JP2009098249A - 立体画像表示装置 - Google Patents

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【課題】筐体内反射をコントロールすることにより、クロストークを低減させつつも、光の利用効率を向上させることができる立体画像表示装置を提供する。
【解決手段】筐体5内面に直接的に向かった光は、リブ13の再帰反射部材15により再帰反射されて出射点に戻る。したがって、各光源2R,2Lからの直接的な光が吸収されることなく再び光源2R,2L側へ向かって再利用されるので、光の利用効率を向上させることができる。その上、液晶表示パネル1への間接的な入射が低減されるので、クロストークを低減できる。また、液晶表示パネル1で反射された光は、リブ13の光吸収部材17により吸収される。したがって、液晶表示パネル1及び筐体5内面における反射に起因する液晶表示パネル1への間接的な入射が低減されるので、クロストークを抑制することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、特殊なメガネを着用することなく両眼視差のある画像を観察者の左右の眼に分離して入力し、立体画像として認識させる立体画像表示装置に係り、特に、透過型の液晶表示パネルに対して離間して設けられた光源から光を照射する構成の立体画像表示装置に関する。
従来、この種の装置として、図7に示すものがある(例えば、特許文献1参照)。
この装置は、視差がある右眼用画像と左眼用画像とを液晶表示パネル1に時分割で交互に切り換え表示するとともに、画像の切り換え表示に同期して右眼用と左眼用の一対の光源2R、2Lを交互に点滅動作させている。具体的には、液晶表示パネル1に右眼用画像が表示されている場合には、右眼用の光源2Rが点灯し、左眼用の光源2Lが消灯する。右眼用の光源2Rから照射された光は、フレネルレンズ3で集光されて平行光となり、観察者の右眼ER(右眼ゾーン)に向けられる。一方、液晶表示パネル1に左眼用画像が表示されている場合には、右眼用の光源2Rが消灯し、左眼用の光源2Lが点灯する。左眼用の光源2Lから照射された光は、フレネルレンズ3で集光されて平行光となり、観察者の左眼EL(左眼ゾーン)に向けられる。このようにして、右眼用画像と左眼用画像とが分離して観察者の右眼ERと左眼ELとに入射することにより、観察者はいわゆる両眼視差に基づく3次元知覚により立体画像を見ることができる。
特開平8−262370号公報(段落番号「0025」〜「0026」、図3)
しかしながら、このような構成を有する従来例の場合には、次のような問題がある。
すなわち、従来の装置は、光源2R,2Lを囲い、前面に液晶表示パネル1が取り付けられた筐体100を備えているが、主としてその内壁面における反射に起因して、右眼ERに入射すべき光が左眼ELに入射し、左眼ELに入射すべき光が右眼ERに入射するという、いわゆる「クロストーク」が生じる。これにより、左眼用画像と右眼用画像とが混ざり、不明瞭な立体画像となるという問題点がある。
そこで、クロストークを解決するために、筐体100の内壁面を黒く塗ったり、光吸収材を貼り付けたりすることや(第1の手法)や、右眼用の光源2R及び左眼用の光源2Lの光照射側にレンズを追加すること(第2の手法)などが行われている。しかしながら、第1の手法では、光が吸収されることにより光の利用効率が低下するという別異の問題が生じる。なお、フレネルレンズ3を含む液晶表示パネル1の面や、光源2R,2L側において生じる反射は防止することができないので、第1の手法では光量が低下するにも拘らず、クロストークを効果的に低減することはできない。また、第2の手法では、光路上の追加のレンズにより光量が減衰して、やはり光の利用効率が低下するとともに、スペクトル分解に起因して画質が劣化するだけでなく、高価な光学部品が増えるので装置コストが上昇するという別異の問題が生じる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、筐体内反射をコントロールすることにより、クロストークを低減させつつも、光の利用効率を向上させることができる立体画像表示装置を提供することを目的とする。
