JP2009099352A - 電子回路装置及びその製造方法 - Google Patents

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潤 田原
Masao Kikuchi
正雄 菊池
Tsutomu Tominaga
努 富永
Masaaki Tanigawa
正明 谷川
Shuzo Akiyama
周三 秋山
Takayuki Kifuku
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Abstract

【課題】電子部品のパッケージの相対向する上面及び底面に対して略平行な方向に延びたリード端子とターミナルの導電体端子を重ね合わせて溶接する際に、蒸気や反射光等による電子部品への影響を少なくする。
【解決手段】電子部品2のリード端子4を、その長さ方向の途中でそれぞれほぼ直角に2回折り曲げ、パッケージ3の上面3aよりも高い位置に溶接部6を形成し、パッケージ3の上面3a及び溶接部6よりも高く、且つパッケージ3の上面3aよりも溶接部6に近い位置から溶接部6にレーザ7を照射する。これにより、レーザ溶接時の蒸気や反射光等による電子部品2への影響が少なく、パッケージ3が溶けたり割れたりすることを防止でき、絶縁性及び耐久性の劣化を抑制でき、信頼性の高い電子回路装置が得られる。
【選択図】図1

Description

本発明は、パッケージの相対向する上面及び底面に対して略平行な方向に延びたリード端子を有する電子部品と、導電体端子を有するターミナルを含む電子回路装置及びその製造方法に関するものである。
従来、半導体モジュール等の電子部品のリード端子と、ターミナル(バスバー)の導電体端子は、それぞれの端子を重ね合わせてレーザ溶接することにより、電気的、機械的に接合されていた。これらの端子は細く、端子同士の位置合わせや溶接が難しいため、様々な工夫がなされていた。
例えば特許文献1では、バスバー端子を内蔵した樹脂ケースに電子部品を搭載し、バスバー端子と電子部品のリード端子とが互いにほぼ直交した状態で電気的に接続されている。このような構成においては、電子部品のリード端子がその自重によって樹脂ケースの底面に向かって傾くので、バスバー端子と電子部品の端子がより間隙のない状態で接触しやすくなるため、両者を挟持するクランプ部材を必要とせず容易に溶接することができるものである。
特開2005−294252号公報
しかしながら、特許文献1のように、パッケージの相対向する上面及び底面に対して略平行な方向に延びた電子部品のリード端子に導電体端子(バスバー端子)を溶接する場合、以下のような問題があった。まず、溶接時において、溶融された部材から発生する蒸気やレーザの反射光等が主に溶接部の水平方向及び上方に飛散するため、これらの影響によりパッケージ樹脂が溶けたり割れたりするという問題があった。これにより、パッケージの絶縁性や耐久性が劣化し、信頼性が低下していた。
このような溶接時の影響を防ぐ手段として、パッケージと溶接部の間の距離を長くとる、パッケージと溶接部の間にシールド機構を設ける等の対策がとられるが、距離を長くとる場合は電子回路装置の小型化を妨げ、シールド機構を設ける場合は構造が複雑化するという新たな問題が発生する。
また、電子部品のリード端子または導電体端子の寸法誤差や、溶接時の熱によりいずれか一方または双方の端子が伸縮し機械的応力が付与されることにより、これらの端子間に隙間が生じ、溶接できないという問題があった。このため、例えば特許文献1では、リード端子及び導電体端子のいずれか一方または双方に機械的応力を吸収する応力吸収部をその長さ方向に沿って設けているが、このような応力吸収部を設けることは加工費を上昇させる。
本発明は、上記のような問題点を解消するためになされたもので、電子部品のパッケージの相対向する上面及び底面に対して略平行な方向に延びたリード端子とターミナルの導電体端子を重ね合わせて溶接する際に、蒸気や反射光等による電子部品への影響を少なくすることが可能な電子回路装置の製造方法を提供し、信頼性の高い電子回路装置を得ることを目的とする。
また、電子部品のパッケージの相対向する上面及び底面に対して略平行な方向に延びた
リード端子とターミナルの導電体端子を重ね合わせて溶接する際に、安価な加工費で、各端子の寸法誤差や機械的応力を吸収することが可能な電子回路装置の製造方法を提供し、信頼性の高い電子回路装置を得ることを目的とする。
本発明による電子回路装置は、パッケージの相対向する上面及び底面に対して略平行な方向に延びたリード端子を有する電子部品と、リード端子と接合される導電体端子を有するターミナルを含み、リード端子はその長さ方向の途中で1回以上折り曲げられ、パッケージの上面よりも高い位置で導電体端子と接合されているものである。
また、本発明による電子回路装置の製造方法は、電子部品のパッケージの相対向する上面及び底面に対して略平行な方向に延びたリード端子とターミナルの導電体端子を溶接により接合する電子回路装置の製造方法であって、リード端子をその長さ方向の途中で1回以上折り曲げ、パッケージの上面よりも高い位置にリード端子の溶接辺の少なくとも一部を形成する第1の工程、リード端子の溶接辺の少なくとも一部と、導電体端子の少なくとも一部を重ね合わせ、レーザを照射するための溶接部を形成する第2の工程、パッケージの上面及び溶接部よりも高く、且つパッケージの上面よりも溶接部に近い位置から溶接部にレーザを照射し、リード端子と導電体端子を溶接により接合する第3の工程を含むものである。
