JP2009098022A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】加速度センサおよび圧力センサとして使用可能なMEMSセンサを備える、半導体装置を提供する。
【解決手段】半導体装置1では、半導体基板2上に、4つの下薄膜6(下電極8)および4つの上薄膜7(上電極11)を備えるMEMSセンサ5が設けられている。上薄膜7は、それぞれ振動可能に設けられ、下薄膜6は、それぞれ上薄膜7に対して所定の間隔を空けて対向配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)センサを備える半導体装置に関する。
最近、MEMSセンサの携帯電話機への搭載が開始されたことから、そのMEMSセンサの注目度が急激に高まっている。MEMSセンサの代表的なものとして、たとえば、物体の加速度を検出するための加速度センサが知られている。
図6は、加速度センサの構成を模式的に示す断面図である。
図6に示す加速度センサは、センサ本体101と、センサ本体101に保持された錘102と、センサ本体101を支持する環状の台座103とを備えている。
センサ本体101は、メンブレン104と、メンブレン104の一方面(下面)の周縁部に接続された環状の支持部105と、メンブレン104の一方面の中央部に接続された錘固定部106とを一体的に備えている。メンブレン104の他方面(上面)には、ピエゾ抵抗素子(図示せず)が形成されている。支持部105と錘固定部106とは、メンブレン104に近づくほど狭まる断面等脚台形状の環状溝107により、互いに分離されている。
錘102は、たとえば、円板状に形成されている。この錘102は、錘固定部106の下方に配置されて、その上面の中央部が錘固定部106に固定されている。
台座103は、センサ本体101の支持部105の下面とほぼ同じ内径および外径を有する環状に形成されている。この台座103上に支持部105が載置されることにより、センサ本体101が台座103に支持されている。そして、錘102は、センサ本体101と台座103が設置される面との間において、台座103および支持部105と非接触状態に設けられている。
錘102が加速度に応じて振れると、メンブレン104が振動し、メンブレン104上に設けられたピエゾ抵抗素子に応力が作用する。ピエゾ抵抗素子は、これに作用する応力に比例して抵抗率が変化する。そのため、各ピエゾ抵抗素子の抵抗率変化量を信号として取り出せば、その信号に基づいて、錘102に作用した加速度を求めることができる。
特開2005−351716号公報
ところが、図6に示す加速度センサは、加速度の検出にのみ用いることができ、加速度以外の物理量の検出に用いることはできない。たとえば、最近の携帯電話機では、ECM(Electret Condenser Microphone)に代えて、MEMS技術により作成されるシリコンマイクが搭載されてきているが、図6に示す加速度センサを、シリコンマイクとして用いたり、シリコンマイクと兼用したりすることはできない。
そこで、本発明の目的は、加速度センサおよび圧力センサとして使用可能なMEMSセンサを備える、半導体装置を提供することである。
前記の目的を達成するための請求項1記載の発明は、半導体基板と、前記半導体基板上に設けられたMEMSセンサとを含み、前記MEMSセンサは、振動可能な複数の第1電極と、前記各第1電極に対して間隔を空けて対向配置された、前記第1電極の数と同数の第2電極とを備えている、半導体装置である。
この構成によれば、半導体基板上に、複数の第1電極およびこれと同数の第2電極を備えるMEMSセンサが設けられている。第1電極は、それぞれ振動可能に設けられ、第2電極は、それぞれ第1電極に対して間隔を空けて対向配置されている。
これにより、第1電極とこれに対向する第2電極とは、第1電極の振動により静電容量が変化するコンデンサを形成する。半導体装置に加速度が生じると、各第1電極が振動し、各第1電極とそれらに対向する第2電極との間の間隔にばらつきが生じる。その結果、各コンデンサの静電容量にばらつきが生じる。したがって、各コンデンサの静電容量の差に基づいて、半導体装置に生じた加速度を求めることができる。
