JP2009097642A - 歯車装置 - Google Patents

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順宣 金山
Yoshikazu Kuromaru
善和 九郎丸
Yuji Shimamoto
勇二 嶌本
Yasuhiro Kamatani
安浩 鎌谷
Kensaku Nakamura
賢作 中村
Daiki Yamahana
大基 山花
Yuki Bando
勇気 板東
Katsuyuki Oguchi
勝之 大口
Takumi Otsuki
拓巨 大槻
Takehiro Saruwatari
丈博 猿渡
Masayoshi Ashidaka
正善 足高
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Abstract

【課題】低騒音でありながら大トルクを伝達でき、さらに、耐久性が向上された歯車装置を提供すること。
【解決手段】歯車装置は、互いに噛み合う第1の歯車2および第2の歯車3を備えている。第1の歯車2の歯部4は金属製であり、第2の歯車3の歯部6は、樹脂部8と金属部9とを積層して構成されている。樹脂部8の歯面8bは、金属部9の歯面9bよりも突出している。第2の歯車3に対する第1の歯車2の衝突エネルギは、樹脂部8によって吸収される。また、樹脂部8の歯面8bには湾曲凹部13が形成されている。湾曲凹部13は、樹脂部8のピッチ円Cよりも径方向内方に配置されており、湾曲凹部13を設けることで、樹脂部8の歯元部8cに加わる応力が低減されている。
【選択図】図3