本発明によれば、リード端子はパッケージの上面よりも高い位置で導電体端子と接合されているため、溶接時の蒸気や反射光等による電子部品への影響を受けにくい信頼性の高い電子回路装置が得られる。
また、パッケージの上面及び溶接部よりも高く、且つパッケージの上面よりも溶接部に近い位置から溶接部にレーザを照射し、リード端子と導電体端子を溶接により接合するようにしたので、溶接時の蒸気や反射光等による電子部品への影響が少なく、パッケージが溶けたり割れたりすることを防止でき、絶縁性及び耐久性の劣化を抑制できるため、信頼性の高い電子回路装置を製造することが可能である。
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態1について図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の形態1における電子回路装置の接合構造を説明する断面模式図である。本実施の形態における電子回路装置1は、樹脂からなるパッケージ3で半導体素子(図示せず)を覆った半導体モジュールである電子部品2と、導電体端子であるターミナル端子5を有するターミナル(図示せず)を含んで構成されるものである。
電子部品2は、パッケージ3の相対向する上面3a及び底面3bに対して略平行な方向に延びたリード端子4を有しており、本実施の形態では、リード端子4はその長さ方向の途中、図中A、Bで示す2つのポイントでそれぞれほぼ直角に折り曲げられ、パッケージ3の上面3aよりも高い位置でターミナル端子5と接合されていることを特徴とする。ターミナル端子5は、銅または銅を主体とする材料からなる薄板をプレス抜きし、切断面を溶接面として使用している。
本実施の形態における電子回路装置の製造方法について説明する。まず、第1の工程において、リード端子4をその長さ方向の途中で1回以上、本実施の形態では2回折り曲げ、パッケージ3の上面3aよりも高い位置にリード端子4の溶接辺41を形成する。具体的には、図中のAポイントで約90度上向きに折り曲げ、パッケージ3の上面3aに対し
てほぼ垂直な垂直辺42を形成し、さらにパッケージ3の上面3aの高さを超えた図中のBポイントで再び約90度折り曲げ、パッケージ3の上面3aよりも高い位置に、パッケージ3の上面3a及びターミナル端子5に対して略平行な方向に延びる溶接辺41を形成している。なお、本実施の形態では、溶接辺41全体がパッケージ3の上面3aよりも高い位置となっているが、溶接辺41の少なくとも一部がパッケージ3の上面3aよりも高い位置となっていればよい。
次に、第2の工程において、リード端子4の溶接辺41の少なくとも一部と、ターミナル端子5の少なくとも一部を重ね合わせ、レーザを照射するための溶接部6を形成する。本実施の形態では、リード端子4の溶接辺41とターミナル端子5は、互いに略平行に重ね合わされた継手構造となっている。なお、図1では、リード端子4が上側、ターミナル端子5が下側の継ぎ手構造としたが、上下反対、すなわちリード端子4が下側、ターミナル端子5が上側の継ぎ手構造としてもよい。
さらに、第3の工程において、パッケージ3の上面3a及び溶接部6よりも高く、且つパッケージ3の上面3aよりも溶接部6に近い位置に配置されたレーザ照射装置(図示せず)から溶接部6にレーザ7を照射し、リード端子4とターミナル端子5を溶接により電気的及び機械的に接合する。
この第3の工程において、レーザ7は、溶接部6の溶接辺41からターミナル端子5に到達し、双方の端子部材を溶融する。この時、溶融された部材から発生する蒸気やレーザ7の反射光は、主に溶接部6の水平方向及び上方に飛散する。このため、溶接部6よりもレーザ照射装置から遠く、且つ溶接部6よりも下方に位置する電子部品2のパッケージ3においては、上記のような蒸気や反射光の影響は少なく、パッケージ3及びその内部の半導体素子に損傷を与えない。
以上のように、本実施の形態によれば、パッケージ3の相対向する上面3a及び底面3bに対して略平行な方向に延びたリード端子4を有する電子部品2と、このリード端子4と接合されるターミナル端子5を有するターミナルを含む電子回路装置において、リード端子4をその長さ方向の途中でほぼ直角に2回折り曲げ、パッケージ3の上面3aよりも高い位置でターミナル端子5と接合するようにしたので、レーザ溶接時の蒸気や反射光等による電子部品2への影響が少なく、パッケージ3が溶けたり割れたりすることを防止でき、絶縁性及び耐久性の劣化を抑制できるため、信頼性の高い電子回路装置が得られる。
また、本実施の形態によれば、レーザ溶接時の蒸気や反射光等による電子部品2への影響を防ぐために、パッケージ3と溶接部6の間の距離を長くとったり、パッケージ3と溶接部6の間にシールド機構を設ける必要がないため、電子回路装置の小型化を妨げたり、構造が複雑化したりすることがない。さらに、溶接部6とパッケージ3の間の距離を短くすることができるため、電子回路装置の小型化を図ることが可能である。
実施の形態2.
