JP2009098469A - 液晶表示装置及び電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】電源オフ状態において複数の所定の文字やロゴ等を表示できるようにした液晶表示装置及びこの液晶表示装置を備えた電子機器を提供すること。
【解決手段】本発明の液晶表示装置1は、画素電極及び配向膜を備えた第1基板と、カラーフィルタ層及び配向膜を備えた第2基板とが対向配置され、前記第1基板及び第2基板のそれぞれに光透過領域を有するサブ画素と、前記サブ画素がマトリクス状に配列された表示領域と、が形成されており、前記液晶表示装置1を非駆動状態とした際に前記表示領域6に複数の所定の模様(識別パターン701ないし703)を形成するための前記複数の模様のそれぞれに対応する光反射領域を備えた複数のサブ画素グループが形成されていることを特徴とする。本発明の液晶表示装置1Aによれば、液晶表示装置1の非駆動時に背景パターン60に識別パターン701ないし703が浮かび上がって観察されるようになる。
【選択図】図7
【解決手段】本発明の液晶表示装置1は、画素電極及び配向膜を備えた第1基板と、カラーフィルタ層及び配向膜を備えた第2基板とが対向配置され、前記第1基板及び第2基板のそれぞれに光透過領域を有するサブ画素と、前記サブ画素がマトリクス状に配列された表示領域と、が形成されており、前記液晶表示装置1を非駆動状態とした際に前記表示領域6に複数の所定の模様(識別パターン701ないし703)を形成するための前記複数の模様のそれぞれに対応する光反射領域を備えた複数のサブ画素グループが形成されていることを特徴とする。本発明の液晶表示装置1Aによれば、液晶表示装置1の非駆動時に背景パターン60に識別パターン701ないし703が浮かび上がって観察されるようになる。
【選択図】図7
Description
本発明は、液晶表示装置及びこの液晶表示装置を備えた電子機器に関し、特に電源オフ状態において複数の所定の文字や絵模様等を表示したり、所定の文字や絵模様等を擬似的に立体的に視認できるようにした液晶表示装置及びこの液晶表示装置を備えた電子機器に関する。
液晶表示パネルとして、透過型、反射型及び透過型と反射型の性質を併せ持つ半透過型の液晶表示装置(下記特許文献1参照)が知られている。このうち、半透過型の液晶表示装置は、一つの画素領域内に画素電極を備えた光透過領域と画素電極及び反射板の両方を備えた光反射領域を有している。そして、暗い場所においてはバックライトを点灯して光透過領域を利用して画像を表示し、明るい場所においてはバックライトを点灯することなく光反射領域において外光を利用して画像を表示するものである。そのため、半透過型液晶表示パネルは、常時バックライトを点灯する必要がなくなるので、消費電力を大幅に低減させることができるという利点を有している。この半透過型の液晶表示装置は、携帯電話など、特に中小型の電子機器の表示部として広く用いられている。
一方、近年では、電子機器のデザイン性の向上が多く求められているため、例えば携帯電話において、待ち受け画面等に任意の画像を表示するだけではなく、メーカーロゴや特定の模様など、多種多様な画像が表示されている。加えて、携帯電話機等の電子機器が高精細化されていると共に画像表示が多くなっていることから、半透過型の液晶表示装置もバックライトを点灯して透過型として使用されることが多くなっている。
特開平11−101992号公報
液晶表示装置の表示部に画像を表示する際には、電源がオンの状態で液晶表示装置を駆動して表示する必要がある。しかしながら、従来の液晶表示装置では、電源をオフにしたときには何も表示されない状態になってしまうため、電源オフ時には画像を表示することができない。従って、待ち受け画面等を長時間表示するには特定の画素を長時間駆動し続ける必要があるため、その分だけ消費電力が多くなってしまう。このように待ち受け画面等を長時間表示する場合、半透過型の液晶表示装置であればバックライトを点灯せずに反射型として駆動すればよいが、それでも表示時間が長くなればなるほどそれに比例して消費電力は大きくなる。しかも、透過型の液晶表示装置では、待ち受け画面等を表示する場合であってもバックライトを点灯しないと視認できないため、消費電力は膨大なものとなる。このような消費電力の増大は、携帯電話機等の小型の電子機器にとっては重大な問題となる。
近年、電源がオフの時にもこのような画像を表示しておくことができるようにし、表示部を含めた機器全体のデザイン性を高めようとする提案がなされている。また、電源がオフの時に複数の所定の文字や絵模様等を表示したり、所定の文字や絵模様等を擬似的に立体的に視認できるようにすることも要望されている。そのためには、液晶表示装置の電源がオフの時にも何等かの画像を表示できるようにする必要がある。しかしながら、従来は、電源がオンの時に実質的に正常な画像表示ができ、電源がオフの時に何等かの画像を表示できるような液晶表示装置は知られていなかった。