本発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、請求項1に記載の発明は、右眼用画像と左眼用画像とを交互に表示することにより、観察者に立体画像として認識させる立体画像表示装置において、筐体の一方面に配設され、右眼用画像と左眼用画像とを表示する透過型の液晶表示パネルと、前記液晶表示パネルと対向する、筐体の他方面に配設され、前記透過型の液晶表示パネルを照射する右眼用及び左眼用の一対の光源と、前記透過型の液晶表示パネルの端部と、前記右眼用及び左眼用の一対の光源の端部とを結んだ仮想線に配設され、前記右眼用及び左眼用の一対の光源側に向けて配置された再帰反射部材と、前記仮想線に配置され、前記透過型の液晶表示パネルに向けて配置された光吸収部材と、を備えていることを特徴とするものである。
[作用・効果]請求項1に記載の発明によれば、右眼用及び左眼用の一対の光源側から放射され、透過型の液晶表示パネルに向かうことなく筐体内面に直接的に向かった光は、仮想線に配設されている再帰反射部材により再帰反射されて出射点に戻る。したがって、各光源からの直接的な光が吸収されることなく再び光源側へ向かって再利用されるので、光の利用効率を向上させることができる。その上、筐体内面における反射に起因する、各光源からの液晶表示パネルへの間接的な入射が低減されるので、クロストークを低減することができる。さらに、各光源から液晶表示パネルに向かった光のうち反射された光は、仮想線に配設されている光吸収部材により吸収される。したがって、液晶表示パネル及び筐体内面における反射に起因する液晶表示パネルへの間接的な入射が低減されるので、クロストークを抑制することができる。このように筐体内における反射光を再利用したり吸収したりして筐体内の反射をコントロールすることにより、クロストークを低減しつつも、光の利用効率を向上させることができる。しかも、追加のレンズを光源側の光路上に配置しないので、画質劣化を抑制できるとともに、高価な光学部品を用いないので、装置コストの上昇を抑制することができる。
また、本発明において、基端部が筐体の内面に位置し、前記仮想線に先端部が位置し、かつ、前記透過型の液晶表示パネル側に向かって傾斜姿勢で配置された複数のリブを備え、前記再帰反射部材と前記光吸収部材とが前記複数のリブに設けられていることが好ましい(請求項2)。複数のリブが透過型の液晶表示パネル側に向かって傾斜姿勢で配置されているので、透過型の液晶表示パネルで反射された光を、傾斜姿勢の各リブの間に閉じ込めて、漏れ出ることを抑制することができる。したがって、光吸収部材で吸収しきれなかった光に起因するクロストークを低減することができる。
また、本発明において、前記複数のリブは、各先端側が、前記透過型の液晶表示パネルの端部に向けて配設されていることが好ましい(請求項3)。複数のリブの先端側が透過型の液晶表示パネルの端部に一致するように傾斜されているので、液晶表示パネルで反射して複数のリブ間に閉じ込められた光が、筐体の内面で反射して再び複数のリブ間から出射されることを極力防止でき、さらにクロストークを低減することができる。
また、本発明において、前記仮想線に沿って配置され、筐体の中心側に複数個の凹凸を備えた面状部材を備え、前記面状部材は、複数個の凹凸のうち、前記透過型の液晶表示パネル側に向いた部分に、前記再帰反射部材が配設され、前記右眼用及び左眼用の一対の光源側に向いた部分に、前記光吸収部材が配設されていることが好ましい(請求項4)。仮想線に沿って配置された面状部材が、光源側から見ると再帰反射部材による再帰反射特性を示し、面状部材を液晶表示パネル側から見ると光吸収部材による光吸収特性を示すので、仮想線から外側に張り出して複数のリブを設ける必要がなく、筐体を小型化することができる。
また、本発明において、前記再帰反射部材は、光透過性の球状部材と、前記球状部材の外周面のうち、光入射側と反対側に被着された光反射部材とを備えていることが好ましい(請求項5)。球状部材に入射した光が光反射部材で反射されて入射方向へ出射するので、比較的簡単な構成で再帰反射特性を発揮させることができる。
