JP2009105717A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】低コストなレンズを用いた場合でも、収差の発生が少なく、かつ、高い奥行き分解能を有するリフォーカス像が得られる撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像装置10は、物体面からの光を集光する撮像レンズ1と、撮像レンズ1からの光を受ける複数のマイクロレンズ2mが配置されたマイクロレンズアレイ2と、複数のマイクロレンズ2mからの光に基づいて複数の焦点面画像を生成する撮像素子3とを備える。マイクロレンズ2mの焦点距離fmは、撮像装置10に必要な奥行き分解能rと、撮像レンズ1の縦倍率β2との積よりも小さくなるように設定される。
【選択図】図1
【解決手段】撮像装置10は、物体面からの光を集光する撮像レンズ1と、撮像レンズ1からの光を受ける複数のマイクロレンズ2mが配置されたマイクロレンズアレイ2と、複数のマイクロレンズ2mからの光に基づいて複数の焦点面画像を生成する撮像素子3とを備える。マイクロレンズ2mの焦点距離fmは、撮像装置10に必要な奥行き分解能rと、撮像レンズ1の縦倍率β2との積よりも小さくなるように設定される。
【選択図】図1
Description
この発明は、撮像装置に関し、特に、マイクロレンズを用いた撮像装置に関する。
非特許文献1において、プレノプティックカメラの原理を用いて、取得した画像データを再構成して、リフォーカシングさせるライトフィールドカメラが提案されている。
図4は、非特許文献1で用いられている従来のプレノプティックカメラ100の光学系の構成を示した図である。図4を参照して、従来のプレノプティックカメラ100は、撮像レンズ11と、マイクロレンズ12a,12b,12c,・・・を有するマイクロレンズアレイ12と、撮像素子13とを含む。
マイクロレンズアレイ12上には、二次元平面状にマイクロメータオーダのピッチでマイクロレンズ12a,12b,12c,・・・が規則的に配置されている。撮像レンズ11は、物体像をマイクロレンズアレイ12近傍で結像する。撮像素子13は、マイクロレンズアレイ12を通して得られる物体像を取得する。
次に、プレノプティックカメラ100で得られる画像の特徴を、図4〜7を用いて説明する。
図4において、物体面Akと撮像レンズ11との間の距離と、撮像レンズ11とマイクロレンズアレイ12との間の距離とは、結像関係にあるとする。物体面Bkは、物体面Akの位置よりも撮像レンズ11側に位置している。物体面Ckは、撮像レンズ11から見て物体面Akよりも遠い距離に位置している。
物体面Ak上にある点光源から出た光線は、マイクロレンズアレイ12上で結像する。図4では、物体面Ak上の点光源から出た光線は、撮像レンズ11を通過後、マイクロレンズアレイ12の1つのマイクロレンズ12aに集光する。マイクロレンズ12aに集光した光は、その後広がって、マイクロレンズアレイ12の直後に配置されている撮像素子13上の一部の領域に広がって検出される。
図5は、マイクロレンズアレイ12に集光した光が撮像素子13上の一部の領域に広がって検出される状態を示した図である。図5の(a)は、図4において点光源が物体面Ak上に位置する場合を示す。図5の(b)は、図4において点光源が物体面Bk上に位置する場合を示す。
図5(a)に示すように、点光源が物体面Akにある場合、撮像素子13の斜線部の画素130においてマイクロレンズアレイ12からの光が検出される。このように、点光源が物体面Akにある場合、マイクロレンズ12m(m=a,b,c,・・・)に対応する撮像素子13の画素領域は決まっている。
一方、物体面Bk上にある点光源から出た光線は、マイクロレンズアレイ12上でスポットの広がった分布となる。図4では、物体面Bk上の点光源から出た光線は、撮像レンズ11を通過後、マイクロレンズアレイ12の複数のマイクロレンズ12a〜12eに入射する。マイクロレンズ12a〜12eに入射した光は、その後個々に収束または発散して、マイクロレンズアレイ12の直後に配置されている撮像素子13上の複数の一部領域において検出される。
図5(b)に示すように、点光源が物体面Bkにある場合、撮像素子13の斜線部の複数の画素131〜135においてマイクロレンズアレイ12からの光が検出される。このように、点光源が物体面Bkにある場合、マイクロレンズ12m(m=a〜e)に対応する撮像素子13の画素全てで光が検出されるわけではなく、対応する画素のうち、一部の画素領域にのみ光は入射する。