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、電源をオフにした状態においても、社名のような識別用の記号やロゴ等を含む所定の模様を複数表示したり、擬似的に立体的に視認できるようにすることができる、幅広い表現力を備えた表示特性の高い液晶表示装置及びこの液晶表示装置を備えた電子機器を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の液晶表示装置は、画素電極及び配向膜を備えた第1基板と、カラーフィルタ層及び配向膜を備えた第2基板とが対向配置され、前記第1基板及び第2基板のそれぞれに光透過領域を有するサブ画素がマトリクス状に配列された表示領域を有している液晶表示装置において、前記液晶表示装置を非駆動状態とした際に、前記表示領域に複数の所定の模様を形成するための前記複数の模様のそれぞれに対応する光反射領域を備えた複数のサブ画素グループが、互いに異なる反射パターンを有する反射領域を備えていることを特徴とする。
光反射領域は液晶表示装置の非駆動状態においても外光を反射するように形成できる。そのため、光透過領域を有する液晶表示装置が非駆動状態であっても、光反射領域が形成された部分においては、外光からの入射光が出射する際に模様に応じた色層の色を有する出射光となって出射するようにできる。そのため、本発明の液晶表示装置によれば、液晶表示装置が非駆動状態のときに、複数の所定の模様を表示させておくことが可能となる。この場合、複数の所定の模様として濃淡が異なる同じ模様をずらして表示したようにすると擬似的に立体視できるようになる。なお、本発明における「所定の模様」とは、文字、企業のロゴマーク、花柄、市松模様などを含む予め定めた表示させたい画像を意味する。また、本発明の液晶表示装置によれば、液晶表示装置が駆動状態では、光反射領域からの反射光は弱いので、光透過領域を利用して良好な画像表示を行うことができる。従って、本発明の液晶表示装置は幅広い表現力を備えた表示特性の高い液晶表示装置となる。
係る態様の液晶表示装置によれば、光反射パターンを変えることによって反射光の性質を様々に変えることができるため、液晶表示装置の非駆動状態においても複数の模様を容易に表示することができるようになる。
また、本発明の液晶表示装置においては、前記互いに異なる光反射パターンは、前記光反射領域に配置した反射板の凹凸の密度、面積又は形状を変えることにより形成されていることが好ましい。
反射板の凹凸密度を変えることにより、視野角度が狭い鏡面反射から視野角度が広い拡散反射にまで多様に変えることができる。また、反射板の面積や形状を変えることにより反射光の強度を変えることができる。そのため、本発明の液晶表示装置によれば反射光の性質を簡単に様々に変えることができるため、液晶表示装置の非駆動状態においてもそれぞれの光反射パターンに応じた濃淡を容易に表示することができるようになる。
また、本発明の液晶表示装置においては、前記光反射領域は前記表示領域の全ての画素に形成されており、前記複数のサブ画素グループ以外のサブ画素の前記光反射領域は、最も面積が広くかつ前記反射板の凹凸の密度が最も密に形成されているものとすることができる。
係る態様の液晶表示装置によれば、複数のサブ画素グループ以外のサブ画素の光反射領域は外光を最も視野角度が広い拡散反射光として反射するし、しかも光反射領域は表示領域の全面に設けられているため、半透過型液晶表示装置として作動する。また、非駆動状態においては、最も光拡散反射率が高いため、模様の付いている箇所よりも暗く視認されやすい。そのため、背景として画像の一部に有効に起用できる。
また、本発明の液晶表示装置においては、前記反射板は前記第1基板及び第2基板のうちの一方に形成されているものとすることができる。
係る態様の液晶表示装置によれば、複数の模様のそれぞれに対応した互いに異なる光反射パターンを有する光反射領域は通常の画像表示に利用するものではないから、第1基板及び第2基板の何れにも形成することができ、液晶表示装置の設計の自由度が増す。
本発明の表示装置を機能させる上で、どのような液晶配向を用いても非駆動状態において、サブ画素内の反射部は外光からの光を受けることにより光を反射し、反射部に対応する位置のカラーフィルタから漏れた光によって複数の模様を単色で立体的に視認することが可能となる。なお、VAモード又は横方向電界モードで駆動される液晶表示装置は、ノーマリーブラックモードの液晶表示装置であるだけでなく、広視野角でコントラストが良好であるという特徴を有しているため、上記本発明の効果を奏しながらも広視野角でコントラストが良好な液晶表示装置となる。また、横方向電界モードで駆動される液晶表示装置としては、IPS(In-Plane Switching)モードないしFFS(Fringe Field Switching)モードのものを使用し得る。
液晶駆動時の透過表示モードによらず、非駆動時には、外光の入射によりサブ画素の反射部のみが光を出射する。非駆動時に文字・画像を表示したい領域のサブ画素の反射部の正面反射を強くし、非駆動時に文字・画像を表示しない背景領域は正面反射を弱くすることにより、明るい文字・画像を表示させておくことができる。逆に、非駆動時の背景領域の正面反射を強くし、文字画像領域の正面反射を弱くすれば、明るい背景に暗い文字・画像を表示することができる。非駆動時の文字・画像領域の光反射強度を段階的に設ければ、文字・画像の明暗グラデーション表示が可能で、文字・画像の表現方法が広がる。
