JP2009098162A - インクジェットヘッドの塗布液供給装置および塗布液供給方法並びにカラーフィルタの製造方法 - Google Patents

インクジェットヘッドの塗布液供給装置および塗布液供給方法並びにカラーフィルタの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 空気だまりと塗布液の滞留部分を生じることなく塗布液に混じっている空気を排除するとともに、塗布液を複数のインクジェットヘッドに均等に分配可能な分配器を備えたインクジェットヘッドの塗布液供給装置及び塗布液供給方法を提供する。
【解決手段】 塗布液を吐出する複数のインクジェットヘッドと、塗布液が充填された塗布液タンクと、塗布液タンクの塗布液を一時的に定容量保存可能なサブタンクと、サブタンクから塗布液を複数のインクジェットヘッドに分配する分配器を備えたインクジェットの塗布液供給装置であって、前記分配器は、一つの入口とインクジェットヘッドと同数の出口のみを備え、かつ出口は重力方向の上向きに配されるとともに、入口と各出口を接続する流路は略同一断面形状を有するものであるインクジェットヘッドの塗布液供給装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、カラー液晶ディスプレイ用カラーフィルタを製造する分野に主として使用されるものであり、詳しくはインクジェットヘッドにてR、G、B塗布液を吐出してカラーフィルタを形成するのに関わるインクジェットヘッドの塗布液供給装置及び塗布液供給方法並びにカラーフィルタの製造方法の改良に関する。
カラー液晶用ディスプレイは、カラーフィルタ、TFT用アレイ基板などにより構成されている。この中でカラーフィルタは、ガラス基板上に格子状のブラックマトリックスで縁取られる各画素を、R(赤色)、G(緑色)、B(青色)3色に分けて規則正しく形成したもので、カラー液晶用ディスプレイの色形成の中枢をなす部材である。このカラーフィルタは通常は、1)ガラス基板上に黒色のフォトレジスト材の塗布膜を形成し、フォトリソ法により黒色塗布膜を格子状に加工する(格子状ブラックマトリックスの形成)、2)一旦Rの塗布膜を全面に形成し、フォトリソ法により格子間のR画素にのみR塗布膜を残す(R画素形成)、3)G、BについてもRと同様の手法により、一旦B、G各々の塗布膜を全面に形成後、B、G画素にのみB、G塗布膜を残す(B、G画素形成)、ことで製造される。上記のフォトリソ法によるR、G、B画素形成では、R、G、Bの全面塗布膜形成、露光、現像、といった多くの工程が必要となる。
近年、これを簡素化するために、ブラックマトリックスの格子で形成される画素部にのみ、R、G、Bの各塗布液を直接インクジェットヘッドにより供給してR、G、Bの色画素を形成する手法が、工業的に行われるようになってきている(例えば特許文献1参照)。このインクジェットヘッドによるR、G、B画素形成方法は、露光、現像といった工程が不要で、色画素形成に必要な量の塗布液のみを使用するので、カラーフィルタ製造の大幅なコストダウンを可能とする。
このようなインクジェットヘッドでR、G、Bの色画素を形成する装置を用いる場合には、対象とする基板の大きさが2m角を越えるものもあるので、インクジェットヘッドを複数並べて、短いタクトタイムでも色画素形成ができるように配慮されている。複数のインクジェットヘッドで長時間にわたって塗布液を吐出して色画素を形成するには、インクジェットヘッドに連続してR、G、Bの塗布液を供給するシステムが必要である。その代表的なものが、メインタンクの塗布液を一旦サブタンクに貯蔵し、貯蔵された塗布液を分配器により複数のインクジェットヘッドに分配するものである(例えば特許文献2、3参照)。
