JP2009099140A - データ処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】
大量のレシピデータを分類,整理する場合、比較対象レシピデータの特定及び収集,比較差分検出,差分結果を踏まえて、パラメータ値を修正まで、一連の処理を実行するレシピ比較システムを提供する。
【解決手段】
記憶装置と演算装置と入出力装置とを備え、複数の検査装置の検査条件のデータを管理するデータ処理システムであって、記憶装置は、データ比較の基準とするひとつの検査装置のマスタ検査条件データと、比較対象とする他のひとつ以上の検査装置の比較対象検査条件データとを記憶し、入出力装置は、記憶装置に記憶されたマスタ検査条件の名称と比較対象検査条件の名称とを一覧表形式で並べて表示するとともに、マスタ検査条件のひとつ、および比較対象とする検査装置の選択された比較対象検査条件とを、他の検査条件と区別して表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体検査装置に関する複数の検査条件データの処理を行うシステムに関する。
近年の電子デバイスの高機能化,多機能化に伴い、半導体デバイスの製造工場では、製造品種の増加や半導体デバイスの検査工程の複雑化への適切な対処が課題となっている。このため、半導体デバイスの検査装置で使用する検査条件データは複雑化し、またデータ量の増加の一途をたどっている。検査条件は一般にレシピとよばれるため、以下検査条件データをレシピデータとよぶ。レシピデータは、従来、人手による管理が主体となっており、コンピュータを利用した管理化がすすめられているが、まだ十分とはいえない。
効率の良いレシピデータのメンテナンスとは、品種や検査工程ごとに、レシピデータが一元管理され、半導体検査装置ごとの条件を加味した補正がレシピデータに反映されており、さらに、複数のレシピデータの所在とその使用方法が明確になっている状態のことである。
既に運用され、膨大なレシピデータ資産を整然と分類,整理することは、現在のところ自動化できていない。これは、レシピデータがレシピ管理データ,ウェハマップデータ,測定点管理データ,測定点データと複数の種類のデータ構造が有機的に関連し、またデータ構造を構成するパラメータが多数のため、相互の比較分類パターンが無数に存在するためである。
複雑な構造を有するデータの比較方法は、構造化された文書構造の事例で、特許文献1に記載されたような手法が存在する。レシピデータを分類,整理するにあたって、比較対象のレシピデータの特定及び収集,比較差分検出,差分結果を踏まえてのレシピデータの修正までの一連の処理形態を実現することが必要である。この中で、特許文献1に記載された方法を適用する場合、次の点が課題として残る。
一つ目は、比較差分検出の処理手段について、データ構造がその要素の存在が前提条件であるときのみ、比較処理を行えるが、ウェハ上の測定点のように、データインスタンスの有無を加味して一致しているかの比較処理ができない。さらに、ウェハマップデータのような2次元テーブルのデータ構造にも対応できない。
二つ目は、差分結果を対応処理手段と対応することができないことである。対応処理手段とは、差分結果から、対象パラメータのデータ位置や操作画面を関連付け、この機能を利用する手段のことである。
三つ目は、比較対象データの特定及び収集方法については、特許文献1では、言及されていないので、課題として残る。
特開平8−329079号公報
本発明の目的は、レシピ比較処理により、レシピ差分を明確にし、必要なレシピの特定や分類を効率的に行うことを可能とし、レシピ管理の効率向上およびレシピ一元管理に貢献するデータ処理システムを提供することである。
本発明の実施態様は、記憶装置と演算装置と入出力装置とを備え、複数の検査装置の検査条件のデータを管理するデータ処理システムであって、記憶装置は、データ比較の基準とするひとつの検査装置のマスタ検査条件のデータと、比較対象とする他のひとつ以上の検査装置の比較対象検査条件のデータとを記憶し、入出力装置は、記憶装置に記憶されたマスタ検査条件の名称と比較対象検査条件の名称とを一覧表形式で並べて表示するとともに、マスタ検査条件のひとつ、および比較対象とする検査装置の選択された比較対象検査条件とを、他の検査条件と区別して表示する構成とした。
また、演算装置は、複数の検査装置の検査条件について比較対象データの特定及び収集を行い、データの比較を行い、比較の結果得られた差分パラメータと入出力装置に表示された操作画面とを関連付けて表示させるとともに、入出力装置の画面上で指定された差分パラメータを含む検査条件のパラメータ操作画面をさらに表示させる構成とした。
本発明によれば、レシピ比較処理により、レシピ差分を明確にし、必要なレシピの特定や分類を効率的に行うことが可能となり、レシピ管理の効率向上およびレシピ一元管理に貢献するデータ処理システムを提供することができる。
本発明の一実施例を、図面を用いて説明する。本実施例は、半導体デバイスの検査装置用のレシピ比較システムを対象とする。レシピとは、半導体検査装置の検査条件であり、レシピデータとは、検査条件の設定データのことである。レシピ比較システムは、処理実行専用PCと複数の半導体検査装置がネットワーク接続された状態で、レシピデータを半導体検査装置から処理実行専用PCに収集する形態で実行される。以下、処理実行専用PCを、レシピ比較制御装置とよぶことにする。
