JP6710383B2 - 生体計測装置 - Google Patents

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Description

本発明は、生体計測装置及び生体計測方法に関するものである。
特許文献1には、生体光計測装置に関する技術が記載されている。この文献に記載された装置では、被検査体へ光を照射する複数の光照射器と、光照射器から照射され被検査体内を伝播した光を受ける複数の光受光器とが、被検査体上に交互に配置されている。そして、この装置は、光受光器によって検出された信号に基づいて、光照射器と光受光器の略中点位置を計測点として被検査体内の代謝物質濃度およびその濃度変化を計測する。
特開2001−178708号公報 特開2005−049238号公報
頭部や乳房といった生体の内部情報を非侵襲的に計測する装置として、生体の光吸収特性を利用して内部情報を得る、いわゆる拡散光トモグラフィ(DOT;Diffuse Optical Tomography)を用いたものが提案されている。このような計測装置においては、計測対象となる生体の部位に対して所定の照射位置から光を照射し、当該部位の内部で散乱しつつ伝播した光を所定の検出位置にて検出し、その強度や時間波形などの測定結果から、当該部位の内部情報、すなわち当該部位の内部に存在する腫瘍やヘモグロビンなどの光吸収体に関する情報(位置、濃度など)を得ることができる。
このような計測装置において、被計測部位への光の照射及び拡散光の検出を、把持可能な小型のプローブを用いて行う方式が考えられている。すなわち、被計測部位の内部を拡散する光のうち、例えば拡散反射光を計測に利用する方式であり、このような方式によって、より簡便で使い易い計測装置を実現できる。しかしながら、この方式では、被計測部位表面の限られた狭い領域において光の照射と拡散光の検出とを行うので、計測感度の均一性が損なわれ易いという問題がある。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、計測感度の均一性を向上できるプローブ方式の生体計測装置及び生体計測方法を提供することを目的とする。
本発明の一形態による生体計測装置は、被検者の被計測部位に光を入力し、被計測部位を伝播した計測光を検出することにより被計測部位の内部情報を取得する装置であって、被計測部位へ光を入力する複数の光入力部、及び被計測部位から出力される計測光を受ける複数の受光部を有し、被計測部位に押し当てられる当接面を有するプローブと、光入力部と受光部との組み合わせ毎に得られる計測光の検出結果に基づいて内部情報を算出する演算部と、を備える。複数の光入力部及び複数の受光部は、当接面上において、間隔がdであり、互いに直交する第1方向及び第2方向に沿った格子を構成し、少なくとも複数の受光部の一部は、光入力部から第1方向及び第2方向に距離A×d(Aは2以上の整数)だけ離れて位置し、少なくとも複数の光入力部の一部は、受光部から第1方向及び第2方向に距離A×dだけ離れて位置する。当該組み合わせは、光入力部と受光部との間隔が、距離A×dとなる組み合わせである。
また、本発明の一形態による生体計測方法は、被検者の被計測部位に光を入力し、被計測部位を伝播した計測光を検出することにより被計測部位の内部情報を取得する方法であって、複数の光入力部及び複数の受光部を有する当接面を有するプローブを被計測部位に配置するステップ(配置ステップ)と、複数の光入力部のうち、1つの光入力部から被計測部位へ光を入力するステップ(光入力ステップ)と、当接面上において複数の光入力部及び複数の受光部によって構成された格子の間隔をdとするとき、複数の受光部のうち、光を入力した光入力部から距離A×d(Aは2以上の整数)だけ離れて位置する受光部によって受光された計測光を検出し、検出結果を出力するステップ(検出ステップ)と、検出結果に基づいて内部情報を算出するステップ(演算ステップ)とを備える。
この生体計測装置及び生体計測方法によれば、光入力部と受光部との間隔が、距離A×dとなる組み合わせによる内部情報を算出するので、光入力部と受光部との組み合わせの密度が均一となり、計測感度の均一性を向上することができる。