図6は、マイクロレンズ12a,12b,12d上での集光状態および撮像素子13に光が入射する画素の状態を示した図である。図6では、1マイクロレンズあたり、10×10の画素が割り当てられている。図6の(a)〜(c)は、図4の物体面の位置と光の入射する画素との関係を示す。
図6(b)は、結像位置にある物体面Ak上の点光源から出た光線がマイクロレンズ12aを通って撮像素子13に入射する様子を示す。図6(b)に示すように、物体面Ak上の点光源から出た光線は、マイクロレンズ12aに対応する円形領域144の中の画素で検出される。
図6(a)は、結像位置から撮像レンズ11側の物体面Bk上の点光源から出た光線がマイクロレンズ12a,12b,12dを通って撮像素子13に入射する様子を示す。図6(a)に示すように、物体面Bk上の点光源から出た光線は、マイクロレンズ12aに対応する方形領域141の他に、マイクロレンズ12b,12dに対応する領域142,143の中の画素で検出される。
図6(c)は、撮像レンズ11から見て物体面Akよりも距離の遠い物体面Ck上の点光源から出た光線がマイクロレンズ12a,12b,12dを通って撮像素子13に入射する様子を示す。図6(c)に示すように、物体面Ck上の点光源から出た光線は、マイクロレンズ12aに対応する方形領域145の他に、マイクロレンズ12b,12dに対応する領域146,147の中の画素で検出される。
図6(a)と図6(c)とを比較すると、物体面Bkでの領域142,143は方形領域141に近い側に分布するのに対し、物体面Ckでの領域146,147は方形領域145から遠い側に分布することが分かる。このように、マイクロレンズアレイ12の共役面である物体面Akから近いか遠いかで、撮像素子13上で検出される光の分布の状態が変化する。
図7は、マイクロレンズアレイ12に垂直方向および斜め方向から光線が入射した場合の撮像素子13上の画素の状態を示した図である。
図6で説明したように、プレノプティックカメラ方式による撮像装置では、撮像素子13の各画素は、光線の輝度値だけではなく、光線の方向の情報を備えている。たとえば、図7の画素130a,130bは、それぞれ、実線の光線Laおよび破線の光線Lbの方向からマイクロレンズ12aに入射する光線の輝度値を記録していると考えることができる。それぞれの画素によって検出される光は、撮像素子13上の点と、マイクロレンズアレイ12上の点とを結ぶ直線(ベクトル)として記述される。
被写体である物体からの構成が撮像素子13上のどの位置の画素に入射するかは、プレノプティックカメラ100の光学系のパラメータによって決定される。したがって、当該光学系のパラメータ情報が既知であれば、各画素で検出される光の方向を決めることができる。これにより、プレノプティックカメラ100のマイクロレンズアレイ12の位置以外の焦点面(仮想焦点面)での画像を、画素配列の再構成によって一意的に取得することが可能となる。
レン・Ng(Ren Ng) 外5名、「携帯型プレノプティックカメラを備えた光電界写真技術(Light Field Photography with a Hand-held Plenoptic Camera)」、スタンフォード・テクニカルレポート(Stanford Tech Report)、CTSR2005−02
レン・Ng(Ren Ng) 外5名、「携帯型プレノプティックカメラを備えた光電界写真技術(Light Field Photography with a Hand-held Plenoptic Camera)」、スタンフォード・テクニカルレポート(Stanford Tech Report)、CTSR2005−02
従来のプレノプティックカメラ100によって奥行き方向に狭い間隔でリフォーカシング画像を得るためには、プレノプティックカメラ100の奥行き方向の高分解能化を図る必要がある。
上記の奥行き方向の高分解能化は、より広い角度からの光線を検出することによって得られる。そのため、従来のプレノプティックカメラ100では、マイクロレンズのFナンバーを大きくすることによって分解能の改善が図られていた。
しかしながら、Fナンバーを大きくするためにマイクロレンズの焦点距離を短くすると、発生する収差が増大し、得られる画像にぼけが発生する。また、マイクロレンズの径を広げてFナンバーを大きくすると、得られる画像の解像度が悪くなる。