Description

この発明は、歯車装置に関するものである。
金属製の歯車装置では、歯面の衝突による騒音(いわゆる歯打ち音)が発生し易いという問題がある。そこで、例えば下記特許文献1では、合成樹脂によって歯部を形成することにより上記騒音の発生を防止することが提案されている。
特開2002−333059号公報
しかしながら、上記特許文献1記載のように合成樹脂によって歯部が形成された歯車装置では、金属製の歯車装置に比べて歯部の強度が低いため、金属製の歯車装置よりも最大伝達トルクが小さくなってしまう。また、合成樹脂によって歯部が形成された歯車装置は、耐久性が低い。
この発明は、かかる背景のもとになされたものであり、低騒音でありながら大トルクを伝達でき、さらに、耐久性が向上された歯車装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明は、互いに噛み合う第1の歯車(2)および第2の歯車(3)を備え、第1の歯車は金属製であり、第2の歯車の少なくとも歯部(6)は、歯厚方向(X1)に樹脂部(8)と金属部(9)とを積層して構成され、上記樹脂部の歯面(8b)が金属部の歯面(9b)よりも突出しており、樹脂部の歯面に湾曲凹部(13)が形成され、この湾曲凹部は、第2の歯車のピッチ円(C)よりも径方向(Y1)内方に配置されていることを特徴とする歯車装置(1)である。
本発明によれば、第2の歯車に対する第1の歯車の衝突エネルギ、または、第1の歯車に対する第2の歯車の衝突エネルギを樹脂部によって吸収することができるので、金属製である第1の歯車の歯面と金属部の歯面との衝突による騒音(いわゆる歯打ち音)の発生を防止することができる。また、金属製である第1の歯車と金属部とを噛み合わせることで、大トルクを伝達することができる。さらに、樹脂部の歯面において大きな応力が加わり易い部分である、第2の歯車のピッチ円よりも径方向内方側の部分に湾曲凹部を形成することで、樹脂部の耐久性を向上させることができる。これにより、歯車装置の耐久性を向上させることができる。
上記湾曲凹部は、第2の歯車の歯部の歯元部(8c)において、樹脂部の歯面に形成されていてもよい(請求項2)。
なお、上記において、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素の参照符号を表すものであるが、これらの参照符号により特許請求の範囲を限定する趣旨ではない。
以下では、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る歯車装置1の正面図である。また、図2は、図1におけるII−II線に沿う歯車装置1の図解的な断面図である。図1および図2を参照して、歯車装置1は、互いに噛み合う第1の歯車2および第2の歯車3を備えている。
第1の歯車2は、外周部に歯部4が形成された環状の平歯車であり、その中心部には、図示しない回転軸が嵌合する嵌合孔5が形成されている。また、第2の歯車3は、外周部に歯部6が形成された環状の平歯車であり、その中心部には、図示しない回転軸が嵌合する嵌合孔7が形成されている。第1の歯車2および第2の歯車3は、中心軸線が互いに平行となるように配置されている。
第1の歯車2の歯部4は例えば鉄等の金属によって形成されている。また、第2の歯車3の歯部6は、合成樹脂と金属とによって形成されている。すなわち、第2の歯車3は、例えばポリアミド等の合成樹脂で形成された環状の樹脂部8と、例えば鉄等の金属で形成された環状の金属部9とによって構成されており、第2の歯車3の歯部6は、樹脂部8の歯部10と金属部9の歯部11とによって構成されている。
樹脂部8および金属部9は、互いに内周形状および外周形状がほぼ等しい環状をなしており、第2の歯車3の歯厚方向X1に積層された状態で互いに固定されている。樹脂部8および金属部9は、同軸的に固定されており、同行回転可能となっている。
図3は、第1の歯車2と第2の歯車3の噛み合い部を図解的に示す拡大図である。図3を参照して、樹脂部8の歯部10は、複数の歯8aを有している(図3においては、歯8aを1つだけ図示している。)。また、金属部9の歯部11は、樹脂部8と同数の歯9aを有している(図3においては、歯9aを1つだけ図示している。)。樹脂部8と金属部9とは、互いの歯8a,9aの位相が一致された状態で互いに固定されている。
第2の歯車3の周方向Z1に関して、樹脂部8の各歯8aの厚みは、金属部9の各歯9aよりも大きくされている。樹脂部8と金属部9とが互いに固定された状態で、樹脂部8の各歯8aの一対の歯面8b,8bは、それぞれ対応する金属部9の歯9aの歯面9bよりも第2の歯車3の周方向Z1に突出している。第2の歯車3の周方向Z1に関する樹脂部8の各歯8aの両端部は、一対の突出部12,12を構成している。
各突出部12の突出量は、樹脂部8の各歯8aの歯先から樹脂部8のピッチ円Cにかけてほぼ一定になっている。また、各突出部12の突出量は、樹脂部8のピッチ円Cから樹脂部8の各歯8aの歯元にかけて徐々に減少している。すなわち、樹脂部8の各歯8aの一対の歯面8b,8bには、それぞれ湾曲凹部13が形成されている。
より具体的には、「第2の歯車のピッチ円」としての樹脂部8のピッチ円Cよりも第2の歯車3の径方向Y1内方側の部分である「第2の歯車の歯部の歯元部」としての樹脂部8の各歯8aの歯元部8cにおいて、湾曲凹部13が形成されている。
第1の歯車2および第2の歯車3の一方に入力された回転は、第1の歯車2の歯部4および樹脂部8の歯部10を介して、または、第1の歯車2の歯部4および金属部9の歯部11を介して他方に伝達されるようになっている。
すなわち、第1の歯車2と第2の歯車3とが順次噛み合っていくときに、第1の歯車2の歯2aの歯面2bは、図3に示すように、対応する樹脂部8の歯8aの歯面8bに当接するようになっており、第1の歯車2および第2の歯車3の一方に入力されたトルクが小さい場合には、第1の歯車2の歯2aの歯面2bと対応する樹脂部8の歯8aの歯面8bとを介して、第1の歯車2および第2の歯車3の一方から他方に回転が伝達される。