図1は、レシピ比較処理を実行するシステムの全体構成を示す構成図である。システム全体は、レシピ比較処理を制御するレシピ比較制御装置102とA検査装置100,複数の検査装置101a,101b,101cから構成される。また、これら各デバイスは、有線社内ローカルエリアネットワークLANまたは、広域エリアネットワークWAN103により、ネットワーク接続されている。
次に、レシピ比較制御装置102の内部構成について説明する。レシピ比較制御装置102は、入出力装置119および演算装置118,記憶装置120から構成される。これらの装置によって、レシピ比較処理が統括的に実行される。また、半導体検査装置間のレシピデータを比較する処理では、対象レシピデータをレシピ比較制御装置102に転送し、収集しながら、比較処理が実行される。図1の点線部は、半導体検査装置からレシピ索引テーブルとレシピデータとをレシピ比較制御装置102に転送することを示す。
入出力装置119は、レシピ比較対象の半導体検査装置を選択するための装置選択機能160および対象レシピ一覧表示レシピ選択機能161,レシピ比較結果を表示するレシピデータ差分結果表示機能162から構成される。演算装置118は、半導体検査装置からレシピ一覧に関するレシピ索引テーブルを取得するレシピ一覧取得部170、および半導体検査装置からレシピデータを取得するレシピデータ取得部171,レシピ比較制御装置に保有したレシピデータの比較処理を実行するレシピデータ差分検出部172から構成される。
尚、レシピ索引テーブルとは、レシピデータの内部構成と装置上の記憶装置格納位置を明記したレシピデータの構成表のことであり、例えば、レシピ管理データ名,ウェハマップデータ名,測定点データ名,管理クラス名,半導体検査装置名,記憶装置格納位置を構成要素としている。
記憶装置120は、半導体検査装置から転送によって収集したレシピ索引テーブルとレシピデータを蓄積する。図1では、Cレシピ索引テーブル136がマスタレシピデータ137と複数のレシピデータ138a,138b,138cを管理している事例を示す。
半導体検査装置側のシステム構成について説明する。A検査装置100は、入出力装置112,制御装置111,演算装置110,記憶装置113から構成される。同様に、B検査装置101a,C検査装置101b,D検査装置101cと複数の検査装置が接続され、各装置は、A検査装置100と同一構成となっている。入出力装置112は、検査・測定のためのレシピ実行指示入力や検査・測定結果の画像表示などの機能を有する。
制御装置111は、入出力装置112から指定されたレシピデータに沿って、検査,測定を実行する機能を有する。演算装置110は、検査,測定結果から画像分類や照合など、各種演算を実行する機能を有する。記憶装置113は、レシピ一覧を管理するAレシピ
索引テーブル130と、A1レシピデータ131およびA2レシピデータ132から構成され、レシピデータを効率良く蓄積し管理する。
図1で示したレシピデータは、更に、複数のデータ要素から構成されている。この事例をA検査装置のA1レシピデータ131で説明する。レシピデータは、レシピ管理データ150,ウェハマップデータ151,測定点データ152から構成される。レシピ管理データ150は、ウェハマップデータ名,測定点データ名などのデータ管理用の属性と、レシピ実行のための付帯パラメータとを含んでいる。ウェハマップデータは、ウェハマップ図を表現するデータである。測定点データは、ウェハ上のチップ座標位置情報,測定種別など測定で必要な複数のパラメータを含んでいる。
次に、レシピ比較処理の処理手順について、図1を用いて説明する。処理の起動は、レシピ比較制御装置102の入出力装置119の装置選択機能160から実行され、レシピ比較の対象の装置をオペレータが適宜、選択する。演算装置118のレシピ一覧取得部170は、選択された半導体検査装置にアクセスして、そこで管理しているレシピ索引テーブルを取得し、レシピ比較制御装置102に転送する。図1では、A検査装置100の記憶装置113のAレシピ索引テーブル130をレシピ比較制御装置102の記憶装置120に転送する事例を示している。さらに、B検査装置101aの記憶装置117のBレシピ索引テーブル133がレシピ比較制御装置102の記憶装置120に転送される。同様に、C検査装置101b、D検査装置101cの索引テーブルも記憶装置120に転送さ
れる。転送された複数の索引テーブルは、レシピ比較制御装置102の記憶装置120のCレシピ索引テーブル136に併合される。Cレシピ索引テーブル内に同一のレシピデータが存在する場合は、上書き更新され、存在しない場合は、新規登録される。
レシピ一覧取得部170は、まず、Cレシピ索引テーブル136を読み込み、選択対象となるレシピ一覧表として整形し、入出力装置119のレシピ一覧表示レシピ選択機能161に表示する。次に、比較したいレシピデータをレシピ一覧表示レシピ選択機能161から、複数選択する。
レシピデータ取得部171は、選択したレシピデータ情報を元に、Cレシピ索引テーブル内を選択したレシピデータ名をキーとして検索し、管理している半導体検査装置名を抽出する。レシピデータ取得部は、検出した半導体検査装置名とレシピデータ名とをキーとして、対象半導体検査装置にアクセスし、対象レシピデータをレシピ比較制御装置の記憶装置120に転送する。図1では、選択したレシピデータ名がA1レシピデータであり、対応する半導体検査装置がA検査装置100である場合、A検査装置100にアクセスして、記憶装置113で管理されているA1レシピデータ131をレシピ比較制御装置102の記憶装置120に転送し、A1レシピデータ137として格納する。A1レシピデータは、マスタレシピデータとして、比較するレシピデータの基準となるものである。
