JP2009098033A - 果菜類の糖度測定装置及び糖度測定方法 - Google Patents

果菜類の糖度測定装置及び糖度測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な構成によって果菜類の糖度を非接触かつ非破壊で高精度に測定することができる装置とそれを用いた糖度測定方法を提供する。
【解決手段】果菜類の糖度測定装置1aは、筺体2の載置部2aに置いた略球形の果菜類13に対して、放射口3aを果菜中心Pに向けて筺体2の壁面内部に埋設される発光部3を用いて近赤外光a1を照射し、発光部3とで果菜中心Pを挟む位置の2箇所に設置される光センサ4,4によって果菜類13の内部で散乱した透過近赤外光a2の光強度を検出し、その検出結果に基づいて果菜類13の糖度を算出する構成となっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ミカン、桃、イチゴなどの果実あるいはトマトなどの野菜の糖度を測定する装置に係り、特に、簡単な構成でありながら糖度を非接触かつ非破壊で高精度に測定し、等級類別することができる果菜類の糖度測定装置とそれを用いた糖度測定方法に関する。
果実や野菜(以下、果菜類という。)の糖度を測定する際に、近赤外光などを照射してその反射光や透過光に基づいて糖度を測定する方法が知られている。このような方法によれば、果菜類の形状を変化させないため、商品価値が低下するおそれがない。また、測定に要する時間が短いことから、全数検査に適している。そのため、果菜類の一部を切り取って糖度を測定する従来の方法に代わるものとして、近年、このように非破壊で糖度を測定する方法の研究や開発が盛んに行われており、それに関して既にいくつかの発明や考案が開示されている。
例えば、特許文献1には、「糖度計」という名称で、果実に照射した光の偏光面が糖度の影響によって旋光する現象を利用して果実の糖度を測定する装置に関する発明が開示されている。
特許文献1に開示された発明は、果実を透過した光の旋光角を測定する旋光角測定部と、果実の直径を測定する実長測定部を備えており、果実の旋光角及び直径の測定値に基づいて糖度を推定するという構成になっている。
このような糖度計によれば、収穫前の着果状態において果実の糖度を推定することが可能である。従って、糖度が不十分な場合には収穫を遅らせるなどして糖度の増加を待つことができる。
次に、特許文献2には、「果実の糖酸度非破壊計測法および装置」という名称で、近赤外光の透過・散乱を利用してミカンの糖度と酸度を簡便、かつ正確に計測する方法に関する発明が本願の出願人らによって開示されている。
特許文献2に開示された発明は、波長の異なる4種類の近赤外光をミカンに照射し、各波長の光強度を測定するとともに、そのうちの任意の2波長を選んでそれぞれ組にし、この2組について各々光強度比を求めるというものである。
このような方法によれば、予め糖度及び酸度が既知のミカンについて前述の2組の光強度比を求めておき、これらのデータと、糖度及び酸度が未知のミカンについて求めた光強度比のデータとを対比することで、糖度及び酸度が算出される。従って、複雑な計算をせずとも、果実の糖度及び酸度を迅速に一括で計測することができる。
さらに、特許文献3には、「果実糖度測定方法及び果実糖度計」という名称で、受光器の測定レンジを広く設定せずとも、厚皮の果実の糖度を簡単な構成で測定することができる果実糖度計に関する発明が開示されている。
特許文献3に開示された発明は、果実の周囲に放射状に配置した複数の白色光源と複数のレーザ光源を用いて、メロン等の厚皮の果実に白色光を照射すると共に果実を透過し難く、かつ測定に必要な波長のレーザ光を照射し、果実内で散乱した透過光のスペクトルを波長毎に変換して得られた電気信号に基づいて果実の糖度を演算処理するものである。
このような構造の装置においては、果実を透過し難く、かつ測定に必要な波長の光がレーザ光源からの光によって補われるという作用を有する。また、果実の周囲に放射状に配置された照明系によって光が果実に八方から照射されるため、果実の大きさや位置による測定誤差が低減されるという作用を有する。これにより、測定精度を向上させることができる。
特開2004−325144号公報 特開2002−22657号公報 特開平11−44638号公報
しかしながら、上述の従来技術である特許文献1に開示された発明においては、装置の測定精度が果実を透過した光の旋光角が糖度の違いによって変化する割合(1万分の1乃至10万分の1以下のオーダー)に依存する。従って、測定精度を高めるには果実を透過した光の旋光角を高い精度で検出しなければならず、装置の構造が複雑化し、製造コストが高くなるという課題があった。
