JP2009104242A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示ユニットを閉じる際に表示ユニットおよび本体ユニットに加えられる衝撃を緩和することが可能な電子機器を提供する。
【解決手段】 電子機器は、本体ユニット12、表示ユニット13、ヒンジ機構14、付勢機構15、および緩和機構16を具備する。ヒンジ機構14は、回動軸33を含んでおり、回動軸33は、本体ユニット12に対して表示ユニット13が開いている第1の位置P1と、本体ユニット12に対して表示ユニット13が閉じている第2の位置P2との間で表示ユニット13を回動させる。付勢機構15は、第1の位置P1と第2の位置P2との間の位置にある表示ユニット13を第2の位置P2に向けて付勢する。緩和機構16は、付勢機構15とは独立に設けられるとともに、付勢機構15の付勢力を緩和する。
【選択図】図2

Description

本発明は、本体ユニットに対して表示ユニットを引き込むように付勢する付勢機構を備えた電子機器に関する。
本体ユニット、表示ユニット、およびこれらの間に設けられたヒンジ機構を備え、ヒンジ機構を中心に表示ユニットを開閉できるようにしたポータブルコンピュータが開示されている。このポータブルコンピュータでは、表示ユニットは、閉じる直前に本体ユニットに対して引き込まれるようになっている。ヒンジ機構は、カムの凸部を有するカム凸部品と、カムの凹部を有するカム凹部品と、カム凸部品をカム凹部品に向けて付勢するばねと、を有している。
このポータブルコンピュータでは、本体ユニットに対して表示ユニットを閉じる際に、カム凸部品の凸部は、ばねの作用によってカム凹部品の凹部に嵌りこむ。これによって、表示ユニットは、閉じる際に本体ユニット方向に引き込まれ、閉じた状態で保持される。このため、例えばユーザがポータブルコンピュータを折りたたんだ状態で持ち運ぶ際などに、表示ユニットが勝手に開いてしまうことが防止される(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−140152号公報
しかし、従来のポータブルコンピュータでは、上記のような引き込みによって表示ユニットに大きな力がかかるため、表示ユニットは本体ユニットに勢いよく衝突する。このため、内蔵するハードディスク装置や液晶ディスプレイなどに衝撃が繰り返し加えられることになり、長期的な視点でみた場合に、ポータブルコンピュータの信頼性に悪影響を及ぼす恐れがあった。また、勢いよく閉じる表示ユニットによって表示ユニットと本体ユニットとの間に指を挟む恐れがあった。
本発明の目的は、表示ユニットを閉じる際に表示ユニットおよび本体ユニットに加えられる衝撃を緩和することが可能な電子機器を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明の一つの形態に係る電子機器は、プリント回路板を有する本体ユニットと、ディスプレイを有する表示ユニットと、前記本体ユニットと前記表示ユニットとを連結するとともに、前記本体ユニットに対して前記表示ユニットが開いている第1の位置と、前記本体ユニットに対して前記表示ユニットが閉じている第2の位置と、の間で前記表示ユニットを回動させる回動軸を含んだヒンジ機構と、前記第1の位置と前記第2の位置との間の位置にある前記表示ユニットを前記第2の位置に向けて付勢する付勢機構と、前記付勢機構とは独立に設けられるとともに、前記付勢機構の付勢力を緩和する緩和機構と、を具備する。
本発明によれば、表示ユニットを閉じる際に表示ユニットおよび本体ユニットに加えられる衝撃を緩和することが可能な電子機器を提供できる。
以下に、図1から図6を参照して、本発明の電子機器の実施形態について説明する。
図1から図3に示すように、電子機器の一例であるポータブルコンピュータ11は、本体ユニット12と、表示ユニット13と、本体ユニット12と表示ユニット13とを連結するヒンジ機構14と、ヒンジ機構14に隣接して設けられた付勢機構15と、付勢機構15の付勢力を緩和するための緩和機構16と、を備えている。
図1に示すように、表示ユニット13は、液晶ディスプレイ21と、液晶ディスプレイ21の周囲を囲むカバー22と、カバー22に取り付けられた指紋認証装置23と、を有している。表示ユニット13は、ヒンジ機構14の後述する回動軸33によって、図1に示すような本体ユニット12に対して開いている第1の位置P1と、図6に示すような本体ユニット12に対して閉じている第2の位置P2と、の間で回動することができる。また、表示ユニット13は、ヒンジ機構14の後述する旋回軸34によって、図1に示すような液晶ディスプレイ21が正面を向いている第1の状態S1と、液晶ディスプレイ21が後方に向かっている第2の状態との間で、水平方向に旋回することができる。