上記のように画像情報がぼけてしまうと、画像によって特定される光線の情報があいまいになるため、リフォーカス像が非鮮明になったり、正しいリフォーカス像が得られなくなったりするという問題が生じる。特に、点光源からの光が多数のマイクロレンズに入射するような、マイクロレンズアレイ12との間隔が広い焦点面のリフォーカス像を再構成する場合に影響が大きくなる。その結果、リフォーカス範囲を狭める要因となる。
非球面のレンズ形状によって収差を抑制し、マイクロレンズのFナンバーを大きくすることは理論上は可能である。しかしながら、マイクロレンズアレイ12上の数万個のマイクロレンズの非球面形状を高精度で制御することは難しく、高コストにもつながるという問題がある。
それゆえに、この発明の目的は、低コストなレンズを用いた場合でも、収差の発生が少なく、かつ、高い奥行き分解能を有するリフォーカス像が得られる撮像装置を提供することである。
この発明のある局面によれば、物体の複数の焦点面画像を画像処理により生成する撮像装置であって、物体からの光を集光する撮像レンズと、撮像レンズからの光を受ける、片側の面に球面形状の複数のマイクロレンズが形成されたマイクロレンズアレイと、マイクロレンズの焦点距離の位置に配置され、複数の画素を含む撮像素子とを備える。マイクロレンズの焦点距離は、撮像装置に必要な奥行き分解能の2倍と、撮像レンズの縦倍率との積よりも小さくなるように設定される。
好ましくは、マイクロレンズのFナンバー(FNm)と、マイクロレンズの1ピッチ内に含まれる撮像素子の画素数(n)と、マイクロレンズの各々のレンズ形状で決まる球面収差の係数(η)と、撮像レンズに入射する光線の光軸に対する入射角度で決まる係数(Θ)とは、次の関係式(16/(n・η)−6Θ2)FNm2 − Θ・FNm −1>0を満たすように設定される。
好ましくは、マイクロレンズアレイのレンズ形成面は、撮像レンズ側に配置されている。
この発明によれば、低コストなレンズを用いた場合でも、収差の発生が少なく、かつ、高い奥行き分解能を有するリフォーカス像が得られる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
図1は、この発明の実施の形態による撮像装置10の光学系の概略的な構成を示した図である。撮像装置10は、プレノプティックカメラの構成を基本としている。
図1を参照して、この発明の実施の形態の撮像装置10は、撮像レンズ1と、マイクロレンズ2m(m=a,b,c,・・・)を有するマイクロレンズアレイ2と、撮像素子3とを含む。図1において、物体面Akと撮像レンズ1との間隔をDとし、撮像レンズ1とマイクロレンズアレイ2との間隔をGとする。物体面Akとマイクロレンズアレイ2との位置は共役関係にあり、物体像はマイクロレンズアレイ2上で結像する。撮像レンズ1の焦点距離をfとすると、結像関係の式から次の関係が成り立つ。
1/D + 1/G = 1/f (1)
マイクロレンズアレイ2には、2次元平面状にマイクロメータオーダのピッチでマイクロレンズ2m(m=a,b,c,・・・)が規則的に配置されている。撮像装置10は、撮像レンズ1およびマイクロレンズアレイ2を通した像を撮像素子3によって取得する。撮像素子3は、マイクロレンズアレイ2においてレンズ形状が形成されている面から、マイクロレンズ2mの焦点距離だけ離れた位置に配置される。
マイクロレンズアレイ2には、2次元平面状にマイクロメータオーダのピッチでマイクロレンズ2m(m=a,b,c,・・・)が規則的に配置されている。撮像装置10は、撮像レンズ1およびマイクロレンズアレイ2を通した像を撮像素子3によって取得する。撮像素子3は、マイクロレンズアレイ2においてレンズ形状が形成されている面から、マイクロレンズ2mの焦点距離だけ離れた位置に配置される。
各マイクロレンズ2mのレンズ径をHmとし、各マイクロレンズ2mのFナンバーをFNmとする。このとき、各マイクロレンズ2mの焦点距離fmは、以下のような関係式で表わされる。
fm = Hm・FNm (2)
図2は、マイクロレンズ2mのFナンバーFNmと撮像レンズ1のFナンバーFNとの関係について説明するための図である。
図2は、マイクロレンズ2mのFナンバーFNmと撮像レンズ1のFナンバーFNとの関係について説明するための図である。
図2の(a)は、マイクロレンズ2mのFナンバーFNmが撮像レンズ1のFナンバーFNよりも小さい(FNm<FN)場合を示した図である。この場合、図2(a)に示すように、撮像素子3上の一部の画素において、隣り合うマイクロレンズを通過してきた光が重なり合ってしまう。
