JP2009098578A - 液晶装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板の剥離時において基板や位相差層の破損を防止できる位相差層内蔵型の液晶装置の製造方法を提供すること。
【解決手段】電界印加手段が設けられた第1可撓性基板51上に、位相差層材料を含む材料膜75を形成する工程と、材料膜75に電界を印加し、位相差層材料を材料膜75における面内の一方向に沿って配向させる工程と、材料膜75を選択的に硬化し、位相差層35を形成する工程と、位相差層35を、転写対象基板に貼り合わせて第1可撓性基板51を剥離する工程とを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、液晶装置の製造方法に関するものである。
従来から、明るい場所では外光を利用し、暗い場所ではバックライトなどの内部の光源を利用して表示を視認可能とした半透過反射型の液晶装置が利用されている。この半透過反射型の液晶装置では、反射型と透過型とを兼ね備えた表示方式を採用しており、周囲の明るさに応じて反射モードまたは透過モードのいずれかの表示方式に切り替えることにより、消費電力を低減しつつ周囲が暗い場合でも明瞭な表示が行えるようにしたものである。
ところで、このような半透過反射型の液晶装置として、液晶パネルの内面側に位相差層を設けた位相差層内蔵型の液晶装置が提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
このような位相差層は、基板上に塗布された液晶材料膜をパターニングすることにより形成されている。ここで、一般的に、基板上に塗布された液晶材料膜の配向方向は、基板表面に形成された配向膜によって規制される。そのため、位相差層の上面では、配向膜による配向規制力が及ばないことで、液晶材料が配向規制されない場合がある。
そこで、別途位相差層形成用基板上に液晶材料膜を形成し、液晶材料膜に電界を印加して液晶材料を均一に配向させた後、これを転写することにより位相差層を形成する位相差層の形成方法が考えられる。
特開2005−338256号公報 特開2005−141110号公報
しかしながら、上記従来の位相差層の形成方法においても、以下の課題が残されている。すなわち、上記従来の位相差層の形成方法では、位相差形成用基板を剥離して位相差層を基板上に転写する際、位相差層形成用基板や転写する位相差層が破損する場合がある。
本発明は、上記従来の問題に鑑みてなされたもので、基板の剥離時において基板や位相差層の破損を防止できる位相差層内蔵型の液晶装置の製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、前記課題を解決するために以下の構成を採用した。すなわち、本発明にかかる液晶装置の製造方法は、第1及び第2基板と、該第1及び第2基板で挟持される液晶層とを備える液晶装置の製造方法であって、電界印加手段が設けられた可撓性基板上に、位相差層材料を含む位相差層材料膜を形成する工程と、該位相差層材料膜に電界を印加し、前記位相差層材料を前記位相差層材料膜における面内の一方向に沿って配向させる工程と、前記位相差層材料膜を硬化し、位相差層を形成する工程と、該位相差層を、前記第1基板を構成する転写対象基板に貼り合わせて前記可撓性基板を剥離する工程とを備えることを特徴とする。
この発明では、可撓性基板の剥離時において可撓性基板及び位相差層それぞれの破損を防止できる。
すなわち、位相差層材料を一方向に沿って配向させた状態で硬化することで、位相差層材料の誘電率異方性により、この部分に入射した光に対して位相差を付与する。そして、位相差層を転写対象基板に貼り合わせた後に可撓性基板を剥離することで、転写対象基板上に位相差層が形成される。
また、本発明の液晶装置の製造方法は、前記位相差層材料膜を、前記可撓性基板と、電界印加手段が設けられた他の可撓性基板とで挟持し、前記位相差層材料膜の硬化後に、前記他の可撓性基板を剥離することが好ましい。
この発明では、他の可撓性基板により他の可撓性基板近傍における位相差層材料を面内の一方向に沿って配向させることができるため、位相差層材料をより確実に面内の一方向に沿って配向させることができる。また、上述と同様に、他の可撓性基板の剥離時において他の可撓性基板及び位相差層それぞれの破損を防止できる。
また、本発明の液晶装置の製造方法は、前記転写対象基板の表面に、紫外線硬化材料層が形成されていることとしてもよい。
この発明では、位相差層を転写対象基板に貼り合わせた後に紫外線を照射することで、位相差層を転写対象基板の表面に接合する。
また、本発明の液晶装置の製造方法は、第1及び第2基板と、該第1及び第2基板で挟持される液晶層とを備える液晶装置の製造方法であって、それぞれに電界印加手段が設けられた第1及び第2可撓性基板の間に、位相差層材料を含む位相差層材料膜を形成する工程と、該位相差層材料膜に電界を印加し、前記位相差層材料を前記位相差層材料膜における面内の一方向に沿って配向させる工程と、前記位相差層材料膜を硬化し、位相差層を形成する工程と、前記第2可撓性基板を剥離する工程を備え、前記第1可撓性基板が、前記第1基板を構成することを特徴とする。