図1と図5に示すように、本体ユニット12は、合成樹脂製の筐体24と、筐体24の内部に収容されたプリント回路板25と、筐体24に取り付けられたキーボード26、タッチパッド27およびボタン28と、筐体24の内部に収容されたハードディスク装置29と、を有している。プリント回路板25は、いわゆるメイン基板であり、例えばCPUなどの回路部品を実装している。筐体24は、プリント回路板25の周囲を取り囲んでいる。筐体24は、表示ユニット13に向かって突出した突出部24Aを有している。突出部24Aは、後述する回動軸33の軸線α上に突出している。
図2に示すように、ヒンジ機構14は、中央部に設けられた第1のヒンジ部31と、左右の両端部に一対に設けられた第2のヒンジ部32と、を有している。第1のヒンジ部31は、表示ユニット13を第1の位置P1と第2の位置P2との間で回動できるように支持する回動軸33と、表示ユニット13を略水平方向に旋回できるように支持する旋回軸34と、を有している。回動軸33は、その中心を通る軸線αを中心に自転することができる。旋回軸34は、その中心を通る軸線βを中心に自転することができる。なお、軸線βは、筐体24の上面の法線Aに対して、後方に傾いており、表示ユニット13の旋回する方向も水平方向に対して若干傾いている。
図3に示すように、第2のヒンジ部32は、回動軸33と同軸上に設けられた軸部35と、軸部35を支持する第1の軸受部36および第2の軸受部37と、第1の軸受部36に連続して設けられる第1のブラケット38と、軸部35の一方の端部に連続して設けられる第2のブラケット39と、を有している。第1のブラケット38は、筐体24に対してねじ止めされることで固定される。第2の軸受部37は、図示しないブラケットを介して筐体24に固定されている。第2のブラケット39は、表示ユニット13のカバー22に対してねじ止めされることで固定される。
軸部35は、例えば、ステンレス鋼によって形成されている。軸部35は、第2のブラケット39と連続する第1の部分35Aと、第1の軸受部36および第2の軸受部37によって支持される第2の部分35Bと、を有している。
第1の部分35Aは、第2の部分35Bに向かって突出する突起部42を含んでいる。第2の部分35Bは、突起部42が差し込まれる溝部43を含んでいる。第1の部分35Aの突起部42が第2の部分35Bの溝部43に差し込まれた状態では、第1の部分35Aが回転すると、第2の部分35Bも回転する。また、表示ユニット13が第1の状態S1から第2の状態に旋回する場合や、第2の状態から第1の状態S1に旋回する場合には、軸部35の第1の部分35Aは、差し込まれた状態にある第2の部分35Bから分離されるとともに、反対側の軸部35の第2の部分35Bに差し込まれる。
付勢機構15は、第1の位置P1と第2の位置P2との間の位置にある表示ユニット13を第2の位置P2に向けて付勢することができる。図3と図4に示すように、付勢機構15は、第2のヒンジ部32の軸部35と連続するように形成されたシャフト44と、シャフト44の基端に取り付けられたストッパ部材45と、シャフト44が回転する際に所定の摩擦力を付与する摩擦板46と、第1の軸受部36に形成されたカム部47と、カム部47に突き当てられる円盤状のカム部材48と、カム部材48をカム部47に向けて付勢する複数の皿ばね49と、皿ばね49をシャフト44に固定するための固定板50と、を有している。シャフト44は、断面略四角形に形成されている。ストッパ部材45は、表示ユニット13の回動角度を規制する。カム部47は、シャフト44を通すための円形の貫通孔47Aを有している。この貫通孔47Aに通されるシャフト44は、この貫通孔47Aに対して自由に回転することができる。一方、カム部材48および固定板50は、シャフト44の断面形状と略同形状の固定孔48A、50Aを有している。シャフト44が固定孔48A、50Aに通されると、カム部材48および固定板50は、シャフト44の回転に伴って一緒に回転する。
