JP2009095930A - 研磨機及びカラーフィルタ用研磨機 - Google Patents

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Abstract

【課題】カラーフィルタ基板用の研磨機において、基板のサイズが大面積になっても、縦横どちらのストライプパターンであっても、基板全面を均一に研磨できる研磨機を提供する。
【解決手段】水平な長尺状の架台30上に、カラーフィルタ1を載置固定する定盤10と、定盤を投入側と搬出側との間で移動可能にする搬送機構39と、2台1組のロール状研磨工具20を水平方向の傾き角が基板移動方向に対し30°以上90°未満でかつ互いに線対称となる角度で配置した研磨部29とを少なくとも設け、研磨工具をその下面が定盤の移動方向と反対となる方向に50〜600rpmで回転させた状態の研磨部に定盤を通過させることによりカラーフィルタ表面を研磨するカラーフィルタ用研磨機。
【選択図】図1

Description

本発明は、板状基板表面の研磨機、特にガラス等の基板上に形成された液晶表示装置用カラーフィルタの着色層を研磨するのに使用する研磨機に関する。
液晶表示装置用カラーフィルタは、一般に、ガラス基板上に設けられた開口部を有するブラックマトリックス上に着色層が形成されたものであるが、着色層の周縁部はブラックマトリックス端部に重ねた状態で形成されている。
このブラックマトリックスが、例えば、樹脂ブラックマトリックスのように膜厚が厚い場合、着色層の周縁部がブラックマトリックス端部上で突起となる。この突起は、カラーフィルタの表面を凹凸のあるものとし、平坦性を悪化させる。このような突起のある、表面の平坦性が悪化したカラーフィルタを液晶表示装置に用いると、突起の影響によって液晶分子の配向が乱され、画像の表示ムラなど表示品質を低下させることになる。
多くの場合、カラーフィルタ表面への研磨によって、突起を除去し、同時に、例えば、着色層上、及びガラス基板の周縁部に残存しているフォトレジストの残渣も取り除き、後工程、例えば、透明導電膜の成膜における透明導電膜の密着性にとって、或いは、周縁部を対向基板とのシール部とする際におけるシール剤の密着性にとって好ましいものとしている。
従来主流の研磨方法は、以下のとおりである。上定盤の下面にカラーフィルタの着色層面が下向きになるようにガラス基板(以下、カラーフィルタ基板と記す)を貼り付ける。このときカラーフィルタ基板と上定盤の間には、バッキング材をキズ防止、研磨ムラ防止、及び吸着性向上の為に使用し、また研磨処理中のカラーフィルタ基板が外れてしまうのを防止する為にテンプレート枠をカラーフィルタ基板の周囲に取り付ける場合がある。下定盤には研磨クロスを貼り、上定盤と下定盤を回転させながら加圧し、研磨液を研磨クロス上に滴下しつつ研磨処理を行う。
この場合、上定盤の上部からは設定した研磨圧力をかけられるようになっており、上定盤、下定盤ともにそれぞれの軸を中心にした自転をする機能を有している。また、上定盤は回転しながら、左右への揺動も行えるような構造となっている。
しかしながら、カラーフィルタ基板のサイズが、大サイズ化するのに伴い、カラーフィルタ基板の中心部からコーナーまでの対角距離が長くなり、カラーフィルタ基板の中心部とコーナー部で定盤回転による周速に差が出てしまい、すなわち、回転中心からコーナー方向に離れるに従い周速が早くなり、この周速差がガラス基板内での研磨品質のバラツキとなるために、この研磨方法では、均一な研磨をすることは益々困難なものとなってきた。
このような問題を解決するために、カラーフィルタ基板を回転して研磨する際に発生する周速差をなくし、ガラス基板が大面積であっても、ガラス基板の全面においてカラーフィルタ表面を均一に研磨することのできる液晶表示装置用カラーフィルタの研磨方法が提案されている。
その方法として、カラーフィルタ基板と水平にロール状の研磨工具(以下研磨用ロールと記す)を設置するものがあり、例えば、水平に研磨用ロールを設置し、研磨用ロールの
下面にカラーフィルタの着色層面が上向きになるようにカラーフィルタ基板を研磨ラインに投入する。このときカラーフィルタ基板と研磨用ロールの間には、純水等を供給しつつ、搬送するカラーフィルタ基板の移動方向に逆回転する研磨用ロールをカラーフィルタ基板に転接させることによってカラーフィルタ基板の表面を平坦に研磨する。