この発明では、上述と同様に、第2可撓性基板の剥離時において可撓性基板及び位相差層それぞれの破損を防止できる。
そして、第1可撓性基板が第1基板を構成するため、フレキシブルな液晶装置を製造することができる。
また、本発明の液晶装置の製造方法は、前記位相差層材料が、正の誘電異方性を有し、前記電界印加手段が、前記一方向に電界を発生させる第1及び第2電極を備えることとしてもよい。
この発明では、第1及び第2電極間に発生する電界により位相差層材料を面内の一方向に沿って配向させる。
また、本発明の液晶装置の製造方法は、前記第1電極が、前記一方向に対する直交方向に沿って延在する複数の第1帯状部を有し、前記第2電極が、前記一方向に対する直交方向に沿って延在する複数の第2帯状部を有し、前記第1及び第2帯状部が、前記一方向に沿って交互に配置されていることとしてもよい。
この発明では、互いが平行となるように交互に配置された第1及び第2帯状部間において、第1及び第2帯状部それぞれの延在方向に対する直交方向である一方向に沿う電界が発生する。そして、第1及び第2電極は、この電界によって位相差層材料を面内の一方向に沿って配向させる。
また、本発明の液晶装置の製造方法は、前記位相差層材料膜を等方相温度以上に加熱した後に、前記電界を印加することが好ましい。
この発明では、位相差層材料を等方相としてから電界を印加することで、位相差層材料をより均一に一方向に沿って配向させることができる。
また、本発明の液晶装置の製造方法は、前記位相差層における未硬化部分を除去する工程を備えることとしてもよい。
この発明では、未硬化の不要部分を除去することで、一方向に沿って配向した状態で硬化された位相差層材料により位相差層を構成する。
また、本発明の液晶装置の製造方法は、前記位相差層における未硬化部分を等方相温度以上に加熱し、硬化することとしてもよい。
この発明では、未硬化部分を除去しないため、位相差層が平坦になり、位相差層上に形成される材料層の断層を防止できる。すなわち、未硬化部分が等方相とした状態で硬化されるため、この部分に入射した光には位相差が付与されない。これにより、位相差層には、入射した光に対して位相差層を付与する領域と付与しない領域とが形成されることになり、表面が平坦化される。したがって、位相差層上に形成される材料層における断層の発生が抑制される。
〔第1の実施形態〕
以下、本発明における液晶装置の製造方法の第1の実施形態を、図面に基づいて説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするために縮尺を適宜変更している。ここで、図1は本発明の製造方法により製造される液晶装置におけるサブ画素領域を示す概略断面図である。
[液晶装置]
まず、本実施形態における製造方法により製造される液晶装置について説明する。液晶装置1は、半透過反射型のカラー液晶装置であって、R(赤)、G(緑)、B(青)の各色光を出力する3個のサブ画素領域で1個の画素を構成する液晶装置である。ここで、表示を構成する最小単位となる表示領域を「サブ画素領域」と称する。
液晶装置1は、図1に示すように、アクティブマトリックス基板である素子基板(第2基板)11と、素子基板11と対向配置された対向基板(第1基板)12と、素子基板11及び対向基板12に挟持された液晶層13とを備えている。
また、液晶装置1は、素子基板11と対向基板12とが対向する対向領域の外周部に沿って設けられた枠状のシール材(図示略)により貼り合わされている。ここで、液晶装置1においてシール材の内側には、画像表示領域が形成される。画像表示領域には、複数のサブ画素領域がマトリックス状に配置されている。複数のサブ画素領域それぞれには、反射表示領域Rと透過表示領域Tとが設けられている。
そして、液晶装置1は、素子基板11の外面側(液晶層13から離間する側)から照明光を照射する構成となっている。さらに、液晶装置1は、素子基板11の外面側に設けられた偏光板14及び対向基板12の外面側に設けられた偏光板15を備えている。
素子基板11は、例えばガラスや石英、プラスチックなどの透光性材料からなる基板本体21と、基板本体21の内側(液晶層13側)の表面に順に形成された素子形成層22、反射膜23、共通電極24、絶縁膜25、画素電極26及び配向膜27とを備えている。
素子形成層22は、絶縁膜や半導体膜、導体膜を適宜積層した構成となっており、複数のサブ画素領域それぞれに形成された画素電極26を個別に駆動可能となっている。
反射膜23は、例えばアルミニウムや銀などの光反射性の金属膜や誘電体積層膜などにより形成されている。そして、反射膜23は、反射表示領域Rにおける素子形成層22の上面を被覆している。
共通電極24は、例えばITO(酸化インジウムスズ)などの透光性導電材料で形成されており、素子形成層22及び反射膜23の上面を被覆している。
絶縁膜25は、例えばSiO(二酸化シリコン)などの透光性の絶縁材料で形成されており、共通電極24の上面を被覆している。
