JP2009096310A - 駐車支援装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示装置の表示と実際の風景とが一致して違和感のない駐車支援装置を提供する。
【解決手段】自車両の周囲を撮像するカメラ1と、目的とする駐車位置を検出する駐車位置検出部5と、検出手段で検出された駐車位置に対する停止目標位置を演算する停止目標位置演算部7と、停止目標位置演算部で演算された停止目標位置を含む所定位置にレーザー光を照射する高輝度レーザー11と、カメラにより撮像された、レーザー光を含む画像を表示するモニタ3とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、駐車支援装置に関するものである。
自車両を駐車スペースへ駐車させるため、表示装置に表示された自車両の前方画像上に、演算により求められた初期停止位置、誘導進路及び予想進路のマーキングを合成表示するものが提案されている(特許文献1)。
特開2004−306814号公報
しかしながら、この種の駐車支援装置は、表示装置の表示と実際の風景とが一致せず、違和感が生じるという問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、表示装置の表示と実際の風景とが一致して違和感のない駐車支援装置を提供することである。
本発明は、以下の解決手段によって上記課題を解決する。
すなわち、本発明は、自車両の周囲を撮像する撮像手段と、目的とする駐車位置を検出する駐車位置検出手段と、駐車位置検出手段で検出された駐車位置に対する停止目標位置を演算する停止目標位置演算手段とを備える。
また、停止目標位置演算手段で演算された停止目標位置を含む所定位置に可視光を照射する照射手段と、撮像手段により撮像された、可視光を含む画像を表示する表示手段とを備える。
本発明によれば、表示装置による表示と実際の風景とが一致するので違和感を解消することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
《第1実施形態》
図1は、本発明に係る駐車支援装置の第1実施形態を示すブロック図である。本実施形態の駐車支援装置は、自車両の周囲の風景を撮像するカメラ1と、このカメラ1により撮像された風景画像を表示するモニタ3と、車両に装着された車速センサ8および操舵角センサ9と、停止目標位置を含む所定位置にレーザー光を照射する高輝度レーザー装置11と、この高輝度レーザー装置11の向きを変更する駆動部12と、コンピュータ15と、駐車支援動作を行うための駐車支援スイッチ16とを備える。
図2は、本実施形態に係るカメラ1と高輝度レーザー装置11の取り付け位置を示す車両全体の斜視図である。カメラ1は、図2に示すようにフロントウィンド上部、左右のドアミラーおよびトランクリッド部分といった車両の四方に装着され、自車両の周囲全体の風景を撮像することができる。このカメラ1が本発明に係る撮像手段に相当する。
これらのカメラ1により撮像された画像は、画像処理部2にて所定の処理が施されたのち、車室内に設けられたモニタ3に表示されるとともに、駐車位置検出部5に送出される。本例では、複数のカメラ1により撮像された自車両の前後左右の画像を、画像処理部2でつなぎ合わせるとともに視点変換処理し、たとえば図4Cに示すような、自車両を車両上方から眺めた画像を生成してモニタ3に表示する。
なお、カメラ1にステレオカメラを用い、奥行き方向の情報を取得することで、駐車位置の検出精度や停止目標位置の演算精度を高めることもできる。また、一つのカメラ1による過去の撮像画像を記憶しておき、これらをつなぎ合わせることで自車両を中心とする前後左右の画像を表示することもできる。
モニタ3は、液晶ディスプレイなどで構成することができ、車室内のインストルメントパネル廻りなど、運転者が視認し易い適宜位置に設けられている。なお、モニタ3をヘッドアップディスプレイ(HUD)で構成することもできる。このモニタ3やヘッドアップディスプレイが本発明に係る表示手段に相当する。
