JP7081926B2 - 移動体、動作制御システム、及び移動体システム - Google Patents
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Description
まず、図1乃至図3を参照して、本実施形態に係る移動体1について説明する。図1は、本実施形態に係る移動体の構成の一例を示す図である。図2は、本実施形態に係る姿勢駆動装置の構成の一例を示す図である。図3は、本実施形態に係る車輪駆動装置の構成の一例を示す図である。
例えば、姿勢角度検出装置50は、x軸周りの回転方向であるピッチ方向に関する姿勢角度θ、y軸周りの回転方向であるロール方向に関する姿勢角度φ、z軸周りの回転方向であるヨー方向に関する姿勢角度ψ、を検出する。
移動体1が、自立可能な姿勢角度は、予め設定されている。従って、例えば、姿勢角度検出装置50により検出されたピッチ方向に関する姿勢角度θがθmin≦θ≦θmaxを満たし、姿勢角度検出装置50により検出されたロール方向に関する姿勢角度φがφmin≦φ≦φmaxを満たす場合、後述の動作判断部15(図4参照)は、移動体1が自立可能であるという判断をすることができる。また、例えば、姿勢角度検出装置50により検出されたピッチ方向に関する姿勢角度θがθ<θminを満たし、姿勢角度検出装置50により検出されたロール方向に関する姿勢角度φがφmax<φを満たす場合、後述の動作判断部15(図4参照)は、移動体1が自立不可能であるという判断をすることができる。
例えば、環境情報設定装置80は、移動体1が存在する所定の位置における発声装置20の発声可否の設定、許容音量の設定、などの各種設定を行う。また、環境情報設定装置80は、移動体1が存在する所定の位置における表示装置30の表示可否の設定、明るさの設定、などの各種設定を行う。また、環境情報設定装置80は、移動体1が存在する所定の位置における床面の傾斜角度、その位置付近に存在する障害物32や壁33との距離、などの各種設定を行う。
環境情報設定装置80は、例えば、無線LANが内蔵されるラップトップコンピュータ、パーソナルコンピュータ、タブレット、スマートフォン、などで構成される。環境情報設定装置80は、移動体1の管理者やオペレータによる入力操作を受け付ける機能を備えており、当該機能は、例えば、キーボード、カメラ、マウス、タッチパネル、音声入力を受け付けるマイク、ジェスチャー認識用カメラ、選択ボタン、レバー,その他センサ類、などで構成される。環境情報設定装置80から演算処理装置10への入力は、無線で行われることが好ましい。
関節モータ制御部61は、後述の動作計画部17(図4参照)から入力される動作指令に基づいて、胴体2、腕3R、腕3L、脚4R、脚4L、頭部6を制御するための制御信号を算出し、関節モータ駆動部62へと出力する。
関節モータ駆動部62は、関節モータ制御部61から入力される制御信号に基づいて、駆動信号(制御信号に対応する電圧)を算出し、関節モータ63へと出力(印加)する。
関節モータ63は、関節モータ駆動部62から入力される電圧に基づいて、胴体2、腕3R、腕3L、脚4R、脚4L、頭部6を動かすことで、移動体1の姿勢を制御する。例えば、関節モータ63は、腕3R、腕3Lの関節角度を変化させて、手先の位置を調整し、脚4R、脚4Lの関節角度を変化させて、移動体1の立つ姿勢や座る姿勢を調整する。
走行経路算出部71は、走行指令(例えば、走行速度の指令、走行方向の指令)を算出し、走行制御部72へと出力する。なお、ここでの走行は、移動体1の歩行でもある。
走行制御部72は、走行経路算出部71から入力される走行指令に基づいて、車輪5R、車輪5Lを制御するための制御信号を算出し、車輪駆動部73R、車輪駆動部73Lへと出力する。
車輪駆動部73R、車輪駆動部73Lは、走行制御部72から入力される制御信号に基づいて、駆動信号(制御信号に対応する電圧)を算出し、駆動モータ5Ra、駆動モータ5Laへと出力(印加)する。車輪駆動部73R、車輪駆動部73Lは、車輪の中心軸と平行な方向に左右対称に並設される。
駆動モータ5Raは、車輪5Rと接続されており、駆動モータ5Raが回転することによって、車輪5Rは回転する。駆動モータ5Laは、車輪5Lと接続されており、駆動モータ5Laが回転することによって、車輪5Lは回転する。
