JP2009103619A - 生体計測装置 - Google Patents

生体計測装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009103619A
JP2009103619A JP2007276770A JP2007276770A JP2009103619A JP 2009103619 A JP2009103619 A JP 2009103619A JP 2007276770 A JP2007276770 A JP 2007276770A JP 2007276770 A JP2007276770 A JP 2007276770A JP 2009103619 A JP2009103619 A JP 2009103619A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
absorption coefficient
wavelength
medium
measurement site
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007276770A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5420163B2 (ja
JP2009103619A5 (ja
Inventor
Yukio Ueda
之雄 上田
Yutaka Yamashita
豊 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hamamatsu Photonics KK
Original Assignee
Hamamatsu Photonics KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hamamatsu Photonics KK filed Critical Hamamatsu Photonics KK
Priority to JP2007276770A priority Critical patent/JP5420163B2/ja
Priority to CN2008801129347A priority patent/CN101836104B/zh
Priority to US12/672,203 priority patent/US8279443B2/en
Priority to PCT/JP2008/068485 priority patent/WO2009054278A1/ja
Priority to EP08842020.3A priority patent/EP2204645B1/en
Publication of JP2009103619A publication Critical patent/JP2009103619A/ja
Publication of JP2009103619A5 publication Critical patent/JP2009103619A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5420163B2 publication Critical patent/JP5420163B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/17Systems in which incident light is modified in accordance with the properties of the material investigated
    • G01N21/47Scattering, i.e. diffuse reflection
    • G01N21/4795Scattering, i.e. diffuse reflection spatially resolved investigating of object in scattering medium
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/0059Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons using light, e.g. diagnosis by transillumination, diascopy, fluorescence
    • A61B5/0082Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons using light, e.g. diagnosis by transillumination, diascopy, fluorescence adapted for particular medical purposes
    • A61B5/0091Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons using light, e.g. diagnosis by transillumination, diascopy, fluorescence adapted for particular medical purposes for mammography
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/43Detecting, measuring or recording for evaluating the reproductive systems
    • A61B5/4306Detecting, measuring or recording for evaluating the reproductive systems for evaluating the female reproductive systems, e.g. gynaecological evaluations
    • A61B5/4312Breast evaluation or disorder diagnosis
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2201/00Features of devices classified in G01N21/00
    • G01N2201/08Optical fibres; light guides
    • G01N2201/0846Fibre interface with sample, e.g. for spatial resolution

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Gynecology & Obstetrics (AREA)
  • Reproductive Health (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Abstract