特許文献2に示される分配器では、塗布液中の空気を捕捉・除去する機能をもたせるために、分配器の最上部に空気溜まりが設けられている。しかしながら空気に塗布液が接触すると塗布液の劣化が進行し、顔料凝集物等の異物が発生する。このような異物がインクジェットヘッドに入り込んでしまうと、インクジェットヘッドの吐出孔を塞いで塗布液の不吐出を生じさせたり、異物が基板に吐出されて色画素部の粒欠点等の不良を生じる。また空気溜りがあると、かえってその空気をまきこんでインクジェットヘッドの方に送り込んでしまい、気泡に阻害されてインクジェットヘッドから塗布液が吐出できない状態が頻繁に発生する。
特許文献3に示される塗布液供給装置では、サブタンク〜分配器〜インクジェットヘッドに至る区間で空気溜りは全くなく、塗布液の経路がすべて塗布液で充満されている。塗布液中の溶存空気は2台の脱気ユニットで排除している。一方で、インクジェットヘッドならびに分配器内の空気を排除するために2次脱気ユニットに至る循環経路が設けられている。そのために塗布液の滞留が生じる。顔料分散された塗布液が長時間滞留すると、顔料凝集物が発生する。発生した顔料凝集物が、インクジェットヘッドに入り込んでしまうと、インクジェットヘッドの吐出孔を塞いで塗布液の不吐出を生じさせる。また顔料凝集物が基板に吐出されてしまうと、色画素部の粒欠点等の不良を生じる。
すなわち、公知の手段では、複数のインクジェットヘッドに塗布液を分配する分配器に適切なものがないために、カラーフィルタの色画素部を長時間にわたって安定して形成するためのインクジェットヘッドの塗布液供給装置を構成できないのが実状である。
特開2006−209140(第0019段落〜第0031段落、図1) 特開2005-96208号公報(第0009段落〜第0011段落、図1) 特開2006−281532号公報(第0014段落〜第0037段落、図1、図2)
本発明は、上述の事情に基づいてなされたもので、その目的とするところは、空気だまりと塗布液の滞留部分を生じることなく塗布液に混じっている空気を排除するとともに、塗布液を複数のインクジェットヘッドに均等に分配可能な分配器を備えたインクジェットヘッドの塗布液供給装置及び塗布液供給方法を具現化し、低コストで高品質のカラーフィルタを製造できるカラーフィルタの製造方法を提供することにある。
上記本発明の目的は、以下に述べる手段によって達成される。
本発明のインクジェットヘッドの塗布液供給装置は、塗布液を吐出する複数のインクジェットヘッドと、塗布液が充填された塗布液タンクと、塗布液タンクの塗布液を一時的に定容量保存可能なサブタンクと、サブタンクから塗布液を複数のインクジェットヘッドに分配する分配器と、塗布液タンクからサブタンクへの塗布液の流れを規制するバルブと、を備えたインクジェットの塗布液供給装置であって、前記分配器は、一つの入口とインクジェットヘッドと同数の出口のみを備え、かつ出口は重力方向の上向きに配されるとともに、入口と各出口を接続する流路は略同一断面形状を有する。
本発明のインクジェットヘッドの塗布液供給方法は、サブタンクから塗布液を複数のインクジェットヘッドに塗布液を分配供給するインクジェットの塗布液供給方法であって、前記サブタンクから流出する前記塗布液を前記インクジェットヘッドと同数に振り分け、
前記振り分けた塗布液を重力方向の上向きに一旦導いた後、
複数のインクジェットヘッドへ分配供給する。
本発明のカラーフィルタの製造方法は、上記インクジェットヘッドの塗布液供給方法を用いてカラーフィルタを製造する。
本発明のインクジェットヘッドの塗布液供給装置および塗布液供給方法を用いれば、入口と、複数のインクジェットヘッドに向かう出口が略同一断面形状の流路で接続された分配器を使用するので、塗布液の滞留部分が全くない。また出口は重力方向の上向きに配置されているので、分配器の中に空気が混入しても、容易に出口から塗布液によって空気を押し流すことが可能となる。すなわち本発明になる分配器を備えれば、空気だまりと塗布液の滞留部分を生じることなく塗布液に混じっている空気を排除するとともに、塗布液を複数のインクジェットヘッドに均等に分配可能となる。
