JP2009105686A - 通信端末およびその制御方法、通信端末制御プログラムおよびコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

通信端末およびその制御方法、通信端末制御プログラムおよびコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】通信端末のデータ通信時に多様な情報提供を行う。
【解決手段】データ通信機能を有する通信端末である携帯電話機13は、通信先検知部71と、Webページ決定部72とを備え、データ通信に際して、通信先検知部71が検知した通信先情報に基づいてWebページ決定部72がアクセスすべきWebページを決定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信を行う際、データ通信処理機能を有する通信端末に関するものである。
今日において、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯電話機などの携帯可能な通信端末の中にはBluetooth(登録商標)等の無線通信技術機能やデスクトップPC(Personal Computer)の機能に相当するような高度な機能を備えているものもある。そのため、上記通信端末上で、デスクトップPCと通信を行ったり、Webブラウザを起動しWebページにアクセスしたりすることができる。また、この中でも、携帯電話機は我が国において広く普及していることから、コミュニケーションのツールとして定着しており、また、携帯電話機には、上述の機能を備えたものも多くみられる。
携帯電話機は、データ通信処理機能として、電話機能のみならず電子メール機能等を備えていることが一般的である。また、一般的な携帯電話機は、通信相手の各通信先を記憶するアドレス帳を備え、例えば電話による通信のためには電話番号、電子メールシステムを用いた通信のためには電子メールアドレスといったアドレス情報をアドレス帳に登録しておくことができる。
そして、上記携帯電話機には、上記アドレス帳にアドレス情報として、通信先が固定電話であることを示すアイコンや、任意の画像ファイルなどを添付して保存することができるものもある。このような携帯電話機は特定の通信先との通信の際、上記のアイコンや、画像ファイルを表示するといった情報提供をするので、通信先を確認することができる。
また、情報提供の別の例としては、これはIP(Internet Protocol)電話機の例であるが、特許文献1に示すような発明が開示されている。すなわち、電話管理情報をもつ電話機の通信先がIP電話機であった場合、IP電話機であることを識別し、自機の電話管理情報に通信先がIP電話機であることを示すマーカを記録し、以後、上記通信先からの受信時にマーカを表示する機能に関する発明である(特許文献1参照)。
特開2005−73181(2005年3月17日公開)
ところが、上記従来の技術においては、特定の通信先との通信が行われたことを単にユーザに知らせるに留っていた。さらにいうと、上述の例においては、単に過去にユーザが登録した情報を表示しているのみである。上述のように、何れの例においても、通信の際に多様な情報提供を行うということには至っていないといえる。
本発明は上記の課題点を解決するためになされたもので、その目的は、通信端末がデータ通信を行う際、多様な情報を提供できる通信端末を実現することにある。
本発明に係る通信端末は、データ通信処理機能を有する通信端末であって、上記課題を解決するために、データの通信先を特定するための通信先情報を検知するための通信先検知手段と、上記通信先情報と、ネットワーク上のリソースにアクセスするためのアクセス情報との対応関係を記憶した記憶部を参照して、上記通信先検知手段により検知された通信先情報に対応するアクセス情報を読み出し、アクセスすべきリソースを決定するリソース決定手段とを備えることを特徴としている。
また、本発明に係る通信端末の制御方法は、データ通信処理機能を有する通信端末の制御方法であって、上記課題を解決するために、データの通信先を特定するための通信先情報を検知するための通信先検知ステップと、上記通信先情報と、ネットワーク上のリソースにアクセスするためのアクセス情報との対応関係を記憶した記憶部を参照して、上記通信先検知ステップにより検知された通信先情報に対応するアクセス情報を読み出し、アクセスすべきリソースを決定するリソース決定ステップとを含むことを特徴としている。
ここで、アクセス情報とは、ネットワーク上のリソースを特定するための情報である。また、リソースとは、例えば、文字データ、音声データ、もしくは、画像データなどの各種のデータまたはこれらを結合したデータ等が挙げられる。しかしながら、これに限られず、特定のアプリケーションが処理可能なバイナリデータであってもよい。
上記構成によれば、通信端末が他の通信端末とデータを通信するときに、その通信先を特定する通信先情報が通信先検知手段により検知され、検知された通信先情報に対応するアクセス情報がリソース決定手段により読み出される。そして、リソース決定手段により、ネットワーク上のアクセスすべきリソースが決定される。
したがって、特定の通信先を特定する通信先情報と、その通信先情報に対応してアクセスさせるべきリソースとの対応関係を記憶部に記憶しておけば、その通信先と通信端末との間でデータの通信が行われた場合、アクセスすべきリソースが自動的に決定される。そして、決定されたリソースにアクセスすることで、ユーザはそのリソースから多様な情報を取得することができる。
なお、リソースへのアクセスは、通信端末自身が備えるデータ通信機能により実現されても良いし、通信端末以外の通信機器、例えばインターネット接続可能なPCにより実現されてもよい。また、本発明に係る通信端末のデータ通信処理機能は、ネットワーク上のリソースにアクセスするための通信機能のほか、1つ以上の通信機能を有するように構成することも可能である。
これにより、従来技術のように、特定の通信先との通信が行われたことを単にユーザに知らせるに留まらず、多様な情報をネットワーク上のリソースからユーザに伝えることができるので、ユーザにとってより一層の利便性を図ることができる。
また、上記構成において、上記ネットワークは、IPネットワークであってもよい。
ここで、IPネットワーク上のリソースとは、IPの上位層のプロトコルによって伝送されるデータのことである。IPの上位層のプロトコルとしては、TCP(Transmission Control Protocol)、UDP(User Datagram Protocol)が挙げられ、さらにその上位層のプロトコルとして、例えば、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)、Telnet、FTP(File Transfer Protocol)、SNMP(Simple Network Management Protocol)などが挙げられる。
そして、アクセス情報には、IPネットワーク上のリソースを特定するため、IP通信において通信のあて先を特定するために用いられるIPアドレスをはじめとする、種々のあて先情報が含まれていてもよい。すなわち、HTTPにおける通信であればURLによるあて先の特定が行われ、Telnetにおける通信であれば、ホスト名とポート番号の組などによってあて先の特定が行われる。
例示的なIPネットワーク上のリソースとしては、HTTP通信においては、Webページなど情報であり、SNMP通信においては、MIB(Management Information Base)に格納されている機器情報が挙げられる。
また、上記構成において、上記リソース決定手段によって決定されたリソースにアクセスし、上記リソースの内容を通信端末が備える表示部に表示するようにしてもよい。すなわち、ユーザに対し、ネットワーク上のリソースを用いて、多様な情報を伝える具体的な手段としては、上記通信端末の備える表示部に、上記多様な情報を表示することが挙げられる。
また、本発明に係る通信端末は、上記の構成において、さらに、上記アクセス情報はURLを含み、アクセスすべきリソースは、該URLによって特定されるWebページであることを特徴としている。
すなわち、上記リソースはWebページであり、本発明に係る通信端末は、Webページのコンテンツを通じて多様な情報をユーザに提示することができる。
また、本発明に係る通信端末は、上記の構成において、さらに、Webページの表示内容をキャプチャするキャプチャ手段を備えることを特徴としている。
上記構成によれば、Webアクセスによって取得したWebページの表示内容をキャプチャすることができる。その結果、上記表示内容を、キャプチャ後に利用することができるので、その場限りでない多様な情報提供が可能となる。
また、上記構成において、上記通信先情報と関連付けて、上記キャプチャ手段によってキャプチャしたキャプチャ内容を記憶部に保存するようにしてもよい。これにより、例えば、通信端末の記憶部が、いわゆるアドレス帳機能を備える場合、上記記憶部に、親しい友人の電話番号等の連絡先に関連付けて、上記キャプチャ内容を保存する。また、上記キャプチャ内容に対して、任意の時に、通信先情報と関連付けてアクセスすることができ、上記キャプチャ内容を確認することができる。
また、上記構成において、上記キャプチャ手段によってキャプチャしたキャプチャ内容を、上記通信端末が備える表示部に表示するようにしてもよい。すなわち、上記キャプチャ内容を、ユーザに提供する具体的な手段としては、上記通信端末の備える表示部を介して表示する方法が挙げられる。この場合、さらに、キャプチャ内容を用いて、多様な情報提供をユーザに提示することが可能となる。また、一例として、データ通信時に上記キャプチャ内容を表示するようにしてもよい。
また、本発明に係る通信端末は、上記の構成において、さらに、上記記憶部が、上記通信先情報と対応付けて、Webページ上での上記通信先の属性を示す通信先属性情報を記憶していることを特徴としている。
上記構成によれば、Webページ上での上記通信先の属性を示す通信先属性情報が、通信先情報と対応づけられているので、特定の通信先との通信が行われた際、記憶部を参照してその通信先に対応する通信先属性情報を取得することで、その通信先のWebページ上での属性を把握することができる。
ここで、通信先属性情報とは、Webページがオンラインゲームであれば、そのオンラインゲーム上でユーザが使用するキャラクターに関する情報である。
このように通信先属性情報を取得することで、通信先のWebページ上での属性を把握し、通信先に関するより多彩な情報をユーザに提供することができる。
また、本発明に係る通信端末は、上記の構成において、さらに、上記通信先情報と対応付けて、Webブラウザを起動する指示となるブラウザ起動指示情報の送信対象となる機器を特定するためのブラウザ起動機器特定情報を記憶するものであり、上記リソース決定手段は、上記通信先検知手段により検知された通信先情報と対応付けて、上記ブラウザ起動機器特定情報を読み出すものであり、その読み出されたブラウザ起動機器特定情報により特定される機器に対して、上記ブラウザ起動指示情報および上記アクセス情報を送信するWebブラウザ起動指示手段を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、Webブラウザを起動する指示となるブラウザ起動指示情報の送信対象となる機器を特定するためのブラウザ起動機器特定情報が、上記通信先情報と対応付けられており、また、上記リソース決定手段は、上記通信先検知手段により検知された通信先情報と対応付けて、上記ブラウザ起動機器特定情報を読み出すことができる。