次に、マスタレシピデータと比較する複数のレシピデータの取得方法について説明する。図1では、選択されたレシピデータ名がB1レシピデータであり、対応する半導体検査装置がB検査装置101である場合、A1レシピデータと同様に、B検査装置101にアクセスし、記憶装置117で管理されているB1レシピデータ134をレシピ比較制御装置の記憶装置に転送後、B1レシピデータ138aとして格納される。同様に複数の半導体検査装置にアクセスし、記憶装置120にレシピデータ138c,138dを格納する。
レシピデータ取得部171の実行後、レシピデータ差分検出部172が呼び出される。レシピデータ差分検出部は、転送されたマスタレシピデータ137と複数のレシピデータ138a,138b,138cを相互比較し、その処理結果を入出力装置119のレシピデータ差分結果表示機能162に出力する。
以上のレシピ比較システムのシステム構成とレシピ比較処理手順によって、本発明は、レシピデータ管理装置の物理的位置を意識せず、ネットワーク等価的にレシピデータの比較処理を実行指示し、レシピデータ間の差分検出が可能となる。
さらに本発明は、半導体検査装置に散在した複数の識別困難なレシピデータに対して、不十分なレシピパラメータの検出や、実績のあるマスタレシピデータに合致しているかの判定が容易に把握できる特徴がある。
続いて、図2から図5までのレシピデータ差分検出部フローについて説明する。レシピデータ差分検出部フローは、図1のレシピ比較制御装置のレシピデータ差分検出部172の内部処理アルゴリズムを示している。レシピデータ差分検出部フローは、レシピデータを構成するデータ要素単位に処理が実行される。つまり、レシピデータは、レシピ管理データ,ウェハマップデータ,測定点データから構成されていることから、これら構成要素ごとに、図2から図5までのフローが実行される。
図2は、レシピ管理データの比較検出フローを示すフローチャートである。レシピ管理データは、ウェハマップデータ名,測定点データ名の他に、レシピ全体を制御する複数の付帯パラメータで構成されている。また、これらパラメータは、パラメータ名とこれに対応した複数のパラメータ値との関連付けで管理されている。はじめに、A1レシピデータをマスタレシピデータと定義する(ステップS1001)。次に、マスタレシピデータからレシピ管理データを抽出し、これをマスタレシピ管理データとする(ステップS1002)。次に、図1のCレシピ索引テーブル136に比較対象のレシピデータ名が存在しているかチェックする(ステップS1003)。比較対象レシピデータ名が存在する場合、比較対象のレシピデータからレシピ管理データを抽出し、比較レシピ管理データとする(ステップS1004)。マスタレシピ管理データと比較レシピ管理データは、同数のパラメータを管理しており、これらパラメータを順次取り出し、相互チェックを実施する(ステップS1005)。ここで、パラメータ値が異なる場合、対象パラメータ情報を主記憶装置、例えば、図1のレシピ比較制御装置102の演算装置118内の一時的に使用される記憶領域に保存し、レシピデータ結果表示機能162で表示する(ステップS1006)。最後にCレシピ索引テーブル136内のレシピデータ名に対して、全て比較処理実施済みとなった場合、フローを終了する。
図3は、ウェハマップデータの比較検出フローを示すフローチャートである。ウェハマップデータは、ウェハ内測定有効エリアを定義したX方向とY方向から成る2次元配列のチップデータから構成されている。チップデータには、測定有効または測定無効を示すフラグ値が設定されている。
はじめに、A1レシピデータをマスタレシピデータと定義する(ステップS2001)。その後、マスタレシピデータからウェハマップデータを抽出し、マスタウェハマップデータとする(ステップS2002)。次に、図1のCレシピ索引テーブル136に比較対象のレシピデータ名が存在しているかチェックする(ステップS2003)。比較対象レシピデータ名が存在する場合、比較対象のレシピデータからウェハマップデータを抽出し、比較ウェハマップデータとする(ステップS2004)。マスタウェハマップデータと比較ウェハマップデータのチップ数,X方向数,Y方向数が一致している場合、各チップデータの測定有効無効フラグを順次、相互チェックする(S2005)。ここで、パラメータ値が異なる場合、対象パラメータ情報を主記憶装置、例えば、図1のレシピ比較制御装置102の演算装置118内の一時的に使用される記憶領域に保存し、レシピデータ結果表示機能162で表示する(ステップS2006)。最後にCレシピ索引テーブル136内のレシピデータ名に対して全て比較処理実施済みとなった場合、フローを終了する。
図4は、測定点データの比較検出フローを示すフローチャートである。測定点データは、ウェハマップデータで指定された測定有効フラグを有したチップデータに関して、検査条件を定義しており、測定有効チップ数分が存在する。そして、各測定点データには、複数の検査条件パラメータを含んでいる。