画素電極26は、例えばITOなどの透光性導電材料で形成されており、絶縁膜25の上面に形成されている。そして、画素電極26は、平面視でほぼ梯子形状を有しており、ストライプ状に間隔をあけて配置された複数の帯状部26aと、これら複数の帯状部26aそれぞれを導通させる枠部26bとを備えている。また、画素電極26は、絶縁膜25や共通電極24に形成された貫通孔を介して素子形成層22に形成されたTFT素子などの駆動素子に接続されている。
したがって、画素電極26及び共通電極24は、帯状部26aと共通電極24との間に電圧を印加した際に基板面方向の電界(横電界)を発生させるFFS(Fringe-Field Switching)方式の電極構造を構成している。
配向膜27は、例えばポリイミドなどの樹脂材料で構成されており、画素電極26を被覆している。また、配向膜27の表面には、液晶層13を構成する液晶分子の初期配向方向を規制するための配向処理が施されている。
対向基板12は、例えばガラスや石英、プラスチックなどの透光性材料で形成された基板本体31と、基板本体31の内側(液晶層13側)の表面に積層された遮光膜32、カラーフィルタ層33、オーバーコート層34、位相差層35及び配向膜36とを備えている。
遮光膜32は、基板本体31の表面のうち平面視でサブ画素領域の縁部に配置されており、サブ画素領域を縁取っている。
カラーフィルタ層33は、遮光膜32で区画された領域内であって各サブ画素領域に対応して配置されており、例えばアクリルなどで形成されて各サブ画素領域で表示する色に対応する色材を含有している。
オーバーコート層34は、紫外線硬化型の樹脂材料で形成されている。
位相差層35は、カラーフィルタ層33の表面における反射表示領域Rとなる領域に設けられている。そして、位相差層35は、例えば高分子液晶(コレステリック液晶など)や重合性液晶モノマー(あるいは重合性オリゴマー)などの紫外線硬化型の位相差層材料により形成されている。ここで、位相差層材料は、位相差層35の面方向の一方向に沿って配向している。これにより、位相差層35は、位相差層35内を進行する光に対して所定の位相差(例えば1/2波長)を付与する構成となっている。
配向膜36は、例えばポリイミドなどの樹脂材料で構成されており、位相差層35及びオーバーコート層34を被覆している。また、配向膜36の表面には、液晶層13を構成する液晶分子の初期配向方向を規制するための配向処理が施されている。
液晶層13は、正の誘電異方性を有するネマチック液晶により形成されている。そして、液晶層13は、液晶層13内を進行する光に対して所定の位相差を付与する構成となっている。そして、液晶層13の層厚は、反射表示領域Rに位相差層35が形成されていることから、反射表示領域Rにおいて透過表示領域Tよりも薄くなっている。ここで、液晶層13は、透過表示領域Tにおいて光に対して所定の位相差(例えば1/2波長)を付与すると共に、反射表示領域Rにおいて光に対して所定の位相差(例えば1/4波長)を付与する構成となっている。
偏光板14、15は、その透過軸が互いに直交するように配置されている。
[液晶装置の製造方法]
次に、以上のような構成の液晶装置1の製造方法について説明する。なお、本発明における液晶装置1の製造方法では、位相差層35の形成工程に特徴を有しているため、この点を中心に説明する。ここで、図2は位相差層形成装置を示す構成図、図3(a)は第1及び第2可撓性基板を示す断面図、図3(b)は第1可撓性基板を示す平面図、図4は位相差層の形成工程を示す工程図である。
まず、位相差層35の形成工程について説明する。位相差層35は、図2に示す位相差層形成装置50を用いて形成される。
位相差層形成装置50は、第1可撓性基板(可撓性基板)51及び第2可撓性基板(他の可撓性基板)52と、塗布装置53と、加熱装置54と、露光装置55と、現像装置56と、搬送装置57とを備えている。
第1可撓性基板51は、図3(a)に示すように、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)やPC(ポリカーボネート)のように可撓性を有する樹脂材料で形成された基板本体61と、基板本体61の一面上に形成された櫛歯電極(第1電極)62及び櫛歯電極(第2電極)63とを備えている。
櫛歯電極62、63それぞれは、ITOなどの透光性の導電材料で形成されている。
櫛歯電極62は、図3(b)に示すように、ストライプ状に互いに間隔をあけて配置された複数の帯状部(第1帯状部)62aと、複数の帯状部62aそれぞれを導通させる本線部62bとを備えている。ここで、複数の帯状部62aは、延在方向が一方向に対する直交方向に沿うと共に、一方向に沿って配列されている。
櫛歯電極63は、櫛歯電極62と同様に、ストライプ状に互いに間隔をあけて配置された複数の帯状部(第2帯状部)63aと、複数の帯状部63aそれぞれを導通させる本線部63bとを備えている。ここで、複数の帯状部63aは、延在方向が一方向に対する直交方向に沿うと共に、一方向に沿って配列されている。また、帯状部62a、63aは、一方向に沿って交互に配列されている。