また、すべての第1電極を1つの電極(以下、この項において「第1集合電極」という。)とみなし、すべての第2電極を1つの電極(以下、この項において「第2集合電極」という。)とみなしたときには、第1集合電極および第2集合電極は、それぞれダイヤフラムおよびバックプレートに相当し、第1集合電極(ダイヤフラム)の振動により静電容量が変化する1つのコンデンサを形成する。このコンデンサの静電容量は、第1電極と第2電極とからなる各コンデンサの静電容量の和に等しいので、各コンデンサの静電容量の和に基づいて、第1集合電極に入力される圧力(たとえば、音圧)の大きさを求めることができる。
よって、MEMSセンサは、加速度センサとして用いることができ、また、圧力センサとしても用いることができる。
MEMSセンサが加速度センサとして用いられる場合、請求項2に記載のように、前記半導体装置は、前記第1電極と前記第2電極とからなる各コンデンサの静電容量の変化に基づいて、前記第1電極に作用した加速度を検出する加速度検出回路を備えていてもよい。
半導体装置に加速度検出回路が備えられていれば、加速度検出回路が作り込まれた半導体チップを半導体装置と別に設ける必要がないので、半導体装置が搭載される機器の構成の簡素化を図ることができる。
また、MEMSセンサが圧力センサとして用いられる場合、請求項3に記載のように、前記半導体装置は、前記第1電極と前記第2電極とからなる各コンデンサの静電容量の変化に基づいて、前記第1電極に入力された圧力を検出する圧力検出回路を備えていてもよい。
半導体装置に圧力検出回路が備えられていれば、圧力検出回路が作り込まれた半導体チップを半導体装置と別に設ける必要がないので、半導体装置が搭載される機器の構成の簡素化を図ることができる。
以下では、本発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る半導体装置の構造を示す断面図である。
半導体装置1は、半導体基板(たとえば、シリコン基板)2を備えている。半導体基板2上には、センサ部3およびパッド部4を有するMEMSセンサ5が設けられている。
センサ部3は、半導体基板2の表面に接触して設けられた4つの下薄膜6と、各下薄膜6に対して所定の間隔を空けて対向する4つの上薄膜7とを備えている。
4つの下薄膜6は、それぞれ平面視扇形状に形成され、たとえば、各下薄膜6の円弧状の周縁が同一円周上に位置するように配置されている。
各下薄膜6は、下電極8を第1下絶縁膜9および第2下絶縁膜10により被覆した構造を有している。具体的には、第1下絶縁膜9は、SiN(窒化シリコン)からなり、半導体基板2の表面上に形成されている。そして、第1下絶縁膜9上に、Al(アルミニウム)からなる下電極8が形成されている。第2下絶縁膜10は、SiNからなり、下電極8および第1下絶縁膜9上に形成されている。これにより、下電極8の下面が第1下絶縁膜9に覆われ、下電極8の上面および側面が第2下絶縁膜10に覆われている。
4つの上薄膜7は、平面視において、それぞれ下薄膜6とほぼ同一形状(扇形状)に形成されている。
各上薄膜7は、上電極11を第1上絶縁膜12および第2上絶縁膜13により被覆した構造を有している。具体的には、第1上絶縁膜12は、SiNからなり、下薄膜6の上方に、下薄膜6に対して間隔を隔てて形成されている。そして、第1上絶縁膜12上に、Alからなる上電極11が形成されている。第2上絶縁膜13は、SiNからなり、上電極11および第1上絶縁膜12上に形成されている。これにより、上電極11の下面が第1上絶縁膜12に覆われ、上電極11の上面および側面が第2上絶縁膜13に覆われている。
上電極11は、多数の孔を有するメッシュ状に形成されている。第1上絶縁膜12には、上電極11の各孔と対向する位置に、それぞれ微細な孔14が膜厚方向に貫通して形成されている。また、第2上絶縁膜13には、各孔14と対向する位置に、孔14と平面視同形状の孔15が膜厚方向に貫通して形成されている。
パッド部4は、第1絶縁層16、第1配線17、第2絶縁層18、第3絶縁層19、第2配線20、第4絶縁層21およびパッド22を備えている。
第1絶縁層16は、SiNからなる。第1絶縁層16は、センサ部3(4つの下薄膜6)の周囲において、半導体基板2の表面上に形成されている。また、第1絶縁層16は、各下薄膜6の第1下絶縁膜9に接続された接続部(図示せず)を有し、各下薄膜6の第1下絶縁膜9と一体をなしている。