車両仕様記憶部4には、自車両の車両長、車両幅および最小回転半径などの諸情報が記憶されており、駐車位置の検出や停止目標位置の演算の際にこれら自車両情報が用いられる。
駐車位置検出部5は、目的とする駐車位置を検出するものであり、上述した画像処理部2で処理された自車両周囲の風景画像と、車両仕様記憶部4に記憶された自車両の車両長及び車両幅のデータを取り込み、自車両が駐車可能な駐車位置を検出する。この駐車位置検出部5が本発明の駐車位置検出手段に相当する。
駐車位置検出部5による駐車位置の検出は、画像処理部2から送出される風景画像の中から駐車スペースを示す白線をエッジ処理などの手法を用い、検出された1又は複数の白線と、車両仕様記憶部4に記憶された自車両の車両長及び車両幅とを比較する。そして、スペース的に駐車可能な駐車位置かどうかを判断し、駐車可能な位置が検出されたら、駐車位置を示すマークをモニタ3上に表示し、これを運転者が操作スイッチで選択することで目的とする駐車位置を決定する。また、駐車可能な位置が複数検出された場合には、それぞれの駐車位置にマークを表示するか、或いは一つのマークを移動可能にして運転者が当該マークを移動させることで目的とする駐車位置を決定する。なお、運転者が選択した駐車位置はメモリ6に記憶され、後述する停止目標位置を演算する際に停止目標位置演算部7へ送出される。
自車両位置検出部10は、車速センサ8からの車速情報と操舵角センサ9からの操舵角情報とに基づいて自車両の位置を検出する。この自車両位置検出部10により検出される自車両位置は、ある特定位置に対する相対位置として算出される。本例では、メモリ6に記憶された駐車位置に対する自車両の相対位置または停止目標位置演算部7で演算された停止目標位置に対する自車両の相対位置を検出する。そして、自車両位置検出部10で検出された自車両位置は停止目標位置演算部7と照射制御部13へ送出される。この自車両位置検出部10が本発明に係る自車両位置検出手段に相当する。
停止目標位置演算部7は、メモリ6に記憶された駐車位置に対する停止目標位置を演算するもので、車両仕様記憶部4に記憶された自車両の車両長、車両幅および最小回転半径などの諸情報に基づいて停止目標位置を演算する。この停止目標位置演算部7が本発明に係る停止目標位置演算手段に相当する。
ここでいう停止目標位置とは、決定された駐車位置に対し、たとえば最も簡単な運転操作で駐車できる軌跡の初期位置であり、本例では車両の後退と1回のハンドル操作で駐車できる初期位置を停止目標位置とする。
たとえば、図5Aに示す車両501を駐車位置502に駐車させる場合、車両501を一旦車両503の位置に前進して移動させ、ここでハンドルを切り返して車両を後退させるのが一般的な駐車方法である。このとき、車両503の停止位置をどの位置にするかによって、うまく駐車できるかどうかが決まることが少なくないので、この車両503の停止位置を停止目標位置とする。なお、本例における停止目標位置は、厳密には図5Aの車両503の右前輪部分の路面である。
図1に戻り、本実施形態の車両には高輝度のレーザー光を照射する高輝度レーザー装置11が設けられている。本例の高輝度レーザー装置11は、図2に示すようにフロントグリルの中央に、その照射方向が上下および左右に変更できる駆動部12とともに設けられている。この駆動部12は、高輝度レーザー装置11を支持して車両に装着するとともに、照射制御部13からの指令信号に基づいてアクチュエータ等により高輝度レーザー装置11の首振り動作を行う。
照射制御部13は、高輝度レーザー装置11の駆動部12を制御してレーザー光の照射位置を制御するものであり、停止目標位置演算部7で演算された停止目標位置の位置情報に基づいて駆動部12を制御する。この際、自車両は駐車運転により移動することから、自車両位置検出部10からの自車両位置の位置情報も取り込み、上記停止目標位置を自車両位置で変換しながら、自車両が移動しても一定の停止目標位置にレーザー光を照射するように駆動部12に指令信号を送出する。