これによって塗布液と空気が接触することによる塗布液の劣化、さらには塗布液の滞留による凝集物の発生を防止することができる。この結果、劣化や凝集により生じた異物がインクジェットヘッドの塗布液の吐出を妨げたり、色画素部に供給されて粒欠点等の塗布欠点の発生を皆無にすることができる。さらには空気が完全に排除されるので、空気がインクジェットヘッドの方に導かれて、インクジェットヘッドの塗布液の吐出を妨げるという不都合も全く発生しない。
本発明のカラーフィルタの製造方法によれば、上記の優れたインクジェットヘッド塗布液供給方法を用いてカラーフィルタを製造するので、低コストで、塗布膜の均一性や再現性に優れ、かつ凝集物起因の粒欠点等の塗布欠点のない高品質のカラーフィルタを、連続して長時間にわたって高い生産性で製造できる。
以下、この発明の好ましい一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る塗布液供給装置1の概略正面図である。
まず図1を参照すると、本発明の塗布液供給装置1が示されている。この塗布液供給装置1は、5個のインクジェットヘッド60A〜Eへ塗布液を供給するもので、塗布液36が内部に充填されたメインタンク10、メインタンク10から配管28、脱気装置30、配管86、フィルター70、配管82、バルブ34を介して送られる塗布液36を一時的に貯蔵するサブタンク40、サブタンク40から配管84を介して供給される塗布液36を5個のインクジェットヘッド60A〜Eに配管64A〜Eを介して分配する分配器100、より構成されている。
メインタンク10は、金属製の缶である本体18内に、塗布液36を内蔵した袋部材12を配したものである。袋部材12は薄い樹脂製で可撓性を有し、内蔵する塗布液量によって自在に変形することが可能であり、その一端にある開口部に接続部材14が接合されている。接続部材14は、袋部材12の底部までに到達する細長いチューブ16をシールして保持している。チューブ16には配管28の一端が接続されている。本体18内部には、圧空源26から供給され、圧力調整器24で所定圧力に調整した加圧空気が、開閉バルブ22、配管20を介して導入される。したがって開閉バルブ22を開として、袋部材12の外側を加圧空気で加圧すると、袋部材12が内側に変形して、内蔵する塗布液36がチューブ16を通じて配管28の方に送液される。
脱気装置30は配管28から供給される塗布液36を細長い中空糸内を通過させ、中空糸の外側から図示しない真空源から吸引することによって、塗布液36中に溶存する空気を排除するものである。脱気装置30で溶存空気を排除された塗布液36は、配管86を介してフィルター70に送りこまれる。
フィルター70は、流入口78から供給される塗布液36を濾過するフィルター本体72と、濾過された塗布液36をサブタンク40の方に配管82を介して流出させる流出口80、フィルター本体72に接続されてフィルター本体72内の空気を排出するベント配管74、ベント配管74の途中にあって空気と塗布液の流通/停止を行うベントバルブ76、より構成される。ベントバルブ76は通常は閉にし、ベント配管74から空気を排出する時にのみ、開とする。
バルブ34は配管82の途中にあって、メインタンク10からサブタンク40に向かう塗布液の送液/停止を行うもので、サブタンク40の貯蔵量が上限を越えない様にその開閉が制御される。
サブタンク40は、薄い樹脂の袋構造を有している袋部材42、袋部材42の一端に設けられた入口管44と出口管46、袋部材42が内蔵される真空タンク50により構成される。入口管44は配管82と接続されているので、塗布液36は上流側から供給されると、入口管44から袋部材42の内部に導かれ貯蔵される。入口管44は袋部材42の重力方向の最下部、出口管46は袋部材42の重力方向の最上部に設けられており、空気が塗布液に混在しても、容易に出口管46から下流側に接続されている配管84の方へ排出される。また袋部材42の上端面48は、入口管44から出口管46に向かう方向で重力方向の上側に傾斜している。この構造によって空気と塗布液がよどみなく流れ、袋部材42内の滞留がほとんどない。なお、重力方向は図面の下方向Zである。