第1配線17は、Alからなる。第1配線17は、各下薄膜6の下電極8に対応づけて、4本設けられている。各第1配線17は、第1絶縁層16上に形成され、第1絶縁層16の各接続部上を延びて、その対応する下電極8に接続されている。
第2絶縁層18は、SiNからなる。第2絶縁層18は、第1絶縁層16上に形成され、第1配線17の上面および側面を覆っている。また、第2絶縁層18は、第1絶縁層16の各接続部とともに各第1配線17を覆う部分において、各下薄膜6の第2下絶縁膜10に接続されることにより、各下薄膜6の第2下絶縁膜10と一体をなしている。
第3絶縁層19は、SiNからなる。第3絶縁層19は、第2絶縁層18上に形成されている。また、第3絶縁層19は、各上薄膜7の第1上絶縁膜12に接続された接続部25を有し、各上薄膜7の第1上絶縁膜12と一体をなしている。
第2配線20は、Alからなる。第2配線20は、第3絶縁層19上に形成され、第3絶縁層19の各接続部25上を延びて、各上薄膜7の上電極11と電気的に接続されている。
第4絶縁層21は、SiNからなる。第4絶縁層21は、第3絶縁層19上に形成され、第2配線20の上面および側面を覆っている。また、第4絶縁層21において、第3絶縁層16の各接続部25上とともに第2配線20を覆う部分26は、各上薄膜7の第2上絶縁膜13に連続している。これにより、第4絶縁層21は、第2上絶縁膜13と一体をなしている。
パッド22は、Alからなり、4つ設けられている。第2絶縁層18および第3絶縁層19には、各第1配線17を部分的に露出させるための4つの開口23(図1においては、1つの開口23のみが図示されている。)がそれらを層厚方向に連続して貫通して形成されている。各パッド22は、各開口23内において第1配線17を被覆し、その周縁部が第3絶縁層19上に乗り上げた状態に形成されている。また、第4絶縁層21には、各パッド22を露出させるための4つの開口24が形成されている。各パッド22の周縁部は、第4絶縁層21における開口24の周囲の部分により覆われている。各パッド22には、各第1配線17に流れる電流を取り出すための配線が接続される。
図2は、上薄膜7の近傍の平面図である。
上薄膜7は、第3絶縁層19の接続部25(図1参照)、この接続部25上に形成される第2配線20、および第4絶縁層19における接続部25とともに第2配線20を覆う部分26により、下薄膜6との間に空洞を有する状態で、振動可能に片持ち支持されている。したがって、各上薄膜7は、微小な加速度または圧力により振動する。
図3は、MEMSセンサ5が有するコンデンサについて説明するための図解的な斜視図である。
前述したように、MEMSセンサ5は、振動可能な4つの上薄膜7と、各上薄膜7に対してその下方に所定の間隔を空けて対向する4つの下薄膜6とを備えている。そして、各下薄膜6には、下電極8が備えられ、各上薄膜7には、上電極11が備えられている。
これにより、4対の下電極8および上電極11は、それぞれ上電極11(上薄膜7)の振動により静電容量が変化するコンデンサC1,C2,C3,C4を形成する。半導体装置1に加速度が生じると、各上電極11が振動し、各下電極8(下薄膜6)とそれらに対向する上電極11(上薄膜7)との間の間隔にばらつきが生じる。その結果、各コンデンサC1,C2,C3,C4の静電容量にばらつきが生じる。したがって、各コンデンサC1,C2,C3,C4の静電容量の差に基づいて、半導体装置1に生じた加速度を求めることができる。
また、4つの下電極8を1つの電極(以下、この項において「下集合電極」という。)とみなし、4つの上電極11を1つの電極(以下、この項において「上集合電極」という。)とみなしたときには、下集合電極および上集合電極は、それぞれバックプレートおよびダイヤフラムに相当し、上集合電極(ダイヤフラム)の振動により静電容量が変化する1つのコンデンサを形成する。このコンデンサの静電容量は、各コンデンサC1,C2,C3,C4の静電容量の和に等しいので、各コンデンサC1,C2,C3,C4の静電容量の和に基づいて、上薄膜7(上電極11)に入力される圧力(たとえば、音圧)の大きさを求めることができる。
よって、MEMSセンサ5は、加速度センサとして用いることができ、また、圧力センサとしても用いることができる。
図4は、MEMSセンサ5を用いた加速度および圧力の検出のための回路構成を示す図である。