具体的には、図2(a)の撮像素子3は、斜線部31,32の画素において、異なるマイクロレンズ2mからの光が重なって検出される。前述したように、撮像素子3のそれぞれの画素は、特定方向の光を検出する役割を果たす。しかしながら、上記のように光が重なって検出される場合、異なる2つの方向から入射する光線を同時に検出することになり、光線の情報を特定することができなくなる。
図2の(c)は、マイクロレンズ2mのFナンバーFNmが撮像レンズ1のFナンバーFNよりも大きい(FNm>FN)場合を示した図である。この場合、図2(a)のように光が重なって検出されるのは避けることができる。しかしながら、図2(c)の場合、撮像素子3上の一部の画素に光が入射しなくなる。
具体的には、図2(c)の撮像素子3は、斜線部41,42の画素において、マイクロレンズ2mからの光が入射しない。この場合、撮像素子3の画素を有効に利用できていないことになる。
図2の(b)は、被写体の物体が有限の距離にある場合において、マイクロレンズ2mのFナンバーFNmが撮像レンズ1の像側FナンバーFNと等しい(FNm=FN)場合を示した図である。この場合、図2(b)に示すように、撮像素子3上の一部の画素において光が重なったり入射しなかったりすることがない。このとき、撮像素子3の画素を最も有効に使うことができる。
再び図1を参照して、撮像レンズ1の倍率をβ=G/Dとする。このとき、撮像レンズ1の主点と瞳面との位置差が物体までの距離に比べて無視できるという条件下では、撮像レンズ1の実効的なFナンバーは、FN(1+β)と表わされる。
図1において、撮像レンズ1の実効的なFナンバーFN(1+β)とマイクロレンズ2mのFナンバーFNmとが一致していると仮定する。また、マイクロレンズアレイ2上に隣接して配置されている各マイクロレンズ2mにおいて、レンズ径Hmとレンズピッチpとが等しいと仮定する。このような条件のもとで、マイクロレンズ2mの焦点距離fmは、式(2)から以下のように表わされる。
fm = Hm・FNm
= p・FN(1+β) (3)
この発明の実施の形態の撮像装置10では、上記の式(3)を満たすようにマイクロレンズ2mの焦点距離fmを設定する。その上で、撮像素子3をマイクロレンズアレイ2から当該焦点距離fmだけ離して配置する。これにより、撮像素子3の画素を有効に利用することができる。
= p・FN(1+β) (3)
この発明の実施の形態の撮像装置10では、上記の式(3)を満たすようにマイクロレンズ2mの焦点距離fmを設定する。その上で、撮像素子3をマイクロレンズアレイ2から当該焦点距離fmだけ離して配置する。これにより、撮像素子3の画素を有効に利用することができる。
[マイクロレンズアレイ2の収差について]
次に、マイクロレンズアレイ2に球面の平凸マイクロレンズ2mを用いた場合の収差について説明する。
次に、マイクロレンズアレイ2に球面の平凸マイクロレンズ2mを用いた場合の収差について説明する。
図1を参照して、撮像装置10のマイクロレンズアレイ2は、片側の面にマイクロレンズ2mのレンズ形状が形成され、それと反対側の面は平面になっている。マイクロレンズアレイ2は、たとえばガラス基板や樹脂材料を用いて作製できる。
マイクロレンズ2mのレンズ形状は、設計、作製、および公差の制御の観点から、球面レンズが望ましい。しかし、球面レンズの場合、収差を完全になくすことはできない。特に、画角またはレンズの口径が大きくなる条件では、収差が大きくなる。そこで、収差を許容値以下に収めるためのマイクロレンズアレイ2の形状が問題となる。
マイクロレンズアレイ2において、画素に入射する光に重なりがある場合のほか、マイクロレンズ2mの収差も、撮像素子3の画素の情報にぼけが発生する要因となる。画素情報がぼけてしまうことで、画素によって特定される光線の情報があいまいとなる。このことは、リフォーカシング像のぼけのみならず、そのリフォーカシングの範囲を狭めてしまう要因ともなり、問題となる。
上記の問題を避けるため、この発明の実施の形態の撮像装置10では、光学系のパラメータが所定の条件を満たすように設定する。以下、この所定の条件について説明する。
図3は、この発明の実施の形態による撮像装置10において収差を表わす量を説明するための図である。
まず、マイクロレンズ2mの収差によって発生する軸外光線の変位量を3次の収差を基に考える。図3の(a)において、物体側の主平面BC上での入射瞳Puの半径をRとし、軸外から主平面BCに入る主光線MLの入射角をωとする。また、屈折率を1とする。このとき、図3の(b)を参照して、画質の悪化を引き起こす収差による変位量Δxは、ザイデルの収差係数η,ε,ξを用いて、以下のように表わされる。
Δx=−γ(η・R3cosφ/fm3 + ε・Θ・R2(2+cosφ)/fm2