位置センサ5Rbは、車輪5Rの回転角度を検出し、駆動モータ5Laは、車輪5Lの回転角度を検出し、検出結果を、後述のオドメトリ算出部12(図4参照)へと出力する。なお、車輪5R、車輪5Lには、車輪5Rの回転速度、車輪5Lの回転速度、を検出する回転速度検出装置などが設けられていてもよい。
次に、図4及び図5を参照して、上述の移動体1を制御する動作制御システム100について説明する。図4は、本実施形態に係る動作制御システム100の構成の一例を示す機能ブロック図である。図5は、本実施形態に係る地図情報及び環境情報群である。
具体的には、図5に示すように、メモリは、移動体1が移動する範囲の地図情報31を、予め記憶する。また、メモリは、地図情報31に示される移動体1の位置に対応する環境情報群34を、記憶する。地図情報31には、障害物32の位置や壁33の位置などが含まれる。環境情報群34には、「音量」、「明るさ」、「床面の傾斜角度」、「障害物32又は壁33との距離」、などの環境情報が含まれる。
環境情報群34の構成や値は、環境情報設定装置80によって、適宜、設定、変更、又は更新される。例えば、環境情報群34の値として、「音量」はPa以下、「明るさ」はQa以下、「床面の傾斜角度」はα、「障害物32又は壁33との距離」はDa、などのように、環境情報設定装置80によって設定される。
例えば、図5に示すように、本実施形態における自己位置推定に用いられる座標を、p(xp、yp、Ωp)とする。図5において、xは、移動体1の進行方向に対して右手方向である。また、yは、移動体1の進行方向である。また、Ωは、y軸に対して反時計回りの回転量である。移動体1が経路1aに沿って、位置(x0,y0,Ω0)から位置(x1,y1,Ω1)へと移動する場合、オドメトリ算出部12は、車輪の回転角度に基づいて、移動体1の座標p(xp、yp、Ωp)を算出することで、位置(x0,y0,Ω0)から位置(x1,y1,Ω1)への移動量を移動情報として算出する。なお、自己位置推定に用いる座標軸は、任意の座標軸を利用することができる。
自己位置推定部13は、例えば、LiDAR(Light Detection and Ranging )、カメラや赤外線センサ、超音波センサ、レーザースキャナなどのセンサ、などを利用して、自己の位置を推定(決定)することが可能である。
実施する予定の動作は、予め定められた動作であることが好ましく、例えば、転倒復帰、発話、発声、表現、モーション(例えば、腕を振る、首を振る、など)、ライト(例えば、LEDなど)の点灯、画像の表示、などが挙げられる。
動作情報は、実施する予定の動作に関する情報であり、発声装置20に関する環境情報に対応するものとして、例えば、移動体1の発声音量P、移動体1の周囲環境に対する許容音量Pa、移動体1の発声可能な発声音量の最小値Pminや最大値Pmax、などが挙げられる。或いは、表示装置30に関する環境情報に対応するものとして、例えば、移動体1のライトの明るさQ、移動体1の周囲環境に対して許容される明るさQa、移動体1の点灯可能なライトの明るさの最小値Qminや最大値Qmax、などが挙げられる。
動作判断部15は、動作情報の補正が可能であると判断する場合、動作情報を補正して動作実行をオンに設定し、実施する予定の動作が成立するという判断結果を動作実行部16へと出力する。動作判断部15は、動作情報の補正が不可能であると判断する場合、動作情報を補正せずに、移動体1の管理者やオペレータに対してエラー報告を行い、動作実行をオフに設定し、実施する予定の動作が成立しないという判断結果を動作実行部16へと出力する。
動作判断部15は、実施する予定の動作を制限すると判断する場合、実施する予定の動作を制限して動作実行をオンに設定し、実施する予定の動作が成立するという判断結果を動作実行部16へと出力する。動作判断部15は、実施する予定の動作を制限しないと判断する場合、実施する予定の動作を制限せずに動作実行をオンに設定し、実施する予定の動作が成立するという判断結果を動作実行部16へと出力する。
図6は、本実施形態に係る動作判断部15の処理の一例を示すフローチャートである。ここでは、動作判断部15が発声装置20に関する環境情報を参照して、各処理を行う場合を一例に挙げて説明する。
動作判断部15は、環境情報群34に含まれる環境情報の中から、発声装置20に関する環境情報である「音量」を取得する。