はじめに、A1レシピデータをマスタレシピデータと定義する(ステップS3001)。その後、マスタレシピデータから測定点データを抽出し、マスタ測定点データとする(ステップS3002)。次に、図1のCレシピ索引テーブル136に比較対象のレシピデータ名が存在しているかチェックする(ステップS3003)。比較対象レシピデータ名が存在する場合、比較対象のレシピデータから測定点データを抽出し、比較測定点データとする(ステップS3004)。測定点データは、複数のデータを有するので、その存在数分、マスタ測定点データと比較測定点データについて、比較処理が実行されたかチェックする(ステップS3005)。測定点数分のチェックが行われた場合、ステップS3003に戻り、次のレシピデータを取得する。一方、測定点数分のチェックが行われていない場合、マスタ測定点データと比較測定点データについて、同一測定点データの有無をチェックする(ステップS3006)。この結果、マスタ測定点データあるいは比較測定点データどちらかに存在する測定点の場合、対象測定点データ情報を主記憶装置、例えば、図1のレシピ比較制御装置102の演算装置118内の一時的に使用される記憶領域に保存し、レシピデータ結果表示機能162で表示する(ステップS3007)。
対象が同一測定点データの場合、マスタ測定点データと比較測定点データの各パラメータについて、順次、相互チェックを行う(ステップS3008)。ここで、パラメータ値が異なる場合、対象パラメータ情報を主記憶装置、例えば、図1のレシピ比較制御装置102の演算装置118内の一時的に使用される記憶領域に保存し、レシピデータ結果表示機能162で表示する(ステップS3009)。対象測定点データについて順次パラメータチェックが行われた後、次の測定点データを取得する(ステップS3010)。全ての測定点データの比較が行われた後(ステップS3005)、Cレシピ索引テーブル136内のレシピデータ名に対して全て比較処理実施済みとなった場合(ステップS3003)、フローを終了する。
図4のステップS3008の順次パラメータ比較処理は、測定点データが保有するパラメータの数が多いため、場合によって多数のパラメータ差分を表示する。さらに、測定点データが多くなれば、パラメータ差分数も飛躍的に増加する。このため、ユーザがパラメータ差分の確認や解析に時間がかかる問題が新たに発生する。そこで、測定点データのパラメータ差分検出フローを改良することにより、パラメータ差分の表示数を減らすことができる。
測定点のパラメータは、測定条件を決定する関係決定キーパラメータと、関係決定キー列が固定されるとこれに付随して決定される従属パラメータに分類される。この基本構成例を式(1)以下に示す。
(S1,S2,S3)→(C1,C2,C3,C4) …式(1)
S1からS3は、関係決定キーパラメータを表しており、(S1,S2,S3)は関係キーパラメータ列と定義する。一方、C1からC4は、従属パラメータを示しており、各従属パラメータは、関係キーパラメータ列に対して、一意的に決定され、(C1,C2,C3,C4)は、従属パラメータ列と定義する。
比較処理は、式(1)をベースに式(2)、式(3)の条件の場合、式(4)で実行される。
(Sa1,Sa2,Sa3)→(C1a,C2a,C3a,C4a) …式(2)
(Sb1,Sb2,Sa3)→(C1b,C2b,C3b,C4b) …式(3)
(Sa1=Sb1)∧(Sa2=Sb2)∧(Sa3=Sb3)⇒
Comp(C1a,C1b)∨Comp(C2a,C2b)∨Comp(C3a, C3b) …式(4)
ここで、Comp(X,Y)は、XとYのパラメータ値を比較する関数である。
測定点データaと測定点データbが式(2),式(3)で表されているとき、関係キーパラメータを順次比較する。これを式(3)のSa1からSa3とSb1からSb3の各パラメータについて比較する。全ての関係キーパラメータが等しい場合、C1aからC3aとC1bからC3bの従属パラメータを全て比較する。しかし、関係キーパラメータ列が式(4)を満たさない場合、従属パラメータの比較は、不要となるため、関係キーパラメータの比較処理をキャンセルして、次の測定点データの比較に移り、従属パラメータの比較回数を低減している。
図5は、上記式(1)から(4)の条件を加味した、改良した測定点データの比較検出を示すフローチャートである。図4のステップS3008とS3009をこれに入れ替える。はじめに、マスタ測定点データおよび比較測定点データについて、関係キーパラメータ数が一致しているかチェックする(ステップS4001)。一致していない場合は、処理を終了する。一方、一致している場合は、関係決定キーパラメータ列の関係決定キーパラメータが存在するかどうかを確認し(ステップS4002)、存在する場合は関係決定キーパラメータを順次比較する(ステップS4003)。パラメータ値が同一の場合、次の関係決定キーパラメータを取り出し(ステップS4004)、全ての関係決定キーパラメータが一致している場合、従属パラメータを順次比較する(ステップS4005)。ステップS4003で、関係決定キーパラメータで一致していない値がある場合は、処理を終了し従属パラメータの順次比較は行わない。
従属パラメータ値が異なる場合、対象パラメータ情報を主記憶装置に保存し、レシピデータ結果表示162に表示する(ステップS4007)。これらの比較フローの実現例は、図7の説明箇所で詳細に述べる。
以上の通り、図2から図5の一連の処理フローにより、図1のレシピデータ差分検出部172が実行される。