カム部材48は、凸面48Bを有しており、凸面48Bは、第1の位置P1と第2の位置P2の間の位置にある表示ユニット13に引き込み力を作用させる。また、カム部47は、凸面48Bが嵌め込まれる凹面47Bを有している。カム部材48およびカム部47は、それぞれ例えばステンレス鋼によって形成されている。表示ユニット13が第1の位置P1と第2の位置P2との間の位置にあるときに、カム部材48の凸面48Bは、皿ばね49の付勢力でカム部47の凹面47Bにはめ込まれる。この嵌めこみによって、表示ユニット13は、本体ユニット12のある方向、つまり、第2の位置P2に向かって付勢力を受ける。
図3に示すように、緩和機構16は、筐体24の突出部24Aの内部に収容されており、付勢機構15とは独立に設けられている。図2、図3、および図5に示すように、緩和機構16は、平板状の回転部材53を有している。回転部材53は、軸部35と一体に形成されており、軸部35から外側に向かって突出するように形成されている。回転部材53は、回動軸33の回転に伴って、軸線αを中心に回転することができる。緩和機構16は、回転する回転部材53によって押しつぶされる弾性体54を有している。弾性体54は、例えば、ステンレス鋼によって形成された板ばねで構成されている。弾性体54は、例えば、「V」字状に折れ曲がった形状をなしている。弾性体54は、筐体24の突出部24Aの内面に接着されている。
続いて、本実施形態のポータブルコンピュータ11において、緩和機構16の作用について説明する。緩和機構16は、付勢機構15の作用で表示ユニット13が本体ユニット12方向に引き込まれる際に、表示ユニット13の回動速度を低減する。これによって、緩和機構16は、表示ユニット13が本体ユニット12に突き当たる際の衝撃を緩和する。
図5に示すように、ユーザが閉じ動作を行って、表示ユニット13を第1の位置P1から第2の位置P2にしようとすると、付勢機構15は、表示ユニット13を本体ユニット12方向に向けて引き込む。そして、表示ユニット13が第2の位置P2に至る直前において、緩和機構16が作動を開始して、回動軸33の回転速度を減速する。具体的には、図5に示すように、回転部材53は、先端部の近傍において、弾性体54に当接する。表示ユニット13が回動を継続すると、回転部材53は軸部35を中心に回転し、弾性体54を徐々に押し潰す。これによって、表示ユニット13が第2の位置P2に至る際には、図6に示すように、弾性体54が押しつぶされた状態になる。また、表示ユニット13は、弾性体54が押しつぶされる反作用によって回動速度が緩和され、第2の位置P2に向かって緩やかに引き込まれる。
第1の実施形態によれば、ポータブルコンピュータ11は、プリント回路板25を有する本体ユニット12と、ディスプレイを有する表示ユニット13と、本体ユニット12と表示ユニット13とを連結するとともに、本体ユニット12に対して表示ユニット13が開いている第1の位置P1と、本体ユニット12に対して表示ユニット13が閉じている第2の位置P2と、の間で表示ユニット13を回動させる回動軸33を含んだヒンジ機構14と、第1の位置P1と第2の位置P2との間の位置にある表示ユニット13を第2の位置P2に向けて付勢する付勢機構15と、付勢機構15とは独立に設けられるとともに、付勢機構15の付勢力を緩和する緩和機構16と、を具備する。
この構成によれば、付勢機構15が設けられるため、例えば、表示ユニット13を第2の位置P2にして、ポータブルコンピュータ11を持ち運ぶ場合などに、表示ユニット13が自重によって勝手に開いてしまうことを防止できる。また、付勢機構15とは独立に緩和機構16を設けているため、付勢機構15の付勢力を適度に弱めることができる。これにより、表示ユニット13に強い付勢力が作用して、表示ユニット13が勢いよく本体ユニット12に衝突してしまう事態を防止できる。また、本実施形態では、弾性体54は、板ばねで構成されているので、板ばねの硬度を変更することによって、緩和機構16の利き具合を微調整できる。
この場合、緩和機構16は、表示ユニット13が第2の位置P2に至る直前に回動軸33の回転速度を減速する。この構成によれば、付勢機構15による表示ユニット13の引き込み作用を妨げることがなく、本体ユニット12に対して表示ユニット13が勢いよく閉じてしまうことを防止できる。
この場合、本体ユニット12は、プリント回路板25の周囲を取り囲む筐体24を有し、筐体24は、表示ユニット13に向かって突出する突出部24Aを含み、緩和機構16は、突出部24Aの内部に収容される。この構成によれば、緩和機構16が筐体24の外部に露出することがなく、緩和機構16を設けることでポータブルコンピュータ11の美観が損なわれることを防止することができる。
