連結角度検出手段がそれぞれ検出する前記各可動脚ユニットの前記本体に対する連結角度とに基づいて、前記本体の表面に加わった外力の向きに応じた向きで前記本体の三次元方向の姿勢を変化させるための、前記各可動脚ユニットの前記本体に対する連結角度の変化量をそれぞれ割り出す連結角度変化量割出手段とを備え、
    前記連結角度変化量割出手段が割り出したそれぞれの変化量で、前記各可動脚ユニットの前記本体に対する連結角度をそれぞれ変化させる、
    ことを特徴とする脚式移動体。
  5. 前記力センサは前記本体の表面に複数配設されており、前記連結角度変化量検出手段は、前記複数の力センサのうち、前記本体の表面に加わった外力に応じた前記電気信号を出力した力センサの前記本体の表面における配設位置と、該力センサが出力した前記電気信号の信号レベルと、前記各連結角度検出手段がそれぞれ検出する前記各可動脚ユニットの前記本体に対する連結角度とに基づいて、前記各可動脚ユニットの前記本体に対する連結角度の変化量をそれぞれ割り出す請求項4記載の脚式移動体。
  6. 前記力センサは前記本体の特定箇所に配設されており、前記連結角度変化量検出手段は、前記特定箇所に対して前記本体の外部から加わった引っ張り方向の外力の向きに応じて前記力センサが出力した前記電気信号に基づいて、前記各可動脚ユニットの前記本体に対する連結角度の変化量をそれぞれ割り出す請求項4記載の脚式移動体。
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