半導体装置1は、加速度/圧力検出回路31と、この加速度/圧力検出回路31からの信号を処理し、加速度および圧力値を表す信号を出力するデータ処理回路32とを備えている。加速度/圧力検出回路31およびデータ処理回路32は、半導体基板2に作り込まれた素子や半導体基板2上に形成された配線などで構成され、MEMSセンサ5とともに1チップ化されている。
加速度/圧力検出回路31は、5つのC/V変換回路33A,33B,33C,33D,33Eと、2つの差動アンプ34,35と、1つのゲインアンプ36とを備えている。
4つのC/V変換回路33A,33B,33C,33Dの入力端は、それぞれ、配線37A,37B,37C,37Dを介して、コンデンサC1,C2,C3,C4の下電極8に接続されている。配線37A,37B,37C,37Dには、それぞれ第1配線17(図1参照)が含まれる。
ここで、図3に示すように、コンデンサC1,C2の各下電極8は、平面視で上電極11の中心を挟んで互いに対向し、コンデンサC3,C4の各下電極8は、平面視で上電極11の中心を挟んで互いに対向する。なお、以下では、コンデンサC1,C2の各下電極8の対向方向を「X方向」とし、コンデンサC3,C4の各下電極8の対向方向をX方向と直交する「Y方向」とする。また、X方向およびY方向と直交する方向を「Z方向」とする。
2つのC/V変換回路33A,33Bの出力端は、一の差動アンプ34の入力端に接続されている。残り2つのC/V変換回路33C,33Dの出力端は、他の差動アンプ35の入力端に接続されている。差動アンプ34,35の出力端は、データ処理回路32に接続されている。
配線37Aの途中部には、接続配線38の一端が接続されている。接続配線38の他端は、配線37Bの途中部に接続されている。配線37Aには、接続配線38の接続点39とC/V変換回路33Aとの間に、スイッチSAが介在されている。配線37Bには、接続配線38の接続点40とC/V変換回路33Bとの間に、スイッチSBが介在されている。また、接続配線38の途中部には、スイッチS1が介在されている。
配線37Cの途中部には、接続配線41の一端が接続されている。接続配線41の他端は、配線37Dの途中部に接続されている。配線37Cには、接続配線41の接続点42AとC/V変換回路33Cとの間に、スイッチSCが介在されている。配線37Dには、接続配線41の接続点43とC/V変換回路33Dとの間に、スイッチSDが介在されている。また、接続配線41の途中部には、スイッチS2が介在されている。
接続点40には、接続配線44の一端が接続されている。接続配線44の他端は、接続点42に接続されている。接続配線44の途中部には、C/V変換回路33Eの入力端が接続されている。C/V変換回路33Eの出力端は、ゲインアンプ36の入力端に接続されている。ゲインアンプ36の出力端は、データ処理回路32に接続されている。また、接続配線44には、接続点40とC/V変換回路33Eの接続点45との間および接続点42と接続点45との間に、それぞれスイッチS3,S4が介在されている。
各上電極11には、所定の電圧(たとえば、11V)が印加されている。
X方向の加速度の検出時には、スイッチSA,SBがオンにされるとともに、スイッチS1,S2,S3,S4がオフにされる。このとき、半導体装置1にX方向の加速度が生じ、X方向の加速度による振動が上電極11に生じると、コンデンサC1,C2の静電容量がそれぞれ変化する。コンデンサC1の静電容量の変化に伴い、コンデンサC1の下電極8に接続された配線37Aには、その静電容量変化量に応じた電流が流れる。配線37Aを流れる電流は、C/V変換回路33Aに入力される。C/V変換回路33Aでは、入力電流に応じた電圧信号が生成される。一方、コンデンサC2の静電容量の変化に伴い、コンデンサC2の下電極8に接続された配線37Bには、その静電容量変化量に応じた電流が流れる。配線37Bを流れる電流は、C/V変換回路33Bに入力される。C/V変換回路33Bでは、入力電流に応じた電圧信号が生成される。C/V変換回路33A,33Bで生成された各電圧信号は、差動アンプ34に入力される。差動アンプ34では、C/V変換回路33A,33Bで生成された各電圧信号の差に適当なゲインを乗じることにより差動増幅信号が生成される。こうして生成される差動増幅信号は、X方向の加速度により各コンデンサC1,C2に生じた静電容量変化量の差に対応する。したがって、データ処理回路32では、差動アンプ34から入力される差動増幅信号に基づいて、X方向の加速度(向きおよび大きさ)を求めることができる。
