JP2009101459A - Fluid removal tool - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、一般的には、流体抜き工具に関し、より特定的には、PCB(ポリ塩化ビフェニル)を含有する油を電気機器のタンクから抜く流体抜き工具に関する。 The present invention relates generally to a fluid removal tool, and more particularly to a fluid removal tool for removing oil containing PCB (polychlorinated biphenyl) from a tank of an electrical device.
従来の流体抜き工具に関して、たとえば、特開平5−272682号公報には、生産ライン等の稼動中に、配管内の配水を停止することなく、分岐作業を行なうことを目的とした配管の分岐方法が開示されている(特許文献1)。 Regarding a conventional fluid draining tool, for example, Japanese Patent Laid-Open No. 5-272682 discloses a pipe branching method for performing branching work without stopping water distribution in a pipe during operation of a production line or the like. Is disclosed (Patent Document 1).
特許文献1に記載された配管方法には、主管の分岐口形成予定部に接続管を介して接続される仕切り弁と、分岐口形成予定部に穿孔するための穿孔機とが用いられる。分岐作業について説明すると、まず、主管の分岐口形成予定部に、接続管の開口縁部を溶接により接合する。次に、接続管に接続された仕切り弁を全開にし、仕切り弁の出口からホルソを先にして穿孔具を仕切り弁の通路に貫通させる。次に、ホルソを分岐口形成予定部に押し付けながら、電気ドリルで穿孔具を回転させ、分岐口形成予定部に分岐口を切り抜く。分岐口が形成されると、その分岐口を通じて主管から水が流出する。次に、仕切り弁を閉じ、仕切り弁からホルソを取り外す。最後に、仕切り弁の出口側フランジに分岐管を取り付けると、分岐作業が完了する。
PCB(ポリ塩化ビフェニル)は、絶縁性や不燃性などの特性により、変圧器、コンデンサといった電気機器をはじめ、幅広い用途に使用されてきた。しかしながら、PCBの人体への有害性が明らかになり、平成13年7月15日に施行された「ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法」のもと、PCB廃棄物の確実かつ適正な処理が進められている。このようなPCB廃棄物の処理においては、まず、PCBを含有する油(以下、PCB油とも呼ぶ)を容器から抜き出す必要がある。 PCB (polychlorinated biphenyl) has been used in a wide range of applications including electrical devices such as transformers and capacitors due to its insulating properties and nonflammability. However, the harmful effects of PCBs on the human body became clear, and under the "Special Measures Law for Promotion of Proper Treatment of Polychlorinated Biphenyl Waste" enforced on July 15, 2001, Reliable and appropriate processing is in progress. In the treatment of such PCB waste, it is necessary to first extract oil containing PCB (hereinafter also referred to as PCB oil) from the container.
しかしながら、たとえば、上述の特許文献1に開示された配管の分岐法をPCB油の抜き出しに利用した場合、仕切り弁を閉じた後、仕切り弁からホルソを取り外す際に、ホルソなど穿孔具の浸油した部位や仕切り弁の浸油した部位が、作業空間に暴露される。この場合、これらの部位に付着あるいは溜まったPCB油が作業空間に漏洩するという問題が生じる。また、このような方法のほか、水道管の分岐に用いられる割T字管を利用する方法も考えられる。しかしながら、PCB油が配置された容器は、円筒以外の形状を有することが多く、割T字管を使用できない。
However, for example, when the piping branching method disclosed in the above-mentioned
そこでこの発明の目的は、上記の課題を解決することであり、流体を作業空間に漏洩させることなく容器から抜き出す流体抜き工具を提供することである。 Accordingly, an object of the present invention is to solve the above-described problem and to provide a fluid removal tool for extracting fluid from a container without leaking it into a work space.
この発明に従った流体抜き工具は、流体が配置された容器に孔を開け、その孔を通じて容器から流体を抜く流体抜き工具である。流体抜き工具は、ドリル刃と、工具本体と、係止部材とを備える。ドリル刃は、先端部と軸部とを含む。工具本体は、ドリル刃をその軸方向に移動可能に支持する。工具本体には、先端部が配置され、ドリル刃の軸方向の線上で開放される空間と、その空間に連通し、軸部が挿入される貫通孔とが形成される。係止部材は、ドリル刃を工具本体に対して係止し、ドリル刃の後進方向の移動を規制する。 The fluid draining tool according to the present invention is a fluid draining tool that opens a hole in a container in which a fluid is disposed and pulls the fluid from the container through the hole. The fluid removal tool includes a drill blade, a tool body, and a locking member. The drill blade includes a tip portion and a shaft portion. The tool body supports the drill blade so as to be movable in the axial direction. In the tool body, a tip portion is disposed, and a space that is opened on the axial line of the drill blade and a through hole that communicates with the space and into which the shaft portion is inserted are formed. The locking member locks the drill blade with respect to the tool body and restricts the movement of the drill blade in the backward direction.
この発明に従えば、流体を作業空間に漏洩させることなく容器から抜き出す流体抜き工具を提供することができる。 According to the present invention, it is possible to provide a fluid removal tool for extracting fluid from a container without leaking it into the work space.
この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。 Embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. In the drawings referred to below, the same or corresponding members are denoted by the same reference numerals.