なお、高輝度レーザー装置11を用いると昼夜を問わず照射光の視認が容易であるが、本実施形態の駐車支援装置の光源は、可視光線を照射するものであれば使用することができる。また、レーザー装置11などの光源を既存のヘッドランプモジュールやリヤコンビランプモジュールに組み込むこともできる。これら高輝度レーザー装置11,駆動部12および照射制御部13が本発明に係る照射手段に相当する。
次に本実施形態の駐車支援装置の制御フローを説明する。
図3は、本実施形態に係る駐車支援装置の制御フローを示すフローチャートである。また、図4A,図5Aおよび図6Aは、本実施形態に係る駐車支援装置により駐車する際の自車両の動作を上方から示す平面図、図4B,図5Bおよび図6Bは、図4A,図5Aおよび図6Aのそれぞれの状態における運転席から見た風景を示す図、図4C,図5Cおよび図6Cは、図4A,図5Aおよび図6Aのそれぞれの状態におけるモニタ3の表示状態を示す図である。
まず、ステップS301にて駐車支援スイッチ16がONされたことを確認したら、ステップS302へ進み、カメラ1により自車両周囲の風景を撮像する。この状態を図4Aに示す。
次のステップS303〜S304では、カメラ1で撮像された画像を画像処理部2へ送出し、ここで自車両の前後左右の画像をつなぎ合わせるとともに視点変換処理し、図4Cに示すように、自車両を車両上方から眺めた画像を生成してモニタ3に表示する。
次のステップS305では、高輝度レーザー装置11によるレーザー照射が行われているかどうかを判断する。1回目のルーチンではレーザー照射が行われていないので、ステップS306へ進む。
ステップS306では、ステップS302で取得した自車両周囲の風景画像を画像処理部2から駐車位置検出部5へ送出し、この駐車位置検出部5へ車両仕様記憶部4に記憶された自車両の車両長及び車両幅のデータを取り込んで、自車両が駐車可能な駐車位置を検出する。運転者によって選択および決定された駐車位置は、ステップS307にてメモリ6に保存される。
次のステップS308では、メモリ6に記憶された駐車位置と、車両仕様記憶部4に記憶された自車両の車両長、車両幅および最小回転半径などの諸情報を停止目標位置演算部7へ取り込み、駐車位置に対し、自車両の諸寸法や最小回転半径などから最適な停止目標位置を演算する。
次のステップS309では、停止目標位置演算部7で演算された停止目標位置の路面へレーザー光を照射するように駆動部12に制御信号を送出し、高輝度レーザー装置11の照射方向を適切な方向に設定する。そして、ステップS310にて高輝度レーザー装置11を作動させ、レーザー光を停止目標位置の路面へ照射する。
この状態を図5A〜図5Cに示す。図5Aにおいて、符号501で示す車両が現在の車両位置、符号604で示す印がレーザー光によるスポットマーク、符号503で示す車両が停止目標位置へ移動した場合の車両をそれぞれ示す。また、図5Bに示すように、運転席からはレーザー光によるスポットマーク604が視認することができる。
図3のステップS310へ戻り、レーザー光の照射を開始したら、ステップS301へ戻り、駐車支援スイッチ16のONを確認したうえで、カメラ1により自車両周囲の風景を撮像する。そして、ステップS303〜S304では、カメラ1で撮像された画像を画像処理部2へ送出し、ここで自車両の前後左右の画像をつなぎ合わせるとともに視点変換処理し、図5Cに示すように、自車両を車両上方から眺めた画像を生成してモニタ3に表示する。
この状態ではレーザー光によるスポットマーク604が周囲の風景とともにカメラ1によって撮像され、撮像画像として、図5Cに示すようにスポットマーク604を含む平面画像がモニタ3に表示されることになる。したがって、運転者が図5Bのように運転席から実際の風景を見たり、または図5Cのようにモニタ3を見たりして視線を換えたとしても、停止目標位置となるスポットマーク604自体が実際の路面に照射されたものであることから、違和感が生じるといった問題が解消される。
すなわち、モニタに表示された自車両の前方画像上に、目標停止位置や誘導進路などのマーキングを合成表示するといった従来の駐車支援装置では、モニタに表示されたマーキングを含む前方画像は実際の風景と一致しない。したがって、運転者がモニタと実際の前方風景との間で視線を換えると違和感が生じることがあるが、本実施形態の駐車支援装置では、運転者が視認する実際の風景もモニタ3に表示される画像も同じ位置にスポットマーク604が存在するので、こうした違和感を解消することができる。