したがって、櫛歯電極62、63は、帯状部62a、63aの間に電圧を印加し、これによって基板面に平行な電界(横電界)を発生させる構成となっている。これら櫛歯電極62、63により、電界印加手段64が構成される。
第1可撓性基板51は、図2に示すように、一対の搬送ローラ65により無端状に順次繰り出される構成となっている。
第2可撓性基板52は、第1可撓性基板51と同様に、図3(a)に示すように、例えばPETやPCのように可撓性を有する樹脂材料で形成された基板本体66と、基板本体66の一面上に形成された櫛歯電極(第1電極)67及び櫛歯電極(第2電極)68とを備えている。
櫛歯電極67、68それぞれは、櫛歯電極62、63と同様に、ITOなどの透光性の導電材料で形成されている。そして、櫛歯電極67は、複数の帯状部(第1帯状部)67aと、複数の帯状部67aそれぞれを導通させる本線部(図示略)とを備えている。また、櫛歯電極68は、複数の帯状部68a(第2帯状部)と、複数の帯状部68aそれぞれを導通させる本線部(図示略)とを備えている。
したがって、櫛歯電極67、68は、帯状部67a、68aの間に電圧を印加し、これによって基板面に平行な電界(横電界)を発生させる構成となっている。これら櫛歯電極67、68により、電界印加手段69が構成される。
第2可撓性基板52は、図2に示すように、一対の搬送ローラ70により無端状に順次繰り出される構成となっている。
これら第1及び第2可撓性基板51、52は、無端状に順次繰り出されることにより、一部において互いの搬送路がほぼ重っている。ここで、第1及び第2可撓性基板51、52が互いに最接近する際の間隔は、後述する材料膜(位相差層材料膜)75の厚さとほぼ同等となっている。
塗布装置53は、第1可撓性基板51の搬送路上において第2可撓性基板52の搬送路と重ならない位置よりも上流側に設けられている。そして、塗布装置53は、位相差層材料を第1可撓性基板51の一面上に塗布する構成となっている。
加熱装置54は、第1可撓性基板51の搬送路と第2可撓性基板52の搬送路とが重なる位置であって第1可撓性基板51の搬送路において塗布装置53よりも下流側に設けられている。そして、加熱装置54は、材料膜75を等方相温度以上に加熱して位相差層材料を等方相とする構成となっている。
露光装置55は、第1可撓性基板51の搬送路と第2可撓性基板52の搬送路とが重なる位置であって第1可撓性基板51の搬送路において加熱装置54よりも下流側に設けられている。そして、露光装置55は、材料膜75に対してマスク(図示略)などを用いて部分的に紫外線を照射する構成となっている。
現像装置56は、第1可撓性基板51の搬送路と第2可撓性基板52の搬送路とが重ならない位置であって第1可撓性基板51の搬送路において露光装置55よりも下流側に設けられている。そして、現像装置56は、例えばPGMEA(プロピレングリコールメチルエチルアセテート)やシクロペンタノンなどの有機溶媒を用いて材料膜75において露光装置55による未硬化部分を現像除去する構成となっている。
搬送装置57は、複数の転写対象基板71を順次搬送する構成となっている。そして、搬送装置57は、第1可撓性基板51の搬送路上であって現像装置56よりも下流側において転写対象基板71上に位相差層35が転写される構成となっている。
転写対象基板71は、図1に示すように、基板本体66と、基板本体66上に形成されたカラーフィルタ層33とを備えている。すなわち、転写対象基板71は、対向基板12においてオーバーコート層34、位相差層35及び配向膜36を除いた構成となっている。また、カラーフィルタ層33上には、紫外線硬化型の樹脂材料が塗布されている。
また、搬送装置57による転写対象基板71の搬送路上であって位相差層35の貼り合わせ位置よりも下流側には、照射装置72が設けられている。照射装置72は、転写対象基板71に紫外線を照射して紫外線硬化型の樹脂材料を硬化する構成となっている。
次に、このような構成の位相差層形成装置50を用いた位相差層35の形成方法について説明する。
まず、塗布装置53は、図4(a)に示すように、搬送ローラ65により順次繰り出される第1可撓性基板51上に位相差層材料を塗布し、第1可撓性基板51の一面上に材料膜75を形成する。そして、材料膜75は、図4(b)に示すように、第1可撓性基板51が順次繰り出されることにより搬送され、第1及び第2可撓性基板51、52の間に挟持される。
そして、加熱装置54は、材料膜75を等方相温度以上に加熱して位相差層材料を等方相とする。
続いて、材料膜75の温度が下がり、液晶層に相転移した後、第1及び第2可撓性基板51、52が材料膜75を挟持した状態で、櫛歯電極62、63の間と櫛歯電極67、68の間とのそれぞれに電圧を印加して電界を発生させる。ここで、帯状部62a、63aそれぞれが一方向とほぼ直交する方向に延在すると共に一方向に沿って配列されているため、櫛歯電極62、63の間には、一方向に沿う電界が発生する。同様に、櫛歯電極67、68の間には、一方向に沿う電界が発生する。