(実施の形態1)
図1は、変圧器を示す斜視図である。図1を参照して、変圧器10は、鉄心11およびコイル12とともにPCB油が配置されるタンク13を含む。タンク13は、金属から形成されており、たとえば、鉄やステンレスから形成されている。
(Embodiment 1)
FIG. 1 is a perspective view showing a transformer. Referring to FIG. 1,
タンク13は、側面13bおよび底面13cを含む。本実施の形態では、側面13bに孔を開けて、その孔からPCB油を抜く場合について説明するが、孔を設ける位置は、側面13bに限られず、たとえば底面13cであってもよい。
The
図2は、この発明の実施の形態1における抜油工具の使用の形態を示す断面図である。図1および図2を参照して、本実施の形態における抜油工具100の基本的な構造についてまず説明すると、抜油工具100は、PCB油が配置されたタンク13に孔を開け、その孔を通じてタンク13からPCB油を抜く工具である。抜油工具100は、ドリル刃51と、工具本体20と、係止部材としてのドリル刃抜け防止用金具56とを備える。ドリル刃51は、先端部52と軸部54とを含む。工具本体20は、ドリル刃51をその軸方向に移動可能に支持する。工具本体20には、先端部52が配置され、ドリル刃51の軸方向の線上で開放される空間としての浸油空間21と、浸油空間21に連通し、軸部54が挿入される貫通孔28とが形成される。ドリル刃抜け防止用金具56は、ドリル刃51を工具本体20に対して係止し、ドリル刃51の後進方向の移動を規制する。
FIG. 2 is a cross-sectional view showing a form of use of the oil removal tool in
続いて、図2中の抜油工具100の詳細な構造について説明を行なう。抜油工具100は、タンク13に孔を開けるドリル刃51と、回転するドリル刃51をその軸方向に移動可能なように支持する工具本体20とを含む。工具本体20は、タンク13に固定される。タンク13から排出されたPCB油は、タンク13に形成された浸油空間21を通じて図示しない回収容器に回収される。
Next, the detailed structure of the
工具本体20は、一体に締結された前端部品22、相フランジ23および後端部品24と、ドリル刃51の回転およびその軸方向における送りを支持するドライベアリング26およびドライベアリング27とを含んで構成されている。前端部品22は、タンク13に固定される。後端部品24は、相フランジ23を介在させて前端部品22に接続されている。ドライベアリング26およびドライベアリング27は、それぞれ前端部品22および後端部品24に設けられている。
The
前端部品22は、筒形状を有し、タンク13から離間する方向に延びる直管32と、直管32の一端から鍔状に広がるフランジ部31と、直管32の他端から鍔状に広がるフランジ部34と、筒形状を有し、直管32から分岐する枝管33とを含む。フランジ部31は、タンク13に対向して配置され、パッキン44を挟持した状態でタンク13に固定される。パッキン44は、タンク13と工具本体20との間からPCB油が漏洩することを防ぐ。フランジ部34および直管32の内側には、浸油空間21が形成されている。浸油空間21は、貫通孔28に挿入されたドリル刃51の軸線上で開放されている。浸油空間21は、フランジ部31の内側の位置で開放されている。フランジ部34と相フランジ23とは、ボルトにより締結されている。フランジ部34と相フランジ23との合わせ面には、Oリング62が設けられている。枝管33には、枝管33を開閉自在とするバルブ35が接続されている。図示されていないが、バルブ35の先には、PCB油回収ポンプおよび回収容器が設けられ、カプラ継手などにより接続されている。
The
後端部品24は、フランジ部34と対向して鍔状に広がるフランジ部36を含む。フランジ部36と相フランジ23とは、ボルトにより締結されている。フランジ部34およびフランジ部36の内周には、相フランジ23の嵌め合い部37が嵌合されている。
The
工具本体20は、タンク13に接続されたスタッドボルト41によってタンク13に固定されている。スタッドボルト41は、フランジ部31に挿通されている。その状態で、スタッドボルト41にナット42が螺合されることにより、フランジ部31がタンク13に固定されている。
The
スタッドボルト41は、電気抵抗溶接によりタンク13に接続されている。工具本体20は、タンク13に直接、溶接されていない。本実施の形態では、スタッドボルト41を用いて工具本体20をタンク13に固定する構成により、作業者の熟練を必要としない電気抵抗溶接を利用することができる。電気抵抗溶接とは、溶接しようとする金属材料に電流を流すことにより、電気抵抗によって材料を発熱、局所的に溶融させ、接合する方法を言う。これにより、老朽化によってタンク13が薄肉化している場合であっても、タンク13の側面13bに貫通孔を開けてしまうことなく、工具本体20をタンク13に固定することができる。また、電気抵抗溶接の利用により、溶接作業を短時間で完了させることができる。これにより、タンク13内部の表面温度の上昇を抑え、PCB油の発熱に起因するダイオキシンの発生を抑制できる。
The
工具本体20には、ドリル刃51が挿入される貫通孔28が形成されている。貫通孔28は、浸油空間21に連通する。貫通孔28は、浸油空間21から工具本体20の外部の作業空間にまで達するように、前端部品22、相フランジ23および後端部品24を貫通する。貫通孔28に挿入されたドリル刃51は、工具本体20によってドリル刃51の軸方向に移動可能に支持されている。
The
ドライベアリング26および27は、固体潤滑剤による潤滑を基本とした乾燥摩擦軸受けである。ドライベアリング26および27は、ドリル刃51の外周上で筒状に延在する形状を有する。ドライベアリング26および27の内周面は、前端部品22、相フランジ23および後端部品24の内周面とともに、貫通孔28を規定している。