特許文献2に開示された発明では、糖度及び酸度に応じて近赤外光が果実に吸収される比率が変化するという原理を利用しており、その測定精度は糖度や酸度の影響を受けて近赤外光の吸収比率が変化する割合(1万分の1乃至10万分の1以下のオーダー)に依存している。従って、特許文献2に開示された発明においては、近赤外光の強度を高精度で検出できる分光器や測定電子回路を装置に組み込む必要がある。
特許文献3に開示された発明では、果実の周囲に複数の白色光源とレーザ光源を配置する必要があるため、装置が大型化し、構造が複雑化するという課題があった。
本発明はかかる従来の事情に対処してなされたものであり、簡単な構成によって果菜類の糖度を非接触かつ非破壊で高精度に測定することができる装置とそれを用いた糖度測定方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明である果菜類の糖度測定装置は、略球形の果菜類に近赤外光を照射する発光部と、この発光部とで果菜類の中心(以下、果菜中心という。)を挟む位置に設置されて果菜類の内部で散乱した後に果菜類を透過した近赤外光の光強度を検出する光センサと、近赤外光が放射される発光部の放射口と果菜中心とを通る光軸に沿った光強度の勾配と果菜類の糖度との関係式を記憶するメモリ部と、光センサによる検出結果から光軸に沿った光強度の勾配を求めるとともにメモリ部に記憶されている関係式に基づいて果菜類の糖度を算出する演算部とを備え、発光部は放射口を果菜中心に向けて設置されることを特徴とするものである。
このような構造の果菜類の糖度測定装置においては、発光部の放射口から放射された近赤外光が光軸に沿って果菜類の内部を進行し、果菜中心に達するという作用を有する。また、メモリ部は、測定対象物と同一種類の果菜類について予め求めておいた透過近赤外光の光強度の光軸方向の勾配と屈折率との関係式及び果菜類の屈折率と糖度との関係式を記憶し、演算部はこれらの関係式に基づいて光センサの検出結果から果菜類の屈折率及び糖度を算出するという作用を有する。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の果菜類の糖度測定装置において、光センサは光軸に沿って所望の間隔をあけて少なくとも2箇所以上設置されることを特徴とするものである。
このような構造の果菜類の糖度測定装置においては、果菜類を透過した近赤外光の光強度の光軸方向に沿った勾配が請求項1記載の発明の場合よりもさらに容易に算出されるという作用を有する。
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の果菜類の糖度測定装置において、光センサは、発光部とで果菜中心を挟む位置に設置される代わりに、発光部と果菜中心の中間位置に設置されることを特徴とするものである。
このような構造の果菜類の糖度測定装置においては、発光部の放射口から放射され光軸に沿って果菜類の内部を進行し、果菜中心の近傍で後方に向かって散乱した後、果菜類から出射される透過近赤外光が光センサによって検出され、この検出結果から演算部が果菜類の屈折率及び糖度を算出するという作用を有する。
請求項4記載の発明である果菜類の糖度測定方法は、略球形の果菜類に近赤外光を照射する工程と、果菜中心の前方に出射される近赤外光の光強度を検出する工程と、果菜類に対する近赤外光の入射点と果菜中心を通る光軸に沿った光強度の勾配を算出する工程と、算出された光軸に沿った光強度の勾配に基づいて果菜類の糖度を算出する工程とを備えることを特徴とするものである。
このような果菜類の糖度測定方法においては、予め測定対象物と同一種類の複数の果菜類について透過近赤外光の光強度の光軸に沿った勾配と屈折率との関係及び屈折率と糖度との関係を求めておくことにより、透過近赤外光の光強度の測定結果から測定対象物の糖度が算出されるという作用を有する。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の果菜類の糖度測定方法において、果菜中心の前方に出射される近赤外光の光強度を検出する工程に代えて、果菜中心の後方に出射される近赤外光の光強度を検出する工程を備えることを特徴とするものである。
このような果菜類の糖度測定方法によれば、果菜類を透過した近赤外光を果菜中心の前方で検出するよりも後方で検出する方が有利な場合であっても請求項4記載の発明と同様の作用を有する。