この場合、緩和機構16は、回動軸33の回転に伴って回転する回転部材53と、回転する回転部材53によって押しつぶされる弾性体54と、を有する。この構成によれば、緩和機構16を簡単な構造で構成することができる。また、弾性体54である板ばねの硬度を変更することによって、緩和機構16の利き具合を微調整することができる。これによって、設計変更などによって、表示ユニット13の重量が変化した場合などに柔軟に対応することができる。また、緩和機構16を構成する弾性体54は、突出部24Aの内部に収容されるため、弾性体54を設けたとしてもポータブルコンピュータ11の美観を損なうことがない。
この場合、本体ユニット12は、筐体24の内部に収容されるハードディスク装置29を有する。この構成によれば、表示ユニット13の引き込みによる衝撃が緩和されるため、ハードディスク装置29を筐体24内に設置したとしても、ハードディスク装置29に衝撃が加わることを防止することができる。これによって、ポータブルコンピュータ11の信頼性を向上することができる。
続いて、図7と図8を参照して、電子機器の第2の実施形態について、ポータブルコンピュータ61に適用した場合を例に説明する。第2の実施形態のポータブルコンピュータ61は、弾性体62の材質が第1の実施形態と異なっているが、他の部分は共通している。このため、主として第1の実施形態と異なる部分について説明し、第1の実施形態と共通する箇所については共通の符号を付して説明を省略する。
第2の実施形態の弾性体62は、例えば、方形のゴムまたはスポンジによって形成されている。ゴムまたはスポンジは、柔らかく、伸縮量の大きいものが用いられる。弾性体62は、第1の実施形態のものと同様に、表示ユニット13の回動に伴って回転する回転部材53によって押しつぶされる。
ユーザが表示ユニット13を第1の位置P1から第2の位置P2にしようとすると、付勢機構15は、表示ユニット13を本体ユニット12方向に引き込む。表示ユニット13が第2の位置P2に至る直前に、図7に示すように、回転部材53は、弾性体62のゴムまたはスポンジに突き当たる。表示ユニット13が回動を継続すると、回転部材53は軸部35を中心に回転し、弾性体62のゴムまたはスポンジが徐々に押し潰される。表示ユニット13が第2の位置P2に至ったときには、図8に示すように、弾性体62が押しつぶされた状態になる。表示ユニット13は、弾性体62が押しつぶされる反作用で回動速度が緩和され、第2の位置P2に向かって緩やかに引き込まれる。
第2の実施形態によれば、緩和機構16の弾性体62がゴムまたはスポンジで構成される場合であっても、表示ユニット13の回転速度を低減して、表示ユニット13が本体ユニット12に対して勢いよく衝突してしまうことを防止できる。また、ゴムやスポンジの硬度を変更することによって、緩和機構16の利き具合を微調整することができる。これによって、設計変更など表示ユニット13の重量が変更になった場合等に、柔軟に対応することができる。
次に、図9を参照して、電子機器の第3の実施形態について、ポータブルコンピュータ71に適用した場合を例に説明する。第3の実施形態のポータブルコンピュータ71は、ヒンジ機構72および緩和機構16の構成が第1の実施形態と異なっているが、他の部分は共通している。このため、主として第1の実施形態と異なる部分について説明し、第1の実施形態と共通する箇所については共通の符号を付して説明を省略する。
第3の実施形態のヒンジ機構72は、表示ユニット13を水平方向に旋回することはできず、第1の位置P1と第2の位置P2との間でのみ回動することができる。ヒンジ機構72は、中央部に配置された回動軸である第1のヒンジ部73と、左右の両端部に配置された第2のヒンジ部74と、を有している。第1のヒンジ部73は、棒状に形成された第1の軸部73Aと、第1の軸部73Aの両端部に固定された第1のブラケット73Bと、を有している。また、第2のヒンジ部74は、第2の軸部74Aと、第2の軸部74Aに回転可能に支持される第2のブラケット74Bおよび第3のブラケット74Cと、を有している。付勢機構15は、図示省略したが、第1の実施形態と同様のものが第2のヒンジ部74に隣接して設けられている。
緩和機構16は、第1のヒンジ部73に隣接して設けられている。緩和機構16は、平板状の回転部材53と、回転する回転部材53によって押しつぶされる弾性体54と、を有している。回転部材53は、第1のヒンジ部73の第1の軸部73Aと一体に形成されている。回転部材53は、第1の軸部73Aから外側に向かって突出するように形成されている。弾性体54は、第1の実施形態と同様の板ばねで構成されている。