The
ドリル刃51は、ドリル刃51の刃先部分であり、ドリル刃51による孔開け時の初期にタンク13に当接される部分である先端部52を含む。先端部52は、浸油空間21に配置されている。ドリル刃51は、先端部52からドリル刃51の軸方向に延伸する部分である軸部54を含む。軸部54は、貫通孔28に挿入されている。ドリル刃51は、先端部52とは反対側のドリル刃51の端部である後端部53を含む。後端部53は、ドリル刃51に回転力を付与するドリル本体55に接続される。後端部53は、作業空間に露出する。ドリル刃51の長さは、ドリル本体55をチャッキングした状態でタンク13の壁面を貫通できるだけのストロークが得られるように決定されている。
The
抜油工具100は、貫通孔28に設けられ、ドリル刃51と工具本体20との間を封止する第1シール部材としてのOリング61を含む。抜油工具100は、Oリング61mおよび61nからなる2重シール構造を備える。Oリング61は、相フランジ23の嵌め合い部37に設けられている。Oリング61は、ドライベアリング26とドライベアリング27との間に配置されている。Oリング61は、浸油空間21に浸入したPCB油が貫通孔28を通じて作業空間に漏洩することを防ぐ。
The
ドリル刃51には、ドリル刃抜け防止用金具56が設けられている。貫通孔28からドリル刃51をその後進方向(先端部52から後端部53に向かう方向)に抜こうとすると、ドリル刃抜け防止用金具56と工具本体20とが当接する。これにより、ドリル刃51が工具本体20に対して係止され、ドリル刃51の後進方向への移動が規制される。また、ドリル刃51によるタンク13の孔開け後、ドリル刃51をその前進方向(後端部53から先端部52に向かう方向)に押し込もうとすると、ドリル刃抜け防止用金具56とタンク13とが当接する。これにより、ドリル刃51の前進方向への移動が規制される。すなわち、タンク13の孔開け後、抜油工具100がタンク13に装着された状態で、ドリル刃抜け防止用金具56は、ドリル刃51の軸方向への移動を規制することにより、ドリル刃51が貫通孔28に挿入された状態を保持する。
The
本実施の形態では、ドリル刃抜け防止用金具56が、リング形状を有し、ドリル刃51の外周上に嵌め合わされている。ドリル刃抜け防止用金具56は、ドリル刃51に対して着脱自在であり、たとえば止めネジによってドリル刃51に固定されている。ドリル刃抜け防止用金具56は、浸油空間21に配置されている。
In the present embodiment, the drill blade removal prevention metal fitting 56 has a ring shape and is fitted on the outer periphery of the
抜油工具100の構造を別に表現すると、抜油工具100は、タンク15に固定される工具本体20と、工具本体20によって支持され、タンク15に孔を開けるドリル刃51とを備える。工具本体20には、タンク15内の空間と孔を通じて連通し、PCB油が浸入する流体浸入空間である浸油空間21と、工具本体20の外部から浸油空間21に達し、ドリル刃51が挿入される貫通孔28とが形成される。抜油工具100は、ドリル刃51の軸方向への移動を規制することにより、ドリル刃51を貫通孔28に挿入された状態に保持するドリル刃抜け防止用金具56を備える。
Expressing the structure of the
続いて、抜油工具100を用いてタンク13からPCB油を抜き、そのPCB油を廃棄する方法について説明する。PCB廃棄物であるタンク13の廃棄方法は、タンク13に工具本体20を固定する工程(抜油工具の取り付け工程)と、ドリル刃51により、タンク13に孔16を開ける工程(穿孔工程)と、孔16から浸油空間21を通じてPCB油を抜く工程(抜油工程)と、PCB油を抜くステップの後、ドリル刃51を貫通孔28に挿入した状態に保持したまま、タンク13を廃棄処理する工程(廃棄工程)とを備える。
Next, a method for removing PCB oil from the
タンク13の廃棄方法についてより詳細に説明すると、図2を参照して、まず抜油工具100の取り付け予定位置に相当するタンク13の側面13bから、表面塗装などの絶縁物を除去する。この際、パッキン44と接触するタンク13の表面に、傷などシール性能を落とす要因があれば、予め研磨などで除去しておく。また別に、スタッドボルト41を電気抵抗溶接によりタンク13に接続しておく。次に、タンク13と工具本体20との間にパッキン44を介在させた状態で、工具本体20をスタッドボルト41に挿通させる。次に、スタッドボルト41に座金43を嵌め、ナット42を螺合する(抜油工具の取り付け工程)。
The disposal method of the
図3は、図2中の抜油工具を用いた場合の穿孔工程を示す断面図である。図3を参照して、次に、ドリル刃51を回転させながらタンク13に向けて押し込み、タンク13に孔16を開ける(穿孔工程)。
FIG. 3 is a cross-sectional view showing a drilling process when the oil removal tool in FIG. 2 is used. Referring to FIG. 3, next, the
図4は、図2中の抜油工具を用いた場合の抜油工程を示す断面図である。図4を参照して、孔16が貫通したら、ドリル本体55をドリル刃51から取り外す。後端部53を引き、ドリル刃51を孔16から抜く。孔16を通じてタンク13内の空間と浸油空間21とが連通し、タンク13内のPCB油が浸油空間21に浸入する。バルブ35を開き、PCB油を枝管33を通じて図示しない回収容器に回収する。PCB油を抜き出した後、バルブ35を閉じ、バルブ35から先の配管を取り外す(抜油工程)。
FIG. 4 is a cross-sectional view showing an oil removal process when the oil removal tool in FIG. 2 is used. Referring to FIG. 4, when