【課題】被計測部位の全体に対する腫瘍などの光吸収体の存在位置を計測できる生体計測装置を提供する。
【解決手段】生体計測装置10は、光学的インターフェース材20を保持する容器12と、互いに波長が異なる第1及び第2の光を光学的インターフェース材20に浸される被計測部位へ照射する光照射手段と、被計測部位からの拡散光を検出する光検出手段と、光検出手段からの出力信号に基づいて内部情報を算出する演算/制御部14とを備え、第1の光の波長λ1が、被計測部位の吸収係数と媒体の吸収係数とが実質的に等しい波長であり、第2の光の波長λ2が、被計測部位の吸収係数が媒体の吸収係数より大きい波長であり、演算/制御部14は、第1の光の拡散光に関する出力信号に基づいて内部情報を算出し、第2の光の拡散光に関する出力信号に基づいて被計測部位と光学的インターフェース材20との境界を算出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、生体計測装置に関するものである。
頭部や乳房といった生体の内部情報を非侵襲的に計測する装置として、生体の光吸収特性を利用して内部情報を得るものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このような計測装置においては、計測対象となる生体の部位に対して所定の照射位置から光を照射し、当該部位の内部を散乱されつつ伝播された光を所定の検出位置で検出し、その強度や時間波形などの測定結果から、当該部位の内部情報、すなわち当該部位の内部に存在する腫瘍などの光吸収体に関する情報を得ることができる。
また、特許文献1には、照射光の波長(計測波長)において被計測部位とほぼ同様の光学特性を有する媒体(以下、光学的インターフェース材という)を光の照射位置及び検出位置と被計測部位との間に介在させ、被計測部位の表面における光の反射や散乱等を防止して計測精度を高めることが記載されている。
特許第3771364号公報
しかしながら、前述したような光学的インターフェース材を光の照射位置と被計測部位との間に介在させた場合、計測波長においては被計測部位と媒体とがほぼ同様の光学特性を有するので、光の照射位置や検出位置と被計測部位の内部に存在する光吸収体との相対位置を精度よく計測することはできるが、光学的インターフェース材と被計測部位とを区別することが難しく、被計測部位の全体に対する当該光吸収体の存在位置を計測することが困難である。したがって、X線検査装置やMRI、超音波診断装置といった他の医用画像診断装置による計測結果との比較検討、或いは腫瘍の組織標本を取得するためのバイオプシ(生検針)を行うことが難しい。
本発明は、以上の問題点を鑑みてなされたものであり、被検者の被計測部位に光を照射し、拡散光を検出することにより被計測部位の内部情報を取得する生体計測装置において、被計測部位の内部情報に加え、被計測部位の全体に対する腫瘍などの光吸収体の存在位置を更に取得することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明による生体計測装置は、被検者の被計測部位に光を照射し、拡散光を検出することにより被計測部位の内部情報を取得する生体計測装置であって、光透過性の媒体を保持する容器と、容器に固定された複数の光出射端を有し、互いに波長が異なる第1及び第2の光を媒体に浸される被計測部位へ照射する光照射手段と、容器に固定された複数の光検出端を有し、被計測部位からの拡散光を検出する光検出手段と、光検出手段からの出力信号に基づいて内部情報を算出する演算手段とを備え、第1の光の波長が、被計測部位の吸収係数と媒体の吸収係数の平均値とが実質的に等しい波長であり、第2の光の波長が、被計測部位の吸収係数が媒体の吸収係数の平均値より大きい波長であり、演算手段は、第1の光の拡散光に関する出力信号に基づいて内部情報を算出し、第2の光の拡散光に関する出力信号に基づいて被計測部位と媒体との境界情報を算出することを特徴とする。
上記した生体計測装置においては、次の二種類の計測、すなわち内部情報計測及び輪郭計測を行うことができる。内部情報計測とは、媒体に浸された被計測部位へ向けて光照射手段が第1の光を照射し、その拡散光を光検出手段が検出し、その検出結果に基づいて演算手段が内部情報を算出するものである。輪郭計測とは、媒体に浸された被計測部位へ向けて光照射手段が第2の光を照射し、その拡散光を光検出手段が検出し、その検出結果に基づいて演算手段が被計測部位と媒体との境界情報(すなわち被計測部位の輪郭情報)を算出するものである。
第1の光の波長(λ1とする)においては、被計測部位の吸収係数(μabとする)と媒体の吸収係数(μaiとする)とが実質的に等しい(すなわちμab(λ1)=μai(λ1))。したがって、第1の光を用いた内部情報計測では、被計測部位の表面における光の反射や散乱等を防止して、光の照射位置及び検出位置を基準とする腫瘍などの光吸収体の位置や大きさを精度よく計測できる。一方、第2の光の波長(λ2とする)においては、被計測部位の吸収係数(μab)が媒体の吸収係数(μai)より大きい(すなわちμab(λ2)>μai(λ2))。したがって、第2の光を用いた輪郭計測では、光の照射位置及び検出位置を基準とする被計測部位の輪郭情報を精度よく計測できる。そして、内部情報計測の結果と輪郭計測の結果とを統合することによって、被計測部位の全体に対する光吸収体の存在位置が得られる。
このように、上記した生体計測装置によれば、被検者の被計測部位に光を照射し、拡散光を検出することにより被計測部位の内部情報を取得する装置において、腫瘍等の光吸収体の有無や大きさだけでなく、被計測部位の全体に対する光吸収体の存在位置を精度よく計測することができる。
また、生体計測装置は、第1の光に対する媒体の吸収係数が、第2の光に対する媒体の吸収係数より大きいことを特徴としてもよい。被計測部位の吸収係数μab(λ1)及びμab(λ2)が互いに同等である場合、このように媒体の吸収係数をμai(λ1)>μai(λ2)とすることにより、μab(λ1)=μai(λ1)且つμab(λ2)>μai(λ2)といった関係を好適に実現できる。或いは、被計測部位の吸収係数μab(λ1)がμab(λ2)より大きい場合であっても、媒体の吸収係数の差(μai(λ1)−μai(λ2))が被計測部位の吸収係数の差(μab(λ1)−μab(λ2))より大きくなるように、媒体の光吸収特性の調整や波長λ1,λ2の設定を行うことにより、μab(λ1)=μai(λ1)且つμab(λ2)>μai(λ2)といった関係を好適に実現できる。したがって、内部情報計測及び輪郭計測を好適に行うことができる。