一形態において、複数の光入力部は、被計測部位へ順次光を入力してもよい。この場合、S/Nを向上させることができる。
また、一形態において、整数Aは、2であってもよい。この場合、当該組み合わせの数を多く取ることができる。
さらに、一形態において、格子間隔dは、0.5cm以上1cm以下であってもよい。この場合、光検出時におけるサチレーションを抑えつつ、分解能を向上させることができる。
さらに、一形態において、演算部(演算ステップ)は、内部情報に基づいて2次元画像又は3次元画像を作成してもよい。光入力部と受光部との組み合わせの密度が均一となるので、鮮明な画像を作成することができる。
本発明によれば、計測感度の均一性を向上できるプローブ方式の生体計測装置及び生体計測方法を提供できる。
本発明による生体計測装置の一実施形態の構成を概念的に示す図である。 光照射部及び受光部の配置を模式的に示す平面図である。 (a)(b)光照射部及び受光部の配置の基本パターンを示す図である。 光照射部と受光部との組み合わせを示す図である。 光照射部及び受光部の配置例を模式的に示す平面図である。 光照射部及び受光部の配置例を模式的に示す平面図である。 光照射部及び受光部の配置例を模式的に示す平面図である。 光照射部及び受光部の配置例を模式的に示す平面図である。 光照射部及び受光部の配置例を模式的に示す平面図である。 光照射部及び受光部の配置例を模式的に示す平面図である。 光照射部及び受光部の配置例を模式的に示す平面図である。 一実施形態による生体計測方法を示すフローチャートである。 被計測部位を含む乳がん患者の左右の乳房を示す正面図である。 (a)(b)図13に示された被計測部位を計測し、CT画像化した結果を示す。 (a)(b)図13に示された被計測部位を計測して得られた2次元マッピング画像を示す。 (a)〜(c)一実施形態に至った過程を説明するための図である。 比較例における光照射部と受光部との組み合わせを示す図である。 (a)(b)比較例における光照射部と受光部との組み合わせを示す図である。 (a)(b)比較例における光照射部と受光部との組み合わせを示す図である。 固体ファントム内部における吸収体の位置及び形状と、比較例によって取得された固体ファントム内部の吸収係数の三次元分布を表すCT画像と、実施例によって取得された固体ファントム内部の吸収係数の三次元分布を表すCT画像とを示す図である。 固体ファントム内部における吸収体の位置及び形状と、比較例によって取得された固体ファントム内部の吸収係数の三次元分布を表すCT画像と、実施例によって取得された固体ファントム内部の吸収係数の三次元分布を表すCT画像とを示す図である。 固体ファントム内部における吸収体の位置及び形状と、比較例によって取得された固体ファントム内部の吸収係数の三次元分布を表すCT画像と、実施例によって取得された固体ファントム内部の吸収係数の三次元分布を表すCT画像とを示す図である。 (a)(b)特許文献1に記載された光照射器及び光受光器の配置、光照射器及び光受光器の組み合わせ、及び各組み合わせにおける計測点を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明による生体計測装置及び生体計測方法の実施の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本発明による生体計測装置及び生体計測方法の一実施形態の構成を概念的に示す図である。本実施形態による生体計測装置1Aは、被検者の被計測部位(例えば頭部、乳房等)Bに近赤外光である光Laを照射し、被計測部位を伝播した拡散反射光(計測光)Lbを検出することにより被計測部位Bの内部情報(散乱係数や吸収係数といった光学係数、及び各種吸光物質(例えば腫瘍や血中ヘモグロビン)の濃度など)を取得して該内部情報を画像化し、腫瘍や癌などの有無を検査するための装置である。なお、計測光は、拡散反射光に限らない。
図1に示されるように、生体計測装置1Aは、被計測部位Bの表面に配置されるプローブ2を備えている。プローブ2は、所定方向を長手方向とする略直方体状を呈しており、その短手方向の幅は、片手で把持可能な程度の大きさである。プローブ2は、該長手方向の一端に、被計測部位Bに押し当てられる当接面2aを有する。また、プローブ2は、光を照射するための複数本の照射用光ファイバ11a、及び拡散反射光を検出するための複数本の検出用光ファイバ11bの各一端部を保持している。なお、図1には代表してそれぞれ1本の光ファイバ11a,11bが示されている。これらの光ファイバ11a,11bの各端面は、当接面2aにおいて、所定の配置(レイアウト)でもって被計測部位Bの表面Baへ向けて固定されている。
