JP2009099651A - 電子部品 - Google Patents

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Toshiyuki Atsumi
俊之 渥美
Kenichi Yamamoto
憲一 山本
Michio Oba
美智央 大庭
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【課題】本発明は、電子部品の機械的強度を向上させることを目的とする。
【解決手段】そして、この目的を達成するために本発明は、絶縁体10と、この絶縁体10内部に積層された複数のコイル14、16、18と、これらのコイル14、16、18の上下間を接続するビア15、17と、複数のコイル14、16、18と電気的に接続された端子11、12とを備え、複数のコイル14、16、18は、それぞれ絶縁体10の側面内周に沿って形成されるとともに、ビア15、17は、コイル14、16、18の端部から、少なくともこの端部を有する辺一帯に広がっているものとした。これにより本発明は、外部からの衝撃を端子11、12とビア15、17とで吸収することができ、結果として電子部品の機械的強度を向上させることが出来る。
【選択図】図2

Description

本発明は、インダクタンス部品等の電子部品に関する。
従来この種の電子部品は、図4、図5に示されるごとく、絶縁体1内において、コイル2、3、4と、コイル2、3間とコイル3、4間とをそれぞれ接続するビア5、7とが交互に積層されていた。
また絶縁体1の外側面両端には、端子8、9を備え、この端子8、9はコイル2、3、4と電気的に接続されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−270355号公報
このような従来の電子部品では、電子部品の機械的強度が低いという課題があった。
即ち上記従来の構成では、ビア5、7は点状であるため機械的強度が低く、電子部品の機械的強度は側面の端子8、9に依存していた。
ここで電子部品のL値を上げるため、絶縁体1外側面の端子8、9を薄くすると、外部からの衝撃を端子8、9で吸収しきれず、結果として電子部品の機械的強度が低下するのであった。
そこで本発明は、電子部品の機械的強度を向上させることを目的とする。
そして、この目的を達成するために本発明は、複数のコイルが、それぞれ絶縁体の側面内周に沿って形成されるとともに、ビアは、コイルの端部から、少なくともこの端部を有する辺一帯に広がっているものとした。
この構成により本発明は、電子部品の機械的強度を向上させることが出来る。
その理由は、コイルの辺一帯に広がったビアが、絶縁体の側面を内側から補強するからである。
これにより本発明は、外部からの衝撃を端子とビアとで吸収することができ、結果として電子部品の機械的強度を向上させることが出来る。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1における電子部品について、図面を参照しながら説明する。
図1において、樹脂からなるシート状の絶縁体10の両端には端子11、12を形成している。
絶縁体10は図2(A)〜(I)に示すように、各絶縁体層10A、10B、10C、10D、10E、10F、10G、10H、10Iの積層構造により構成している。
また端子11、12は、図2(A)〜(I)に示すように、各端子層11A〜11I、12A〜12Iの積層構造により構成している。
そして図2(B)に示すように、絶縁体層10Bには端子11Aに電気的に接続される端子層11B(引出電極)を形成しており、この絶縁体層10Bの上層には、端子層11Bに電気的に接続されるビア13が埋め込まれた絶縁体層10Cを積層している。
この絶縁体層10Cの上層には、ビア13に電気的にその一端を接続されるコイル14が埋め込まれた絶縁体層10Dを形成しており、この絶縁体層10Dの上層には、コイル14の他端に電気的に接続されるビア15が埋め込まれた絶縁体層10Eを積層している。
この絶縁体層10Eの上層には、ビア15にその一端が電気的に接続されるコイル16が埋め込まれた絶縁体層10Fを形成しており、この絶縁体層10Fの上層には、コイル16の他端に電気的に接続されるビア17が埋め込まれた絶縁体層10Gを積層している。
この絶縁体層10Gの上層には、ビア17にその一端が電気的に接続されるコイル18が埋め込まれた絶縁体層10Hを形成しており、このコイル18の他端を端子層12Iに電気的に接続させて、インダクタンス部品を構成している。
即ち本実施の形態のインダクタンス部品は、絶縁体10と、この絶縁体10内部に積層された複数のコイル14、16、18と、このコイル14と16の上下間とコイル16と18の上下間とをそれぞれ接続するビア15、17と、コイル14、16、18と電気的に接続された端子11、12とを備えた構成である。
また本実施の形態では、コイル14、16、18はいずれも絶縁体10の側面内周に沿って形成されており、絶縁体10の側面内周にほぼ平行に沿った7つの辺から成る。
そして例えば図2(D)に示すコイル14は、その内の一辺のほぼ全域に図2(E)に示すビア15が積層されている。即ち本実施の形態は、コイル14の端部から、この端部を有する辺一帯に、ビア15が広がっているものであり、ビア15の形状はいわゆるI字形をしている。
また図2(F)および図2(G)に示すように、コイル16上にも同様にI字形のビア17が形成されている。
なお、本実施の形態では、ビア15とビア17とが、絶縁体10内において絶縁体10の両端側(例えば左右)に交互に配置されている。
本実施の形態における効果を以下に説明する。
本実施の形態では、電子部品の機械的強度を向上させることが出来る。
その理由は、コイル14、16、18の辺一帯に広がったビアが、絶縁体10の側面を内側から補強するからである。