また、Webブラウザ起動指示手段が、上記ブラウザ起動機器特定情報により特定される機器に対して、上記ブラウザ起動指示情報および上記アクセス情報を送信する。このことにより、自通信端末ではなく、上記特定される機器において、Webブラウザを起動し、アクセス情報によって指定されるアクセスするべきWebページにアクセスするよう指示することができる。
その結果、例えば、上記特定される機器がデスクトップPCであったときにおいては、該デスクトップPCに対してWebページ取得を指示するので、上記デスクトップPCに接続されているディスプレイにWebページ取得結果を提示することができる。これにより、周辺にWebブラウザ起動に関して好適な他機器が存在する場合は、上記他機器にWebページ取得の指示を行うことで、さらに好適なWeb閲覧環境を得ることができる。
また、本発明に係る通信端末は、上記の構成において、さらに、上記記憶部は、下記データ中継機器特定情報を、上記通信先情報と対応付けて記憶するものであり、上記データ中継機器特定情報は、自端末から発信されるデータを上記通信先に中継する指示となるデータ中継指示情報の送信対象となる機器を特定するための情報であり、上記リソース決定手段は、上記データ中継機器特定情報を、上記通信先検知手段により検知された通信先情報と対応付けて、上記記憶部から読み出し、さらに、その読み出されたデータ中継機器特定情報により特定される機器に対して、上記データ中継指示情報を送信するデータ中継指示手段を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、さらにデータ中継指示手段が、上記データ中継機器特定情報により特定される機器に対して、データ発信の中継を行うよう指示し、上記機器に対してデータ発信を行う。
このことにより、上記特定される機器において、Webブラウザを起動し、アクセス情報によって指定されるアクセスするべきWebページにアクセスし、さらに、発信するデータを上記特定される機器において中継するよう指示する事ができる。
具体的な例では、上記特定される機器が表示装置に接続されたデスクトップPCであり、近距離無線通信機能とIP電話機能を備えているものとする。さらに、自通信端末が発信するデータを音声通話データであるとし、通信先情報は電話番号であるとする。
この場合、自端末はWebブラウザを起動し、Webページにアクセスする指示を送信し、データの中継を行うように要求し、さらに、電話番号および音声通話データについては近距離無線通信機能を用いてデスクトップPCに送信する。その結果、デスクトップPCにおいて、Webブラウザが起動され、アクセスすべきWebページが取得され、さらに、IP電話機能を用いて電話番号が示す通信先との通信を確立し、音声通話データを中継する。また、表示装置においてはWebページの取得結果が表示装置に表示される。
その結果、多様な情報をWebページからユーザに伝えることができ、さらに、安定した通信環境を提供できる。例えば、通信端末が通信圏外であっても、デスクトップPCを経由しIP電話網によって発信することができるので、ユーザにとってより一層の利便性を図ることができる。
なお、上記通信端末は、携帯可能な携帯通信端末によって実現されていてもよい。上記通信端末を携帯通信端末によって実現することで、外出先においても、他の通信端末とのデータ通信のとき、上記で示したような多彩な情報を提供することができる。
なお、上記通信端末における各手段を、通信端末制御プログラムによりコンピュータに実行させることができる。さらに、通信端末制御プログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶させることにより、任意のコンピュータ上で上記通信端末制御プログラムを実行させることができる。
本発明に係る通信端末は、以上のように、リソース決定手段を備えているので、上記通信端末におけるデータ通信時に、ネットワーク上のリソースを用いた多様な情報提供が可能であり、ユーザに対してより一層の利便性を図ることができるという効果を奏する。
本発明の実施の一形態について図1ないし図8に基づいて説明すれば、以下の通りである。本実施の形態においては、通信端末の一形態である携帯通信端末の形態を採用しており、さらに、その一例として、上記携帯通信端末が携帯電話機であった場合について以下に開示する。
まず、本実施形態に係る携帯電話機13(通信端末)の構成について図1を用いて説明する。図1は携帯電話機13の要部構成を示す図である。図示のように、携帯電話機13は、制御部50、記憶部51(記憶部)、携帯電話用アンテナ部52、携帯電話網通信部53、音声処理部54、音声入力部55、音声出力部56、データ処理部57、操作部58、表示部59、報知部60、近距離無線通信用アンテナ部61、近距離無線通信部62、カメラ部63、振動センサー部64、RFIDリーダ部65、GPS(global positioning system)処理部66、および映像信号処理部69を備える構成である。
制御部50は、携帯電話機13内の各種構成を統括的に制御するものである。制御部50の機能は、例えばRAMやフラッシュメモリなどの記憶素子に記憶されたプログラムをCPUが実行することによって実現される。なお、制御部50の詳細については後述する。
記憶部51は、各種データおよびプログラムを記憶するものである。記憶部51の例としては、制御部50が動作するときに必要なプログラムや、通信制御データなどの固定データを記憶する読出し専用の半導体メモリであるROMと、バーコード認識や通信に関するデータ、演算に使用するデータ、および演算結果などを一時的に記憶する、いわゆるワーキングメモリとしてのRAMと、各種の設定データ、撮影画像データ、電子メールデータなどを記憶する書換え可能な不揮発性メモリ(例えばフラッシュメモリ)とが挙げられる。
また、本実施形態に係る記憶部51は、表示部59に表示可能な画像情報および動画情報と、データ通信の際、通信先を特定するための通信先情報を含むアドレス情報管理テーブルと、WEBブラウザ制御のために用いる設定である特殊グループ管理テーブル等を上記各種データの記憶領域に保持している。上記のアドレス情報管理テーブルと、特殊グループ管理テーブル等の詳しい内容については後述する。
また、本実施の形態においては、記憶部51において、各種データは携帯電話機13に搭載されているOS(Operating System)のファイルシステムによって管理されており、各種データにはファイル名が割り当てられているものとする。
携帯電話用アンテナ部52は、電波を外部に送り出すとともに外部から電波を受け取るためのものである。具体的には、携帯電話用アンテナ部52は、800MHz帯または1.5GHz帯などの携帯電話機用電波を送受するためのものである。しかしながら、これに限られず、WCDMA/GSM(Wideband Code Division Multiple Access/Global System for Mobile Communications)規格における850MHz、900MHz、1800MHzおよび1900MHzなどの種々の周波数帯に対応可能なアンテナを採用することも可能である。
携帯電話網通信部53は、音声処理部54またはデータ処理部57から受信したデータを、携帯電話網の基地局への無線送信に適した形式に変換し、変換した無線信号を携帯電話用アンテナ部52を介して外部に送信するものである。また、携帯電話網通信部53は、外部から携帯電話用アンテナ部52を介して受信した無線信号を元の形式に変換し、変換したデータを音声処理部54またはデータ処理部57に送信するものである。具体的には、携帯電話網通信部53では、チャネルコーデック処理、ベースバンド信号処理、データの変復調処理、RF(Radio Frequency)処理などが行われる。
音声処理部54は、音声入力部55からの音声信号を所定の音声データに変換して携帯電話網通信部53に送信するとともに、携帯電話網通信部53からの音声データを音声信号に変換して音声出力部56に送信するものである。具体的には、音声処理部54は、A/D変換器、D/A変換器、アンプ、音声コーデック回路などを備える構成である。
音声入力部55は、外部から入力された音波を、電気信号である音声信号に変換して音声処理部54に送信するものである。具体的には、音声入力部55はマイクロホンを備える構成である。
音声出力部56は、音声処理部54からの音声信号を音波に変換して外部に出力するものである。具体的には、音声出力部56は、レシーバ、スピーカ、音声出力用コネクタなどを備える構成である。通常、携帯電話機13では、通話を行う場合にはレシーバが利用され、着信の報知やテレビ電話を行う場合にはスピーカが利用される。また、音楽を聴く場合には、周囲の人々に配慮して、音声出力用コネクタにヘッドホンが接続される。
なお、電話機の場合、音声入力部55に入力するユーザの音声が音声出力部56から聞こえることが望ましい。このため、音声処理部54は、音声入力部55からの音声信号を所定の音量レベルに調整した後、音声出力部56に送信することが望ましい。
データ処理部57は、制御部50からのデータを所定形式のデータに符号化して携帯電話網通信部53に送信するとともに、携帯電話網通信部53からのデータを復号化して制御部50に送信するものである。データ処理部57で行われるデータの符号化/復号化(コーデック)方式の例としては、MPEG(Moving Picture Experts Group)−4、およびITU−T勧告H.263が挙げられる。
操作部58は、携帯電話機13の表面に設けられた操作ボタンなどの入力デバイスをユーザが操作することにより、操作データを作成して制御部50に送信するものである。入力デバイスとしては、ボタンスイッチの他にタッチパネルなどが挙げられる。
表示部59は、制御部50から画像データを受信し、受信した画像データに基づいて表示画面に画像を表示するものである。具体的には、表示部59は、LCD、PDP(Plasma Display Panel)、ELディスプレイなどの表示素子と、受信した画像データに基づいて表示素子を駆動するドライバ回路とを備える構成である。
報知部60は、制御部50からの指示に基づき、ユーザへの報知を行うものである。報知部60が行う報知の例としては、偏心モータなどの振動素子を用いて携帯電話機13を振動させたり、LED(light emitting diode)などの発光素子を用いて発光させたりすることが挙げられる。なお、報知部60は、音声出力部56または表示部59で代用することもできる。
近距離無線通信用アンテナ部61は、電波を外部に送り出すとともに外部から電波を受け取るためのものである。例えば、近距離無線通信としてブルートゥース(登録商標)を利用する場合、近距離無線通信用アンテナ部61は、2.45GHz帯の電波を送受することになる。