図3のステップS305に戻り、今度はレーザー光の照射が既に行われているので、ステップS311へ進み、メモリ6から駐車位置の位置情報を停止目標位置演算部7へ読み出す。ここで、駐車位置に変更はないものの自車両が移動していることから、ステップS312にて自車両の車速および操舵角を車速センサ8および操舵角センサ9から自車両位置検出部10へ読み出し、ここで前回処理からの移動距離と方向を推定する。
次のステップS313では、メモリ6に記憶された駐車位置と、自車両位置検出部10で検出された前回処理からの移動距離および方向(または現在の自車両位置)とを停止目標位置演算部7へ読み出し、改めて停止目標位置を演算する。
そして、ステップS314にて、演算された停止目標位置の路面へレーザー光が照射されるように照射制御部13から駆動部12に制御信号を送出し、高輝度レーザー装置11の照射方向を変更する。この状態を図6A〜図6Cに示す。図6Aでは、符号501で示す車両が図5Aに示す車両501よりも前進しているが、符号503で示す停止目標位置にある車両およびスポットマーク604は移動していない。
以上の操作を、自車両が停止目標位置へ到達するまで繰り返し、自車両が停止目標位置に到着したか否かをステップS315にて判断し、到着している場合はステップS316にて高輝度レーザー装置11をOFFし、照射を終了する。なお、自車両が停止目標位置に到着した状態とは、右前輪がスポットマーク604を踏んだ状態であることを、たとえば車両の取扱説明書などによって運転者に予め知らせておく。
レーザー光の照射を終了したら、所定のハンドル操作によって自車両を後退させながら駐車位置502に入れる。
このように、本実施形態の駐車支援装置によれば、駐車操作にとって重要な位置とされる停止目標位置を、実際の路面にレーザー光等の可視光線を照射することで運転者に示すので、運転者は距離感を掴みやすくなって、停止目標位置に自車両を容易に停止させることができる。
また、停止目標位置にレーザー光等の可視光線を照射させるにあたり、自車両の移動にともなってレーザー光の照射方向も変更するので、常に一定の停止目標位置の路面を照射することができる。
さらに、レーザー光が照射された状態の停止目標位置の路面を、カメラ1で撮像してレーザー光を含む画像をモニタ3に表示するので、実際の風景とモニタ3に表示される画像が一致し、運転者に違和感を生じさせることがなくなる。
《第2実施形態》
図7は、本発明に係る駐車支援装置の第2実施形態を示すブロック図、図8Aは、本実施形態に係る高輝度レーザー装置の取り付け位置を示す車両前面の斜視図、図8Bは、図8Aの高輝度レーザー装置の配光を示す平面図である。
上述した第1実施形態に係る高輝度レーザー装置11は、1つのレーザー装置11を駆動部12により、その照射方向を可変とした。これに対し、本実施形態では、照射方向が異なる複数のレーザー装置11a,11b,…11mを設け、停止目標位置に応じた照射方向のレーザー装置11mを切り替える。
すなわち、図7に示すように、本実施形態に係る駐車支援装置は複数のレーザー装置11a,11b,…11mを備え、切替部14によってレーザー光を照射するレーザー装置11a,11b,…11mを選択的に切り替える。
複数のレーザー装置11a,11b,…11mは、たとえば図8Aに示すようにフロントグリルの全面にわたって設けられ、各レーザー装置11a,11b,…11mの照射位置は、図8Bに示すように自車両の前方領域をほぼ網羅するように照射方向が設定されている。
図7において、その他の構成は第1実施形態と同じであるため、同一の符号を付してここに援用する。
次に本実施形態の駐車支援装置の制御フローを説明する。
図9は、本実施形態に係る駐車支援装置の制御フローを示すフローチャートである。
まず、ステップS901にて駐車支援スイッチ16がONされたことを確認したら、ステップS902へ進み、カメラ1により自車両周囲の風景を撮像する。