本発明に係る立体画像表示装置によれば、右眼用及び左眼用の一対の光源側から放射され、透過型の液晶表示パネルに向かうことなく筐体内面に直接的に向かった光は、仮想線に配設されている再帰反射部材により再帰反射されて出射点に戻る。したがって、各光源からの直接的な光が吸収されることなく再び光源側へ向かって再利用されるので、光の利用効率を向上させることができる。その上、筐体内面における反射に起因する、各光源からの液晶表示パネルへの間接的な入射が低減されるので、クロストークを低減することができる。さらに、各光源から液晶表示パネルに向かった光のうち反射された光は、仮想線に配設されている光吸収部材により吸収される。したがって、液晶表示パネル及び筐体内面における反射に起因する液晶表示パネルへの間接的な入射が低減されるので、クロストークを抑制することができる。このように筐体内における反射光を再利用したり吸収したりして筐体内の反射をコントロールすることにより、クロストークを低減しつつも、光の利用効率を向上させることができる。しかも、追加のレンズを光源側の光路上に配置しないので、画質劣化を抑制できるとともに、高価な光学部品を用いないので、装置コストの上昇を抑制することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施例1を説明する。
図1は、実施例1に係る立体画像表示装置の概略構成を示す横断面図である。
実施例1に係る立体画像表示装置は、右眼用画像と左眼用画像とを時分割に交互に表示し、各画像を観察者の右眼と左眼とに分離して集光させる立体画像表示装置である。符号1は、右眼用画像と左眼用画像とを交互に表示する透過型の液晶表示パネルである。この液晶表示パネル1の裏面側であって離間した位置には、右眼用と左眼用の一対の光源2R,2Lが並設されている。光源2Rは、液晶表示パネル1に右眼用画像が表示される際に点灯され、光源2Lは、液晶表示パネル1に左眼用画像が表示される際に点灯される。液晶表示パネル1には、光源2R,2Lから照射された光を平行光にして液晶表示パネル1に導くためのフレネルレンズ3が光源2R,2L側に付設されている。液晶表示パネル1及びフレネルレンズ3は筐体5の一方面にあたる前面7に配設され、光源2R,2Lは筐体5の他方面にあたる後面9のうちの内面に配設されている。
筐体5は、液晶表示パネル1の端部と、光源2R,2Lの端部とを結んだ仮想線VLよりも外側に張り出し形成された張り出し部11が形成されている。ここでいう仮想線VLは、詳細には、光源2Rの右端部(外側端部)と、液晶表示パネル1の光源2R側の端部とを結んだ仮想の線と、光源2Lの左端部(外側端部)と、液晶表示パネル1の光源2L側の端部とを結んだ仮想の線のことをいう。各張り出し部11には、例えば、それぞれ5枚のリブ13が配設されている。各リブ13は、面状を呈し、各面が液晶表示パネル1と光源2R,2Lに向けて取り付けられている。リブ13の基端部は、張り出し部11の内壁面に位置し、先端部が仮想線VLに位置するように配設されている。また、各リブ13は、先端部が液晶表示パネル1に向かって傾斜姿勢とされているが、図1中に点線で示すように、各先端部の延長線上にフレネルレンズ3を含む液晶表示パネル1の端部が位置するような傾斜姿勢で配設されている。また、各リブ13は、光源2R,2L側に再帰反射部材15が配置され、液晶表示パネル1側に光吸収部材17が配設されている。
ここで図2を参照する。なお、図2は、リブの一部を拡大した横断面図である。
リブ13は、基材19の一方面に再帰反射部材15を備え、その反対側にあたる他方面に光吸収部材17を備えている。再帰反射部材15は、例えば、基材19側から、粘着材21と、金属反射膜層23と、ガラスビーズ25とを順に積層されて構成されている。ガラスビーズ25は、光透過性の球状部材であって、光入射側とは反対側の一部が金属反射膜層23で覆われて接着されている。金属反射膜層23は、粘着材21によって基材19に貼り付けられている。ガラスビーズ25に入射した光は、図2中に二点差線矢印で示すように、ガラスビーズ25で屈折されるとともに金属反射膜層23で反射され、入射した方向と同じ方向へと出射される。
なお、上記の金属反射膜層23は、本発明における光反射部材に相当する。
光吸収部材17は、例えば、基材19側から、粘着材27と、基材フィルム29と、接着剤層31とを順に積層して構成されている。基材フィルム29には、接着剤層31を介して多数の短繊維33がほぼ垂直に植え付けられている。このような構成の光吸収部材17は、入射してきた光の反射を多数の短繊維33で抑制するので、光を吸収する作用を生ずる。
上記のような構成のリブ13を張り出し部11に複数備えているので、次のような作用を生じる。ここで、図3及び図4を参照する。なお、図3は再帰反射による光の再利用の説明に供する模式図であり、図4は光吸収の説明に供する模式図である。ここでは、一例として、説明の理解を容易にするために、一対の光源2R,2Lのうちの光源2Lから放射された光を例に採って説明するが、光源2Rから放射された光についても同様である。