また、生体計測装置は、第1の光に対する媒体の吸収係数と、第2の光に対する媒体の吸収係数とが実質的に等しいことを特徴としてもよい。被計測部位の吸収係数μab(λ1)がμab(λ2)より小さい場合には、このように媒体の吸収係数がμai(λ1)=μai(λ2)となるように媒体の光吸収特性の調整や波長λ1,λ2の設定を行ってもよい。これにより、μab(λ1)=μai(λ1)且つμab(λ2)>μai(λ2)といった関係を好適に実現できる。したがって、内部情報計測及び輪郭計測を好適に行うことができる。
本発明によれば、被検者の被計測部位に光を照射し、拡散光を検出することにより被計測部位の内部情報を取得する生体計測装置において、被計測部位の内部情報に加え、被計測部位の全体に対する腫瘍などの光吸収体の存在位置を計測できる。
以下、添付図面を参照しながら本発明による生体計測装置の実施の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本発明による生体計測装置の一実施形態を示すシステム構成図である。図2は、図1に示した生体計測装置の使用状態を表す図である。図3は、図1に示した生体計測装置が備える容器周辺の構成図である。本実施形態の生体計測装置10は、計測対象である被検者の被計測部位Bに光を照射し、拡散光(戻り光)を検出することにより被計測部位Bの内部情報(腫瘍の有無等)を取得する装置である。なお、本実施形態においては、図2に示すように被計測部位Bとして女性の乳房を想定している。
生体計測装置10は、光透過性の媒体である光学的インターフェース材20を保持しつつ被計測部位Bを導入する容器12と、互いに波長が異なる第1及び第2の光を容器12の内部に照射する光照射手段と、光照射手段からの光の照射により被計測部位Bから生じた拡散光を検出する光検出手段と、光検出手段からの出力信号に基づいて被計測部位Bの吸収係数の空間的分布を計算し、被計測部位Bの内部情報を算出する演算/制御部14(演算手段)とを備えている。
容器12は、被計測部位Bを十分に収容できる大きさを有しており、上面に開口部を持った円筒形状或いは半球形状となっている。容器12の内面には、n(nは2以上の整数)個の光出射/検出端16が互いに異なる位置に3次元的に配置されており、計測部(ガントリ)を構成している。n個の光出射/検出端16のそれぞれが有する光出射端からは、被計測部位Bへ向けて順に光が出射される。この光は被計測部位Bにおいて吸収及び拡散され、被計測部位Bから出た拡散光は、n個の光出射/検出端16それぞれの光検出端に入射する。なお、本実施形態では一組の光出射端及び光入射端から成る光出射/検出端16がn組配置されているが、光出射端および光検出端は互いに異なる位置に独立して設けられてもよい。
容器12は遮光性の材料からなり、光出射/検出端16以外から容器12の内部に光が入射することを防止している。さらに、容器12の開口部は、着脱可能な遮光板18によって覆われることができる。遮光板18が容器12の開口部に取り付けられると、開口部から容器12内部への光の入射が防止される。容器12の内面には、拡散光の反射を低減するための処理が施されていることが好ましい。例えば、容器12の内面は、黒色アルマイト処理されたアルミ材により形成されるとよい。或いは、容器12の内面は黒色の樹脂材料により形成されてもよい。
容器12の内部は、生体計測の際に光学的インターフェース材20によって満たされる。光学的インターフェース材20は、被計測部位Bと容器12との隙間を埋めることによって被計測部位Bの表面における光学特性の不連続性を減少させる役割を果たす液状の媒体であり、或る波長λ1において、光学的インターフェース材20の吸収係数μai(λ1)が被計測部位Bの吸収係数の平均値μab(λ1)と実質的に等しくなるように構成されている。更に、光学的インターフェース材20は、その散乱係数、屈折率、旋光度、偏光度等の光学特性のうち1つ以上の特性が、被計測部位Bの散乱係数の平均値、屈折率の平均値、旋光度の平均値、偏光度の平均値等と実質的に等しくなるように構成されていると尚好ましい。被計測部位Bが生体である場合における光学的インターフェース材20の一例としては、屈折率が生体とほぼ等しい水に、散乱係数についてはシリカ、イントラリピッド(脂肪乳剤)等、吸収係数については特定波長で特有の吸収係数を有するインク等、旋光度、偏光度についてはグルコースや果糖等を混合することにより、光学特性を被計測部位Bに近づけた溶液が用いられる。ここで、”実質的に等しい”とは、計測精度等の観点から同一あるいは同一とみなせることを意味する。
本実施形態の光照射手段は、前述したn個の光出射/検出端16それぞれが有する光出射端、光源22、および光スイッチ24によって構成されている。光源22としては、例えばレーザダイオードを使用することができる。本実施形態の光源22は、第1の光(波長λ1)、および第1の光とは波長が異なる第2の光(波長λ2)を出射可能なように構成されている。このような構成の例としては、波長可変レーザを使用するか、波長選択器を用いて使用波長を切り換えるか、或いは図4に示すように波長λ1,λ2(λ1≠λ2)の光をそれぞれ発生する光源40a,40bと、光源40a,40bを選択的に切り換えることにより波長を選択する光スイッチ42とを有する光源を用いることができる。また、第1及び第2の光それぞれの波長λ1,λ2としては、生体の透過率と定量すべき吸収体の分吸収係数との関係等から、700nm〜900nm程度の近赤外線領域の波長が好ましい。また、計測時間を短縮して被検者への負担を軽減するため、第1及び第2の光は僅かな時間差でもって出力されることが望ましい。
ここで、図5は、光学的インターフェース材20及び被計測部位Bの吸収係数μai,μabと光の波長λ1,λ2との関係の一例を示すグラフである。図5において、実線で示されるグラフG1は、光学的インターフェース材20の吸収係数μaiと光の波長との関係の一例(光学的インターフェース材20の吸収係数μaiが、波長が長くなるに従って大きくなる場合)を示している。また、破線で示されるグラフG2〜G4は、被計測部位Bの吸収係数の平均値μabと光の波長との関係の一例(被計測部位Bの吸収係数μabが、波長が長くなるに従って大きくなる場合、殆ど変化しない場合、及び小さくなる場合の3例)を示している。
図5に示すように、第1の光の波長λ1は、被計測部位Bの吸収係数の平均値μabと光学的インターフェース材20の吸収係数μaiとがほぼ等しくなる波長に設定される(すなわちμab(λ1)=μai(λ1))。また、第2の光の波長λ2は、被計測部位Bの吸収係数の平均値μabが光学的インターフェース材20の吸収係数μaiより大きくなる波長に設定される(すなわちμab(λ2)>μai(λ2))。図5に示す例では、グラフG1の傾きがグラフG2〜G4の傾きより大きいので、波長λ2は波長λ1より短い波長に設定される。