次のステップS903〜S904では、カメラ1で撮像された画像を画像処理部2へ送出し、ここで自車両の前後左右の画像をつなぎ合わせるとともに視点変換処理し、自車両を車両上方から眺めた画像を生成してモニタ3に表示する。
次のステップS905では、高輝度レーザー装置11によるレーザー照射が行われているかどうかを判断する。1回目のルーチンではレーザー照射が行われていないので、ステップS906へ進む。
ステップS906では、ステップS902で取得した自車両周囲の風景画像を画像処理部2から駐車位置検出部5へ送出し、この駐車位置検出部5へ車両仕様記憶部4に記憶された自車両の車両長及び車両幅のデータを取り込んで、自車両が駐車可能な駐車位置を検出する。運転者によって選択および決定された駐車位置は、ステップS907にてメモリ6に保存される。
次のステップS908では、メモリ6に記憶された駐車位置と、車両仕様記憶部4に記憶された自車両の車両長、車両幅および最小回転半径などの諸情報を停止目標位置演算部7へ取り込み、駐車位置に対し、自車両の諸寸法や最小回転半径などから最適な停止目標位置を演算する。
次のステップS909では、停止目標位置演算部7で演算された停止目標位置の路面へレーザー光を照射するレーザー装置11mを選択するように切替部14に制御信号を送出し、適切な高輝度レーザー装置11mを一つ選択する。そして、ステップS910にて選択された高輝度レーザー装置11mを作動させ、レーザー光を停止目標位置の路面へ照射する。
次にステップS910でレーザー光の照射を開始したら、ステップS901へ戻り、駐車支援スイッチ16のONを確認したうえで、カメラ1により自車両周囲の風景を撮像する。そして、ステップS903〜S904では、カメラ1で撮像された画像を画像処理部2へ送出し、ここで自車両の前後左右の画像をつなぎ合わせるとともに視点変換処理し、自車両を車両上方から眺めた画像を生成してモニタ3に表示する。
この状態ではレーザー光によるスポットマークが周囲の風景とともにカメラ1によって撮像され、撮像画像としてスポットマークを含む平面画像がモニタ3に表示されることになる。したがって、運転者が運転席から実際の風景を見たり、またはモニタ3を見たりして視線を換えたとしても、停止目標位置となるスポットマーク自体が実際の路面に照射されたものであることから、違和感が生じるといった問題が解消される。
ステップS905において、今度はレーザー光の照射が既に行われているので、ステップS911へ進み、メモリ6から駐車位置の位置情報を停止目標位置演算部7へ読み出す。ここで、駐車位置に変更はないものの自車両が移動していることから、ステップS912にて自車両の車速および操舵角を車速センサ8および操舵角センサ9から自車両位置検出部10へ読み出し、ここで前回処理からの移動距離と方向を推定する。
次のステップS913では、メモリ6に記憶された駐車位置と、自車両位置検出部10で検出された前回処理からの移動距離および方向(または現在の自車両位置)とを停止目標位置演算部7へ読み出し、改めて停止目標位置を演算する。
そして、ステップS914にて、演算された停止目標位置の路面へレーザー光が照射されるように照射制御部13から切替部14に制御信号を送出し、高輝度レーザー装置11mを選択する。
以上の操作を、自車両が停止目標位置へ到達するまで繰り返し、自車両が停止目標位置に到着したか否かをステップS915にて判断し、到着している場合はステップS916にて高輝度レーザー装置11mをOFFし、照射を終了する。
レーザー光の照射を終了したら、所定のハンドル操作によって自車両を後退させながら駐車位置に入れる。
本実施形態の駐車支援装置においても、駐車操作にとって重要な位置とされる停止目標位置を、実際の路面にレーザー光等の可視光線を照射することで運転者に示すので、運転者は距離感を掴みやすくなって、停止目標位置に自車両を容易に停止させることができる。
また、停止目標位置にレーザー光等の可視光線を照射させるにあたり、自車両の移動にともなって照射方向が適切なレーザー光を選択するので、常に一定の停止目標位置の路面を照射することができる。