更に、生体計測装置1Aは、光源装置4、光検出器5、同期信号発生部6、信号処理部7、及び演算処理装置8を備えている。光源装置4は、照射用光ファイバ11aの本数に対応して複数設けられ、被計測部位Bに対して照射される光Laを発生する。光源装置4としては、発光ダイオード(LED)、レーザーダイオード(LD)などのレーザ光源など、様々なものを使用することができる。また、光源装置4から出力される光Laの態様は、演算処理装置8における内部情報の算出方法に応じて決定され、例えばパルス光、連続光(CW光)など様々な光が採用される。パルス光としては、被計測部位Bの内部情報が計測できる程度に短い時間幅のパルス光が用いられ、例えば1ナノ秒以下の範囲の時間幅が選択される。光源装置4は、照射用光ファイバ11aを介してプローブ2の当接面2aと光学的に結合されている。照射用光ファイバ11aは、光源装置4から出射された光Laをプローブ2の当接面2aにおける所定の照射位置へと導く。そして、その出力端から被計測部位Bの表面Baに向けて光Laを照射する。なお、被計測部位Bに光Laを入力することは、被計測部位Bの表面Baに向けて光Laを照射することに限らない。
被計測部位Bに向けて照射された光Laは、被計測部位Bの内部を伝播して拡散反射光Lbとなり、被計測部位Bの表面Baから出射することにより、被計測部位Bから出力される。検出用光ファイバ11bは、被計測部位Bの表面Baから出射する拡散反射光Lbを所定の受光位置において受け、この拡散反射光Lbを光検出器5へ導く。
光検出器5は、検出用光ファイバ11bの本数に対応して複数設けられる。光検出器5は、検出用光ファイバ11bを介してプローブ2の当接面2aと光学的に結合されており、被計測部位Bから検出用光ファイバ11bを介して得られた拡散反射光Lbの強度を検出する。光検出器5は、拡散反射光Lbの強度を示す光検出信号Sdを出力する。光検出器5から出力された光検出信号Sdは信号処理部7に入力される。光検出器5としては、光電子増倍管、フォトダイオード、アバランシェフォトダイオード、PINフォトダイオード、SPAD(Single Photon Avalanche Diode)など、様々なものを用いることができる。なお、光検出器5は、光源装置4から出力される光Laの波長帯域を十分に検出できる分光感度特性を有していることが好ましい。また、被計測部位Bからの拡散反射光Lbが微弱である場合、高感度あるいは高利得の光検出器5を使用することが好ましい。
同期信号発生部6は、各光源装置4及び信号処理部7を互いに同期して動作させる(各照射位置における光Laの照射タイミングと、対応する受光位置における拡散反射光Lbの検出タイミングとを合わせる)ためのトリガ信号Stを出力する。前述した各光源装置4は、トリガ信号Stに示されるタイミングと同期して光Laを出力する。
信号処理部7は、各光検出器5及び同期信号発生部6と電気的に接続されており、各光検出器5から出力された光検出信号Sdと、同期信号発生部6から出力されたトリガ信号Stとを受ける。信号処理部7は、各光源装置4に対するトリガ信号Stにそれぞれ示されるタイミングと同期して、各照射位置に対応する各受光位置の光検出信号Sdを取得する。そして、信号処理部7は、各照射位置に対応する受光位置から得られた拡散反射光Lbの光強度の時間変化(計測波形)を示す計測データDaを生成する。信号処理部7は、取得した計測データDaを演算処理装置8へ提供する。