以上説明したように、本発明の請求項1記載の果菜類の糖度測定装置においては、従来技術のような複雑な回路を用いることなく、近赤外光の光強度を高精度に検出することが可能である。また、果菜類の内部で散乱した近赤外光の光強度を光軸方向についてのみ測定すれば良いため、近赤外光の検出手段を簡単な構造とすることができる。従って、装置の小型化及び軽量化が可能である。これにより、持ち運びが容易になる。また、製造コストを安くすることが可能である。
本発明の請求項2記載の果菜類の糖度測定装置においては、果菜類の内部で散乱した近赤外光の光強度の検出手段を請求項1記載の発明の場合よりもさらに簡単な構造とすることが可能である。
本発明の請求項3記載の果菜類の糖度測定装置においては、果菜中心が発光部と光センサの間に位置するように果菜類をセットする必要がないため、請求項1又は請求項2に記載の発明よりも小型化することが可能である。
本発明の請求項4記載の果菜類の糖度測定方法によれば、果菜類の糖度を高い精度で容易に算出することが可能である。
本発明の請求項5記載の果菜類の糖度測定方法によれば、請求項4記載の発明の場合よりも、さらに大きなサイズの果菜類について糖度の測定を行うことができる。
本発明の最良の実施の形態に係る果菜類の糖度測定装置とそれを用いた糖度測定方法の実施例について図1乃至図7を用いて説明する。
本実施例における果菜類の糖度測定装置について図1乃至図3を用いて説明する(特に請求項1及び請求項2に対応)。
図1(a)は本発明の実施の形態に係る果菜類の糖度測定装置の実施例1の光学系の構成を示す平面図であり、(b)は同図(a)のA方向矢視図である。
図1(a)及び(b)に示すように、本実施例の果菜類の糖度測定装置1aは、略直方体の筺体2の一角を切り欠いて形成した載置部2aに、例えばミカンなどの略球形の果菜類13を置いた後、発光部3から近赤外光を照射して、その内部で散乱させるとともに、果菜類13を透過した近赤外光(以下、特に透過近赤外光という。)の光強度を表皮13bの近傍において光センサ4によって検出し、その検出結果に基づいて果菜類13の糖度を算出するものである。
発光部3は900nm〜1.3μmの波長の近赤外光を放射可能な近赤外光ダイオードレーザであり、放射口3aを果菜中心Pに向けて筺体2の壁面内部に埋設されている。光センサ4,4は検出した近赤外光の光強度に比例した大きさの電気信号を発生するように構成されており、発光部3とで果菜中心Pを挟む位置であって載置部2aの下方に透過近赤外光の入射口4bを上方に向けた状態で埋設されている。そして、その中心軸4a,4aは果菜類13の中心軸13aと平行をなし、発光部3の放射口3a及び果菜中心Pを通る直線(以下、光軸3bという。)と交差している。なお、本願において、発光部3と光センサ4,4で果菜中心Pを挟むとは、発光部3から果菜中心Pを結ぶ直線上に光センサ4,4が存在するという場合のみを表現するのではなく、発光部3から果菜中心Pを結ぶ直線を、右向きの座標(右に進むにつれて座標値が大きくなる座標)を与える軸として考えるならば、光センサ4,4が図1(b)において果菜中心Pよりも右側に存在し、光センサ4,4の座標値が、果菜中心Pの座標値よりも大きいことをも意味するものである。
また、光センサ4,4及び中心軸3aは同一平面を形成しており、光センサ4,4と光軸3bとの交点の間の距離はLとなっている。すなわち、光センサ4,4は、発光部3から放射された近赤外光の進行方向に見て果菜中心Pの前側下方に、光軸3bに沿って距離Lの間隔をあけて設置されている。さらに、筺体2の底面の4隅にはゴム製の脚部5がそれぞれ取り付けられている。
このような構造の果菜類の糖度測定装置1aにおいては、発光部3の放射口3aから放射された近赤外光は光軸3bに沿って進行し、果菜中心Pに達するという作用を有する。また、2つの光センサ4,4は、果菜中心Pの近傍において前方に向かって散乱した後、果菜類13を透過した透過近赤外光について光軸3b上で距離Lを隔てた2点における光強度を検出するという作用を有する。これにより、光軸3bの方向について光強度の勾配が容易に算出される。なお、発光部3及び光センサ4,4は筺体2に埋設されているため、発光部3から照射された近赤外光が光センサ4,4によって直接検出されるというおそれがない。