近距離無線通信部62は、制御部50から受信したデータを近距離無線送信に適した形式に変換し、変換した無線信号を、近距離無線通信用アンテナ部61を介して外部に送信するとともに、外部から近距離無線通信用アンテナ部61を介して受信した無線信号を元の形式に変換し、変換したデータを制御部50に送信するものである。具体的には、近距離無線通信部62では、データの変復調処理、RF処理などが行われる。
カメラ部63は、撮影部として機能するものであり、光学系67及び撮像素子68を備えている。また、上記カメラ部63は、映像信号処理部69を介し制御部50と接続している。また、上記映像信号処理部69は、カメラ部63が撮影した画像の画像処理を行うものである。
振動センサー部64は、携帯電話機13が受けた振動を、時間ごとの信号の強さ(振動の強さ)である振動データとして検出するものである。つまり、この振動センサー64は、携帯電話機13が受ける変位を測定するものであり、時間変化における変位を測定するものである。また、上記振動センサー64は、上記携帯電話機13が受ける変位以外にも当該携帯電話機13が受ける加速度の変化を測定するものであってもよい。
RFIDリーダ部65は、無線ICチップであるRFID(Radio Frequency Identification)に書き込まれたデータを読み取るものである。
GPS処理部66は、携帯電話機13の現在の位置情報を受信するものである。
(記憶部のデータ詳細・アドレス情報)
次に、本実施の形態における携帯電話機13の記憶部51に記憶されるデータについて図2を用いて説明する。同図は携帯電話機13の記憶部51に記憶されている、アドレス情報管理テーブルの一例である。
アドレス情報管理テーブルは、「名前」、「よみ」、「電話番号情報」、「emailアドレス情報」、「グループ」、「特殊グループ」、「画像」、「住所」、「GPS情報」、「誕生日」、「星座」、「血液型」、「メモ」、「シークレット」、「着信、メール受信画面」、「WEB着信、メール受信画面」、「着信音設定」、「WEB 着信音設定」、「WEBアクセス情報」(アクセス情報)、「ブラウザ起動指示情報」、「画面キャプチャ設定」および「データ中継指示情報」の項目を含む。
また、アドレス情報管理テーブルは、上記項目の組を1件として、記憶部51に複数件記憶することができる。本実施形態においては、アドレス情報管理テーブルの各件は、登録番号によって識別される。この登録番号は、例えば、「000」から「999」までの値を設定割り当てられているため、記憶部51には総計1000件のアドレス情報管理テーブルを登録しておくことができる。
また、ユーザは操作部58に対し所定の操作をすることで、表示部59にアドレス情報管理テーブルの一覧を表示させることができる。本実施の形態において、この一覧表示の表示方法として、登録番号順に表示することができるものとする。また、一覧表示したアドレス情報管理テーブルは、操作部58を介してユーザが選択することができ、その選択されたアドレス情報管理テーブルに関しては、以下に述べる各項目についての、詳細情報を表示部59に表示可能であるとする。
それぞれの項目について、以下に具体的に説明する。「名前」は、当該アドレス情報管理テーブルについて関連している対象の名称を登録するための項目である。この「名前」の項目には、英数字、記号のみならず、漢字を登録しておくことができる。
なお、本実施の形態における、アドレス情報管理テーブルについて関連している対象としては、特定の人物であるか、連絡手段を有する施設である場合を想定している。例えば、「田中」という氏名の、特定の人物に関連した情報や、掛かり付けの「病院」に関連した情報である。
そして、「よみ」は、そのフリガナをカタカナで登録しておくことができる。同図においては、「名前」は「A」が登録されており、「よみ」には「えい」が登録されている。なお、各アドレス情報管理テーブルに含まれる「よみ」を五十音順で一覧したアドレス情報管理テーブルの一覧表示が可能であるとする。
「電話番号情報」は、基本的にはいわゆる電話番号が登録される項目である。また、「電話番号情報」の項目には、例えば、最大3件まで電話番号を登録しておくことができる。同図の例によると、「123−4567−78xx」と、「050−6789−01xx」との2件が登録済みである。なお、この「電話番号情報」に登録できる電話番号としては、携帯電話の電話番号、固定電話の電話番号、IP電話の電話番号、PHS(登録商標)の電話番号などが挙げられる。
「emailアドレス情報」は、電子メールアドレスを登録する項目である。また、「emailアドレス情報」の項目には、例えば、最大3件まで電子メールアドレスを登録しておくことができる。同図の例によると、「xxx@xxx.xx.xx」の1件が登録されている。
「グループ」は、上記アドレス情報管理テーブルのグルーピングに用いる情報を登録する項目である。「グループ」には、このグルーピングを有効にするか否かを示す「ON」、「OFF」の値を格納することができ、「グループID」および「グループ名」にそのグルーピングに使用するための「グループ識別子」および「グループ名称」を指定することができる。
ここで、「グループ識別子」は、「0」から「19」までの通し番号が割り当てられた識別子である。また、この「グループ識別子」に対応付けて、「グループ0」や「友人」といった任意の文字列からなる「グループ名称」を付加することができる。そのため、この「グループ識別子」の「グループ名称」に基づいて、アドレス情報管理テーブルを整理することができる。
そして、図示のように、「グループ識別子」の「05」に対応する、「グループ名称」は「お店」であるとする。このとき、例えば、よく利用するお店に関するアドレス情報管理テーブルの「グループ識別子」および「グループ名」には、「05」および「お店」という同じ「グループ識別子」および「グループ名称」を指定しておくといった使用法が考えられる。また、この「グループ識別子」の通し番号とアドレス情報管理テーブルの登録番号順によって、上記のアドレス一覧表示が可能であるとする。
そのため、上記のように設定しておくことで、アドレス情報管理テーブルを一覧表示させる際に、グループ別にアドレス情報管理テーブルを表示するといったことが可能であるので、「お店」のアドレス情報管理テーブルを迅速に検索することができる。なお、「グループ識別子」の設定は記憶部51に記憶されているものとする。
「特殊グループ」は、他の通信端末とデータ通信するときに、起動するWebブラウザの動作設定や、アクセスすべきWebページの情報や、画面の表示方法についての設定を記憶する特殊グループ管理テーブルの設定内容を有効にするか否かの設定である。特殊グループ管理テーブルには、識別子である「特殊グループ登録名」が割り当てられており、記憶部51において、複数個記憶しておくことができる。この特殊グループ管理テーブルについての詳しい説明は後述する。
この特殊グループが設定され有効な状態になっている場合、データ送受信時に、上記特殊グループ管理テーブルの設定内容に基づいて、ブラウザが起動する。ただし、この設定は、後述の「WEBアクセス情報」が設定されていた場合は、こちらのほうの設定が優先される。このブラウザ起動の詳細については後述する。
「特殊グループ」には、特殊グループ管理テーブルの設定内容を有効にするか否かを示す「ON」、「OFF」の何れかの値を格納することができる。そして、その従属項目である「特殊グループ名」に何れの特殊グループ管理テーブルを使用するかを示す「特殊グループ登録名」を指定することができる。この、「特殊グループ登録名」は、後述する特殊グループ管理テーブルに結び付けられている。「特殊グループ名」には、「特殊グループ登録名」が指定できる。
「画像」は、記憶部51に記憶されている画像情報あるいは動画情報を登録することのできる項目である。この、「画像」の項目によって指定される画像情報および動画情報は、ユーザがアドレス情報管理テーブルの対象を容易に識別できるようにする目的で指定する。そして、ユーザの所定の操作によって、アドレス情報管理テーブルの項目を表示部59に表示するときに、この「画像」の項目に登録されている画像情報あるいは動画情報がともに表示される。また、「画像」の項目に指定する画像情報および動画情報を、カメラ部63によって撮影することもできる。
「住所」は、当該アドレス情報管理テーブルについて関連している対象が所在している、あるいは、居住する住所情報を登録しておく項目である。
「GPS情報」は、当該アドレス情報管理テーブルについて関連している対象についての、位置情報を登録しておく項目である。具体的には、「GPS情報」は、GPS処理部66によって観測された現在位置や、電子地図の指定の地点等を登録しておくことができる。
「誕生日」、「星座」、「血液型」は、当該アドレス情報管理テーブルについて関連している対象の、それぞれ誕生日、星座、血液型を登録しておくための項目である。
「メモ」は、通信先に関連する覚書などの文字情報を登録しておくための項目である。「メモ」の項目には、上記以外の情報であって、当該アドレス情報管理テーブルについて関連している対象について、付随する情報を登録しておくことが望ましい。例えば、特定の人物に関するアドレス情報管理テーブルである場合、「背が高い」などといった属性情報を登録しておくことが想定される。
「シークレット」は当該アドレス情報管理テーブルを、上述したアドレス情報管理テーブルの一覧表示において、表示を許すか否かの設定する項目であり、上記一覧表示において表示することを示す「OFF」、上記一覧表示において非表示とすることを示す「ON」の何れかを設定できる。ひとたび、「シークレット」の項目を「ON」に設定すると、上記アドレス情報管理テーブルの一覧表示において、該アドレス情報管理テーブルが表示されなくなるため、プライバシーの保護に効果がある。上記「シークレット」の設定は、操作部58を介してユーザが解除可能である。すなわち、「シークレット」の項目が「ON」に設定されている場合、所定の操作により「OFF」の設定に戻すことが可能であるとする。
「着信、メール受信画面」は、電話の着信およびメール受信といったデータの着信時に表示される、着信通知画面に表示する画像を指定する項目である。「着信、メール受信画面」の項目には、記憶部51に記憶されている画像情報等が指定可能である。
「WEB着信、メール受信画面」は、上記「着信、メール受信画面」と同様、データの着信時に表示される、着信通知画面に表示する画像を指定する項目である。ただし、この項目は、着信時にWebブラウザを起動すると判定された場合に有効になる。
そのため、本実施の形態においては、この項目には、携帯電話機13の記憶部51に記憶されている画像情報のファイル名を指定できる。同図においては、「webpicture1.jpg」が指定されている。また、表示させる画像情報等は、記憶部51に記憶されているものではなく、WEB上に保持されているものであってもよい。すなわち、画像情報のWEB上の格納場所であるURLなどの情報を含むWebアクセス情報を指定できる。