更に、上記目的を達成するため、本発明の電子機器は、上記いずれかに記載の液晶表示装置を備えたことを特徴とする。
本発明の電子機器によれば、電源オフ時においても識別パターンなどの複数の模様を表示することができ、幅広い表現力を有する液晶表示装置を備えた電子機器が得られる。
以下、図面を参照して本発明の最良の実施形態を説明する。但し、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための液晶表示装置としてVAモードの液晶表示装置を例示するものであって、本発明をこのVAモードの液晶表示装置に特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のものにも等しく適応し得るものである。なお、この明細書における説明のために用いられた各図面においては、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や各部材毎に縮尺を異ならせて表示しており、必ずしも実際の寸法に比例して表示されているものではない。
なお、図1は本発明の各実施形態に共通する液晶表示装置の全体構成を示す図である。図2は図1のII−II線に沿った模式断面図である。図3は第1の実施形態に係る非駆動時に表示させる模様に対応する位置の1サブ画素分の模式断面図である。図4は従来例の半透過型液晶表示装置の図3に対応する1サブ画素分の模式断面図である。図5A〜図5Dは第1の実施形態に係る非駆動時に表示させる模様に対応する位置の4種類の3サブ画素分の平面図であり、図5E〜図5Hはそれぞれ図5A〜図5DのVE−VE線、VF−VF線、VG−VG線及びVH−VH線に沿った模式断面図である。図6は図5A〜図5Dに示した光反射領域に対応する視野角度曲線である。図7Aは第1の実施形態における電源オフ時の第1の表示状態を示す平面図であり、図7Bは第2の表示状態を示す平面図である。
図8A〜図8Dは第2の実施形態に係る非駆動時に表示させる模様に対応する位置の4種類の3サブ画素分の平面図であり、図8E〜図8Hはそれぞれ図8A〜図8DのVIIIE−VIIIE線、VIIIF−VIIIF線、VIIIG−VIIIG線及びVIIIH−VIIIH線に沿った模式断面図である。図9は図8A〜図8Dに示した光反射領域に対応する視野角度曲線である。図10A〜図10Dは第3の実施形態に係る非駆動時に表示させる模様に対応する位置の4種類の3サブ画素分の平面図であり、図10E〜図10Hはそれぞれ図10A〜図10DのXE−XE線、XF−XF線、XG−XG線及びXH−XH線に沿った模式断面図である。図11Aは本発明の液晶表示装置を搭載したパーソナルコンピュータを示す図であり、図11Bは本発明の液晶表示装置を搭載した携帯電話機を示す図である。
まず、本発明の各実施形態に共通するスイッチング素子として薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor:以下「TFT」という)素子を用いたアクティブマトリクス方式のVAモードの液晶表示装置を例に挙げて図1及び図2を用いて説明する。図1に示すように、この液晶表示装置1は、液晶パネル2と、バックライト3とを主体として構成されている。そして、液晶パネル2とバックライト3とは平面視で重なるように配置されており、図1では液晶パネル2のみが示されている。
この液晶パネル2は、TFTアレイ基板(第1基板)4とカラーフィルタ基板(第2基板)5とがシール材7によって貼り合わされると共に、このシール材7によって区画された領域内に液晶層6が封入された構成になっている。シール材7の一部には液晶を注入する注入口7aが設けられており、この注入口7aは封止材7bにより封止されている。シール材7の内側の領域には、遮光性材料からなる遮光膜(周辺見切り)8が設けられている。周辺見切り8の内側の領域は、画像や動画等を表示する表示領域9になっている。また、表示領域9には、複数のサブ画素10がマトリクス状に設けられている。複数のサブ画素10の間の領域は画素間領域11である。
TFTアレイ基板4の周縁部は、カラーフィルタ基板5から張り出した張出領域になっている。この張出領域のうち図中左辺側及び右辺側には、走査信号を生成する走査線駆動回路12が形成されている。図1の上辺側には、左右の走査線駆動回路12の間を接続する配線14が引き回されている。図1の中央下辺側には、データ信号を生成するデータ線駆動回路13と、外部の回路等に接続するための接続端子15とが形成されている。走査線駆動回路12と外部の回路等に接続するための接続端子との間の領域には、両者を接続する配線16が形成されている。また、カラーフィルタ基板5の各角部には、TFTアレイ基板4とカラーフィルタ基板5との間で電気的に接続するための基板間導通材17が設けられている。
TFTアレイ基板4は、図2に示したように、例えばガラスや石英等の透光性の高い材料から形成された基材4aと、この基材4aの液晶側に形成された画素電極48と、この画素電極48に電気信号を供給するスイッチング素子47と、画素電極48及びスイッチング素子47を覆うように形成された配向膜46と、基材4aの外側(液晶層6とは反対側)に貼付された偏光板49とを主体として構成されている。なお、基材4aと画素電極48との間に層間膜を形成する場合もある。