Y方向の加速度の検出時には、スイッチSC,SDがオンにされるとともに、スイッチS1,S2,S3,S4がオフにされる。このとき、半導体装置1にY方向の加速度が生じ、Y方向の加速度による振動が上電極11に生じると、コンデンサC3,C4の静電容量がそれぞれ変化する。コンデンサC3の静電容量の変化に伴い、コンデンサC3の下電極8に接続された配線37Cには、その静電容量変化量に応じた電流が流れる。配線37Cを流れる電流は、C/V変換回路33Cに入力される。C/V変換回路33Cでは、入力電流に応じた電圧信号が生成される。一方、コンデンサC4の静電容量の変化に伴い、コンデンサC4の下電極8に接続された配線37Dには、その静電容量変化量に応じた電流が流れる。配線37Dを流れる電流は、C/V変換回路33Dに入力される。C/V変換回路33Dでは、入力電流に応じた電圧信号が生成される。C/V変換回路33C,33Dで生成された各電圧信号は、差動アンプ35に入力される。差動アンプ35では、C/V変換回路33C,33Dで生成された各電圧信号の差に適当なゲインを乗じることにより差動増幅信号が生成される。こうして生成される差動増幅信号は、Y方向の加速度により各コンデンサC3,C4に生じた静電容量変化量の差に対応する。したがって、データ処理回路32では、差動アンプ35から入力される差動増幅信号に基づいて、Y方向の加速度(向きおよび大きさ)を求めることができる。
Z方向の加速度の検出時には、スイッチSA,SB,SC,SDがオフにされるとともに、スイッチS1,S2,S3,S4がオンにされる。このとき、Z方向の加速度による振動が各上電極11に生じると、各コンデンサC1,C2,C3,C4の静電容量がそれぞれ変化する。これに伴い、配線37A,37B,37C,37Dには、それぞれコンデンサC1,C2,C3,C4の静電容量変化量に応じた電流が流れる。スイッチSA,SBがオフにされ、スイッチS1,S3がオンにされているので、配線37Aを流れる電流は、接続配線38を通り、配線37Bを流れる電流と合流する。そして、各配線37A,37Bを流れる電流は、その合流後、接続配線44を通り、C/V変換回路33Eに入力される。また、スイッチSC,SDがオフにされ、スイッチS2,S4がオンにされているので、配線37Dを流れる電流は、接続配線41を通り、配線37Cを流れる電流と合流する。そして、各配線37C,37Dを流れる電流は、その合流後、接続配線44を通り、C/V変換回路33Eに入力される。すなわち、C/V変換回路33Eには、各配線37A,37B,37C,37Dを流れる電流が合流して入力される。C/V変換回路33Eでは、入力電流に応じた電圧信号が生成される。C/V変換回路33Eで生成された電圧信号は、ゲインアンプ36に入力される。ゲインアンプ36では、C/V変換回路33Eで生成された電圧信号に適当なゲインを乗じることにより増幅信号が生成される。こうして生成される増幅信号は、Z方向の加速度により各コンデンサC1,C2,C3,C4に生じた静電容量変化量の和に対応する。したがって、データ処理回路32では、ゲインアンプ36から入力される増幅信号に基づいて、Z方向の加速度(向きおよび大きさ)を求めることができる。
加速度の検出時には、スイッチSA,SBをオンにするとともに、スイッチS1,S2,S3,S4をオフにした状態、スイッチSC,SDをオンにするとともに、スイッチS1,S2,S3,S4をオフにした状態、スイッチSA,SB,SC,SDをオフにするとともに、スイッチS1,S2,S3,S4をオンにした状態に適当なタイミングで切り換えられることにより、データ処理回路32において、X方向、Y方向およびZ方向の加速度を順次に求めることができる。