演算処理装置(演算部)8は、例えば、CPU(Central Processing Unit)といった演算手段と、メモリなどの記憶手段とを有するコンピュータによって実現される。このようなコンピュータとしては、例えば、パーソナルコンピュータ又は、スマートフォンあるいはタブレット端末などのスマートデバイス、クラウドサーバーなどがある。演算処理装置8は、信号処理部7と電気的に接続されており、信号処理部7から入力された計測データDaを解析して被計測部位Bの内部情報を算出し、内部情報の画像化(画像再構成)を行う。演算処理装置8は、計測データ格納部81と内部情報算出部82とを有する。計測データ格納部81は、信号処理部7から演算処理装置8に入力された計測データDaを格納(記憶)する。計測データ格納部81には、更に、内部情報の算出に用いられるリファレンス用の計測データが格納されてもよい。内部情報算出部82は、計測データDaを解析して被計測部位Bの内部情報を算出し、内部情報の画像化を行う。内部情報の算出は、例えば、拡散反射光Lbの時間分解波形を利用する時間分解計測法(TRS法:Time Resolved Spectroscopy)、光Laとして変調光を利用する位相変調計測法(PMS法:Phase Modulation Spectroscopy)、或いは光LaとしてCW(Continuous Wave)光を用いる方法等による解析演算を適用することにより行われる。内部情報の詳細な算出方法としては、例えば特許文献2に記載された方法を用いることができる。なお、演算処理装置8は、光源装置4、光検出器5、及び信号処理部7といった構成要素のうち少なくとも一つを制御する機能を更に有してもよい。
ここで、プローブ2の当接面2aにおける光照射部(光入力部)2c及び受光部2dの配置について詳細に説明する。図2は、光照射部2c及び受光部2dの配置を模式的に示す平面図である。なお、光照射部2cは、被計測部位Bへ光を照射する部分であって、複数本の照射用光ファイバ11aにそれぞれ対応して複数個設けられる。各光照射部2cは、対応する照射用光ファイバ11aの一端に光学的に結合されるか、対応する照射用光ファイバ11aの一端によって構成される。受光部2dは、被計測部位Bから出射される拡散反射光Lbを受ける部分であって、複数本の検出用光ファイバ11bにそれぞれ対応して複数個設けられる。各受光部2dは、対応する検出用光ファイバ11bの一端に光学的に結合されるか、対応する検出用光ファイバ11bの一端によって構成される。
図2に示されるように、当接面2aには、X方向(第1方向)に沿って延びておりY方向(第2方向)に並ぶ互いに平行な複数の線と、Y方向に沿って延びておりX方向に並ぶ互いに平行な複数の線とによって構成される仮想的な正方格子Dが設定される。X方向およびY方向は互いに直交する。この正方格子Dの格子間隔はdであり、例えば、dは1cmである。この正方格子Dは、間隔dでもってX方向およびY方向に略等間隔に並ぶ複数の格子点を有する。なお、間隔dが小さい場合、光検出の際にサチレーションを起こす可能性があり、また、間隔dが大きいと分解能が低下する。そのため、間隔dは、0.5cm以上1cm以下であることが好ましい。
複数の光照射部2cは、複数の格子点のうち一部の格子点にそれぞれ配置され、複数の受光部2dは、複数の格子点のうち他の格子点にそれぞれ配置されている。一例として、図2にはX方向に5列、Y方向に5列(計25個)の格子点が示されており、そのうち13個の格子点に光照射部2cが設けられ、12個の格子点に受光部2dが設けられている。各光照射部2cの中心位置は対応する格子点の位置と一致し、各受光部2dの中心位置は対応する格子点の位置と一致する。
これらの光照射部2c及び受光部2dは、所定のルールに基づいて配置されている。すなわち、光照射部2cが配置されている格子点からX方向に距離A×d(Aは2以上の整数、図2はA=2の場合を例示)だけ離れた各格子点、及びY方向に距離A×dだけ離れた各格子点には、必ず受光部2dが配置されている。また、受光部2dが配置されている格子点からX方向に距離A×dだけ離れた各格子点、及びY方向に距離A×dだけ離れた各格子点には、必ず光照射部2cが配置されている。言い換えれば、図3(a)及び図3(b)に示すように、一辺の長さが(A×d)となる正方形において、一方の対角線上の2角に光照射部2cが配置され、他方の対角線上の2角に受光部2dが配置される。そして、このような配置を基本パターンとし、複数の基本パターンが組み合わされることによって、光照射部2cと受光部2dとが正方格子Dの各格子点上に位置するように配置される。なお、図2には、1つの基本パターンを示す正方形Sが示されている。