+ ξ・Θ2・Rcosφ/fm) (4)
ザイデルの収差係数η,ε,ξは、レンズの形状によって決まる。収差係数ηは、球面収差に関係する係数である。収差係数εは、コマ収差に関係する係数である。収差係数ξは、非点収差および像面湾曲に関係する係数である。なお、収差係数η,ε,ξは、図1のマイクロレンズ2mの焦点距離fmで規格化されている。
+ ξ・Θ2・Rcosφ/fm) (4)
ザイデルの収差係数η,ε,ξは、レンズの形状によって決まる。収差係数ηは、球面収差に関係する係数である。収差係数εは、コマ収差に関係する係数である。収差係数ξは、非点収差および像面湾曲に関係する係数である。なお、収差係数η,ε,ξは、図1のマイクロレンズ2mの焦点距離fmで規格化されている。
入射角度の係数Θは、主光線MLの入射角ωを用いてtanωと表わされる。また、式(4)の全体にかかる係数γは、γ〜fm/2となる。球面収差は、レンズ径にのみ依存する。コマ収差、非点収差および像面湾曲は、レンズ径のほかに画角にも依存する。角度φは、入射瞳Pu内の座標に対する主光線MLの角度である。
この発明の実施の形態の撮像装置10では、マイクロレンズ2mの収差係数ηとして、平凸レンズのものを用いることができる。マイクロレンズ2mの厚さが0と見なせるような条件においては、マイクロレンズ2mの入射側が凸形状の場合、収差係数ε〜η/7となり、収差係数ξ〜3η/2となる。式(4)を参照して、撮像装置10の撮像素子3において良好な画像特性を得るには、撮像素子3上での変位量Δxが画素の大きさΔdよりも小さい(|Δx|<Δd)ことが条件となる。
図1に戻って、撮像素子3の画素の大きさΔdは、マイクロレンズ2mのピッチpおよび当該ピッチp内に含まれる画素数nを用いて、Δd=p/nと表わされる。この画素の大きさΔdの式、変位量|Δx|<Δdの関係、入射瞳半径R〜p/2、マイクロレンズ2mの焦点距離fmを表わす式(3)などから、式(4)はマイクロレンズ2mのFナンバーFNmに関する下記の二次不等式となる。なお、収差の影響が大きくなる条件として、入射瞳Pu内における主光線MLの角度φ=0とした。
まず、式(4)に、γ〜fm/2、R〜p/2、φ=0を代入すると、以下のような式となる。
Δx=−fm/2(η(p/2)3/fm3 + ε・Θ(p/2)2(2+1)/fm2
+ ξ・Θ2(p/2)/fm)
=−fm/2(η・p3/8fm3 + 3ε・Θ・p2/4fm2
+ ξ・Θ2・p/2fm) (5)
一方、変位量|Δx|<ΔdにΔd=p/nを代入すると、以下のようになる。
+ ξ・Θ2(p/2)/fm)
=−fm/2(η・p3/8fm3 + 3ε・Θ・p2/4fm2
+ ξ・Θ2・p/2fm) (5)
一方、変位量|Δx|<ΔdにΔd=p/nを代入すると、以下のようになる。
|Δx|<Δd=p/n (6)
式(6)に式(5)を代入すると、以下のように計算される。
式(6)に式(5)を代入すると、以下のように計算される。
fm/2(η・p3/8fm3 + 3ε・Θ・p2/4fm2
+ ξ・Θ2・p/2fm)<p/n
η(p/fm)2/16 + 3ε・Θ(p/fm)/8
+ ξ・Θ2/4 < 1/n (7)
式(7)に、式(3)のfm = p・FNm、ε〜η/7、ξ〜3η/2を代入すると、以下のようになる。
+ ξ・Θ2・p/2fm)<p/n
η(p/fm)2/16 + 3ε・Θ(p/fm)/8
+ ξ・Θ2/4 < 1/n (7)
式(7)に、式(3)のfm = p・FNm、ε〜η/7、ξ〜3η/2を代入すると、以下のようになる。
η(1/FNm)2/16 + 3(η/7)・Θ(1/FNm)/8
+ (3η/2)・Θ2/4 < 1/n
1 + (6/7)Θ・FNm
+ 6Θ2・FNm2 < 16FNm2/(n・η) (8)
式(8)について、第2項の係数6/7を1に近似した上で、マイクロレンズ2mのFナンバーFNmについて解くと、以下のようになる。
+ (3η/2)・Θ2/4 < 1/n
1 + (6/7)Θ・FNm
+ 6Θ2・FNm2 < 16FNm2/(n・η) (8)
式(8)について、第2項の係数6/7を1に近似した上で、マイクロレンズ2mのFナンバーFNmについて解くと、以下のようになる。
(16/(n・η)−6Θ2)FNm2 − Θ・FNm −1 > 0
FNm > (Θ/t)(1+√(1+4t/Θ2))/2 (9)
式(9)において、t=(16/(n・η)−6Θ2)である。撮像素子3の1辺の長さをWとすると、係数Θは、撮像レンズ1とマイクロレンズアレイ2との間隔Gを用いて、Θ〜W/2Gと表わされる。