一方、圧力の検出時には、スイッチSA,SB,SC,SDがオフにされるとともに、スイッチS1,S2,S3,S4がオンにされる。このとき、各上薄膜7(図1参照)に圧力が入力され、その圧力に応じた振動(撓み)が上電極11に生じると、各コンデンサC1,C2,C3,C4の静電容量がそれぞれ変化する。これに伴い、配線37A,37B,37C,37Dには、それぞれコンデンサC1,C2,C3,C4の静電容量変化量に応じた電流が流れる。スイッチSA,SB,SC,SDがオフにされ、スイッチS1,S2,S3,S4がオンにされているので、Z方向の加速度の検出時と同様に、C/V変換回路33Eに、各配線37A,37B,37C,37Dを流れる電流が合流して入力される。C/V変換回路33Eでは、入力電流に応じた電圧信号が生成される。C/V変換回路33Eで生成された電圧信号は、ゲインアンプ36に入力される。ゲインアンプ36では、C/V変換回路33Eで生成された電圧信号に適当なゲインを乗じることにより増幅信号が生成される。こうして生成される増幅信号は、圧力の入力により各コンデンサC1,C2,C3,C4に生じた静電容量変化量の和に対応する。したがって、データ処理回路32では、ゲインアンプ36から入力される増幅信号に基づいて、上薄膜7に入力された圧力(たとえば、音圧)の大きさを求めることができる。
半導体装置1に加速度/圧力検出回路31およびデータ処理回路32が備えられており、それらの回路が作り込まれた半導体チップを半導体装置1と別に設ける必要がないので、半導体装置1が搭載される機器の構成の簡素化を図ることができる。
図5A〜5Fは、MEMSセンサ5の製造方法を工程順に示す模式的な断面図である。
まず、図5Aに示すように、P−CVD(Plasma Chemical Vapor Deposition:プラズマ化学気相成長)法により、半導体基板2の表面上に、第1SiN層51が形成される。その後、スパッタ法により、第1SiN層51上に、Al膜が形成される。そして、公知のフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術により、そのAl膜がパターニングされる。これにより、第1SiN層51上に、下電極8および第1配線17が形成される。
次に、P−CVD法により、下電極8および第1配線17上を含む第1SiN層51上の全域に、第2SiN層が形成される。そして、図5Bに示すように、公知のフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術により、第1SiN層51および第2SiN層がパターニングされる。これにより、第1SiN層51は、第1下絶縁膜9および第1絶縁層16となり、第2SiN層は、4つの第2下絶縁膜10および第2絶縁層18となる。こうして、第1下絶縁膜9および第2下絶縁膜10によって下電極8を挟み込んだ構造をそれぞれ有する4つの下薄膜6が得られる。ただし、この時点では、第2絶縁層18に、第1配線17の一部を露出させるための開口は形成されていない。
次いで、P−CVD法により、半導体基板2上の全域(第2下絶縁膜10および第2絶縁層18上を含む。)に、SiO(酸化シリコン)が堆積され、公知のフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術により、第2絶縁層18上からSiOが除去される。これにより、図5Cに示すように、第2下絶縁膜10上および第2下絶縁膜10と第2絶縁層18との間から露出する半導体基板2上に、SiOからなる第1犠牲層52が形成される。
第1犠牲層52の形成後、P−CVD法により、半導体基板2上の全域に、SiNが堆積され、公知のフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術により、そのSiNの堆積層がパターニングされる。これにより、図4Dに示すように、第3SiN層53が形成される。SiNの堆積層のエッチングの際に、第2絶縁層18の一部がエッチングされることにより、第2絶縁層18および第3SiN層53には、それらを層厚方向に連続して貫通する開口23が形成される。
次いで、スパッタ法により、半導体基板2上の全域に、Al膜が形成される。そして、公知のフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術により、そのAl膜がパターニングされる。これにより、図5Eに示すように、第3SiN層53上に、上電極11、第2配線20およびパッド22が形成される。