画素電極48は、サブ画素10に平面視で重なる領域に配置されており、例えばITO(Indium Tin Oxide)等の透明な導電材料によって形成されている。スイッチング素子47は、画素間領域11内に配置されており、画素電極48に一対一で対応するように設けられている。このようにサブ画素10ごとに独立して液晶層6の配向を規制することが可能になっている。このスイッチング素子47は、例えばTFTからなる素子であり、図示しない走査線やデータ線に接続されている。配向膜46は、液晶層6との界面に設けられており、液晶層6を構成する液晶分子の配向を規制する。
一方、カラーフィルタ基板5は、基材5aと、カラーフィルタ層50と、遮光膜51と、共通電極58と、配向膜56と、基材5aの外側(液晶層6とは反対側)に貼付された偏光板59とを主体として構成されている。カラーフィルタ基板5の基材5aは、TFTアレイ基板4の基材4aと同様に、例えばガラスや石英等の透光性の高い材料から形成された矩形の板状部材である。カラーフィルタ層50は、基材5aの液晶層6側に平面視でサブ画素10に重なるように設けられた色層である。このカラーフィルタ層50は、例えば赤色層50R、緑色層50G、青色層50Bの3色の色層からなる。ただし、カラーフィルタ層50は3色に限らず、それ以上の色層で構成することも可能である。
1つのサブ画素10には3色のうち1色のカラーフィルタ層50が設けられており、赤色層50R、緑色層50G、青色層50Bは各々隣接する列に配置されている。互いに隣接し異なる色層のカラーフィルタ層50を有する3つのサブ画素10が1組になって、1画素(1ピクセル)を構成している。遮光膜51は、光を反射又は吸収可能な材料からなる遮光部材であり、当該カラーフィルタ層50の周囲に設けられている。
共通電極58は、例えばITOなどの透明な導電材料によって形成された電極であり、カラーフィルタ層50及び遮光膜51を覆うように設けられている。配向膜56は、液晶層6との界面に設けられており、配向膜46との間で液晶層6を構成する液晶分子の配向を規制している。
液晶層6は、例えばフッ素系液晶化合物や非フッ素系液晶化合物等の液晶分子によって構成されており、TFTアレイ基板4側の配向膜46とカラーフィルタ基板5側の配向膜56との双方に接するように両基板に挟持されている。液晶分子の配向は、電圧を印加しない非駆動時に光を遮光する(ノーマリーブラックモード)ように、配向膜46及び配向膜56によって規制されている。ここでは、この配向膜46及び配向膜56には垂直配向膜が使用されており、液晶化合物としては誘電異方性が負のものが使用されている。
この液晶表示装置1は、VAモードの液晶表示装置として作動し、画素電極48と共通電極58との間に電界が印加されていない状態では、液晶分子が垂直状態となるように配向し、光を透過させない。しかしながら、画素電極48と共通電極58との間に電界が印加されると、液晶分子が傾くため、光を透過させるようになる。従って、この液晶表示装置1はノーマリーブラックモードの液晶表示装置として作動する。
ここで、本発明の各実施形態における液晶表示装置の非駆動時に表示させる模様に対応する位置の1サブ画素分の具体的構成を図3を用いて説明する。各実施形態では、表示させる模様に対応する位置の画素電極48の表面に光反射層45を形成し、1サブ画素10内に画素電極48のみが形成されている光透過領域10aと光反射層45が形成されている光反射領域10bとを形成している。
光反射層45は、例えばアルミニウムなどの金属層からなる反射膜と凹凸形状をした樹脂散乱層からなり、光をカラーフィルタ基板5側へ反射するようになっている。この光反射層45は、画素電極48の液晶層6側に形成されており、平面視でサブ画素10内の領域に任意の割合で設けられるが、図3においては平面視でサブ画素10内のほぼ半分を占める領域に設けられている。そしてこの領域が光反射領域10bになっている。光反射層45が設けられない領域は、バックライト3からの光を液晶層6及びカラーフィルタ基板5へと透過する光透過領域10aになっている。光反射層45の表面(液晶層6側の面)は反射面になっており、この反射面には凹凸のパターンが形成されている。なお、各光反射層45の厚さは一定になっている。また、ここでは光反射層45を画素電極48の表面に形成した例を示したが、光反射層45を画素電極48の下に形成してもよい。
この構成は、従来の半透過型の液晶表示パネルの構成と類似している。すなわち、図4に示したように、従来の半透過型の液晶表示装置1Dでは、全てのサブ画素10の一部に光反射層45が形成され、光透過領域10aと光反射領域10bとリタデーションが同じになるようにするため、光反射領域10bのカラーフィルタ基板5には絶縁膜の透明層58aが形成されている。そして、この透明層58aにより光透過領域10aのセルギャップt1が光反射領域10bのセルギャップt2の約2倍となるようになされている。