図5は、図2中の抜油工具を用いた場合の廃棄工程を示す断面図である。図5を参照して、その後、ドリル刃51を貫通孔28に挿入した状態に保持したまま、タンク13を定められた処理施設に搬送し、廃棄処理を行なう(廃棄工程)。
FIG. 5 is a cross-sectional view showing a disposal step when the oil removal tool in FIG. 2 is used. Referring to FIG. 5, after that, the
本実施の形態では、抜油工程の後、工具本体20がタンク13から分解されるということがない。また、ドリル刃抜け防止用金具56を設けることによって、ドリル刃51が貫通孔28から抜き出されたり、反対にタンク13側に押し込まれたりすることを防ぐ。このとき、ドリル刃抜け防止用金具56は浸油空間21に配置されるため、ドリル刃抜け防止用金具56自身がドリル刃51から取り外されるということがない。これにより、ドリル刃51が貫通孔28に挿入された状態を保持し、ドリル刃51を貫通孔28を塞ぐ栓として利用する。これにより、PCB油に浸ったドリル刃51や工具本体20の部位が作業空間に暴露されることを確実に防止できる。
In the present embodiment, the
一般的に、変圧器10の周りには、ラジエータ等の付属機器が設けられるため、抜油工具100を設置するスペースが厳しく制限される。従来、抜油工程の完了後にドリル刃を工具本体から取り外すと、ドリル刃が挿入されていた工具本体の孔を塞ぐためのバルブを設ける必要があった。本実施の形態では、ドリル刃51が貫通孔28を塞ぐ栓として利用されるため、このバルブが不要となる。このため、抜油工具100の小型化を図ることができ、抜油工具100の制限されたスペースへの設置を可能とできる。
Generally, since an accessory such as a radiator is provided around the
なお、抜油工程時、タンク13にエア抜き用の孔が必要となるが、この孔を確保できない場合は、抜油工具100を用いて油面より上部のタンク13の壁面にエア抜き用の孔を設けてもよい。
During the oil removal process, an air vent hole is required in the
図6は、図2中のドリル刃抜け防止用金具の第1変形例を示す断面図である。図6を参照して、本変形例では、図2中のドリル刃抜け防止用金具56に替えて、ドリル刃抜け防止用ピン57が設けられている。ドリル刃抜け防止用ピン57は、工具本体20に設けられている。ドリル刃51には、凹部58が形成されている。凹部58は、ドリル刃51の軸方向の所定の範囲に渡って、ドリル刃51の外周面から凹むように形成されている。ドリル刃抜け防止用ピン57が凹部58に嵌合することにより、ドリル刃51の軸方向の移動が規制される。
FIG. 6 is a cross-sectional view showing a first modification of the metal fitting for preventing drill blade removal in FIG. Referring to FIG. 6, in this modification, a drill blade
図7は、図2中のドリル刃抜け防止用金具の第2変形例を示す断面図である。図7を参照して、本変形例では、図2中のドリル刃抜け防止用金具56に替えて、ドリル刃抜け防止用ボールプランジャ59が設けられている。ドリル刃51には、溝60sおよび溝60tが形成されている。溝60sと溝60tとは、ドリル刃51の軸方向に離れて形成されている。ドリル刃抜け防止用ボールプランジャ59のボールが溝60sおよび溝60tに嵌合することにより、ドリル刃51の軸方向の移動が規制される。
FIG. 7 is a sectional view showing a second modification of the metal fitting for preventing a drill blade in FIG. Referring to FIG. 7, in this modification, a drill blade removal preventing
このように構成された、この発明の実施の形態1における抜油工具100によれば、PCB油を作業空間に漏洩させることなくタンク13から抜き出すことができる。これにより、PCB廃棄物であるタンク13を確実かつ適正に処理することができる。
According to the
なお、本実施の形態では、タンク13からPCB油を抜き出す場合について説明したが、PCB油以外の液体や気体の場合にも本発明を適用することができる。また、本発明を、PCB油以外の有害な流体を抜き出す場合に適用することもできる。しかしながら、穿孔工程時にドリル刃51の周りの摩擦熱や火花によって引火するおそれのある流体の場合、本発明の適用は好ましくない。また、本実施の形態では、タンク13の壁面の温度上昇を低く抑えるために電気抵抗溶接を用いてスタッドボルト41を取り付けたが、流体が温度上昇に対して危険性等の問題がなく、かつ容器壁が全周溶接可能な厚みを有すれば、フランジ付きの短管を容器に全周溶接してもよい。
In the present embodiment, the case where the PCB oil is extracted from the
本発明は、変圧器に限定されず、コンデンサなどの電気機器のタンクからPCB油を抜く場合に適用されてもよい。 The present invention is not limited to a transformer, and may be applied to removing PCB oil from a tank of an electric device such as a capacitor.