その後、P−CVD法により、半導体基板2上の全域に、第4SiN層が形成される。そして、図5Fに示すように、公知のフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術により、第4SiN層に、孔15、開口24および各上薄膜7間の隙間に対応する溝54が形成される。これにより、第4SiN層は、4つの第2上絶縁膜13および第4絶縁層21となる。そして、多数の孔15および溝54を介して、第3SiN層53がエッチングされることにより、図1に示すように、第3SiN層53に、多数の孔14が形成されるとともに、溝54に連続する溝が形成される。これにより、第3SiN層53は、4つの第1上絶縁膜12および第3絶縁層19となり、第1上絶縁膜12および第2上絶縁膜13によって上電極11を挟み込んだ構造を有する4つの上薄膜7が得られる。
そして、孔14,15からエッチング液(たとえば、ふっ酸)が供給されることにより、第1犠牲層52がエッチングされる。これにより、下薄膜6と上薄膜7との間に空洞が形成され、上薄膜7が下薄膜6との対向方向に振動可能な状態となり、半導体装置1が得られる。
本発明の一実施形態の説明は以上のとおりであるが、本発明は、他の形態で実施することもできる。たとえば、第1下絶縁膜9、第2下絶縁膜10、第1上絶縁膜12、第2上絶縁膜13、第1絶縁層16、第2絶縁層18、第3絶縁層19および第4絶縁層21がSiNからなるとしたが、それらの材料としては、絶縁性を有してればよく、SiOやSiOよりも誘電率の低いLow−k膜材料を採用することもできる。
また、第1犠牲層52がSiOからなるとしたが、第1犠牲層52の材料は、SiOに限らず、第1下絶縁膜9、第2下絶縁膜10、第1上絶縁膜12、第2上絶縁膜13、第1絶縁層16、第2絶縁層18、第3絶縁層19および第4絶縁層21の材料とエッチング選択比を有するものであればよい。たとえば、第1下絶縁膜9、第2下絶縁膜10、第1上絶縁膜12、第2上絶縁膜13、第1絶縁層16、第2絶縁層18、第3絶縁層19および第4絶縁層21がSiOからなる場合、第1犠牲層52の材料としてSiNが採用されてもよい。
さらに、下電極8および上電極11の材料としては、Alに限らず、Auなどの他の金属が用いられてもよい。
また、4つの下薄膜6は、半導体基板2の表面に対して間隔を空けた状態で、振動可能に設けられていてもよい。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
図1は、本発明の一実施形態に係る半導体装置の構造を示す断面図である。 図2は、図1に示す上薄膜の近傍の平面図である。 図3は、図1に示すMEMSセンサが有するコンデンサについて説明するための図解的な斜視図である。 図4は、MEMSセンサを用いた加速度および圧力の検出のための回路構成を示す図である。 図5Aは、半導体装置の製造方法を説明するための模式的な断面図である。 図5Bは、図5Aの次の工程を模式的に示す断面図である。 図5Cは、図5Bの次の工程を模式的に示す断面図である。 図4Dは、図5Cの次の工程を模式的に示す断面図である。 図5Eは、図4Dの次の工程を模式的に示す断面図である。 図5Fは、図5Eの次の工程を模式的に示す断面図である。 図6は、従来の加速度センサの構成を模式的に示す断面図である。
符号の説明
1 半導体装置
2 半導体基板
5 MEMSセンサ
8 下電極(第2電極)
11 上電極(第1電極)
31 加速度/圧力検出回路(加速度検出回路、圧力検出回路)

Claims (3)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板上に設けられたMEMSセンサとを含み、
    前記MEMSセンサは、
    振動可能な複数の第1電極と、
    前記各第1電極に対して間隔を空けて対向配置された、前記第1電極の数と同数の第2電極とを備えている、半導体装置。
  2. 前記第1電極と前記第2電極とからなる各コンデンサの静電容量の変化に基づいて、前記第1電極に作用した加速度を検出する加速度検出回路を含む、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記第1電極と前記第2電極とからなる各コンデンサの静電容量の変化に基づいて、前記第1電極に入力された圧力を検出する圧力検出回路を含む、請求項1または2に記載の半導体装置。
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