真空タンク50には、真空配管52を介して真空圧調整器54と真空ポンプ56が接続されている。真空配管52は袋部材42と真空タンク50の間に構成される空間58に達しており、空間58を任意の負圧にすることができる。空間58を任意の負圧Pvにすることによって、袋部材42内で充満している塗布液36に負圧Pvを付与することができる。
また袋部材42に貯えられる塗布液量の限界を検知する満タンセンサー59も、真空タンク50の上部に設けられている。袋部材42に貯蔵される塗布液量によって上端面48がその位置を移動させるので、満タンセンサー59は上端面48の上限位置を検知することによって、袋部材42に貯えられる塗布液量が上限に達したことを知らせることができる。
分配器100は、内部に流路108を有する本体102と、配管84を介してサブタンク40から供給される塗布液36を流路108に導く入口104と、流路108から分岐し重力方向の上側に向いてインクジェットヘッド60A〜Eに通ずる配管64A〜Eに接続される出口106A〜Eより構成される。入口104と出口106A〜Eは流路108を介して通じており、滞留箇所がない。
流路の断面形状は滞留が生じない円形、または円形に準じる曲面形状が好ましく、好ましくは直径を10mm以下、より好ましくは直径を6mm以下とする。流路108の直径が小さければ流速が高くなり、塗布液36の滞留が生じにくくなるためである。また出口106A〜Eはすべて重力方向の上側に向いているので、塗布液36に混在した空気を出口106A〜Eから容易に排除できる。また同時に、重力の負荷作用によって各出口106A〜Eから均等に塗布液36が分配される。さらに入口104、流路108、出口106A〜Eの塗布液36が流れる流路断面は略同一であることが好ましい。略同一であると、滞留部分が生じないためである。滞留部分が生じないので、空気がたまることもない。
分配器100から塗布液36が供給されるインクジェットヘッド60A〜Eにはそれぞれ多数の吐出孔が備えられており、供給された塗布液36はインクジェットヘッド60A〜Eの内部で略均等に各吐出孔に分配され、各吐出孔近傍に配置された圧電素子等からなる駆動部材によって、塗布液36が吐出孔から略均一に吐出される。なお配管28、82、84、86、64A〜Eについては、その内径を小さくするのが好適である。配管の内径は小さい方が塗布液の流速を高くすることができ、配管経路に関係なく容易に空気を塗布液で押し出せるからである。具体的には、内径は好ましくは直径6mm以下、より好ましくは直径4mm以下とする。
次に図1の塗布液供給装置1を用いた塗布液供給方法について説明する。
まず配管28からインクジェットヘッド60A〜Eに至るまで全く塗布液36がない空の状態でメインタンク10を接続して、メインタンク10内の塗布液36を供給開始する塗布液供給開始時の塗布液供給方法について説明する。
この時サブタンク40では、真空ポンプ56からの吸引によって、空間58は所定の負圧Pvとなっている。この状態で、圧力調整器24で所定圧力にした加圧空気を開閉バルブ22を開にしてメインタンク10内に送り込み、つづいてバルブ34を開とする。すると、メインタンク10内にある袋部材12が外側から加圧されて内部の塗布液36を配管28の方に送り込む。
メインタンク10からは最初は、チューブ16内に残存している空気が供給されるが、しばらくすると塗布液36が供給される。メインタンク10からの空気と脱気装置30内の空気は、後からメインタンク10から供給される塗布液36に押される形で、容易に脱気装置30の外部、すなわちフィルター70に向かう配管86か、脱気装置30に接続されている図示しない真空源の方に排出され、脱気装置30の内部に塗布液36が充満する。
次にフィルター70でも、フィルター本体72内部にある空気と上流側から供給される空気が、その後で供給される塗布液36によってある程度流出口80から下流の配管82へ流れていくが、それではどうしても排除できない空気が残る。これについては、閉としていたベントバルブ76を一旦開として、ベント配管74から空気と塗布液36を外部に排出し、排出が完了したらベントバルブ76を閉とする。これによってフィルター70内部とその上流の配管28にも塗布液36が充満する。