しかしながら、本発明の各実施形態に共通する液晶表示装置1では、半透過型液晶表示装置となす場合以外は、反射型としての表示は行わないため、光反射領域10bと光透過領域10aのリタデーションの差異を考慮する必要がない。そのため、ここでは、このような絶縁膜の透明層58aは形成されておらず、光透過領域10aのセルギャップと光反射領域10bのセルギャップとが同一になっている。このような構成とすると、特に従来の半液晶表示装置では必要であった絶縁膜の透明層58aを形成するプロセスを削減することができる。ただし、半透過型液晶表示装置となす場合や特に光透過領域10aと光反射領域10bとの境界領域での表示画質を良好となす必要がある場合は、絶縁膜の透明層58aを形成してもよい。
そして、以下に示す第1実施形態〜第3実施形態の液晶表示装置1A〜1Cでは、非駆動状態で、それぞれの光反射領域10bによる光反射率の差を利用して濃淡の異なる画像を組み合わせることにより、文字・画像を立体的に視認できるようにしたり、あるいは文字・画像以外の背景画像も視認できるようにしている。なお、第1実施形態〜第3実施形態の液晶表示装置1A〜1Cにおける光反射領域10bの具体的構成については後述する。
すなわち、第1実施形態〜第3実施形態の液晶表示装置1A〜1Cでは、液晶表示装置1A〜1Cが駆動されて画像が表示されている間は、光透過領域10aでは正常に画像表示が行われるが、光反射領域10bは光を透過させないので、画像表示に実質的に影響を与えない。しかしながら、液晶表示装置1A〜1Cが非駆動状態のときは、光透過領域10aは光を反射しないために黒表示となるが、光反射領域10bでは、外部からの入射光の一部が光反射層45によって反射され、この反射光が外部に射出される。そのため、表示領域に表示させる模様に対応するサブ画素の光反射領域10bを形成することにより、液晶表示装置1A〜1Cの非駆動状態時に所定模様を表示させることができるようになる。
[第1の実施形態]
ここで第1の実施形態に係る液晶表示装置1Aの光反射領域10bの具体的構成を図5〜図7を用いて説明する。すなわち、図5Aとして示したタイプ1の光反射領域10bは反射板45の表面が鏡面となされたものである。そのため、タイプ1の光反射領域10bの表面は、図5Eに示されているように、平らになっている。また、図5Dとして示したタイプ4の光反射領域10bは、最も凹凸の形状が小さく、しかも最も凹凸の密度が高くされ、拡散反射光を与えるようにしたものである。そのため、タイプ4の光反射領域10bの表面は、図5Hに示されているように、微細な凹凸が多数形成された状態となっている。また、図5Bとして示したタイプ2及び図5Cとして示したタイプ3の光反射領域10bは、鏡面状態から凹凸の形状を徐々に大きくし、かつ凹凸の密度を順次高くしたものである。そして、図5F及び図5Gに示されているように、タイプ3の光反射領域10bの表面はタイプ2の光反射領域の表面よりも微細な凹凸が多く形成されているが、タイプ4の光反射領域10bよりも凹凸の形状が大きく、凹凸の数も少なくなっている。
ここで第1の実施形態に係る液晶表示装置1Aの光反射領域10bの具体的構成を図5〜図7を用いて説明する。すなわち、図5Aとして示したタイプ1の光反射領域10bは反射板45の表面が鏡面となされたものである。そのため、タイプ1の光反射領域10bの表面は、図5Eに示されているように、平らになっている。また、図5Dとして示したタイプ4の光反射領域10bは、最も凹凸の形状が小さく、しかも最も凹凸の密度が高くされ、拡散反射光を与えるようにしたものである。そのため、タイプ4の光反射領域10bの表面は、図5Hに示されているように、微細な凹凸が多数形成された状態となっている。また、図5Bとして示したタイプ2及び図5Cとして示したタイプ3の光反射領域10bは、鏡面状態から凹凸の形状を徐々に大きくし、かつ凹凸の密度を順次高くしたものである。そして、図5F及び図5Gに示されているように、タイプ3の光反射領域10bの表面はタイプ2の光反射領域の表面よりも微細な凹凸が多く形成されているが、タイプ4の光反射領域10bよりも凹凸の形状が大きく、凹凸の数も少なくなっている。
このような、タイプ1〜タイプ4の光反射領域10bの視野角度は、図6に示したとおりとなる。すなわち、鏡面となされているタイプ1の光反射領域10bからの反射光の光強度は、正面(±0°)の方向が最も強く、正面からずれるに従って急速に低下する。それに対して、拡散反射光を得るようにしたタイプ4の光反射領域10bからの反射光の光強度は、正面が最も強いが、正面からずれても光強度の低下は僅かとなっている。また、タイプ2及びタイプ3の場合の視野角度は、タイプ1とタイプ2の中間の値となっている。
このように、光反射領域10bに形成する凹凸の形状及び密度をタイプ1〜タイプ4のように変えることよって、人の目には複数種(ここでは4種類)の光反射領域10bを識別できるようになる。そのため、これらの複数種の光反射領域10bの形成位置を、液晶表示装置1Aの非駆動時に表示させる模様に応じて適宜配置することにより、表示領域9に所定のロゴや模様等を表示させることができるようになる。なお、ここでは光反射領域10bに形成する凹凸の形状及び密度をタイプ1〜タイプ4の4種類とした例を示したが、光反射領域10bに形成する凹凸の形状及び密度は、少なくとも2種類あればよく、更には5種類以上としてもよい。