これにより、位相差層材料は、正の誘電異方性を有しているため、図3(a)に示すように、電界方向である一方向に沿って配向する。このとき、材料膜75の一方の面に櫛歯電極62、63が配置されると共に他方の面に櫛歯電極67、68が配置されているため、材料膜75の厚さ方向において均一に一方向に沿う電界が発生する。したがって、位相差層材料は、材料膜75の厚さ方向において均一に一方向に沿って配向する。そして、材料膜75は、第1及び第2可撓性基板51、52によって下流に搬送される。
次に、露光装置55は、図4(c)に示すように、材料膜75中に発生させた電界によって位相差材料が配向している状態で、材料膜75に対して選択的に紫外線を照射する。これにより、材料膜75において紫外線が照射された部分は、位相差層材料が一方向に沿って配向した状態で硬化する。
そして、材料膜75を第1及び第2可撓性基板51、52で挟持したまま搬送し、図4(d)に示すように、第2可撓性基板52を剥離する。このとき、第2可撓性基板52は、可撓性を有しているため、剥離時において材料膜75が第2可撓性基板52に付着することなく、また第2可撓性基板52が破損することなく剥離される。
さらに、現像装置56は、図4(e)に示すように、材料膜75における未硬化部分を除去する。これにより、位相差層35が形成される。
続いて、第1可撓性基板51上で搬送されている位相差層35を転写対象基板71に転写する。ここでは、第1可撓性基板51により位相差層35を下流に搬送し、搬送装置57により搬送されている転写対象基板71と第1可撓性基板51とで位相差層35を挟持する。このとき、転写対象基板71の上面には、紫外線硬化型の樹脂材料が塗布されている。そして、第1可撓性基板51を剥離する。このとき、上述と同様に、第1可撓性基板51は、可撓性を有しているため、剥離時において位相差層35が第1可撓性基板51に付着することなく、また第1可撓性基板51が破損することなく剥離される。その後、照射装置72は、紫外線硬化型の樹脂材料膜に対して紫外線を照射し、これを硬化する。これにより、位相差層35が転写対象基板71上において反射表示領域Rと対応する領域に貼り合わされる。また、硬化した樹脂材料膜により、オーバーコート層34が形成される。
以上のようにして、転写対象基板71上に位相差層35を形成する。
その後、転写対象基板71上に配向膜36を形成する。このようにして、対向基板12が形成される。さらに、対向基板12と別途形成した素子基板11とをシール材により貼り合わせて内部に液晶層13を封止する。以上のようにして、液晶装置1を製造する。
[電子機器]
以上のような構成の液晶装置1は、例えば携帯電話機100の表示部101として用いられる。ここで、図5は、携帯電話機を示す斜視図である。
この携帯電話機100は、表示部101、複数の操作ボタン102、受話口103、送話口104及び上記表示部101を有する本体部を備えている。
以上のように、本実施形態における液晶装置の製造方法によれば、第1及び第2可撓性基板51、52それぞれの剥離時において第1及び第2可撓性基板51、52それぞれや材料膜75の破損を防止できる。
また、第1及び第2可撓性基板51、52で材料膜75を挟持した状態で材料膜75に電界を印加するため、位相差層材料をより確実に面内の一方向に沿って配向させることができる。そして、位相差層材料を等方相としてから電界を印加することによっても、位相差層材料を均一に一方向に沿って配向させることができる。
〔第2の実施形態〕
次に、本発明における液晶装置の製造方法の第2の実施形態を、図面に基づいて説明する。ここで、図6は本発明の製造方法により製造される液晶装置におけるサブ画素領域を示す概略断面図である。なお、本実施形態では、上記実施形態で説明した構成要素には同一符号を付し、その説明を省略する。
[液晶装置]
本実施形態における液晶装置の製造方法により製造される液晶装置110は、図6に示すように、対向基板111に設けられた位相差層112が位相差部112aと非位相差部112bとを備えている。
位相差部112aは反射表示領域Rに設けられており、非位相差部112bは透過表示領域Tに設けられている。そして、位相差層材料は、位相差部112aにおいて位相差層112の面と平行な方向の一方向に沿って配向し、非位相差部112bにおいて等方相となっている。
[液晶装置の製造方法]
次に、以上のような構成の液晶装置110の製造方法について説明する。ここで、図7は、位相差層形成装置を示す構成図である。
本実施形態における液晶装置の製造方法では、図7に示す位相差層形成装置120を用いて位相差層112を形成する。
位相差層形成装置120は、第1及び第2可撓性基板51、52と、塗布装置53と、第1加熱装置54と、第1露光装置55と、第2加熱装置121と、第2露光装置122と、搬送装置57とを備えている。
第2加熱装置121は、第1可撓性基板51の搬送路と第2可撓性基板52の搬送路とが重ならない位置であって第1可撓性基板51の搬送路において第1露光装置55よりも下流側に設けられている。そして、第2加熱装置121は、材料膜75を等方相温度以上に加熱して位相差層材料を等方相とする構成となっている。