「着信音設定」は、電話の着信およびメール受信といったデータの着信時に表示される、着信通知画面が表示されている間に、再生する音声を指定する項目である。なお、「着信音設定」において指定される音声データについては、データ着信の際、音声出力部56を介して音声出力が行われる。この「着信音設定」の項目には、記憶部51に記憶されている音声情報等が指定可能である。同図において指定されているのは、「Chopin's piano works」である。
「WEB着信音設定」は、上記「着信音設定」と同様、電話の着信およびメール受信といったデータの着信時に表示される、着信通知画面が表示されている間に、再生する音声を指定する項目である。ただし、「WEB着信音設定」は、「特殊グループ」の項目に「ON」が設定されていた場合有効になる。なお、「WEB着信音設定」において指定される音声データについては、データ着信の際、音声出力部56を介して音声出力が行われる。「WEB着信音設定」の項目には、記憶部51に記憶されている音声情報等が指定可能である。同図において、指定されているのは、「Beethoven's piano works」である。
「WEBアクセス情報」は、WEBブラウザがアクセスすべきWEBページを指定する項目である。より、具体的には、「WEBアクセス情報」には、「WEBアドレス」、「WEB接続用ID」、「WEB接続用PASSWORD」、「特定WEBアクセス用ID」、「特定WEBアクセス用PASSWORD」、「リクエストパラメータ」のより詳細な項目が含まれる。
「WEBアドレス」は、本実施の形態においては、データの送受信の際に、WEBブラウザがアクセスすべきWEBページのURLを登録する項目である。
「WEB接続用ID」は、上記「WEBアドレス」が認証を必要であるWEBページであった場合に必要なユーザ識別情報を表す、いわゆるログインIDを登録する項目である。同図においては、「ID01」が指定されている。
また、「WEB接続用PASSWORD」は、上記ログインIDがWEBページアクセスの際の認証に必要な、パスワードを登録する項目である。同図においては、「PASSWORD1」が指定されている。
「特定WEBアクセス用ID」は、上記「WEB接続用ID」と同様、ログインIDであるが、上記「WEBアドレス」に対する認証を「WEB接続用ID」、「WEB接続用PASSWORD」によって行った後で、さらに、認証を必要とされるWEBページにアクセスするときに用いられる。同図においては、「ID02」が指定されている。
「特定WEBアクセス用PASSWORD」は、「特定WEBアクセス用ID」の認証時に使用されるパスワードである。同図においては、「PASSWORD2」が指定されている。
「リクエストパラメータ」は、アクセスすべきWEBページであって、上記のWEBアクセス情報の認証情報の他に、さらに特定のWEBページにアクセスするために必要なパラメータを登録するための項目である。
本実施の形態においては、「リクエストパラメータ」において、WEBアクセスの際に、必要なセッションパラメータをはじめとする認証情報や、WEBアクセスの際に、WEBページを特定するためのクエリパラメータを登録するものと想定しているが、これに限られない。例えば、HTTPにおける、状態オブジェクトであるCookie情報を保持するようにしてもよい。
「スピーカホン設定」は、電話によるデータの送受信の際に、自動的に画面を見ながら通話ができるように、音声の入出力の設定を変更するスピーカホン機能を使用するか否かを指定するための項目である。「スピーカホン設定」の項目には、スピーカホン機能を使用することを示す「ON」、使用しないことを示す「OFF」の何れかの値を設定可能である。同図においては「OFF」が設定されている。
「ブラウザ起動指示情報」は、上記「特殊グループ」の項目に「ON」が設定されていた場合、通信先とのデータの送受信を契機に、上記「WEBアクセス情報」を携帯電話機13以外の機器に転送するか否かを指定する項目である。より、具体的には、「ブラウザ起動指示情報」には、転送を実施する指定である「ON」か、転送を実施しない指定である「OFF」を設定することができる。そして、「ブラウザ起動指示情報」に「ON」を設定しておくことで、「ブラウザ起動指示情報」に従属する「ブラウザ起動機器特定情報」の項目に指定される機器に上記「WEBアクセス情報」が転送される。
この「ブラウザ起動機器特定情報」には、例えば、他の機器がPCであった場合は、IPアドレスを設定することができる。本実施の形態においては、他の機器とは、近距離無線通信部62を介して、Bluetoothのような無線通信規格を用いて通信を行うことを想定しているが、これに限られない。IEEE802.11に準拠した無線LANや、UWB(Ultra Wide Band)を用いてもよい。
「画面キャプチャ設定」は、上記「特殊グループ」の項目に「ON」が設定されていた場合、WEBブラウザが取得したWEBページのイメージ画像を取得するか否かを指定する項目である。「画面キャプチャ設定」の項目には、イメージ画像を取得する指定である「ON」と、取得しない指定である「OFF」を設定することができる。
「画面キャプチャ設定」の項目に、「ON」が指定されており、WEBアクセス時に、イメージ画像を取得する場合は、WEBブラウザが取得したWEBページに基づいて生成された、画像情報を取得し、記憶部51に記憶する。そして、画像情報を取得した後は、携帯電話機13の利用の際に、記憶部51を参照することで、取得した画像情報を表示部59に表示することができる。
「データ中継指示情報」は、携帯電話機13が、通信先の電話番号に電話発信を行い、音声通話を行おうとする際に、自携帯電話機に替わって、携帯電話機13の近距離無線通信範囲内に存在する特定の機器が電話発信し、上記機器を介して自携帯電話と、通信先とが通話する音声データ連携を実行するか否かを設定できる項目である。「データ中継指示情報」には、連携を行う「ON」、連携を行わない「OFF」の何れかの値を設定できる。また、上記機器は「データ中継機器特定情報」に設定されている値よって特定される。「データ中継機器特定情報」には例えば、IP電話機能を備えた、音声通話連携可能なPCのIPアドレスなどが設定される。
図2に示すアドレス情報管理テーブルにおいては、上記「ブラウザ起動指示情報」、「画面キャプチャ設定」および「データ中継指示情報」は「OFF」に設定されている。上記の設定を「ON」にした場合の処理については後述する。
(制御部詳細)
次に、携帯電話機13における制御部50の詳細について図1に基づいて説明する。
同図に示すように、携帯電話機13の制御部50は、通信先検知部71(通信先検知手段)、Webページ決定部72(リソース決定手段)、Webブラウザ制御部73、画面キャプチャ部74(キャプチャ手段)、Webブラウザ起動指示部75(Webブラウザ起動指示手段)、データ中継指示部76(データ中継指示手段)を備える構成である。
通信先検知部71は、携帯電話機13がデータ通信を行う際の通信先を特定する通信先情報を検知するものである。すなわち、通信先検知部71は、携帯電話機13が通信先からデータ受信を行う際は、データ処理部57から転送される復号化データを取得し、上記復号化データから、上記通信先を特定し通信先情報を取得する。
一方、通信先検知部71は、携帯電話機13が通信先に対してデータ送信を行う際は、操作部58から転送される操作データを取得し、上記操作データによって特定される通信先情報を検知する。
本実施の形態に係る通信先検知部71において、上記の通信先を特定するために行う処理の手順を具体的に説明する。まず、通信先の携帯電話等に割り当てられている電話番号またはemailアドレスに対し、電話をかけたり、メールを送信したりしようとする場合は、ユーザが操作部58に対し、所定の操作を行うことによって、携帯電話機13は、表示部59において、上述のようにアドレス情報管理テーブルを、一覧表示するよう指示する。
そして、一覧表示されたアドレス情報管理テーブルから、これからデータ送信を行おうとしている通信先の電話番号情報またはemailアドレス情報を記憶したアドレス情報管理テーブルを選択する。ここで、通信先検知部71は、ユーザによって選択された、上記アドレス情報管理テーブルに含まれる電話番号情報またはemailアドレス情報を通信先情報として検知する。通信先検知部71は、通信先情報をWebページ決定部72に送信する。
Webページ決定部72は、通信先検知部71から転送された通信先情報に基づいて記憶部51の特殊グループ管理テーブルあるいはアドレス情報管理テーブルを参照し、アクセスすべきWebページを決定するものである。すなわち、Webページ決定部72は、通信先検知部71から転送される通信先情報に対応付けて、記憶部51を参照し、一致する通信先情報を含むアドレス情報管理テーブルを読み出す。
そして、Webページ決定部72は、読み出したアドレス情報管理テーブルに関してさらに、「特殊グループ」、「Webアクセス情報」、「ブラウザ起動指示情報」、「画面キャプチャ設定」、「データ中継指示情報」の項目を参照する。なお、本実施の形態においては、一致する通信先情報が複数件のアドレス情報管理テーブルに重複して登録されている場合、Webページ決定部72は、アドレス情報管理テーブルの登録番号が小さい方を採用するものとする。
なお、このとき「特殊グループ」の項目について「ON」が設定されていれば、Webページ決定部72は、「特殊グループ名」の特殊グループ名に一致する「特殊グループ登録名」が設定されている特殊グループ管理テーブルを参照する。この詳しい動作については後述する。
そして、Webページ決定部72は、「Webアクセス情報」の設定内容を参照し、「WEBアドレス」の項目が設定されていれば、特定のWEBページを起動すべき通信先とのデータ通信であると判定する。そして、Webページ決定部72は「ブラウザ起動指示情報」を確認し「OFF」が設定されていた場合、「Webアクセス情報」の設定内容をWebブラウザ制御部73に転送し、「画面キャプチャ設定」を画面キャプチャ部74に転送する。一方、ブラウザ起動指示情報に「ON」が設定されていた場合、Webページ決定部72は、Webブラウザ起動指示部75に、「Webアクセス情報」と「ブラウザ起動指示情報」を転送する。Webページ決定部72は、さらに、ここで、「データ中継指示情報」を確認し「ON」が設定されていた場合、Webページ決定部72は、データ中継指示部76に「データ中継指示情報」を送信する。
Webブラウザ制御部73は、Webページ決定部72から転送されるWebアクセス情報に基づいて、Webブラウザを起動し、Webページを取得するものである。Webブラウザ制御部73は取得したWebページを表示部59に表示するよう指示する。
なお、Webブラウザ制御部73は、Webページ決定部72から転送されるWebアクセス情報によって特定されるWebページに含まれる全ての構成ファイルを取得しなくてもよい。すなわち、Webページを構成するファイル群の一部のみを取得するようにしてもよく、例えば、テキストデータを格納するファイルのみ取得するようにしてもよい。また、画像ファイルは取得しないようにしてもよい。このような構成よると、画像ファイルなど、送信時に通信ネットワークの負荷が大きいファイルは取得しないように設定し、簡略化したWebページ表示を行うことで、携帯電話機13に最適なWebページ閲覧環境を提供できる。