再び図1〜図3を参照する。前述した第1及び第2の光は、例えば連続光として光源22から出射される。光源22から出射されたこれらの光は、光出射/検出端16から被計測部位Bへ照射される。光スイッチ24は、1入力n出力の光スイッチであり、光源22から光源用光ファイバ26を介して光を入力し、この光を上記n個の光出射/検出端16それぞれに対して順に供給する。すなわち、光スイッチ24は、各光出射/検出端16に接続されたn本の出射用光ファイバ28を1本ずつ順に選択し、当該出射用光ファイバ28と光源22とを光学的に接続する。
本実施形態の光検出手段は、前述したn個の光出射/検出端16それぞれが有する光検出端と、n個の光出射/検出端16それぞれに対応するn個の光検出器30と、各光検出器の入力部前段に配置されたn個のシャッター32とによって構成されている。n個の光検出器30それぞれには、各光出射/検出端16の光検出端に入射した被計測部位Bからの拡散光が、検出用光ファイバ34を介して入力される。光検出器30は、対応する光出射/検出端16に到達した拡散光の光強度に応じてアナログ信号を生成する。光検出器30としては、光電子増倍管(PMT:Photomultiplier Tube)の他、フォトダイオード、アバランシェフォトダイオード、PINフォトダイオード等、様々なものを使用することができる。光検出器30は、波長λ1,λ2の波長成分を十分に検出できる分光感度特性を有していることが好ましい。また、被計測部位Bからの拡散光が微弱であるときは、高感度あるいは高利得の光検出器を使用することが好ましい。光検出器30の信号出力端には信号処理回路36が接続されており、信号処理回路36は、光検出器30から出力されたアナログ信号をA/D変換して拡散光の光強度に応じたディジタル信号を生成し、該ディジタル信号を演算/制御部14へ提供する。
演算/制御部14は、信号処理回路36から提供されたディジタル信号に基づいて、被計測部位Bの内部情報、および被計測部位Bと光学的インターフェース材20との境界情報に関する解析演算を行う演算手段である。演算/制御部14は、例えば、CPU(Central Processing Unit)といった演算手段及びメモリなどの記憶手段を有するコンピュータによって実現される。なお、演算/制御部14は、光源22の発光、光スイッチ24の動作及びシャッター32の開閉を制御する機能を更に有するとよい。また、演算/制御部14には記録/表示部38が接続されており、演算/制御部14における演算結果、すなわち被計測部位Bの内部情報、および被計測部位Bと光学的インターフェース材20との境界情報を可視化することが可能となっている。
被計測部位Bの内部情報の算出すなわち内部情報計測は、例えば次のようにして行われる。図1に示すように、容器12の内部に光学的インターフェース材20が満たされている状態で遮光板18を容器12に装着する。そして、n個の光出射/検出端16のそれぞれから容器12の内部へ第1の光(波長λ1)を順に照射し、光学的インターフェース材20を通過して拡散した光を、n個の光出射/検出端16を介してn個の光検出器30により検出する。また、それとは別に、図2に示すように容器12の内部に光学的インターフェース材20が満たされている状態で被計測部位Bを光学的インターフェース材20に浸す。そして、n個の光出射/検出端16のそれぞれから容器12の内部へ第1の光(波長λ1)を順に照射し、光学的インターフェース材20を通過して拡散した光を、n個の光出射/検出端16を介してn個の光検出器30により検出する。こうして得られた2つの検出結果を演算/制御部14において比較することにより、容器12の内部における吸収係数の空間的分布を演算し、腫瘍などの吸収体の位置や形状に関する情報(内部情報)を得る。
図6は、上記演算によって算出される、容器12の内部における吸収係数の空間的分布を概念的に示す図である。図6(a)において、円形の枠は容器12を表している。また、容器12の内側において吸収係数が大きい領域ほど濃く着色されており、中央付近に存在する吸収係数が比較的大きい領域A1は、被計測部位Bの内部に存在する腫瘍などの吸収体を表している。また、図6(b)において、縦軸は吸収係数を示しており、横軸は図6(a)の仮想線C上における位置を示している。上記演算では、容器12の全体に対する領域A1(吸収体)の位置や形状等が得られる。
また、被計測部位Bと光学的インターフェース材20との境界情報の算出すなわち輪郭計測は、例えば次のようにして行われる。図2に示すように、容器12の内部に光学的インターフェース材20が満たされている状態で被計測部位Bを光学的インターフェース材20に浸す。そして、n個の光出射/検出端16のそれぞれから容器12の内部へ第2の光(波長λ2)を順に照射し、光学的インターフェース材20を通過して拡散した光を、n個の光出射/検出端16を介してn個の光検出器30により検出する。こうして得られた検出結果と、先に説明した遮光板18を容器12に装着した状態で得られた検出結果とを演算/制御部14において比較することにより、容器12の内部における吸収係数の空間的分布を演算し、被計測部位Bの位置や形状に関する情報(輪郭情報)を得る。
図7は、上記演算によって算出される、容器12の内部における吸収係数の空間的分布を概念的に示す図である。図7(a)において、中央付近に存在する吸収係数が比較的大きい領域A2は、被計測部位Bが占める領域を示している。また、図7(b)において、縦軸は吸収係数を示しており、横軸は図7(a)の仮想線C上における位置を示している。上記演算では、容器12の全体に対する領域A2(被計測部位)の位置や形状等が得られる。
そして、演算/制御部14は、図6及び図7に示した演算結果を統合することにより、図8(a)、(b)に示すように、被計測部位Bの全体に対する腫瘍などの光吸収体の存在位置を示す画像情報等を提供する。
続いて、演算/制御部14による吸収係数分布の演算方法について、その基本的原理を説明する。図9は、吸収係数が均一な媒質を光が透過する様子を表した図、図10は、吸収係数が不均一な媒質を光が透過する様子を表した図である。簡単のため、散乱吸収体である媒質を二次元的に広がる正方形と考え、この媒質をN(=25)個の等しい大きさの正方形の体積要素(二次元であるので、正確には面積要素)に分割する。個々の体積要素内においては吸収係数が一定と考え、斜線部等で示された体積要素は他の体積要素と比較して吸収係数が異なると考える。
図9に示すような吸収係数が均一(吸収係数はμa)な媒体の一点から、媒体内部に光が投射され、一点で出力光を検出する場合に検出光量Sは、入射光量I、各体積要素の影響度Wj(j=1〜N)、散乱及び反射等によって入射光が媒体の外に出る割合を示す減衰定数Dsrを用いて、
Figure 2009103619