さらに、レーザー光が照射された状態の停止目標位置の路面を、カメラ1で撮像してレーザー光を含む画像をモニタ3に表示するので、実際の風景とモニタ3に表示される画像が一致し、運転者に違和感を生じさせることがなくなる。
また、第1実施形態に比べると駆動部12がないので、故障が少なくなることが期待でき、部品の信頼性が高くなる。
《第3実施形態》
図10A及び図11Aは、本発明の第3実施形態に係る駐車支援装置により駐車する際の自車両の動作を上方から示す平面図、図10B及び図11Bは、図10A及び図11Aそれぞれの状態における運転席から見た風景を示す図、図10C及び図11Cは、図10A及び図11Aそれぞれの状態におけるモニタの表示状態を示す図である。
なお、本実施形態に係る駐車支援装置の構成及び制御フローは、上述した第1実施形態または第2実施形態と同じであるため、ここに援用する。
上述した第1及び第2実施形態では、停止目標位置演算部7により演算された停止目標位置の路面そのものにレーザー光を照射し、自車両の右前輪がレーザー光によるスポットマーク604(図5A,図6A参照)を踏んだときに自車両が停止目標位置に到達したこととした。
これに対し本実施形態では、停止目標位置演算部7により演算された停止目標位置の路面の少し遠方位置の路面にレーザー光を照射する。
すなわち本実施形態では、レーザー装置11によって照射する路面位置を、自車両と停止目標位置とを結ぶ直線上であって、停止目標位置より所定距離だけ遠方の位置とする。たとえば、図10A〜図10Cに示す状態でレーザー光の照射を開始し、図11A〜図11Cに示すように自車両501が停止目標位置に到着したとき、図11Bのように運転者は運転席からスポットマーク604が視認できる路面にレーザー光を照射する。このレーザー光の照射位置は、たとえば運転席から見たときのスポットマーク604がちょうど視線から消える位置として、車両の取扱説明書によって運転者に予め知らせておく。
上述した第1及び第2実施形態では、自車両が停止目標位置の直前まで来るとレーザー光によるスポットマーク604が視界から消え、モニタ3には表示されるものの、実際の視界による停止位置の微調整は難しい。しかしながら、本実施形態のようにレーザー光によるスポットマーク604を停止目標位置に対し遠方に設定することで、自車両が停止目標位置に到着するまで実際の視界でスポットマーク604を捉えることができ、停止位置の微調整が容易になる。
なお、以上説明した第1乃至第3実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。
たとえば、上記実施形態の停止目標位置は、車両の後退と1回のハンドル操作で目的の駐車位置に駐車できる初期位置を設定したが、この停止目標位置は、他の条件の運転操作で駐車できる初期位置とすることもできる。
また、上記実施形態の停止目標位置は、後退する前の初期停止位置としてここにレーザー光によるスポットマークを照射したが、高輝度レーザー装置11などの光源を車両の後部、たとえばリヤコンビランプ廻りに取り付け、後退時の停止目標位置の路面にレーザー光によるスポットマークを照射することもできる。こうすると、駐車スペースに対し自車両を正確に駐車させることができる。
本発明に係る駐車支援装置の第1実施形態を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係るカメラと高輝度レーザーの取り付け位置を示す車両全体の斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る駐車支援装置の制御フローを示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る駐車支援装置により駐車する際の自車両の動作(その1)を上方から示す平面図である。 図4Aの状態における運転席から見た風景を示す図である。 図4Aの状態におけるモニタの表示状態を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る駐車支援装置により駐車する際の自車両の動作(その2)を上方から示す平面図である。 図5Aの状態における運転席から見た風景を示す図である。 