画面キャプチャ部74は、Webページ決定部72から転送される画面キャプチャ設定に基づいて、Webブラウザ制御部73が取得したWebページを参照し、画面イメージを取得し、その画面イメージを画像情報として記憶部51に保存するものである。また、本実施の形態において、画面キャプチャ部74は、記憶部51に保存した画面イメージのファイル名を、上記Webページ決定部72が取得した、アドレス情報管理テーブルの「画像」あるいは「WEB着信、メール受信画面」の設定に反映するものとする。
例えば、画面キャプチャ部74が新たに取得した画面イメージを、記憶部51に「webpicture2.jpg」というファイル名で記憶した場合、さらに、画面キャプチャ部74は、図2に示したアドレス管理情報テーブルの「WEB着信、メール受信画面」の設定を、「webpicture2.jpg」と変更する。このため、携帯電話機13は、他の通信機器とのデータ通信の際、画面キャプチャ部74が取得した画面イメージのなかで、最新の画像情報を表示させることができる。
Webブラウザ起動指示部75は、Webページ決定部72から転送されるWebアクセス情報とブラウザ起動指示情報に基づいて、他の機器においてブラウザを起動するよう指示するものである。具体的には、Webブラウザ起動指示部75は、上記「ブラウザ起動指示情報」の「ブラウザ起動機器特定情報」によって転送先の機器を特定し、上記転送先の機器に、Webアクセス情報を転送し、上記転送先の機器に上記Webアクセス情報によって特定されるWebページにアクセスするよう指示する。
このようにして、転送先の機器において、Webブラウザが起動され、Webアクセス情報に予って特定されるWebページにアクセスすることができる。なお、本実施形態においては、転送先の機器との通信は、近距離無線通信部62を介して行われる。
データ中継指示部76は、Webページ決定部72から転送される、通信先の電話番号情報と、データ中継指示情報に含まれるデータ中継機器特定情報に基づいて、上述の音声データ連携を行うものである。本実施形態においては、具体的には、データ中継指示部76は、近距離無線通信部62を介して上記データ中継機器特定情報によって特定される機器に、通信先の電話番号を送信し、通信先に電話発信するよう指示する。
そして、上記機器と通信先との電話通信が確立した場合、携帯電話機13側から、上記機器を経由して通信先に音声データを送信したり、通信先からの音声データを、上記機器を経由して受信したりできるように近距離無線通信部62に指示をする。音声データ送信の際には、音声処理部54が、音声入力部55を通じて入力された音声信号を変換した音声データを転送するものとする。音声データ受信の際には、近距離無線通信部62を介して取得した通信先からの音声データを、音声処理部54が音声信号に変換し、音声出力部56において音声を再生する。
(オンラインショッピングサービス)
ここで、携帯電話機13のユーザが携帯電話機向けのオンラインショッピングサービス利用している場合についての、本発明に係る携帯電話機13の適用例について説明する。
本実施例において、携帯電話機向けのオンラインショッピングサービスとは、携帯電話機からアクセス可能なWEB上において商品提供サービスを提供するものであって、上記サービス提供側がサービス提供のためのサーバ装置を有し、ユーザが当該サーバ装置に携帯電話機のWEBブラウザから、上記サービスを提供するWEBページにアクセスし、WEB上で商品の購入等を決定するサービスのことを言う。
さらに、一般的に、上記のオンラインショッピングサービスにおいては、サービスを利用する際、ログインIDおよびパスワード等の認証を要求するサービスがほとんどである。上記認証の仕組みについては、主に、セキュリティの確保と、ユーザの識別といった目的で導入されている。
そして、上記認証を要求するサービスにおいては、ユーザの商品購入情報を個別に管理し、さらに、購入商品の発送状況等の情報をユーザ毎に管理し、ユーザに対して上記発送状況等の情報を提供している場合もある。例えば、ユーザは自身のログインIDおよびパスワード等によって上記サービスにおいて認証を受け、その後、ユーザのログインIDに割り当てられた特定のWEBページ(以下、パーソナルページ)に携帯電話機のWEBブラウザからアクセスすることによって、上記の情報提供を受けることができる。ここで、パーソナルページには、ユーザが過去に購入した商品の「商品名」、「数量」、「購入日時」、「金額」、「支払い状況」、「配送状況」等の情報が掲載されているものとする。
また、上記発送状況等の情報において変化があったとき、その旨を携帯電話機の電子メールアドレスにメール送信し、配送状況の通知を行っている場合もある。例えば、上記通知において、ユーザは購入商品が「配送準備中」だったものが、「配送手配済み」となり、在庫から商品が確保され、実際にユーザの指定した配送先に商品が配送中であるという状況を知ることができる。ここで、上記の配信状況通知メールには、ユーザが購入した商品の「商品名」と上述した「配送状況」のみが記載されているものとする。
(オンラインショッピングサービスにおける処理の流れ)
次に、携帯電話機13の処理の流れについて図3を用いて説明する。同図は携帯電話機13のユーザが上述のオンラインショッピングサービスを利用しており、上記オンラインショッピングサービスにおいて商品を購入し、上記発送状況等の通知メールを携帯電話機において受信した場合の手順を説明した処理フローである。
なお、この例においては、「特殊グループ」の設定については設定されていない場合の処理について説明する。図2に示した、アドレス情報管理テーブルに関連した通信先から、電子メールを着信した場合について説明する。
まず、S11において、携帯電話機13が、通信先であるオンラインショッピングサービスを提供するサーバ装置から、上記配送状況等の通知メールを受信する。ここで、通信先検知部71は上記通知メールの通信先情報を検知する。ここで、オンラインショッピングサービスから送信される通知メールが「xxx@xxx.xx.xx」であったとする。このとき、Webページ決定部72は、上記通信先情報によって特定される送信元メールアドレス(通信先情報)と対応付けて、記憶部51に記憶されているアドレス情報管理テーブルの中から、emailアドレス情報に上記送信元メールアドレス(通信先情報)である「xxx@xxx.xx.xx」と一致するemailアドレスの項目が存在するアドレス情報管理テーブルを検索する。
そして、図2に示すアドレス情報管理テーブルを検出し、さらに、特定のWEBアドレスにアクセスすべきか否かを判定する(S12)。具体的には、検出されたアドレス情報管理テーブルに関して、「WEBアクセス情報」の「WEBアドレス」の項目に「www.○○○.co.jp/aaa/bbb/ccc」というURLが設定されているため、上記送信元メールアドレスからのメール受信に対応して、上記URLの示すWebページを取得するべきであると判断する(S12においてYES)。ここで、「www.○○○.co.jp/aaa/bbb/ccc」は、上記オンラインショッピングサービスが、サービスを提供しているWebページであるとする。また、「WEB接続用ID」、「WEB接続用PASSWORD」、「特定WEBアクセス用ID」、「特定WEBアクセス用PASSWORD」、「リクエストパラメータ」の項目については、上記パーソナルページにアクセスするための設定であるとする。
そして、S13において、Webページ決定部72がWebアクセス情報に基づいてアクセスするべきWebページを決定し、Webブラウザ制御部73が、Webブラウザを起動し、URL「www.○○○.co.jp/aaa/bbb/ccc」が示すWebページにアクセスするよう指示する。このとき、上記Webページが要求する認証情報として、「WEB接続用ID」、「WEB接続用PASSWORD」、「特定WEBアクセス用ID」、「特定WEBアクセス用PASSWORD」、「リクエストパラメータ」を用いる。そして、ブラウザ制御部73がWebページを取得した後、処理は終了する。
一方、S12において、「WEBアクセス情報」の「WEBアドレス」にURLが設定されおらず、Webページを取得すべきでないと判断した場合(S12においてNO)は、従来の通常のメール受信を行い(S14)、その後、処理は終了する。
上記のような、データをアドレス情報管理テーブルとして登録しておくことで、ショッピングサイトからの配送状況通知メール受信時に、携帯電話機13においてWebブラウザが起動し、上記ショッピングサイトのパーソナルページにアクセスすることが可能である。このため、ユーザは、上記配送状況通知メール受信時に、メールの情報だけでなく、パーソナルページの配送状況に関する詳細な情報を参照することができ、最近購入した商品に関する情報や、支払い状況や、配送状況について同時に知ることができる。また、パーソナルページには、アドレス情報管理テーブルのWebアクセス情報に予め登録されている情報に基づいてアクセスすることが可能である。そのため、携帯電話機13が、上記のように配送状況通知メールを受信し、パーソナルページへのWebアクセスする場合において、ユーザはログインIDやパスワードといった認証項目を入力する必要がない。その結果、ユーザに対しより一層の利便性を図ることができる。
(オンラインゲームサービス)
次に、携帯電話機のWEBブラウザからアクセス可能な、オンラインゲームサービスについて、本発明に係る携帯電話機13の適用する場合の例を説明する。
ここで、オンラインゲームサービスについて図4を参照しながら説明する。同図は、オンラインゲームを利用する形態を表す概略図である。一般的に、オンラインゲームサービスは、サービス提供者がサービス提供のための、サーバ装置を有し、ユーザがサービス利用のために必要な、ログインIDはじめとする認証情報の発行を受け付けている。上記のようなオンラインゲームサービスは、サービスによっては、利用に際してユーザに料金を課金するものもある。そして、ユーザが、ログインIDといった認証IDを、上記サービスにおいて登録することで、通信ネットワークを介して、サービスの提供するゲームに参加できるようになるサービスのことをいう。
そして、図4の(a)および(b)に示すように、ユーザはゲームに参加し、個人でゲームを楽しむのみならず、他の参加者と協力してゲームを進行したり、他の参加者等とのコミュニケーションも同時に楽しんだりすることができ、このような参加者同士のコミュニケーションがオンラインゲームサービスの醍醐味ともなっている。オンラインゲームサービスで知り合った参加者同士が、オンラインゲームサービス上だけでなく、現実の生活においても、お互いに会ったり、連絡を取り合ったりするという人間関係を形成することも多い。
また、サービス提供のシステム形態としては、図4の(b)に示すように、PCにサービスを受けるための専用のソフトウェアをインストールし、そのソフトウェアを起動し、インターネットに接続することで、サービス提供サーバにアクセスするという形態が多く見られる。図4の(b)に示すように、ユーザはオンラインゲームサービス上のキャラクター21を操作し、他のユーザのキャラクター22と、コミュニケーションし協力してゲームを進めることができる。