次に、マスタレシピデータと複数のレシピデータを比較する事例を操作画面にて説明する。各画面は、図1に示すレシピ比較制御装置102の入出力装置119のディスプレイに表示され、画面やキーボードを用いた入力も入出力装置119で行われる。図6は、マスタレシピデータと比較対象のレシピデータを選択するための実行指示の例を示す画面図である。図6において、マスタレシピ領域部201は、比較基準となるマスタレシピデータを選択する領域である。また、比較対象レシピ選択領域部202は、比較対象の複数のレシピを選択する領域である。画面200には、マスタレシピ領域部201と比較対象レシピ選択領域部202とが並べて表示される。
マスタレシピ領域部201の装置リストボックス203は、登録されているネットワーク上の半導体検査装置名称およびレシピ比較制御装置名称をリスト表示し、オペレータは必要な装置名称を選択する。マスタレシピリスト204は、装置リストボックス203で選択された半導体検査装置,レシピ比較制御装置上のレシピ,ウェハマップ,測定点の種類を一覧表示する。装置を選択する方法として、本実施例では、リストボックスから選択される例を示したが、装置の一覧表を表示させて選択する方法,チェックボックスでチェックして選択する方法,オプションボタンを設けて選択する方法をとってもよい。
図6において、オペレータが、マスタレシピリスト204に表示された表の複数の行から、レシピA1を選択したいときは、ひとつの行をクリック等で選択すると、その行が選択されたことが他の行と区別して表示される。行の選択を示す表示方法として、反転表示する、背景色を変える、フォントの色を変える、フォントを太字にする、フォントを斜体にする、フォントサイズを変える、枠を縁取る、などの方法が考えられる。本実施例では、行がクリックされて選択される例を示したが、例えば、表の左側にチェックボックスを付けて、チェックをすることで、レシピA1を選択するようにしてもよい。
マスタレシピリスト204で選択できるレシピはひとつとする。したがって、マスタレシピリスト204の任意の行を選択した状態で、別の行がクリックされると、元々選択していた行の選択状態が解除され、新たに選択した行が選択状態となる。また、選択行が再度クリックされることで、選択状態が解除される方法をとってもよい。
比較対象レシピ選択領域部202は、比較対象の複数のレシピを選択する領域であり、比較対象レシピリスト208が表示される。比較対象レシピリスト208には、複数の装置リストボックス205,206,207が表示され、登録されているネットワーク上の半導体検査装置名称,レシピ比較制御装置名称をリスト表示する。
オペレータは、比較対象レシピリスト208の装置リストボックス205,206,207でレシピを操作したい装置を選択する。ひとつの装置リストボックスで選択できる装置はひとつである。比較対象レシピリスト208には、選択された装置のレシピ,ウェハマップ,測定点が、一覧表の形式で表示される。装置を選択する方法として、本実施例では、リストボックスから選択するようになっているが、装置名称を一覧表にしておいて一覧表から選択する、または、チェックボックスでチェックして選択する、または、オプションボタンを付けて選択する、などの方法をとってもよい。
オペレータは、装置ひとつについて所望のレシピをひとつ以上選択することができる。比較対象レシピリスト208の行がクリックされると、その行のレシピが選択される。行の選択を示す表示方法として、反転表示する、背景色を変える、フォントの色を変える、フォントを太字にする、フォントを斜体にする、フォントサイズを変える、枠を縁取る、などの方法をとってもよい。また、本実施例では、行がクリックされて選択される例を示したが、チェックボックスで選択されるようにしてもよい。
比較対象レシピリスト208は、単一の装置内の複数の行を選択することができる。例えば、装置リストボックス205で半導体検査装置,レシピ比較制御装置を選択し、表示された比較対象レシピリスト208の中から、複数の行を選択することができる。例えば、キーボードのShiftキーを押下げながら、任意の2行を選択すると、選択した2行を含めた間の行全てを選択することができる。本実施例では、Shiftキーとなっているが、別の任意キーを割り当ててもよい。また、ドラッグアンドドロップで複数行を選択するようにしてもよい。
選択状態の行を再度クリックすることで、選択状態が解除される。また、別の行をクリックすると、元々選択していた行の選択状態が解除され、新たに選択した行が選択状態となる方法をとってもよい。その場合、例えば、キーボードのCtrlキーを押下げながら、任意の行をクリックすることで複数行が選択できる。本実施例では、Ctrlキーとなっているが、別の任意キーを割り当ててもよい。また、複数の半導体検査装置,レシピ比較制御装置内の複数の行を選択して解除することもできる。
図6において、例えば、装置リストボックス205,206,207でそれぞれ別の半導体検査装置,レシピ比較制御装置を選択し、表示された各々の比較対象レシピリスト208の中から、所望のレシピを選択することができる。装置リストボックス205で選択された検査装置Aのレシピ,ウェハマップ,測定点の各名称が表示され、レシピA4が選択されている。装置リストボックス206で選択された検査装置Bのレシピ,ウェハマップ,測定点の各名称が表示され、レシピB5が選択されている。装置リストボックス207で選択された検査装置Cのレシピ,ウェハマップ,測定点の各名称が表示され、レシピA1とレシピA3とレシピA4が選択されている。