第2露光装置122は、第1可撓性基板51の搬送路上であって第2加熱装置121よりも下流側に設けられている。そして、第2露光装置122は、材料膜75に対して紫外線を照射する構成となっている。
次に、位相差層形成装置120を用いた位相差層112の形成方法について説明する。
ここでは、上述した第1の実施形態と同様に、材料膜75に対して選択的に紫外線を照射し、位相差層材料を一方向に沿って配向した状態で硬化させる。そして、第2可撓性基板52を剥離する。
そして、第2加熱装置121は、材料膜75を等方相温度以上に加熱して位相差層材料を等方相とする。このとき、材料膜75において第1露光装置55により紫外線が照射された部分では、位相差層材料が一方向に沿って配向した状態が維持される。
続いて、位相差層材料が等方相になっている状態で、第2露光装置122は、材料膜75に紫外線を照射し、材料膜75において等方相となった部分を硬化する。このとき、上述と同様に、材料膜75において第1露光装置55により紫外線が照射された部分は既に硬化しているため、マスクなどを用いずに材料膜75の全面に紫外線を照射して構わない。
その後、上述した第1の実施形態と同様に、位相差層112を転写対象基板71に貼り合わせる。以上のようにして、転写対象基板71上に位相差層112を形成する。その後、転写対象基板71上に配向膜36を形成する。このとき、位相差層112の表面が平坦化されているため、配向膜36に断層が発生することが抑制される。このようにして、対向基板111が形成される。さらに、対向基板111と別途形成した素子基板11とをシール材により貼り合わせて内部に液晶層13を封止する。以上のようにして、液晶装置110を製造する。
以上のように、本実施形態における液晶装置の製造方法においても、上述した第1の実施形態と同様の作用、効果を奏するが、位相差層112の表面が平坦化されているため、位相差層112の表面に形成される配向膜36の断層を防止できる。
〔第3の実施形態〕
次に、本発明における液晶装置の製造方法の第3の実施形態を、図面に基づいて説明する。ここで、図8は本発明の製造方法により製造される液晶装置におけるサブ画素領域を示す概略断面図である。なお、本実施形態では、上記実施形態で説明した構成要素には同一符号を付し、その説明を省略する。
[液晶装置]
本実施形態における液晶装置の製造方法により製造される液晶装置130は、図8に示すように、素子基板131及び対向基板132それぞれが可撓性を有している。
素子基板131は、例えばPETやPCのように可撓性を有する樹脂材料で形成された基板本体133と、基板本体133の内側(液晶層13側)の表面に形成された素子形成層22、反射膜23、共通電極24、絶縁膜25、画素電極26及び配向膜27とを備えている。
また、対向基板132は、例えばPETやPCのように可撓性を有する樹脂材料で形成された基板本体134と、基板本体134の内側(液晶層13側)の表面に形成された遮光膜32、カラーフィルタ層33、櫛歯電極135、136、位相差層35及び配向膜36とを備えている。
櫛歯電極135は、例えばITOなどの透光性の導電材料で形成されており、上述した櫛歯電極62と同様に、ストライプ状に互いに間隔をあけて配置された複数の帯状部135aと、複数の帯状部135aそれぞれを導通させる本線部(図示略)とを備えている。
櫛歯電極136は、櫛歯電極63と同様に、例えばITOなどの透光性の導電材料で形成されており、ストライプ状に互いに間隔をあけて配置された複数の帯状部136aと、複数の帯状部136aそれぞれを導通させる本線部(図示略)とを備えている。また、帯状部135a、136aは、一方向に沿って交互に配列されている。
したがって、櫛歯電極135、136は、帯状部135a、136aの間に電圧を印加し、これによって基板面に平行な電界(横電界)を発生させる構成となっている。これら櫛歯電極135、136により、電界印加手段137が構成される。
そして、基板本体134と、遮光膜32と、カラーフィルタ層33と、櫛歯電極135、136とにより、第1可撓性基板138が構成されている。
[液晶装置の製造方法]
次に、以上のような構成の液晶装置130の製造方法について説明する。ここで、図9は位相差層形成装置を示す構成図、図10は第1及び第2可撓性基板を示す断面図、図11は位相差層の形成工程を示す工程図である。
本実施形態における液晶装置の製造方法では、図9に示す位相差層形成装置140を用いて位相差層35を形成する。
位相差層形成装置140は、第1及び第2可撓性基板138、141と、塗布装置142と、加熱装置143と、露光装置144と、現像装置145とを備えている。
第1可撓性基板138は、搬送ローラ(図示略)などにより順次搬送される構成となっている。
第2可撓性基板141は、第1可撓性基板138と同様に、図10に示すように、例えばPETやPCのように可撓性を有する樹脂材料で形成された基板本体151と、基板本体151の一面上に形成された櫛歯電極152、153とを備えている。