内部情報算出部82は、光照射部2cと受光部2dとの組み合わせ毎に得られる拡散反射光Lbの検出結果に基づいて、被計測部位Bの内部情報を算出する。具体的には、図4に示されるように、内部情報算出部82は、X方向に距離A×dだけ離れた光照射部2cと受光部2dとの複数の組み合わせ(図中の矢印A1)、及びY方向に距離A×dだけ離れた光照射部2cと受光部2dとの複数の組み合わせ(図中の矢印A2)によって得られる拡散反射光Lbの検出結果に基づいて、内部情報を算出する。従って、本実施形態では、拡散反射光Lbの検出に用いられる光照射部2cと受光部2dとの組における照射−受光間距離は、A×dで一定である。
なお、光照射部2c及び受光部2dの配置は、所定のルールに従えばよく、図2の配置に限られない。図5は、光照射部2c及び受光部2dの配置の別の例を模式的に示す平面図である。図5に示す例は、図2と同じく定数A=2の場合であり、図2と同じルールに基づいて配置されているが、光照射部2c及び受光部2dの配置は図2と異なっている。また、図6〜図8に示す例は、定数A=3の場合であり、光照射部2c及び受光部2dは図2と同じルールに基づいて配置されている。これら図6〜図8に示す例では、光照射部2cと受光部2dとの照射−受光間距離は3×dとなる。照射−受光間距離を図2と等しくする場合には、格子間隔dの長さを、図2の格子間隔dの2/3とするとよい。また、図9〜図11に示す例は、定数A=4の場合であり、光照射部2c及び受光部2dは図2と同じルールに基づいて配置されている。これら図9〜図11に示す例では、光照射部2cと受光部2dとの照射−受光間距離は4×dとなる。照射−受光間距離を図2と等しくする場合には、格子間隔dの長さを、図2の格子間隔dの1/2とするとよい。
図12は、この生体計測装置1Aによる生体計測方法を示すフローチャートである。図12に示されるように、本実施形態の生体計測方法では、まず当接面2aが被計測部位Bの表面Baに押し当てられる(配置ステップS1)。そして、或る一つの光照射部2cが光Laを被計測部位B内に照射する(光入力ステップS2)。光Laは、被計測部位Bを伝播し、拡散反射光Lbとして複数の受光部2dに出力される。そして、各受光部2dに出力された拡散反射光Lbは、それぞれの受光部2dに対応する光検出器5によって検出される。各光検出器5は、信号処理部7に光検出信号Sdを出力する。信号処理部7は、各光検出器5から出力された光検出信号Sdのうち、当該光照射部2cから距離A×d(Aは2以上の整数)だけ離れて位置する受光部2dに対応する光検出信号Sdを処理し、検出結果として計測データDaを演算処理装置8へ提供する(検出ステップS3)。そして、当該光照射部2cにおける計測が完了したら、次の光照射部2cにおける計測を行う。設定されたすべての光照射部2cでの計測が終わるまでこれらの動作を繰り返す(ステップS4)。なお、信号処理部7は、上述の関係ではない受光部2dに対応する光検出信号Sdを受け入れなくてもよいし、処理しなくてもよい。
内部情報算出部82は、得られた検出結果に基づいて、例えばTRS法あるいはPMS法といった解析演算を行うことにより、被計測部位Bの内部情報を算出する(演算ステップS5)。従って、内部情報算出部82は、光照射部2cと受光部2dとの間隔が距離A×dとなる組み合わせに対応する検出結果に基づいて、被計測部位Bの内部情報を算出することができる。
内部情報算出部82は、プローブ2の当接面2aによって覆われる被計測部位Bの領域(例えば5cm×5cmの領域)において、深さ0cmから例えば3〜4cmまでの範囲の光学係数や各種吸光物質濃度の3次元分布を画像化する(CT画像)。ここで、内部情報算出部82によって算出される吸光物質濃度を実際に画像化した例について説明する。図13は、計測対象とされた被計測部位Bを含む、乳がん患者の左右の乳房を示す正面図であって、左乳房に直径20mm程度の腫瘍Eが存在している。図14(a)及び図14(b)は、図13に示された被計測部位Bを計測し、CT画像化した結果を示す。なお、理解の容易のため、図14(a)及び図14(b)には、3次元CT画像の或る深さ方向位置(Z=17mm)における断面が示されている。図14(a)は、腫瘍Eが生じていない右乳房に関するCT画像を示し、図14(b)は、腫瘍Eを含む左乳房に関するCT画像を示す。これらのCT画像を比較すると、図14(b)には、図14(a)には無い腫瘍Eに関する画像E1が明瞭に含まれていることがわかる。