あるいは、水平に対をなす研磨用ロールを上下に設置、そのギャップを調整しておき、回転する両研磨用ロールの間にカラーフィルタ基板を研磨ラインに投入する(特許文献1参照)。
図5は、研磨用ロールを用いた研磨方法の一例を説明する上面図であり、カラーフィルタ基板1は移動方向12(矢印)に搬送され、回転する研磨用ロール8により研磨される。この場合、研磨用ロール8への加圧は、両端の加圧ポイント7であり、研磨方向9はパターンの配置方向11、およびカラーフィルタ基板の移動方向12と平行となる。
このときカラーフィルタ基板1は、その下面にコンベア、搬送ロール等の支持体が配置されており(図上表示せず)、そのような支持体面は剛性および平面度が不足している。その支持体上に載置したカラーフィルタ基板に対し研磨用ロールからの圧力を均一にかけることは難しく、従って均一に研磨することが困難である。
また、一般に突起部の研磨は、突起部の側面から研磨すると研磨量が多く、ストライプパターン方向には起伏がないためストライプパターンと平行な方向での研磨はほとんどできない。図5に示す例では、研磨用ロールの回転方向、すなわち研磨方向9と、基板の移動方向12、そしてカラーフィルタのパターンの配置方向11との関係は平行である。一般に、カラーフィルタのパターンの形成方向は、設計パターンにより異なるが、上記の研磨方向に平行なパターンでは研磨がほとんどできず、また垂直方向のパターンでは、ストライプパターンの片方の側面に偏って研磨される。このように研磨用ロールをカラーフィルタ基板面上の一方向に回転移動させることによりカラーフィルタ基板面を均一に研磨することは困難である。
以下に公知文献を記す。
特開2001−315052号公報
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、液晶表示装置用カラーフィルタを製造する際のカラーフィルタ基板のサイズが更に大面積になっても、カラーフィルタ基板の全面においてカラーフィルタ表面を均一に研磨することのできる研磨機を提供することであり、また、上記液晶表示装置用カラーフィルタの縦横どちらのストライプパターンであっても基板面を均一に研磨するカラーフィルタ用研磨機を提供することを課題とする。
本発明の請求項1に係る発明は、板状基板表面をロール状研磨工具の回転により研磨する研磨機において、水平な長尺状の架台上に、被研磨基板を載置固定する定盤と、該定盤を投入側と搬出側との間で移動可能にする搬送機構と、2台1組のロール状研磨工具を水平方向の傾き角が基板移動方向に対し30°以上90°未満でかつ互いに線対称となる角度で配置した研磨部とを少なくとも設け、前記研磨工具をその下面が定盤の移動方向と反対方向に50〜600rpmで回転させた状態の研磨部に定盤を通過させることにより前記基板表面を研磨することを特徴とする研磨機である。
本発明の請求項2に係る発明は、前記ロール状研磨工具は、その表面がポリウレタン又は不織布からなることを特徴とする請求項1に記載の研磨機である。
本発明の請求項3に係る発明は、前記ロール状研磨工具は上下動する機構を備え、基板への垂直方向の押し当て量を設定可能であることを特徴とする請求項1乃至2のいずれか1項に記載の研磨機である。
本発明の請求項4に係る発明は、前記基板表面の、前記研磨工具との接触部の平面度を±30μm以内としたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の研磨機である。
本発明の請求項5に係る発明は、板状基板表面をロール状研磨工具の回転により研磨する、前記本発明の請求項1乃至4のいずれか1項に記載の研磨機を用いたカラーフィルタ用研磨機であって、前記基板表面の、前記研磨工具との接触部の平面度を±30μm以内としたことを特徴とするカラーフィルタ用研磨機である。
本発明の研磨機を用いれば、堅固で且つ平面な定盤にカラーフィルタ基板を固定したあと、カラーフィルタ用研磨機のガイドレールを介してカラーフィルタ用の研磨機内を移動することにより、カラーフィルタ基板の全面にわたってゆがみ無く均一な平面が形成されるため、研磨工具から均一な加圧を与えて研磨することが可能となる。