以上のように、マスタレシピデータと複数のレシピデータを選択後、OKボタン209をクリック等で押す。その後、図7に示す、選択したレシピデータの測定点パラメータ比較処理を実行し、その比較結果として、図8が表示される。測定点パラメータ比較処理は、図1のレシピ比較制御装置102の演算装置118で実行され、比較結果は入出力装置119のディスプレイに表示される。
図7は、測定点パラメータ比較フローの実現例を示すデータツリー図である。関係決定キーパラメータ300は、測定点Aのツリーを構成するキーとなる項目である。従属パラメータ301は、関係決定キーパラメータに付随して決定されるパラメータである。図7では、測定点を構成する項目302を、測定種別という項目名303と、「Hole_Radial」という属性304で表現する。また、同様に全ての項目を、項目名と属性で表現する。
測定点Aと測定点Bとを比較する場合、測定点Aの関係決定キーパラメータ300の各項目と、測定点Bの関係決定キーパラメータ306の各項目を比較し、全ての項目の属性が一致する場合に、従属パラメータの比較を行う。関係決定キーパラメータに違いがある場合、違いのある項目を、差分として抽出し、従属パラメータの比較を行わない。
図7の例では、関係決定キーパラメータが全て一致しており、測定点Aの従属パラメータ301中の項目305と、測定点Bの従属パラメータ307中の項目308に違いがあるため、設計値1が差分として抽出される。
図8は、レシピ比較結果を表示する例を示す画面図である。画面400には、トータル数ウィンドウ401,選択レシピ一覧402,差分リスト403が並べて表示されている。トータル数ウィンドウ401は、差分として抽出された箇所の合計数を示す。図の例では、差分リスト403に、番号で示されるように、差分があるレシピが4個あったので、トータル数ウィンドウ401には「4」が表示されている。選択レシピ一覧402は、図7で選択されたレシピデータの一覧を表示する。選択レシピ一覧402のマスタレシピの列には、図7のマスタレシピ領域部201で選択された装置,レシピ,ウェハマップ,測定点が表示される。また、レシピ1以降のレシピには、図7の比較対象レシピ選択領域部202で選択したレシピデータ数分の装置,レシピ,ウェハマップ,測定点が表示される。図では、レシピ1からレシピ5までが表示されている。一方、差分リスト403には、トータル数401に対応した差分箇所が表示される。
差分リスト403は、データ項目に関して、マスタレシピデータと複数のレシピデータを比較して、ひとつでも異なる値を有するレシピデータが存在する場合、1箇所の差分として出力される。差分リスト403の各行には、それぞれ、番号,状態,差分,マスタレシピ、および、図7の比較対象レシピ選択領域部202で選択したレシピデータを表示する。番号の列には、差分として抽出された順番を表示する。状態の列には、追加,変更,削除のいずれかを表示する。
追加の場合は、マスタレシピデータには存在しないが、比較したレシピデータに測定点データが存在している状態を示す。変更の場合は、測定点データ数は同じであるが、これに付随する要素パラメータに、その差分が内在する状態を示す。削除の場合は、マスタレシピデータに存在する測定点データが、比較したレシピデータに存在しない状態を示す。このように、マスタレシピデータと、比較対象レシピデータの差異を、追加,変更,削除で表示しているが、追加,変更,削除の意味を持たせた記号や文字、または、画像で表示してもよい。
差分リスト403の差分の列は、測定点データの要素パラメータ項目を表示する。例えば、番号4の例の差分は、「IDP」と「3」にあり、後述する図10に示すようなパラメータ設定画面で具体的なパラメータの値が確認でき、変更することができる。差分リスト403に示す本実施例では、パラメータ項目を階層構造で表現し、四角と横線の図で用いているが、ツリー状の図でもよい。さらに、文章や画像で表現してもよい。マスタレシピの列には、マスタレシピデータのパラメータ値を表示する。値が存在しない場合は、−を表示する。−以外の記号,文字,画像で表現してもよい。また、何も表示しなくてもよい。マスタレシピデータのパラメータ値には下線が表示され、クリックできることを示している。
図9,図10は、マスタレシピの列のマスタレシピデータのパラメータ値が含まれるマスタレシピの編集用画面図であり、一例として、図8の差分リスト403の番号2または3のマスタレシピの列のパラメータ値「Multi Point」または「Maximum」をクリックしたときは図9のような画面が表示され、番号4のマスタレシピの列のパラメータ値「3」をクリックしたときは図10のような画面が表示される。これらの画面は、図8に重ねて表示させる。それぞれの内容については後述する。本実施例では、パラメータ値が編集画面と関連している場合、すなわちリンクしている場合、マウスによるクリックで対応する画面が表示されるが、ダブルクリックにしたり、マウスで選択状態にした後キー押下げにより表示されたり、選択状態にした後ボタン押下げにより表示されたりしてもよい。また、パラメータ値がリンクしていることを示す表示方法として、パラメータ値に下線が表示される形態にしているが、反転表示,背景色を変える,フォントの色を変える,フォントを太字にする,フォントを斜体にする,フォントサイズを変える,枠を縁取る、などの方法をとってもよい。