また、内部情報算出部82は、上述した3次元CT画像の他にも、例えば1チャネルのTRS法を用いて格子間隔dと等しい間隔(例えば1cm間隔)で格子状に光学係数や各種吸光物質濃度を計測し、得られた値を2次元画像としてマッピングすることも可能である。すなわち、1回の計測で3次元画像(CT画像)と2次元画像(マッピング画像)との双方を得ることが可能である。図15(a)及び図15(b)は、図13に示された被計測部位Bを実際に計測して得られた2次元マッピング画像を示す。図15(a)は、腫瘍Eが生じていない右乳房に関する2次元マッピング画像を示し、図15(b)は、腫瘍Eを含む左乳房に関する2次元マッピング画像を示す。これらの2次元マッピング画像を比較すると、図15(b)には、図15(a)には無い腫瘍Eに関する画像E2が明瞭に含まれていることがわかる。
以上に説明した本実施形態による生体計測装置1Aによって得られる効果について説明する。図16(a)〜図16(c)は、本実施形態に至った過程を説明するための図である。まず、図16(a)に示されるように、所定の照射−受光間距離を有する光照射部2c及び受光部2dのペアを、これらの並び方向と直交する方向に均等に並べるとする。この場合、光照射部2c及び受光部2dの並び方向(図の縦方向)の計測データしか得ることができず(図中の矢印A3)、横方向の計測データが不足する。次に、図16(b)に示されるように、中央に位置するペアの光照射部2cと受光部2dとを相互に入れ替える。この場合、図16(a)に示された縦方向の計測データに加えて、横方向の計測データが得られる(図中の矢印A4)。更に、中央に位置するペアの隣のペアの光照射部2cと受光部2dとを相互に入れ替える。この場合、図16(b)に示された計測データに加えて、横方向の計測データが更に増える(図中の矢印A5)。このように検討した結果、所定の照射−受光間距離の計測データとして横方向(図2のX方向)の計測データと縦方向(図2のY方向)の計測データを出来る限り多く取得する為には、図3(a),図3(b)に示された基本パターンの組み合わせに従って光照射部2c及び受光部2dを配置することが好ましいという結論に至った。そして、光照射部2c及び受光部2dを、縦横に等間隔である正方格子状に並ぶように配置することによって、計測データの密度が均一になり、計測感度が均一に近くなることを見出した。
すなわち、当接面2aにおいて複数の光照射部2c及び複数の受光部2dを図2、図5〜図11のように配置し、且つ、拡散反射光Lbを検出するための光照射部2cと受光部2dとの組み合わせを前述のように設定することにより、光照射部2cと受光部2dとの組み合わせの密度が当接面2a内において均一となるので、計測感度の均一性が向上し、より鮮明な画像を得ることができる。
なお、光照射部と受光部との組み合わせを均一とする構成は、一端において光照射及び受光の双方を行うことができる同軸ファイバを用いることによっても実現可能である。しかしながら、その場合には同軸ファイバが格子点の数(図2では25個)だけ必要であり、光源装置及び光検出器もそれぞれ格子点の数だけ必要となる。これに対し、本実施形態では、同様の感度での計測をより少ない光照射部2c及び受光部2dによって実現できるので、装置構成が複雑化することを回避し、製造コストを大幅に抑制できる。
また、本実施形態では定数Aが2以上の整数とされているが、定数Aが1である場合(すなわち、格子間隔dと照射−受光間距離とが等しい場合)では、例えばTRS法で生体内代謝物の濃度を求める場合等に受光部2dに入射する光強度が高すぎることがあり、ダイナミックレンジが劣化するおそれがある。この問題を解決するために格子間隔dを広げると、得られる計測データの数が減るので、再構成画像が劣化してしまう。これに対し、本実施形態では、定数Aが2以上であることによって、受光部2dに入射する光強度を抑えつつ、十分な数の計測データを取得できる。従って、計測精度が向上し、より鮮明な画像を取得することができる。