このような第1実施形態の液晶表示装置1Aの表示領域9の状態の具体例を図7A及び図7Bに示す。なお、図7A及び図7Bは、液晶表示装置1Aの電源をオフにした状態、つまりTFTアレイ基板4とカラーフィルタ基板5と間の液晶層6に電圧が印加されていない非駆動状態での表示領域9の表示状態を示す。
そして、図7Aは、光反射領域10bに形成する凹凸の形状及び密度を変えたものを4種類用い、識別パターン701〜703としてABCDEからなる記号を立体視できるように表示させたものである。また、図7Bは、光反射領域10bに形成する凹凸の形状及び密度を変えたものを2種類用い、識別パターン704としてABCDEからなる記号を表示させるとともに、背景としての識別パターン705を表示させたものである。このように、電源オフ時においては、液晶表示装置1Aの使用者が表示領域9を観察すると、光反射領域10bにおける外部からの入射光の反射光を視認できるため、表示領域9に対して予め形成された任意の識別パターンを観察することとができるようになる。
つまり、通常、液晶表示装置1の非駆動時には、バックライト3から表示領域9のサブ画素10を透過してくる光はないために黒表示となり、光反射領域10bにおいて光反射層45によって反射される外光による光が観察者によって観察されるだけである。このとき、例えば図7Aに示したように、非点灯時に文字・画像を表示しない背景パターン60に正面反射の最も少ないタイプ4とし、文字・画像表示する識別パターン701を正面反射が最も強いタイプ1とし、識別パターン702及び703は適宜正面反射を少なくすれば、暗い背景パターン60に識別パターン701から識別パターン703が浮かび上がって観察されることになる。
また、逆に非点灯時に文字・画像を表示しない背景パターン60を正面反射が最も強いタイプ1を用い、文字・画像を表示する識別パターン701を、正面反射が最も弱いタイプ4とし、識別パターン702はタイプ3、識別パターン703はタイプ2とすれば、パネルを正面から見た場合、明るい背景の中に、文字・画像が暗く沈んで観察されることになる。
したがって、ノーマリーブラック型とした液晶表示装置1Aにおいて、電源オフ時に表示させる識別パターンに応じたサブ画素10の一部に光反射領域10bを形成しておくことで、液晶表示装置1が非駆動状態であっても、複数の識別パターン701ないし705を表示させておくことが可能となる。なお、ノーマリーホワイト型の液晶表示装置の場合にも、非駆動状態にはバックライト光が無いため、目視で確認する際には暗い表示となる。しかしながら、光反射領域10bの部分は光が反射するため、その他の背景60部より識別パターン701ないし705は立体的に浮き出て見えたり、場合によっては沈んで見えたりする。
なお、この光反射領域10bを特定の色のカラーフィルタ層が形成されているサブ画素10の光反射領域10bに形成すると、その特定の色の反射光を生じる。従って、1ピクセル内で光反射領域10bが形成されているサブ画素10を適宜選択することにより、所望の色の反射光を生じさせることができる。更には、光反射領域10bが形成されているサブ画素10の光反射領域10bのカラーフィルタ層を除去すると、無彩色の反射光を生じさせることができ、模様を白黒で表示させることも可能となる。
また、液晶表示装置1の電源をオンにした場合には、バックライト3からの光は、光反射領域10bが形成されていないサブ画素及び光反射領域10bが形成されたサブ画素の光透過領域10aを介して出射した光によって通常の動画や静止画などの様々な表示が可能となる。このとき外光による光反射領域10bを介して出射される光は、光透過領域10aを介して出射される光に比べると非常に弱いので、識別マークないし模様が使用者に観察されることはほとんどない。
また、この実施形態においては識別パターン701ないし705としてアルファベットや風景を表示した例を示したが、これらのものに限定されるものではない。本発明によれば文字だけでなく、企業のロゴマーク、花柄、市松模様などを含む多様な模様について、液晶表示装置1Aの電源をオフにした状態で、使用者に観察させることが可能となる。このように本発明における液晶表示装置1Aでは、電源オフ時に任意の識別パターン701ないし705を表示させておくことができるので、消費電力を大きく低減させることができるようになる。
なお、上記実施形態では、電源オフ時に表示領域に表示させる模様に対応するサブ画素のみに光反射層45が形成された光反射領域10bを形成した例を示したが、全てのサブ画素に光反射層45が形成された光反射領域10bを形成することもできる。このように全てのサブ画素10に光反射領域10bを形成すると、表示領域に表示させる模様に対応するサブ画素と他の画素の光反射領域の透過率を合わせることができるため、特に表示画質が向上する。
なお、上記の第1の実施形態としてはVAモードのものについて説明したが、上記第1実施形態はノーマリーブラックモードが望ましいが、ノーマリーホワイトモードの液晶表示装置でも等しく適用可能である。電源オフ時には、バックライトが点灯しないため、外光からの反射のみで文字・画像表示をするため、ノーマリーブラックモードと同様に扱うことが出来る。液晶表示装置としては、例えば、TNモードの液晶表示装置において偏光板を適宜組み合わせたもの、あるいは、IPSモードないしFFSモード等の横方向電界モードの液晶表示装置があげられる。