図9や図10に示すリンク先の画面でパラメータ値を編集することにより、マスタレシピデータと、比較対象のレシピデータ間で差異が無くなった場合、差分リスト403から、対象の差分箇所が自動的に削除される。あるいは、自動的に行を削除せずに残し、対象行の背景が色づけされるなどの強調表示でもよい。
差分リスト403のレシピの列には、マスタレシピデータと、比較対象のレシピのデータとで、差異がある場合にその値を表示する。例えば、図8の差分リスト403の番号1については、マスタレシピに対してレシピ2のパラメータ値「2」が異なっている値である。そして、対象位置の背景が色づけされるなどにより、強調表示されている。強調表示の方法としては、反転表示する、背景色を変える、フォントの色を変える、フォントを太字にする、フォントを斜体にする、フォントサイズを変える、枠を縁取る、などの方法をとってもよい。番号4のレシピ2のように、値が存在しない項目は、「−」を表示する。「−」以外の記号,文字,画像で表現してもよい。また、何も表示しなくてもよい。マスタレシピデータと比較対象レシピデータとで差分がない場所は、値が表示されない。
比較対象レシピの列のパラメータ値をクリックして表示される編集画面の例について、以下説明する。図9は、図8の差分リスト403の番号2または3のマスタレシピの列のパラメータ値「Multi Point」または「Maximum」をクリックしたときに表示される画面の一例であり、リンク先の測長パラメータの値の設定画面である。AMP画面500には、測長種類として「Width」、対象パターンとして「Line」、測長方法として「Multi Point」、測長値として「Maximum」、測長点数として「16」が表示されている。マスタレシピデータと比較対象レシピデータとでパラメータ値が異なる場合は、対象入力項目が反転などにより強調表示されている。例えば、測長方法ウィンドウ501と測長値ウィンドウ502は、マスタレシピデータと比較対象のレシピ1のデータとで、そのパラメータに違いがあるため、反転表示により強調表示されている。強調表示は、背景色を変える、フォントの色を変える、フォントを太字にする、フォントを斜体にする、フォントサイズを変える、枠を縁取る、などの方法をとってもよい。
強調表示された入力項目を編集することにより、マスタレシピデータと、全ての比較対象レシピデータが、同一の値になった場合、強調表示から通常表示に変わる。あるいは、通常表示に変わらずに、反転表示、背景色を変える、フォントの色を変える、フォントを太字にする、フォントを斜体にする、フォントサイズを変える、枠を縁取る、などの方法でもよい。OKボタンを押下げすることにより、編集内容が保存され、図9の画面が閉じる。本実施例では、OKボタンとしているが、メニューから保存、あるいは、編集した時点で自動保存してもよい。
図8の差分リスト403の番号4のマスタレシピの列のパラメータ値「3」をクリックしたときは、図10のような画面が表示される。図8の差分リスト403の差分の列には、「IDP」と「3」が表示されており、図10はIDP画面600になり、IDPに関する番号3の行601が反転表示される。このIDP画面は、レシピの測定検査チップ,測定点,検査点,パターン検出に用いる画像情報などの、測定対象の情報を設定する画面である。マスタレシピデータと比較対象レシピデータとで、パラメータ値が異なる箇所は番号3の行601なので、反転表示により強調表示されている。この比較の事例において、いずれか片方のみにパラメータ値が存在する場合は、存在する側のパラメータ値が強調表示される。例えば、番号3の行601は、マスタレシピデータのみパラメータ値が存在するため、強調表示される。強調表示の方法としては、反転表示の他に、背景色を変える、フォントの色を変える、フォントを太字にする、フォントを斜体にする、フォントサイズを変える、枠を縁取る、などの方法でもよい。強調表示された入力項目を編集することにより、マスタレシピデータと、全ての比較対象レシピデータが、同一の値になった場合、強調表示から通常表示に変わる。あるいは、通常表示に変わらずに、反転表示,背景色を変える、フォントの色を変える、フォントを太字にする、フォントを斜体にする、フォントサイズを変える、枠を縁取る、などの方法でもよい。OKボタンを押下げすることにより、編集内容が保存され、図10の画面が閉じる。本実施例では、OKボタンとしているが、メニューから保存、あるいは、編集した時点で自動保存してもよい。
以上述べたように、本発明におけるレシピ比較制御装置は、複数の検査装置のレシピについて比較対象データの特定及び収集を行い、データの比較を行い、比較の結果得られた差分パラメータと操作画面とを関連付け、画面上でオペレータが変更したい差分パラメータを指定してパラメータ操作画面を自動起動させる機能を有している。これにより、検査装置のレシピ管理について、効率のよいレシピ一元管理を実現することができる。
レシピ比較制御装置を用いたレシピデータの特定及び収集は、複数の検査装置からレシピデータを転送する通信手段により、検査装置間,レシピ比較制御装置と検査装置間、あるいは、検査装置で保有している複数のレシピ間を対象としている。
レシピ比較制御装置により、レシピ管理テーブル、ウェハマップテーブル、測定点テーブから構成される複数レシピデータを相互比較することにより、差分が検出される。