次にサブタンク40の入口管44に、フィルター70から空気と塗布液36が供給されるが、袋部材42にある空気と上流側から供給される空気がその後に供給されてくる塗布液36に押されて出口管46から配管84を通って分配器100の方に流れていく。特に出口管46は袋部材42の最上部にあるので、空気は容易に袋部材42の外部に排出される。空気が袋部材42からすべて排出されることで、袋部材42内部、すなわちサブタンク40内部に塗布液36が充満する。
つづいて分配器100の入口104に、サブタンク40から配管84を介して空気と塗布液36が供給されるが、配管84内や分配器100内部にある空気と上流側から供給される空気がその後に供給されてくる塗布液36に押されて出口106A〜Eから排出され、配管64A〜Eの方に流れていく。出口106A〜Eはすべて重力方向の上側に向いており、入口104、流路108、出口106A〜Eと、塗布液36が流れる流路断面は略同一であるので、途中に空気と塗布液36が滞留することなく、容易に空気が出口106A〜Eから排出される。空気が分配器100内部からすべて排出されることで、配管84内と分配器100内部に塗布液36が充満する。
さらにつづいて配管64A〜Eとインクジェットヘッド60A〜Eにある空気と分配器100から供給されてくる空気が、その後に分配器100から供給されてくる塗布液36に押されて、インクジェットヘッド60A〜Eの各吐出孔から全て外部に放出され、メインタンク10からインクジェットヘッド60A〜Eまでの経路で塗布液36が充満した状態となった時点で、バルブ34を閉とする。
バルブ34を閉にすることで、正の圧力が塗布液36からその内側に作用していたサブタンク40の袋部材42は、上流側からの塗布液36の供給がなくなるので、残圧分だけ塗布液36を下流側に供給して大気圧となり、最大限に膨らんだ形状が少し小さくなる。つづいて空間58に作用する負圧Pvによって袋部材42の上端面48が空間58側に引き寄せられるので、袋部材42からインクジェットヘッド60A〜Eまでにある塗布液36も袋部材42によって引き寄せられ、サブタンク40からインクジェットヘッド60A〜Eに充満している塗布液36に、空間58に作用する負圧Pvとほぼ同じ大きさの負圧が作用する。
以上の塗布液供給方法によって、途中に空気だまりと塗布液の滞留部分を生じることなく塗布液供給装置1の内部にあった空気や塗布液に混じっている空気を容易に外部に排出し、分配器100により均等に塗布液をインクジェットヘッド60A〜Eに分配することができる。
さてメインタンク10からインクジェットヘッド60A〜Eまでに塗布液36が充満し、サブタンク40の袋部材42に最大量の塗布液36が貯蔵されていることを満タンセンサー59で確認されてから、インクジェットヘッド60A〜Eから塗布液36を吐出する。この時バルブ34は閉となっているので、サブタンク40に貯蔵されている塗布液36が分配器100で均等に分配されてインクジェットヘッド60A〜Eに供給される。
サブタンク40の袋部材42は内蔵する塗布液36が消費されるので、塗布液量の減少に応じて形状を縮小し、上端面48が重力方向の下側に下降していく。塗布液36の消費量に関係なく、サブタンク40からインクジェットヘッド60A〜Eに充満している塗布液36には、サブタンク40の空間58から付与される負圧Pvがほぼそのまま作用する。インクジェットヘッド60A〜Eでは、一回の発射による塗布液36の吐出量V0はあらかじめわかっており、総吐出量=総吐出孔数×発射数×V0で導出できる。この1回の作業での総吐出量は、サブタンク40の袋部材42の最大塗布液貯蔵量と最小塗布液貯蔵量の差であるVcよりも小さくなるよう管理する必要がある。