ユーザが閉じ動作を行って、表示ユニット13を第1の位置P1から第2の位置P2にしようとすると、表示ユニット13は、付勢機構15によって本体ユニット12方向に引き込まれる。表示ユニット13が第2の位置P2に至る直前には、回転部材53が弾性体54に突き当たり、緩和機構16が作動を開始する。表示ユニット13が回動を継続すると、回転部材53は第1の軸部73Aの中心を通る軸線αを中心に回転し、弾性体54が徐々に押し潰される。表示ユニット13が第2の位置P2に至ったときには、弾性体54が押しつぶされた状態になる。表示ユニット13は、弾性体54が押しつぶされる反作用によって回動速度が緩和され、第2の位置P2に向かって緩やかに引き込まれる。
第3の実施形態によれば、第1のヒンジ部73に隣接して、中央部に緩和機構16を設ける場合であっても、緩和機構16によって、表示ユニット13が本体ユニット12に突き当たる際の衝撃を緩和できる。これによって、ポータブルコンピュータ71に強い衝撃が加わることを防止して、ポータブルコンピュータ71の信頼性を向上することができる。
電子機器は、上記実施形態に示したポータブルコンピュータ11、61、71用に限らず、例えば携帯情報端末のようなその他の電子機器に対しても実施可能である。その他、電子機器は、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できることは勿論である。
第1の実施形態に係るポータブルコンピュータを第1の位置で示す斜視図。 図1に示すポータブルコンピュータのヒンジ機構、付勢機構および緩和機構を示す断面図。 図2に示すヒンジ機構の第2のヒンジ部、付勢機構および緩和機構を示す斜視図。 図3に示す付勢機構を分解して示す斜視図。 図3に示す緩和機構が作動し始めた状態を示す断面図。 図3に示す緩和機構を、表示ユニットが第2の位置にある状態で示す断面図。 第2の実施形態にかかるポータブルコンピュータの緩和機構が作動し始めた状態を示す断面図。 図7に示す緩和機構を、表示ユニットが第2の位置にある状態で示す断面図。 第3の実施形態にかかるポータブルコンピュータのヒンジ機構、付勢機構および緩和機構を示す断面図。
符号の説明
11、61、71…ポータブルコンピュータ、12…本体ユニット、13…表示ユニット、14、72…ヒンジ機構、15…付勢機構、16…緩和機構、21…液晶ディスプレイ、24…筐体、24A…突出部、25…プリント回路板、29…ハードディスク装置、33…回動軸、53…回転部材、54、62…弾性体、P1…第1の位置、P2…第2の位置、α…軸線

Claims (5)

  1. プリント回路板を有する本体ユニットと、
    ディスプレイを有する表示ユニットと、
    前記本体ユニットと前記表示ユニットとを連結するとともに、前記本体ユニットに対して前記表示ユニットが開いている第1の位置と、前記本体ユニットに対して前記表示ユニットが閉じている第2の位置と、の間で前記表示ユニットを回動させる回動軸を含んだヒンジ機構と、
    前記第1の位置と前記第2の位置との間の位置にある前記表示ユニットを前記第2の位置に向けて付勢する付勢機構と、
    前記付勢機構とは独立に設けられるとともに、前記付勢機構の付勢力を緩和する緩和機構と、
    を具備することを特徴とする電子機器。
  2. 前記緩和機構は、前記表示ユニットが前記第2の位置に至る直前に前記回動軸の回転速度を減速することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記本体ユニットは、前記プリント回路板の周囲を取り囲む筐体を有し、
    前記筐体は、前記表示ユニットに向かって突出する突出部を含み、
    前記緩和機構は、前記突出部の内部に収容されることを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記緩和機構は、
    前記回動軸の回転に伴って回転する回転部材と、
    回転する前記回転部材によって押しつぶされる弾性体と、
    を有することを特徴とする請求項3に記載の電子機器。
  5. 前記本体ユニットは、前記筐体の内部に収容されるハードディスク装置を有することを特徴とする請求項4に記載の電子機器。
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