図5Aの状態におけるモニタの表示状態を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る駐車支援装置により駐車する際の自車両の動作(その3)を上方から示す平面図である。 図6Aの状態における運転席から見た風景を示す図である。 図6Aの状態におけるモニタの表示状態を示す図である。 本発明に係る駐車支援装置の第2実施形態を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る高輝度レーザーの取り付け位置を示す車両前面の斜視図である。 図8Aの高輝度レーザーの配光を示す平面図である。 本発明の第2実施形態に係る駐車支援装置の制御フローを示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係る駐車支援装置により駐車する際の自車両の動作(その1)を上方から示す平面図である。 図10Aの状態における運転席から見た風景を示す図である。 図10Aの状態におけるモニタの表示を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る駐車支援装置により駐車する際の自車両の動作(その2)を上方から示す平面図である。 図11Aの状態における運転席から見た風景を示す図である。 図11Aの状態におけるモニタの表示を示す図である。
符号の説明
1…カメラ(撮像手段)
2…画像処理部
3…モニタ/ヘッドアップディスプレイ(表示手段)
4…車両仕様記憶部
5…駐車位置検出部(駐車位置検出手段)
6…メモリ
7…停止目標位置演算部(停止目標位置演算手段)
8…車速センサ
9…操舵角センサ
10…自車両位置検出部(自車両位置検出手段)
11…高輝度レーザー(照射手段,光源)
12…駆動部(照射手段)
13…照射制御部(照射手段)
14…切替部(照射手段)
15…コンピュータ
16…駐車支援スイッチ

Claims (5)

  1. 自車両の周囲を撮像する撮像手段と、
    目的とする駐車位置を検出する駐車位置検出手段と、
    前記駐車位置検出手段で検出された駐車位置に対する停止目標位置を演算する停止目標位置演算手段と、
    前記停止目標位置演算手段で演算された停止目標位置を含む所定位置に可視光を照射する照射手段と、
    前記撮像手段により撮像された、前記可視光を含む画像を表示する表示手段と、を備えることを特徴とする駐車支援装置。
  2. 請求項1記載の駐車支援装置において、
    前記自車両の位置を検出する自車両位置検出手段をさらに備え、
    前記照射手段は、
    前記可視光を照射する光源と、
    当該光源からの可視光の照射位置を変更する駆動部と、
    前記自車両位置検出手段により検出された自車両位置と前記停止目標位置演算手段で演算された停止目標位置に基づいて、前記自車両位置の移動にともなう前記可視光の照射方向を変更するように前記駆動部を制御する照射制御部とを含むことを特徴とする駐車支援装置。
  3. 請求項1記載の駐車支援装置において、
    前記自車両の位置を検出する自車両位置検出手段をさらに備え、
    前記照射手段は、
    前記可視光の照射方向が異なる複数の光源と、
    前記複数の光源を切り替える切替部と、
    前記自車両位置検出手段により検出された自車両位置と前記停止目標位置演算手段で演算された停止目標位置に基づいて、前記自車両位置の移動にともなう前記可視光の照射方向を変更するように前記切替部を制御する照射制御部とを含むことを特徴とする駐車支援装置。
  4. 請求項2又は3記載の駐車支援装置において、
    前記光源は、高輝度レーザー光源であることを特徴とする駐車支援装置。
  5. 請求項1〜4の何れか一項に記載の駐車支援装置において、
    前記可視光を照射する所定位置は、前記自車両と前記停止目標位置とを結ぶ直線上であって、前記停止目標位置より遠方位置であることを特徴とする駐車支援装置。
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