FNm > (Θ/t)(1+√(1+4t/Θ2))/2 (9)
式(9)において、t=(16/(n・η)−6Θ2)である。撮像素子3の1辺の長さをWとすると、係数Θは、撮像レンズ1とマイクロレンズアレイ2との間隔Gを用いて、Θ〜W/2Gと表わされる。
前述したように、撮像レンズ1の実効的なFナンバーFN(1+β)と、マイクロレンズ2mのFナンバーFNmとは、一致していると仮定することができる。よって、撮像装置10において、マイクロレンズ2mのFナンバーFNmを式(9)に従った値に設定することで、収差による変位の影響の少ない、画質特性の良好な撮像装置10を実現することができる。
式(9)は、1つのマイクロレンズ2mあたりの画素数n、マイクロレンズ2mへの最大入射角度ω、ザイデルの収差係数η,ε,ξ等によって規定される。たとえば、n=13、ω=0.22(W=7mm、G=16mm)とし、マイクロレンズ2mが平凸レンズであって、撮像レンズ1側にマイクロレンズ2mのレンズ部分が形成されている場合(η〜7/3)には、式(9)の右辺は約2.5となる。よって、マイクロレンズ2mのFナンバーをFNm>2.5となるように設定する。
以上のように、式(9)に従ってマイクロレンズ2mのFナンバーFNmの条件を決めることで、撮像素子3を介して画質特性の良好な画像を得ることができる。その結果、撮像装置10は、ぼけの少ないリフォーカス像の再構成像を取得でき、リフォーカス範囲の低下を抑制することができる。
[奥行き方向の分解能と光学系のパラメータとの関係]
次に、撮像装置10の奥行き方向の分解能と光学系のパラメータとの関係について、以下に説明する。
次に、撮像装置10の奥行き方向の分解能と光学系のパラメータとの関係について、以下に説明する。
図1を参照して、光軸上にあり物体面Akの1点から出た光は、前述したように、マイクロレンズアレイ2に入射する。マイクロレンズアレイ2を通過した当該光は、図6(b)で説明したように、マイクロレンズアレイ2の光軸上のマイクロレンズ2mに対応する全ての画素領域に入射する。
図1において、物体面Bkは、結像位置にある物体面Akから撮像レンズ1側にΔDだけ離れた位置にある。光軸上にあり物体面Bkの1点から出た光は、前述したように、マイクロレンズアレイ2上で結像せず、マイクロレンズアレイ2上では広がった領域にスポットを形成する。
ここで、マイクロレンズアレイ2がない場合に物体面Bkから出た光が結像する面をEkとし、この面を仮想焦点面と呼ぶことにする。また、撮像レンズ1の焦点距離はfである。このとき、撮像レンズ1と仮想焦点面Ekとの間隔をGxとすると、結像関係の式から次の関係が成り立つ。
1/(D−ΔD) + 1/Gx = 1/f (10)
また、物体面Bkから出た光のマイクロレンズアレイ2上での広がりをMXとし、撮像レンズ1の直径をHとする。このとき、マイクロレンズアレイ2上での光の広がりMXは、幾何学的な関係から以下のように表わされる。
また、物体面Bkから出た光のマイクロレンズアレイ2上での広がりをMXとし、撮像レンズ1の直径をHとする。このとき、マイクロレンズアレイ2上での光の広がりMXは、幾何学的な関係から以下のように表わされる。
MX = (H/2)(Gx−G)/Gx (11)
被写体である物体の奥行き情報とは、物体面Akから出た点光源の光と物体面Bkから出た点光源の光とを区別することを意味する。物体の奥行き情報を取得するためには、マイクロレンズアレイ2上に広がる光のスポット径の変化に応じて、物体面Bkから出た光の一部が、マイクロレンズアレイ2に形成された異なるマイクロレンズ2mに入射することが必要となる。
被写体である物体の奥行き情報とは、物体面Akから出た点光源の光と物体面Bkから出た点光源の光とを区別することを意味する。物体の奥行き情報を取得するためには、マイクロレンズアレイ2上に広がる光のスポット径の変化に応じて、物体面Bkから出た光の一部が、マイクロレンズアレイ2に形成された異なるマイクロレンズ2mに入射することが必要となる。
上述したマイクロレンズアレイ2上での広がりMXが、マイクロレンズ2mの半ピッチp/2に等しいと仮定する。このとき、撮像レンズ1と仮想焦点面Ekとの間隔Gxは、式(11)により以下のように表わされる。
p/2 = (H/2)(Gx−G)/Gx
(p/H) = (Gx−G)/Gx (12)
したがって、物体の奥行き情報を取得できる最小の変化量ΔDは、式(1)、(10)および(12)を用いて、以下のように表わすことができる。最小の変化量ΔDは、光学系のパラメータから決まる原理的な奥行き情報の分解能を意味する。