これにより本実施の形態では、外部からの衝撃を端子11、12とビア15、17とで吸収することができ、結果として電子部品の機械的強度を向上させることが出来る。
また本実施の形態では、ビア15、17で電子部品の機械的強度を向上させることができるため、端子11、12の厚みを薄くすることができ、結果としてインダクタンス部品のL値を高めることが出来る。
すなわち、L値はコイル14、16、18内周を通過する磁束に比例する。従って、本実施の形態のように端子11、12の幅を狭く(薄く)できれば、コイル14、16、18内方を通過する磁束の流れを促進でき、その結果としてL値を上げられるのである。
また本実施の形態では、コイル14、16、18の絶縁体10側面の内周に沿った辺上にビア15、17を形成したため、磁束方向に対してコイル14、16、18がはみ出さない。
したがって、ビア15、17を上記形状にしてもコイル14、16、18内周を通過する磁束量に大きな影響を与えることは無いと考えられる。従って、高いL値を担保することができるのである。
また本実施の形態では、ビア15、17とコイル14、16、18の接触面積が大きくなる。したがって、絶縁体10に対して外部から機械的な衝撃が加わった場合、従来の点状のビアと比較すると、応力が分散され、ビア15、17の変形や損傷、剥離を抑制できる。そしてその結果、ビア15、17部分における電気的断線を低減し、接続信頼性を向上できる。
なお、本実施の形態では、コイル14、16、18のそれぞれの一辺にビア15、17を接続させたが、この一辺と隣接する辺にもビア15、17を広げ、L字形としてもよい。
また3辺に渡りビア15、17を広げ、コの字形としてもよい。なお、L字形あるいはコの字形とは、角部が湾曲しているものも含むものとする。
また、ビア15、17の幅は、コイル14、16、18の線幅以下とすることが望ましい。以下、その理由を説明する。
製造工程においては、必ず製造ばらつきというものが付いて回る。従って、コイル14、16とビア15、コイル16、18とビア17の間において、これらの接続位置のずれが生じる可能性がある。そうすると、ビア15、ビア17がそれぞれ想定していたよりもコイル14、16、18の内周側に積層され、内方にずれた位置で接続されてしまう可能性がある。そうすると、上述のごとくL値を低下させてしまう結果となってしまうわけであるが、ビア15、17をコイル14、16、18の線幅以下とすることにより、接続位置のずれに対する許容範囲を設けることとなるため、L値の低下を抑制することができるというものである。
(実施の形態2)
本実施の形態と実施の形態1との違いは、図3(A)〜図3(D)に示すように、ビア19、20が絶縁体10の側面角部の内周に沿って形成されている点である。
また本実施の形態では、ビア19、20は、それぞれコイル21、22の端部から、この端部を有する一辺一帯と、この一辺と隣接する辺の一部に広がっている。
また本実施の形態のコイル21、22は、絶縁体10の側面内周にほぼ平行に沿った八つの辺から成り、そのうち端部を形成するとともにビア19または20が接続される二辺は短く設計している。
そして本実施の形態では、絶縁体10の内部において、対角線上にある端部に、ビア19、20が交互に配置されている。
これにより本実施の形態では、ビア19、20で電子部品の角部を内側から補強することができ、電子部品の機械的強度を向上させることができる。またビア19、20を二辺にまたがって広く形成しているため、ビア19、20の電気的な接続信頼性を向上させることが出来る。
なお、上記実施の形態においてはインダクタンス部品を用いて説明をしたが、絶縁体1内にコンデンサ等を設けLC複合部品とするなど、他の電子部品においても有用である。
本発明にかかる電子部品は、コイル間の接続信頼性の向上を図ることができるという特徴を有し、携帯電話等の各種電気機器において有用である。
本発明の実施の形態1における電子部品の斜視図 (A)〜(I)同電子部品の分解断面図 (A)〜(D)本発明の実施の形態2における電子部品の一部分解断面図 従来の電子部品の斜視図 (A)〜(I)従来の電子部品の分解断面図
符号の説明
10 絶縁体
10A〜10I 絶縁体層
11、12 端子
11A〜11I、12A〜12I 端子層
14、16、18 コイル
15、17 ビア
19、20 ビア
21、22 コイル

Claims (6)

  1. 絶縁体と、
    この絶縁体内部に積層された複数のコイルと、
    これらのコイルの上下間を接続するビアと、
    前記複数のコイルと電気的に接続された端子とを備え、
    前記複数のコイルは、
    それぞれ前記絶縁体の側面内周に沿って形成されるとともに、
    前記ビアは、
    前記コイルの端部から、少なくともこの端部を有する辺一帯に広がっている電子部品。
  2. 前記コイルは、
    前記絶縁体の側面内周に沿った複数の辺を備え、
    これらの辺の少なくとも一つは、そのほぼ全域に前記ビアが積層されている請求項1に記載の電子部品。
  3. 前記ビアの幅は、前記コイルの幅以下とした請求項1または2に記載の電子部品。
  4. 前記ビアの形状は、
    I字形またはL字形またはコの字形である請求項1から3のいずれか一つに記載の電子部品。
  5. 前記絶縁体の内部において、
    複数の前記ビアが、前記絶縁体の両端側に交互に配置されている請求項1から4のいずれか一つに記載の電子部品。
  6. 前記絶縁体の内部において、
    前記絶縁体の対角線上にある二つの端部には、複数の前記ビアが交互に配置されている請求項1から4のいずれか一つに記載の電子部品。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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