さらに、近年においては、図4の(a)に示すように、携帯電話機にサービス利用のためのソフトウェアをインストールし、携帯電話機の通信機能を通じて利用可能なサービスも登場しており、携帯電話から気軽にサービスを利用できるようになってきている。図4の(a)に示すように、ユーザは携帯電話機の通信機能を通じて、オンラインゲームサービスに参加し、キャラクター21を操作することができる。また、多人数が参加するオンラインゲームサービスにおいては、ユーザは、他のキャラクター22とコミュニケーションしながらゲームを進めることもできるようになってきている。
また、オンラインゲームサービスの中には、専用のソフトウェアをインストールすることなく、Webブラウザからアクセス可能なものも登場してきている。代表的なものとしては、米国のリンデン・ラボ社がサービスを提供している「セカンド・ライフ(登録商標)」が挙げられる。上記のサービスにおいては、ユーザが操作可能な、オンラインゲームサービス上のキャラクターのことを「アバター」と呼び、この「アバター」の外見を自由に変更することができる。例えば、自分の姿とそっくりな外見をもつ「アバター」を作成可能である。そのため、ゲームに対し深い没入感を得ることができ人気を博している。
以下においては、上記のようなオンラインゲームサービスに関連した、本発明に係る携帯電話機13の適用例を開示する。
まず、携帯電話機13の記憶部51に記憶されるアドレス情報管理テーブルについて、図5を用いて説明する。図5は図2に示したようなアドレス情報管理テーブルとは、さらに別のアドレス情報管理テーブルである。
図2に示すアドレス情報管理テーブルとの設定内容に差異のある項目は、「名前」、「よみ」、「電話番号情報」、「emailアドレス情報」、「グループ」、「特殊グループ」、「WEBアクセス情報」、「スピーカホン設定」、「ブラウザ起動指示情報」、「画面キャプチャ設定」、および「データ中継指示情報」である。
(オンラインゲームサービスに適用されるアドレス情報管理テーブル、特殊グループ管理テーブル)
図5に示すアドレス情報管理テーブルは、「名前」に「B」、「よみ」に「びい」、「電話番号情報」の電話番号1に「050−1357−12xx」、「emailアドレス情報」のEメールアドレス1に「online@***.ne.jp」、「グループ」のグループIDに「01」、グループ名に「友人」、「特殊グループ」は「ON」で、「特殊グループ名」には「WEB家族」、が設定されており「WEBアクセス情報」、「スピーカホン設定」、「ブラウザ起動指示情報」、「画面キャプチャ設定」、および「データ中継指示情報」は何も設定されていない。
次に、携帯電話機13の記憶部51に記憶される特殊グループ管理テーブルについて、図6および図7を用いて説明する。図6は特殊グループを管理するための特殊グループ管理テーブルの設定例を示す図である。
特殊グループ管理テーブルは、特殊グループごとに、WEBブラウザの起動等に関連する設定を規定するものである。各特殊グループに対し、それぞれ1つの特殊グループ管理テーブルが対応する。
同図によると、特殊グループ管理テーブルは、「特殊グループ登録名」、「WEB立ち上げ設定」、「対象」、「表示方法」、「WEBアクセス情報」、「スピーカホン設定」、「ブラウザ起動指示情報」、「画面キャプチャ設定」、および「データ中継指示情報」の項目を含む。
「特殊グループ登録名」は、上記アドレス情報管理テーブルの「特殊グループ名」の項目において設定される特殊グループの名称を規定するものである。図6においては、「WEB家族」が設定されている。
「WEB立ち上げ設定」は、上記「特殊グループ登録名」をもつ特殊グループの特殊グループ管理テーブルを有効とするか否かを示すものである。「WEB立ち上げ設定」には、特殊グループ管理テーブルが有効であることを示す「ON」、あるいは無効であることを示す「OFF」の何れかの値を設定できる。
「対象」は、さらに従属項目として、「電話番号設定」、「電話番号」、「メールアドレス設定」、「メールアドレス」、「その他の通信」のを含む。
「電話番号設定」は、以下に説明する「電話番号」という従属する項目に設定される設定内容が有効であるか否かを示すものである。「電話番号設定」には、「電話番号設定」が有効であることを示す「ON」、あるいは無効であることを示す「OFF」の何れかの値を設定できる。
「電話番号」は、複数の電話番号を設定できる項目であって、上記特殊グループに所属する電話番号を設定できる項目である。「電話番号」には、「090−1234―12xx」、「060−2468−12xx」、「050―1357−12xx」の3つの電話番号が設定されており、これらは特殊グループ「WEB家族」に所属することを示している。
「メールアドレス設定」は、以下に説明する「メールアドレス」という従属する項目に設定される設定内容が有効であるか否かを示すものである。「メールアドレス設定」には、「メールアドレス設定」が有効であることを示す「ON」、あるいは無効であることを示す「OFF」の何れかの値を設定できる。
「メールアドレス」は、複数のemailアドレスを設定できる項目であって、上記特殊グループに所属するemailアドレスを設定できる項目である。
「メールアドレス」には、「online@***.ne.jp」が設定され取り、このemailアドレスが特殊グループ「WEB家族」に所属することを示している。
「その他通信」は、上記の電話、電子メール以外の通信方法によってデータ通信が行われた場合の通信先識別情報を格納するものである。
「表示方法」は、データ通信時の表示部59におけるWEBブラウザの画面表示方法を設定するものであり、さらに「全画面」、「2画面」、「表示するプロフィール画面」という従属する項目を含む。
「全画面」は、表示部59の表示領域全域を使用する設定である。全画面表示を行う「ON」、全画面表示を行わない「OFF」の何れかの値を設定することができる。
「2画面」は、表示部59の表示領域を長辺の中央部分において長辺方向に対し垂直に分割し、仮想的な2つの表示領域を得る設定である。「2画面」の項目には、以下の何れかの設定が可能である。
まず、「OFF」は2画面の表示をしない設定である。
次に、2画面の表示をする設定について説明する。まず、「ON 1」は、一方の画面にWEBブラウザの画面を表示し、他方の画面に待ち受け画面を表示する設定である。
そして、一方の画面にWEBブラウザの画面を表示し、他方の画面に直前の画面を表示する「ON 2」、一方の画面にWEBブラウザの画面を表示し、他方の画面に電子メールの確認画面を表示する「ON 3」という設定がある。
また、「ON 4」は、一方の画面にWEBブラウザの画面を表示し、他方の画面にアドレス情報管理テーブルの項目を、通信先のプロフィールとして画面に表示する設定である。
最後に、「ON 5」は詳細にユーザが画面表示設定をカスタマイズできる設定である。
なお、本実施の形態において、「2画面」の「ON 1」〜「ON 5」の設定において、表示領域の長辺方向に対して、垂直に分割するとしたが、短辺方向に対して、垂直に分割するようにしてもよい。また、WEB「ON 1」〜「ON 5」の設定は、上記「全画面」の「ON」設定とは同時に設定できない。
「表示するプロフィール画面」は、表示部59にアドレス情報管理テーブルを表示するか否かの設定である。「表示するプロフィール画面」には、上記「2画面」の設定において「ON 4」を設定した場合に、設定することができる。上記「対象」に該当する通信先のアドレス情報管理テーブルを表示する場合の「ON 1」、上記「対象」において、IP電話として登録されている電話番号に該当する対象のみ表示する場合の「ON 2」、アドレス情報管理テーブルを表示しない場合の「OFF」のうち何れかの値を設定できる。
また、「表示するプロフィール画面」には、それぞれ「全画面」、「2画面」、「表示するプロフィール画面」に「OFF」、「ON 3」、「ON 1」が設定されている。なお、上記の「2画面」の項目の設定においては、携帯電話機13の記憶部51に記憶されている、画像情報や、動画情報といった各種コンテンツを表示させてもよい。
図6における、「WEBアクセス情報」(Webアクセス情報)、「スピーカホン設定」、「ブラウザ起動指示情報」、「画面キャプチャ設定」、「データ中継指示情報」の項目に設定できる内容については、アドレス情報管理テーブルの対応する項目と同様であるので説明を省略する。
「WEBアクセス情報」の「WEBアドレス」には、「www.○○○.co.jp/aaa/bbb/ccc」、「WEB接続用ID」には「ID03」、「WEB接続用PASSWORD」には「PASSWORD3」、「特定WEBアクセス用ID」には「ID04」、「特定WEBアクセス用PASSWORD」には「PASSWORD4」、「リクエストパラメータ」として「xxxxxxx」が設定されている。
また、「スピーカホン設定」には「ON」、「ブラウザ起動指示情報」は「ON」が設定されており、「ブラウザ起動機器特定情報」として、「IP:xxx.xxx.xxx.xxx」、「画面キャプチャ設定」には、「ON」、「データ中継指示情報」は、「ON」が設定されており、「データ中継機器特定情報」として、「IP:xxx.xxx.xxx.xxx」、がそれぞれ設定されている。
次に、特殊グループ管理テーブルのさらに別の設定例について図7を参照しながら説明する。同図は特殊グループ管理テーブルの設定の一例を示す図である。同図において、「特殊グループ登録名」には「ネットショップ」、「WEB立ち上げ設定」には「ON」、「対象」には、「電話番号設定」として「ON」、「電話番号」として「090−5678−12xx」、「060−0246−12xx」、「メールアドレス設定」として「ON」、「メールアドレス」として「gaming@***.com」が設定されている。また、「表示方法」には、「全画面」として「OFF」、「2画面」として「ON 5」、「表示するプロフィール」として「ON 1」が設定されている。
また、「WEBアクセス情報」には、「WEBアドレス」として「www.○○○.com/aaa/bbb/ccc」、「WEB接続用ID」には「ID05」、「WEB接続用PASSWORD」には「PASSWORD5」、「特定WEBアクセス用ID」には、「ID06」、「特定WEBアクセス用PASSWORD」には「PASSWORD6」、「リクエストパラメータ」として「xxxxxxx」が設定されている。
また、「スピーカホン設定」には「OFF」、「ブラウザ起動指示情報」は「OFF」が設定されており、「画面キャプチャ設定」には、「OFF」、「データ中継指示情報」は、「OFF」がそれぞれ設定されている。
(特殊グループ管理テーブルが設定されている場合のWebページ決定部72の動作)