と表される。ここで、各体積要素の影響度とは、ある一点から光を投射し、ある一点で光を検出する場合に、各体積要素の吸収係数の変化に伴う検出光量の変化割合をいい、具体的な算出方法は後述する。
次に、図10に示すように、体積要素毎に異なる吸収係数μaj(j=1〜N)を有する媒体の各体積要素の吸収係数を、基準の吸収係数μa、及び、各体積要素の吸収係数のμaからの変化分Δμaj(j=1〜N)を用いて
Figure 2009103619

と表し、減数定数Dsrは吸収係数が均一の場合と変わらないとすると、この場合の検出光量Oは、
Figure 2009103619

のように表される。従って、式(3)の両辺の対数をとることで、以下の式が導かれる。
Figure 2009103619
ここで、式(4)は、吸収係数が均一な媒体の一点から投射され、一点に出力された光の検出光量S(以下基準光量Sという)、吸収係数が均一でない媒体の一点から投射され、一点に出力された光の検出光量O(以下測定光量Oという)、各体積要素内の影響度Wj(j=1〜N)、及び、各体積要素の吸収係数のμaからの変化分Δμaj(j=1〜N)の関数となる。上記変数のうち、基準光量S及び測定光量Oは計測によって得られ、各体積要素の影響度Wj(j=1〜N)は、計算によって得られる(詳細は後述する)ため、未知数は、各体積要素の吸収係数のμaからの変化分Δμaj(j=1〜N)のN個のみとなる。従って、異なる光投射点・光検出点の組について式(4)に示す方程式をN個連立させることにより、N個のΔμajを求めることが可能となり、媒体の吸収係数の空間的分布が計算できることになる。
具体的には、第i番目(i=1〜N)の光投射点・光検出点の組における基準光量をSi、検出光量をOi、各体積要素の影響度Wij(j=1〜N)とすると、式(4)は式(5)のように表される。
Figure 2009103619

ここで、全てのiについて式(5)を並べ、行列の形式で表すと、
Figure 2009103619

となる。従って、N個のΔμaj、すなわち媒体の吸収係数の空間的分布が式(7)のように求めることができる。
Figure 2009103619
ここで、各体積要素の影響度Wij(j=1〜N)の求め方について説明する。各体積要素に入射する連続光(光束)の定常光拡散方程式は、
Figure 2009103619

で表される。また、媒体の内部と外部との境界条件は、
Figure 2009103619

としている。尚、添字BLは、媒体の内部と外部との境界を表すものとする。また、式(9)は、この境界で光が完全に吸収されてしまう様な条件、例えば、媒体の周囲が真黒に塗られた状態と等価である。
式(8)及び(9)を用いて、各光投射点・光検出点の組、すなわち第i番目(i=1〜N)の光投射点・光検出点の組に対して光の透過シミュレーション(以下第1のシミュレーションという)を行うことにより、検出光強度を計算する。但し、第1のシミュレーションでは、媒体は一定の吸収係数μaを有すると仮定し、更に、上記式(8)において完全拡散を想定することとし、容器12の大きさも1/μs’より大きいとする。第1のシミュレーションによって得られた第i番目(i=1〜N)の光投射点・光検出点の組における検出光量をdi0とする。
続いて、式(8)及び(9)を用いて、第2のシミュレーションを行う。第2のシミュレーションでは、媒体の一つの体積要素が、吸収係数μaと異なる吸収係数μa+Δμaを有すると仮定し、各光投射点・光検出点の組に対して光の透過シミュレーションを行う。例えばΔμa=0.01[mm-1]とすることにより、検出光強度を計算する。第i番目(i=1〜N)の光投射点・光検出点の組に対して、第j番目(j=1〜N)の体積要素の吸収係数を変化させた場合の検出光量をdijとする。
上記第1のシミュレーション及び第2のシミュレーションによって計算された検出光量を用いて各体積要素の影響度Wijは、式(10)の様に表される。
Figure 2009103619