(実施の形態2)
図8は、この発明の実施の形態2における抜油工具の使用の形態を示す断面図である。本実施の形態における抜油工具は、実施の形態1における抜油工具100と比較して、基本的には同様の構造を備える。以下、重複する構造については、その説明を繰り返さない。
(Embodiment 2)
FIG. 8 is a cross-sectional view showing a form of use of the oil removal tool in Embodiment 2 of the present invention. The oil removal tool in the present embodiment is basically provided with the same structure as that of the
図8を参照して、本実施の形態における抜油工具200では、ドリル刃51が、相対的に小さい直径を有する小径刃部70pと、相対的に大きい直径を有する大径刃部70qとを含む。一例を挙げれば、小径刃部70pの直径が6mmであり、大径刃部70qの直径が12mmである。このような段付きのドリル刃51を用いることにより、穿孔初期において、タンク13へのドリル刃51の食い付きが良好となる。これにより、先行してタンク13の壁面に食い込んだ小径刃部70pが案内となって大径刃部70qの振れを抑え、孔開けに要する時間を短縮できる。
Referring to FIG. 8, in
図9は、図8中の抜油工具を用いた場合の抜油工程を示す断面図である。図9を参照して、抜油工具200は、ドリル刃51の外周上に嵌め合わされた第3シール部材としてのOリング63を含む。Oリング63は、ドリル刃抜け防止用金具56に隣接して設けられている。Oリング63は、ドリル刃51の軸方向において、ドリル刃抜け防止用金具56と貫通孔28との間に配置されている。
FIG. 9 is a cross-sectional view showing an oil removal process when the oil removal tool in FIG. 8 is used. Referring to FIG. 9,
工具本体20は、浸油空間21を規定する工具本体20の壁面であり、貫通孔28に連なる端面20cを含む。端面20cは、貫通孔28に隣接して形成されている。端面20cは、ドリル刃51の軸方向において端面20cとドリル刃抜け防止用金具56とが対向するように配置されている。端面20cとドリル刃抜け防止用金具56とが当接することにより、ドリル刃51の後進方向の移動が規制される。
The
抜油工具200は、ドリル刃51の外周上に嵌合されるドリル刃固定用金具71を含む。穿孔工程の後、ドリル刃固定用金具71は、後端部53からドリル刃51に嵌合され、たとえばネジ止めによってドリル刃51に対して固定される。ドリル刃固定用金具71は、ドリル刃抜け防止用金具56によりドリル刃51の後進方向の移動が規制される位置で、ドリル刃51の位置を固定する。このとき、ドリル刃抜け防止用金具56と端面20cとの間にOリング63が挟持される。
The
このような構成により、抜油工程時、Oリング63によって浸油空間21内のPCB油がOリング61に向かい難くなるため、作業空間へのPCB油の漏洩の可能性を小さくできる。また、穿孔工程時に仮にOリング61によるシール性が損なわれるような事態が起きても、作業空間へのPCB油の漏洩をOリング63によって防ぐことができる。
With such a configuration, during the oil removal process, the O-
抜油工具200は、貫通孔28に設けられ、ドリル刃51と工具本体20との間を封止する第2シール部材としてのOリング64を含む。本実施の形態では、Oリング64が後端部品24に設けられている。Oリング64は、Oリング61よりも後端部53側に設けられている。Oリング64の両側には、それぞれバックアップリング65およびバックアップリング66が配置されている。バックアップリング65およびバックアップリング66は、Oリング64の姿勢を保持することにより、Oリング64の溝からのはみ出しを防ぐ。相フランジ23と後端部品24との合わせ面には、Oリング67が設けられている。
The
ドリル刃抜け防止用金具56によってドリル刃51の前進方向への移動が規制された状態で、ドリル刃51の先端部52とOリング61との間の距離をL1とする。ドリル刃抜け防止用金具56によってドリル刃51の後進方向への移動が規制された状態で、ドリル刃51の先端部52とOリング64との間の距離をL2とする。この場合に、Oリング64は、L1<L2の関係を満たすように位置決めされている。
The distance between the
穿孔工程および抜油工程を通じて、ドリル刃51は、その先端部52から距離L1の範囲に渡ってPCB油に浸る可能性がある。本実施の形態では、抜油工程の後、ドリル刃51の後端部53を引いたとしても、PCB油に浸ったドリル刃51の部位がOリング64よりも作業空間側へ現れることがない。このため、PCB油による外部汚染をより確実に防ぐことができる。
Through the drilling process and the oil extraction process, the
図10は、図8中の抜油工具を用いた場合の抜油工程後の様子を示す断面図である。図10を参照して、抜油工具200は、後端部53を覆うように工具本体20に固定されたカバー部材としてのキャップ72を含む。後端部品24には、雄ねじ24gが形成されている。キャップ72は、雄ねじ24gに螺合されることにより後端部品24に固定されている。抜油工具200は、キャップ72と工具本体20との間に挟持される第4シール部材としてのOリング68を含む。Oリング68は、ドリル刃51から離間して工具本体20に設けられている。
FIG. 10 is a cross-sectional view showing a state after the oil removal step when the oil removal tool in FIG. 8 is used. Referring to FIG. 10,
このような構成によれば、仮にOリング61によるシール性が損なわれるような事態が起きても、キャップ72によってPCB油の漏洩を防ぐことができる。また、Oリング68は、ドリル刃51から離間して配置されている。このため、穿孔工程時にドリル刃51が破損することがあっても、Oリング68によるシール性がその影響を受けることがない。これにより、PCB油による外部汚染をより確実に防ぐことができる。また、抜油工程の後、キャップ72によってドリル刃51を保護することができ、漏洩の可能性を小さくできる。
According to such a structure, even if the situation where the sealing performance by the O-
図11は、図8中の2点鎖線XIで囲まれた位置を拡大して示す断面図である。図8および図11を参照して、抜油工具200は、穿孔工程時に生じたタンク13の切削屑を捕獲する捕獲部としての切削屑吸着器73を含む。切削屑吸着器73は、浸油空間21に配置されている。切削屑吸着器73を設けることによって、浸油空間21よりも下流へ極力、異物を流さないようにし、バルブ35などのシール面への異物の噛み込みを抑制できる。