例えば、タスクにより要求される発声音量がPであるとする。この際、動作判断部15は、タスクにより要求される発声音量Pが、許容音量Pa以下である(発声音量P≦許容音量Pa)か否かを判断する。タスクにより要求される発声音量Pが、許容音量Pa以下である場合、動作判断部15は、ステップS103の処理へと進む。一方、タスクにより要求される発声音量Pが、許容音量Paより大きい場合、動作判断部15は、ステップS104の処理へと進む。
図7は、本実施形態に係る動作判断部15の処理の一例を示すフローチャートである。ここでは、動作判断部15が発声装置20に関する環境情報を参照して、各処理を行う場合を一例に挙げて説明する。なお、図7において、図6と、共通する部分については、重複した説明を省略する。
動作判断部15は、動作情報の補正が可能であると判断する場合、ステップS1005の処理へと進む。動作判断部15は、動作情報の補正が可能でないと判断する場合、ステップS1006の処理へと進む。
例えば、発声装置20において、発声可能な発声音量PがPmin≦P≦Pmaxを満たすとする。この際、許容音量Paが、発声可能な発声音量Pの最小値Pmin以上である(音量Pmin≦許容音量Pa)場合、動作判断部15は、動作情報の補正が可能であると判断し、ステップS1005の処理へと進む。一方、許容音量Paが、発声可能な発声音量Pの最小値Pminより小さい(音量Pmin>許容音量Pa)場合、動作判断部15は、動作情報の補正が不可能であると判断し、ステップS1006の処理へと進む。
≪動作判断部の処理の一例≫
図8は、本実施形態に係る動作判断部15の処理の一例を示すフローチャートである。ここでは、動作判断部15が姿勢角度検出装置50に関する環境情報を参照して、各処理を行う場合を一例に挙げて説明する。
動作判断部15は、環境情報群34に含まれる環境情報の中から、「床面の傾斜角度」、「障害物32又は壁33との距離」を取得する。
動作判断部15は、移動体1が自立している状態であると判断する場合、ステップS203の処理へと進む。動作判断部15は、移動体1が自立している状態でないと判断する場合、ステップS205の処理へと進む。
近傍距離Daが、最短距離D1以上である場合、動作判断部15は、移動体1の存在する位置が、タスクにより要求される動作が成立する位置であると判断し、ステップS204の処理へと進む。一方、近傍距離Daが、最短距離D1より短い場合、動作判断部15は、移動体1の存在する位置が、タスクにより要求される動作が成立しない位置であると判断し、ステップS205の処理へと進む。
また、ステップS205において、ステップS203から遷移してきた場合、動作判断部15は、近傍の障害物32又は壁33との距離が、実施する予定の動作が成立する障害物32又は壁33との最短距離より短いため、実施する予定の動作が成立しないとことを表現するエラーを設定する。そして、動作判断部15は、移動体1の管理者やオペレータに対して、エラー報告を行う。
図9は、本実施形態に係る動作判断部15の処理の一例を示すフローチャートである。ここでは、動作判断部15が姿勢角度検出装置50に関する環境情報を参照して、各処理を行う場合を一例に挙げて説明する。なお、図9において、図8と、共通する部分については、重複した説明を省略する。
図10に示すように、移動体1が、例えば、傾斜角度αの床面に直立すると、床面の傾斜角度αの分だけ、移動体1が後ろ方向に傾くため、ピッチ方向に関する姿勢角度θの理想値は、角度-αになる。なお、移動体1の前方向の傾きを正(+)の角度とし、移動体1の後ろ方向の傾きを負(-)の角度とする。
また、姿勢角度検出装置50によって検出される姿勢角度θは、実際には、検出誤差θfを含み、常に変動している。従って、検出誤差θfを考慮すると、動作判断部15は、姿勢角度検出装置50によって検出される姿勢角度θが、-α-θf≦θ≦-α+θfを満たすか否かに基づいて、移動体1が正常に直立しているか否かを判断することが可能である。
姿勢角度θが-α-θf≦θ≦-α+θfを満たす場合、動作判断部15は、移動体1が、傾斜角度αの床面に、正常に直立していると判断し、移動体1の姿勢は、直立姿勢であると推定する。一方、姿勢角度θが-α-θf≦θ≦-α+θfを満たさない場合、動作判断部15は、移動体1が、傾斜角度αの床面に、正常に直立していないと判断し、移動体1の姿勢は、直立姿勢でないとを推定する。
動作判断部15は、移動体1の姿勢が、タスクにより要求される動作が成立する姿勢(正常な姿勢)であると判断する場合、ステップS2006の処理へと進む。動作判断部15は、移動体1の姿勢が、タスクにより要求される動作が成立しない姿勢(異常な姿勢)であると判断する場合、ステップS2007の処理へと進む。