従って、式(10)からWijが求まり、その結果、式(7)から、吸収係数の空間的分布が計算されることになる。
なお、式(4)に示す方程式の個数が体積要素の個数と等しい場合について説明したが、方程式の個数が、体積要素の個数より少ない場合、あるいは多い場合であっても、特異値分解法等を用いることにより、特異な問題を非特異な問題に変換できるため、吸収係数の空間的分布を求めることは可能である。
本実施形態の生体計測装置10が奏する効果について説明する。前述したように、生体計測装置10においては、内部情報計測及び輪郭計測を行うことができる。内部情報計測では、被計測部位Bの吸収係数μabと光学的インターフェース材20の吸収係数μaiとが実質的に等しくなる波長λ1の光(第1の光)を用い、容器12の内部における吸収係数の空間的分布を計測する。したがって、この内部情報計測では、被計測部位Bの表面における光の反射や散乱等を防止して、光の照射位置及び検出位置を基準とする腫瘍などの光吸収体の位置や大きさを精度よく計測できる。一方、輪郭計測では、被計測部位Bの吸収係数μabが光学的インターフェース材20の吸収係数μaiより大きくなる波長λ2の光(第2の光)を用い、容器12の内部における吸収係数の空間的分布を計測する。したがって、この輪郭計測では、光の照射位置及び検出位置を基準とする被計測部位Bの輪郭を精度よく計測できる。そして、内部情報計測の結果と輪郭計測の結果とを統合することによって、被計測部位Bの全体に対する光吸収体の存在位置を計測することができる。
このように、本実施形態の生体計測装置10によれば、被検者の被計測部位Bに光を照射し、拡散光を検出することにより被計測部位Bの内部情報を取得する装置において、腫瘍等の光吸収体の有無や大きさだけでなく、被計測部位Bの全体に対する光吸収体の存在位置を精度よく計測することができる。
また、図5に示したように、波長λ1の光(第1の光)に対する光学的インターフェース材20の吸収係数μai(λ1)は、波長λ2の光(第2の光)に対する光学的インターフェース材20の吸収係数μai(λ2)より大きいと尚良い。波長λ1における被計測部位Bの吸収係数μab(λ1)と波長λ2における被計測部位Bの吸収係数μab(λ2)とが互いに同等である場合(図5に示したグラフG3の場合)、或いは被計測部位Bの吸収係数μab(λ1)がμab(λ2)より小さい場合(図5に示したグラフG4の場合)、光学的インターフェース材20の吸収係数μaiをこのように設定することにより、波長λ1では被計測部位B及び光学的インターフェース材20の吸収係数μab(λ1),μai(λ1)が実質的に等しく、波長λ2では被計測部位Bの吸収係数μab(λ2)が光学的インターフェース材20の吸収係数μai(λ2)より大きいといった関係を好適に実現できる。或いは、被計測部位Bの吸収係数μab(λ1)がμab(λ2)より大きい場合(図5に示したグラフG2の場合)であっても、光学的インターフェース材20の吸収係数の差(μai(λ1)−μai(λ2))が被計測部位Bの吸収係数の差(μab(λ1)−μab(λ2))より大きくなるように、光学的インターフェース材20の光吸収特性の調整や波長λ1,λ2の設定を行うことにより、上記関係を好適に実現できる。したがって、内部情報計測及び輪郭計測を好適に行うことができる。
[変形例]
図11は、上記実施形態の変形例を説明するためのグラフであり、光学的インターフェース材20及び被計測部位Bの吸収係数μai,μabと光の波長λ1,λ2との関係の他の例を示している。図11において、実線で示されるグラフG5は、光学的インターフェース材20の吸収係数μaiと光の波長との関係の一例(光学的インターフェース材20の吸収係数μaiが、波長の長短に関わらず殆ど変化しない場合)を示している。また、破線で示されるグラフG6は、被計測部位Bの吸収係数の平均値μabと光の波長との関係の一例(被計測部位Bの吸収係数μabが、波長が長くなるに従って大きくなる場合)を示している。
光学的インターフェース材20及び被計測部位Bが図11に示すような光吸収特性を有する場合においても、第1の光の波長λ1は、被計測部位Bの吸収係数の平均値μabと光学的インターフェース材20の吸収係数μaiとがほぼ等しくなる波長に設定される(すなわちμab(λ1)=μai(λ1))。また、第2の光の波長λ2は、被計測部位Bの吸収係数の平均値μabが光学的インターフェース材20の吸収係数μaiより大きくなる波長に設定される(すなわちμab(λ2)>μai(λ2))。すなわち、波長λ2は波長λ1より長い波長に設定される。
このように、被計測部位Bの吸収係数μab(λ1)がμab(λ2)より小さい場合(すなわちμab(λ1)<μab(λ2))には、光学的インターフェース材20の吸収係数μai(λ1)とμai(λ2)とを実質的に等しく設定してもよい。これにより、波長λ1では被計測部位B及び光学的インターフェース材20の吸収係数μab(λ1),μai(λ1)が実質的に等しく、波長λ2では被計測部位Bの吸収係数μab(λ2)が光学的インターフェース材20の吸収係数μai(λ2)より大きいといった関係を好適に実現できる。したがって、内部情報計測及び輪郭計測を好適に行うことができる。
本発明による生体計測装置は、上記した実施形態及び変形例に限られるものではなく、他に様々な変形が可能である。例えば、上記実施形態において、光源としてレーザダイオードを例示したが、光源としては固体レーザ、色素レーザ、または気体レーザを用いることもできる。或いは、LEDや白色光源からの光を波長選択器によって波長選択した光を用いてもよい。
また、上記実施形態においては、照射光として連続光を用いた際の解析方法を述べたが、本発明は、パルス光を使用して拡散光の時間分解波形から被検出部位の内部情報を取得する時間分解計測法(TRS法:Time Resolved Spectroscopy)を採用した生体計測装置や、位相変調光を使用して拡散光の光強度および位相情報から被検出部位の内部情報を取得する位相変調計測法(PMS法:Phase Modulation Spectroscopy)を採用した生体計測装置にも適用可能である。
また、上記実施形態では、被計測部位として乳房を例示したが、本発明による生体計測装置は、頭、手、足、胴体など他の生体部位を計測する際にも適用可能である。
また、容器内を満たす媒体(光学的インターフェース材)としては、液状のものに限らず、例えば時間経過により固化するような液状、ジェル状の材質のものを使用してもよい。時間経過により固化する材質からなる媒体を用いることにより、被計測部位を固定することができ、計測精度が向上するとともに、楽な姿勢で計測ができるため、被験者の負担を減少させることができる。
本発明による生体計測装置の一実施形態を示すシステム構成図である。 図1に示した生体計測装置の使用状態を表す図である。 図1に示した生体計測装置が備える容器周辺の構成図である。 光源の構成例を示す図である。 光学的インターフェース材及び被計測部位の吸収係数と光の波長との関係の一例を示すグラフである。 (a)(b)容器の内部における吸収係数の空間的分布を概念的に示す図であり、内部情報計測結果を示している。 (a)(b)容器の内部における吸収係数の空間的分布を概念的に示す図であり、輪郭計測結果を示している。 (a)(b)容器の内部における吸収係数の空間的分布を概念的に示す図であり、内部情報計測結果と輪郭計測結果とを統合した結果を示している。 吸収係数が均一な媒質を光が透過する様子を表した図である。 吸収係数が不均一な媒質を光が透過する様子を表した図である。 変形例として、光学的インターフェース材及び被計測部位の吸収係数と光の波長との関係の他の例を示すグラフである。
符号の説明
10…生体計測装置、12…容器、14…演算/制御部、16…光出射/検出端、18…遮光板、20…光学的インターフェース材、22…光源、24…光スイッチ、26…光源用光ファイバ、28…出射用光ファイバ、30…光検出器、32…シャッター、34…検出用光ファイバ、36…信号処理回路、38…表示部、40a,40b…光源、42…光スイッチ、B…被計測部位。