図2は実施例1の果菜類の糖度測定装置のシステム構成を示すブロック図である。なお、図1に示した構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図2に示すように、発光部3は制御部6に接続されており、制御部6から送られた指令信号b1を受け取ると、果菜類13に対して近赤外光a1を照射する。果菜類13に照射された近赤外光a1はその内部で散乱した後、透過近赤外光a2として光センサ4,4によって検出される。制御部6に接続された光センサ4,4は制御部6から送られる指令信号b2に従って作動し、検出した透過近赤外光a2の光強度に比例した大きさの電気信号c1,c2を発生する。そして、電気信号c1,c2は増幅器7によって増幅された後、透過近赤外光a2の光強度を示すデータ信号d1,d2として演算部8に送られる。このように、光センサ4,4と増幅器7は透過近赤外光a2の光強度を検出する検出部9を構成している。
制御部6には入力部12が接続されている。入力部12は測定対象となる果菜類13の種類、大きさ、重さ、透過近赤外光a2の光強度の勾配と果菜類13の屈折率との関係式及び果菜類13の屈折率と糖度との関係式などのデータを入力するためのものである。なお、これらのデータは制御部6を経由してメモリ部10に送られた後、データ信号d4,d5として記憶される。
制御部6に接続された演算部8は制御部6からの指令信号b3に従って、透過近赤外光a2の光強度のデータ信号d1,d2から光軸3bの方向について光強度の勾配を算出する。さらに、演算部8は、制御部6を経由してメモリ部10から送られたデータ信号d4,d5に基づいて前述の光強度の勾配の測定結果から果菜類13の屈折率及び糖度を算出する。このようにして、演算部8で算出された糖度のデータ信号d3は制御部6を経由してメモリ部10及び表示部11にそれぞれ送られる。そして、メモリ部10は制御部6からの指令信号b4に従って果菜類13の糖度のデータ信号d3を記憶し、表示部11は制御部6から送られる指令信号b5に従って果菜類13の糖度のデータ信号d3を表示する。
以上説明したように、本実施例の果菜類の糖度測定装置1aにおいては、2つの光センサ4によって透過近赤外光a2の光強度を検出する構成となっていることから、近赤外光を検出するために複雑な回路を必要とする従来の装置に比べて構造が簡単である。従って、装置の小型化及び軽量化が可能である。これにより、持ち運びが容易になる。また、安価に製造することができる。さらに、本実施例の果菜類の糖度測定装置1aにおいては、透過近赤外光a2の光強度を光軸3bに沿った2点において検出し、その勾配を求めるように構成されていることから、糖度の影響を受けて変化する近赤外光の吸収比率の割合を求める従来の装置に比べて格段に高い精度で果菜類の糖度を算出することが可能である。
なお、本願発明の果菜類の糖度測定装置は本実施例に示すものに限定されるものではない。例えば、光センサ4の設置個数は2個に限らず、適宜変更可能である。すなわち、光軸3bに沿って3個以上設置しても良い。また、1個の光センサ4を光軸3bに沿って移動可能に設置した構造とすることもできる。さらに、果菜類13に照射する光線は近赤外光a1に限らず、白色光であっても良い。また、光センサ4の代わりにCCDカメラと画像処理手段を設置し、近赤外光a1が照射された果菜類13の画像をCCDカメラで取り込むとともに画像処理を行って、透過近赤外光a2の光強度の光軸3bに沿った勾配を求める構成とすることもできる。さらに、本願発明の果菜類の糖度測定装置によって測定可能な果菜類13はミカンに限定されるものではない。すなわち、略球形をなすものであれば良く、例えば、トマトやリンゴや桃やスイカ等であっても良い。また、光センサ4,4は果菜類13の中心軸13aと必ずしも平行でなくとも良く、また、光センサ4,4の中心軸4a,4aも互いに平行でなくとも良い。ただし、その場合には、光センサ4,4のそれぞれの中心軸4a,4aと果菜類13の中心軸13aは同一平面上に存在することが望ましい。なお、光センサ4の中心軸4aと果菜類13の中心軸13aが同一平面上に存在する場合であっても、それらが平行でない場合には、後述する光センサ4によって検出される透過近赤外光a2の光強度を表す式に、光センサ4の中心軸4aと果菜類13の中心軸13aとのなす角度を含める必要があるため、測定誤差が大きくなったり、上記の式の近似精度が低下したりするおそれがある。
次に、本実施例の糖度測定装置1aを用いて果菜類の糖度を測定する方法について説明する(特に、請求項4に対応)。まず、図3を用いて略球形の果菜類の内部を透過する光線の光強度について説明する。