本実施例装置を作動させると、一対の光源2R,2Lが交互に点滅されるが、光源2Lから放射された光(図3中の二点鎖線矢印)は全てが液晶表示パネル1に向かうのではなく、一部が張り出し部11の方向へと向かう。その光は、複数のリブ13のいずれかに遮られるとともに、一対の光源2R,2L側に向けられた再帰反射材15によって反射される。その結果、入射された方向と同じ方向へと戻り(図3中の点線矢印)、再び放射された光源2L側へと向かって再利用されることになる。したがって、光の利用効率を向上させることができる上、筐体5の内面における反射に起因する、各光源2R,2Lからの液晶表示パネル1への間接的な入射が低減されるので、クロストークを低減することができる。
一方、光源2Lから放射された光(図4中の二点鎖線矢印)のうち、液晶表示パネル1に向かった光であっても全てが液晶表示パネル1を透過するわけではなく、一部が反射して張り出し部11の方向へと向かう(図4中の点線矢印)。その光は、複数のリブ13のいずれかに遮られるとともに、液晶表示パネル1側へ向けられた光吸収部材17によって吸収されることになる。したがって、液晶表示パネル1及び筐体5の内面における反射に起因する液晶表示パネル1への間接的な入射が低減されるので、クロストークを抑制することができる。
上述したように、筐体5の内部における反射光を再利用したり吸収したりして筐体5の内部の反射をコントロールすることにより、クロストークを低減しつつも、光の利用効率を向上させることができる。しかも、追加のレンズを光源2R,2L側の光路上に配置しないので、画質劣化を抑制できるとともに、高価な光学部品を用いないので、装置コストの上昇を抑制することができる。
さらに、光の反射をコントロールする複数のリブ13が液晶表示パネル1側に向かって傾斜姿勢で配置されているので、液晶表示パネル1側で反射された光を、傾斜姿勢の各リブ13の間に閉じ込めて、漏れ出ることを抑制することができる。したがって、光吸収部材17で吸収しきれなかった光に起因するクロストークを低減できる。
また、その傾斜姿勢は、複数のリブ13の先端側が液晶表示パネル1の端部に一致するようにされているので、液晶表示パネル1で反射して複数のリブ13間に閉じ込められた光が、筐体5の内面で反射して再び複数のリブ13間から出射されることを極力防止でき、さらにクロストークを低減できる。
さらに、再帰反射部材15がガラスビーズ25と金属反射膜層23等で構成されているので、比較的簡単な構成で再帰反射特性を発揮させることができる。
次に、図面を参照して本発明の実施例2を説明する。
図5は、実施例2に係る立体画像表示装置の概略構成を示す横断面図である。なお、上述した実施例1と同じ構成については同符号を付すことで詳細な説明を省略する。
本実施例2に係る立体画像表示装置は、上述した実施例1に係る装置と比較すると、筐体5Aと、反射をコントロールする構造が相違する。
具体的には、筐体5Aは張り出し部11を備えず、その側面35の内壁面が仮想線VL(図示省略)に沿って形成されている。さらに、側面35の内面は、面状部材37を備えている。
ここで図6を参照する。なお、図6は、面状部材の一部を拡大した横断面図である。
面状部材37は、基材39の筐体5Aの中心側(内壁面とは反対側)に、複数個の凸部41を備え、全面にわたって凹凸が形成されている。各凹凸の大きさは微小であり、例えば、各凸部41は数十μm〜数mm程度の高さである。また、各凸部41は、傾斜姿勢に形成されているが、面状部材37を筐体5Aの内面に付設した状態で、各凸部41の先端部を延長すると、液晶表示パネル1の端部に一致する姿勢が好ましい。
各凸部41は、金属反射膜層23を介してガラスビーズ25が埋設されてなる再帰反射部材15を光源2R,2L側に備えている。部分的な構成は、上述した実施例1のものとほぼ同じである。また、各凸部41は、液晶表示パネル1側に光吸収部材17を備えている。この光吸収部材17は、上述した実施例1のものと同様の構成を備え、凸部41側から、粘着材27と、基材フィルム29と、接着剤層31と、短繊維33とを備えている。
このような構成の本実施例2は、液晶表示パネル1側から見て光吸収特性を備え、光源2R,2L側から見て再帰反射特性を備えた面状部材37を筐体5Aの内面にあたる仮想線VL(図示省略)に沿って備えているので、上述した実施例1と同様の効果を奏する。その上、仮想線VLから外側へ張り出して複数のリブを備える必要がないので、筐体5Aを小型化することができる。また、従来装置の筐体100と形状がほぼ同じであるので、本構成を容易に適用することができ、最小限のコストで上述した効果を奏することができる。