また本発明の研磨機を用いれば、カラーフィルタ基板を固定した定盤の移動方向と直交方向側に傾きをもって設置された研磨用ロールにて研磨することにより、縦横どちらのストライプパターンであっても、突起部がやや側面から研磨されるため、基板面を均一に研磨することが可能となる。
さらに、本発明の研磨機を用いれば、研磨用ロールの軸を昇降させることで、研磨用ロールのカラーフィルタ基板への押し当て量の調整が可能となり、研磨量の調整が可能となる。
以下に本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明による液晶表示装置用カラーフィルタ用研磨機の一実施例を説明する図であり、(a)は上面図、(b)は側面図である。
図1(a)〜(b)に示すようにステージ上19上に設けられた定盤10上にカラーフィルタ基板1が載置され、カラーフィルタ基板1の着色層が形成された面より上方に、一対のロール状の研磨工具(研磨用ロール)20a、20bが配置されている。この近辺を、以下、研磨部29と呼ぶ。前記投入側37から搬出側38方向にカラーフィルタ基板1を載置したステージ19を搬送する領域を、以下、搬送部39と呼ぶ。
本発明の研磨機の架台30上には、搬送方向に沿ってその両端にラック(ギア)34が配置されている。さらに、前記ラック34の内側に各々ラックに並行するようにガイドレール32が配置されている。前記架台30上には、その搬送方向両端の所定の位置に研磨工具受が配置され、その一方端の所定位置に角度のみが可変の研磨工具受け21a、21bが、他方端の所定位置にその配置位置および角度が可変の研磨工具受け22a、22bがあり、一方端と他方端の研磨工具受け21a、22aの一対に1本のロール状の研磨工具20aが付設され、同様に残りの研磨工具受け21b、22bの一対に1本のロール状の研磨工具20bが付設されている。
前記ロール状の研磨工具20a、20bの一方の端部は、所定位置の研磨工具受け上21a、21bに付設され、角度のみが可変となり、その反対側の端部は配置位置および角度が可変の研磨工具受け上22a、22bに付設され、必要に応じて、研磨工具受け22aと研磨工具受け22bとの間隔を拡大、若しくは縮小させ、各々のロール状の研磨工具20a、20bの搬送方向との間で挟む傾き角を拡大、若しくは縮小させることができる。なお、各々研磨工具受け21a、21b、22a、22bでは、位置の移動時、ロール状の研磨工具20a、20bの中心位置は、ガイドレール間の中心位置、すなわち、カラーフィルタ基板1の中心位置と重なるように工夫されている。
また、図1(a)のガイドレール32上には、定盤10が付設され、定盤10に連結されたピニオン33を介してガイドレール32及びラック34と連動され、定盤10が一定速度で移動する。定盤10には、カラーフィルタ基板1が載置されており、定盤面に沿うように固定されている。カラーフィルタ基板1を定盤面に固定したことにより、カラーフィルタ基板自身の基材歪は修正されており、カラーフィルタ基板表面は水平、平面性が維持されている。ラック34は、駆動を伝達する役割である。ガイドレール32は、定盤10を安定して、平行に載置する役割である。研磨処理時には、ガイドレール32面上では、ロール状の研磨工具の下側表面との段差は常時同一段差になるように工夫されている。
架台30では、カラーフィルタ基板1は、図左側の投入側37から投入され、図右の搬出側38から搬出する。投入側37、搬出側38では、カラーフィルタ基板用移載装置を用いて、定盤10上に自動的に脱着する。ガイドレール上には、定盤に連結されたピニオンを介してラック及びガイドレールからなる搬送部と連動され、定盤が移動方向に搬送される。
図1(b)の側面図では、定盤10上にカラーフィルタ基板1が固定されている。定盤10の両側のピニオン33はラック34を介して定速度で移動しながらロール状の研磨工具20へ投入される。ロール状の研磨工具20の研磨時では、ロール状の研磨工具20は、定盤の移動方向と逆方向、すなわち時計周りに高速回転している。この場合、ロール状の研磨工具20の表面とカラーフィルタ基板1の表面との接触の間隔、すなわち押し込み量は付設したエアシリンダー24を加減する方法で調整する。研磨工具受け22aの側面には、加圧センサー23と、エアシリンダー24が配置されている。加圧センサー23は、その幅方向に複数個が配置され、必要に応じて加圧状態をモニターし、その計測データより圧力分布等の情報を出力する。また、エアシリンダー24は、加圧情報により、最適な加圧状態を維持する役割を備えている。