ここで、上記のような特殊グループ管理テーブルが設定されていた場合の、Webページ決定部72の動作について詳しく説明する。Webページ決定部72は、特殊グループ管理テーブルが設定されている場合は、通信先検知部71から転送される通信先情報に対応付けて、記憶部51を参照し、一致する通信先情報を含むアドレス情報管理テーブルを検知する。そして、上記アドレス情報管理テーブルに関してさらに、「特殊グループ」、「Webアクセス情報」、「ブラウザ起動指示情報」、「画面キャプチャ設定」、「データ中継指示情報」の項目を読み出す。
そして、このとき「特殊グループ」の項目について「ON」が設定されていれば、Webページ決定部72は、「特殊グループ名」に対応する特殊グループ管理テーブルをさらに参照する。
そして、Webページ決定部72は、「Webアクセス情報」、「ブラウザ起動指示情報」、「画面キャプチャ設定」、「データ中継指示情報」の項目について、アドレス情報管理テーブルに設定がなかった場合は、特殊グループ管理テーブルにおける対応する項目を読み出し、これに読み替える。
例えば、アドレス情報管理テーブルにおいて「Webアクセス情報」の設定がなかった場合、特殊グループ管理テーブルを参照し、特殊グループ管理テーブルの「Webアクセス情報」を採用する。なお、ここで、アドレス情報管理テーブルにも、特殊グループ管理テーブルにも上記の項目について設定がなかった場合、いわゆるデフォルトの動作設定をするためのテーブルを記憶部51に設け、Webページ決定部72が参照できるようにしてもよい。
そして、Webページ決定部72は、アドレス情報管理テーブルあるいは特殊グループ管理テーブルの「Webアクセス情報」の設定内容を参照し、「WEBアドレス」が設定されていれば、特定のWEBページを起動すべき通信先とのデータ通信であると判定する。
そして、Webページ決定部72は、アドレス情報管理テーブルあるいは特殊グループ管理テーブルの「ブラウザ起動指示情報」を確認し「OFF」が設定されていた場合、アドレス情報管理テーブルあるいは特殊グループ管理テーブルの「Webアクセス情報」の設定内容をWebブラウザ制御部73に転送し、アドレス情報管理テーブルあるいは特殊グループ管理テーブルの「画面キャプチャ設定」を画面キャプチャ部74に転送する。
一方、ブラウザ起動指示情報に「ON」が設定されていた場合、Webページ決定部72は、アドレス情報管理テーブルあるいは特殊グループ管理テーブルの「Webアクセス情報」と「ブラウザ起動指示情報」をWebブラウザ起動指示部75に転送する。さらに、ここで、アドレス情報管理テーブルあるいは特殊グループ管理テーブルの「データ中継指示情報」を確認し「ON」が設定されていた場合、Webページ決定部72は、データ中継指示部76にデータ中継指示情報を送信する。
ここで、「特殊グループ」の項目について「OFF」が設定されていた場合の、Webページ決定部72の動作についてさらに説明する。この場合、Webページ決定部72は、通信先検知部71から転送される通信先情報に一致する「対象」の設定がないか、各特殊グループ管理テーブルから検索する。そして、Webページ決定部72は、一致する「対象」を含む特殊グループ管理テーブルが存在した場合、該特殊グループ管理テーブルから、「Webアクセス情報」、「ブラウザ起動指示情報」、「画面キャプチャ設定」、「データ中継指示情報」の項目を読み出す。
例えば、電話番号が「090−1234−12xx」である通信先から電話着信する場合、図6に示す特殊グループ管理テーブルの「電話番号」には「090−1234−12xx」が設定されているため、Webページ決定部72はこの特殊グループ管理テーブルの「Webアクセス情報」、「ブラウザ起動指示情報」、「画面キャプチャ設定」、「データ中継指示情報」の項目を読み出す。
上記のようにして、読み出された項目は、上述したようにアドレス情報管理テーブルの対応する項目に設定がなかった場合の読み替えに使用される。
(オンラインゲームにおける処理の流れ)
次に、携帯電話機13の処理の流れについて図8を用いて説明する。図8は、携帯電話機13に対して、他の携帯電話機から電話を着信あるいは発信する場合の携帯電話機13の処理手順について説明した動作フローである。以下においては、まず着信の場合について説明する。
まず、携帯電話機13が他の携帯電話機から電話通信を着信する(S21)。そして、Webページ決定部72が、他の携帯電話の電話番号(通信先情報)に対応するアドレス情報管理テーブルあるいは対応する特殊グループ管理テーブルの「WEBアクセス情報」の「WEBアドレス」の項目を参照し、この項目に値が設定されていない場合は(S22においてNO)、携帯電話機13は通常の着信動作を行い(S24)、その後、処理は終了する。
一方で、上記「WEBアドレス情報」に値が設定されていた場合(S22においてYES)はさらに、Webページ決定部72が、電話番号(通信先情報)に対応するアドレス情報管理テーブルあるいは対応する特殊グループ管理テーブルの「ブラウザ起動指示情報」を参照し、「ブラウザ起動機器特定情報」が設定されているかどうかを判定する。
ここで、上記「ブラウザ起動指示情報」にブラウザを起動する機器が設定されていた場合(S23においてYES)、Webブラウザ起動指示部75が、上記「ブラウザ起動指示情報」の「ブラウザ起動機器特定情報」によって特定される機器と接続が確立されていることを確認し、近距離無線通信によって連携が可能である場合(S25においてYES)は、指定された機器においてWEBブラウザを起動するよう指示する(S26)。
一方で、上記「ブラウザ起動指示情報」において、「ブラウザ起動機器特定情報」が設定されていたにもかかわらず(S23においてYES)、特定された機器と連携が不可能であると判断された場合(S25においてNO)は、携帯電話機13は通常の着信を行い、その後、処理は終了する。
また、上記「ブラウザ起動指示情報」において、「ブラウザ起動機器特定情報」が設定されていなかった場合(S23においてNO)には、ブラウザ制御部73が、所定の設定に基づいて、アクセスすべきWEBページにアクセスする(S27)。ここで、「スピーカホン設定」において「ON」が設定されていた場合(S28においてYES)、携帯電話機13は、ユーザが画面を見ながら通話が可能なように、音声の入出力を調整する(S29)。一方、「スピーカホン設定」が「OFF」である場合は、処理は終了する。
なお、S26およびS27において、「画面キャプチャ設定」が「ON」であれば、画面キャプチャ部74がWebページのイメージ画像を取得する。上記のような設定にしておけば、イメージ画像を常に最新のものに更新することができる。
上記の処理の流れを、次のような状況に適用した場合について説明する。すなわち、ユーザAの携帯電話機13において、ユーザBの他の携帯電話機からの電話を着信する状況について説明する。ユーザAとユーザBは、上述したようなオンラインゲームサービスを受けており、オンラインゲームサービス上で知り合った仲であるとする。携帯電話機13の記憶部51は、図5で示したアドレス情報管理テーブル、図5および図6において示した特殊グループ管理テーブルを記憶しているものとする。また、他の携帯電話機の電話番号は「050−6789−01xx」であり、これは、図5で示した、アドレス情報管理テーブルの「電話番号情報」に含まれる。また、図6の特殊グループ管理テーブルにおける「WEBアクセス情報」は、上記において説明したオンラインゲームサービス上の特定の場所を示すものとする。
この場合、他の携帯電話機から、電話着信を受けた携帯電話機13は、相手の電話番号である「050−6789−01xx」を検知し、記憶部51から対応するアドレス情報管理テーブルを取得する。そして、「Web家族」の特殊グループ管理テーブルの「WEBアクセス情報」を用いて、ブラウザを起動し、図4の(b)に示すような、オンラインゲーム上の特定の場所を示すWebページにアクセスすることができる。また、同時に、スピーカホンの機能を用いて通話を楽しむことができる。そして、上記のWebページはイメージ画像として携帯電話機13に保存され、後に参照することができる。
なお、前述の「2画面」の項目において、「ON 4」を設定しておくことで、電話受信時において表示部59において表示する、2つ画面が表示される。そのうち一方の画面に、通信先のプロフィールが表示されることとなる。また、本実施の形態においては、プロフィール画面において、上記「画面キャプチャ設定」を「ON」に設定することで、取得される画面イメージが表示されるものとする。そのため、このように設定しておくことで、電話受信時において、通信先の相手が使用するオンラインゲームサービス上のキャラクターについて最新のイメージ画像(通信先属性情報)を表示させることができ、オンラインゲームサービスの雰囲気を損なうことがない。
このように、普段はオンラインゲームサービス上で、コミュニケーションを取る間柄の相手と電話をするとき、オンラインゲームサービス上の特定の場所を示すWebページを携帯電話機13によって表示することができるので、ゲームに対する没入感をより一層深くすることができる。
(電話発信時における処理の流れ)
なお、携帯電話機13から、他の携帯電話機に対し電話をかける場合の携帯電話機13の処理手順について、図8を用いて説明すると以下の通りになる。
まず、携帯電話機13が他の携帯電話機に対して電話発信する(S21)。そして、Webページ決定部72が、他の携帯電話の電話番号(通信先情報)に対応するアドレス情報管理テーブルあるいは対応する特殊グループ管理テーブルの「WEBアドレス情報」を参照し、値が設定されていない場合は(S22においてNO)、携帯電話機13は通常の発信動作を行い(S24)、その後、処理は終了する。
一方で、上記「WEBアドレス情報」に値が設定されていた場合(S22においてYES)はさらに、Webページ決定部72が、電話番号(通信先情報)に対応するアドレス情報管理テーブルあるいは対応する特殊グループ管理テーブルの「ブラウザ起動指示情報」を参照し、「ブラウザ起動機器特定情報」が設定されているかどうかを判定する。ここで、上記「ブラウザ起動指示情報」にブラウザを起動する機器が設定されていた場合(S23においてYES)、Webブラウザ起動指示部75が、上記「ブラウザ起動指示情報」と接続が確立されていることを確認し、近距離無線通信によって連携が可能である場合(S25においてYES)は、指定された機器においてWEBブラウザを起動するよう指示する(S26)。
一方で、上記「ブラウザ起動指示情報」において、「ブラウザ起動機器特定情報」が設定されていたにもかかわらず(S23においてYES)、指定された機器と連携が不可能であると判断された場合(S25においてNO)は、携帯電話機13は通常の発信を行い(S24)、その後、処理は終了する。
また、上記「ブラウザ起動指示情報」において、「ブラウザ起動機器特定情報」が設定されていなかった場合(S23においてNO)には、ブラウザ制御部73が、所定の設定に基づいて、アクセスすべきWEBページにアクセスする(S27)。ここで、「スピーカホン設定」において「ON」が設定されていた場合(S28においてYES)、携帯電話機13は、ユーザが画面を見ながら通話が可能なように、音声の入出力を調整する(S29)。一方、「スピーカホン設定」が「OFF」である場合は、処理は終了する。なお、S26およびS27において、「画面キャプチャ設定」が「ON」であれば、画面キャプチャ部74がWebページのイメージ画像を取得する。