本発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した実施例1では、リブ13の先端部が仮想線VLに位置するように配設されているが、先端部が仮想線VLよりも外側(張り出し部11側)に位置するように配設される構成であってもよい。
(2)上述した実施例1では、各張り出し部11にそれぞれ5枚のリブ13を備えた構成としているが、それぞれ1枚ずつや、それぞれ6枚以上のリブ13を備えるようにしてもよい。それぞれに1枚のリブ13を備える場合であっても、従来よりもクロストークを低減することができる。
(3)上述した各実施例1,2では、再帰反射部材15としてガラスビーズ25と金属反射膜層23等を備える構成を例示したが、例えば、再帰反射特性を示す塗料をリブ13及び凸部41の一方面に塗布したり、再帰反射特性を示す布やテープなどを貼り付けたりした構成を採用してもよい。
(4)上述した各実施例1,2では、光吸収部材17として短繊維33等を備える構成を例示したが、例えば、光吸収性を示す塗料をリブ13及び凸部41の他方面に塗布したり、光吸収特性を有する布やテープなどを貼り付けたりした構成としてもよい。
(5)上述した各実施例1,2では、筐体5,5A内部の側面にのみリブ13や面状部材37を備えているが、筐体5,5A内部の上下面にも備えるようにしてもよい。これにより、さらなるクロストークの低減が期待できる。
実施例1に係る立体画像表示装置の概略構成を示す横断面図である。 リブの一部を拡大した横断面図である。 再帰反射による光の再利用の説明に供する模式図である。 光吸収の説明に供する模式図である。 実施例2に係る立体画像表示装置の概略構成を示す横断面図である。 面状部材の一部を拡大した横断面図である。 従来例に係る立体画像表示装置の概略構成を示す図である。
符号の説明
1 … 液晶表示パネル
2R,2L … 光源
3 … フレネルレンズ
5 … 筐体
VL … 仮想線
11 … 張り出し部
13 … リブ
15 … 再帰反射部材
17 … 光吸収部材
25 … ガラスビーズ
33 … 短繊維

Claims (5)

  1. 右眼用画像と左眼用画像とを交互に表示することにより、観察者に立体画像として認識させる立体画像表示装置において、
    筐体の一方面に配設され、右眼用画像と左眼用画像とを表示する透過型の液晶表示パネルと、
    前記液晶表示パネルと対向する、筐体の他方面に配設され、前記透過型の液晶表示パネルを照射する右眼用及び左眼用の一対の光源と、
    前記透過型の液晶表示パネルの端部と、前記右眼用及び左眼用の一対の光源の端部とを結んだ仮想線に配設され、前記右眼用及び左眼用の一対の光源側に向けて配置された再帰反射部材と、
    前記仮想線に配置され、前記透過型の液晶表示パネルに向けて配置された光吸収部材と、
    を備えていることを特徴とする立体画像表示装置。
  2. 請求項1に記載の立体画像表示装置において、
    基端部が筐体の内面に位置し、前記仮想線に先端部が位置し、かつ、前記透過型の液晶表示パネル側に向かって傾斜姿勢で配置された複数のリブを備え、
    前記再帰反射部材と前記光吸収部材とが前記複数のリブに設けられていることを特徴とする立体画像表示装置。
  3. 請求項2に記載の立体画像表示装置において、
    前記複数のリブは、各先端側が、前記透過型の液晶表示パネルの端部に向けて配設されていることを特徴とする立体画像表示装置。
  4. 請求項1に記載の立体画像表示装置において、
    前記仮想線に沿って配置され、筐体の中心側に複数個の凹凸を備えた面状部材を備え、
    前記面状部材は、複数個の凹凸のうち、前記透過型の液晶表示パネル側に向いた部分に、前記再帰反射部材が配設され、前記右眼用及び左眼用の一対の光源側に向いた部分に、前記光吸収部材が配設されていることを特徴とする立体画像表示装置。
  5. 請求項1、請求項2または請求項4に記載の立体画像表示装置において、
    前記再帰反射部材は、光透過性の球状部材と、前記球状部材の外周面のうち、光入射側と反対側に被着された光反射部材とを備えていることを特徴とする立体画像表示装置。
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