総吐出量がVcに近づいたら、インクジェットヘッド60A〜Eの塗布液吐出を停止し、次にバルブ34を開として、サブタンク40の袋部材42にメインタンク10から塗布液36を供給する。満タンセンサー59で塗布液貯蔵量の上限を検知したらバルブ34を閉として、袋部材42への塗布液36の供給を停止する。バルブ34が開の間は、袋部材42にのみ塗布液36が貯蔵され、サブタンク40の下流側である配管84に塗布液36が流出することはない。ただし、塗布液貯蔵量の上限を検知してからもバルブ34を開のままにしていると、サブタンク40の下流側に塗布液36が流出してしまう。袋部材42に塗布液36が補給されたら、インクジェットヘッド60A〜Eの塗布液吐出作業を再開する。
以降同様に袋部材42への塗布液36の供給、インクジェットヘッド60A〜Eの塗布液吐出作業を必要なだけ繰り返す。
次にメインタンク10からインクジェットヘッド60A〜Eまで塗布液36が充満した状態で、メインタンク10内の塗布液36がなくなり、塗布液36が充満した新メインタンク10Nに交換する時の塗布液供給方法について、図1に基づいて説明する。
塗布液36が充満した新メインタンク10Nを配管28に接続すると、新メインタンク10N内の新チューブ16Nや、配管28の新メインタンク10N接続部付近には空気が残存しているので、これを外部に放出する必要がある。この状況はある意味では、配管28からインクジェットヘッド60A〜Eに至るまで全く塗布液36がない空の状態と似ている。したがって、上記で説明した配管28からインクジェットヘッド60A〜Eに至るまで全く塗布液36がない空の状態でメインタンク10を接続して、メインタンク10内の塗布液36を供給開始する塗布液供給方法をそのまま使用すればよい。
すなわち、空気は塗布液36で下流側に押し込んでインクジェットヘッド60A〜Eの吐出孔から排出し、フィルター本体72内に残るものはベントバルブ76を開にして、ベント配管74から外部に排出する。分配器100に、途中で空気や空気が混在した塗布液36が流入しても、重力方向の上側に向いている出口106A〜Eから容易にインクジェットヘッド60A〜Eの方に排出され、インクジェットヘッド60A〜Eから外部に排出される。この排出過程では塗布液の滞留も分配器100では生じない。
なお本発明の塗布液供給装置、塗布液供給方法は、インクジェットヘッド用の粘度が5〜20mPasの塗布液に特に好適に適用することができる。
以下実施例により本発明を具体的に説明する。
(実施例1)
図1に示す塗布液供給装置1を用いて、インクジェットヘッド60A〜Eに塗布液36を供給した。1個のインクジェットヘッドは、256個の吐出孔を35μmピッチで有するもので、各吐出孔から1回あたり50plの容量で塗布液36を吐出できるものであった。塗布液はR色顔料を含むR画素を形成するもので、粘度が10mPaSであった。塗布液供給装置1で、メインタンク10にはステンレス製の本体18内に、19lの塗布液を内蔵したポリエチレン製袋部材12を収めたものを用いた。
配管28、82、84、86、64A〜Eには、内径6mm、外径8mmのテフロン(登録商標)製チューブを用い、バルブ34にはダイヤフラム式バルブを用いた。脱気装置には、日東電工製「脱気モジュール ニトセップ(登録商標)」を使用し、フィルター70には、濾材がテフロン(登録商標)製で5μm濾過のカートリッジ型のものを用いた。サブタンク40については、ポリエチレン製で最大貯蔵量30ml、最小貯蔵量10mlの袋部材42を使用し、入口管44と出口管46の塗布液流れ断面形状は直径6mmの円形にした。またサブタンク10の空間58に作用する負圧は0.8kPaにした。分配器100については、入口104、流路108、出口106A〜Eと、塗布液36が流れる流路断面は直径6mmの円形断面で統一した。
配管28〜インクジェットヘッド60A〜Eまで塗布液36が空の状態から、メインタンク10に0.1MPaの加圧空気を付加して、塗布液36をメインタンク10から供給開始したところ、メインタンク10からの塗布液36の供給だけで、全ての塗布液を塗布液供給装置1を構成する機器の外部に排出できた。またメインタンク10〜インクジェットヘッド60A〜Eに塗布液充填後に、配管64A〜Eで塗布液36に作用する圧力を測定したところ、−0.8kPaになっていることを確認した。さらにインクジェットヘッド60A〜Eから塗布液を吐出させたところ、塗布液吐出量は1回1吐出孔あたり50plであることも確認できた。