また、ステップS2007において、ステップS2003から遷移してきた場合、動作判断部15は、近傍の障害物32又は壁33との距離が、実施する予定の動作が成立する障害物32又は壁33との最短距離より短いため、実施する予定の動作が成立しないとことを表現するエラーを設定する。そして、動作判断部15は、移動体1の管理者やオペレータに対して、エラー報告を行う。
また、ステップS2007において、ステップS2005から遷移してきた場合、動作判断部15は、移動体1の姿勢が、異常な姿勢であるため、実施する予定の動作が成立しないことを表現するエラーを設定する。そして、動作判断部15は、移動体1の管理者やオペレータに対して、エラー報告を行う。
≪移動体の転倒復帰≫
本実施形態では、移動体1が、実施する予定の動作として、転倒復帰を行う場合について説明する。図11は、本実施形態に係る移動体1が、実施する予定の動作の1つである転倒復帰の一例を示す模式図である。
図12は、本実施形態に係る動作判断部15の処理の一例を示すフローチャートである。ここでは、移動体1が、転倒してうつ伏せの状態から転倒復帰する場合を一例に挙げて説明するが、例えば、移動体1が、転倒して仰向けの状態から転倒復帰する場合、移動体1が、転倒して横向き(左、右)の状態から転倒復帰する場合も、同様の処理を行うことが可能である。
つまり、床面の傾斜が平ら或いは緩やかである場合、移動体1は、立ち上がる際、再度転倒することがないため、転倒復帰が成立する。一方で、床面の傾斜が急である場合、移動体1は、立ち上がる際、再度転倒してしまい、転倒復帰が成立しない。
従って、床面の傾斜角度αが、傾斜角度α2以下である場合、動作判断部15は、床面の傾斜角度αが、転倒復帰が成立する角度であると判断し、ステップS305の処理へと進む。一方、床面の傾斜角度αが、傾斜角度α2より大きい場合、動作判断部15は、床面の傾斜角度αが、転倒復帰が成立する角度でないと判断し、ステップS310の処理へと進む。
また、姿勢角度検出装置50によって検出される姿勢角度θは、実際には、検出誤差θcを含み、常に変動している。従って、検出誤差θcを考慮すると、動作判断部15は、姿勢角度検出装置50によって検出される姿勢角度θが、π/2-α-θc≦θ≦π/2-α+θcを満たすか否かに基づいて、移動体1が正常に転倒しているか否かを判断することが可能である。
姿勢角度θがπ/2-α-θc≦θ≦π/2-α+θcを満たす場合、動作判断部15は、移動体1が、傾斜角度αの床面に、正常に転倒していると判断し、移動体1の姿勢は、正常な転倒姿勢(障害物などに寄りかかって転倒していない)であると推定する。一方、姿勢角度θがπ/2-α-θc≦θ≦π/2-α+θcを満たさない場合、動作判断部15は、移動体1が、傾斜角度αの床面に、正常に転倒していないと判断し、移動体1の姿勢は、異常な転倒姿勢(障害物などに寄りかかって転倒している)であると推定する。
動作判断部15は、移動体1の姿勢が、転倒復帰が成立する姿勢(正常な転倒姿勢)であると判断する場合、ステップS307の処理へと進む。動作判断部15は、移動体1の姿勢が、転倒復帰が成立しない姿勢(異常な転倒姿勢)であると判断する場合、ステップS310の処理へと進む。
従って、床面の傾斜角度αが、α1<α≦α2を満たす場合、動作判断部15は、転倒復帰を制限する、即ち、移動体1が、転倒してうつ伏せになっている状態から、座っている状態で、動作を中断すべきであると判断し、ステップS308の処理へと進む。一方、床面の傾斜角度αが、α≦α1を満たす場合、動作判断部15は、転倒復帰を制限しない、即ち、移動体1が、転倒してうつ伏せになっている状態から、直立している状態まで、動作を継続すべきであると判断し、ステップS309の処理へと進む。
また、ステップS304から遷移してきた場合、動作判断部15は、移動体1が存在する床面の傾斜角度が、移動体1が転倒復帰できる傾斜角度ではないため、転倒復帰が成立しないことを表現するエラーを設定する。そして、動作判断部15は、移動体1の管理者やオペレータに対して、エラー報告を行う。
また、ステップS306から遷移してきた場合、動作判断部15は、移動体1の姿勢が、異常な転倒姿勢であるため、転倒復帰が成立しないことを表現するエラーを設定する。そして、動作判断部15は、移動体1の管理者やオペレータに対して、エラー報告を行う。