図3(a)は略球形の果菜類13に照射された光線が果菜中心Pの近傍において前方に向かって散乱する様子を示した模式図であり、(b)は光軸3bに沿った果菜中心Pからの距離と光センサ4による光強度の検出値との関係を示す図である。なお、図1又は図2に示した構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図3(a)に示すように、半径aの略球形をなす果菜類13に対して発光部3から照射された光線が入射点Sから散乱点Aに達した後、前方に向かって散乱し、さらに出射点Bにおいて屈折する場合を考える。なお、散乱点Aは光軸3b上で果菜中心Pと入射点Sの間に位置しており、また、出射点Bから果菜類13の外部に出射される光線の光強度は光センサ4によって検出されるものとする。
いま、果菜類13の内部を進行する光線について光軸3b方向の減衰定数をλとし、入射点Sにおける光線の光強度をIとおくと、減衰しながら散乱点Aに達した光線の光強度Iは光軸3bに沿った入射点Sからの距離xを用いて次のように表される。
さらに、散乱点Aにおいて光軸3bと角度θをなすように散乱した後、減衰しながら出射点Bに達した光線の光強度Iψは次式で表される。
なお、出射点Bに達した光線の大部分が果菜中心P点において散乱したものであると仮定すると、散乱点Aから出射点Bまでの距離は半径aと等しくなるため、式(2)は次のように表される。
ここで、空気に対する果菜類13の屈折率をnとおくと、出射点Bにおける入射角ψと透過角φとの間には次の関係が成り立つ。
そして、図3(a)に示される三角形PABに着目すると、sinψとsinθと間には次の関係が成り立つことがわかる。
さらに、出射点Bから出射される光線は、光センサ4の中心軸4aと角度(φ+β)をなすことから、光センサ4によって検出される上記光線の光強度Iは次式のように表される。
なお、光センサ4の中心軸4aが出射点Bにおける法線14aとなす角度βは、{π/2−(θ+ψ)}と表せることから、次式が成り立つ。
式(7)及び三角関数の加法定理を用いると、式(6)は次のように表される。
さらに、光センサ4によって検出される光線が主として果菜中心P付近の散乱光であると仮定すると、入射角ψが0となることから、式(8)は次のように表される。
また、yがacosθと表されること及び三角関数の加法定理を用いると、式(9)は次のように表される。
ここで、出射点Bから出射される光線が法線14aと略平行をなすものと仮定すると、透過角φは0となり、cosφは1となる。また、出射点Bから出射される光線のほぼ全てが果菜中心Pにおける散乱光であると仮定すると、角度θは定数となり、式(10)で表される光強度Iは変数xの関数となる。式(10)について、このような近似を行うとともに、(a−Δ)<x<(a+Δ)と表される果菜中心Pの近傍において、散乱光の積分値を求めると、光センサ4によって検出される光線の光強度Iは次のように表される。
図3(b)に示すように、式(11)は上に凸の二次曲線となる。既に述べたように、式(11)を導出するに際して、光センサ4によって検出される光線が主として果菜中心P付近の散乱光であると仮定し、入射角ψを0として扱っていることから、yの値が小さくなるにつれて式(11)による光強度Iについての近似の精度が低下する。また、極大点16の近傍ではyに対する光強度Iの変化率が小さいため、測定誤差の影響を受け易い。従って、本実施例においては、図3(b)に実線で示すように、yの増加に伴って光強度Iが単調減少する領域15aに対してのみ式(11)を適用する。なお、領域15aにおいて式(11)は次のような1次式で近似される。
図1を用いて既に説明したように、本実施例の果菜類13の糖度測定装置1aによれば、光センサ4,4によって光軸3bの方向に距離Lだけ離れた2点における透過近赤外光a2の光強度Iを検出することができる。いま、2つの光センサ4,4のyの値を果菜中心Pに近い側からそれぞれL及びL(=L+L)とし、光センサ4,4による透過近赤外光a2の光強度Iの検出値をそれぞれI及びIとおくと、式(12)より光強度I及び光強度Iは、それぞれ次のように表される。なお、糖度とは本来、ショ糖液100グラム中に含まれるショ糖のグラム数を意味するものであるが、本願明細書においては糖度を屈折式糖度計の読み取り値の意味で用いるものとする。
さらに、式(13)から式(14)を引き、両辺をLで割ると、次式を得る。
式(15)の左辺は光センサ4によって検出される透過近赤外光a2の光強度Iの光軸3b方向の勾配を示している。また、式(15)の右辺のKは、測定対象である果菜類13の直径の関数である。従って、直径が等しく屈折率nが異なる同一種類の複数の果菜類13について予め透過近赤外光a2の光強度Iを測定して、その勾配と屈折率nとの関係を求めておけば、これと同一種類の果菜類13について屈折率nが未知の場合であっても透過近赤外光a2の光強度Iの測定値に基づいて屈折率nを算出することができる。