また、上記の第1の実施形態の液晶表示装置1Aにおいては、反射板45は第1基板4に形成した例を示した。しかしながら、本発明の液晶表示装置1Aにおいては、反射領域10bは電源オン時に表示用として使用するものではないので、電源オン時に反射光が目立たないようにすればカラーフィルタ基板5に形成してもよい。このように、第1の実施形態では反射板はTFTアレイ基板4及びカラーフィルタ基板5の何れにも形成することができるから、液晶表示装置1Aの設計の自由度が増す。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、反射板45に形成する凹凸の形状及び密度を変えることにより電源オフ時に複数の模様を表示するようにした例を示した。しかしながら、本発明では反射板に形成する凹凸の形状及び密度を同じにして凹凸の形成部分の面積を変えることによっても電源オフ時に複数の模様を表示させることもできる。この第2の実施形態の液晶表示装置1Bの光反射領域10bの構成を図8A〜図8Hを用いて説明する。
第1の実施形態では、反射板45に形成する凹凸の形状及び密度を変えることにより電源オフ時に複数の模様を表示するようにした例を示した。しかしながら、本発明では反射板に形成する凹凸の形状及び密度を同じにして凹凸の形成部分の面積を変えることによっても電源オフ時に複数の模様を表示させることもできる。この第2の実施形態の液晶表示装置1Bの光反射領域10bの構成を図8A〜図8Hを用いて説明する。
すなわち、図8Aとして示したタイプ5の光反射領域10bは、反射板45の表面に凹凸が形成されておらず、鏡面となされたものである。このタイプ5の光反射領域10bの構成は、第1の実施形態におけるタイプ1の光反射領域10bと同様の構成である。そのため、タイプ5の光反射領域10bの表面は、図8Eに示されているように、平らになっている。また、図8Dとして示したタイプ8の光反射領域10bは、凹凸が全面に亘って形成されており、最も凹凸の形状が小さく、しかも最も凹凸の密度が高くされ、拡散反射光を与えるようにしたものである。このタイプ8の構成は、第1の実施形態におけるタイプ4の光反射領域10bと同様の構成である。そのため、タイプ8の光反射領域10bの表面は、図8Hに示されているように、微細な凹凸が全面に亘って多数形成された状態となっている。
また、図8Bとして示したタイプ6及び図8Cとして示したタイプ7の光反射領域10bは、凹凸の形状及び密度を図8Dに示したタイプ8の場合と同様にし、反射板45の凹凸が形成された部分の面積を順次タイプ5の場合よりも広くしたものである。そして、図8F及び図8Gに示されているように、タイプ6及びタイプ7の光反射領域10bの反射板45は、凹凸が形成されている部分以外は全て平ら(鏡面)となっている。
このようなタイプ5〜タイプ8の光反射領域10bの視野角度は、図9に示したとおりとなる。すなわち、表面全体が鏡面となされているタイプ5の光反射領域10bからの反射光の光強度は、正面(±0°)の方向が最も強く、正面からずれるに従って急速に低下する。それに対して、拡散反射光を得るようにしたタイプ8の光反射領域10bからの反射光の光強度は、正面が最も強いが、正面からずれても光強度の低下は僅かとなっている。また、タイプ6及びタイプ7の場合の視野角度は、タイプ5とタイプ8の中間の値となっているが、両者共に鏡面部分が存在するため、正面方向の反射光の光強度が強くなっている。
また、図8A〜図8Dの反射領域10bの構成をとることにより、正反射部と乱反射部が混在する事になる為、光を合成することが出来る。光の合成により、正反射の光を抑制することなく乱反射光も抽出できるため、視覚依存性がなくなる。
このように、光反射領域10bに形成する凹凸の形状及び密度を同じにして凹凸の形成部分の面積を変えることによっても、人の目には複数種(ここでは4種類)の光反射領域10bを識別できるようになる。そのため、これらの複数種の光反射領域10bの形成位置を、液晶表示装置1Bの非駆動時に表示させる模様に応じて適宜配置することにより、第1の実施形態の場合と同様に、表示領域9に所定のロゴや模様等を表示させることができるようになる。
[第3の実施形態]
第2の実施形態としては、鏡面反射状態(図8A)と拡散反射状態(図8D)の間の状態を得るため、凹凸部を方形状(図8B)ないし円形状(図8C)に集中して形成した例を示した。しかしながら、凹凸部をランダムに集中配置させることによって鏡面反射状態と拡散反射状態の間の状態を形成することもできる。このような第3の実施形態の液晶表示装置1Cの光反射領域10bの構成を図10A〜図10Hを用いて説明する。
第2の実施形態としては、鏡面反射状態(図8A)と拡散反射状態(図8D)の間の状態を得るため、凹凸部を方形状(図8B)ないし円形状(図8C)に集中して形成した例を示した。しかしながら、凹凸部をランダムに集中配置させることによって鏡面反射状態と拡散反射状態の間の状態を形成することもできる。このような第3の実施形態の液晶表示装置1Cの光反射領域10bの構成を図10A〜図10Hを用いて説明する。