本発明では、生産実績のある1つのマスタレシピデータと、複数のレシピデータとを比較する1対nの比較方式を採用している。
差分の結果を踏まえて行われるレシピデータの修正は、レシピ比較制御装置のディスプレイに表示されたレシピの差分パラメータを選択することにより、対応するデータを表示する操作画面を関連付けて起動することができるので、データの変更が容易となり、オペレータにとって使い勝手のよいレシピ管理システムを得ることができる。
レシピ比較制御装置によるこれら一連の機能により、品種,検査工程ごとに、必要あるいは不要レシピの選定や振り分けができ、検査装置のレシピ管理について、効率のよいレシピ一元管理を実現することができる。
レシピ比較システムの全体構成を示す構成図。 レシピ管理データの比較検出フローを示すフローチャート。 ウェハマップデータの比較検出フローを示すフローチャート。 測定点データの比較検出フローを示すフローチャート。 改良した測定点データの比較検出を示すフローチャート。 マスタレシピデータと比較対象のレシピデータを選択するための実行指示の例を示す画面図。 測定点パラメータ比較フローの実現例を示すデータツリー図。 レシピ比較結果を表示する例を示す画面図。 マスタレシピの列のマスタレシピデータのパラメータ値が含まれるマスタレシピの編集用画面図。 マスタレシピの列のマスタレシピデータのパラメータ値が含まれるマスタレシピの編集用画面図。
符号の説明
102 レシピ比較制御装置
118 演算装置
119 入出力装置
120 記憶装置
170 レシピ一覧取得部
171 レシピデータ取得部
172 レシピデータ差分検出部
200,400 画面
201 マスタレシピ領域部
202 比較対象レシピ選択領域部
204 マスタレシピリスト
208 比較対象レシピリスト
403 差分リスト
500 AMP画面
600 IDP画面

Claims (10)

  1. 記憶装置と演算装置と入出力装置とを備え、複数の検査装置の検査条件のデータを管理するデータ処理システムであって、
    前記記憶装置は、データ比較の基準とするひとつの検査装置のマスタ検査条件のデータと、比較対象とする他のひとつ以上の検査装置の比較対象検査条件のデータとを記憶し、
    前記入出力装置は、前記記憶装置に記憶された前記マスタ検査条件の名称と前記比較対象検査条件の名称とを一覧表形式で並べて表示するとともに、前記マスタ検査条件のひとつ、および比較対象とする検査装置の選択された比較対象検査条件とを、他の検査条件と区別して表示することを特徴とするデータ処理システム。
  2. 請求項1の記載において、前記演算装置は、選択された前記マスタ検査条件のデータと、選択された比較対象検査条件のデータとを比較し、差があるデータを前記入出力装置へ表示させることを特徴とするデータ処理システム。
  3. 請求項2の記載において、前記差があるデータは、前記検査条件のパラメータであることを特徴とするデータ処理システム。
  4. 請求項2の記載において、前記入出力装置は、表示された前記差があるデータと、該データが含まれる検査条件の他のデータとを合わせて表示することを特徴とするデータ処理システム。
  5. 請求項4の記載において、前記差があるデータおよび前記他のデータは、前記検査条件のパラメータであることを特徴とするデータ処理システム。
  6. 請求項4の記載において、前記演算装置は、前記入出力装置に表示された前記検査条件の前記差があるデータが修正されて差がなくなった場合は、前記入出力装置に表示された当該検査条件と他の検査条件との区別表示を取りやめることを特徴とするデータ処理システム。
  7. 請求項1の記載において、前記記憶装置は、前記マスタ検査条件のデータおよび前記比較対象検査条件のデータを検索するレシピ索引テーブルを記憶することを特徴とするデータ処理システム。
  8. 請求項7の記載において、前記レシピ索引テーブル内の前記マスタ検査条件のデータと前記比較対象検査条件のデータとが一致する場合は、前記マスタ検査条件のデータが前記比較対象検査条件のデータで上書き更新され、一致しない場合は、前記比較対象検査条件のデータが新規登録されることを特徴とするデータ処理システム。
  9. 記憶装置と演算装置と入出力装置とを備え、複数の検査装置の検査条件のデータを管理するデータ処理システムであって、
    前記演算装置は、複数の検査装置の検査条件について比較対象データの特定及び収集を行い、データの比較を行い、比較の結果得られた差分パラメータと前記入出力装置に表示された操作画面とを関連付けて表示させるとともに、前記入出力装置の画面上で指定された差分パラメータを含む検査条件のパラメータ操作画面をさらに表示させることを特徴とするデータ処理システム。
  10. 請求項9の記載において、前記検査条件は、1つの測定種別のデータと1つ以上の測定対象のデータとを有する関係決定キーパラメータを上位、設計値と閾値とを有する従属パラメータデータを下位とするツリー構成を備え、前記演算装置による比較は、第1の検査条件の前記関係決定キーパラメータのデータと第2の検査条件の前記関係決定キーパラメータのデータとを比較し、データがすべて一致したときに前記従属パラメータデータの比較を行うことを特徴とするデータ処理システム。
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