なお、果菜類13の屈折率nは糖度の増加に伴って増加する傾向にあり、特に、果菜類13が商品価値を有するために必要な糖度の範囲においては、果菜類13の屈折率nは糖度にほぼ比例することが知られている。従って、糖度をDとおくと、屈折率nは以下のように表される。
そして、式(16)を式(15)に代入し、2KをKとおくと、次式を得る。
本実施例の果菜類の糖度測定方法によれば、測定対象物と同一サイズで同一種類の果菜類13について式(17)の定数Kの値を予め求めておき、さらに測定対象物の内部で散乱した透過近赤外光a2の光強度を光軸3bに沿った2点について検出して、その勾配を求めることで糖度Dが容易に算出される。なお、光軸3bに沿った2点における透過近赤外光a2の光強度の勾配は、糖度の影響を受けて変化する近赤外光の吸収比率の割合に比べて格段に高い精度で検出することが可能である。従って、本実施例の糖度測定方法によれば、果菜類の糖度を従来方法に比べて高い精度で求めることができる。
実施例2の果菜類の糖度測定装置について図4を用いて説明する(特に請求項3に対応)。
図4(a)は本発明の実施の形態に係る果菜類の糖度測定装置の実施例2の光学系の構成を示す平面図であり、(b)は同図(a)のB方向矢視図である。
図4(a)及び(b)に示すように、本実施例の糖度測定装置1bは実施例1の糖度測定装置1aにおいて、光センサ4,4を発光部3とで果菜中心Pを挟む位置に設置する代わりに発光部3と果菜中心Pの中間位置であって載置部2aの下方に設置したことを特徴とする。また、先の場合と同様に、発光部3と果菜中心Pで光センサ4,4を挟むとは、発光部3から果菜中心Pを結ぶ直線上に光センサ4,4が存在するという場合のみを表現するのではなく、発光部3から果菜中心Pを結ぶ直線を、右向きの座標(右に進むにつれて座標値が大きくなる座標)を与える軸として考えるならば、光センサ4,4が図4(b)において果菜中心Pよりも左側に存在し、光センサ4,4の座標値が、果菜中心Pの座標値よりも小さいことをも意味するものである。
すなわち、光センサ4,4は、発光部3から放射された近赤外光a1の進行方向に見て果菜中心Pの後側下方に、光軸3bに沿って距離Lの間隔をあけて設置されている。なお、上述の「中間位置」は中央の意味ではなく、発光部3と果菜中心Pとの間を意味している。従って、光センサ4,4が発光部3又は果菜中心Pのいずれか一方の近傍に設置される場合も含まれる。
このような構造の果菜類の糖度測定装置1bにおいては、発光部3の放射口3aから放射され、光軸3bに沿って進行して果菜中心Pの近傍において後方に向かって散乱した透過近赤外光a2について光軸3b上で距離Lを隔てた2点における光強度が、2つの光センサ4,4によって検出されるという作用を有する。すなわち、本実施例の果菜類の糖度測定装置1bにおいては、果菜類13の内部で散乱した後、果菜中心Pよりも後方の表皮13bから外部へと出射される透過近赤外光a2について、光強度の勾配が容易に算出されるという作用を有する。なお、実施例1の糖度測定装置1aでは、果菜類13を載置部2aにセットした際に、果菜中心Pが光センサ4と発光部3との間になければならないが、本実施例の糖度測定装置1bにおいては、果菜中心Pが発光部3と光センサ4の間にある必要はない。従って、本実施例の糖度測定装置1bでは、実施例1の糖度測定装置1aよりも小型化することが可能である。
次に、本実施例の糖度測定装置1bを用いて果菜類の糖度を測定する方法について説明する(特に、請求項5に対応)。まず、図5を用いて略球形の果菜類の内部を透過する光線の光強度について説明する。
図5(a)は略球形の果菜類13に照射された光線が果菜中心Pの近傍において後方に向かって散乱する様子を示した模式図であり、(b)は光軸3bに沿った果菜中心Pからの距離と光センサ4による光強度の検出値との関係を示す図である。なお、図1乃至図4に示した構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図5(a)に示すように、半径aの略球形をなす果菜類13に対して発光部3から照射された光線が入射点Sから散乱点Aに達した後、後方に向かって散乱し、さらに出射点Bにおいて屈折した場合、果菜類13の内部を進行する光線の光軸3b方向の減衰定数をλとし、入射点Sにおける光線の光強度をIとし、光軸3bに沿った入射点Sからの距離をxとおくと、減衰しながら散乱点Aに達した光線の光強度Iは図3(a)の場合と同様に式(1)で表される。なお、散乱点Aは光軸3b上で果菜中心Pと入射点Sの間に位置しており、出射点Bから果菜類13の外部に出射される光線の光強度は光センサ4によって検出されるものとする。