図2は、本発明の実施の形態2における電子回路装置の接合構造を説明する断面模式図である。なお、図2中、図1と同一、相当部分には同一符号を付している。前記実施の形態1では、電子部品2のリード端子4をA、Bの2ポイントでほぼ直角に2回折り曲げたが、本実施の形態では、リード端子4を図中Cで示す1ポイントで上向きに折り曲げることにより、溶接辺41の一部がパッケージ3の上面3aよりも高くなるように形成している。
本実施の形態における電子回路装置の製造方法について説明する。まず、第1の工程において、リード端子4をその長さ方向の途中で1回折り曲げ、リード端子4の溶接辺41
の一部がパッケージ3の上面3aよりも高い位置となるように形成する。具体的には、図中のCポイントで約70度(図中シータの記号で示す)上向きに折り曲げ、溶接辺41の一部がパッケージ3の上面3aよりも高くなるように形成している。
次に、第2の工程において、リード端子4の溶接辺41の少なくとも一部と、ターミナル端子5の少なくとも一部を重ね合わせ、レーザを照射するための溶接部6を形成する。本実施の形態では、リード端子4の溶接辺41の先端部と、ターミナル端子5の先端部(角部)が、角度(約20度)をなして重ね合わされ、ほぼ一点で接するよう配置されている。
さらに、第3の工程において、パッケージ3の上面3a及び溶接部6よりも高く、且つパッケージ3の上面3aよりも溶接部6に近い位置に配置されたレーザ照射装置(図示せず)から溶接部6にレーザ7を照射し、リード端子4とターミナル端子5を溶接により電気的及び機械的に接合する。
以上のように、本実施の形態によれば、前記実施の形態1と同様の効果に加え、リード端子4の溶接辺41の先端部とターミナル端子5の先端部(角部)が角度をなして重ね合わされ、溶接部6がほぼ一点で接しているため、リード端子4またはターミナル端子5に寸法誤差がある場合や、機械的応力が付与されている場合等においても、溶接部6を狙ってレーザ7を照射することにより、リード端子4とターミナル端子5を確実に溶接することができ、安価な加工費で高さ方向及び長さ方向のずれを容易に吸収することができる。
実施の形態3.