また、図23(a)及び図23(b)は、特許文献1に記載された光照射器及び光受光器の配置を示す図であって、光照射器及び光受光器の組み合わせと、各組み合わせにおける計測点とを示している。これらの図に示される配置では、計測点が縦横に所定の間隔で並ぶように、光照射器及び光受光器が配置されている。しかしながら、何れの計測点に関しても、光照射器及び光受光器の並び方向は縦方向及び横方向の何れか一方のみである。計測精度をより高めるためには1つの計測点に対して出来るだけ多くの方向から光を伝搬させることが理想ではあるが、計測感度の均一性を向上させるためには、少なくとも2方向から光を伝搬させ、計測することが望ましい。また、図23(a)に示される光照射器及び光受光器の配置では、照射−受光間距離が縦方向と横方向とで異なるので、均一な照射−受光間距離での計測データを取得することができず、計測感度の均一性が低下してしまう。本実施形態の生体計測装置1Aは、このような特許文献1記載の装置の問題点を解決し、計測感度の均一性を向上させてより鮮明な画像を得るものである。
また、本実施形態のように、複数の光照射部2cは、被計測部位Bへ順次光を入力してもよい。これにより、複数の光照射部2cから入力される光同士の干渉を回避して、S/Nを向上させることができる。
また、本実施形態のように、整数Aは2であってもよい。これにより、複数の光照射部2cと複数の受光部2dとの組み合わせの数を多く取ることができるので、計測感度の均一性及び分解能が更に向上し、更に鮮明な画像を得ることができる。
また、本実施形態のように、格子間隔dは、0.5cm以上1cm以下であってもよい。この場合、光検出時におけるサチレーションを抑えつつ、分解能を向上させることができる。
また、本実施形態のように、演算処理装置8(演算ステップ)は、内部情報に基づいて2次元画像又は3次元画像を作成してもよい。本実施形態によれば、上述したように光照射部2cと受光部2dとの組み合わせの密度が均一となるので、鮮明な画像を作成することができる。
ここで、上記の効果を検証するための実施例及び比較例について説明する。本発明者は、図2に示される光照射部2c及び受光部2dの配置を有するプローブ2を作製し、以下に示す検証実験を行った。なお、格子間隔dを10mmとし、定数Aを2とした。
まず、実施例として、X方向に距離20mmだけ離れた光照射部2cと受光部2dとの複数の組み合わせ(図4の矢印A1)、及びY方向に距離20mmだけ離れた光照射部2cと受光部2dとの複数の組み合わせ(図4の矢印A2)によって得られる拡散反射光Lbの検出結果(すなわち、照射−受光間距離が20mmである計測データ)のみを用いて、内部に吸収体を含む固体ファントムを計測し、吸収係数に関する再構成画像を得た。
次に、比較例として、光照射部2cと受光部2dとの組み合わせを変更して不均一にし、固体ファントムを計測して吸収係数に関する再構成画像を得た。図17、図18(a)、図18(b)、図19(a)、及び図19(b)は、比較例における光照射部2cと受光部2dとの組み合わせを示す図であって、各図における両矢印が、光照射部2cと受光部2dとの組み合わせを示している。これらの図において、照射−受光間距離はそれぞれ2.24cm、3cm、3.16cm、3.61cm、及び4.47cmである。比較例では、これらの照射−受光間距離の計測データを併用して一つの再構成画像を作成した。
図20は、固体ファントム内部における吸収体Fの位置及び形状(左端の上下2図)と、比較例によって取得された固体ファントム内部の吸収係数の三次元分布を表すCT画像(中央の上下2図)と、実施例によって取得された固体ファントム内部の吸収係数の三次元分布を表すCT画像(右端の上下2図)とを示す図である。なお、理解の容易のため、上の3図は或る深さ方向位置(Z=1.5cm)における断面を示しており、下の3図は或るY方向位置(Y=2.5cm)における断面を示している。
図20を参照すると、比較例(中央の2図を参照)では、画素値が低く(すなわち感度が鈍く)、且つ、固体ファントム内部の吸収体Fの位置及び大きさを正確に計測できていないことがわかる。これに対し、実施例では、比較例と比べて計測データの数が半分以下となるにもかかわらず、画素値が高く(すなわち感度が良く)、固体ファントム内部の吸収体Fの位置及び大きさを正確に計測できていることがわかる。