一方、第1の歯車2および第2の歯車3の一方に入力されたトルクが大きい場合には、樹脂部8の歯8aがこれに噛み合う第1の歯車2の歯2aに押されることによって弾性的に撓み、第1の歯車2の歯2aの歯面2bが対応する金属部9の歯9aの歯面9bに当接して、第1の歯車2の歯2aの歯面2bと対応する金属部9の歯9aの歯面9bとを介して、第1の歯車2および第2の歯車3の一方から他方に回転が伝達される。
本実施形態では、第1の歯車2の歯部4と第2の歯車3の歯部6とが順次噛み合っていくときに、第1の歯車2の歯2aが樹脂部8の歯8aに当接するようになっており、第2の歯車3に対する第1の歯車2の衝突エネルギ、または、第1の歯車2に対する第2の歯車3の衝突エネルギが樹脂部8によって吸収されるようになっているので、金属製である第1の歯車2の歯面2bと金属部9の歯面9bとの衝突による騒音(いわゆる歯打ち音)の発生が防止されている。また、第1の歯車2および第2の歯車3の一方に大トルクが入力された場合であっても、樹脂部8を弾性的に撓ませて第1の歯車2と金属部9とを噛み合わせることができるので、当該大トルクを他方に確実に伝達することができる。
さらに、樹脂部8の各歯8aにおいて大きな応力が加わり易い歯元部8cに一対の湾曲凹部13,13が形成されているので、樹脂部8の耐久性が向上されている。具体的には、図3において破線で示すように、各突出部12の突出量が歯先から歯元にかけて一定である場合、第1の歯車2および第2の歯車3の一方に大トルクが入力され第1の歯車2の歯部4と第2の歯車3の歯部6とが順次噛み合っていくときに、第1の歯車2の歯2aの歯先が樹脂部8の歯8aの歯元に大きく食い込んでしまう。
一方、本実施形態では、樹脂部8の各歯8aの歯元部8cに一対の湾曲凹部13,13を形成することにより各歯8aの歯元を逃がしているので、樹脂部8の各歯8aの歯元部8cに対する第1の歯車2の食い込み量が低減されている。したがって、樹脂部8の各歯8aの歯元部8cに加わる応力が低減されており、これによって、樹脂部8の各歯8aの歯元部8cの耐久性が向上されている。また、樹脂部8の耐久性を向上できる結果、歯車装置1の耐久性を向上させることができる。
この発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。例えば、上述の実施形態では、第1の歯車2および第2の歯車3が、外歯の一対の平歯車である場合について説明したが、これに限らず、外歯の一対のはすば歯車や、外歯の一対のやまば歯車を第1の歯車2および第2の歯車3として用いてもよい。また、互いに噛み合う内歯車および外歯車や、互いに噛み合うラックおよびピニオンを第1の歯車2および第2の歯車3として用いてもよい。さらに、中心軸線が互いに交差するように配置された一対のかさ歯車や、中心軸線が平行でもなく、交わりもしないウォームおよびウォームホイールを第1の歯車2および第2の歯車3として用いてもよい。
また、上述の実施形態では、樹脂部8および金属部9がそれぞれ1つずつ設けられている場合について説明したが、樹脂部8の数および金属部9の数はこれに限られない。すなわち、図4(a)に示すように、樹脂部8が一対設けられ、この一対の樹脂部8,8の間に金属部9が配置されていてもよいし、図4(b)に示すように、金属部9が一対設けられ、この一対の金属部9,9の間に樹脂部8が配置されていてもよい。
また、上述の実施形態では、第2の歯車2の全体が樹脂部8および金属部9によって構成されている場合について説明したが、第2の歯車2は、少なくとも歯部6が樹脂部および金属部によって構成されていればよい。具体的には、例えば、第2の歯車2の歯部6以外の部分が鉄などの金属によって形成され、歯部6が樹脂部と金属部とによって構成されていてもよい。
また、上述の実施形態では、湾曲凹部13が、樹脂部8のピッチ円Cよりも第2の歯車3の径方向Y1内方側に配置されている場合について説明したが、湾曲凹部13は、金属部9のピッチ円よりも第2の歯車3の径方向Y1内方側に配置されていてもよい。
本発明の一実施形態に係る歯車装置の正面図である。 図1におけるII−II線に沿う歯車装置の図解的な断面図である。 第1の歯車と第2の歯車の噛み合い部を図解的に示す拡大図である。 第2の歯車の他の形態を示す図解的な断面図である。
符号の説明
1・・・歯車装置、2・・・第1の歯車、3・・・第2の歯車、6・・・歯部、8・・・樹脂部、8b・・・歯面(樹脂部の歯面)、8c・・・歯元部、9・・・金属部、9b・・・歯面(金属部の歯面)、13・・・湾曲凹部、C・・・ピッチ円、X1・・・歯厚方向、Y1・・・径方向

Claims (2)

  1. 互いに噛み合う第1の歯車および第2の歯車を備え、
    第1の歯車は金属製であり、
    第2の歯車の少なくとも歯部は、歯厚方向に樹脂部と金属部とを積層して構成され、
    上記樹脂部の歯面が金属部の歯面よりも突出しており、
    樹脂部の歯面に湾曲凹部が形成され、この湾曲凹部は、第2の歯車のピッチ円よりも径方向内方に配置されていることを特徴とする歯車装置。
  2. 請求項1において、湾曲凹部は、第2の歯車の歯部の歯元部において、樹脂部の歯面に形成されていることを特徴とする歯車装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013127282A (ja) * 2011-12-19 2013-06-27 Shin Kobe Electric Mach Co Ltd 樹脂製歯車

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