そして、散乱点Aにおいて光軸3bと角度θをなすように散乱した後、減衰しながら出射点Bに達した光線の光強度Iψは図3(a)の場合と同様に式(2)で表される。また、出射点Bに達した光線の大部分が果菜中心P点において散乱したものであると仮定すると、散乱点Aから出射点Bまでの距離は半径aと等しくなるため、式(2)は式(3)のように変形することができる。さらに、空気に対する果菜類13の屈折率をnとおくと、出射点Bにおける入射角ψと透過角φとの関係は図3(a)の場合と同様に式(4)で表される。
ここで、図5(a)より、sinψとsinθと間には図3(a)の場合と同様に式(5)で表される関係が成り立つ。また、出射点Bから出射される光線は、光センサ4の中心軸4aと角度(φ−β)をなすことから、光センサ4によって検出される上記光線の光強度Iは次のように表される。
さらに、光センサ4の中心軸4aが出射点Bにおける法線14aとなす角度βは、{π/2−(θ−ψ)}と表せるため、次式が成り立つ。
式(19)及び三角関数の加法定理を用いると、式(18)は次のように表される。
そして、光センサ4によって検出される光線が主として果菜中心P付近の散乱光であると仮定すると、入射角ψは0となるため、式(20)は次のように表される。
また、yがacosθにほぼ等しいとするとともに三角関数の加法定理を用いると、式(21)は次のように変形される。
ここで、出射点Bから出射される光線が法線14bと略平行をなすものと仮定すると、透過角φは0となり、cosφは1となる。また、出射点Bから出射される光線のほぼ全てが果菜中心Pにおける散乱光であると仮定すると、角度θは定数となり、式(22)で表される光強度Iは変数xの関数となる。式(22)について、このような近似を行うとともに、(a−Δ)<x<(a+Δ)と表される果菜中心Pの近傍において、散乱光の積分値を求めると、光センサ4によって検出される光線の光強度Iは次のように表される。
図5(b)に示すように、式(23)は下に凸の二次曲線となる。図3(a)の場合と同様に、式(23)を導出するに際して、光センサ4によって検出される光線が主として果菜中心P付近の散乱光であると仮定し、入射角ψを0として扱っている。従って、yの値が小さい領域では、式(23)による光強度Iについての近似精度が良好でない。従って、本実施例においては、図5(b)に実線で示すように、yの増加に伴って光強度Iが単調増加する領域15bに対してのみ式(23)を適用する。なお、領域15bにおいて式(23)は次のような1次式で近似される。
図4(a)及び(b)に示した光センサ4,4のyの値を果菜中心Pに近い側からそれぞれL及びL(=L+L)とし、光センサ4,4による透過近赤外光a2の光強度Iの検出値をそれぞれI及びIとおくと、式(24)より光強度I及び光強度Iは、それぞれ次のように表される。
さらに、式(25)から式(26)を引き、両辺をLで割ると、次式を得る。
そして、式(16)を式(27)に代入し、2KをKとおくと、式(17)に対応する式として次の式(28)を得る。
本実施例の果菜類の糖度測定方法においても、測定対象と同一サイズで同一種類の果菜類13について式(28)の定数Kの値を予め求めておき、さらに測定対象物の内部で散乱した透過近赤外光a2の光強度を光軸3bに沿った2点について検出して、その勾配を求めることで糖度Dが容易に算出される。そして、本実施例の糖度測定方法においても、実施例1の場合と同様に果菜類の糖度を従来方法に比べて高い精度で求めることが可能である。
図6はトマトの内部で後方散乱した透過近赤外光a2の光強度を光軸3bに沿って測定した結果である。横軸は光軸3bに沿ったトマトの中心から光センサ4までの距離を表し、縦軸は光センサ4で検出された透過近赤外光a2の光強度を表している。縦軸の光強度は相対的な値であるため、無次元となっている。また、この図は図5(b)に対応している。なお、トマトのサンプル数は3で、糖度はそれぞれ3.7、4.1及び4.7であり、直径はすべて等しく、ほぼ50mmである。
図6に示すように、トマトの中心からの距離が19.53mm及び24.5mmである2点(L,L)の間においては、光センサ4によって検出される透過近赤外光a2の光強度がほぼ単調増加している。すなわち、この部分は図5(b)に示した領域15bに対応している。