FIG. 11 is an enlarged cross-sectional view of a position surrounded by a two-dot chain line XI in FIG. With reference to FIG. 8 and FIG. 11, the
本実施の形態では、タンク13が磁性材料から形成されている。切削屑吸着器73は、磁石としての永久磁石74mおよび永久磁石74nを含む。永久磁石74mおよび永久磁石74nは、リング形状を有する。切削屑吸着器73は、永久磁石74mおよび永久磁石74nに吸着される磁性材料から形成されたスペーサ75を含む。スペーサ75は、永久磁石74mおよび永久磁石74nよりも大きい内径を有するリング形状を有する。永久磁石74mと永久磁石74nとの間に、スペーサ75が配置されている。永久磁石74mと永久磁石74nとの間には、スペーサ75を底とする溝部76が形成されている。抜油工具200の取り付け工程時、永久磁石74m,74nおよびスペーサ75をタンク13に吸着させる。永久磁石74m,74nおよびスペーサ75が浸油空間21に配置されるように工具本体20をタンク13に固定することにより、図中に示す構成が得られる。
In the present embodiment, the
このような構成により、穿孔工程時に生じたタンク13の切削屑が溝部76に溜まるため、切削屑の流出をより確実に防ぐことができる。
With such a configuration, since the cutting waste of the
図12は、図11中の切削屑吸着器の変形例を示す断面図である。図12を参照して、本変形例では、直管32の内側に捕獲部としてのフィルタ77が嵌め合わされている。フィルタ77は、直管32内と枝管33内とを遮るように浸油空間21に配置されている。このような構成により、タンク13が磁性材料および非磁性材料のいずれによって形成されるかに拘らず、タンク13の孔開け時に生じた切削屑をフィルタ77で捕獲することができる。
FIG. 12 is a cross-sectional view showing a modified example of the cutting waste adsorber in FIG. 11. Referring to FIG. 12, in the present modification, a
このように構成された、この発明の実施の形態2における抜油工具200によれば、実施の形態1に記載の効果を同様に得ることができる。加えて、各種Oリングの設置により、PCB油による外部汚染をより確実に防ぐことができる。
According to the
(実施の形態3)
図13は、この発明の実施の形態3における抜油工具を示す側面図である。図14は、図13中のXIV−XIV線上に沿った抜油工具の端面図である。本実施の形態における抜油工具は、実施の形態1における抜油工具100と比較して、基本的には同様の構造を備える。以下、重複する構造については、その説明を繰り返さない。
(Embodiment 3)
FIG. 13 is a side view showing an oil removal tool according to Embodiment 3 of the present invention. FIG. 14 is an end view of the oil removal tool along line XIV-XIV in FIG. 13. The oil removal tool in the present embodiment is basically provided with the same structure as that of the
図13および図14を参照して、本実施の形態における抜油工具300は、作業者によってドリル刃51に加えられる推進力を、てこの原理を利用して増大させる倍力装置81を含む。倍力装置81は、工具本体20に支持され、ドリル本体55に接続されている。
Referring to FIGS. 13 and 14,
本実施の形態では、後端部品24が、図2中のフランジ部36に替えてフランジ部86を含む。フランジ部86は、フランジ部34および相フランジ23よりも大きい直径を有する。一例を挙げれば、フランジ部86は、フランジ部34および相フランジ23よりも20mm程度大きい直径を有する。
In the present embodiment, the
倍力装置81は、先端金具82、スライドガイド83、スライド部84およびレバー85を含んで構成されている。先端金具82は、半円形(U字形)の先端を有し、ドリル刃51の半径方向に延出する形状を有する。先端金具82は、フランジ部34および相フランジ23を避けるようにフランジ部86の端面に固定されている。ドリル刃51の軸方向から見て、先端金具82は、ドリル刃51の中心を越えてフランジ部86と重なっている。先端金具82には、たとえばボルトを用いて、スライドガイド83が固定されている。スライドガイド83は、ドリル刃51の軸方向に延びる。スライドガイド83は、スライド部84を介在させてドリル本体55に接続されている。スライド部84には、レバー85が接続されている。レバー85を操作することにより、てこの原理によってたとえば約10倍の力でドリル本体55をタンク13側へ押し付けることができる。
The
このように構成された、この発明の実施の形態3における抜油工具300によれば、実施の形態1に記載の効果を同様に得ることができる。また、倍力装置81を設けることによって、短時間かつより小さい力で穿孔工程を実施でき、貫通瞬間時のドリル送りが制御し易くなる。短時間で穿孔工程を実施できれば、Oリング61や、ドリル刃51の回転、送りを支持するドライベアリング26,27への負担が低減し、PCB油の漏洩の可能性を小さくできる。また、タンク13と干渉しない位置に倍力装置81の取り付けが可能なため、狭い作業空間に対応し易くなる。
According to the
(実施の形態4)
図15は、この発明の実施の形態4における抜油工具を示す断面図である。図16は、図15中のXVI−XVI線上に沿った抜油工具の端面図である。本実施の形態における抜油工具は、実施の形態2における抜油工具200と比較して、基本的には同様の構造を備える。以下、重複する構造については、その説明を繰り返さない。
(Embodiment 4)
FIG. 15 is a cross-sectional view showing an oil removal tool according to Embodiment 4 of the present invention. FIG. 16 is an end view of the oil removal tool along the line XVI-XVI in FIG. 15. The oil removal tool in the present embodiment basically has the same structure as that of the