Claims (3)

  1. 被検者の被計測部位に光を照射し、拡散光を検出することにより前記被計測部位の内部情報を取得する生体計測装置であって、
    光透過性の媒体を保持する容器と、
    前記容器に固定された複数の光出射端を有し、互いに波長が異なる第1及び第2の光を前記媒体に浸される前記被計測部位へ照射する光照射手段と、
    前記容器に固定された複数の光検出端を有し、前記被計測部位からの拡散光を検出する光検出手段と、
    前記光検出手段からの出力信号に基づいて前記内部情報を算出する演算手段と
    を備え、
    前記第1の光の波長は、前記被計測部位の吸収係数と前記媒体の吸収係数の平均値とが実質的に等しい波長であり、
    前記第2の光の波長は、前記被計測部位の吸収係数が前記媒体の吸収係数の平均値より大きい波長であり、
    前記演算手段は、前記第1の光の前記拡散光に関する前記出力信号に基づいて前記内部情報を算出し、前記第2の光の前記拡散光に関する前記出力信号に基づいて前記被計測部位と前記媒体との境界情報を算出することを特徴とする、生体計測装置。
  2. 前記第1の光に対する前記媒体の吸収係数が、前記第2の光に対する前記媒体の吸収係数より大きいことを特徴とする、請求項1に記載の生体計測装置。
  3. 前記第1の光に対する前記媒体の吸収係数と、前記第2の光に対する前記媒体の吸収係数とが実質的に等しいことを特徴とする、請求項1に記載の生体計測装置。
JP2007276770A 2007-10-24 2007-10-24 生体計測装置 Active JP5420163B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007276770A JP5420163B2 (ja) 2007-10-24 2007-10-24 生体計測装置
CN2008801129347A CN101836104B (zh) 2007-10-24 2008-10-10 活体测量装置
US12/672,203 US8279443B2 (en) 2007-10-24 2008-10-10 Bioinstrumentation apparatus
PCT/JP2008/068485 WO2009054278A1 (ja) 2007-10-24 2008-10-10 生体計測装置
EP08842020.3A EP2204645B1 (en) 2007-10-24 2008-10-10 Bioinstrumentation apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007276770A JP5420163B2 (ja) 2007-10-24 2007-10-24 生体計測装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2009103619A true JP2009103619A (ja) 2009-05-14
JP2009103619A5 JP2009103619A5 (ja) 2011-09-22
JP5420163B2 JP5420163B2 (ja) 2014-02-19