なお、S26において、データ中継指示部76が、データ通信は携帯電話機13の電話の発信処理であって、「データ中継指示情報」が「ON」と判定された場合は、「データ中継機器特定情報」によって特定される機器に対して音声通話データを転送し、上記特定される機器を介して通話ができるよう機器に指示するという処理を行ってもよい。
ここで、ユーザAの携帯電話機13から、ユーザBの他の携帯電話機に対して電話発信する例を説明する。また、以下の説明においては、図5におけるアドレス情報管理テーブルの「特殊グループ名」において、「Web家族」を「Webゲーム」と読み替える。それ以外の設定については前述のとおりとする。なお、図7の「Webゲーム」の特殊グループ管理テーブルにおいて「ブラウザ起動指示情報」の「ブラウザ起動機器特定情報」に設定されている機器はIPアドレス「xxx.xxx.xxx.xxx」が割り振られた、IP電話機能を備えたPCであるとする。「データ中継指示情報」に含まれる「データ中継機器特定情報」に指定されている機器についても同様とする。
このような状況の場合、携帯電話機13から他の携帯電話に対し電話発信を行うと、携帯電話機13は、発信する相手の電話番号である「050−6789−01xx」を検知し、記憶部51から対応するアドレス情報管理テーブルを読み出す。そして、「特殊グループ登録名」が「Webゲーム」である特殊グループ管理テーブルの「WEBアクセス情報」を参照し、アクセスすべきWebページを決定する。
なお、上記の電話発信の動作は、前述の〔記憶部のデータ詳細・アドレス情報〕において説明したアドレス情報管理テーブルの一覧表示から行ってもよい。
そして、「ブラウザ起動指示情報」の「ブラウザ起動機器特定情報」が特定するPCに対して、Webブラウザを起動し、上記アクセスすべきWebページを表示するよう指示する。このようにして、図4の(a)に示すような、オンラインゲーム上の特定の場所を示すWebページにアクセスすることができる。また、ここで「データ中継指示情報」が「ON」となっているので、データ中継指示部76が近距離無線通信部62を介して「データ中継機器特定情報」によって特定されるPCに対して通話の音声を転送する。このため、PCを介した通話が可能となる。また、このとき携帯電話通信網以外の通信を行っている旨を、携帯電話機13が報知するようにしてもよい。例えば、携帯電話通信網以外の通信を行っていることを示すために、所定のアイコンを表示部59等に表示するようにしてもよいし、報知部60が備えるLEDなどのインディケータを所定の色に発光させるようにしてもよい。
なお、本実施の形態においては、データ中継指示部76において、音声データに関するデータ中継について開示したがこれに限られない。例えば、動画データなどのデータ中継をしてもよい。また、携帯電話13のインターネット機能によってIP電話網に接続し、上記のようにPCを介さずIP電話機能を利用できるように構成することも可能である。
以上のように、本発明に係るデータ通信処理機能を有する通信端末を、一例として、携帯可能な携帯通信端末である携帯電話機に適用した実施形態について説明したが、これに限られない。例えば、携帯通信端末は、いわゆるスマートフォンに代表されるような、データ通信処理機能を有するPDAであってもよい。
また、本発明に係る通信端末について、データ通信処理機能に採用される伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、赤外線、Bluetooth(登録商標)、無線LAN(Local Area Network)、携帯電話網などのうち一つもしくは任意の組み合わせを採用するによって、実現可能である。さらに、本発明に係る通信端末について、少なくとも1つ以上のデータ通信処理機能を備えるよう構成できることは明らかである。
また、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
最後に、携帯電話機13の各ブロック、特に制御部50は、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、携帯電話機13は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、上記プログラムを格納したROM(read only memory)、上記プログラムを展開するRAM(random access memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである携帯電話機13の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記携帯電話機13に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、携帯電話機13を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明によれば、データ通信時に通信端末が、通信先を特定する通信先情報を検知し、該通信先情報に対応付けられたWebアクセス情報によって、Webブラウザが起動すべきWebページを決定するので、データ通信時に多様な情報をユーザに対し提供することができるので、特に携帯電話機をはじめとする携帯通信端末に適用することができる。
本発明の実施形態に係る携帯電話機における制御部の要部構成を示すブロック図である。 上記携帯電話機における記憶部のアドレス情報管理テーブルのデータ構造を示す図である。 上記携帯電話機における処理の流れを示すフローチャートである。 上記携帯電話機の利用方法を示す概略図である。 上記携帯電話機における記憶部のアドレス情報管理テーブルのデータ構造を示す図である。 上記携帯電話機における記憶部の特殊グループ管理テーブルのデータ構造を示す図である。 上記携帯電話機における記憶部の特殊グループ管理テーブルのデータ構造を示す図である。 上記携帯電話機における処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
13 携帯電話機(通信端末)
50 制御部
51 記憶部(記憶部)
52 携帯電話用アンテナ部
53 携帯電話網通信部
54 音声処理部
55 音声入力部
56 音声出力部
57 データ処理部
58 操作部
59 表示部
60 報知部
61 近距離無線通信用アンテナ部
62 近距離無線通信部
71 通信先検知部(通信先検知手段)
72 Webページ決定部(リソース決定手段)
73 Webブラウザ制御部
74 画面キャプチャ部(キャプチャ手段)
75 Webブラウザ起動指示部(Webブラウザ起動指示手段)
76 データ中継指示部(データ中継指示手段)

Claims (14)

  1. データ通信処理機能を有する通信端末において、
    データの通信先を特定するための通信先情報を検知するための通信先検知手段と、
    上記通信先情報と、ネットワーク上のリソースにアクセスするためのアクセス情報との対応関係を記憶した記憶部を参照して、上記通信先検知手段により検知された通信先情報に対応するアクセス情報を読み出し、アクセスすべきリソースを決定するリソース決定手段とを備えることを特徴とした通信端末。
  2. 上記ネットワークは、IPネットワークであることを特徴とした請求項1に記載の通信端末。
  3. 上記リソース決定手段によって決定されたリソースにアクセスし、上記リソースの内容を通信端末が備える表示部に表示することを特徴とした請求項1または2に記載の通信端末。
  4. 上記アクセス情報はURLを含み、アクセスすべき上記IPネットワーク上のリソースは、該URLによって特定されるWebページであることを特徴とする請求項2に記載の通信端末。
  5. Webページの表示内容をキャプチャするキャプチャ手段を備えることを特徴とした請求項4に記載の通信端末。
  6. 上記通信先情報と関連付けて、上記キャプチャ手段によってキャプチャしたキャプチャ内容を記憶部に保存することを特徴とした請求項5に記載の通信端末。
  7. 上記キャプチャ手段によってキャプチャしたキャプチャ内容を、上記通信端末が備える表示部に表示することを特徴とした請求項5または6に記載の通信端末
  8. 上記記憶部は、上記通信先情報と対応付けて、Webページ上での上記通信先の属性を示す通信先属性情報を記憶していることを特徴とする請求項4から7の何れか1項に記載の通信端末。
  9. 上記記憶部は、さらに、上記通信先情報と対応付けて、Webブラウザを起動する指示となるブラウザ起動指示情報の送信対象となる機器を特定するためのブラウザ起動機器特定情報を記憶するものであり、
    上記リソース決定手段は、上記通信先検知手段により検知された通信先情報と対応付けて、上記ブラウザ起動機器特定情報を読み出すものであり、
    その読み出されたブラウザ起動機器特定情報により特定される機器に対して、上記ブラウザ起動指示情報および上記アクセス情報を送信するWebブラウザ起動指示手段を備えることを特徴とする請求項4から8の何れか1項に記載の通信端末。
  10. 上記記憶部は、さらに、下記データ中継機器特定情報を、上記通信先情報と対応付けて記憶するものであり、
    上記データ中継機器特定情報は、自端末から発信されるデータを上記通信先に中継する指示となるデータ中継指示情報の送信対象となる機器を特定するための情報であり、
    上記リソース決定手段は、上記データ中継機器特定情報を、上記通信先検知手段により検知された通信先情報と対応付けて、上記記憶部から読み出し、
    さらに、その読み出されたデータ中継機器特定情報により特定される機器に対して、上記データ中継指示情報を送信するデータ中継指示手段を備えることを特徴とする請求項4から8の何れか1項に記載の通信端末。
  11. 携帯可能な携帯通信端末であることを特徴とする請求項1から10の何れか1項に記載の通信端末。
  12. 請求項1から11までの何れか1項に記載の通信端末を動作させる通信端末制御プログラムであって、コンピュータを上記の各手段として機能させるための通信端末制御プログラム。
  13. 請求項12に記載の通信端末制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  14. データ通信処理機能を有する通信端末の制御方法において、
    データの通信先を特定するための通信先情報を検知するための通信先検知ステップと、
    上記通信先情報と、ネットワーク上のリソースにアクセスするためのアクセス情報との対応関係を記憶した記憶部を参照して、上記通信先検知ステップにより検知された通信先情報に対応するアクセス情報を読み出し、アクセスすべきリソースを決定するリソース決定ステップとを含むことを特徴とした通信端末の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014204350A (ja) * 2013-04-08 2014-10-27 パナソニック株式会社 携帯端末装置

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