図15および図16を参照して、本実施の形態では、取り付け面としてのタンク13の側面13bが、湾曲形状を有する。側面13bは、円筒面形状を有する。抜油工具400は、側面13bと鍔部としてのフランジ部31との間に配置されるスペーサ部材としての相フランジ91を含む。相フランジ91とフランジ部31との間には、パッキン44が介在する。抜油工具400は、側面13bと相フランジ91との間に介在するパッキン92を含む。
Referring to FIGS. 15 and 16, in the present embodiment,
フランジ部31およびパッキン44には、相対的に大きい直径を有する第1孔としての孔93が形成されている。相フランジ91およびパッキン92には、相対的に小さい直径を有する第2孔としての孔94が形成されている。孔93および孔94には、ドリル刃51が挿通されている。
A
本実施の形態では、相対的に小さい直径を有する孔94が形成された相フランジ91を配置することにより、ドリル刃51により近い位置にパッキン92を配置することが可能となる。これにより、パッキン92のシールに必要な潰し代、シール面積を大きく確保し、タンク13と工具本体20との間のシールの信頼性を向上させることができる。
In the present embodiment, it is possible to arrange the packing 92 at a position closer to the
湾曲する側面13bには、電気抵抗溶接によりスタッドボルト41が溶接されている。本実施の形態では、4本のスタッドボルト41が、側面13bの円筒軸の両側に対称に2つずつ振り分けて配置されている。スタッドボルト41は、側面13bに対して直角に立つように固定されている。この場合、スタッドボルト41は、ドリル刃51の軸方向を中心に開くように立つ。フランジ部31、相フランジ91、パッキン44およびパッキン92には、スタッドボルト41が挿通される孔95が形成されている。孔95は、スタッドボルト41が開く(傾く)方向に長径を有する長孔形状に形成されている。
A
抜油工具400は、フランジ部31に螺合され、側面13bに当接する複数の突っ張りネジ96を含む。側面13bに対する突っ張りネジ96の突出長さを調整することにより、パッキン92の潰し代やフランジ部31の傾きを調整する。
The
抜油工具400は、工具本体20に設けられ、スタッドボルト41が挿通される当接部材としての円筒凹座金97と、スタッドボルト41が挿通される座金としての円筒凸座金98とを含む。円筒凹座金97は、フランジ部31に固定されている。円筒凸座金98は、ナット42を受ける。円筒凹座金97および円筒凸座金98は、それぞれ湾曲面97aおよび湾曲面98aを含む。円筒凸座金98は、湾曲面97aと湾曲面98aとが面接触した状態で、円筒凹座金97に当接する。
The
このような構成により、スタッドボルト41が斜めに立つ場合であっても、湾曲面98aおよび湾曲面97aを面接触させながら、円筒凸座金98の傾きをスタッドボルト41の傾きに合わせて調整することができる。これにより、ナット42による締結力を確実に工具本体20に作用させることができる。
With such a configuration, even when the
なお、タンク13の形状が予め分かっており、スタッドボルト41を正確にある角度で溶接できる場合には、円筒凹座金97と円筒凸座金98とを一体化したテーパー座金を用いてもよい。
If the shape of the
このように構成された、この発明の実施の形態4における抜油工具400によれば、実施の形態1に記載の効果を同様に得ることができる。また、工具本体20の取り付けが円筒面のような湾曲面に限られるタンク13であってもPCB油が漏洩しないため、抜油工具400が利用されるタンクの対象を広げることができる。
According to the
なお、以上に説明した実施の形態1〜4における抜油工具の構造を適宜組み合わせて、新たな流体抜き工具を構成してもよい。 In addition, you may comprise a new fluid extraction tool combining the structure of the oil extraction tool in Embodiment 1-4 demonstrated above suitably.
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。 The embodiment disclosed this time should be considered as illustrative in all points and not restrictive. The scope of the present invention is defined by the terms of the claims, rather than the description above, and is intended to include any modifications within the scope and meaning equivalent to the terms of the claims.
13 タンク、13b 側面、13c 底面、16 孔、20 工具本体、20c 端面、21 浸油空間、28 貫通孔、41 スタッドボルト、42 ナット、51 ドリル刃、52 先端部、53 後端部、54 軸部、56 ドリル刃抜け防止用金具、57 ドリル刃抜け防止用ピン、59 ドリル刃抜け防止用ボールプランジャ、61,63,64,68 Oリング、72 キャップ、73 切削屑吸着器、74m,74n 永久磁石、91 相フランジ、92 パッキン、93,94 孔、97 円筒凹座金、97a,98a 湾曲面、98 円筒凸座金、100,200,300,400 抜油工具。 13 Tank, 13b Side surface, 13c Bottom surface, 16 holes, 20 Tool body, 20c End surface, 21 Oil immersion space, 28 Through hole, 41 Stud bolt, 42 Nut, 51 Drill blade, 52 Tip, 53 Rear end, 54 Shaft , 56 Drill blade removal prevention metal fitting, 57 Drill blade removal prevention pin, 59 Drill blade removal prevention ball plunger, 61, 63, 64, 68 O-ring, 72 Cap, 73 Cutting waste adsorber, 74m, 74n Permanent Magnet, 91 companion flange, 92 packing, 93, 94 hole, 97 cylindrical concave washer, 97a, 98a curved surface, 98 cylindrical convex washer, 100, 200, 300, 400 Oil removal tool.