Family

ID=40579383

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007276770A Active JP5420163B2 (ja) 2007-10-24 2007-10-24 生体計測装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8279443B2 (ja)
EP (1) EP2204645B1 (ja)
JP (1) JP5420163B2 (ja)
CN (1) CN101836104B (ja)
WO (1) WO2009054278A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6983659B2 (ja) * 2015-04-09 2021-12-17 ザ ジェネラル ホスピタル コーポレイション 時間分解性拡散相関分光法のためのシステムおよび方法
US11444248B2 (en) * 2016-11-30 2022-09-13 Kyushu University, National University Corporation Organic electro-luminescent element and bioinstrumentation device
CN108209867B (zh) * 2016-12-15 2022-03-18 松下知识产权经营株式会社 摄像装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10500338A (ja) * 1994-05-19 1998-01-13 ベーリンガー・マンハイム・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング バイオロジカル・サンプル中の分析物を決定するための方法および装置
JPH1073481A (ja) * 1996-08-30 1998-03-17 Hamamatsu Photonics Kk 散乱体の吸収情報計測方法及び装置
JPH11173976A (ja) * 1997-12-12 1999-07-02 Hamamatsu Photonics Kk 光ct装置及び画像再構成方法
JP2000146828A (ja) * 1998-11-05 2000-05-26 Hamamatsu Photonics Kk 散乱吸収体の内部情報の計測方法及び装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4417639A1 (de) * 1994-05-19 1995-11-23 Boehringer Mannheim Gmbh Verfahren zur Bestimmung eines Analyten in einer biologischen Probe
EP0808124B1 (en) * 1995-01-03 2003-04-16 Non-Invasive Technology, Inc. Optical coupler for in vivo examination of biological tissue
US5813988A (en) * 1995-02-03 1998-09-29 Research Foundation Time-resolved diffusion tomographic imaging in highly scattering turbid media
US6687532B2 (en) * 1997-12-12 2004-02-03 Hamamatsu Photonics K.K. Optical CT apparatus and image reconstructing method
DE10050232A1 (de) * 2000-10-11 2002-05-02 Karlsruhe Forschzent Hochauflösender Ultraschalltomograph
FR2900043B1 (fr) * 2006-04-24 2008-07-04 Commissariat Energie Atomique Procede d'imagerie optique par fluorescence de tissus biologiques, notamment pour delimiter des regions d'interet des tissus a analyser par tomographie
WO2008011112A2 (en) * 2006-07-19 2008-01-24 University Of Connecticut Method and apparatus for medical imaging using combined near-infrared optical tomography, fluorescent tomography and ultrasound

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10500338A (ja) * 1994-05-19 1998-01-13 ベーリンガー・マンハイム・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング バイオロジカル・サンプル中の分析物を決定するための方法および装置
JPH1073481A (ja) * 1996-08-30 1998-03-17 Hamamatsu Photonics Kk 散乱体の吸収情報計測方法及び装置
JPH11173976A (ja) * 1997-12-12 1999-07-02 Hamamatsu Photonics Kk 光ct装置及び画像再構成方法
JP2000146828A (ja) * 1998-11-05 2000-05-26 Hamamatsu Photonics Kk 散乱吸収体の内部情報の計測方法及び装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN101836104A (zh) 2010-09-15
WO2009054278A1 (ja) 2009-04-30
EP2204645A4 (en) 2012-12-12
CN101836104B (zh) 2012-01-25
US8279443B2 (en) 2012-10-02
EP2204645B1 (en) 2013-12-04
US20110063624A1 (en) 2011-03-17
EP2204645A1 (en) 2010-07-07
JP5420163B2 (ja) 2014-02-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5503294B2 (ja) 混濁状の媒体から画像データを取得するためのデバイス及び方法
JP4167144B2 (ja) 散乱吸収体計測装置
US20090240138A1 (en) Diffuse Optical Tomography System and Method of Use
JP5975437B2 (ja) 生体計測装置の計測データ選択方法、生体計測装置の光出射位置決定方法、および生体計測装置
WO2012153769A1 (ja) 光トモグラフィ装置
JPH1073481A (ja) 散乱体の吸収情報計測方法及び装置
JP3771364B2 (ja) 光ct装置及び画像再構成方法
JP2013052227A (ja) 被検体情報取得装置、および、被検体情報取得方法
JP5236636B2 (ja) 光学イメージングシステム及び方法
JP2009515583A (ja) 光学蛍光断層撮影のための吸収及び散乱マップ再構成
US6687532B2 (en) Optical CT apparatus and image reconstructing method
WO2019225612A1 (ja) 血管検知装置及びその方法
JP5420163B2 (ja) 生体計測装置
JP6358573B2 (ja) 乳房計測装置の作動方法及び乳房計測装置
KR20220131207A (ko) 유방암 진단 시스템
JPH07120384A (ja) 光計測方法および装置
Di Costanzo-Mata et al. Time-resolved NIROT ‘pioneer’system for imaging oxygenation of the preterm brain: preliminary results
JP4077477B2 (ja) 散乱体の吸収情報計測方法及び装置
JP5794201B2 (ja) 生体蛍光画像取得装置
Alhemsi et al. Time-resolved near-infrared spectroscopic imaging systems
JP2012005556A (ja) 生体機能情報の光計測装置
JP4077476B2 (ja) 散乱体の吸収情報計測方法及び装置
Dacy Design, Development, and Validation of a Novel Optical Imaging Device for Biomedical Applications
Maniewski et al. Time resolved optical spectroscopy system for cerebral oxygenation imaging
JP2004219426A (ja) 散乱体の吸収情報の計測方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100608

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110808

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120925

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130604

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130904

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130912

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20130918

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131119

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131120

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5420163

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250