(実施例2)
実施例1の塗布液供給装置1とインクジェットヘッド60A〜Eを用いてカラーフィルタを製造した。前工程までに、360×465mmで厚さ0.7mmの無アルカリガラス基板上に、各画素の大きさが幅100μmで長さが300μm、ブラックマトリックスの幅が20μm、ブラックマトリックスの表面に撥液性を有する格子状ブラックマトリックス基板を作成した。この基板を吸着ステージに吸着保持し、吸着ステージを50mm/sで移動させながら、インクジェットヘッド60A〜EからまずR用塗布液を吐出し、1画素あたり800μlの塗布液を吐出して、R画素のみを全面に形成した。つづいて逐次的に同じ条件で、G画素、B画素を形成した。各色画素形成が終わるたびに100度10分のプリベークをし、R、G、B画素がすべて形成されてから、230℃30分のベークを行って、最終的に厚さ2μmのR、G、B画素のあるカラーフィルタをえることができた。
さらに、このカラーフィルタをTFTアレイを形成した基板と重ね合わせ、オーブン中で加圧しながら160℃で90分間加熱して、シール剤を硬化させた。このセルに液晶注入を行った後、紫外線硬化樹脂により液晶注入口を封口した。次に、偏光板をセルの2枚のガラス基板の外側に貼り付け、さらに、得られたセルをモジュール化して、液晶表示装置を完成させた。得られた液晶表示装置は欠点がなく、色度も基板全面に渡って、均一で品質的に申し分ないものであった。
図1は、本発明に係る塗布液供給装置1の概略正面図である。
符号の説明
1 塗布液供給装置
10 メインタンク
10N 新メインタンク
12 袋部材
14 接続部材
16 チューブ
16N 新チューブ
18 本体
20 配管
22 開閉バルブ
24 圧力調整器
26 圧空源
28 配管
30 脱気装置
32 本体
34 バルブ
36 塗布液
40 サブタンク
42 袋部材
44 入口管
46 出口管
48 上端面
50 真空タンク
52 真空配管
54 真空圧調整器
56 真空ポンプ
58 空間
59 満タンセンサー
60A〜E インクジェットヘッド
64A〜E 配管
70 フィルター
72 フィルター本体
74 ベント配管
76 ベントバルブ
78 流入口
80 流出口
82 配管
84 配管
86 配管
100 分配器
102 本体
104 入口
106A〜E 出口
108 流路
Z 下方向

Claims (3)

  1. 塗布液を吐出する複数のインクジェットヘッドと、
    塗布液が充填された塗布液タンクと、
    塗布液タンクの塗布液を一時的に定容量保存可能なサブタンクと、
    サブタンクから塗布液を複数のインクジェットヘッドに分配する分配器と、
    塗布液タンクからサブタンクへの塗布液の流れを規制するバルブとを備えたインクジェットの塗布液供給装置であって、
    前記分配器は、一つの入口とインクジェットヘッドと同数の出口のみを備え、
    かつ前記出口は重力方向の上向きに配されるとともに、前記入口と前記各出口を接続する流路は略同一断面形状を有するものである、インクジェットヘッドの塗布液供給装置。
  2. 塗布液タンクから塗布液を、サブタンクに補給して一時的に塗布液を定容量保存後に、サブタンクから塗布液を複数のインクジェットヘッドに塗布液を分配供給するインクジェットの塗布液供給方法であって、
    前記サブタンクから流出する前記塗布液を前記インクジェットヘッドと同数に振り分け、
    前記振り分けた塗布液を重力方向の上向きに一旦導いた後、
    複数のインクジェットヘッドへ分配供給する、インクジェットヘッドの塗布液供給方法。
  3. 請求項2に記載のインジェットヘッドの塗布液供給方法を用いてカラーフィルタを製造する、カラーフィルタの製造方法。


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