すなわち、図10Aとして示したタイプ9の光反射領域10bは、反射板45の表面に凹凸が形成されておらず、鏡面となされたものである。このタイプ9の光反射領域10bの構成は、第1の実施形態におけるタイプ1及び第2の実施形態におけるタイプ5の光反射領域10bと同様の構成である。そのため、タイプ9の光反射領域10bの表面は、図10Eに示されているように、平らになっている。また、図10Dとして示したタイプ12の光反射領域10bは、凹凸が全面に亘って形成されており、最も凹凸の形状が小さく、しかも最も凹凸の密度が高くされ、拡散反射光を与えるようにしたものである。このタイプ12の構成は、第1の実施形態におけるタイプ4及び第2の実施形態におけるタイプ8の光反射領域10bと同様の構成である。そのため、タイプ12の光反射領域10bの表面は、図10Hに示されているように、微細な凹凸が全面に亘って多数形成された状態となっている。
また、図10Bとして示したタイプ10及び図10Cとして示したタイプ11の光反射領域10bは、凹凸の形状及び密度を図10Dに示したタイプ12の場合と同様に微細なものとし、このような微細な凹凸の複数個を円形状にまとめ、必要な面積に応じてその円形状にまとめた部分の個数を変えてランダムに配置したものである。そして、図10F及び図10Gに示されているように、タイプ10及びタイプ11の光反射領域10bの反射板45は、凹凸が形成されている部分以外は全て平ら(鏡面)となっている。
このようなタイプ9〜タイプ12の光反射領域10bの視野角度はそれぞれ図9に示したタイプ5〜タイプ8のものと同様になり、この場合においても、第1の実施形態の場合と同様に、表示領域9に所定のロゴや模様等を表示させることができるようになる。
なお、上記の第1の実施形態〜第3の実施形態に係る液晶表示装置1A〜1Cとしては、ノーマリーブラックモードで作動する透過型の液晶表示装置の例を示した。しかしながら、本発明はサブ画素が光透過領域を有していれば適用可能であるので、半透過型液晶表示装置の場合にも適用可能である。
また、上記の第1の実施形態〜第3の実施形態に係る液晶表示装置1A〜1Cとしては、ノーマリーブラックモードで作動する液晶表示装置の例を示したが、光透過領域10a及び光反射領域10bはノーマリーホワイトモードで作動するものとすることができる。
以上、本発明の実施形態として液晶表示装置の例を説明した。このような本発明の液晶表示装置は、パーソナルコンピュータ、携帯電話機、携帯情報端末などの電子機器に使用することができる。このうち、透過型の液晶表示装置81をパーソナルコンピュータ80に使用した例を図11Aに、同じく透過型の液晶表示装置86を携帯電話機85に使用した例を図11Bに示す。ただし、これらのパーソナルコンピュータ80及び携帯電話機85の基本的構成は当業者に周知であるので、詳細な説明は省略する。
1、1A〜1D…液晶表示装置 2…液晶パネル 3…バックライト 4…TFTアレイ基板 5…カラーフィルタ基板 6…液晶層 9…表示領域 10…サブ画素 10a…光透過領域 10b…光反射領域 45…光反射層 50…カラーフィルタ層 50R…赤色層 50G…緑色層 50B…青色層 60…背景パターン 701〜705…識別パターン
Claims (5)
- 画素電極及び配向膜を備えた第1基板と、カラーフィルタ層及び配向膜を備えた第2基板とが対向配置され、前記第1基板及び第2基板のそれぞれに光透過領域を有するサブ画素がマトリクス状に配列された表示領域を有している液晶表示装置において、
前記液晶表示装置を非駆動状態とした際に、前記表示領域に複数の所定の模様を形成するための前記複数の模様のそれぞれに対応する光反射領域を備えた複数のサブ画素グループが、互いに異なる反射パターンを有する反射領域を備えていることを特徴とする液晶表示装置。 - 前記互いに異なる光反射パターンは、前記光反射領域に配置した反射板の凹凸の密度、面積又は形状を変えることにより形成されていることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
- 前記光反射領域は前記表示領域の全ての画素に形成されており、前記複数のサブ画素グループ以外のサブ画素の前記光反射領域は、最も面積が広くかつ前記反射板の凹凸の密度が最も密に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の液晶表示装置。
- 前記反射板は前記第1基板及び第2基板のうちの一方に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の液晶表示装置。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の液晶表示装置を備えたことを特徴とする電子機器。
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-
2007
- 2007-10-18 JP JP2007270802A patent/JP2009098469A/ja active Pending
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