Claims (12)
先端部と軸部とを含むドリル刃と、
前記先端部が配置され、前記ドリル刃の軸方向の線上で開放される空間と、前記空間に連通し、前記軸部が挿入される貫通孔とが形成され、前記ドリル刃をその軸方向に移動可能に支持する工具本体と、
前記ドリル刃を前記工具本体に対して係止し、前記ドリル刃の後進方向の移動を規制する係止部材とを備える、流体抜き工具。 A fluid removal tool for opening a hole in a container in which a fluid is disposed and extracting the fluid from the container through the hole,
A drill blade including a tip portion and a shaft portion;
A space in which the tip portion is arranged and opened on an axial line of the drill blade, and a through hole that communicates with the space and into which the shaft portion is inserted are formed, and the drill blade is moved in the axial direction. A tool body that is movably supported;
A fluid removal tool comprising: a locking member that locks the drill blade with respect to the tool body and restricts movement of the drill blade in a backward direction.
前記スタッドボルトは、電気抵抗溶接により容器に接続される、請求項1から3のいずれか1項に記載の流体抜き工具。 A stud bolt for fixing the tool body to the container;
The fluid removal tool according to any one of claims 1 to 3, wherein the stud bolt is connected to the container by electric resistance welding.
前記係止部材によって前記ドリル刃の前進方向の移動が規制された状態で、前記先端部と前記第1シール部材との間の距離をL1とし、前記係止部材によって前記ドリル刃の後進方向の移動が規制された状態で、前記先端部と前記第2シール部材との間の距離をL2とした場合に、L1<L2の関係を満たす、請求項5に記載の流体抜き工具。 A second seal member provided in the through-hole and disposed on the opposite side of the space with respect to the first seal member in the axial direction of the drill blade;
In a state where the movement of the drill blade in the forward direction is restricted by the locking member, the distance between the tip portion and the first seal member is L1, and the locking member moves the drill blade in the backward direction. The fluid removal tool according to claim 5, wherein the relationship of L1 <L2 is satisfied when a distance between the tip portion and the second seal member is L2 in a state where movement is restricted.
前記係止部材は、前記ドリル刃に設けられ、
前記係止部材と前記端面とが当接することによって、前記ドリル刃の後進方向の移動が規制され、さらに、
当接する前記係止部材と前記端面との間に挟持される第3シール部材を備える、請求項1から6のいずれか1項に記載の流体抜き工具。 The tool body includes an end surface that defines the space and is continuous with the through hole,
The locking member is provided on the drill blade,
When the locking member and the end face abut, the movement of the drill blade in the backward direction is restricted,
The fluid drainage tool according to any one of claims 1 to 6, further comprising a third seal member sandwiched between the abutting locking member and the end face.
前記後端部を覆うカバー部材と、
前記ドリル刃から離れて設けられ、前記カバー部材と前記工具本体との間を封止する第4シール部材を備える、請求項1から7のいずれか1項に記載の流体抜き工具。 The drill blade includes a rear end portion protruding to the outside of the tool body, and
A cover member covering the rear end;
The fluid removal tool according to any one of claims 1 to 7, further comprising a fourth seal member that is provided apart from the drill blade and seals between the cover member and the tool main body.
前記捕獲部は、磁石を含む、請求項9に記載の流体抜き工具。 The container is formed from a magnetic material;
The fluid removal tool according to claim 9, wherein the capture unit includes a magnet.
容器の取り付け面と前記鍔部との間に配置されるスペーサ部材を備え、
前記鍔部には、前記ドリル刃が挿通され、相対的に大きい直径を有する第1孔が形成され、前記スペーサ部材には、前記ドリル刃が挿通され、相対的に小さい直径を有する第2孔が形成され、さらに、
容器の取り付け面と前記スペーサ部材との間に挟持されるパッキンを備える、請求項1から10のいずれか1項に記載の流体抜き工具。 The tool body includes a collar portion disposed to face the mounting surface of the container, and
A spacer member disposed between the mounting surface of the container and the flange,
A first hole having a relatively large diameter is formed in the flange portion, and a first hole having a relatively large diameter is formed, and a second hole having a relatively small diameter in which the drill blade is inserted in the spacer member. Is formed, and
The fluid removal tool according to any one of claims 1 to 10, further comprising a packing sandwiched between an attachment surface of a container and the spacer member.
前記スタッドボルトに螺合されるナットと、
前記ナットを受ける座金と、
前記工具本体に設けられ、前記座金が当接する当接部材とを備え、
前記座金および前記当接部材は、互いに面接触する湾曲面をそれぞれ含む、請求項1から11のいずれか1項に記載の流体抜き工具。 A stud bolt that is provided on a mounting surface of the container and fixes the tool body to the container;
A nut screwed into the stud bolt;
A washer for receiving the nut;
An abutting member provided on the tool body and against which the washer abuts;
The fluid drainage tool according to any one of claims 1 to 11, wherein the washer and the contact member include curved surfaces that are in surface contact with each other.
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