(p/H) = (Gx−G)/Gx (12)
したがって、物体の奥行き情報を取得できる最小の変化量ΔDは、式(1)、(10)および(12)を用いて、以下のように表わすことができる。最小の変化量ΔDは、光学系のパラメータから決まる原理的な奥行き情報の分解能を意味する。
1/(D−ΔD) + 1/Gx = 1/D + 1/G
1/(D−ΔD) − 1/D = (Gx−G)/(Gx・G)
ΔD/(D(D−ΔD))= (p/H)(1/G)
ΔD・H・G = D・p(D−ΔD)
ΔD = D2・p/(H・G+D・p) (13)
ここで、式(13)の右辺の分子および分母にG/H・D2を掛け、α=p/H、撮像レンズ1の倍率β=G/Dを代入すると、以下のようになる。
1/(D−ΔD) − 1/D = (Gx−G)/(Gx・G)
ΔD/(D(D−ΔD))= (p/H)(1/G)
ΔD・H・G = D・p(D−ΔD)
ΔD = D2・p/(H・G+D・p) (13)
ここで、式(13)の右辺の分子および分母にG/H・D2を掛け、α=p/H、撮像レンズ1の倍率β=G/Dを代入すると、以下のようになる。
ΔD = (p/H)G/((G/D)2+(p/H)(G/D))
= α・G/(β2+α・β) (14)
α・β〜β2という条件を適用すると、式(14)は以下のようになる。
= α・G/(β2+α・β) (14)
α・β〜β2という条件を適用すると、式(14)は以下のようになる。
ΔD = α・G/2β2 (15)
一方、マイクロレンズ2mの焦点距離fmは、撮像レンズ1の焦点距離f=H・FN、前述のα=p/H、撮像レンズ1の倍率β=G/D、および式(1)の関係を用いて、式(3)を変形していくと、以下のように計算される。
一方、マイクロレンズ2mの焦点距離fmは、撮像レンズ1の焦点距離f=H・FN、前述のα=p/H、撮像レンズ1の倍率β=G/D、および式(1)の関係を用いて、式(3)を変形していくと、以下のように計算される。
fm = Hm・FNm
= p・FN(1+β)
= p・(f/H)(1+(G/D))
= α・f(1+(G/D))
= α(DG/(D+G))((D+G)/D)
= α・G (16)
上記により、マイクロレンズ2mのFナンバーFNmは、レンズ径Hmとレンズピッチpとが等しい条件に加え、式(2)、(15)および(16)を用いると、以下のように計算される。
= p・FN(1+β)
= p・(f/H)(1+(G/D))
= α・f(1+(G/D))
= α(DG/(D+G))((D+G)/D)
= α・G (16)
上記により、マイクロレンズ2mのFナンバーFNmは、レンズ径Hmとレンズピッチpとが等しい条件に加え、式(2)、(15)および(16)を用いると、以下のように計算される。
FNm= fm/Hm
= (α・G)/p
= (ΔD・2β2)/p (17)
この発明の実施の形態の撮像装置10において、最小変化量rで物体の奥行き情報を取得するには、式(17)のマイクロレンズ2mのFナンバーFNmを、r>ΔDを満たす条件で設定すればよい。具体的には、以下のようになる。
= (α・G)/p
= (ΔD・2β2)/p (17)
この発明の実施の形態の撮像装置10において、最小変化量rで物体の奥行き情報を取得するには、式(17)のマイクロレンズ2mのFナンバーFNmを、r>ΔDを満たす条件で設定すればよい。具体的には、以下のようになる。
FNm= ΔD・2β2/p < 2r・β2/p (18)
上述したように、マイクロレンズ2mのFナンバーFNmは、撮像レンズ1の実効的なFナンバーFN(1+β)と等しくなる。また、式(3)より、マイクロレンズ2mの焦点距離fmは、マイクロレンズ2mのピッチpと、撮像レンズ1の実効的なFナンバーFN(1+β)との積となる。式(3)を用いると、式(18)はマイクロレンズ2mの焦点距離fmの式として、以下のように表わされる。
上述したように、マイクロレンズ2mのFナンバーFNmは、撮像レンズ1の実効的なFナンバーFN(1+β)と等しくなる。また、式(3)より、マイクロレンズ2mの焦点距離fmは、マイクロレンズ2mのピッチpと、撮像レンズ1の実効的なFナンバーFN(1+β)との積となる。式(3)を用いると、式(18)はマイクロレンズ2mの焦点距離fmの式として、以下のように表わされる。
fm < 2r・β2 (19)