櫛歯電極152、153それぞれは、櫛歯電極135、136と同様に、ITOなどの透光性の導電材料で形成されている。そして、櫛歯電極152は、複数の帯状部152aと、複数の帯状部152aそれぞれを導通させる本線部(図示略)とを備えている。また、櫛歯電極153は、複数の帯状部153aと、複数の帯状部153aそれぞれを導通させる本線部(図示略)とを備えている。また、帯状部152a、153aは、一方向に沿って交互に配列されている。
したがって、櫛歯電極152、153は、帯状部152a、153aの間に電圧を印加し、これによって基板面に平行な電界(横電界)を発生させる構成となっている。これら櫛歯電極152、153により、電界印加手段154が構成される。
また、第2可撓性基板141は、図9に示すように、一対の搬送ローラ155により無端状に繰り出される構成となっている。
塗布装置142は、第1可撓性基板138の搬送路上において第2可撓性基板141の搬送路と重ならない位置よりも上流側に設けられている。そして、塗布装置142は、位相差層材料を第1可撓性基板138の一面上に塗布する構成となっている。
加熱装置143は、第1可撓性基板138の搬送路と第2可撓性基板141の搬送路とが重なる位置であって第1可撓性基板138の搬送路において塗布装置142よりも下流側に設けられている。そして、加熱装置143は、材料膜75を等方相温度以上に加熱して位相差層材料を等方相とする構成となっている。
露光装置144は、第1可撓性基板138の搬送路と第2可撓性基板141の搬送路とが重なる位置であって第1可撓性基板138の搬送路において加熱装置143よりも下流側に設けられている。そして、露光装置144は、材料膜75に対してマスク(図示略)などを用いて部分的に紫外線を照射する構成となっている。
現像装置145は、第1可撓性基板138の搬送路と第2可撓性基板141の搬送路とが重ならない位置であって第1可撓性基板138の搬送路において露光装置144よりも下流側に設けられている。そして、現像装置145は、例えばPGMEAやシクロペンタノンなどの有機溶媒を用いて材料膜75において露光装置144による未硬化部分を現像除去する構成となっている。
次に、このような構成の位相差層形成装置140を用いた位相差層35の形成方法について説明する。
ここでは、上述した第1の実施形態と同様に、図11(a)に示すように、第1可撓性基板138上に材料膜75を形成する。そして、図11(b)に示すように、第1及び第2可撓性基板138、141で材料膜75を挟持した状態で材料膜75に電界を発生させ、位相差層材料を一方向に配向させる。
続いて、図11(c)に示すように、材料膜75に電界を発生させた状態で紫外線を選択的に照射し、位相差層材料を一方向に沿って配向した状態で硬化させる。そして、図11(d)に示すように、第2可撓性基板141を剥離する。さらに、図11(e)に示すように、材料膜75における未硬化部分を除去する。これにより、位相差層35が形成される。
その後、上述した第1の実施形態と同様に、第1可撓性基板138上に配向膜36を形成する。このようにして、対向基板132が形成される。さらに、対向基板132と別途形成した素子基板131とをシール材により貼り合わせて内部に液晶層13を封止する。以上のようにして、液晶装置130を製造する。
以上のように、本実施形態における液晶装置の製造方法においても、上述した第1の実施形態と同様の作用、効果を奏するが、素子基板131及び対向基板132が可撓性を有しているため、フレキシブルな液晶装置130を製造できる。
なお、本実施形態においても、位相差層35は、上述した第2の実施形態と同様に、材料膜75の未硬化部分を等方相温度まで加熱した後に再度硬化させる構成としてもよい。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、電界印加手段は、IPS(In-Plane Switching)方式の電極構造を有しているが、材料膜において面内の一方向に沿う電界を発生させることができれば、FFS方式など、いわゆる横電界方式を用いた他の電極構造を採用してもよい。
また、位相差層材料は、紫外線硬化型の材料を用いているが、他のエネルギー光の照射により硬化する材料であってもよい。また、位相差層材料は、材料膜への電界の印加時において、材料膜の面内における一方向に沿って配向させることができれば、負の誘電率異方性を有する材料により形成されてもよい。
そして、可撓性基板の表面には、剥離層を形成してもよい。これにより、位相差層の形成後において可撓性基板を剥離しやすくなる。
また、第1及び第2実施形態において、第1及び第2可撓性基板を用いているが、材料膜の厚さ方向において位相差層材料が均一に面内の一方向に沿って配向することができれば、第1可撓性基板のみにより位相差層を形成してもよい。
そして、第1及び第2実施形態において、転写対象基板の上面に塗布された紫外線硬化型の樹脂材料により位相差層を接合しているが、粘着剤や接着剤により接合してもよい。
また、画素電極及び共通電極は、FFS方式の電極構造を有しているが、IPS方式などの他の横電界方式の電極構造を有していてもよく、共通電極を対向基板に設けた縦電界方式の電極構造を有していてもよい。