図3は、本発明の実施の形態3における電子回路装置の接合構造を説明する断面模式図である。なお、図3中、図1と同一、相当部分には同一符号を付している。本実施の形態では、ターミナル端子5に、リード端子4の溶接辺41の先端部と当接する凸状のエッジ部8(図3(a))または凹状のエッジ部9(図3(b))を備えたものである。
本実施の形態における電子回路装置の製造方法について説明する。まず、第1の工程において、リード端子4をその長さ方向の途中で2回折り曲げ、パッケージ3の上面3aよりも高い位置にリード端子4の溶接辺41を形成する。本実施の形態では、図中のAポイントで約90度上向きに折り曲げ、パッケージ3の上面3aに対してほぼ垂直な垂直辺42を形成し、さらにパッケージ3の上面3aの高さを超えた図中のBポイントで再び約100度折り曲げ、ターミナル端子5に対して約10度の角度をなす溶接辺41を形成している。
次に、第2の工程において、リード端子4の溶接辺41の少なくとも一部と、ターミナル端子5の少なくとも一部を重ね合わせ、レーザを照射するための溶接部6を形成する。本実施の形態では、リード端子4の溶接辺41とターミナル端子5は角度(約10度)をなして重ね合わされ、リード端子4の先端部は、ターミナル端子5に形成された凸状のエッジ部8(図3(a))または凹状のエッジ部9(図3(b))にほぼ一点で接するよう配置される。
さらに、第3の工程において、パッケージ3の上面3a及び溶接部6よりも高く、且つパッケージ3の上面3aよりも溶接部6に近い位置に配置されたレーザ照射装置(図示せず)から溶接部6にレーザ7を照射し、リード端子4とターミナル端子5を溶接により電気的及び機械的に接合する。
本実施の形態では、リード端子4またはターミナル端子5に寸法誤差がある場合や、機械的応力が付与されている場合においても、溶接辺41の先端部がエッジ部8、9に当接
するように配置し、エッジ部8、9を狙ってレーザ7を照射することにより、リード端子4とターミナル端子5を確実に溶接することができる。なお、凸状または凹状のエッジ部8、9は、ターミナル端子5をプレス抜きで作成する際の型の形状を変更するだけで容易に作成することができる。
以上のように、本実施の形態によれば、前記実施の形態1と同様の効果に加え、ターミナル端子5にリード端子4の溶接辺41の先端部と当接する凸状または凹状のエッジ部8、9を備えたので、リード端子4またはターミナル端子5に寸法誤差がある場合や、機械的応力が付与されている場合においても、エッジ部8、9を狙ってレーザ7を照射することにより、リード端子4とターミナル端子5を確実に溶接することができ、安価な加工費で高さ方向及び長さ方向のずれを容易に吸収することができる。
なお、本実施の形態では、ターミナル端子5に凸状または凹状のエッジ部8、9を設けたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばリード端子4の溶接辺41の先端部をさらに下向きに折り曲げる、または凸状に成形することにより、ターミナル端子5に当接しやすい先端部を形成してもよい。
実施の形態4.
図4は、本発明の実施の形態4における電子回路装置の製造方法を説明する断面模式図である。なお、図4中、図1と同一、相当部分には同一符号を付し説明を省略する。本実施の形態では、電子部品2が取り付けられる固定台であるヒートシンク10及び固定手段であるネジ11と、ターミナル端子5が固定されるケース12を備えることにより、リード端子4またはターミナル端子5の機械的応力の吸収をさらに確実に行うものである。
本実施の形態における電子回路装置の製造方法について説明する。なお、第1の工程については、前記実施の形態3と同じであるため説明を省略する。第2の工程において、リード端子4の溶接辺41の少なくとも一部と、ターミナル端子5の少なくとも一部を重ね合わせ、レーザを照射するための溶接部6を形成する。本実施の形態では、この第2の工程において、電子部品2がネジ11によりヒートシンク10に取り付けられる際に、これとほぼ同時にネジ11の作用により溶接辺41がターミナル端子5と重ね合わされ、溶接部6が形成される。
第2の工程についてさらに詳しく説明すると、まず、パッケージ3の底面3bとヒートシンク10の上面10aが接触する前には、溶接辺41はターミナル端子5と角度をなして(約10度)ほぼ一点で接触している(図4(a))。ネジ11を締めていくと電子部品2がヒートシンク10に押さえられていくと共に、リード端子4は折れ曲がりの応力を吸収し、溶接辺41とターミナル端子5とのなす角が0度に近づいていく。
さらに、第3の工程において、パッケージ3の上面3a及び溶接部6よりも高く、且つパッケージ3の上面3aよりも溶接部6に近い位置に配置されたレーザ照射装置(図示せず)からリード端子4の先端部である溶接部6にレーザ7を照射し、リード端子4とターミナル端子5を溶接により電気的及び機械的に接合する。
本実施の形態では、電子部品2とターミナル端子5をそれぞれ固定することにより、リード端子4またはターミナル端子5の機械的応力の吸収をさらに確実に行うことができる。また、リード端子12のフォーミング金型の設計を変えるだけで応力を吸収する機構を設けることができ、リード端子4またはターミナル端子5の加工費は上昇しない。また、図4(b)のように、溶接辺41とターミナル端子5が角度をなして接触している場合(平行でない場合)には、レーザ7の反射光をパッケージ3と反対側の方向に反射させる効果も期待できる。