13 自己位置推定部(位置決定部)
14 環境情報取得部
15 動作判断部
16 動作実行部(動作指令部)
20 発声装置
30 表示装置
32 障害物
33 壁
50 姿勢角度検出装置
80 環境情報設定装置
100 動作制御システム
α 姿勢角度
Claims (9)
- 自己の位置を決定する位置決定部と、
自己の姿勢角度を検出する姿勢角度検出装置と、
前記位置における環境情報として、床面の傾斜角度を含めて取得する環境情報取得部と、
前記環境情報の床面の傾斜角度と、自己の姿勢角度とに基づいて、自己の直立姿勢を推定することで、実施する予定の動作が成立するか否かを判断する動作判断部と、を備え、
前記動作判断部は、
前記実施する予定の動作が成立しないと判断する場合、前記実施する予定の動作の補正が可能であるか否かを判断し、補正が可能であるときには、前記実施する予定の動作を補正し、補正が不可能であるときには、前記実施する予定の動作を補正せずにエラー報告を行う
ことを特徴とする移動体。 - 前記環境情報は、発声装置に関する環境情報、及び、表示装置に関する環境情報、の少なくとも何れかを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の移動体。 - 前記環境情報は、
障害物又は壁との距離、音量、及び、明るさ、の少なくとも何れかを含む、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の移動体。 - 前記実施する予定の動作は、転倒復帰であり、
前記動作判断部は、
自己の位置における前記床面の傾斜角度が、転倒復帰が成立する傾斜角度以下である場合に、転倒復帰が成立すると判断し、
転倒復帰が成立しないと判断したときには、前記床面の傾斜角度により転倒復帰が成立しないことを表現するエラーを報告する
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の移動体。 - 前記動作判断部は、
前記環境情報に基づいて、前記転倒復帰を制限する、
ことを特徴とする請求項4に記載の移動体。 - 前記環境情報を設定、変更、又は更新する環境情報設定装置をさらに備える、
ことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載の移動体。 - 自律移動可能な移動体を制御する動作制御システムであって、
前記移動体の位置を決定する位置決定部と、
前記移動体の姿勢角度を検出する姿勢角度検出装置と、
前記位置における環境情報として、床面の傾斜角度を含めて取得する環境情報取得部と、
前記環境情報の床面の傾斜角度と、前記移動体の姿勢角度とに基づいて、前記移動体の直立姿勢を推定することで、実施する予定の動作が成立するか否かを判断する動作判断部と、を備え、
前記動作判断部は、
前記実施する予定の動作が成立しないと判断する場合、前記実施する予定の動作の補正が可能であるか否かを判断し、補正が可能であるときには、前記実施する予定の動作を補正し、補正が不可能であるときには、前記実施する予定の動作を補正せずにエラー報告を行う
ことを特徴とする動作制御システム。 - 脚を有して、前記脚により移動可能な移動体と、
前記移動体の位置を決定する位置決定部と、
前記移動体の姿勢角度を検出する姿勢角度検出装置と、
前記位置における環境情報として、床面の傾斜角度を含めて取得する環境情報取得部と、
前記環境情報の床面の傾斜角度と、前記移動体の姿勢角度とに基づいて、前記移動体の直立姿勢を推定することで、前記移動体が実施する予定の動作が成立するか否かを判断する動作判断部と、
前記判断結果に基づいて、前記移動体を動作させる動作指令部と、を備え、
前記動作判断部は、
前記実施する予定の動作が成立しないと判断する場合、前記実施する予定の動作の補正が可能であるか否かを判断し、補正が可能であるときには、前記実施する予定の動作を補正し、補正が不可能であるときには、前記実施する予定の動作を補正せずにエラー報告を行う
ことを特徴とする移動体システム。 - 前記位置決定部、前記環境情報取得部、前記動作判断部、及び、前記動作指令部の、一部又は全部が前記移動体に備わっている、
ことを特徴とする請求項8に記載の移動体システム。
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