そして、位相差層は、対向基板に設けられているが、素子基板に設けられてもよく、素子基板及び対向基板の双方に設けられてもよい。
また、液晶装置を備える電子機器としては、携帯電話機に限らず、PDA(携帯情報端末機)やハンディターミナル、電子ブック、ノート型パーソナルコンピュータ、パーソナルコンピュータ、デジタルスチルカメラ、液晶テレビ、ビューファインダ型あるいはモニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末など、種々の電子機器であってもよい。
本発明の第1の実施形態における液晶装置を示す概略断面図である。 位相差層形成装置を示す概略構成図である。 第1及び第2電界印加基板を示す概略断面図及び平面図である。 位相差層の形成工程を示す工程図である。 液晶装置を備える携帯電話機を示す斜視図である。 第2の実施形態における液晶装置を示す概略断面図である。 位相差層形成装置を示す概略構成図である。 第3の実施形態における液晶装置を示す概略断面図である。 位相差層形成装置を示す概略構成図である。 第1及び第2電界印加基板を示す概略断面図及び平面図である。 位相差層の形成工程を示す工程図である。
符号の説明
1,110,130 液晶装置、11,131 素子基板(第2基板)、12,111,132 対向基板(第1基板)、13 液晶層、35,112 位相差層、51 第1可撓性基板(可撓性基板)、52 第2可撓性基板(他の可撓性基板)、62,67,135,152 櫛歯電極(第1電極)、62a,67a,135a,152a 帯状部(第1帯状部)、63,68,136,153 櫛歯電極(第2電極)、63a,68a,136a,153a 帯状部(第2帯状部)、64,69,137,154 電界印加手段、71 転写対象基板、75 材料膜(位相差層材料膜)、138 第1可撓性基板、141 第2可撓性基板

Claims (9)

  1. 第1及び第2基板と、該第1及び第2基板で挟持される液晶層とを備える液晶装置の製造方法であって、
    電界印加手段が設けられた可撓性基板上に、位相差層材料を含む位相差層材料膜を形成する工程と、
    該位相差層材料膜に電界を印加し、前記位相差層材料を前記位相差層材料膜における面内の一方向に沿って配向させる工程と、
    前記位相差層材料膜を硬化し、位相差層を形成する工程と、
    該位相差層を、前記第1基板を構成する転写対象基板に貼り合わせて前記可撓性基板を剥離する工程とを備えることを特徴とする液晶装置の製造方法。
  2. 前記位相差層材料膜を、前記可撓性基板と、電界印加手段が設けられた他の可撓性基板とで挟持し、
    前記位相差層材料膜の硬化後に、前記他の可撓性基板を剥離することを特徴とする請求項1に記載の液晶装置の製造方法。
  3. 前記転写対象基板の表面に、紫外線硬化材料層が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の液晶装置の製造方法。
  4. 第1及び第2基板と、該第1及び第2基板で挟持される液晶層とを備える液晶装置の製造方法であって、
    それぞれに電界印加手段が設けられた第1及び第2可撓性基板の間に、位相差層材料を含む位相差層材料膜を形成する工程と、
    該位相差層材料膜に電界を印加し、前記位相差層材料を前記位相差層材料膜における面内の一方向に沿って配向させる工程と、
    前記位相差層材料膜を硬化し、位相差層を形成する工程と、
    前記第2可撓性基板を剥離する工程を備え、
    前記第1可撓性基板が、前記第1基板を構成することを特徴とする液晶装置の製造方法。
  5. 前記位相差層材料が、正の誘電異方性を有し、
    前記電界印加手段が、前記一方向に電界を発生させる第1及び第2電極を備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の液晶装置の製造方法。
  6. 前記第1電極が、前記一方向に対する直交方向に沿って延在する複数の第1帯状部を有し、
    前記第2電極が、前記一方向に対する直交方向に沿って延在する複数の第2帯状部を有し、
    前記第1及び第2帯状部が、前記一方向に沿って交互に配列されていることを特徴とする請求項5に記載の液晶装置の製造方法。
  7. 前記位相差層材料膜を等方相温度以上に加熱した後に、前記電界を印加することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の液晶装置の製造方法。
  8. 前記位相差層における未硬化部分を除去する工程を備えることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の液晶装置の製造方法。
  9. 前記位相差層における未硬化部分を等方相温度以上に加熱し、硬化することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の液晶装置の製造方法。
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