式(19)において、β2は撮像レンズ1の縦倍率を表わす。また、最小変化量rは、撮像装置10に必要な奥行き方向の分解能を意味する。この発明の実施の形態の撮像装置10では、式(19)に従い、マイクロレンズ2mの焦点距離fmを、上記分解能rの2倍と縦倍率β2との積よりも小さくなるように設定する。
式(19)において、β2は撮像レンズ1の縦倍率を表わす。また、最小変化量rは、撮像装置10に必要な奥行き方向の分解能を意味する。この発明の実施の形態の撮像装置10では、式(19)に従い、マイクロレンズ2mの焦点距離fmを、上記分解能rの2倍と縦倍率β2との積よりも小さくなるように設定する。
以上により、この発明の実施の形態の撮像装置10において、所定の奥行き分解能を保ち、かつ良好なリフォーカス画像を得るためには、式(9)および(18)の範囲で決まるように光学系パラメータを設定すればよい。具体的には、マイクロレンズ2mのFナンバーFNm、マイクロレンズ2mのレンズピッチp、撮像レンズ1の倍率βなどを、式(9)および(18)の範囲で設定すればよい。撮像レンズ1の倍率β=G/Dは、撮像レンズ1とマイクロレンズアレイ2との間隔Gと、物体面Akと撮像レンズ1との間隔Dとを設定することにより定められる。
例えば、マイクロレンズ2mのFナンバーFNm=3、マイクロレンズ2mのレンズピッチp=50(μm)で、撮像装置10に必要な奥行き分解能rが5mm以下を実現するには、倍率β〜0.12となるように撮像装置10の光学系パラメータを決定すればよい。マイクロレンズ2mのFナンバーFNm=3は、平凸レンズで撮像レンズ1側にレンズ形状が形成されている場合の式(9)のFナンバーの条件を満たしている。そのため、上記パラメータ設定によって、良好なフォーカシング画像を得ることができる。
マイクロレンズアレイ2の平凸レンズに対してレンズが形成されている面から光を入射する方が、発生する収差を小さく抑えられる。そのため、マイクロレンズアレイ2のレンズ形状が形成されている面を撮像レンズ1側に向けて配置することにより、収差が抑えられたフォーカシング画像を得ることができる。
以上のように、この発明の実施の形態によれば、式(9)および(18)の範囲で決まるように、片側の面が球面形状の平凸レンズ形状を有するマイクロレンズを用いた撮像装置の光学系パラメータを設定することにより、マイクロレンズによって発生する収差の影響の少ない撮像特性の良好な撮像装置を実現することができる。
上記により、所定の奥行き分解能を満たし、かつ広範囲で良好なリフォーカス像が取得できる撮像装置を実現できる。また、単一画像から画素の再配置によって再構成されたリフォーカス像の画質を向上させることができる。さらに、単一画像から画素の再配置によって再構成できる範囲が縮小するのを抑制することができる。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,11 撮像レンズ、2,12 マイクロレンズアレイ、2m,12a〜12e,12m マイクロレンズ、3,13 撮像素子、10 撮像装置、100 プレノプティックカメラ。
Claims (3)
- 物体の複数の焦点面画像を画像処理により生成する撮像装置であって、
前記物体からの光を集光する撮像レンズと、
前記撮像レンズからの光を受ける、片側の面に球面形状の複数のマイクロレンズが形成されたマイクロレンズアレイと、
前記マイクロレンズの焦点距離の位置に配置され、複数の画素を含む撮像素子とを備え、
前記マイクロレンズの焦点距離は、前記撮像装置に必要な奥行き分解能の2倍と、前記撮像レンズの縦倍率との積よりも小さくなるように設定される、撮像装置。 - 前記マイクロレンズのFナンバー(FNm)と、前記マイクロレンズの1ピッチ内に含まれる前記撮像素子の画素数(n)と、前記マイクロレンズの各々のレンズ形状で決まる球面収差の係数(η)と、前記撮像レンズに入射する光線の光軸に対する入射角度で決まる係数(Θ)とは、以下の関係式
(16/(n・η)−6Θ2)FNm2 − Θ・FNm −1 > 0
を満たすように設定される、請求項1に記載の撮像装置。 - 前記マイクロレンズアレイのレンズ形成面は、前記撮像レンズ側に配置されている、請求項1または2に記載の撮像装置。
Priority Applications (1)
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2007
- 2007-10-24 JP JP2007276341A patent/JP2009105717A/ja not_active Withdrawn
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