なお、横方向(XY平面内方向)の均一性を確認するため、吸収体Fの位置を、図20に示された位置からY方向に1cmずらした場合(図21)、及びX方向に1cmずらした場合(図22)に関しても、実施例と比較例とを比べた。その結果、実施例では比較例よりも感度が高く、横方向の均一性も改善されることが確認された。
本発明による生体計測装置及び生体計測方法は、上述した実施形態に限られるものではなく、他に様々な変形が可能である。例えば、本発明の光照射部及び受光部の配置は、図2、図5〜図11に示された各形態に限られず、上記実施形態において説明されたルールに従う様々な配置であることができる。また、プローブ2が光源装置4及び光検出器5を備え、光照射部2cに光源装置4を配置し、受光部2dに光検出器5を配置してもよい。
また、生体計測装置は、被検者の被計測部位に光を入力し、被計測部位を伝播した計測光を検出することにより被計測部位の内部情報を取得する生体計測装置であって、被計測部位へ光を入力する複数の光入力部、及び被計測部位から出力される計測光を受ける複数の受光部を有し、被計測部位に押し当てられる当接面に有するプローブと、光入力部と受光部との組み合わせ毎に得られる計測光の検出結果に基づいて内部情報を算出する演算部と、を備え、光入力部及び受光部は、格子間隔がdであり、互いに直交する第1方向及び第2方向に沿った格子が有する複数の格子点のうち一部の格子点にそれぞれ配置され、複数の受光部は、複数の格子点のうち他の格子点にそれぞれ配置され、光入力部が配置されている格子点から第1方向に距離A×d(Aは2以上の整数であり定数)だけ離れた各格子点、及び第2方向に距離A×dだけ離れた各格子点には受光部が配置されており、受光部が配置されている格子点から第1方向に距離A×dだけ離れた各格子点、及び第2方向に距離A×dだけ離れた各格子点には光入力部が配置されており、演算部は、第1方向に距離A×dだけ離れた光入力部と受光部との複数の組み合わせ、及び第2方向に距離A×dだけ離れた光入力部と受光部との複数の組み合わせによって得られる計測光の検出結果に基づいて内部情報を算出してもよい。
1A…生体計測装置、2…プローブ、2a…当接面、2c…光照射部(光入力部)、2d…受光部、4…光源装置、5…光検出器、6…同期信号発生部、7…信号処理部、8…演算処理装置(演算部)、11a…照射用光ファイバ、11b…検出用光ファイバ、81…計測データ格納部、82…内部情報算出部、B…被計測部位、Ba…表面、D…正方格子、Da…計測データ、E…腫瘍、F…吸収体、La…光、Lb…拡散反射光(計測光)、Sd…光検出信号、St…トリガ信号。

Claims (5)

  1. 被検者の被計測部位に光を入力し、前記被計測部位を伝播した計測光を検出することにより前記被計測部位の内部情報を取得する生体計測装置であって、
    前記被計測部位へ前記光を入力する複数の光入力部、及び前記被計測部位から出力される前記計測光を受ける複数の受光部を有し、前記被計測部位に押し当てられる当接面を有するプローブと、
    前記光入力部と前記受光部との組み合わせ毎に得られる前記計測光の検出結果に基づいて前記内部情報を算出する演算部と、
    を備え、
    前記複数の光入力部及び前記複数の受光部は、前記当接面上において、間隔がdであり、互いに直交する第1方向及び第2方向に沿った格子を構成し、
    少なくとも前記複数の受光部の一部は、前記光入力部から前記第1方向及び第2方向に距離A×d(Aは2以上の整数)だけ離れて位置し、
    少なくとも前記複数の光入力部の一部は、前記受光部から前記第1方向及び前記第2方向に距離A×dだけ離れて位置し、
    前記組み合わせは、前記光入力部と前記受光部との間隔が、距離A×dとなる組み合わせである、生体計測装置。
  2. 前記複数の光入力部は、前記被計測部位へ順次前記光を入力する、請求項1記載の生体計測装置。
  3. 前記整数Aは、2である、請求項1又は2記載の生体計測装置。
  4. 前記格子間隔dは、0.5cm以上1cm以下である、請求項1〜3のいずれか一項記載の生体計測装置。
  5. 前記演算部は、前記内部情報に基づいて2次元画像又は3次元画像を作成する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の生体計測装置。
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