定盤10上に固定され一体化したカラーフィルタ基板の上面にはロール状の研磨工具20、定盤10の下面にガイドレール32が配置されており、ガイドレール32面上でカラーフィルタ基板を載置した状態で加圧されている。従って、ガイドレール32面での平面性が安定して維持されていることにより、カラーフィルタ基板自身の表面は、平面性を維持したままで研磨することができる。研磨装置では、ロール状の研磨工具20aは、架台30の線a−0上に配置した研磨工具受け22aに付設されている。ガイドレール32は、架台30の線c−0上に配置されており、ガイドレール32上の線c’−0’に定盤10が付設されている。ロール状の研磨工具20からの圧力をガイドレール32面が受けることになり、カラーフィルタ基板面に均一に加圧され、均一に研磨することができる。本発明の研磨装置では、カラーフィルタ基板及び定盤の厚さを均一にして、ガイドレール32の高さ位置、ロール状の研磨工具20の高さ位置をそれぞれ独立して高さを制御する方法を採用した。
図2は、本発明のカラーフィルタ用研磨機の研磨部の一実施例を説明する上面図である。各々のロール状の研磨工具20a、20bの傾き角を拡大、若しくは縮小する方法を説明する。
図2では、定盤10のセンターは、線c−c’であり、ロール状の研磨工具20a、20bのセンターは線c−c’に重なる位置に付設されている。ロール状の研磨工具20a、20bの線対称軸となる中心線は線o−o’である。ロール状の研磨工具と基板移動方向に直行する線(o−o’)であり、基板搬送方向と同方向である。カラーフィルタのパターンは、カラーフィルタ基板の移動方向と平行、若しくは直行する方向に配列されており、本発明の研磨装置では、ロール状の研磨工具を基板搬送方向に対し30°以上90°未満となる角度で配置した。従って、研磨用ロールの2本を一対とした研磨用ロールによる研磨処理では、研磨面が金一となるようにように、前側の研磨用ロールと後側研磨用ロールを対称に配列した。前側の研磨用ロール20aの傾き角は、c−c’とo−a’との角度で、プラス(+向き)とした。後側の研磨用ロール20bの傾き角は、c−c’とo−b’との角度で、マイナス(−向き)とした。図2上では、前側の研磨用ロール20aの傾き角は、+θ(+向きθ)で、後側の研磨用ロール20bは−θ(−向きθ)である。基板移動方向に対する傾き角が30°以上から90°未満の範囲で最適となる研磨角に設定する。
図3は、本発明による研磨方法の一実施例を説明する、研磨機の定盤の側断面図である。
ロール状の研磨工具は、そのロール方向に複数の加圧センサーと、エアシリンダーを装備し、前記ロール状の研磨工具の加圧制御は、各々の加圧センサーからの情報により、エアシリンダーが作動し、ロール状の研磨工具の表面とカラーフィルタ基板の表面とが接触する状態を基準位置(d’―0’)、0mmに設定し、ロール状の研磨工具をカラーフィルタ基板側に垂直に押し込む方向に3mm下降する加圧を上限とし、逃げる方向に3mm上昇、すなわち0mmを下限とした加圧範囲で調整する。
図3では、ガイドレール32の表面を線c’−0’とし、そのガイドレール32上に付設した定盤の表面は、線d’−0’とし、線d’−0’がロール状の研磨工具の表面に接する高さを基準位置とした。ロール状の研磨工具20の表面は、カラーフィルタ基板の表面(線d’−0’)との接触する状態を基準位置−0mmに設定した後、カラーフィルタ基板側に垂直に押し込む方向に3mmまで下降する加圧上限とした。加圧範囲は、最大加圧を3mm、最小加圧を0mmの範囲で調整する。
本発明では、定盤10内の表面は、堅固且つ平面で高精度、例えば、ステンレス材を用い、平面度±30μmの精度で作製した。基準位置の設定方法は、公知の技術、例えばレーザ照射による位置検出等を用いる場合もある。