,Lにおいて光センサ4によって検出された透過近赤外光a2の光強度I,Iと、それから算出した(I−I)/Lの値を表1に示す。また、図7は(I−I)/Lと糖度Dの関係を示した図である。
表1及び図7から、(I−I)/Lと糖度Dは比例関係にあり、(I−I)/Lと糖度Dの関係が式(28)で表されることがわかる。この場合、直径が50mm程度のトマトについては、本実施例の糖度測定装置1bを用いて(I−I)/Lの値を求めることで、図7から容易に糖度Dの値を読み取ることができる。そして、他の大きさのトマトについても、図7と同様のデータを予めとっておくことにより、(I−I)/Lの測定値から糖度Dを容易に求めることができる。もちろん、糖度測定装置1bの代わりに、実施例1の糖度測定装置1aを用いても良い。また、測定対象物は略球形で近赤外光を透過可能なものであれば、トマトに限らず、他の果菜類であっても良い。
以上説明したように、請求項1乃至請求項5に記載された発明は、略球形で近赤外光を透過可能な果菜類について適用可能である。
(a)は本発明の実施の形態に係る果菜類の糖度測定装置の実施例1の光学系の構成を示す平面図であり、(b)は同図(a)のA方向矢視図である。 実施例1の果菜類の糖度測定装置のシステム構成を示すブロック図である。 (a)は略球形の果菜類に照射された光線が果菜中心の近傍において前方に向かって散乱する様子を示した模式図であり、(b)は光軸に沿った果菜中心からの距離と光センサによる光強度の検出値との関係を示す図である。 (a)は本発明の実施の形態に係る果菜類の糖度測定装置の実施例2の光学系の構成を示す平面図であり、(b)は同図(a)のB方向矢視図である。 (a)は略球形の果菜類に照射された光線が果菜中心の近傍において後方に向かって散乱する様子を示した模式図であり、(b)は光軸に沿った果菜中心からの距離と光センサによる光強度の検出値との関係を示す図である。 トマトの内部で後方散乱した透過近赤外光の光強度を光軸に沿って測定した結果である。 (I−I)/Lと糖度Dの関係を示した図である。
符号の説明
1a,1b…糖度測定装置 2…筺体 2a…載置部 3…発光部 3a…放射口 3b…光軸 4…光センサ 4a…中心軸 4b…入射口 5…脚部 6…制御部 7…増幅器 8…演算部 9…検出部 10…メモリ部 11…表示部 12…入力部 13…果菜類 13a…中心軸 13b…表皮 14a,14b…法線 15a,15b…領域 16…極大点 a1…近赤外光 a2…透過近赤外光 b1〜b5…指令信号 c1,c2…電気信号 d1〜d5…データ信号 A…散乱点 B…出射点 P…果菜中心 S…入射点

Claims (5)

  1. 略球形の果菜類に近赤外光を照射する発光部と、この発光部とで前記果菜類の中心(以下、果菜中心という。)を挟む位置に設置されて前記果菜類の内部で散乱した後に前記果菜類を透過した前記近赤外光の光強度を検出する光センサと、前記近赤外光が放射される前記発光部の放射口と前記果菜中心とを通る光軸に沿った前記光強度の勾配と前記果菜類の糖度との関係式を記憶するメモリ部と、前記光センサによる検出結果から前記光軸に沿った前記光強度の勾配を求めるとともに前記メモリ部に記憶されている前記関係式に基づいて前記果菜類の糖度を算出する演算部とを備え、前記発光部は前記放射口を前記果菜中心に向けて設置されることを特徴とする果菜類の糖度測定装置。
  2. 前記光センサは前記光軸に沿って所望の間隔をあけて少なくとも2箇所以上設置されることを特徴とする請求項1記載の果菜類の糖度測定装置。
  3. 前記光センサは、前記発光部とで前記果菜中心を挟む位置に設置される代わりに、前記発光部と前記果菜中心の中間位置に設置されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の果菜類の糖度測定装置。
  4. 略球形の果菜類に近赤外光を照射する工程と、果菜中心の前方に出射される前記近赤外光の光強度を検出する工程と、前記果菜類に対する前記近赤外光の入射点と前記果菜中心を通る光軸に沿った前記光強度の勾配を算出する工程と、算出された前記光軸に沿った前記光強度の勾配に基づいて前記果菜類の糖度を算出する工程とを備えることを特徴とする果菜類の糖度測定方法。
  5. 前記果菜中心の前方に出射される前記近赤外光の光強度を検出する工程に代えて、前記果菜中心の後方に出射される前記近赤外光の光強度を検出する工程を備えることを特徴とする請求項4記載の果菜類の糖度測定方法。
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