さらに、本実施の形態において、パッケージ3から出るリード端子4の数が多い場合、リード端子4相互間およびターミナル端子5相互間で高さがばらつくため、溶接辺41とターミナル端子5が接触しないという問題が発生する。そこで、溶接辺41における曲がりの部分(図中B)からターミナル端子5との接触点(溶接点6)までの高さLは、端子間ばらつきの最大公差よりも大きくなるように設計し、図4(a)に示すヒートシンク10の上面10aとパッケージ3の底面3bの距離は、最大公差と同じ、もしくは小さく設計するとよい。これにより、端子間のばらつきを吸収して溶接辺41をターミナル端子5に接触させることができる。
なお、本実施の形態において、電子部品2の固定手段は、ネジ11に限定されるものではなく、板バネ、ケース、または基板等を利用して押さえつけてもよい。また、ヒートシンク10と電子部品2との間には、接着剤やグリースが介在していてもよい。
また、リード端子4の折り曲げ回数および折り曲げ角度については、前記実施の形態1〜4に限定されるものではなく、適宜決定することができる。また、電子部品2は、コンデンサ、抵抗、コイル等、電子回路や電力回路に使用される素子であってもよく、リード端子4は電子部品2の複数面から出ていてもよい。
さらに、溶接部6(ターミナル端子5)に対するレーザ7の照射角度は90度でなくてもよい。なお、接合手段は、レーザ溶接に限らず、リード端子4とターミナル端子5を重ね合わせて溶接する接合手段であれば、電子ビーム溶接、スポット溶接等、他の接合手段であっても本発明を適用することは可能である。
本発明は、樹脂パッケージで半導体素子を覆った半導体モジュール等の電子部品のリード端子とターミナル端子を接合した電子回路装置及びその製造方法として利用することができる。
本発明の実施の形態1における電子回路装置の接合構造を説明する断面模式図である。 本発明の実施の形態2における電子回路装置の接合構造を説明する断面模式図である。 本発明の実施の形態3における電子回路装置の接合構造を説明する断面模式図である。 本発明の実施の形態4における電子回路装置の製造方法を説明する断面模式図である。
1 電子回路装置、2 電子部品、3 パッケージ、3a 上面、3b底面、4 リード端子、5 ターミナル端子、6 溶接部、7 レーザ、41 溶接辺、42 垂直辺、8 凸状のエッジ部、9 凹状のエッジ部、10 ヒートシンク、10a 上面、
11 ネジ、12 ケース。

Claims (7)

  1. パッケージの相対向する上面及び底面に対して略平行な方向に延びたリード端子を有する電子部品と、前記リード端子と接合される導電体端子を有するターミナルを含み、前記リード端子はその長さ方向の途中で1回以上折り曲げられ、前記パッケージの上面よりも高い位置で前記導電体端子と接合されていることを特徴とする電子回路装置。
  2. 請求項1に記載の電子回路装置であって、前記電子部品が半導体モジュールであることを特徴とする電子回路装置。
  3. 電子部品のパッケージの相対向する上面及び底面に対して略平行な方向に延びたリード端子とターミナルの導電体端子を溶接により接合する電子回路装置の製造方法であって、前記リード端子をその長さ方向の途中で1回以上折り曲げ、前記パッケージの上面よりも高い位置に前記リード端子の溶接辺の少なくとも一部を形成する第1の工程、
    前記リード端子の前記溶接辺の少なくとも一部と、前記導電体端子の少なくとも一部を重ね合わせ、レーザを照射するための溶接部を形成する第2の工程、
    前記パッケージの上面及び前記溶接部よりも高く、且つ前記パッケージの上面よりも前記溶接部に近い位置から前記溶接部にレーザを照射し、前記リード端子と前記導電体端子を溶接により接合する第3の工程を含むことを特徴とする電子回路装置の製造方法。
  4. 請求項3に記載の電子回路装置の製造方法であって、前記第2の工程において、前記リード端子の前記溶接辺の少なくとも一部と、前記導電体端子の少なくとも一部は、互いに略平行に重ね合わされることを特徴とする電子回路装置の製造方法。
  5. 請求項3に記載の電子回路装置の製造方法であって、前記第2の工程において、前記リード端子の前記溶接辺の先端部と、前記導電体端子の一部は、角度をなして重ね合わされ、ほぼ一点で接することを特徴とする電子回路装置の製造方法。
  6. 請求項3に記載の電子回路装置の製造方法であって、前記第2の工程において、前記導電体端子は、前記リード端子の前記溶接辺の先端部と当接する凸状または凹状のエッジ部を備えたことを特徴とする電子回路装置の製造方法。
  7. 請求項3に記載の電子回路装置の製造方法であって、前記第2の工程において、前記電子部品が取り付けられる固定台及び固定手段と、前記導電体端子が固定されるケースをさらに備え、前記電子部品が前記固定手段により前記固定台に取り付けられる際に、これとほぼ同時に前記固定手段の作用により前記溶接辺が前記導電体端子に押さえられ、前記溶接部が形成されることを特徴とする電子回路装置の製造方法。
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