本発明の研磨機を用いた研磨方法を説明する。ロール状の研磨工具20でカラーフィルタ基板1面を加圧しながら、ロール状の研磨工具20をカラーフィルタ基板1の移動方向と反対方向に50〜600rpmの回転をさせながら、カラーフィルタ基板1を移動方向に進めてカラーフィルタ基板の表面を研磨する。
前記ロール状の研磨工具20は、加圧センサー23からの情報によりエアシリンダー24が作動し、押し込み量を加減する方法で調整、制御する。従って、ロール状の研磨工具20とカラーフィルタ基板1との接触面の圧力分布が改善され、短辺中央部と短辺両端部における研磨圧力差が減少し、研磨後の均一性が向上する。
ロール状の研磨工具20では、前記加圧の制御範囲内の撓み量が−0〜0.5mmとなるようにその強度を設定した。均一圧力値での研磨では、多品種対応での均一性向上に効果的なものになる。
本発明のロール状の研磨工具20では、その表面はポリウレタン、又は不織布からなり、高速回転する表面をカラーフィルタ基板1の表面に接触させて研磨する。
一対のロール状の研磨工具の基板移動方向に対する傾き角が30°〜90°未満の角度の範囲で選択、例えば45°に設定した場合、ロール状の研磨工具20aはその研磨方向は、基板移動方向に対し右45°(+向き)となり、次のロール状の研磨工具20bはその研磨方向は、基板移動方向に対し左45°(−向き)となり、一対のロール状の研磨工具20a、20bを用いたカラーフィルタ基板面と接触させ、研磨する方法である。その研磨時は、ロール状の研磨工具をカラーフィルタ基板の移動方向と反対方向に、50〜600rpmの回転をさせながら、カラーフィルタ表面を研磨するカラーフィルタ用研磨方法である。
本発明による液晶表示装置用カラーフィルタの研磨方法の一実施例を説明するカラーフィルタ用研磨機であり、(a)は、上面図であり、(b)は、側面図である。 本発明による液晶表示装置用カラーフィルタの研磨方法の一実施例を説明するカラーフィルタ用研磨機の研磨部の上面図である。 本発明による液晶表示装置用カラーフィルタの研磨方法の一実施例を説明するカラーフィルタ用研磨機の定盤の側断面図である。 従来の液晶表示装置用カラーフィルタの研磨方法の一例を説明するカラーフィルタ用研磨機の上面図である。
符号の説明
1…ガラス基板(カラーフィルタ基板)
7…加圧ポイント
8…研磨用ロール
9…研磨方向
10…定盤
11…パターン配列方向
12…移動方向
19…ステージ
20…ロール状の研磨工具
20a…ロール状の研磨工具
20b…ロール状の研磨工具
21a…研磨工具受け
21b…研磨工具受け
22a…研磨工具受け
22b…研磨工具受け
23…加圧センサー
24…エアシリンダー
29…研磨部
30…架台
32…ガイドレール
33…ピニオン
34…ラック
37…投入側
38…搬出側
39…搬送部

Claims (5)

  1. 板状基板表面をロール状研磨工具の回転により研磨する研磨機において、
    水平な長尺状の架台上に、被研磨基板を載置固定する定盤と、該定盤を投入側と搬出側との間で移動可能にする搬送機構と、2台1組のロール状研磨工具を水平方向の傾き角が基板移動方向に対し30°以上90°未満でかつ互いに線対称となる角度で配置した研磨部とを少なくとも設け、前記研磨工具をその下面が定盤の移動方向と反対方向に50〜600rpmで回転させた状態の研磨部に定盤を通過させることにより前記基板表面を研磨することを特徴とする研磨機。
  2. 前記ロール状研磨工具は、その表面がポリウレタン、又は不織布からなることを特徴とする請求項1に記載の研磨機。
  3. 前記ロール状研磨工具は、上下動する機構を備え、基板への垂直方向の押し当て量を設定可能であることを特徴とする請求項1、又は2に記載の研磨機。
  4. 前記基板表面の、前記研磨工具との接触部の平面度を±30μm以内としたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の研磨機。
  5. 板状基板表面をロール状研磨工具の回転により研磨する、前記本発明の請求項1乃至4のいずれか1項に記載の研磨機を用いたカラーフィルタ用研磨機であって、
    前記基板表面の、前記研磨工具との接触部の平面度を±30μm以内としたことを特徴とするカラーフィルタ用研磨機。
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